JP2011000572A - 吸着剤再生方法及び設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶剤の脱着に要するエネルギー効率を向上させる。
【解決手段】高圧過熱蒸気生成工程11では水21から高圧過熱蒸気22を生成する。分割工程12では高圧過熱蒸気22を第1高圧過熱蒸気22a及び第2高圧過熱蒸気22bに分割する。減圧工程13では、第1高圧過熱蒸気22aの圧力が大気圧になるまで、第1高圧過熱蒸気22aのみを減圧する。減圧により、第1高圧過熱蒸気22aは減圧過熱蒸気23となる。加熱工程14では、第2高圧過熱蒸気22bとの熱交換により、減圧により温度が低下した減圧過熱蒸気23を加熱する。脱着工程15では、溶剤が吸着した吸着剤に加熱された減圧過熱蒸気23を通して、吸着剤から溶剤を脱着する。脱着工程15により、吸着剤から溶剤を脱着した減圧過熱蒸気23は、溶剤含有蒸気24となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、過熱蒸気を用いて、溶剤を吸着した吸着剤から溶剤を脱着させる吸着剤再生方法及び設備に関する。
ポリマーフィルム(以下「フィルム」とする)は、優れた光透過性や柔軟性を有し、軽量薄膜化が可能であることから、光学機能性フィルムとして多岐に利用されている。この中でも、セルロースアシレート等を用いたセルロースエステル系フィルムは、前述の特性に加えて、さらに強靭性や低複屈折率を有している。このセルロースエステル系フィルムは、近年市場が拡大している液晶表示装置(LCD)の構成部材である偏光板の保護フィルムや光学補償フィルムとして利用されている。
このフィルムの製造方法として溶液製膜方法がある。溶液製膜方法では、まず、流延室においてポリマーと溶剤とが含まれたドープを連続的に流出し支持体上に流延膜を形成する。そして、流延膜が自己支持性を有するものとなった後に、支持体から流延膜を剥ぎ取って湿潤フィルムとする。その後、テンタ室内で湿潤フィルムを搬送させながら乾燥させてフィルムを得る。最後に、フィルムは、乾燥室を経て、巻取装置によって巻き取られる。
溶液製膜方法において、所定の乾燥処理又は自然乾燥により、流延膜、湿潤フィルム、またはフィルムから溶剤が蒸発する。この結果、流延室、テンタ室または乾燥室内には、ガス状の溶剤が充満する。各室内の雰囲気における溶剤の濃度が増大するにつれて、各室における溶剤の蒸発効率は低下してしまう。
そこで、各室内の雰囲気における溶剤の濃度の増大を防ぐために、吸着工程が行われる(例えば、特許文献1)。吸着工程では、各室内の雰囲気の一部を回収し、この回収された気体(以下、回収気体と称する)を吸着塔に収納された吸着剤に通すことで、回収気体に含まれる溶剤を吸着する。そして、吸着工程により溶剤が取り除かれた回収気体は、新たな乾燥気体となって各室へ供給される。これにより、各室における溶剤の蒸発効率を維持または向上することができる。
一方、溶剤を吸着した吸着剤には脱着工程が施される(例えば、特許文献1)。脱着工程では、溶剤を吸着した吸着剤に過熱蒸気を通し、吸着剤から溶剤を脱着させる。脱着工程により、吸着剤を吸着工程に再利用することができる。脱着した溶剤は過熱蒸気とともにコンデンサに送られ、所定の処理が施される。
特開2003−165129号公報
ところで、脱着工程に用いられる過熱蒸気はボイラにて生成される。そして、生成した過熱蒸気の移送を容易にするために、過熱蒸気の圧力は、吸着塔における気圧よりも高い。通常、吸着塔における気圧は大気圧であるため、ボイラで生成される過熱蒸気の圧力P1は大気圧よりも高い。
このため、高圧の過熱蒸気を吸着塔に供給する場合には、吸着塔の手前において、吸着塔における気圧にまで過熱蒸気を減圧する必要がある。ところが、過熱蒸気の減圧とともに、過熱蒸気の温度が低下してしまう。
このように、吸着剤へ通す前において過熱蒸気の温度が低下してしまうことは、過熱蒸気の生成に要した熱エネルギーに対する脱着工程に要する熱エネルギーの比を考慮すると、効率のよいものとはいえない。
本発明は、エネルギー効率のよい吸着剤再生方法及び設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の吸着剤再生方法は、溶剤を吸着した吸着剤に過熱蒸気を接触させて、前記吸着剤から前記溶剤を脱着する脱着工程と、液状の水の加熱により、前記脱着工程における前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成工程と、前記高圧過熱蒸気を前記脱着工程が行われる環境の気圧になるまで気体のまま減圧し、前記高圧過熱蒸気から減圧過熱蒸気を得る減圧工程と、前記減圧により冷却された前記減圧過熱蒸気を気体のまま加熱する加熱工程とを有し、この加熱工程を経た前記減圧過熱蒸気を用いて前記脱着工程を行うことを特徴とする。
前記高圧過熱蒸気生成工程と前記減圧工程との間で、前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割工程を行い、前記減圧工程を前記第1高圧過熱蒸気のみに行い、前記加熱工程では、前記減圧工程により前記第1高圧過熱蒸気から得られた前記減圧過熱蒸気を前記第2高圧過熱蒸気との熱交換により加熱することが好ましい。
また、本発明の吸着剤再生方法は、溶剤を吸着した吸着剤に過熱蒸気を接触させて、前記吸着剤から前記溶剤を脱着する脱着工程と、この脱着工程における前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成工程と、前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割工程と、前記第1高圧過熱蒸気のみを前記脱着工程が行われる環境の気圧になるまで減圧し、前記第1高圧過熱蒸気から減圧過熱蒸気を得る減圧工程と、前記減圧により冷却された前記減圧過熱蒸気を前記第2高圧過熱蒸気との熱交換により加熱する加熱工程とを有し、この加熱工程を経た前記減圧過熱蒸気を用いて前記脱着工程を行うことを特徴とする。
ポリマーと前記溶剤とを含むドープからなる流延膜を支持体に形成する膜形成工程と、前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って湿潤フィルムとする剥ぎ取り工程と、前記湿潤フィルムから前記溶剤を蒸発させる蒸発工程と、前記蒸発した溶剤を前記吸着剤に吸着させる吸着工程とを有することが好ましい。また、前記ポリマーはセルロースアシレートを含み、前記溶剤はジクロロメタンまたは酢酸メチルを含み、前記吸着剤は活性炭を含むことが好ましい。
本発明の吸着剤再生設備は、溶剤を吸着した吸着剤及び過熱蒸気の接触により前記吸着剤から前記溶剤を脱着させる脱着装置と、前記脱着に用いられる前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成装置と、この高圧過熱蒸気生成装置と接続し、前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割装置と、この分割装置と接続し、前記第2高圧過熱蒸気を用いて前記第1高圧過熱蒸気を加熱する熱交換器と、前記分割装置及び前記熱交換器の間に設けられ、前記第1高圧過熱蒸気のみが流通する第1配管及び前記第2高圧過熱蒸気のみが流通する第2配管と、前記第1配管に設けられ、前記脱着が行われる環境の気圧になるまで前記第1高圧過熱蒸気を減圧する減圧弁と、前記熱交換器及び前記脱着装置と接続し、前記加熱された前記第1高圧過熱蒸気を前記脱着装置へ送る過熱蒸気送り装置とを有することを特徴とする。
ポリマーと前記溶剤とを含むドープからなる流延膜を支持体に形成する膜形成室と、前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って湿潤フィルムとする剥取装置と、前記湿潤フィルムを導入して、この湿潤フィルムから前記溶剤を蒸発させる蒸発室と、前記膜形成室又は前記蒸発室の少なくとも一方の中にあり、ガス状の前記溶剤を含む気体を回収する回収装置と、前記回収された気体に含まれる前記溶剤を前記吸着剤に吸着させる吸着装置とを有することが好ましい。
本発明によれば、過熱度が従来よりも高い過熱蒸気を用いて脱着工程を行い、過熱蒸気の凝縮を抑え、過熱蒸気全体が気体の状態を維持するように、過熱蒸気に対し減圧工程及び加熱工程を行うため、過熱蒸気の生成に要した熱エネルギーから、脱着工程に要する熱エネルギーを効率よく取り出すことができる。
また、本発明によれば、高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割した後に、前記第1高圧過熱蒸気のみを、脱着処理が行われる環境の気圧まで減圧するため、減圧に起因する熱エネルギーのロスを低減することができる。更に、この減圧により冷却された減圧過熱蒸気を前記第2過熱蒸気との熱交換により加熱するため、過熱蒸気の生成に要した熱エネルギーから、脱着工程に要する熱エネルギーを効率よく取り出すことができる。
したがって、本発明によれば、従来に比べて少量の過熱蒸気を用いて、従来と同量の溶剤を吸着剤から脱着することが可能となるため、脱着処理における省エネを実現することができる。
本発明の第1実施形態である吸着剤再生方法の概要を示す工程図である。 本発明の吸着剤再生設備の概要を示す説明図である。 熱交換器の概要を示す斜視図である。 過熱蒸気が有する熱エネルギーのうち、吸着剤に与え得る熱エネルギー量を示す説明図である。 分割工程により生成した第1過熱蒸気が吸着剤に与え得る熱エネルギー量を示す説明図である。 減圧工程により第1過熱蒸気が喪失した熱エネルギー量を示す説明図である。 加熱工程後において、減圧過熱蒸気が吸着剤に与え得る熱エネルギー量を示す説明図である。 従来の吸着剤再生方法において、減圧により過熱蒸気が喪失した熱エネルギー量、及び減圧後の過熱蒸気が吸着剤に与え得る熱エネルギー量を示す説明図である。 本発明の第2実施形態である吸着剤再生方法の概要を示す工程図である。
図1に示すように、吸着剤再生方法10は、高圧過熱蒸気生成工程11と、分割工程12と、減圧工程13と、加熱工程14と、脱着工程15とを有する。高圧過熱蒸気生成工程11では水21から高圧過熱蒸気22を生成する。分割工程12では高圧過熱蒸気22を第1高圧過熱蒸気22a及び第2高圧過熱蒸気22bに分割する。減圧工程13では、第1高圧過熱蒸気22aの圧力が脱着工程15が行われる環境の気圧になるまで、第1高圧過熱蒸気22aのみを減圧する。この減圧により、第1高圧過熱蒸気22aは減圧過熱蒸気23となる。加熱工程14では、第2高圧過熱蒸気22bとの熱交換により、減圧過熱蒸気23を加熱する。脱着工程15では、溶剤が吸着した吸着剤に加熱された減圧過熱蒸気23を通して、吸着剤から溶剤を脱着する。脱着工程15により、吸着剤から溶剤を脱着した減圧過熱蒸気23は、溶剤含有蒸気24となる。なお、水21は、蒸気でも、液状の水でも、氷であってもよい。
図2に示すように、溶液製膜設備30は、ポリマー31及び溶剤32を含むドープ33から、フィルム34を製造するものであり、流延室41、テンタ室42、及び乾燥室43を含む。流延室41では、ドープ33を用いて流延膜47を形成する膜形成工程、及び流延膜47の剥ぎ取り工程が行われる。流延室41は、走行するエンドレスバンド48と、エンドレスバンド48に向けてドープ33を連続的に流出するダイ49と、流延膜47をエンドレスバンド48から剥ぎ取る剥ぎ取りローラ50とを有する。剥ぎ取りローラ50により、エンドレスバンド48から剥ぎ取られた流延膜47は、湿潤フィルム53として、テンタ室42へ案内される。テンタ室42では、湿潤フィルム53の耳部を把持して搬送しながら、湿潤フィルム53を乾燥するものである。テンタ室42における乾燥処理により、湿潤フィルム53から溶剤が蒸発し、湿潤フィルム53はフィルム34となる。フィルム34は、テンタ室42から乾燥室43へ送られる。乾燥室43では、乾燥処理が行われる。この乾燥処理により、フィルム34から溶剤が蒸発する。乾燥室43から送り出されたフィルム34は、巻取り装置により巻き芯に巻き取られる。
吸着剤再生設備55は、ガス状の溶剤を含む気体から溶剤を吸着剤へ吸着させる吸着処理、及び吸着した溶剤を吸着剤から脱着させる脱着処理を行うものであり、吸着処理及び脱着処理を行う吸着塔56a〜56c、及び脱着処理に用いられる高圧過熱蒸気22をつくるボイラ57を有する。ボイラ57及び吸着塔56a〜56cの間には、ボイラ57から吸着塔56a〜56cに向かって、三方弁61と、減圧弁62と、熱交換器63と、切替弁64とが順次設けられる。
ボイラ57は水21を加熱して、所望の温度で、大気圧よりも高い圧力の高圧過熱蒸気22を生成する。三方弁61は、高圧過熱蒸気22を第1高圧過熱蒸気22a及び第2高圧過熱蒸気22bに分割するものであり、ステンレス製の配管68a〜68cと接続する。
配管68cは、高圧過熱蒸気22を流通させるものであり、三方弁61とボイラ57とを接続する。配管68aは、第1高圧過熱蒸気22aを流通させるものであり、熱交換器63を介して、三方弁61と切替弁64とを接続する。配管68bは、第2高圧過熱蒸気22bを流通させるものであり、熱交換器63を介して、三方弁61と図示しない回収装置とを接続する。なお、回収装置に送られた第2高圧過熱蒸気22bをボイラ57へ戻してもよいし、別途設けられた熱交換装置を介して、回収装置に送られた第2高圧過熱蒸気22bの熱エネルギーをボイラ57で利用してもよい。
配管68aには減圧弁70が設けられる。減圧弁70は、第1高圧過熱蒸気22aの圧力を減圧して、第1高圧過熱蒸気22aから減圧過熱蒸気23を得る。この減圧により、第1高圧過熱蒸気22aから一部の熱エネルギーが奪われるため、減圧過熱蒸気23の温度は、第1高圧過熱蒸気22aの温度よりも低い。減圧弁70としては、例えば、直動式減圧弁、パイロット作動形式減圧弁などを用いることができる。また、減圧弁70に代えて、各種調節弁を用いることができる。
熱交換器63は、第2高圧過熱蒸気22bと減圧過熱蒸気23との間で熱交換を行うものである。図3に示すように、熱交換器63は、ケーシング63aと伝熱板63bとを有する。図示は省略するが、ケーシング63aのうち、一の側面には、減圧過熱蒸気23の入口が設けられる。また、ケーシング63aのうち、一の側面と対向する他の側面には、減圧過熱蒸気23の出口が設けられる。この入口及び出口は、それぞれ配管68aと接続する。図2及び図3に示すように、減圧弁62から配管68aを介して送り出された減圧過熱蒸気23は、入口からケーシング63aの内部へ導入される。ケーシング63aの内部へ導入された減圧過熱蒸気23は、出口から配管68aを介して切替弁64へ送り出される。
複数の伝熱板63bは、ケーシング63aの中空部における減圧過熱蒸気23の流れ方向Aと並行になるように設けられ、方向Aと直交する方向Bに並べられる。伝熱板63bは、たとえば、金属、特にアルミ、銅、ステンレスなど熱伝導性の高い材料から形成されることが好ましい。
配管68bは、ケーシング63aを貫通する。ケーシング63aの内部では、配管68bは、複数の伝熱板68bを貫通し、ケーシング63aの内部を巡回するように設けられる。
配管68bに第2高圧過熱蒸気22bが流通し、配管68aに減圧過熱蒸気23が流通すると、ケーシング63aの内部では、伝熱板63b等を介して、第2高圧過熱蒸気22bの熱エネルギーが、第2高圧過熱蒸気22bよりも低温の減圧過熱蒸気23へ移る結果、減圧過熱蒸気23が加熱される。減圧過熱蒸気23の加熱時には、減圧過熱蒸気23の圧力は略一定のままである。
図2に戻って、切替弁64は、減圧過熱蒸気23の供給先を、吸着塔56a〜56cのうちいずれか1つに切り替えるものである。吸着塔56a〜56cは、その内部に吸着剤70a〜70cをそれぞれ備えている。吸着剤70a〜70cとしては、例えば活性炭が挙げられる。吸着塔56a〜56cと切替弁64との間には1次蒸気配管71が接続される。1次蒸気配管71は、熱交換器63から送られた減圧過熱蒸気23を流通させるものであり、弁72を有する。
熱交換器63から送り出された減圧過熱蒸気23は、吸着剤70a〜70cのうちいずれかに通される吸着剤との接触により、各吸着剤に吸着している溶剤が脱着される。脱着された溶剤は減圧過熱蒸気23とともに、溶剤含有蒸気24となる。
吸着塔56a〜56cは、溶剤含有蒸気24が流通する2次蒸気配管74を介して、凝縮機75と接続する。2次蒸気配管74には弁77が適宜設けられる。更に、吸着塔56a〜56cは、1次空気配管80及び2次空気配管81を介して、溶液製膜設備30の各室41〜43と接続する。1次空気配管80は、各室41〜43から回収した空気(以下、回収空気と称する)83を吸着塔56a〜56cへ流通させるものである。2次空気配管81は、吸着塔56a〜56cからの乾燥空気84を各室41〜43へ流通させるものである。1次空気配管80及び2次空気配管81には弁86が適宜設けられる。
凝縮機75は、吸着塔56a〜56cから送られた溶剤含有蒸気24を液化する。液化処理により得られる液は、図示しない分留装置により、溶剤と水とに分留される。分留された溶剤は、ドープの調製に再利用される。
制御部90は、ボイラ57を制御する。これにより、所望の温度、所望の圧力の高圧過熱蒸気22を製造することができる。更に、制御部90は、三方弁61、減圧弁62、切替弁64、各弁77、86等の開閉操作を独立して行う。
次に、本発明の作用を説明する。溶液製膜設備30の稼動により、ドープ33からフィルム34が得られる。流延室41、テンタ室42、または乾燥室43には、大気圧の乾燥空気84が充満する。吸着剤再生設備55は、流延室41、テンタ室42、または乾燥室43内の雰囲気の一部を、回収空気83として回収する。流延室41、テンタ室42、または乾燥室43では、流延膜47、湿潤フィルム53、またはフィルム34から溶剤が蒸発するため、回収空気83には溶剤が含まれる。
回収空気83は、1次空気配管80を介して、吸着塔56aへ供給される。吸着塔56aでは、回収空気83に対し吸着処理が行われる。吸着処理により、回収空気83は新たな乾燥空気84となる。吸着塔56aから送り出された乾燥空気84は、2次空気配管81を介して、流延室41、テンタ室42、または乾燥室43へ供給する。これにより、流延室41、テンタ室42、または乾燥室43内の雰囲気における溶剤の濃度を調節することができる。
吸着塔56aにおいて、吸着処理が施された回収空気83の量が一定値になると、制御部90の制御の下、回収空気83は、1次空気配管80を介して、吸着塔56bへ供給される。吸着塔56bでは、吸着塔56aと同様の吸着処理が行われる。
吸着塔56aには、制御部の制御の下、熱交換器63により加熱された減圧過熱蒸気23が供給される。吸着塔56aにおける脱着処理により、吸着剤70aに吸着された溶剤が脱着される。脱着された溶剤は、減圧過熱蒸気23とともに、溶剤含有蒸気24として凝縮機75へ送られる。
吸着塔56bにおいて、吸着処理が施された回収空気83の量が一定値になると、制御部の制御の下、回収空気83は1次空気配管80を介して吸着塔56cへ供給される。こうして、吸着塔56cでは吸着処理が行われる。また、制御部の制御の下、熱交換器63により加熱された減圧過熱蒸気23が吸着塔56bへ供給される。こうして、吸着塔56bでは脱着処理が行われる。こうして、回収空気83及び減圧過熱蒸気23の供給先が順次切り替えられ、各吸着塔56a〜56cにおいて吸着処理、脱着処理が交互に行われる。
図1及び図4に示すように、高圧過熱蒸気生成工程11にて生成した温度T1、質量m0、圧力P1の高圧過熱蒸気22が有する熱エネルギー量のうち、温度Tkの吸着剤に与え得る熱エネルギーQ1は、{c・m0・(T1−Tk)}と表される。なお、cは、過熱蒸気の比熱であり、本発明の吸着剤再生方法においては一定である。この熱エネルギーQ1は、過熱蒸気の質量m及び過熱蒸気の比熱cの積を縦軸にとり、過熱蒸気の温度Tを横軸にとったときグラフにおいて、ハッチング部H1の面積で表される。なお、温度T1は、140℃以上170℃以下であることが好ましい。また、圧力P1は、0.5MPa以上1.0MPa以下であることが好ましい。
図1及び図5に示すように、分割工程12では、質量m0の高圧過熱蒸気22を、質量maの第1高圧過熱蒸気22a、及び質量(m0−ma)の第2高圧過熱蒸気22bに分割する。分割工程12により、熱エネルギーQ1は、第1高圧過熱蒸気22aが温度Tkの吸着剤に与え得る熱エネルギーQ1a、及び第2高圧過熱蒸気22bが温度Tkの活性炭に与え得る熱エネルギーQ1bに分けられる。
図1及び図6に示すように、第1高圧過熱蒸気22aの圧力が大気圧になるまで減圧工程13が行われると、第1高圧過熱蒸気22aは減圧過熱蒸気23となり、温度はT1からT2まで低下する。したがって、減圧工程13により、減圧過熱蒸気23が温度Tkの吸着剤に与え得る熱エネルギーは、熱エネルギーL1だけ減少し、Q2aとなる。
図1及び図7に示すように、加熱工程14では、第2高圧過熱蒸気22bとの熱交換により、減圧過熱蒸気23の温度は、T2からT3へと上昇する。したがって、加熱工程14により、減圧過熱蒸気23が吸着剤に与え得る熱エネルギーは、Q2aからQ3に増大する。
図8に示すように、従来の吸着剤再生方法において、温度T1、質量m0の高圧過熱蒸気22を生成し、高圧過熱蒸気22全体を大気圧まで減圧してしまうと、減圧工程13では、減圧過熱蒸気23が吸着剤に与え得る熱エネルギーは、熱エネルギーL1よりも大きな熱エネルギーL0だけ減少し、Q0となってしまう。
本発明の吸着剤再生方法では、減圧工程13の前に分割工程12を行うため、減圧工程13による熱エネルギーのロスを極力抑えることができる。したがって、本発明によれば、吸着剤再生方法においてエネルギーの節約を図ることができる。更に、減圧工程13の後に加熱工程14を行うことにより、当初の高圧過熱蒸気22が有していた熱エネルギーから、溶剤の脱着に要する熱エネルギーを効率よく取り出すことが可能となる。
上記実施形態では、支持体としてエンドレスバンド48を用いたが、本発明はこれに限られず、軸方向が水平となるように設けられた回転ドラムを用いてもよい。回転ドラムの周面にドープ33を流出することで、流延膜47を形成することができる。
第1高圧過熱蒸気22aの質量m0は、温度Tk、温度T1、温度T2等に基づいて、Q3a≧Q0となるように、設定すればよい。
吸着塔56a〜56cでは、大気圧としたが、本発明はこれに限られず、例えば、0.10MPa以上0.13MPa以下の範囲であってもよい。
なお、本発明においては、高圧過熱蒸気22、第1高圧過熱蒸気22a及び第2高圧過熱蒸気22b、減圧過熱蒸気23を、気体のまま所定の装置へ送り、気体のまま分割工程12、減圧工程13、加熱工程14、脱着工程15を行うことが好ましい。
なお、上記実施形態では、溶液製膜設備内で発生した溶剤を含む気体を回収したが、本発明はこれに限らず、その他の製造設備内で発生する化合物を含む気体を回収してもよい。
本発明は、吸着剤再生方法10に限られず、図9に示す吸着剤再生方法110でもよい。以下、吸着剤再生方法110について説明するが、吸着剤再生方法10と同様の工程、部材について同一の符号を付し、詳細の説明は省略する。
吸着剤再生方法110は、高圧過熱蒸気生成工程11と、減圧工程13と、加熱工程114と、脱着工程15とを有する。減圧工程13では、圧力が脱着工程15が行われる環境の気圧になるまで、高圧過熱蒸気22を減圧する。減圧工程13では、高圧過熱蒸気22は、凝縮せずに、気体の状態が維持される。この減圧により、高圧過熱蒸気22は減圧過熱蒸気123となる。加熱工程114では、減圧過熱蒸気123を加熱する。減圧過熱蒸気123の加熱は、ヒータなどの加熱装置を用いる。脱着工程15では、溶剤が吸着した吸着剤に加熱された減圧過熱蒸気23を通して、吸着剤から溶剤を脱着する。
水から高圧過熱蒸気22をつくるための熱エネルギーの総量Qには、水の温度上昇として寄与した熱エネルギーQwと、水から蒸気への状態変化に寄与した熱エネルギーQhと、蒸気の温度上昇として寄与した熱エネルギーQvとが含まれる。脱着工程では吸着剤に過熱蒸気を接触させることから、溶剤の脱着に寄与する熱エネルギーQdは、熱エネルギーQvに含まれる。
熱エネルギーQvが増大するに従い、熱エネルギーQdは増大する。したがって、脱着工程15に用いられる高圧過熱蒸気22の過熱度が増大するに従い、熱エネルギーQdは増大するため、熱エネルギーの総量Qから得られる熱エネルギーQdの割合は増大する。以上より、本発明によれば、従来に比べ過熱度の高い過熱蒸気を用いて脱着を行うため、従来よりも少量の過熱蒸気で、従来と同量の溶剤を脱着することが可能になる。
一方、過熱蒸気の過熱度を従来のまま、熱エネルギーQdを増大する場合には、過熱蒸気の生成量を増大する必要がある。ところが、過熱蒸気の生成量の増大に伴い、過熱蒸気の生成に要される熱エネルギーQのうち、溶剤の脱着に寄与しない熱エネルギーQw、Qhも増大してしまう結果、熱エネルギーの総量Qから得られる熱エネルギーQdの割合は増大せず、脱着工程の省エネを行うことができない。
なお、加熱工程114において、外部からの熱エネルギーを減圧過熱蒸気123へ供給する場合には、加熱工程114における減圧過熱蒸気123の加熱量は、水から蒸気への状態変化に寄与した熱エネルギーQh未満であればよい。
(ドープ)
ドープ33は、ポリマー31及び溶剤32を含む液である。ドープ33には、ポリマー31を溶剤32に溶解して得られるポリマー溶液、及びポリマー31を溶剤32に分散して得られる分散液の両方が含まれる。ドープ33におけるポリマー31の濃度は、15質量%以上30質量%以下であることが好ましい。
(ポリマー)
フィルム34の原料となるポリマー31としては、例えば、セルロースアシレート、ラクトン環含有重合体、環状オレフィン、ポリカーボネイト等が挙げられる。中でも好ましいのがセルロースアシレート、環状オレフィンであり、中でも好ましいのがアセテート基、プロピオネート基を含むセルロースアシレート、付加重合によって得られた環状オレフィンであり、さらに好ましくは付加重合によって得られた環状オレフィンである。セルロースアシレートとしては、トリアセチルセルロース(TAC)が特に好ましい。
(溶剤)
溶剤32としては、例えば、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン,トルエンなど)、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタン,クロロベンゼンなど)、アルコール(例えば、メタノール,エタノール,n−プロパノール,n−ブタノール,ジエチレングリコールなど)、ケトン(例えば、アセトン,メチルエチルケトンなど)、エステル(例えば、酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸プロピルなど)及びエーテル(例えば、テトラヒドロフラン,メチルセロソルブなど)などが挙げられる。
これらの中でも炭素原子数1〜7のハロゲン化炭化水素が好ましく用いられ、ジクロロメタンが最も好ましく用いられる。TACの溶解性、流延膜の支持体からの剥ぎ取り性、フィルムの機械的強度など及びフィルムの光学特性などの物性の観点から、ジクロロメタンの他に炭素原子数1〜5のアルコールを1種ないし数種類混合することが好ましい。アルコールの含有量は、溶剤全体に対し2重量%〜25重量%が好ましく、5重量%〜20重量%がより好ましい。アルコールの具体例としては、メタノール,エタノール,n−プロパノール,イソプロパノール,n−ブタノールなどが挙げられるが、メタノール,エタノール,n−ブタノールあるいはこれらの混合物が好ましく用いられる。
ところで、最近、環境に対する影響を最小限に抑えることを目的に、ジクロロメタンを使用しない場合の溶剤組成についても検討が進み、この目的に対しては、炭素原子数が4〜12のエーテル、炭素原子数が3〜12のケトン、炭素原子数が3〜12のエステル、炭素数1〜12のアルコールが好ましく用いられる。これらを適宜混合して用いることがある。例えば、酢酸メチル,アセトン,エタノール,n−ブタノールの混合溶剤が挙げられる。これらのエーテル、ケトン,エステル及びアルコールは、環状構造を有するものであってもよい。また、エーテル、ケトン,エステル及びアルコールの官能基(すなわち、−O−,−CO−,−COO−及び−OH)のいずれかを2つ以上有する化合物も、溶剤として用いることができる。
なお、溶剤32としては、ポリマー31の良溶媒であることが好ましい。ある物質がポリマー31の貧溶媒であるか良溶媒であるかの判断は次のようにして行う。まず、温度5℃以上30℃以下の範囲内において、ポリマー31が全重量の5質量%となるように当該物質とポリマーとを混合する。そして、その混合物中に不溶解物が有る場合には当該物質は貧溶媒であり、その混合物中に不溶解物がない場合には当該物質は良溶媒であると判断することができる。
10 吸着剤再生方法
11 過熱蒸気生成工程
12 分割工程
13 減圧工程
14 加熱工程
15 脱着工程
22 過熱蒸気
22a 第1過熱蒸気
22b 第2過熱蒸気
23 減圧過熱蒸気
24 溶剤含有蒸気
30 溶液製膜設備
55 吸着剤再生設備
56a〜56c 吸着塔
57 ボイラ
61 三方弁
62 減圧弁
63 熱交換器
70a〜70c 吸着剤
83 回収空気
84 乾燥空気

Claims (7)

  1. 溶剤を吸着した吸着剤に過熱蒸気を接触させて、前記吸着剤から前記溶剤を脱着する脱着工程と、
    液状の水の加熱により、前記脱着工程における前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成工程と、
    前記高圧過熱蒸気を前記脱着工程が行われる環境の気圧になるまで気体のまま減圧し、前記高圧過熱蒸気から減圧過熱蒸気を得る減圧工程と、
    前記減圧により冷却された前記減圧過熱蒸気を気体のまま加熱する加熱工程とを有し、
    この加熱工程を経た前記減圧過熱蒸気を用いて前記脱着工程を行うことを特徴とする吸着剤再生方法。
  2. 前記高圧過熱蒸気生成工程と前記減圧工程との間で、前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割工程を行い、
    前記減圧工程を前記第1高圧過熱蒸気のみに行い、
    前記加熱工程では、前記減圧工程により前記第1高圧過熱蒸気から得られた前記減圧過熱蒸気を前記第2高圧過熱蒸気との熱交換により加熱することを特徴とする請求項1記載の吸着剤再生方法。
  3. 溶剤を吸着した吸着剤に過熱蒸気を接触させて、前記吸着剤から前記溶剤を脱着する脱着工程と、
    この脱着工程における前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成工程と、
    前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割工程と、
    前記第1高圧過熱蒸気のみを前記脱着工程が行われる環境の気圧になるまで減圧し、前記第1高圧過熱蒸気から減圧過熱蒸気を得る減圧工程と、
    前記減圧により冷却された前記減圧過熱蒸気を前記第2高圧過熱蒸気との熱交換により加熱する加熱工程とを有し、
    この加熱工程を経た前記減圧過熱蒸気を用いて前記脱着工程を行うことを特徴とする吸着剤再生方法。
  4. ポリマーと前記溶剤とを含むドープからなる流延膜を支持体に形成する膜形成工程と、
    前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って湿潤フィルムとする剥ぎ取り工程と、
    前記湿潤フィルムから前記溶剤を蒸発させる蒸発工程と、
    前記蒸発した溶剤を前記吸着剤に吸着させる吸着工程とを有することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載の吸着剤再生方法。
  5. 前記ポリマーはセルロースアシレートを含み、
    前記溶剤はジクロロメタンまたは酢酸メチルを含み、
    前記吸着剤は活性炭を含むことを特徴とする請求項4記載の吸着剤再生方法。
  6. 溶剤を吸着した吸着剤及び過熱蒸気の接触により前記吸着剤から前記溶剤を脱着させる脱着装置と、
    前記脱着に用いられる前記過熱蒸気よりも高い圧力の高圧過熱蒸気をつくる高圧過熱蒸気生成装置と、
    この高圧過熱蒸気生成装置と接続し、前記高圧過熱蒸気を第1高圧過熱蒸気及び第2高圧過熱蒸気に分割する分割装置と、
    この分割装置と接続し、前記第2高圧過熱蒸気を用いて前記第1高圧過熱蒸気を加熱する熱交換器と、
    前記分割装置及び前記熱交換器の間に設けられ、前記第1高圧過熱蒸気のみが流通する第1配管及び前記第2高圧過熱蒸気のみが流通する第2配管と、
    前記第1配管に設けられ、前記脱着が行われる環境の気圧になるまで前記第1高圧過熱蒸気を減圧する減圧弁と、
    前記熱交換器及び前記脱着装置と接続し、前記加熱された前記第1高圧過熱蒸気を前記脱着装置へ送る過熱蒸気送り装置とを有することを特徴とする吸着剤再生設備。
  7. ポリマーと前記溶剤とを含むドープからなる流延膜を支持体に形成する膜形成室と、
    前記流延膜を前記支持体から剥ぎ取って湿潤フィルムとする剥取装置と、
    前記湿潤フィルムを導入して、この湿潤フィルムから前記溶剤を蒸発させる蒸発室と、
    前記膜形成室又は前記蒸発室の少なくとも一方の中にあり、ガス状の前記溶剤を含む気体を回収する回収装置と、
    前記回収された気体に含まれる前記溶剤を前記吸着剤に吸着させる吸着装置とを有することを特徴とする請求項6記載の吸着剤再生設備。
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