JP2011019819A - Suction tool for vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、電気掃除機用吸込具に関する。 The present invention relates to a vacuum cleaner suction tool.
電気掃除機用吸込具として、回転ブラシを備える吸込具が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の吸込具において、回転ブラシは、吸込具に回転自在に設けられた回転子と、回転子から所定長さで突出するように回転子の外周に植設されたブラシ毛とを含んでおり、回転子が回転すると、ブラシ毛が被清掃面上の塵挨を掻き上げる。掻き上げられた塵埃は、電気掃除機本体に設けられた電動送風機が発生する吸引力によって、吸込具内に吸引され、電気掃除機本体へ送られる。
As a vacuum cleaner suction tool, a suction tool including a rotating brush is known (see Patent Document 1).
In the suction tool described in
最近では、回転ブラシは、塵挨を掻き上げる機能だけでなく、被清掃面を蹴って吸込具を被清掃面上で自走させたり、床拭き用シートを外周に巻き付けて、この床拭き用シートで被清掃面(床面)を拭いたりする機能も有している。
そこで、回転ブラシによって吸込具を円滑に自走させ、床拭き用シートを回転ブラシに円滑に巻き付けることが望まれている。さらに、回転ブラシのブラシ毛の寿命の低下を抑え、髪の毛などの長尺ごみがブラシ毛に絡みつくことを防止できると好ましい。
Recently, rotating brushes not only have a function to scrape dust, but also to clean the floor by kicking the surface to be cleaned and letting the suction tool run on the surface to be cleaned, or by wrapping a floor cleaning sheet around the periphery. It also has a function of wiping the surface to be cleaned (floor surface) with a sheet.
Therefore, it is desired that the suction tool is smoothly self-propelled by the rotating brush and the floor wiping sheet is smoothly wound around the rotating brush. Furthermore, it is preferable to prevent the life of the bristles of the rotating brush from being reduced, and to prevent long dust such as hair from becoming entangled with the bristles.
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、回転ブラシを備える構成において、回転ブラシによって円滑に自走でき、床拭き用シートを回転ブラシに円滑に巻き付けることができる電気掃除機用吸込具を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、回転ブラシのブラシ毛の寿命の低下を抑えることができる電気掃除機用吸込具を提供することを別の目的とする。
The present invention has been made under such a background, and in a configuration provided with a rotating brush, the suction for a vacuum cleaner can smoothly run by the rotating brush and can smoothly wrap the floor wiping sheet around the rotating brush. The main purpose is to provide ingredients.
Another object of the present invention is to provide a suction tool for a vacuum cleaner that can suppress a reduction in the life of the bristles of the rotating brush.
また、この発明は、回転ブラシのブラシ毛に長尺ごみが絡みつくことを防止できる電気掃除機用吸込具を提供することをさらに別の目的とする。 Another object of the present invention is to provide a vacuum cleaner suction tool capable of preventing long dust from being entangled with the bristles of a rotating brush.
請求項1記載の発明は、底面に吸込用の開口を有するハウジングと、前記ハウジング内に、前記開口に臨むように設けられ、清掃時に一方向へ回転駆動される回転ブラシと、を有し、前記回転ブラシは、前記ハウジングに回転自在に支持され、前記回転ブラシの回転軸となる芯体と、前記芯体の外表面において前記一方向に間隔を隔てて複数設けられ、硬さの異なる複数種類のブラシ毛が植立された基部と、を含み、各前記基部において、硬いブラシ毛は、柔らかいブラシ毛に対して、前記一方向における下流側に並んで配置され、柔らかいブラシ毛よりも毛丈が短いことを特徴とする、電気掃除機用吸込具である。
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記回転ブラシの回転軸方向における硬いブラシ毛の植毛間隔は、前記回転軸方向における柔らかいブラシ毛の植毛間隔より広いことを特徴とする、請求項1記載の電気掃除機用吸込具である。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、この電気掃除機用吸込具では、ハウジング内に設けられた回転ブラシが、ハウジングの底面の開口に臨んでおり、清掃時に一方向へ回転駆動されることで、被清掃面上の塵埃を開口へ掻き上げる。これにより、電気掃除機用吸込具は、塵埃をハウジング内へ効率的に吸い込むことができる。
ここで、回転ブラシは、回転軸となる芯体と、芯体の外表面において前記一方向(回転ブラシの回転方向)に間隔を隔てて複数設けられて硬さの異なる複数種類のブラシ毛が植立された基部とを含んでいる。
According to the first aspect of the present invention, in the vacuum cleaner suction tool, the rotating brush provided in the housing faces the opening on the bottom surface of the housing and is driven to rotate in one direction during cleaning. Then, dust on the surface to be cleaned is scraped up to the opening. Thereby, the vacuum cleaner suction tool can efficiently suck dust into the housing.
Here, the rotating brush includes a core body serving as a rotating shaft, and a plurality of types of brush hairs having different hardnesses provided in the outer surface of the core body at intervals in the one direction (the rotating direction of the rotating brush). Including a planted base.
これにより、各基部に、被清掃面や床拭き用シートに強くグリップする硬いブラシ毛が存在することから、回転ブラシのグリップ力を高めることができる。そのため、回転ブラシによって電気掃除機用吸込具を円滑に自走させ、床拭き用シートを回転ブラシに円滑に巻き付けることができる。
そして、各基部において、硬いブラシ毛は、柔らかいブラシ毛に対して、前記一方向における下流側に並んで配置されているので、回転ブラシの回転中において、硬いブラシ毛は、柔らかいブラシ毛よりも先に被清掃面に接触する。硬いブラシ毛は、撓みにくいことから、被清掃面に接触しても、前記一方向における上流側へ倒れ込んで柔らかいブラシ毛に接触することがほとんどない。また、柔らかいブラシ毛が被清掃面に接触することで前記一方向における上流側へ倒れ込んでも、その先に硬いブラシ毛が存在しない。よって、硬いブラシ毛と柔らかいブラシ毛とが互いに接触することによって生じ得る柔らかいブラシ毛の磨耗(柔らかいブラシ毛の寿命の低下)を抑えることができる。
Thereby, since the hard brush hair which grips strongly to a to-be-cleaned surface or a floor-wiping sheet | seat exists in each base part, the grip force of a rotating brush can be raised. Therefore, the suction tool for a vacuum cleaner can be smoothly self-propelled by the rotating brush, and the floor wiping sheet can be smoothly wound around the rotating brush.
And in each base part, since the hard brush hair is arranged along with the downstream in the one direction with respect to the soft brush hair, during rotation of the rotating brush, the hard brush hair is more than the soft brush hair. First contact the surface to be cleaned. Since hard brush bristles are difficult to bend, even if they come into contact with the surface to be cleaned, they hardly fall down to the upstream side in the one direction and come into contact with soft bristles. Moreover, even if the soft brush bristles come into contact with the surface to be cleaned and fall down to the upstream side in the one direction, there are no hard bristles ahead. Therefore, it is possible to suppress wear of the soft brush hair (decrease in the life of the soft brush hair) that may occur when the hard brush hair and the soft brush hair come into contact with each other.
ここで、硬いブラシ毛は撓みにくいことから、隣り合う硬いブラシ毛に隙間が生じやすいので長尺ごみがこの隙間に入り込みやすく、これにより、硬いブラシ毛には長尺ごみが絡みつきやすい。
しかし、各基部において、硬いブラシ毛は、柔らかいブラシ毛よりも毛丈が短いので、回転ブラシが回転する際、硬いブラシ毛が被清掃面上の長尺ごみに接触する前に、柔らかいブラシ毛がこの長尺ごみを開口へ掻き上げてしまうので、硬いブラシ毛に長尺ごみが絡みつくことを防止できる。
Here, since hard brush bristles are difficult to bend, gaps are likely to be formed between adjacent hard brush bristles, so that long garbage can easily enter these gaps, and thereby long garbage is easily entangled with hard brush bristles.
However, at each base, the hard brush hair is shorter than the soft brush hair, so when the rotating brush rotates, before the hard brush hair contacts the long dust on the surface to be cleaned, the soft brush hair However, since the long garbage is scraped up to the opening, it is possible to prevent the long garbage from being entangled with the hard brush hair.
請求項2記載の発明によれば、回転ブラシの回転軸方向における硬いブラシ毛の植毛間隔は、回転軸方向における柔らかいブラシ毛の植毛間隔より広い。そのため、回転ブラシのグリップ力を高めるのに最低限必要な量の硬いブラシ毛を確保しつつ、余分な硬いブラシ毛を省略できる。これにより、硬いブラシ毛で回転ブラシのグリップ力を高めつつ、長尺ごみが硬いブラシ毛に絡みつくことを極力抑えることができる。
According to the invention described in
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機用吸込具1の右側断面図であって、(a)は、電気掃除機用吸込具1が自走している状態を示し、(b)は、回転ブラシ10に床拭き用シート20が巻き付けられた状態を示している。以下では、図1における電気掃除機用吸込具1(以下では、単に「吸込具1」という。)の姿勢を基準として、吸込具1の前後左右方向を規定する。図1において、左側が前側であり、右側が後側であり、手前側が右側であり、奥側が左側である。また、左右方向は、幅方向と同義である。なお、図1の吸込具1は、床面X上に配置されて床面X上を清掃可能な状態にある。
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a right sectional view of a vacuum
図1を参照して、吸込具1は、ハウジング2とベンドパイプ3とを含んでいる。
ハウジング2は、幅方向に長手かつ上下方向に扁平で中空のボックス形状である。ハウジング2の底面2Aの前側には、幅方向に長手の主吸込口4(開口)が形成されており、ハウジング2の前面には、幅方向に長手の副吸込口5が形成されている。副吸込口5は、主吸込口4に対して前側から連続している。主吸込口4および副吸込口5は、ハウジング2内に連通している。
Referring to FIG. 1, the
The
ハウジング2の前面には、シャッター6が設けられている。シャッター6は、幅方向に長手の板状である。シャッター6は、幅方向から見て、前上側へ円弧状に膨出するように、湾曲している。シャッター6の前端には、前上側へ突出する凸部7が一体的に設けられている。シャッター6は、前上側から、副吸込口5を開閉可能に覆っている(図1では、シャッター6が副吸込口5を閉じた状態が示されている。)。
A shutter 6 is provided on the front surface of the
ハウジング2の後面の幅方向中央には、接続筒8が取り付けられている(図1において右下へ延びる斜線で構成されたハッチングが施された部分を参照)。接続筒8は、前後方向に延びる中心軸を有する略円筒状であり、ハウジング2の後面に対して後から挿通され、ハウジング2によって、上述した中心軸を中心として回動自在に支持されており、ハウジング2の一部となっている。接続筒8の内部は、ハウジング2内に連通している。接続筒8の後端面と外周部分の周上1箇所とは、連続して切欠かれており、切欠き部8Aとされる。
A connecting cylinder 8 is attached to the center of the rear surface of the
ベンドパイプ3は、図1では前後方向に長手であり、その前端3Aは、略球体状に形成されている。ベンドパイプ3の前端3Aは、ハウジング2の接続筒8の切欠き部8Aに対して後から挿通されており、これによって、ベンドパイプ3は、接続筒8(ハウジング2)によって支持されている。詳しくは、ベンドパイプ3では、前端3Aがハウジング2に連結され、後端3Bは、ハウジング2から後側へ突出している。この状態で、ベンドパイプ3は、前端3Aを支点として、接続筒8に対して回動自在である。図1では、ベンドパイプ3は、上下に回動自在である。そして、接続筒8が、前後方向に延びる中心軸を中心として回動自在であることから、ベンドパイプ3は、接続筒8に対して回動しつつ、接続筒8とともに、前後方向に延びる中心軸を中心として回動することができる。ベンドパイプ3の内部は、接続筒8の内部を介して、ハウジング2内に連通している。ベンドパイプ3の後端3Bは、ホース(図示せず)等を介して、電気掃除機本体(図示せず)に接続される。
The
清掃時に電気掃除機本体(図示せず)が運転されると、電気掃除機本体(図示せず)では、吸引力が発生し、この吸引力が、ベンドパイプ3およびハウジング2の内部に作用する。これにより、ハウジング2の底面2Aの上述した主吸込口4から、ハウジング2の外部の空気がハウジング2内に吸い込まれる。そのため、主吸込口4を床面Xに対向させると、床面X上の塵埃が、主吸込口4からハウジング2内に吸引される空気に乗って、主吸込口4からハウジング2内に吸い込まれ、その後、ベンドパイプ3、上述したホース(図示せず)を介して、電気掃除機本体(図示せず)に至り、電気掃除機本体(図示せず)内に溜められる。
When a vacuum cleaner body (not shown) is operated during cleaning, a suction force is generated in the vacuum cleaner body (not shown), and this suction force acts on the
なお、シャッター6が副吸込口5を開いていれば、主吸込口4だけでなく、副吸込口5からもハウジング2内に塵埃を吸い込むことができる。例えば、ハウジング2の底面2Aの主吸込口4でなく、副吸込口5が床面Xに上から対向するように、ハウジング2を起立させる。そうすると、ハウジング2において、副吸込口5側が底面となってベンドパイプ3側が天面となることで、ハウジング2が、前後方向(水平方向)に薄くなるので、壁と家具との間といった狭い箇所にハウジング2を差し込むことができる。そして、このような狭い箇所における床面Xの塵埃を、副吸込口5からハウジング2内に吸い込むことができる。ここで、シャッター6を開閉させる際に、シャッター6に設けられた凸部7が操作される。
If the shutter 6 opens the
ここで、ハウジング2の底面2Aにおいて主吸込口4より後側には、ローラ9が回転自在に取り付けられており、ローラ9が床面X上で転がることで、吸込具1を床面X上で円滑に動かすことができる。
そして、ハウジング2内には、回転ブラシ10が設けられている。回転ブラシ10は、芯体11と、基部12とを含んでいる。
Here, on the
A rotating
図2において、(a)は、回転ブラシ10の右側断面図であり、(b)は、(a)の回転ブラシ10の1つの基部12(第1基部12A)を回転ブラシ10の回転方向Yにおける下流側から見た図であり、(c)は、(b)の第1基部12Aの左側面図である。
図2(a)に示すように、芯体11は、中心軸が幅方向に延びる円柱または円筒状である。芯体11の左端部は、図示しない軸受を介してハウジング2(図1参照)の左端部によって回転自在に支持されており、芯体11の右端部は、図示しない軸受を介してハウジング2の右端部によって回転自在に支持されている。これにより、回転ブラシ10全体は、芯体11(厳密には芯体11の中心軸)を回転軸として、所定の一方向(右側面視で反時計回りの方向であり、図示した太い実線矢印を参照)に回転自在である。ここで、この一方向を、回転方向Yという。また、回転ブラシ10の回転軸方向は、幅方向である。
2A is a right sectional view of the
As shown in FIG. 2A, the
基部12は、芯体11の外周面において、芯体11の外周面の周方向(回転方向Yと同じ)に間隔を隔てて複数設けられている。各基部12は、幅方向に延びる帯状であって(図2(b)参照)、芯体11の外周面に部分的に露出されつつ、芯体11に埋め込まれている。
各基部12には、ウィングクロス13が取り付けられ、または、異なる種類のブラシ毛14〜17のうち対応するブラシ毛が植立されている。ウィングクロス13が取り付けられるのか、または、どの種類のブラシ毛14〜17が植立されるかに応じて、複数の基部12は、第1基部12A、第2基部12B、第3基部12Cまたは第4基部12Dに区別される。第1基部12A〜第4基部12Dは、それぞれ2つずつ設けられており、芯体11の外周面において、第1基部12A→第2基部12B→第3基部12C→第4基部12D→第1基部12A→第2基部12B→第3基部12C→第4基部12Dというように、回転方向Yにおいて、ほぼ等しい間隔を隔てて並んでいる。
A plurality of
Each
各第1基部12Aには、硬さの異なる2種類のブラシ毛14および15が植立されている。ここで、説明の便宜上、ブラシ毛14とブラシ毛15とを区別するため、ブラシ毛14を縮毛として図示し、ブラシ毛15を直毛として図示している。また、上述した「植立されている」ということは、ブラシ毛が、芯体11の外周面から芯体11の径方向における外側へ突出するように、対応する基部12において芯体11の外周面に露出される部分に植え付けられているということである。また、ブラシ毛の毛丈とは、ブラシ毛において、対応する基部12に植え付けられた根元から毛先までの長さである(図2(c)の毛丈AおよびBを参照)。
Two types of
ブラシ毛14の硬さとブラシ毛15の硬さとを比べると、ブラシ毛14は、相対的に柔らかく(撓みやすく)、ブラシ毛15は、相対的に硬い(腰が強くて撓みにくい)。また、ブラシ毛14の毛丈Aとブラシ毛15の毛丈Bとを比べると、ブラシ毛15の毛丈Bは、ブラシ毛14の毛丈Aより短く、毛丈Aの半分程度である(図2(c)参照)。
各第1基部12Aにおいて、ブラシ毛14およびブラシ毛15は、ともに、幅方向に延びる列をなしている(図2(b)参照)。ここで、幅方向におけるブラシ毛14の植毛間隔Cと、幅方向におけるブラシ毛15の植毛間隔Dとはほぼ等しい(図2(b)参照)。
Comparing the hardness of the
In each
そして、図2(a)に示すように、各第1基部12Aにおいて、硬いブラシ毛15(ブラシ毛15の列)は、柔らかいブラシ毛14(ブラシ毛14の列)に対して、回転方向Yにおける下流側に並んで配置されている。
第2基部12Bには、ブラシ毛16が植立され、第3基部12Cには、ウィングクロス13が取り付けられ、第4基部12Dには、ブラシ毛17が植立されている。
Then, as shown in FIG. 2A, in each
Brush
ブラシ毛16およびブラシ毛17は、ともに幅方向に延びる列をなしている。ブラシ毛16およびブラシ毛17は、ともに、毛丈がブラシ毛14の毛丈A(図2(c)参照)とほぼ同じであり、ブラシ毛15ほど硬くない。
ウィングクロス13は、柔軟性のある材料、たとえば起毛布で構成されており、幅方向に細長い帯状である。ウィングクロス13は、芯体11の外周面から芯体11の径方向における外側へ突出してから、回転方向Yとは反対の方向へ折れ曲り、ブラシ毛16の手前まで延びている。
Both the bristle 16 and the
The
このような回転ブラシ10は、上述したように芯体11がハウジング2(図1参照)の左端部および右端部によって回転方向Yへ回転自在に支持されていることから、ハウジング2内に回転可能に設けられている。また、この状態で、回転ブラシ10は、図1(a)に示すように、主吸込口4に上から臨んでおり、吸込具1が床面Xに配置された状態では、主吸込口4から床面Xに上から臨んでいる。このとき、回転ブラシ10において、下側部分は、主吸込口4から床面Xへ露出されている。
As described above, the rotating
ここで、ハウジング2内には、駆動手段18が設けられている。駆動手段18として、電気駆動されるモータや、主吸込口4からハウジング2内に吸い込まれる空気を受けて回転駆動されるタービンが挙げられる。電気掃除機本体(図示せず)の運転中(清掃時)には、駆動手段18が駆動されて駆動力を発生し、この駆動力が回転ブラシ10に伝達されることで、回転ブラシ10は、回転方向Yへ回転駆動される。つまり、駆動手段18は、回転ブラシ10を回転方向Yへ強制回転させる。
Here, driving means 18 is provided in the
回転ブラシ10が回転方向Yへ回転すると、ウィングクロス13、ブラシ毛14〜17が、回転方向Yの上流側への並び順(ウィングクロス13を先頭とすると、ウィングクロス13→ブラシ毛16→ブラシ毛15→ブラシ毛14→ブラシ毛17の順)で、床面Xに接触する。
ブラシ毛14、15、16および17は、床面Xに接触することで、床面X上の塵埃を、回転方向Yの下流側かつ上向きの方向(後上側)へ掻き上げることができる。掻き上げられた先には、主吸込口4があり、掻き上げられた塵埃は、上述したように、電気掃除機本体(図示せず)で発生した吸引力によって主吸込口4からハウジング2内に吸い込まれる。つまり、ブラシ毛14、15、16および17が塵埃を主吸込口4へ掻き上げるので、吸込具1は、塵埃をハウジング2内へ効率的に吸い込むことができる。
When the rotating
The brush bristles 14, 15, 16, and 17 can scrape dust on the floor surface X in the downstream and upward direction (rear upper side) in the rotation direction Y by contacting the floor surface X. There is a main suction port 4 at the tip of the scooping up, and the dust that has been scooped up from the main suction port 4 to the inside of the
ウィングクロス13は、床面Xに接触することで、床面Xを柔らかく拭く。なお、回転ブラシ10の回転中においてウィングクロス13が床面Xから離れた場合には、回転ブラシ10の回転による遠心力でウィングクロス13は芯体11の外周面から伸びようとすることにより、髪の毛などの長尺ごみが回転ブラシ10に絡みつくのを防止できる。
ここで、ブラシ毛14および15に関し、回転ブラシ10の回転中には、上述したように、ブラシ毛15が、ブラシ毛14よりも先に床面Xに接触するが、ブラシ毛15は、ブラシ毛14より硬く、毛丈が短いので(図2(c)参照)、床面Xに接触するときに、回転方向Yの上流側へあまり撓まず(倒れ込まず)、ブラシ毛14にほとんど接触しない。また、ブラシ毛14が、ブラシ毛15に続いて床面Xに接触することで、回転方向Yにおける上流側へ倒れ込んでも、その先にブラシ毛15が存在しない。
The
Here, regarding the
仮に、本実施例とは逆になるように、柔らかいブラシ毛14を硬いブラシ毛15に対して回転方向Yにおける下流側に並んで配置すると(後述する図4(a)参照)、ブラシ毛14は、ブラシ毛15よりも先に床面Xに接触し、その際、回転方向Yの上流側のブラシ毛15にもたれ掛かる(接触する)。このとき、ブラシ毛14では、毛先部分が、ブラシ毛15に接触しておらず、この毛先部分が、大きく撓みながら床面Xにこすり付けられる。そのため、回転ブラシ10の回転が続くにつれて、ブラシ毛14は、毛先部分において早く摩耗していく。
If the soft brush bristles 14 are arranged on the downstream side in the rotational direction Y with respect to the hard brush bristles 15 (see FIG. 4A described later) so as to be opposite to the present embodiment, the brush bristles 14 are arranged. Comes into contact with the floor surface X before the brush bristles 15 and leans (contacts) with the brush bristles 15 on the upstream side in the rotational direction Y. At this time, in the
しかし、本実施例では、上述したように、硬いブラシ毛15を、柔らかいブラシ毛14に対して回転方向Yにおける下流側に並んで配置することで(さらに、硬いブラシ毛15を柔らかいブラシ毛14より毛丈が短くなるように構成することで)、ブラシ毛14とブラシ毛15とが接触しないようにしている。これにより、ブラシ毛14とブラシ毛15とが互いに接触することによって生じ得るブラシ毛14の上述した摩耗(ブラシ毛14の寿命の低下)を抑えることができる。
However, in this embodiment, as described above, the hard brush bristles 15 are arranged side by side on the downstream side in the rotation direction Y with respect to the soft bristles 14 (in addition, the hard brush bristles 15 are replaced with the soft brush bristles 14. By configuring the hair length to be shorter), the
また、ブラシ毛15は、硬くて撓みにくいことから、隣り合うブラシ毛15に隙間が生じやすいので長尺ごみが隣り合うブラシ毛15の隙間に入り込みやすく、これにより、ブラシ毛15にはたくさんの長尺ごみが絡みつきやすい。このような不具合に対して、ブラシ毛15を、ブラシ毛14より毛丈が短くなるように構成することで対応している(図2(c)参照)。詳しくは、ブラシ毛15の毛丈Bがブラシ毛14の毛丈Aより短いことから(図2(c)参照)、図1(a)を参照して、回転ブラシ10が回転する際、ブラシ毛15が床面X上の長尺ごみに接触しようとする前に、ブラシ毛14が長尺ごみを主吸込口4へ掻き上げ、この長尺ごみは、すぐに、ハウジング2内に吸い込まれてしまう。そのため、硬いブラシ毛15に長尺ごみが絡みつくことを効果的に防止できる。
Further, since the
そして、このように回転する回転ブラシ10は、ウィングクロス13およびブラシ毛14〜17が床面Xに接触することで、床面Xにグリップし、床面Xを回転方向Yの下流側(後側)へ蹴る。これにより、吸込具1全体が、前側(図示した太い破線矢印Zを参照)へ自走することができる。特に、ブラシ毛15は、上述したように硬い(ウィングクロス13およびブラシ毛14〜17の中で最も硬い)ことから、回転ブラシ10は、ブラシ毛15において、床面Xに強くグリップする。そのため、硬いブラシ毛15を適用して回転ブラシ10のグリップ力を高めることで、回転ブラシ10によって吸込具1を所望の位置へ円滑に自走させることができ、吸込具1の操作性の向上を図ることができる。
Then, the rotating
そして、この吸込具1では、図1(b)に示すように、回転ブラシ10に床拭き用シート20を巻き付けて床拭き用シート20で床面Xの拭き掃除ができる。床拭き用シート20は、水やアルコール等(まとめで水分という。)が染み込んだ布または紙のシートであり、乾いたシートであってもよい。
拭き掃除を行うために、まず、床拭き用シート20を床面Xに敷き、回転している回転ブラシ10を床拭き用シート20(好ましくは床拭き用シート20の後端部)に対して後上側から接触させる。これにより、回転ブラシ10では、ウィングクロス13およびブラシ毛14〜17が床拭き用シート20に引っかかる(グリップする)ことで、床拭き用シート20が、後端側から、回転している回転ブラシ10へ引き寄せられ、回転ブラシ10の外周に複数層で巻き付けられる。
And in this
In order to perform wiping and cleaning, first, the floor wiping sheet 20 is laid on the floor surface X, and the rotating
ここで、ウィングクロス13およびブラシ毛14〜17では、硬いブラシ毛15が、特に強く床拭き用シート20にグリップするので、床拭き用シート20を、回転ブラシ10へ円滑に引き寄せ、回転ブラシ10に円滑に巻きつけることができる。
そして、床拭き用シート20が巻き付けられた状態で回転ブラシ10を引き続き回転させ、吸込具1を床面Xに押し付けると、床拭き用シート20によって床面Xを拭くことができる。この際、床拭き用シート20は、回転ブラシ10の回転に伴って床面Xをこするので、床面X上の汚れを効果的に拭き取ることができる。また、床拭き用シート20に上述した水分が含まれていると、この水分によって床面X上の油汚れなどの頑固な汚れを除去し、床面Xを磨き上げることができる。
Here, in the
Then, when the
ここで、ユーザの使い方によっては、床拭き用シート20が回転ブラシ10に巻き付けられた状態で吸込具1が長時間放置されることがある。しかし、回転ブラシ10に巻き付けられることで環状になった床拭き用シート20を硬いブラシ毛15が内側から突っ張って支えているので、他のブラシ毛14、16および17が床拭き用シート20の形状に沿って撓んだ(寝た)姿勢に癖付けられてしまうことを防止できる。ここで、ブラシ毛が寝た姿勢に癖付けられてしまうと、ブラシ毛が変形してしまってブラシ毛のグリップ力が低下してしまうので、改めて床拭き用シート20を回転ブラシ10に巻きつける際、床拭き用シート20を巻き付けにくくなるという不具合が生じ得る。
Here, depending on a user's usage, the
以上のように、回転ブラシ10の各第1基部12Aにおいて、床面Xや床拭き用シート20に強くグリップする硬いブラシ毛15を、柔らかいブラシ毛14より毛丈が短くなるように設け、さらに、ブラシ毛14に対して回転方向Yにおける下流側に並んで配置している。これにより、回転ブラシ10のグリップ力を高めつつ、ブラシ毛14の摩耗を抑え、さらには、ブラシ毛15に長尺ごみが絡みつくことやブラシ毛14、16および17の変形を防止できる。
As described above, in each
図3は、図2(b)に変形例1を適用した図である。
ここで、上述した幅方向におけるブラシ毛14の植毛間隔Cと、幅方向におけるブラシ毛15の植毛間隔Dとは等しくなくてもよく、具体的には、図3に示す変形例1のように硬いブラシ毛15の植毛間隔Dが柔らかいブラシ毛14の植毛間隔Cより広くてもよい。図3では、植毛間隔Dは、植毛間隔Cの3倍程度に設定されている。このようにすれば、回転ブラシ10のグリップ力を高めるのに最低限必要なブラシ毛15以外の余分なブラシ毛15を省略できる。これにより、ブラシ毛15で回転ブラシ10のグリップ力を高めつつ、長尺ごみがブラシ毛15に絡みつくことを極力抑えることができる。
FIG. 3 is a diagram in which the first modification is applied to FIG.
Here, the flocking interval C of the
図4において、(a)は、図2(a)に変形例2を適用した図であり、(b)は、図2(c)に変形例2を適用した図である。
また、上記した実施例では、各第1基部12Aにおいて、硬いブラシ毛15(ブラシ毛15の列)は、柔らかいブラシ毛14(ブラシ毛14の列)に対して、回転方向Yにおける下流側に並んで配置されているが(図2(a)参照)、図4(a)に示す変形例2のように、逆の順番で並んでいてもよい。
4A is a diagram in which the second modification is applied to FIG. 2A, and FIG. 4B is a diagram in which the second modification is applied to FIG. 2C.
Moreover, in the above-described embodiment, in each
変形例2では、柔らかいブラシ毛14(ブラシ毛14の列)が、硬いブラシ毛15(ブラシ毛15の列)に対して、回転方向Yにおける下流側に並んで配置されている。
このようにすれば、回転ブラシ10の回転中において、柔らかいブラシ毛14が硬いブラシ毛15よりも先に床面X(図1参照)に接触するようになる。そのため、床面X上の長尺ごみは、ブラシ毛14に掻き上げられ、すぐに、ハウジング2内に吸い込まれるので、硬いブラシ毛15に長尺ごみが絡みつくことを効果的に防止できる。さらに、硬いブラシ毛15が、回転方向Yにおける上流側から柔らかいブラシ毛14を支えているので、硬いブラシ毛15が撓みにくくなり、その分、上述した床拭き用シート20(図1(b)参照)を回転ブラシ10に円滑に巻きつけることができる。
In the modified example 2, the soft brush hairs 14 (rows of brush hairs 14) are arranged side by side downstream in the rotation direction Y with respect to the hard brush hairs 15 (rows of brush hairs 15).
In this way, during the rotation of the rotating
ただし、ブラシ毛15がブラシ毛14を支えるということは、ブラシ毛14がブラシ毛15に接触しやすくなるので、ブラシ毛14が摩耗しやすい。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、各第1基部12Aには、硬さの異なる2種類のブラシ毛14および15が植立されているが(図1参照)、2種類以上のブラシ毛が植立されても構わない。
However, the fact that the brush bristles 15 support the
The present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made within the scope of the claims. For example, although two types of
1 電気掃除機用吸込具
2 ハウジング
2A 底面
4 主吸込口
10 回転ブラシ
11 芯体
12A 第1基部
14 (柔らかい)ブラシ毛
15 (硬い)ブラシ毛
A 毛丈
B 毛丈
C 植毛間隔
D 植毛間隔
Y 回転方向
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ハウジング内に、前記開口に臨むように設けられ、清掃時に一方向へ回転駆動される回転ブラシと、
を有し、
前記回転ブラシは、
前記ハウジングに回転自在に支持され、前記回転ブラシの回転軸となる芯体と、
前記芯体の外表面において前記一方向に間隔を隔てて複数設けられ、硬さの異なる複数種類のブラシ毛が植立された基部と、
を含み、
各前記基部において、硬いブラシ毛は、柔らかいブラシ毛に対して、前記一方向における下流側に並んで配置され、柔らかいブラシ毛よりも毛丈が短いことを特徴とする、電気掃除機用吸込具。 A housing having a suction opening on the bottom surface;
A rotating brush provided in the housing so as to face the opening and driven to rotate in one direction during cleaning;
Have
The rotating brush is
A core that is rotatably supported by the housing and serves as a rotating shaft of the rotating brush;
A plurality of base hairs provided with a plurality of intervals in the one direction on the outer surface of the core body and planted with a plurality of types of brush hairs having different hardnesses;
Including
In each said base, a hard brush hair is arranged along with the soft brush hair in the downstream in the one direction, and the hair length is shorter than the soft brush hair, the vacuum cleaner suction tool .
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