JP2010541516A - エネルギー供給ネットワークのための調整デバイス - Google Patents

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Abstract

3相電力供給ネットワークに接続できるネットワーク電圧測定ユニットと、ネットワーク電圧測定ユニットに接続され、調整電流値を決定するために使用される計算ユニットと、電力供給ネットワークに接続され、決定された調整電流値の関数として調整電流を供給するために使用されるインバータユニットとを有する、電力供給ネットワークのための調整デバイスを記述する。計算ユニットは、3相において測定された、電力供給ネットワークのネットワーク電圧を入力変数として使用して、自由に変更可能な同期機パラメータの関数として、調整電流値のうちの少なくとも1つの成分をシミュレートされる同期機の固定子電流として決定するために、同期機のモデル化されたシミュレーションに対して設計されている。さらに補償電流がインバータを介してネットワークに供給され、高調波電流補償および不平衡補償に対するアルゴリズムにより決定される。

Description

発明の分野
本発明は、3相電力供給ネットワークに接続できるネットワーク電圧測定ユニットを有し、ネットワーク電圧測定ユニットに接続され、調整電流値を発生させるために使用される計算ユニットを有し、電力供給ネットワークに接続され、調整電流値の関数として、電力供給ネットワークに調整電流を供給するために使用されるインバータユニットを有する、電力供給ネットワークのための調整デバイスに関する。
背景
低および中出力範囲において、分散される方法で設置されるエネルギー発生機の数は、再生式のエネルギー源の構築過程でこの数が増加するにつれて、それらが発生させる電力の変動量のために、既存の電力供給ネットワークに組み込むという点において問題を示す。連続性と品質とに基づいている、消費者の電力供給要求とともに供給される電力の確率的性質のために、矛盾が結果として生じ、これらの矛盾は、適切なネットワークノードにおいて調整の測定を必要とする。特に、電力供給ネットワークの給電構造の分散化が増加し、再生式の発電機が含まれることから、同期機により調節される、従来の大規模な発電所の発電機の技術の影響が減少するが、この影響は、ネットワークの安定性および消費者に対する電力供給の品質のために重要である。再生式の源を支持する発生の再分配は、それゆえに、振動減衰の障害をもたらし、同期機の影響を一定に保つ。さらに、消費者の使用の非線形の増加は、電力供給ネットワークにおいて調和荷重をもたらしており、それは、ネットワーク品質に悪影響を及ぼし、さらに、ネットワーク機器における熱の影響の結果として、損失とエージングとを生じさせている。他の問題は、電気機械の使用の増加による、電力供給ネットワークにおける振動の影響と、そのままでは短絡電力が非常に少ないことから生じる電圧ディップ、およびこれに関係付けられるものと、さらにネットワーク高調波に関する影響の増加とを含み、これらは、主として非線形負荷によりもたらされ、ネットワークの不平衡が、不平衡の負荷から生じる。
可変周波数インバータを使用する、コンバータの自動同期化のための制御方法は、J.Schmid、P.Strauβ氏による、2003年12月の再生可能エネルギー第53頁ないし第55頁における“電気ネットワークを超越した電気学”に記載されている。周波数回転発電機と電力との間の関係のため、何らかの問題を伴うことなく、複合ネットワーク上で並列に回転発電機を動作できる。結果として生じる可変周波数動作は、追加の通信または同期化デバイスを必要とすることなく同期化を可能にする。定常状態において、周波数は同じである。可変周波数インバータの使用により、ネットワーク周波数の関数として、電力出力を限定できる。とぎれない電力供給およびネットワークの安定性は、バッテリーインバータとバッテリー蓄電器との組み合わせにより保証される。
電気ネットワークに電力を供給し、他の電圧源と共に動作できる自励式コンバータに対する制御概念は、Hauck、M.氏による、2002年のカールスルーエ大学の論文“並列に動作する独立のインバータによる3相アイランドネットワークの形成”に開示されている。制御同期機によるバッテリーインバータの並列動作が通信を必要とすることなく可能であることと、電圧の品質をこの方法で向上できることが見出されている。
ネットワーク接続のためのバッテリーとコンバータとを有する、電力供給ネットワークのためのエネルギー調整装置は、Beck、H.−P.、Clemens、M.氏による、2004年5月発行の、etz第16頁ないし第25頁における“分散化ネットワークセクションにおける電力の調整”に記載されている。電力調整装置は3相電圧源であり、その基本振幅および位相角は調整できる。
能動ダンパー回路を有する電気同期機を使用する、電力供給ネットワークの電力調整は、Wenske、J.氏による、1999年のClausthal TUの論文“電気供給システムにおける電力調整のための能動ダンパー回路を有する電気同期機”に記載されている。同期機の1次側、2次側、および3次側(能動ダンパー回路)が、電子動力コンポーネントによりシミュレートされて、ネットワーク上の電力および無効成分を予め設定し、調整することが可能になる。しかしながら、ネットワークサポート点の形をとる状態調整電圧および電源レギュレータは、電気機械式同期機と同じようにダイナミックにふるまわない。電力および無効成分のレギュレータに対して設定値を予め設定する機能だけが、より広い意味において、電気機械式同期機の静的挙動に匹敵する、4象限の電力/無効成分運転を導く。この目的のために、同期機は、制御可能電圧源および制御可能周波数電圧源と、結合リアクタンスと、接続ネットワークとを備える非常に簡単な等価回路を使用してシミュレートされる。電力供給ネットワークによる遠隔電源呼出しはサポートされず、それは、ことによると個々の通信リンクを介して、任意の所定の時間において必要な電力レベルをローカルの設定値として予め設定しなければならないことを意味する。電子同期機の回転子側は、平滑インダクタンスおよびデルタ接続された2次巻線とともに、パルス制御されるインバータにより形成される。出て行かれるスターポイントを有する高電圧側の1次巻線と、コンデンサーバンクは、同期機の1次側または固定子を形成する。同期機の能動ダンパー回路は、3次巻線により形成され、3次巻線は、同様に、フィルタインダクタンスと、高速でクロック制御されるコンバータとともにデルタで接続される。
この背景に対して、本発明の目的は、電気機械式同期機の、動的で定常状態の全挙動を、ネットワーク上での電気機械式同期機シミュレーションによって利用することを可能にする、電力供給ネットワークのためのより優れている調整デバイスを提供することである。
計算ユニットが、3相において測定された、電力供給ネットワークのネットワーク電圧を入力変数として使用して、自由に変更可能な同期機パラメータの関数として、調整電流値のうちの少なくとも1つの成分をシミュレートされる同期機の固定子電流として決定するために、電気機械式同期機のモデル化されたシミュレーションに対して設計されているという点で、最初に述べたタイプの調整デバイスにより本目的が達成される。
コンピュータを使った同期機のシミュレーションと、電子動力デバイスを使用して、このベースで計算される同期機電流のネットワーク給電との結果として、調整電流が、決定される調整電流値の関数として電力供給ネットワークに供給されるとき、目的の調整のためにこれらの要素を自由に設定し、全体的により優れているネットワーク状態を達成することが可能である。
計算ユニットの支援による同期機のシミュレーションは、ネットワーク上で従来の電気機械式同期機の、動的な特性および定常状態の特性の両方を利用することを可能にする。計算ユニットは、シミュレーションと補償アルゴリズムとを使用して、調整電流値信号を決定する。一例として、計算された調整電流の結果により、高度ダイナミック補償インバータを介して、調整電流値を電力供給ネットワークに供給できる。調整電流値は、シミュレートされる同期機の計算された固定子電流を少なくとも含み、計算ユニットにより付加的に決定される、高調波および不平衡の補償電流をオプション的に含んでいてもよい。
同期機のモデル化されたシミュレーションは、同期機シミュレーションのパラメータの自由な定義の利点を有し、このような方法により、例えば、減衰、および過渡的なプロセスに対する反応に関して、接続された電力供給ネットワーク中のそれぞれの状況に関して、および、電力供給ネットワーク中の負荷の挙動に関して、同期機の挙動を適合させることが可能である。
電力供給ネットワークにおけるネットワーク電圧を測定することにより、および、同期機のシミュレーションのために入力変数としてこれを使用することにより、さらなる通信リンクを必要とすることなく、調整プロセスを容易に実行できる。何らかの差を有することなく、実際の回転同期機のケースのように、計算によりシミュレートされている同期機のシミュレートされる回転速度が、定常状態のネットワーク周波数と厳密に関係があるが、振動が起こることがあり、それはシミュレートされる回転子に対応するという仮定を、シミュレーションは含んでいる。
計算ユニットは、機械のインピーダンスと、固定子、励磁器およびダンパー間の磁束結合と、シミュレートされる同期機の標準的な時定数とを記述するために、自由に設定可能な行列を有する線形微分方程式システムの支援により同期機をシミュレートするように設計されていることが好ましい。したがって、同期機の電気特性は、微分方程式の線形の係数により予め定められ、測定されるネットワーク電圧の関数として、これらの係数は、ネットワーク給電のための固定子電流を決定するために使用される。
記述する微分方程式システムはまた、計算される電気的効果が直接ネットワークに影響を及ぼす同期機の機械的挙動の正確なシミュレーションを考慮に入れることから、計算ユニットにおける同期機モデルのリアルタイムでの計算はまた、ネットワーク上で効力を生じる回転質量を導く。このケースにおけるインバータの直流電圧蓄電器は、エネルギーの点から、シミュレートされる仮想機械システムに対応する。電気機械式同期機の回転子の振動および定常状態の機械的エネルギーは、仮想同期機の直流電圧蓄電器上の振動および定常状態の電気的エネルギーに対応する。
電気機械式同期機のケースにおいて、シャフトが、それが応用されるモーターまたは発電機のトルクを有し、かつ、それに対応して、電力がネットワークに供給されるか、またはネットワークから取られる場合、本発明にしたがう同期機のシミュレーションにおいて、計算ユニットに対して、仮想モーメントを予め設定でき、それによって、モーターのトルクのケースにおいて、電力がネットワークから取られ、インバータの直流電圧源に供給され、一方、これに対して、発電機のトルクのケースにおいて、電力が直流電圧蓄電器から取られ、ネットワークに供給される。
電気機械式同期機のケースのように、上述した概念のネットワークにより、電力および無効成分をリモートに要求できる。この目的のためにネットワークがダイナミックにその周波数を変える場合、電力が要求され、一方、ネットワークが電圧を変える場合、無効成分が要求される。直流電圧蓄電器上の何らかの所定の直流電圧源とともに、ネットワーク上のインバータとともに同期機のシミュレーションは、従来の発電所のようにふるまい、それゆえに、ネットワーク統合およびネットワーク上での動作を簡単にする。
特に、本発明は、分散される方法で設置される再生式の低電力および中間電力の発電機がネットワーク上で従来の発電所のように動作し、同時にネットワークを安定させ、さらに、高調波補償および不平衡補償により、ネットワークの品質を改善することを可能にする。ネットワークの視点から、このようにして含まれる発電機は、同期機と同じ方法で現れ、それゆえに、確実で信頼できるネットワーク動作を可能にする。
従来の電気機械式同期機の完全なシミュレーションはまた、仮想回転質量の効果から生じる特性を電力供給ネットワークに提供できるように、その回転子の質量の慣性を考慮に入れる。
電気機械式同期機およびその機械のシミュレーションの、同一の動的応答は、例えば、望まれないネットワーク振動の結果として起こるダンパー電力が、ダンパー回路においてもはや使用不能な熱に変換されず、電気機械式同期機のケースと同様であるが、本発明にしたがう概念のケースにおいて、インバータの直流電圧蓄電器に提供されるという利点をさらに有する。ネットワークに悪影響を及ぼす振動のエネルギー物質は、それゆえにネットワークから除去され、蓄電により再度使用可能になり得る。
計算ユニットは、ネットワーク電圧高調波を補償するために、測定される電圧のネットワーク電圧高調波を決定し、高調波調整電流値を発生させるようにさらに設計されていることが好ましく、高調波調整電流値に対応する調整電流の成分が、電力供給ネットワークに再供給される。
対応する方法において、計算ユニットはまた、ネットワーク電圧不平衡を補償するために、測定されるネットワーク電圧のネットワーク電圧不平衡を決定し、不平衡調整電流値を発生させるように設計されており、不平衡調整電流値に対応する調整電流の成分が、電力供給ネットワークに再供給される。
電力供給ネットワークのネットワーク品質は、この追加の高調波および不平衡の補償によりさらに向上させることができる。特に、3相ネットワークにおける高調波と、電力供給ネットワークの3相における不平衡とを補償することが可能である。共通の調整電流を形成するために、同期機シミュレーションの計算された固定子電流を、高調波および不平衡の補償のための補償電流に重ね合わせることができることから、このことは可能である。
直流電圧源は、インバータに接続され、結合インダクタンスまたは結合変圧器を介して電力供給ネットワークに接続されるように設けられていることが好ましい。これにより、4象限電力運転が可能になる。電力供給ネットワークにおいて、高調波および不平衡の補償を含む電力調整を実行するために、インバータは、調整電流値により駆動される。
調整デバイスは、振動する傾向を低減させ、電力供給ネットワークの短絡電力を増加させることを可能にする。電力供給ネットワークのさらなる安定化は、シミュレートされる回転質量の支援により達成できる。
振動の減衰により、ネットワーク全体にわたって短絡電力を増加させることにより、および分散ネットワーク動作における、シミュレートされる同期機と複数の制御デバイスとの相互作用により、動作の信頼性を向上させることができる。
一例として添付図面を参照する以下の詳細な説明において、本発明をより詳細に説明する。
図1は、電力供給ネットワークのための調整デバイスのブロック図を示す。 図2は、接続された調整デバイスおよびネットワーク電圧プロフィルおよび調整電流プロファイルの、適用範囲と、それゆえに、保護されるネットワーク領域との略図を示す。 図3は、同期機のシミュレーションと、高調波および不平衡の補償とに対するコンポーネントを有する調整デバイスの1つの実施形態の詳細な設計図を示す。 図4は、同期機のシミュレーションのための機能ユニットのブロック図を示す。 図5は、高調波に対する補償のための機能ユニットのブロック図を示す。 図6は、不平衡に対する補償のための機能ユニットのブロック図を示す。
発明の詳細な説明
図1は、電力供給ネットワーク2に対する本発明にしたがう調整デバイスのブロック図を示す。ネットワーク電圧測定ユニット3は、電力供給ネットワーク2におけるネットワーク電圧UNを測定するために使用される。このケースにおいて、3相電力供給ネットワーク2の3相すべてのネットワーク電圧UNa、UNb、UNcは、継続的に決定され、計算ユニット1に対して入力変数として供給される。測定されるネットワーク電圧UNの関数として、計算ユニット1は、調整電流値Kを決定する。3つのすべての相に対する調整電流IKa、IKb、IKcを発生させるために、調整電流値Kは、計算された、同期機の固定子電流と、高調波および不平衡の補償電流とを含んでいる。調整電流IKa、IKb、IKcは、高度ダイナミックインバータ4の支援により、結合変圧器5または結合インダクタンスにより電力供給ネットワーク2に供給される。ネットワーク電圧測定ユニット3、計算ユニット1、およびインバータ4のコンポーネントは共同で、電力供給ネットワーク2に対して従来の電気機械式同期機のようにふるまう。インバータの直流電圧側は、電源または蓄電器9を含んでいる。
調整デバイスは本質的に、自由に設定可能なモデルの支援により同期機をシミュレートし、測定されるネットワーク電圧UNの関数として調整電流値Kを決定するために、計算ユニット1を有する。調整電流値Kは、同期機において選択されたパラメータの状態を生じさせる。計算ユニット1は、この目的のために同期機シミュレーションアルゴリズム6を有する。
さらに、計算ユニット1は、高調波補償のためのモジュールの機能ユニット7と、不平衡補償のためのモジュールの機能ユニット8とを有する。調整電流値信号Kは、同期機のシミュレーションと、高調波および不平衡の補償と、に対するアルゴリズムの支援により、ネットワーク供給電流設定値信号として決定され、計算された同期機の固定子電流および補償電流であるIKsetを電力供給ネットワーク2に供給するために高度ダイナミックインバータ4に供給される。同期機シミュレーション6におけるパラメータの自由な定義により、例えば、減衰、および過渡的なプロセスに対する反応に関して同期機の応答を、接続された電力供給ネットワーク2中のそれぞれの状況に対して、および/または電力供給ネットワーク2中の負荷の挙動に対して整合させることができる。
高調波および不平衡の補償に対して決定される調整電流IQおよびIUのそれらの成分を、同期機のシミュレーションにより決定される調整電流IKsetの成分に重ね合わせることができる。
同期機の完全なシミュレーションにより、P−f(電力/周波数)およびQ−U(無効成分/電圧)のドループ機能に基づいて、ネットワークシステムにおける従来の電力伝達および無効成分の伝達において、調整デバイスを含めることが可能になる。同期機シミュレーションアルゴリズム6に影響を及ぼすことにより、ネットワーク支援のための容量性の無効成分は、ネットワーク電圧UNの低減により引き出すことができる。これに対して、ネットワーク周波数が、ネットワークの制限荷重のインジケータとして下がる場合、電力が調整システムから電力供給ネットワーク2に自動的に伝送される。同期機シミュレーションアルゴリズム6が、自由な機械モードにあるとき、線形P−f/Q−Uのドループ機能に基づいて、第1の制御(調整機械モード)の重ね合わせにより、電力が固有の特性に基づいて伝達される。必要な電力は、インバータ4に接続されている直流電圧源9において、利用できるように保持されている。電力供給ネットワーク2中で必要とされる電力および無効成分は、仮想の回転子角を予め設定することにより、および/または仮想の励磁を変えることにより、同期機シミュレーションアルゴリズム6においてローカルに取得できる。回転子角が予め設定されるとき、ネットワークに供給される、またはネットワークから取られる電力は、従来の電気機械式同期機のケースのようにシャフトに供給されず、またはシャフトから取られず、インバータ4を介して直流電圧蓄電器9に供給され、または、直流電圧蓄電器9から取られる。
計算ユニット1はさらに、電力供給ネットワーク2における電圧高調波と電圧不平衡とを分析し、調整電流値Ksetの成分として、適切な補償電流値KOおよびKUを提供する。これらは、同期機のシミュレーションの第1の設定値電流上に、第2および第3の設定値電流として重ね合わされ、それらの結果は互い違いに配置され、インバータ4に対して全設定値IKsetとして供給される。
インバータの変調は、極めてダイナミックなヒステリシス方法を使用して実行され、その方法は、構成された補償電流設定値信号Ksetを直接処理し、したがって、それを供給することにより、電力供給ネットワーク2上で補償電流設定値信号Ksetが直接作用することが可能になる。
図2は、ネットワーク電圧プロファイルと、補償電流プロファイルとを有する調整デバイスの図を示す。悪影響を及ぼされるネットワーク電圧UNが測定され、計算ユニット1により供給される。ある期間にわたって、調整電流値Ksが、同期機シミュレーション6の支援により提供され、高調波補償のための高調波補償電流値KOと、ネットワーク電圧を平衡させるための不平衡補償電流値KUとが提供される。相電流レギュレータと高度ダイナミックインバータ4とを介して、これらの調整電流値Kが調整すべきネットワーク領域に供給されるという点で、外乱事象が、これらの調整電流値Kの関数として、ある期間にわたって補償される。
図3は、負荷がかかった電力供給ネットワーク2に接続されている調整デバイスの詳細な設計図を示す。一例として、ネットワーク品質に負荷を与える負荷10a、10bが、調整デバイスの動作領域において接続されている。計算される調整電流値Kが、対応する調整電流値IKとして、インバータ4を介して電力供給ネットワーク2に供給される点で、電力供給ネットワーク2の電力品質は、調整デバイスの動作領域において改善される。
同期機シミュレーション6に対する構成要素は、ネットワーク電圧のフォワード変換11を含み、測定された3相ネットワーク電圧UNから、モデルの支援により、電気的励起およびかご形ダンパー巻線を有する仮想電気機械式同期機の固定子電流を計算するために、ネットワーク電圧のフォワード変換11は、固定子電圧として同期機シミュレーションにより、後に解釈される。最適化アルゴリズムおよび機械パラメータ再調整の支援により、瞬時のネットワーク負荷状況を考慮に入れるために、3相ネットワーク電圧UNはまた、ネットワーク観測のためのユニット11に供給される。この目的のために、同期機の微分方程式システムの自由に定義可能な線形の係数が、2、3分の時間間隔で継続的に適合される。同期機シミュレーションの微分方程式システムは、磁気的に線形であり、電気的に励起された同期機の2軸モデルを記述し、d−q座標系に基づいて、図中の固定子、励磁器、およびダンパーのすべての電気的および磁気的変数を考慮に入れる。磁束結合行列を含む、固定子、励磁器、およびダンパーの自由に設定可能なインピーダンスに加えて、モデルは機械系を含み、d−q形式のネットワーク電圧を表すために必要な変換だけでなく機械回転子の回転質量のシミュレーションに対して、および、電力供給ネットワーク2に供給するための、機械の固定子電流値をインバータ4に転送するために、2軸モデルを使用して計算されるd−q固定子電流を3相固定子電流に再供給することに対して、機械系は同様に設定可能である。
さらに、理解できるように、高調波補償に対するアルゴリズム7および不平衡補償に対するアルゴリズム8はそれぞれ、測定される3相ネットワーク電圧UNの関数として、時間tにわたって*補償電流値信号K0(t)およびKU(t)を生成する。時間tにわたって合成調整電流信号K(t)を生成するために、補償電流値信号は、機械シミュレーションからの計算された、機械の固定子電流信号とともに、加算器12において互いに重ね合わされる。設定値として全調整電流プロファイルIK(t)を生成するために、合成調整電流信号K(t)は、インバータ4に対して設定値として供給される。
(* KSは同期機シミュレーションの電流信号(機械電流)であり、Koは高調波補償デバイスの電流信号(高調波補償電流)であり、KUは不平衡補償デバイスの電流信号(不平衡補償電流)であり、機械電流+高調波補償電流+不平衡補償電流=調整電流である。)
図4は、同期機シミュレーションに対するアルゴリズム6の詳細な設計のブロック図を示す。アルゴリズムは微分方程式システムを含み、微分方程式システムは、2軸モデルに基づいて同期機の挙動を記述するために、計算ユニット中でリアルタイムに動作する。固定子電流は、電気的励起およびかご形ダンパー巻線を有する仮想電気機械式同期機のd−q座標におけるネットワーク電圧UNから計算される。同期機の2軸モデルは、このような機械の固定子、励磁器、およびダンパーの、すべてのインピーダンスおよび磁束鎖交数を含み、リアルタイムで、その電気的、磁気的、および機械的変数のすべてを決定する。
微分方程式システムの自由に設定可能な線形の係数に加えて、d−q形式のネットワーク電圧を表すために必要な変換だけでなく機械回転子の回転質量のシミュレーションに対して、および、電力供給ネットワーク2に供給するために、2軸モデルにより計算されるd−q固定子電流を、インバータ4に対する設定値の転送のために3相固定子電流に再供給することに対して、同様に設定可能な機械系をモデルは含む。
電気機械式同期機に対応する微分方程式システムにおいて、計算ユニット1は、3相UNa、UNb、およびUNcを含むネットワーク電圧UNを処理する。この目的のために、固定子電圧UNのフォワード変換が、変換角φの支援により、成分UNdおよびUNqに対して第1に実行される。変換角φは、微分方程式システムにおいて計算される、仮想回転子の回転から導出される。
微分方程式システムは、電気機械式同期機に特有のものである磁気結合と、固定子、励磁器、およびダンパーにおけるインピーダンスとを考慮にいれ、d−q座標におけるネットワーク電圧からd−q座標における機械の固定子電流を計算するために使用される。固定子、励磁器、およびダンパーは、d軸上で互いに磁気的結合される。励磁器はd軸上のみで作動することから、固定子とダンパーだけが、q軸上で互いに結合される。d軸およびq軸は互いに垂直であることから、d軸およびq軸は互いから磁気的に分離されている。
インバータを介して、計算された固定子電流を電力供給ネットワーク2に供給することを可能にするために、固定子電流は前もって、d−q表示からabc表示に再変換されていなければならない。もう一度、変換角φの支援により、変換が実施される。
同期機の微分方程式システムはまた、トルク形成、回転子のシミュレーション、機械の回転速度、および電気的機械の変数の座標変換のための回転角の決定を考慮に入れる。
ネットワーク観測13aと、最適化13bと、機械パラメータ再調整13cとに対するユニット13の支援により、ネットワークの負荷状況が考慮に入れられる。この目的のために、ネットワーク電圧UNが調整デバイスのネットワーク接続点で評価され、電力供給ネットワーク2の過渡的な短絡電力を増加させるために、同期機のシミュレーションの設定は、電力供給ネットワーク2における振動の最適減衰と、あるネットワーク荷重に対する同期機のシミュレーションの最適反応とを目的とする動作中に変更される。同期機のシミュレーションのパラメータ継続的な適合により、切り換えプロセスから結果として生じる、ネットワーク特性値における変化に対して、または、支配的な負荷の影響に対して反応することが可能になる。過渡dリアクタンスと、副過渡dおよびqリアクタンスと、それゆえに、突然のネットワーク負荷に対する同期機シミュレーションの反応が後に続く固定子電流における異なる減衰時定数は、磁束結合行列の要素と、同期機シミュレーションの固定子、励磁器、およびダンパー回路のd−qインピーダンスとにより調整できる。さらに、同期機シミュレーションの機械系は、自由に設定可能であり、そのことは、仮想機械の固有の機械振動数を回転子の慣性質量モーメントにより変更できることを意味する。
遠隔の電力および無効成分の要求をサポートするために使用される電力供給ネットワークとともに、調整デバイスは、P−fおよびU−Qのドループ機能を使用することにより、従来の同期発電機に取って代わることができる。P−fおよびU−Qのドループファクタは、電力Pおよび周波数fの間の関係と、無効成分Qおよび電圧Uの間の関係とを記述する特性である。遠隔の電力要求が起こるとき、調整デバイスが固有の特性または線形化特性により選択的に作動する結果として、同期機モデル上に重ね合わせるべき主な調整をレギュレータが提供することが可能である。
シミュレートされる同期機に対応する数の調整デバイスが物理的にネットワークに分散されるとき、ダンパーの特性とともに、このような可能性のある調整は、ネットワーク上にプラスの影響をモーターらし、従来の発電所から知られているように、小さいスケールで、その効果がネットワーク全体にわたる。
最適アルゴリズム13bを使用して、結合点におけるネットワーク挙動の分析と、機械モデルのパラメータの決定とにより、いずれかの振動の傾向または電圧ディップを抑制できる。
図5は、調整デバイスに対する、高調波補償のための機能ユニット7のブロック図を示す。3相ネットワーク電圧UN(UNa、UNb、UNc)の関数として、上限電圧補償設定値Koが生成されて、インバータ4における調整電流IKの対応する成分を発生させる。
ネットワーク電圧の1つの位相は、ネットワーク電圧UNの位相1に対する角の基準を生成するために、2つの再調整電圧制御発振器15a、15bを有する位相同期ループ(PLL)14に供給される。直交アルファ―ベータシステムが、2つの付加的な電圧制御発振器(VCO1、VCO2)15a、15bの再調整により形成され、電圧制御発振器15a、15bは、それらの間にΦ=−π/2の基本角のずれを有している。ネットワーク電圧UNに対する正しい位相における、正規化3相補助システムは、その後の、α−βとa−b−cとの間の変換17により利用可能になり、ネットワーク電圧UNの振幅において、2乗平均平方根値機能7により再調整される。摺動するネットワーク電圧の2乗平均平方根値は、2乗平均平方根値機能7を使用して各位相に対して別々に形成され、位相同期ループPLLにより以前に生成された3相補助システムは、乗算により振幅が重み付けされる。
ネットワーク電圧の別々の位相ひずみ成分を決定するために、乗算器19の後に取り出すことができる、正しい振幅および正しい位相の補助信号が、減算20によりネットワーク電圧の瞬時信号から取り去られる。ネットワーク電圧中のひずみ成分を表す信号は、減算点20から下流に取り出すことができる。
フィルタ21を使用して基本周波数成分を除去した後に、ネットワーク電圧の各位相のひずみ成分の、摺動する2乗平均平方根値は、2乗平均平方根値機能22を使用して決定される。これらの実際のひずみ信号は、ひずみレギュレータ25aに供給され、各位相に対して別々に調整が実行される。
高域フィルタリングの後に、位相インバータ24において、信号が各位相に対して別々に反転される。位相反転により取得される補償信号は、乗算器25を介して電流重ね合わせデバイス12に供給され、電流重ね合わせデバイス12は、機械シミュレーションおよび不平衡補償の電流の設定値を含む。位相インバータ24から下流に生成される高調波補償信号は、ひずみレギュレータ25aからの出力信号により、乗算25によって前もって振幅が重み付けされる。設定値ブロック23により予め定められる、ネットワーク電圧の残留ひずみ値が調整されるまで、ひずみレギュレータ25aによる振幅の重み付けは、位相インバータ24から下流に生成される補償信号を増幅または減衰させる。
ネットワーク電圧に対して正しい振幅および位相を有する補助信号は、図5中の乗算器19から下流に取り出すことができ、さらなる使用のために、図6中の不平衡補償ステージに伝えられる。
図6は、不平衡補償のための機能ユニット8のブロック図を示す。2乗平均平方根値機能ユニット26を使用して、摺動するネットワーク電圧の2乗平均平方根値を各位相に対して別々に決定した後に、ネットワーク電圧の2乗平均平方根値の算術平均が平均化ユニット27により決定される。不平衡の程度が、次に、共通のネットワーク電圧平均値と、各位相に対して決定された摺動するネットワーク電圧の2乗平均平方根値との間の差として計算され、各ケースにおいて、不平衡レギュレータ28に供給される。減算器29が減算プロセスのために設けられている。
高調波補償のためのデバイス7中で取得され、a−b−c座標系において、ネットワーク電圧に対して正しい振幅および位相を有する補助信号が、平衡を再現する補償信号として使用される。各位相に対して、これらの信号は、それぞれの位相インバータ31により、それぞれ位相反転される。不平衡レギュレータ28のそれぞれの出力により、この位相反転された補助信号は、乗算器31によって、各位相に対して別々に振幅が重み付けされる。
それゆえに、不平衡補償信号は、インバータ4の設定値の成分として、操作変数に比例する対応する方法で利用可能であり、高調波補償および同期機シミュレーションに対するさらなる電流設定値信号上に重ね合わされる。
外乱の発生後の、高調波および不平衡の補償機能の動作における変化は、異なる時間間隔が経過した後に、ネットワーク電圧プロファイルと理想的なシヌソイド形状との間の矛盾の形態で起こることから、調整装置の3つの機能ユニットの電流設定値信号の重ね合わせが可能である。設定次第で、ゼロから数百ミリ秒までの領域における最初の時間窓が、同期機シミュレーションの影響に対して確保される。これは、同期機シミュレーションの過渡および副過渡反応が、直ちにネットワーク上で作用することを意味する。高調波および不平衡の補償機能における、2乗平均平方根値の測定点の遅延効果のために、ネットワーク電圧プロファイルにおける外乱または不平衡の発生後のこれらのサブシステムのレギュレータの動作は、同期機シミュレーションの反応後に時間オフセットで生じる。

Claims (6)

  1. 3相電力供給ネットワーク(2)に接続できるネットワーク電圧測定ユニット(3)を有し、前記ネットワーク電圧測定ユニット(3)に接続され、調整電流値(K)を決定するために使用される計算ユニット(1)を有し、前記電力供給ネットワーク(2)に接続され、前記決定された調整電流値(K)の関数として、調整電流(IK)を供給するために使用されるインバータユニットを有する、電力供給ネットワーク(2)のための調整デバイスにおいて、
    前記計算ユニット(1)は、3相において測定された、前記電力供給ネットワーク(2)のネットワーク電圧(UN)を入力変数として使用して、自由に変更可能な同期機パラメータの関数として、前記調整電流値(K)のうちの少なくとも1つの成分(KS)をシミュレートされる同期機の固定子電流として提供するために、同期機のモデル化されたシミュレーションに対して設計されていることを特徴とする調整デバイス。
  2. 前記計算ユニット(1)は、固定子、励磁器、およびダンパーの、インピーダンスと、前記シミュレートされる同期機の前記固定子、励磁器、およびダンパー間の磁束結合とを記述するために、完全な微分方程式システムの線形の係数の、設定可能な行列を含む、前記微分方程式システムの支援により、前記固定子、励磁器、およびダンパーを有する、磁気的に線形で、電気的に励起された同期機をシミュレートするように設計されていることを特徴とする請求項1記載の調整デバイス。
  3. 前記計算ユニット(1)は、前記同期機モデルの支援により、前記同期機をシミュレートするように設計され、また、機械系を考慮に入れ、前記シミュレートされる同期機の回転子の回転質量をシミュレートするように設計されていることを特徴とする請求項1または2記載の調整デバイス。
  4. 前記計算ユニット(1)は、前記測定されたネットワーク電圧のネットワーク電圧高調波を決定し、前記決定された電圧高調波の補償のために、前記調整電流値(K)の成分として高調波補償電流値(Ko)を発生させるように設計され、
    前記高調波補償電流値(Ko)に対応する補償電流(IK)が、前記電力供給ネットワーク(2)に再供給されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の調整デバイス。
  5. 前記計算ユニット(1)は、前記測定されたネットワーク電圧(UN)のネットワーク電圧不平衡を決定し、前記決定されたネットワーク電圧不平衡を補償するために前記調整電流値(K)の成分として不平衡補償電流値(KU)を発生させるように設計され、
    前記不平衡補償電流値(KU)に対応する補償電流(IK)が、前記電力供給ネットワーク(2)に再供給されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の調整デバイス。
  6. 結合インダクタンスまたは結合変圧器(5)を介して、前記電力供給ネットワーク(2)に接続されるインバータ(4)と、
    前記インバータ(4)に接続される直流電圧源(9)と、
    前記インバータ(4)は、前記電力供給ネットワーク(2)において電力調整を実行するために前記調整電流値(K)により駆動されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の調整デバイス。
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