JP2011013632A - 表示装置、画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルにおける残像の発生を抑制する。
【解決手段】本発明による表示装置は、画像データ100を記録するフレームメモリ1と、オーバードライブ処理を行なうOD制御部3と、オーバードライブ処理された画像データ103を用いて表示パネルを駆動する表示パネル6を駆動する表示パネル駆動制御部4とを具備する。OD制御部3は、現フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出される第1画像データ101に対し、前フレーム期間において表示パネルを駆動するためにフレームメモリ1から読み出された第2画像データ102を用いて、オーバードライブ処理を行なう。
【選択図】図3
【解決手段】本発明による表示装置は、画像データ100を記録するフレームメモリ1と、オーバードライブ処理を行なうOD制御部3と、オーバードライブ処理された画像データ103を用いて表示パネルを駆動する表示パネル6を駆動する表示パネル駆動制御部4とを具備する。OD制御部3は、現フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出される第1画像データ101に対し、前フレーム期間において表示パネルを駆動するためにフレームメモリ1から読み出された第2画像データ102を用いて、オーバードライブ処理を行なう。
【選択図】図3
Description
本発明は、オーバードライブ機能を有する表示装置に関する。
表示パネル(例示:液晶パネル)に表示しようとしている画像データ(現フレーム)と、液晶パネルに表示されている画像データ(前フレーム)の信号レベルの差が大きい場合、現フレームの目標レベルに達するまでの時間が長くなることがある。このため、変化の早い動画像が入力されると、現フレームの目標レベルに達する前に次フレームの画像によって表示パネルが駆動され、現フレームによる残像や表示ぼけが次フレームで発生する。このような残像や表示ぼけの発生を抑制することで、液晶パネルの応答速度を改善する技術として、オーバードライブ処理が知られている。以下、オーバードライブをODと称す。
OD処理では、現フレームと前フレームの同一位置の画像データを比較し、画像データの信号レベルの変化量に応じた補正値によって前フレームの画像データを補正する。図1を参照して、一般的な液晶表示装置のOD処理について説明する。
図1は、OD機能を持つ一般的な液晶表示装置のブロック図である。図1を参照して、一般的な液晶表示装置は、画像データ処理部30と画像データ処理部30からの表示画像データ204によって駆動される液晶パネル26とを具備する。画像データ処理部30は、フレームメモリ21、OD専用メモリ22、OD制御部23、液晶パネル駆動制御部24、フレームアドレス制御部25を備える。
フレームメモリ21は、入力される画像データ200を記録する。この際、画像データ200は、フレームメモリアドレス制御部25で生成されたライトアドレス211で示される領域に記録される。又、フレームメモリ21内の画像データ201は、液晶パネル駆動制御部24によって読み出されてOD専用メモリ22に書き込まれるとともに、OD制御部23に入力される。この際、液晶パネル駆動制御部24は、リードアドレス212とライトアドレス213を生成する。画像データ201は、リードアドレス212で示されるフレームメモリ21内の領域から読み出され、ライトアドレス213で示されるOD専用メモリ22内の領域に書き込まれる。一般的に、リードアドレス212とライトアドレス213は同じアドレスである。例えば、フレームメモリ21の先頭アドレスから読み出された画像データ201は、OD専用メモリ22の先頭アドレスに書き込まれる。
OD専用メモリ22は、OD処理に利用される前フレームの画像データが記録される。詳細には、フレームメモリ21から読み出された画像データ201は、液晶パネル駆動制御部24で生成されたライトアドレス213で示される領域に記録される。又、次フレーム期間において、OD専用メモリ22内の画像データ202は、液晶パネル駆動制御部24によって生成されるリードアドレス212で示される領域から読み出され、OD制御部23に入力される。OD専用メモリ22の構造は、フレームメモリ21と同様であり、フレームメモリ21のアドレスとOD専用メモリ22のアドレスとは一致対応する。このため、リードアドレス212とライトアドレス213が同じである場合、フレームメモリ21とOD専用メモリ22の同じアドレスから画像データ201、202が、OD制御部23に入力されることとなる。
現フレーム期間において、フレームメモリ21から、現フレームの画像データ201が読み出されOD制御部23に入力されるとともに、OD専用メモリ22から、前フレーム期間に書き込まれた画像データ202が読み出されOD制御部23に入力される。この後、フレームメモリ21から読み出された画像データ201は、OD専用メモリ22におけるライトアドレス213に対応する領域に書き込まれる。
OD制御部23は、ルックアップテーブル27(以下、LUTと称す)と加算器28を含む。LUT27は、フレームメモリ21の画像データ201とOD専用メモリ22の画像データ202を比較して補正値を求める。加算器28は、LUT27で求めた補正値でフレームメモリ21の画像データ202に対して加減算の補正を行い、OD処理後の画像データ(OD処理後データ203)を生成する。
液晶パネル駆動制御部24は、フレームメモリ21とOD専用メモリ22とから画像データを読み出すとともに、OD処理後データ203を液晶パネル26を駆動する表示画像データ204として表示パネル26に出力する。この際、液晶パネル駆動制御部24は、OD処理後データ203を入力として、表示アドレス220を生成し、表示アドレスに対応した表示画像データ204を液晶パネル26に出力する。
表示画像データ204は、対応する表示アドレス220で示される画素に入力され、各画素は、入力された表示画像データ204の信号レベル(電圧)に応じて駆動される。
動画表示の方法として、一般的に通常動画表示と簡易動画表示の2種類がある。先ず、図1を参照して通常動画表示について説明する。
通常動画表示とは、フレームメモリ21の画像データ201を、画像データ200が入力されるたびにフレーム毎に書き換えて、液晶パネル26に動画を表示することである。
フレームメモリ21は、フレームメモリアドレス制御部25で生成したライトアドレス211で示される領域に画像データ200を記憶する。通常、フレームメモリ21とOD専用メモリ22のアドレスライン数は、液晶パネル26のサイズのライン数に対応する数が設定される。液晶パネル駆動制御部24は、先頭ラインから最終ラインまでカウントするリードアドレス212を生成する。例えば、フレームメモリ21とOD専用メモリ22のY方向のアドレスライン数を120ラインとした場合、1ライン目から120ライン目までカウントしたリードアドレス212を生成する。フレームメモリ21からは、リードアドレス212で示される領域の画像データ201がリードされる。この時、OD専用メモリ22もフレームメモリ21と同じリードアドレス212で示される領域から画像データ202がリードされる。OD専用メモリ22はリード動作の後にライト動作を行い、ライト動作時はフレームメモリ21のリードアドレス212と同じライトアドレス213で示されるOD専用メモリ22の領域に、画像データ201を記憶する。OD専用メモリ22は、フレームメモリ21の画像データ201を記憶することで、前フレームの画像データを保持することになる。
OD制御部23は、フレームメモリ21の画像データ201とOD専用メモリ22の画像データ202をLUT27で比較して補正値を求める。LUT27で求められた補正値を画像データ201に対して加減算することで、OD処理後データ203が生成される。液晶パネル駆動制御部24は、1ライン目から120ライン目までカウントする表示アドレス220に従って、OD処理後データ203を表示画像データ204として液晶パネル26に出力する。各画素は、入力された表示画像データ204の信号レベルに応じて駆動する。
上記の動作を毎フレーム行うことで、液晶パネル26上に動画が表示される。
図1を参照して簡易動画表示について説明する。簡易動画表示とは、フレームメモリ21内の画像データをフレーム毎に書き換えずに、リードアドレス212、ライトアドレス213を制御することで、静止画を動画として表示する方法である。ここでは、フレームメモリ21のリード開始アドレスを変化させながら画像データ201を読み出すことにより、液晶パネル26に表示される画像は変化する。このため、静止画像を簡易的に動画のように表示することができる。
詳細には、簡易動画表示時は、画像データ200の入力を停止し、フレームメモリ21への画像データの書き換え(更新)を停止する。液晶パネル駆動制御部24は、任意のリードアドレス212、ライトアドレス213を生成する(ただし、リードアドレス212とライトアドレス213は同じアドレスである)。ここでは、少なくとも、フレーム期間において画像データを読み出すための読み出し開始アドレス及び書き込み開始アドレスと読み出し終了アドレス及び書き込み終了アドレスが設定される。例えば、液晶パネル駆動制御部24は、1ライン目から120ライン目までの間で、読み出しを開始するアドレスを設定し、任意のアドレスから120ライン目までカウントし、1ライン目から任意のアドレスのラインより1つ少ないアドレス(−1のアドレス)までカウントするリードアドレス212を生成する。フレームメモリ21におけるリードアドレス212で示される領域から画像データ201が読み出される。この時、OD専用メモリ2からは、フレームメモリ1に対するリードアドレス212と同じアドレスから画像データ202が読み出される。
又、液晶パネル駆動制御部24は、1ライン目から120ライン目までの間で、書き込みを開始するアドレスを設定し、任意のアドレスから120ライン目までカウントし、1ライン目から任意のアドレスのラインより1つ少ないアドレス(−1のアドレス)までカウントする書き込みアドレス213を生成する。OD専用メモリ22は、リード動作の後にライト動作も行う。ライト動作時は、OD専用メモリ22におけるリードアドレス212と同じライトアドレス213に対し画像データ201が記録される。
以下、OD処理及び表示画像データ204による駆動動作は、通常動画表示と同様であるので、説明は省略する。上記の動作を毎フレーム行うことで、フレームメモリ上にある固定画像データを簡易的に動画のように表示することができる。
OD処理に関する技術は、例えば、特開2008−11251に記載されている(特許文献1参照)。
動画表示の中でも、処理速度を高め且つ消費電力を下げるため、簡易動画表示の技術が必要となってきている。簡易動画表示では、液晶表示装置が持つフレームメモリに記憶された画像データを書き換えることなく動画表示が行なわれる。このため、簡易動画表示は、フレームメモリの画像データを常に書き換える通常動画表示に比べて劣化する。このため、簡易動画表示においても通常動画表示と同等のクリアな画像を得るため、通常動画表示と同様にOD機能を付加することが求められている。
上述したOD機能を持つ一般的な液晶表示装置において、簡易動画表示させた場合、フレームメモリ21に対するリードアドレス212と、OD専用メモリ22に対するライトアドレス213が同じであるため、フレームメモリ21内の画像データと同様にOD専用メモリ22に記録される画像データも固定的となる。すなわち、液晶パネル26に表示される前フレームと異なる画像データがOD制御部23に記録される場合がある。この場合、前フレームと異なる画像データ202を用いてOD処理されるため、LUT27によって誤った補正値が選択されてしまう。従って、一般的な液晶表示装置において、簡易動画表示を行った場合、OD処理が正常に動作できず、液晶パネル26に表示させた画像は前フレームの残像が出現してしまう。
図2を参照して、上記に示すOD処理が正常に動作できない問題の発生メカニズムの詳細を説明する。一例として、フレームメモリ21とOD専用メモリ22のY方向のライン数は、1ライン目から120ライン目までとし、各メモリのライン数は、液晶パネル26のサイズのライン数に応じた値であるものとする。以下では、N−1フレーム目を表示する期間を前フレーム期間T1、Nフレーム目を表示する期間を現フレーム期間T2、N+1フレーム目を表示する期間を次フレーム期間T3と称して説明する。
前フレーム期間T1において、液晶パネル駆動制御部24は1ライン目から120ライン目までカウントするリードアドレス212及びライトアドレス213を生成する。生成されたリードアドレス212に従って、フレームメモリ21に記憶された画像データと、OD専用メモリ22に記憶された画像データが同時にリードされる。ここでは、前フレーム期間T1の前の期間において、フレームメモリ21と同じ画像データがOD専用メモリ22に格納されているものとする。この場合、フレームメモリ21から読み出された画像データ201と、OD専用メモリ22から読み出された画像データ202は同じデータとなる。
OD制御部23は、読み出された画像データ201と画像データ202とを入力とし、LUT27で比較し補正値を求め、加算器28で補正したOD処理後データ203を出力する。ここで、画像データ201と画像データ202は同じデータであるため、画像に変化がないものとしてOD処理が行なわれる。詳細には、画像データ201は、補正値が加減算されることなく液晶パネル駆動制御部24に出力される。次に、液晶パネル駆動制御部24にてOD処理後データ203(ここでは画像データ201)を表示アドレス220に従う制御を行い、表示画像データ204として液晶パネル26を駆動する。
一方、リードアドレス212に従ってフレームメモリ21から読み出された画像データは、ライトアドレス213に従ってOD専用メモリ22に記録される。前フレーム期間T1では、リードアドレス212と同様に1ライン目から120ライン目までカウントされるライトアドレス213に従って、画像データがOD専用メモリ22に記録される。このため、OD専用メモリ22には、フレームメモリ21と同じ画像データが記録される。
次に、フレームメモリ21内の画像データが更新されず、現フレーム期間T2に移行する。現フレーム期間T2において、液晶パネル駆動制御部24は40ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントする(2)リードアドレス212及びライトアドレス213を生成する。生成されたリードアドレス212に従って、フレームメモリ21に記憶された画像データと、OD専用メモリ22に記憶された画像データが同時にリードされる。ここでは、前フレーム期間T1においてOD専用メモリ22に記録された画像データと、現フレーム期間T2におけるフレームメモリ21内の画像データは同じデータである。このため、現フレーム期間T2においてフレームメモリ21から読み出された画像データ201と、OD専用メモリ22から読み出された画像データ202は同じデータとなる。
OD制御部23は、読み出された画像データ201と画像データ202とを入力とし、LUT27で比較し補正値を求め、加算器28で補正したOD処理後データ203を出力する。ここで、画像データ201と画像データ202は同じデータであるため、画像に変化がないものとしてOD処理が行なわれる。詳細には、画像データ201は、補正値が加減算されることなく液晶パネル駆動制御部24に出力される。次に、液晶パネル駆動制御部24にてOD処理後データ203(ここでは画像データ201)を表示アドレス220に従う制御を行い、表示画像データ204として液晶パネル26を駆動する。
このように、現フレーム期間T2における表示画像は、前フレーム期間T1の表示画像から変化しているにも関わらず、OD処理において変化なしと判定されてしまう。このため、現フレーム期間T2において、液晶パネル26は、前フレーム期間T1における表示画像を残像として表示してしまう場合がある。
一方、リードアドレス212に従ってフレームメモリ21から読み出された画像データは、ライトアドレス213に従ってOD専用メモリ22に記録される。現フレーム期間T2では、リードアドレス212と同様に40ライン目から120ライン目までカウントされ(1)、1ライン目から39ライン目までカウントされる(2)ライトアドレス213に従って、画像データがOD専用メモリ22に記録される。このため、OD専用メモリ22には、フレームメモリ21と同じ画像データが記録される。
次に、フレームメモリ21内の画像データが更新されず、次フレーム期間T3に移行する。次フレーム期間T3において、液晶パネル駆動制御部24は80ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から79ライン目までカウントする(2)リードアドレス212及びライトアドレス213を生成する。生成されたリードアドレス212に従って、フレームメモリ21に記憶された画像データと、OD専用メモリ22に記憶された画像データが同時にリードされる。ここでは、現フレーム期間T2においてOD専用メモリ22に記録された画像データと、次フレーム期間T3におけるフレームメモリ21内の画像データは同じデータである。このため、次フレーム期間T3においてフレームメモリ21から読み出された画像データ201とOD専用メモリ22から読み出された画像データ202は同じデータとなる。
OD制御部23は、読み出された画像データ201と画像データ202とを入力とし、LUT27で比較し補正値を求め、加算器28で補正したOD処理後データ203を出力する。ここで、画像データ201と画像データ202は同じデータであるため、画像に変化がないものとしてOD処理が行なわれる。詳細には、画像データ201は、補正値が加減算されることなく液晶パネル駆動制御部24に出力される。次に、液晶パネル駆動制御部24にてOD処理後データ203(ここでは画像データ201)を表示アドレス220に従う制御を行い、表示画像データ204として液晶パネル26を駆動する。
このように、次フレーム期間T3における表示画像は、現フレーム期間T2の表示画像から変化しているにも関わらず、OD処理において変化なしと判定されてしまう。このため、次フレーム期間T3において、液晶パネル26は、現フレーム期間T2における表示画像を残像として表示してしまう場合がある。
一方、リードアドレス212に従ってフレームメモリ21から読み出された画像データは、ライトアドレス213に従ってOD専用メモリ22に記録される。次フレーム期間T3では、リードアドレス212と同様に80ライン目から120ライン目までカウントされ(1)、1ライン目から79ライン目までカウントされる(2)ライトアドレス213に従って、画像データがOD専用メモリ22に記録される。このため、OD専用メモリ22には、フレームメモリ21と同じ画像データが記録される。
以上のように、OD機能を持つ一般的な液晶表示装置では、フレームメモリ21に対するリードアドレスと、OD専用メモリ22に対するリードアドレス及びライトアドレスが同じである。このような液晶表示装置において簡易動画表示処理を行った場合、現フレームを表示するための画像データ201と、OD処理に利用される画像データ202は同じデータとなる。このため、前フレームから表示している画像に変化があるにもかかわらず、OD処理において画像データは「変化してない」と判定され、補正されない画像データ202によって液晶パネル26が駆動されてしまう。この結果、前フレームの残像が液晶パネル26に表示されてしまう。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための形態]で使用される番号・符号が付加されている。ただし、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明による表示装置は、画像データ(100)を記録するフレームメモリ(1)と、オーバードライブ処理を行なうOD制御部(3)と、表示パネル(6)を駆動する表示パネル駆動制御部(4)とを具備する。OD制御部(3)は、現フレーム期間においてフレームメモリ(1)から読み出される第1画像データ(101)に対し、前フレーム期間において表示パネルを駆動するためにフレームメモリ(1)から読み出された第2画像データ(102)を用いて、オーバードライブ処理を行なう。表示パネル駆動制御部(4)は、OD制御部(3)においてオーバードライブ処理された画像データ(103)を用いて表示パネル(6)を駆動する。
本発明による画像表示方法は、フレームメモリ(1)に画像データ(100)を記録するステップと、現フレーム期間において、フレームメモリ(1)から第1画像データ(101)を読み出すステップと、前フレーム期間において表示パネル(6)を駆動するためにフレームメモリ(1)から読み出された第2画像データ(102)を用いて、第1画像データ(101)に対するオーバードライブ処理を行なうステップと、オーバードライブ処理された画像データ(103)を用いて表示パネル(6)を駆動するステップとを具備する。
本発明によれば、表示パネルにおける残像の発生を抑制することができる。
又、簡易動画表示における残像の発生を抑制することができる。
更に、簡易動画表示に対しオーバードライブ処理を施すことができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。本実施の形態では、表示装置として液晶表示装置を一例に説明する。以下では、従来技術と同様に、N−1フレーム目を表示する期間を前フレーム期間、Nフレーム目を表示する期間を現フレーム期間、N+1フレーム目を表示する期間を次フレーム期間と称して説明する。
(構成)
図3を参照して、本発明による液晶表示装置の構成を説明する。図3は、本発明による表示装置(液晶表示装置)の実施の形態における構成を示すブロック図である。
図3を参照して、本発明による液晶表示装置の構成を説明する。図3は、本発明による表示装置(液晶表示装置)の実施の形態における構成を示すブロック図である。
発明による液晶表示装置は、画像データ処理部12と画像データ処理部12からの表示画像データ104によって駆動される液晶パネル6とを具備する。画像データ処理部12は、フレームメモリ1、OD専用メモリ2、OD制御部3、液晶パネル駆動制御部4、フレームアドレス制御部5、OD専用メモリアドレス制御部9を備える。
フレームメモリ1は、入力される画像データ100を記録する。この際、画像データ100は、フレームメモリアドレス制御部5で生成されたライトアドレス111で示される領域に記録される。フレームメモリ1内の画像データ101は、液晶パネル駆動制御部4によって生成されたリードアドレス112に従って読み出される。
OD専用メモリ2は、OD処理に利用される前フレームの画像データが記録される。詳細には、フレームメモリ1から読み出された画像データ101は、OD専用メモリアドレス制御部9で生成されたライトアドレス113で示される領域に記録される。又、次フレーム期間において、OD専用メモリ2内の画像データ102は、OD専用メモリアドレス制御部9によって生成されるリードアドレス114で示される領域から読み出され、OD制御部3に入力される。OD専用メモリ2の構造は、フレームメモリ1と同様であり、フレームメモリ1のアドレスとOD専用メモリ2のアドレスとは一致対応することが好ましい。更に、フレームメモリ1とOD専用メモリ2のアドレスライン数は、液晶パネル6のサイズのライン数に対応する数が設定されることが好ましい。
OD専用メモリアドレス制御部9は、液晶パネル駆動制御部4からのリード/ライト制御信号110に応じてOD専用メモリ2に対するライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。詳細には、OD専用メモリアドレス制御部9は、液晶パネル6を駆動する表示画像データ104の先頭アドレスに対応するアドレスを書き込み開始アドレスとしたライトアドレス113を生成する。又、前フレーム期間において生成されたライトアドレス113と同じアドレスを、現フレーム期間におけるリードアドレス114として生成する。すなわち、OD専用メモリアドレス制御部9は、液晶パネル6を駆動する際の表示アドレス120に対応するアドレスを、ライトアドレス113及びリードアドレス114として生成する。これにより、前フレーム期間において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データをOD処理に利用することが可能となる。
本発明では、OD専用メモリアドレス制御部9によって、OD専用メモリ2に対するライトアドレス113やリードアドレス114を、フレームメモリ1に対するリードアドレス112に対して独立に生成することができる。これにより、前フレーム期間において、フレームメモリ1から読み出された画像データ101をOD専用メモリ2に記録することが可能となる(第1の実施の形態)。あるいは、前フレーム期間において、フレームメモリ1から読み出された画像データ101を、現フレーム期間において、OD専用メモリ2から読み出すことが可能となる(第2の実施の形態)。
OD制御部3は、ルックアップテーブル7(以下、LUTと称す)と加算器8を含む。LUT7は、フレームメモリ1の画像データ101とOD専用メモリ2の画像データ102を比較して補正値を求める。加算器8は、LUT7で求めた補正値でフレームメモリ1の画像データ101に対して加減算の補正を行い、OD処理後の画像データ(OD処理後データ103)を生成する。
液晶パネル駆動制御部4は、フレームメモリ1及びOD専用メモリ2から画像データを読み出すとともに、OD処理後データ103を、液晶パネル6を駆動する表示画像データ104として表示パネル6に出力する。詳細には、液晶パネル駆動制御部4は、リードアドレス112を生成し、フレームメモリ1におけるリードアドレス112に応じた領域から画像データを読み出す。又、液晶パネル駆動制御部4は、OD専用メモリアドレス制御部9に対してリード/ライト制御信号110を出力し、OD専用メモリ2に対する画像データの書き込み及び読み出しを制御する。更に、液晶パネル駆動制御部4は、OD処理後データ103を入力として、表示アドレス120を生成し、表示アドレス120に対応した表示画像データ104を液晶パネル6に出力する。液晶パネル駆動制御部4は、リードアドレス112に対応する表示アドレス120を生成する。例えば、リードアドレス112における読み出し開始アドレスは表示アドレス120の先頭アドレスに対応し、リードアドレス112の読み出し終了アドレスは、表示アドレス120の最終アドレスに対応する。表示画像データ104は、対応する表示アドレス120で示される画素に入力され、各画素は、入力された表示画像データ104の信号レベル(電圧)に応じて駆動される。
液晶パネル駆動制御部4から出力されるリード/ライト制御信号110は、ライトアドレス113及びリードアドレス114を生成するタイミングを制御する情報を含む。又、リード/ライト制御信号110には、ライトアドレス113及びリードアドレス114を指定する情報が含まれても良い。例えば、液晶パネル駆動制御部4は、予め設定された、読み出し開始アドレス、読み出し終了アドレス、書き込み開始アドレス、又は書き込み終了アドレスを指定する(第1の実施の形態)。この場合、OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライト制御信号110に応じて、先頭アドレスから最終アドレスまでカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。あるいは、他の一例として、リード/ライト制御信号110には、現フレーム期間に生成するリードアドレス112を現フレーム期間のライトアドレス113とし、前フレーム期間に生成したリードアドレス112を、現フレーム期間に生成されたリードアドレス114とする情報が含まれる(第2の実施の形態)。この場合、OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライト制御信号110に応じて、現フレーム期間に生成するリードアドレス112と同じライトアドレス113を生成し、前フレーム期間に生成したリードアドレス112と同じリードアドレス114を生成する。
以上のような構成により、本発明による液晶表示装置は、フレームメモリ1に入力された画像データ100をOD処理した後、液晶パネル6に表示する。
(第1の実施の形態における動画表示動作)
図3を参照して、本発明による液晶表示装置の動画表示動作の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態におけるOD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライト制御信号110に応じて、OD専用メモリ2の先頭アドレス(先頭ライン)から最終アドレス(最終ライン)までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。
図3を参照して、本発明による液晶表示装置の動画表示動作の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態におけるOD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライト制御信号110に応じて、OD専用メモリ2の先頭アドレス(先頭ライン)から最終アドレス(最終ライン)までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。
通常動画表示を行う場合、フレーム毎に新たな画像データ100が入力されて、フレームメモリ1が更新される。又、フレームメモリ1に対するリードアドレス112は固定的であり、例えばフレームメモリ1の先頭アドレスを読み出し開始アドレスとし、最終アドレスを読み出し終了アドレスとなる。一方、簡易動画表示を行なう場合、フレームが切り替わっても新たな画像データ100は入力されず、フレームメモリ1内の画像データは書き換えられず同じ画像データを保持する。又、フレームメモリ1に対するリードアドレス112は任意に設定される。
フレームメモリ1から画像データを抽出し、液晶パネル6に表示するまでの動画表示動作を以下に示す。動画表示動作は、上述のようにリードアドレス112の設定が異なることを除き、通常動画表示や簡易動画表とも同様である。
フレームメモリ1は、フレームメモリアドレス制御部5で生成したライトアドレス111で示される領域に画像データ100を記憶する。液晶パネル駆動制御部4は、任意のリードアドレス112を生成し、フレームメモリ1におけるリードアドレス112で示される領域から画像データ101を読み出す。ここでは、少なくとも、画像データを読み出すための読み出し開始アドレスと読み出し終了アドレスが設定される。例えば、フレームメモリ1とOD専用メモリ2のY方向のアドレスライン数を120ラインとした場合、液晶パネル駆動制御部4は、1ライン目から120ライン目までの間で、読み出しを開始するアドレスを設定し、任意のアドレスから120ライン目までカウントし、1ライン目から任意のアドレスのラインより1つ少ないアドレス(−1のアドレス)までカウントするリードアドレス112を生成する。尚、通常動画表示を行なう場合、先頭ライン(1ライン目)から最終ライン(120ライン目)までカウントしたリードアドレス101が生成されることが好ましい。
液晶パネル駆動制御部4は、リードアドレス112の生成と同時的に、ライト/リード制御信号110を出力する。OD専用メモリアドレス制御部9は、ライト/リード制御信号110に応じて、OD専用メモリの先頭ライン(1ライン目)から最終ライン(120ライン目)までカウントするリードアドレス114及びライトアドレス113を生成する。これにより、リードアドレス114で示されるOD専用メモリ2の領域から、画像データ102が読み出される。
OD専用メモリ2ではリード動作の後にライト動作が行なわれ、ライト動作時はライトアドレス113で示されるOD専用メモリ2の領域に、画像データ101が記録される。OD専用メモリ2は、フレームメモリ1の画像データ101を記憶することで、前フレームの画像データを保持することになる。
OD制御部3は、フレームメモリ1の画像データ101とOD専用メモリ2の画像データ102をLUT7において比較し、差分に応じた補正値を求める。LUT7で求められた補正値を画像データ101に対して加減算することで、OD処理後データ103が生成される。液晶パネル駆動制御部4は、液晶パネル6の先頭ライン(1ライン目)から最終ライン(120ライン目)までカウントする表示アドレス120を生成し、OD処理後データ103を表示画像データ104として液晶パネル6に出力する。各画素は、入力された表示画像データ104の信号レベルに応じて駆動する。
液晶パネル6を駆動する表示画像データ104の元となる画像データ101のリードアドレス112は、表示アドレス120(液晶パネル6における先頭アドレスから最終アドレス)に対応している。例えば、フレームメモリ1に対する読み出し開始アドレスは、液晶パネル6の先頭アドレスに対応し、読み出し終了アドレスは、液晶パネル6の最終アドレスに対応する。本実施の形態では、任意の読み出し開始アドレスから読み出された画像データ101を、先頭アドレスから順にOD専用メモリ2に書き込んでいる。このため、OD専用メモリ2には、前フレーム期間においてフレームメモリ1が保持する画像データ100ではなく、前フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101、すなわち、前フレーム期間において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101が記録されることとなる。
以上の動作を毎フレーム行うことで、液晶パネル6上に通常動画又は簡易動画が表示される。
第1の実施の形態における液晶表示装置は、フレームメモリ1に対するリードアドレス112と、OD専用メモリ2に対するライトアドレス113とをそれぞれ独立に設定している。このため、OD専用メモリ2には、前フレーム期間において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データを記録することができる。これにより、OD制御部3は、前フレーム期間において表示された画像の元となった画像データ101を用いて、現フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101に対してOD処理を行なうことができる。すなわち、本発明によれば、前フレーム期間において表示された画像からの差分に応じたOD処理が可能となり、一般的な液晶表示装置において問題となった残像の発生を防止することができる。
図4を参照して、第1の実施の形態おける簡易動画表示動作の具体例、及びその効果のメカニズムの詳細を説明する。図4は、本発明による液晶表示装置の第1の実施の形態における簡易動画表示動作を示す概念図である。一例として、フレームメモリ1とOD専用メモリ2のY方向のライン数は、1ライン目から120ライン目までとし、各メモリのライン数は、液晶パネル6のサイズのライン数に応じた値であるものとする。以下では、N−1フレーム目を表示する期間を前フレーム期間T1、Nフレーム目を表示する期間を現フレーム期間T2、N+1フレーム目を表示する期間を次フレーム期間T3と称して説明する。
前フレーム期間T1において、液晶パネル駆動制御部4は1ライン目から120ライン目までカウントするリードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライトアドレス制御信号110に応じて、1ライン目から120ライン目までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。ここでは、前フレーム期間T1の前の期間において、フレームメモリ1と同じ画像データがOD専用メモリ2に格納されているものとする。この場合、読み出された画像データ101と画像データ102は同じデータとなる。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。ここで、画像データ101と画像データ102は同じデータであるため、画像に変化がないものとしてOD処理が行なわれる。詳細には、画像データ101は、補正値が加減算されることなく液晶パネル駆動制御部4に出力される。次に、液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103(ここでは画像データ101)を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。前フレーム期間T1では、補正していないOD処理後の画像データを液晶パネルに表示するが、前フレームから液晶パネル6に表示されている画像に変化がないため、画質には影響はない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。前フレーム期間T1では、表示アドレス120と同様に1ライン目から120ライン目までカウントされるライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。ここでは、フレームメモリ1における1ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から120ライン目に記録される。これにより、前フレーム期間T1においてリードされた画像データ101が、OD専用メモリ2の表示アドレス120に対応するアドレスに記録されることとなる。
次に、フレームメモリ1内の画像データが更新されず、現フレーム期間T2に移行する。現フレーム期間T2において、液晶パネル駆動制御部4は40ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントする(2)リードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライトアドレス制御信号110に応じて、1ライン目から120ライン目までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。OD専用メモリ2には、前フレーム期間T1において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データが記録されている。現フレーム期間T2において、フレームメモリ1に記憶されている画像データとOD専用メモリ2に記憶されている画像データは同じである。しかし、フレームメモリ1に対するリードアドレス112とOD専用メモリ2に対するリードアドレス114は異なるため、画像データ101と画像データ102は異なるデータとなる。又、リードアドレス114は、表示アドレス120に対応しているため、OD専用メモリ2から読み出された画像データ102は、前フレーム期間T1において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101と同じデータとなる。このため、OD処理される画像データ101と画像データ102との差分は、液晶パネル6に表示される現フレームと表示済みの前フレームとの差分に対応する値となる。従って、OD制御部3は、前フレーム期間T1における液晶パネル6の表示イメージからの差分に応じた補正値によって現フレームの画像データ101を補正することができる。
液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。このとき、OD処理によって前フレームとの差分に応じた補正が行なわれているため、液晶パネル6に表示された画像には前フレームによる残像は発生しない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。現フレーム期間T2では、表示アドレス120と同様に1ライン目から120ライン目までカウントされるライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。このため、OD専用メモリ2には、現フレーム期間T2において液晶パネル6を駆動した表示画像データ104に対応する画像データ101と同じ画像データが記録される。ここでは、フレームメモリ1における40ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から80ライン目に記録され、フレームメモリ1における1ライン目から39ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の81ライン目から120ライン目に記録される。これにより、現フレーム期間においてリードされた画像データ101が、OD専用メモリ2の表示アドレス120に対応するアドレスに記録されることとなる。
次に、フレームメモリ1内の画像データが更新されず、次フレーム期間T3に移行する。次フレーム期間T3において、液晶パネル駆動制御部4は80ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から79ライン目までカウントする(2)リードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライトアドレス制御信号110に応じて、1ライン目から120ライン目までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。OD専用メモリ2には、現フレーム期間T2において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データが記録されている。リードアドレス114は、表示アドレス120に対応しているため、OD専用メモリ2から読み出された画像データ102は、現フレーム期間T2において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101と同じデータとなる。このため、OD処理される画像データ101と画像データ102との差分は、液晶パネル6に表示される次フレームと表示済みの現フレームとの差分に対応する値となる。従って、OD制御部3は、現フレーム期間T2における液晶パネル6の表示イメージからの差分に応じた補正値によって次フレームの画像データ101を補正することができる。
液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。このとき、OD処理によって現フレームとの差分に応じた補正が行なわれているため、次フレーム期間T3において液晶パネル6に表示された画像には現フレームによる残像は発生しない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。次フレーム期間T3では、リードアドレス112と同様に1ライン目から120ライン目までカウントされるライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。このため、OD専用メモリ2には、次フレーム期間T3において液晶パネル6を駆動した表示画像データ104に対応する画像データ101と同じ画像データが記録される。ここでは、フレームメモリ1における80ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から40ライン目に記録され、フレームメモリ1における1ライン目から79ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の41ライン目から120ライン目に記録される。これにより、現フレーム期間においてリードされた画像データ101が、OD専用メモリ2の表示アドレス120に対応するアドレスに記録されることとなる。
以降のフレーム期間に対しても同様に、OD処理を含む簡易動画表示が行なわれる。
以上のように、第1の実施の形態における液晶表示装置では、フレームメモリに対するリードアドレス112に関係なく、表示アドレス120に対応するライトアドレス113及びリードアドレス114によって、OD専用メモリ2に対する画像データの書き込み及び読み出しを行なっている。このため、前フレーム期間において液晶パネル6に表示している画像イメージと同じ画像データをOD専用メモリ2に記憶し、当該データをOD処理に利用することができる。すなわち、前フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101を、現フレーム期間におけるOD処理に用いることが可能となる。これにより、現フレームの画像データと、前フレームの画像データ(液晶パネル6に表示している画像イメージに相当)の差分を求めてOD処理することが可能となり、前フレームの残像の発生が抑制される。
(第2の実施の形態における動画表示動作)
図3を参照して、第2の実施の形態におけるOD専用メモリアドレス制御部9は、現フレーム期間におけるリードアドレス112と同じアドレスを現フレーム期間におけるライトアドレス113として生成し、前フレーム期間におけるリードアドレス112(ライトアドレス113)と同じアドレスを現フレーム期間におけるリードアドレス114として生成する。他の動作は、第1の実施の形態と同様であるため異なる動作のみ説明する。
図3を参照して、第2の実施の形態におけるOD専用メモリアドレス制御部9は、現フレーム期間におけるリードアドレス112と同じアドレスを現フレーム期間におけるライトアドレス113として生成し、前フレーム期間におけるリードアドレス112(ライトアドレス113)と同じアドレスを現フレーム期間におけるリードアドレス114として生成する。他の動作は、第1の実施の形態と同様であるため異なる動作のみ説明する。
液晶パネル駆動制御部4は、リードアドレス112の生成と同時的に、ライト/リード制御信号110を出力する。OD専用メモリアドレス制御部9は、ライト/リード制御信号110に応じて、現フレーム期間におけるリードアドレス112と同じアドレスを現フレーム期間におけるライトアドレス113として生成し、前フレーム期間におけるリードアドレス112(ライトアドレス113)と同じアドレスを現フレーム期間におけるリードアドレス114として生成する。これにより、リードアドレス114で示されるOD専用メモリ2の領域から、画像データ102が読み出される。リードアドレス114が前フレーム期間におけるリードアドレス112と同じであるため、画像データ102は、前フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101と同じデータとなる。
OD専用メモリ2ではリード動作の後にライト動作が行なわれ、ライト動作時はライトアドレス113で示されるOD専用メモリ2の領域に、画像データ101が記録される。OD専用メモリ2は、フレームメモリ1の画像データ101を記憶することで、フレームメモリ1内の画像データを保持することになる。
第2の実施の形態における液晶表示装置では、フレームメモリ1と同じ画像データが記録されるが、OD専用メモリ2に対するリードアドレス114が、前フレーム期間におけるフレームメモリ1に対するリードアドレス112と同じであるため、現フレーム期間においてOD専用メモリ2から読み出される画像データ102は、前フレーム期間において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101と同じデータとなる。このため、OD制御部3は、前フレーム期間において表示された画像の元となった画像データ101を用いて、現フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101に対してOD処理を行なうことができる。すなわち、本発明によれば、前フレーム期間において表示された画像からの差分に応じたOD処理が可能となり、一般的な液晶表示装置において問題となった残像の発生を防止することができる。
図5を参照して、第2の実施の形態おける簡易動画表示動作の具体例、及びその効果のメカニズムの詳細を説明する。図5は、本発明による液晶表示装置の第2の実施の形態における簡易動画表示動作を示す概念図である。一例として、フレームメモリ1とOD専用メモリ2のY方向のライン数は、1ライン目から120ライン目までとし、各メモリのライン数は、液晶パネル6のサイズのライン数に応じた値であるものとする。以下では、N−1フレーム目を表示する期間を前フレーム期間T1、Nフレーム目を表示する期間を現フレーム期間T2、N+1フレーム目を表示する期間を次フレーム期間T3と称して説明する。
前フレーム期間T1において、液晶パネル駆動制御部4は1ライン目から120ライン目までカウントするリードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライトアドレス制御信号110に応じて、1ライン目から120ライン目までカウントするライトアドレス113及びリードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。ここでは、前フレーム期間T1の前の期間において、フレームメモリ1と同じ画像データがOD専用メモリ2に格納されているものとする。この場合、読み出された画像データ101と画像データ102は同じデータとなる。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。ここで、画像データ101と画像データ102は同じデータであるため、画像に変化がないものとしてOD処理が行なわれる。詳細には、画像データ101は、補正値が加減算されることなく液晶パネル駆動制御部4に出力される。次に、液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103(ここでは画像データ101)を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。前フレーム期間T1では、補正していないOD処理後の画像データを液晶パネルに表示するが、前フレームから液晶パネル6に表示されている画像に変化がないため、画質には影響はない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。本実施の形態では、前フレーム期間T1におけるリードアドレス112と同様に1ライン目から120ライン目までカウントされるライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。ここでは、フレームメモリ1における1ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から120ライン目に記録される。これにより、前フレーム期間T1におけるフレームメモリ1内の画像データが、OD専用メモリ2に記録されることとなる。
次に、フレームメモリ1内の画像データが更新されず、現フレーム期間T2に移行する。現フレーム期間T2において、液晶パネル駆動制御部4は40ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントする(2)リードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、リード/ライトアドレス制御信号110に応じて、40ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントする(2)ライトアドレス113と、1ライン目から120ライン目までカウントするリードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。フレームメモリ1に記憶されている画像データとOD専用メモリ2に記憶されている画像データは同じである。しかし、フレームメモリ1に対するリードアドレス112とOD専用メモリ2に対するリードアドレス114は異なるため、画像データ101と画像データ102は異なるデータとなる。又、リードアドレス114は、前フレーム期間T1におけるリードアドレス112と同じであるため、OD専用メモリ2から読み出された画像データ102は、前フレーム期間T1において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101と同じデータとなる。このため、OD処理される画像データ101と画像データ102との差分は、液晶パネル6に表示される現フレームと表示済みの前フレームとの差分に対応する値となる。従って、OD制御部3は、前フレーム期間T1における液晶パネル6の表示イメージからの差分に応じた補正値によって現フレームの画像データ101を補正することができる。
液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。このとき、OD処理によって前フレームとの差分に応じた補正が行なわれているため、液晶パネル6に表示された画像には前フレームによる残像は発生しない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。本実施の形態では、現フレーム期間T2におけるリードアドレス112と同様に40ライン目から120ライン目までカウントされ(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントされる(2)ライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。このため、OD専用メモリ2には、現フレーム期間T2におけるフレームメモリ1内と同じ画像データが記録される。ここでは、フレームメモリ1における40ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の40ライン目から120ライン目に記録され、フレームメモリ1における1ライン目から39ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から39ライン目に記録される。
次に、フレームメモリ1内の画像データが更新されず、次フレーム期間T3に移行する。次フレーム期間T3において、液晶パネル駆動制御部4は80ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から79ライン目までカウントする(2)リードアドレス112を生成するとともに、リード/ライトアドレス制御信号110を生成する。OD専用メモリアドレス制御部9は、80ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から79ライン目までカウントする(2)ライトアドレス113と、40ライン目から120ライン目までカウントし(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントする(2)リードアドレス114を生成する。生成されたリードアドレス112に従って、フレームメモリ1から画像データ101が読み出されると同時に、リードアドレス114に従って、OD専用メモリ2から画像データ102が読み出される。
OD制御部3は、読み出された画像データ101と画像データ102とを入力とし、LUT7で比較し補正値を求め、加算器8で補正したOD処理後データ103を出力する。フレームメモリ1に記憶されている画像データとOD専用メモリ2に記憶されている画像データは同じである。しかし、フレームメモリ1に対するリードアドレス112とOD専用メモリ2に対するリードアドレス114は異なるため、画像データ101と画像データ102は異なるデータとなる。又、リードアドレス114は、現フレーム期間T2におけるリードアドレス112と同じであるため、OD専用メモリ2から読み出された画像データ102は、現フレーム期間T2において液晶パネル6に表示された画像に対応する画像データ101と同じデータとなる。このため、OD処理される画像データ101と画像データ102との差分は、液晶パネル6に表示される次フレームと表示済みの現フレームとの差分に対応する値となる。従って、OD制御部3は、現フレーム期間T2における液晶パネル6の表示イメージからの差分に応じた補正値によって次フレームの画像データ101を補正することができる。
液晶パネル駆動制御部4にてOD処理後データ103を表示アドレス120に従う制御を行い、表示画像データ104として液晶パネル6を駆動する。このとき、OD処理によって現フレームとの差分に応じた補正が行なわれているため、次フレーム期間T3において液晶パネル6に表示された画像には現フレームによる残像は発生しない。
一方、リードアドレス112に従ってフレームメモリ1から読み出された画像データは、ライトアドレス113に従ってOD専用メモリ2に記録される。次フレーム期間T3では、現フレーム期間T2におけるリードアドレス112と同様に40ライン目から120ライン目までカウントされ(1)、続いて1ライン目から39ライン目までカウントされる(2)ライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。このため、OD専用メモリ2には、現フレーム期間T2においてフレームメモリ1内と同じ画像データが記録される。ここでは、フレームメモリ1における40ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の40ライン目から120ライン目に記録され、フレームメモリ1における1ライン目から39ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から39ライン目に記録される。本実施の形態では、次フレーム期間T3におけるリードアドレス112と同様に80ライン目から120ライン目までカウントされ(1)、1ライン目から79ライン目までカウントされる(2)ライトアドレス113に従って、画像データがOD専用メモリ2に記録される。このため、OD専用メモリ2には、次フレーム期間T3におけるフレームメモリ1内と同じ画像データが記録される。ここでは、フレームメモリ1における80ライン目から120ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の80ライン目から120ライン目に記録され、フレームメモリ1における1ライン目から79ライン目までの画像データが、OD専用メモリ2の1ライン目から79ライン目に記録される。
以降のフレーム期間に対しても同様に、OD処理を含む簡易動画表示が行なわれる。
以上のように、第2の実施の形態における液晶表示装置では、前フレーム期間におけるフレームメモリ1に対するリードアドレス112と同じアドレスをリードアドレス114として、現フレーム期間におけるOD専用メモリ2からの画像データ102の読み出しを行なっている。又、前フレーム期間におけるフレームメモリ1内の画像データをOD専用メモリ2に記録している。このため、前フレーム期間において液晶パネル6に表示された画像に応じた画像データ、すなわち、前フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101を、現フレーム期間におけるOD処理に用いることが可能となる。これにより、現フレームの画像データと前フレームの画像データ(液晶パネル6に表示している画像イメージに相当)の差分を求めてOD処理することが可能となり、前フレームの残像の発生が抑制される。
本発明による液晶表示装置は、フレームメモリ1とOD専用メモリ2に対するアクセスを個別に制御するOD専用メモリアドレス制御部9を有することで、フレームメモリ1に対するリードアドレス112と異なるリードアドレス114でOD専用メモリ2から画像データ102を読み出すことができる。これにより、前フレーム期間においてフレームメモリ1から読み出された画像データ101を、画像データ102として、現フレーム期間におけるOD処理に利用することができる。従って、現フレームの画像データと前フレームの画像データ(液晶パネルの表示イメージ)の差分を求めることができ、OD処理が正常に動作する。すなわち、本発明によれば、現フレームの画像データに前フレーム(液晶パネルの表示イメージ)との差分に対する補正行うことが可能となり、液晶パネルに前フレームの残像が発生しない通常動画表示と同等の高画質な画像を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。本実施の形態では液晶パネルを用いた表示装置について説明したが、他の技術による表示パネルにも適用できる。
1:フレームメモリ
2:OD専用メモリ
3:OD制御部
4:液晶パネル駆動制御部
5:フレームメモリアドレス制御部
6:液晶パネル
7:ルックアップテーブル
8:加算器
9:OD専用メモリアドレス制御部
12:画像データ処理部
100、101、102:画像データ
103:OD処理後データ
104:表示画像データ
110:リード/ライト制御信号
111、113:ライトアドレス
112、114:リードアドレス
120:表示アドレス
2:OD専用メモリ
3:OD制御部
4:液晶パネル駆動制御部
5:フレームメモリアドレス制御部
6:液晶パネル
7:ルックアップテーブル
8:加算器
9:OD専用メモリアドレス制御部
12:画像データ処理部
100、101、102:画像データ
103:OD処理後データ
104:表示画像データ
110:リード/ライト制御信号
111、113:ライトアドレス
112、114:リードアドレス
120:表示アドレス
Claims (10)
- 画像データを記録するフレームメモリと、
現フレーム期間において前記フレームメモリから読み出される第1画像データに対し、前フレーム期間において表示パネルを駆動するために前記フレームメモリから読み出された第2画像データを用いてオーバードライブ処理を行なうOD制御部と、
前記OD制御部においてオーバードライブ処理された画像データを用いて表示パネルを駆動する表示パネル駆動制御部と、
を具備する
表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
OD専用メモリと、
前記表示パネル駆動制御部は、前フレーム期間において、前記表示パネルを駆動する画像データの先頭アドレスに対応する第1アドレスを書き込み開始アドレスとして、前記第2画像データを前記OD専用メモリに記録し、前フレーム期間における読み出し開始アドレスと異なる第2アドレスを、現フレーム期間における読み出し開始アドレスとして前記フレームメモリから前記第1画像データを読み出し、
前記OD制御部は、現フレーム期間において、前記第1アドレスを読み出し開始アドレスとして前記OD専用メモリから前記第2画像データを読み出し、前記第1画像データに対するオーバードライブ処理を行なう
表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、
前記第1アドレスは、前記OD専用メモリの先頭アドレスである
表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、
前記第1アドレスは、前フレーム期間における読み出し開始アドレスに対応するアドレスである
表示装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記OD制御部は、対応するアドレスにおける前記第1画像データと前記第2画像データの比較結果に応じた補正値を、前記第1画像データに加算して、前記表示パネルを駆動するための表示画像データを生成する
表示装置。 - フレームメモリに画像データを記録するステップと、
現フレーム期間において、前記フレームメモリから第1画像データを読み出すステップと、
前フレーム期間において表示パネルを駆動するために前記フレームメモリから読み出された第2画像データを用いて、前記第1画像データに対するオーバードライブ処理を行なうステップと、
オーバードライブ処理された画像データを用いて表示パネルを駆動するステップと
を具備する
画像表示方法。 - 請求項6に記載の画像表示方法において、
前フレーム期間において、前記表示パネルを駆動する画像データの先頭アドレスに対応する第1アドレスを書き込み開始アドレスとして、前記第2画像データをOD専用メモリに記録するステップを更に具備し、
前記第1画像データを読み出すステップは、前フレーム期間における読み出し開始アドレスと異なる第2アドレスを読み出し開始アドレスとして、前記フレームメモリから前記第1画像データを読み出すステップを備え、
前記オーバードライブ処理を行なうステップは、前記第1アドレスを読み出し開始アドレスとして前記OD専用メモリから前記第2画像データを読み出すステップを備える
画像表示方法。 - 請求項7に記載の画像表示方法において、
前記第1アドレスは、前記OD専用メモリの先頭アドレスである
画像表示方法。 - 請求項7に記載の画像表示方法において、
前記第1アドレスは、前フレーム期間における読み出し開始アドレスに対応するアドレスである
画像表示方法。 - 請求項6から9のいずれか1項に記載の画像表示方法において、
前記オーバードライブ処理を行なうステップは、対応するアドレスにおける前記第1画像データと前記第2画像データの比較結果に応じた補正値を、前記第1画像データに加算して、前記表示パネルを駆動するための表示画像データを生成するステップを備える
画像表示方法。
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