JP2010539440A - 時計におけるアーバをピボットにより軸支するデバイス - Google Patents

時計におけるアーバをピボットにより軸支するデバイス Download PDF

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Abstract

時計においてアーバ(11)をピボットによる軸支をするデバイスが、このアーバの一方の端部をそれぞれに形成する2つのピボット(12、12’;32)と、これらの2つのピボットを受けるための2つの軸受とを具備する。2つのピボットのそれぞれが、円筒形状の部分(19、19’;39)と、この円筒形状の部分を延長しかつ先端部の方向へ徐々に減少する凸状で丸味を帯びた部分(13、13’;33)とを具備する。軸受のそれぞれが、弾性的に所定位置に保持される、ピボットによる軸支構造(25;35)を具備し、このピボットによる軸支構造は、ピボットの一方の該円筒形状の部分(19、19’;39)が通る円筒形状の通路を具備する。またピボットによる軸支構造は、該ピボットの先端部が当接する軸受表面を具備する。ピボットによる軸支をするデバイスは、軸受のそれぞれのピボットによる軸支構造が、逆三角形または逆台形縦断面の部分(16、16’;38;46)を有する開口(16、16’;36;46)を具備し、かつ2つのピボットの一方の凸状で丸味を帯びた部分(13、13’;33)は、アーバ(11)が2つの軸受の開口の傾斜壁間において軸方向で保持されるように、該傾斜内壁に当接する点に特徴を持つ。

Description

本発明は、時計でアーバをピボットにより軸支するデバイスに関し、このデバイスは、アーバの各端部に形成された2つのピボットと、これらの2つのピボットを受ける2つの軸受とを具備する。2つのピボットそれぞれは、根本側のほぼ円筒形の円筒形状部分と、先端部をなす凸状の丸味を帯びた部分にして、ほぼ円筒形の部分から続いていて先端に向かって徐々に先細りを呈する凸状で丸味を帯びた部分を有する。2つの軸受のそれぞれが、所定位置に弾性的に保持され、ピボットによる軸支構造を有し、このピボットによる軸支構造は、ピボットの円筒形状部分が通る円筒形状の通路と、当該ピボットの先端部が当接する軸受表面とを具備する。
「時計学の理論(Theorie d’horologerie)」という著作の291頁の図13−51および13−52が、上記の定義に適う、テンプのテン真用の耐衝撃ピボットにより軸支するデバイスの片半分を示す。テン真の端部の一方を形成する図示のピボットは、先の尖った形状を有し、わずかに丸味を帯びた端部を備える円筒部で終わる。ピボットによる軸支は、そのための構造を形成する、はめ込み台に保持される石穴および受石によって実現される。石穴は、テン真を径方向で保持するようにピボットの円筒形の部分を包囲するほぼ円筒形の通路を形成する。受石は、ピボットの丸味を帯びた端部が当接する軸受表面を形成する。はめ込み台は、所定位置に弾性的に固定される。
またスイス特許第324,263号の図5に示される実施例のピボットにより軸支するデバイスは上の説明に適うものである。その図5に示されたピボットは、わずかに丸味を帯びた先端部を備える円筒部で終わる。ピボットによる軸支は、円筒壁を備える盲穴が穿たれた単一の石によって実現される。この石は、はめ込み台の中に取り付けられ、このはめ込み台と共にピボットによる軸支構造を形成する。ピボットの円筒部は、この穴の円筒壁に係合され、したがってピボットの丸味を帯びた端部は、盲穴の平らな底によって形成される軸受表面に当接することができる。さらには、図1に例示されるように、ピボットによる軸支構造は、軸受本体(それ自体は底板に固定される)の円錐基部で筐体中の定位置に弾性的に固定される。
上に説明した先行技術では、ピボットにより軸支するデバイスには、いくつかの欠点が存在する。特に、各ピボットがその対応する軸受に接触する区域は、時計の傾きに応じて変化する。したがって、時計が水平位置にあるときには、テン真は垂直に向けられて、ピボットの一方の丸味を帯びた端部のみが軸受表面に当接するのに対して、時計が垂直位置にあるときには、円筒形状の通路の側面に寄り掛かるのは、ピボットの円筒部の周囲である。このような条件では、時計が平らな位置にあるときに、他の位置にあるときよりも摩擦による制動機能が低下することは明白であろう。この現象はテンプ輪の振動に影響を与え、次には振幅のばらつきが、水平位置と垂直位置との間で歩度のばらつきを引き起こす恐れがある。
したがって、本発明の目的は、ウオッチの様々な位置間における振幅のばらつきが最小限に低減される、テンプのテン真をピボットにより軸支するデバイスを提供することである。本発明は、請求項1に従うデバイスを提供することによって本目的を実現する。
本発明によれば、各ピボットが、軸支構造の台形縦断面を備える部分の傾斜内壁に当接する(ここで、開口の「縦断面」とは、この開口が、開口軸を含む平面に沿った、または、ほぼ同じことであるが、テンプ輪の旋回軸を含む平面に沿った断面で見たときにおける、この開口の輪郭の形状を意味する)。よって、ピボットの先端部は、開口の底まで貫入することができない。したがって、ピボットは、軸受表面に決して先端で当接することがない。たとえテン真が垂直に向けられても、当接は、ピボットの先端を介して行われるのではなく、このピボットの丸味を帯びた部分の側面のみを介して行われる。このような条件では、摩擦力トルクが時計の様々な可能な向きの間で非常にわずかにしか変化しないピボットにより軸支するデバイスを実現することが可能である。
開口のテーパ付き縁部に当接する側面を有する丸味を帯びた部分の直径は、約0.05〜0.10mmの範囲にあることが好ましい。
逆三角形または逆台形縦断面を備える部分の壁は、テン真の軸線に対して約40°〜60°の範囲の傾きを有する。
本発明の第1の実施形態によれば、2つの軸受のそれぞれのピボットによる軸支による軸支構造が、円形または多角形断面の該開口(16、16’)が配置される軸方向止め要素(15、15’)と、円筒形状の通路が通る径方向案内要素(21、21’)とを具備する。
第1の本実施形態は、石穴および受石を関連させる先行技術のピボットにより軸支するデバイスと同様である。しかし、本発明に従う軸方向止め要素は、この要素が、ピボットの凸状で丸味を帯びた部分を受ける開口を有する点において、知られた受石とは異なる。
第1の本実施形態の有利な実施形態によれば、開口が形成される止め要素のそれぞれが、単結晶によって作成され、開口自体は、この単結晶をウェット異方性エッチングすることによって作られる。
本発明の第2の実施形態によれば、円形または多角形断面の開口の円筒壁部分が、ピボットによる軸支構造の円筒形状の通路を形成し、この円筒壁部分は、逆三角形または逆台形縦断面を備える部分と開口の口部との間に配置される。
第2の本実施形態は、円筒形状の通路および軸受表面がピボットによる軸支構造の同じ開口の中に作製されるので、「シングル・ピース」と呼ばれる。本発明の本実施形態は、前述のスイス特許第324,263号で開示されたピボットにより軸支するデバイスを多少連想させる。しかし、本実施形態は、開口の底が平らではなく、傾斜壁を有する点において先行技術とは異なる。
本発明の他の特徴および利点は、非限定的な実施例としてのみ供され、かつ付属の図面を参照して行われる以下の説明を読むと見えてこよう。
本発明に従う径方向案内要素および軸方向止め要素に挿入されたピボットを示す模式的な断面図である。 本発明の第1の実施形態に従うピボットにより軸支するデバイスのピボットによる軸支構造を模式的に示す部分断面図である。 図3と同じ要素を示すが、テン真の軸が垂線に対して傾斜している模式的な断面図である。 本発明の第2の実施形態に従うピボットにより軸支するデバイスのピボットによる軸支構造を模式的に示す部分断面図である。 シリコン・ウェハから入手されうる、本発明に従う軸方向支持要素の斜視図である。 図5の軸方向支持要素が入手されうるシリコン・ウェハの断面図である。
図3は、テン真11を、そのピボットにより軸支するデバイスと共に模式的に示す。テン真11の端部には、丸味を帯びた先端を備える2つのピボット(それぞれ12および12’と参照符号が付けられている)が形成される。テン真11は、2つの径方向案内要素(21、21’)によって径方向で保持され、かつピボット12、12’が当接できる2つの軸方向止め要素15、15’によって軸方向で保持されることも理解されよう。
図1は、垂直に向けられた(図3と同一の)ピボットにより軸支するデバイスの片半分を示す。図1および3は、図示の実施例では、ピボット12の先端部が、半球体を形成する丸味を帯びた部分13で終わる。この球体の直径は、有利には0.05〜0.10mmの範囲に含まれ、例えば、約0.07mmである。ピボット12の先端部13は、軸方向止め要素15に形成された、台形断面の開口(図1で16と参照符号が付けられている)の内壁17に当接するようにされる。開口16は、テン真11の軸とほぼ同軸の円錐の形状を有することが理解されうる。円錐の開口16は、約80°〜120°の間に含まれることが好ましく、すなわち、換言すれば、テンプ真11の軸線に対する壁17の傾きは、40°〜60°の間に含まれることが好ましい。また図1および3は、丸味を帯びた部分13および開口16が、丸味を帯びた部分13の横表面が完全に傾斜壁17によって支持されるようにサイズ決めされることを示す。
図3では、2つの矢印(Nと参照符号が付けられている)が、ピボット12と軸方向止め要素15との間の接触表面に対する垂直方向を表す。2つの矢印Nの原点の場所は接点にある。それらの接触表面は不均一であるのではなく、それらの表面に対して垂直に当接できることを可能にするという点に留意されよう。換言すれば、矢印Nの方向は、ピボット12が開口16の壁上で当接する点において、ピボット表面に対する法線方向および開口の傾斜壁に対する法線方向の両方に対応する。
本発明によれば、ピボット12は、開口16の底に当接するのではなく、その傾斜内壁に当接する。実際に、開口16の軸がピボット12の軸に対してほぼ平行であるので、ピボット12と開口16の内側との接触は、ピボットの側面を介して、すなわち、円錐壁の傾き(本実施例では約50%)と同じ傾きのピボット表面領域を介して、行われる。さらには、図1および3を比較すると、テン真が水平であるときおよびテン真が傾斜しているときに、接触を保証するのはピボットのほぼこの同じ表面領域であることも理解されるであろう。
また図1および3には、ピボット12、12’が、丸味を帯びた先端部13、13’に続く細長い円筒状部19、19’を具備することが示される。この細長い円筒状部は、径方向案内要素21、21’のオリーブ・カットまたは円筒穴の中を通る。径方向案内要素の働きは、通常のピボットにより軸支するデバイス中の石穴の働きに対応する。さらに、本発明のピボットにより軸支するデバイスでは、径方向案内要素21、21’は、ピボットの丸味を帯びた先端部13、13’が完全に開口16、16’から解放されてしまうのを防止する。実際には、図3をより詳しく参照すると、テン真11と軸方向止め要素15、15’との間に、径方向および軸方向の両方に多少の遊びが存在することが理解されうる。しかし、本図では、理解を助けるために、この遊びの振幅が誇張されていることに留意されたい。軸方向の遊びのために、テン真11が垂直であるか、または図3におけるようにほぼ傾斜しているとき、上端部12’は、もはや軸方向止め要素15’に接触していない。この状況では、細長い円筒状部19’は、径方向案内要素21’中のほぼ円筒形の通路の内壁に当接する。図3では、ピボット12’と径方向案内要素21’との間の接触表面に対する垂直方向が、矢印(再び参照符号N)によって表される。矢印Nは、接触点の箇所から始まる。最後に、図示されていない、テン真がほぼ水平である場合には、円筒部19、19’が両方とも、径方向案内要素21、21’の一方のほぼ円筒形の通路の内壁に当接することは明白であろう。したがって、ピボットと径方向案内要素との接触は、常にピボットの側面を介して行われる。
本発明によれば、径方向案内要素および軸方向止め要素が、弾性的に所定位置に保持された、ピボットによる軸支構造の一部を形成するので、テン真11と軸方向止め要素15、15’との間の遊びは、衝撃の発生時に一時的にはるかにより大きくなりうる。ピボットによる軸支構造のこの弾性的な懸架は、知られた様態で、衝撃の発生時に円筒部19の破壊を防止するために設けられる。したがって、テン真11は、円筒状部19よりもかなり太い径のピボットシャンク(図1で23と参照符号が付けられている)を有する。ピボットシャンク23は、その寸法のために、ピボット12、12’の先端部よりもはるかに堅固であり、それは、衝撃に関連するエネルギーのより大きな部分を吸収するように、本デバイスの一部(図示されていない)に当接するように設けられる。
図2は、本発明の第1の実施形態に従うピボットにより軸支するデバイスのピボットによる軸支構造を模式的に示す部分断面図である(図1および3にも示された図2のこれらの要素は、同じ参照符号をそのまま有する)。本図は、それぞれに軸方向止め要素15および径方向案内要素21を形成する2つの石が、はめ込み台(模式的に示されている)の中に両方とも取り付けられて、このはめ込み台と共に、それらはピボットによる軸支構造25を形成することを示す。
ピボットによる軸支構造25を作製する際にいくつかの問題点が存在しうる。実際に、開口16の軸と径方向案内要素21のほぼ円筒形の通路の軸とは、完璧に一線に揃えられることが重要であるのが容易に理解されよう。事実、ピボットの直径は0.1mm台であるので、2つの開口の軸間における百分の1ミリメートル未満のずれであっても、ピボットによる軸支の品質にかなりの影響を与えるには十分である。
図2は、軸方向止め要素15が円筒空洞27の中に収容されることを示す。空洞27の直径は、軸方向止め要素の直径よりもわずかに大きい。したがって、この止め要素には、多少の横方向の遊びが許されている。テン真が、図2に示されたように、垂直位置にあるとき、ピボット先端部の丸味を帯びた部分13は、要素15の開口16の傾斜側面に当接する。何らかの理由のために、開口16がテンプ真の軸線と完全には一線に揃えられないと、傾斜縁部上におけるピボット先端部の当接は、開口の一方の側面上のみで生じる。このような条件では、開口の縁部上におけるピボットの推力が非対称的に掛けられ、かつこの推力の水平成分が、軸方向止め要素15をテン真軸の中に戻すのに十分である。したがって、開口16の傾斜壁は、軸方向止め要素15が自動的に中心に位置することを可能にすることが理解されよう。
状況によっては、軸方向止め要素が、ピボットによる軸支構造の中で剛に固着されることが推奨される。ここに説明された位置合わせ問題に対する解決策は、この状況に適合されうる。実際に、軸方向止め要素15の位置合わせをピボットによる軸支構造25の組立段階で厳密に調整することが可能である。これを実施するために、まず第1に「模擬アーバ」が、ピボットによる軸支構造25中の、テン真用に設けられた箇所に挿入される。この「模擬アーバ」の推力は、前段落で説明されたものと同一の原理に従って、軸方向止め要素15が中心に位置決めされることを可能にする。一旦、軸方向止め要素15の開口16が、完璧に軸の中に導かれてしまうと、接着、溶接、または当業者に知られた他の任意の方法によって、この要素をピボットによる軸支構造25の他の部分に固定するステップが実行される。一旦、「模擬アーバ」の除去が完了しかつ軸方向止め要素の固定が完了した場合にのみ、ピボットによる軸支構造25は、ウオッチの中に位置決めされることが好ましい。
図4は、本発明の第2の実施形態に従うピボットにより軸支するデバイスのためのピボットによる軸支構造を模式的に示す部分断面図である。図示された半部分のデバイスは、図1、2、および3のピボット12と同様のピボット32を備える。それは、細長い円筒状部39を備える先端部を有し、丸味を帯びた部分33で終わる。ピボット32の先端部は、ピボットによる軸支構造35の開口36の中に挿入される。本図は、開口36の縦断面が、円筒状壁を備える第1の部分37を有し、それに台形縦断面の部分38が続くことを示す。ピボットの丸味を帯びた先端部33は、その丸味を帯びた表面が、台形縦断面の部分38の傾斜壁に当接できるようにサイズ決めされる。ピボット32の円筒状部39は、開口36の円筒状壁を備える部分37の内側に延びることも理解されうる。事実、部分37の内壁は、テン真を径方向で保持するように、ピボット32の円筒部39を包囲するために設けられる。したがって、図4に示された本発明の実施形態では、シングル・ピースのピボットによる軸支構造35が、ピボット32の軸方向止め要素および径方向案内要素の両方の働きを全うすることが明白であろう。図1、2、および3の実施形態との比較で、図4の実施形態は、要素15および21をシングル・ピースに統合するものであると言える。シングル・ピース要素35は、例えば、金属もしくは合金から、またはプラスチック材料からさえも作製されるのに適切である。要素35を金属または合金で作製するように望まれる場合には、光リソグラフィおよびガルバニック成長を利用すること、および特にLIGA技術を実施することが可能である。
開口16、16’および36の断面が必ずしも円形ではないことを明記することも重要である。事実、図5および6に示され、今から説明される実施例で理解されるように、開口の断面が多角形であってもよい(開口の「断面」とは、それが開口軸の横断面でまたは、ほぼ同じことであるが、テンプ輪の旋回軸を横切って見られるときに、開口の輪郭の形状を意味する)。
本発明の有利な変型によれば、図1から3に示された軸止め要素15は、例えば、シリコンのような、単結晶材料のウェハから作製されうる。事実、液体(またはウェット)媒体異方性エッチングという知られた方法が、単結晶ウェハの中に三角形または台形縦断面の多角形開口を形成する有利な方式である。
単結晶のエッチング、またはより厳密には、化学的エッチングは、エッチング速度が、他の方向におけるよりもいくつかの結晶学的方向で高い場合に異方性と呼ばれる。エッチング異方性は、数多くのパラメータによる。まず第1に、それは、単結晶を形成する物質の化学的特性と、使用されるエッチング試薬の化学的特性との間の相互作用による。さらには、異なる結晶学的方向におけるエッチング速度は、当然であるが、結晶構造の対称性による。したがって、試薬の濃度、温度などを変化させることによって、単結晶の中に相対的に複雑な縦断面を備える多角形開口を作製することが可能である。
知られたウェット異方性エッチングの実施例は、シリコンに関する。ウェット・エッチングによって、<100>方向を有するシリコン・ウェハの中に逆ピラミッドの形状で開口を形成することが可能である。参照により本出願に組み込まれる米国特許出願公開第2004/0195209号は、これらの逆ピラミッド形状の開口を作製するように実施されうる1つのこのような方法を開示する。
図5は、<100>方向を有する単結晶シリコン・ウェハ40から作製された、ピボットにより軸支するデバイス用の軸受の軸方向止め要素15を示す。図6では、このウェハが、マスク43によって覆われているのを示す。このマスクは、シリコンをエッチング試薬から保護するように、エッチングを実行する前にウェハ表面上に形成されなければならない。このマスクは、開口46がシリコンの中にエッチングされなければならない箇所に形成される開口45を有する。エッチング試薬は、エッチングの間にピラミッド形状の開口を作製する。使用される試薬のまさにその性質に応じて、ピラミッドの傾斜面は、<110>面、または<111>面である。このピラミッドは、そのピラミッド面が<110>面であっても、<111>面であっても、正方形断面を有する。事実、<110>方向および<111>方向は、ともに、次数4の回転対称性を有する。
本実施例では、開口46を形成する逆ピラミッドはその頂部が、わずかに切頭されている(図6)。しかし、必ずしも切頭されるとは限らないことは、明白であろう。更には、<110>面の傾きは約45°であり、一方、<111>面の傾きは約55°である。したがって、以上から理解されるように、本発明の有利な特徴によれば、開口の台形部分の縁部は、40°と60°との間の傾きを有する。したがって、ウェット異方性エッチングは、本発明に特に申し分なく好都合である。
当業者に明らかな様々な変更および/または改良が、付属の特許請求の範囲によって画定される本発明の範囲から逸脱することなく、説明された実施形態の1つまたは他に実施されてよいことは明白であろう。特に、本発明は、テン真用のピボットにより軸支するデバイスに限定されるものではない。それどころか、本発明のピボットにより軸支するデバイスは、時計の任意のテン真またはアーバ、特に、脱進器つまりアンクルを軸支するために使用されうる。さらには、本発明によるピボットにより軸支するデバイスは、従来の材料またはシリコン以外の材料から作製されうる。事実、本発明は、当業者が使用に適切であると考える任意の材料から実現されうる。
特に、ウェット異方性エッチングによって砒化ガリウムまたは燐化インジウムの単結晶の中に開口を作製することが知られている。これらの開口は、逆ピラミッドではなく、(三角形断面の)逆四面体の形態を有しうる点において、それらが先の実施例で説明された開口とは異なることを明記することが有用である。一般に、付属の特許請求の範囲に従って、開口の断面は円形または多角形でもよく、断面が多角形の場合には、その多角形は任意の数の辺を有してよい。
11 アーバ; 12、12’ ピボット;
13、13’ 凸状で丸味を帯びた部分; 15、15’ 軸方向止め要素;
16、16’ 開口; 19、19’ 円筒形状の部分;
21、21’ 径方向案内要素。

Claims (11)

  1. 時計のアーバ(11)をピボットにより軸支するデバイスであって、前記アーバの各端部にそれぞれ形成された併せて2つのピボット(12、12’;32)と、前記2つのピボットを受けるための2つの軸受とを具備し、前記2つのピボットのそれぞれが、前記端部に近接した円筒形状の部分(19、19’;39)と、この円筒形状の部分から延び先端部の方へと徐々に先細る凸状で丸味を帯びた部分(13、13’;33)とを具備し、前記2つの軸受のそれぞれが所定位置に弾性的に保持されて成る、ピボットによる軸支構造(25;35)を具備し、前記ピボットによる軸支構造(25、35)は、前記ピボットの円筒形状の部分(19、19’;39)が通る円筒形状の通路と、前記ピボットの前記先端部が当接する軸受表面とを具備しており、
    前記ピボットによる軸支構造は、円形または多角形断面の開口(16、16’;36;46)を具備し、前記開口は逆三角形または逆台形の縦断面の部分(16、16’;38;46)を有し、前記縦断面の傾斜内壁が前記軸受表面を形成し、かつ前記ピボットの前記凸状で丸味を帯びた部分(13、13’;33)の一方は、前記アーバ(11)が前記2つの軸受の前記開口の前記傾斜壁間において軸方向で保持されるように、対応する前記傾斜内壁に当接する、
    ことを特徴とする、時計のアーバをピボットにより軸支するデバイス。
  2. 前記凸状で丸味を帯びた部分(13、13’;33)の曲率半径が、約0.025〜0.5mmの範囲に含まれることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記台形縦断面部分(16、16’;38;46)の内縁部が、前記アーバ(11)の軸に対して約40°と60°との間の傾きを有することを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 前記2つの軸受のそれぞれの前記ピボットによる軸支構造は、円形または多角形断面の前記開口(16、16’)が中に配置される軸方向止め要素(15、15’)と、前記ほぼ円筒形の通路が貫通する径方向案内要素(21、21’)とを具備することを特徴とする、請求項1、2、または3のいずれかに記載のデバイス。
  5. 前記軸方向止め要素(15、15’)は、前記開口(16、16’)が前記径方向案内要素(21、21’)の前記ほぼ円筒形の通路と一線に揃えられることを可能にするために、前記アーバ(11)の軸に対して多少の横方向の遊びを備えて、前記ピボットによる軸支構造(25)の中に取り付けられることを特徴とする、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記2つの軸方向止め要素(15、15’)は、それぞれが単結晶シリコンによって形成され、かつ前記軸方向止め要素のそれぞれの中の前記開口(16、16’;46)は、前記単結晶を異方性のウェット・エッチングすることによって作製されることを特徴とする、請求項4または5に記載のデバイス。
  7. 前記円筒形状の通路は、円形または多角形断面の前記開口(36)の円筒壁部分(37)によって形成され、前記円筒壁部分は、逆三角形または逆台形縦断面の前記部分(38)と前記開口(36)の口部との間に配置されることを特徴とする、請求項1、2、または3のいずれかに記載のデバイス。
  8. 前記ピボットによる軸支構造(35)はプラスチックから作製されることを特徴とする、請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記ピボットによる軸支構造(35)は金属または合金から作製されることを特徴とする、請求項7に記載のデバイス。
  10. 各軸方向止め要素(15、15’)の中の前記開口(16、16’;46)は正方形断面の開口であることを特徴とする、請求項6に記載のデバイス。
  11. 時計のアーバをピボットにより軸支するデバイスを組み立てる方法であって、
    ピボットによる軸支構造(25)の軸方向止め要素(15、15’)と径方向案内要素(21、21’)とを、前記軸方向止め要素に多少の横方向の遊びを与えるように組み立てるステップと、
    前記ピボットによる軸支構造の円筒形状の通路の中に模擬アーバを挿入するステップと、
    開口(16、16’)を前記円筒形状の通路と一線に揃えるように、前記模擬アーバの端部で前記軸方向止め要素を圧迫するステップと、
    前記軸方向止め要素(15、15’)を前記ピボットによる軸支構造(25)の他の部分で固定するステップとを含むことを特徴とする、時計のアーバをピボットにより軸支するデバイスを組み立てる方法。
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