JP2011013764A - 消費電力管理方法、消費電力管理システムおよびプログラム - Google Patents

消費電力管理方法、消費電力管理システムおよびプログラム Download PDF

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裕之 大▲崎▼
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Abstract

【課題】予測される消費電力が不足しているとき、サーバ間で電力を融通することによって、サーバシステムのサービス品質を維持することを目的とする。
【解決手段】複数のサーバ101が接続されているサーバシステム1の消費電力を管理する消費電力管理装置111による消費電力管理方法であって、消費電力管理装置111が、第1のサーバ101を起動した際に、サーバシステム1全体の消費電力が予め定められている閾値より大きくなると予測される場合、サーバシステム1内における他のサーバ101である第2のサーバ101の動作レベルを落とすことにより生じる余剰電力を、第1のサーバ101に供給することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力管理方法、消費電力管理システムおよびプログラムの技術に関する。
サーバシステムでは、サーバがジョブを実行する。さらに、サーバシステムは、優先度の高い順にジョブを実行し、適切なサービス品質を提供する必要がある。優先度の順にジョブを実行できない場合、ジョブの締切時刻までに実行が終了しないなどの弊害により、サービス品質が維持できない。
サーバはブレーカに接続し、ブレーカの定格電力以下で動作する。さらに、サーバは複数の動作レベルのうち一つで動作し、この動作レベルを変更することにより、消費電力を減少又は増加させることができる。ここで動作レベルとは、プロセッサの稼働率に伴うプロセッサ周波数のレベルである。
このとき、ブレーカ設備のコストを削減するため、複数サーバを同一ブレーカに接続すると、ブレーカの定格電力を超える可能性がある。そこで、従来では、複数のサーバを同一ブレーカに接続し、ブレーカに接続されているサーバの消費電力の上限値を設定し、それを超えないよう各サーバの動作レベルを設定し運用する「キャッピング」を行うことで、サーバ合計の消費電力が定格電力を超えないように、同一ブレーカに接続するサーバを増やしている。通常、このような上限値はサーバごとではなく、1台以上のサーバを装備したラック又はシャーシ単位で消費電力の上限値を決めている。
しかし、通常運用時を超える量の優先度の高いジョブ、つまり飛び込みジョブが発生し、サーバの消費電力が増加し、シャーシにおける消費電力の上限値を超えてしまう場合、サーバシステムは、この飛び込みジョブを実行することができない。このため、一時的に別のシャーシのサーバの消費電力を削減し、消費電力増加分を融通する必要がある。
このような問題に対し、例えば、特許文献1〜特許文献3及び非特許文献1に記載の技術が開示されている。
特許文献1には、負荷装置のうち、最も末端に接続されたものの中で、最もアイドルタイムの長いものの動作モードを省電力モードに切り替えるように制御する技術が開示されている。
特許文献2には、CPU(Central Processing Unit)の稼働率と動作周波数(以下、周波数と記載)切り替え頻度を監視し、稼働率が高すぎる場合、もしくは周波数の切り替え頻度が高すぎる場合に周波数を切り替える技術が開示されている。
特許文献3には、CPUの現在の稼動率と複数の閾値を比較し、さらにCPUの現在の周波数と、下限値及び上限値とを比較し、CPU周波数を変更する技術が開示されている。
非特許文献1には、サーバの追加起動時にシャーシの消費電力上限値を超える場合、シャーシの消費電力の上限値を変更する技術が開示されている。
特開2000−267766号公報 特許第2766170号明細書 特開2008−217628号公報
"NEC(登録商標) SIGMABLADEの電力制御テクノロジー"、[online]、2007年12月3日、アイティメディア株式会社、[平成21年3月3日検索]、インターネット、<URL:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/03/news006.html>
しかしながら、特許文献1〜特許文献3に記載の技術では、優先度の高いジョブを実行中のサーバが、プロセッサの周波数を下げられてしまう場合があり、結果としてジョブの終了が遅延してしまい、サービス品質を維持できないという問題がある。
また、非特許文献1に記載の技術では、飛び込みジョブ及び実行中のジョブの優先度のどちらが高いかを判断しないため、誤って優先度の高いジョブを実行するサーバの消費電力を削減してしまい、結果としてジョブの終了が遅延する可能性がある。そのため、サーバシステムのサービス品質を維持できないという問題がある。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、消費電力管理されている計算機群の消費電力が不足すると予測されるときでも、システムのサービス品質を維持することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の一の手段は、複数の計算機が接続されているシステムの消費電力を管理する消費電力管理装置による消費電力管理方法であって、前記計算機には、それぞれ動作レベルが設定されており、前記消費電力管理装置が、前記計算機のうちの第1の計算機を起動した際に、システムの消費電力が予め定められている閾値より大きくなると予測される場合、前記システム内における稼働中の他の計算機である第2の計算機の前記動作レベルを落とすことにより生じる余剰電力を、前記第1の計算機に供給することを特徴とする。
また、本発明の他の手段は、複数の計算機が接続されているシステムの消費電力を管理する消費電力管理装置による消費電力管理方法であって、前記システムには、同一のキャッピング値が設定されている計算機の集合であるキャッピングセグメントが存在し、前記消費電力管理装置が、前記計算機のうちの第1の計算機を起動した際に、システムの消費電力がキャッピング値より大きくなると予測される場合、前記キャッピング値を変更することにより生じる余剰電力を、前記第1の計算機に供給することを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中で後記する。
本発明によれば、消費電力管理されている計算機群の消費電力が不足すると予測されるときでも、システムのサービス品質を維持することができる。
本実施形態に係るサーバシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るジョブ管理情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る電力管理構成情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る電力融通制御プランの一例を示す図である。 本実施形態に係る入力パラメータの一例を示す図である。 本実施形態に係る電力融通処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS106の同一キャッピングセグメント内の電力融通判定処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS109の同一電力ドメイン内の電力融通判定処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS108の電力融通制御プランの実行処理の手順を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
《システム構成》
図1は、本実施形態に係るサーバシステムの構成の一例を示すブロック図である。
サーバシステム1(システム)は、計算機であるサーバ101a(101)、サーバ101b(101)、サーバ101c(101)、各サーバ101の消費電力を管理・制御する消費電力管理装置111及び管理端末130を含む。
サーバ101a、サーバ101b及びサーバ101cには、ジョブ処理プロセスが稼働し、図示しないホストサーバからのジョブ処理要求に応じてジョブ処理が実行される。本実施形態のサーバシステム1は、図1に示すように、3台のサーバ101を含んでいるが、2台以上のサーバ101を含むように構成してもよい。また、サーバ101a、サーバ101b及びサーバ101cはクラスタ構成となっている。
各サーバ101は、共通のブレーカ106を介して外部電力供給装置105から電力を供給されている。また、各サーバ101と、消費電力管理装置111とは、LAN(Local Area Network)などのネットワーク140で互いに接続されている。なお、各サーバ101は、通常のPC(Personal Computer)でもよいし、ブレードサーバであってもよい。
消費電力管理装置111は、図1に示すように、各サーバ101の外部に配置されたハードウェアとして構成されているが、各サーバ101のいずれかの内部に含まれる構成としてもよい。また、消費電力管理装置111をハードウェアとしてではなく、当該機能を提供するプログラムとして実現し、いずれかのサーバ101の内部で実行されるようにしてもよい。
また、本実施形態のサーバシステム1は、図1に示すように、消費電力管理装置111を1つ含んでいるが、複数の消費電力管理装置111を含むように構成してもよい。この場合には、消費電力管理装置111のいずれか又はすべてがサーバ101からのイベント通知に基づいて、本実施形態に係るサーバ消費電力制御処理を実行する。
管理端末130は、消費電力管理装置111に接続され、消費電力管理装置111を管理する。具体的には、管理者131によるパラメータの入力を受け付け、入力パラメータ132として消費電力管理装置111に送信する。
次に、本実施形態のサーバシステム1を構成する各部の詳細について説明する。
各サーバ101は、プロセッサ102、主記憶装置103を含む。
図示しない不揮発性記憶装置に格納されているプログラムが主記憶装置103に展開され、プロセッサ102によってこのプログラムが実行されることにより、ジョブが実行される。
消費電力管理装置111は、管理者131によって管理端末130から入力された入力パラメータ132を受信し、この入力パラメータ132を基にジョブ管理情報121もしくは電力管理構成情報122に変更を加える。消費電力管理装置111は、プロセッサ112、RAM(Random Access memory)などの主記憶装置113を備える。
主記憶装置113には、図示しない不揮発性記憶装置に格納されているプログラムが展開され、プロセッサ112によってこのプログラム実行されることにより、消費電力制御部120が具現化されている。
消費電力制御部120は、外部電力供給装置105から入力される消費電力情報や、管理端末130から入力される入力パラメータ132などを、ジョブ管理情報121や、電力管理構成情報122として格納する。さらに、消費電力制御部120は、キャッピング値制御要求を外部電力供給装置105に送信する。
消費電力管理装置111の主記憶装置113には、ジョブ管理情報121、電力管理構成情報122、電力融通制御プラン123などが図示しない不揮発性記憶装置から展開されている。
ジョブ管理情報121には、サーバシステム1において処理した、もしくは処理予定のジョブの状態情報などが格納されている。なお、ジョブ管理情報121の詳細については、図2にて後記する。
電力管理構成情報122には、サーバシステム1に含まれる各サーバ101の状態を含む情報などが格納されている。電力管理構成情報122の詳細については、図3にて後記する。
電力融通制御プラン123には、サーバシステム1において電力融通のために各サーバ101が実行する制御処理の内容が格納されている。電力融通制御プラン123の詳細については、図4にて後記する。
ここで、図1を参照しながら、本実施形態におけるサーバ101間の接続について説明する。
次に、消費電力管理装置111に含まれる各構成の関連について説明する。消費電力管理装置111には、前記したように、消費電力制御部120、ジョブ管理情報121、電力管理構成情報122が含まれる。
消費電力制御部120は、サーバ101から送信された消費電力情報を受信し、電力管理構成情報122に格納する。
なお、消費電力制御部120は、前記したように、プログラムなどのソフトウェアで実装されてもよいし、ハードウェアで実装されていてもよい。
《ジョブ管理情報》
図2は、本実施形態に係るジョブ管理情報の一例を示す図である。
ジョブ管理情報121には、各ジョブの状態を含む情報が含まれている。ジョブ管理情報121は、初期設定が「データ無し」であり、消費電力制御部120によって各サーバ101から入力されたジョブ情報、もしくは管理端末130から入力された入力パラメータ132を格納されることで更新される。
ジョブ管理情報121には、ジョブ名、状態、稼動サーバ名、優先度、終了予定時刻、締切時刻、動作レベル下限値、及び消費電力下限値の各情報がジョブ毎に格納されている。ジョブ管理情報121には、この他に動作レベル上限値などが格納されてもよい。
ジョブ名は、管理対象のジョブを一意に識別する識別子である。状態は、ジョブ名によって識別されるジョブの状態である。具体的には、ジョブがサーバ101において実行中であることを示す「実行中」や、ジョブがサーバ101において実行されていないことを示す「実行待ち」などの値が設定される。
稼動サーバ名は、該当するジョブが実行されている、もしくは実行される予定のサーバ101の識別子である。
優先度は、該当するジョブに設定されている優先度である。優先度の高い(数値の高い)ジョブほど、優先的に実行される。
優先度は、管理者131によって入力される入力パラメータに基づき変更される。また優先度は、消費電力制御部120をプロセッサ112で実行中に、後記する締切時刻と終了予定時刻を比較した結果を基に変更も可能である。つまり、締切時刻と終了予定時刻の間に十分余裕があるジョブの優先度を下げるよう変更してもよい。
終了予定時刻は、該当するジョブ(実行中)の終了予定時刻である。締切時刻は、該当するジョブが終了しなければならない時刻である。つまり、締切時刻を過ぎると、該当するジョブは強制終了させられる。
動作レベル下限値は、稼動サーバ名によって識別されるサーバ101が動作するレベル(動作レベル)の下限である。前記したように、動作レベルとは、プロセッサの稼働率に伴うプロセッサ周波数のレベルである。なお、図2における「2/5」や、「3/5」は、全5段階のうち、レベルが「2」や、「3」であることを示している。つまり、動作レベル下限値は、プロセッサの動作レベルがこの値以下にはならないことを示している。
消費電力下限値は、稼動サーバ名によって識別されるサーバ101が消費する電力の下限値である。
《電力管理構成情報》
図3は、本実施形態に係る電力管理構成情報の一例を示す図である。
電力管理構成情報122には、各サーバ101の電源状態を含む情報が格納されている。電力管理構成情報122は、初期設定が「データ無し」であり、消費電力制御部120によってサーバ101から入力された消費電力情報を格納されることで更新される。
電力管理構成情報122は、サーバ名、電源状態、キャッピング機能有無、動作レベル、キャッピングセグメント名、最大供給電力値、キャッピング値、消費電力値、電力ドメイン名及び定格電力値の各情報がサーバ101毎に格納されている。
サーバ名は、サーバシステム1に含まれるサーバ101を一意に識別する識別子である。
電源状態は、該当するサーバ101の電源の状態である。具体的には、「On」や「Off」などの値が設定される。
キャッピング機能有無は、該当するサーバ101におけるキャッピング機能の有無を表す。具体的には、「有り」もしくは「無し」の値が設定される。
動作レベルは、該当するサーバ101の現在の動作レベルである。動作レベルについては前記したので、ここでは説明を省略する。
キャッピングセグメント名は、キャッピングセグメントの識別子である。キャッピングセグメントとは、同一のキャッピング値が設定されているサーバ101群のことである。図3の例では、サーバ「S2」と、サーバ「S3」とが同一のキャッピングセグメントに属し、サーバ「S1」は、サーバ「S2」及びサーバ「S3」とは異なるキャッピングセグメントに属していることを示す。
最大供給電力値は、キャッピングセグメント毎に設定される電力値であり、サーバシステム1内における電力設計上、そのキャッピングセグメントに供給してもブレーカが落ちない電力値である。これは、後記するキャッピング値を変更する際におけるキャッピング値の上限値でもある。
キャッピング値は、閾値の1つであり、キャッピングセグメント名によって識別されるキャッピングセグメントが設定している消費電力の上限値である。消費電力制御部120は、該当するキャッピングセグメントに属するサーバ101の消費電力の総和が、このキャッピング値を超えないようにキャッピング制御を行う。
消費電力値は、同一のキャッピングセグメントに属するサーバ101で現在消費されている電力値の合計値である。つまり、消費電力制御部120は、サーバ101の消費電力を監視しており、サーバ101の消費電力をキャッピングセグメント毎に加算した値を電力管理構成情報122の消費電力値に格納する。
電力ドメイン名は、同一のブレーカ106に接続されているサーバ101のグループを示す電力ドメインの識別子である。図3の例では、サーバ「S1」と、サーバ「S2」と、サーバ「S3」とが同一の電力ドメインに属していることを示す。
定格電力値は、閾値の1つであり、電力ドメイン毎に設定される電力値であり、例えば、該当する電力ドメインに属するキャッピングセグメントにおける最大供給電力値の総和である。
なお、本実施形態では、1つのキャッピングセグメントは、1つの電力ドメインに属しているが、1つのキャッピングセグメントが、複数の電力ドメインに属す場合もある。
《電力融通制御プラン》
図4は、本実施形態に係る電力融通制御プランの一例を示す図である。
電力融通制御プラン123は、後記する図6〜図9に示す処理を行った結果、消費電力制御部120が出力する情報である。
また、電力融通制御プラン123は、電力融通時の各サーバ101の制御内容が含まれる。
そして、電力融通制御プラン123は、電力を融通する際の制御内容の情報が制御対象サーバ毎に格納されている。
制御対象サーバ名は、電力融通の制御対象となるサーバ101の識別子である。
制御内容は、制御対象サーバ名に該当するサーバ101のプロセッサによって実行すべき電力融通の制御内容(実行内容)である。
《入力パラメータ》
図5は、本実施形態に係る入力パラメータの一例を示す図である。
前記したように、消費電力制御部120は、入力パラメータ132に基づきジョブ管理情報121もしくは電力管理構成情報122に変更を加える。この入力パラメータ132は、消費電力制御部120が各情報121,122に加える変更の内容が含まれる。入力パラメータ132は、管理者131からの入力に基づいて管理端末130が生成する。
入力パラメータ132は、変更情報名、変更条件及び変更内容の各情報が含まれる。
変更情報名は、変更を加える情報名である。具体的には、ジョブ管理情報121や、電力管理構成情報122などが指定される。
変更条件は、変更情報名によって指定される情報において、データの変更を加える箇所を指定する情報である。
変更内容は、変更情報名によって識別される情報の中で、変更条件に該当する箇所に加える変更の内容である。
図5の例では、ジョブ管理情報121におけるジョブ名が「Job−1」であるジョブの締切時刻を「XX:XX」に変更することとなる。
《フローチャート》
本実施形態において、サーバシステム1でキャッピング値を変更し電力を融通する処理の手順を、図6〜図9を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る電力融通処理の手順を示すフローチャートである。
以下、サーバ状態変更が発生したサーバ101に接続された消費電力管理装置111で実行される処理について説明する。具体的には、サーバシステム1において、これまで電源がOFFとなっていたサーバ101が起動(追加起動)されたときの処理について説明する。
まず、消費電力管理装置111は、追加起動したサーバ101から送信されるサーバ追加起動要求を受信する(S101)。
次に、消費電力制御部120は、サーバ追加起動に伴う電力ドメイン内の消費電力の増加量を見積もる(S102)。前記したように動作レベルがプロセッサの稼働率に伴うものであるため、サーバ101の消費電力は、動作レベルによって決定できる。また、サーバ101起動時の動作レベルは、ジョブ管理情報121で設定されている優先度と、予め対応付けられているものとする。具体的には、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121の稼働サーバ名の欄を参照して、追加起動するサーバ101で実行されるジョブの優先度を取得する。そして、消費電力制御部120は、図示しない優先度−消費電力値対応情報から、追加起動するサーバ101の消費電力値を見積もる。
次に、消費電力制御部120は、ステップS102において見積もった消費電力値が、追加起動するサーバ101の属する電力ドメインの定格電力値を超えたか否かを判定する。(S103)。具体的には、消費電力制御部120は、電力管理構成情報122の消費電力値の電力ドメインにおける総和が、電力管理構成情報122の定格電力値より大きいか否かを判定する。
ステップS103の結果、消費電力値が定格電力値を超えた場合(S103→Yes)、外部供給電力装置105が供給できる電力を超えているため、消費電力制御部120は、サーバ追加起動要求を却下する(S111)旨の情報を管理端末130に表示させ、サーバ101の追加起動を行わせない。消費電力制御部120は、サーバ追加起動要求を却下する旨の情報を管理端末130に表示させなくてもよい。
ステップS103の結果、消費電力値が定格電力値を超えない場合(S103→No)、消費電力制御部120は、電力管理構成情報122を参照して、追加起動するサーバ101が属するキャッピングセグメントの消費電力値が、キャッピング値を超えるか否か(より大きいか否か)を判定する(S104)。
ステップS104の結果、キャッピング値を超えない場合(S104→No)、サーバ101の起動に電力的な問題がないので、消費電力制御部120は、サーバ追加起動要求を承認する(S105)旨の情報を管理端末130に表示させ、管理者131が表示内容を承認する旨の情報を入力することで、消費電力管理装置111は、追加起動するサーバ101の起動を承認する。なお、サーバ追加起動要求を承認する旨の情報を管理端末130に表示させなくてもよい。
ステップS104の結果、キャッピング値を超える場合(S104→Yes)、消費電力制御部120は、同一キャッピングセグメント内でのサーバ101間の電力融通を試みる処理を行う(S106)。ステップS106の処理は、図7を参照して後記する。
そして、消費電力制御部120は、ステップS106の結果、同一キャッピングセグメント内での電力融通が成功したか否かを判定する(S107)。
ステップS107の結果、同一キャッピングセグメント内での電力融通に成功した場合(S107→Yes)、キャッピングセグメント内での電力融通を行う電力融通制御プラン123を生成し、管理端末130に表示させた後、管理者131によって電力融通制御プラン123が承認されると、この電力融通制御プラン123の内容を実行し、サーバ追加起動要求を承認する(S108)。ステップS108の処理は、図9を参照して後記する。なお、消費電力制御部120は、電力融通制御プラン123を生成し、管理端末130に表示させずに電力融通制御プラン123の内容を実行してもよい。
ステップS107の結果、同一キャッピングセグメント内での電力融通に失敗した場合(S107→No)、消費電力制御部120は、同一電力ドメイン内での電力融通を試みる処理を行う(S109)。ステップS109の処理は、図8を参照して後記する。
そして、消費電力制御部120は、ステップS109の結果、同一電力ドメイン内での電力融通が成功したか否かを判定する(S110)。
ステップS110の結果、同一電力ドメイン内での電力融通に成功した場合(S107→Yes)、消費電力制御部120は、電力ドメイン内での電力融通を行う電力融通制御プラン123を生成し、この電力融通制御プラン123を管理端末130に表示させた後、ユーザによって電力融通制御プラン123が承認されると、この電力融通制御プラン123の内容を実行し、サーバ追加起動要求を承認する(S108)。なお、消費電力制御部120は、電力融通制御プラン123を管理端末130に表示させずに、電力融通制御プラン123の内容を実行してもよい。
ステップS110の結果、同一電力ドメイン内での電力融通に失敗した場合(S110→No)、消費電力制御部120は、サーバ追加起動要求を却下する(S111)旨の情報を管理端末130に表示させ、サーバ101の追加起動を行わせない。なお、消費電力制御部120は、サーバ追加起動要求を却下する旨の情報を管理端末130に表示させなくてもよい。
図6に示すような電力融通処理により、消費電力制御部120はサーバ101からのサーバ追加起動要求に対して、各サーバ101の消費電力を基に、サーバ追加起動要求の承認もしくは却下を決定することができる。
(S106の詳細)
図7は、ステップS106の同一キャッピングセグメント内の電力融通判定処理の手順を示すフローチャートである。
まず、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121を参照して、追加起動するサーバ101が属するキャッピングセグメント内で、追加起動するサーバ101で動作するジョブより優先度が低いジョブを特定する(S201)。ここで、追加起動するサーバ101で動作するジョブより優先度の低いジョブが見つからない場合、図6のステップS106の結果として「失敗」を出力する。
次に、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121を参照して、ステップS201において特定したジョブが稼動するサーバ101のうち、動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でないサーバ101を特定する(S202)。
そして、消費電力制御部120は、ステップS202において特定したサーバ101のうち、以下に説明するステップS204〜S207の処理が未処理のサーバ101について、稼動するジョブの優先度が最も低いサーバ101の動作レベルを動作レベル下限値(下限値)に設定した場合の余剰電力を求める(S203)。このステップS203を補足説明すると、消費電力管理装置111は、過去の実績から、各サーバ101が動作レベルを動作レベル下限値まで落としたときの消費電力に関する情報を予め有している。消費電力制御部120は、この情報を用いて、ステップS202で特定したサーバ101の動作レベルを動作レベル下限値まで落とした際の電力管理構成情報122の消費電力値を算出する。そして、消費電力制御部120は、算出した消費電力と、電力管理構成情報122におけるキャッピング値の差から余剰電力を求める
次に、消費電力制御部120は、ステップS203で求めた余剰電力の総和が、図6のステップS102で求めた消費電力増加量以上であるか否かを判定する(S204)。ここで、余剰電力の総和を用いるのは、ステップS204,S206が実行される毎に、ステップS203で余剰電力が算出されるためである。
ステップS204の結果、余剰電力の総和が消費電力増加量以上である場合(S204→Yes)、消費電力制御部120は、電力融通が可能と判断し、動作レベル制御案を電力融通制御プラン123として保存し(S205)、図6のステップS106の結果として「成功」を出力する。具体的に、動作レベル制御案は、ステップS203において余剰電力を求めたサーバ101すべてで、動作レベルを動作レベル下限値に設定し、余剰電力の総和を追加起動サーバ101に融通するという制御案である。なお、ステップS106のフローチャートにおいて、ステップS203を少なくとも1回、ステップS204が「yes」になるまで繰り返して行われるが、ステップS205の電力融通制御プラン123は、ステップS203で動作レベルを下限に設定されたサーバ101の動作レベルを実際に低下させるというプランになる。
ステップS204の結果、余剰電力の総和が消費電力増加量より小さい場合(S204→No)、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121を参照して、次に優先度が低く、動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でないサーバ101が残っているか否かを判定する(S206)。
ステップS206の結果、動作レベルが動作レベル下限値でないサーバ101が残っている場合(S206→Yes)、消費電力制御部120は、ステップS203へ処理を戻し、このサーバ101の動作レベルを動作レベル下限値まで落としたときの余剰電力を求める。
ステップS206の結果、動作レベルが動作レベル下限値でないサーバ101が残っていない場合(S206→No)、消費電力制御部120は、同一キャッピングセグメント内での電力融通が不可能と判断し(S207)、図6のステップS106の結果として「失敗」を出力する。
図7の電力融通判定処理により、消費電力制御部120は、消費電力増加量を同一キャッピングセグメント内の1台以上のサーバ101から融通することが可能か不可能かを判断し、可能である場合に制御案を電力融通制御プラン123に保存することができる。
(S109の詳細)
図8は、ステップS109の同一電力ドメイン内の電力融通判定処理の手順を示すフローチャートである。
まず、消費電力制御部120は、電力管理構成情報122を参照して、追加起動するサーバ101が属する同一電力ドメイン内の各キャッピングセグメントの余剰電力を取得する(S301)。各キャッピングセグメントの余剰電力は、各キャッピングセグメントでキャッピング値から消費電力値を減算して取得する。図7のステップS203とは異なり、動作レベルの制御を伴うことなく融通できる電力値を取得するものである。なお、ここで、処理対象となるキャッピングセグメントは、追加起動するサーバ101が属さないキャッピングセグメントが対象となる。
そして、消費電力制御部120は、取得した余剰電力毎に、図6のステップS102で求めた消費電力増加量との比較を行い、消費電力増加量が確保できるキャッピングセグメントがあるか否かを判定する(S302)。つまり、消費電力制御部120は、余剰電力が消費電力増加量以上であるキャッピングセグメントが存在するか否かを判定する。
ステップS302の結果、消費電力増加量が確保できるキャッピングセグメントがある場合(S302→Yes)、消費電力制御部120は、電力融通が可能と判断し、動作レベル制御案を電力融通制御プラン123として保存し(S303)、図6のステップS109の結果として「成功」を出力する。この動作レベル制御案は、電力に余裕のあるキャッピングセグメントのキャッピング値のみを設定変更するだけで、動作レベルの制御を伴うことなく電力を融通するというプランである。つまり、電力に余裕のあるキャッピングセグメントのキャッピング値を変更し、その結果生じる余剰電力を追加起動サーバ101に融通するというプランである。同一キャッピングセグメント内で電力融通可能なすべてのサーバ101の動作レベルを動作レベル下限値まで落とした結果生じる余剰電力の総和を融通するという、図7のステップS205の説明での動作レベル制御案とは異なる。
ステップS302の結果、消費電力増加量が確保できるキャッピングセグメントがない場合(S302→No)、消費電力制御部120は、電力融通の可能性を未確認(つまり、ステップS305〜S310の処理が未処理)のキャッピングセグメントのうち、ステップS301で求めた余剰電力が最大のものを取得する(S304)。
次に、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121を参照して、ステップS304において取得したキャッピングセグメント内で、追加起動するサーバ101で動作するジョブより優先度が低いジョブを特定する(S305)。
そして、消費電力制御部120は、ステップS305で特定したジョブのうち、動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でないジョブを特定する。そして、特定したジョブのうち、最も優先度が低いジョブについて、動作レベルを動作レベル下限値(下限値)に設定した場合の余剰電力を求める(S306)。余剰電力の求め方は、図7のステップS203と同様であるため、説明を省略する。
そして、消費電力制御部120は、ステップS306で求めた余剰電力の総和が、図6のステップS102で見積もった消費電力増加量以上であるか否かを判定することにより、余剰電力で消費電力増加量が確保できるか否かを判定する(S307)。ここで、余剰電力の総和としたのは、後記するステップS308,S309で「Yes」が判定されたときに算出される余剰電力を加算する必要があるためである。
ステップS307の結果、消費電力増加量が確保できる場合(S307→Yes)、消費電力制御部120は、ステップS303へ処理を進め、電力融通が可能と判断し、動作レベル制御案を電力融通制御プラン123として保存し、図6のステップS109の結果として「成功」を出力する。
ステップS307の結果、消費電力増加量が確保できない場合(S307→No)、消費電力制御部120は、ジョブ管理情報121を参照して、処理対象となっているキャッピングセグメント内でステップS306,S307の処理が未処理で、かつ次に優先度が低く、動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でないジョブがあるか否かを判定する。すなわち、消費電力制御部120は、動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でない、低優先ジョブがあるか否かを判定する(S308)。
動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でない低優先ジョブがある場合(S308→Yes)、消費電力制御部120は、ステップS306へ処理を戻す。
動作レベルが動作レベル下限値(下限値)でない低優先ジョブがない場合(S308→No)、消費電力制御部120は、電力融通可能性を未確認(S304〜S309の処理が未処理)であるキャッピングセグメントがあるか否かを判定する(S309)。
ステップS309の結果、電力融通可能性を未確認であるキャッピングセグメントがある場合(S309→Yes)、消費電力制御部120は、ステップS304へ処理を戻し、該当するキャッピングセグメントについてステップS304〜S309の処理を繰り返す。
ステップS309の結果、電力融通可能性を未確認であるキャッピングセグメントがない場合(S309→No)、消費電力制御部120は、電力融通が不可能と判断し(S310)、図6のステップS109の結果として「失敗」を出力する。
図8の電力融通判定処理により、プロセッサ112は、消費電力増加量を同一電力ドメイン内のいずれかのキャッピングセグメント内の1台以上のサーバ101から融通することが可能か不可能かを判断し、可能である場合に制御案を電力融通制御プラン123に保存することができる。
(S108の詳細)
図9は、ステップS108の電力融通制御プランの実行処理の手順を示すフローチャートである。
消費電力制御部120は、まず生成された電力融通制御プラン123を取得する(S401)。
そして、消費電力制御部120は、取得した電力融通制御プラン123に記述されている電力融通がキャッピングセグメント内の融通であるか否かを判定する(S402)。ステップS402の処理は、消費電力制御部120が、電力管理構成情報122を参照し、図4の電力融通制御プラン123の制御対象サーバ名が、追加起動するサーバ101が属するキャッピングセグメントと同一のキャッピングセグメントに属しているか否かを判定することによって行われる。
ステップS402の結果、キャッピングセグメント内の融通である場合(S402→Yes)、電力融通制御プラン123の制御内容に「サーバの動作レベルを下限値に設定する」と記載されているサーバ101(動作レベル下降対象サーバ)の動作レベルを動作レベル下限値(下限値)に設定する(S403)。
ステップS402の結果、キャッピングセグメント間の融通である場合(S402→No)、まず、消費電力制御部120は、電力融通制御プラン123の制御内容に「サーバの動作レベルを下限値に設定する」と記載されているサーバ101(電力融通元キャッピングセグメント内の動作レベル下降対象サーバ)の動作レベルを動作レベル下限値(下限値)に設定する(S404)。
次に、消費電力制御部120は、電力管理構成情報122における電力融通元キャッピングセグメントのキャッピング値を融通する電力分低減する(S405)。
そして、消費電力制御部120は、電力融通先キャッピングセグメントのキャッピング値を融通する電力分増加する(S406)。
以上説明した本実施形態では、消費電力管理装置111は、プロセッサ112で消費電力制御部120を実行することにより、サーバ101を追加起動することによって生じる飛び込みジョブによる消費電力増加量を見積もる。さらに、消費電力管理装置111は、消費電力がキャッピング値を超える場合、ジョブの優先度を元に、同一キャッピングセグメント、もしくは同一電力ドメインの別のキャッピングセグメントの1台以上のサーバ101から融通することが可能か不可能かを判断し、可能である場合には電力融通制御プラン123を保存する。このときに、飛び込みジョブより優先度の低いジョブを実行するサーバ101を融通元として選択する。さらに、消費電力管理装置111は、電力融通制御プラン123を取得し、融通元と融通先のキャッピングセグメントに対して、サーバ101の動作レベル変更とキャッピング値変更を実行し、電力を融通する。これにより、消費電力管理装置111は、キャッピングセグメント内のサーバ101の消費電力がキャッピング値を超える場合でも、他のキャッピングセグメントのキャッピング値を変更し、電力融通を受けられるため、優先度の高い飛び込みジョブを実行することができる。
なお、本実施形態の図7では、消費電力制御部120がステップS203で求めた余剰電力を一回一回加算する毎にステップS204の判定を行っているが、これに限らず、以下の処理を行ってもよい。すなわち、消費電力制御部120は、ステップS201で特定した追加起動するサーバ101で実行されるジョブより優先度の低いジョブを特定した後、この特定したジョブが動作するすべてのサーバ101の動作レベルを動作レベル下限値まで落とした余剰電力を求める。そして、消費電力制御部120は、求めた余剰電力をすべて加算した値が、図6のステップS102で算出した消費電力増加量以上であれば、ステップS205の処理を行い、消費電力増加量より小さければステップS207の処理を行うようにしてもよい。
このようにすることで、処理数の削減が可能となる。
本実施形態によれば、効果は以下の3つある。
1.サーバ101の追加起動などにより、優先度が高い飛び込みジョブが発生しても、優先度の低いジョブを実行するサーバの消費電力を削減し、優先度の高いジョブを実行するサーバを追加起動し優先的に実行することができる。
2.ジョブの締切時刻に基づいて優先度を決定することにより、締切時刻が近いジョブを実行するサーバ101に電力を融通し、ジョブごとに決められた締切時刻までに実行を終了することができる。
3.通常運用時を超える優先度の高いジョブを実行しながらも、必要な消費電力を優先度の低いジョブから電力を融通することで、サーバシステム1全体の消費電力を定格電力以下に抑えることができる。
1 サーバシステム
101,101a,101b,101c サーバ(計算機)
102,112 プロセッサ
103,113 主記憶装置
105 外部電力供給装置
106 ブレーカ
120 消費電力制御部
121 ジョブ管理情報
122 電力管理構成情報
123 電力融通制御プラン
130 管理端末
132 入力パラメータ

Claims (16)

  1. 複数の計算機が接続されているシステムの消費電力を管理する消費電力管理装置による消費電力管理方法であって、
    前記計算機には、それぞれ動作レベルが設定されており、
    前記消費電力管理装置が、
    前記計算機のうちの第1の計算機を起動した際に、システムの消費電力が予め定められている閾値より大きくなると予測される場合、
    前記システム内における稼働中の他の計算機である第2の計算機の前記動作レベルを落とすことにより生じる余剰電力を、前記第1の計算機に供給する
    ことを特徴とする消費電力管理方法。
  2. 前記システムには、同一のキャッピング値が設定されている計算機の集合であるキャッピングセグメントが存在し、
    前記閾値は、前記キャッピング値であり、
    前記第2の計算機は、前記第1の計算機が存在するキャッピングセグメント内の少なくとも1つの計算機である
    ことを特徴とする請求項1に記載の消費電力管理方法。
  3. 前記システムは、
    同一のキャッピング値が設定されている計算機の集合であるキャッピングセグメントと、
    ブレーカによって電力管理が行われている計算機の集合である電力ドメインと、
    が存在し、
    前記消費電力管理装置が、
    前記第1の計算機が存在する第1のキャッピングセグメント内から前記第2の計算機を選択した際に、
    前記第2の計算機からの電力供給では、前記第1の計算機が起動することによる前記システム内の消費電力増加量を賄えない場合、
    前記第1の計算機が存在する前記電力ドメインにおいて、前記第1のキャッピングセグメント以外のキャッピングセグメントである第2のキャッピングセグメントから、前記第2の計算機を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の消費電力管理方法。
  4. 複数の計算機が接続されているシステムの消費電力を管理する消費電力管理装置による消費電力管理方法であって、
    前記システムには、同一のキャッピング値が設定されている計算機の集合であるキャッピングセグメントが存在し、
    前記消費電力管理装置が、
    前記計算機のうちの第1の計算機を起動した際に、システムの消費電力がキャッピング値より大きくなると予測される場合、
    前記キャッピング値を変更することにより生じる余剰電力を、前記第1の計算機に供給する
    ことを特徴とする消費電力管理方法。
  5. 前記余剰電力に加えて、前記システム内における稼働中の他の計算機である第2の計算機の前記動作レベルを落とすことにより、さらに余剰電力を確保する
    ことを特徴とする請求項4に記載の消費電力管理方法。
  6. 前記消費電力管理装置が、
    前記キャッピングセグメント毎の消費電力を監視しており、
    前記キャッピング値から、対応するキャッピングセグメントにおける消費電力を減算した値を、さらに前記余剰電力とし、
    前記算出した余剰電力が、前記第1の計算機の起動にともなう前記システムの消費電力増加量以上である場合、
    前記余剰電力を、前記第1の計算機に供給する
    ことを特徴とする請求項4に記載の消費電力管理方法。
  7. 前記消費電力管理装置が、
    前記余剰電力を前記起動する計算機に供給した場合、前記第1の計算機の起動にともなう前記システムの消費電力増加量に達しているか否かを判定し、
    前記起動する計算機の動作電力に達していない場合、さらに前記動作レベルを落とした第2の計算機とは別の第2の計算機の動作レベルを落とした際に生じる余剰電力を、前記起動する第1の計算機に、さらに供給することを、
    前記供給される余剰電力の総和が、前記起動する計算機の動作電力に達するまで、動作レベルを落とす第2の計算機の数を順次増加しつつ繰り返す
    ことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の消費電力管理方法。
  8. 前記システム内の計算機で実行されるジョブには優先度が設定されており、
    前記消費電力管理装置が、
    前記第1の計算機で実行されるジョブより、前記優先度の低いジョブを実行している計算機の動作レベルを落とす
    ことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の消費電力管理方法。
  9. 前記計算機毎に動作レベルの下限値である動作レベル下限値が設定されており、
    前記消費電力管理装置が、
    前記余剰電力を算出する際、前記第2の計算機の動作レベルを動作レベル下限値まで落としたときの余剰電力を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の消費電力管理方法。
  10. 前記消費電力管理装置が、
    前記第1の計算機が起動することによる前記システム内の消費電力増加量を、前記第1の計算機で実行されるジョブの優先度に基づいて、算出する
    ことを特徴する請求項1または請求項4に記載の消費電力管理方法。
  11. 前記計算機は、ブレードサーバである
    ことを特徴とする請求項1または請求項4に記載の消費電力管理方法。
  12. 複数の計算機と、当該複数の計算機の消費電力を管理する消費電力管理装置と、を有する消費電力管理システムであって、
    前記計算機には、それぞれ動作レベルが設定されており、
    前記消費電力管理装置は、
    前記計算機のうちの第1の計算機を起動した際に、消費電力管理システムの消費電力が予め定められている閾値より大きくなると予測される場合、
    前記消費電力管理システム内における稼働中の他の計算機である第2の計算機の前記動作レベルを落とすことにより生じる余剰電力を、前記第1の計算機に供給する
    ことを特徴とする消費電力管理システム。
  13. 前記消費電力管理システムには、同一のキャッピング値が設定されている計算機の集合であるキャッピングセグメントが存在し、
    前記閾値は、前記キャッピング値であり、
    前記第2の計算機は、前記第1の計算機が存在するキャッピングセグメント内の少なくとも1つの計算機である
    ことを特徴とする請求項12に記載の消費電力管理システム。
  14. 前記消費電力管理装置は、
    前記余剰電力を前記起動する計算機に供給した場合、前記第1の計算機の起動にともなう前記消費電力管理システムの消費電力増加量に達しているか否かを判定し、
    前記起動する計算機の動作電力に達していない場合、さらに前期動作レベルを落とした第2の計算機とは別の第2の計算機の動作レベルを落とした際に生じる余剰電力を、前記起動する第1の計算機に、さらに供給することを、
    前記供給される余剰電力の総和が、前記起動する計算機の動作電力に達するまで、動作レベルを落とす第2の計算機の数を順次増加しつつ繰り返す
    ことを特徴とする請求項12に記載の消費電力管理システム。
  15. 前記消費電力管理システム内の計算機で実行されるジョブには優先度が設定されており、
    前記消費電力管理装置が、
    前記第1の計算機で実行されるジョブより、前記優先度の低いジョブを実行している計算機の動作レベルを落とす
    ことを特徴とする請求項12に記載の消費電力管理システム。
  16. 請求項1から請求項11に記載の消費電力管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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