JP2011002864A - プラットフォームシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの個性に応じたコンテンツの配信に関し、汎用的なプラットフォームシステムを提供する。
【解決手段】プラットフォームシステム1では、ユーザ情報収集系2により管理されているユーザ情報と、コンテンツ収集系3により収集されたコンテンツ情報とが、それぞれコンテンツ配信系4に提供される。コンテンツ配信系4は、ユーザ情報収集系2から提供されたユーザ情報およびコンテンツ収集系3から提供されたコンテンツ情報を利用して、相互に紐づけて管理することで、各コンテンツにつき、そのコンテンツを配信する対象とするすべてのユーザのリストを作成する。ユーザからコンテンツ配信リクエストがあると、上記リストを参照して、そのユーザに応じたコンテンツを配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、汎用的なプラットフォームシステムを構築するためのプラットフォーム構築技術に関する。
従来より、インターネットを利用し、サーバからクライアントであるユーザ端末に対して、ユーザの個性に応じたコンテンツ(例えば、テキスト、静止画、動画、音声)の配信を行うサービスに関するプラットフォームが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
プラットフォームとは、一般的に、コンピュータのハードウェア環境とOS環境を含めた概念であり、アプリケーションプログラムを実行するために必要となる基本的な実行環境のことをいう。例えば、特許文献1には、ユーザの性別、年齢、職業、趣味等の属性情報を各ユーザに事前に登録させることにより、ユーザの属性に応じた広告コンテンツを提供するものが開示されている。
また、特許文献2には、各ユーザにより利用されたデジタルコンテンツ(例えば、雑誌や記事)に関する利用結果情報を収集し、この利用結果情報を各ユーザの属性情報として蓄積することで、ユーザの興味対象の変化に対応したコンテンツを提供するものが開示されている。
上記従来の技術におけるプラットフォームでは、コンテンツの配信に係るサービス提供の実現を目的とした複数の機能(ユーザ管理機能やコンテンツ管理機能など)の集まりを、単一のサーバ上で提供している。
特開2001−312643号公報 特開2002−351911号公報
しかしながら、前述した従来のプラットフォームでは、サービスの提供対象とするユーザやコンテンツ種別によって、専用のシステムが構築されていた。
図13は、上記従来のプラットフォームの概念図である。この従来のシステムでは、ユーザ端末との間でリクエストの受信やコンテンツの配信を行う通信部(図中のA)と、ユーザの情報が蓄積されているユーザデータベースおよびこのユーザデータベースから配信対象のユーザを抽出するユーザ抽出部(図中のB)と、配信対象のコンテンツが蓄積されているコンテンツデータベースおよびこのコンテンツデータベースから配信するコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部(図中のC)と、がサーバ内に組み込まれて集中的に管理されている。
たとえば、特許文献2に開示されているプラットフォームは、雑誌や記事などの出版物に係るデジタルコンテンツの配信に関するサービスを実現するものである。このプラットフォームでは、上記コンテンツデータベースに各ユーザに配信するデジタルコンテンツが登録され、また、上記ユーザデータベースに各ユーザに配信されたデジタルコンテンツの種類などの閲覧結果情報が登録される。そして、これらデータベースを参照して、閲覧頻度の高い種類のデジタルコンテンツが、配信対象のデジタルコンテンツとして決定される。このように、上記プラットフォームは、ユーザに応じたデジタルコンテンツの出し分け専用のシステムとして構築されている。
ところが、上記プラットフォームについて、配信対象のデジタルコンテンツを決定する際に参照する情報資源を、デジタルコンテンツの閲覧結果ではなく、他の内容(たとえば、ユーザのショッピングにおける購買履歴など)に変更しようとすると、上記ユーザデータベースでは対応できない。また、これがシステム内において専用のデータベースとして不可分に管理されているため、データベースの変更に伴い、システム全体を見直す必要がある。
このように、前述したような従来のプラットフォームは、専用のシステムとして構築されるために、システム構成に依存する度合いが大きい。その結果、サービス内容の拡張や変更があると、利用しているシステムを、その都度、全面的に見直す必要や、作り替える必要があった。また、上記システムにおけるデータベース(ユーザデータベースおよびコンテンツデータベース)に蓄積されている情報資源を、他のシステムと共通的に利用するように構成されていない。このため、汎用性や拡張性に乏しいという問題があった。
そこで、本発明では、ユーザの個性に応じたコンテンツの配信に関し、汎用的なプラットフォームシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) ユーザ端末からユーザの情報を収集するユーザ情報サーバと、入稿端末からコンテンツを収集するコンテンツサーバと、コンテンツをユーザ端末に対して配信するコンテンツサーバと、をネットワーク上で連携させて、ユーザに応じてコンテンツを出し分け配信するプラットフォームシステムであって、
前記ユーザ情報サーバは、
ユーザ端末から情報を収集するユーザ情報収集手段と、
ユーザを選別するための条件を受信する条件受信手段と、
前記収集された情報を参照し、前記受信された条件を満たすユーザを対象ユーザとして抽出する対象ユーザ抽出手段と、
前記抽出した対象ユーザを送信する対象ユーザ送信手段と、を有し、
前記コンテンツサーバは、
コンテンツおよびこれに関連づけられた配信条件を含むコンテンツ情報を入稿端末から収集するコンテンツ収集手段と、
前記収集されたコンテンツ情報を送信する送信手段と、を有し、
前記配信サーバは、
ユーザ端末からコンテンツの配信に係るリクエストを受信するリクエスト受信手段と、
コンテンツおよびそのコンテンツを配信する対象ユーザを受信する受信手段と、
前記リクエストを受信したユーザ端末のユーザが前記対象ユーザである場合、該当するコンテンツをそのユーザ端末に配信するコンテンツ配信手段と、を有し、
前記コンテンツサーバから前記ユーザ情報サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれる配信条件が送信され、
前記コンテンツサーバから前記配信サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツが送信され、
前記ユーザ情報サーバから前記配信サーバに対して前記対象ユーザが送信されるように、前記各サーバを連携させて構成したことを特徴とするプラットフォームシステム。
(1)によれば、ネットワーク上にそれぞれ設けられている既存の各サーバ装置を変更することなく利用し、各サーバ装置の機能や情報資源の相互利用を図ることで、ユーザの個性に応じたコンテンツの配信を実現することができる。
(2) 前記ユーザ情報サーバは、前記対象ユーザ送信手段により前記抽出した対象ユーザをAPIを介して外部に対して送信し、一方で、前記配信サーバは、前記受信手段により前記対象ユーザ送信手段により送信される対象ユーザをAPIを介して受信し、
前記コンテンツサーバは、前記送信手段により前記収集されたコンテンツ情報をAPIを介して外部に対して送信し、その一方で、前記配信サーバは、前記受信手段により前記送信手段により送信されるコンテンツ情報に含まれるコンテンツをAPIを介して受信し、また、前記ユーザ情報サーバは、前記条件受信手段により前記送信手段により送信されるコンテンツ情報に含まれる配信条件をAPIを介して受信することを特徴とする(1)に記載のプラットフォームシステム。
(2)によれば、各サーバ装置は、それぞれが有する機能や情報資源をAPIを介して外部に開放するようにし、その結果、相互に連携されることになる。したがって、各サーバ装置がそれぞれ有する汎用性を失わせることなく、各サーバ装置間の連携を可能にする統一的な仕組みを実現するのに好適となる。
(3) ユーザ端末からユーザの情報を収集するユーザ情報サーバと、入稿端末からコンテンツを収集するコンテンツサーバと、コンテンツをユーザ端末に対して配信するコンテンツサーバと、をネットワーク上で連携させて、ユーザに応じてコンテンツを出し分け配信するプラットフォームシステムの構築方法であって、
前記ユーザ情報サーバは、
ユーザ端末から情報を収集するユーザ情報収集ステップと、
ユーザを選別するための条件を受信する条件受信ステップと、
前記収集された情報を参照し、前記受信された条件を満たすユーザを対象ユーザとして抽出する対象ユーザ抽出ステップと、
前記抽出した対象ユーザを送信する対象ユーザ送信ステップと、を実行し、
前記コンテンツサーバは、
コンテンツおよびこれに関連づけられた配信条件を含むコンテンツ情報を入稿端末から収集するコンテンツ収集ステップと、
前記収集されたコンテンツ情報を送信する送信ステップと、を実行し、
前記配信サーバは、
ユーザ端末からコンテンツの配信に係るリクエストを受信するリクエスト受信手段と、
コンテンツおよびそのコンテンツを配信する対象ユーザを記憶する記憶ステップと、
前記リクエストを受信したユーザ端末のユーザが前記対象ユーザである場合、該当するコンテンツをそのユーザ端末に配信するコンテンツ配信ステップと、を実行し、
前記コンテンツサーバから前記ユーザ情報サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれる配信条件が送信され、
前記コンテンツサーバから前記配信サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツが送信され、
前記ユーザ情報サーバから前記配信サーバに対して前記対象ユーザが送信されるように、前記各サーバを連携させて構成することを特徴とするプラットフォームシステムの構築方法。
本発明のプラットフォームシステムによれば、ユーザの個性に応じたコンテンツの配信に関し、汎用的なプラットフォームシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるコンテンツ配信プラットフォームシステムの構成例を示す図である。 ユーザデータベースにおけるユーザ情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 ユーザデータベースにおける条件テーブルのデータ構造例を示す図である。 ユーザデータベースにおける対象ユーザリストのデータ構造例を示す図である。 コンテンツデータベースにおける入稿コンテンツテーブルのデータ構造例を示す図である。 コンテンツデータベースにおける配信条件テーブルのデータ構造例を示す図である。 配信データベースにおける配信コンテンツテーブルのデータ構造例を示す図である。 配信データベースにおける配信対象リストのデータ構造例を示す図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図である。 従来のシステムの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
(プラットフォームシステムの概略)
図1は、本発明の実施形態にかかるコンテンツ配信プラットフォームシステム1の構成を概略的に示す図である。
コンテンツ配信プラットフォームシステム1は、インターネット等のネットワーク上にそれぞれ設けられている、ユーザ情報収集系のプラットフォーム(以下、ユーザ情報収集系)2と、コンテンツ収集系のプラットフォーム(以下、コンテンツ収集系)3と、コンテンツ配信系のプラットフォーム(以下、コンテンツ配信系)4とから構成され、これらを連携させることにより、ユーザの構成に応じたコンテンツの出し分け配信を実行する。
ユーザ情報収集系2は、ユーザ情報サーバ10とユーザデータベース20とから構成される。コンテンツ収集系3は、コンテンツサーバ30とコンテンツデータベース40とから構成される。コンテンツ配信系4は、配信サーバ50と配信データベース60とから構成される。
ユーザ情報サーバ10、コンテンツサーバ30および配信サーバ50は、それぞれ、制御部、記憶部等を備えたコンピュータ(単一あるいは複数)により構成される。具体的には、制御部を構成するCPU(Central Processing Unit)、記憶部を構成するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disc Drive)、通信部を構成する通信I/F(インターフェイス)などのハードウェア資源から構成される。
ユーザデータベース20、コンテンツデータベース40および配信データベース60は、それぞれ記憶手段を構成し、各データベースを保持するコンピュータ内のHDD等の記憶媒体上に所定のデータを体系的に保持するものである。各データベースに対して行われる、データの登録、更新、検索等の操作およびデータを格納すべきテーブルの定義づけといった制御については、SQL(Structured Query Language)を用いて実現される。
(ユーザ情報収集系2)
ユーザ情報収集系2は、ネットワークを介して接続されているユーザ端末5あるいは外部のサービスサーバ6から、ユーザに関する情報を収集する。
ユーザ端末5は、ネットワーク上で各種サービスを利用するユーザにより用いられる端末装置であり、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Degital Assistants)等が挙げられる。ユーザ端末5は、一般的なブラウザ(webブラウザ)を備えている。ブラウザは、インターネットの標準プロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等に従い、HTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたページデータの要求・取得・表示およびフォームデータの送信等を行う機能を有している。
サービスサーバ6は、ユーザに対してネットワーク上で各種のサービスを提供する装置であり、たとえば、ショッピングサイトやニュース配信サイト、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を運営するサーバなどが挙げられる。
ユーザ情報収集系2を構成するユーザ情報サーバ10は、ユーザ情報収集手段11と、条件受信手段12と、対象ユーザ抽出手段13と、対象ユーザ送信手段14とを有する。
ユーザ情報サーバ10が備える各手段は、前述したコンピュータの制御部や記憶部等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。なお、これらの手段は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
ユーザ情報収集系2において収集されたユーザに関する情報は、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースに対して提供される。本実施形態では、収集されたユーザに関する情報が蓄積されたデータベース(ユーザデータベース20)を、前述したコンピュータプログラムに含まれるAPI(Application Program Interface)を用いて外部に開放し、APIを介してデータベースへのアクセスを実行可能とすることで、データベースに記憶されている情報資源を利用させるためのネットワークアーキテクチャが構築される。なお、外部ソースから、APIを介して、データベースに取り込むデータを収集することも行われる。
ユーザ情報収集手段11は、ユーザによる入力を受けてユーザ端末5から送信されるユーザに関する情報(以下、ユーザ情報)、あるいはサービスサーバ6により管理されているユーザ情報を収集し、ユーザデータベース20に登録する。
図2〜図4は、ユーザデータベース20のデータ構造例を示す図である。図2は、ユーザデータベース20が有するユーザ情報テーブルを示す。
ユーザ情報テーブルには、ユーザ端末5およびサービスサーバ6から収集されたユーザ情報が記憶されている。ユーザ情報テーブルは、「ユーザID」、「属性情報」、「ログ情報」、「サービス利用履歴情報」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、複数のユーザに関して各ユーザの個性を示す情報を管理している。
「ユーザID」は、ユーザ端末5を介してネットワーク上の各種サービスを利用するユーザを識別するデータである。ユーザIDは、ユーザのサービス利用開始時に、予め用意もしくは動的に生成されてユーザに割り当てられる。なお、ユーザIDとともに、ユーザが利用する端末装置を識別する「端末ID」などの項目を付加することもできる。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報であり、たとえば、ユーザの性別、職業、生年月日、住所といったプロフィールや身元を示すデータを採用することができる。
「ログ情報」は、ユーザ端末5に入力されたデータの記録やデータ通信の記録に関する情報であり、たとえば、ユーザがネットワークを介してアクセスしたウェブページ、各ウェブページに応じたアクセスの数やアクセスの日時、ユーザ端末5として携帯電話を使用するユーザの場合はパケット使用量といったデータを採用することができる。
「サービス利用履歴情報」は、ユーザがネットワーク上のサービスを利用した履歴に関する情報であり、たとえば、入力した検索ワード、利用したコンテンツ、インターネットショッピングにおけるユーザの購入商品や金額といったデータを採用することができる。
図1に戻り、条件受信手段12は、ユーザ(ユーザデータベース20において管理されているユーザ)を選別するための条件に関する情報(以下、選別条件情報)を、APIを介して、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースから受信する。また、条件受信手段12は、受信した選別条件情報をユーザデータベース20に登録する。
図3は、ユーザデータベース20が有する条件テーブルを示す。条件テーブルには、選別条件情報が記憶されている。条件テーブルは、「条件ID」、「条件内容」といった各種項目からなる組を1レコードとして有している。
「条件ID」は、外部から受信した選別条件情報を識別するデータである。条件IDは、受信した選別条件情報に対して、予め用意もしくは動的に生成されて割り当てられる。本実施形態では、一例として、条件IDを、選別条件情報の送信元で管理されているID(たとえば、後述の配信条件ID)と紐づけて管理することにより、条件IDから、送信元で管理されているIDを特定可能にする。
「条件内容」は、ユーザを選別するための条件の内容を示すデータである。たとえば、ユーザの「属性情報」、「ログ情報」、「サービス利用履歴情報」といった項目やこれらの組合せに関するキーワードや数値などが規定されている。条件内容に合致するユーザ情報を有するユーザが、配信条件を満たすユーザとなる。
属性情報であれば、たとえば、「30代・会社員・男性」といった内容を採用することができる。また、ログ情報であれば、たとえば、「ウェブページAに10回以上アクセスしたユーザ」といった内容を採用することができる。また、サービス利用履歴情報であれば、「商品Aを購入したユーザ」といった内容を採用することができる。
図1に戻り、対象ユーザ抽出手段13は、前述のユーザ情報テーブル(図2)に記憶されている各ユーザ情報を参照し、前述の条件テーブル(図3)に記憶されている各選別条件情報に応じて、条件内容を満たすユーザを対象ユーザとして抽出する。
たとえば、条件内容に「30代・会社員・男性」という属性情報に係る条件を指定するデータが含まれていれば、ユーザ情報テーブルを参照して、当該属性情報を有するすべてのユーザの洗い出しを行う。また、対象ユーザ抽出手段13は、選別条件情報に応じて抽出した対象ユーザを、ユーザデータベース20に登録する。
図4は、ユーザデータベース20が有する対象ユーザリストを示す。対象ユーザリストは、「条件ID」、「ユーザID」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、選別条件ごとにその条件内容を満たす対象ユーザを管理する。
図1に戻り、対象ユーザ送信手段14は、ユーザデータベース20の対象ユーザリストに記憶されている対象ユーザを、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースに対して送信する。
(コンテンツ収集系3)
コンテンツ収集系3は、ネットワークを介して接続されている入稿端末7からコンテンツ提供主により入力された様々なコンテンツ情報を収集する。
入稿端末7は、コンテンツ提供主がコンテンツ情報を入稿するために用いられる端末装置であり、PC等が挙げられる。
コンテンツ収集系3を構成するコンテンツサーバ30は、コンテンツ収集手段31と、コンテンツ送信手段32とを有する。
コンテンツサーバ30が備える各手段は、前述したコンピュータの制御部や記憶部等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。なお、これらの手段は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
コンテンツ収集系3において収集されたコンテンツ情報は、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースに対して提供される。本実施形態では、収集されたコンテンツ情報を蓄積するデータベース(コンテンツデータベース40)を、前述したコンピュータプログラムに含まれるAPIを用いて外部に開放し、APIを介してデータベースへのアクセスを実行可能とすることで、データベースに記憶されている情報資源を利用させる。
コンテンツ収集手段31は、コンテンツ提供主による入力を受けて入稿端末7から送信されるコンテンツ情報を収集し、コンテンツデータベース40に登録する。
コンテンツ情報は、テキスト、静止画像、動画像、音楽あるいはこれらの組合せからなるコンテンツに関するデータと、このコンテンツに関連づけられた配信条件に関するデータとを含む。配信条件は、コンテンツを配信する条件を規定するものであり、たとえば、配信対象とするユーザの範囲や、配信対象とする日時などを採用することができる。
図5および図6は、コンテンツデータベース40のデータ構造例を示す図である。コンテンツデータベース40は、入稿コンテンツテーブル(図5)と配信条件テーブル(図6)を有する。
図5は、入稿コンテンツテーブルを示す。入稿コンテンツテーブルには、コンテンツ情報に含まれるコンテンツに関するデータが記憶されている。入稿コンテンツテーブルは、「コンテンツID」、「コンテンツ内容」、「コンテンツ本体」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、入稿されたコンテンツに関してそのコンテンツの詳細を示す情報を管理している。
「コンテンツID」は、入稿されたコンテンツを識別するデータである。コンテンツIDは、入稿されたコンテンツに対して、予め用意もしくは動的に生成されて割り当てられる。
「コンテンツ内容」は、入稿されたコンテンツを分類するための「種別」や、コンテンツを紹介するテキストに相当する「タイトル」などを含むデータである。コンテンツの種別としては、たとえば、「広告」、「映画」、「ニュース」といった相対的に大きな分類の項目から、「広告」であれば、「告知(テキスト)」、「画像付き告知」、「バナー」、「サムネイル」、「キャンペーンページへの誘導リンク」といった相対的に小さな分類の項目まで、様々な態様を採用することができる。
「コンテンツ本体」は、コンテンツデータそのもの、あるいは、コンテンツデータの保存場所を示すリファレンスデータである。その他、「コンテンツID」に紐づけられた項目には、コンテンツを入稿した提供主を識別する「入稿者ID」や、入稿された日時を示す「入稿日時」などが含まれていてもよい。
図6は、配信条件テーブルを示す。配信条件テーブルには、コンテンツ情報に含まれる配信条件に関するデータが記憶されている。配信条件は、そのコンテンツをユーザに対して配信するための条件であり、多数のユーザの中から配信対象とする特定のユーザを選別する際に用いられる情報である。
配信条件テーブルは、「コンテンツID」、「配信条件ID」、「配信条件内容」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、入稿されたコンテンツに関してそのコンテンツの配信条件を示す情報を管理している。
「コンテンツID」は、入稿コンテンツテーブルにおいて管理されている「コンテンツID」である。「配信条件ID」は、コンテンツ情報としてコンテンツとともに入稿された配信条件を識別するデータである。配信条件IDは、入稿された配信条件に対して、予め用意もしくは動的に生成されて割り当てられる。本実施形態では、一例として、配信条件IDを、これと対になるコンテンツIDと紐づけて管理することにより、配信条件IDから、対になるコンテンツIDを特定可能にする。
「配信条件内容」は、配信条件の内容を示すデータである。たとえば、ユーザの「属性情報」、「ログ情報」、「サービス利用履歴情報」といった項目やこれらの組合せに関するキーワードや数値などが規定されている。
なお、コンテンツデータベース40では、コンテンツ情報を、入稿コンテンツテーブルと配信条件テーブルとで管理するようにしたが、これらを1つのテーブルとして管理することもできる。
図1に戻り、コンテンツ送信手段32は、コンテンツデータベース40に記憶されているコンテンツ情報を、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースに対して送信する。
(コンテンツ配信系4)
コンテンツ配信系4は、ネットワークを介してユーザ端末5から送信されるコンテンツの配信リクエストを受けて、そのユーザに応じたコンテンツを配信する。
コンテンツ配信系4を構成する配信サーバ50は、コンテンツ受信手段51と、対象ユーザ受信手段52と、リクエスト受信手段53と、コンテンツ決定手段54と、コンテンツ配信手段55とを有する。
配信サーバ50が備える各手段は、前述したコンピュータの制御部や記憶部等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。なお、これらの手段は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
コンテンツ受信手段51は、コンテンツ情報を、APIを介して、ネットワーク上に設けられた他のサーバなどの外部ソースから受信する。また、コンテンツ受信手段51は、受信したコンテンツ情報を配信データベース60に登録する。
図7および図8は、配信データベース60のデータ構造例を示す図である。配信データベース60は、配信コンテンツテーブル(図7)と配信対象リスト(図8)を有する。
図7は、配信コンテンツテーブルを示す。配信コンテンツテーブルは、「配信コンテンツID」、「コンテンツ情報」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、ユーザに対して配信するコンテンツに関する情報を管理する。
「配信コンテンツID」は、配信対象となるコンテンツを識別するデータである。コンテンツIDは、外部ソースから受信したコンテンツ情報に対して、予め用意もしくは動的に生成されて割り当てられる。本実施形態では、一例として、配信コンテンツIDを、コンテンツ情報の送信元で管理されているID(たとえば、コンテンツ収集系3で管理されているコンテンツID)と紐づけて管理し、配信コンテンツIDから、送信元で管理されているIDをも特定可能とする。
「コンテンツ情報」は、外部ソースから受信した、ユーザに対して配信するコンテンツに関する情報である。コンテンツ情報には、送信元で管理されている「コンテンツID」および「配信条件ID」が含まれている。また、コンテンツ受信手段51は、「コンテンツ本体」を外部から受信してもよく、この場合は、コンテンツの配信時に、送信元に対して「コンテンツ本体」を取得するためのアクセスを行う必要がなくなる。
対象ユーザ受信手段52は、コンテンツを配信する対象ユーザを、APIを介して、ネットワーク上に設けられた外部ソースから受信する。また、対象ユーザ受信手段52は、受信した対象ユーザを配信データベース60に登録する。
図8は、配信対象リストを示す。配信対象リストは、「配信コンテンツID」、「ユーザID」といった各種項目からなる組を1レコードとして有しており、配信対象となるコンテンツとそのコンテンツを配信する対象ユーザとを関連づけた情報を管理する。
「配信コンテンツID」は、配信コンテンツテーブル(図7)において管理されている配信コンテンツIDである。「ユーザID」は、外部ソースから対象ユーザとして受信したユーザIDである。
上記配信対象リストの作成によって、各ユーザに応じて配信するコンテンツを予め決定しておくことから、ユーザから配信リクエストがあったことを受け、そのときに外部ソースにアクセスする必要がなく、配信リクエストからコンテンツの配信までに要する時間の短縮化が図られる。
図1に戻り、リクエスト受信手段53は、ユーザ端末5から送信されるコンテンツ配信リクエストおよびこれに付加されているユーザIDを受信する。
コンテンツ決定手段54は、コンテンツ配信リクエストに伴うユーザIDに基づいて、配信データベース60に登録されている配信対象リスト(図8)を参照し、ユーザIDに紐付けられて、配信対象として登録されているコンテンツを決定する。
コンテンツ配信手段55は、コンテンツ決定手段54により配信対象として決定されたコンテンツを、ユーザ端末5に対して送信する。
<動作>
図9〜図12は、本実施形態のコンテンツ配信プラットフォームシステム1の処理例を示すシーケンス図である。
(ユーザ情報の収集に係る処理)
図9を参照して、ユーザ情報収集系2のユーザ情報サーバ10により行われるユーザ情報の収集に係る処理について説明する。
まず、ユーザ端末5は、ユーザによりユーザ情報の入力を受け付け、入力されたユーザ情報をユーザ情報サーバ10に対して送信する。あるいは、サービスサーバ6は、ユーザの入力に基づいてユーザ端末5を介して取得したユーザ情報(サービス利用履歴情報など)をユーザ情報サーバ10に対して送信する。
ユーザ情報サーバ10のユーザ情報収集手段11は、ユーザ端末5から送信されたユーザ情報を受信し(ステップS11)、また、サービスサーバ6から送信されたユーザ情報を受信する(ステップS12)。
続いて、ユーザ情報収集手段11は、ステップS11またはステップS12において受信したユーザ情報をユーザデータベース20に登録する(ステップS13)。すなわち、受信したユーザ情報に応じて、ユーザ情報テーブル(図2)に、「ユーザID」、「属性情報」、「ログ情報」、「サービス利用履歴情報」といった各種項目の組を新たなレコードとして設定する。ユーザ情報サーバ10は、ステップS11〜S13を繰り返し行うことで、ユーザ情報を収集し、蓄積する。
(コンテンツ情報の収集に係る処理)
図10を参照して、コンテンツ収集系3のコンテンツサーバ30により行われるコンテンツ情報の収集に係る処理について説明する。
まず、入稿端末7は、コンテンツの提供主によりコンテンツ情報の入力を受け付け、入力されたコンテンツ情報をコンテンツサーバ30に対して送信する。
コンテンツサーバ30のコンテンツ収集手段31は、入稿端末7から送信されたコンテンツ情報を受信する(ステップS21)。続いて、コンテンツ収集手段31は、受信したコンテンツ情報をコンテンツデータベース40に登録する(ステップS22)。すなわち、受信したコンテンツ情報に応じて、入稿コンテンツテーブル(図5)に「コンテンツID」、「コンテンツ内容」、「コンテンツ本体」といった各種項目の組を、配信条件テーブル(図6)に「コンテンツID」、「配信条件ID」、「配信条件内容」といった各種項目の組を、それぞれ新たなレコードとして設定する。コンテンツサーバ30は、ステップS21およびステップS22を繰り返し行うことで、コンテンツ情報を収集し、蓄積する。
(コンテンツの配信に係る処理)
図11を参照して、配信サーバ50により行われるコンテンツの配信に係る処理について説明する。
まず、ユーザ端末5は、ユーザによる入力に基づいてコンテンツ配信リクエストを配信サーバ50に対して送信する。コンテンツ配信リクエストは、インターネットの標準プロトコルであるHTTPに従ったGETメソッドとリクエストURI(Uniform Resource Indicator)等を含むメッセージがユーザ端末5のブラウザから配信サーバ50のリクエスト受信手段53に送信されることで行われる。コンテンツ配信リクエストには、既にログイン済みである場合にはユーザID、セッションID等を示すURLパラメータが付加されている。
配信サーバ50のリクエスト受信手段53は、ユーザ端末5から送信されたコンテンツ配信リクエストを受信する(ステップS31)。
次に、配信サーバ50のコンテンツ決定手段54は、配信データベース60が有する配信対象リスト(図8)を参照し、コンテンツ配信リクエストに伴う「ユーザID」と一致する「ユーザID」が紐づけられた「コンテンツID」を読み出し、配信するコンテンツを決定する(ステップS32)。
次に、配信サーバ50のコンテンツ配信手段55は、決定したコンテンツを、HTTPのレスポンス等に従って、リクエストのあったユーザ端末5に対して送信する(ステップS33)。
そして、ユーザ端末5は、配信サーバ50のコンテンツ配信手段55からコンテンツを受信し、ブラウザにより表示する(ステップS34)。
(各サーバ間におけるAPIを介した情報の受け渡しに係る処理)
図12を参照して、各サーバ間におけるAPIを介した情報の受け渡しに係る処理について説明する。
(コンテンツサーバ30から他のサーバに対する情報の送信)
まず、コンテンツサーバ30から他のサーバに対する情報の送信に係る処理について説明する。
コンテンツサーバ30のコンテンツ送信手段32は、コンテンツデータベース40の配信条件テーブル(図6)を参照し、ユーザ情報サーバ10を含む他のサーバに対して、配信条件に関する情報を送信する(ステップS51)。すなわち、「配信条件ID」と「配信条件内容」を送信する。
上記ステップS51において、コンテンツ送信手段32は、コンテンツデータベース40が有する、配信条件に関する情報の送信先が記憶されているテーブル(図示を省略)を参照し、送信先のサーバを決定する。上記テーブルには、配信条件に関する情報を送信する対象となるサーバのアドレスが登録されており、その中の1つとして、ユーザ情報サーバ10のアドレスが含まれている。
なお、コンテンツサーバ30が他のサーバに対して情報を送信するタイミングとしては、たとえば、配信条件テーブル(図6)に未処理のフラグ(未だ送信を行っていない旨のデータ)が設定されているレコードが存在する場合や、予め定められた時間の到来などの周期的な場合のほか、外部ソース側からのリクエストを受けた場合などが挙げられる。
他方、ユーザ情報サーバ10の条件受信手段12は、コンテンツサーバ30から送信された配信条件に関する情報を受信し、選別条件情報として、ユーザデータベース20に登録する(ステップS52)。すなわち、受信した配信条件に関する情報に応じて、条件テーブル(図3)に、「条件ID」、「条件内容」といった各種項目の組を新たなレコードとして設定する。
また、コンテンツサーバ30のコンテンツ送信手段32は、コンテンツデータベース40の入稿コンテンツテーブル(図5)を参照し、配信サーバ50を含む他のサーバに対して、コンテンツ情報を送信する(ステップS53)。すなわち、「コンテンツID」、「配信条件ID」を送信する。
上記ステップS53において、コンテンツ送信手段32は、コンテンツデータベース40が有する、コンテンツ情報の送信先が記憶されているテーブル(図示を省略)を参照し、送信先のサーバを決定する。上記テーブルには、コンテンツ情報を送信する対象となるサーバのアドレスが登録されており、その中の1つとして、配信サーバ50のアドレスが含まれている。
他方、配信サーバ50のコンテンツ受信手段51は、コンテンツサーバ30から送信されたコンテンツ情報を受信し、配信対象のコンテンツ情報として、配信データベース60に登録する(ステップS54)。すなわち、受信したコンテンツ情報に応じて、配信コンテンツテーブル(図7)に、「配信コンテンツID」、「コンテンツ情報(コンテンツID、配信条件ID)」といった各種項目の組を新たなレコードとして設定する。このようにして、コンテンツサーバ30は、ステップS31およびステップS33を繰り返し行うことで、コンテンツ情報を他のサーバに対して提供する。
(ユーザ情報サーバ10から他のサーバ対する情報の送信)
続いて、ユーザ情報サーバ10から他のサーバに対する情報の送信に係る処理について説明する。
ユーザ情報サーバ10の対象ユーザ抽出手段13は、ユーザデータベース20が有する条件テーブル(図3)から未処理のフラグ(未だユーザの洗い出しを行っていない旨のデータ)が設定されている選別条件情報を読み出す。そして、ユーザデータベース20が有するユーザ情報テーブル(図2)を参照して、条件内容として規定されている情報(属性情報など)と合致するユーザ情報(属性情報など)を検索し、該当するユーザIDを対象ユーザとして抽出する(ステップS61)。
次に、ユーザ情報サーバ10の対象ユーザ抽出手段13は、対象ユーザとして抽出したユーザIDを、上記選別条件情報の条件IDと関連づけて、ユーザデータベース20に登録する(ステップS62)。すなわち、対象ユーザリスト(図4)に、「条件ID」、「ユーザID」といった各種項目の組を新たなレコードとして設定する。これにより、各条件について、その条件を満たす全てのユーザのリストが作成される。
次に、ユーザ情報サーバ10の対象ユーザ送信手段14は、ユーザデータベース20が有する対象ユーザリスト(図4)から未処理のフラグ(未だ送信していない旨のデータ)が設定されている対象ユーザを読み出し、配信サーバ50に対して送信する(ステップS63)。すなわち、「条件ID」と「ユーザID」の組が送信される。
次に、配信サーバ50の対象ユーザ受信手段52は、ユーザ情報サーバ10から送信された対象ユーザを受信し、配信データベース60に登録する(ステップS64)。すなわち、受信した対象ユーザに応じて、配信対象リスト(図8)に、「コンテンツID」、「ユーザID」といった各種項目の組を新たなレコードとして設定する。
より具体的には、対象ユーザ受信手段52は、配信データベースの配信コンテンツテーブル(図7)を参照し、対象ユーザとしてユーザIDとともに受信した「条件ID(配信条件IDを含む)」と一致する「配信条件ID」が紐づけられた「コンテンツID」を読み出す。そして、この「コンテンツID」に上記対象ユーザの「ユーザID」を紐づけて配信対象リストに登録する。
その結果、各コンテンツについて、そのコンテンツを配信する対象とする全てのユーザのリストが作成される。あるいは、各ユーザについて、そのユーザに対して配信する対象となる全てのコンテンツのリストが作成されることになる。
<総括>
以上説明したように、本実施形態のプラットフォームシステム1では、コンテンツ収集系3により収集されたコンテンツ情報が、コンテンツ配信系4およびユーザ情報収集系2に対して提供される。コンテンツ配信系4では、コンテンツ収集系3により提供されたコンテンツ情報を配信コンテンツとして保有する。
また、ユーザ情報収集系2では、コンテンツ収集系3により提供された配信条件を満たすユーザを洗い出す。そして、ユーザ情報収集系2により洗い出されたユーザが、配信対象ユーザとしてコンテンツ配信系4に対して提供される。
コンテンツ配信系4では、コンテンツ収集系3から提供されたコンテンツ情報と、ユーザ情報収集系2から提供された配信対象ユーザとを紐づけて管理することで、配信対象のコンテンツにつき、そのコンテンツを配信する対象とするすべてのユーザのリストを作成して保有することができる。
これにより、コンテンツ配信系4では、上記外部ソースを利用して作成されたリストを用いることで、配信リクエストのあったユーザの属性や履歴に応じて、配信するコンテンツを出し分けることができるようになる。つまり、コンテンツ配信系4は、ユーザ情報収集系2およびコンテンツ収集系3といった外部ソースから提供されるデータを利用することで、ユーザの個性に応じたコンテンツの配信を実現することができる。
このように、本実施形態のプラットフォームシステム1では、ネットワーク上にそれぞれ設けられている既存のサーバ装置およびデータベースを変更することなく、その相互利用を実現するためのデータの受け渡しを可能とする。これにより、既存の各サーバ装置にそれぞれ汎用性を持たせたまま、各サーバ装置間の連携を可能にする統一的な仕組みを実現することができる。つまり、ネットワーク上にそれぞれ設けられている各サーバ装置の個々の機能や情報資源を有機的に統合し、相互利用を図ることで、ユーザの個性に応じたコンテンツの配信を実現することができるので、汎用性および拡張性を向上させたシステムを提供することができる。
以上、本発明の好適な実施形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 コンテンツ配信プラットフォームシステム
2 ユーザ情報収集系
3 コンテンツ収集系
4 コンテンツ配信系
5 ユーザ端末
6 サービスサーバ
7 入稿端末
10 ユーザ情報サーバ
11 ユーザ情報収集手段
12 条件受信手段
13 対象ユーザ抽出手段
14 対象ユーザ送信手段
20 ユーザデータベース
30 コンテンツサーバ
31 コンテンツ収集手段
32 コンテンツ送信手段
40 コンテンツデータベース
50 配信サーバ
51 コンテンツ受信手段
52 対象ユーザ受信手段
53 リクエスト受信手段
54 コンテンツ決定手段
55 コンテンツ配信手段
60 配信データベース

Claims (3)

  1. ユーザ端末からユーザの情報を収集するユーザ情報サーバと、入稿端末からコンテンツを収集するコンテンツサーバと、コンテンツをユーザ端末に対して配信するコンテンツサーバと、をネットワーク上で連携させて、ユーザに応じてコンテンツを出し分け配信するプラットフォームシステムであって、
    前記ユーザ情報サーバは、
    ユーザ端末から情報を収集するユーザ情報収集手段と、
    ユーザを選別するための条件を受信する条件受信手段と、
    前記収集された情報を参照し、前記受信された条件を満たすユーザを対象ユーザとして抽出する対象ユーザ抽出手段と、
    前記抽出した対象ユーザを送信する対象ユーザ送信手段と、を有し、
    前記コンテンツサーバは、
    コンテンツおよびこれに関連づけられた配信条件を含むコンテンツ情報を入稿端末から収集するコンテンツ収集手段と、
    前記収集されたコンテンツ情報を送信する送信手段と、を有し、
    前記配信サーバは、
    ユーザ端末からコンテンツの配信に係るリクエストを受信するリクエスト受信手段と、
    コンテンツおよびそのコンテンツを配信する対象ユーザを受信する受信手段と、
    前記リクエストを受信したユーザ端末のユーザが前記対象ユーザである場合、該当するコンテンツをそのユーザ端末に配信するコンテンツ配信手段と、を有し、
    前記コンテンツサーバから前記ユーザ情報サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれる配信条件が送信され、
    前記コンテンツサーバから前記配信サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツが送信され、
    前記ユーザ情報サーバから前記配信サーバに対して前記対象ユーザが送信されるように、前記各サーバを連携させて構成したことを特徴とするプラットフォームシステム。
  2. 前記ユーザ情報サーバは、前記対象ユーザ送信手段により前記抽出した対象ユーザをAPIを介して外部に対して送信し、一方で、前記配信サーバは、前記受信手段により前記対象ユーザ送信手段により送信される対象ユーザをAPIを介して受信し、
    前記コンテンツサーバは、前記送信手段により前記収集されたコンテンツ情報をAPIを介して外部に対して送信し、その一方で、前記配信サーバは、前記受信手段により前記送信手段により送信されるコンテンツ情報に含まれるコンテンツをAPIを介して受信し、また、前記ユーザ情報サーバは、前記条件受信手段により前記送信手段により送信されるコンテンツ情報に含まれる配信条件をAPIを介して受信することを特徴とする請求項1に記載のプラットフォームシステム。
  3. ユーザ端末からユーザの情報を収集するユーザ情報サーバと、入稿端末からコンテンツを収集するコンテンツサーバと、コンテンツをユーザ端末に対して配信するコンテンツサーバと、をネットワーク上で連携させて、ユーザに応じてコンテンツを出し分け配信するプラットフォームシステムの構築方法であって、
    前記ユーザ情報サーバは、
    ユーザ端末から情報を収集するユーザ情報収集ステップと、
    ユーザを選別するための条件を受信する条件受信ステップと、
    前記収集された情報を参照し、前記受信された条件を満たすユーザを対象ユーザとして抽出する対象ユーザ抽出ステップと、
    前記抽出した対象ユーザを送信する対象ユーザ送信ステップと、を実行し、
    前記コンテンツサーバは、
    コンテンツおよびこれに関連づけられた配信条件を含むコンテンツ情報を入稿端末から収集するコンテンツ収集ステップと、
    前記収集されたコンテンツ情報を送信する送信ステップと、を実行し、
    前記配信サーバは、
    ユーザ端末からコンテンツの配信に係るリクエストを受信するリクエスト受信手段と、
    コンテンツおよびそのコンテンツを配信する対象ユーザを記憶する記憶ステップと、
    前記リクエストを受信したユーザ端末のユーザが前記対象ユーザである場合、該当するコンテンツをそのユーザ端末に配信するコンテンツ配信ステップと、を実行し、
    前記コンテンツサーバから前記ユーザ情報サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれる配信条件が送信され、
    前記コンテンツサーバから前記配信サーバに対して前記コンテンツ情報に含まれるコンテンツが送信され、
    前記ユーザ情報サーバから前記配信サーバに対して前記対象ユーザが送信されるように、前記各サーバを連携させて構成することを特徴とするプラットフォームシステムの構築方法。
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