JP2011008995A - 液晶表示装置のバックライト - Google Patents
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Abstract
【課題】発光部品が実装された複数の光源基板が支持板に取り付けられる構造を備え,装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くことなく,前記支持板における未使用の穴を通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができること。
【解決手段】光源基板各々に,複数種類の配置パターン各々でその光源基板が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する支持板側の穴を覆うカバー部が形成され,複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する支持板側の穴の全てが前記カバー部により覆われる。
【選択図】図5
【解決手段】光源基板各々に,複数種類の配置パターン各々でその光源基板が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する支持板側の穴を覆うカバー部が形成され,複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する支持板側の穴の全てが前記カバー部により覆われる。
【選択図】図5
Description
本発明は,液晶表示装置のバックライトに関するものである。
昨今,液晶テレビジョン受像機に代表される液晶表示装置は,バックライトの光源として発光ダイオード(LED)を採用したものが普及しつつある。バックライトの光源を冷陰極管からLEDへ替えることにより,液晶表示装置をさらに薄型化及び長寿命化することが可能となり,さらなる省電力化も期待できる。また,点光源であるLEDは,冷陰極管よりも光源レイアウトの自由度が高く,映像表示領域をより細分化して輝度調節することが可能となる。そのため,LEDを光源とするバックライトは,表示映像の画質向上にも寄与する。
バックライト用のLEDは,電力供給用の配線パターンが形成された基板に実装され,液晶パネルの背面のほぼ全域に渡って配置される必要がある。以下,バックライト用のLEDが実装された基板をLED基板と称する。
前記LED基板は,液晶パネルに相当する大きなサイズとすると,取り扱い及びコストの面で好ましくない。そこで,例えば5個〜8個程度の数のLEDが実装された複数の前記LED基板を予め製造し,液晶パネルのサイズに応じた数の前記LED基板を,液晶パネルに相当するサイズの支持板のほぼ全面に渡って配列して取り付けることが好適である。これにより,前記LED基板が,画面サイズの異なる液晶表示装置において共用され,部品共用による生産性向上の効果が得られる。
また,前記LED基板は,通常,前記支持板及び前記LED基板の各々に予め形成された穴に挿通されるリベットやビス等の固定具によって前記支持板に対し取り付けられる。
前記LED基板は,液晶パネルに相当する大きなサイズとすると,取り扱い及びコストの面で好ましくない。そこで,例えば5個〜8個程度の数のLEDが実装された複数の前記LED基板を予め製造し,液晶パネルのサイズに応じた数の前記LED基板を,液晶パネルに相当するサイズの支持板のほぼ全面に渡って配列して取り付けることが好適である。これにより,前記LED基板が,画面サイズの異なる液晶表示装置において共用され,部品共用による生産性向上の効果が得られる。
また,前記LED基板は,通常,前記支持板及び前記LED基板の各々に予め形成された穴に挿通されるリベットやビス等の固定具によって前記支持板に対し取り付けられる。
ところで,液晶表示装置は,その出荷先となる国や地域が定める規格の違い等により,機種によってバックライトの輝度分布の仕様が異なる場合がある。
図9は,液晶表示装置の2つの異なる仕様各々に対応したバックライトの画面縦方向における輝度分布を表すグラフである。各グラフにおいて,縦軸はバックライトの輝度を,横軸は画面縦方向の位置を表す。
図9(a)に示されるグラフは,画面縦方向の輝度分布を均一にする仕様に対応したバックライトの縦方向の輝度分布の一例である。また,図9(b)に示されるグラフは,画面縦方向においてその中央部分の輝度を最大とし,中央部分から上下各々の方向へ離れるにつれて徐々に輝度を低くする仕様に対応したバックライトの縦方向の輝度分布のグラフである。
図9に示されるような異なる仕様に対応するためには,画面サイズが同じであっても,機種によって前記支持板における前記LED基板の配列位置を変える必要がある。例えば,図9(b)の仕様よりも,図9(a)の仕様の方が,画面の上端及び下端各々に近い領域における前記LED基板の配置密度を高くする必要がある。
図9は,液晶表示装置の2つの異なる仕様各々に対応したバックライトの画面縦方向における輝度分布を表すグラフである。各グラフにおいて,縦軸はバックライトの輝度を,横軸は画面縦方向の位置を表す。
図9(a)に示されるグラフは,画面縦方向の輝度分布を均一にする仕様に対応したバックライトの縦方向の輝度分布の一例である。また,図9(b)に示されるグラフは,画面縦方向においてその中央部分の輝度を最大とし,中央部分から上下各々の方向へ離れるにつれて徐々に輝度を低くする仕様に対応したバックライトの縦方向の輝度分布のグラフである。
図9に示されるような異なる仕様に対応するためには,画面サイズが同じであっても,機種によって前記支持板における前記LED基板の配列位置を変える必要がある。例えば,図9(b)の仕様よりも,図9(a)の仕様の方が,画面の上端及び下端各々に近い領域における前記LED基板の配置密度を高くする必要がある。
そこで,前記支持板に,複数の仕様に対応した固定具挿入用の穴を予め設けておくことが好適である。この場合,前記支持板は,複数種類の配置パターン各々で配置された場合の前記LED基板各々の穴と重なる位置において,前記固定具が挿通される穴が設けられる。これにより,画面サイズが同一の異機種間で前記支持板を共用できる。
しかしながら,前記支持板に,複数の仕様に対応した固定具挿入用の穴を設けると,未使用の穴が露出した状態となる。そのため,LEDの光が未使用の穴を通じて背面側に漏れ,さらに,背面側のキャビネット(外装)の放熱孔等を通じて装置の外部にまで光が漏れるため,製品としての品位が低下するという問題点があった。また,前記LEDから光が装置の外部に漏れる状態は,ホコリやカルキ(石灰)等の浮遊物質が装置の外部から前記LEDの設置空間へ浸入しやすい状態であり,そのような浮遊物質の侵入は,液晶パネルの照明性能の低下にもつながりやすい。
一方,特許文献1には,バックライトの光源である冷陰極管が取り付けられる支持板の裏側に,ハニカム構造の補強部材を挟んで遮光板を設けた液晶表示装置について示されている。
しかしながら,前記支持板に,複数の仕様に対応した固定具挿入用の穴を設けると,未使用の穴が露出した状態となる。そのため,LEDの光が未使用の穴を通じて背面側に漏れ,さらに,背面側のキャビネット(外装)の放熱孔等を通じて装置の外部にまで光が漏れるため,製品としての品位が低下するという問題点があった。また,前記LEDから光が装置の外部に漏れる状態は,ホコリやカルキ(石灰)等の浮遊物質が装置の外部から前記LEDの設置空間へ浸入しやすい状態であり,そのような浮遊物質の侵入は,液晶パネルの照明性能の低下にもつながりやすい。
一方,特許文献1には,バックライトの光源である冷陰極管が取り付けられる支持板の裏側に,ハニカム構造の補強部材を挟んで遮光板を設けた液晶表示装置について示されている。
しかしながら,液晶表示装置において,特許文献1に示される技術を採用すると,装置の厚みが大きくなる上,部品点数が増えて組み立て工数が増えるという問題点があった。特に,特許文献1に示される技術は,装置の厚みが大きくなる点において,前記LED基板採用の主要目的の一つである装置の薄型化に反するため,前記LED基板を備えたバックライトへの適用には適さない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,LEDなどの発光部品が実装された複数の基板が支持板に取り付けられる構造を備え,装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くことなく,前記支持板における未使用の穴を通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる液晶表示装置のバックライトを提供することにある。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,LEDなどの発光部品が実装された複数の基板が支持板に取り付けられる構造を備え,装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くことなく,前記支持板における未使用の穴を通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる液晶表示装置のバックライトを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る液晶表示装置のバックライトは,次の(1)〜(6)に示される各構成要件を有している。
(1)それぞれ複数の発光部品が実装された複数の光源基板を備えている。
(2)複数の前記光源基板が取り付けられる支持板を備えている。
(3)前記光源基板各々に,前記光源基板を前記支持板に固定する固定具が挿通される第1の穴が形成されている。
(4)前記支持板における,複数種類の配置パターン各々での前記光源基板各々の取り付け位置における前記第1の穴と重なる位置に,前記固定具が挿通される第2の穴が形成されている。
(5)前記光源基板各々に,前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴を覆うカバー部が形成されている。
(6)前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴の全てが前記カバー部により覆われる。
前記発光部品の典型例は発光ダイオード(LED)である。
(1)それぞれ複数の発光部品が実装された複数の光源基板を備えている。
(2)複数の前記光源基板が取り付けられる支持板を備えている。
(3)前記光源基板各々に,前記光源基板を前記支持板に固定する固定具が挿通される第1の穴が形成されている。
(4)前記支持板における,複数種類の配置パターン各々での前記光源基板各々の取り付け位置における前記第1の穴と重なる位置に,前記固定具が挿通される第2の穴が形成されている。
(5)前記光源基板各々に,前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴を覆うカバー部が形成されている。
(6)前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴の全てが前記カバー部により覆われる。
前記発光部品の典型例は発光ダイオード(LED)である。
本発明によれば,前記カバー部により,前記支持板における固定具用の未使用の穴の全てが覆われるため,その未使用の穴を通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる。しかも,前記カバー部は,前記光源基板の一部として設けられるため,前記カバー部が形成されることによって装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くこともない。
また,本発明に係る液晶表示装置のバックライトにおける前記光源基板の配置パターンは,以下のようなものが考えられる。
例えば,それぞれ複数の前記発光部品が一列に実装された複数の前記光源基板が,前記支持板に対して横方向に一列ずつ連ねて取り付けられるとともに縦方向において間隔を空けて複数列分取り付けられる。そして,前記複数種類の配置パターンが,横方向に連なる前記光源基板の複数の列の縦方向における間隔が異なる配置パターンである。即ち,前記複数種類の配置パターンは,縦方向における前記光源基板の配列ピッチが異なる配置パターンである。この構成においては,横方向に連ねて取り付けられた一列分の前記光源基板が,冷陰極管を光源とする従前のバックライトにおける一本の冷陰極管に相当する。従前のバックライトにおいては,複数本の冷陰極管が,横方向が長手方向となるようにして縦方向に間隔を空けて並べて配列されている。
上記のように配列された前記光源基板を備えた液晶表示装置は,従前のバックライトにおける冷陰極管の駆動回路や制御ロジックを流用することができる。
また,本発明に係る液晶表示装置のバックライトにおける前記光源基板の配置パターンは,以下のようなものが考えられる。
例えば,それぞれ複数の前記発光部品が一列に実装された複数の前記光源基板が,前記支持板に対して横方向に一列ずつ連ねて取り付けられるとともに縦方向において間隔を空けて複数列分取り付けられる。そして,前記複数種類の配置パターンが,横方向に連なる前記光源基板の複数の列の縦方向における間隔が異なる配置パターンである。即ち,前記複数種類の配置パターンは,縦方向における前記光源基板の配列ピッチが異なる配置パターンである。この構成においては,横方向に連ねて取り付けられた一列分の前記光源基板が,冷陰極管を光源とする従前のバックライトにおける一本の冷陰極管に相当する。従前のバックライトにおいては,複数本の冷陰極管が,横方向が長手方向となるようにして縦方向に間隔を空けて並べて配列されている。
上記のように配列された前記光源基板を備えた液晶表示装置は,従前のバックライトにおける冷陰極管の駆動回路や制御ロジックを流用することができる。
本発明によれば,LEDなどの発光部品が実装された複数の基板が支持板に取り付けられる構造を備えた液晶表示装置のバックライトにおいて,装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くことなく,前記支持板における未使用の穴を通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明の実施形態に係るバックライトZは,発光部品であるLEDを光源として液晶パネルをその背面側から照明する装置である。
以下,図1及び図2を参照しつつ,液晶表示装置Xの概略構成について説明する。
図1に示されるように,前記液晶表示装置Xは,後述する液晶パネル20及びバックライトZが組み込まれた前面パネルユニット2と,その背面側を覆うように装着されて外装を形成する背面パネルユニット1とを備えている。以下,液晶装置Xにおいて,前記液晶パネル20が存在する側を前面側,前記背面パネルユニット1が存在する側を背面側と称する。
以下,図1及び図2を参照しつつ,液晶表示装置Xの概略構成について説明する。
図1に示されるように,前記液晶表示装置Xは,後述する液晶パネル20及びバックライトZが組み込まれた前面パネルユニット2と,その背面側を覆うように装着されて外装を形成する背面パネルユニット1とを備えている。以下,液晶装置Xにおいて,前記液晶パネル20が存在する側を前面側,前記背面パネルユニット1が存在する側を背面側と称する。
また,図2に示されるように,前記前面パネルユニット2は,前面パネル枠10,液晶パネル20及びバックライトZが一体に組み付けられたユニットである。
前記液晶パネル20は,液晶が組み込まれたガラスパネル,光拡散板,光学シート等により構成されている。そして,前記液晶パネル20は,前記前面パネル枠10の内側に取り付けられる。
また,前記バックライトZは,バックライトシャーシ40に対し,LED基板30及びその他の電装基板51〜53が取り付けられた装置である。前記LED基板30は,前記バックライトシャーシ40の前面側に取り付けられ,その他の電装基板51〜53は,前記バックライトシャーシ40の背面側に取り付けられる。前記バックライトシャーシ40の背面側に取り付けられる電装基板としては,例えば,電源基板51,LED制御基板52及びその他の制御基板53等がある。
前記電源基板51は,前記LED基板30に対して電力を供給する基板である。また,前記LED制御基板52は,前記LED基板30に実装された前記LED32の点滅を制御する基板である。前記電源基板51及び前記LED制御基板52の各々と,一部の前記LED基板30とはハーネス62によって接続されている。
なお,図2において,前記LED基板30は,前記バックライトシャーシ40の向こう側に隠れた状態となっているが,前記バックライトシャーシ40により,その前面側に支持されている。
前記液晶パネル20は,液晶が組み込まれたガラスパネル,光拡散板,光学シート等により構成されている。そして,前記液晶パネル20は,前記前面パネル枠10の内側に取り付けられる。
また,前記バックライトZは,バックライトシャーシ40に対し,LED基板30及びその他の電装基板51〜53が取り付けられた装置である。前記LED基板30は,前記バックライトシャーシ40の前面側に取り付けられ,その他の電装基板51〜53は,前記バックライトシャーシ40の背面側に取り付けられる。前記バックライトシャーシ40の背面側に取り付けられる電装基板としては,例えば,電源基板51,LED制御基板52及びその他の制御基板53等がある。
前記電源基板51は,前記LED基板30に対して電力を供給する基板である。また,前記LED制御基板52は,前記LED基板30に実装された前記LED32の点滅を制御する基板である。前記電源基板51及び前記LED制御基板52の各々と,一部の前記LED基板30とはハーネス62によって接続されている。
なお,図2において,前記LED基板30は,前記バックライトシャーシ40の向こう側に隠れた状態となっているが,前記バックライトシャーシ40により,その前面側に支持されている。
以下,図2〜図6を参照しつつ,前記バックライトZについて説明する。
図3は,前記バックライトZを構成する第1実施例に係る前記LED基板30の平面図(a)及び側面図(b)である。また,図4は,前記バックライトZにおける前記LED基板30の取付構造を表す図である。
前記LED基板30は,白色光の発光部品であるLED32と,そのLED32の出力光を拡散させる光拡散レンズ33とが帯状のプリント基板31に実装された電装基板である。図3に示される例では,複数の前記LED32及び前記光拡散レンズ33が前記プリント基板31に対して一列に実装されている。なお,図3に示される例では,1つの前記LED基板30において8個の前記LED32が実装されているが,前記LED基板30は,前記LED32の実装数が異なる複数種類のものが存在する。
また,図3及び図4に示されるように,前記プリント基板31には,当該LED基板30を前記バックライトシャーシ40に固定する固定具61が挿通される穴31aが形成されている。以下,前記プリント基板31に形成された前記固定具61用の穴のことを基板側穴31aと称する。この基板側穴31aが,前記第1の穴に相当する。前記固定具61は,例えば図4に示されるようなリベットの他,ビス等も考えられる。
図3は,前記バックライトZを構成する第1実施例に係る前記LED基板30の平面図(a)及び側面図(b)である。また,図4は,前記バックライトZにおける前記LED基板30の取付構造を表す図である。
前記LED基板30は,白色光の発光部品であるLED32と,そのLED32の出力光を拡散させる光拡散レンズ33とが帯状のプリント基板31に実装された電装基板である。図3に示される例では,複数の前記LED32及び前記光拡散レンズ33が前記プリント基板31に対して一列に実装されている。なお,図3に示される例では,1つの前記LED基板30において8個の前記LED32が実装されているが,前記LED基板30は,前記LED32の実装数が異なる複数種類のものが存在する。
また,図3及び図4に示されるように,前記プリント基板31には,当該LED基板30を前記バックライトシャーシ40に固定する固定具61が挿通される穴31aが形成されている。以下,前記プリント基板31に形成された前記固定具61用の穴のことを基板側穴31aと称する。この基板側穴31aが,前記第1の穴に相当する。前記固定具61は,例えば図4に示されるようなリベットの他,ビス等も考えられる。
一方,前記バックライトシャーシ40にも,図2及び図3に示されるように,前記固定具61が挿通される複数の穴40aが形成されている。以下,前記バックライトシャーシ40に形成された前記固定具61用の穴のことをシャーシ側穴40aと称する。このシャーシ側穴40aが,前記第2の穴に相当する。
前記シャーシ側穴40aは,前記バックライトシャーシ40における前記LED基板30の取り付け位置の前記基板側穴31aと重なる位置に形成されている。ここで,前記バックライトシャーシ40に対する前記LED基板30の配置パターンは複数種類存在する。これに対し,前記シャーシ側穴40aは,複数種類の配置パターン各々での前記LED基板30各々の取り付け位置における前記基板側穴31aに対応するように形成されている。そのため,ある配置パターンで前記LED基板30が前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合,他の配置パターン用に設けられた前記シャーシ側穴40aが未使用の状態となる。その具体例については後述する。
前記シャーシ側穴40aは,前記バックライトシャーシ40における前記LED基板30の取り付け位置の前記基板側穴31aと重なる位置に形成されている。ここで,前記バックライトシャーシ40に対する前記LED基板30の配置パターンは複数種類存在する。これに対し,前記シャーシ側穴40aは,複数種類の配置パターン各々での前記LED基板30各々の取り付け位置における前記基板側穴31aに対応するように形成されている。そのため,ある配置パターンで前記LED基板30が前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合,他の配置パターン用に設けられた前記シャーシ側穴40aが未使用の状態となる。その具体例については後述する。
また,図3に示されるように,前記LED基板30における前記プリント基板31の長手方向の両端部には,隣接して配置される前記LED基板30と電気的に接続するためのコネクタ34a,34bが設けられている。即ち,あるLED基板30の一方の端部のコネクタ34aは,隣に配置される他のLED基板30の他方の端部のコネクタ34bと接続される。
従って,前記バックライトZにおいては,それぞれ複数の前記LED32が一列に実装された複数の前記LED基板30が,前記バックライトシャーシ40に対して横方向に一列ずつ連ねて取り付けられる。さらに,複数の前記LED基板30は,横方向に一列ずつ連ねられるとともに,縦方向において間隔を空けて複数列分取り付けられる。
そして,前記複数種類の配置パターンは,横方向に連なる前記LED基板30の複数の列の縦方向における間隔が異なる配置パターンである。即ち,前記複数種類の配置パターンは,縦方向における前記LED基板30の配列ピッチが異なる配置パターンである。
なお,本明細書において,縦方向及び横方向は,前記液晶パネル20の画面を基準とした方向を意味する。
例えば,横方向一列ごとに13個の前記LED32を並べる画面サイズの場合,5個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,8個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30とが横方向に連結されて前記バックライトシャーシ40に取り付けられる。なお,後述する図5及び図6には,その例が示されている。
また,横方向一列ごとに27個の前記LED32を並べる画面サイズの場合,5個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,6個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,8個の前記LED32が一列に実装された2つの前記LED基板30とが横方向に連結されて前記バックライトシャーシ40に取り付けられる。
従って,前記バックライトZにおいては,それぞれ複数の前記LED32が一列に実装された複数の前記LED基板30が,前記バックライトシャーシ40に対して横方向に一列ずつ連ねて取り付けられる。さらに,複数の前記LED基板30は,横方向に一列ずつ連ねられるとともに,縦方向において間隔を空けて複数列分取り付けられる。
そして,前記複数種類の配置パターンは,横方向に連なる前記LED基板30の複数の列の縦方向における間隔が異なる配置パターンである。即ち,前記複数種類の配置パターンは,縦方向における前記LED基板30の配列ピッチが異なる配置パターンである。
なお,本明細書において,縦方向及び横方向は,前記液晶パネル20の画面を基準とした方向を意味する。
例えば,横方向一列ごとに13個の前記LED32を並べる画面サイズの場合,5個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,8個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30とが横方向に連結されて前記バックライトシャーシ40に取り付けられる。なお,後述する図5及び図6には,その例が示されている。
また,横方向一列ごとに27個の前記LED32を並べる画面サイズの場合,5個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,6個の前記LED32が一列に実装された1つの前記LED基板30と,8個の前記LED32が一列に実装された2つの前記LED基板30とが横方向に連結されて前記バックライトシャーシ40に取り付けられる。
ところで,従前のバックライトにおいては,複数本の冷陰極管が,横方向が長手方向となるようにして縦方向に間隔を空けて並べて配列される。これに対し,前記バックライトZにおいては,横方向に連ねて取り付けられた一列分の複数の前記LED基板30が,従前のバックライトにおける一本の冷陰極管に相当する。このような構成により,前記バックライトZは,従前のバックライトにおける冷陰極管の駆動回路や制御ロジックを流用することができる。
また,図3に示されるように,前記LED基板30各々にはカバー部31bが形成されている。このカバー部31bは,前記複数種類の配置パターン各々で前記LED基板30各々が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する前記シャーシ側穴40aを覆う部分である。
図3に示される例では,前記カバー部31bは,前記プリント基板31における前記基板側穴31aに対応する位置において,縦方向の両側に張り出して形成されている。
図3に示される例では,前記カバー部31bは,前記プリント基板31における前記基板側穴31aに対応する位置において,縦方向の両側に張り出して形成されている。
図8は,前記カバー部31bが設けられていないLED基板30"が,前記バックライトシャーシ40に対し,前記複数種類の配置パターンの1つである第1配置パターンで配置された状態を表す。
本実施形態においては,第1配置パターン及び第2配置パターンの2種類が存在するものとする。横方向に連なる前記LED基板30の複数の列の縦方向における配列ピッチのパターンが2種類存在する。ここで,前記第1配置パターンは,図9(a)に示されるような均一な輝度分布の仕様に対応するため,前記LED基板30の横方向の各列が縦方向において等間隔で配列される配置パターンである。
一方,前記第2配置パターンは,図9(b)に示されるような不均一の輝度分布の仕様に対応するため,前記LED基板30の横方向の各列が,縦方向においてその位置に応じて粗密異なる間隔で配列される配置パターンである。
本実施形態においては,第1配置パターン及び第2配置パターンの2種類が存在するものとする。横方向に連なる前記LED基板30の複数の列の縦方向における配列ピッチのパターンが2種類存在する。ここで,前記第1配置パターンは,図9(a)に示されるような均一な輝度分布の仕様に対応するため,前記LED基板30の横方向の各列が縦方向において等間隔で配列される配置パターンである。
一方,前記第2配置パターンは,図9(b)に示されるような不均一の輝度分布の仕様に対応するため,前記LED基板30の横方向の各列が,縦方向においてその位置に応じて粗密異なる間隔で配列される配置パターンである。
図8に示されるように,前記第1配置パターンで前記LED基板30"が前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合,前記第2配置パターン用に設けられた未使用の前記シャーシ側穴40aが露出した状態となる。また,図8には示されていないが,前記第2配置パターンで前記LED基板30"が前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合も,前記第1配置パターン用に設けられた未使用の前記シャーシ側穴40aが露出した状態となる。なお,図8において,未使用の前記シャーシ側穴40aは黒塗りの円で表記されている。
図8に示されるように,未使用の前記シャーシ側穴40aが露出した状態となると,前記LED32の光が未使用の前記シャーシ側穴40aを通じて背面側に漏れ,さらに,前記背面パネルユニット1の放熱孔等を通じて装置の外部にまで光が漏れる。また,前記LED32から光が装置の外部に漏れる状態は,ホコリやカルキ(石灰)等の浮遊物質が装置の外部から前記LED32の設置空間へ浸入しやすい状態であり,そのような浮遊物質の侵入は,前記液晶パネル20の照明性能の低下にもつながりやすい。
図8に示されるように,未使用の前記シャーシ側穴40aが露出した状態となると,前記LED32の光が未使用の前記シャーシ側穴40aを通じて背面側に漏れ,さらに,前記背面パネルユニット1の放熱孔等を通じて装置の外部にまで光が漏れる。また,前記LED32から光が装置の外部に漏れる状態は,ホコリやカルキ(石灰)等の浮遊物質が装置の外部から前記LED32の設置空間へ浸入しやすい状態であり,そのような浮遊物質の侵入は,前記液晶パネル20の照明性能の低下にもつながりやすい。
一方,前記バックライトZにおいては,光の漏れの問題が解消される。
図5及び図6は,前記LED基板30が,前記バックライトシャーシ40に対し,前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンで配置された状態を表す。
図5及び図6に示されるように,前記バックライトZにおいては,2種類の配置パターン各々で前記LED基板30各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する前記シャーシ側穴40aの全てが前記カバー部31bにより覆われる。その結果,未使用の前記シャーシ側穴40aを通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる。しかも,前記カバー部31bは,前記LED基板30の一部として設けられるため,前記カバー部31bが形成されることによって装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くこともない。
図5及び図6は,前記LED基板30が,前記バックライトシャーシ40に対し,前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンで配置された状態を表す。
図5及び図6に示されるように,前記バックライトZにおいては,2種類の配置パターン各々で前記LED基板30各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する前記シャーシ側穴40aの全てが前記カバー部31bにより覆われる。その結果,未使用の前記シャーシ側穴40aを通じた光の漏れや浮遊物質の侵入を防ぐことができる。しかも,前記カバー部31bは,前記LED基板30の一部として設けられるため,前記カバー部31bが形成されることによって装置の厚みの増大や,部品点数及び組み立て工数の増加を招くこともない。
以上に示した実施形態では,前記LED基板30における前記カバー部31bは,図3に示したように,帯状の前記プリント基板31に対してその長手方向に直交する方向へ突設された形状を有している。
その他,前記バックライトZに採用され得るLED基板としては,図7に示されるような第2実施例に係るLED基板30'も考えられる。以下,前記LED基板30'に関し,前記LED基板30と異なる部分についてのみ説明する。
前記LED基板30'は,前記複数種類の配置パターン各々で前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合に,前記プリント基板31の一部31b'が,未使用となる他の配置パターンに対応する前記シャーシ側穴40aを覆うように幅広く形成されている。このようなLED基板30'を備えた前記バックライトZも,本発明の実施形態の一例である。
また,前述した実施形態は,光源基板として,前記LED32を発光部品とする前記LED基板30が採用されたが,前記LED基板30の代わりに,他の光源が実装された光源基板が採用されることも考えられる。
また,前記LED基板30は,複数の前記LED32が複数列に配列されて実装されたものも考えられる。
その他,前記バックライトZに採用され得るLED基板としては,図7に示されるような第2実施例に係るLED基板30'も考えられる。以下,前記LED基板30'に関し,前記LED基板30と異なる部分についてのみ説明する。
前記LED基板30'は,前記複数種類の配置パターン各々で前記バックライトシャーシ40に取り付けられた場合に,前記プリント基板31の一部31b'が,未使用となる他の配置パターンに対応する前記シャーシ側穴40aを覆うように幅広く形成されている。このようなLED基板30'を備えた前記バックライトZも,本発明の実施形態の一例である。
また,前述した実施形態は,光源基板として,前記LED32を発光部品とする前記LED基板30が採用されたが,前記LED基板30の代わりに,他の光源が実装された光源基板が採用されることも考えられる。
また,前記LED基板30は,複数の前記LED32が複数列に配列されて実装されたものも考えられる。
本発明は,液晶TVなど表示装置のバックライトに適用可能である。
X :液晶表示装置
Z :バックライト
1 :背面パネルユニット
2 :前面パネルユニット
10:前面パネル枠
20:液晶パネル
30:LED基板
31:プリント基板
31a:基板側穴
31b:カバー部
32:LED
33:光拡散レンズ
34a,34b:コネクタ
40:バックライトシャーシ
40a:シャーシ側穴
51:電源基板
52:LED制御基板
53:その他の制御基板
61:固定具
62:ハーネス
Z :バックライト
1 :背面パネルユニット
2 :前面パネルユニット
10:前面パネル枠
20:液晶パネル
30:LED基板
31:プリント基板
31a:基板側穴
31b:カバー部
32:LED
33:光拡散レンズ
34a,34b:コネクタ
40:バックライトシャーシ
40a:シャーシ側穴
51:電源基板
52:LED制御基板
53:その他の制御基板
61:固定具
62:ハーネス
Claims (2)
- それぞれ複数の発光部品が実装された複数の光源基板と,複数の前記光源基板が取り付けられる支持板と,を備えた液晶表示装置のバックライトであって,
前記光源基板各々に,前記光源基板を前記支持板に固定する固定具が挿通される第1の穴が形成され,
前記支持板における,複数種類の配置パターン各々での前記光源基板各々の取り付け位置における前記第1の穴と重なる位置に,前記固定具が挿通される第2の穴が形成され,
前記光源基板各々に,前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴を覆うカバー部が形成され,
前記複数種類の配置パターン各々で前記光源基板各々が取り付けられた場合に,未使用となる他の配置パターンに対応する前記第2の穴の全てが前記カバー部により覆われてなることを特徴とする液晶表示装置のバックライト。 - それぞれ複数の前記発光部品が一列に実装された複数の前記光源基板が,前記支持板に対して横方向に一列ずつ連ねて取り付けられるとともに縦方向において間隔を空けて複数列分取り付けられ,前記複数種類の配置パターンが,横方向に連なる前記光源基板の複数の列の縦方向における間隔が異なる配置パターンである請求項1に記載の液晶表示装置のバックライト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009149947A JP2011008995A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 液晶表示装置のバックライト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009149947A JP2011008995A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 液晶表示装置のバックライト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011008995A true JP2011008995A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43565420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009149947A Pending JP2011008995A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 液晶表示装置のバックライト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011008995A (ja) |
-
2009
- 2009-06-24 JP JP2009149947A patent/JP2011008995A/ja active Pending
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