JP2011007594A - シャシーダイナモメータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車1のホイル5の側面に付した2個のマーカ6の画像を撮像するカメラ7等からなる撮像手段と、画像中の2個のマーカ6の位置を検出するマーカ位置検出手段11と、2個のマーカ6の位置からホイル5の回転角度を算出した上でホイル5の回転速度を算出する回転角度算出手段12とを備え、さらに、所定の係数とホイル5の回転角度とローラ3の回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段17を備えた。
【選択図】図1
Description
自動車のホイルの側面に付した2個のマーカの画像を撮像する撮像手段と、
画像中の前記2個のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記2個のマーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とする。
自動車のホイルの側面に付した1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭、又は、1個の直線状マーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ホイルの側面の1個のマーカとその方向が判別できる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とする。
シャシーダイナモメータのローラの回転軸に設置した前記ローラの回転角度を検出するエンコーダと、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段をさらに備える
ことを特徴とする。
シャシーダイナモメータのローラの外周面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの外周面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラ外周面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする。
シャシーダイナモメータのローラの側面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの側面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラの側面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、図1に示すように、カメラ7により撮像した画像中のホイル5の側面の2個のマーカ6を検出し、この2個のマーカ6の位置からマーカ6の回転角度を算出して、ホイル5の回転速度を算出することを特徴とする。本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいては、2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出することにより、ホイル5の回転角度の検出精度を高めることができる。
図1に示すように、自動車1はシャシーダイナモメータ上に載置される。シャシーダイナモメータは、回転軸にダイナモ2が取り付けられたローラ3や、シャシーダイナモメータを制御するシャシーダイナモメータ制御装置4等により構成されている。そして、自動車1のホイル5が回転することにより、シャシーダイナモメータのローラ3が回転して、自動車1の出力等を計測できるようになっている。
図1に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
上記特許文献2においては、回転体に2個のマーカをつける場合、1つは中心につける必要がある。また、回転体に1個のマーカをつける場合、1個のマーカが連続的に移動する3つの位置から中心を求める必要がある。
これに対し、本実施例においては、ホイル5に2個のマーカ6をつけて2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出するため、ホイル5の中心位置を求める必要がない。
図4に示すように、P1(t)とP2(t)とを結ぶ線分lsと、基準線lbとのなす角度がθ(t)の場合、中心Oを通り線分lsと平行な線Lsと、中心Oを通り基準線lbと平行な線Lbとのなす角度はθ(t)となる。
1.非接触でホイル5の回転速度を計測できるという利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.従来の回転計を自動車1の車軸に設置する方法では、自動車1の入れ替えの度に車軸の回転計の脱着が必要であるため煩雑であるが、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に2個のマーカ6を貼るだけで簡易にホイル5の回転速度を測定できるという利点がある。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図6(a)に示したようにマーカが異なっており、ホイル5に貼った1個のマーカと方向を判別することができるホイル5の輪郭13をマーカとするか、又は、1個の直線状マーカとする点が第1の実施例と異なる。
図1に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
最後に、回転角度算出手段12において、エッジ検出処理によってホイル5の輪郭13の方向や直線状マーカの方向を検出し、上記式(2)を用いてホイル5の回転速度を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図9に示すように、ローラ3の回転軸に取り付けたエンコーダ14によりローラ3の回転角度を取得するスリップ率算出装置を備えている。
これに対し、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、2個のマーカ6間を結ぶ線分と基準とする線とのなす角度を回転角度として算出するため、回転角度の検出精度が良いという利点がある。
図10に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル3を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
図9に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、スリップ率算出手段17において、下記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
なお、本実施例においては上述した方法により係数kを算出したが、この方法以外にも、ローラ3及びホイル5の設計値より算出するようにしてもよい。
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図3(a)に示した2個のマーカ6が映る画像を取得する。
最後に、スリップ率算出手段17において、下記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
そして、タイヤ半径とローラ半径を固定値として扱うことにより、スリップ率は「係数k×(ローラ回転数−ホイル回転数)/ローラ回転数」により求めることができる。
1.非接触でホイル5のスリップ率を計測できる利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.従来の回転計を自動車1の車軸に設置する方法では、自動車1の入れ替えの度に車軸の回転計の脱着が必要であるため煩雑であるが、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に2個のマーカ6を貼るだけで簡易にホイル5のスリップ率を測定できる利点がある。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第1の実施例に係るシャシーダイナモメータとほぼ同様の構成であるが、図6(a)に示すようにマーカが異なっており、ホイル5に貼った1個のマーカとその方向が判別できるホイル5の輪郭13をマーカとするか、直線状マーカとする点が第3の実施例と異なる。これにより、第3の実施例に比べマーカが1つで済む利点がある。
図10に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
図9に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
次いで、スリップ率算出手段17において、上記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
図9に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図6(a)に示したマーカが映る画像を取得する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第3の実施例とほぼ同様の構成であるが、図11に示すようにローラ3の外周面にもマーカ19を等間隔に設置する点が異なる。これにより、ローラ3のエンコーダ14(図9参照)が不要となる。
図12に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める手段と、(2)実走行のスリップ率を求める手段とにより構成する。
図11に示したように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を設置し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
ローラ3には図11に示した種類の異なるマーカ19を等間隔に貼り、ローラ3の外周面のマーカ19の通過を検知する。
次いで、回転角度算出手段12において、ローラ回転角度θd(t)を算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
図11に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。カメラ7は図13(a)に示したホイル5上に2個のマーカ6と、ローラ3の一部が映る画像を取得する。
ローラ3には図11に示した種類の異なるマーカ19を等間隔に貼り、ローラ3のマーカ19の通過を検知する。
次いで、回転角度算出手段12において、回転角度θd(t)を算出する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第5の実施例とほぼ同様の構成であるが、図14に示したようにローラ3の側面に2個のマーカ20を設置する点が異なる。これにより、ローラ3のエンコーダ14(図9参照)が不要となる。
図12に示すように、本実施例に係るシャシーダイナモメータは、(1)所定の一定速度でホイル5を回転させて係数を求める動作手段と、(2)実走行のスリップ率を求める動作手段とにより構成する。
図14に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面、及び、ローラ3の側面を撮像する位置に設置する。なお、図14では、1台のカメラ7でホイル5とローラ3を撮像しているが、ローラ3が床面21より下にあって見えない場合には鏡を用いてローラ3の側面を見えるようにすれば良い。また、2台のカメラでホイル5とローラ3の側面をそれぞれ撮像しても良い。
次いで、スリップ率算出手段17において、上記式(3)により、上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)を用いて係数kを算出する。
最後に、係数k記憶手段18において、算出した係数kを記憶する。
図14に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、ローラ3の側面とホイル5の側面を撮像する位置にカメラ7を設置する。カメラ7は図15(a)に示したローラ3とホイル5のそれぞれの2個のマーカ6,20が映る画像を取得する。
最後に、スリップ率算出手段17において、上記式(4)により係数kと上記式(1),(2)とローラ回転角度θd(t)とを用いてスリップ率S(t)を算出する。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、第5の実施例とほぼ同様の構成であるが、図16に示したようにローラ3の外周面に付けた数字や印によるマーカ22によって、マーカ22を密にする点が異なり、第5の実施例に比べローラ3の角度分解能を向上させることを特徴とする。
2 ダイナモ
3 ローラ
4 シャシーダイナモメータ制御装置
5 ホイル
6 ホイル側面のマーカ
7 カメラ
8 回転速度算出装置
9 画像入力手段
10 画像録画手段
11 マーカ位置検出手段
12 回転角度算出手段
13 ホイルの輪郭
14 エンコーダ
15 スリップ率算出装置
17 スリップ率算出手段
18 係数k記憶手段
19 ローラ外周面のマーカ
20 ローラ側面のマーカ
21 床面
22 ローラ外周面の数字や印によるマーカ
Claims (5)
- 自動車のホイルの側面に付した2個のマーカの画像を撮像する撮像手段と、
画像中の前記2個のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記2個のマーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とするシャシーダイナモメータ。 - 自動車のホイルの側面に付した1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭、又は、1個の直線状マーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ホイルの側面の1個のマーカとその方向が判別できる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
1個のマーカと方向を判別することができる前記ホイルの輪郭の位置、又は、1個の直線状マーカの位置から前記ホイルの回転角度を算出した上で前記ホイルの回転速度を算出する回転角度算出手段と
を備える
ことを特徴とするシャシーダイナモメータ。 - シャシーダイナモメータのローラの回転軸に設置した前記ローラの回転角度を検出するエンコーダと、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。 - シャシーダイナモメータのローラの外周面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの外周面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラ外周面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。 - シャシーダイナモメータのローラの側面に付したマーカの画像を撮像する撮像手段と、
前記画像中の前記ローラの側面のマーカの位置を検出するマーカ位置検出手段と、
前記ローラの側面のマーカの位置から前記ローラの回転角度を算出する回転角度算出手段と、
所定の係数と前記ホイルの回転角度と前記ローラの回転角度からスリップ率を算出するスリップ率算出手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャシーダイナモメータ。
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