JP2011002577A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー帯電量の急激な変動を抑え、常時安定した濃度で印刷することができるようにする。
【解決手段】像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成装置であって、印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析手段と、前記印刷ジョブ解析手段による解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換え手段とを有する。印刷順序入換え手段は、印刷ジョブ解析手段により解析された印刷するときのトナー消費量順に印刷ジョブの画像データの印刷順序を入換える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式あるいは静電記録方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関するものである。
一般に、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキャリア粒子とを主成分とした2成分現像剤が用いられている。特に、フルカラーやマルチカラー画像を形成するカラー画像形成装置においては、多くの現像装置が2成分現像剤を使用している。周知のように、この2成分現像剤のトナー濃度(すなわち、キャリア粒子及びトナー粒子の合計重量に対するトナー粒子重量の割合)は、画像品質を安定化させる上で極めて重要な要素になっている。
2成分現像剤のトナー粒子は現像時に消費されることで、トナー濃度が変化する。このため、現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を検出する現像剤濃度検知手段と、検知された信号に応じて現像装置にトナーの補給を行う制御手段とから構成された現像剤濃度制御装置を設けた方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような方法によれば、2成分現像剤のトナー濃度を一定に制御することができる。
しかし、特許文献1に開示された方法では、印刷する画像を所望の濃度で印刷することができない場合がある。この主な要因として、トナー帯電量が挙げられる。トナー帯電量は、画像品質を安定させる上で、もう一つの重要な要素である。すなわち、電子写真方式や静電記録方式は、静電気力を用いて画像を作像するために、トナー帯電量が変動すると画像の濃度が変動してしまう。
トナー帯電量が変動する要因に画像形成装置の設置環境の温度・湿度や、長期間の使用によるキャリアの経年劣化が知られている。
更に、トナー帯電量が変動する要因として、トナー消費量の変化が挙げられる。ここで、図12を参照して、攪拌によるトナー帯電量の変化例について説明する。図12は、攪拌したときの摩擦時間とトナー帯電量との関係を示す図である。図12に示すように、摩擦時間が長くなるに応じて、トナー帯電量が増える。したがって、長時間消費されず現像装置の現像器内で攪拌され、キャリアと擦れ合ったトナーは、帯電量が増えてしまう。
次に、図13、図14、図15を参照して、時間(枚数)に対するトナー消費量、トナー補給量及びトナー帯電量の変化例について説明する。図13は、時間(枚数)に対する1枚毎のトナー消費量を示す図である。図13では、1〜20枚目を印刷するときの1枚毎のトナー消費量が2T(g)であり、20〜40枚目を印刷するときの1枚毎のトナー消費量がT(g)である。また、図14は、時間(枚数)に対する1枚毎のトナー補給量を示す図である。図14に示すように、図13において消費されたトナー量だけ補給される。また、図15は、時間(枚数)に対する1枚毎のトナー帯電量を示す図である。図15に示すように、印刷ジョブが投入される前では、トナーが十分攪拌されたものとしてトナー帯電量が9Q(μC/g)である。次に、印刷ジョブを実行すると、現像器内に新しい十分に摩擦帯電されていないトナーが入るため、徐々にトナー帯電量が下がり、3Q(μC/g)近辺で収束する。また、図15に示すように、トナー消費量及びトナー補給量が低くなる20枚目以降は、補給されるトナーと現像器内に残存するトナーとのバランスが変わるため、徐々にトナー帯電量が上がり7Q(μC/g)近辺で収束する。
このように、トナー濃度や出力環境の条件を一定に制御しても、印刷する画像データによってトナー帯電量が変動することがあるため、トナー帯電量の変動に対応して画像の濃度も変動し、所望の濃度で印刷することができない場合がある。これを解決する方法として、現像した画像の濃度を検知して所望の値より濃度が低ければトナーを補給する方法がある。また、トナーの補給制御ではなく、画像信号の濃度階調補正をする方法もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−303280号公報 特開2000−238341号公報
しかしながら、現像した画像の濃度を検知してトナーを補給する方法では、トナーの補給を行ってから実際の画像の濃度に影響がでるまで、トナーの搬送等による遅れが生じる。このため、特にトナー帯電量が急激に変動する場合において、トナーの搬送等により遅れる時間内で印刷される画像は、所望の濃度で印刷することができない。
また、画像信号の濃度階調補正をする方法も、特にトナー帯電量が急激に変動する場合においては、機器の制御性能が十分でなければ濃度を制御することができないという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、トナー帯電量の急激な変動を抑え、常時安定した濃度で印刷することができるようにする。
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成装置であって、印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析手段と、前記印刷ジョブ解析手段による解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換え手段とを有することを特徴とする。
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成方法であって、印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析ステップと、前記印刷ジョブ解析ステップによる解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換えステップとを有することを特徴とする。
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成するコンピュータに、印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析ステップと、前記印刷ジョブ解析ステップによる解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換えステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、トナー帯電量が急激に変動することを印刷ジョブから解析し、印刷ジョブの印刷順序を入換えることで、トナー帯電量の急激な変動を抑え、常時安定した濃度で印刷することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係るプリンタエンジンの構成を示す図である。 画像形成装置の動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る印刷ジョブ出力順序入換え部の動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る印刷ジョブ解析結果の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷ジョブ印刷順序入換え結果の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るトナー帯電量の変化の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷ジョブ出力順序入換え部の動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る印刷ジョブ解析結果の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷ジョブ出力順序入換え結果の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る印刷ジョブ出力順序入換え結果の一例を示す図である。 攪拌によるトナー帯電量の変化の一例を示す図である。 時間(枚数)に対する1枚毎のトナー消費量の関係を示す図である。 時間(枚数)に対する1枚毎のトナー補給量を示す図である。 時間(枚数)に対する1枚毎のトナー帯電量を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。
画像形成装置は、感光体、誘電体等の像担持体上に電子写真方式、静電記録方式等によって静電潜像を形成し、この静電潜像の階調特性を補正可能であり、この静電潜像を現像剤の補給を伴う現像装置によって現像し、可視画像を形成する構成のものであればよい。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
画像形成装置10は、プリンタコントローラ1、プリンタエンジン2、制御部3を含んで構成されている。
プリンタコントローラ1は、図示しないCPU、RAM、ROM等から構成される、いわゆるコンピュータである。プリンタコントローラ1は、画像データ、印刷枚数、出力順序、網点やカラープロファイル等のデータで構成される印刷ジョブを受取り、印刷ジョブの解析、印刷ジョブの印刷順序の入換えを行う。また、プリンタコントローラ1は、プリンタエンジン2に対して、制御命令や情報の送受信及び画像データの送信を行う。
図1に示すように、プリンタコントローラ1は、その機能構成として、印刷ジョブ格納部101、印刷ジョブ解析部102、印刷ジョブ印刷順序入換え部103とを含んで構成される。この機能構成は、プリンタコントローラ1のCPUが、ROM等に格納されたプログラムを実行することにより実現する。
印刷ジョブ格納部101は、入力された印刷ジョブを格納する。印刷ジョブ解析部102は、印刷ジョブ格納部101に格納された印刷ジョブを解析する。印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、印刷ジョブ解析部102が解析した印刷ジョブの解析結果に基づき、印刷ジョブの印刷順序を入換える。
プリンタエンジン2は、プリンタエンジン制御部201、各デバイス202、各センサ203を含んで構成される。プリンタエンジン制御部201は、プリンタコントローラ1からの入力や各センサ203からの情報に応じて、各デバイス202の制御を行う。各デバイス202は、像担持体や紙搬送系の駆動に用いるモータ等である。各センサ203は、温湿度センサ及び濃度センサ等である。
制御部3は、図示しないハードディスクドライブ、コンピュータ、サーバ、ネットワーク等とのインターフェースを有し、プリンタコントローラ1に対して、印刷ジョブの入力を行う。
次に、図2を参照して、図1におけるプリンタエンジンの詳細な構成について説明する。プリンタエンジン2は、プリンタエンジン制御部201、感光ドラム402、帯電器403、レーザスキャナ404、現像器405、ホッパー406、転写器407、定着器408、排紙トレイ410、温湿度センサ413、濃度センサ415を含んで構成される。
感光ドラム402は、帯電、露光、現像、転写の際に用いられる、いわゆる像担持体である。帯電器403は、感光ドラム402に対して、帯電を行う。レーザスキャナ404は、印刷する画像データに合わせて半導体レーザを駆動し、図示しないポリゴンミラーにて感光ドラム402上を走査して潜像を記録する。現像器405は、感光ドラム402上に記録された潜像上にトナーを現像する。ホッパー406は、プリンタコントローラ1に入力された印刷ジョブ内の画像データに応じて、現像器405にトナーを補給する。
転写器407は、感光ドラム402上のトナーを紙等の記録媒体に転写する。定着器408は、記録媒体に転写したトナー像を熱と圧力とによって定着させる。ソータ409は、出力する記録媒体をソートする。排紙トレイ410は、画像データが印刷された記録媒体を出力するトレイである。温湿度センサ413は、現像器405内部の温度、湿度を測定する。現像スリーブ414は、感光ドラム402にトナーを搬送する。濃度センサ415は、感光ドラム402上に現像したパッチの濃度を測定する。
なお、本実施形態では、説明を簡単にするために、単一の画像形成ステーション(感光ドラム402、帯電器403、現像器405等を含む)のみについて図示している。しかしながら、画像形成装置は、カラー画像形成装置であってもよい。カラー画像形成装置の場合、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対する画像形成ステーションが転写器407上にその移動方向に沿って順次配列されているものがある。また、1つの感光ドラム402の周囲に各色の現像器405が周囲に沿って配列されているものがある。また、回転可能な筐体に各色の現像器405を配置されているようなものがある。このようなカラー画像形成装置では、所望の現像器405を感光ドラム402に対向させ、所望の色の現像を行う。
次に、図3のフローチャートを参照して、画像形成装置の動作処理について説明する。
なお、本実施形態では連続印刷時の濃度安定性について説明するため、画像形成装置10は、一定以上の印刷ジョブ(複数枚の画像データ)を蓄積した状態から印刷処理を行うものとする。
まず、ステップS301では、プリンタコントローラ1は、制御部3から入力された印刷ジョブを受取り、印刷ジョブ格納部101に格納する。印刷ジョブは、画像データ、印刷枚数、出力順序、網点やカラープロファイルといった各種設定等から構成される。
次に、ステップS302では、印刷ジョブ解析部102は、印刷ジョブ格納部101に格納されている印刷ジョブの内容を解析する。この処理は、印刷ジョブ解析手段による処理の一例に対応する。ここでは、印刷ジョブ解析部102は、ステップS301で受取った印刷ジョブに含まれる出力順序で、1枚毎の画像データを印刷するときの所定量を算出する。所定量とは、画像データを印刷するときのトナー消費量、平均画素の量(平均画素値)及び画像Dutyの量(画像Duty値)の何れか一つをいう。なお、以下では、所定量としてトナー消費量を取り上げて説明する。
印刷ジョブ解析部102が、トナー消費量を算出する場合、上述した印刷ジョブの画像データに含まれる平均画素値に基づいて、トナー消費量を算出する。ここでは、トナーは、画像データの平均画素値に比例して消費されるものとする。なお、印刷ジョブ解析部102が1枚毎の画像データのトナー消費量を算出する方法は、この方法に限定されるものではなく、画像データの他の情報に基づいて、トナー消費量を算出してもよい。
ここで、平均画素値の小さい画像データを低Duty画像といい、平均画素値の大きい画像データを高Duty画像という。高Duty画像は、低Duty画像に比べてトナーを多く消費するものとする。また、本実施形態では、トナー濃度及び現像器内の総トナー量は、一定であるものとする。すなわち、画像データを印刷した後、現像でトナーを消費した分だけトナー補給を行う。
次に、ステップS303では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS302での印刷ジョブの解析結果に基づいて、印刷ジョブの印刷順序を入換える。この処理は、印刷順序入換え手段による処理の一例に対応する。なお、印刷ジョブ印刷順序入換え部103の詳細な動作処理については後述する。
次に、ステップS304では、プリンタコントローラ1は、印刷ジョブに基づいて、プリンタエンジン制御部201に印刷要求を行う。プリンタエンジン制御部201は、印刷可能であればプリンタコントローラ1に印刷可能であることを示す信号を送信する。プリンタコントローラ1は、印刷可能であることを示す信号を受信すると、ビデオ信号を形成し、プリンタエンジン制御部201に送信する。同時に、プリンタコントローラ1は、印刷ジョブ印刷順序入換え部103で印刷順序を入換えた印刷ジョブ及び印刷順序を入換える前の出力順序データをプリンタエンジン制御部201に送信する。
次に、プリンタエンジン制御部201は、印刷ジョブ等を受取り、レーザスキャナ404や感光ドラム402、紙搬送系等の各デバイス202を制御して、記録媒体に画像データを印刷する。この処理は、印刷処理手段による処理の一例に対応する。
次に、ステップS305では、プリンタエンジン制御部201は、印刷順序を入換える前の出力順序データに基づいて、ソータ409を制御し、入力された出力順序になるように排紙トレイ410に記録媒体を出力する。この処理は、ソート手段による処理の一例に対応する。
次に、図4のフローチャートを参照して、印刷ジョブ印刷順序入換え部の動作処理について説明する。このフローチャートは、上述した図3に示すフローチャートのステップS303に対応する。
まず、ステップS501では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、印刷ジョブ解析部102から解析結果を受取る。上述したように印刷ジョブの解析結果とは、ここでは印刷ジョブの1枚毎の画像データのトナー消費量である。
次に、ステップS502では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS501において、受取った印刷ジョブの解析結果に基づいて、印刷ジョブの印刷順序をトナー消費量順(所定量順)、ここではトナー消費量が低い順に入換える。ここで、図5及び図6を参照して、トナー消費量が低い順に印刷ジョブを入換える動作処理について説明する。
図5は、ステップS501において、印刷ジョブ印刷順序入換え部103が受取った印刷ジョブの解析結果の一例をグラフにした図である。図5に示すように、印刷ジョブの解析結果によれば、1枚毎のトナー消費量は出力順序に関わらず高かったり低かったりする。
一方、図6は、ステップS502において、印刷ジョブ印刷順序入換え部103が印刷ジョブの解析結果に基づいて、印刷ジョブの印刷順序を入換えた結果の一例をグラフにした図である。図6に示すように、トナー消費量が低い順に印刷ジョブが入換えられる。
なお、ステップS502では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、印刷ジョブの印刷順序をトナー消費量の低い順に入換えたが、トナー消費量の高い順に入換えてもよい。
次に、図4のフローチャートに戻り、ステップS503では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS502において、印刷順序を入換えた印刷ジョブをプリンタエンジン制御部201に送信する。この後、図3のフローチャートのステップS304で説明したように、入換えられた印刷順序に基づいて、画像データを記録媒体に印刷する。また、ステップS305で説明したように、印刷された記録媒体が入力された出力順序で出力されるようにソートを行う。
ここで、例えば、現像器405内のトナー消費量が急激に消費されると、消費した分、現像器405内には、十分に摩擦帯電されていない新しいトナーが補給されるために、トナー帯電量が変動する。そのため、従来では、トナー帯電量の変動に対応して画像の濃度も変わり、所望の濃度で印刷することができなかった。また、画像信号の濃度階調補正をする場合では、トナー帯電量の変動が大きく、濃度安定化制御ができなかった。
しかしながら、本実施形態では、印刷ジョブの解析結果に基づいて、1枚毎の画像データのトナー消費量を予測し、印刷ジョブの印刷順序をトナー消費量順に入換えることで、トナー帯電量の変化を抑えることが可能である。したがって、従来の画像信号の濃度階調補正を適宜行うことで、所望の濃度で印刷することが可能である。
ここで、図7を参照して、本実施形態におけるトナー帯電量とトナー消費量順に入換えた印刷ジョブとの関係について説明する。図7に示す実線は、トナー帯電量の変化を示している。また、図7に示す破線は、トナー消費量順に印刷順序を入換えた印刷ジョブを示している。図7に示すように、印刷ジョブをトナー消費量順に入換えることにより、トナー帯電量の変化を抑えることが可能である。
このように、本実施形態では、トナー帯電量が急激に変動することを印刷ジョブの解析から予測し、印刷ジョブの印刷順序を入換えることで、トナー帯電量の急激な変動を抑え、常時安定した濃度で画像データを印刷することができる。なお、本実施形態では、温度、湿度等の環境は変動しないものとして説明したが、変動した場合においても発明の本質に関わるものではない。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103において、トナー消費量順に印刷順序を入換え、トナー帯電量の急激な変動を抑える場合について説明した。本実施形態では、複数枚で平均的にトナーを消費する印刷順序に入換え、トナー帯電量の急激な変動を抑える方法について説明する。なお、画像形成装置の構成は、第1の実施形態で説明した図1及び図2に示す構成と同様である。また、画像形成装置の動作処理のうち、図3に示す動作処理は同様である。
次に、図8のフローチャートを参照して、本実施形態に係る印刷ジョブ印刷順序入換え部の動作処理について説明する。このフローチャートは、上述した図3に示すフローチャートのステップS303に対応する。
まず、ステップS601では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、印刷ジョブ解析部102から解析結果を受取る。ここで、印刷ジョブの解析結果とは、印刷ジョブ中の1枚毎の画像データのトナー消費量である。
次に、ステップS602では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS601において、受取った印刷ジョブの解析結果に基づいて、印刷ジョブの順序をトナー消費量、ここではトナー消費量が低い順に入換える。なお、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、印刷ジョブの順序をトナー消費量の低い順に入換えたが、トナー消費量の高い順に入換えてもよい。
次に、ステップS603では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、トナー消費量順に入換えた印刷ジョブにおいて、前後の画像データの間のトナー消費量を比較する。より具体的には、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、トナー消費量順に入換えた印刷ジョブにおいて、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとのトナー消費量の差を算出する。この処理は、算出手段による処理の一例に対応する。
続いて、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、算出したトナー消費量の差が、予め設定したトナー消費量(設定値)より大きいか否かを判定する。この処理は、判定手段による処理の一例に対応する。印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、算出したトナー消費量の差が予め設定した設定値より大きいと判定した場合、ステップS604に処理を進める。
ステップS604では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとの間でトナー帯電量に変動があると判断し、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとに異なる画像データラベルを付ける。
一方、ステップS603において、印刷ジョブ印刷順序入換え部103が、算出したトナー消費量の差が予め設定した設定値より大きくないと判定した場合、ステップS605に処理を進める。
次に、ステップS605では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとの間でトナー帯電量の変動が大きくないと判定し、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとに同じ画像データラベルを付ける。
次に、ステップS606では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS603の処理を印刷ジョブの全画像データに対して行ったか否かを判定する。全画像データに対して行った場合、ステップS607に処理を進める。一方、全画像データに対して行っていない場合、ステップS603に処理を戻す。
ここで、印刷ジョブ印刷順序入換え部103が、図6に示すようなトナー消費量順に入換えた印刷ジョブに対して、ステップS603からステップS606までの処理を行ったときの結果をグラフにした図9を参照して説明する。図9に示すように、入換えられた印刷ジョブの1枚目から50枚目までの画像データは、トナー消費量の差が予め設定した設定値より大きくないため、低トナー消費量画像データとして同じ画像データラベルが付けられている。また、50枚目と51枚目との画像データは、トナー消費量の差が予め設定した設定値より大きいため、異なるデータ画像データラベルが付けられている。また、51枚目から100枚目までの画像データは、トナー消費量の差が予め設定した設定値より大きくないため、高トナー消費量画像データとして同じ画像データラベルが付けられている。つまり、図9に示す印刷ジョブは、1枚目から50枚目までが低トナー消費量画像データであり、51枚目から100枚目までが高トナー消費量画像データとなる。
図8に示すフローチャートに戻り、ステップS607では、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、ステップS603からステップS606までの処理を行った結果から、印刷順序を複数枚で平均的にトナーを消費するような印刷順序に入換える。この処理は、印刷順序入換え手段による処理の一例に対応する。
次に、ステップS608では、印刷ジョブ出力入換え部103は、ステップS607において、印刷順序が入換えられた印刷ジョブをプリンタエンジン制御部201に送信する。
ここで、上述したステップS607までの処理を行ったときの結果の一例について図10に示す。ここでは、印刷ジョブ印刷順序入換え部103が、画像データのトナー消費量が平均して同じ量になるように、複数枚の画像データを組み合わせ、組み合わせた画像データ毎に印刷されるように印刷順序を入換える。すなわち、図10に示すように、例えば4枚の画像データのトナー消費量が同じ量になるように複数の画像データの組み合わせA1、A2・・ANを生成する。そして、組み合わせ毎に印刷されるように、印刷順序を入換える。なお、各組み合わせA1、A2・・ANには、高トナー消費量画像データと低トナー消費量画像データとを含めるようにする。このように印刷順序を入換えることで、トナー消費量が複数枚の画像データの組み合わせ単位で平均され、急激なトナー帯電量の変動を抑えることができる。なお、ここでは、4枚の画像データを組み合わせる場合について説明したが、この場合に限られない。トナー帯電量の変動を抑える範囲内で、複数枚の画像データを組み合わせることができる。
なお、上述したステップS607では、複数枚の画像データを組み合わせ、組み合わせ毎に印刷されるように、印刷順序を入換える場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、ステップS607において、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、異なる画像データラベルが付けられた画像データが交互になるように、印刷順序を入換えてもよい。すなわち、図11に示すように、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、高トナー消費量画像データと低トナー消費量画像データとが複数枚毎又は1枚毎に交互になるように印刷順序を入換えてもよい。このように印刷順序を入換えることでも、トナー消費量が複数枚の画像データの組み合わせ単位で平均されるため、急激なトナー帯電量の変動を抑えることができる。
また、上述したステップS607の処理までに、全画像データにおいて同じ画像データラベルが付けられている場合、すなわち全ての前後の画像データの間でトナー消費量の差が予め設定した設定値より大きくない場合がある。この場合、印刷ジョブ印刷順序入換え部103は、第1の実施形態で説明したように、印刷ジョブの印刷順序をトナー消費量順に入換えればよい。
また、本実施形態では、N−1枚目の画像データとN枚目の画像データとのトナー消費量の差を予め設定した設定値より大きいか否かの判定をする場合について説明した。しかしながら、例えば、トナー消費量毎に差分値を記述したLUT(ルックアップテーブル)ファイルを用いてもよい。
また、第1、第2の実施形態では、画像データ1枚毎のトナー消費量に基づいて、印刷順序を入換える場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、画像データ1枚毎の平均画素値又は画像Duty値に基づいて、印刷順序を入換えてもよい。
このように、トナー帯電量が急激に変動することを印刷ジョブの解析から予測し、印刷ジョブの印刷順序を入換えることで、トナー帯電量の急激な変動を抑え、常時安定した濃度で画像データを印刷することができる。
上述した本発明の実施形態における画像形成装置を構成する各手段、並びに画像形成方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に格納されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
1 プリンタコントローラ
2 プリンタエンジン
3 制御部
10 画像形成装置
101 印刷ジョブ格納部
102 印刷ジョブ解析部
103 印刷ジョブ出力順序入換え部
201 プリンタエンジン制御部
202 各デバイス
203 各センサ
402 感光ドラム
403 帯電器
404 レーザスキャナ
405 現像器
406 ホッパー
407 転写器
408 定着器
409 ソータ
410 排紙トレイ
413 温湿度センサ
415 濃度センサ

Claims (11)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成装置であって、
    印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析手段と、
    前記印刷ジョブ解析手段による解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換え手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷順序入換え手段は、前記印刷ジョブ解析手段により解析された印刷するときの所定量順に前記印刷ジョブの画像データの印刷順序を入換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷順序入換え手段は、前記印刷ジョブ解析手段により解析された印刷するときの所定量に基づいて、印刷するときの所定量が平均するように、前記印刷ジョブの複数の画像データを組み合せ、組み合わせ毎に印刷されるように印刷順序を入換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷順序入換え手段は、前記印刷ジョブ解析手段により解析された印刷するときの所定量に基づいて、前記所定量が高い画像データと低い画像データとが複数枚毎又は1枚毎に交互に印刷されるように印刷順序を入換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 所定量順に前記印刷ジョブの画像データを入換え、前後の画像データにおける所定量の差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された所定量の差が設定値より大きいか否かを判定する判定手段とを更に有し、
    前記判定手段により前記所定量の差が設定値より大きいと判定された場合、前記印刷順序入換え手段により、印刷順序を入換えることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 所定量順に前記印刷ジョブの画像データを入換え、前後の画像データにおける所定量の差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された所定量の差が設定値より大きいか否かを判定する判定手段とを更に有し、
    前記判定手段により前記所定量の差が設定値より大きくないと判定された場合、
    前記印刷順序入換え手段は、前記印刷ジョブ解析手段により解析された印刷するときの所定量順に前記印刷ジョブの画像データの印刷順序を入換えることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷ジョブ解析手段は、前記所定量として、トナー消費量、平均画素の量及び画像Dutyの量の少なくとも何れか1つを解析することを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記印刷ジョブ解析手段は、前記印刷ジョブの画像データに含まれる情報に基づいて、前記所定量を解析することを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷順序入換え手段により入換えられた印刷順序に基づいて、前記印刷ジョブの画像データを印刷する印刷処理手段と、
    前記印刷処理手段により画像データが印刷された記録媒体を、前記印刷順序入換え手段により前記印刷ジョブの印刷順序を入換える前の順序にソートして出力するソート手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成する画像形成方法であって、
    印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析ステップと、
    前記印刷ジョブ解析ステップによる解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換えステップと
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  11. 像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視画像を形成するコンピュータに、
    印刷ジョブの内容を解析する印刷ジョブ解析ステップと、
    前記印刷ジョブ解析ステップによる解析結果に基づいて、前記印刷ジョブの印刷順序を入換える印刷順序入換えステップと
    を実行させるためのプログラム。
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