JP2010535663A - 車両用エアバッグモジュール - Google Patents

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Abstract


本発明は、車両に配設される第1サブアセンブリ(2)と、前記第1サブアセンブリ(2)において、人を保護するべく膨張可能とされ、エアバッグ(20)膨張用のガスが充填される内部空間(22)を有するエアバッグ(20)と、前記第1サブアセンブリ(2)において、前記エアバッグ(20)を収容するためのハウジング(3)と、前記第1サブアセンブリ(2)とは別体として設けられ、車両において前記第1サブアセンブリ(2)から所定距離を隔てて配置された第2サブアセンブリ(4)と、前記第2サブアセンブリ(4)において、前記エアバッグ(20)の内部空間(22)のガスを冷却するクーラント(41)を貯留するリザーバー(40)と、を含む車両用エアバッグモジュールに関するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の車両用エアバッグモジュールに関するものである。
そのようなエアバッグモジュールは、人を保護するべく膨張が許容され、エアバッグ内部を規定するエアバッグと、折り畳まれたエアバッグを収容するハウジングと、エアバッグの内部のガスを冷却するためのクーラントを貯留するリザーバーと、を備える。
本発明の目的は、前述のタイプのエアバッグモジュールを改良することである。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有するエアバッグモジュールによって達成される。
従って、本発明にかかるエアバッグモジュールは、車両に取り付けられる第1サブアセンブリと、人を保護するために膨張が許容され、エアバッグ内部を規定する第1サブアセンブリのエアバッグと、膨張前のエアバッグを収容するための第1サブアセンブリのハウジングと、更に別個の第2サブアセンブリとを備え、第2サブアセンブリは、第1サブアセンブリから所定距離を隔てて車両に配置されるとともに、クーラントを貯留する冷却装置の少なくとも1つのリザーバーを備え、クーラントは、エアバッグ内部のガスを冷却するように構成されている。
従って、本発明にかかるエアバッグモジュールは、一方では車両のうち構造上の空間を備える領域にリザーバーを移動する際にその小型構造について有利とされる。更に、リザーバーおよび/または冷却装置を別体として取り扱う場合に、簡素化されたアセンブリ体とされる。
クーラントをエアバッグ内部へ移送するために、リザーバーにノズルが設けられ、このノズルは、クーラントを移送するようにリザーバーに接続されており、またこのノズルがリザーバーと一体状となるように構成することもできる。
クーラントをハウジングおよび/またはエアバッグ内部へと導入可能とするように、ハウジングには、クーラントを移送するようにエアバッグ内部に接続された少なくとも1つの通過開口が設けられている。
本発明の1つの実施形態では、ノズルは、ハウジングを取り囲む外側チャンバーにおいて通過開口の外側に配置され、すなわち吐出方向に関して通過開口に対向して配置され、クーラントはノズルを通じて吐出方向に沿って移送可能とされ、これによりクーラントは、通過開口を通って吐出方向にエアバッグ内部へと流れる。エアバッグは、エアバッグの通過開口がハウジングの通過開口に配置されるように、ハウジングに固定されるのが好ましい。従って、クーラントは、ハウジング及びエアバッグの双方の通過開口を通じて、エアバッグ内部へと直接的に導入可能とされる。
一方で、ノズルは、少なくとも一部が吐出方向に通過開口へと突出し、或いはハウジング及びエアバッグの双方の通過開口を通じて、エアバッグおよび/またはハウジングの内部へと突出する。上述の実施形態では、ノズルがハウジングから所定距離を隔てて配置される、すなわちハウジングと接触しない、および/またはハウジングとの間で固定連結が形成されないことが重要とされる。
従って、上述の実施形態では、ノズルは、第2サブアセンブリに連結され、リザーバーと、可能ならばリザーバー上の更なる構成要素と共に、第1サブアセンブリとは別体として構成された冷却装置の形態の第2サブアセンブリを形成し、そのノズル(および/またはノズルの吐出開口)は、(2つのサブアセンブリが要請に応じて車両に配置された状態では)第1サブアセンブリから所定距離を隔てて配置される。
ノズルは、ハウジングの通過開口から、および/またはハウジングから所定距離を隔てて配置されるので、ハウジングの通過開口をシール状に閉鎖せず、また前記の通過開口が吐出開口として構成配置されるのが好ましく、エアバッグ内部のガスは、エアバッグのエネルギー吸収に寄与するべく、この吐出開口を通じてハウジングを取り囲む外側チャンバーへと流入する。
1つの変更実施例では、ノズルが通過開口に接続され、特にはそこにねじ込まれ、および/または凸状におよび/または凹状に通過開口に固定される。この場合、ノズルは、第1サブアセンブリの一部を形成し、また車両に第1サブアセンブリを組み付ける際にリザーバーに単に接続される。
原則的には、リザーバーは、シール要素を介してハウジングに接続され、および/または、好ましくはオーリングの形態のそのようなシール要素を介してハウジング上に支持される。この場合、シール要素は、ノズルを断面に関して取り囲む構成であるのが好ましい。従って、シール要素は、第1及び第2サブアセンブリの間にシール連結を形成する。このシール要素は、当然ながらノズルが更にハウジングから所定距離を隔てて配置され、また従ってリザーバーとハウジングとの間に第2サブアセンブリに連結されたノズルで接続状態を形成するのに適するように配置構成されることも可能である。
本発明の更なる別の実施形態では、リザーバーは、クーラントを移送するように、特にはフレキシブルホールパイプの形態の管路によってノズルに接続される。その結果、リザーバーが第1サブアセンブリから過大な距離を隔てて配置されてもよい。また、この実施形態では、ノズルは、第1サブアセンブリの一部を形成するのが好ましく、従って第1サブアセンブリが要請に応じて、また前述のように車両に対して配置される前に、既にハウジングに固定されるのが好ましい。換言すれば、第1サブアセンブリを車両に配置する際に、リザーバーに対するノズルの相対位置が定まる。ノズルが第2サブアセンブリの一部となる場合には、ノズルは最初からリザーバーに対して固定されるが、ノズルは組み付けの間には、第1サブアセンブリのハウジングの通過開口に相対的に配置される。
一実施の形態では、エアバッグモジュールは、ステアリングホイールの一部、特にはステアリングホイールのハブ、或いはハブ上に設けられた保持要素に取り付けるように構成配置される。ステアリングホイールの前記一部に第1サブアセンブリを取り付けるために、第1サブアセンブリは、好ましくは少なくとも1つのラッチフック(ラッチ状のフック部材)として構成された少なくとも1つの取り付け手段を備え、このラッチフックは、エアバッグモジュールの第1サブアセンブリをステアリングホイールの前記一部に取り付けるべく前記一部の領域の後方ないし裏側に係合するよう構成配置される。この目的において、ラッチフックは、例えばステアリングホイールの前記一部の凹部に係合してもよい。
ノズルが第1サブアセンブリに連結される場合には、前記取り付け手段がステアリングホイールの前記一部と係合し、第2サブアセンブリが要請に応じてステアリングホイールに取り付けられた状態では、ステアリングホイールの前記一部に第1サブアセンブリを取り付ける際、クーラントを移送するようにノズルと第2サブアセンブリのリザーバーとが接続される。
ノズルが第2サブアセンブリに連結される場合、前記取り付け手段がステアリングホイールの前記一部と係合し、第2サブアセンブリが要請に応じて車両に配置された状態では、ステアリングホイールの前記一部に第1サブアセンブリを取り付ける際、ノズルがクーラントを吐出方向へエアバッグ内部へと移送するように、通過開口に対してノズルが相対配置される。
好ましくは、ステアリングホイールに配置されたエアバッグモジュールでは、第2サブアセンブリもまた、特にステアリングホイールのハブとされるテアリングホイールの前記一部に配置されるように構成される。
第2サブアセンブリは、ハブに固定されたサブアセンブリでは、要請に応じてハブに取り付けられた状態において、ハブと第1サブアセンブリとの間に少なくとも一部がステアリング軸に沿って配置されるのが好ましい。この場合、ノズルの吐出方向は、ステアリング軸と平行に、および/またはエアバッグの主展開方向と平行に配置されるのが好ましく、エアバッグは膨張の間に、その吐出方向に沿って保護される乗員に向けて移動する。
エアバッグの膨張のため、第1サブアセンブリに連結されたガスジェネレーターは、好ましくはハウジングに配置され、また好ましくは前記ハウジングの取り付けるためのフランジを備える。
このフランジはまた、エアバッグのうちフランジとハウジングとの間に留められる(クランプされる)流入開口を規定する縁部のそばで、エアバッグをハウジングに固定するのに使用される。この場合、ガスジェネレーターは、ステアリング軸或いは主展開方向に沿って、流入開口を通じエアバッグ内部へと突出するのが好ましい。
本発明の変更例では、フランジは、フランジとハウジングとの間にクランプされるエアバッグの縁部の通過開口を介して、ハウジングの通過開口に連結される通過開口を有し、これらの3つの通過開口は、互いに上下に合致して配置されるのが好ましい。
ノズルが第1サブアセンブリの一部である場合、ハウジング、縁部および/またはフランジの3つの通過開口をノズルが貫通するのが好ましく、またこの場合、当該通過開口は、ガスジェネレーターのフランジをハウジングに固定するために使用されるのが好ましい。本質的には、ノズルが第2サブアセンブリの一部である場合、このノズルは3つの通過開口を貫通してもよく、一方でこのノズルが開口に固定されず、および/または第1サブアセンブリに接触しない。
本発明の更なる別の実施形態では、第1サブアセンブリは、車両のダッシュボードに配置されるように、すなわちダッシュボードに設けられた保持要素の収容体に配置されるように構成され、その収容体は、少なくとも一部が第1サブアセンブリを取り囲む壁部を備える。ノズルを備える第2サブアセンブリは、第1サブアセンブリが要請に応じて前記収容体に配置された状態では、ノズルが吐出方向に関してハウジングの通過開口に対向するように、前記壁部に配置される。この場合、収容体は、エアバッグの主展開方向に対して所定角度をなすように配置されるのが好ましく、これによりノズルの吐出方向は、主展開方向にして所定角度をなして延在する。換言すれば、収容体は、主展開方向と交差して、ハウジングからオフセットして、すなわち好ましくはハウジング側に配置される。これにより、収容体の主展開方向に関する深さ(第1サブアセンブリのための構造上の空間部)がより小さくなるため有利とされる。
クーラントを吐出するために、第2サブアセンブリに連結された作動装置は、クーラントをエアバッグの内部へと供給するための圧力にリザーバーを設定するように、収容体に設けられるのが好ましい。この作動装置は、例えば点火式或いは機械式の構造によって、例えばモーターでピストンを駆動することによって圧力を発生する構成が可能とされる。本質的には、リザーバーおよび/またはクーラントが最初から加圧された状態とされることも可能である。この場合、作動装置がノズルを調整するように構成されてもよい。
好ましくは、作動装置が電子制御ユニットに接続され、この電子制御ユニットは、予め設定された規定時間にセンサユニットで検出される少なくとも1つのパラメータに依存する圧力にリザーバーを設定するべく当該作動装置を起動する。この場合、電子制御ユニットは、センサユニットによって検出される少なくとも1つのパラメータに依存する前記規定時間を計算するように構成されるのが好ましい。
このパラメータとして、例えばエアバッグによって保護される乗員の質量、衝突の際の車両の減速力(減速度)、車両と車両に衝突する衝突物との間の相対速度、或いはエアバッグの主展開方向に関しエアバッグと乗員との間の距離(すなわち車両における乗員の空間位置)を用いることができる。本質的には、電子制御ユニットは、冷却装置を駆動する時間を決定するべく、前述のパラメータの選択を評価することも可能である。
少なくともノズル、リザーバー、それに貯留されたクーラント、クーラントを移送するための作動装置によって構成される開示の冷却装置によって、エアバッグ中のガスの温度がガスジェネレーターを作動させるための時間とは無関係に作用するため有利とされる。エアバッグ中のガス圧がエアバッグ中のガスの温度で上昇する際、エアバッグ中のガスの冷却によって、圧力は、保護される人および/または特定の事故状況への適応が可能とされる。従って、例えば小規模な事故、或いは女性の5%の軽い人の場合、エアバッグ膨張のために使用されるガスの冷却が相当に早い時期に行なわれ、これによりエアバッグがより少ない度合いで膨張する一方で、特に重大な事故、或いはとても重い人(男性の50%、及び男性の95%)の場合、ガスの冷却はそれに対応して遅延して行なわれるか全く行なわれず、これによりエアバッグがそれに応じて堅く膨張する。
更に、例えばOOP状況(アウトオブポジション)、すなわちエアバッグが乗員に向けて展開する際に移動する主展開方向に関し、エアバッグで保護される乗員がエアバッグから大きく外れていない場合、エアバッグ中のガスの冷却が早期に開始され、これによりエアバッグは、エアバッグ展開時に乗員が受傷しないように、乗員とエアバッグとの間の短い距離に応じてより低いガス圧とされる。
更なる発明の思想では、本発明にかかるエアバッグモジュールと、エアバッグモジュールの複数のアセンブリが固定される車両部材と、を含むエアバッグモジュール装置が構成される。そのような車両部材は、例えばステアリングホイール、特にはステアリングホイールのハブとされる。乗員用(ないし助手席用)エアバッグモジュールの形態のエアバッグモジュールでは、前記車両部材がダッシュボードとされるのが好ましく、そのダッシュボードに保持要素が設けられ、保持要素はダッシュボードと一体に構成されるのが好ましく、また第1サブアセンブリのための収容体を形成するのが好ましく、この収容体は、少なくとも一部が第1サブアセンブリを取り囲むとともに、上述のようにして第2サブアセンブリが固定される壁部を備える。
本実施の形態で開示の冷却装置は、運転者用エアバッグモジュールおよび/または乗員用エアバッグモジュールとの接続に関しては、本質的に(高温の)ガスが充填されるエアバッグを備える種々のタイプのエアバッグモジュール、特には人を保護するべく車両の他の部位に配置されるエアバッグモジュールにおいても使用可能である。
本実施の形態では、冷却装置は、エアバッグ中のガスの冷却用として構成される。このため、クーラントは、特にエアバッグ膨張時、すなわちエアバッグが膨張する間に(特に膨張終了に向けて)移送され、これはエアバッグ膨張後、すなわち好ましくはガスジェネレーターがエアバッグの内部へと(実質的に)全てのガスを排出した後と同様である。エアバッグの膨張は、ガスジェネレーターの作動(点火)によって開始される。
本発明の特徴及び利点は、以下に示す実施形態の図面の記載を参照することによって明確化される。
エアバッグモジュールの断面図を示すものであり、このエアバッグモジュールは、当該エアバッグモジュールのハウジングとは別体として配置された冷却装置と、吐出口がハウジング外に配置されたノズルと、冷却装置のリザーバーとエアバッグモジュールのハウジングとの間にシール連結を形成させる任意のシール構造とを有する。 図1に示すエアバッグモジュールの変更例の断面図を示すものであり、図1に対比して、ノズルがハウジングに保持されており、これにより吐出口がハウジング内に配置されている。 図2に示すエアバッグモジュールの変更例の断面図を示すものであり、ノズルがホースパイプによってリザーバーに連結されている。 図1に示すエアバッグモジュールの変更例の断面図を示すものである。 エアバッグ内部のガス圧を低下させるためのエアバッグモジュール用の冷却装置の断面図を示すものであり、この冷却装置は、リザーバーに収容されたクーラントをエアバッグの内部へと移送するためのピストンを備え、このピストンは、クーラントを移送する動作を発生させるべく点火装置によって駆動される。 図5に示す冷却装置の変更例の略図断面であり、膜を介してクーラントを移送するガスがクーラントに作用する。 図5に示す冷却装置の変更例の略図断面であり、回転可能なネジ状ロッドを介してクーラントを加圧するべくピストンがリザーバー内に配置され、これによりピストンが2位置間を可逆的に移動可能とされる。 エアバッグ内部のガス圧を低下させるための冷却装置の更なる別の実施形態の断面図を示すものである。 図8に示す冷却装置の変更例の略図断面であり、リザーバーに設けられたガスクッションを介してクーラントが加圧される。 エアバッグ内の圧力と、冷却装置の作動時の種々の時間t,t,tを含む時間との関係を示すものである。
図1には、エアバッグモジュール1の断面図が示されており、このエアバッグモジュールは、エアバッグ20とガスジェネレーター24が、これらエアバッグ20及びガスジェネレーター24を支持するハウジング3とともに設けられた第1サブアセンブリ2を備えている。このエアバッグモジュール1には、エアバッグ20内のガスを冷却するための少なくとも1つの冷却装置46を備えた第2サブアセンブリ4が別体として設けられている。
エアバッグ20は、当該エアバッグ20の内部空間22を規定するエアバッグカバー21を備えている。このエアバッグ20は、人を保護するためにガスでの膨張が許容されており、このガスはガスジェネレーター24から移送されてエアバッグ20の内部空間22へと導入される。ガスジェネレーター24を作動させるべく、このガスジェネレーターでは、車両側の制御電子機器を介して作動される点火装置24aが使用される。エアバッグモジュール1のエアバッグ20及びガスジェネレーター24は、ハウジング3(ジェネレータ支持部)に保持ないし固定されている。
ハウジング3はカバーを備えており、図1に示す膨張段階でのエアバッグ20は、このカバーを通り、エアバッグモジュール1を取り囲む外側チャンバーへと主展開方向70(エアバッグの各展開方向のうち主体となる展開方向)への展開が許容される。
ハウジング3のこのカバーは、主展開方向70とは反対側のハウジング3のベース3aに対向して配置されており、ベース3aから突出する壁部3bを介して、主展開方向70に関しハウジング3のカバー(図示省略)に連結されている。ベース3aは、その中央部を貫通するガスジェネレーター開口3cと、このガスジェネレーター開口3cに連接する縁部3dを備えており、この縁部の領域にガスジェネレーター24のフランジ25が当接し、このフランジは、主展開方向70に交差する方向に関してガスジェネレーター24を取り囲むとともに、ガスジェネレーター開口3cの縁部3dにガスジェネレーター24を取り付ける機能を果たす。この場合、フランジ25は、平坦で且つ円形状に形成されており、これによりガスジェネレーター開口3cの縁部3dに対して平坦面で当接するように構成されている。
エアバッグ20は流入開口27を備えており、エアバッグ20を膨張させるべくこの流入開口を通じてエアバッグ20の内部空間22へとガスが導入される。エアバッグ20ハウジング3のうちエアバッグ20に対向する内面に固定するために、エアバッグ20の流入開口27の縁部28および/またはエアバッグカバー21は、主展開方向70に関してガスジェネレーター開口3cの縁部3dと、ガスジェネレーター24のフランジ25との間にクランプされる(「留められる」或いは「挟み込まれる」ともいう)。この結果、ガスジェネレーター24は、主展開方向70に関して、エアバッグ20の流入開口27を通じてエアバッグ20の内部空間22に突出している。
図1に示すエアバッグモジュール1は、その第1サブアセンブリ2が、好ましくは主展開方向70に合致するステアリング軸51まわりに回転可能となるよう車両に配置される車両用ステアリングホイールのハブ50に組み付けられるエアバッグモジュール1とされる。一方で、独立した構成要素の構成においては、このエアバッグモジュール1の第1サブアセンブリ2が車両の別の位置に配置されてもよい。
第1サブアセンブリ2は、ハブ50への取り付けのため、2つのラッチフック(「留め金状フック」ともいう)の形態の取り付け手段23を備え、このラッチフックは、ハウジング3のベース3aから主展開方向70と反対方向に突出しており、また第1サブアセンブリ2および/またはハウジング3を前記のハブ50に取り付けるべく、各々の1つの端部がハブ50の凹部の後方ないし裏側に係合するように構成配置されている。ハウジング3(第1サブアセンブリ2)とハブ50との間を隙間なく連結するために、2つのラッチフック23はそれぞれバネ手段23aを備え、これら2つのバネ手段23aがハウジング3からハブ50に対して架け渡され、これによりハウジング3はハブ50から離間するように荷重を受ける。その結果、ハブ50の凹部の後方ないし裏側に係合するラッチフック23の端部は、主展開方向70(ステアリング軸51)に関してハブ50に対して押圧される。
ラッチフック23の主展開方向70に関する長さは、第1サブアセンブリ2が要請に応じてハブ50に固定された段階で、ハウジング3のベース3aが、ベース3aに沿って延在するハブ50から所定距離を隔てて配置されるように設定されている。従って、ベース3aとハブ50との間の構造上の空間は、冷却装置46を備えてステアリングホイールのハブ50に固定される第2サブアセンブリ4が、その空間に配置されるのに有効とされる。
冷却装置46は、液体クーラント41(「冷却媒体」ともいう)を貯留するためのリザーバー40(「容器」ないし「貯留容器」ともいう)を備え、この液体クーラントは、リザーバー40上に設けられたノズル42を介して、主展開方向70と平行に配置された吐出方向43に関し、ノズル42の少なくとも1つの吐出開口44を通じてエアバッグ20の内部空間22へと移送可能とされる。
この場合、ノズル42及びその少なくとも1つの吐出開口44は、クーラント41がリザーバー40から吐出開口44を通じて移送される際に噴霧される、すなわち小滴(飛沫)へと細分化されるように構成されている。クーラント41を冷却装置46のリザーバー40から吐出する(押し出す)ために、冷却装置46は、作動装置45(「動作発生装置」ないし「駆動装置」ともいう)を備えており、車両側の制御電子機器を介して作動される。この作動装置45は、その作動後において、リザーバー40内の過大な圧力によってクーラント4をリザーバー40外へと吐出方向43に吐出するように構成されている。従って、少なくとも1つの吐出開口44の閉鎖部材47が開放され、および/または取り外される(図5から図9参照)。吐出開口44のこの閉鎖部材47は、冷却装置46のリザーバー40と一体状とされて、過大な圧力が作用する結果として開裂するように構成されてもよい。同様に、吐出開口44のための閉鎖部材47として、開放可能および/または閉鎖可能な可逆的なバルブを使用することも可能であり、吐出開口44を開放するため、作動装置45を個別に作動させることができる。更に、リザーバー40用の閉鎖部材として作用し、またリザーバー40の加圧時に破裂する膜47によって、リザーバー40のクーラント41が取り囲まれてもよい。
冷却装置46の作動が、ガスジェネレーター24の作動とは完全に独立して別個に発生するという点が重要である。この場合、特定の事故状況に応じて、適正な電子制御装置で冷却装置46の作動時間を算出することが可能である。開放可能および/または閉鎖可能な可逆的な吐出開口44の閉鎖部材47では、更に電子制御装置によってクーラント41の計量を行なうために、ノズルの吐出開口44を通じてクーラント41が移送される時間長さを算出することが考えられる。最終的に、クーラント41をエアバッグ20の内部空間22へと移送するべく、可逆的に作動する作動装置45によって、例えばモーターで駆動されるプランジャーによって液体クーラント41を吐出方向44に加圧することで、リザーバー40内に過大な圧力が発生する。
ガスの容量及び量が同一の場合には、エアバッグ20中のガス圧がガスの温度に正比例し、冷却によってエアバッグ20中のガス圧の低下が生じる。この冷却効果は、クーラントが噴霧されて内部空間22の高温ガスで気化される際に発生し、ガス温度が低下し、クーラント41が液相から気相へと転換するのにエネルギーが使用される。これにより、エアバッグ20中のガスの冷却が制御可能となることで、エアバッグ20を特定の事故状況に適合させることが可能となる。従って、エアバッグ20の主展開方向70に関し、当該エアバッグから運転者までの離間距離が非常に小さい場合には、例えばガスの早期の冷却(ガス圧の低減)が可能とされる。
リザーバー40からエアバッグ20の内部空間22へとクーラント41を導入するために、冷却装置46は、主展開方向70に関してベース3aとハブ50との間に配置され、ノズル42の少なくとも1つの吐出開口44は、主展開方向70に合致する吐出方向43に関して、ハウジング3のベース3aに設けられた通過開口30に対向しており、すなわち吐出方向43に関し前記の通過開口30から、および/またはベース3aから所定距離を隔てて配置されている。特にリザーバー40をハブ50に固定することによって、ハブ50への冷却装置46の取り付けが行なわれる。この場合、リザーバー40は、ハブ50のうちの対向する凹部に配置されてそこに固定されてもよい。
ハウジング3の通過開口30は、主展開方向70に関しその上方に配置されたエアバッグカバー21の縁部28の通過開口29と連通し、且つ一直線上に配置されており、また縁部28の通過開口29の上方に配置されたガスジェネレーター24のフランジ25の通過開口26についても同様の関係とされている。互いに合致するように上下に配置された、ハウジング3、エアバッグカバー21及びフランジ25のそのような通過開口は、他の部位では、ネジやリベットのような手段によってフランジ25をハウジング3に固定するのに用いられる。
従って、エアバッグ内のガスを冷却してエアバッグ内圧を低下させるために、リザーバー40から移送されるクーラント41は、互いに上下に配置された3つの通過開口26,29,30を通じてエアバッグ20の内部空間22へと吐出方向43に流れるのが許容されている。
便宜上、ハブ50上へのエアバッグモジュール1の組み付けの間は、まず最初に第2サブアセンブリ4、すなわち冷却装置46がリザーバー40を介してハブ50に固定される。その後、第2サブアセンブリ4が取り付け手段23によってハブ50に固定され、ハウジング3の通過開口30は、ノズル42(吐出開口44)が吐出方向43に関してハウジング3の通過開口30に対向するように配置される。
必要に応じては、シールリング(オーリング)の形態のシール要素32によって、ハウジング3(第1サブアセンブリ2)と冷却装置46(第2サブアセンブリ4)とが接続され、移送されるクーラント41が、ハウジング3の通過開口30を通過できない。この場合、シール要素32は、一方では主展開方向70に関してハウジング3のベース3a上に支持され、また他方では主展開方向70と交差する断面においてノズル42を取り囲んで、リザーバー40上に支持される。
そのようなシール要素32が設けられていない場合には、ハウジング3の通過開口30は、更に吐出開口としての機能を果たし、エアバッグ20のエネルギー吸収向上のため、エアバッグ20の内部空間22のガスを当該吐出開口を通じて内部空間22から放出することが可能とされる。
勿論、上述の形態で複数の冷却装置46を設けることも可能であり、ハウジング3のうち対応する通過開口30の一部を、シール要素32によって上述のように単にシールすることも可能である。
図2には、図1に示す実施形態の変更例が示されており、図と対比すると、ノズル42は、第1サブアセンブリ2に連結されており、またハウジング3の通過開口30内に配置されている。この場合、ノズル42は、互いに上下に配置された3つの通過開口26,29,30を貫通しており、頂部42aにおいてフランジ25のうち内部空間22に対向する内面に当接し、ノズル42の自由端部42bは、ハウジング3のベース3aから突出し、これによりハウジング3のベース3aから主展開方向70と反対方向に突出する。
ノズル42のこの自由端部42bは、リザーバー40の凹部40aへの配置用として構成されており、これによりクーラントを移送するようにリザーバー40とノズル42とが接続される。
この場合、前記の自由端部42bは、吐出方向43と反対方向にリザーバー40の凹部40aへと凸状に挿入される。リザーバー40とハウジング3のベース3aとの間のシール連結をシール要素32によって行なってもよく、このシール要素は、主展開方向70(および/または吐出方向43或いはステアリング軸51)に関し、リザーバー40とベース3aとの間に配置されて、ノズル42を断面に関して取り囲む。
本実施の形態では、ハブ50上にエアバッグモジュール1を組み付ける間においてのみ、ノズル42とリザーバー40とが接続される。このため、まず最初に、第2サブアセンブリ4、すなわちノズル42を備えていない冷却装置46がハブ50に固定され、その後に第1サブアセンブリ4は、ハウジング3の通過開口30に配置されたノズル42が取り付け手段23を介してハブ50に固定され、リザーバー40及びベース3aに対してシール要素32がシール状に当接する。
ノズル42は、既に通過開口30内に固定されており、これによりノズル42の自由端部42bは、第1サブアセンブリ2を要請に応じてハブ50に固定する際(組み付け方向が主展開方向と反対に延在する)、取り付け手段23を介してリザーバー40の凹部40aへと導入される。取り付け手段23を構成するラッチフックの主展開方向70に関する長さは、要請に応じてハブ50に配置された第1サブアセンブリ2において、ハウジング3のベース3aが、ノズル42をシール状に取り囲むシール要素32をリザーバー40に対して押圧するように設定される。
更に、ガスジェネレーター24をハウジング3のベース3aに固定するために、ノズル42と同様にフランジ25の通過開口26,29,30、エアバッグ20の流入開口27の縁部28、及び上方に一致して配置されるハウジング3のベース3aを貫通する取り付け要素90が設けられている。この場合、取り付け要素90は、ベース3aのうちエアバッグ20から離間した外面からナットによってねじ込まれ、これによりガスジェネレーター24とハウジング3とが適正に接続される。この場合、ガスジェネレーター24のフランジ25は、ガスジェネレーター開口3cの縁部3dに対して主展開方向70と反対方向に押圧され、エアバッグ20の流入開口27の縁部28は、フランジ25とガスジェネレーター開口3cの縁部3dとの間に固定状にクランプされる(挟み込まれる)。変更例として、取り付け要素90は、リベットとして構成されてもよく、或いはベース3aのうちエアバッグ20から離間した外面に別の手法で固定されてもよい。
図3には、図2に示す実施形態の変更例が示されており、図2の実施形態と比べると、ノズル42は、リザーバー40に直に接続されておらず、ホースパイプの形態の別の管路33を介して連結されている。その結果、ハブ50上でのリザーバー40の位置が、ハブ50に対するノズル42の相対位置によって決定されないため有利とされる。
図4には、図1に示す実施形態の変更例が示されており、図1の実施形態と比べると、エアバッグモジュール1の第1サブアセンブリ2が、車両横軸yに沿って延在する車両のダッシュボード60に取り付けられている。そのようなエアバッグモジュール1は、特に(助手席)乗員の保護に適している。第1サブアセンブリ2をダッシュボード60に取り付けるために、ダッシュボード60のうち乗員とは反対側の面に保持要素62が設けられ、この保持要素はダッシュボード60と一体状に構成され得る。保持要素62は、エアバッグモジュール1のハウジング3のための収容体61(「レシーバー」ともいう)を形成し、その収容体にハウジング3が配置され、ハウジング3のカバーは、ダッシュボード60と同一平面とされ、および/または、エアバッグ20の主展開方向70に関しダッシュボード60の前側に配置される。この場合、カバーは、ダッシュボード60の開放可能領域、および/または、ダッシュボード60の外側被覆層によって形成されてもよい。
保持要素62は、当該保持要素62の収容体61を規定する壁部63を備えており、その壁部に冷却装置46を有する第2サブアセンブリ4が配置されており、これにより冷却装置46のリザーバー40は、ハウジング3のベース3aから突出するハウジング3の壁部3bの前側において、ハウジング3に隣接してエアバッグ20の主展開方向70と交差状に配置されている。
図1に示されたエアバッグモジュール1と対比すると、ハウジング3の通過開口30がハウジング3の壁部3bに設けられ、これにより冷却装置46のノズル42の吐出開口44は、冷却装置46(第2サブアセンブリ4)が要請に応じて保持要素62に固定された状態については、吐出方向4に関して前記の通過開口30に対向し、この吐出方向43が主展開方向70に対して所定の角度をなして延在し、その主展開方向に沿ってハウジング3のベース3aからハウジング3の壁部3bが突出している。換言すれば、吐出方向43は、ハウジング3の壁部3aとの間で鋭角を形成している。
ノズル42によって移送されるクーラント41は、ハウジング3の壁部3bの通過開口30を通ってエアバッグ20の内部空間22へと流れることが可能であるため、エアバッグ20のエアバッグカバー21は、ハウジング3の通過開口30に連通する通過開口29を備えており、この通過開口29は、少なくともエアバッグ20の展開状態においては、ハウジング3の通過開口30と連通し、これによりクーラント41は、冷却装置46により2つの連通する通過開口29,30を通ってエアバッグ20の内部空間22へと流れる。変更例として、エアバッグ20は、ハウジング3の壁部3bの上部領域に固定されてもよく、これによりクーラント41は、単にハウジング3の通過開口30を介してエアバッグ20の内部空間22へと流れる。
更に、図1と対比すると、図4に示す第1サブアセンブリ2のガスジェネレーター24は、外周フランジを介してはハウジング3のガスジェネレーター開口に固定されず、好ましくはハウジング3内に全体が配置されて、そこで固定される。前記のガスジェネレーター24は、管状のガスジェネレーターとして構成されるのが好ましく、エアバッグモジュール1が要請に応じてダッシュボード60に配置された状態では、その長軸が車両横軸yに沿って延在する。
図5には、図1から4に示す冷却装置46の実施可能な形態の略図断面が示されており、液体クーラント41が貯留されるリザーバー40が設けられ、このクーラントは、エアバッグ20の膨張時にエアバッグ20の内部ガス圧を低下させるべく、エアバッグ20の内部22へと導入される。冷却装置46のリザーバー40は、円筒状の壁部40bを備えており、その長軸は、主展開方向70に、および/またはステアリング軸51の方向に(図1,3および4参照)、或いはこれら2方向と所定の角度をなして(図2参照)延在する。
クーラント41を噴霧するために、吐出開口44のような少なくとも1つの流路を有するノズル42がリザーバー40に設けられており、そのノズルは、リザーバーの長軸40cと一直線となる吐出方向43に所定の立体角でのクーラントの移送を許容する。このノズル42は、そのような複数の吐出開口44を備えていてもよい。特に、複数の吐出開口44は、前述の立体角を増やすために、リザーバー40の長軸40cに対し所定の角度をなす構成であってもよい。
ノズル42は、既に上述したように、リザーバー40の前面において、円筒壁部40bで規定される凹部40aへと吐出開口43(長軸40c)と反対方向に挿入されて、適正な方式でそこに固定されるのが好ましい。
リザーバー40のうち、リザーバー40の長軸40cに沿ってノズル42に対向する部位では、ピストン40dがリザーバー40の長軸40cに沿って移動可能となるようにリザーバー40に配置されており、これによりピストン40dは、ノズル42の方向への移動の際に、リザーバー40に貯留されたクーラント41を吐出開口44を通じてエアバッグ20の内部空間22へと加圧し、リザーバー40の吐出開口44は、クーラント41がリザーバー40からの流出時に良好な飛沫で噴霧されるように構成されている。リザーバー40をシールするために、ピストン40dは、好ましくはその外周縁部がリザーバー40の壁部40bに対してシール状に当接する。
ピストン40dを初期の第1位置から、ノズル42に近接して配置される第2位置へと移動させるために作動装置45が用いられ、その作動装置は、点火によって発生したガスを、ピストン40dのうちノズル42から離間する側に作用させるように構成されている。
クーラント41の移送前に、フィルム47の形態の閉鎖部材によって吐出開口44が閉鎖されてもよい。そのようなフィルムは、リザーバー40および/またはノズル42の内側或いは外側に設けられてもよい。
この場合、ピストン40dをガスに作用させるための時間(エアバッグの展開のための開始時間に関する)は、作動装置45に接続されて前述の乗員関連および/または車両関連のパラメータに依存する電子制御ユニット80によって算出される。この時間の算出は実時間(リアルタイム)で行なわれる。前述のパラメータを検出するために、少なくとも1つのセンサユニット81が用いられ、このセンサユニットは、好ましくは、プリクラッシュ検出装置(すなわち未だ発生していない差し迫った衝突を検出するために配置構成された検出装置)として構成されてもよい。
図6は、図5に示す冷却装置46の変更例の略図断面であり、図5の場合と対比すると、ピストン40dが設けられておらず、クーラント41は、作動装置45の起動前において、膜47の形態の破裂可能なカバーによって取り囲まれている。作動装置45によるガス作用時に、前記の膜47が破裂してクーラント41は、リザーバー40で作動装置45により生じたガス圧によってリザーバー40外へと押し出される。
図7は、図5及び6に示す冷却装置4の変更例の略図断面であり、この変更例では、ピストン40dが、モーターを備えた螺子状ロッド40eを介して第1の位置と第2の位置との間を前後に連続的に移動可能となるようにリザーバー40内に配置されている。
この螺子状ロッド40eは、螺子山を備えており、ピストン40dのうちノズルとは反対側の面から主展開方向70と反対方向に突出する構成とされ、すなわちリザーバー40の長軸40cに沿って、螺子溝を有するリザーバー40のベース40gの中央凹部40fへとねじ込まれ、これによりリザーバー40の長軸40cに合致するその長軸40cまわりの回転によってピストンが吐出開口44の方向へと離間しつつ移動する。従って、リザーバー40において螺子状ロッド40eに連結されたピストン40dは、リザーバー40の長軸40cおよび/または螺子状ロッド40eに沿って前後に移動する。螺子状ロッド40eは、モーターの形態の作動装置45に連結されるのが好ましく、クーラント41の規定の移送のためにピストン40dを移動させるべく、その作動装置は螺子状ロッド40eをその長軸40cまわりに回転させるように構成される。
図5および6によれば、作動装置45は、電子制御ユニット80に接続されており、この電子制御ユニットは作動装置45を制御するように、すなわち制御ユニット80に接続されたセンサユニット81によって検出される少なくとも1つのパラメータに依存している。この場合、センサユニット81は、衝突の間に少なくとも1つのパラメータを、好ましくは一定の時間間隔で繰り返して検出し、これによりクーラント41の規定の移送のためにクーラント41に作用する圧力は、作動装置45と協働する電子制御ユニット80によって実時間(リアルタイム)で制御される。
図8は、冷却装置46の更なる別の実施形態の略図断面であり、図5から7の場合と対比すると、クーラント41自体が加圧される。クーラント41を移送するべく、作動装置45によって開放可能とされた閉鎖部材47が開放され、この閉鎖部材47が継続的に開放可能であるのが好ましく、すなわちこの閉鎖部材47によって、リザーバー40のノズル42の吐出開口44の流路断面積が変更される。
(可逆的な動作が可能な)作動装置45は、乗員及び車両に関連する前述のパラメータのうちの少なくとも1つに依存する吐出開口44の断面積を制御するために、また電子制御ユニット80に接続され、この制御ユニットは、制御ユニット80に接続されたセンサユニット81で検出された少なくとも1つのパラメータに依存して、閉鎖部材47が開放される時間及び期間を算出し、またそれにしたがって作動装置45を制御する。
図9は、図8に示す冷却装置46の変更例の略図断面であり、図8の場合と対比すると、クーラント41自体が加圧されるのではなく、リザーバー40内に設けられたガスクッション40hが、ピストン40dを介してクーラント41に作用する。
図10には、一例として、乗員がエアバッグに突入した場合のエアバッグ20中の圧力pが、冷却装置が作動する種々の時間t,t及びtを含む時間tの関数として示されている(ダッシュ曲線ないし破線曲線)。連続曲線は、冷却装置46が非作動時の場合のエアバッグ20中の圧力pをあらわしている(基準曲線)。次に、ガスジェネレーターの作動後には、まずエアバッグ20中の圧力pが最大値pmaxまで急激に上昇し、そこからガスの自然冷却によって再び低下し、エアバッグ20からガスが流出する結果として、ガスジェネレーター24の作動後に最大値pmaxまで上昇する初期上昇時よりも緩やかな状態の圧力低下が生じる。
エアバッグ20中のガスを冷却するためのクーラント41は、エアバッグ20の膨張時或いは膨張後の所望の時間(「時刻」ともいう)にエアバッグ20内へと導入可能とされる。このことは、図10においては、一例として冷却装置46の作動時間t<t<tで示される3つの圧力プロファイルを用いて示されている。この場合、冷却装置46の作動時間が時間tとされ、冷却装置46ではちょうどこの時間にクーラント41の放出が開始される。
冷却装置46の作動時間tにおいては、膨張動作が未だ完了しておらず、その結果エアバッグ20が未だ完全に展開していない。初期段階で冷却された結果として、圧力pはpmaxに達することなく、直ちに且つ速やかに第1安定領域Eへと低下し、(定数項ないし一定値としての)この第1安定領域Eへの圧力の低下度合い(低下速度)は、初期の圧力上昇時の圧力の上昇度合い(上昇速度)に概ね合致している。これに対比して、基準曲線の場合には、冷却装置46によって余分に冷却されることがなく、圧力pは最大値pmaxから始まって実質的によりゆっくりと低下していく。
冷却装置46の作動時間tにおいては、エアバッグ20の膨張動作は殆ど終了しており(ガスジェネレーター24は少量のガスを未だ放出している)、その結果、時間tで冷却が開始されると、ほぼ圧力最大値pmaxに達し、エアバッグ20は既に完全な展開状態とされる。また、この場合には、時間tで冷却が開始された後に圧力pは速やかに(定数項ないし一定値としての)第1安定領域Eへと低下し、圧力の低下度合い(低下速度)は、再び初期の圧力上昇時の圧力の上昇度合い(上昇速度)に概ね合致し、また基準曲線において対応する圧力の低下度合い(低下速度)よりも大きくなる。
作動時間tにおいては、ガスジェネレーター24のガス放出が終了してエアバッグ20が十分に膨張し、その結果、エアバッグ20中の圧力pは既に最大値pmaxを多少下回るまで低下している。(最大値pmaxに達した少し後に)時間tで冷却が開始されると、圧力pが再び(定数項ないし一定値としての)第1安定領域Eへと低下し、圧力の低下度合い(低下速度)は、以前に最大値pmaxへと上昇した初期の圧力上昇時の圧力の上昇度合い(上昇速度)に概ね合致し、また基準曲線において対応する対応する圧力の低下度合い(低下速度)よりも大きくなる。
前記の第1安定領域E,EおよびEが進行すると、圧力pは概ね基準曲線のようにゼロまで低下する。
図10の個別のダッシュ圧力曲線の第1安定領域EからEでの推移においては、クーラントの導入が時間t1*,t2*及びt3*において終了される。第1安定領域EからEのうちの概ね直線領域へと圧力が変化するように、クーラント41の冷却容量(「熱容量」ともいう)が設定される。勿論、前記の安定領域EからEが形成されることなく、圧力pが直ちにゼロまで低下するように、クーラント41の量を設定することも可能である。
本発明では、「車両用エアバッグモジュールであって、車両に配設される第1サブアセンブリ(2)と、前記第1サブアセンブリ(2)において、人を保護するべく膨張可能とされ、エアバッグ膨張用のガスが充填される内部空間(22)を有するエアバッグ(20)と、前記第1サブアセンブリ(2)において、前記エアバッグ(20)を収容するためのハウジング(3)と、前記第1サブアセンブリ(2)において、前記エアバッグ(20)をガスで膨張させるためのガスジェネレーター(24)と、第2サブアセンブリ(4)と、前記第2サブアセンブリ(4)において、前記エアバッグ(20)の内部空間(22)のガスを冷却するクーラント(41)を貯留するリザーバー(40)と、を含み、
前記第2サブアセンブリ(4)は、前記第1サブアセンブリ(2)とは別体として設けられるとともに、車両において前記第1サブアセンブリ(2)から所定距離を隔てて配置された構成であり、
前記エアバッグ(20)の内部空間(22)へと前記クーラント(41)を移送するために、前記リザーバー(40)にノズル(42)が設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様1)を採り得る。
また本発明では、「請求項1又は前記態様1に記載のエアバッグモジュールであって、前記ハウジング(3)は、前記エアバッグ(20)の内部空間(22)に連通する通過開口(30)を備えていることを特徴とするエアバッグモジュール。」という態様(態様2)を採り得る。
また本発明では、「前記態様1又は2に記載のエアバッグモジュールであって、前記ノズル(42)は、前記クーラント(41)を当該ノズル(42)の少なくとも1つの吐出開口(44)を通じて前記エアバッグ(20)の内部空間(22)へと吐出方向(43)に移送するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様3)を採り得る。
また本発明では、「請求項2から6、前記態様1から3のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記ノズル(42)は、前記第2サブアセンブリ(4)に連結されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様4)を採り得る。
また本発明では、「請求項2から8のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記ノズル(42)が前記第1サブアセンブリ(2)に連結されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様5)を採り得る。
また本発明では、「請求項8又は前記態様5に記載のエアバッグモジュールであって、前記リザーバー(40)は、特にホースパイプの形態の管路(33)によってクーラントを移送するように前記ノズル(42)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様6)を採り得る。
また本発明では、「請求項1から11、前記態様1から6のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記第1サブアセンブリ(2)は、車両のステアリングホイールへの取り付けのために少なくとも1つの取り付け手段(23)を備え、当該取り付け手段を介して前記第1サブアセンブリ(2)が前記ステアリングホイールの一部(50)に取り付け可能とされていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様7)を採り得る。
また本発明では、「請求項12から15のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記一部(50)がステアリングホイールのハブによって形成され、前記ステアリングホイールは、当該ハブを介してステアリング軸(51)まわりに回転可能となるように車両に設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様8)を採り得る。
また本発明では、「請求項15ないし前記態様8に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2サブアセンブリ(4)は、要請に応じて前記ハブ(50)上に配置された状態では、前記ハブ(50)と前記第1サブアセンブリ(2)との間に前記ステアリング軸(51)に沿って少なくとも一部が配置されることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様9)を採り得る。
また本発明では、「請求項2ないし前記態様8又は9に記載のエアバッグモジュールであって、前記吐出方向(43)が前記ステアリング軸(51)と平行に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様10)を採り得る。
また本発明では、「請求項1から9、前記態様1から5のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記第1サブアセンブリ(2)は、車両のダッシュボード(60)に配置されるよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様11)を採り得る。
また本発明では、「前記態様11に記載のエアバッグモジュールであって、前記第1サブアセンブリ(2)は、前記ダッシュボード(60)に設けられた保持要素(62)の収容体(61)に配置されるよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様12)を採り得る。
また本発明では、「請求項20に記載のエアバッグモジュールであって、前記吐出方向(43)が前記エアバッグ(20)の主展開方向(70)に対して所定角度をなして配置され、前記エアバッグ(20)は、その膨張の間に当該吐出方向に沿って保護される人に向けて移動することを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様13)を採り得る。
また本発明では、「請求項1から20、前記態様1から13のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記第2サブアセンブリ(4)に連結された作動装置(45)は、前記クーラント(41)を移送するための圧力を当該クーラント(41)に付与するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュー」という態様(態様14)を採り得る。
また本発明では、「前記態様14に記載のエアバッグモジュールであって、前記作動装置(45)が前記リザーバー(40)に設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様15)を採り得る。
また本発明では、「前記態様14又は15に記載のエアバッグモジュールであって、前記作動装置(45)は、前記リザーバー(40)に圧力を付与するために、特に点火式で発生したガスを移送するように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様16)を採り得る。
また本発明では、「前記態様14から16のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記作動装置(45)は、電子制御ユニット(80)と協働し、当該電子制御ユニットは、センサユニット(81)で検出された少なくとも1つのパラメータに依存する圧力を前記リザーバー(40)に付与するための規定時間に、前記作動装置(45)を起動することを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様17)を採り得る。
また本発明では、「前記態様17に記載のエアバッグモジュールであって、前記電子制御ユニット(80)は、前記センサユニット(81)で検出された少なくとも1つのパラメータに依存する時間を算出するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様18)を採り得る。
また本発明では、「請求項1から20、前記態様1から18のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、前記ノズル(42)は、前記クーラント(41)を放出する間に当該クーラント(41)を噴霧するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様19)を採り得る。
1 エアバッグモジュール
2 第1サブアセンブリ
3 ハウジング
3a ベース
3b 壁部
3c ガスジェネレーター開口
3d 縁部
4 第2サブアセンブリ
20 エアバッグ
21 エアバッグカバー
22 内部空間
23 取り付け手段(ラッチフック)
23a バネ手段
24 ガスジェネレーター
24a 点火装置
25 フランジ
26 通過開口
27 流入開口
28 縁部
29 通過開口
30 通過開口
32 シール要素
40 リザーバー
40a 凹部
40b 壁部
40c 長軸
40d ピストン
40e 螺子状ロッド
40f 中央凹部
40g ベース
40h ガスクッション
41 クーラント
42 ノズル
42a 頂部
42b 自由端部
43 吐出方向
44 吐出開口
45 作動装置
46 冷却装置
47 閉鎖部材
50 ハブ
51 ステアリング軸
60 ダッシュボード
61 収容体
62 保持要素
70 主展開方向
80 電子制御ユニット
81 センサユニット
90 取り付け要素

Claims (40)

  1. 車両用エアバッグモジュールであって、
    車両に配設される第1サブアセンブリ(2)と、
    前記第1サブアセンブリ(2)において、人を保護するべく膨張可能とされ、エアバッグ(20)膨張用のガスが充填される内部空間(22)を有するエアバッグ(20)と、
    前記第1サブアセンブリ(2)において、前記エアバッグ(20)を収容するためのハウジング(3)と、
    前記第1サブアセンブリ(2)とは別体として設けられ、車両において前記第1サブアセンブリ(2)から所定距離を隔てて配置された第2サブアセンブリ(4)と、
    前記第2サブアセンブリ(4)において、前記エアバッグ(20)の内部空間(22)のガスを冷却するクーラント(41)を貯留するリザーバー(40)と、
    を含む構成であることを特徴とする車両用エアバッグモジュール。
  2. 請求項1に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記エアバッグ(20)の内部空間(22)へと前記クーラント(41)を移送するために、前記リザーバー(40)にノズル(42)が設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  3. 請求項1又は2に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ハウジング(3)は、前記エアバッグ(20)の内部空間(22)に連通する通過開口(30)を備えていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  4. 請求項2又は3に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記クーラント(41)を当該ノズル(42)の少なくとも1つの吐出開口(44)を通じて前記エアバッグ(20)の内部空間(22)へと吐出方向(43)に移送するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  5. 請求項4に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記吐出方向(43)に関し前記ハウジング(3)の通過開口(30)内へと突出し、これにより前記通過開口(30)に少なくとも1つの吐出開口(44)が配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  6. 請求項4又は5に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記吐出方向(43)に関し前記通過開口(30)を通じて前記エアバッグ(20)の内部空間(22)へと突出し、これにより前記エアバッグ(20)の内部空間(22)に少なくとも1つの吐出開口(44)が配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  7. 請求項2から6のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)が前記ハウジング(3)から所定距離を隔てて配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  8. 請求項2から4のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記ハウジング(3)を取り囲む外側チャンバーにおいて通過開口(30)の外側に配置され、これにより前記ノズル(42)の吐出開口(44)は、前記吐出方向(43)に関して前記ハウジング(3)の通過開口(30)に対向することを特徴とするエアバッグモジュール。
  9. 請求項2から8のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ハウジング(3)の通過開口(30)は、前記エアバッグ(20)の吐出開口(30)を形成し、当該吐出開口を通じて前記エアバッグ(20)中のガスが、前記ハウジング(3)を取り囲む外側チャンバーへと排出可能とされることを特徴とするエアバッグモジュール。
  10. 請求項2から9のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記第2サブアセンブリ(4)に連結されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  11. 請求項2から6のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)が前記通過開口(30)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  12. 請求項4ないし11に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)が前記ハウジング(3)の前記通過開口(30)に接続され、前記ノズル(42)の少なくとも1つの吐出開口(44)が前記エアバッグ(20)の内部空間(22)に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  13. 請求項2から6、請求項11,12のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)が前記第1サブアセンブリ(2)に連結されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  14. 請求項1から13のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記リザーバー(40)は、シール要素(32)を介して前記ハウジング(3)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  15. 請求項14に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール要素(32)は、前記ノズル(42)を断面に関して取り囲むことを特徴とするエアバッグモジュール。
  16. 請求項12又は13に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記リザーバー(40)は、特にホースパイプの形態の管路(33)によってクーラントを移送するように前記ノズル(42)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  17. 請求項1から16のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記エアバッグ(20)をガスで膨張させるべく前記第1サブアセンブリ(2)に連結されたガスジェネレーター(24)を備えることを特徴とするエアバッグモジュール。
  18. 請求項17に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガスジェネレーター(24)は、当該ガスジェネレーター(24)を前記ハウジング(3)に取り付けるためのフランジ(25)を備えていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  19. 請求項1から18のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第1サブアセンブリ(2)は、車両のステアリングホイールへの取り付けのために少なくとも1つの取り付け手段(23)を備え、当該取り付け手段を介して前記第1サブアセンブリ(2)が前記ステアリングホイールの一部(50)に取り付け可能とされていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  20. 請求項19に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記取り付け手段(23)は、前記第1サブアセンブリ(2)を前記一部(50)に取り付けるべく、前記一部(50)の領域の後方に係合するラッチフックとして構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  21. 請求項12に従属の請求項19又は20に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記リザーバー(40)が要請に応じて車両に配置された状態については、前記取り付け手段(23)がステアリングホイールの一部(50)に係合し、前記一部への前記第1サブアセンブリ(2)の取り付けの際、クーラントを移送するよう前記ノズル(42)と前記リザーバー(40)とが接続されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  22. 請求項19から21のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記リザーバー(40)が要請に応じて車両に配置された状態については、前記取り付け手段(23)がステアリングホイールの一部(50)に係合し、前記一部への前記第1サブアセンブリ(2)の取り付けの際、前記ノズル(42)が前記エアバッグ(20)の内部空間(22)にクーラント(41)を移送するよう前記ノズル(42)が前記通過開口(30)に対して配置されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  23. 請求項19から22のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第2サブアセンブリ(4)が前記一部(50)に配置される構成であることを特徴とするエアバッグモジュール。
  24. 請求項19から23のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記一部(50)がステアリングホイールのハブによって形成され、前記ステアリングホイールは、当該ハブを介してステアリング軸(51)まわりに回転可能となるように車両に設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  25. 請求項23ないし24に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第2サブアセンブリ(4)は、要請に応じて前記ハブ(50)上に配置された状態では、前記ハブ(50)と前記第1サブアセンブリ(2)との間に前記ステアリング軸(51)に沿って少なくとも一部が配置されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  26. 請求項4ないし請求項24又は25に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記吐出方向(43)が前記ステアリング軸(51)と平行に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  27. 請求項18、又は請求項18に従属の請求項19から26のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記エアバッグ(20)の内部空間(22)にガスを充填可能な前記エアバッグ(20)の流入開口(27)の縁部(28)は、前記エアバッグ(20)を前記ハウジング(3)に固定するべく、前記フランジ(25)と前記ハウジング(3)との間に留められることを特徴とするエアバッグモジュール。
  28. 請求項3ないし27に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記フランジ(25)は、前記縁部(28)の通過開口(29)を介して前記ハウジング(3)の通過開口(30)に連通する通過開口(26)を有することを特徴とするエアバッグモジュール。
  29. 請求項2ないし28に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記ハウジング(3)、前記縁部(28)及び前記フランジ(25)の通過開口(30,29,26)を貫通することを特徴とするエアバッグモジュール。
  30. 請求項2ないし18、又は請求項13及び18に従属の請求項19から29のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記ハウジング(3)に前記フランジ(25)を固定するように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  31. 請求項1から14のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第1サブアセンブリ(2)は、車両のダッシュボード(60)に配置されるよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  32. 請求項31に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第1サブアセンブリ(2)は、前記ダッシュボード(60)に設けられた保持要素(62)の収容体(61)に配置されるよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  33. 請求項4ないし32に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第2サブアセンブリ(4)は、保持要素(62)の壁部(63)配置されるよう構成され、これにより前記第1サブアセンブリ(2)が要請に応じて収容体(61)に配置された状態では、前記吐出方向(43)に関して前記ノズル(42)が前記ハウジング(3)の通過開口(30)に対向することを特徴とするエアバッグモジュール。
  34. 請求項33に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記吐出方向(43)が前記エアバッグ(20)の主展開方向(70)に対して所定角度をなして配置され、前記エアバッグ(20)は、その膨張の間に当該吐出方向に沿って保護される人に向けて移動することを特徴とするエアバッグモジュール。
  35. 請求項1から34のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記第2サブアセンブリ(4)に連結された作動装置(45)は、前記クーラント(41)を移送するための圧力を当該クーラント(41)に付与するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  36. 請求項35に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記作動装置(45)が前記リザーバー(40)に設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  37. 請求項35又は36に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記作動装置(45)は、前記リザーバー(40)に圧力を付与するために、特に点火式で発生したガスを移送するように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  38. 請求項35から37のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記作動装置(45)は、電子制御ユニット(80)と協働し、当該電子制御ユニットは、センサユニット(81)で検出された少なくとも1つのパラメータに依存する圧力を前記リザーバー(40)に付与するための規定時間に、前記作動装置(45)を起動することを特徴とするエアバッグモジュール。
  39. 請求項38に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記電子制御ユニット(80)は、前記センサユニット(81)で検出された少なくとも1つのパラメータに依存する時間を算出するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  40. 請求項1から25のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ノズル(42)は、前記クーラント(41)を放出する間に当該クーラント(41)を噴霧するよう構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
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