JP2011010667A - ゴルフボール並びにその評価方法及び設計方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】その表面に多数のディンプルを有するゴルフボールの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関するデータ群が算出される。好ましいパラメータは、回転の軸とゴルフボールの表面との距離である。好ましい他のパラメータは、仮想球の表面とゴルフボールの表面との間の空間の容積である。このデータ群にフーリエ変換がなされ、変換データ群が得られる。この変換データ群の最大ピークのピーク値及び次数に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される。PH回転及びPOP回転のそれぞれについて、最大ピークのピーク値及び次数が算出される。
【選択図】図1
Description
その表面に多数のディンプルを有するゴルフボールの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関するデータ群が算出される算出ステップ、
上記データ群にフーリエ変換がなされ、変換データ群が得られる変換ステップ
及び
上記変換データ群に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
を含む。
その表面に多数のディンプルを有するゴルフボールの、第一軸の回りの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関する第一データ群が算出される第一算出ステップ、
上記ゴルフボールの、第二軸の回りの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関する第二データ群が算出される第二算出ステップ、
上記第一データ群にフーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られる第一変換ステップ、
上記第二データ群にフーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られる第二変換ステップ
及び
上記第一変換データ群と第二変換データ群との対比に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
を含む。好ましくは、上記判断ステップにおいて、空力的対称性が判断される。
ゴルフボールの表面に配置される多数のディンプルの位置と形状とが決定されるステップ、
上記ゴルフボールの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関するデータ群が算出される算出ステップ、
上記データ群にフーリエ変換がなされ、変換データ群が得られる変換ステップ、
上記変換データ群に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
及び
上記空力特性が不十分である場合に、上記ディンプルの位置又は形状が変更されるステップ
を含む。
(1)ゴルフボールの両極を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
(2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(5)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(6)それぞれの点から上記第一回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(7)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(8)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
(9)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Pd1及び次数Fd1が算出されるステップ
(10)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
(11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(12)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(13)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(14)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(15)それぞれの点から上記第二回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(16)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(17)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
(18)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pd2及び次数Fd2が算出されるステップ
(1)ゴルフボールの両極を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
(2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(5)上記領域が、回転方向において中心角で3°刻みに区画され、120の微小領域が想定されるステップ
(6)それぞれの微小領域において、上記仮想球の表面とゴルフボールの表面との間の空間の容積が算出されるステップ
(7)回転方向に沿って算出される120個の容積の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
(8)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Pd3及び次数Fd3が算出されるステップ
(9)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
(10)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(12)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(13)上記領域が、回転方向において中心角で3°刻みに区画され、120の微小領域が想定されるステップ
(14)それぞれの微小領域において、上記仮想球の表面とゴルフボールの表面との間の空間の容積が算出されるステップ
(15)回転方向に沿って算出される120個の容積の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
(16)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pd4及び次数Fd4が算出されるステップ
S = (Di / 2)2 ・ π
図3及び4に示されたゴルフボール2では、ディンプルAの面積は13.85mm2であり、ディンプルBの面積は11.34mm2であり、ディンプルCの面積は7.07mm2であり、ディンプルDの面積は5.31mm2である。
ディンプル8の総容積:325mm3
PH回転
ピーク値Pd1:163.1mm
次数Fd1:30
POP回転
ピーク値Pd2:143.1mm
次数Fd2:37
ピーク値Pd1とピーク値Pd2との差の絶対値:20.0mm
次数Fd1と次数Fd2との差の絶対値:7
(a)仮想球12の表面とゴルフボール2の表面との間の距離
(b)ゴルフボール2の表面と中心O(図6参照)との距離
(a)シーム近傍は特異な領域であり、PH回転がこの領域の影響を最も受ける。
(b)POP回転は、この領域の影響を受けにくい。
(c)PH回転とPOP回転との両方による評価により、客観的な結果が得られる。
PH回転及びPOP回転の両方による評価は、USGAのルールへの適合性が判断されうるとの観点からも好ましい。
ディンプル8の総容積:325mm3
PH回転
ピーク値Pd3:12.2mm3
次数Fd3:30
POP回転
ピーク値Pd4:14.8mm3
次数Fd4:33
ピーク値Pd3とピーク値Pd4との差の絶対値:2.6mm3
次数Fd3と次数Fd4との差の絶対値:3
(a)微小領域14におけるゴルフボール2の体積
(b)微小領域14における、ディンプル8のエッジを含む平面とゴルフボール2の表 面との間の容積
(c)微小領域14の正面視における、仮想球12の表面とゴルフボール2の表面との 間の面積
(d)微小領域14の正面視における、ディンプル8のエッジを含む平面とゴルフボー ル2の表面との間の面積
(e)微小領域14の正面視における、ゴルフボール2の面積
(a)シーム近傍は特異な領域であり、PH回転がこの領域の影響を最も受ける。
(b)POP回転は、この領域の影響を受けにくい。
(c)PH回転とPOP回転との両方による評価により、客観的な結果が得られる。
PH回転及びPOP回転の両方による評価は、USGAのルールへの適合性が判断されうるとの観点からも好ましい。
100質量部のポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、6質量部の酸化亜鉛、10質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.5質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなるモールドに投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mmであるコアを得た。一方、50質量部のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)、50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1706」)及び3質量部の二酸化チタンを混練し、樹脂組成物を得た。上記コアを、内周面に多数のピンプルを備えたファイナルモールドに投入し、コアの周囲に上記樹脂組成物を射出成形法により注入して、厚みが1.5mmであるカバーを成形した。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。このカバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.7mmであり質量が約45.4gである実施例のゴルフボールを得た。このゴルフボールのPGAコンプレッションは、約85である。このゴルフボールは、図3及び4に示されたディンプルパターンを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表7に示されている。
ファイナルモールドを変更し、その仕様が下記表7に示されるディンプルを形成した他は実施例と同様にして、比較例のゴルフボールを得た。図18は比較例のゴルフボールが示された正面図であり、図19はその平面図である。このゴルフボールの北半球が5つのユニットに区画されたときの1つのユニットに関する、ディンプルの緯度及び経度が、下記の表8に示されている。このユニットのディンプルパターンが展開されることにより、北半球のディンプルパターンが得られる。南半球のディンプルパターンは、北半球のディンプルパターンと等価である。北半球のディンプルパターンと南半球のディンプルパターンとは、経度方向に5.98°ずれている。南半球のディンプルパターンは、北半球のディンプルパターンが経度方向に5.98°移動され、かつ赤道に対して対称に移動されたものである。このゴルフボールの、ピーク値Pd1からPd4及び次数Fd1からFd4が、下記の表9に示されている。
ツルテンパー社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(SRIスポーツ社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:R、ロフト角:12°)を装着した。ヘッド速度が40m/secであり、打ち出し角度が約13°であり、バックスピンの回転速度が約2500rpmである条件でゴルフボールを打撃して、キャリー及びトータル飛距離を測定した。テスト時は、ほぼ無風であった。PH回転及びPOP回転のそれぞれにつき、20回の測定を行った結果の平均値が、下記の表9に示されている。
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・ディンプル
10・・・ランド
12・・・仮想球
14・・・微小領域
Claims (18)
- その表面に多数のディンプルを有するゴルフボールの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関するデータ群が算出される算出ステップ、
上記データ群にフーリエ変換がなされ、変換データ群が得られる変換ステップ
及び
上記変換データ群に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
を含むゴルフボール評価方法。 - 上記判断ステップにおいて、上記変換データ群の最大ピークのピーク値又は次数に基づいてゴルフボールの空力特性が判断される請求項1に記載の評価方法。
- 上記算出ステップにおいて、ゴルフボールが1回転するときの全体に渡り、データ群が算出される請求項1又は2に記載の評価方法。
- 上記算出ステップにおいて、上記回転の軸に直交する大円の近傍の表面の形状に基づいて、上記データ群が算出される請求項1から3のいずれかに記載の評価方法。
- 上記算出ステップにおいて、上記回転の軸と上記表面との距離に依存するパラメータに基づいて上記データ群が算出される請求項1から4のいずれかに記載の評価方法。
- 上記算出ステップにおいて、仮想球の表面と上記ゴルフボールの表面との間の空間の容積に依存するパラメータに基づいて上記データ群が算出される請求項1から4のいずれかに記載の評価方法。
- その表面に多数のディンプルを有するゴルフボールの、第一軸の回りの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関する第一データ群が算出される第一算出ステップ、
上記ゴルフボールの、第二軸の回りの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関する第二データ群が算出される第二算出ステップ、
上記第一データ群にフーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られる第一変換ステップ、
上記第二データ群にフーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られる第二変換ステップ
及び
上記第一変換データ群と第二変換データ群との対比に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
を含むゴルフボール評価方法。 - 上記判断ステップにおいて判断される空力特性が、空力的対称性である請求項7に記載の評価方法。
- ゴルフボールの表面に配置される多数のディンプルの位置と形状とが決定されるステップ、
上記ゴルフボールの回転によって、所定箇所に刻々と出現する表面の形状に基づいて、この表面の形状に依存するパラメータに関するデータ群が算出される算出ステップ、
上記データ群にフーリエ変換がなされ、変換データ群が得られる変換ステップ、
上記変換データ群に基づいて、ゴルフボールの空力特性が判断される判断ステップ
及び
上記空力特性が不十分である場合に、上記ディンプルの位置又は形状が変更されるステップ
を含むゴルフボール設計方法。 - 上記判断ステップにおいて、上記変換データ群の最大ピークのピーク値及び次数に基づいてゴルフボールの空力特性が判断される請求項9に記載の設計方法。
- 上記算出ステップにおいて、ゴルフボールが1回転するときの全体に渡り、データ群が算出される請求項9又は10に記載の設計方法。
- 上記算出ステップにおいて、上記回転の軸に直交する大円の近傍の表面の形状に基づいて、上記データ群が算出される請求項9から11のいずれかに記載の設計方法。
- 上記算出ステップにおいて、上記回転の軸と上記表面との距離に依存するパラメータに基づいて上記データ群が算出される請求項9から12のいずれかに記載の設計方法。
- 上記算出ステップにおいて、仮想球の表面と上記ゴルフボールの表面との間の空間の容積に依存するパラメータに基づいて上記データ群が算出される請求項9から12のいずれかに記載の設計方法。
- 下記ステップ(1)から(18)によって得られるピーク値Pd1及びピーク値Pd2が200mm以下であり、下記ステップ(1)から(18)によって得られる次数Fd1及び次数Fd2が29以上39以下であるゴルフボール。
(1)ゴルフボールの両極を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
(2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(5)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(6)それぞれの点から上記第一回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(7)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(8)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
(9)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Pd1及び次数Fd1が算出されるステップ
(10)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
(11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(12)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(13)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(14)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(15)それぞれの点から上記第二回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(16)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(17)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
(18)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pd2及び次数Fd2が算出されるステップ - 上記ピーク値Pd1とピーク値Pd2との差の絶対値が50mm以下であり、上記次数Fd1と次数Fd2との差の絶対値が10以下である請求項15に記載のゴルフボール。
- 下記ステップ(1)から(16)によって得られるピーク値Pd3及びピーク値Pd4が20mm3以下であり、下記ステップ(1)から(16)によって得られる次数Fd3及び次数Fd4が29以上35以下であるゴルフボール。
(1)ゴルフボールの両極を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
(2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(5)上記領域が、回転方向において中心角で3°刻みに区画され、120の微小領域が想定されるステップ
(6)それぞれの微小領域において、上記仮想球の表面とゴルフボールの表面との間の空間の容積が算出されるステップ
(7)回転方向に沿って算出される120個の容積の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
(8)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Pd3及び次数Fd3が算出されるステップ
(9)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
(10)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(12)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(13)上記領域が、回転方向において中心角で3°刻みに区画され、120の微小領域が想定されるステップ
(14)それぞれの微小領域において、上記仮想球の表面とゴルフボールの表面との間の空間の容積が算出されるステップ
(15)回転方向に沿って算出される120個の容積の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
(16)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pd4及び次数Fd4が算出されるステップ - 上記ピーク値Pd3とピーク値Pd4との差の絶対値が5mm3以下であり、上記次数Fd3と次数Fd4との差の絶対値が6以下である請求項17に記載のゴルフボール。
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