JP2011016073A - 塗装用ローラ及びこれを用いた塗装方法 - Google Patents

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Akito Ichikawa
昭人 市川
Atsuhisa Hibara
篤尚 檜原
Daisaku Ito
大作 伊藤
Toru Takeuchi
徹 竹内
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Abstract

【課題】軸方向の滑りを防止し、膜厚制御可能な塗装用ローラ及びこれを用いた塗装方法を提供する。
【解決手段】ローラ芯部材及び円筒状多孔質部材からなり、ローラ芯内部から塗料が円筒状多孔質部材表面に浸出する塗装用ローラにおいて、前記ローラ芯部材は、中空構造で塗料の供給路となり、且つ複数の塗料吐出孔が被塗物面方向に設けられた固定軸と、その両端に設けられた回転体とからなり、前記回転体は、周面に複数のピンが周方向に間隔をあけて設けられ、前記固定軸を回転の中心として、円筒状多孔質部材と連動して回転することを特徴とする塗装用ローラ、及びこれを用いて塗料を塗装することを特徴とする塗装方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸方向の滑りを防止し、膜厚制御可能な塗装用ローラ及びこれを用いた塗装方法に関する。
一般住宅、ビル、塀、船舶の内外壁面などにハンドローラ塗装具を用いて液状塗料を塗装することは広く行なわれている。ローラ塗装は、回転可能なローラの多孔質部分に液状塗料を浸みこませ、それを被塗物の表面で回転させながら塗料を被塗面に転写することにより塗装を行う方法であり、噴霧塗装に比べて、塗料の飛散が少ないので作業環境上良好であり、しかも塗着効率がすぐれている。
上記従来のローラ塗装において、塗装面積が大きくなるとローラの多孔質部分への塗料浸み込み作業の回数が増加し、労力が多大となって塗装能率が低下し、さらに塗装中に塗料がタレたりすることは避けられず周囲を汚染することがあるなどの欠陥を有している。そこで、塗料を圧送ローラ塗装機に圧送して塗装を行う圧送ローラ塗装装置が種々提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。また自動塗装装置に対応可能な塗布用ローラも提案されている(特許文献4参照)。
このような圧送ローラは、塗料の吐出量の制御やローラを被塗面に押し付ける圧力、モータ等の回転機器による強制回転などで滑りを防止するよう制御されていた。また塗装膜厚制御をするためには、ローラの材質や厚みを選択するか、供給する塗料の希釈率を変動させる必要があった。これに対し特許文献5では、ローラの端部に円板状の塗装厚設定部材が設けられた塗装装置が提案されており、ローラの外周面と被塗装面との距離を一定に保持して塗装することで粘度の高い塗料でも均一にすることが開示されている。
特開2002−119909号公報 特開2004−358460号公報 特開平9−192584号公報 特開2004−66215号公報 特開平7−289978号公報
しかしながら、特許文献5のローラ塗装装置では、例えば塗り重ね時に未硬化塗膜に円板の跡が付く恐れがあり、また円板部分に未乾燥の塗料が付着すると滑りの原因となるため、完全に乾燥硬化するまで作業を待つ必要があった。また被塗装面が垂直面の場合にはローラの塗料の含み過剰となったり、塗料がタレる恐れがあった。
本発明の目的は、軸方向の滑りを防止し、膜厚制御可能な塗装用ローラ及びこれを用いた塗装方法を提供することにある。
本発明は、ローラ芯部材及び円筒状多孔質部材からなり、ローラ芯内部から塗料が円筒状多孔質部材表面に浸出する塗装用ローラにおいて、前記ローラ芯部材は、中空構造で塗料の供給路となり、且つ複数の塗料吐出孔が被塗物面方向に設けられた固定軸と、その両端に設けられた回転体とからなり、前記回転体は、周面に複数のピンが周方向に間隔をあけて設けられ、前記固定軸を回転の中心として、円筒状多孔質部材と連動して回転することを特徴とする塗装用ローラ、及びこれを用いて塗料を塗装することを特徴とする塗装方法、に関する。
本発明の塗装用ローラによれば、塗り重ね時に未硬化塗膜上でも殆ど跡が付かず、またローラの軸方向の滑りを防止して容易に塗装膜厚を制御することが可能である。また垂直面の塗装時にも塗料がタレることなく均一に塗装することができる。
本発明に係る塗装用ローラの一実施態様を示す概略図である。 図1の塗装用ローラの分解図である。 図1の塗装用ローラを用いた塗装状態を示す側面図である。
本発明に係る塗装ローラについて、好適な実施形態を例として、以下に図1〜図3を参照しつつ説明する。
塗装用ローラは、図1及び図2の通り、ローラ芯部材及び円筒状多孔質部材からなり、前記ローラ芯部材は、芯部本体5に、中空構造で塗料の供給路となり、且つ複数の塗料吐出孔6が被塗物面方向に設けられた固定軸1が連通し、その固定軸の両端に回転体3が設けられたものである。回転体3の周面には、複数のピン4が周方向に間隔をあけて設けられており、回転体3は、前記固定軸1を回転の中心として、円筒状多孔質部材2と連動し負荷無く回転する。
円筒状多孔質部材2は、剛性を有する剛性樹脂、金属などによって形成された円筒ドラムに羊毛や化学繊維、スポンジなどが接着又は植設されており、円筒ドラムの周壁には多数の孔が貫設され、内側から外側に塗料が滲み出るような構造を有している。
塗料は固定軸1から、一定方向(被塗物方向)に吐出される。固定軸1には塗料吐出孔6として、小さな穴を数個〜十数個配置し、各々の孔径を変えることで均一に吐出孔から塗料を吐出させることができる。吐出孔の孔径と配置の仕方は、塗料粘度、必要とされる吐出量や必要とされる膜厚を考慮し、ハーゲンポアズイユの法則等により、各孔から均一に塗料が吐出する設計を適宜行なうことができる。
これによってローラ芯内部から塗料が円筒状多孔質部材2表面に均一に浸出し、また含み過剰を防止することができる。
回転体3は、固定軸1の両端に設置され、円筒状多孔質部材2を挟む形で、回転体3の円筒状多孔質部材固定部7及び液漏れ防止リング8によって円筒状多孔質部材2と一体化することができる。
回転体3の直径は、塗料のタレ防止や塗膜成形の点から、円筒状多孔質部材の側面円直径より小さく設計することが望ましい。
回転体3の周面に設けられた複数のピン4は、未硬化塗膜上に殆ど跡が付かないよう塗膜面との接触面積をより小さくするために設けられたものであり、鉄やステンレス等の金属線や釘のようなスパイクを有した形状で、先端をより鋭利にすることが望ましい。ピンの直径やピンとピンとの間隔は特に制限されるものではなく、塗料のレベリング性の点からは、ピンの直径が0.5〜2.0mm、特に0.5〜0.7mmであることが望ましく、またローラ直径、ローラの被塗面への押付け圧力、ローラ転がり性や塗料レベリング性の点からは、ピンとピンの間隔が1.0〜5.0mm、特に2.0〜4.0mmとなるように回転体の周面に設けられることが望ましい。
本発明方法では、上記構成を有する塗装用ローラを用いて塗料を塗装する。図3のように、被塗面10に対し設置された塗装用ローラは、ピン4によって接触し、これによって円筒状多孔質部材2表面と被塗面10との距離が一定に保たれる。塗装時には回転体3を塗装方向に転動させると共に円筒状多孔質部材2が回転し、塗料供給源(図示せず)から供給路である固定軸1に塗料が供給され、円筒状多孔質部材2表面から浸出した塗料が被塗面10に塗着する。
上記塗料としては、それ自体既知の液状塗料が使用され、目的により任意に選択できる。具体的には、水系、有機溶剤系の塗料があげられる。該塗料は無色透明、着色透明、着色不透明の塗膜を形成できる。
以下、〔図1〕〜〔図3〕における符号を説明する。
1 固定軸
2 円筒状多孔質部材
3 回転体
4 ピン
5 ローラ芯部本体
6 塗料吐出孔
7 円筒状多孔質部材固定部
8 液漏れ防止リング
10 被塗面
11 塗着塗料

Claims (4)

  1. ローラ芯部材及び円筒状多孔質部材からなり、ローラ芯内部から塗料が円筒状多孔質部材表面に浸出する塗装用ローラにおいて、
    前記ローラ芯部材は、中空構造で塗料の供給路となり、且つ複数の塗料吐出孔が被塗物面方向に設けられた固定軸と、その両端に設けられた回転体とからなり、
    前記回転体は、周面に複数のピンが周方向に間隔をあけて設けられ、前記固定軸を回転の中心として、円筒状多孔質部材と連動して回転することを特徴とする塗装用ローラ。
  2. 前記回転体の直径を円筒状多孔質部材の側面円直径より小さくする請求項1記載の塗装用ローラ。
  3. 前記ピンの直径が0.5〜2.0mmで、ピンとピンの間隔が1.0〜5.0mmとなるように回転体の周面に設けられる請求項1記載の塗装用ローラ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の塗装用ローラを用いて塗料を塗装することを特徴とする塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101111208B1 (ko) 2011-06-27 2012-02-14 김승진 도장장치 및 그를 이용한 도장시공방법
CN110374308A (zh) * 2019-07-30 2019-10-25 陈宁 一种橡胶刷滚筒

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