JP2011013901A - 乱数発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部環境の影響を受けにくく、充分な乱数精度が得られる乱数発生装置を提供する。
【解決手段】磁化の向きが反転可能な磁化自由層と、非磁性材料からなる中間層と、磁化自由層に対して中間層を介して配置され、磁化の向きが固定された磁化固定層とを含み、スピン注入電流により磁化自由層の磁化の向きが反転される磁気抵抗効果素子20,21を含み、スピン注入電流に関する特性が互いに異なる、複数個の磁気抵抗効果素子20及び21を含んだ乱数発生装置を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピン注入により磁性層の磁化の向きを反転させる磁気抵抗効果素子を利用した乱数発生装置に係わる。
スピン偏極電流を磁性体に注入することで生じるスピン注入磁化反転現象が知られているが、この現象を用いた物理乱数発生器が提案されている(特許文献1を参照)。
この乱数発生器は、スピン注入磁化反転現象の発生確率が、注入する電流量により統計物理によって決定されること(非特許文献1を参照)を利用している。
スピン注入磁化反転を用いた乱数発生器においては、原理的に、この物理的特徴を生かして、磁性層の磁化の向きの反転確率が1/2となるスピン注入電流量を磁性層に供給することにより、真正乱数を発生させることができる。
しかしながら、磁性層の磁化の向きの反転確率が1/2となるスピン注入電流量は、環境温度や印加磁化にも依存する(前記非特許文献1を参照)。このため、実際の使用環境下においては、その環境に合わせてスピン注入電流量を設定する必要がある。
ここで、磁性層の磁化の向きの反転確率が1/2となるスピン注入電流量Icは、下記の式1で表わされる。
Figure 2011013901
式1中、Hは印加磁界、αは磁性層のダンピング定数、Hは磁性層の面内一軸異方性磁界、ηはスピン注入係数、aは磁性層の半径、lは磁性層の厚さ、Msは磁性層の飽和磁化である。このうち、飽和磁化Msは温度依存性を持つ。
特開2008−310403号公報
J.Z.Sun,Phys.Rev.B,Vol.62,p.570,2000年
スピン注入現象を利用して乱数発生器として構成する場合に、反転確率が厳密に1/2となる動作点で駆動すれば、真性乱数が得られる(前記特許文献1を参照)。
また、反転確率が1/2からずれた場合でも、連続した2ビットからの演算で1ビットの真性乱数を得ることができる(前記特許文献1を参照)。
前者の方法を採用した場合においては、反転確率が1/2となる動作点にスピン注入電流を設定した場合に、最も乱数発生効率が高くなることから、その動作点に注入電流を設定するための複雑な制御回路が必須になる、という欠点がある。
また、温度や磁界変化等の外乱要因に対して乱数の精度を低下させないために、後者の手法を採用した場合においても、複雑な制御回路が必要になる。
さらにまた、制御回路を設けても、制御回路の動作周波数範囲を超える外部環境の急激な変化によって、乱数の精度が低下する可能性がある。
出力乱数が真性乱数にきわめて近いことを要求するような厳密な用途では、また、外部環境を利用した乱数性への攻撃への耐性を持たせるためには、この乱数精度の外部環境依存性が大きな問題となる。
上述した問題の解決のために、本発明においては、外部環境の影響を受けにくく、充分な乱数精度が得られる乱数発生装置を提供するものである。
本発明の乱数発生装置は、磁化の向きが反転可能な磁化自由層と、非磁性材料からなる中間層と、磁化自由層に対して中間層を介して配置され、磁化の向きが固定された磁化固定層とを含む磁気抵抗効果素子を含む。この磁気抵抗効果素子は、スピン注入電流により磁化自由層の磁化の向きが反転される磁気抵抗効果素子である。そして、本発明の乱数発生装置は、スピン注入電流に関する特性が互いに異なる、複数個の前記磁気抵抗効果素子を含んで構成されるものである。
上述の本発明の乱数発生装置の構成によれば、スピン注入電流に関する特性が互いに異なる、複数個の前記磁気抵抗効果素子を含むことにより、磁化自由層の磁化の向きの反転確率とスピン注入電流との関係が、各磁気抵抗効果素子でそれぞれ異なる。このため、温度や磁界等の外部環境が変化しても、その外部環境の変化に対する反転確率の変動の小さい磁気抵抗効果素子からの出力を優先して乱数出力として使用することが可能になる。
これにより、1つの磁気抵抗効果素子のみによって乱数発生装置を構成した場合と比較して、外部環境の変化による乱数精度の低下や乱数生成効率の低下を抑制して、真性乱数を安定して発生させることが可能になる。
上述の本発明によれば、温度や磁界等の外部環境が変化しても、乱数精度の低下や乱数生成効率の低下を抑制して、高い乱数生成効率を維持したまま、真性乱数を安定して発生させることが可能になり、充分な乱数精度が得られる。
また、温度や磁界等の外部環境を用いた乱数への攻撃に対しても強い乱数発生装置を実現することができる。
本発明の乱数発生装置の第1の実施の形態を構成する磁気抵抗効果素子の断面図である。 図1の磁気抵抗効果素子を用いた、本発明の乱数発生装置の第1の実施の形態の概略構成図である。 図2の乱数発生装置における、印加電流の大きさと乱数生成効率との関係を示す図である。 本発明の乱数発生装置の第2の実施の形態の要部の概略構成図(磁気抵抗効果素子の平面配置図)である。 図4の乱数発生装置における、X軸方向の印加磁界の大きさと、磁気抵抗効果素子の磁化の向きの反転確率との関係を示す図である。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明の概要
2.第1の実施の形態
3.第1の実施の形態の実験例
4.第2の実施の形態
5.第2の実施の形態の実験例
6.変形例
<1.本発明の概要>
本発明の具体的な実施の形態の説明に先立ち、本発明の概要を説明する。
本発明においては、スピン注入により磁性層の磁化の向きを反転させる構成の磁気抵抗効果素子を複数個含んで、乱数発生装置を構成する。
さらに、本発明の乱数発生装置を構成する複数個の磁気抵抗効果素子は、スピン注入電流に関する特性が互いに異なる磁気抵抗効果素子とする。
本発明の乱数発生装置を構成する磁気抵抗効果素子には、巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)、もしくは、トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)等を用いることができる。
これらの磁気抵抗効果素子は、磁化の向きを反転することが可能な磁化自由層と、磁化の向きが固定された磁化固定層との、2層の磁性層を少なくとも有し、それらの磁性層の間に、非磁性の中間層として、絶縁層もしくは非磁性導体層が配置されている。
この磁気抵抗効果素子に対し、おおむね各層の積層方向(積層膜の膜面に垂直な方向)に電流を流すことにより、磁化自由層に対して磁化の向きの反転、即ち情報の書き込みを行うことができる。
この際の磁化の向きの反転の確率は、磁気抵抗効果素子に流すスピン注入電流の大きさに依存する。
また、書き込んだ情報の読み出しは、巨大磁気抵抗効果もしくはトンネル磁気抵抗効果により、磁気抵抗効果素子の抵抗が磁化自由層の磁化の向きと磁化固定層の磁化の向きとのなす角度に依存することを利用して行うことができる。
そして、書き込み電流よりも十分に小さな電流を流すことによって、磁気抵抗効果素子の抵抗を検出して、基準となる抵抗値を閾値にして抵抗の判別を行うことができる。
磁気抵抗効果素子のスピン注入電流に関する特性としては、例えば、以下に挙げる特性が考えられる。
(1)磁化自由層の磁化の向きが反転する確率(以下、反転確率と呼ぶこととする。)が1/2となるスピン注入電流の値(電流量)
(2)反転確率が1/2となるスピン注入電流の値(電流量)の外部磁界依存性
(3)反転確率が1/2となるスピン注入電流の値(電流量)の温度依存性
スピン注入電流に関する特性としては、この他にも考えられる。
本発明では、乱数発生装置を構成する各磁気抵抗効果素子において、このようなスピン注入電流に関する特性のうち、少なくとも1種以上の特性が互いに異なるようにする。
これらの特性のうち、(1)の反転確率が1/2となるスピン注入電流の値(電流量)が異なるようにするには、例えば、磁気抵抗効果素子の寸法や、磁化自由層の材料又は膜厚が、異なる構成とすればよい。磁化自由層の材料を異ならせる場合には、含有する元素の種類や各元素の含有比を変えればよい。
このように磁気抵抗効果素子の寸法や、磁化自由層の材料又は膜厚が、異なる構成とした場合は、(1)の特性だけでなく、(2)や(3)の特性等、他の特性も異なることがある。
また、(2)の反転確率が1/2となるスピン注入電流の値(電流量)の外部磁界依存性は、例えば、磁化自由層の磁気異方性の方向を変えれば、寸法や磁化自由層の材料が同じ構成の磁気抵抗効果素子を使用しても、変えることが可能である。例えば、2個の磁気抵抗効果素子で磁化自由層の磁気異方性の方向を互いに垂直な方向としたり、3個の磁気抵抗効果素子で磁化自由層の磁気異方性の方向を互いに60度をなす角度の方向としたりすることが考えられる。通常、磁化自由層の磁気異方性の方向は、磁気抵抗効果素子の平面形状の長手方向(例えば、楕円形状では長軸の方向)とほぼ一致する。なお、磁化自由層の磁気異方性の方向のなす角度は、これら90度(垂直)や60度のような均等な角度に限らず、他の角度とすることも可能である。ただし、磁気異方性の方向のなす角度が小さすぎると本発明の効果が小さくなるので、ある程度以上は方向を変えるようにする。
ところで、前述したように、磁化自由層の磁化の向きの反転確率が1/2になる電流量を選択すれば、その出力は真性乱数になる。
本発明の乱数発生装置の構成では、複数個の磁気抵抗効果素子のいずれかの反転確率が1/2の点で最大の乱数生成効率が得られるため、広範なスピン注入電流量において、高い乱数生成効率を得ることができる。
さらに、前記特許文献1に開示されているフィードバック制御回路のような複雑な回路を用いる必要がないので、乱数発生装置の回路構成を簡略化することができる。
また、単体の磁気抵抗効果素子から成る乱数発生装置に、前記特許文献1に開示されている、動作周波数帯域に制限のあるフィードバック回路を用いた場合には、外部磁界を利用した攻撃に対する耐性が低下する。即ち、磁気抵抗効果素子の動作レートに同期する高速度の外部磁界を与えて攻撃すると、出力が任意に制御されてしまう可能性がある。
これに対して、本発明の乱数発生装置の構成を採用し、さらに、複数個の磁気抵抗効果素子の反転確率の磁界依存性が異なる構成とすることにより、このような外部磁界による攻撃に対しても、乱数精度を維持することができる。
また、前記特許文献1に開示されているように、連続する2ビットを利用することによって、反転確率が厳密には1/2ではない場合においても、真性乱数を原理的に得ることができる。この手法をとった場合、生成される乱数の発生レートを単体の磁気抵抗効果素子のデータ読み出しレートで割った値を乱数生成効率nとして定義すると、乱数生成効率nは反転確率pを用いて、n=2p(1―p)で表される。この式より、反転確率1/2の場合に最大の乱数生成効率1/2が得られることと、反転確率が1/2から離れるほど乱数生成効率が低下することとがわかる。このため、この手法をとった場合には、反転確率が1/2に近い限られた条件下でないと充分な乱数生成効率が得られない。
これに対して、本発明の乱数発生装置では、複数個の磁気抵抗効果素子のスピン注入電流に関する特性が異なるため、スピン注入電流量と反転確率との関係が、各磁気抵抗効果素子で異なっている。そのため、広い範囲の条件下で充分な乱数生成効率を得ることが可能になる。
本発明の乱数発生装置において、さらに、各磁気抵抗効果素子の出力の排他的論理和を乱数出力とすることが可能である。
各磁気抵抗効果素子の出力の排他的論理和を乱数出力とすることにより、各磁気抵抗効果素子の出力を加算して乱数出力とした場合や、論理和を乱数出力とした場合と比較して、外部の環境の変化に対する乱数生成効率の変動をさらに低減することができる。
<2.第1の実施の形態>
続いて、本発明の具体的な実施の形態を説明する。
本発明の乱数発生装置の第1の実施の形態を構成する磁気抵抗効果素子の断面図を、図1に示す。
図1に示すように、この磁気抵抗効果素子1は、スピン注入により磁化M1の向きが反転する磁化自由層18に対して、下層に磁化固定層13を設けている。磁化固定層13の下に反強磁性層12が設けられ、この反強磁性層12により、磁化固定層13の磁化の向きが固定される。このうち、磁化自由層18は、磁化M1の向きによって磁気抵抗効果素子の抵抗が変化して、磁気抵抗効果素子から得られる信号出力が変化するので、信号検出層として作用する。
磁化自由層18と下層の磁化固定層13との間には、トンネルバリア層(トンネル絶縁層)17が設けられている。
また、反強磁性層12の下には下地層11が形成され、磁化自由層18の上にはキャップ層19が形成されている。
即ち、この図2に示す磁気抵抗効果素子1は、磁化自由層18とトンネルバリア層(トンネル絶縁層)17と磁化固定層13とから成るトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)によって構成されている。
また、磁化固定層13は、積層フェリ構造となっている。
具体的には、磁化固定層13は、2層の強磁性層14,16が、非磁性層15を介して積層されて反強磁性結合した構成である。
磁化固定層13の各強磁性層14,16が積層フェリ構造となっているため、強磁性層14の磁化M14が右向き、強磁性層16の磁化M16が左向きとなっており、互いに反対向きになっている。これにより、磁化固定層13の各強磁性層14,16から漏れる磁束が、互いに打ち消し合う。
磁化固定層13を形成する強磁性層14,16には、Fe,Ni,Coの1種もしくは2種以上からなる合金材料を用いることができる。さらに、これらの磁性層の合金に、NbやZr等の遷移金属元素、BやC等の軽元素、Gd,Tb,Y等の希土類元素を含有させることもでき、さらにはこれらの酸化物や窒化物も使用することができる。
磁化固定層13に用いる非磁性層15の材料としては、Ru,Cu,Rh,Cr等の、磁性層間に反強磁性層間結合を生じる材料が使用できる。
磁化自由層18の材料としては、Fe,Ni,Coの1種もしくは2種以上からなる強磁性体の合金材料を用いることができる。さらに、これらの磁性合金に、NbやZr等の遷移金属、BやC等の軽元素、Gd,Tb,Y等の希土類元素を含有させることもでき、さらにはこれらの酸化物や窒化物も使用することができる。
トンネルバリア層17の材料としては、Al,MgO,HfO,SiO,SiO,SiN等の材料や、これらの混合物を用いることができる。
反強磁性層12の材料としては、PtMn,RhMn,RuMn,FeMn,IrMn等のMn化合物等が使用できる。
下地層11とキャップ層19の材料には、特に制限がないが、一般的には、Ta,Cr,Ti,W,Al,Cu,TiN,CuN等の金属や金属窒化物等の導体が使用できる。
この磁気抵抗効果素子1は、下地層11からキャップ層19までを真空装置内で連続的に形成して、その後エッチング等の加工により磁気抵抗効果素子1のパターンを形成することにより、製造することができる。
図1の磁気抵抗効果素子1を用いた、本発明の乱数発生装置の第1の実施の形態の概略構成図を、図2に示す。
図2中、20及び21は、それぞれ、図1に示した磁気抵抗効果素子1の構成を有する磁気抵抗効果素子である。
ただし、左の磁気抵抗効果素子20と右の磁気抵抗効果素子21とは、スピン注入電流に関する特性が異なるように、それぞれの素子20,21を構成する。
例えば、素子20,21の大きさや磁化自由層の厚さを異ならせたり、素子20,21の磁性層の磁性材料(含有する元素や各元素の含有比等)を異ならせたりすることにより、スピン注入電流に関する特性が異なるように構成することが可能である。
2つの磁気抵抗効果素子20,21は、それぞれ独立してドライブトランジスタ22,23及び読み出し用センスアンプ回路24,25に接続されており、2つの読み出し用センスアンプ24,25の出力は、排他的論理和演算回路26に接続されている。
また、各読み出し用センスアンプ回路24,25には、リファレンス電圧発生回路28が接続されており、このリファレンス電圧発生回路28から基準用のリファレンス電圧が供給される。
また、各ドライブトランジスタ22,23のゲートには、書き込み/読み出し制御回路27が接続されている。
各磁気抵抗効果素子20,21からの出力は、読み出し用センスアンプ回路24,25で増幅された後に、排他的論理和演算回路26を経ることにより、各出力の排他的論理和が取られて、1つの乱数出力として出力される。
上述の本実施の形態の乱数発生装置の構成によれば、2つの磁気抵抗効果素子20,21のスピン注入電流に関する特性が互いに異なるので、磁化自由層18の磁化M1の向きの反転確率とスピン注入電流との関係が、各磁気抵抗効果素子20,21で異なる。このため、温度や磁界等の外部環境が変化しても、その外部環境の変化に対する反転確率の変動の小さい磁気抵抗効果素子からの出力を優先して乱数出力として使用することが可能になる。
これにより、1つの磁気抵抗効果素子のみによって乱数発生装置を構成した場合と比較して、外部環境の変化による乱数精度の低下や乱数生成効率の低下を抑制して、真性乱数を安定して発生させることが可能になる。
そして、排他的論理和演算回路26を経ることにより、各磁気抵抗効果素子20,21からの出力の排他的論理和が取られて1つの乱数出力として出力されるので、外部の環境の変化に対する乱数生成効率の変動をさらに低減することができる。
従って、本実施の形態の乱数発生装置により、外部環境の変化や、外部環境を用いた乱数への攻撃に対して、強い耐性を有し、充分な乱数精度が得られる乱数発生装置を実現することができる。
<3.第1の実施の形態の実験例>
ここで、実験例として、図1に示した構成の磁気抵抗効果素子1を使用して、図2に示した回路構成の乱数発生装置を作製した。
具体的には、図1に示した構成の磁気抵抗効果素子1において、各層の材料及び膜厚を、下記の膜構成に示すように選定した。即ち、下地膜11を膜厚3nmのTa膜、反強磁性層12を膜厚20nmのPtMn膜、磁化固定層13を構成する強磁性層14を膜厚2nmのCoFe膜、非磁性層15を膜厚0.8nmのRu膜、強磁性層16を膜厚4nmのCoFeB膜とした。また、トンネルバリア層17を膜厚0.9nmの酸化マグネシウム膜、磁化自由層18を膜厚2nmのCoFeB膜、キャップ層19を膜厚5nmのTa膜とした。また、下地膜11と反強磁性層12との間に図示しない膜厚50nmのCu膜(後述するワード線となるもの)を設けた。なお、磁化自由層18及び強磁性層16のCoFeB膜の組成はCo40Fe20B(原子%)、反強磁性層12のPtMn膜の組成はPt50Mn50(原子%)、強磁性層14のCoFe膜の組成はCo90Fe10(原子%)とした。
このようにして、磁気抵抗効果素子1の各層を形成した。
膜構成:Ta(3nm)/Cu(50nm)/PtMn(20nm)/CoFe(2nm)/Ru(0.8nm)/CoFeB(4nm)/MgO(0.9nm)/CoFeB(2nm)/Ta(5nm)
酸化マグネシウム膜から成るトンネルバリア層17以外の各層は、DCマグネトロンスパッタ法を用いて成膜した。
酸化マグネシウム(MgO)膜から成るトンネルバリア層17は、RFマグネトロンスパッタ法を用いて成膜した。
そして、磁気抵抗効果素子1の各層を、真空装置内で連続的に、スパッタリングにより形成した。
その後、磁場中熱処理炉で、10kOe・360℃・2時間の熱処理を行い、反強磁性層12のPtMn膜の規則化熱処理を行った。
次に、ワード線部分をフォトリソグラフィによってマスクした後に、ワード線以外の部分の積層膜に対してArプラズマにより選択エッチングを行うことにより、ワード線(下部電極)を形成した。この際に、ワード線部分以外は、基板の深さ5nmまでエッチングされた。
その後、電子ビーム描画装置により磁気抵抗効果素子1のパターンのマスクを形成し、積層膜に対して選択エッチングを行い、図1に示して構成の磁気抵抗効果素子1を形成した。磁気抵抗効果素子1部分以外は、ワード線のCu層直上までエッチングした。
このようにして、図2の2つの磁気抵抗効果素子20,21を作製した。このとき、図2の左の磁気抵抗効果素子20のパターンを短軸80nm×長軸240nmの楕円形状とし、右の磁気抵抗効果素子21のパターンを短軸80nm×長軸160nmの楕円形状とした。なお、これら2つの磁気抵抗効果素子20,21は、長軸が互いに平行になるように配置した。
さらに、図2に示したドライブトランジスタ22,23と読み出し用センスアンプ回路24,25と排他的論理和演算回路26とを作製し、書き込み/読み出し制御回路27とリファレンス電圧発生回路28とをそれぞれ接続した。
左の磁気抵抗効果素子20の方が、右の磁気抵抗効果素子21よりも楕円形の長軸が長いので、少ないスピン注入電流で磁化自由層18の磁化M1の向きが反転する特性を有している。
続いて、この乱数発生装置において、書き込み/読み出し制御回路27の制御によって、磁気抵抗効果素子20,21にスピン注入電流を流して、その電流量における乱数生成効率を測定した。両方の磁気抵抗効果素子20及び21を使用した場合と、各磁気抵抗効果素子20或いは21を単独で使用した場合とで、それぞれ電流量を変えて乱数生成効率を測定した。
測定結果として、印加電流(スピン注入電流)の量と乱数生成効率との関係を、図3に示す。図3において、実線が両方の磁気抵抗効果素子20及び21を使用した場合の結果を示し、太い破線が磁気抵抗効果素子20単独の場合の結果を示し、細い破線が磁気抵抗効果素子21単独の場合の結果を示している。
図3より、乱数生成効率が例えば36%以上を得ることのできる電流範囲は、磁気抵抗効果素子20単独の場合は0.85から0.9までと0.05の範囲しかない。
これに対して、本実施の形態のように特性の異なる2つの磁気抵抗効果素子20及び21を使用することにより、0.85から0.98までの0.13と倍以上の範囲になり、広い範囲の電流で高い乱数発生効率が得られることがわかる。
本実施の形態では、磁気抵抗効果素子20,21の大きさの違いに伴い、反転確率の温度依存性も異なっており、大きな磁気抵抗効果素子(上述の実験例では、左の磁気抵抗効果素子20)ほど、温度依存性が小さくなる。
このため、本実施の形態においては、2つの磁気抵抗効果素子20,21の出力の排他的論理和を取ることによって、乱数出力の反転確率の温度依存性の影響を抑えて、広い温度範囲で真性乱数を得ることができる。
<4.第2の実施の形態>
次に、本発明の乱数発生装置の第2の実施の形態について説明する。
本発明の乱数発生装置の第2の実施の形態の要部の概略構成図(磁気抵抗効果素子の平面配置図)を、図4に示す。
図4に示すように、基体43上に形成された、Y軸方向を長軸とする平面形状が楕円形状の磁気抵抗効果素子41と、基体44上に形成された、X軸方向を長軸とする平面形状が楕円形状の磁気抵抗効果素子42とを有して、乱数発生装置を構成する。即ち、2つの磁気抵抗効果素子41,42は、それぞれの長軸が90度の角度をなすように配置されている。
そして、これら2つの磁気抵抗効果素子41,42を使用して、図2に示した第1の実施の形態と同様の回路構成の乱数発生装置を構成することができる。
即ち、2つの磁気抵抗効果素子41,42に対して、図2に示した、ドライブトランジスタ22,23、読み出し用センスアンプ回路24,25、排他的論理和演算回路26、書き込み/読み出し制御回路27、リファレンス電圧発生回路28を設ける。これにより、乱数発生装置を構成することができる。
本実施の形態においては、2つの磁気抵抗効果素子41,42の長軸が互いに90度の角度をなし、素子41,42の方向が異なっているので、2つの磁気抵抗効果素子41,42のスピン注入電流の外部磁界に対する感度が異なる。
これにより、図2に示したように、排他的論理和演算回路26で、外部磁界に対する感度が異なる2つの磁気抵抗効果素子41,42の出力の排他的論理和を取ることにより、外部磁界に対する、乱数精度や乱数生成効率の低下を抑制することができる。
即ち、本実施の形態の構成とすることにより、外部磁界の印加方向によらず、反転確率の変動の小さい方の素子からの出力を優先して乱数出力として使用することができる。これにより、一つの磁気抵抗効果素子のみを用いる場合に比べて、外部磁界に対する乱数精度の低下及び発生レートの低下を抑制し、真性乱数を安定して発生させることができる。
そして、排他的論理和演算回路を経ることにより、各磁気抵抗効果素子41,42からの出力の排他的論理和が取られて1つの乱数出力として出力されるので、外部の環境の変化に対する乱数生成効率の変動をさらに低減することができる。
従って、本実施の形態の乱数発生装置により、外部環境の変化や、外部環境を用いた乱数への攻撃に対して、強い耐性を有し、充分な乱数精度が得られる乱数発生装置を実現することができる。
<5.第2の実施の形態の実験例>
第2の実施の形態の実験例として、図4に示した磁気抵抗効果素子41,42を実際に作製して、特性を調べた。
各磁気抵抗効果素子41,42の膜構成は、第1の実施の形態の実験例の磁気抵抗効果素子と同様にした。2つの磁気抵抗効果素子41,42の寸法は、共に短軸80nm、長軸160nmとした。
作製した2つの磁気抵抗効果素子41,42について、外部からの磁界印加を行わない場合に反転確率が1/2となる電流量のスピン注入電流を流した。この状態で、外部からX軸方向の磁界を印加し、この磁界の大きさを変化させて、各磁気抵抗効果素子41,42の磁化自由層の磁化の向きの反転確率の変化を測定した。測定結果として、X軸方向の印加磁界の大きさと、各磁気抵抗効果素子41,42の磁化の向きの反転確率との関係を、図5に示す。
図5に示すように、長軸がX軸と垂直(長軸がY軸方向)な磁気抵抗効果素子41では、印加した磁界の方向と磁気抵抗効果素子41の長軸とが垂直な方向であり、反転確率は磁界強度に依存しない。
これに対して、長軸がX軸と平行な磁気抵抗効果素子42では、印加した磁界の方向と磁気抵抗効果素子42の長軸とが平行な方向であり、反転確率は磁界強度にほぼ比例して変動することがわかる。
このことから、外部磁界に対する感度が異なる2つの磁気抵抗効果素子41,42の出力の排他的論理和をとることにより、外部磁界に対する反転確率の変動の小さい方の磁気抵抗効果素子からの出力を優先して乱数出力として使用することができる。これにより、外部磁界に対する、乱数精度や乱数生成効率の低下を抑制することができる。
なお、実際の乱数発生装置の使用時には、この実験例のX軸方向の外部磁界に限らず、外部磁界がどの方向から印加されるかは不定である。
本実施の形態の構成とすれば、外部磁界がどの方向であっても、反転確率変動の小さい素子からの出力を優先して乱数出力として使用できるため、外部磁界に対する乱数精度の低下及び発生レートの低下を抑制し、真性乱数を安定して発生させることができる。
<6.変形例>
上述の各実施の形態では、特性の異なる2個の磁気抵抗効果素子を使用して、乱数発生装置を構成していた。
本発明では、互いに特性の異なる3個以上の磁気抵抗効果素子を使用して、乱数発生装置を構成してもよい。この場合には、全ての磁気抵抗効果素子の出力の排他的論理和を出力とすればよい。特性の異なる3個以上の磁気抵抗効果素子を使用した場合にも、外部環境の変動に対して、安定して乱数を生成できる乱数発生装置を構成することができる。
上述の各実施の形態では、磁気抵抗効果素子の平面形状を楕円形状としていたが、磁気抵抗効果素子の磁性層において磁気異方性が得られる形状であれば、楕円形状に限定されない。例えば、紡錘形状や、縦横の比が大きい長方形状、対角線の長さの比が大きい菱形状等、様々な平面形状が考えられる。
上述の各実施の形態では、乱数発生装置を構成する磁気抵抗効果素子として、磁化自由層18と磁化固定層13との間の中間層をトンネルバリア層17とした、トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)を使用していた。
本発明では、中間層を非磁性導体層とした巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)を使用して、乱数発生装置を構成することも可能である。
上述の各実施の形態のようにトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)を使用した場合には、磁気抵抗効果素子の抵抗値の変化が大きくなるので、磁気抵抗効果素子からの出力を大きくすることができる。
上述の第2の実施の形態では、2つの磁気抵抗効果素子41,42の長軸が互いに90度をなす構成であったが、本発明では、長軸のなす角度が90度以外(90度未満)の場合も含むものである。長軸のなす角度が90度に近い程、即ち、長軸のなす角度が大きい程、外部磁界に対する安定性が向上する。
なお、磁気抵抗効果素子を楕円形状以外の他の平面形状とする場合には、長軸方向のなす角度の代わりに、磁気抵抗効果素子の平面形状の長手方向のなす角度で考えればよい。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
1,20,21,41,42 磁気抵抗効果素子、11 下地層、12 反強磁性層、13 磁化固定層、14,16 強磁性層、15 非磁性層、17 トンネルバリア層、18 磁化自由層、19 キャップ層、22,23 ドライブトランジスタ、24,25 読み出し用センスアンプ回路、26 排他的論理和演算回路、27 書き込み/読み出し制御回路、28 リファレンス電圧発生回路

Claims (5)

  1. 磁化の向きが反転可能な磁化自由層と、
    非磁性材料からなる中間層と、
    前記磁化自由層に対して、前記中間層を介して配置され、磁化の向きが固定された磁化固定層とを含み、スピン注入電流により前記磁化自由層の磁化の向きが反転される磁気抵抗効果素子を含み、
    前記スピン注入電流に関する特性が互いに異なる、複数個の前記磁気抵抗効果素子を含む
    乱数発生装置。
  2. それぞれの前記磁気抵抗効果素子は、反転確率が1/2となる前記スピン注入電流の値が互いに異なる、請求項1に記載の乱数発生装置。
  3. それぞれの前記磁気抵抗効果素子は、反転確率が1/2となる前記スピン注入電流の値の外部磁界依存性が互いに異なる、請求項1に記載の乱数発生装置。
  4. それぞれの前記磁気抵抗効果素子は、反転確率が1/2となる前記スピン注入電流の値の温度依存性が互いに異なる、請求項1に記載の乱数発生装置。
  5. 各前記磁気抵抗効果素子の出力の排他的論理和を乱数出力とする、請求項1に記載の乱数発生装置。
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