JP2011004234A - ホイップアンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホイップアンテナ2は、グランド25から高さH上に線状の放射素子20と、放射素子20とほぼ平行に間隔EDをおいて配置された線状の無給電素子21とが設けられている。高さHの給電部23の先端が給電点24とされて、給電点24に一端が接続されたコイル22の他端が放射素子20の下端に接続されることにより、放射素子20が給電点24からコイル22を介して給電されている。無給電素子21の下端は給電部23の外被導体を介してグランド25に接続されている。コイル22の作用により放射素子20と無給電素子21との間隔EDを約2mmまで狭めることが可能となると共に、広帯域化することができる。
【選択図】 図2
Description
図19に示すホイップアンテナ100は、高周波特性の良好な細長い矩形の基板111にプリントされた線状の放射素子110と、放射素子110に給電する給電部113とを備えている。給電部113は接栓112を有し、接栓112は、アンテナベースに着脱自在に取り付けられる。ホイップアンテナ100の放射素子110の先端から接栓112の下端までのエレメント長ELは、使用周波数帯域の中心周波数にほぼ共振する長さとされている。
図20を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅として約20MHzが得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(20÷186)×100=10.8%となる。しかし、170MHzにおけるインピーダンスは33.373−j47.215Ωとなって、この際のVSWRは約3.2と2.0を超えてしまい、また、202MHzにおけるインピーダンスは41.970+j46.558Ωとなって、この際のVSWRは約2.7と2.0を超えてしまうようになる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは38.025+j0.776Ωとなって、この際のVSWRは約1.3となる。
図21に示すホイップアンテナ200は、高周波特性の良好な細長い矩形の基板212の左縁にプリントされた線状の放射素子210と、基板212の右縁にプリントされた線状の無給電素子211と、放射素子210に給電する給電部214とを備えている。給電部214は接栓213を有し、接栓213は、アンテナベースに着脱自在に取り付けられる。ホイップアンテナ200の放射素子210の先端から接栓213の下端までのエレメント長ELは、使用周波数帯域の低域側の周波数に共振する長さとされ、無給電素子211のエレメント長NLと給電部214の高さHを足した長さは同帯域の高域側の周波数に共振する長さとされて、ホイップアンテナ200を広帯域化するようにしている。
図22を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約40MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(40÷186)×100=21.5%となる。また、170MHzにおけるインピーダンスは36.866−j12.455Ωとなって、この際のVSWRは約1.5と2.0以内となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは50.578−j33.205Ωとなって、この際のVSWRは約1.9と2.0以内となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは68.950+j20.491Ωとなって、この際のVSWRは約1.65となる。このように、無給電素子211を備えるホイップアンテナ200では広帯域化されて使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。
図23を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約30MHzに減少し、VSWR2.0以下の比帯域は(40÷186)×100=16.1%となる。また、170MHzにおけるインピーダンスは34.507−j6.6505Ωとなって、この際のVSWRは約1.5と2.0以内になるが、202MHzにおけるインピーダンスは93.471−j31.938Ωとなって、この際のVSWRは約2.15と2.0を超えるようになる。そして、使用周波数帯域170〜202MHzにおける最悪のVSWRは約2.3となり、放射素子210と無給電素子211との間隔EDを約9mmに変更したホイップアンテナ200では使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができないようになる。このことから、放射素子210と無給電素子211との間隔EDは約10mm以上必要になることが分かる。
また、車載用アンテナでは、走行中にアンテナが木や地下駐車場の屋根等の障害物に衝突することがあり、衝突した際にアンテナが折損することがある。これを防止するために、緩衝用スプリングをアンテナの下部に設けるようにしている。このように、緩衝用スプリングをアンテナの下部に設けると、アンテナの給電点がルーフとされるグランドから高い位置になってしまい、無給電素子を装荷しても広帯域化の効果が得られなくなるという問題点があった。
そこで、本発明は、放射素子と無給電素子とを有するホイップアンテナにおいて小型化することができると共に、給電点を高くしても広帯域化することのできるホイップアンテナを提供することを目的としている。
図1に示す本発明の第1実施例とされるホイップアンテナ1は、金属板等の導電性のグランド15上に線状の放射素子10と、放射素子10とほぼ平行に間隔EDをおいて配置された線状の無給電素子11とが設けられている。グランド15の下面から同軸状の給電部13が貫通して設けられており、グランド15の上面位置とされる給電部13の中心導体の先端が給電点14とされて、給電点14に一端が接続されたコイル12の他端が放射素子10の下端に接続されることにより、放射素子10が給電点14からコイル12を介して給電されている。給電部13の外被導体はグランド15に電気的に接続されている。また、無給電素子11の下端はグランド15に電気的に接続されている。ホイップアンテナ1の放射素子10とコイル12とからなる等価的なエレメント長ELは、使用周波数帯域の下側の周波数にほぼ共振する長さとされ、無給電素子11のエレメント長NLは、使用周波数帯域の上側の周波数にほぼ共振する長さとされることにより、ホイップアンテナ1は広帯域化されている。また、後述するようにコイル12の作用により放射素子10と無給電素子11との間隔EDは約2mmまで狭めることが可能となる。
図2に示す本発明の第2実施例とされるホイップアンテナ2は、金属板等の導電性のグランド25から高さH上に線状の放射素子20と、放射素子20とほぼ平行に間隔EDをおいて配置された線状の無給電素子21とが設けられている。グランド25の下面から同軸状の給電部23が貫通して高さHまで設けられており、給電部23の先端が給電点24とされて、高さHとされた給電点24に一端が接続されたコイル22の他端が放射素子20の下端に接続されることにより、放射素子20が給電点24からコイル22を介して給電されている。無給電素子21の下端は給電部23の外被導体の上部に電気的に接続され、外被導体はグランド25に貫通する部位においてグランド25に電気的に接続されている。ホイップアンテナ2の放射素子20とコイル22とを含むグランド25までの等価的なエレメント長ELは、使用周波数帯域の下側の周波数にほぼ共振する長さとされ、無給電素子21のエレメント長NLと給電部23の高さHを足した長さは、使用周波数帯域の上側の周波数にほぼ共振する長さとされることにより、ホイップアンテナ2は広帯域化されている。また、後述するようにコイル22の作用により放射素子20と無給電素子21との間隔EDは約2mmまで狭めることが可能となる。
図3に示す第1実施例にかかるホイップアンテナ3は、テフロン等の高周波特性の良好な細長い矩形の基板16aの左縁にプリントされた線状の放射素子10aと、基板16aの右縁に放射素子10aにほぼ平行にプリントされた線状の無給電素子11aと、放射素子10aに給電する給電部13aとを備えている。給電部13aは接栓17aを有し、接栓17aは同軸接栓とされ、車両のルーフ等に固着されるアンテナベースに着脱自在に取り付けられる。放射素子10aの下端はL字状に折曲されて形成されており、L字状の部位にコイル12aの一端が接続され、コイル12aの他端が接栓17aの中心導体に電気的に接続されている。また、無給電素子11aの下端は接栓17aの外部導体の上端に電気的に接続されている。ホイップアンテナ3の放射素子10aの先端から接栓17aの下端までのコイル12aを含む等価的なエレメント長ELは、使用周波数帯域の低域側の周波数に共振する長さとされ、無給電素子11aのエレメント長NLと給電部13aの高さHとを足した長さは使用周波数帯域の高域側の周波数に共振する長さとされている。
図4を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約45MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(45÷186)×100=24.2%となり、従来より約2.7%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約34.420+j1.6359Ωとなって、この際のVSWRは約1.45と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約54.653−j16.911Ωとなって、この際のVSWRは約1.4と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約62.159+j35.112Ωとなって、この際のVSWRは約1.9と2.0以内となる。このように、放射素子10aに給電部13aからコイル12aを介して給電するホイップアンテナ3は広帯域化されて使用周波数帯域170〜202MHzの全域を十分確保することができるようになる。
図5に示す第1実施例にかかる変形例のホイップアンテナ4は、ホイップアンテナ3において、放射素子と無給電素子との間隔EDを最小の間隔としたホイップアンテナとされている。ホイップアンテナ4は、テフロン等の細長い矩形の基板16bの左縁にプリントされた線状の放射素子10bと、基板16bの右縁に放射素子10bにほぼ平行にプリントされた線状の無給電素子11bと、放射素子10bに給電する給電部13bとを備えている。給電部13bは接栓17bを有し、接栓17bは同軸接栓とされ、アンテナベースに着脱自在に取り付けられる。放射素子10b下端にコイル12bの一端が接続され、コイル12bの他端が接栓17bの中心導体に電気的に接続されている。また、無給電素子11bの下端は接栓17bの外部導体の上端に電気的に接続されている。ホイップアンテナ4の放射素子10bの先端から接栓17bの下端までのコイル12bを含む等価的なエレメント長ELは、使用周波数帯域の低域側の周波数に共振する長さとされ、無給電素子11bのエレメント長NLと給電部13bの高さHとを足した長さは使用周波数帯域の高域側の周波数に共振する長さとされている。
図6を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約44MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(44÷186)×100=23.7%となり、従来より約2.2%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約30.613+j5.4974Ωとなって、この際のVSWRは約1.65と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約59.313−j28.674Ωとなって、この際のVSWRは約1.75と十分2.0以内となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約66.116+j25.359Ωとなって、この際のVSWRは約1.7と十分2.0以内となる。このように、放射素子10bに給電部13bからコイル12bを介して給電することにより、放射素子10bと無給電素子11bとの間隔EDを約2mmと小型化しても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。
図7に示す本発明の第2実施例にかかるホイップアンテナ5は、テフロン等の高周波特性の良好な細長い矩形の基板26aの左縁にプリントされた線状の放射素子20aと、基板26aの右縁に放射素子20aにほぼ平行にプリントされた線状の無給電素子21aと、放射素子20aに給電する給電部23aとを備えている。給電部23aは高さHの接栓27aを有し、同軸接栓とされた接栓27aの高さHまで延伸されている内部に同軸伝送路が設けられている。接栓27aは車両のルーフ等に固着されるアンテナベースに着脱自在に取り付けられる。放射素子20aの下端はL字状に折曲されて形成されており、L字状の部位にコイル22aの一端が接続され、コイル22aの他端が接栓27aの同軸伝送路における中心導体の先端に電気的に接続されている。また、無給電素子21aの下端は接栓27aにおける同軸伝送路の外部導体の上端に電気的に接続されている。ホイップアンテナ5の放射素子20aの先端から接栓27aの下端までのコイル22aを含む等価的なエレメント長ELは、使用周波数帯域の低域側の周波数に共振する長さとされ、無給電素子21aのエレメント長NLと給電部23aの高さHとを足した長さは使用周波数帯域の高域側の周波数に共振する長さとされている。
図8を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約44MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(44÷186)×100=23.7%となり、従来より約2.2%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約26.849−j773.46mΩとなって、この際のVSWRは約1.85と十分2.0以下となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約49.940−j21.242Ωとなって、この際のVSWRは約1.55と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約56.053+j16.143Ωとなって、この際のVSWRは約1.4と良好な値となる。なお、図8に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約17nH〜30nHの範囲であればほぼ同様となる。
図9を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約41.5MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(41.5÷186)×100=22.3%となり、従来より約0.8%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約33.328+j4.0637Ωとなって、この際のVSWRは約1.5と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約48.837−j25.807Ωとなって、この際のVSWRは約1.7と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約70.470+j26.512Ωとなって、この際のVSWRは約1.75と良好な値となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、放射素子20aと無給電素子21aとの間隔EDを約2mmまで小型化しても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。なお、図9に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約6nH〜17nHの範囲であればほぼ同様となる。
図10を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約40.7MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(40.7÷186)×100=21.9%となり、従来より約0.4%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約34.185−j705.17mΩとなって、この際のVSWRは約1.45と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約40.379−j11.747Ωとなって、この際のVSWRは約1.4と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約72.398+j17.633Ωとなって、この際のVSWRは約1.6と良好な値となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、給電部23aの高さHを約50mmと高くしても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。なお、図10に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約17nH〜30nHの範囲であればほぼ同様となる。
図11を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約43.7MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(43.7÷186)×100=23.5%となり、従来より約2.0%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約30.613+j5.4974Ωとなって、この際のVSWRは約1.65と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約59.313−j28.674Ωとなって、この際のVSWRは約1.75と十分2.0以下となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約66.116+j25.359Ωとなって、この際のVSWRは約1.65と良好な値となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、給電部23aの高さHを約50mmと高くすると共に、放射素子20aと無給電素子21aとの間隔EDを約2mmまで小型化しても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。
図12を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約47.4MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(47.4÷186)×100=30.8%となり、従来より約9.3%もの大幅に比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約40.097+j7.29624Ωとなって、この際のVSWRは約1.3と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約60.479−j14.176Ωとなって、この際のVSWRは約1.4と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約72.683+j32.783Ωとなって、この際のVSWRは約1.9と2.0以下となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、接栓27aの長さHを約80mmと高くしても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。なお、図12に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約30nH〜45nHの範囲であればほぼ同様となる。
図13を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約42.6MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(42.6÷186)×100=22.9%となり、従来より約1.4%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約28.702+j1.7711Ωとなって、この際のVSWRは約1.75と十分2.0以下となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約43.493−j4.7489Ωとなって、この際のVSWRは約1.2と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約58.723+j19.621Ωとなって、この際のVSWRは約1.5と良好な値となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、接栓27aの長さHを約80mmと高くすると共に、放射素子20aと無給電素子21aとの間隔EDを約2mmまで小型化しても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。
図14を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約45.9MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(45.9÷186)×100=24.7%となり、従来より約3.2%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約40.039+j9.5594Ωとなって、この際のVSWRは約1.35と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約51.595−j6.7027Ωとなって、この際のVSWRは約1.15と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約84.391+j16.757Ωとなって、この際のVSWRは約1.8と2.0以下となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、接栓27aの長さHを約130mmと高くしても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。なお、図14に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約45nH〜62nHの範囲であればほぼ同様となる。
図15を参照すると、VSWR2.0以下の帯域幅は約41.8MHzの広帯域が得られており、VSWR2.0以下の比帯域は(41.8÷186)×100=22.5%となり、従来より約1.0%比帯域が広くなっている。また、170MHzにおけるインピーダンスは約29.777+j1.3309Ωとなって、この際のVSWRは約1.65と良好な値となり、また、202MHzにおけるインピーダンスは約41.880−j12.236Ωとなって、この際のVSWRは約1.4と良好な値となる。さらに、中心周波数186MHzにおけるインピーダンスは約67.711+j15.965Ωとなって、この際のVSWRは約1.5と良好な値となる。このように、放射素子20aに給電部23aからコイル22aを介して給電することにより、接栓27aの長さHを約130mmと高くすると共に、放射素子20aと無給電素子21aとの間隔EDを約2mmまで小型化しても使用周波数帯域170〜202MHzの全域を確保することができるようになる。なお、図15に示す特性はコイル22aのインダクタンスが約30nH〜45nHの範囲であればほぼ同様となる。
図16ないし図18に示す本発明の第2実施例にかかるホイップアンテナ6は、テフロン等の高周波特性の良好な細長い矩形の基板32の一面における縁部に線状の放射素子30がプリントされており、基板26aの他面における縁部に線状の無給電素子31がプリントされている。放射素子30に給電するホイップアンテナ6の下部に設けられている給電部38は、同軸の接栓35と、接栓35の上に設けられた緩衝用のスプリング34とを有し、スプリング34内には接栓35から伸びる同軸ケーブル38aが配置されている。接栓35は、車両のルーフ等に固着されるアンテナベースに着脱自在に取り付けられる。
また、上記の説明では放射素子および無給電素子は基板上にプリントにより形成するようにしたが、線材からなる放射素子と無給電素子とを平行に配置して構成するようにしても良い。この際に、放射素子と無給電素子との間にスペーサを設けて、両者の間隔を規定するようにしても良い。
Claims (2)
- 線状の放射素子が形成されていると共に、該放射素子から所定間隔離隔されてほぼ平行に線状の無給電素子が形成された絶縁基板と、
該絶縁基板の下側に配置され、前記放射素子に給電点から給電すると共に、前記無給電素子を接地する給電部と、
前記放射素子の下端に一端が接続され、他端が前記給電点に接続されたコイルと、
を備えることを特徴とするホイップアンテナ。 - 上記給電部には接栓と緩衝用のスプリングが設けられており、前記接栓から前記スプリング内を延伸した同軸ケーブルにより、前記緩衝用スプリングの上において前記給電点が形成されていることを特徴とする請求項1記載のホイップアンテナ。
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