JP2011019150A - 通信装置および通信装置における回線速度切り替え方法 - Google Patents

通信装置および通信装置における回線速度切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の回線速度に対応可能で、ストリーム受信に最適化したタイミングで回線速度の切り替えを行うことにより、映像乱れを起こすことなく消費電力の抑制が図れる通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、通信手段と、通信速度監視手段と、回線速度切替手段と、制御手段を具備し、ネットワークを介してデータ配信装置との間でパケットの送受信を行い、
通信速度監視手段において通信手段における通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、所定の閾値を下回ったことが検知された場合、制御手段がデータ配信装置からのストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、回線速度切替手段が通信手段の回線速度の切り替えを行い、制御手段が回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、通信手段がデータ配信装置に対してストリームパケットの受信完了通知を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネット等のネットワークに接続されて利用される通信装置における通信制御技術に関するものである。
近年、通信網の発展により、インターネットを介してHDTV(High Definition TV:高精細テレビジョン)等の画像を含むマルチメディア情報に関するデータをリアルタイムで受信するものや、ベストエフォート型のダウンロード形式で受信するものなど、様々な配信サービスを通じて家庭やオフィスで気軽に視聴できる環境が普及してきている。
このような中で、特許文献1においては、イーサネット(登録商標)などのネットワークとのインターフェースのための通信装置であり、ネットワークとの間で複数のデータレート(回線速度)により通信が可能な通信装置において、ネットワークとの間で送受信するデータ量を監視し、そのデータ量に応じてリンク速度(回線速度)を最適化することにより、通信プロセスにおける性能を犠牲にせずに消費電力を削減する方法が開示されている。
特表2004−534314号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来の方法においては、ストリームのようなリアルタイム性が問われるデータの送受信中にリンク速度(回線速度)の変更(切り替え)を行うと、回線速度を切り替える際に生じる通信の一時切断が映像などの乱れの原因となるという課題を有していた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ストリーム受信に最適化したタイミングで回線速度の切り替えを行うことにより、パケット損失に伴う映像などの乱れを発生させることなく消費電力の抑制を図ることが可能な通信装置、並びに通信装置における回線速度切り替え方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の第1の発明の通信装置は、ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットを送信する通信手段と、前記通信手段における単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視手段と、前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信手段における回線速度を切り替える回線速度切替手段と、前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御手段を備え、前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御手段において前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記通信手段の前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を送信することを特徴とするものである。
また、本願の第2の発明の通信装置は、ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットや、前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットおよび送信要求を意味するパケットを送信する通信手段と、前記通信手段における単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視手段と、前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信手段における回線速度を切り替える回線速度切替手段と、前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御手段を備え、前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御手段において前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットを送信し、その後に前記通信手段の前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信要求を意味するパケットを送信することを特徴とするものである。
また、第3の発明の通信装置は、本願の第1または第2の発明の通信装置において、前記回線速度切替手段は、前記通信速度監視手段において前記通信速度が、前記所定の閾値を超えたことを検知された場合には、前記通信手段の回線速度を高速の回線速度に切り替え、前記所定の閾値を下回ったことを検知された場合には、前記通信手段の回線速度を低速の回線速度に切り替えることを特徴とするものである。
また、本願の第4の発明の通信装置における回線速度切り替え方法は、ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットを送信する通信ステップと、前記通信ステップにおける単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視ステップと、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信ステップにおける回線速度を切り替える回線速度切替ステップと、前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り換えが完了したか否かを確認する制御ステップを備え、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御ステップにおいて前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記通信ステップにおける前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を送信することを特徴とするものである。
また、本願の第5の発明の通信装置における回線速度切り替え方法は、ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットや、前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットおよび送信要求を意味するパケットを送信する通信ステップと、前記通信ステップにおける単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視ステップと、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信ステップにおける回線速度を切り替える回線速度切替ステップと、前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御ステップを備え、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御ステップにおいて前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットを送信し、その後に前記通信ステップにおける前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信要求を意味するパケットを送信することを特徴とするものである。
また、本願の第6の発明の通信装置における回線速度切り替え方法は、本願の第4または第5の発明の通信装置における回線速度切り替え方法において、前記回線速度切換ステップは、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が、前記所定の閾値を超えたことを検知された場合には、前記通信ステップにおける回線速度を高速の回線速度に切り替え、前記所定の閾値を下回ったことを検知された場合には、前記通信ステップにおける回線速度を低速の回線速度に切り替えることを特徴とするものである。
本発明の通信装置によれば、通信速度を監視し、通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、下回ったことが検知された場合に、ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで回線速度を切り換え、回線速度の切り換え完了を確認したタイミングでデータ配信装置に対してストリームパケットの受信完了通知を送信することにより、パケットロスによる映像などの乱れを発生させることを回避することが可能であり、かつ、回線速度を最適になるように切り替えることにより消費電力の抑制を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る通信装置を用いたネットワーク構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る通信装置が、単位時間当たりのデータ量に応じて回線速度を切り替える際の、回線速度と通信速度との関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る通信装置における制御部の回線速度切替時の処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態1における映像配信サーバと通信装置との間で、回線速度を10Mbpsから100Mbpsへ切替処理を行う際のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態2に係る通信装置における制御部の回線速度切替時の処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2における映像配信サーバと通信装置との間で、回線速度を10Mbpsから100Mbpsへ切替処理を行う際のシーケンスを示す図
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信装置を用いたネットワーク構成の一例を示す図であり、ネットワークは、通信装置101と映像配信サーバ102とパケット通信網103で構成される。なお、映像配信サーバ102は、特許請求の範囲に記載のデータ配信装置の一例である。
通信装置101と映像配信サーバ102は、パケット通信網103などのネットワークを介して、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のようなパケット化されたデータを用いて情報の伝達を行う。
映像配信サーバ102は、パケット通信網103を介して通信装置101に対し、映像ストリームをパケットに格納して送信する。映像ストリームとは、圧縮された映像データのことであり、例えば、MPEG2−TS(Moving Picture Experts Group 2−Transport Stream)がその一例である。
次に、図2を用いて、通信装置101の構成および動作について説明する。なお、図2は、本発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
図2において、通信装置101は、回線速度切替部201、通信部202、制御部203、通信速度監視部204、バッファ部205および映像デコード部206で構成される。なお、特許請求の範囲に記載の通信手段は通信部202と制御部203で構成され、通信速度監視手段は通信速度監視部204と制御部203で構成され、回線速度切替手段は回線速度切替部201と制御部203で構成され、制御手段は制御部203がこれに相当する。
回線速度切替部201は、通信部202の回線速度を制御する。具体的には、回線速度切替部201は、制御部203から10Mbpsへの回線速度切替指示が入力されると、通信部202に対して10Mbpsへの回線速度切替処理を実施し、制御部203から100Mbpsへの回線速度切替指示が入力されると、通信部202に対して100Mbpsへの回線速度切替処理を実施する。
通信部202は、IEEE802.3u規格に準拠した通信機能を有し、10Mbpsおよび100Mbpsの2つの回線速度に対応することができ、制御部203から入力されたパケットをパケット通信網103に送信するとともに、パケット通信網103から受信したパケットを制御部203に転送する。
なお、一般的には、通信部202の消費電力は回線速度が低速であるほど低くなる。例えば、回線速度10Mbpsの時の通信部202の消費電力は、回線速度100Mbpsの時のそれと比べて低消費電力である。
通信速度監視部204は、通信部202が単位時間あたりに送受信するデータ量、すなわち通信速度を監視し、制御部203に対して、該データ量が所定の閾値を超えると閾値通知1を出力し、所定の閾値を下回ると閾値通知2を出力する。本発明の実施の形態1においては、監視する単位時間、すなわち、送受信するデータ量を計測する単位時間を1秒とし、所定の閾値を9Mbpsとする。
制御部203は、回線速度切替部201に対して、通信速度監視部204から閾値通知1が入力されると、100Mbpsの回線速度への回線速度切替指示を出力し、通信速度監視部204から閾値通知2が入力されると、10Mbpsの回線速度への回線速度切替指示を出力するとともに、パケット通信網103および通信部202を介して映像配信サーバ102から受信したパケットのTCP/IP処理を行い、パケットに格納された映像ストリームを抽出してバッファ部205に転送する。
バッファ部205は、制御部203から入力された映像ストリームを映像デコード部206に転送し、映像デコード部206は、バッファ部205から入力された映像ストリームに対してデコード処理および表示を行う。
次に、以上のように構成された通信装置101が、映像配信サーバ102から映像ストリームを受信中に、回線速度を10Mbpsから100Mbpsに切り替える仕組みについて説明する。
通信部202の回線速度の初期値は10Mbpsに設定されており、映像配信サーバ102から送信された映像ストリームを格納したパケット(映像ストリームパケットと称す)は、通信部202で受信されて制御部203に転送され、制御部203においてプロトコル処理が行われることにより抽出された映像ストリームが、バッファ部205を介して映像デコード部206に転送され、ここでデコード処理および表示が行われる。
このような一連の処理の流れの中で、通信速度監視部204は、通信部202で送受信される単位時間当たりのデータ量を監視し、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値である9Mbpsを超えた場合に、制御部203に対して閾値通知1を出力する。
制御部203は、通信速度監視部204から閾値通知1が入力されると、通信部202に対して所定のタイミングで映像配信サーバ102との通信を停止するように指示し、通信部202から通信停止の通知を受け取ると回線速度切替部201に対して、100Mbpsの回線速度への回線速度切替指示を出力する。
回線速度切替部201は、制御部203から回線速度切替指示を受けると、通信部202に対して回線速度を10Mbpsから100Mbpsへの切替処理を行い、切替処理が完了すると、制御部203に対して切替完了通知を出力する。
制御部203は、回線速度切替部201から切替完了通知を受け取ると、通信部202に対して、映像配信サーバ102との通信を再開するように指示する。
なお、制御部203が通信部202に指示して映像配信サーバ102との通信を停止するタイミング、および制御部203が回線速度切替部201に対して回線速度切替指示を出力するタイミングについては後述する。
次に、図3を用いて、通信装置101が、パケット通信を行う中で、単位時間当たりのデータ量すなわち通信速度に応じて回線速度を切り替える際の、回線速度と単位時間あたりのデータ量(通信速度)との関係について説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態1に係る通信装置が、単位時間当たりのデータ量に応じて回線速度を切り替える際の、回線速度と通信速度との関係を示す図である。
図3においては、縦軸を通信部202で送受信される単位時間当たりのデータ量(通信速度)、横軸を経過時間としたときの、通信装置101における通信速度の変化に対応する回線速度の変化の一例が示されている。
まず、視聴者は、通信装置101を用いて、パケット通信網103を介して映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信して視聴する。その際の単位時間当たりのデータ量は6Mbps(S1)である。
時間(時刻)T1になると、視聴者は、映像ストリームの視聴と平行して、映像配信サーバ102から10Mbpsの映像コンテンツのダウンロードを開始する。これにより、通信装置101で送受信される単位時間当たりのデータ量は、時刻T4において16Mbps(S2)まで増大する。この時、時刻T3において所定の閾値である9Mbps(Th1)を超えることになるので、回線速度は、時刻T3において、10Mbpsから100Mbpsに切り替えられる。
映像コンテンツのダウンロードは時刻T5において完了し、時刻T7には再び送受信される単位時間当たりのデータ量は6Mbps(S1)に戻る。この時、時刻T6において所定の閾値である9Mbps(Th1)を下回ることになるので、回線速度は、時刻T6において、100Mbpsから10Mbpsに切替えられる。
通信部202の消費電力は、回線速度が10Mbpsの時の方が100Mbpsの時よりも低いため、通信装置101が送受信する単位時間当たりのデータ量に応じて、回線速度を切り替えることにより、通信装置101における消費電力を抑制することが期待できる。
しかしながら、単純に単位時間あたりのデータ量を監視し、単位時間あたりのデータ量に応じて回線速度を切り替えた場合には、映像ストリーム視聴中における回線速度の切替動作に伴うパケットの損失(パケットロス)という課題が発生する。
例えば、IEEE802.3u規格に対応した通信インターフェースにおいては、回線速度を切り替える際に、一度通信を断絶した上で再度新しい通信速度での接続確立を試みるため、その間は通信不能に陥り、映像配信サーバ102から受信した映像ストリームパケットを損失し、再送制御に伴うパケットの到着遅延により、バッファ部205の枯渇および映像乱れの原因となり得る。
このような問題を解決する為に、本発明の実施の形態1においては、回線速度を切り替えるタイミングと、映像配信サーバ102と通信装置101の間の通信処理のタイミングを連動させる仕組みを導入することで、パケットの損失を回避する。
以下に、図3を参照しながら図4を用いて、回線速度切替時におけるパケットの損失回避の仕組みについて説明する。なお、図4は、本発明の実施の形態1に係る通信装置における制御部の回線速度切替時の処理の流れを示すフローチャートである。
図4において、制御部203は、映像ストリームの受信を開始し(S401)、現在の回線速度が10Mbpsであるか否かを判断する(S402)。ステップS402において、現在の回線速度が10Mbpsであると判断された場合(ステップS402においてYESの場合)には、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたか越えていないかを判断する(S403)。
ステップS403において、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えていないと判断された場合(ステップS403においてNOの場合)には、引き続き、ステップS403において、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたか越えていないかを判断し、一方、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたと判断された場合(ステップS403においてYESの場合)には、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断する(S404)。
ステップS404において、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えていないと判断された場合(ステップS404においてNOの場合)には、引き続き、ステップS404において、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断し、一方、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたと判断された場合(ステップS404においてYESの場合)には、回線速度を10Mbpsから100Mbpsへの切替処理を行い(S405)、回線速度切替処理が完了したか否かを判断する(S406)。
ステップS406において、回線速度切替処理が完了していないと判断された場合(ステップS406においてNOの場合)には、引き続き、ステップS406において回線速度切替処理が完了したか否かを判断し、一方、回線速度切替処理が完了したと判断された場合(ステップS406においてYESの場合)には、ステップS404において受信し終えたパケットに対するACK(ACKnowledgement)パケットを返信し(S407)、処理を終了する(S413)。
また、ステップS402において、現在の回線速度が10Mbpsではない、すなわち
100Mbpsであると判断された場合(ステップS402においてNOの場合)には、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったか下回っていないかを判断する(S408)。ステップS408において、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回っていないと判断された場合(ステップS408においてNOの場合)は、引き続き、ステップS408において単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったか下回っていないかを判断し、一方、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったと判断された場合(ステップS408においてYESの場合)には、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断する(S409)。
ステップS409において、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えていないと判断された場合(ステップS409においてNOの場合)には、引き続き、ステップS409にて映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断し、一方、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたと判断した場合(ステップS409においてYESの場合)には、回線速度を100Mbpsから10Mbpsへの切替処理を行い(S410)、回線速度切替処理が完了したか否かを判断する(S411)。
ステップS411において、回線速度切替処理が完了していないと判断された場合(ステップS411においてNOの場合)には、引き続き、ステップS411にて回線速度切替処理が完了したか否かを判断し、一方、回線速度切替処理が完了したと判断された場合(ステップS411においてYESの場合)には、ステップS409において受信し終えたパケットに対するACKパケットを返信し(S412)、処理を終了する(S413)。
次に、図5を用いて、以上のように動作する制御部203を備えた通信装置101が、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信中に、パケットロスを引き起こすことなく回線速度を切り替える動作について説明する。なお、図5は、本発明の実施の形態1における映像配信サーバと通信装置との間で、回線速度を10Mbpsから100Mbpsへ切替処理を行う際のシーケンスを示す図である。
図5において、回線速度が10Mbpsの状態で、映像配信サーバ102から(1)ストリームパケットAが送信され、通信装置101の制御部203は、ストリームパケットAを受信すると、通信部202を介して(2)ストリームパケットAに対するACKパケットを返信する。この段階で、通信速度監視部204は、制御部203に対して、単位時間当たりのデータ量が(3)所定の閾値Th1を超えたことを通知し、(4)制御部203は、ストリームパケットBの受信を以て、(5)回線速度切替部201に対して回線速度の切替を指示する。
回線速度切替部201は、通信部202に対して、(6)10Mbpsから100Mbpsへ回線速度の切替処理を行い、(7)切替処理完了を以て、(8)制御部203に対して切替完了通知を出力する。制御部203は、回線速度切替部201から切替完了通知を受け取ると、通信部202を介して映像配信サーバ102に対し、(9)ストリームパケットBに対するACKパケットを送信する。(10)映像配信サーバ102は、通信装置101からストリームパケットBに対するACKパケットを受信した後、通信装置101に対してストリームパケットCを送信する。
以上のように、映像配信サーバ102がストリームパケットBに対するACKパケット待ちをしている間に、通信装置101は、映像配信サーバ102からのストリームパケットBの受信を完了した後に、回線速度切替処理を完了させることで、回線速度切替に伴う通信断絶によるパケット損失を回避することが可能となり、映像などの乱れを発生させることなく消費電力の抑制を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施の形態2に係る通信装置を用いたネットワーク構成、および本発明の実施の形態2に係る通信装置の構成は、それぞれ、図1および図2に示した本発明の実施の形態1に係る通信装置101を用いたネットワーク構成、および本発明の実施の形態1に係る通信装置101の構成と同様であるので、同じ符号を用い、ここでは説明を省略する。
本発明の実施の形態2においては、通信装置101の制御部203は、映像配信サーバ102に対してACKパケットを返信する際に、ACKパケットのTCP(Transmission Control Protocol)ヘッダ内にあるウィンドウサイズを制御して、パケットロスを回避する。
ここで、ウィンドウサイズとは、TCP通信のフロー制御に用いられるフラグであり、TCPヘッダに格納される。また、ウィンドウサイズは、クライアントである通信装置101が送達確認なしに連続して受信できるデータ量を指し、ウィンドウサイズが0(ゼロ)ということは、通信装置101がデータを全く受信できないことを意味し、ウィンドウサイズが0のACKパケットを受信した映像配信サーバ102は、通信装置101に対する映像配信を一時停止する。
また、ウィンドウサイズが1以上ということは、通信装置101がウィンドウサイズ1以上のデータを受信できる状態にあることを意味し、ウィンドウサイズが1以上のACKパケットを受信した映像配信サーバ102は、通信装置101に対して映像配信を開始する。
通常、ウィンドウサイズは、クライアントである通信装置101のバッファの空きサイズに比例して制御するものであるが、本発明の実施の形態2においては、回線速度の切り替え前後の制御情報として用いていることが特徴である。
以下に、図6を用いて、本発明の実施の形態2に係る回線速度切替時におけるパケットの損失回避の仕組みについて説明する。なお、図6は、本発明の実施の形態2に係る通信装置における制御部の回線速度切替時の処理の流れを示すフローチャートである。
図6において、制御部203は、映像ストリームパケットの受信を開始し(S601)、現在の回線速度が10Mbpsであるか否かを判断する(S602)。ステップS602において、回線速度が10Mbpsであると判断された場合(ステップS602においてYESの場合)には、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたか越えていないかを判断する(S603)。
ステップS603において、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えていないと判断された場合(ステップS603においてNOの場合)は、引き続き、ステップS603にて単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたか越えていないかを判断し、一方、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を超えたと判断された場合(ステップS603においてYESの場合)には、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断する(S604)。
ステップS604において、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えていないと判断された場合(ステップS604においてNOの場合)には、引き続き、ステップS604にて映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断し、一方、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたと判断された場合(ステップS604においてYESの場合)には、映像配信サーバ102に対し、ウィンドウサイズ0のACKパケットを返信して映像配信を一時停止させた後(S605)、回線速度切替処理を行い(S606)、回線速度切替処理が完了したか否かを判断する(S607)。
ステップS607において、回線速度切替処理が完了していないと判断された場合(ステップS607においてNOの場合)には、引き続き、ステップS607にて回線速度切替処理が完了したか否かを判断し、一方、回線速度切替処理が完了したと判断された場合(ステップS607においてYESの場合)には、映像配信サーバ102に対してウィンドウサイズ1以上のACKパケットを送信し(S608)、処理を終了する(S615)。
また、ステップS602において、現在の回線速度が10Mbpsではない、すなわち100Mbpsであると判断された場合(ステップS602においてNOの場合)には、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったか下回っていないかを判断する(S609)。
ステップS609において、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回っていないと判断された場合(ステップS609においてNOの場合)には、引き続き、ステップS609において単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったか下回っていないかを判断し、一方、単位時間当たりのデータ量が所定の閾値Th1を下回ったと判断された場合(ステップS609においてYESの場合)には、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断する(S610)。
ステップS610において、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えていないと判断された場合(ステップS610においてNOの場合)には、引き続き、ステップS610において映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたか否かを判断し、一方、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信し終えたと判断された場合(ステップS610においてYESの場合)には、映像配信サーバ102に対し、ウィンドウサイズ0のACKパケットを返信して映像配信を一時停止させた後(S611)、回線速度切替処理を行い(S612)、回線速度切替処理が完了したか否かを判断する(S613)。
ステップS613において、回線速度切替処理が完了していないと判断された場合(ステップS613においてNOの場合)には、引き続き、ステップS613において回線速度切替処理が完了したか否かを判断し、一方、回線速度切替処理が完了したと判断された場合(ステップS613においてYESの場合)には、映像配信サーバ102に対してウィンドウサイズ1以上のACKパケットを送信し(S614)、処理を終了する(S615)。
次に、図7を用いて、以上のように動作する制御部203を備えた通信装置101が、映像配信サーバ102から映像ストリームパケットを受信中に、パケットロスを引き起こすことなく回線速度を切り替える動作について説明する。なお、図7は、本発明の実施の形態2における映像配信サーバと通信装置との間で、回線速度を10Mbpsから100Mbpsへ切替処理を行う際のシーケンスを示す図である。
図7において、回線速度が10Mbpsの状態で、映像配信サーバ102から(11)ストリームパケットAが送信され、通信装置101の制御部203は、映像配信サーバ102からストリームパケットAを受信すると、通信部202を介してストリームパケットAに対するACKパケットを返信する。この段階で、通信速度監視部204は、制御部203に対して、単位時間当たりのデータ量が(13)所定の閾値Th1を超えたことを通知し、(14)制御部203は、ストリームパケットBを受信すると、ストリームパケットBに対する返信として(15)通信部202を介して映像配信サーバ102に対し、ウィンドウサイズ0のACKパケットを返信して映像配信を一時停止させた後、(16)回線速度切替部201に対して回線速度の切り替えを指示する。
映像配信サーバ102は、通信装置101からウィンドウサイズ0のACKパケットを受信すると、映像ストリームパケットの送信を停止するので、映像配信サーバ102が映像ストリームパケットの送信を停止している間に、制御部203から回線速度の切り替え指示を受けた回線速度切替部201は、通信部202に対して(17)回線速度の切替処理を行い、(18)切替処理の完了を以て、(19)制御部203に対して切替完了通知を出力する。
制御部203は、回線速度切替部201から切替完了通知を受け取ると、映像配信サーバ102に対して、(20)ウィンドウサイズ1以上のACKパケットを送信する。映像配信サーバ102は、通信装置101からウィンドウサイズ1以上のACKパケットを受信して映像ストリームパケットの送信を再開し、(21)通信装置101に対してストリームパケットCを送信する。
以上のように、通信装置101が回線速度切替時にウィンドウサイズを用いて映像配信サーバ102の映像ストリームパケットの送信を制御し、映像配信サーバ102が映像ストリームパケットの送信を停止させている間に、回線速度の切替処理を完了させることで、回線速度切替に伴う通信断絶によるパケット損失を回避することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態2においては、TCP通信機能のウィンドウサイズのフラグを用いて映像配信サーバ102からのパケット送信を制御したが、これに限るものではなく、例えば、IEEE802.3u規格に準拠したPauseフレームを用いて、隣接するスイッチングハブからの送信を制御しても良い。
また、本発明の実施の形態1および2においては、通信部202のパケット通信網103とのインターフェースとして、IEEE802.3u規格に準拠した通信機能としたが、これに限るものではなく、例えば、IEEE803.11規格に準拠した無線通信機能であっても良い。
また、本発明の実施の形態1および2においては、10Mbpsと100Mbpsの間の回線速度切替処理を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、10Mbpsと1000Mbpsとの間の回線速度切替処理であってもかまわない。
また、本発明の実施の形態1または2においては、映像ストリームをMPEG2−TSとしたが、これに限るものではなく、例えば、H.264やWMV(Windows(登録商標) Media Video)等の他の映像ストリームであってもかまわない。
また、本発明は、本発明の実施の形態1または2における各手段を備える通信装置として提供することができるばかりでなく、通信装置が具備する各手段を各ステップとする通信装置における回線速度切り替え方法、および、通信装置における回線速度切り替え方法をコンピュータに実行させる通信装置における回線速度切り替えプログラムを提供することも可能である。
本発明に係る通信装置は、複数の回線速度に対応した通信インターフェースを具備しており、データ配信装置からネットワークを介して送信されるストリームパケットを受信する際に、パケット損失を発生させることなく消費電力の抑制を図ることが可能であるので、ストリームのようなリアルタイム性が問われるデータの送受信における消費電力抑制制御に活用することができる。
101 通信装置
102 映像配信サーバ
103 パケット通信網
201 回線速度切替部
202 通信部
203 制御部
204 通信速度監視部
205 バッファ部
206 映像デコード部

Claims (6)

  1. ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットを送信する通信手段と、
    前記通信手段における単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視手段と、
    前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信手段における回線速度を切り替える回線速度切替手段と、
    前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御手段を備え、
    前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御手段において前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記通信手段の前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を送信することを特徴とする通信装置。
  2. ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットや、前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットおよび送信要求を意味するパケットを送信する通信手段と、
    前記通信手段における単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視手段と、
    前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信手段における回線速度を切り替える回線速度切替手段と、
    前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御手段を備え、
    前記通信速度監視手段において前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御手段において前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットを送信し、その後に前記通信手段の前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信要求を意味するパケットを送信することを特徴とする通信装置。
  3. 前記回線速度切替手段は、前記通信速度監視手段において前記通信速度が、前記所定の閾値を超えたことを検知された場合には、前記通信手段の回線速度を高速の回線速度に切り替え、前記所定の閾値を下回ったことを検知された場合には、前記通信手段の回線速度を低速の回線速度に切り替えることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットを送信する通信ステップと、
    前記通信ステップにおける単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視ステップと、
    前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信ステップにおける回線速度を切り替える回線速度切替ステップと、
    前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御ステップを備え、
    前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御ステップにおいて前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記通信ステップにおける前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を送信することを特徴とする通信装置における回線速度切り替え方法。
  5. ネットワークを介して複数の回線速度により、データ配信装置から送信されたストリームパケットを受信するとともに、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの受信完了通知を含むパケットや、前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットおよび送信要求を意味するパケットを送信する通信ステップと、
    前記通信ステップにおける単位時間当たりのデータ量(通信速度と称す)を監視し、前記通信速度が所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことを検知する通信速度監視ステップと、
    前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合に、前記通信ステップにおける回線速度を切り替える回線速度切替ステップと、
    前記データ配信装置から送信された前記ストリームパケットの受信が終了したか否か、および前記回線速度の切り替えが完了したか否かを確認する制御ステップを備え、
    前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が前記所定の閾値を超えた、あるいは、前記所定の閾値を下回ったことが検知された場合、前記制御ステップにおいて前記ストリームパケットの受信終了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信停止要求を意味するパケットを送信し、その後に前記通信ステップにおける前記回線速度を切り替え、前記回線速度の切り替え完了を確認したタイミングで、前記データ配信装置に対して前記ストリームパケットの送信要求を意味するパケットを送信することを特徴とする通信装置における回線速度切り替え方法。
  6. 前記回線速度切換ステップは、前記通信速度監視ステップにおいて前記通信速度が、前記所定の閾値を超えたことを検知された場合には、前記通信ステップにおける回線速度を高速の回線速度に切り替え、前記所定の閾値を下回ったことを検知された場合には、前記通信ステップにおける回線速度を低速の回線速度に切り替えることを特徴とする請求項4または5記載の通信装置における回線速度切り替え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7400251B2 (ja) 2019-08-01 2023-12-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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