JP2011018454A - 電子機器の取付構造 - Google Patents

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茂之 小笠原
Katsunori Sato
勝則 佐藤
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Abstract

【課題】電子機器の弾性アームの過大変形や破損を防止できる電子機器の取付構造を提供する。
【解決手段】電子機器の取付構造1Aは、サーミスタ温度計2をプレート5のサーミスタ取付部53Aに取り付ける構造である。サーミスタ取付部53Aは、プレート5を貫通した孔54と、孔54の縁から立設した立設壁55a、55c、55dと、立設壁55c、55dからサーミスタ取付部53Aの内側に向かって突出した突部57とを備えている。突部57のサーミスタ取付部53Aの奥側の表面57bのうち弾性アーム21と係合する部分には、傾斜面59が設けられている。傾斜面59は、サーミスタ取付部53Aの内側にいくにしたがって徐々にサーミスタ取付部53Aの奥側に近づくように傾斜している。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、サーミスタ温度計等の電子機器を、電気自動車やハイブリッドカー等に搭載される電源装置等のプレートの取付部に取り付ける電子機器の取付構造に関する。
電気自動車や、内燃機関と電動機との双方の駆動力で走行可能なハイブリッドカー等には、円滑な走行を実現するために、高電圧かつ高出力な電源が必要とされている。このような電源を確保するために、前記電気自動車やハイブリッドカー等には、比較的小型な電池を複数直列に接続して構成される電源装置(例えば、特許文献1参照)が搭載されている。
特許文献1に記載された電源装置は、複数の電池からなる電池集合体と、電池集合体に取り付けられるプレートと、プレートに取り付けられるバスバとを備えている。プレートは、矩形板状に形成され、電池集合体の表面に重ねられる。バスバは、プレートが電池集合体に取り付けられると、電池集合体の互いに隣り合う電池の正極と負極とを電気的に接続して、電池集合体を構成する複数の電池を直列に接続する。
さらに、前述した電源装置のプレート105には、図8に示すように、電池141の温度を検出するサーミスタ温度計102が取り付けられることがある。プレート105は、サーミスタ温度計102が取り付けられる取付部153を備えている。
取付部153は、プレートを貫通した孔154と、孔154の縁から立設した立設壁155と、立設壁155から取付部153の内側に向かって突出した突部157とを備えている。突部157の取付部153の奥側の表面157bは、サーミスタ温度計102の取付方向X(矢印Xで示す)に対して直交する方向に平坦に形成されている。
サーミスタ温度計102は、サーミスタを収容したサーミスタ本体120と、一端部がサーミスタ本体120に連なりかつ他端部がプレート105の突部157の前記表面157bに係合する弾性アーム121とを備えている。サーミスタ温度計102は、例えば、予め電池集合体に取り付けられたプレート105に取り付けられる。
プレート105に取り付けられたサーミスタ温度計102は、サーミスタ本体120の先端面120aが電池141の電池本体142の上面142aよりも電池本体142の内側(取付部153の奥側)に配されるようになっている(図8中、点線で示す)。このため、サーミスタ温度計102は、予め電池集合体に取り付けられたプレート105に取り付けられると、先端面120aが電池本体142の上面142aに押し付けられ、サーミスタ本体120はプレート105に向かって押し戻される(図8中、実線で示す)。
すると、弾性アーム121の他端部は、突部157の前記表面157b上を矢印M3方向に摺動する。そして、弾性アーム121は、弾性変形することでサーミスタ本体120を電池141に向かって(取付部153の奥側に向かって)付勢する。こうして、サーミスタ温度計102は、サーミスタ本体120の先端面120aが電池本体142の上面142aに常時接触した状態となり、電池141の温度に応じた情報を常時検出可能となる。
特開2008−198525号公報
しかしながら、突部157の前記表面157bは、サーミスタ温度計102の取付方向Xに対して直交する方向に平坦に形成されている。このため、サーミスタ温度計102を電池141に確実に押し付けるためにサーミスタ本体120が押し戻される距離を長くする、即ち、サーミスタ温度計102と電池141の接続代を大きくする、と、弾性アーム121が過大変形して弾性アーム121に大きな応力が作用し、弾性アーム121が破損してしまう虞があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、電子機器の弾性アームの過大変形や破損を防止できる電子機器の取付構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、電子機器をプレートの取付部に取り付ける電子機器の取付構造において、前記取付部が、前記プレートを貫通した孔と、前記孔の縁から立設した立設壁と、前記立設壁から前記取付部の内側に向かって突出した突部と、を備え、前記電子機器が、機器本体と、一端部が前記機器本体に連なりかつ他端部が前記突部の前記取付部の奥側の表面と係合し、弾性変形することで前記機器本体を前記取付部の奥側に向かって付勢する弾性アームと、を備えるとともに、前記突部の前記表面の前記弾性アームと係合する部分に、前記取付部の内側にいくにしたがって徐々に前記取付部の奥側に近づくように傾斜した傾斜面が設けられたことを特徴とした電子機器の取付構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された電子機器の取付構造において、前記傾斜面の前記取付部の外側寄りの縁に連なり、かつ前記電子機器の取付方向に対して直交する方向に沿って平坦に形成された平坦面が設けられたことを特徴とした電子機器の取付構造である。
請求項1に記載された発明によれば、弾性アームの他端部は、機器本体を取付部の奥側に向かって付勢する際に突部の傾斜面上を摺動して、取付部の内側から外側に向かって、かつ、取付部の奥側から入口側に向かって移動するので、より取付部の入口側に位置付けられる。このため、弾性アームの変形度合いが緩和される。したがって、弾性アームの過大変形を防止でき、弾性アームに作用する応力が小さくなって弾性アームの破損を防止できる。
請求項2に記載された発明によれば、突部の傾斜面上を摺動した弾性アームの他端部は、平坦面によって取付部の入口側に行き過ぎることがない。したがって、弾性アームの変形が過度に緩和されることがなく、機器本体を確実に付勢できる。
本発明の第1の実施形態にかかる電子機器の取付構造が用いられる電源装置を示す分解斜視図である。 図1に示されたプレートにサーミスタ温度計が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2中のA部分を拡大して示す斜視図である。 図3に示されたサーミスタ温度計がプレートに取り付けられる前の状態を示す図3中のIV−IV線に沿った断面図である。 図4に示されたサーミスタ温度計がプレートに取り付けられる途中の状態を示す断面図である。 図5に示されたサーミスタ温度計がプレートに取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の取付構造を用いてサーミスタ温度計がプレートに取り付けられた状態を示す断面図である。 従来の電源装置においてサーミスタ温度計がプレートに取り付けられた状態を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる電子機器の取付構造1Aを図1ないし図6を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかる電子機器の取付構造1Aは、図3及び図6等に示すように、サーミスタ温度計(電子機器に相当する)2を電源装置4のプレート5のサーミスタ取付部(取付部に相当する)53Aに取り付ける構造である。
電源装置4は、図1及び図2に示すように、電池集合体40と、バスバ47と、プレート5と、サーミスタ温度計2(図2)と、図示しない冷却装置及び制御装置等を備えている。電池集合体40は、図1に示すように、複数の電池41と、エンドプレート45と、固定バンド46等を備えている。
電池41は、電池本体42と、正極43と、負極44等を備えている。電池本体42は、扁平箱状に形成され、内側に図示しない正極板や負極板等を収容している。正極43と負極44は、棒状に形成されている。正極43と負極44は、電池本体42の図1中上方に配される上面42a(図4等)から同方向に突出し、かつ互いに平行に設けられている。
複数の電池41は、各電池本体42の上面42aが同一平面上に配され、かつ互いに隣り合う電池41同士の正極43と負極44とが互いに隣り合うように、矢印Hで示す一方向Hに沿って並べられている。即ち、複数の電池41は、正極43と負極44が交互に逆向きとなる状態で重ねられて、一方向Hに沿って並べられている。
エンドプレート45は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。エンドプレート45は、帯板状に形成され、一対設けられている。一対のエンドプレート45は、前述のように一方向Hに沿って並べられた複数の電池41のうち両端の電池41にそれぞれ重ねられ、互いの間に複数の電池41を挟む。一対のエンドプレート45と複数の電池41は、一方向Hに沿って並べられている。
固定バンド46は、帯板状に形成され、一対設けられている。一対の固定バンド46は、一方向Hに沿って配され、かつ互いに間隔をあけて配されている。固定バンド46は、中央部が前述のように並べられた複数の電池41及びエンドプレート45の図1中上方に配される上面に重ねられ、両端部が互いに同方向に折り曲げられてエンドプレート45の側面に重ねられている。この固定バンド46の両端部には、ボルト孔が貫通している。固定バンド46は、前記両端部が図示しないボルトによってエンドプレート45に固定されて、複数の電池41と一対のエンドプレート45を一体化して保持する。
バスバ47は、導電性の金属材料で構成されている。バスバ47は、図2等に示すように、矩形平板状に形成され、複数設けられている。バスバ47には、正極43と負極44とをそれぞれ通す孔が一対設けられている。バスバ47は、プレート5の平面方向と平行な方向に配された状態で、プレート5の後述するバスバ取付部52に取り付けられる。なお、図示例においては、バスバ47上に当該バスバ47の略半分の大きさの電圧検出端子48が重ねられている。
前述したバスバ47は、前述した一対の孔にそれぞれ正極43と負極44を通して、互いに隣り合う電池41同士の互いに隣り合う正極43と負極44を接続する。複数のバスバ47は、一方向Hに沿って並べられた複数の電池41のうち一端に位置する電池41(図1中、符号41aで示す)の正極43(符号43aで示す)と他端に位置する電池41(符号41bで示す)の負極44(符号44aで示す)とを除いた、隣り合う正極43と負極44を互いに接続して、電池集合体40の複数の電池41を直列に接続する。
プレート5は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。プレート5は、図1に示すように、電池集合体40の図1中上方に配される上面よりも小さな矩形板状に形成され、電池集合体40の前記上面に取り付けられる。プレート5には、図2に示すように、電極通し孔(図示せず)と、バスバ取付部52と、サーミスタ取付部53Aとが設けられている。
電極通し孔は、プレート5を貫通して設けられ、複数設けられている。電極通し孔は、平面形状が円形状に形成され、正極43及び負極44の外径よりも大きな内径に形成されている。電極通し孔は、前述のように並べられた各電池41の正極43と負極44とを通すことができる位置に設けられている。電極通し孔が正極43及び負極44を内側に通して、プレート5が電池集合体40の上面に取り付けられる。
バスバ取付部52は、電極通し孔の近傍に設けられている。バスバ取付部52は、一方向Hに沿って並べられた複数の電池41のうち一端に位置する電池41aの正極43aと重なる位置と、他端に位置する電池41bの負極44aと重なる位置と、を除いた位置に設けられ、複数設けられている。バスバ取付部52は、プレート5の図2中上方に配される上面から立設した複数の隔壁52aによって形成されている。これら複数の隔壁52aに囲まれた内部、即ちバスバ取付部52内には、正極43を通す一つの電極通し孔と、負極44を通す一つの電極通し孔とが開口している。
前述したバスバ取付部52には、プレート5の上面にバスバ47が重ねられ、かつ隔壁52aから突出したロック部とバスバ47の縁とが互いに係合して、バスバ47が取り付けられる。バスバ取付部52にバスバ47が取り付けられると、電極通し孔とバスバ47の孔とが互いに連通し、これら連通した電極通し孔とバスバ47の孔とに正極43または負極44が通される。
サーミスタ取付部53Aは、温度測定の対象となる電池41の数に対応して設けられ、図示例では複数設けられている。サーミスタ取付部53Aは、図4に示すように、孔54と、立設壁55a、55b、55c、55d(図3)と、支持柱56と、突部57とを備えている。
孔54は、プレート5を貫通して設けられ、平面形状が矩形状に形成されている。孔54は、温度測定の対象となる電池41の電池本体42の上面42aを外部に露出させる位置に設けられている。孔54は、サーミスタ温度計2を通すことができる大きさに形成されている。
立設壁55a、55b、55c、55dは、プレート5の上面から立設している。立設壁55a、55bは、孔54の四つの縁のうち互いに相対する二つの縁から立設している。立設壁55a、55bは、互いに間隔をあけて相対し、かつ互いに平行に設けられている。立設壁55c、55dは、孔54の四つの縁のうち前述した二つの縁を除いた残りの二つの縁から立設している。立設壁55c、55dは、それぞれ、立設壁55a、55bの端部同士を互いに連結している。立設壁55c、55dは、互いに間隔をあけて相対し、かつ互いに平行に設けられている。
支持柱56は、立設壁55a、55bの互いに相対する内面同士を連結し、一対設けられている。一対の支持柱56は、プレート5の平面方向に沿って並んで設けられ、互いに間隔をあけて相対し、かつ互いに平行に設けられている。一対の支持柱56は、互いの間にサーミスタ温度計2の後述するサーミスタ本体20を通しかつ弾性アーム21を通さない間隔をあけて設けられている。
突部57は、図4に示すように、支持柱56よりもサーミスタ取付部53Aの入口側に設けられ、立設壁55c、55dの互いに相対する内面それぞれからサーミスタ取付部53Aの内側に向かって突出して、一対設けられている。突部57は、サーミスタ温度計2がプレート5に取り付けられると、サーミスタ温度計2の後述する弾性アーム21と係合する。突部57には、導入面58と、傾斜面59とが設けられている。
導入面58は、突部57のサーミスタ取付部53Aの入口側の表面57aに形成され、サーミスタ取付部53Aの内側にいくにしたがって徐々にサーミスタ取付部53Aの奥側に近づくように傾斜している。傾斜面59は、突部57のサーミスタ取付部53Aの奥側の表面57b全体に形成され、前記表面57bのサーミスタ温度計2の弾性アーム21と係合する部分にも勿論形成されている。傾斜面59は、サーミスタ取付部53Aの内側にいくにしたがって徐々にサーミスタ取付部53Aの奥側に近づくように傾斜している。
前述したサーミスタ取付部53Aにおいて、入口側とは図4の上側を指し、奥側とは図4の下側を指すものとする。また、サーミスタ取付部53Aの内側とは、孔54の中心側であり、立設壁55a、55b、55c、55dから離れた側を指すものとする。前述したサーミスタ取付部53Aには、サーミスタ温度計2が入口側から奥側に向かって矢印X(図4等)に沿って挿入されて、サーミスタ温度計2が取り付けられる。矢印Xは、サーミスタ温度計2の取付方向Xをなしている。サーミスタ取付部53Aとサーミスタ温度計2とは、電子機器の取付構造1Aを構成している。
サーミスタ温度計2は、図4等に示すように、機器本体としてのサーミスタ本体20と、弾性アーム21とを一体に備えている。サーミスタ本体20の先端面(後述する他端部側の端面)20aは、サーミスタ温度計2の取付方向Xに直交する方向に沿って平坦に形成されている。サーミスタ本体20は、内部にサーミスタを収容している。このサーミスタには、ケーブル25が接続されている。ケーブル25は、サーミスタ温度計2と制御装置とを接続する。
弾性アーム21は、サーミスタ本体20のプレート5から離れた側に配される一端部に連なっている。弾性アーム21は、互いの間にサーミスタ本体20の中心を位置付けるように一対設けられている。一対の弾性アーム21は、それぞれ、主アーム22と、連結アーム23と、係止アーム24とを備えている。
主アーム22は、帯板状に形成されている。主アーム22は、長手方向一端(弾性アーム21の一端部に相当する)22aがサーミスタ本体20の一端部に連なり、他端が前記一端22aよりもサーミスタ本体20から離れた側に配されて自由端となっている。一対の弾性アーム21の主アーム22同士は、前記一端22aから前記他端にいくにしたがって徐々に互いの間の間隔を広げるように設けられている。
連結アーム23は、帯板状に形成され、主アーム22の略半分の長さに形成されている。連結アーム23は、主アーム22同士の互いに離れた表面に連なっている。連結アーム23は、長手方向一端が主アーム22の長手方向中央に連なり、他端が前記一端よりもサーミスタ本体20寄りに配されて係止アーム24に連なり、主アーム22と係止アーム24とを連結している。
係止アーム24は、帯板状に形成され、連結アーム23と略同じ長さに形成されている。係止アーム24は、長手方向一端が連結アーム23の前記他端に連なり、他端(弾性アーム21の他端部に相当する)24aが前記一端よりもサーミスタ本体20から離れた側に配されて自由端となっている。係止アーム24の他端24aは、主アーム22の他端よりもサーミスタ本体20寄りに配されている。係止アーム24の他端24aは、サーミスタ温度計2がプレート5に取り付けられると、突部57のサーミスタ取付部53Aの奥側の表面57b、即ち傾斜面59と係合する。
前述した弾性アーム21は、主アーム22の前記他端同士が互いに接離するように、また、連結アーム23の前記他端が主アーム22に接離するように、さらに、係止アーム24の他端24aが連結アーム23に接離するように、弾性変形自在に設けられている。
前述した構成のサーミスタ温度計2は、図4に示す状態から矢印Xに沿って、サーミスタ本体20の弾性アーム21から離れた他端部側からサーミスタ取付部53A内に挿入される。すると、一対の弾性アーム21は、係止アーム24がそれぞれ突部57に当接し(図5)、主として係止アーム24の他端24aが連結アーム23に近づくように弾性変形して突部57を乗り越える。
その後、一対の弾性アーム21は、弾性変形していない中立状態に弾性復帰し、係止アーム24の他端24aが突部57の傾斜面59と係合する。サーミスタ本体20は、一対の支持柱56間に支持される。こうして、サーミスタ温度計2は、サーミスタ取付部53Aに取り付けられて、プレート5に取り付けられる。プレート5に取り付けられたサーミスタ温度計2は、サーミスタ本体20の他端部が孔54を通って一対の支持柱56間からプレート5の下面側に突出する。
そして、本実施形態において、サーミスタ温度計2は、予め電池集合体40に取り付けられたプレート5に取り付けられる。プレート5に取り付けられたサーミスタ温度計2の前述した先端面20aは、電池本体42の上面42aよりも電池本体42の内側(サーミスタ取付部53Aの奥側)に配されるようになっている(図6中、点線で示す)。なお、これは、サーミスタ温度計2の形状やサーミスタ取付部53Aの形状を適宜調整することで可能である。
このため、サーミスタ温度計2は、電池集合体40に取り付けられたプレート5に取り付けられると、先端面20aが温度測定の対象となる電池41の電池本体42の上面42aに押し付けられ、サーミスタ本体20がプレート5に向かって(サーミスタ取付部53Aの奥側から入り口側に向かって)押し戻される(図6中、実線で示す)。
すると、弾性アーム21は、主として係止アーム24の他端24aが連結アーム23から離れるように弾性変形する。このとき、係止アーム24の他端24aが、突部57の傾斜面59上を矢印M1方向に摺動して、サーミスタ取付部53Aの内側から外側に向かって、かつ、サーミスタ取付部53Aの奥側から入口側に向かって移動する。そして、弾性アーム21は、弾性復元力によってサーミスタ本体20をサーミスタ取付部53Aの入口側から奥側に向かって付勢し、電池41に向かって付勢する。
そして、サーミスタ温度計2は、サーミスタ本体20の先端面20aが電池本体42の上面42aに常時接触した状態となり、サーミスタが電池41の温度に応じた情報を常時検出して、検出した情報を制御装置に向けて出力する。
冷却装置は、電池集合体40を冷却可能である。制御装置は、サーミスタ温度計2と冷却装置と接続されている。制御装置は、サーミスタ温度計2が検出した電池41の温度に基づいて冷却装置を制御して、電池集合体40を冷却したり、前記冷却を停止したりする。制御装置は、サーミスタ温度計2が検出した電池41の温度に基づいて、冷却装置等を制御して、電池集合体40を適切な温度に保つ。
前述した構成の電源装置4を組み立てるには、まず、一方向Hに沿って並べられた複数の電池41を一対のエンドプレート45の間に挟み、複数の電池41とエンドプレート45とを前述のように固定バンド46で一体化して、電池集合体40を組み立てておく。また、プレート5のバスバ取付部52にバスバ47を取り付けておく。
次いで、プレート5の下面と電池集合体40の上面とを相対させ、プレート5を電池集合体40に近づけていく。そして、互いに連通したプレート5の電極通し孔及びバスバ47の孔内に、電池集合体40の各電池41の正極43と負極44とをそれぞれ挿入し、プレート5を電池集合体40に取り付ける。
そして、前述のように、電池集合体40に取り付けられたプレート5のサーミスタ取付部53Aに、サーミスタ温度計2のサーミスタ本体20を矢印Xに沿って挿入していく。すると、係止アーム24の他端24aが突部57の傾斜面59と係合して、プレート5にサーミスタ温度計2が取り付けられる。このとき、サーミスタ本体20の先端面20aが電池本体42の上面42aに押し付けられるので、サーミスタ本体20はプレート5に向かって押し戻される。
すると、弾性アーム21は、主として係止アーム24の他端24aが連結アーム23から離れるように弾性変形し、係止アーム24の他端24aが突部57の傾斜面59上を矢印M1方向に移動する。その後、弾性アーム21は、弾性復元力によってサーミスタ本体20をサーミスタ取付部53Aの入口側から奥側に向かって付勢する。サーミスタ温度計2は、電池本体42の上面42aに常時接触した状態となり、電池41の温度に応じた情報を常時検出する。こうして、電源装置4が組み立てられる。
本実施形態によれば、係止アーム24の他端24aは、サーミスタ本体20をサーミスタ取付部53Aの奥側に向かって付勢する際に突部57の傾斜面59上を矢印M1方向に摺動して、サーミスタ取付部53Aの内側から外側に向かってかつ奥側から入口側に向かって移動するので、図8に示す従来例よりもサーミスタ取付部53Aの入口側に位置付けられる。このため、弾性アーム21の変形度合いが緩和される。したがって、弾性アーム21の過大変形を防止でき、弾性アーム21に作用する応力が小さくなって弾性アーム21の破損を防止できる。
前述した実施形態においては、電子機器としてサーミスタ温度計2を電源装置4のプレート5に取り付けたが、電子機器はサーミスタ温度計2以外の電子機器であってもよいし、プレートは電源装置4のプレート5以外のプレートであってもよい。また、前述した第1の実施形態においては、傾斜面59が平坦に形成されていたが、傾斜面59は湾曲していてもよい。
また、前述した実施形態においては、予め電池集合体40に取り付けられたプレート5にサーミスタ温度計2を取り付けていた。しかしながら、予めプレート5にサーミスタ温度計2を取り付け、このプレート5を電池集合体40に取り付けてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の取付構造1Bを、図7を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本発明の第2の実施形態にかかる電子機器の取付構造1Bは、サーミスタ温度計2をサーミスタ取付部53Bに取り付ける構造である。サーミスタ取付部53Bとサーミスタ温度計2とは、電子機器の取付構造1Bを構成している。
サーミスタ取付部53Bは、第1の実施形態のサーミスタ取付部53Aと比較すると、図7に示すように、突部57の表面57bの形状のみが異なる。突部57の表面57bは、段状に形成されている。突部57の表面57bには、図7に示すように、第1平坦面(平坦面に相当する)61と、第1平坦面61に連なる傾斜面62と、傾斜面62に連なる第2平坦面63とが形成されている。
第1平坦面61は、突部57の表面57bのうちサーミスタ取付部53Bの最も外側寄りに形成されている。第1平坦面61は、プレート5に取り付けられたサーミスタ温度計2の弾性アーム21と係合する部分に形成されている。第1平坦面61は、サーミスタ温度計2の取付方向Xに対して直交(交差)する方向に沿って平坦に形成されている。
傾斜面62は、第1平坦面61のサーミスタ取付部53Bの内側寄りの縁に連なっている。即ち、第1平坦面61は、傾斜面62のサーミスタ取付部53Bの外側寄りの縁に連なっている。傾斜面62は、プレート5に取り付けられたサーミスタ温度計2の弾性アーム21と係合する部分に形成されている。傾斜面62は、サーミスタ取付部53Bの内側にいくにしたがって徐々にサーミスタ取付部53Bの奥側に近づくように傾斜している。
第2平坦面63は、傾斜面62のサーミスタ取付部53Bの内側寄りの縁に連なり、サーミスタ温度計2の取付方向Xに対して直交(交差)する方向に沿って平坦に形成され、第1平坦面61と平行に形成されている。第2平坦面63は、第1平坦面61よりもサーミスタ取付部53Bの奥側に形成されている。
本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様、サーミスタ温度計2がサーミスタ取付部53Bに取り付けられると、係止アーム24の他端24aが突部57の傾斜面62と係合する。そして、サーミスタ本体20がプレート5に向かって押し戻されると、まず、係止アーム24の他端24aは、突部57の傾斜面62上を矢印M2に摺動して、サーミスタ取付部53Bの内側から外側に向かってかつ奥側から入口側に向かって移動する。
このため、係止アーム24の他端24aは図8に示す従来例よりもサーミスタ取付部53Bの入口側に位置付けられ、弾性アーム21の変形度合いが緩和される。したがって、弾性アーム21の過大変形を防止でき、弾性アーム21に作用する応力が小さくなって弾性アーム21の破損を防止できる。
その後、係止アーム24の他端24aは、傾斜面62上を摺動した後に第1平坦面61上を摺動する。このため、係止アーム24の他端24aは、サーミスタ取付部53Bの入口側に行き過ぎることがない。したがって、弾性アーム21の変形が過度に緩和されることがなく、サーミスタ本体20を確実に付勢できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1A、1B 電子機器の取付構造
2 サーミスタ温度計(電子機器)
5 プレート
20 サーミスタ本体(機器本体)
21 弾性アーム
22a 主アームの一端(弾性アームの一端部)
24a 係止アームの他端(弾性アームの他端部)
53A、53B サーミスタ取付部(取付部)
54 孔
55a、55b、55c、55d 立設壁
57 突部
57b 表面
59、62 傾斜面
61 第1平坦面(平坦面)
X サーミスタ温度計の取付方向

Claims (2)

  1. 電子機器をプレートの取付部に取り付ける電子機器の取付構造において、
    前記取付部が、前記プレートを貫通した孔と、前記孔の縁から立設した立設壁と、前記立設壁から前記取付部の内側に向かって突出した突部と、を備え、
    前記電子機器が、機器本体と、一端部が前記機器本体に連なりかつ他端部が前記突部の前記取付部の奥側の表面と係合し、弾性変形することで前記機器本体を前記取付部の奥側に向かって付勢する弾性アームと、を備えるとともに、
    前記突部の前記表面の前記弾性アームと係合する部分に、前記取付部の内側にいくにしたがって徐々に前記取付部の奥側に近づくように傾斜した傾斜面が設けられたことを特徴とする電子機器の取付構造。
  2. 前記傾斜面の前記取付部の外側寄りの縁に連なり、かつ前記電子機器の取付方向に対して直交する方向に沿って平坦に形成された平坦面が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の取付構造。
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