JP2011007081A - 混合燃料生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水や空気を十分に微粒子化して混合した分離しにくい混合燃料を生成できる混合燃料生成装置を得る。
【解決手段】ポンプ60の吸入側に接続され、ポンプ60の吸入により流入する燃料・水・空気を混合した混合燃料をポンプ60の吸入側に供給する吸入側混合器12と、ポンプ60の吐出側に接続され、ポンプ60からの混合燃料を更に混合して吐出する吐出側混合器14とを備える。吐出側混合器14からの混合燃料を内燃機関1に供給する。吐出側混合器14から吐出される混合燃料を貯留する混合タンク8を備え、更に、燃料を貯留する燃料用タンク4と、水を貯留する水用タンク6とを備え、吸入側混合器12への流入を、燃料用タンク4と水用タンク6とから、あるいは、混合タンク8内からに切り換える切換弁16を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料に水と空気とを混合して燃焼系統に供給する混合燃料を生成する混合燃料生成装置に関する。
従来より、特許文献1にあるように、燃料に水と空気とを混合した混合燃料を燃焼系統としての内燃機関に供給して、燃焼効率の向上を図ったものが知られている。
この装置では、供給される燃料、水、空気をミキサーにより混合して、空気混入の油水エマルジョン燃料を生成し、チャンバにこの空気混入の油水エマルジョン燃料を貯留するようにしている。そして、チャンバから内燃機関に供給配管を介して空気混入の油水エマルジョン燃料を供給し、内燃機関で余った空気混入の油水エマルジョン燃料を戻し配管を介してチャンバに戻すようにしている。
特開昭59−77067号公報
しかしながら、こうした従来の装置では、燃料と水とが分離しやすく、空気はより分離しやすい。特に、ミキサーによる燃料と水と空気との混合が適切に行われないと、分離しやすく、気泡が十分に微粒子化されないと、分離しやすいという問題があった。また、燃料と水との分離を抑制するために乳化剤を添加すると、乳化剤を添加するための機構が必要となり、装置が複雑になると共に、添加する乳化剤を必要とするという問題があった。
本発明の課題は、水や空気を十分に微粒子化して混合した分離しにくい混合燃料を生成できる混合燃料生成装置を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
燃料に水と空気とを混合して燃焼系統に供給する混合燃料を生成する混合燃料生成装置において、
ポンプの吸入側に接続され、前記ポンプの吸入により流入する前記燃料・前記水・前記空気を混合した前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給する吸入側混合器と、前記ポンプの吐出側に接続され、前記ポンプからの前記混合燃料を更に混合して吐出する吐出側混合器とを備え、
前記吐出側混合器からの前記混合燃料を前記燃焼系統に供給することを特徴とする混合燃料生成装置がそれである。
また、前記混合燃料を貯留する混合タンクを備え、前記吐出側混合器から吐出される前記混合燃料を前記混合タンクに貯留し、前記燃焼系統に供給する前記混合燃料を前記混合タンク内に生成する構成としてもよい。その際、前記吸入側混合器は、前記混合タンク内から吸入して前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給する構成としてもよい。更に、前記燃料を貯留する燃料用タンクと、前記水を貯留する水用タンクとを備え、前記吸入側混合器は前記燃料用タンクと前記水用タンクとからの前記燃料と前記水とに前記空気を混合した前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給する構成としてもよい。その際、前記吸入側混合器への流入を、前記燃料用タンクと前記水用タンクとから、あるいは、前記混合タンク内からに切り換える切換弁を設けた構成とするとよい。
本発明の混合燃料生成装置は、ポンプの吸入により、吸入側混合器が燃料・水・空気を混合した混合燃料をポンプの吸入側に供給し、吐出側混合器がポンプからの混合燃料を更に混合して吐出するので、燃料・水・空気の混合が促進されて、水や空気が十分に微粒子化されて水や空気が分離しにくい混合燃料を生成できるという効果を奏する。
また、混合タンクに混合燃料を貯留して燃焼系統に供給するようにすると、供給が容易になる。吸入側混合器は、混合タンク内から吸入して、あるいは、燃料用タンクと水用タンクとをから吸入するようにしても、微粒子化することができ、切換弁を設けて、これらを切り換えるようにすると、連続運転も容易にできる。
本発明の一実施形態として混合燃料生成装置の概略構成図である。 本実施形態の混合燃料生成装置の要部拡大構成図である。 本実施形態の吸入側混合器の拡大断面図である。 図3のAA断面図である。 図3のBB断面図である。 本実施形態の整流フィンの拡大斜視図である。 本実施形態の吐出側混合器の拡大断面図である。 第2実施形態として混合燃料生成装置の概略構成図である。 第3実施形態として混合燃料生成装置の概略構成図である。
以下本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は燃焼系統としての内燃機関で、本実施形態ではディーゼル機関を例としているが、ディーゼル機関に限らず、ガソリン機関でもよい。また、内燃機関1に限らず、燃焼系統としてバーナー等でもよい。内燃機関1は、図示しない各気筒毎に燃料噴射弁が設けられており、燃料噴射装置2は供給される燃料を各燃料噴射弁を介して各気筒に噴射する。
燃料を蓄える燃料用タンク4と水を蓄える水用タンク6とが設けられると共に、混合タンク8が設けられている。混合タンク8内には混合・切換装置10が設けられている。混合・切換装置10は、図2に示すように、吸入側混合器12と吐出側混合器14と切換弁16とを備えている。
切換弁16は、第1切換弁18と第2切換弁20とを備え、第1切換弁18は第1弁本体22に形成された第1摺動孔24に摺動可能に挿入された第1スプール26を備えている。第1切換弁18には燃料用タンク4に接続された燃料供給管28と水用タンク6に接続されストップバルブ29が介装された水供給管30とが接続されると共に、それぞれ吸入側混合器12に接続された燃料用接続管32と水用接続管34とが接続されている。また、第1切換弁18にはフィルタ36に接続された混合燃料吸入管38と、混合タンク8の底部側に設けられたフィルタ40に接続された下方吸入管42とが接続されている。
第1切換弁18は、図2に示す状態では、燃料用接続管32と混合燃料吸入管38とが連通されると共に、水用接続管34と下方吸入管42とが連通されるように構成されている。第1スプール26を図2の矢印方向に摺動させると、燃料供給管28と燃料用接続管32とが連通されると共に、水供給管30と水用接続管34とが連通されるように構成されている。
第2切換弁20も第1切換弁18と同様に第2弁本体44に形成された第2摺動孔46に摺動自在に挿入された第2スプール48を備えている。第2切換弁20にはそれぞれ燃料噴射装置2に接続された主供給管50と主戻り管52とが接続されると共に、燃料供給管28とストップバルブ54が介装され燃料用タンク4に接続された戻り管56とが接続されている。また、第2切換弁20には、混合燃料吸入管38と、混合タンク8内に連通した連通管58とが接続されている。
第2切換弁20は、図2に示す状態では、主供給管50が混合燃料吸入管38、フィルタ36を介して混合タンク8内と連通されると共に、主戻り管52が連通管58を介して混合タンク8内と連通されるように構成されている。第2スプール48を図2の矢印方向に摺動させると、燃料供給管28と主供給管50とが連通されると共に、主戻り管52と戻り管56とが連通されるように構成されている。
吸入側混合器12は、図1、図2に示すように、ポンプ60の吸入側にチェック弁62、ポンプ吸入管64を介して接続されており、吐出側混合器14はポンプ60の吐出側にチェック弁66、ポンプ吐出管68を介して接続されている。
吸入側混合器12は、図3〜図6に示すように、燃料用接続管32が接続される流入孔70が、混合器本体72に形成されている(図4参照)。混合器本体72内には、リング状の旋回流室74が形成されており、流入孔70はリング状の旋回流室74の外周側接線方向から、旋回流室74に接続されている。
図3に示すように、混合器本体72には、旋回流室74と同芯上に円柱状の渦流室76が形成されている。渦流室76の内周は円形に形成され、旋回流室74は渦流室76よりも径方向に大きく形成されて、旋回流室74の内側に渦流室76が配置され、旋回流室74と渦流室76とは隔壁78により仕切られている。旋回流室74及び渦流室76に連接して旋回流室74よりも径方向に大きな大径孔80が形成されており、大径孔80に挿入された蓋部材82により、旋回流室74及び渦流室76の一端側が閉塞されている。
蓋部材82は隔壁78の上端面78aに接触すると共に、隔壁78の上端面78aには旋回流室74と渦流室76とを連通する複数の細流路84が形成されている(図5参照)。細流路84は略円弧状に形成されると共に、流入孔70から旋回流室74に流体がその接線方向から流入すると、旋回流室74に旋回流が生じるが、細流路84はその旋回流の旋回方向に沿って、細流路84が同じ方向となるように、細流路84が形成されている。
細流路84は隔壁78の上端面78aに等間隔で多数、本実施形態では、8本形成されており、旋回流室74から細流路84を介して渦流室76に流体が流入すると共に、流体が旋回して流れる状態で流入するように構成されている。また、細流路84は旋回流室74の流入側の幅が広く、渦流室76の流出側の幅が狭く形成され、更に、細流路84の旋回流室74の流入側では面取りが施されて断面積が大きくなるようにされている。
一方、渦流室76の他端側には、渦流室76と同芯上に形成されたテーパ孔86が連接されており、テーパ孔86の拡径側は渦流室76の直径とほぼ同径に形成されてテーパ孔86の拡径側が渦流室76に接続され、テーパ孔86の先端に向かって縮径するように形成されている。テーパ孔86の縮径側には、接続孔88がテーパ孔86と同芯上に接続されており、接続孔88にポンプ吸入管64が接続されて、チェック弁62を介してポンプ60の吸入側に接続されている。
蓋部材82には、渦流室76に突出した円柱部90が設けられており、円柱部90は渦流室76と同芯上に形成されている。円柱部90はテーパ孔86内に達する長さに形成され、円柱部90にはテーパ孔86に連通する供給孔92が形成されている。
また、供給孔92は渦流室76と同芯上に形成されると共に、蓋部材82には供給孔92に連通する空気供給孔94と水供給孔96とがそれぞれ絞り94a,96aを介して連通形成されている。空気供給孔94には、空気吸入管98が接続されており(図2参照)、空気吸入管98は混合タンク8外の上方に開口配置されている。水供給孔96には水用接続管34が接続されている。
円柱部90の外周には、渦流室76の軸方向と直交して、整流フィン100が設けられており(図6参照)、整流フィン100は円柱部90の外周のほぼ全周にわたって形成されると共に、整流フィン100は渦流室76の内周に達するように円柱部90の外周から突出されている。
整流フィン100は細流路84の渦流室76への出口近傍に設けられ、本実施形態では、整流フィン100は3枚の羽根100a,100b,100cを備えている。各羽根100a,100b,100cは一端側が僅かに屈曲されて、各羽根100a,100b,100cの間に隙間が形成されるように構成されている。
また、各羽根100a,100b,100cの一端側の屈曲は、細流路84から渦流室76に流入した流体が渦流となるが、その流体が各羽根100a,100b,100cの間の隙間を通って流れるように、かつ、流体の渦流が適切に形成されるように構成されている。また、整流フィン100の厚さtは、本実施形態では、0.1〜0.2mmと薄く形成されており、厚さtは実験等により決定するとよい。
一方、吐出側混合器14は、基本的構造を前述した吸入側混合器12と同じくしており、吐出側混合器14は、吸入側混合器12の空気供給孔94と水供給孔96とを備えていない点で異なる。吸入側混合器12と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
吐出側混合器14は混合器本体72aを備え、前述した吸入側混合器12と同様、混合器本体72aには、流入孔70、旋回流室74、渦流室76、隔壁78、大径孔80、細流路84、テーパ孔86aが形成されており、テーパ孔86aは渦流室76と反対側に尖頭状に形成されている。
大径孔80に挿入された蓋部材82により、旋回流室74及び渦流室76の一端側が閉塞されている。蓋部材82には円柱部90、整流フィン100が設けられると共に、円柱部90にはテーパ孔86aに連通する供給孔92が形成されている。混合タンク8内に開口したテーパ状の吐出孔102が供給孔92に連通して形成されている。供給孔92と吐出孔102とは渦流室76と同芯上に形成されており、吐出孔102は供給孔92側から外部に向かって拡径するように設けられている。流入孔70は、チェック弁66、ポンプ吐出管68を介して、ポンプ60の吐出側に接続されている。
ポンプ60には、図1に示すように、本実施形態ではピストンポンプが用いられており、ポンプ60のポンプ本体104には小摺動孔106と大摺動孔108とが連接されており、小摺動孔106と大摺動孔108には二段ピストン110が摺動可能に挿入されている。
摺動孔106と二段ピストン110とによりポンプ室112が形成されると共に、大摺動孔108と二段ピストン110とにより加圧室114が形成されている。加圧室114は制御弁116が介装された空圧流路管118を介してリザーブタンク120に接続されている。二段ピストン110はスプリング121によりポンプ室112の容積が増加する方向に付勢されている。リザーブタンク120にはコンプレッサー122が接続され、コンプレッサー122により圧縮空気がリザーブタンク120に貯留される。
前述した切換弁16の第1スプール26及び第2スプール48は、それぞれエアアクチュエータ124,126に接続されて、エアアクチュエータ124,126により摺動されるように構成されている。各エアアクチュエータ124,126にはそれぞれ制御弁128,130を介して空圧流路管118が接続されている。
各制御弁116,128,130は制御回路132に接続されると共に、制御回路132には混合タンク8内の混合燃料等のレベルを検出するレベルセンサ134が接続されている。
尚、本実施形態では、主供給管50にエアポンプダイヤフラム136とフィルタ138とが介装されており、エアポンプダイヤフラム136は制御弁116を介して供給される圧縮空気の脈動により、主供給管50内の水抜きをするものである。フィルタ138にはワンウエイバルブ140が介装された排出管142が接続されており、主供給管50内の圧力が設定圧力を超えたときに、主供給管50内の燃料を排出管142を介して混合タンク8に逃がすことができるように構成されている。また、主戻り管52にはチェック弁144が介装されており、一定圧力以上で主戻り管52から混合タンク8に混合燃料を戻すように構成している。
次に、前述した本実施形態の混合燃料生成装置の作動について説明する。
制御弁116を制御して、加圧室114への空圧流路管118を介したリザーブタンク120からの圧縮空気の給排を繰り返すと、二段ピストン110が繰り返し往復動される。これにより、ポンプ室112の拡張と収縮とが繰り返されてポンプ作用が実行される。
一方、第1切換弁18では、制御弁128を制御してエアアクチュエータ124を駆動して第1スプール26を図2の矢印方向に摺動させて、燃料供給管28と燃料用接続管32とを連通すると共に、水供給管30と水用接続管34とを連通する。
よって、ポンプ60の駆動により、ポンプ60は吸入側混合器12を介して、燃料用タンク4と水用タンク6とから、それぞれ燃料と水とを吸入する。燃料が燃料供給管28と燃料用接続管32とから吸入側混合器12に流入すると共に、水が水供給管30と水用接続管34とから吸入側混合器12に流入する。
吸入側混合器12では、ポンプ60により接続孔88から吸引されることにより、燃料が流入孔70を介して旋回流室74に流入する。リング状の旋回流室74にその接線方向から流入することにより、燃料は旋回流室74の形状に沿った旋回流となる。そして、旋回流室74から細流路84を介して渦流室76に流入する。その際、旋回流室74の断面積に対して、複数の細流路84の合計断面積は小さく、燃料の流速が増加する。また、細流路84の断面積も徐々に小さくなるので、燃料の流速が増加する。
細流路84から渦流室76に燃料が流入すると、渦流室76で円柱部90の外周の廻りに高速の渦流が生成される。渦流室76では、渦流となった燃料が各羽根100a,100b,100cの間の隙間を通って流れ、整流フィン100により円柱部90廻りの渦流回転が整流される。
渦流となった燃料は、渦流室76からテーパ孔86に流入し、水が水供給孔96、供給孔92を介してテーパ孔86に流入し、また、空気が空気吸入管98、空気供給孔94を介してテーパ孔86に流入する。
テーパ孔86内での燃料の渦流により、水と空気とが微粒子化されて混合され、空気が混合されたエマルジョン燃料である混合燃料が生成される。この混合燃料は接続孔88、ポンプ吸入管64、チェック弁62を介してポンプ60のポンプ室112に吸入され、ポンプ60のポンプ室112からチェック弁66、ポンプ吐出管68を介して吐出側混合器14に供給される。
吐出側混合器14に供給された混合燃料は、吐出側混合器14内で、旋回流室74、細流路84、渦流室76からテーパ孔86aに流入し、水と空気とは更に微粒子化されて、テーパ孔86a内の渦流で混合されて、この混合燃料がテーパ孔86aから円柱部90内の接続孔92を通り、吐出孔102から混合タンク8内に吐出される。渦流室76やテーパ孔86a内では、燃料が高速の渦流となって旋回し、水と空気との微粒子化が促進され混合され、空気は微少な気泡となって、微少な気泡が混合されたエマルジョン燃料である混合燃料が生成される。
混合タンク8に混合燃料が吐出されて、貯留された混合燃料のレベルが所定レベルになったことをレベルセンサ134が検出すると、制御回路132は制御弁128を制御して、エアアクチュエータ128を駆動し第1スプール26を図2に示す反矢印方向に摺動する。
よって、燃料用接続管32と混合燃料吸入管38とを連通すると共に、水用接続管34と下方吸入管42とを連通する。ポンプ60による接続孔88からの吸引により、混合タンク8内の混合燃料や分離した燃料がフィルタ36、混合燃料吸入管38、燃料用接続管32を介して流入孔70から旋回流室74に流入する。混合燃料は旋回流室74で旋回流となり、細流路84を介して渦流室76に流入し、整流フィン100により円柱部90廻りの渦流回転が整流される。
渦流となった燃料は、渦流室76からテーパ孔86に流入し、また、混合タンク8の底部側の混合燃料や分離した水がフィルタ40、下方吸入管42、水用接続管34、水供給孔96、供給孔92を介してテーパ孔86に流入し、更に、空気が空気吸入管98、空気供給孔94を介してテーパ孔86に流入する。
テーパ孔86内での混合燃料の渦流により、空気が混合されると共に、混合燃料が攪拌されて水と空気とが更に微粒子化される。この混合燃料は接続孔88、ポンプ吸入管64、チェック弁62を介してポンプ60のポンプ室112に吸入され、ポンプ60のポンプ室112からチェック弁66、ポンプ吐出管68を介して吐出側混合器14に供給される。
吐出側混合器14に供給された混合燃料は、前述したと同様に、テーパ孔86a内の渦流で混合されて、この混合燃料が吐出孔102から混合タンク8内に吐出される。渦流室76やテーパ孔86a内では、混合燃料が高速の渦流となって旋回し、水と空気との微粒子化が促進されて混合され、微少な気泡が混合された混合燃料が生成される。
内燃機関1の運転により、燃料噴射装置2が、フィルタ36、混合燃料吸入管38、主供給管50を介して、混合タンク8内の混合燃料を図示しない燃料噴射弁から各気筒内に噴射し、余剰の燃料は主戻り管52、連通管58を介して混合タンク8に戻される。
混合燃料は、各燃料噴射弁から各気筒に噴射されて内燃機関1が運転され、気筒内への混合燃料の噴射により、混合燃料中の微粒子化された空気が燃料の燃焼を促進すると共に、水は微爆発等をおこす。燃焼効率の改善により燃費が向上すると共に、燃焼が低温で行われるので、窒素酸化物が低減され、エミッションが改善される。
空気は微少な直径の気泡、本実施形態では、マイクロサイズあるいはナノサイズの気泡に生成されている。燃料と水と空気との混合割合は、適宜決定すればよく、例えば、燃料に対して、水が5%から55%程度、空気が数%から数十%程度とすればよい。
本実施形態では、ポンプ60の吸入により、吸入側混合器12が燃料・水・空気を混合した混合燃料をポンプ60の吸入側に供給し、吐出側混合器14がポンプ60からの混合燃料を更に混合して吐出するので、燃料・水・空気の混合が促進されて、水や空気が十分に微粒子化されて水や空気が分離しにくい混合燃料を生成できる。
また、混合タンク8に混合燃料を貯留して内燃機関1や図示しないバーナーに供給するので、供給が容易になる。吸入側混合器12は、混合タンク8内からの吸入、あるいは、燃料用タンク4と水用タンク6とからの吸入を、第1切換弁18により切り換えることができるので、長時間の連続運転も容易にできる。
一方、内燃機関1を燃料用タンク4内の燃料のみで運転する場合には、制御回路132により制御弁130を制御してエアアクチュエータ126を駆動して第2スプール48を図2の矢印方向に摺動する。これにより、燃料用タンク4が燃料供給管28、主供給管50を介して、燃料噴射装置2に接続され、燃料用タンク4内の燃料が直接、燃料噴射弁から噴射される。余剰の燃料は主戻り管52、戻り管56を介して燃料用タンク4に戻される。
次に、前述した実施形態と異なる第2実施形態の混合燃料生成装置について、図8によって説明する。尚、前述した実施形態と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省略する。以下同様。
第2実施形態では、燃料用タンク4と混合・切換装置10とを接続する燃料供給管28に燃料用戻し弁150を介装し、燃料用戻し弁150と主供給管50の途中とを接続管152により接続する。燃料用戻し弁150を切り換えることにより、燃料用タンク4内の燃料を接続管152、主供給管50を介して燃料噴射装置2に直接供給できる。
また、主戻り管52にトラップ154を介装し、トラップ154に溜まる水の量を検出する水センサ156を設け、水センサ156の信号を制御回路132に入力するように接続する。水供給管30に水用戻し弁158を介装し、トラップ154と水用戻し弁158とを接続管160により接続する。
トラップ154に所定量の水が溜まったことを水センサ156により検出したときには、水用戻し弁158を切り換えて、接続管160を水供給管30に接続し、トラップ154に溜まった水を混合・切換装置10に供給するようにしている。
次に、第3実施形態の混合燃料生成装置について、図9によって説明する。
本第3実施形態では、前述した圧縮空気により駆動されるポンプ60に代えて電動モータにより駆動されるポンプ60aを用いている。ポンプ60aは、ベーンポンプや斜板式ポンプを用いることができる。また、主供給管50に燃料ポンプ162を介装して、主供給管50を介して燃料噴射装置2に混合燃料や燃料を供給できるようにしている。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…内燃機関 2…燃料噴射装置
4…燃料用タンク 6…水用タンク
8…混合タンク 10…混合・切換装置
12…吸入側混合器 14…吐出側混合器
16…切換弁 18…第1切換弁
20…第2切換弁 28…燃料供給管
30…水供給管 32…燃料用接続管
34…水用接続管 38…混合燃料吸入管
42…下方吸入管 50…主供給管
52…主戻り管 60…ポンプ
64…ポンプ吸入管 68…ポンプ吐出管
70…流入孔 74…旋回流室
76…渦流室 82…蓋部材
84…細流路 86,86a…テーパ孔
88…接続孔 90…円柱部
92…供給孔 98…空気吸入管
100…整流フィン 112…ポンプ室
114…加圧室

Claims (5)

  1. 燃料に水と空気とを混合して燃焼系統に供給する混合燃料を生成する混合燃料生成装置において、
    ポンプの吸入側に接続され、前記ポンプの吸入により流入する前記燃料・前記水・前記空気を混合した前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給する吸入側混合器と、前記ポンプの吐出側に接続され、前記ポンプからの前記混合燃料を更に混合して吐出する吐出側混合器とを備え、
    前記吐出側混合器からの前記混合燃料を前記燃焼系統に供給することを特徴とする混合燃料生成装置。
  2. 前記混合燃料を貯留する混合タンクを備え、前記吐出側混合器から吐出される前記混合燃料を前記混合タンクに貯留し、前記燃焼系統に供給する前記混合燃料を前記混合タンク内に生成することを特徴とする請求項1に記載の混合燃料生成装置。
  3. 前記吸入側混合器は、前記混合タンク内から吸入して前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給することを特徴とする請求項2に記載の混合燃料生成装置。
  4. 更に、前記燃料を貯留する燃料用タンクと、前記水を貯留する水用タンクとを備え、前記吸入側混合器は前記燃料用タンクと前記水用タンクとからの前記燃料と前記水とに前記空気を混合した前記混合燃料を前記ポンプの吸入側に供給することを特徴とする請求項2に記載の混合燃料生成装置。
  5. 前記吸入側混合器への流入を、前記燃料用タンクと前記水用タンクとから、あるいは、前記混合タンク内からに切り換える切換弁を設けたことを特徴とする請求項4に記載の混合燃料生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012115048A1 (ja) 2011-02-22 2012-08-30 伊藤レーシングサービス株式会社 混合燃料生成方法、混合燃料生成装置、及び燃料供給装置

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