JP2011001940A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関始動時において早期に燃料噴射制御を可能にする。
【解決手段】噴孔と、ニードル弁13と、内部の噴射燃料によってニードル弁13を開弁方向に付勢するノズル室17と、内部の作動油によってニードル弁13を閉弁方向に付勢する圧力制御室16と、圧力制御室16に作動油を供給する作動油供給路と、作動油排出路と、作動油排出路への作動油の流れを制御する制御弁とを有する燃料噴射弁を具備し、予め定められた所定圧力以上で供給された作動油による圧力制御室16内の内部圧力aを制御弁25により制御してニードル弁13のリフトを制御する燃料噴射装置において、蓄圧部から供給される作動油が所定圧力よりも小さい機関始動時には、圧縮行程であって予め定められた開弁圧力到達時期以前に制御弁25を開弁して圧力制御室16内の内部圧力aを低下させる。
【選択図】図2

Description

本発明は内燃機関の燃料噴射装置に関する。
内燃機関の運転を利用して駆動するように構成された燃料ポンプによって蓄圧室に高圧燃料を圧送し、高圧燃料を燃料噴射弁から各気筒内に噴射するようにした内燃機関の燃料噴射装置が公知である(特許文献1)。
ところで、特許文献1の燃料噴射装置とは異なるタイプの内燃機関の燃料噴射装置として、ニードル弁と噴孔との間に形成されたノズル室内の噴射燃料の内部圧力による付勢力及び燃焼室内の圧力による付勢力の合力によりニードル弁の開弁方向に作用する開弁力と、ニードル弁のノズル室とは反対側の端面によって形成される圧力制御室内の作動油の内部圧力による付勢力及びスプリングの付勢力の合力によりニードル弁の閉弁方向に作用する閉弁力との均衡を制御することによって、燃料噴射の制御を行う内燃機関の燃料噴射装置がある。このタイプの燃料噴射装置では、ノズル室内の内部圧力を一定にし、圧力制御室内の内部圧力を制御することによって、燃料噴射の制御を行っている。
特開平5−209523号公報 実開平1−99967号公報 特開2006−37792号公報
しかし、燃料ポンプが内燃機関の運転を利用して駆動するように構成されているため、機関始動時はノズル室内及び圧力制御室内の内部圧力が低く、その結果、所定の圧力が得られるまではニードル弁に作用する開弁力と閉弁力とが均衡せず、適切な燃料噴射制御ができないという問題がある。そのため、所定の内部圧力が得られるようになるまで、始動時間が長くなるという問題がある。
そこで本発明は、機関始動時において早期に燃料噴射制御を可能にする内燃機関の燃料噴射装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明によれば、機関燃焼室内に向けて燃料を噴射する噴孔と、該噴孔を開閉するニードル弁と、内部の噴射燃料によって前記ニードル弁を開弁方向に付勢するノズル室と、内部の作動油によって前記ニードル弁を閉弁方向に付勢する圧力制御室と、作動油を供給する蓄圧部から前記圧力制御室に作動油を供給する作動油供給路と、前記圧力制御室内の作動油を排出する作動油排出路と、該作動油排出路への作動油の流れを制御する制御弁であって、燃料を噴射すべきときには開弁し前記圧力制御室内の内部圧力を低下させ、燃料を噴射すべきでないときには閉弁し前記圧力制御室内の内部圧力を蓄圧する制御弁とを有する燃料噴射弁を具備し、予め定められた所定圧力以上で供給された作動油による前記圧力制御室内の内部圧力を前記制御弁により制御して前記ニードル弁のリフトを制御する燃料噴射装置において、前記蓄圧部から供給される作動油が前記所定圧力よりも小さい機関始動時には、圧縮行程であって予め定められた開弁圧力到達時期以前に前記制御弁を開弁して前記圧力制御室内の内部圧力を低下させることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置が提供される。
すなわち、請求項1に記載の発明では、ノズル室内及び圧力制御室内の内部圧力の低い機関始動時であっても、圧縮行程であって予め定められた開弁圧力到達時期以前に制御弁を開弁して圧力制御室内の内部圧力による付勢力を減少させ、ノズル室内の内部圧力による付勢力及び燃焼室内の圧力による開弁方向の付勢力を利用することによって、ニードル弁を開弁させ、早期の燃料噴射制御を可能にしている。
また、請求項2に記載の発明によれば請求項1に記載の発明において、前記機関始動時には、膨張行程で前記制御弁を閉弁して前記圧力制御室内の内部圧力を蓄圧することを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置が提供される。
すなわち、請求項2に記載の発明では、膨張行程で制御弁を閉弁させ、内燃機関の運転によって直前の圧縮行程よりも高くなった圧力制御室の内部圧力を利用してニードル弁を閉弁し、燃料の過噴射を防止している。また、制御弁の開弁期間を最小限にし、本制御を行った場合でも速やかにノズル室内及び圧力制御室内の内部圧力を高めることが可能となる。
各請求項に記載の発明によれば、機関始動時において早期に燃料噴射制御が可能になるという効果を奏する。
本発明の燃料噴射装置の概略図である。 制御弁の制御と内部圧力との関係を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明をコモンレール式燃料噴射装置に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、本発明の燃料噴射装置の概略図である。本実施形態の燃料噴射装置は、燃料ポンプによって燃料タンクから高圧燃料が供給されるコモンレール(燃料蓄圧部)1と、コモンレール1から高圧燃料が供給され且つ機関燃焼室(図示せず)内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁2と、噴射すべき燃料を貯留する燃料タンク(燃料回収部)3とを有する。通常運転時、コモンレール1内の圧力はリリーフ弁(図示せず)により所定の圧力に保持される。
燃料噴射弁2は、図1に示したように、先端に噴孔11を有する筒状のノズルボディ12と、このノズルボディ12の内部にそれと同軸で且つ往復動可能に配置された中実のニードル弁13とを有する。噴孔11はニードル弁13の往復動に応じて開閉し、ニードル弁13は、噴孔側とは反対側に配置されたメインピストン13aと、噴孔側に配置されたサブピストン13bとを有する。また、メインピストン13aとサブピストン13bとの間に形成された中間室14内にスプリング15が配置され、ニードル弁13を閉弁方向に付勢している。メインピストン13aの端面とノズルボディ12の内面との間には、圧力制御室16が形成され、サブピストン13bの外周面とノズルボディ12の内面との間には、ノズル室17が形成されている。
更に、燃料噴射弁2は、コモンレール1から供給される高圧の噴射燃料を、圧力制御室16内へ導く供給路18と、供給路18から分岐しノズル室17を経由して噴射燃料を噴孔11へ導くための供給路19と、連通路20を経由して圧力制御室16内の噴射燃料をタンク3へ排出し、圧力制御室16内の内部圧力を低下させる排出路21とを有する。連通路20は中間室14とも連通している。
なお、本実施形態では、圧力制御室16内にはノズル室17内に導入される噴射燃料と、同じ燃料(軽油)を導入しているが、その他の実施形態として、蓄圧部から異なる供給路を通って別のオイルを導入し、また、噴射燃料として軽油ではなく、燃料ガスを用いるようにしてもよい。これはすなわち油圧式の高圧ガスの燃料噴射弁である。
従って、以下、圧力制御室16内に導入される噴射燃料又はその他オイル等を作動油と称し、供給路18を作動油供給路18と、供給路19を燃料供給路19と、排出路21を作動油排出路21と称する。
燃料供給路19には圧力制御室16への作動油の流入量を決定する入口側オリフィス22と、作動油排出路21には作動油の流出量を決定する出口側オリフィス23とが設けられている。出口側オリフィス23は入口側オリフィス22よりも大きく形成され、単位時間当たりに圧力制御室16に流入する作動油の流量よりも、圧力制御室16から流出する作動油の流量の方が多くなるように構成されている。
更に、ソレノイドアクチュエータ24によって開閉される制御弁25によって、圧力制御室16は開放又は閉鎖される。ソレノイドアクチュエータ24は電子制御ユニット(ECU)(図示せず)によって制御される。制御弁25が閉弁時には、コモンレール1から供給される高圧の噴射燃料である作動油を圧力制御室16に封じ込めて圧力制御室16内の内部圧力を蓄圧し、制御弁25が開弁時には圧力制御室16から作動油排出路21へと作動油を排出して圧力制御室16内の内部圧力を低下させる。
制御弁25の閉弁時は、作動油の流入によって圧力制御室16内の内部圧力が上昇し、その内部圧力によってメインピストン13aが閉弁方向に付勢される。その際、作動油供給路18から分岐した燃料供給路19を通って、ノズル室17にも圧力制御室16内に印加された圧力と同じ圧力の高圧の噴射燃料が導入されているため、ノズル室17の内部圧力によってサブピストン13bが開弁方向に付勢される。しかし、メインピストン13aが圧力制御室16内の内部圧力を受ける受圧面積は、サブピストン13bがノズル室17内の内部圧力を受ける受圧面積よりも大きく設定されているため、ニードル弁に作用する力は、全体として閉弁方向に作用する力の方が大きくなるよう設定される。
一方、制御弁25が開弁されると、作動油排出路21から圧力制御室16内の作動油が排出されるが、このとき、出口側オリフィス23が入口側オリフィス22よりも大きいため、圧力制御室16内への作動油の流入量よりも圧力制御室16内からの作動油の流出量の方が多くなり、その結果、圧力制御室16内の内部圧力は低下する。また、制御弁25はスプリングによって閉弁方向に付勢され、ソレノイドアクチュエータ24がオフの状態で制御弁25は通常閉弁状態にある。
ニードル弁13の開閉は、ニードル弁13に作用する力のバランスを制御することによって行われる。すなわち、ニードル弁13には、スプリング15によりサブピストン13bが受ける閉弁方向の付勢力であるFsと、圧力制御室16内の内部圧力によりメインピストン13aが受ける閉弁方向の付勢力であるFpと、ノズル室17内の内部圧力によりサブピストン13bが受ける開弁方向の付勢力であるFnと、更に、噴孔11が機関燃焼室内に面していることから燃焼室内の圧力(以下、「筒内圧力」と称す)によりニードル弁13の先端部が受ける開弁方向の付勢力Fcとの4つの力が作用している。
ニードル弁13を閉弁方向に付勢する、スプリング15による付勢力Fs及び圧力制御室16内の内部圧力による付勢力Fpの合力をニードル弁13の閉弁力(Fs+Fp)と称し、ニードル弁13を開弁方向に付勢する、ノズル室17内の内部圧力による付勢力Fn及び筒内圧力によるFcの合力をニードル弁13の開弁力(Fn+Fc)と称する。なお、通常運転時は、Fs<Fnの関係が成立するよう構成されている。
制御弁25の閉弁時には、圧力制御室16内の内部圧力が高いためFs+Fp≧Fn+Fc(式1)の関係が成立、すなわち、ニードル弁13の閉弁力の方が開弁力よりも大きくなり、ニードル弁13は閉弁される。一方、制御弁25を開弁すると、圧力制御室16内の内部圧力が低下し続け、付勢力Fpも徐々に低下する。その結果、Fs+Fp<Fn+Fc(式2)の関係が成立、すなわち、ニードル弁13の開弁力の方が閉弁力よりも大きくなると、ニードル弁13は開弁され、燃料噴射が開始される。その後、再び制御弁25を閉弁すると、圧力制御室16内の内部圧力が蓄圧されて上昇し、ニードル弁13の閉弁力の方が開弁力よりも大きくなると、ニードル弁13は閉弁される。
以上より、制御弁25の開閉を制御することによって、ニードル弁13の開閉、すなわち燃料噴射を制御することが可能となる。
ところで、上述のように、機関始動時は圧力制御室16内の内部圧力が低く、所定の内部圧力が得られない。従って、通常運転時と同様の制御を行ったのでは、ニードル弁13の閉弁力に抗してニードル弁13を開弁させるだけのノズル室17内の内部圧力による付勢力Fnを得ることができない。
そこで、本発明では、圧縮行程における筒内圧力の上昇を利用し、低いノズル室17内の内部圧力でも燃料噴射が可能となるように制御弁25の制御を行う。
図2は、本発明の実施形態による制御弁25の制御と内部圧力との関係を示すタイムチャートであり、図2(A)は機関始動時の制御を示し、図2(B)は機関通常運転時の制御を示す。
まず、図2(B)に示される機関通常運転時の制御について説明する。機関通常運転時には、制御弁25の開弁又は閉弁によって、ニードル弁13の閉弁力又は開弁力の大小関係、すなわち、上記式1又は式2を切り替えることが可能な所定圧力P0以上の燃料がコモンレール1から供給されている。図2(B)を参照すると、上からニードル弁13のリフト量、制御弁25の制御信号、内部圧力を示す。また、圧力制御室16内の内部圧力をa、ノズル室17内の内部圧力をbとする。制御弁25の制御信号はECUによって制御され、制御信号をオン(ON)にするとソレノイドアクチュエータ24によって制御弁25を開弁する信号を送り、制御信号をオフ(OFF)にすると信号の送信を停止し制御弁25を閉弁する。
図2(B)において、圧縮上死点TDCの直前で制御弁25の制御信号をONにして制御弁25を開弁し、それによって圧力制御室16内の内部圧力aを低下させる。一方、コモンレール1からは高圧の噴射燃料の供給が継続しているため、ノズル室17の内部圧力bは一定のまま維持される。従って、圧力制御室16内の内部圧力aが低下するにつれ、ニードル弁13の開弁力が閉弁力を上回るようになり、その結果、ニードル弁13が開弁し、燃料噴射が開始される。
その後、膨張行程初期で制御弁25の制御信号をOFFにして制御弁25を閉弁し、それによって圧力制御室16内の内部圧力aを徐々に蓄圧する。圧力制御室16内の内部圧力aが回復するにつれ、ニードル弁13の閉弁力が開弁力を再び上回るようになり、その結果、ニードル弁13が閉弁し、燃料噴射が停止する。
次に、図2(A)に示される機関始動時の制御について説明する。機関始動時には、コモンレール1から供給される燃料の圧力が上述の所定圧力P0よりも小さく、上述のように制御弁25の開弁又は閉弁だけでは、ニードル弁13の閉弁力又は開弁力の大小関係を切り替えることができない。従って、本発明では、圧縮行程における筒内圧力の上昇をニードル弁13の開弁に利用する。図2(A)を参照すると、上から筒内圧力、ニードル弁13のリフト量、制御弁25の制御信号、内部圧力を示す。内部圧力は、機関始動時のゼロの状態から徐々に上昇しているが、所定圧力P0よりは小さい。圧力制御室16内の内部圧力をa、ノズル室17内の内部圧力をbとする。
図2(A)において、上述の機関通常運転時よりも早い時期、例えば、圧縮行程の前半で制御弁25の制御信号をONにして制御弁25を開弁し、それによって圧力制御室16内の内部圧力aを低下させる。機関通常運転時よりも早い時期に、制御弁を開弁することによって、圧力制御室16内の内部圧力aを十分低下させることが可能となり、ニードル弁13の閉弁力をより軽減させることができる。しかし、機関始動時は、ノズル室17内の内部圧力bが低いため、圧力制御室16内の内部圧力aが低下しても、ニードル弁13の開弁力が閉弁力を上回らない。
一方、圧縮行程における筒内のピストンの上昇によって、筒内圧力が徐々に上昇している。筒内圧力の上昇は、すなわち、ニードル弁13に対する開弁方向の付勢力Fcの上昇を意味する。従って、筒内圧力が上昇した結果、所定の圧力Pc(以下、「開弁圧力」と称す)に達したとき、ニードル弁13の開弁力が閉弁力を上回るだけ開弁方向の付勢力Fcが大きくなり、ニードル弁13が開弁し、燃料噴射が開始される。
その後、膨張行程で、好ましくは膨張行程初期で、制御弁25の制御信号をOFFにして制御弁を閉弁し、それによって圧力制御室16内の内部圧力aを徐々に蓄圧する。この時、内燃機関の運転によって、コモンレール1から供給される燃料の圧力は圧縮行程時よりも更に上昇している。従って、圧力制御室16内の内部圧力aが回復するにつれ、ニードル弁13の閉弁力が開弁力を再び上回るようになり、その結果、ニードル弁13が閉弁し、燃料噴射が停止する。膨張行程初期の段階で、制御弁25の制御信号をOFFにすることによって、直前の圧縮行程よりも高くなった内部圧力aを利用してニードル弁13を閉弁し、燃料の過噴射を防止している。また、制御弁25の開弁期間を最小限にし、本制御を行った場合でも速やかに内部圧力を高めることが可能となる。
なお、制御弁25の制御信号をONにする時期は、圧縮行程であって筒内圧力が開弁圧力Pcに達する開弁圧力到達時期より前であり、開弁圧力到達時期により近い方が好ましい。これにより制御弁25の開弁期間を必要最小限にすることで、本制御を行った場合であっても圧力制御室16内の内部圧力aを速やかに回復させることが可能となる。なお、開弁圧力到達時期は、予め実験又は計算により求めておく。
また、本発明の燃料噴射装置を火花点火式内燃機関に適用した場合、ニードル弁13が閉弁し燃料噴射が終了してから点火することが好ましい。点火時期をニードル弁13閉弁後とすることで、内部圧力と筒内圧力との差圧の大きい期間を延ばし、良好な始動に必要な燃料噴射量を確保することが可能となる。それによって、筒内のガスの空燃比が過度にリーンになることを防止し、点火不良や失火を防止することができ、機関の始動性も改善される。
2 燃料噴射弁
5 噴孔
13 ニードル弁
17 ノズル室
16 圧力制御室
18 作動油供給路
19 燃料供給路
21 作動油排出路
25 制御弁

Claims (2)

  1. 機関燃焼室内に向けて燃料を噴射する噴孔と、該噴孔を開閉するニードル弁と、内部の噴射燃料によって前記ニードル弁を開弁方向に付勢するノズル室と、内部の作動油によって前記ニードル弁を閉弁方向に付勢する圧力制御室と、作動油を供給する蓄圧部から前記圧力制御室に作動油を供給する作動油供給路と、前記圧力制御室内の作動油を排出する作動油排出路と、該作動油排出路への作動油の流れを制御する制御弁であって、燃料を噴射すべきときには開弁し前記圧力制御室内の内部圧力を低下させ、燃料を噴射すべきでないときには閉弁し前記圧力制御室内の内部圧力を蓄圧する制御弁とを有する燃料噴射弁を具備し、予め定められた所定圧力以上で供給された作動油による前記圧力制御室内の内部圧力を前記制御弁により制御して前記ニードル弁のリフトを制御する燃料噴射装置において、前記蓄圧部から供給される作動油が前記所定圧力よりも小さい機関始動時には、圧縮行程であって予め定められた開弁圧力到達時期以前に前記制御弁を開弁して前記圧力制御室内の内部圧力を低下させることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記機関始動時において、膨張行程で前記制御弁を閉弁して前記圧力制御室内の内部料圧力を蓄圧することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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