JP2011017260A - フランシス型ランナ及びフランシス型水車 - Google Patents

フランシス型ランナ及びフランシス型水車 Download PDF

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Abstract

【課題】ブレードの入口先端の形状を容易に変更することができるフランシス型ランナを提供すること。
【解決手段】ブレード2をランナ径方向において分割して得られる部分であって、ブレード2におけるランナ径方向の外側端部を含むブレード入口部21と、クラウン4及びバンド5におけるブレード入口部21の設置部分に設けられた溝部41,51と、ブレード入口部21におけるクラウン4側及びバンド5側に設けられ、溝部41,51に嵌め合わされてクラウン4及びバンド5の一部となる取付部24,25を備え、ブレード入口部21を、取付部24,25とともにランナ1から着脱可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明はフランシス型ランナ及びフランシス型水車に関する。
フランシス型水車におけるランナ(フランシス型ランナ)では、ランナの回転系からみた水流の向きとブレード(動翼)の入口先端の向きとの間にずれが生じた場合、ブレードの入口先端付近において水流がブレードの表面から剥離してキャビテーションが発生することがある。キャビテーションが長時間発生し続けると、ブレードに壊食と呼ばれる損傷が起こり、水車の性能低下や、壊食の修理に伴う水車の稼働率の低下及びメンテナス費用の増大という問題が生じる。そのため、通常、運転条件下ではキャビテーションが発生しないようにランナを設計する。
しかし、長期間運転していると運転条件が変わる場合があり、固定式のブレードを有するランナでは、設計段階でそれを加味して設計することが難しい。そのため、キャビテーションによる壊食の対策が必要となる。壊食の対策としては、所定の成分を有する高靱性13Cr5Ni系ステンレス鋼より成る鋳物によってランナを形成し、キャビテーションによる壊食及び土砂による磨耗に対するブレードの耐食性向上を図った技術がある(特許文献1等参照)。
特開平8−92704号公報
ところで、壊食が発生したランナには、一般的に、グラインダー整形や溶接補修が施される。しかし、グラインダー加工では強度的な問題があり、溶接補修では熱管理の問題がある。さらに、これらの方法による補修は大幅な形状変更が難しく、補修前と同位置に壊食が再び発生することが予想される。すなわち、壊食の根本的な解決にはキャビテーションの抑制が必要であり、キャビテーションの抑制のためには回転系からみた水流の向きに合わせてブレードの入口先端の向きを変更する必要がある。そこで、従来、壊食が著しい場合には、ブレードの入口先端の向きを変更してキャビテーションを抑制するためにランナを作り直していた。しかし、このようにランナを作り直していては、経済的にも時間的にも大きな損失となる。
本発明の目的は、ブレードの入口先端の形状を容易に変更することができるフランシス型ランナを提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、ランナ周方向に複数設置されたブレードと、このブレードをランナ軸方向から挟むクラウン及びバンドとを備えるフランシス型ランナにおいて、前記ブレードをランナ径方向において分割して得られる部分であって、前記ブレードにおけるランナ径方向の外側端部を含むブレード入口部と、前記クラウン及び前記バンドにおける前記ブレード入口部の設置部分に設けられた溝部と、前記ブレード入口部における前記クラウン側及び前記バンド側に設けられ、前記溝部に嵌め合わされて前記クラウン及び前記バンドの一部となる取付部とを備え、前記溝部の一方は、ランナ軸方向にへこんだ凹部であり、前記ブレード入口部は、前記取付部とともに前記フランシス型ランナから着脱可能であるものとする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記溝部の他方は、前記クラウン又は前記バンドをランナ軸方向に貫通する切り欠き部であるものとする。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記溝部の少なくとも一方には、前記フランシス型ランナが回転して前記ブレード入口部に遠心力が作用する際に、前記ブレード入口部をランナ径方向の外側から支持する抜け止め部が形成されているものとする。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記溝部の少なくとも一方は、ランナ軸方向からみたとき、凸形に形成されており、当該凸形の先端部分はランナ径方向の外側に向いているものとする。
(5)上記(3)において、好ましくは、前記溝部の少なくとも一方は、ランナ軸方向からみたとき、ランナ径方向に高さを有する略台形状に形成されており、当該台形におけるランナ径方向の内側の辺は、ランナ径方向の外側の辺よりも長いものとする。
(6)上記(1)〜(5)いずれかにおいて、好ましくは、前記ブレードは、そのランナ径方向の外側端部から前記ブレードの全翼長の5〜10%に相当する距離だけ離れた領域において分割されているものとする。
(7)上記(1)〜(6)いずれかにおいて、好ましくは、前記取付部の少なくとも一方は、ボルト又は溶接によって前記クラウン又は前記バンドに固定されているものとする。
本発明によれば、ブレードの入口先端の向きを容易に変更できるので、キャビテーションの発生を容易に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るフランシス型ランナの概略図。 本発明の実施の形態に係るフランシス型ランナの縦断面図。 本発明の実施の形態に係るフランシス型ランナからブレード入口部を取り外した状態を示す図。 本発明の実施の形態におけるブレード入口部の斜視図。 本発明の実施の形態におけるブレード入口部をランナ軸方向からみた上面図。 本発明の実施の形態におけるバンド側溝部の第1変形例を示す図。 本発明の実施の形態におけるバンド側溝部の第2変形例を示す図。 本発明の実施の形態におけるバンド側取付部をボルト締結したときの上面図。 本発明の実施の形態におけるバンド側取付部を溶接接合したときの上面図。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態であるフランシス型ランナの概略図であり、図2はその縦断面図であり、図3は図1に示すフランシス型ランナからブレード入口部21(後述)を取り外した状態を示す図である。
これらの図に示すフランシス型ランナ(以下、ランナと称する)1は、ランナ周方向に複数設置されたブレード(動翼)2と、ブレード2をランナ軸方向から挟むクラウン4とバンド5を備えており、回転軸S(図2参照)を中心に回転する。
ブレード2は、ランナ径方向において2つに分割されており、ブレード入口部21とブレード本体部22によって形成されている。ブレード入口部21は、ブレード2を分割して得られる部分のうち、ブレード2におけるランナ径方向の外側端部が含まれている部分である。ブレード入口部21は、ランナ1から着脱可能に形成されており、ブレード2の入口先端の向き(ランナ径方向の外側端部におけるブレード2の向き)が異なる他のブレード入口部と交換可能になっている(図3にランナ1からブレード入口部21を分離した状態を示す)。一方、ブレード本体部22は、ブレード2を分割して得られる部分のうち、ブレード2におけるランナ径方向の内側端部が含まれている部分である。
バンド5には、図3に示すように、ブレード入口部21の設置部分に合わせて複数の溝部(バンド側溝部)51が設けられている。本実施の形態におけるバンド側溝部51は、ランナ軸方向にへこんだ凹部である。すなわち、バンド側溝部51は、ブレード入口部21の設置位置においてバンド5の一部が残るように形成されている。バンド側溝部51におけるランナ径方向の外側端部は、バンド5の外周部(ランナ径方向の外側端部)に開口している。
また、本実施の形態におけるバンド側溝部51は、ランナ軸方向からみると略凸形に形成されており、当該凸形の先端部分はランナ径方向の外側に向いている。このようにバンド側溝部51を凸形に形成すると、ランナ1が回転してブレード入口部21に遠心力が作用する際に、ブレード入口部21をランナ径方向の外側から支持する抜け止め部61を形成することができる。これを本実施の形態におけるバンド側溝部51で具体的に示すと、図3に示すように、バンド側溝部51を形成する複数の面のうち、回転軸Sからランナ径方向に伸ばした直線と略直交する面が抜け止め部61となる。
クラウン4には、図3に示すように、ブレード入口部21の設置位置に合わせて複数の溝部(クラウン側溝部)41が設けられている。本実施の形態におけるクラウン側溝部41は、クラウン4をランナ軸方向に貫通する切り欠き部であり、クラウン4の外周部からランナ径方向の内側に向かってクラウン4を切り欠いて形成した切り欠き部41aを有している。
また、本実施の形態におけるクラウン側溝部41は、ランナ軸方向からみると略凸形に形成されており、当該凸形の先端部分はランナ径方向外側に向いている。このようにクラウン側溝部41を凸形に形成すると、バンド側溝部51と同様の抜け止め部61を形成することができる。さらに、本実施の形態におけるクラウン4の天面には、切り欠き部41aと隣接して凹部41bが設けられている。凹部41bは、クラウン側取付部24(後述)におけるフランジ部26(後述)が嵌め合わされる部分であり、ランナ軸方向にへこんでいる。
ここで図を用いてブレード入口部21について詳述する。図4は本発明の実施の形態におけるブレード入口部21の斜視図であり、図5はブレード入口部21をランナ軸方向からみた上面図である。なお、図5において斜線を付した部分は、バンド側取付部25(後述)に相当する。
これらの図に示すように、ブレード入口部21におけるクラウン4側には、ブレード入口部21と一体に取付部(クラウン側取付部)24が設けられており、ブレード入口部21におけるバンド5側には、ブレード入口部21と一体に取付部(バンド側取付部)25が設けられている。
バンド側取付部25は、図4及び図5に示すようにバンド側溝部51及びバンド5の形状に合わせて形成されており、バンド側溝部51に嵌め合わされてバンド5の一部となる部分である。本実施の形態におけるバンド側取付部25は、バンド側溝部51の形状に合わせて略凸形に形成されている。
クラウン側取付部24は、図4に示すようにクラウン側溝部41及びクラウン4の形状に合わせて形成されており、クラウン側溝部41に嵌め合わされてクラウン4の一部となる部分である。本実施の形態におけるクラウン側取付部24は、クラウン側溝部41の形状に合わせて略凸形に形成されている。また、本実施の形態におけるクラウン側取付部24には、そのランナ周方向の両側にフランジ部26が設けられており、フランジ部26はクラウン側溝部41における凹部41bに嵌め合わされる。
上記の説明から明らかなように、本実施の形態に係るランナ1は、ブレード2をランナ径方向において分割して得られるブレード入口部21と、クラウン4及びバンド5におけるブレード入口部21の設置部分に設けられた溝部41,51と、ブレード入口部21におけるクラウン4側及びバンド5側に設けられ、溝部41,51に嵌め合わされてクラウン4及びバンド5の一部となる取付部24,25とを備えており、バンド側溝部51はランナ軸方向にへこんだ凹部であり、クラウン側溝部41はクラウン4をランナ軸方向に貫通する切り欠き部41aを備えている。
このように構成されるランナ1において、ブレード入口部21を交換する場合には、まず、図1に示した状態からブレード入口部21をランナ軸方向の上方に向かって引き抜き、ブレード入口部21をランナ1から取り外す。そして、ランナ1の回転系からみた水流の向きに合った入口先端を有する他のブレード入口部21を用意し、その交換用のブレード入口部21を、クラウン4の上方からランナ軸方向の下方に向かって切り欠き部41aを介してランナ1内に挿入する。交換用のブレード入口部21をランナ1内に挿入したら、バンド側溝部51にバンド側取付部25を嵌め合わせつつ、クラウン側溝部41にクラウン側取付部24を嵌め合わせる。これにより交換用のブレード入口部21をランナ1に取り付けることができる。すなわち、上記のように構成されるランナ1によれば、ブレード入口部21の交換の前後においてブレード入口部21(ブレード2の入口先端の向き)以外のランナ形状を保持したままで、ブレード入口部21を取付部24,25とともにランナ1から容易に着脱することができる。なお、交換用のブレード入口部21を取り付ける場合には、ブレード入口部21とブレード本体部22を接合し、当該接合部の近傍をグラインダーやNC加工(Numerical Control machining)等を利用して整形することが好ましい。このようにブレード2の表面を整形すると、流れの乱れの発生を防止することができるからである。
また、上記のように交換用のブレード入口部21をランナ1に取り付ける際、ブレード入口部21のランナ軸方向における位置は、バンド5におけるブレード2側の面に凹形に形成されたバンド側溝部51によって規定されるので、ブレード入口部21を容易に取り付けることができる。さらに、このとき、バンド側溝部51にバンド側取付部25を嵌め合わせ、クラウン側溝部41にクラウン側取付部24を嵌め合わせることで、ランナ1に対するブレード入口部21の取り付け姿勢も容易に規定される。このように、本実施の形態のランナ1によれば、ブレード2の入口先端の向きを容易に変更できるので、キャビテーションの発生を容易に抑制することができる。
なお、本実施の形態では、バンド側溝部51を凹形にすることでランナ軸方向におけるブレード入口部21の位置決めを容易にしたが、溝部41,51の一方を凹形に形成すれば同様の効果が得られる。すなわち、バンド側溝部51に代えて、クラウン側溝部41を凹形に形成しても良い。
また、本実施の形態では、バンド側溝部51を凹形に形成し、クラウン側溝部41に切り欠き部41aを形成したが、これとは反対に、バンド側溝部51に切り欠き部を形成して、クラウン側溝部41を凹形に形成しても良い。しかし、水車回転軸が略鉛直に保持されるいわゆる縦軸水車を実施の対象とする場合には、本実施の形態のランナ1のように、クラウン4の下方に位置するバンド5に凹形の溝部51を設けることが好ましい。このようにすれば、ブレード入口部21に作用する重力をバンド5で支持することができるので、縦軸水車におけるブレード入口部21の交換作業が容易になるからである。
さらに、上記において、ブレード2は、ブレード2のランナ径方向の外側端部から翼中心線に沿ってブレード2の全翼長の5〜10%に相当する距離だけ離れた部分で分割することが好ましい。すなわち、ブレード入口部21とブレード本体部22との翼長の比が1:9〜1:19となる位置で分割することが好ましい。このようにブレード2を分割すると、キャビテーションによる壊食が生じる領域をブレード入口部21側に充分含めることができるので、壊食が生じてもブレード入口部21のみを交換すればブレード2を容易に補修することができる。
ところで、本実施の形態におけるクラウン側溝部41及びバンド側溝部51には、抜け止め部61が形成されている。このようにクラウン側取付部24及びバンド側取付部25を形成すると、ランナ1が回転して遠心力が作用しても、抜け止め部61を介してブレード入口部21を支持できるので、ブレード入口部21がランナ1から脱落することを抑制できる。なお、上記の例では、クラウン側溝部41とバンド側溝部51の双方に抜け止め部61を形成したが、いずれか一方に形成すれば、上記したブレード入口部21の脱落防止効果が発揮されることは言うまでもない。上記では、溝部41,51を凸形に形成することで抜け止め部61を形成したが、抜け止め部61の他の形状としては例えば下記のものがある。
図6は、ブレード入口部21をランナ軸側からみた上面図であり、本発明の実施の形態におけるバンド側溝部の第1変形例を示す図である。図7は、図6同様の上面図であり、本発明の実施の形態におけるバンド側溝部の第2変形例を示す図である。なお、これらの図において斜線を付した部分はブレード入口部21におけるバンド側取付部25A,25Bに相当する。
図6に示したバンド側溝部51Aは、ランナ軸方向からみたとき、ランナ径方向に高さを有する略台形状に形成されており、当該台形におけるランナ径方向の内側の辺(下底)71は、ランナ径方向の外側の辺(上底)72よりも長くなっている。この場合には、当該台形の斜辺となる2つの面が抜け止め部61になる。このようにバンド側溝部51Aを形成すると、図5のように凸形に形成した場合と比較して抜け止め部61の面積を大きくすることができるので、ランナ1の回転速度が速く遠心力が大きい場合にもブレード入口部21の脱落を防止することができる。
図7に示したバンド側溝部51Bは、ランナ軸方向からみたとき、ランナ径方向に高さを有する複数の台形をランナ径方向に連ねた形状に形成されている。このようにバンド側溝部51Bを形成すると、図6の場合よりもさらに抜け止め部61の面積を大きくすることができるので、ブレード入口部21の脱落防止効果をさらに向上させることができる。
また、ランナ1回転時におけるブレード入口部21の脱落をさらに抑制する場合には、取付部24,25の少なくとも一方を、ボルト又は溶接によってクラウン4又はバンド5に固定することが好ましい。
図8はバンド側取付部25をボルト締結したときのブレード入口部21の上面図であり、図9はバンド側取付部25を溶接接合したときのブレード入口部21の上面図である。
図8に示すバンド側取付部25は、4つのボルト9によって固定されている。ボルト9は、ランナ1への流れに影響を与えないように、バンド5の下方から取り付けることが好ましい。また、クラウン側取付部24をボルト締結する場合には、上記で説明したフランジ部26にボルト孔10を設けることが好ましい(図4参照)。この場合には、さらに、図3に示すようにクラウン側溝部41の凹部41bにボルト孔10を設け、当該ボルト孔10に対してクラウン4の天面側からボルト9を挿入すれば良い。
このようにボルト9を介して取付部24,25を固定すると、溶接接合等のように熱による部材の変形に配慮することなく、ブレード入口部21をランナ1に簡単に固定することができる。また、このようにボルト9を介して取付部24,25を固定すると、溶接接合と比較して、ブレード入口部21の着脱が容易である点もメリットとなる。
図9に示すバンド側取付部25は3つの溶接部11を介してバンド5に溶接接合されている。このように溶接を利用する場合には、熱による部材の変形を防止するとともにブレード入口部21の着脱を容易にする観点から、ブレード入口部21がランナ1から外れない範囲で可能な限り溶接量を減らすことが好ましい。
S ランナ回転軸
1 ランナ
2 ブレード
4 クラウン
5 バンド
9 ボルト
10 ボルト孔
11 溶接部
21 ブレード入口部
22 ブレード本体部
24 クラウン側取付部
25 バンド側取付部
41 クラウン側溝部
41a 切り欠き部
41b 凹部
51 バンド側溝部
61 抜け止め部

Claims (7)

  1. ランナ周方向に複数設置されたブレードと、このブレードをランナ軸方向から挟むクラウン及びバンドとを備えるフランシス型ランナにおいて、
    前記ブレードをランナ径方向において分割して得られる部分であって、前記ブレードにおけるランナ径方向の外側端部を含むブレード入口部と、
    前記クラウン及び前記バンドにおける前記ブレード入口部の設置部分に設けられた溝部と、
    前記ブレード入口部における前記クラウン側及び前記バンド側に設けられ、前記溝部に嵌め合わされて前記クラウン及び前記バンドの一部となる取付部とを備え、
    前記溝部の一方は、ランナ軸方向にへこんだ凹部であり、
    前記ブレード入口部は、前記取付部とともに前記フランシス型ランナから着脱可能であることを特徴とするフランシス型ランナ。
  2. 請求項1記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記溝部の他方は、前記クラウン又は前記バンドをランナ軸方向に貫通する切り欠き部であることを特徴とするフランシス型ランナ。
  3. 請求項2記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記溝部の少なくとも一方には、前記フランシス型ランナが回転して前記ブレード入口部に遠心力が作用する際に、前記ブレード入口部をランナ径方向の外側から支持する抜け止め部が形成されていることを特徴とするフランシス型ランナ。
  4. 請求項3記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記溝部の少なくとも一方は、ランナ軸方向からみたとき、凸形に形成されており、
    当該凸形の先端部分はランナ径方向の外側に向いていることを特徴とするフランシス型ランナ。
  5. 請求項3記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記溝部の少なくとも一方は、ランナ軸方向からみたとき、ランナ径方向に高さを有する略台形状に形成されており、
    当該台形におけるランナ径方向の内側の辺は、ランナ径方向の外側の辺よりも長いことを特徴とするフランシス型ランナ。
  6. 請求項1から5いずれかに記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記ブレードは、そのランナ径方向の外側端部から前記ブレードの全翼長の5〜10%に相当する距離だけ離れた領域において分割されていることを特徴とするフランシス型ランナ。
  7. 請求項1から6いずれかに記載のフランシス型ランナにおいて、
    前記取付部の少なくとも一方は、ボルト又は溶接によって前記クラウン又は前記バンドに固定されていることを特徴とするフランシス型ランナ。
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