JP4951039B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、ゴルフボールのディンプルの改良に関する。

ゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備えている。ディンプルは、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱し、乱流剥離を起こさせる。乱流剥離によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方にシフトし、抗力が低減される。乱流剥離によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側剥離点と下側剥離点とのズレが助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。抗力の低減及び揚力の向上は、「ディンプル効果」と称される。優れたディンプルは、よりよく空気の流れを乱す。優れたディンプルは、大きな飛距離を生む。

ディンプルパターンに関する種々の提案がなされている。特開平4−109968号公報には、半球が6個のユニットに区画されたゴルフボールが開示されている。これらのユニットは、互いに等価なディンプルパターンを有する。特開2004−243124公報には、極近傍領域の分割に八面体が用いられ、かつ赤道近傍領域の分割に二十面体が用いられたディンプルパターンが開示されている。

特開2007−175267公報には、極近傍領域、赤道近傍領域及び調整領域を備えたゴルフボールが開示されている。極近傍領域のユニットUpの数は、赤道近傍領域のユニットUeの数と異なっている。この相違は、空気の流れを乱す。極近傍領域の特性と赤道近傍領域の特性との相違は、調整領域8によって緩和される。

特開平4−109968号公報 特開2004−243124公報 特開2007−175267公報

ゴルフボールに対するゴルファーの最大の関心事は、飛距離である。飛行性能の観点から、ディンプルパターンには改良の余地がある。本発明の目的は、飛行性能に優れたゴルフボールの提供にある。

本発明に係るゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備える。ゴルフボールの仮想球の表面積に対する、これらディンプルの面積の合計値の比率は、70%以上である。このゴルフボールの、ピーク値Ps及びピーク値Ppの和(Ps+Pp)は、600mm以上である。このピーク値Ps及びピーク値Ppは、下記ステップ(1)から(18)によって得られる。
(1)ゴルフボールの両極点を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
(2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(5)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(6)それぞれの点から上記第一回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(7)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(8)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
(9)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Ps及び次数Fsが決定されるステップ
(10)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
(11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
(12)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
(13)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
(14)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
(15)それぞれの点から上記第二回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
(16)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
(17)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
(18)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pp及び次数Fpが決定されるステップ

好ましくは、和(Ps+Pp)は、1000mm以下である。好ましくは、ピーク値Psとピーク値Ppとの差(Ps−Pp)の絶対値は、250mm以下である。

好ましくは、上記ステップ(1)から(18)によって得られる次数Fs及び次数Fpは、それぞれ20以上40以下である。この次数Fsと次数Fpとの差(Fs−Fp)の絶対値は、10以下である。

このゴルフボールの表面の北半球及び南半球のそれぞれは、極近傍領域と赤道近傍領域とを備える。極近傍領域のディンプルパターンは、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなる。赤道近傍領域のディンプルパターンは、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなる。好ましくは、極近傍領域のユニットの数Npは、赤道近傍領域のユニットの数Neと異なる。

好ましくは、数Np及び数Neの一方は、他方の倍数である。好ましくは極近傍領域と赤道近傍領域との間に位置する境界線の緯度は、20°以上40°以下である。

好ましくは、全てのディンプルの直径の標準偏差は、0.30以下である。

このゴルフボールでは、和(Ps+Pp)は、600mm以上である。本発明者の得た知見によれば、和(PS+Pp)が600mm以上であるゴルフボールでは、大きな飛距離が得られる。

図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。 図2は、図1のゴルフボールが示された拡大正面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図4は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図5は、図1のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。 図6は、ピーク値の算出方法が説明されるための模式図である。 図7は、図6のゴルフボールの一部が示された模式図である。 図8は、図6のゴルフボールの一部が示された模式図である。 図9は、図3のゴルフボールの評価結果が示されたグラフである。 図10は、図3のゴルフボールの評価結果が示されたグラフである。 図11は、図3のゴルフボールの評価結果が示されたグラフである。 図12は、図3のゴルフボールの評価結果が示されたグラフである。 図13は、本発明の実施例1に係るゴルフボールが示された正面図である。 図14は、図13のゴルフボールが示された平面図である。 図15は、本発明の実施例2に係るゴルフボールが示された正面図である。 図16は、図15のゴルフボールが示された平面図である。 図17は、本発明の実施例4に係るゴルフボールが示された正面図である。 図18は、図17のゴルフボールが示された平面図である。 図19は、本発明の実施例5に係るゴルフボールが示された正面図である。 図20は、図19のゴルフボールが示された平面図である。 図21は、比較例1に係るゴルフボールが示された正面図である。 図22は、図21のゴルフボールが示された平面図である。 図23は、比較例2に係るゴルフボールが示された正面図である。 図24は、図23のゴルフボールが示された平面図である。 図25は、比較例3に係るゴルフボールが示された正面図である。 図26は、図25のゴルフボールが示された平面図である。 図27は、比較例4に係るゴルフボールが示された正面図である。 図28は、図27のゴルフボールが示された平面図である。

以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。

図1に示されたゴルフボール2は、球状のコア4と、カバー6とを備えている。カバー6の表面には、多数のディンプル8が形成されている。ゴルフボール2の表面のうちディンプル8以外の部分は、ランド10である。このゴルフボール2は、カバー6の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。コア4とカバー6との間に、中間層が設けられてもよい。

このゴルフボール2の直径は、40mm以上45mm以下である。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上がより好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下がより好ましい。

コア4は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点からポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。

コア4の架橋には、共架橋剤が好適に用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物には、共架橋剤と共に有機過酸化物が配合されるのが好ましい。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。

コア4のゴム組成物には、充填剤、硫黄、加硫促進剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合される。ゴム組成物に、架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。

コア4の直径は30.0mm以上、特には38.0mm以上である。コア4の直径は42.0mm以下、特には41.5mm以下である。コア4が2以上の層から構成されてもよいコア4が、その表面にリブを備えてもよい。コア4が空中であってもよい。。

カバー6に好適なポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。この二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。この二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。

アイオノマー樹脂に代えて、カバー6に他のポリマーが用いられてもよい。他のポリマーとしては、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル及びポリオレフィンが例示される。スピン性能及び耐擦傷性能の観点から、ポリウレタンが好ましい。2種以上のポリマーが併用されてもよい。

カバー6には、必要に応じ、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が適量配合される。比重調整の目的で、カバー6にタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が配合されてもよい。

カバー6の厚みは0.2mm以上、特には0.3mm以上である。カバー6の厚みは2.5mm以下、特には2.2mm以下である。カバー6の比重は0.90以上、特には0.95以上である。カバー6の比重は1.10以下、特には1.05以下である。カバー6が2以上の層から構成されてもよい。

図2は、図1のゴルフボール2の拡大正面図である。この図2には、2つの極点Po、2つの境界線12及び赤道Eqが画かれている。極点Poの緯度は90°であり、赤道Eqの緯度は0°である。

このゴルフボール2は、赤道Eqよりも上の北半球Nと、赤道Eqよりも下の南半球Sとからなる。北半球N及び南半球Sのそれぞれは、極近傍領域14及び赤道近傍領域16を備えている。極近傍領域14と赤道近傍領域16とは、境界線12を挟んで隣接している。極近傍領域14は、極点Poと境界線12との間に位置する。赤道近傍領域16は、境界線12と赤道Eqとの間に位置する。

極近傍領域14及び赤道近傍領域16は、それぞれ多数のディンプル8を備えている。図2から明らかなように、全てのディンプル8の平面形状は円である。境界線12と交差するディンプル8では、このディンプル8の中心位置に基づき、所属する領域が決定される。境界線12と交差するディンプル8であって、その中心が極近傍領域14に位置するディンプル8は、極近傍領域14に所属する。境界線12と交差するディンプル8であって、その中心が赤道近傍領域16に位置するディンプル8は、赤道近傍領域16に所属する。ディンプル8の中心とは、ディンプル8の最深部とゴルフボール2の中心とを結ぶ直線が仮想球の表面と交差する点である。仮想球の表面は、ディンプル8が存在しないと仮定されたときのゴルフボール2の表面である。

図3は、図2のゴルフボール2が示された平面図である。図3には、境界線12と共に、3本の第一経線18が示されている。この図3において境界線12に囲まれているのが、極近傍領域14である。極近傍領域14は、3つのユニットUpに区画されうる。ユニットUpは、球面三角形である。ユニットUpの輪郭は、境界線12と2本の第一経線18とからなる。図3では、1つのユニットUpに関し、符号A、B、C、D、E及びFによってディンプル8の種類が示されている。極近傍領域14は、直径が4.50mmであるディンプルAと、直径が4.40mmであるディンプルBと、直径が4.3mmであるディンプルCと、直径が4.10mであるディンプルDと、直径が3.80mであるディンプルEと、直径が3.60mmであるディンプルFとを備えている。

3つのユニットUpのディンプルパターンは、120°回転対称である。換言すれば、あるユニットUpのディンプルパターンが極点Poを中心として経度方向に120°回転すると、隣のユニットUpのディンプルパターンと実質的に重なる。「実質的に重なる」状態には、一方のディンプル8が他方のディンプル8と多少ずれる状態も含まれる。「多少ずれる状態」には、一方のディンプル8の中心が他方のディンプル8の中心から多少離れた状態が含まれる。一方のディンプル8の中心と他方のディンプル8の中心との距離は、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましい。ここで「多少ずれる状態」には、一方のディンプル8の寸法が他方のディンプル8の寸法とは多少異なる状態が含まれる。寸法差は0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましい。寸法とは、ディンプル8の輪郭に画かれうる最長線分の長さを意味する。円形ディンプル8の場合は、その寸法は直径と一致する。

図4は、図2のゴルフボール2が示された平面図である。図4には、境界線12と共に、6本の第二経線20が示されている。この図4において境界線12の外側が、赤道近傍領域16である。赤道近傍領域16は、6つのユニットUeに区画されうる。ユニットUeは、球面台形である。ユニットUeの輪郭は、境界線12、2本の第二経線20及び赤道Eq(図2参照)からなる。図4では、1つのユニットUeに関し、符号B、C及びDによりディンプル8の種類が示されている。赤道近傍領域16は、直径が4.40mmであるディンプルBと、直径が4.30mmであるディンプルCと、直径が4.10mmであるディンプルDとを備えている。

6つのユニットUeのディンプルパターンは、60°回転対称である。換言すれば、あるユニットUeのディンプルパターンが極点Poを中心として経度方向に60°回転すると、隣のユニットUeのディンプルパターンと実質的に重なる。赤道近傍領域16のディンプルパターンは、3つのユニットにも区画されうる。この場合、各ユニットのディンプルパターンは、120°回転対称である。赤道近傍領域16のディンプルパターンは、2つのユニットにも区画されうる。この場合、各ユニットのディンプルパターンは、180°回転対称である。赤道近傍領域16のディンプルパターンは、3つの回転対称角度(すなわち60°、120°及び180°)を有する。回転対称角度を複数有する領域では、最も小さい回転対称角度(この例では60°)に基づき、ユニットUeが区画される。

このゴルフボール2では、極近傍領域14のユニットUpの数Npが3であり、赤道近傍領域16のユニットUeの数Neが6である。両者は、異なっている。数Npと数Neとが異なっているディンプルパターンは、変化に富んでいる。このゴルフボール2では、飛行中の空気の流れがよく乱される。このゴルフボール2は、飛行性能に優れる。数Npと数Neとの組み合わせ(Np,Ne)としては、(1,2)、(1,3)、(1,4)、(1,5)、(1,6)、(1,7)、(1,8)、(2,1)、(2,3)、(2,4)、(2,5)、(2,6)、(2,7)、(2,8)、(3,1)、(3,2)、(3,4)、(3,5)、(3,6)、(3,7)、(3,8)、(4,1)、(4,2)、(4,3)、(4,5)、(4,6)、(4,7)、(4,8)、(5,1)、(5,2)、(5,3)、(5,4)、(5,6)、(5,7)、(5,8)、(6,1)、(6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5)、(6,7)、(6,8)、(7,1)、(7,2)、(7,3)、(7,4)、(7,5)、(7,6)、(7,8)、(8,1)、(8,2)、(8,3)、(8,4)、(8,5)、(8,6)及び(8,7)が例示される。

このゴルフボール2では、赤道近傍領域16のユニットUeの数Neが、極近傍領域14のユニットUpの数Npの倍数である。数Neが数Npの倍数であるパターンでは、境界線12の近傍においてディンプル8が密に配置されうる。このパターンを有するゴルフボール2は、飛行性能に優れる。数Npが数Neの倍数であるパターンでも、境界線12の近傍においてディンプル8が密に配置されうる。このパターンを有するゴルフボール2も、飛行性能に優れる。数Npと数Neとの組み合わせ(Np,Ne)としては、(1,2)、(1,3)、(1,4)、(1,5)、(1,6)、(1,7)、(1,8)、(2,1)、(2,4)、(2,6)、(2,8)、(3,1)、(3,6)、(4,1)、(4,2)、(4,8)、(5,1)、(6,1)、(6,2)、(6,3)、(7,1)、(8,1)、(8,2)及び(8,4)が例示される。

ディンプル効果の観点から、極近傍領域14が十分な面積を有し、かつ赤道近傍領域16が十分な面積を有することが好ましい。赤道近傍領域16の面積の観点から、境界線12の緯度は20°以上が好ましく、25°以上がより好ましい。極近傍領域14の面積の観点から、境界線12の緯度は40°以下が好ましく、35°以下がより好ましい。境界線12は、無数の緯線から任意に選択されうる。

ディンプル効果への極近傍領域14の寄与の観点から、半球に存在するディンプル8の数に対する極近傍領域14に存在するディンプル8の数の比率は20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。この比率は、70%以下が好ましい。

ディンプル効果への赤道近傍領域16の寄与の観点から、半球に存在するディンプル8の数に対する赤道近傍領域16に存在するディンプル8の数の比率は20%以上が好ましく、30%以上がより好ましい。この比率は、70%以下が好ましい。

極近傍領域14におけるユニットUpの数Npは、3以上が好ましい。数Npが3以上であるゴルフボール2では、個々のユニットUpの面積が過大ではない。このゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。数Npは、6以下が好ましい。数Npが6以下であるゴルフボール2では、大きなディンプル効果が得られうる。

赤道近傍領域16におけるユニットUeの数Neは、3以上が好ましい。数Neが3以上であるゴルフボール2では、個々のユニットUeの面積が過大ではない。このゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。数Neは、6以下が好ましい。数Neが6以下であるゴルフボール2では、大きなディンプル効果が得られうる。

ユニットUpの面積及びユニットUeの面積が過大でないとの観点から、数Np及び数Neの特に好ましい組み合わせ(Np,Ne)は、(3,6)及び(6,3)である。

空力的対称性の観点から、北半球Nのディンプルパターンと南半球Sのディンプルパターンとが等価であることが好ましい。赤道Eqを含む平面に対して北半球Nのディンプルパターンと対称であるパターンが、南半球Sのディンプルパターンと実質的に重なるとき、両パターンは等価である。赤道Eqを含む平面に対して北半球Nのディンプルパターンと対称であるパターンが、極点Poを中心として回転させられたときに南半球Sのディンプルパターンと実質的に重なるときも、両パターンは等価である。

赤道Eqと交差し、その中心が北半球Nにあるディンプル8は、北半球Nに属する。赤道Eqと交差し、その中心が南半球Sにあるディンプル8は、南半球Sに属する。その緯度がゼロであるディンプル8は、北半球Nに属し、かつ南半球Sにも属する。

十分なディンプル効果が得られるとの観点から、ディンプル8の総数は200個以上が好ましく、260個以上が特に好ましい。個々のディンプル8が十分な直径を備えうるとの観点から、総数は600個以下が好ましく、500個以下がより好ましく、400個以下が特に好ましい。

図5には、ディンプル8の最深部及びゴルフボール2の中心を通過する平面に沿った断面が示されている。図5における上下方向は、ディンプル8の深さ方向である。図5において二点鎖線22で示されているのは、仮想球の表面である。ディンプル8は、仮想球22の表面から凹陥している。ランド10は、仮想球22の表面と一致している。

図5において両矢印Diで示されているのは、ディンプル8の直径である。この直径Diは、ディンプル8の両側に共通の接線Tが画かれたときの、一方の接点Edと他方の接点Edとの距離である。接点Edは、ディンプル8のエッジでもある。エッジEdは、ディンプル8の輪郭を画定する。直径Diは、2.00mm以上6.00mm以下が好ましい。直径Diが2.00mm以上に設定されることにより、大きなディンプル効果が得られる。この観点から、直径Diは2.20mm以上がより好ましく、2.40mm以上が特に好ましい。直径Diが6.00mm以下に設定されることにより、実質的に球であるというゴルフボール2の本来的特徴が損なわれない。この観点から、直径Diは5.80mm以下がより好ましく、5.60mm以下が特に好ましい。

全てのディンプル8の直径の標準偏差Σは、0.30以下が好ましい。標準偏差Σが0.30以下であるゴルフボール2では、適度な揚力が得られる。この観点から、標準偏差Σは0.28以下がより好ましく、0.26以下が特に好ましい。標準偏差Σは、ゼロでもよい。図1から5に示されたゴルフボール2では、ディンプル8の平均直径は4.22mmなので、このゴルフボール2の標準偏差Σは下記数式によって算出される。
Σ = (((4.50 - 4.22) ・ 54 + (4.40 - 4.22) ・ 54 + (4.30 - 4.22) ・ 72
+ (4.10 - 4.22) ・ 120 ) + (3.80 - 4.22) ・12
+ (3.60 - 4.22) ・ 18 / 330)1/2
このゴルフボール2の標準偏差Σは、0.23である。

ディンプル8の面積sは、無限遠からゴルフボール2の中心を見た場合の、輪郭線に囲まれた領域の面積である。円形ディンプル8の場合、面積sは下記数式によって算出される。
s = (Di / 2) ・ π
図1から図5に示されたゴルフボール2では、ディンプルAの面積は15.90mmであり、ディンプルBの面積は15.21mmであり、ディンプルCの面積は14.52mmであり、ディンプルDの面積は13.20mmであり、ディンプルEの面積は11.34mmであり、ディンプルFの面積は10.18mmである。

本発明では、全てのディンプル8の面積sの合計の、仮想球22の表面積に対する比率は、占有率と称される。十分なディンプル効果が得られるとの観点から、占有率は70%以上が好ましく、78%以上がより好ましく、80%以上が特に好ましい。占有率は、90%以下が好ましい。図1から図5に示されたゴルフボール2では、ディンプル8の合計面積は4628.7mmである。このゴルフボール2の仮想球22の表面積は4629mmなので、占有率は81%である。

本発明において「ディンプルの容積」とは、ディンプル8の輪郭を含む平面とディンプル8の表面とに囲まれた部分の容積を意味する。ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、ディンプル8の総容積は250mm以上が好ましく、260mm以上がより好ましく、270mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、総容積は400mm以下が好ましく、390mm以下がより好ましく、380mm以下が特に好ましい。

ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、ディンプル8の深さは0.05mm以上が好ましく、0.08mm以上がより好ましく、0.10mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、深さは0.60mm以下が好ましく、0.45mm以下がより好ましく、0.40mm以下が特に好ましい。深さは、接線Tとディンプル8の最深部との距離である。

赤道近傍領域16におけるディンプル8の深さが、極近傍領域14におけるディンプル8の深さよりも大きいことが好ましい。このゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。空力的対称性の観点から、赤道近傍領域16におけるディンプル8の平均深さと、極近傍領域14におけるディンプル8の平均深さとの差は、0.004mm以上0.020mm以下が好ましく、0.005mm以上0.019mm以下がより好ましく、0.006mm以上0.018mm以下が特に好ましい。

このゴルフボール2では、ピーク値Psとピーク値Ppとの和(Ps+Pp)は、600mm以上である。以下、ピーク値Ps及びピーク値Ppの算出方法が説明される。図6に示されるように、この算出方法では、第一回転軸Ax1が想定される。この第一回転軸Ax1は、ゴルフボール2の2つの極点Poを通過する。ゴルフボール2は、第一回転軸Ax1を中心として回転する。この回転は、PH回転である。

このゴルフボール2の仮想球22の表面に存在し、かつ第一回転軸Ax1と直交する大円GCが想定される。ゴルフボール2の回転のとき、この大円GCの周速が最も速い。さらに、ゴルフボール2の仮想球22の表面に存在し、第一回転軸Ax1と直交する2つの小円C1、C2が想定される。図7には、図6のゴルフボール2の一部の断面が模式的に示されている。図7の左右方向は、軸方向である。図7に示されるように、小円C1と大円GCとの中心角の絶対値は、30°である。図示されていないが、小円C2と大円GCとの中心角の絶対値も、30°である。これらの小円C1、C2により上記ゴルフボール2が区画され、ゴルフボール2の表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定される。

図7における点P(α)は、ゴルフボール2の表面に位置し、かつ大円GCとの中心角がα°(degree)である点である。点F(α)は、点P(α)から第一回転軸Ax1に下ろした垂線Pe(α)の足である。矢印L1(α)で示されているのは、垂線Pe(α)の長さである。換言すれば、長さL1(α)は、点P(α)と第一回転軸Ax1との距離である。1つの断面において、21個の点P(α)に関し、長さL1(α)が算出される。具体的には、−30°、−27°、−24°、−21°、−18°、−15°、−12°、−9°、−6°、−3°、0°、3°、6°、9°、12°、15°、18°、21°、24°、27°及び30°の角度αに関し、長さL1(α)が算出される。21個の長さL1(α)が合計され、総長さL2(mm)が得られる。総長さL2は、図7に示された断面における、表面の形状に依存するパラメータである。

図8には、ゴルフボール2の一部の断面が示されている。図8において紙面垂直方向が、軸方向である。図8において符号βで示されているのは、ゴルフボール2の回転角度である。0°以上360°未満の範囲において、0.25°刻みに、回転角度βが設定される。それぞれの回転角度ごとに、総長さL2が算出される。この結果、回転方向に沿って1440の総長さL2が得られる。換言すれば、ゴルフボール2の1回転によって所定箇所に刻々と出現する表面の形状に依存するパラメータに関する第一データ群が、算出される。このデータ群は、30240個の長さL1に基づいて算出されたものである。

図3から5に示されたゴルフボール2の第一データ群がプロットされたグラフが、図9に示されている。このグラフでは、横軸は回転角度βであり、縦軸は総長さL2である。この第一データ群に、フーリエ変換がなされる。フーリエ変換により、周波数スペクトルが得られる。換言すれば、フーリエ変換により、下記数式で表されるフーリエ級数の係数が得られる。

上記数式は、互いの周期が異なる2つの三角関数の組み合わせである。上記数式において、a及びbは、フーリエ係数である。合成される各成分の大きさは、これらフーリエ係数によって決まる。それぞれの係数は、下記数式で表される。

この数式において、Nは第一データ群のデータ総数であり、Fは第一データ群の中のk番目の値である。スペクトルは、下記数式で表される。

フーリエ変換により、第一変換データ群が得られる。第一変換データ群がプロットされたグラフが、図10に示されている。このグラフでは、横軸は次数であり、縦軸は振幅である。このグラフから、最大ピークが決定される。さらに、最大ピークのピーク値Psと、最大ピークの次数Fsとが決定される。ピーク値Ps及び次数Fsは、PH回転における空力特性を表す数値である。

さらに、第一回転軸Ax1と直交する第二回転軸Ax2が決定される。第二回転軸Ax2を中心としたゴルフボール2の回転は、POP回転である。PH回転と同様、POP回転についても、大円GCと2つの小円C1、C2が想定される。小円C1と大円GCとの中心角の絶対値は、30°である。小円C2と大円GCとの中心角の絶対値も、30°である。ゴルフボール2の表面のうちこれら小円に挟まれた領域において、1440の総長さL2が算出される。換言すれば、ゴルフボール2の1回転によって所定箇所に刻々と出現する表面の形状に依存するパラメータに関する第二データ群が、算出される。

図3から5に示されたゴルフボール2の第二データ群がプロットされたグラフが、図11に示されている。このグラフでは、横軸は回転角度βであり、縦軸は総長さL2である。この第二データ群にフーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られる。第二変換データ群がプロットされたグラフが、図12に示されている。このグラフでは、横軸は次数であり、縦軸は振幅である。このグラフから、最大ピークが決定される。さらに、最大ピークのピーク値Ppと、最大ピークの次数Fpとが決定される。ピーク値Pp及び次数Fpは、POP回転における空力特性を表す数値である。

図9から12から明らかなように、フーリエ変換は、PH回転における空力特性とPOP回転における空力特性との対比を容易にする。

第一回転軸Ax1と直交する直線は、無数に存在する。従って、POP回転の大円GCの候補は、多数存在する。これらの候補の中から、中心交差するディンプルの数が最大である第一の大円が決定される。さらに、第一の大円の経度との差が90°である経度を有する第二の大円が決定される。第二の大円を含む平面と直交する直線が、第二回転軸Ax2である。中心交差とは、当該大円を含む平面がディンプルの中心を通過する状態を意味する。第一の大円が複数存在する場合は、第二の大円が複数存在し、第二回転軸Ax2が複数存在する。この場合は、全ての第二回転軸Ax2に関してピーク値が算出される。これらピーク値の最大値が、ピーク値Ppである。

図3から5に示されたゴルフボール2の、上記評法によって算出された結果が、以下に示される。
PH回転
ピーク値Ps:405mm
次数Fs:25
POP回転
ピーク値Pp:566mm
次数Fp:33
和(Ps+Pp):971mm

和(Ps+Pp)は、ゴルフボール2の飛行性能と相関する。和(Ps+Pp)が600mm以上であるゴルフボール2は、飛行性能に優れる。その理由は、空気の流れが適度に乱されるからである。飛行性能の観点から、和(Ps+Pp)は637mm以上がより好ましく、716mm以上が特に好ましい。

和(Ps+Pp)が過大であると、ディンプル効果が不十分である。この観点から、和(Ps+Pp)は1000mm以下が好ましく、971mm以下がより好ましく、825mm以下が特に好ましい。

PH回転時の空力特性とPOP回転時の空力特性との差が小さいゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。空力的対称性の観点から、ピーク値Psとピーク値Ppとの差(Ps−Pp)の絶対値は250mm以下が好ましく、225mm以下がより好ましく、200mm以下が特に好ましい。

次数Fsは、20以上40以下が好ましい。次数Fsがこの範囲であるゴルフボール2では、大きなディンプル効果が得られうる。この観点から、次数Fsは22以上がより好ましく、33以上が特に好ましい。次数Fsは38以下がより好ましく、37以下が特に好ましい。

次数Fpは、20以上40以下が好ましい。次数Fpがこの範囲であるゴルフボール2では、大きなディンプル効果が得られうる。この観点から、次数Fpは22以上がより好ましく、33以上が特に好ましい。次数Fpは38以下がより好ましく、37以下が特に好ましい。

空力的対称性の観点から、次数Fsと次数Fpとの差(Fs−Fp)の絶対値は10以下が好ましく、9以下がより好ましく、8以下が特に好ましい。

以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。

[実施例1]
100質量部のポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、6質量部の酸化亜鉛、10質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.5質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mmであるコアを得た。一方、50質量部のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)、50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1706」)及び3質量部の二酸化チタンを混練し、樹脂組成物を得た。上記コアを、内周面に多数のピンプルを備えたファイナル金型に投入し、コアの周囲に上記樹脂組成物を射出成形法により注入して、厚みが1.5mmであるカバーを成形した。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。このカバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.7mmであり質量が約45.4gである実施例のゴルフボールを得た。このゴルフボールのPGAコンプレッションは、約85である。このゴルフボールは、図13及び14に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、6個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。このゴルフボールのピーク値及び次数を、前述の方法で測定した。その結果が下記の表3に示されている。

[実施例2]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、実施例2のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図15及び16に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、赤道近傍領域は6個のユニットを有し、極近傍領域は3個のユニットを有する。境界線の緯度は、23°である。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。ピーク値及び次数が下記の表3に示されている。

[実施例3]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、実施例3のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図2及び3に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、赤道近傍領域は6個のユニットを有し、極近傍領域は3個のユニットを有する。境界線の緯度は、23°である。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。ピーク値及び次数が下記の表3に示されている。

[実施例4]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、実施例4のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図17及び18に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、赤道近傍領域は6個のユニットを有し、極近傍領域は3個のユニットを有する。境界線の緯度は、23°である。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。ピーク値及び次数が下記の表3に示されている。

[実施例5]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、実施例5のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図19及び20に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、3個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。ピーク値及び次数が下記の表3に示されている。

[比較例1]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、比較例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図21及び22に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、3個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表2に示されている。ピーク値及び次数が下記の表4に示されている。

[比較例2]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、比較例2のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図23及び24に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、5個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表2に示されている。ピーク値及び次数が下記の表4に示されている。

[比較例3]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、比較例3のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図25及び26に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、5個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表2に示されている。このディンプルは、いわゆるダブルラジアスタイプである。ピーク値及び次数が下記の表4に示されている。

[比較例4]
ファイナル金型を変更した他は実施例1と同様にして、比較例4のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、図27及び28に示されたディンプルパターンを有する。このディンプルパターンでは、北半球及び南半球は、それぞれ、3個のユニットを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表2に示されている。ピーク値及び次数が下記の表4に示されている。

[飛距離テスト]
ゴルフラボ社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(住友ゴム工業株式会社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:X、ロフト角:9°)を装着した。ヘッド速度が49m/secであり、打ち出し角度が約11°であり、バックスピンの回転速度が約3000rpmである条件でゴルフボールを打撃して、発射地点から静止地点までの距離を測定した。テスト時は、ほぼ無風であった。PH回転について10回の測定を行い、POP回転について10回の測定を行った。20回の測定の平均値が、下記の表3及び4に示されている。

表3及び4に示されるように、実施例のゴルフボールは飛行性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。

前述のディンプルパターンは、ツーピースゴルフボールのみならず、ワンピースゴルフボール、マルチピースゴルフボール及び糸巻きゴルフボールにも適用されうる。

2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・ディンプル
10・・・ランド
12・・・境界線
14・・・極近傍領域
16・・・赤道近傍領域
18・・・第一経線
20・・・第二経線
22・・・仮想球
N・・・北半球
Po・・・極点
S・・・南半球
Up、Us・・・ユニット

Claims (7)

  1. その表面に多数のディンプルを備えており、
    ゴルフボールの仮想球の表面積に対する、これらディンプルの面積の合計値の比率が70%以上であり、
    下記ステップ(1)から(18)によって得られるピーク値Ps及びピーク値Ppの和(Ps+Pp)が600mm以上1000mm以下であるゴルフボール。
    (1)ゴルフボールの両極点を結ぶ線が、第一回転軸に想定されるステップ
    (2)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第一回転軸と直交する大円が想定されるステップ
    (3)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第一回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
    (4)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
    (5)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
    (6)それぞれの点から上記第一回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
    (7)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
    (8)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第一データ群に、フーリエ変換がなされ、第一変換データ群が得られるステップ
    (9)上記第一変換データ群の最大ピークのピーク値Ps及び次数Fsが決定されるステップ
    (10)上記ステップ(1)で想定された第一回転軸に直交する第二回転軸が想定されるステップ
    (11)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、かつ上記第二回転軸と直交する大円が想定されるステップ
    (12)ゴルフボールの仮想球の表面に存在し、上記第二回転軸と直交し、かつ上記大円との中心角の絶対値が30°である2つの小円が想定されるステップ
    (13)これらの小円によりゴルフボールの表面が区画され、この表面のうちこれら小円に挟まれた領域が特定されるステップ
    (14)上記領域に、軸方向において中心角度で3°刻みであり回転方向において中心角で0.25°刻みに、30240の点が決定されるステップ
    (15)それぞれの点から上記第二回転軸に下ろした垂線の長さL1が算出されるステップ
    (16)軸方向に並ぶ21個の垂線に基づいて算出された21個の長さL1が合計され、総長さL2が算出されるステップ
    (17)回転方向に沿って算出される1440個の総長さL2の第二データ群に、フーリエ変換がなされ、第二変換データ群が得られるステップ
    (18)上記第二変換データ群の最大ピークのピーク値Pp及び次数Fpが決定されるステップ
  2. 上記ピーク値Psとピーク値Ppとの差(Ps−Pp)の絶対値が250mm以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 上記ステップ(1)から(18)によって得られる次数Fs及び次数Fpが、それぞれ20以上40以下であり、この次数Fsと次数Fpとの差(Fs−Fp)の絶対値が10以下である請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. その表面の北半球及び南半球のそれぞれが、極近傍領域と赤道近傍領域とを備えており、
    上記極近傍領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなり、
    赤道近傍領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなり、
    極近傍領域のユニットの数Npが赤道近傍領域のユニットの数Neと異なっている請求項1から3のいずれかにゴルフボール。
  5. 上記数Np及び数Neの一方が他方の倍数である請求項4にゴルフボール。
  6. 上記極近傍領域と赤道近傍領域との間に位置する境界線の緯度が、20°以上40°以下である請求項4又は5に記載のゴルフボール。
  7. 全てのディンプルの直径の標準偏差が0.30以下である請求項1から6のいずれかに記載のゴルフボール。
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