JP2003153221A - ケーブルモデム装置 - Google Patents

ケーブルモデム装置

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JP2003153221A
JP2003153221A JP2001350931A JP2001350931A JP2003153221A JP 2003153221 A JP2003153221 A JP 2003153221A JP 2001350931 A JP2001350931 A JP 2001350931A JP 2001350931 A JP2001350931 A JP 2001350931A JP 2003153221 A JP2003153221 A JP 2003153221A
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Japan
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data
frame
cable modem
unit
modem device
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JP2001350931A
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English (en)
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Nobuaki Obinata
宣昭 小日向
Yukito Ishihara
走人 石原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】宅内ネットワークの情報通信端末装置からCA
TVネットワークに転送する上り回線へのフレームデー
タや、CATVネットワークから宅内ネットワークの情
報通信端末装置に転送する下り回線へのフレームデータ
の種別を判断し、その判断結果と予め加入者が設定した
転送規則に従って前記フレームデータをブリッジするこ
とにより、リアルタイムデータの品質を極力劣化させな
いブリッジ機構を備えるケーブルモデム装置を提供す
る。 【解決手段】加入者が所有する情報通信機器のMACア
ドレスやそれら情報通信機器が取り扱うデータの種別、
MACフレームに関するブリッジ規則等を格納する転送
規則格納手段と、加入者が前記転送規則格納手段に蓄え
るブリッジ規則を設定するための転送規則設定手段と、
前記転送規則格納手段に蓄えるブリッジ規則に従ってM
ACフレームの送受信を制御するMACフレーム優先制
御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブルモデム装置
における送受信データの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CATV事業者によるインターネット接
続サービスは、データ通信の高速性や回線使用料の定額
性、常時接続性等の特徴から利用者が急増している。こ
のインターネット接続サービスは、加入者に対して既設
されたCATVネットワークをそのまま利用し、非対称
の双方向データ通信を提供する。その仕組みは、通常の
TV映像の配信では使用しない低周波側の狭帯域を上り
回線(アップストリームとも呼ばれる)に、高周波側の
広帯域を下り回線(ダウンストリームとも呼ばれる)に
使用し、TV映像と通信データが相互に干渉しないよう
にしている。
【0003】以下、図2を用いてCATVネットワーク
を利用したインターネット接続環境について説明する。
例えば、加入者宅7からインターネット2に接続された
映像や音楽等の情報を蓄積しているコンテンツサーバ1
にアクセスするためには、加入者宅7内に情報通信機器
11a〜11cとケーブルモデム装置8を設置する必要
がある。前記ケーブルモデム装置8は、加入者が所有す
る情報通信機器11a〜11cもしくはそれらが多数存
在する場合には集約手段であるハブ/ルータ装置10
と、CATV事業者3内に設置しケーブルモデム装置8
の運用を遠隔管理するヘッドエンドモデム装置4との間
に配置される。また前記ケーブルモデム装置8は、ヘッ
ドエンドモデム装置4とCATVネットワーク5を物理
的に構成する同軸ケーブルやHFC(Hybrid F
iber Cox)等の伝送ケーブル6で接続され、さ
らにケーブルモデム装置8と各情報通信機器11a〜1
1cもしくはハブ/ルータ装置10は、一般的に10B
ASE−T等に代表されるイーサネット(登録商標)9
で接続される。
【0004】その他ケーブルモデム装置8と各情報通信
機器11a〜11cもしくはハブ/ルータ装置10とを
接続する手段としてUSB等の汎用バスインターフェイ
スが用いられる場合がある。そして前記ケーブルモデム
装置8は、ヘッドエンドモデム装置4がインターネット
2とCATVネットワーク5とを相互に接続する役割を
果たすのに対し、加入者宅7内にある各情報通信機器1
1a〜11cやハブ/ルータ装置10から構成される宅
内ネットワーク12とCATVネットワーク5とを相互
に接続し、データを上り回線及び下り回線に相互に中継
するブリッジ機能を提供する。これはOSI(Open
Systems Interconnection)
基本参照モデルにおけるレイヤ構造において、データリ
ンク層を使ってデータの中継を行うためレイヤ2スイッ
チとも呼ばれる。ところで加入者宅7内に設置される前
記情報通信機器11a〜11cには、一般的にパーソナ
ルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ)やIP(Inte
rnet Protocol)接続に対応した電話(以
下、IP電話と呼ぶ)、プリンタ装置等があり、ケーブ
ルモデム装置8を含めてこれら情報通信機器は通信相手
を識別するための48ビットからなる固有のMAC(M
edia Access Control)アドレスを
所有する。
【0005】次に図3を用いて前記ケーブルモデム装置
8の構成及び動作について説明する。図3に示すように
ケーブルモデム装置8は、CATVネットワーク接続手
段であるフィルタ処理部20とチューナ21と復調部2
2と変調部23と、MACフレームブリッジ手段である
MACフレーム処理部26とマイクロプロセッサ29と
ROM24とRAM25とイーサネット制御部28と、
イーサネット接続手段であるイーサネット接続I/F部
27から構成されている。そしてMACフレームブリッ
ジ手段を構成するMACフレーム処理部26とマイクロ
プロセッサ29とROM24とRAM25とイーサネッ
ト制御部28は、内部バス30によって相互に接続され
ている。
【0006】マイクロプロセッサ29は、ROM24や
RAM25に格納するソフトウェアプログラムで規定さ
れた処理を実行する。ROM24及びRAM25は、前
記マイクロプロセッサ29の作業エリアとして機能した
り、マイクロプロセッサ29の動作手順を規定するソフ
トウェアプログラムやOSを格納しておくためのメモリ
として使用する。特にRAM25はCATVネットワー
クからの下りデータや宅内ネットワークからの上りデー
タを一時的に蓄えるバッファとしても使用する。フィル
タ処理部20は、伝送ケーブル6を伝播してきた下り信
号に含まれる高周波ノイズを除去したり、下り信号と上
り信号が相互に干渉しないようにする役割を果たす。チ
ューナ21は、前記フィルタ処理部20より出力した下
り信号から受信を希望する特定周波数帯域のアナログ信
号を抽出する選局処理を行う。復調部22は、チューナ
21からの下り信号に対してA/D変換や復調処理、M
PEGフレーム同期処理、リードソロモン符号誤り訂正
処理を行い、MACフレームをMACフレーム処理部2
6に出力する。変調部23はフィルタ処理部20への上
り信号に対してリードソロモン符号化処理や変調処理、
D/A変換等を行う。
【0007】次に前記ケーブルモデム装置8が下り回線
のデータを受信する場合を例にとり、各部の機能及び動
作について説明する。まず前記復調部22から出力され
たMACフレームはMACフレーム処理部26に入力さ
れ、そこで転送先の決定が行われる。具体的には前記M
ACフレーム処理部26において、復調部22から入力
されるMACフレームに記述された送信元と受信先を示
す2つのMACアドレスのうち受信先アドレス(Des
tination Address)を参照し、それに
よって前記MACフレームがケーブルモデム装置8自身
に宛てられたフレームデータかどうかを判断する。そし
てこの結果により以下のような2つの転送経路に分岐す
る。
【0008】まず前記MACフレームがケーブルモデム
装置8自身に宛てられたフレームデータの場合、MAC
フレーム処理部26は前記フレームデータを内部バス3
0経由で順次RAM25に転送する。続いて前記フレー
ムデータの転送が終了すると、マイクロプロセッサ29
に対して下りフレーム受信通知手段32によって前記フ
レームデータのRAM25への転送が完了したことを示
す転送完了通知を発行する。そしてマイクロプロセッサ
29は前記転送完了通知を受信すると、RAM25に格
納された前記フレームデータに対して適切な処理を実施
する。一方、前記ケーブルモデム装置8は、自分宛てで
ないMACフレームはすべて宅内ネットワーク内の情報
通信機器に対するフレームデータであると判断する。そ
こでMACフレーム処理部26は自分宛て以外のフレー
ムデータを受信した場合、前記フレームデータを内部バ
ス30経由で直接イーサネット制御部28に転送する。
イーサネット制御部28では、宅内ネットワークを構成
するイーサネット9の通信プロトコルに準拠したデータ
転送方法や衝突解決処理を提供し、さらにイーサネット
接続I/F部27は、イーサネット制御部28からのデ
ィジタルデータをアナログ信号に変換し、最終的に宅内
ネットワークへデータを送出する。
【0009】また前記ケーブルモデム装置8が上り回線
にデータを送信する場合を例にとり、各部の機能及び動
作について説明する。ここでケーブルモデム装置8がC
ATVネットワークに送信する上りデータには、宅内ネ
ットワークから送信されてきたフレームデータとケーブ
ルモデム装置8自身が直接発行するフレームデータの2
種類が存在する。まず宅内ネットワークから受信した上
りデータをCATVネットワークに送信する場合、前記
上りデータをイーサネット接続I/F部27で受信し、
そこでアナログ信号からディジタルデータに変換する。
続いて前記ディジタルデータをイーサネット制御部28
に入力し、前記イーサネット制御部28から出力される
フレームデータを内部バス30経由で一旦RAM25に
格納する。イーサネット制御部28は前記フレームデー
タの転送が終了すると、マイクロプロセッサ29に対し
て上りフレーム受信通知手段31によって前記フレーム
データのRAM25への転送が完了したこと示す転送完
了通知を発行する。マイクロプロセッサ29は前記転送
完了通知を受信すると、RAM25に上り回線へのフレ
ームデータが格納されていることを検知し、MACフレ
ーム処理部26が発行する上りフレーム送信通知手段3
3からのデータ送信通知を待つ。そしてマイクロプロセ
ッサ29は前記データ送信通知を受け取ると、前記RA
M25に格納されたフレームデータを順次読み出し、内
部バス30経由でMACフレーム処理部26に転送す
る。
【0010】一方、ケーブルモデム装置8自身が上り回
線に発行するフレームデータの場合、まずマイクロプロ
セッサ29及びROM24やRAM25に格納したソフ
トウェアプログラムによってRAM25にフレームデー
タを作成する。次にマイクロプロセッサ29は、MAC
フレーム処理部26が上りフレーム送信通知手段33に
よって発行するデータ送信通知を受信すると、前記RA
M25に格納したフレームデータを順次読み出し、内部
バス30経由でMACフレーム処理部26に転送する。
そしてMACフレーム処理部26に転送された、宅内ネ
ットワークからのフレームデータもしくはケーブルモデ
ム装置8自身が直接発行するフレームデータは、変調部
23を経由してCATVネットワークに送出される。
【0011】さらに図4を用いて、図2及び図3に示す
ケーブルモデム装置8におけるMACフレーム処理部2
6の構成及び機能について説明する。但し図4では、図
3に示すケーブルモデム装置8において説明に必要な機
能部のみを抽出して示している。図4に示すように、M
ACフレーム処理部26は受信フレーム制御部40と、
送信時刻スケジュール部41と、内部バスI/F部42
から構成される。受信フレーム制御部40では、復調部
22から入力されるMACフレーム(下りデータ)に記
述されたMACアドレスの宛先参照処理が行われる。そ
して前記宛先参照処理後のフレームデータは、処理結果
ととも受信フレーム制御部40から内部バスI/F部4
2に転送される。
【0012】内部バスI/F部42は前記フレームデー
タを受信すると、まずマイクロプロセッサ29に対して
内部バス30の使用権を要求する。そしてその要求に対
する許可を獲得すると前記宛先参照処理結果に基づき、
前記フレームデータをRAM25もしくはイーサネット
制御部28に順次転送する。また前記内部バスI/F部
42は、前記フレームデータの転送が終了すると下りフ
レーム受信通知手段32によってマイクロプロセッサ2
9に転送完了通知を発行する。
【0013】ところで受信フレーム制御部40は、各ケ
ーブルモデム装置が上り回線にデータを送信することが
できる時刻や、以前に上り回線に送信したデータがCA
TVネットワーク上で他のケーブルモデム装置が発行し
た上りデータと衝突することなくヘッドエンドモデム装
置に到着したか等を記述したMAPメッセージと呼ばれ
る特殊フレームを受信した場合、それを送信時刻スケジ
ュール部41に転送する。実際のCATVネットワーク
は、一台のヘッドエンドモデム装置に対して数千台から
数万台のケーブルモデム装置がツリー状に接続する構成
になっている。このような形態のネットワークにおいて
各々のケーブルモデム装置が無秩序に上り回線にデータ
を送信すると、データ間で衝突が発生し、上り回線への
転送効率が著しく低下してしまう。このため、このよう
な状況を極力抑制する目的からヘッドエンドモデム装置
は各ケーブルモデム装置に対して定期的にMAPメッセ
ージを提供している。
【0014】送信時刻スケジュール部41は、前記受信
フレーム制御部40からMAPメッセージが転送される
とその内容を直ちに解析し、ケーブルモデム装置8が別
途管理する時刻情報を参照しながら、適切な転送時刻に
おいてマイクロプロセッサ29に対し上りフレーム送信
通知手段33によってデータ送信通知を発行する。また
前記MAPメッセージにおいて、先に発行した上りデー
タがCATVネットワーク上で衝突等によりヘッドエン
ドモデム装置に到着しなかったことが示されていた場
合、マイクロプロセッサ29に対して上りフレーム送信
通知手段33によってデータ再送信通知を発行する。
【0015】一方、マイクロプロセッサ29に対し、イ
ーサネット制御部28が上りフレーム受信通知手段31
によって上り回線へのフレームデータのRAM25への
転送完了を通知すると、前記フレームデータをRAM2
5から内部バス30経由でMACフレーム処理部26の
内部バスI/F部42に転送し、さらに前記フレームデ
ータは変調部23に出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで図2、または
図3、または図4に示すケーブルモデム装置8がCAT
Vネットワーク5と宅内ネットワーク12との間でブリ
ッジするデータには、ファイル転送データや電子メー
ル、Web閲覧といったテキスト情報を主体とし、送信
側と受信側における通信遅延がある程度許容される非リ
アルタイムデータと、ストリーミングビデオや音声通信
といった送信側と受信側における通信遅延が保証されな
ければ画質や音質を劣化させてしまうリアルタイムデー
タに大別できる。しかし前記ケーブルモデム装置8によ
れば、そのブリッジ機能は唯一フレームデータのMAC
アドレスに基づいて実施されるレイヤ2スイッチでた
め、中継しているデータがリアルタイムデータであるの
か、それとも非リアルタイムデータであるのかといった
種別を判断することができない。
【0017】このため前記ケーブルモデム装置8は、デ
ータの種別に関わらず受信した順番に一方のネットワー
クから他方のネットワークにデータを転送する。このた
め、例えば宅内ネットワークにおける情報通信機器とし
てPCやIP電話があり、前記PCではファイルのダウ
ンロードが行われ、前記IP電話では通話が実施されて
いた場合、PC宛てのダウンロードデータによってIP
電話宛ての音声データの転送が遅延する可能性がある。
すなわち図3、または図4において、ケーブルモデム装
置8が宅内ネットワークへの下りデータをブリッジする
際、PC宛てのダウンロードデータよりも後にIP電話
宛ての音声データを受信した場合には、前記ダウンロー
ドデータを優先的にMACフレーム処理部26から内部
バス30を経由してイーサネット制御部28に転送す
る。そして前記ダウンロードデータを宅内ネットワーク
に送出し終わるまで前記音声データを宅内ネットワーク
へに送出することができないため、結果的に前記音声デ
ータの転送がダウンロードデータによって遅延すること
になる。
【0018】さらに宅内ネットワークの通信状況によっ
ては前記ダウンロードデータを直ちにイーサネットに送
出できずに再送(リトライ)を実施したり、ケーブルモ
デム装置8の動作状況によってはMACフレーム処理部
26が内部バス30の使用権を獲得できないという状況
が生じる場合があり、このように音声データを宅内ネッ
トワークに送出できるようになるまでには多くの遅延要
素が存在する。
【0019】また宅内ネットワークにある前記PCがフ
ァイルのアップロードを行っていた場合、前記PCから
送信されるアップロードデータによって前記IP電話が
通話先に送信する音声データの転送が遅延する可能性が
ある。すなわち図3、または図4において、ケーブルモ
デム装置8がCATVネットワークに上りデータをブリ
ッジする際、IP電話が送信する音声データよりも先に
PCからのアップロードデータを受信しRAM25に格
納した場合には、前記アップロードデータを優先的に前
記RAM25から内部バス30を経由してMACフレー
ム処理部26に転送する。そして前記アップロードデー
タをCATVネットワークに送出し終わるまで前記音声
データをCATVネットワークに送出することができな
いため、結果的に前記音声データの転送がアップロード
データによって遅延することになる。さらにCATVネ
ットワークの通信状況によっては前記アップロードデー
タを直ちに送出できずに再送を実施したり、ケーブルモ
デム装置8の動作状況によってはマイクロプロセッサ2
9が内部バス30の使用権を即座に獲得できないという
状況が生じる場合があり、このように音声データをCA
TVネットワークに送出できるようになるまでには多く
のの遅延要素が存在する。
【0020】特にケーブルモデム装置は、下り回線に対
して上り回線の帯域幅が狭い非対称通信が特徴である。
このため上り回線にデータをブリッジの際にリアルタイ
ムデータと非リアルタイムデータが競合した場合には、
データの品質を確保する観点から前記リアルタイムデー
タにおける遅延要素を解消することが重要である。
【0021】このように従来のケーブルモデム装置にお
けるMACフレームのブリッジ機構によれば、前記MA
Cフレームがリアルタイムデータであるのか非リアルタ
イムデータであるのかを区別できないために、ブリッジ
処理においてデータの転送遅延を保証することができな
い。そしてリアルタイムデータにおける通信遅延が保証
されない場合の影響として、ストリーミングビデオでは
フレーム落ちや通話では音飛びが発生し画質や音質を劣
化させるため、視聴する加入者に著しく不快感を与えて
しまう。
【0022】近年、特にCATVネットワークの広帯域
性に着目した映像や音声を利用した通信サービスが、C
ATVネットワークのようなブロードバンドネットワー
クのキラーアプリケーションとして注目されており、こ
のため前記通信サービスの品質に影響を与えるリアルタ
イムデータの取り扱いは重要である。
【0023】そこで本発明は、ヘッドエンドモデム装置
及びケーブルモデム装置とこれら装置間の通信プロトコ
ルに関する事実上の標準仕様であるDOCSISに準拠
するCATVネットワークに設置するケーブルモデム装
置において、前記ケーブルモデム装置に接続する宅内ネ
ットワークのPCやIP電話等の情報通信端末装置から
CATVネットワークにブリッジする上り回線へのデー
タや、CATVネットワークから前記宅内ネットワーク
の情報通信端末装置にブリッジする下り回線へのデータ
に関する種別を判断し、その判断結果と予め加入者によ
って設定された転送規則に従って前記データをブリッジ
することを可能とすることによって、リアルタイムデー
タの品質を極力劣化させないブリッジ機構を有するケー
ブルモデム装置の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ためのケーブルモデム装置は、加入者の情報通信機器か
らCATVネットワークを経由してインターネットへの
接続環境を提供する、前記加入者の情報通信機器とCA
TV事業者のヘッドエンドモデム装置の間に設置される
ケーブルモデム装置であって、CATVネットワークか
らの下り信号やCATVネットワークへの上り信号に含
まれるノイズ除去を主目的とするフィルタ処理部と、下
り信号から特定周波数帯域の信号を抽出するチューナ
と、A/D変換や復調処理、MPEGフレーム同期処
理、リードソロモン符号誤り訂正処理等を行いMACフ
レームを出力する復調部と、リードソロモン符号化処理
や変調処理、D/A変換等を行い前記フィルタ部に上り
信号を提供する変調部からなるCATVネットワーク接
続手段と、前記復調部からのMACフレームを解析して
転送先を決定し、CATVネットワークと宅内ネットワ
ーク間に上り及び下りデータを相互に中継するMACフ
レームブリッジ手段と、前記MACフレームブリッジ手
段から宅内ネットワーク内にある加入者の情報通信機器
に下りデータを転送したり、逆に前記情報通信機器から
の上りデータを前記MACフレームブリッジ手段に転送
する宅内ネットワーク接続手段と、加入者が所有する情
報通信機器のMACアドレスやそれらが取り扱うデータ
の種別、さらにその種別に応じてデータ転送順序に関す
る優先順位等、MACフレームに関するフレーム転送規
則を設定するための転送規則設定手段と、前記転送規則
設定手段によって設定されたフレーム転送規則を格納す
る転送規則格納手段と、さらに前記MACフレームブリ
ッジ手段において、前記転送規則格納手段に蓄えた情報
に従ってMACフレームの送受信を制御するMACフレ
ーム優先制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0026】図1に本発明の第1の実施形態に係わるケ
ーブルモデム装置の構成を示す。図示するようにケーブ
ルモデム装置50は、CATVネットワーク接続手段で
あるフィルタ処理部20とチューナ21と復調部22と
変調部23と、MACフレームブリッジ手段であるMA
Cフレーム処理部51とマイクロプロセッサ70とRO
M24とRAM25と宅内ネットワーク制御部69と、
宅内ネットワーク接続手段である宅内ネットワーク接続
I/F部68と、MACフレームに関するブリッジ規則
を設定するための転送規則設定手段であるフレーム転送
規則入力部66と表示制御部67から構成され、さらに
前記MACフレームブリッジ手段のMACフレーム処理
部51は、受信フレーム制御部52と送信時刻スケジュ
ール部53と、内部バスI/F部54と、転送規則格納
手段であるフレーム転送規則格納部55と、MACフレ
ーム優先制御手段である送信キューA56と送信キュー
B57と送信キュー制御部58から構成されている。そ
してMACフレームブリッジ手段を構成するMACフレ
ーム処理部51とマイクロプロセッサ70とROM24
とRAM25と宅内ネットワーク制御部69と、フレー
ムデータに関するブリッジ規則を設定するための転送規
則設定手段を構成するフレーム転送規則入力部66と表
示制御部67は内部バス72によって相互に接続されて
いる。
【0027】マイクロプロセッサ70は、ROM24や
RAM25に格納するソフトウェアプログラムで規定さ
れた処理を実行する。例えばROM24にリアルタイム
OSを搭載することにより、ケーブルモデム装置50に
おけるデータ送受信動作やデータのブリッジ動作等の複
数のタスクを効率良く制御したり、各種割り込み動作を
制御したりする。またTCPやUDP、IPなどのネッ
トワークプロトコル処理や、更にその上位レイヤで動作
するDHCPやTFTP等のプロトコル動作に関する処
理を行う。ROM24及びRAM25は、前記マイクロ
プロセッサ70の作業エリアとして機能したり、マイク
ロプロセッサ70の動作手順を規定するソフトウェアプ
ログラムやOSを格納しておくためのメモリとして使用
する。特にRAM25はCATVネットワークからの下
りデータや宅内ネットワークからの上りデータを一時的
に蓄えるバッファとしても使用する。
【0028】フィルタ処理部20は、同軸ケーブルやH
FC等のCATVネットワークを構成する伝送ケーブル
6を伝播してきた下り信号に含まれる高周波ノイズを除
去したり、下り信号と上り信号が相互に干渉しないよう
にする役割を果たす。チューナ21は、前記フィルタ処
理部20より出力した下り信号から受信を希望する特定
周波数帯域のアナログ信号を抽出する選局処理を行う。
【0029】復調部22は、チューナ21からの下り信
号に対してA/D変換や復調処理、MPEGフレーム同
期処理、リードソロモン符号誤り訂正処理を行う。より
詳細には、まず前記チューナ21にて選局したアナログ
信号をA/D変換器でディジタルデータに変換し、次に
前記ディジタルデータに復調処理を施す。本発明の実施
形態におけるケーブルモデム装置50の復調部22は、
QAM16とQAM256の2つの復調方法に対応して
いる。この復調したディジタルデータは、MPEG2規
格に準拠したビットストリームであるトランスポート・
ストリームである。次に前記トランスポートストリーム
に対して伝送ケーブル6上で発生したデータ誤りを検出
・訂正するために符号誤り訂正処理を施し、データの品
質及び信頼性を向上する。そして、符号誤り訂正処理後
のトランスポートストリームからオーバヘッド部を削除
したMACフレームをMACフレーム処理部51に出力
する。
【0030】変調部23はフィルタ処理部20への上り
信号に対してリードソロモン符号化処理や変調処理、D
/A変換等を行う。より詳細には、MACフレーム処理
部51からのMACフレームにオーバヘッド部を付加
し、MPEG2規格に準拠したビットストリームである
トランスポートストリームを構成する。このトランスポ
ートストリームに対して、ヘッドエンドモデム装置側で
誤り訂正を行うためにリードソロモン符号処理を実施
し、その後変調処理を行う。本発明の実施形態における
ケーブルモデム装置50の変調部23は、QPSKとQ
AM16の2つの変調方式に対応している。さらにこの
変調されたデ−タをD/A変換器によってディジタルデ
ータからアナログ信号に変換した後、フィルタ処理部2
0に出力する。
【0031】次に前記ケーブルモデム装置50が下り回
線のデータを受信する場合を例にとり、各部の機能及び
動作について説明する。まず前記復調部22から出力さ
れたMACフレームは、MACフレーム処理部51の受
信フレーム制御部52に入力され、そこで前記MACフ
レームの転送先が決定される。具体的には受信フレーム
制御部52において、復調部22から入力されたMAC
フレームに記述された送信元と受信先を示す2つのMA
Cアドレスのうちの受信先アドレスを参照し、それによ
って前記MACフレームがケーブルモデム装置50自身
に宛てられたフレームデータかどうかを判断する宛先参
照処理が行われる。そして前記宛先参照処理後のフレー
ムデータは、参照結果とともに受信フレーム制御部52
から内部バスI/F部54に転送される。内部バスI/
F部54は前記フレームデータを受信すると、まずマイ
クロプロセッサ70に対して内部バス72の使用権を要
求する。そしてその要求に対する許可を獲得すると前記
宛先参照処理結果に基づき、前記フレームデータがケー
ブルモデム装置50自身に宛てられたフレームデータの
場合には内部バスI/F部54から内部バス72を経由
して順次RAM25に転送する。
【0032】また前記フレームデータがケーブルモデム
装置50自身に宛てられたものでない場合、それらは宅
内ネットワークの情報通信機器に宛てられたフレームデ
ータであると判断し、前記フレームデータを内部バスI
/F部54から内部バス72を経由して順次宅内ネット
ワーク制御部69に転送する。
【0033】ところで内部バスI/F部54は、ケーブ
ルモデム装置50自身に宛てられたフレームデータのR
AM25への転送が終了すると、マイクロプロセッサ7
0に対し下りフレーム受信通知手段64によって転送完
了通知を発行する。前記下りフレーム受信通知手段64
は、マイクロプロセッサ70への割り込み信号によって
実現できる。そしてマイクロプロセッサ70は前記転送
完了通知を受信すると、RAM25に格納されたフレー
ムデータを順次読み出し、ソフトウェアプログラムによ
って内容の解析や規定の処理を実施する。
【0034】一方、宅内ネットワーク制御部69に転送
されたフレームデータは、宅内ネットワーク接続I/F
部68においてディジタルデータからアナログ信号に変
換され、最終的に伝送媒体73により宅内ネットワーク
に転送される。前記宅内ネットワーク制御部69及び宅
内ネットワーク接続I/F部68は、加入者が宅内に設
置するネットワークのプロトコルに準拠したデータ転送
方法や衝突解決処理を提供する。本発明の第1の実施形
態に係わるケーブルモデム装置50の宅内ネットワーク
制御部69及び宅内ネットワーク接続I/F部68とし
て、IEEE802.3のように有線系イーサネット
や、IEEE802.11aやIEEE802.11b
のように無線系イーサネットのいずれかに対応する。
【0035】さらにMACフレーム処理部51の受信フ
レーム制御部52は、ケーブルモデム装置50が上り回
線にデータを送信することができる時刻や、以前に上り
回線に送信したデータがCATVネットワーク上で他の
ケーブルモデム装置が発行した上りデータと衝突するこ
となくヘッドエンドモデム装置に到着したか等を記述し
たMAPメッセージを受信した場合、それを送信時刻ス
ケジュール部53に転送する。送信時刻スケジュール部
53は、前記受信フレーム制御部52からMAPメッセ
ージが転送されるとその内容を直ちに解析し、ケーブル
モデム装置50が別途管理する時刻情報を参照しながら
適切な転送時刻において送信キュー制御部58に対して
上りフレーム送信通知手段59によってデータ送信通知
を発行する。
【0036】また前記MAPメッセージにおいて、先に
発行した上りデータがCATVネットワーク上で衝突等
によりヘッドエンドモデム装置に到着しなかったことが
記述されていた場合、送信キュー制御部58に対して上
りフレーム送信通知手段59によってデータ再送信通知
を発行する。前記上りフレーム送信通知手段59は、送
信キュー制御部58が備える特定のレジスタに送信時刻
スケジュール部53が書き込みを行うことによって実現
できる。
【0037】またケーブルモデム装置50が上り回線に
データを送信する場合を例にとり、各部の機能及び動作
について説明する。ここでケーブルモデム装置50がC
ATVネットワークに送信する上りデータには、宅内ネ
ットワークから送信されてきたフレームデータとケーブ
ルモデム装置50自身が直接発行するフレームデータの
2種類が存在する。まず宅内ネットワークから受信した
上り回線へのフレームデータをCATVネットワークに
送信する場合、前記フレームデータを宅内ネットワーク
接続I/F部68で受信し、そこでアナログ信号からデ
ィジタルデータに変換する。続いて前記ディジタルデー
タを宅内ネットワーク制御部69に入力し、前記宅内ネ
ットワーク制御部69から出力されるフレームデータは
内部バス72を経由して、さらにMACフレーム処理部
51の内部バスI/F部54から送信キュー制御部58
に転送される。宅内ネットワーク制御部69は前記フレ
ームデータの転送の開始すると、マイクロプロセッサ7
0に対して上りフレーム受信通知手段71によって前記
フレームデータをMACフレーム処理部51の送信キュ
ー制御部58への転送を開始したことを示す受信開始通
知を発行する。前記上りフレーム受信通知手段71は、
マイクロプロセッサへの割り込み信号によって実現でき
る。
【0038】続いてマイクロプロセッサ70は、前記上
りフレーム受信通知手段71からの前記受信開始通知を
検出すると、MACフレーム処理部51の送信キュー制
御部58に対し、上りフレーム転送通知手段65によっ
て上り回線へのフレームデータの転送が開始されたこと
を示す転送開始通知を発行する。前記上りフレーム転送
通知手段65は、送信キュー制御部58が備える特定の
レジスタにマイクロプロセッサ70が書き込みを行うこ
とによって実現できる。
【0039】一方、ケーブルモデム装置50自身が上り
回線に発行するフレームデータの場合、まずマイクロプ
ロセッサ70及びROM24やRAM25に格納したソ
フトウェアプログラムによってRAM25にフレームデ
ータを作成する。次にマイクロプロセッサ70は、作成
した前記フレームデータをRAM25から内部バス72
を経由し、さらにMACフレーム処理部51の内部バス
I/F部54を経由して送信キュー制御部58に転送す
る。このとき前記マイクロプロセッサ70は送信キュー
制御部58に対して上りフレーム転送通知手段65によ
って上りデータの転送が開始されたことを通知する。
【0040】ところで送信キュー制御部58はマイクロ
プロセッサ70が上りフレーム転送通知手段65によっ
て発行する前記転送開始通知を受信すると、転送規則参
照手段61によってフレーム転送規則格納部55が保持
する制御テーブルを参照し、内部バスI/F部54から
転送される上り回線へのフレームデータを送信キューA
56もしくは送信キューB57に振り分ける。以下図5
を用いて、フレーム転送規則格納部55が管理する制御
テーブルの構成について説明する。図5に示すように制
御テーブル80の第1列目81には、加入者が宅内ネッ
トワークに設置する情報通信機器のMACアドレスを記
述している。次に前記制御テーブル80の第2列目82
には、第1列目81で指定されたMACアドレスを有す
る情報通信機器が主として取り扱うフレームデータの種
別を記述している。そして前記制御テーブル80の第3
列目83には、第1列目81で指定されたMACアドレ
スを有する情報通信機器が主として取り扱うフレームデ
ータをブリッジする際の優先順位を記述している。
【0041】さらに前記制御テーブル80の第4列目8
4には、第1列目81で指定されたMACアドレスを有
する情報通信機器が送信するフレームデータを格納する
ための送信キューを記述している。ここで前記制御テー
ブル80の第3列目83の優先順位としては、"普通"と
それよりも優先順位の高い"高"の2種類がある。例えば
図5に示すように、加入者の宅内ネットワークにMAC
アドレスaを有するIP電話と、MACアドレスbを有
するPCが設置されているとすると、例として制御テー
ブル80の第1行目85には以下のような情報が設定さ
れる。すなわちMACアドレスaと、前記MACアドレ
スaを有する情報通信機器がIP電話であることから主
として取り扱うデータがリアルタイムデータであること
と、そして前記リアルタイムデータのブリッジにおける
優先順位が"高"であることと、さらに前記IP電話から
の上りデータは備える2つの送信キューにおいて図1に
示す送信キューA56に格納することが設定される。
【0042】また前記制御テーブル80の第2行目86
には、以下のような情報が設定される。すなわちMAC
アドレスbと、前記MACアドレスbを有する情報通信
機器がPCであることから主として取り扱うデータが非
リアルタイムデータであることと、そして前記非リアル
タイムデータのブリッジにおける優先順位が"普通"であ
ることと、さらに前記PCからの上りデータは備える2
つの送信キューにおいて図1に示す送信キューB57に
格納することが設定される。
【0043】次にフレーム転送規則格納部55が管理す
る前記制御テーブル80を構成するための転送規則設定
手段について説明する。前記制御テーブル80の構成に
必要な、例えば加入者が宅内ネットワークに設置する情
報通信機器のMACアドレス等の情報を入力する方法と
して、本発明の第1の実施形態に係わるケーブルモデム
装置50は図1に示すようにプッシュボタン等によって
直接MACアドレスを入力したり、格納する送信キュー
を選択的に決定したりすることができるフレーム転送規
則入力部66を備える。また前記ケーブルモデム装置5
0は、上記設定の過程をテキストデータ等を表示するた
めの液晶表示部で実現される簡易モニタに表示するため
の表示制御部67を備える。これにより、加入者は前記
制御テーブル80の設定に必要な情報を容易にケーブル
モデム装置50に入力することが可能である。
【0044】そしてフレーム転送規則入力部66から入
力された情報は、マイクロプロセッサ70によってMA
Cフレーム処理部51の内部バスI/F部54が備える
転送規則設定手段60によってフレーム転送規則格納部
55に格納される。ところで一般的にPCやIP電話等
情報通信機器に付与されたMACアドレスは、各情報通
信機器の取り扱い説明書やアプリケーションソフトウェ
アによって容易に知ることが可能である。
【0045】さらに前記制御テーブル80を用いて、図
1に示す送信キュー制御部58の詳細動作を説明する。
前記送信キュー制御部58は、送信時刻スケジュール部
59が上りフレーム送信通知手段59によって通知する
データ送信通知を受信すると、フレーム転送規則格納部
55に格納された前記制御テーブル80の第一列目81
と、宅内ネットワークから送信され、MACフレーム処
理部51の内部バスI/F部54から転送されるフレー
ムデータに記述された送信元MACアドレスとを比較参
照する。そして比較参照の結果、IP電話からのフレー
ムデータであった場合、前記フレームデータを送信キュ
ーA56に格納する。
【0046】一方、前記比較参照の結果、PCからのフ
レームデータであった場合、前記フレームデータを送信
キューB57に格納する。またケーブルモデム装置50
自身が送信するフレームデータの場合、これはケーブル
モデム装置50に関する制御情報であることが多いため
リアルタイムデータとして扱い、このため送信キューA
56に格納する。を次に前記送信キュー制御部58は、
送信キュー制御送信時刻スケジュール部59が上りフレ
ーム送信通知手段59によって発行するデータ送信通知
を受信すると、図6に示す規則に従って送信キューA5
6もしくは送信キューB57からフレームデータを出力
する。まず前記データ送信通知を受信する(90)と、
この場合優先順位の高い送信キューA56が空であるか
どうかを判断し(91)、空でなければ送信キューA取
り出し手段62によって、前記送信キューA56よりフ
レームデータを取り出し(92)、変調部23に前記フ
レームデータを転送する(93)。また前記送信キュー
A56が空であった場合、この場合優先順位の低い送信
キューB57が空であるかどうかを判断し(94)、空
でなければ送信キューB取り出し手段63によって、前
記送信キューB57よりフレームデータを取り出し(9
5)、変調部23に前記フレームデータを転送する(9
3)。
【0047】また図1では省略しているが、前記送信キ
ュー制御部58は、優先順位の低い送信キューB57に
格納されたフレームデータが、送信キューA56に格納
されたフレームデータの出力を優先するあまり長時間待
たされたり、送信キューB57があふれたりしないよう
にするために、ケーブルモデム装置50が別途管理する
タイマを参照して、送信キューA56が空でなくても一
定時間毎に送信キューB57からフレームデータを変調
部23に出力できるようにしている。ところで前記送信
キューA取り出し手段62もしくは送信キューB取り出
し手段63は、送信キューA56もしくは送信キューB
63への出力イネーブル信号によって実現できる。
【0048】このように図1に示す本発明の第1の実施
形態に係わるケーブルモデム装置50のブリッジ機構に
よれば、宅内ネットワークのPCやIP電話等の情報通
信端末装置からCATVネットワークにブリッジする上
り回線へのデータの種別を判断し、リアルタイムデータ
であればそれを優先的に上り回線にブリッジすることが
可能であるため、前記リアルタイムデータが非リアルタ
イムデータによって受ける遅延要素を解消することがで
きる。
【0049】図7に本発明の第2の実施形態に係わるケ
ーブルモデム装置100の構成について説明する。図示
するようにケーブルモデム装置100は、図1に示すケ
ーブルモデム装置50のMACフレーム処理部51の代
わりに新たなMACフレーム処理部101を設け、具体
的には前記MACフレーム処理部51の受信フレーム制
御部52及び内部バスI/F部54の代わりに、受信キ
ュー制御部102と、受信キューA103と、受信キュ
ーB104と、内部バスI/F部105を設けている。
【0050】以下図7を用いて、ケーブルモデム装置1
00が下り回線のデータを受信する場合を例にとりMA
Cフレーム処理部101の機能及び動作について説明す
る。まず復調部22から出力されたMACフレームは、
MACフレーム処理部101の受信キュー制御部102
に入力され、そこで前記MACフレームの転送先の決定
や前記MACフレームの受信キューA103もしくは受
信キューB104への振り分け、及びMAPメッセージ
の検出が行われる。まず受信キュー制御部102は、復
調部22から入力されたMACフレームがMAPメッセ
ージであることを検出すると、前記MAPメッセージを
送信時刻スケジュール部53に転送する。次に復調部2
2から入力されたMACフレームに記述された送信元と
受信先を示す2つのMACアドレスのうちの受信先アド
レスと、転送規則参照手段108によってフレーム転送
規則格納部55に格納された図8に示す制御テーブル1
30の第5列目111を参照し、前記MACフレームが
ケーブルモデム装置100自身に宛てられたフレームデ
ータなのか、それとも宅内ネットワークのどの情報通信
機器に宛てられたフレームデータであるのかを判断する
宛先参照処理が行われる。
【0051】ここで、図8に示す制御テーブル130
は、図5に示す本発明の第1の実施形態のケーブルモデ
ム装置50が使用する制御テーブル80に対して第5列
目111を拡張したものであり、前記制御テーブル13
0の前記第5列目111は、第1列目81で指定された
MACアドレスを有する情報通信機器へ転送するフレー
ムデータを格納するための受信キューを記述している。
そこで加入者の宅内ネットワークにMACアドレスaを
有するIP電話と、MACアドレスbを有するPCが設
置されていた場合における前記制御テーブル130を用
いて、受信キュー制御部102の宛先参照処理について
説明する。まず復調部22から入力されたMACフレー
ムに記述された受信先MACアドレスと前記フレーム転
送規則格納部55に格納された制御テーブル130の第
一列目81とを比較参照する。
【0052】そして比較参照の結果、前記MACフレー
ムがIP電話へのフレームデータであった場合、受信キ
ュー制御部102は前記フレームデータを参照結果とと
もに前記制御テーブル110の第5列目111に従って
受信キューA103に格納する。一方、前記比較参照の
結果、前記MACフレームがPCへのフレームデータで
あった場合、前記フレームデータを参照結果とともに前
記制御テーブル110の第5列目111に従って受信キ
ューB104に格納する。また前記MACフレームがケ
ーブルモデム装置100自身へのフレームデータの場
合、これはケーブルモデム装置100に関する制御情報
であることが多いためリアルタイムデータとして扱い、
このため参照結果とともに受信キューA103に格納す
る。そして内部バスI/F部105は、図9に示す規則
に従って受信キューA103もしくは受信キューB10
4からフレームデータを取り出し、前記フレームデータ
を内部バスI/F部105から内部バス72に出力す
る。前記内部バスI/F部105は常に2つの受信キュ
ーA103及び受信キューB104に格納されているフ
レームデータの有無を監視し(120)、まずこの場合
優先順位の高い受信キューA103が空であるかどうか
を判断し(121)、空でなければ内部バス72の使用
権の要求と獲得を行い(122)、次に受信キューA取
り出し手段106によって、前記受信キューA103よ
りフレームデータを取り出し(123)、前記フレーム
データを宛先参照処理結果に基づいて内部バス72より
RAM25もしくは宅内ネットワーク制御部69に転送
する(124)。
【0053】また前記受信キューA103が空であった
場合、この場合優先順位の低い送信キューB104が空
であるかどうかを判断し(125)、空でなければ内部
バス72の使用権の要求と獲得を行い(126)、次に
受信キューB取り出し手段107によって、前記受信キ
ューB104よりフレームデータを取り出し(12
7)、前記フレームデータを宛先参照処理結果に基づい
て内部バス72よりRAM25もしくは宅内ネットワー
ク制御部69に転送する(124)。また図7では省略
しているが、前記内部バスI/F部105は、優先順位
の低い受信キューB104に格納されたフレームデータ
が、受信キューA103に格納されたフレームデータの
出力を優先するあまり長時間待たされたり、受信キュー
B104があふれたりしないようにするために、ケーブ
ルモデム装置100が別途管理するタイマを参照して、
受信キューA103が空でなくても一定時間毎に受信キ
ューB104からフレームデータを内部バス72に出力
できるようにしている。ところで前記受信キューA取り
出し手段106もしくは受信キューB取り出し手段10
7は、受信キューA103もしくは受信キューB104
への出力イネーブル信号によって実現できる。
【0054】このように図7に示す本発明の第2の実施
形態に係わるケーブルモデム装置100のブリッジ機構
によれば、図1に示す本発明の第1の実施形態に係わる
ケーブルモデム装置50のように、宅内ネットワークの
PCやIP電話等の情報通信端末装置からCATVネッ
トワークにブリッジする上り回線へのデータの種別を判
断し、リアルタイムデータであればそれを優先的に上り
回線にブリッジすることが可能であることに加えて、C
ATVネットワークから宅内ネットワークのPCやIP
電話等の情報通信端末装置にブリッジする下り回線から
のデータの種別を判断し、リアルタイムデータであれば
それを優先的に宅内ネットワークにブリッジすることが
可能であるため、前記リアルタイムデータが非リアルタ
イムデータによって受ける遅延要素を解消することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、リアルタイムデータを
優先順位の高い転送キューに、非リアルタイムデータを
転送順位の低い転送キューにおいて取扱うことが可能で
あるため、非リアルタイムデータによる遅延を受けるこ
となく、優先的にリアルタイムデータをブリッジするこ
とが可能である。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置を説明するブロック図である。
【図2】CATVネットワークを利用したインターネッ
トアクセス環境を説明する図である。
【図3】従来のケーブルモデム装置を説明する図であ
る。
【図4】従来のケーブルモデム装置におけるMACフレ
ーム処理部を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置が管理する制御テーブルを説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置における、送信キュー制御部の動作を説明するフ
ローチャートである
【図7】本発明の第2の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置が管理する制御テーブルを説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係わるケーブルモデ
ム装置における、内部バスI/F部の動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・コンテンツサーバ 2・・・・インターネット 3・・・・CATV事業者 4・・・・ヘッドエンドモデム装置 5・・・・伝送媒体 6・・・・CATVネットワーク 7・・・・加入者宅 8・・・・ケーブルモデム装置 9・・・・イーサネット 10・・・ハブ/ルータ装置 11・・・情報通信機器 12・・・宅内ネットワーク 20・・・フィルタ装置 21・・・チューナ 22・・・復調部 23・・・変調部 24・・・ROM 25・・・RAM 26・・・MACフレーム処理部 27・・・イーサネット接続部 28・・・イーサネット制御部 29・・・マイクロプロセッサ 30・・・内部バス 31・・・上りフレーム受信通知手段 32・・・下りフレーム受信通知手段 33・・・上りフレーム送信通知手段 40・・・受信フレーム制御部 41・・・送信時刻スケジュール部 42・・・内部バスI/F部 50・・・ケーブルモデム装置 51・・・MACフレーム処理部 52・・・受信フレーム制御部 53・・・送信時刻スケジュール部 54・・・内部バスI/F部 55・・・フレーム転送規則格納部 56・・・送信キューA 57・・・送信キューB 58・・・送信キュー制御部 59・・・上りフレーム送信通知手段 60・・・転送規則設定手段 61・・・転送規則参照手段 62・・・送信キューA取り出し手段 63・・・送信キューB取り出し手段 64・・・下りフレーム受信通知手段 65・・・上りフレーム転送通知手段 66・・・フレーム転送規則入力部 67・・・表示制御部 68・・・宅内ネットワーク接続I/F部 69・・・宅内ネットワーク制御部 70・・・マイクロプロセッサ 71・・・上りフレーム受信通知手段 72・・・内部バス 73・・・伝送媒体 80・・・制御テーブル 81・・・第1列目 82・・・第2列目 83・・・第3列目 84・・・第4列目 85・・・第1行目 86・・・第2行目 90・・・フローチャート動作記述 91・・・フローチャート判定記述 92・・・フローチャート動作記述 93・・・フローチャート動作記述 94・・・フローチャート判定記述 95・・・フローチャート動作記述 100・・ケーブルモデム装置 101・・MACフレーム処理部 102・・受信キュー制御部 103・・受信キューA 104・・受信キューB 105・・内部バスI/F部 106・・受信キューA取り出し手段 107・・受信キューB取り出し手段 108・・転送規則参照手段 110・・制御テーブル 111・・第5列目 120・・フローチャート動作記述 121・・フローチャート判定記述 122・・フローチャート動作記述 123・・フローチャート動作記述 124・・フローチャート動作記述 125・・フローチャート判定記述 126・・フローチャート動作記述 127・・フローチャート動作記述

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者の宅内ネットワークにある情報通信
    機器からCATVネットワークを経由してインターネッ
    トへの接続環境を提供する、前記宅内ネットワークとC
    ATV事業者のヘッドエンドモデム装置の間に設置され
    るケーブルモデム装置であって、CATVネットワーク
    からの下り信号やCATVネットワークへの上り信号に
    含まれるノイズ除去を主目的とするフィルタ処理部と、
    下り信号から特定周波数帯域の信号を抽出するチューナ
    と、A/D変換や復調処理やMPEGフレーム同期処
    理、リードソロモン符号誤り訂正処理等を行いMACフ
    レームを出力する復調部と、リードソロモン符号化処理
    や変調処理、D/A変換等を行い前記フィルタ部に上り
    信号を提供する変調部からなる、CATVネットワーク
    インターフェイスを提供するCATVネットワーク接続
    手段と、前記復調部からのMACフレームに記述された
    MACアドレスを解析し、CATVネットワークインタ
    ーフェイスと宅内ネットワークインターフェイスとの間
    で相互に上りデータ及び下りデータを転送するMACフ
    レームブリッジ手段と、前記宅内ネットワークインター
    フェイスを提供する宅内ネットワーク接続手段と、前記
    MACフレームブリッジ手段において、転送するフレー
    ムデータに関する転送規則を格納する転送規則格納手段
    と、加入者が前記転送規則格納手段に蓄える転送規則を
    入力するための転送規則設定手段とを備えたことを特徴
    とするケーブルモデム装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のケーブルモデム装置であっ
    て、前記MACフレームブリッジ手段において、宅内ネ
    ットワークからの上りデータを格納するための送信キュ
    ーを複数設けたことを特徴とするケーブルモデム装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のケーブルモデム装置であっ
    て、前記MACフレームブリッジ手段において、前記送
    信キューに加えて、CATVネットワークからの下りデ
    ータを格納するための受信キューを複数設けたことを特
    徴とするケーブルモデム装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3のいず
    れか記載のケーブルモデム装置であって、CATVネッ
    トワークからのフレームデータや宅内ネットワークから
    のフレームデータを前記転送規則格納手段に蓄える転送
    規則に従い、MACフレームブリッジ手段に設ける前記
    複数の受信キューや前記複数の送信キューに振り分けた
    り、前記複数の受信キューから宅内ネットワークや前記
    複数送信キューからCATVネットワークにフレームデ
    ータを送出する際に、前記フレームデータを取り出す優
    先順位を制御することが可能なMACフレーム優先制御
    手段を備えたことを特徴とするケーブルモデム装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のケーブルモデム装置であっ
    て、前記転送規則格納手段に蓄える転送規則には、加入
    者が宅内ネットワークに設置する情報通信機器のMAC
    アドレスや、前記情報通信機器が取り扱うデータの種別
    や、さらに複数の送信キューや複数の受信キューに格納
    したフレームデータを取り出す際の優先順位や、フレー
    ムデータを前記複数の送信キューや前記複数の受信キュ
    ーのどのキューに格納するかを記述することを特徴とす
    るケーブルモデム装置。
  6. 【請求項6】ケーブルネットワークに接続されたケーブ
    ルモデム装置であって、前記ケーブルネットワークから
    入力する信号のノイズ成分を除去するフィルタ処理部
    と、前記フィルタ処理部から出力される信号のうちの特
    定周波数を抽出するチューナと、前記チューナから出力
    される信号に復調処理を行い、MACフレームを出力する
    復調部と、前期復調部から出力された前記MACフレーム
    に記載されたアドレスに基づき、バス上にデータを出力
    するMACフレーム処理部と、前期出力されたデータを前
    記バスから入力し、宅内ネットワークに出力する宅内ネ
    ットワーク接続部とを有することを特徴とするケーブル
    モデム装置。
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