JP2011007594A - シャシーダイナモメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ホイルの正確な回転速度を求めることができ、スリップ率を測定することができるシャシーダイナモメータを提供する。
【解決手段】自動車1のホイル5の側面に付した2個のマーカ6の画像を撮像するカメラ7等からなる撮像手段と、画像中の2個のマーカ6の位置を検出するマーカ位置検出手段11と、2個のマーカ6の位置からホイル5の回転角度を算出した上でホイル5の回転速度を算出する回転角度算出手段12とを備え、さらに、所定の係数とホイル5の回転角度とローラ3の回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段17を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャシーダイナモメータに関する。
従来から、自動車のエンジン性能を検査する装置としてシャシーダイナモメータが知られている。シャシーダイナモメータは、自動車を回転軸にダイナモが設置されたローラの上に固定し、各種走行条件でホイルを駆動させて、ホイルとローラのスリップ率を含む自動車の動力性能検出する装置である。
スリップ率の測定には、ローラに取り付けた回転計と自動車の車軸に取り付けた回転計の測定値からスリップ率を求める。しかし、測定の度に自動車が入れ替わるため、計測対象の自動車の床下の車軸に回転系を取り付け、測定終了時に回転計を取り外す作業が必要となり、作業が煩雑であるという問題がある。
この問題に対処するため、下記特許文献1の段落[0030]には、一定時間間隔で現れるタイヤ特徴点等に基づいて、タイヤの単位時間当たりの回転数を算出する手法が開示されており、この手法は、ホイルに回転計を設置することなく画像処理によってタイヤ回転速度を非接触で求める場合に有効な手法である。
特開2005−351730号公報 特開昭63−52066号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、一定時間間隔で現れるタイヤ特徴点等に基づいて、タイヤの単位時間当たりの回転数を算出することができる技術であるが、特徴点の通過から回転数を求めるだけであるため、タイヤの正確な回転速度を求めることができないという課題がある。また、特徴点から回転速度「min-1」を求める構成となっているため、スリップ率を測定することができないという課題もある。
以上のことから、本発明は、ホイルの正確な回転速度を求めることができ、スリップ率を測定することができるシャシーダイナモメータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係るシャシーダイナモメータは、
自動車のホイルの側面に付した2個のマーカの画像を撮像する撮像手段と、
画像中の前記2個のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記2個のマーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明に係るシャシーダイナモメータは、
自動車のホイルの側面に付した1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭、又は、1個の直線状マーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ホイルの側面の1個のマーカとその方向が判別できる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明に係るシャシーダイナモメータは、第1の発明又は第2の発明に係るシャシーダイナモメータにおいて、
シャシーダイナモメータのローラの回転軸に設置した前記ローラの回転角度を検出するエンコーダと、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段をさらに備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明に係るシャシーダイナモメータは、第1の発明又は第2の発明に係るシャシーダイナモメータにおいて、
シャシーダイナモメータのローラの外周面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの外周面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラ外周面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明に係るシャシーダイナモメータは、第1の発明又は第2の発明に係るシャシーダイナモメータにおいて、
シャシーダイナモメータのローラの側面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの側面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラの側面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、ホイルの正確な回転速度を求めることができ、スリップ率を測定することができるシャシーダイナモメータを提供することができる。
本発明の第1,2の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第1,2の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける回転速度算出装置のブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける取得画像の例を示した図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける時刻tのときの取得画像の例を示した図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける時刻t+1のときの取得画像の例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける取得画像の例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける時刻tのときの取得画像の例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける時刻t+1のときの取得画像の例を示した図である。 本発明の第3,4の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第3,4の実施例に係るシャシーダイナモメータにおけるスリップ率算出装置のブロック図である。 本発明の第5の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第5〜7の実施例に係るシャシーダイナモメータにおけるスリップ率算出装置のブロック図である。 本発明の第5の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける取得画像の例を示した図である。 本発明の第6の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第6の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける取得画像の例を示した図である。 本発明の第7の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータを実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第1の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、図1に示すように、カメラ7により撮像した画像中のホイル5の側面の2個のマーカ6を検出し、この2個のマーカ6の位置からマーカ6の回転角度を算出して、ホイル5の回転速度を算出することを特徴とする。本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出することにより、ホイル5の回転角度の検出精度を高めることができる。
はじめに、本実施例に係るシャシーダイナモメータの構成について説明する。
図1に示すように、自動車1はシャシーダイナモメータ上に載置される。シャシーダイナモメータは、回転軸にダイナモ2が取り付けられたローラ3や、シャシーダイナモメータを制御するシャシーダイナモメータ制御装置4等により構成されている。そして、自動車1のホイル5が回転することにより、シャシーダイナモメータのローラ3が回転して、自動車1の出力等を計測できるようになっている。
また、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に貼った2個のマーカ6の位置を撮像して検出するカメラ7と、カメラ7により撮像した画像からマーカ6の回転速度を算出する回転速度算出装置8とを備えている。
図2に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータにおける回転速度算出装置8は、カメラ7からの画像を入力する画像入力手段9と、画像入力手段9に入力された画像を録画する画像録画手段10と、画像入力手段9から入力した画像中のマーカ6の位置を検出するマーカ位置検出手段11と、マーカ位置検出手段11により検出したマーカ6の位置からホイル5の回転角度を算出してホイル5の回転速度を検出する回転角度算出手段12とを備えている。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図1に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、カメラ7により図3(a)に示したホイル5の側面の2個のマーカ6が映った画像を撮像し、この画像を画像入力手段9において取得する。なお、画像取得周期は、画像間の2個のマーカ6の回転角度の角速度が360度未満の画像取得周期とする。また、2個のマーカ6は、図3(b)に示した異形状のマーカ6で、ホイル5の回転でマーカ6の方向変化の無い丸形状が望ましい。また、2個のマーカ6は、回転角度の検出精度を高めるため間隔を離して貼ることが望ましい。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像入力手段9において取得した画像中の2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。パターンマッチング処理の場合は、図3(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図3(a)の画像中で探索してマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、2個のマーカ6間を結ぶ線分と画像面の水平方向(図3(a)中、矢印xで示す方向)又は垂直方向(図3(a)中、矢印yで示す方向)とのなす角度を回転角度として算出するので、2個のマーカ6のうちの1つをホイル5の中心に貼る必要が無い。
最後に、回転角度算出手段12において、下記式(1),(2)を用いてホイルの回転速度を算出する。なお、ホイル5の回転角度は下記式(1)により算出する。また、フレーム当りのホイル5の回転角度は下記式(2)により算出する。
Figure 2011007594
ここで、本実施例において、2個のマーカ6のうちの1つをホイル5の中心に貼る必要が無い理由について説明する。
上記特許文献2においては、回転体に2個のマーカをつける場合、1つは中心につける必要がある。また、回転体に1個のマーカをつける場合、1個のマーカが連続的に移動する3つの位置から中心を求める必要がある。
これに対し、本実施例においては、ホイル5に2個のマーカ6をつけて2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出するため、ホイル5の中心位置を求める必要がない。
また、ここで、本実施例において、2個のマーカ6によりホイル5の回転角度を算出することができる原理について説明する。
図4に示すように、P1(t)とP2(t)とを結ぶ線分lsと、基準線lbとのなす角度がθ(t)の場合、中心Oを通り線分lsと平行な線Lsと、中心Oを通り基準線lbと平行な線Lbとのなす角度はθ(t)となる。
また、図5に示すように、P1(t)とP2(t)とを結ぶ線分lsと、基準線lbとのなす角度がθ(t+1)の場合、中心Oを通り線分lsと平行な線Lsと、中心Oを通り基準線lbと平行な線Lbとのなす角度はθ(t+1)となる。
このように、2個のマーカ6を用いることで現在の画像におけるホイル5の回転角度を算出することができる。さらに、現在の画像と次の画像との間ごとで、フレーム当りのホイル5の回転角度を算出することができる。そして、フレーム当りのホイル5の回転角度から1秒当りのホイル5の回転速度を算出することができる。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、ホイル5に貼った2個のマーカ6からホイル5の回転速度を求めることを特徴としており次の利点がある。
1.非接触でホイル5の回転速度を計測できるという利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.従来の回転計を自動車1の車軸に設置する方法では、自動車1の入れ替えの度に車軸の回転計の脱着が必要であるため煩雑であるが、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に2個のマーカ6を貼るだけで簡易にホイル5の回転速度を測定できるという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第2の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図6(a)に示したようにマーカが異なっており、ホイル5に貼った1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13をマーカとするか、又は、1個の直線状マーカとする点が第1の実施例と異なる。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、画像中のホイル5の側面の1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13、又は、1個の直線状マーカを検出して、ホイル5の回転速度を算出することを特徴とする。これにより、第1の実施例に比べ、マーカが1つで済むという利点がある。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図1に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、図6(a)に示したホイル5上に1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13、又は、1個の直線状マーカが映った画像を取得する。また、画像取得周期は、画像間のマーカの回転角度の角速度が360度未満の画像取得周期とする。また、ホイル5の輪郭13や直線状マーカの線分は回転角度の検出精度を高めるため長いものとすることが望ましい。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中のマーカ位置P(t)を検出する。パターンマッチング処理の場合は、図6(b)に示したマーカ画像を予め登録しておき、このマーカモデルを図6(a)の画像中に探索してマーカ位置P(t)を検出する。
最後に、回転角度算出手段12において、エッジ検出処理によってホイル5の輪郭13の方向や直線状マーカの方向を検出し、上記式(2)を用いてホイル5の回転速度を算出する。
また、ここで、本実施例において、1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13、又は、1個の直線状マーカによりホイル5の回転角度を算出することができる原理について説明する。
図7に示すように、1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13の方向、又は、直線状マーカの方向と、基準線lbとのなす角度がθ(t)の場合、中心Oを通り1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13の方向、又は、直線状マーカの方向と平行な線Lsと、中心Oを通り基準線lbと平行な線Lbとのなす角度はθ(t)となる。
また、図8に示すように、1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13の方向、又は、直線状マーカの方向と、基準線lbとのなす角度がθ(t+1)の場合、中心Oを通り1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13の方向、又は、直線状マーカの方向と平行な線Lsと、中心Oを通り基準線lbと平行な線Lbとのなす角度はθ(t+1)となる。
このように、1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13、又は、直線状マーカを用いることで、現在の画像におけるホイル5の回転角度を算出することができる。さらに、現在の画像と次の画像との間ごとで、フレーム当りのホイル5の回転角度を算出することができる。そして、フレーム当りのホイル5の回転角度から1秒当りのホイル5の回転速度を算出することができる。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に貼った1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13、又は、直線状マーカから回転速度を求める装置であり、第1の実施例の利点に加え、1個のマーカで済むため、マーカの脱着が容易であるという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第3の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図9に示すように、ローラ3の回転軸に取り付けたエンコーダ14によりローラ3の回転角度を取得するスリップ率算出装置を備えている。
図10に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータにおけるスリップ率算出装置15は、カメラ7からの画像を入力する画像入力手段9と、画像入力手段9に入力された画像を録画する画像録画手段10と、画像入力手段9から入力した画像中の2個のマーカ6の位置を検出するマーカ位置検出手段11と、マーカ位置検出手段11により検出した2個のマーカ6の位置からホイル5の回転角度を検出する回転角度算出手段12と、回転角度算出手段12により算出したホイル5の回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段17と、係数kを記憶する係数k記憶手段18とを備えている。なお、係数kの算出方法については後程詳細に説明する。
上記特許文献2では、1個のマーカから回転体の中心位置を算出しているが、1個のマーカから算出する回転角度では回転角の分解能が荒いという課題がある。
これに対し、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出するため、回転角度の検出精度が良いという利点がある。
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、カメラ7により撮像した画像中のホイル5の側面の2個のマーカ6を検出し、2個のマーカ6の回転角度と係数kとローラ3の回転軸に取り付けたエンコーダ14によりローラ3の回転角度を取得してスリップ率を算出することを特徴とする。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図10に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル3を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段
図9に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、カメラ7により図3(a)に示したホイル5の側面の2個のマーカ6が映った画像を撮像し、この画像を画像入力手段9において取得する。なお、画像取得周期は、画像間の2個のマーカ6の回転角度の角速度が360度未満の画像取得周期とする。また、2個のマーカ6は、図3(b)に示した異形状のマーカ6で、ホイル5の回転でマーカ6の方向変化が無い丸形状が望ましい。また、2個のマーカ6は、回転角度の検出精度を高めるため間隔を離して貼ることが望ましい。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像入力手段9において取得した画像中の2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。パターンマッチング処理の場合は、図3(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図3(a)の画像中で探索して2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、2個のマーカ6間を結ぶ線分と、画像面の水平方向(図3(b)中x方向)又は垂直方向(図3(b)中、矢印yで示す方向)とのなす角度を回転角度として算出するので、2個のマーカ6のうちの1つをホイル5の中心に貼る必要が無い。なお、ホイル5の回転角度は上記式(1)により算出する。また、フレーム当りのホイルの回転角度は上記式(2)により算出する。
次いで、回転角度算出手段12において、2個のマーカ6の回転角度θ(t)を算出する。
次いで、スリップ率算出手段17において、下記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
Figure 2011007594
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
なお、本実施例においては上述した方法により係数kを算出したが、この方法以外にも、ローラ3及びホイル5の設計値より算出するようにしてもよい。
(2)実走行のスリップ率を求める手段
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図3(a)に示した2個のマーカ6が映る画像を取得する。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中の2個のマーカ6の位置を検出する。パターンマッチング処理の場合、図3(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図3(a)の画像中で探索して2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。
次いで、回転角度算出手段12において、エッジ検出処理によってホイル5の輪郭13の方向や直線状マーカの方向を検出し2個のマーカ6の回転角度θ(t)を算出する。
最後に、スリップ率算出手段17において、下記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
Figure 2011007594
なお、一般にスリップ率は「(車体速度−車輪速度)/車体速度」により求められる。また、車輪速度を「ホイル回転数×2π×タイヤ半径」とし、ローラ速度を「ローラ回転数×2π×ローラ半径」である。
そして、タイヤ半径とローラ半径を固定値として扱うことにより、スリップ率は「係数k×(ローラ回転数−ホイル回転数)/ローラ回転数」により求めることができる。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、ホイル5に貼った2個のマーカ6とローラ回転角度θd(t)からスリップ率を求めることを特徴としており次の利点がある。
1.非接触でホイル5のスリップ率を計測できる利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.従来の回転計を自動車1の車軸に設置する方法では、自動車1の入れ替えの度に車軸の回転計の脱着が必要であるため煩雑であるが、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に2個のマーカ6を貼るだけで簡易にホイル5のスリップ率を測定できる利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第4の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図6(a)に示すようにマーカが異なっており、ホイル5に貼った1個のマーカとその方向が判別できるホイル5の輪郭13をマーカとするか、直線状マーカとする点が第3の実施例と異なる。これにより、第3の実施例に比べマーカが1つで済む利点がある。
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、画像中のホイル5の側面のマーカとその方向が判別できるホイル5の輪郭13、又は、直線状マーカを検出して、マーカの回転角度と係数kとローラ3の回転軸に取り付けたエンコーダ14によりローラ3の回転角度を取得するスリップ率算出装置を備えている。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図10に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段
図9に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、図6(a)に示したホイル5上にマーカとその方向が判別できる輪郭13のマーカ、又は、直線状マーカが映った画像を取得する。なお、画像取得周期は、画像間のマーカの回転角度の角速度が360度未満の画像取得周期とする。また、マーカは図6(a)に示したように、マーカの方向が判別できるようにホイル5の輪郭13の傍にマーカを設置するか、直線状のマーカを設置する。また、ホイル5の輪郭13や直線状マーカの線分は回転角度の検出精度を高めるため長いものとすることが望ましい。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中のマーカ位置を検出する。パターンマッチング処理の場合は、図6(b)に示したマーカ画像を予め登録しておき、このマーカモデルを図6(a)の画像中に探索してマーカ位置P(t)を検出する。
次いで、回転角度算出手段12において、エッジ検出処理によってホイル5の輪郭13の方向や直線状マーカの方向を検出しマーカの回転角度θ(t)を算出する。
次いで、スリップ率算出手段17において、上記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
(2)実走行のスリップ率を求める手段
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図6(a)に示したマーカが映る画像を取得する。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中のマーカ位置を検出する。パターンマッチング処理の場合、図6(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図6(a)の画像中で探索してマーカ位置P(t)を検出する。
次いで、回転角度算出手段12において、エッジ検出処理によってホイル5の輪郭13の方向や直線状マーカの方向を検出しマーカの回転角度θ(t)を算出する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、ホイル5に貼ったマーカとローラ回転角度θd(t)からスリップ率を求めることを特徴としており、第3の実施例の利点に加え、1個のマーカで済むため、マーカ脱着が容易であるという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第5の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第3の実施例とほぼ同様の構成であるが、図11に示すようにローラ3の外周面にもマーカ19を等間隔に設置する点が異なる。これにより、ローラ3のエンコーダ14(図9参照)が不要となる。
図11に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、画像中のローラ3の外周面のマーカ19とホイル5の側面の2個のマーカ6を検出し、ローラ3とホイル4の回転角度からスリップ率を算出することを特徴とする。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図12に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段と、(2)実走行のスリップ率を求める手段とにより構成する。
(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段
図11に示したように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を設置し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、図13(a)に示したホイル5上の2個のマーカ6と、ローラ3の一部が映る画像を取得する。図13(a)に示したようにホイル5上の2個のマーカ6はそれぞれ異なった形状のマーカ6とする。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中の2個のマーカ6の位置を検出する。パターンマッチング処理の場合、図13(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図13(a)の画像中で探索して2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。
ここで、ローラ回転角度θd(t)を求める手段について説明する。
ローラ3には図11に示した種類の異なるマーカ19を等間隔に貼り、ローラ3の外周面のマーカ19の通過を検知する。
次いで、回転角度算出手段12において、ローラ回転角度θd(t)を算出する。
次いで、スリップ率算出手段17において、上記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
(2)実走行のスリップ率を求める手段
図11に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図13(a)に示したホイル5上に2個のマーカ6と、ローラ3の一部が映る画像を取得する。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中の2個のマーカ6の位置を検出する。パターンマッチング処理の場合、図13(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図13(a)の画像中に探索して2個のマーカ6の位置P1(t),P2(t)を検出する。
ここで、ローラ回転角度θd(t)を求める手段について説明する。
ローラ3には図11に示した種類の異なるマーカ19を等間隔に貼り、ローラ3のマーカ19の通過を検知する。
次いで、回転角度算出手段12において、回転角度θd(t)を算出する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、ローラ3とホイル5に貼ったマーカ6,19からスリップ率を算出することを特徴としており、第3の実施例の利点に加え、第3の実施例の場合、エンコーダ14の信号と画像撮像周期にズレが生じ計測誤差になる恐れがあるが、本実施例に係るシャシーダイナモメータは一つの画像中にローラ3とホイル5が撮像されるため、信号取得の同期ズレの懸念が無いという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第6の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第5の実施例とほぼ同様の構成であるが、図14に示したようにローラ3の側面に2個のマーカ20を設置する点が異なる。これにより、ローラ3のエンコーダ14(図9参照)が不要となる。
図14に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、画像中のローラ3の側面の2個のマーカ20とホイル5の側面の2個のマーカ6からローラ3とホイル5の回転角度を算出し、スリップ率を算出することを特徴とする。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
図12に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段
図14に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面、及び、ローラ3の側面を撮像する位置に設置する。なお、図14では、1台のカメラ7でホイル5とローラ3を撮像しているが、ローラ3が床面21より下にあって見えない場合には鏡を用いてローラ3の側面を見えるようにすれば良い。また、2台のカメラでホイル5とローラ3の側面をそれぞれ撮像しても良い。
次いで、ホイル5を所定の一定速度で回転させて、図15に示したホイル5及びローラ3上のそれぞれの2個のマーカ6,20が映った画像を取得する。なお、画像取得周期は、画像間の2個のマーカ6の回転角度の角速度が360度未満の画像取得周期とする。また、2個のマーカ6,20は図10に示した異形状のマーカ6,20で、ホイル5及びローラ3の回転に影響されにくいよう丸いことが望ましい。また、ホイル5及びローラ3上のそれぞれの2個のマーカ6,20は、回転角度の検出精度を高めるため間隔を離して貼ることが望ましい。
また、本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、画像面の水平方向(図15(b)中、矢印xで示す方向)又は垂直方向(図15(b)中、矢印yで示す方向)に対する2個のマーカ6,20間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度をホイル5の回転角度及びローラ3の回転角度として算出するので、2個のマーカ6、20のうちの1つをホイル5及びローラ3の中心に貼る必要が無い。
また、ローラ3の2個のマーカ20とホイル5の2個のマーカ6の位置はシャシーダイナモメータの構造上の位置が入れ替わることはなく、ローラ3のマーカ20とホイル5のマーカ6を判別することができるため、ローラ3のマーカ20とホイル5のマーカ6は同じ種類でも良い。
次いで、マーカ位置検出手段11において、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中の2個のマーカ6,20の位置を検出する。パターンマッチング処理の場合は、図15(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図15(a)の画像中に探索してマーカ6,20の位置P1(t),P2(t)を検出する。
次いで、回転角度算出手段12において、ローラ回転角度θd(t)を算出する。
次いで、スリップ率算出手段17において、上記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
(2)実走行のスリップ率を求める手段
図14に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、ローラ3の側面とホイル5の側面を撮像する位置にカメラ7を設置する。カメラ7は図15(a)に示したローラ3とホイル5のそれぞれの2個のマーカ6,20が映る画像を取得する。
次いで、マーカ位置検出手段11では、2値化処理やパターンマッチング処理を使用して画像中の2個のマーカ6,20の位置を検出する。パターンマッチング処理の場合、図15(b)に示したマーカモデルを予め登録しておき、このマーカモデルを図15(a)の画像中に探索してマーカ6,20の位置P1(t),P2(t)を検出する。
次いで、回転角度算出手段12において、回転角度θd(t)を算出する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、ローラ3に貼った2個のマーカ20とホイル5に貼った2個のマーカ6からスリップ率を算出することを特徴とし、第5の実施例の利点に加え、マーカ6,20が計4個で済むため、マーカ6,20の脱着が容易であるという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第7の実施例について説明する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第5の実施例とほぼ同様の構成であるが、図16に示したようにローラ3の外周面に付けた数字や印によるマーカ22によって、マーカ22を密にする点が異なり、第5の実施例に比べローラ3の角度分解能を向上させることを特徴とする。
図16に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、画像中のローラ3の外周面のマーカ22と、ホイル5の側面のマーカ6の回転角度を算出し、スリップ率を算出することを特徴とする。なお、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理は、第5の実施例と同様である。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に貼ったマーカ6とローラ3に貼ったマーカ22からスリップ率を算出することを特徴とし、第5の実施例の利点に加え、ローラ3のマーカ22が密でローラ3の回転角度の分解能が高くなり、スリップ率計測精度が高くなるという利点がある。
本発明は、例えば、シャシーダイナモメータにおけるホイルの回転速度の測定やスリップ率の測定に利用することが可能である。
1 自動車
2 ダイナモ
3 ローラ
4 シャシーダイナモメータ制御装置
5 ホイル
6 ホイル側面のマーカ
7 カメラ
8 回転速度算出装置
9 画像入力手段
10 画像録画手段
11 マーカ位置検出手段
12 回転角度算出手段
13 ホイルの輪郭
14 エンコーダ
15 スリップ率算出装置
17 スリップ率算出手段
18 係数k記憶手段
19 ローラ外周面のマーカ
20 ローラ側面のマーカ
21 床面
22 ローラ外周面の数字や印によるマーカ

Claims (5)

  1. 自動車のホイルの側面に付した2個のマーカの画像を撮像する撮像手段と、
    画像中の前記2個のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
    前記2個のマーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
    を備える
    ことを特徴とするシャシーダイナモメータ。
  2. 自動車のホイルの側面に付した1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭、又は、1個の直線状マーカの画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像中の前記ホイルの側面の1個のマーカとその方向が判別できる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
    1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
    を備える
    ことを特徴とするシャシーダイナモメータ。
  3. シャシーダイナモメータのローラの回転軸に設置した前記ローラの回転角度を検出するエンコーダと、
    所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。
  4. シャシーダイナモメータのローラの外周面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像中の前記ローラの外周面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
    前記ローラ外周面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
    所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。
  5. シャシーダイナモメータのローラの側面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像中の前記ローラの側面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
    前記ローラの側面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
    所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。
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