JP2011019184A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの色数を検出する際のメモリの使用量を削減すること。
【解決手段】フラグレジスタ103は、処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する。フラグ設定回路102は、メモリ101に記憶された処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにし、加算回路104は、このフラグ設定回路102によってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばPC(personal computer)において、画像データの色数等を検出する場合に用いて好適な画像処理装置及び画像処理方法に関する。
画像処理を行う場合に、その処理対象となる画像データの色数を検出することがある。例えば、画像データの色数に応じて圧縮処理を行う場合などである。また、シンクライアントシステムにおいて、サーバ装置からクライアント装置に対して画像データを転送する際にも必要となる。
シンクライアントシステムとは、「サーバベースコンピューティング(SBC:Server Based Computing)システム」とも呼ばれ、サーバ装置とクライアント装置がLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、クライアント装置にて入出力・表示される全てのアプリケーションプログラムをサーバ装置上で動作させるようにしたものである。
このようなシンクライアントシステムでは、クライアント装置の操作入力に応じてサーバ装置側で処理更新される表示用の画像データが該サーバ装置からその画像更新の都度クライアント装置へと転送されて表示される。このため、サーバ装置では、ネットワーク上の複数のクライアント装置からの操作入力に応じた各処理を支障なく行うために、画像データの転送を如何に効率良く行うかが重要になってくる。
そこで、サーバ装置からクライアント装置へ画像データを転送する際に、前回の画像データに対して今回の画像データの変化部分を抽出すると共に、未変化部分の全ての画素データを透過色として一律に設定して転送することが考えられている。
画像データの未変化部分の全ての画素データを透過色として一律に設定するとは、当該画像データで使用されている色以外の未使用色を設定することである。サーバ装置から転送する画像データに透過色(未使用色)が何色あるのかを示す情報を付加しておくことで、クライアント装置では当該透過色に設定された画像部分の書き替え処理を省略することができる。
ここで、画像データの色数を検出する場合に、通常、色の種類毎の度数レジスタを設け、その画像データを構成する各画素の1つ1つを読み出して、これらの画素の色を個々に比較しながら、各色毎にカウントして、その結果を度数レジスタに格納していくといった方法が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−352558号公報
しかしながら、従来のように色の種類毎の度数レジスタに、全ての画素に関して1画素ずつカウントした色数を格納していく方法では、例えば画素の色がRGB各8ビットずつ計24ビットで表わされるとすると、度数レジスタは、その色を表す24ビットのデータが色数16,777,216色分のメモリ容量が必要となる。すなわち、24ビット×16,777,216色=402,653,184ビット(約50メガバイト)も必要となってしまう。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたもので、画像データの色数を検出する際のメモリの使用量を削減可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する色フラグ記憶手段と、前記処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにする色フラグ設定手段と、この色フラグ設定手段によってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する計数手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、前記色フラグ設定手段は、前記画素データの値を、前記行列からなる色フラグの1行のビット数で除算した結果の商と余りとから、前記オンにする色フラグのフラグを決定することを特徴としている。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、前記計数手段は、前記行列からなる色フラグの行におけるオンになった列のフラグの和を、行の数だけ順次算出し、その算出した行数分の和を加算することで、前記処理対象となる画像データの色数を算出することを特徴としている。
本発明の請求項4に係る画像処理装置は、前記請求項1に記載の画像処理装置において、前記色フラグ設定手段を複数備え、前記処理対象となる画像データにおける複数の画素データについて並列処理することを特徴としている。
本発明の請求項5に係る画像処理方法は、処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する色フラグ記憶ステップと、前記処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにする色フラグ設定ステップと、この色フラグ設定ステップによってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する計数ステップと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、色を表すデータを色フラグの各ビットで表し、対応するフラグを立てることで以前に入力されて検出済みの色かどうかを判別することで、色を表すデータ自体を色の種類毎に記憶する度数レジスタが不要としたので、画像データの色数を検出する際のメモリの使用量を削減可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置をコンピュータ装置に適用した場合の回路構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態におけるコンピュータ装置に備えられた画像処理回路にて行われる表示用画像データの生成処理を説明するための図である。 図3は、第1実施形態における画像処理回路の回路構成を示すブロック図であり、画像データの色数を検出するための回路構成を示す図である。 図4は、第1実施形態における画像処理回路のフラグ設定回路の詳細な構成を示す図である。 図5は、第1実施形態における画像処理回路のフラグレジスタに記憶された色フラグの詳細な構成を示す図である。 図6は、第1実施形態における画像処理回路の加算回路の詳細な構成を示す図である。 図7は、第1実施形態における画像処理回路の色数検出処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態におけるフラグ設定回路の動作を説明するためのフラグレジスタの色フラグへのフラグ設定結果の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態における加算回路の色数計算動作を説明するための図である。 図10は、従来の方法及び第1実施形態におけるメモリ使用量を説明するための図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置をコンピュータ装置に適用した場合の画像処理回路の回路構成を示すブロック図であり、画像データの色数を検出するための回路構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置をコンピュータ装置10に適用した場合の回路構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるコンピュータ装置10は、例えば、シンクライアントシステムにおけるサーバ装置として使用されるものである。このコンピュータ装置10は、装置全体の制御を行うCPU11を備える。CPU11には、システムバス12を介して、ROM13、RAM14、入力装置15、表示装置16、通信I/F(インターフェイス)17、外部記憶装置18、画像処理回路19、等が接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているプログラム、あるいは、図示せぬ外部記録媒体から不図示の媒体読取装置を介して読み取られたプログラム、あるいは、ネットワークを介して外部のサーバから提供されたプログラムを通信I/F17を介して読み込み、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
ROM13には、CPU11を起動するためのプログラムを含む各種データが予め記憶されている。RAM14は、CPU11の作業領域として用いられ、CPU11の動作に必要な各種データを記憶する。
また、このRAM14には、アプリケーションプログラムの起動に伴い、図示せぬクライアント装置からの入力イベントに応じて生成される表示用の画像データをフレーム単位で記憶するためのクライアント用フレームバッファとして、各クライアント装置毎に3つのフレームバッファが設けられている。なお、これらのフレームバッファについては、図2を参照して後述する。
入力装置15は、例えばキーボード、マウスなどの入力デバイスからなり、オペレータが各種データの入力や指示を行う場合に用いられる。表示装置16は、各種データを表示するものであり、例えばCRT(Cathode-ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などからなる。
通信I/F17は、ネットワークを介して接続されたクライアント装置との間のデータの送受信処理を行う。画像処理回路19は、クライアント装置に転送する表示用の画像データに対する様々な画像処理を行う部分であり、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置に相当する。この画像処理回路19は、画像データの特徴量の検出に必要な処理を実行する。ここで、画像データの特徴量の検出に必要な処理とは、具体的には、後述する「色数の検出処理」である。
外部記憶装置18は、例えば磁気ディスク、光ディスク、フレシキブルディスク、メモリカードなどの記憶媒体に、各データを保存記憶するものである。
このような構成において、CPU11は、ROM13に予め記憶されたシステムプログラムやアプリケーションプログラムに従ってRAM14を作業用メモリとして回路各部の動作を制御し、入力装置15からのキー入力や通信I/F17を介して受信される入力イベントに応じた処理を実行する。
このコンピュータ装置(サーバ装置)10において、図示せぬクライアント装置からの入力イベントに応じて生成された様々なデータは外部記憶装置18に記憶される。また、表示用の画像データは、RAM14に設けられた当該クライアント装置用のフレームバッファを使用して生成され、画像処理回路19により所定の方式で圧縮処理されて通信I/F17を介してクライアント装置に転送される。
図2は、コンピュータ装置10に備えられた画像処理回路19にて行われる表示用画像データの生成処理を説明するための図である。
RAM14には、表示用画像データを記憶するためのフレームバッファとして、3つのフレームバッファ14a,14b,14cが設けられる。ここで、フレームバッファ14bは、今回の表示更新で生成された変化後の画像データG’を記憶するためのものであり、フレームバッファ14aは、この今回画像(G’)の生成によって前回画像となった変化前の画像データGを記憶する。そして、フレームバッファ14cは、フレームバッファ14bに記憶された画像データG’を転送用の画像データとして処理した画像データGhnを記憶する。
すなわち、画像処理回路19は、RAM14内のフレームバッファ14aから読み出された前回(変化前)の表示用画像データGと、フレームバッファ14bから読み出された今回(変化後)の表示用画像データG’とを比較し、今回(変化後)の表示用画像データG’における画像の変化部分hを抽出する。
また、画像処理回路19は、今回(変化後)の表示用画像データG’の中で未使用の色nを検出する。そして、今回(変化後)の表示用画像データG’における画像の変化部分hをそのままに、それ以外の未変化部分の全画素データを前記未使用の色(透過色)nに置換した転送用の画像データGhnを生成する。この転送用の画像データGhnには、所定の圧縮処理が施された後、前記未使用の色(透過色)nおよび圧縮方式の情報が付加されて、通信I/F17からクライアント装置へ転送される。
以下に、画像データの特徴量の検出に必要な処理として、「色数の検出処理」を行う場合を想定して、画像処理回路19の具体的な構成とその処理動作について詳しく説明する。
図3は本発明の第1実施形態におけるコンピュータ装置10に備えられた画像処理回路19の回路構成を示すブロック図であり、画像データの色数を検出するための回路構成が示されている。
第1の実施形態において、この画像処理回路19には、コントローラ100とメモリ101とが設けられている。コントローラ100は、CPU11からの指示に従って画像処理回路19内の各回路部の動作を制御し、画像データの色数検出処理を実行する。メモリ101は、処理対象となる画像データを記憶する。なお、このメモリ101として、図1のRAM14を利用することでも良い。
また、この画像処理回路19には、画像データの色数検出処理に関わる構成要素として、フラグ設定回路102、フラグレジスタ103、加算回路104、色数レジスタ105が設けられている。
ここで、フラグレジスタ103は、処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する色フラグ記憶手段として機能する。また、フラグ設定回路102は、処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにする色フラグ設定手段として機能する。そして、加算回路104は、このフラグ設定回路102によってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する計数手段として機能し、その算出結果が色数レジスタ105に保存される。
図4は、フラグ設定回路102の詳細な構成を示す図である。このフラグ設定回路102は、除算回路102a、商レジスタ102b、余りレジスタ102c、フラグアドレス算出回路102dから構成される。除算回路102aには、メモリ101から画像データが1画素ずつ入力され、除算回路102aは、その入力された画素データの値を定数(詳細は後述する)で除算する。商レジスタ102bは、その除算の結果として得られる商の値を格納し、余りレジスタ102cは、その除算の結果として得られる余りの値を格納する。そして、フラグアドレス算出回路102dは、それら商レジスタ102bおよび余りレジスタ102cに格納された値に基づいてフラグレジスタ103のオンにするフラグのアドレスを算出する。
図5は、フラグレジスタ103に記憶された色フラグの詳細な構成を示す図である。この色フラグは、画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させたものである。例えば、画素データがRGB各8ビットずつ計24ビットで表わされるとすると、色の総数は16,777,216色となり、その総数分のフラグが存在する。本実施形態では、この16,777,216ビット分のフラグを、図5(A)に示すように、65,536(=256×256)行×256列の行列からなる色フラグとして構成している。すなわち、色フラグは、例えば第1行目のflg[0]は、図5(B)に示すように、1列目(ビット[0])がR=0,G=0,B=0の色に、2列目(ビット[1])がR=0(10進),G=0(10進),B=1(10進)の色に、・・・、255列目(ビット[255])がR=0(10進),G=0(10進),B=255(10進)の色に、というように、各フラグが画素データの色の種類毎に対応している。
フラグ設定回路102の除算回路102aにおける除算の際に使用する定数は、この色フラグの1行のビット数に相当する。従って、本実施形態では、「256」である。
なお、色フラグの1行のビット数は前記256に限定するものでないことは勿論であり、色フラグの列数および除算の定数は、色フラグの1行のビット数に応じて決まるものである。
図6は、加算回路104の詳細な構成を示す図である。この加算回路104は、ビット列加算回路104aと列和算出回路104bとから構成される。ビット列加算回路104aは、前記行列からなる色フラグの行におけるオンになった列のフラグの和を、行の数だけ順次算出する。また、列和算出回路104bは、そのビット列加算回路104aで算出した行の数だけの和を加算することで、画像データにおける色数を算出する。
次に、第1実施形態の動作について説明する。
図7は、第1実施形態における画像処理回路19の色数検出処理の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、画像処理回路19に備えられたコントローラ100によって実行される。
まず、コントローラ100は、フラグレジスタ103の各色の種類に対応したフラグの値をすべてオフ、本実施形態では“0”、に初期化しておく(ステップS1)。
そして、コントローラ100は、メモリ101から1画素の画素データを読み出してフラグ設定回路102に与えて、フラグ設定回路102により、フラグレジスタ103の色フラグのその画素データの色に対応するフラグをオン、本実施形態では“1”、に設定させる(ステップS2)。すなわち、フラグ設定回路102では、除算回路102aにより、読み込まれた画素データを定数、本実施形態では“256”で除算し、求めた商と余りを商レジスタ102bと余りレジスタ102cに格納する。そして、フラグアドレス算出回路102dは、それら商レジスタ102bおよび余りレジスタ102cに格納された値に基づいてフラグレジスタ103のオンにするフラグのアドレスを算出して、フラグレジスタ103の色フラグにおける当該アドレスのフラグを“1”に設定する。
この様子を図8に示す。
図8は、フラグ設定回路102の動作を説明するためのフラグレジスタ103の色フラグへのフラグ設定結果の一例を示す図である。例えば、読み出した画素データがRGB=516(10進)(すなわち、R=00000000(2進)、G=00000010(2進)、B=00000100(2進))であったとすると、除算回路102aは516/256の計算を行ない、その結果として、商レジスタ102bには「2」が、余りレジスタ102cには「4」が、それぞれ格納される。よって、フラグアドレス算出回路102dは、図8に示すように、色フラグのflg[2]の4列目(ビット[3])のフラグを示すアドレスを発生する。このアドレスをフラグレジスタ103に与えることで、該当するフラグが“1”に設定される。
その後、コントローラ100は、メモリ101に記憶した画像データの全画素に対する処理が終了したか否かを判別する(ステップS3)。未だ全画素分の処理が終了していなければ、前記ステップS2に戻って、次の1画素に対する処理を繰り返す。
而して、メモリ101に記憶した画像データの全画素分の処理が終了したならば、コントローラ100は、フラグレジスタ103の色フラグにおいて、前記フラグ設定回路102によってオンに設定されたフラグの数を、加算回路104に計数させることにより色数を算出する(ステップS4)。すなわち、加算回路104では、ビット列加算回路104aにより、行列からなる色フラグの行におけるオンになった列のフラグの和を、行の数だけ順次算出し、列和算出回路104bによって、そのビット列加算回路104aで算出した行の数だけの和を加算することで、画像データにおける色数を算出する。
この様子を図9に示す。
図9は、加算回路104の色数計算動作を説明するための図である。ビット列加算回路104aは、色フラグの1行分のフラグを先頭(ビット[0])からフラグの状態を読み込んでいき、“1”が立っている毎に+1カウントしていくことで、当該行において“1”が立っている数を計数する。これを、色フラグの行数分、繰り返す。これにより、例えば、色フラグのflg[0]において“1”が立っている数として「3」、色フラグのflg[1]において“1”が立っている数として「5」、・・・、色フラグのflg[65535]において“1”が立っている数として「2」、というように、各行におけるオンになった列のフラグの和を順次算出することができる。各行の算出結果は、順次、列和算出回路104bに与えられ、列和算出回路104bでは、それら順次与えられた算出結果を合計することで、画像データにおける色数を求めることができる。
そして、コントローラ100は、この加算回路104の列和算出回路104bの値を当該画像データの色数として色数レジスタ105にセットし(ステップS5)、ここでの処理を終了する。
色数レジスタ105にセットされた色数は、例えば画像データの圧縮処理の判断に用いられる。すなわち、コンピュータ装置10では、クライアント装置に転送する画像データの色数が所定数より多い場合に当該画像データを圧縮してから転送する。
このように、第1実施形態によれば、画像データの色数を検出する場合において、色を表す24ビットのデータを色フラグの各ビットで表し、対応するフラグを立てることで以前に入力されて検出済みの色かどうかを判別するので、色を表す24ビットのRGBデータ自体を、色の種類毎に記憶する度数レジスタが不要となるので、メモリ使用量の削減が可能となる。
図10は、従来の方法と第1実施形態におけるメモリ使用量を説明するための図である。
すなわち、従来の色の種類毎の度数レジスタに全ての画素に関して1画素ずつカウントした色数を格納していく方法では、図10(A)に示すように、度数レジスタは、24ビット×16,777,216色=402,653,184ビット(約50メガバイト)もメモリ容量が必要となってしまう。
これに対して、本第1実施形態のように、検出済みかどうかをフラグによって判断する構成を採用すると、図10(B)に示すように、256ビット×65,536行=16,777,216ビット(約2メガバイト)のメモリ使用量で済む。
このように、本第1実施形態では、メモリ使用量を従来の24分の1に削減することができるため、非常に効果的である。
また、画素データの値を行列からなる色フラグの1行のビット数で除算した結果の商と余りとから、オンにする色フラグのフラグを決定するようにしたので、簡単な構成で高速な決定が可能となる。
さらに、行列からなる色フラグの行におけるオンになった列のフラグの和を、行の数だけ順次算出し、その算出した行数分の和を加算することで、処理対象となる画像データの色数を算出するようにしたので、単純な計数処理で高速に色数を算出できる。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、画素データを1画素ずつ処理する場合の処理を示したが、複数画素同時に処理することも可能である。
図11は、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置をコンピュータ装置に適用した場合の画像処理回路の回路構成を示すブロック図であり、画像データの色数を検出するための回路構成を示す図である。
すなわち、本第2実施形態では、画像処理回路19は、4つのフラグ設定回路102A〜102Dを備えている。また、これらフラグ設定回路102A〜102Dは、何れも、図4に示したような前記第1実施形態におけるフラグ設定回路102の構成と同様の回路構成を有している。それ以外のコンピュータ装置10、画像処理回路19の構成は、前記第1実施形態と同様である。
動作に関しては、本実施形態では、前記のステップS2において、コントローラ100は、メモリ101から4画素の画素データを読み出して、それぞれ1画素ずつフラグ設定回路102A〜102Dに同時に与えて、各フラグ設定回路102A〜102Dで独立に、フラグレジスタ103の色フラグのその画素データの色に対応するフラグをオン(“1”)に設定させる。
これにより、本第2実施形態は、前記第1実施形態と同様の効果を奏するだけでなく、さらに、複数画素データを並列に処理することで処理時間の短縮化が図れる。従って、例えばシンクライアントシステムにおいて、コンピュータ装置10(サーバ装置)からクライアント装置に表示用の画像データを転送する際に、その画像データの色数に応じた処理を施してから送る場合でも時間をかけずに効率的に処理して速やかに送ることが可能となる。
さらに、処理時間の短縮化に伴い、消費電力を低減できるといった効果もある。
なお、同時処理される画素数は4画素に限定されるものではなく、フラグ設定回路を適宜設けることで、任意の画素数を同時に処理させることができることは勿論である。
また、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10…コンピュータ装置
11…CPU
12…システムバス
13…ROM
14…RAM
14a,14b,14c…フレームバッファ
15…入力装置
16…表示装置
17…通信I/F(インターフェイス)
18…外部記憶装置
19…画像処理回路
100…コントローラ
101…メモリ
102,102A〜102D…フラグ設定回路
102a…除算回路
102b…商レジスタ
102c…余りレジスタ
102d…フラグアドレス算出回路
103…フラグレジスタ
104…加算回路
104a…ビット列加算回路
104b…列和算出回路
105…色数レジスタ

Claims (5)

  1. 処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する色フラグ記憶手段と、
    前記処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにする色フラグ設定手段と、
    この色フラグ設定手段によってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する計数手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色フラグ設定手段は、前記画素データの値を、前記行列からなる色フラグの1行のビット数で除算した結果の商と余りとから、前記オンにする色フラグのフラグを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記計数手段は、前記行列からなる色フラグの行におけるオンになった列のフラグの和を、行の数だけ順次算出し、その算出した行数分の和を加算することで、前記処理対象となる画像データの色数を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記色フラグ設定手段を複数備え、前記処理対象となる画像データにおける複数の画素データについて並列処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 処理対象となる画像データを構成する画素データの色の種類毎に1ビットのフラグを対応させた行列からなる色フラグを記憶する色フラグ記憶ステップと、
    前記処理対象となる画像データから前記画素データ毎に色の種類を判別し、該当する前記行列からなる色フラグのフラグをオンにする色フラグ設定ステップと、
    この色フラグ設定ステップによってオンに設定された前記色フラグにおけるフラグの数を計数することにより、前記処理対象となる画像データの色数を算出する計数ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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