JP2011024703A - コーヒーメーカー - Google Patents

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保 杉▲崎▼
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【課題】複数杯分のコーヒーを独立して抽出できると共に、装置自体も従来と同様の大きさを維持することができ、しかもコストアップにならないような新規なコーヒーメーカーを提供する。
【解決手段】コーヒーメーカー100は、第1,第2の水タンク1,2、これらに第1,第2の給水チューブ3,4を介して個別に接続されたヒーター7、収納したコーヒー粉20に第1,第2の給湯チューブ10,11を介してヒーター7からの湯が注がれることによりコーヒーを抽出してカップ21a,22へ流下させる第1,第2の抽出器12,13を備える。ヒーター7は第1,第2の加熱管路8,9内の水を加熱する。加熱管路8,9で得られた湯は、第1,第2の給湯チューブ10,11を介して第1,第2の抽出器12,13へ給湯される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数杯分のコーヒーをそれぞれ独立して同時に抽出可能なコーヒーメーカーに関し、さらに詳しくは、それぞれの水の抽出量やコーヒー豆(粉)などの量を独立してセットすることができ、コーヒー豆の種類や濃さなどを好みに合わせてそれぞれ抽出することができるコーヒーメーカーに関する。
コーヒーメーカーは、例えば、特許文献1に示されるように、容器内の水をヒーターで加熱し、加熱された湯をコーヒー豆(粉)が充填されたフィルタの上から注ぎ入れ、これによって抽出されたコーヒーがカップ等に流下する、いわゆる、ドリップ式コーヒーメーカーである。このコーヒーメーカーは1台で1カップから複数カップ分の量のコーヒーを抽出することができ、従来のコーヒーメーカーとしては一般的な構成となっている。これに対して、2つのコーヒー抽出部を備え、それによって同時に2つのカップにそれぞれ別々にコーヒーを抽出できるようにしたものが既に商品化されている。
図4は、上述した2つのカップに別々にコーヒーを抽出可能な従来のコーヒーメーカー200の概略構成を示す図である。図示されたコーヒーメーカー200は、第1のコーヒー抽出部210と、第2のコーヒー抽出部220を備えて構成されている。
従来のコーヒーメーカー200は、少なくとも2カップ分の水202を貯えることができる容量の水タンク211と、水タンク211に接続された給水チューブ212と、給水チューブ212の途中に設けられた逆止弁213と、給水チューブ212に接続される加熱管路214と、加熱管路214に密接して給水チューブ212から送られてくる水を加熱するヒーター215と、ヒーター215によって加熱された湯を給湯するための給湯チューブ216と、給湯チューブ216の先端が二股に分岐されて形成され、コーヒー粉201aの入ったフィルタ203aがセットされた抽出器217に湯を注湯する注湯管218と、コーヒー粉201bの入ったフィルタ203bがセットされた抽出器227に湯を注湯する注湯管228と、を備えて構成されている。
このコーヒーメーカー200によって2杯のコーヒーを抽出する場合について説明すると、まず、初めに図示しないスタートボタンが押されると逆止弁213が開き、水タンク211からの水が給水チューブ212を介して加熱管路214に至る。加熱管路214に至った水はヒーター215によって加熱される。ヒーター215で加熱された湯は、給湯チューブ216を通過した後、注湯管218、228によって二経路に分けられ、抽出器217,227のフィルタ203a,203b内に充填されたコーヒー粉201a、201bへそれぞれ注がれる。これによって抽出されたコーヒーはカップ204a,204b内に流下し、最終的に2杯分のコーヒーがカップ204a,204bに抽出される。なお、1杯分のコーヒーを抽出する場合には、図示しない切り替えスイッチによって注湯管218、228の一方側を閉じることによって一方側からのみ湯が注がれるようにして行う。
特開平11−221156号公報
しかし、上述した従来のコーヒーメーカーによれば水タンクを1つしか持つことができないので2杯分を同時に抽出する場合、それぞれの抽出量に大きな差が発生したり、場合によっては抽出したコーヒーの味が大きく異なったりする可能性が高い。また、2杯分を同時に抽出した場合、抽出時間が約2倍になるため、抽出温度が大きく下がってしまうのでコーヒーの味が悪くなる。更に、1杯分のみを抽出した場合の味と大きく異なってしまうという問題があった。
この場合、水タンクを2つ設けると共に2つの抽出経路を独立して設けることも考えられる。しかし、その場合には、2つのヒーターと2経路の給水チューブや加熱管路を配置することになるため、それらを配置するためのスペースが必要となり、従ってコーヒーメーカーが大型化するという問題がある。さらに、使用する部品点数が増加するためコストアップ及び生産工程の工数の増加を招くおそれがある。
従って、本発明の目的は、複数杯分のコーヒーを独立して抽出できると共に、装置自体も従来と同様の大きさを維持することができ、しかもコストアップにならないような新規なコーヒーメーカーを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明は、独立した複数の水タンクと、それぞれの水タンクごとに接続された複数の給水チューブと、複数の給水チューブごとに連結された複数の加熱管路と、複数の加熱管路のそれぞれと接触し、各加熱管路内を流通する水を加熱するためのヒーターを備えたヒーターと、複数の加熱管路のそれぞれに対応して設けられた複数の抽出器であって、複数の加熱管路で加熱された湯を抽出器の内部に収容されたコーヒー粉に注ぎ入れることによりコーヒーの抽出を行うための複数の抽出器とを備えてなることを特徴とするコーヒーメーカーを提供する。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコーヒーメーカーにおいて、加熱管路は、給水チューブの一部として形成されていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のコーヒーメーカーにおいて、複数の水タンクは、1つの水タンクを隔壁によって仕切ることにより形成されていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のコーヒーメーカーにおいて、ヒーターは1つであり、複数の水タンク、複数の給水チューブ、複数の加熱管路及び複数の抽出器は、それぞれが2つからなることを特徴とする。
本発明に係るコーヒーメーカーによれば、複数杯分のコーヒーを独立して抽出できると共に、1杯分のコーヒーを抽出する場合と複数杯分のコーヒーを抽出する場合とでお湯の温度変化が少ないために味の変動が少なく、1杯分でも複数杯分でも同じ味で抽出を行う異ができるという効果がある。
また、複数の加熱管路を加熱するヒーターを共用としたので、複数のヒーターを配置するためのスペースを設ける必要がなく、そのため、従来のコーヒーメーカーと同様の大きさにすることができるという効果がある。また、部品点数も従来のコーヒーメーカーに対してそれほど増加しないので、コストアップを招くことなく製造することができるという効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係るコーヒーメーカーの概略構成を示す図である。 図1に示すコーヒーメーカーの制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るコーヒーメーカーの処理を示すフローチャートである。 従来のコーヒーメーカーの概略構成を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るコーヒーメーカーの給水系を示す図である。なお、図1においては、コーヒーメーカーの主要部(給水系)を示し、その構成部材の殆どを内蔵する本体ケース等については図示を省略している。
(コーヒーメーカーの構成)
コーヒーメーカー100は、所定量の水を収容する第1,第2の水タンク1,2と、第1の水タンク1に接続された第1の給水チューブ3と、第2の水タンク2に接続された第2の給水チューブ4と、第1の給水チューブ3の途中に設けられた第1の電磁弁5と、第2の給水チューブ4の途中に設けられた第2の電磁弁6と、ヒーター7と、第1,第2の給水チューブ3,4に接続されると共にヒーター7の両側に配設された第1,第2の加熱管路8,9と、第1,第2の加熱管路8,9からの湯を流通させる第1,第2の給湯チューブ10,11と、コーヒー粉23aの入ったフィルタ22aがセットされると共に第1の給湯チューブ10からの湯が注がれる第1の抽出器12と、コーヒー粉23bの入ったフィルタ22bがセットされると共に第2の給湯チューブ11からの湯が注がれる第2の抽出器13とを備えている。尚、第1の電磁弁5及び第2の電磁弁6の代わりにそれぞれ逆止弁を用いた構成とすることも可能である。
なお、図1において、第1の給水チューブ3、第1の加熱管路8及び第2の給湯チューブ10は、個別の部品を連結する構成でもよいが、例えば上記3つの機能を併せ持つ1本の銅等の金属チューブから成り、同様に第2の給水チューブ4、第2の加熱管路9及び第2の給湯チューブ11も1本の金属チューブから成っている。
なお、第1,第2の水タンク1,2は、図示を省略しているが、通常、開閉式又は着脱式の蓋が設けられている。また、水タンク1と水タンク2は図1においては一体化されており、間仕切り(隔壁)を設けて2つに分ける構成にしたが、独立した2つのタンクにして相互間に若干の距離を設けて配置する構成にしてもよい。また、第1,第2の水タンク1,2を着脱自在に構成すれば第1,第2の水タンク1,2を取り外し、例えば、図示しない浄水器等から直接給水することも可能となる。なお、コーヒー抽出時には、第1の抽出器12の直下にカップ21aがセットされ、第2の抽出器13の直下にカップ21bがセットされる。
第1,第2の加熱管路8,9は、ヒーター7の加熱面に密接するように配設されている。更に、ヒーター7と第1,第2の加熱管路8,9には、水、埃等の加熱部分への侵入を防止し、且つユーザーの火傷防止及び安全性確保のために図示しないカバー、保温部材等が設けられている。
抽出器12,13は、例えば、円錐状を成して底部に開口を有するバスケットホルダーと、このバスケットホルダーの内側にセットされるバスケットと、このバスケットの内側にセットされると共にコーヒー粉が入れられる上記フィルタ22a,22b(ペーパーフィルター、メッシュフィルター等)を有している。
図2は、コーヒーメーカーの制御系の構成を示すブロック図である。制御系30は、コーヒーの抽出開始を指示するためのスタートボタン、動作表示LED、電源スイッチ、電源ランプ等を含む操作部31と、制御部32と、制御部32の制御の基に上記第1,第2の電磁弁5,6及び上記ヒーター7を駆動する駆動部33と、商用電源(AC100V)に接続される電源プラグ35を通して取得した交流電源を基に制御系30が必要とする各種の電源を生成する電源部34とを備えている。
制御部32は、例えば、図示しないCPU、RAM及びROMからなるメモリ、インターフェース(I/F)回路等を備えたマイクロコンピュータであり、上記ROMに格納されたプログラムに従って、後述する図3に示す様な処理を実行する。
(コーヒーメーカーの動作)
(1つのカップへのコーヒー抽出)
次に、図1〜図3を参照し、コーヒーメーカー100のコーヒー抽出の動作を説明する。図3は、制御部32による処理を示すフローチャートである。1つのカップ、例えば、図1に示すカップ21aに第1の水タンク1及び抽出器12を用いてコーヒーを抽出する場合、ユーザーは、まず第1の水タンク1に規定量の水を注入する。更に第1の抽出器12にフィルタ22aをセットすると共にフィルタ22aに好みの種類及び量のコーヒー粉23aを入れる。更にユーザーは、所定の位置にカップ21aをセットした後、コーヒーメーカー100の電源プラグ35を商用電源のコンセントに挿入する。なお、上記した操作の順番は、適宜入れ替わってもよい。
次に、ユーザーは、図示しない電源スイッチをON(S301:ON)にした後、操作部31に設けられているスタートボタンのうち、カップ21aへの抽出に対応したスタートボタンを押す(S302:Yes)。このスタートボタンを押してから一定時間(例えば、数秒)内にカップ21bへの抽出に対応したスタートボタンが操作されなかった場合、制御部32及び駆動部33は、第1の電磁弁5を開く動作、ヒーター7への通電及びタイマー(制御部32のROMに設定されたソフトウェアタイマー)をONにする制御を実行する(S303、S304、S305:No、S308)。
これにより、第1の水タンク1からの水が第1の給水チューブ3を通して加熱管路8に供給されることにより、第1の加熱管路8内の水がヒーター7によって加熱される。第1の加熱管路8内に発生した湯が第1の給湯チューブ10を介して第1の抽出器12のフィルタ22aに注がれることで、コーヒーが抽出される。この抽出されたコーヒーはカップ21aへ流下する。
制御部32は、第1の電磁弁5が開いて(タイマーON)から一定時間が経過(タイムアップ)したことを判定すると(S309:Yes)、駆動部33を動作させて第1の電磁弁5を閉じる(OFF)と共にヒーター7への通電を終了する(S310)。以上により、1回分のコーヒー抽出が完了する。
(2つのカップへの同時抽出)
次に、2つのカップ21a,21bに同時にコーヒーを抽出する動作について説明する。この場合、ユーザーは第1,第2の抽出器12,13にフィルタ22a,22bをセットすると共に、このフィルタ22a,22bに好みの種類及び量のコーヒー粉23a,23bを入れる。また、所定の位置にカップ21a,21bをセットする。次に、ユーザーは、操作部31のスタートボタンを2杯分に対応させて操作する(S302:Yes、S305:Yes)。
この操作によって第1,第2の電磁弁5,6が開く(S303、S306)と共にタイマーONになり(S304、S307)、更にヒーター7への通電が開始される(S308)。これにより、第1及び第2の水タンク1,2からの水が第1,第2の給水チューブ3,4を通して第1,第2の加熱管路8,9に供給されると共に、第1,第2の加熱管路8,9内の水がヒーター7によって加熱される。ヒーター7により加熱された第1,第2の加熱管路8,9内の湯は、第1,第2の給湯チューブ10,11を介して第1,第2の抽出器12,13に注がれることにより、コーヒーが抽出されると共に抽出されたコーヒーはカップ21a,21bに流下する。
第1,第2の電磁弁5,6が開いてから一定時間が経過(タイムアップ)すると(S309:Yes)、制御部32は第1,第2の電磁弁5,6が閉じるように駆動部33を動作させる(S310)。これにより、第1,第2の加熱管路8,9への給水が停止し、1回分のコーヒー抽出が完了する。尚、電磁弁5,6の開閉制御は、第1,第2の給湯チューブ10,11に図示しない流量計を設け、所定量の湯が供給されたことを検知することによって行うように構成することもできる。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によれば、第1及び第2の水タンク1,2、1つのヒーター7、及び第1,第2の抽出器12,13を備えた構成により、2杯分のコーヒーを独立して抽出できると共に、1杯分のコーヒーを抽出する場合に比べ湯の温度変化が少ないために味の変動を少なくでき、抽出数にかかわらず同じ味でコーヒー抽出を行うことができる。
また、1つのヒーター7によって第1,第2の加熱管路8,9を加熱する構成としたので、従来の様に複数のヒーターを配置するスペースを必要とせず、従来のコーヒーメーカーと同等の大きさにすることができる。更に、部品点数も従来のコーヒーメーカーに対してそれほど増加しないので、コストアップの低減及び生産工程の工数低減を図ることができる。
更に、1つのカップを抽出する場合には、第1の加熱管路8又は第2の加熱管路9のうち使用しない方の第1の加熱管路8又は第2の加熱管路9がヒートシンクのように機能するので水が沸騰するまでの時間がその分遅れることになり抽出時間を長く取ることができる。そのため濃厚でおいしいコーヒーを抽出することが可能となる。
次に、実施例について説明する。表1は、図1に示す構成において、第1,第2の水タンク1,2を用いるが、給水・給湯を同時に行わず、1カップ毎に順次コーヒー抽出を行った場合である。この場合のヒーター7の消費電力は、100V、270Wである。
Figure 2011024703
表2は第1,第2の水タンク1,2を用いて2つのカップに対して同時にコーヒー抽出を行った場合である。
Figure 2011024703
[比較例]
次に、比較例を例示する。表3は、図4に示す構成において、水タンク211に120ccの水を入れ、更に図示しないセレクタの操作によって給湯チューブ216から注湯管218にのみ給湯されるようにし、コーヒーの抽出をカップ204aにのみ行ったものである。また、表4は、図4に示す構成において、ヒーター215の消費電力を100V、220Wにし、水タンク211に240ccの水を入れてカップ204a,204bのそれぞれにコーヒーの抽出を行ったものである。
Figure 2011024703
Figure 2011024703
実施例において、120ccのコーヒーを抽出した場合、1カップ抽出の場合が190秒であり、2カップ同時抽出の場合が260秒であった。また、抽出温度は1カップ抽出の場合が84〜86℃であり、2カップ同時抽出の場合が81〜84℃であった。これに対し、実施例の表1及び表2と比較例の表3及び表4とを比べて明らかなように、実施例と比較例の1カップ抽出の場合とではそれほど差はないが、比較例の2カップ同時抽出の場合は、2カップ分の水を加熱する必要があるため抽出時間が365秒と実施例の場合に比べて約2分ほど長く、且つ、給湯チューブの出口温度は71〜74℃と約10℃以上低く、更にカップ内温度も70℃を下回ることとなった。また、比較例の1カップ抽出と2カップ同時抽出を比べた場合、1カップ抽出の場合が195秒であるのに対して2カップ同時抽出の場合は365秒となっており、2カップ同時抽出の場合は1カップ抽出の場合に比べて約2倍近い時間がかかると共に、抽出温度も1カップ抽出の場合が79〜82℃であるのに対して2カップ同時抽出の場合が71〜74℃と10℃近い差があった。従って、従来のコーヒーメーカーでは2カップ同時抽出の場合と1カップ抽出の場合とで抽出条件が大きく変動するためコーヒーの味も大きく変化するおそれがあることが容易に推察される。これに対して、実施例のコーヒーメーカーの場合は2カップ同時抽出の場合と1カップ抽出の場合とで温度や時間などの抽出条件が大きく変動することがないので常に安定した味を引き出すような抽出を行うことができる。このように、本発明のコーヒーメーカー100は、抽出時間、出口温度及びカップ内温度について従来構成のものに比べていずれも優れているといえる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、上記実施の形態では2カップの構成を示したが、3カップ以上の構成であってもよい。
また、コーヒーメーカー100は、上記したペーパードリップ式に限るものではなく、他の方式、例えばサイフォン式等であってもよい。更に、抽出したコーヒーの収容にカップを用いたが、カップに限定されるものではなく、どのような収納容器であってもよい。
また、加熱管路8,9は、図1の配管敷設形状に限定されるものではなく、少ない消費電力により効率良く加熱される配置やパターンであれば、どのような配管敷設形状であってもよい。
また、コーヒーメーカー100は、給湯用のポンプを備えた構成や、コーヒー豆を砕くミル等を備えた構成も可能である。
抽出器12,13に入れる被抽出物を、コーヒー豆(粉)に代えて紅茶、緑茶等にすることで、コーヒーメーカー以外の用途にも適用可能である。
1 第1の水タンク
2 第2の水タンク
3 第1の給水チューブ
4 第2の給水チューブ
5 第1の電磁弁
6 第2の電磁弁
7 ヒーター
8 第1の加熱管路
9 第2の加熱管路
10 第1の給湯チューブ
11 第2の給湯チューブ
12 第1の抽出器
13 第2の抽出器
21a カップ
21b カップ
22a フィルタ
22b フィルタ
23a コーヒー粉
23b コーヒー粉
30 制御系
31 操作部
32 制御部
33 駆動部
34 電源部
35 電源プラグ
100 コーヒーメーカー

Claims (4)

  1. 独立した複数の水タンクと、
    それぞれの前記水タンクごとに接続された複数の給水チューブと、
    前記複数の給水チューブごとに連結された複数の加熱管路と、
    前記複数の加熱管路のそれぞれと接触し、各加熱管路内を流通する水を加熱するためのヒーターと、
    前記複数の加熱管路のそれぞれに対応して設けられた複数の抽出器であって、前記複数の加熱管路で加熱された湯を当該抽出器の内部に収容されたコーヒー粉に注ぎ入れることによりコーヒーの抽出を行うための複数の抽出器と、
    を備えてなることを特徴とするコーヒーメーカー。
  2. 請求項1に記載のコーヒーメーカーにおいて、
    前記加熱管路は、前記給水チューブの一部として形成されていることを特徴とするコーヒーメーカー。
  3. 請求項1又は2に記載のコーヒーメーカーにおいて、
    前記複数の水タンクは、1つの水タンクを隔壁によって仕切ることにより形成されていることを特徴とするコーヒーメーカー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のコーヒーメーカーにおいて、
    前記ヒーターは1つであり、
    前記複数の水タンク、前記複数の給水チューブ、前記複数の加熱管路及び前記複数の抽出器は、それぞれが2つからなることを特徴とするコーヒーメーカー。
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