JP2011003497A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011003497A
JP2011003497A JP2009147598A JP2009147598A JP2011003497A JP 2011003497 A JP2011003497 A JP 2011003497A JP 2009147598 A JP2009147598 A JP 2009147598A JP 2009147598 A JP2009147598 A JP 2009147598A JP 2011003497 A JP2011003497 A JP 2011003497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
cooking container
induction heating
heating coil
heating cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009147598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5409139B2 (ja
Inventor
Hiroshi Shigehara
浩 重原
Takashi Kasuga
敬 春日
Hidetoshi Hatta
英敏 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2009147598A priority Critical patent/JP5409139B2/ja
Publication of JP2011003497A publication Critical patent/JP2011003497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5409139B2 publication Critical patent/JP5409139B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】トッププレート表面と調理容器底面の間の毛細管現象を起こりにくくして吹きこぼれた水分の広がりを防止すると共に、トッププレートの温度上昇を抑制して焦げ付きを防止する。
【解決手段】トッププレート11の表面を基準面14とすると、この基準面14に複数の浅い凹部13を凹設する。調理容器20から吹きこぼれた水分40は凹部13に滞留し、毛細管現象によって底面21周縁部に位置する凸部15aへ浸入していくが、凸部15aより中心側に次の凹部13があることによって隙間30が広くなるため、毛細管現象が起こらず、凸部15aより中心側に浸水が進まない。また、底面21は凸部15の頂部とのみ接触して、調理容器20からトッププレート11へ伝達される熱量を低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、調理容器を誘導加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器のトッププレート表面には、トッププレート表面と調理容器底面の隙間に浸入した水膜による調理容器の滑り及び張り付きを防止するために、0.1mm程度のごくわずかな厚みを有するドットパターンが印刷されている。そのため、トッププレート表面と調理容器底面の隙間が完全にゼロになることはない。
他方、従来の誘導加熱調理器対応の調理容器は、通常のアルミ製調理容器と異なり、底面が平面状に形成されている。このため、誘導加熱調理器のトッププレートに載置したときのがたつきがない。また、調理容器底面とトッププレート下の加熱コイルとの距離が等距離になり、熱効率もよい。その反面、トッププレート下の加熱コイルによって誘導加熱された調理容器の熱がトッププレートに伝導して、トッププレート表面の温度が上昇してしまった。そこで、例えば特許文献1ではトッププレートに突起を設け、調理容器をトッププレート表面から浮かせて接触面積を減少させることにより、調理容器からトッププレート表面への熱伝導を抑制して温度上昇を防いでいる。
特開2005−32660号公報
従来の誘導加熱調理器はトッププレート表面にドットパターンが形成されていることによって調理容器底面との間にわずかな隙間がある。図11は、従来の誘導加熱調理器のトッププレート11と調理容器20の断面図である。図11において、不図示のドットパターンが作る、トッププレート11と調理容器20の底面21との隙間30は毛細管現象を起こしやすいため、調理中の不手際で調理容器20から水分40が吹きこぼれると、水分40が毛細管現象によって底面21全体に吸い込まれやすい。また、吸い込まれる水分40がごく微量であるがゆえに蒸発に至る時間が短く、わずかな時間で広範囲の焦げ付きを起こすという課題があった。
図12は、特許文献1に開示された誘導加熱調理器のトッププレート11と調理容器20の断面図である。図12に示すように、トッププレート11上には突起50が一定間隔で所々に突設されている。この構成の場合、突起50の間を通って、吹きこぼれた水分40が広範囲にわたって浸入してしまうという課題があった。また、特許文献1のようにトッププレート表面に顕著な突起50を設けると、調理容器20を移動する際に突起に引っ掛けて転倒させる恐れがあるため、実用的ではなかった。さらに、突起50は調理容器20との接触を繰り返すうちに破損及び磨耗する恐れもある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、トッププレート表面と調理容器底面の間の毛細管現象を起こりにくくして吹きこぼれた水分の広がりを防止すると共に、トッププレートの温度上昇を抑制して焦げ付きを防止することを目的とする。
この発明に係る誘導加熱調理器は、トッププレートの表面に、複数の凹部が形成されて成るなだらかな凹凸形状を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、トッププレートの表面に、複数の凹部が形成されて成るなだらかな凹凸形状を設けたので、トッププレート表面と調理容器底面の間の毛細管現象を起こりにくくして調理容器から吹きこぼれた水分の広がりを防止すると共に、トッププレートの温度上昇を抑制して吹きこぼれた水分の焦げ付きを防止することができる。
この発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す平面図である。 図1に示す誘導加熱調理器及び調理容器をAA線に沿って切断した断面図である。 トッププレート表面の凹凸形状を示す断面図であり、図3(a)は実施の形態1の波状凹凸断面、図3(b)は台形状凹凸断面、図3(c)は円弧状凹凸断面を示す。 トッププレート表面の凹部の別の構成例を示す平面図である。 図4に示す誘導加熱調理器をBB線に沿って切断した断面図である。 トッププレート表面の凹部の別の構成例を示す平面図である。 トッププレート表面の凹部の別の構成例を示す平面図である。 トッププレート表面の凹部の別の構成例を示す平面図である。 トッププレート表面の凹部の別の構成例を示す平面図である。 図9に示す誘導加熱調理器をCC線に沿って切断した断面図である。 従来の誘導加熱調理器のトッププレートと調理容器の断面図である。 特許文献1に開示された誘導加熱調理器のトッププレートと調理容器の断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器10の構成を示す平面図である。図2は、図1に示す誘導加熱調理器10及び調理容器20をAA線に沿って切断した断面図である。なお、以下の実施の形態の説明において、先立って説明した従来技術(図11および図12)の構成要素と同一又は相当するものには同一の符号を付す。誘導加熱調理器10のトッププレート11は、例えば結晶化ガラスで構成され、このトッププレート11の下に破線で示す加熱コイル12が設けられている。そして、この加熱コイル12それぞれの位置に相当するトッププレート11表面に、同心円状の凹部13が凹設されている。また、図1では、調理に使用する鍋、フライパン等の調理容器の一例として、調理容器20を二点鎖線で示す。
図2に示すように、トッププレート11の表面を基準面14とすると、この基準面14に0.3〜0.5mm程度の複数の浅い凹部13が凹設されている。波状に連続的に形成された凹部13を設けることにより、凹部13と凹部13の間の基準面14が凸部15となる。よって、基準面14と凸部15の頂部は、同じ高さ位置にある。この凸部15の頂部が、調理容器20をトッププレート11に載置した際にその底面21と直接接触する面となる。
図2に示す凹凸形状の場合、調理容器20から吹きこぼれた水分40は凹部13に滞留し、毛細管現象によって底面21周縁部に位置する凸部15aへ浸入していく。しかし、凸部15aより中心側に次の凹部13があることによって隙間30が広くなるため、毛細管現象が起こらず、凸部15aより中心側に浸水が進まない。このように、凹部13を凸部15,15aによって小分けにして、浸水が広範囲に広がることを防止する。
なお、凹部13の底部が基準面14(及び凸部15の頂部)に対して浅いと、毛細管現象を断ち切ることが十分にできず、広範囲に浸水してしまう場合があるため、確実な浸水防止効果を得るためには凹部13を1.0mm程度以上の深さで凹設することが望ましい。さらに、トッププレート11の強度及び清掃性を考慮すると、凹部13の深さは2.0mm程度以下が望ましい。強度及び清掃性については後述する。
また、凹部13は隙間30の空気層を挟んで底面21と対面するため、底面21に直接接触する凸部15と比較して熱伝導率が低い。そのため、調理容器20からトッププレート11表面へ放射される熱量の伝達を抑制できる。よって、凹部13を多数設けるか凹部13の面積を広くして、調理容器20とトッププレート11の接触面積を減少させれば、トッププレート11の表面温度を低く保つことができる。トッププレート11の温度が低ければ、調理容器20から吹きこぼれた水分40がトッププレート11に付着しても、焦げ付きに至らないか、又は焦げ付きに至るまでの時間が長くなるため、焦げ付きの可能性を低減できる。また、やけど防止の効果も高まる。
また、水分40が底面21全体に拡散せず狭い範囲に滞留していれば、水分40と底面21との接触面積が小さく、かつ、受け取る熱量も少ないため、水分40の加熱速度が遅くなり、焦げ付きに至るまでの時間がより長くなって焦げ付きが生じる可能性が低くなる。
さらに、トッププレート11と調理容器20の接触面積を減少させた結果、トッププレート11が調理容器20の底面21から受け取る熱量を抑制できるため、熱損失が少なく、調理をより省エネルギで行うことが可能となる。
図3は、トッププレート11表面の凹凸形状を示す断面図であり、図3(a)が実施の形態1の波状凹凸断面を示す。図3(b)は台形状凹凸断面を示し、図3(c)は特許文献1のような円弧状凹凸断面を示す。本実施の形態のトッププレート11は、図3(a)に示すようになだらかな波状の凹凸形状、かつ、凹部13と凸部15の高低差を小さくすることにより、清掃が容易で汚れが溜まりにくい。図1に示すような同心円状の凹部13であれば円を描くように、凹部13の形状に沿った方向に拭き取ることによって、容易に汚れを拭うことができる。よって、万が一焦げ付きが生じたとしても、上述したように調理容器20の底面21周縁部付近より中心側には浸水しないため焦げ付き範囲は狭く、かつなだらかな凹凸形状のため容易に除去できる。
一方、図3(b)に示す台形状の凹凸の場合、凹凸の切替部分が角部となってしまい汚れ60が溜まりやすい。また、例えば図3(c)に示すような、平面上に曲面状の凸部を形成して凹凸形状を構成した場合にも、凹凸の切替部分に汚れ60が溜まりやすい。
また、図3(a)のように、凹凸形状をなだらかな曲面が連続的に反復する構造にして、局部的に応力を集中させないことで、トッププレート11の堅牢性を確保する。全体をなだらかな曲面でつなげた形状にすることで応力を分散し、破損の危険性を最小限にとどめる。また、調理容器20をトッププレート11に載置したまま平行移動させても、凸部15の頂部と基準面14が同一高さであるため、引っ掛かりがなく安全であると共に載置も安定する。さらに、トッププレート11表面の凹凸がごく浅いため、底面21が完全な平面ではなく、凹面形状又は凸面形状に沿った調理容器20を使用したとしても、移動に引っ掛かりがなく安全であると共に載置も安定する。
一方、図3(c)のように、凹部と凸部をなだらかな連続面でつながない場合、即ち小さな曲率形状にした場合ほど曲面の頂部応力が加わりやすくなり、破損の原因ともなりうる。また、平面部分から凸部が所々突出しているため、調理容器20をトッププレート11に載置したまま平行移動させた際に凸部に引っ掛かる恐れがあると共に、この凸部が調理容器20との接触によって破損及び磨耗しやすい。
次に、トッププレート11表面の凹部13の構成例を説明する。図1に示すように、複数の凹部13からなる凹凸形状を、加熱コイル12と略同一面積の同心円形状に構成した場合には、各凹部13の同心円中心と加熱コイル12の中心が一致するので、調理容器20の設置中心位置(即ち加熱コイル位置)をユーザが直感的に認識できる。凹凸形状が同心円であれば、視覚障害者にとっても、触感で設置中心位置が分かりやすい。なお、同心円形状の場合、各凹部13及び各凸部15の径方向の幅は同一でもよいし、異なっていてもよい。
図4は、トッププレート11表面の凹部13の別の構成例であり、BB線に沿って切断した断面図を図5に示す。図4及び図5の構成例では、図1と同様に凹部13を同心円形状に形成するが、加熱コイル12の直径より大きい直径、かつ径方向の幅が広い凹部13aを形成して大容量の滞留部とし、調理容器20から吹きこぼれた水分40を、調理容器20外側の大容量の滞留部に滞留させる。これにより、水分40が底面21の隙間30に浸入しにくくなり、浸水量を減少させることができる。
トッププレート11の下に設けられる加熱コイル12は、一般的に、直径150mm〜220mm程度である。これに対して調理容器20はサイズが様々あり、大きなものでは底面21の直径が300mmを超える場合もありうる。直径の大きな調理容器20が使用されても、それを超える範囲でさらに大きな面積部分に凹凸加工を施しておくことにより、吹きこぼれた水分40を受け止める滞留部としての凹部13aが調理容器20の外側に存在することになり、吹きこぼれた水分40の底面21への浸入を防ぐことができる。また、凹部13aは加熱コイル12の外側に位置するので高温になりにくいため、例え吹きこぼれた水分40が凹部13aに滞留しても、焦げ付きには至りにくい。
図6、図7及び図8は、トッププレート11表面の凹部13の別の構成例である。図6では、直線状の凹部13を連続して凹設し、凹凸を縞状に形成している。縞模様の方向は任意であり、例えば図7のように、直線状の凹部13をトッププレート11の長手方向に対して傾斜させてもよい。図6又は図7のようにトッププレート11全面に凹凸を形成した場合には、加熱コイル12の位置を明示するためにトッププレート11に加熱コイル位置表示手段16を追加してもよい。加熱コイル位置表示手段16は、加熱コイル12の位置を示すプリント表示でもよいし、加熱コイル12の通電中に発光する光でもよく、適宜設ければよい。他方、図8のように、加熱コイル12に相当する位置のトッププレート11表面にのみ凹部13を形成してもよい。
なお、図6、図7及び図8のような直線状の凹部13が形成されたトッププレート11であれば、同心円状の凹凸形状と同様に汚れが溜まりにくく、かつ、凹部13の形状に沿って拭き取ることによって容易に汚れを拭うことができる。
図9は、トッププレート11表面の凹部13の別の構成例を示す平面図であり、CC線に沿って切断した断面図を図10に示す。同心円状に設けた凹凸形状の場合、調理容器20の底面21で覆われた部分のうち、中心付近の凹部13の隙間31が最も高温となりやすい。そのため、中心付近の隙間31の空気は膨張しやすい。
隙間31の周囲が調理容器20から吹きこぼれた水分40で塞がれている状態で、隙間31の空気が膨張すると、調理容器20が浮く場合がある。そこで、同心円状に形成した凹凸形状において中心付近の高温空気を外部へ逃がすために、中心側から外周方向へ放射状に抜ける空気抜きの溝17を少なくとも1箇所設けるようにしてもよい。
なお、トッププレート11の材料は主流の結晶化ガラスに限定されるものではなく、耐熱性樹脂、セラミックス材等でもよい。結晶化ガラスを用いる場合には、高温で溶融されたガラス生地をプレス成型する際にトッププレート11に凹部13を凹設すればよい。また、一般的に人工大理石と呼ばれるメタクリル樹脂強化無機材、又はアルミナ若しくは窒化ケイ素を主材とするセラミックス材を用いる場合には、モールド成型する際にトッププレート11に凹部13を一体成型すればよい。メタクリル樹脂強化無機材又はセラミックス材は、結晶化ガラスよりも成形自由度が高く、大幅なコストアップなしに凹部13を成型することが可能なため、本実施の形態のような凹凸形状を形成するトッププレート11の有力な材料となる。
従来の平面状のトッププレートでは、調理容器20の水滑りを防止するためにドットパターン印刷が必須であったが、本実施の形態による凹凸形状を設けることにより水滑りが防止できるため、ドットパターン印刷を省略することが可能となる。従来はトッププレート成型工程に加えて、ドットパターン印刷工程、印刷焼入れ工程の計3工程を要したが、本実施の形態ではドットパターンを省略することによりドットパターン印刷工程及び印刷焼入れ工程を省略可能となり、低コスト化を図ることができる。ただし、本実施の形態のトッププレート11にドットパターンがあっても構わない。
以上のように、実施の形態1によれば、トッププレート11の表面に、複数の凹部13が形成されて成る、同心円状又は縞模様状のなだらかな凹凸形状を設けるように構成した。このため、トッププレート11表面と調理容器20の底面21の隙間30の毛細管現象を起こりにくくして調理容器20から吹きこぼれた水分40の広がりを防止することができる。また、トッププレート11と調理容器20の接触面積が減少するため、トッププレート11の温度上昇が抑制され、吹きこぼれた水分40の焦げ付きを防止することができる。
また、実施の形態1によれば、凹凸形状がなだらか、かつ、凸部15の頂部が基準面14と同一高さになるため、調理容器20をトッププレート11上で滑らせながら移動させても凹凸形状に引っ掛かることがなく、安全性を高めることができる。また、凹凸形状を設けることにより、調理容器20の水膜による滑り及び張り付きが防止できる。そのため、ドットパターン印刷焼入れ工程を省略でき、低コスト化が可能となる。
また、実施の形態1によれば、凹凸形状を、加熱コイル12の中心位置に対応する位置を中心とした同心円状にすることにより、トッププレート11下の加熱コイル12の中心位置が直感的に認識できる。
さらに、凹凸形状をトッププレート表面の加熱コイル12に対応する領域に形成することにより、同心円状又は縞模様状といった形状にかかわらず加熱コイル12の位置が直感的に認識できる。
また、実施の形態1によれば、同心円状の凹凸形状にした場合に、加熱コイル12の外周側に対応する位置にある凹部13aの径方向の幅を広くすることにより、吹きこぼれた水分40の滞留部を大容量にでき、調理容器20の底面21とトッププレート11の表面との隙間30への浸入を減少させることができる。
さらに、加熱コイル12の直径より大きい直径の凹部13aを設けることにより、加熱コイル12の直径を超える直径の調理容器20が使用されても、吹きこぼれた水分40が凹部13aに滞留することによって浸入を減少させることができる。また、凹部13aは加熱コイル及び調理容器20の外側に位置するので高温になりにくいため、例え凹部13aに水分40が滞留しても焦げ付きにくくなる。
また、実施の形態1によれば、同心円状の凹凸形状にした場合に、加熱コイル12の中心側から外周側に向かう溝17を設けることにより、同心円中心付近の高温空気を外部へ逃がすことができる。
また、実施の形態1によれば、トッププレートの材料は結晶化ガラス、耐熱性樹脂、又はセラミックスを用いることができ、特に耐熱性樹脂又はセラミックスを用いることにより、容易に成型できる。
10 誘導加熱調理器、11 トッププレート、12 加熱コイル、13,13a 凹部、14 基準面、15,15a 凸部、16 加熱コイル位置表示手段、17 溝、20 調理容器、21 底面、30,31 隙間、40 水分、50 突起、60 汚れ。

Claims (8)

  1. 加熱コイルの上面にトッププレートを有する誘導加熱調理器において、
    前記トッププレートは、表面に、複数の凹部が形成されて成るなだらかな凹凸形状を有することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 凹凸形状は、加熱コイルの中心位置に対応する位置を中心とした同心円状であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 同心円状の凹凸形状は、加熱コイルの外周側に対応する位置にある凹部の径方向の幅が、当該加熱コイルの中心側に対応する位置にある凹部の径方向の幅より広いことを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 同心円状の凹凸形状は、加熱コイルの直径より大きい直径の凹部を有することを特徴とする請求項2または請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 同心円状の凹凸形状は、加熱コイルの中心側から外周側に向かう溝を有することを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の誘導加熱調理器。
  6. 凹凸形状は、縞模様状であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  7. 凹凸形状は、トッププレート表面の、加熱コイルに対応する領域に形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の誘導加熱調理器。
  8. トッププレートの材料は、結晶化ガラス、耐熱性樹脂、又はセラミックスであることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の誘導加熱調理器。
JP2009147598A 2009-06-22 2009-06-22 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JP5409139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147598A JP5409139B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147598A JP5409139B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011003497A true JP2011003497A (ja) 2011-01-06
JP5409139B2 JP5409139B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=43561298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147598A Expired - Fee Related JP5409139B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5409139B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209101A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2014120266A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Rb Controls Co 高周波加熱調理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103897U (ja) * 1984-12-12 1986-07-02
JPS62116488U (ja) * 1986-01-17 1987-07-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103897U (ja) * 1984-12-12 1986-07-02
JPS62116488U (ja) * 1986-01-17 1987-07-24

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209101A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2014120266A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Rb Controls Co 高周波加熱調理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5409139B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1046122A (en) Glass-ceramic plate heating unit with cast-in heat spreader plate
JP5409139B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR200498342Y1 (ko) 개선된 바닥 판을 포함하는 인덕션 호환 가능한 조리 용기
CA2938249C (en) Automatic constant temperature cookware utensil and combined structure with electro-magnetic heating device
JP2014194332A (ja) 突起パターンを有するガラスセラミッククックトップ
JP4827447B2 (ja) 食品加熱用皿
KR101155758B1 (ko) 조리용 솥
JP4029803B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR102111405B1 (ko) 2중 결합구조의 조리기구
JP2005291560A (ja) コンロ
JP3148651U (ja) Ihクッキングヒーター用保護シート
JP2010151442A (ja) コンロ
KR200476624Y1 (ko) 조리용기
JP4105982B2 (ja) 電磁調理器用汚れ防止マット
JP2000023839A (ja) 電磁調理用金属鍋
CN218683708U (zh) 一种聚热式锅煲
KR200464740Y1 (ko) 조리팬
JP2010117130A (ja) コンロ
CN212108528U (zh) 烹饪器具
KR102175629B1 (ko) 전기 레인지의 표시부 보호 구조체
JP3220017U (ja) クッキングマット
JPS61186728A (ja) 電気こんろ
KR102058692B1 (ko) 가스차단장치 대응 이중조리용기
JP2018004185A (ja) 加熱調理器用トッププレート
JP2003102617A (ja) 電磁誘導加熱器用調理鍋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5409139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees