JP2011009254A - 試験用led光源及びこれを備えた太陽電池評価装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照射光の照度ムラや色ムラの発生を抑えることができる試験用LED光源とこれを用いて太陽電池の出力特性を高精度に評価することができる太陽電池評価装置を提供すること。
【解決手段】複数のLED8a〜8dと、該LED8a〜8dを冷却する水冷ユニットを備えて成る水冷式LEDユニット1を複数配置して構成される試験用LED光源23において、複数の前記水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向に互いにオフセットさせるとともに、各水冷式LEDユニット1のレンズカバー11外面にフレネルレンズ25を配置する。又、この試験用LED光源23を、試験室内に収容された太陽電池22に疑似太陽光を照射して太陽電池22の出力特性を評価する太陽電池評価装置の光源として使用する。
【選択図】図3
【解決手段】複数のLED8a〜8dと、該LED8a〜8dを冷却する水冷ユニットを備えて成る水冷式LEDユニット1を複数配置して構成される試験用LED光源23において、複数の前記水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向に互いにオフセットさせるとともに、各水冷式LEDユニット1のレンズカバー11外面にフレネルレンズ25を配置する。又、この試験用LED光源23を、試験室内に収容された太陽電池22に疑似太陽光を照射して太陽電池22の出力特性を評価する太陽電池評価装置の光源として使用する。
【選択図】図3
Description
本発明は、発光波長の異なる複数のLEDから例えば擬似太陽光を出射する試験用LED光源とこれを備えた太陽電池評価装置に関するものである。
太陽エネルギーの有効利用する一手段として太陽電池が知られているが、実用上は、この太陽電池を複数接続して成る太陽電池モジュールによって構成された太陽電池パネルをビルや一般家屋の屋根等に敷設することによって太陽エネルギーを電気エネルギーに変換することが行われている。
ところで、太陽電池の出力特性を評価することは、太陽電池の製造後の検査や太陽電池の研究開発において重要であるが、その評価を太陽電池に太陽光を照射することによって行うことは、天候等によって太陽光の強度が変動するために常に正しい結果を期待することは困難である。
そこで、特許文献1には、光源としてLEDを用いた太陽電池の評価方法が提案されている。この方法は、多波長のLED発光部からの光を太陽電池に照射し、多波長発光部からの各波長毎の照射光強度(W)と各波長毎の太陽電池の出力短絡電流(A)とから太陽電池の絶対分光感度(A/W)を測定するする方法である。
又、特許文献2には、複数の要素セルを積層して成る太陽電池等の光電変換素子の基準状態での出力を評価するための出力測定方法が提案されている。
ところが、特許文献1,2には、LEDの点灯及び試験環境によってLED温度が室温以上になった場合の対策、例えば冷却手段を設けること等に関しては何ら開示されていない。一般にLEDの発光効率は温度上昇に伴って低下するため、LED温度が上昇すると該LEDからの出力が変動し、太陽電池の出力特性を高精度に評価することができないという問題が発生する。
又、特に発光色の異なるLED素子を用いる場合には、異色のLEDでは温度−発光効率の特性が異なるため、LED温度が上昇すると照射光の色ムラが発生し、太陽電池の出力特性を高精度に評価することができなくなってしまう。
又、特に発光色の異なるLED素子を用いる場合には、異色のLEDでは温度−発光効率の特性が異なるため、LED温度が上昇すると照射光の色ムラが発生し、太陽電池の出力特性を高精度に評価することができなくなってしまう。
そこで、発光波長の異なる複数のLEDを冷却する水冷ユニットを備えて成る水冷式LEDユニットを複数配置して試験用LED光源を構成することが考えられる。水冷式LEDユニットを複数配置した場合、太陽電池に実際に照射される太陽光が平行光であるのに対して、試験用LED光源から出射される試験用の擬似太陽光は拡散光であるために太陽電池の実際の出力特性を正しく評価することができないという問題がある。これは太陽電池に入射する光の量が太陽電池に入射する光の角度で大きく変化することによる。又、複数の水冷式LEDユニットをその光照射方向の位置(LEDの位置)を揃えて配置する構成を採用すると、各水冷式LEDユニットから所定の角度で拡がりながら出射される光と光の間に隙間(光が届かない箇所)が発生し、太陽電池に照射される擬似太陽光に照度ムラや色ムラが発生し、この擬似太陽光を用いて太陽電池の出力特性を高精度に評価することができないという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、照射光を平行光線化するとともに、その照度ムラや色ムラの発生を抑えることができる試験用LED光源とこれを用いて太陽電池の出力特性を高精度に評価することができる太陽電池評価装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数のLEDと、該LEDを冷却する水冷ユニットを備えて成る水冷式LEDユニットを複数配置して構成される試験用LED光源において、複数の前記水冷式LEDユニットの隣接するもの同士の位置を光照射方向に互いにオフセットさせるとともに、各水冷式LEDユニットのレンズカバー外面にフレネルレンズを配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、複数の前記水冷式LEDユニットを縦及び横方向にマトリックス状に配置し、各水冷式LEDユニットの光照射方向位置を縦及び横方向に交互にオフセットさせたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、試験室内に収容された太陽電池に疑似太陽光を照射して前記太陽電池の出力特性を評価する太陽電池評価装置が、前記太陽電池に疑似太陽光を照射する光源として請求項1又は2記載の試験用LED光源を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記試験用LED光源からの疑似太陽光を透過させ且つ湿気の通過を遮断する透明部材を前記試験室内の前記太陽電池と前記試験用LED光源との間に配置したことを特徴する。
請求項1及び2記載の発明によれば、複数の水冷式LEDユニットの隣接するもの同士の位置を光照射方向に互いにオフセットさせたため、各水冷式LEDユニットから所定の角度で拡がりながら出射される光同士の間に隙間が発生することがなく、全面均一な照射光が得られてその照度ムラや色ムラの発生が抑えられる。又、各水冷式LEDユニットから出射される光はフレネルレンズによって平行光線化されるため、例えば太陽電池の評価試験に太陽光線と同様の平行な擬似太陽光を使用することができ、太陽電池の出力特性の評価を高精度に行うことができる。
更に、試験用LED光源を構成する各水冷式LEDユニットに設けられた水冷ユニットによって発熱源である複数のLEDが強制冷却されるため、該LEDの温度上昇が抑えられ、LED温度が一定に保たれて該LEDの出力変動及び試験用LED光源から出射される光の色ムラの発生が抑えられる。
請求項3記載の発明によれば、水冷式LEDユニットを複数配置して構成された試験用LED光源によって太陽電池に太陽光と同様の平行な疑似太陽光を照射して太陽電池の出力特性を評価するため、擬似太陽光の照度ムラや色ムラの発生が抑えられ、太陽電池の出力特性の評価を高精度に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、試験室内の湿気の試験用LED光源への侵入が透明部材によって遮断されるため、試験用LED光源が湿気によって悪影響を受けることがなく、該試験用LED光源の安定した動作が可能となる。この場合、試験用LED光源からの擬似太陽光は透明部材を透過して太陽電池に安定的に照射される。又、試験用LED光源は平行直進光となっているため、前記透明部材の透過光強度を、平行光でない光を照射した場合に比べて大きくすることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る試験用LED光源とこれを備えた太陽電池評価装置の構成を示す斜視図、図2は試験用LED光源の部分正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図である。
本発明に係る太陽電池評価装置20は、図1に示すように、矩形ボックス状の試験室21内に収容されたパネル状の太陽電池22に疑似太陽光を照射して太陽電池22の出力特性を評価する装置であって、太陽電池22に疑似太陽光を照射する光源として本発明に係る試験用LED光源23が使用される。
上記試験用LED光源23は、縦及び横方向に複数(本実施の形態では横6個×縦5個=計30個)の水冷式LEDユニット1をマトリックス状に配置して構成されている。尚、図3に示すように、試験室21内に収容された太陽電池22と試験用LED光源23との間には、試験用LED光源23からの疑似太陽光を透過させ且つ湿気の通過を遮断する石英ガラス等の透明部材24が配置されている。
ここで、図2〜図4に試験用LED光源23を構成する一部(図示例では9個)の水冷式LEDユニット1の配置構成を示すが、本実施の形態では、複数の水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向に図示のdだけ互いにオフセットさせて段違いに配置している。つまり、各水冷式LEDユニット1の光照射方向位置を縦及び横方向に図示のdだけ交互にオフセットさせている。
次に、試験用LED光源23を構成する各水冷式LEDユニット1の構成を図5〜図12に基づいて説明する。尚、全ての水冷式LEDユニット1の構成は同じであるため、以下、1つの水冷式LEDユニット1についてのみ説明する。
図5は水冷式LEDユニットの斜視図、図6は同水冷式LEDユニットの正面図(図5の矢視C方向の図)、図7は同水冷式LEDユニットの側面図(図5の矢視B方向の図)、図8は図7のE−E線断面図、図9は図7のF−F線断面図、図10はフレネルレンズの正面図、図11は各種LEDの基板上へ配置を示す平面図、図12は図10のG−G線断面図である。
水冷式LEDユニット1は、図8及び図9に示すように、矩形ボックス状のハウジング2の内部に光源ユニット3と制御回路4及び水冷ユニット5を組み込んで構成されている。尚、水冷式LEDユニット1の光照射方向は図5の下方であって、該水冷式LEDユニット1は図1に示すように光照射方向が水平方向となるよう設置されるが、以下の説明における水冷式LEDユニット1の上下は図6に示す状態における上下を言うものとする。
上記ハウジング2は、PC等の樹脂或いはアルミニウム等の金属で構成されており、図5に示すように、その周面には縦方向に長い複数のスリットから成る吸気口6が形成され、上面には扇形の複数のスリットから成る排気口7が形成されている。そして、このハウジング2の下面は開口しており、この開口部には前記光源ユニット3が嵌め込まれて固定されている。
上記光源ユニット3は、図8及び図9に示すように、光源として発光波長の異なる(発光波長0.3μm〜1.5μmの間)の4種のLED8a,8b,8c,8d(図11参照)を実装して成る基板9と、該基板9を取り付ける矩形プレート状のベース10及びハウジング2の下面開口部に嵌め込まれる矩形プレート状の透明な樹脂製のレンズカバー11と、該レンズカバー11の外面に接合されたフレネルレンズ25を含んで構成されている。
ここで、発光波長の異なるLED8a〜8dのうち、LED8aはGaAlAs系の赤外LED(波長850nm)、LED8bはGaN系の紫外(波長365nm)LED、LED8cはGaAlAs系の赤(波長630nm)LED、LED8dはGaN系の青(波長455nm)LEDであって、これらのLED8a〜8dは図11に示すように基板9上に縦4列×横4列にマトリックス状に計16個配置されている。又、これらのLED8a〜8dの温度(℃)と駆動電流(A)との関係を図13に示すが、同図から明らかなように温度が50℃を超えると各LED8a〜8dへの駆動電流が下がり、各LED8a〜8dの使用最高温度は80℃である。ここで、LED8a〜8dの温度とは、チップ接合部の温度であるジャンクション温度を指す。
又、前記フレネルレンズ25には、図10に示すように、基板9上に実装された計16個のLED8a〜8d(図11参照)に対応して同数の同心縁状のレンズカットが施されており、このフレネルレンズ25は、後述のように各LED8a〜8dから出射される光を平行光線化する機能を果たす。
前記制御回路4は、図8に示すように、下面が開口する矩形ボックス状の回路ケース12の内部に各種電子部品が実装された不図示の回路基板を組み込み、回路ケース12の下面開口部を矩形プレート状のカバー13によって覆うことによって構成されている。ここで、回路ケース12は熱伝導率の高いアルミダイキャスト等によって成形されており、その上面には放熱部を構成する多数の放熱ピン14が一体に突設されている。
前記水冷ユニット5は、図8及び図9に示すように、熱交換器である水冷ジャケット15と、該水冷ジャケット15において受熱して温度が高くなった冷却水を外気(冷却風)との熱交換によって冷却するラジエータ16と、該ラジエータ16に冷却風を供給するファン17と、冷却水を閉ループの循環経路内で循環させる循環ポンプ18及び冷却水を貯留するリザーブタンク19を備えており、ファン17はラジエータ16と対向してこれの上方に配置されている。
本実施の形態では、図8及び図9に示すように、ハウジング2内下部の底部に水冷ジャケット15が水平に配置されており、この水冷ジャケット15を挟んでこれの上下に制御回路4と光源ユニット3が配置されている。ここで、制御回路4は、そのカバー13が水冷ジャケット15の上面に密着する状態で該水冷ジャケット15の上面側に配置されている。尚、本実施の形態では、冷却水として水にプロピレングリコールを混合して成る不凍液が使用されている。
他方、図8及び図9に示すように、ハウジング2内の水冷ジャケット15から離間した上部には前記ラジエータ16とファン17が配置されており、水冷ジャケット15とラジエータ16との間の空間部には制御回路4と循環ポンプ18及びリザーブタンク19が配置されている。
而して、以上のように構成された水冷式LEDユニット1が起動されて光源ユニット3と制御回路4及び水冷ユニット5に電源が供給されると、光源ユニット3の発光波長の異なる4種のLED8a〜8dが発光し、各色の光が合成されて疑似太陽光がレンズカバー11及びフレネルレンズ25を透過して図5の下方に向かって照射される。このとき、光源ユニット3の点灯制御は制御回路4によってなされ、駆動中において光源ユニット3のLED8a〜8d及び制御回路4の各種電子部品(不図示)が発熱し、そのままでは光源ユニット3と制御回路4が過熱されてこれらの温度が上昇する。光源ユニット3の各種LED8a〜8dの温度が上昇すると発光効率が低下することは前述の通りであり、供給電流も低下することは図13に示す通りである。
然るに、本実施の形態では、水冷ユニット5が同時に駆動され、光源ユニット3と制御回路4は、閉ループを形成する循環経路を循環する冷却水によって強制冷却されてその温度上昇が抑えられる。
即ち、循環ポンプ18によって循環経路を循環する冷却水は、水冷ジャケット15において光源ユニット3及び制御回路4において発生する熱を受熱して光源ユニット3及び制御回路4を冷却し、受熱して温度の高くなった冷却水はラジエータ16へと導入される。
他方、ファン17が不図示のモータによって回転駆動されると、外気がハウジング2の周面に形成された吸気口6から冷却風としてハウジング2内に側方から吸引され、この冷却風は水冷ジャケット15とラジエータ16との間に形成された空間部を上方に向かって流れ、その過程でラジエータ16を通過し、ハウジング2の上面に開口する排気口7から外部に排出される。そして、ラジエータ16においては、ここを通過する冷却風によって冷却水の熱が外部に放熱されて該冷却水が冷却され、温度の下がった冷却液水は循環ポンプ18に吸引される。
循環ポンプ18に吸引された冷却水は、昇圧された後に循環ポンプ18からリザーブタンク19へと送り出され、その一部はリザーブタンク19に貯留され、残りの冷却水はリザーブタンク19から水冷ジャケット15へと導入されて光源ユニット3と制御回路4の冷却に供される。そして、以上の作用(冷却サイクル)が連続的に繰り返されて光源ユニット3と制御回路4が水冷ジャケット15を流れる冷却水によって強制冷却され、それらの温度上昇が一定値以下に抑えられる。又、本実施の形態では、制御回路4の下面を水冷ジャケット15に密着させ、上面に放熱部を構成する多数の放熱ピン14を突設したため、制御回路4が冷却水によって強制冷却されると同時に放熱ピン14から自然放熱され、該制御回路4が効率良く冷却されてその温度上昇が一層効果的に抑えられる。特に、本実施の形態では、図4及び図5に示すように、複数の水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向にdだけ互いにオフセットさせているため、ハウジング2に形成された吸気口6からハウジング2内への冷却風の流入が抵抗なくスムーズになされ、放熱ピン14からの放熱が効果的になされる。
以上のように各LED8a〜8dの温度上昇が防がれ、その温度が一定に保たれる結果、各LED8a〜8dの出力変動及び照射光である疑似太陽光の色ムラの発生が抑えられる。
而して、試験用LED光源23を備えた図1に示す太陽電池評価装置20は、所定の試験環境(湿度10%〜100%、温度20℃〜90℃)において試験用LED光源23から出射される疑似太陽光を透明部材24(図3参照)を介して太陽電池22に照射する加速試験を行うことによって該太陽電池22の出力特性を評価するが、本実施の形態では、図5〜図9に示した水冷式LEDユニット1を複数設置して構成された試験用LED光源23によって太陽電池22に疑似太陽光を照射するようにしたため、前述のように各水冷式LEDユニット1の各種LED8a〜8d(図11参照)の温度が一定に保たれる。このため、試験用LED光源23から出射される擬似太陽光の出力変動及び色ムラの発生が抑えられ、太陽電池22の出力特性が高精度に評価される。
又、本実施の形態では、図3及び図4に示すように、複数の水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向に図示のdだけ互いにオフセットさせているため、縦及び横方向に隣接する各水冷式LEDユニット1の端部から所定の角度で拡がりながら出射される光L1,L2同士の間に隙間(光が届かない箇所)が発生することがなく、全面均一な照射光が得られてその照度ムラや色ムラの発生が抑えられる。この結果、試験用LED光源23によって疑似太陽光が照射される太陽電池22の出力特性の評価が高精度に行われる。同時に、複数の水冷式LEDユニット1の隣接するもの同士の位置を光照射方向にオフセットさせているため、各々の水冷式LEDユニット1の吸気口6の位置も段違いとなる。このため、吸気口6への外気の取り入れがオフセットさせない場合に比べて容易になり、延いては試験用LED光源23の出力変動及び色ムラの発生が抑えられ、太陽電池22の出力特性が高精度に評価される。
更に、本実施の形態では、試験用LED光源23の各水冷式LEDユニット1から出射される光は、図12に示すように、フレネルレンズ25によって平行光線化されるため、図1に示す太陽電池評価装置20の試験室21内に収容された太陽電池22には太陽光線と同様の平行な擬似太陽光が照射されることとなり、この擬似太陽光を用いて太陽電池22の出力特性の評価を高精度に行うことができる。
又、本実施の形態では、試験室21内に収容された太陽電池22と試験用LED光源23との間に石英ガラス等の透明部材24を配置したため(図3参照)、試験室21内の湿気の試験用LED光源23への侵入が透明部材24によって遮断され、試験用LED光源23が湿気によって悪影響を受けることがなく、該試験用LED光源23の安定した動作が可能となる。この場合、試験用LED光源23からの擬似太陽光は透明部材24を透過して太陽電池22に安定的に照射される。
尚、各水冷式LEDユニット1の各種LED8a〜8dの基板9上への配置は図11に示したものに限定されず、任意に設定し得るものである。又、LEDの発光波長及び種類も上記したものに限定されず、任意に設定し得るものである。例えば、LED8a〜8dの各々の位置に、LED8a〜8dに対応する発光波長の異なるチップ状の4種類のLED素子を集積化したLEDマルチチップを用いれば、該LEDマルチチップから出射した光を各々のLEDマルチチップに対応するフレネルレンズ25により平行光線化することができる。LED8a〜8dとしてGaAlAs系、GaN系のLEDを用いたが、GaAlInP系等の他の結晶材料系統のものを使用しても良く、又、GaN系の結晶材料とYAG蛍光体等の波長変換材料との組み合わせから成るLEDを用いても良い。LED8a〜8dを結晶材料系統、例えばGaN系(GaInN、GaIんAlN)とし、これと組み合わせる波長変換材料を異なるものとすることによって、異なる発光波長のLED8a〜8dを得ることもできる。利用する波長変換材料により異なる発光波長のLEDとした場合には、LED素子自体は同一材料系であるためにジャンクション温度がほぼ同一となる。よって、LED8a〜8dの温度特性が同じになるため、温度による発光効率変動のバラツキをより一層低減することができる。
1 水冷式LEDユニット
2 ハウジング
3 光源ユニット
4 制御回路
5 水冷ユニット
6 吸気口
7 排気口
8a〜8d LED
9 基板
10 ベース
11 レンズカバー
12 回路ケース
13 カバー
14 放熱ピン
15 水冷ジャケット
16 ラジエータ
17 ファン
18 循環ポンプ
19 リザーブタンク
20 太陽電池評価装置
21 試験室
22 太陽電池
23 試験用LED光源
24 透明部材
25 フレネルレンズ
d 水冷式LEDユニットのオフセット量
L1,L2 光
2 ハウジング
3 光源ユニット
4 制御回路
5 水冷ユニット
6 吸気口
7 排気口
8a〜8d LED
9 基板
10 ベース
11 レンズカバー
12 回路ケース
13 カバー
14 放熱ピン
15 水冷ジャケット
16 ラジエータ
17 ファン
18 循環ポンプ
19 リザーブタンク
20 太陽電池評価装置
21 試験室
22 太陽電池
23 試験用LED光源
24 透明部材
25 フレネルレンズ
d 水冷式LEDユニットのオフセット量
L1,L2 光
Claims (4)
- 複数のLEDと、該LEDを冷却する水冷ユニットを備えて成る水冷式LEDユニットを複数配置して構成される試験用LED光源において、
複数の前記水冷式LEDユニットの隣接するもの同士の位置を光照射方向に互いにオフセットさせるとともに、各水冷式LEDユニットのレンズカバー外面にフレネルレンズを配置したことを特徴とする試験用LED光源。 - 複数の前記水冷式LEDユニットを縦及び横方向にマトリックス状に配置し、各水冷式LEDユニットの光照射方向位置を縦及び横方向に交互にオフセットさせたことを特徴とする請求項1記載の試験用LED光源。
- 試験室内に収容された太陽電池に疑似太陽光を照射して前記太陽電池の出力特性を評価する太陽電池評価装置であって、前記太陽電池に疑似太陽光を照射する光源として請求項1又は2記載の試験用LED光源を備えることを特徴とする太陽電池評価装置。
- 前記試験用LED光源からの疑似太陽光を透過させ且つ湿気の通過を遮断する透明部材を前記試験室内の前記太陽電池と前記試験用LED光源との間に配置したことを特徴する請求項3記載の太陽電池評価装置。
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