JP2011006362A - カプセル粒子及びその製造方法、ならびにこれを含有する皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

カプセル粒子及びその製造方法、ならびにこれを含有する皮膚洗浄剤組成物 Download PDF

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宏明 梅澤
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Abstract

【課題】揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が放出される、揮発性殺菌抗菌成分を含有するカプセル粒子及びその製造方法、ならびにこれを配合する皮膚洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、ワックス類を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コート剤(C)でコーティングされたカプセル粒子。
【選択図】なし

Description

本発明は、揮発性殺菌抗菌成分を含有するプセル粒子及びその製造方法、ならびにこれを含有する皮膚洗浄剤組成物に関するものである。
手指等の殺菌のために、揮発性殺菌抗菌成分を配合した皮膚洗浄剤組成物が提案されている。しかしながら、イソプロピルメチルフェノールのような揮発性の殺菌抗菌成分を使用すると、石鹸の保管中あるいは使用中に石鹸が大気に開放されているため、揮発性殺菌抗菌成分が経時で揮散してしまい、その含有量が保持できないという問題があった。このため、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が放出される技術が望まれていた。
特表2002−523614号公報 特開2009−7566号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が放出される、揮発性殺菌抗菌成分を含有するカプセル粒子及びその製造方法、ならびにこれを配合する皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、ワックス類を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コート剤(C)でコーティングされたカプセル粒子にすることで、皮膚洗浄剤組成物に配合した場合においても、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、揮発性殺菌抗菌成分の残存性を確保することができることを知見した。また、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が放出され、特に、第1コート剤として脂肪酸塩を用いた場合は、被膜自体が水への溶解性を持つために、使用時に物理的な破壊に頼らずに中身の揮発性殺菌抗菌成分を放出することが可能となることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記カプセル粒子及びその製造方法、ならびに皮膚洗浄剤組成物を提供する。
[1].揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、ワックス類を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コート剤(C)でコーティングされたカプセル粒子。
[2].上記芯物質が、揮発性殺菌抗菌成分と香料組成物とを含むことを特徴とする[1]記載のカプセル粒子。
[3].第1コート剤が、パラフィンワックス、高級アルコール、脂肪酸、ロウ類又は硬化油脂である[1]又は[2]記載のカプセル粒子。
[4].第2コート剤が、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩及び酸化物から選ばれる無機粉体である[1]、[2]又は[3]記載のカプセル粒子。
[5].第2コート剤が、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛及びミリスチン酸亜鉛から選ばれる有機粉体である[1]、[2]又は[3]記載のカプセル粒子。
[6].揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、脂肪酸を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩を含む第2コート剤(C)でコーティングされ、第2コート剤(C)からなるコーティング膜の一部又は全部に脂肪酸アルカリ金属塩又は脂肪酸アルカリ土類金属塩が形成されたことを特徴とするカプセル粒子。
[7].芯物質(a−1)/多孔質粒状体(a−2)で表される質量比が、0.2〜2.0である[1]〜[6]のいずれかに記載のカプセル粒子。
[8].第1コート剤(B)/担持多孔質粒状体(A)で表される質量比が、0.1〜0.3である[1]〜[7]のいずれかに記載のカプセル粒子。
[9].第1コート剤(B)/第2コート剤(C)で表される質量比が、0.3〜4.0である[1]〜[8]のいずれかに記載のカプセル粒子。
[10].[1]〜[9]のいずれかに記載のカプセル粒子を含有する皮膚洗浄剤組成物。
[11].下記第1、2及び3工程を含むカプセル粒子の製造方法。
第1工程:揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に含浸させ、上記揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)が多孔質粒状体(a−2)に担持された担持多孔質粒状体(A)を得る工程、
第2工程:担持多孔質粒状体(A)に、融点以上で溶融させた第1コート剤(B)を添加し、担持多孔質粒状体(A)表面を第1コート剤(B)でコーティングする工程、
第3工程:上記第1コート剤(B)でコーティングされた担持多孔質粒状体に、第2コート剤(C)を添加した後、第1コート剤(B)の融点未満に冷却して、第1コート剤(B)でコーティングされた表面を、第2コート剤(C)でコーティングする工程。
本発明によれば、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が放出される、揮発性殺菌抗菌成分を含有するカプセル粒子、及びその製造方法、ならびにこれを配合する皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
実施例7のカプセル粒子のSEM写真である(倍率300倍) 実施例7のカプセル粒子のSEM写真である(倍率100倍)
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のカプセル粒子は、揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、ワックス類を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コート剤(C)でコーティングされたものである。
(a−1)芯物質
多孔質粒状体に担持される芯物質には、揮発性殺菌抗菌成分を含み、必要に応じて揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒で構成される。揮発性殺菌抗菌成分の融点が60℃以上と高温の場合は、その成分を溶解可能な溶媒と組み合わせることが好ましい。また、カプセル粒子調製時に(a−1)全体は液状にする必要があるため、(a−1)全体の融点が40℃以下になることが好ましい。
(a−1)芯物質の配合量は、カプセル粒子中10〜50質量%が好ましく、25〜45質量%がより好ましい。10質量%未満では、殺菌抗菌効果の発現が不十分となるおそれがあり、50質量%より多いと、多孔質粒状物に含浸させた際にあふれるおそれがある。
[揮発性殺菌抗菌成分]
揮発性殺菌抗菌成分における揮発性とは、常温(20℃)・常圧で気化する性質をいう。揮発性殺菌抗菌成分としては下記のものが挙げられ、20℃における蒸気圧が1.3×10-2Pa以上のものが好ましい。このような揮発性殺菌抗菌成分としては、イソプロピルメチルフェノール(0.26Pa:かっこ内は20℃における蒸気圧、以下同様)、チモール(8.0Pa)、メントール(8.5Pa)、ヒノキチオール、2−フェノキシエタノール(1.3Pa)、パラクロロメタキシレノール(1.4Pa)、ベンジルアルコール(2.7Pa)、アリルイソチオシアネート(493Pa)等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、中でも、イソプロピルメチルフェノールが好ましい。
揮発性殺菌抗菌成分の配合量は、カプセル粒子中5〜50質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましい。5質量%未満では、殺菌抗菌効果の発現が不十分となるおそれがあり、50質量%より多いと、多孔質粒状物に含浸させた際にあふれるおそれがある。
[揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒]
揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒で揮発性殺菌抗菌成分を溶解させた溶解液を用いることにより、芯物質全体の融点降下、流動性確保、減粘化が可能となり、揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質を、多孔質粒状体に含浸させやすくなる。この溶媒としては、揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能であれば特に限定されないが、医薬品、化粧品に使用可能な成分で皮膚への刺激性が低いものが好ましい。
揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒の例としては、エステル油(ホホバ油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル等)、エーテル油、アルデヒド類、グリセリド類、アルコール類(プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等)、多価アルコール類(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール等)、炭化水素(流動パラフィン、スクワラン等)等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、上記成分に該当する香料成分や上記成分が含まれた香料組成物でもよい。香料組成物を用いることで、後に不要な溶媒を除去する必要がなく、香料成分自体をカプセル粒子内に封入できるため、使用時にフレッシュな香りが得られる。
香料組成物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、皮膚洗浄剤組成物に一般的に使用される香料成分を含む香料組成物等が挙げられる。香料成分の具体例としては、例えば、アルデヒド類、フェノール類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、天然香料、動物性香料等が挙げられる。
前記アルデヒド類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、エチルバニリン、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリン、ヘリオナール等が挙げられる。
前記フェノール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オイゲノール、イソオイゲノール等が挙げられる。
前記アルコール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、バクダノール、シトロネロール、ジハイドロミルセノール、ジハイドロリナロール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、サンダロール、サンタレックス、ターピネオール、テトラハイドロリナロール、フェニルエチルアルコール等が挙げられる。
前記エーテル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、セドランバー、グリサルバ、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール等が挙げられる。
前記エステル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シス−3−ヘキセニルアセテート、シス−3−ヘキセニルプロピオネート、シス−3−ヘキセニルサリシレート、p−クレジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アミルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、アミルサリシレート、ベンジルサリシレート、ベンジルベンゾエート、ベンジルアセテート、セドリルアセテート、シトロネリルアセテート、デカハイドロ−β−ナフチルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エリカプロピオネート、エチルアセトアセテート、エリカアセテート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ヘディオン、リナリルアセテート、β−フェニルエチルアセテート、ヘキシルサリシレート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、ベチベリルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、マンザネート、アリルヘプタノエート等が挙げられる。
前記ハイドロカーボン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、d−リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン等が挙げられる。
前記ケトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、α−イオノン、β−イオノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、シス−ジャスモン、メチルイオノン、アリルイオノン、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、イソイースーパー、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、ローズフェノン、ラズベリーケトン、ダイナスコン等が挙げられる。
前記ラクトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−ドデカラクトン、クマリン、アンブロキサン等が挙げられる。
前記ムスク類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シクロペンタデカノライド、エチレンブラシレート、ガラキソライド、ムスクケトン、トナリッド、ニトロムスク類等が挙げられる。
前記天然香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オレンジ油、レモン油、ライム油、プチグレン油、ユズ油、ネロリ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ラバンジン油、アビエス油、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、イランイラン油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ユーカリ油、レモングラス油、パチュリ油、ジャスミン油、ローズ油、シダー油、ベチバー油、ガルバナム油、オークモス油、パイン油、樟脳油、白檀油、芳樟油、テレピン油、クローブ油、クローブリーフ油、カシア油、ナツメッグ油、カナンガ油、タイム油等の精油が挙げられる。
前記動物性香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、じゃ香、霊猫香、海狸香、竜誕香等が挙げられる。
香料成分としてはそのまま使用してもよいし、他の油溶性成分、例えば上記揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒に溶解させて使用してもよい。
揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒は任意成分であり、その配合量は揮発性殺菌抗菌成分を溶解できれば特に限定されないが、カプセル粒子中0〜40質量%が好ましく、20〜40質量%がより好ましい。特に、揮発性殺菌抗菌成分を溶解した際に揮発性殺菌抗菌成分の飽和溶解度付近の濃度とすることが好ましい。
(a−2)多孔質粒状体
上記芯物質を担持する多孔質粒状体としては、無機多孔質体、有機多孔質体のいずれでもよいが、シリカゲル、シリカ、活性炭、硫酸カルシウム、フッ化カルシウム、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、ゼオライト等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、粒状シリカゲル、粒状シリカが好ましい。
多孔質粒状体の吸油量は、JIS K5101吸油度試験において150〜400mL/100gが好ましい。多孔質粒状体の平均粒径は80μm〜5mmが好ましく、0.15〜1mmがより好ましい。多孔質粒状体の平均細孔径あるいは細孔容積は、水銀圧入法あるいはガス吸着法等により測定されるが、平均細孔径は4〜200Åが好ましく、細孔容積としては、0.4〜4mL/gが好ましい。この範囲とすることで、上記芯物質を担持しやすく、使用時に放出もされやすい。
なお、多孔質粒状体の平均粒径は下記測定法に基づき測定する。
測定対象物(サンプル)について、目開き5.6mm、2.0mm、1000μm、710μm、500μm、350μm、250μm、149μm、90μmの9段の篩と受け皿を用いて分級操作を行う。分級操作は、まず受け皿の上に5.6mmの篩を重ね、篩の上から70g/回のサンプルを入れて、手作業で篩い、目開き5.6mmの篩を通過した粒子を得る。次に、別の受け皿の上方に、目開き2.0mm、1000μm、710μm、500μm、350μm、250μm、149μm、90μmの8段の篩を、上に向かって目開きが次第に大きくなるように積み重ねる。最上部の目開き2.0mmの篩の上から、目開き5.6mmの篩を通過した粒子を入れ、蓋をしてロータップ型ふるい振盪機(飯田製作所社製、タッピング:156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、10分間振動させた後、それぞれの篩および受け皿上に残留したサンプルを篩目ごとに回収して、サンプルの質量を測定する。受け皿と各篩との質量頻度を積算していくと、積算の質量頻度が、50%以上となる最初の篩の目開きをaμmとし、aμmよりも一段大きい篩の目開きをbμmとし、受け皿からaμmの篩までの質量頻度の積算をc%、またaμmの篩上の質量頻度をd%として、下記数式(1)、(2)により平均粒径(50質量%)を求めることができる。
Z=loga+(logb−loga)×(50−c)/(d−c) (1)
平均粒径(50質量%粒径)=10z (2)
多孔質粒状体としては、市販品を用いることができ、例えば、粒状シリカゲルとしては、M.S.Gel 350−120A(旭硝子製、粒径210〜500μm、平均細孔径119Å、細孔容積1.23mL/g)、M.S.Gel 150−120A(旭硝子製、粒径105〜210μm、平均細孔径115Å、細孔容積1.19mL/g)、OCIゲル(東海化学工業所製、平均細孔径70Å、細孔容積1.0mL/g)、粒状シリカとしては、NIPSIL−AQ(東ソー・シリカ製、平均粒径200μm、吸油量180mL/100g)、NIPSIL−KQ(東ソー・シリカ製、平均粒径100μm、吸油量220mL/100g)、コスメシリカBQ200(富士シリシア化学製、粒径150〜444μm)、コスメシリカAG275(富士シリシア化学製、粒径125〜425μm)等が挙げられる。
多孔質粒状体の配合量は、カプセル粒子中20〜60質量%が好ましく、25〜40質量%がより好ましい。20質量%未満では、(a−1)成分を含浸させて保持することが不十分となるおそれがあり、60質量%より多いと、コーティングする膜の量を十分に確保できないおそれがある。
多孔質粒状体(a−2)は、その保有している細孔内に、芯物質(a−1)を担持することができるが、その後のコーティング操作において流動性を確保するためには粉末状の外観を保たなければならない。そのため、内部細孔容積の80〜98質量%程度まで芯物質(a−1)成分を担持させることが好ましい。芯物質(a−1)の担持割合が低く、内部細孔容積が余った状態では、次の第1コート剤(B)によるコーティング時に1コート剤(B)が、多孔質粒状体(a−2)の内部に吸収されてしまい、コーティングが不十分になる可能性がある。また、内部細孔容積を超えて芯物質(a−1)を添加してしまうと、多孔質粒状体(a−2)の表面あるいは多孔質粒状体同士の間隙に芯物質(a−1)が付着して、凝集したり、第1コート剤(B)が付着しにくく、コーティングが不十分になったりする可能性がある。なお、多孔質粒状体(a−2)自体の内部細孔容積の大きさにより、芯物質(a−1)、多孔質粒状体(a−2)との比率が決まるが、(a−1)/(a−2)で表される質量比は、通常0.2〜2.0であり、好ましくは0.7〜1.5である。
(B)第1コート剤
第1コート剤はワックス類を含むものであり、ワックス類からなるものでもよく、ワックス類が95質量%以上含まれていれば、ワックス類の被膜性に影響を与えない範囲で、防腐剤等を含んでいてもよい。ワックス類としては、パラフィンワックス、高級アルコール、脂肪酸、ロウ類、硬化油脂等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、均一なコーティング層を形成する点から、融点が45〜80℃のワックス類が好ましい。具体的には、パラフィンワックス115(融点49℃)、パラフィンワックス140(融点61℃)等のパラフィンワックス、セチルアルコール(融点51℃)、ステアリルアルコール(融点59℃)、ベヘニルアルコール(融点70℃)等の高級(炭素数12〜22)アルコール、ラウリン酸(融点45℃)、ミリスチン酸(融点54℃)、パルミチン酸(融点63℃)、ステアリン酸(融点68℃)、ベヘン酸(融点80℃)等、好適には炭素数12〜22の脂肪酸、ミツロウ(融点64℃)、ライスワックス(融点80℃)、カルナウバワックス(融点82℃)、キャンデリラワックスロウ(融点70℃)等のロウ類、大豆硬化油(融点67℃)等の硬化油脂が挙げられる。中でも、パラフィンワックス、高級アルコールや、皮膚洗浄剤に使われる成分である脂肪酸が好ましい。
第1コート剤(B)の配合量は、カプセル粒子中10〜25質量%が好ましく、10〜20質量%がより好ましい。10質量%未満だとコーティングが不十分となるおそれがあり、25質量%より多いと、カプセル粒子同士が凝集するおそれがある。
芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)、つまり(a−1)成分と(a−2)との合計量と、第1コート剤(B)との、(B)/(A)で表される質量比は、0.1〜0.3が好ましく、0.15〜0.25がより好ましい。この比率が0.1未満だと、コーティングが不十分となるおそれがあり、0.3より大きいと、カプセル同士が凝集するおそれがある。
(C)第2コート剤
第2コート剤は無機粉体及び/又は有機粉体を含むものであり、無機粉体及び/又は有機粉体からなるものでもよく、無機粉体及び/又は有機粉体が95質量%以上含まれていれば、これらの被膜性に影響を与えない範囲で、防腐剤等を含んでいてもよい。無機粉体又は有機粉体を用いることで、カプセル粒子をさらさらにして単分散性を向上させ、使用時の内包成分の放出性を可能にすると共に、被膜の安定性が向上する。無機粉体としては、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩、酸化物等の無機粉体が挙げられる。具体的には、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩、ゼオライト、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ等が挙げられる。有機粉体としては、ステアリン酸カルシウム(融点150〜160℃)、ステアリン酸マグネシウム(融点118〜128℃)、ステアリン酸亜鉛(融点120〜126℃)、ミリスチン酸亜鉛等の100℃以上の融点の脂肪酸塩が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、A型ゼオライト、シリカ、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウムが好ましい。
第2コート剤の平均粒径は特に限定されないが、0.5〜20μmが好ましく、2〜15μmが好ましい。平均粒径が0.5μm未満であると、第2コート剤同士の凝集性が高くなり、ブロック化して均一な被膜の形成が困難となる場合がある。一方、20μmを超えると、被膜が形成しにくくなったり、カプセル粒子同士が凝集して、単分散性が悪くなるおそれがある。
第2コート剤の平均粒径とは、走査型電子顕微鏡(SEM)観察により求められる値である。即ち、第2コート剤をSEM試料台に、重なり合わないように載せてSEMにて観察し、30個の粒子の粒子径の相加平均を平均粒径とする。
第2コート剤(C)の配合量は、カプセル粒子中10〜30質量%が好ましく、14〜25質量%がより好ましい。配合量が10質量%未満では、カプセル同士が凝集するおそれがあり、30質量%より多いと、コーティングに使われない微粒子が余って粉立ちが生じるおそれがある。
第1コート剤(B)と第2コート剤(C)との、(B)/(C)で表される質量比は、0.3〜4.0が好ましく、0.5〜1.5がより好ましい。この比率が0.3未満だと、(C)成分がコーティングに使われなくなり余ってしまい効率が悪くなるおそれがある。4.0より大きいとカプセル粒子同士が凝集するおそれがある。また、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制し、使用時には揮発性殺菌抗菌成分が容易に放出される点から、((B)+(C))/(A)で表される質量比は、0.2〜1.0が好ましく、0.4〜0.7がより好ましい。
第1コート剤(B)と第2コート剤(C)との好適な組み合わせは、揮発性殺菌抗菌成分の経時での揮散を抑制する点からは、第1コート剤(B)がパラフィンワックス又は高級アルコールであり、第2コート剤(C)がA型ゼオライトの組合せや、第1コート剤(B)が脂肪酸であり、第2コート剤(C)が炭酸ナトリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩、ステアリン酸カルシウムの組合せが特に好ましい。また、第1コート剤(B)がパラフィンワックス又は高級アルコールであり、第2コート剤(C)がゼオライトの組合せでは、洗浄の摩擦により被膜が壊れて芯物質(a−1)が放出する。これに対して、皮膚洗浄剤組成物に配合した場合、使用時にカプセル膜が壊れて、中身を容易に放出できる点からは、第1コート剤(B)が脂肪酸であり、第2コート剤(C)が炭酸ナトリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩との組み合わせが好ましい。
本発明においては、揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)を核とし、この(A)表面に、ワックス類を含む第1コート剤(B)からなる第1コーティング膜が形成され、さらに第1コーティング層の表面に、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コーティング膜が形成される。また、第1コート剤(B)が脂肪酸であり、第2コート剤(C)が炭酸ナトリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩とした場合は、第2コーティング膜中で、脂肪酸とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩とが一部反応し、第2コーティング膜の一部又は全部に脂肪酸アルカリ金属塩又は脂肪酸アルカリ土類金属塩が形成されてもよい。
カプセル粒子の平均粒径は0.1〜6mmが好ましく、0.2〜1.5mmがより好ましい。なお、平均粒径の測定方法は上記多孔質粒状体の平均粒径と同様である。
本発明のカプセル粒子は、例えば下記工程を含む製造方法で調製することができる。
第1工程:揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に含浸させ、上記揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)が多孔質粒状体(a−2)に担持された担持多孔質粒状体(A)を得る工程、
第2工程:担持多孔質粒状体(A)に、融点以上で溶融させた第1コート剤(B)を添加し、担持多孔質粒状体(A)表面を第1コート剤(B)でコーティングする工程、
第3工程:上記第1コート剤(B)でコーティングされた担持多孔質粒状体に、第2コート剤(C)を添加した後、第1コート剤(B)の融点未満に冷却して、第1コート剤(B)でコーティングされた表面を、第2コート剤(C)でコーティングする工程。
第1工程:揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に含浸させ、上記揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)が多孔質粒状体(a−2)に担持された担持多孔質粒状体(A)を得る工程
(1)芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に含浸させるため、芯物質(a−1)を液状にする。液状にする場合には、揮発性殺菌抗菌成分を液状にするか、揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を、揮発性殺菌抗菌成分を溶解可能な溶媒に溶解させる。溶解温度、溶解方法は特に限定されず、温度は溶媒の融点以上で40℃以下が好ましい。40℃を超えると、この溶解操作時に揮発性殺菌抗菌成分が揮発するおそれがある。なお、揮発性殺菌抗菌成分を単独で使用する場合は、溶媒への溶解は不要となる。
液状の芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に滴下して含浸させる。具体的には、パン型の流動床に多孔質粒状体(a−2)を投入し、転動させながら液状の芯物質(a−1)を滴下させて含浸させる。この場合の芯物質(a−1)/多孔質粒状体(a−2)で表される質量比は、通常0.2〜2.0であり、好ましくは0.7〜1.5である。
第2工程:担持多孔質粒状体(A)に、融点以上で溶融させた第1コート剤(B)を添加し、担持多孔質粒状体(A)表面を第1コート剤(B)でコーティングする工程
担持多孔質粒状体(A)は、予め第1コート剤(B)の融点以上に加温することが好ましい。揮発性殺菌抗菌成分は揮発しやすいため、加温時間はできるだけ短くする。加温は造粒・コーティング装置内で行っても、装置外で行ってもよい。
担持多孔質粒状体(A)を造粒・コーティング装置内に投入し流動化させる。装置の内壁面温度も第1コート剤(B)の融点以上に加温しておくとよい。次に、第1コート剤(B)の融点以上、好ましくは融点の5〜20℃高めに加温した第1コート剤を、装置攪拌下に滴下・投入して、担持多孔質粒状体(A)表面を第1コート剤(B)でコーティングする。全体が均一になるまで混合を継続する。ここで、装置の内壁面や担持多孔質粒状体(A)を、第1コート剤(B)の融点以上とすることで、第1コート剤(B)投入時に固まり、被膜が不均一になることを防ぐことができる。この場合、第1コート剤(B)/担持多孔質粒状体(A)で表される質量比は、0.1〜0.3が好ましく、0.15〜0.25がより好ましい。
造粒・コーティング装置としては、転動造粒装置又は攪拌造粒装置を使用することができる。転動造粒装置としては、任意の型式の転動造粒装置を使用することができる。その中でも、ドラム状の円筒が回転して処理するものが好ましく、特に任意の形状の邪魔板を装備しているものが好ましい。ドラム型造粒機としては、水平円筒型造粒機の他にも日本粉体技術協会編、造粒ハンドブック第一版第1刷記載の円錐ドラム型造粒機、多段円錐ドラム型造粒機、撹拌羽根付ドラム型造粒機等が挙げられる。撹拌造粒装置としては、ヘンシェルミキサー[三井三池化工機(株)製]、ハイスピードミキサー[深江工業(株)製]、バーチカルグラニュレーター[(株)パウレック製]等が挙げられる。特に好ましい例としては、横型の混合槽で円筒の中心に撹拌軸を有し、この軸に撹拌羽根を取付けて粉末の混合を行う形式のミキサーであり、例えば、レーディゲミキサー[(株)マツボー製]、プロシェアミキサー[大平洋機工(株)製]等が挙げられる。
第3工程:上記第1コート剤(B)でコーティングされた担持多孔質粒状体に、第2コート剤(C)を添加した後、第1コート剤(B)の融点未満に冷却して、第1コート剤(B)でコーティングされた表面を、第2コート剤(C)でコーティングする工程。
第2コート剤(C)でのコーティングを行わないと、冷却時に第1コート剤(B)でコーティングした粒子同士が凝集・融着してしまい、カプセル粒子形成が困難となる。
上記第2工程において、好適には第1コート剤(B)が溶融している間に、第2コート剤(C)を装置攪拌下に添加し、第1コート剤(B)でコーティングされた表面を、第2コート剤(C)でコーティングし、これを全体が均一になるまで混合を継続する。投入する第2コート剤(C)の温度は特に限定されないが、第1コート剤(B)の融点以下室温以上にコントロールするとよく、第1コート剤(B)の融点の10℃以下〜室温(20℃)以上にコントロールするとさらによい。第1コート剤(B)の融点以下にすることで、第2コート剤(C)コーティング後に被膜が固まり、カプセル粒子同士の凝集を防ぐ効果がある。コーティングと冷却を効率よく行うために、第2コート剤(C)を2分割して、まず第1コート剤(B)の融点の10℃以下付近に調温した分を添加・コーティングし、さらに、室温に調温された残りの分を添加・コーティングしてもよい。第2コート剤が2種類以上の成分の混合物である場合は、予めこれらを混合、均一化して添加しても、別々に添加してもかまわないが、別々に添加する場合は、添加の間隔をあまり広げず、先のコート剤を添加し終えてから30秒以内に次のコート剤を添加することが好ましい。被膜の均質性を確保し、保存時の温度変化に対する耐性を高めるためである。第2コート剤として有機物の粉体を用いる場合には、第1コート剤に溶解する性質を持つものがあるため、第1コート剤の融点の20℃以下にコントロールして添加することがさらに好ましい。
第2コート剤を添加した後、コーティングされた担持多孔質粒状体を第1コート剤(B)の融点未満に冷却する。第2コート剤を添加した後の冷却により、被膜がしっかり固まり、単分散性、流動性が向上する。第2コート剤を添加した後の冷却方法は特に規定されるものではなく、装置の混合・攪拌を行う装置部(例えば、転動造粒装置のドラム状の円筒)の外側から水冷する方式、あるいは混合・攪拌を行う前記装置部へ冷風を送風して行う空冷方式等が挙げられ、第1コート剤(B)の融点の15℃以下の冷却水、又は冷風により冷却を行う。混合物を流動させずに第1コート剤の融点の10℃以下まで冷却すると、均一なカプセル被膜が形成されにくく、また、カプセル化粒子同士の凝集が起こりやすい。従って、第2コート剤(C)の添加後は、流動させながらカプセル粒子の表面温度を第1コート剤の融点の10℃以下、好ましくは15℃以下まで冷却することが好ましい。
[皮膚洗浄剤組成物]
カプセル粒子を配合し、皮膚洗浄剤組成物とすることができる。皮膚洗浄剤組成物中のカプセル粒子の配合量は、内包される揮発性殺菌抗菌成分の配合量で規定されることが好ましく、揮発性殺菌抗菌成分として、0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましい。カプセル粒子の配合量に換算すると、0.02〜15質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましい。皮膚洗浄剤組成物としては、液体状、ペースト状、固形状、粉末状が挙げられるが、カプセル粒子中の揮発性殺菌抗菌成分保持の点から、固形洗浄剤が好ましく、固形石鹸がより好ましい。
皮膚洗浄剤組成物には、脂肪酸塩、界面活性剤、グリコール類、ポリオール類、シリコーン類、ビタミン、水溶性高分子化合物、粘土鉱物、無機塩類、防腐剤、pH調整剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料成分、香料用溶剤、香料安定化剤等の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で、通常量配合することができる。
香料は、香料成分、香料用溶剤及び香料安定化剤からなる香料組成物として配合することができる。香料として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)及び「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)及び「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)及び「Flower Oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Pajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
香料用溶剤としては、エタノール、ベンジルベンゾエート、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン( ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。これら香料用溶剤は、香料組成物中に0.1〜99質量%配合されるが、好ましくは、0.1〜10質量% 配合される。
香料安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、
ビタミンEとその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物等が挙げられる。これらの中で、好ましい安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンである。香料安定化剤は香料組成中に0.0001〜10質量%配合されるが、好ましくは、0.001〜5質量%配合される。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、例えば、固形石鹸であれば以下の方法により、得ることができる。脂肪酸をニーダー内で混合し、70〜100℃に加温して溶解させた後、20〜50質量%水酸化ナトリウムを加えながら攪拌し、脂肪酸を完全に中和し脂肪酸塩とする。これに必要に応じて脂肪酸、キレート剤及び精製水を添加し、均一に混合して水分約20〜40質量%の石鹸糊を得る。その後、熱交換器を通して120〜140℃まで温度を上昇させ、真空度を13330〜18662Pa(100〜140mmHg)にコントロールした真空乾燥塔内に噴霧して水分8〜20質量%まで乾燥し、2軸式単段プロッダーを通してペレット状に加工し、これを石鹸素地とする。この石鹸素地に、カプセル粒子、その他有効成分、着色剤及び香料等を添加した後、必要に応じて温度を調節した2軸式2段プロッダーにて混練したものを型打ちし、固形石鹸を得る。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示す。
[実施例1〜9、比較例1〜3]
下記に示す原料を使用し、表1,2に示す仕込み組成に基づき、下記方法でカプセル粒子を調製した。なお配合総量は100gとした。なお、表中の量は成分純分の量である。
[芯物質(a−1)]
揮発性殺菌抗菌成分:イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
溶媒:香料組成物(レモン系香料):特開2002−309291号公報の実施例[表8]〜[表14]に記載の香料B組成物
[多孔質粒状体(a−2)]
M.S.Gel 350−120A(旭硝子製):シリカゲル
粒径:210〜500μm
平均細孔径:119Å
細孔容積:1.23mL/g
M.S.Gel 150−120A(旭硝子製):シリカゲル
粒径:105〜210μm
NIPSIL−AQ(東ソー・シリカ製):シリカ
吸油量:180mL/100g(JIS K5101吸油度試験)
平均粒径:200μm
[第1コート剤(B)]
パラフィンワックス140(日本精鑞製):融点61℃
ステアリルアルコール(関東化学製):融点59℃
ステアリン酸:融点68℃
ラウリン酸:融点45℃
[第2コート剤(C)]
A型ゼオライト(水沢化学工業製 シルトンB):平均粒径2μm(上記[第2コート剤(C)の平均粒径測定法による]
ステアリン酸カルシウム(関東化学製):平均粒径10μm
炭酸ナトリウム(粉砕Ash)については、粒灰(ソーダアッシュジャパン株式会社製)を平均粒径が15μmとなるようにピンミルで粉砕して、製造に供した。
香料組成物とイソプロピルメチルフェノール(IPMP)とを混合槽で混合し、35℃で溶解させ(香料組成物は20℃で溶解)、芯物質(a−1)を得た。
パン型の流動床に多孔質粒状体(a−2)を投入し、転動させながら上記で得られた溶解液を滴下して、多孔質粒状体に含浸させ、担持多孔質粒状体を得た。
担持多孔質粒状体をビーカーに投入しウォーターバスで加温した。温度は、第1コート剤(B)がパラフィンワックス140あるいはステアリルアルコールの場合は、70℃、ステアリン酸の場合は80℃、ラウリン酸の場合は60℃まで粒状体を攪拌しながら加温した。加温した担持多孔質粒状体を垂直方向に対して45度の回転軸をもって回転できるように設置された500mLビーカーに投入し、約100rpmで回転(転動)させながら、予め担持多孔質粒状体と同温度に加温溶解させた第1コート剤(B)を、スポイトにてビーカーの内容物に振り掛けるように約30秒かけて滴下・投入した。
この時以降、内容物の流動部分に薬さじを挿入して邪魔板の役割をさせて混合を促進させた。引き続き、第1コート剤(B)が溶融している間に、室温(25℃)下の第2コート剤(C)を装置攪拌下に一度に添加した。撹拌を続けながら、ヘアドライヤーの冷風で粒子を35℃まで冷却し、カプセル粒子を得た。
[比較例1,2]
第1コート剤(B)及び第2コード剤(C)でのコーティングをしない以外は、上記実施例1と同様の方法で、粒子を得た。
[比較例3]
第2コード剤(C)でコーティングをしない以外は、上記実施例1と同様の方法で、粒子を得た。カプセル化の冷却工程で装置壁面へ粒子が付着したり粒子同士が凝集したりして、回収できた分はわずか12%であった。この部分をSEM観察してみたが、コーティングが不十分であった。従って、固形石鹸系での評価をしなかった。
[実施例1〜3、6のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤(固形石鹸)の調製]
上記で得られたカプセル粒子について、固形洗浄剤に配合して安定性の評価を行った。
脂肪酸(パーム核油脂肪酸75%、パーム油脂肪酸25%)をニーダー内で混合し、90℃に加温して溶解させた後、48質量%水酸化ナトリウムを加えながら攪拌し、脂肪酸を完全に中和し脂肪酸塩とした。これに微量のキレート剤及び精製水を添加し、均一に混合して水分約30質量%の石鹸糊を得た。その後、熱交換器を通して120〜140℃まで温度を上昇させ、真空度を13330〜18662Pa(100〜140mmHg)にコントロールした真空乾燥塔内に噴霧して水分10%まで乾燥し、2軸式単段プロッダーを通してペレット状に加工し、石鹸素地とした。この石鹸素地に以下の固形洗浄剤組成に示す組成のカプセル粒子、香料、酸化チタン、色素を添加した後、温度を調節した2軸式プロッダーにて混練し、40〜50℃の組成物を混練機から成形機に押し出して型打ちし、固形洗浄剤組成物を得た。
〈固形洗浄剤組成〉
石鹸素地 97.55%(残部)
カプセル粒子 1.35%(IPMPが0.1%)
香料 0.9%
(特開2002−309291号公報の実施例[表8]〜[表14]に記載の香料B組成物)
酸化チタン 0.2%
色素:黄色205号 0.004%
色素:青色404号 0.00005%
合計 100.00
[実施例4,5のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製]
カプセル粒子の配合量を1.37%(IPMPで0.1%)として、上記実施例1と同様の操作で固形洗浄剤を調製した。配合量の増減分は、石鹸素地の配合量でバランスした。
[実施例7のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製]
カプセル粒子の配合量を1.52%(IPMPで0.1%)として、上記実施例1と同様の操作で固形洗浄剤を調製した。配合量の増減分は、石鹸素地の配合量でバランスした。
[実施例8,9のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製]
カプセル粒子の配合量を1.08%(IPMPで0.1%)として、上記実施例1と同様の操作で固形洗浄剤を調製した。配合量の増減分は、石鹸素地の配合量でバランスした。
[比較例1のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製]
カプセル粒子の配合量を0.94%(IPMPで0.1%)として、上記実施例1と同様の操作で固形洗浄剤を調製した。配合量の増減分は、石鹸素地の配合量でバランスした。
[比較例2のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製]
カプセル粒子の配合量を0.75%(IPMPで0.1%)として、上記実施例1と同様の操作で固形洗浄剤を調製した。配合量の増減分は、石鹸素地の配合量でバランスした。
[カプセル粒子の製造性]
カプセル粒子の製造性は、冷却後のカプセル粒子を篩い分け、3.5メッシュ(米国標準、目開き5.66mm)パス、140メッシュ(米国標準、目開き0.105mm)オンの微粉及び粗大粒子を除いた粒子の回収量を測定して、カプセル粒子の製造性を評価した。具体的には、得られたカプセル粒子の全量を3.5メッシュ(米国標準、目開き5.66mm)のステンレス製篩にて篩い分けた。3.5メッシュ篩を通過した粒子を回収し、さらに140メッシュ(米国標準、目開き0.105mm)のステンレス製篩にて篩い分けた。ここで、上記製造方法で、装置内に投入した成分の合計質量をWALL、3.5メッシュ篩を通過し140メッシュ篩上に残存した粒子の質量をWCとして、次式によって粒子の収率を算出した。結果を回収率(%)で示す。
回収率(%)=Wc/WALL×100
[カプセル粒子のコーティング性]
日立卓上SEM(miniscope)を用いて、カプセルの表面を観察し、コーティング欠陥が無いかどうかを調べた。SEMステージに載せた10個のカプセルの表面を観察し、すべてにおいてコーティング欠陥が無いものを○とした。コーティング欠陥が認められたものは×とした。
[IPMPの残存率(安定性)]
カプセル粒子を配合した固形洗浄剤を−5℃と50℃に1ヶ月保存し、固形洗浄剤(大きさ:たて90mm×横60mm×高さ33mmの表面と内部(表面は約3mmまでの深さ、内部は保存後の固形洗浄剤を半分に切断し、その中心部分)からサンプリングしてIPMPの残存量を測定した(n=2)。初期のIPMP量を100として、1ヶ月経過後の残存量を示す(n=2平均値)。
実施例1〜9に示したカプセル粒子は、製造性が良好であり、SEM観察によるコーティング性評価においても良好であることが分かった。IPMPの残存率評価においては、50℃での評価は、揮発による消失がわかりやすい状況であり、逆に−5℃での評価は、揮発しにくい環境で分解等による消失が起こらないことを確認する意味で行った。固形洗浄剤表面と内部と2箇所行ったのは、大気に近い表面部分では、IPMPは拡散により消失しやすく、内部は消失しにくいと考えられる。実施例1〜9に示したカプセル粒子を配合した固形洗浄剤においては、50℃1ヶ月保存、−5℃1ヶ月保存の外部、内部ともIPMPが90%以上残存しており、良好な安定性を示した。一方で、比較例1,2のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤においては、外部からだけでなく内部からもIPMP残存量が減っており、石鹸形態に固めただけでは、IPMPを保持できていないことが分かった。
[実施例10]
実施例2を下記表3に示す仕込み組成に変更した以外は、実施例2の方法でカプセル粒子を得た。
[試験例]
実施例5,10のカプセル粒子を用いて、上記固形洗浄剤組成から香料を抜いた組成の固形洗浄剤を、実施例1のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤の調製に従い調製した。これらの固形洗浄剤においては、香料はカプセル粒子の中に存在しているのみである。得られた固形洗浄剤の香り立ちを官能試験で評価した結果では、石鹸素地の脂肪酸系の香りしか感じられなかったが、固形洗浄剤を使用して40℃のお湯で手洗いを行った時の香り立ちを官能試験で評価すると、レモン系香料のフレッシュな香りが感じられた。すなわち、手洗い時に固形洗浄剤中のカプセル粒子が壊れて、中身のレモン系香料が放出され、同時にイソプロチルメチルフェノールも放出されたと考えられる。また、実施例5のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤は、実施例10のカプセル粒子を配合した固形洗浄剤に比べ、よりレモン系香料のフレッシュな香りが感じられ、カプセル粒子内部の放出性により優れることが確認された。

Claims (11)

  1. 揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、ワックス類を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、無機粉体及び/又は有機粉体を含む第2コート剤(C)でコーティングされたカプセル粒子。
  2. 上記芯物質が、揮発性殺菌抗菌成分と香料組成物とを含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル粒子。
  3. 第1コート剤が、パラフィンワックス、高級アルコール、脂肪酸、ロウ類又は硬化油脂である請求項1又は2記載のカプセル粒子。
  4. 第2コート剤が、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩及び酸化物から選ばれる無機粉体である請求項1、2又は3記載のカプセル粒子。
  5. 第2コート剤が、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛及びミリスチン酸亜鉛から選ばれる有機粉体である請求項1、2又は3記載のカプセル粒子。
  6. 揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を多孔質粒状体(a−2)に担持させた担持多孔質粒状体(A)が、脂肪酸を含む第1コート剤(B)でコーティングされ、さらに第1コート剤(B)でコーティングされた表面が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩を含む第2コート剤(C)でコーティングされ、第2コート剤(C)からなるコーティング膜の一部又は全部に脂肪酸アルカリ金属塩又は脂肪酸アルカリ土類金属塩が形成されたことを特徴とするカプセル粒子。
  7. 芯物質(a−1)/多孔質粒状体(a−2)で表される質量比が、0.2〜2.0である請求項1〜6のいずれか1項記載のカプセル粒子。
  8. 第1コート剤(B)/担持多孔質粒状体(A)で表される質量比が、0.1〜0.3である請求項1〜7のいずれか1項記載のカプセル粒子。
  9. 第1コート剤(B)/第2コート剤(C)で表される質量比が、0.3〜4.0である請求項1〜8のいずれか1項記載のカプセル粒子。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載のカプセル粒子を含有する皮膚洗浄剤組成物。
  11. 下記第1、2及び3工程を含むカプセル粒子の製造方法。
    第1工程:揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)を、多孔質粒状体(a−2)に含浸させ、上記揮発性殺菌抗菌成分を含む芯物質(a−1)が多孔質粒状体(a−2)に担持された担持多孔質粒状体(A)を得る工程、
    第2工程:担持多孔質粒状体(A)に、融点以上で溶融させた第1コート剤(B)を添加し、担持多孔質粒状体(A)表面を第1コート剤(B)でコーティングする工程、
    第3工程:上記第1コート剤(B)でコーティングされた担持多孔質粒状体に、第2コート剤(C)を添加した後、第1コート剤(B)の融点未満に冷却して、第1コート剤(B)でコーティングされた表面を、第2コート剤(C)でコーティングする工程。
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