JP2010534575A - 通気装置 - Google Patents

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Abstract


本発明は、射出成形材料を充填可能な射出成形型(F)の空洞部(I)を、射出成形型(F)の通気開口(O)を介して通気するために通気装置(1)であって、挿通口(D)を有するハウジング(G)を備え、このハウジング(G)は、前記空洞部(I)内に射出成形材料が導入される際に、前記射出成形型(F)の通気開口(O)から排出された前記空洞部(I)の空気が、当該ハウジング(G)の前記挿通口(D)を通じて前記射出成形型(F)まわりの外部空気(A)へと排気されるように構成され、所定の延在方向(R)に沿って長尺状に延在するとともに、その延在方向(R)に沿って移動可能となるように前記ハウジング(G)に設けられたバルブピン(V)を備え、前記バルブピン(V)は、前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)から流出した空気が前記挿通口(D)を通り前記バルブピン(V)に沿って前記外部空気(A)へ排気されるように、前記挿通口(D)に配置された通気位置から、前記空洞部(I)に向かう第1清掃位置へと移動される構成とされ、これにより前記挿通口(D)に流入した射出成形材料が前記バルブピン(V)によって前記挿通口(D)外へと運搬され、前記バルブピン(V)は、前記第1清掃位置から第2清掃位置へと前記空洞部(I)から離間して移動するように構成され、前記バルブピン(V)に固着している射出成形材料は、前記ハウジング(G)に設けられた除去要素(S)によって前記バルブピン(V)から除去される通気装置に関するものである。本発明は更に、本発明にかかる通気装置(1)を使用することによって射出成形型(F)を通気するための方法に関するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の、射出成形型、特にはステアリングホイール用の発泡型の通気装置に関し、またそうような射出成形型の通気方法に関するものである。
発泡部材を製造するべく所定の射出成形型の空洞部に射出成形材料が導入される場合には、射出成形材料によって置換される空洞部の空気は、射出成形材料によって射出成形型の少なくとも1つの通気開口を通じて空洞部から放出されなければならず、空洞部はこの射出成形型を介して射出成形型を取り囲む外部空間に連通している。これに関しては、射出成形材料が、放出される空気とともに通気開口外へ流出するという問題がある。射出成形材料の固形後にはバリが除去されなければならない。
本発明の目的は、射出成形材料のバリを減少させる通気装置を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する通気装置によって達成される。
従って、通気装置は、射出成形型の通気開口を通じて当該射出成形型の空洞部を通気するために設けられ、その空洞部が射出成形材料で充填可能とされており、挿通口を有し射出成形型に配置されるハウジングを備えており、空洞部から置換され射出成形型の通気開口から流出した空気は、射出成形材料が空洞部に導入されたときに、ハウジングの挿通口を通じて射出成形型を取り囲む外部空間へと排気され、また所定の延在方向に長手状に延在し、その延在方向に沿って移動可能となるようにハウジングに配設されたバルブピンを備えており、このバルブピンは、バルブピンが挿通口に配置されて射出成形型の通気開口から流出した空気を挿通口を通じて空洞部に向けてバルブピンに沿って外部空間へと排気可能な通気位置から、空洞部に向かう第1清掃位置へと移動されるように構成されており、挿通口に流入した射出成形材料は、バルブピンによって挿通口外に排出され、またバルブピンは、空洞部から外れて第1清掃位置から第2清掃位置へと移動するように設けられており、バルブピンに固着している射出成形材料は、ハウジングに設けられた除去要素によって、バルブピンから除去される。
換言すれば、通気装置は、射出成形型の通気開口を通じて射出成形型の空洞部を通気するために設けられており、この空洞部に射出成形材料の充填が可能とされ、また挿通口を有し射出成形型に装着するためのハウジングと、延在方向に長尺状に延在して延在方向に沿って移動可能となるようにハウジングに設けられたバルブピンを備えている。このため、バルブピンは、当該バルブピンが射出成形型の通気開口へと突出しこれにより通気開口から流出した空気が挿通口を通じて空洞部の方向へバルブピンに沿って射出成形型を取り囲む外部空間へと排気可能とされる所定の通気位置から、空洞部に向かう第1清掃位置へと移動可能とされる。この第1清掃位置では、自由端部が空洞部に向けて挿通口外に完全に突出する。更に、このためバルブピンは、空洞部から外れて第1清掃位置から第2清掃位置へと移動可能とされ、ハウジングに設けられた除去要素を通過するように誘導可能とされる。
射出成形材料としては、凹形状に合致する成形部品を製造するべく凹形状を形成する射出成形型の空洞部へと導入可能な、考えられる限りの材料を用いることが可能とされる。この材料は、流動可能な状態で空洞部に導入され、それから製造される成形部品へと固体化する。この通気装置は、特にステアリングホイール、特にはそのステアリングホイールリムの成形に適している。
好ましくは、バルブピンは延在方向に沿って主要部と自由端部とに分離され、この自由端部は、主要部に対して断面積が小さく、特に平坦状とされ、バルブピンの自由端部は、バルブピンの通気位置においては、挿通口を通って止まる(動かなくなる)。これに関しては、平坦面が挿通口とともにダクト(導管)を形成し、空洞部から流出した空気がこのダクトを通じて外部空間へと誘導される。好ましくは、主要部は、挿通口(及び通気開口)と同様に円形断面を有し、端部の平坦面は、延在面に沿って延在する平面によって形成される。
バルブピンはその通気位置において、通気装置のハウジングが射出成形型に配置された状態では、挿通口から突出するのが好ましく、これによりその自由端部がその延在方向に関して離間して通気開口へと延在し、その一方で端部は延在方向に沿って空洞部内へと延在しないのが好ましい。本発明の変更例では、バルブピンは、通気位置においてはその自由端部が射出成形型の通気開口に隣接するように構成され、これにより空洞部内には全く存在しない。
バルブピンが第1清掃位置に配置された場合には、バルブピンの自由端部は、その延在方向に沿って挿通口外へと突出して完全に空洞部に配置され、バルブピンの主要部が挿通口に配置される。主要部が挿通口を通って止まる間に挿通口の射出成形材料を除去するためには、バルブピンの主要部は、挿通口に合致する(部分的に円形の)断面部分を含む少なくとも1つの領域を有し、これにより挿通口へと流入した射出成形材料は、バルブピンが通気位置から第1清掃位置へと移動する際に、当該領域によって挿通口外へと押し出される。
ハウジングの底部に挿通口が設けられ、その底部によってハウジングが射出成形型に取り付け可能とされ、好ましくはこの底部が射出成形型に凸形状によって取り付けられるのが有利とされる。更に、流出口は、挿通口に連通して設けられ、また延在方向に交差して延在し、射出成形型に設けられた通気装置の規定状態においては、射出成形型外で終わりとなる。従って、空洞部の空気は流出口を介して射出成形型まわりの外部空間へと流出可能となる。
同時に、この流入口は、ポンプ、特にはバキューム(真空ポンプ)用の連結部としての機能を果たし、これによって空洞部の空気が空洞部外へと吐出可能となる。この操作は、空洞部に射出成形材料を充填する前に行なうことが可能であり、これにより射出成形材料が空洞部内に良好に分散可能とされ、或いは空洞部外への空気の排気促進のために空洞部へと射出成形材料を充填する間に行なうことが可能である。
バルブピンが、その第2清掃位置での動作の間に除去要素を完全に通過するよう移動するために、バルブピンの第2清掃位置では、挿通口外においてハウジングによって規定されるハウジングの内部空間に端部が配置される。その後、バルブピンは、バルブピンの端部に固着している射出成形材料を除去するべく、第2清掃位置へと移動する間に、端部が除去要素を完全に通過するよう移動可能とされる。好ましくは、除去要素は、バルブピンの延在方向と交差する方向に延在してハウジングに配置され、これにより特にバルブピンの自由端部での除去要素の取り付けを常に最適化することが可能となる。
通気装置は、延在方向に沿って射出成形型の通気開口に合致するように射出成形型に設けられるのが好ましい。これによって、バルブピンは、射出成形型の通気開口を清掃するのに常時に使用可能とされる。
バルブピンが当該バルブピンの別々の位置間を移動するために、ハウジングの第1及び第2チャンバーが設けられ、当該第1及び第2チャンバーは、流体を別々充填可能とされ、またハウジング内でシールしつつ延在方向に沿ってスライドする第1シール要素によって、延在方向に関し互いに分離されており、そのシール要素にバルブピンが保持ないし固定される。
この場合、好ましくは、第1シール要素は、バルブピンが通気位置にある場合に第2チャンバーが流体で充填されたとき、延在方向に沿って底部の方向にシフトし、バルブピンが第1清掃位置に設定される。
更に、ハウジングは、延在方向に交差して延在する中間壁部によって第2チャンバーから分離される第3チャンバーを備え、第3チャンバーの延在方向に沿って第2シール要素がスライドしつつ誘導され、この第2シール要素は、バルブピンの通気位置においては、第3チャンバーから第2チャンバーを分離する中間壁部に配置されるのが好ましい。
バルブピンを第1清掃位置から第2清掃位置へと移動させるために、第1チャンバーが流体で充填され、これにより第1シール要素は、延在方向に沿って中間壁部の方向へと転置され、バルブピンが第2清掃位置に設定される。
バルブピンの通気位置への復帰動作を許容するべく、第2シール要素が第1シール要素と協働し、バルブピンが第1清掃位置にある場合に第1チャンバーに流体が充填されると、第1シール要素が延在方向に沿って中間壁部の方向に移動し、第2シール要素は、ハウジングのうち中間壁部に対向する上部に移動する。
バルブピンが第2清掃位置にある場合に、第2シール要素に圧力下で上部から中間壁部の方向に流体が充填されると、第1シール要素は、2つのシール要素の前記の連結関係のために中間壁部から底部の方向へとシフトし、バルブピンはその通気位置に設定される。
2つのシール要素間の連結は、第2シール要素から底部の方向に突出するスリーブと、スリーブ内を延在方向に沿ってスライドしつつ誘導されるボルトとによって形成され、このボルトは、第1シール要素からハウジングの上部の方向に突出し、スリーブは、中間壁部の中央に設けられた中間壁部の貫通状の開口部を通って止まり、これにより中間壁部に交差して連結機能が生じる。中間壁部の開口部は、挿通口及び通気開口と同一平面にあるのが好ましい。
特に好ましくは、バルブピンは、延在方向と交差する最大で僅か2ミリメートル(mm)の断面を有する。これによって、バルブピンの影響が製造された成形部品に生じるのが防止される。
本発明における目的は、更に、請求項28に記載の特徴を有する方法によって達成される。
従って、特に本発明にかかる通気装置を用いて、射出成形材料を充填可能な射出成形型の通気開口を介して射出成形型の空洞部を通気する方法は、射出成形型の通気開口に対して通気装置を配置し、これにより挿通口を射出成形型の通気開口と連通させるステップと、バルブピンをその通気位置に移動させ、これにより射出成形材料を空洞部に導入する際に通気開口を通じて空洞部外へと空気の排出が可能とされ、また挿通口を通じてバルブピンに沿って射出成形型まわりの外部空間へと空気の排気を可能とするステップと、空洞部内が射出成形材料で充填された後にバルブピンを第1清掃位置へと移動させ、これにより挿通口に流入した射出成形材料をバルブピンによって挿通口から排出するステップと、バルブピンを第2清掃位置へと移動させて、バルブピンに固着している射出成形材料を除去要素によってバルブピンから除去するステップとを含む。
チャンバーを加圧状態にするためには、所定の圧縮空気源に収容された、或いはこの圧縮空気源から発生した圧縮空気が、チャンバー内へ導入されるのが好ましい。他の流体として、特に液体も考えられる。変更例として、電気的なモータ駆動方式によってもバルブロッドが移動可能とされる。
空洞部はまた、例えば通気装置のハウジングのうち挿通口に連通する流出口にポンプが設けられることによって通気装置を介して排出操作がなされるのが好ましく、空洞部にある空気はこのポンプを介してくみ出すことが可能とされる。
本発明の更なる主旨では、本発明にかかる通気装置を備える装置と、それに適合した前述の射出成形型、特にステアリングホイール(ステアリングホイールリム)用の発泡型が用いられ、発泡型の空洞部内へ導入される射出成形材料が発泡材とされる。
本発明にかかる更なる詳細な構成や利点は、図面に基づいて以下に説明する詳細な実施形態によって明確化される。
本発明にかかる、射出成形型の通気開口を介して射出成形型の空洞部を通気するための通気装置の断面図を示すものであり、通気装置の挿通口を誘導されるバルブピンを備え、このバルブピンが通気位置に配置され、これにより空洞部から置換され通気開口外へと流出したガスは挿通口を通じて空洞部外へとバルブピンに沿って排気可能とされている。 図1に示す通気装置の別の断面図を示すものであり、バルブピンが第1清掃位置に配置されており、通気される空洞部へと突出した状態が示されている。 図1及び2に示す通気装置の別の断面図を示すものであり、バルブピンが第2清掃位置に配置されており、除去要素での除去のために挿通口外へと完全に引き出された状態が示されている。
図1には、図2及び3に関連して、射出成形型F(「インジェクション成形金型」ともいう)の通気開口Oを通じて射出成形型Fの空洞部I(「キャビティ」ともいう)を通気する機能を果たす通気装置1(「ベント装置」ともいう)の断面図を示しており、空洞部Iが射出成形型Fによって取り囲まれており、空洞部Iから通気装置1を通じて射出成形型Fまわりの外部空間Aへと空気の排気が可能とされている。
通気装置1は、通気機構の支持体としてのハウジングGを備えており、このハウジングGは、通気される射出成形型Fに固定されるように構成されている。このハウジングGは、所定の延在方向Rに沿って長尺状に延在する構成とされ、底部3とハウジングGの上部15との間で延在方向Rに沿って延在する壁部30を備える構成とされ、底部3は、射出成形型Fにおける取り付けに用いられるとともに延在方向Rに交差して延在しており、上部15は、延在方向Rに交差して延在している。壁部30は、特に空洞状のシリンダ形状として形成され得る。
ハウジングGの底部3は、射出成形型Fの凹状部分における形状フィット配置用として構成されており、この底部3は特には凹状部分にねじ込まれるか、或いは他の方法によって凹状部分への固定が可能とされる。
底部3には挿通口Dが設けられており、その挿通口Dは、延在方向Rに沿って延在しており、また射出成形型Fに通気装置1又はハウジングGがそれぞれ配置された予定状態においては、射出成形型Fの通気開口Oに一致するように配置される。このため、挿通口Dは、射出成形型Fの通気開口Oに隣接して同一平面上に配置される。従って、空洞部Iから置換された空気は、通気開口Oを通って空洞部I外へと流出可能とされ、延在方向Rに沿って延在する挿通口Dに空気が直に到達する。挿通口Dは、延在方向Rに交差して延在するとともに底部3に設けられたサック状ないし袋状の流出口20に連通しており、この流出口20は、通気装置1が射出成形型Fに配置された状態では、空洞部I外のハウジングGで終わりとなり、これにより通気開口O外へと排気された空洞部Iの空気は、挿通口D(および流出口20)を通じて射出成形型Fまわりの外部空間Aへと誘導可能とされる。挿通口Dは勿論、別な方法によって外部空間Aに連通することも可能である。
空洞部Iに導入された射出成形材料が挿通口Dを通って空洞部Iの通気開口O外へと排出できないようにするために、延在方向Rに沿って長尺状に延在する円柱形状ないし円筒形状のバルブピンV(「バルブロッド」ともいう)が設けられており、当該バルブピンには、バルブピンVのうち断面円形状の主要部10から離間して平坦状の平坦自由端部11(「先端部」ともいう)が設けられている。このバルブピンVは、その延在方向Rに沿って移動可能となるようにハウジングG内に配置されており、また所定の駆動装置(動作発生装置)によって延在方向Rに移動可能とされ、これによりバルブピンVは、所定の通気位置に配置されて、当該バルブピンVの平坦自由端部11が挿通口Dを通じて動かなくなり、その挿通口の内径がバルブピンVの主要部10の外径に一致する。このため、端部11は挿通口Dとともに幅狭のダクト(「導管」ともいう)を形成し、このダクトを通り端部11に沿って空洞部Iの通気開口O外へと(流出口20を介して)空気の排気が可能とされ、その一方で射出成形材料の流出は許容されない。この通気位置において、バルブピンVの自由端部11は、更に通気開口O内に入り込み、これにより射出成形材料のバリ(ギアクラスター)を通気開口Oに生成することができない(図1参照)。
一方で、射出成形材料は、自由端部11の平坦領域に沿って挿通口へと少量の流入が可能であり、またこのためバルブピンVの自由端部10に流入したままの状態になり得る。
従って、バルブピンVと合わせて挿通口Dを(選択的には更に通気開口Oをも)清掃することが必要になる。そのような清掃を行なう場合には、バルブピンVが駆動装置によって第1清掃位置向けて延在方向Rに沿ってハウジングG外へと移動され、当該清掃位置では、バルブピンVの端部11が完全に空洞部I中に配置され、これによりバルブピンVの主要部10は、通気開口Oと同様に挿通口Dを通って止まる(動かなくなる)。主要部10が挿通口D(およびそれに一致する通気開口O)に一致する同一の径(或いはそれに対応する断面積)を有しているため、バルブピンVが第1清掃位置へと移動して挿通口Dを清掃する際(図2参照)に、主要部10は挿通口Dに存在する射出成形材料を運搬する(運び去る)こととなる。
バルブロッドV自体を清掃するためには、その後にこのバルブロッドVがハウジングG内を第2清掃位置へと、すなわち通気位置を越えて引っ込み、これによりバルブピンVの自由端部11が延在方向Rに沿って挿通口Dから所定距離を隔てて配置される。これにより、バルブピンVが第2清掃位置へと移動する際、バルブピンVの端部11の平坦部が除去要素Sを完全に通過するように移動させることが可能となり、これによりバルブピンVが第2清掃位置へと引っ込む際、端部11に固着している射出成形材料がバルブピンVの端部11から除去される。この除去要素Sは、延在方向Rと交差する方向に関して調整可能とされ、また磨耗した場合にはそれ自体の位置を自動で再調整し、これによりバルブピンVに固着している射出成形材料が確実に除去されることとなる。このため、除去要素Sは、所定の弾性手段ないしバネ手段によってバルブピンVに予め張力を付与することが可能とされる。
バルブピンVを前述の複数の位置間で移動させるための駆動装置は、流体、特には圧縮空気を個別に充填可能なハウジングGの3つのチャンバー(「充填室」ともいう)4,5,7によって形成される。
バルブピンVを通気位置から第1及び第2清掃位置へと移動させるために、第1シール要素6によって互いに分離されたハウジングGの第1及び第2チャンバー4,5が設けられている。また、この第1シール要素6は、壁部30のうちハウジングGの内部空間に対向する内面を延在方向Rに沿ってスライドするように構成されており、これにより第1シール要素6は、延在方向Rに沿って壁部30を経て誘導される。第1チャンバー4を第2チャンバー5に対してシールするべく、第1シール要素6にシールリング25が設けられており、このシールリング25は、第1シール要素6まわりに周方向に延在しており、また第1シール要素6のうち延在方向Rと交差する溝部において第1シール要素6まわりに延在しており、また壁部30の内面に対して密封状に配置されている。
第1チャンバー4は底部3に隣接しており、第2チャンバー5はシール要素6のうち底部3とは反対側に設けられている。壁部30に設けられて第2チャンバー5に割り当てられた流入口22を通じて第2チャンバー5へと流体を導入することによって、第1シール要素6が加圧され、これによって底部3に接するまで当該底部3の方向に移動する。このため、バルブロッドVは、その主要部10を介して第1シール要素6に保持なしい固定され、第1シール要素6が移動する際にはその第1清掃位置へと共に移動する。
その後、最小容量に圧縮された第1チャンバー4は、ハウジングGのうち第1チャンバー4に割り当てられた流入口21を通じて流体が導入されることよって加圧され、これにより第1シール要素6がハウジングの中間壁部8の方向へと延在方向Rに沿って移動する。このため、バルブロッドは第2清掃位置へと共に移動する。中間壁部8は、延在方向Rに交差して延在し、また第2チャンバー5から第3チャンバー7を分離する。
第3チャンバー7は、バルブピンVを第2清掃位置から通気位置へと復帰させる機能を果たす。それに関して第2シール要素9が設けられており、この第2シール要素は、壁部30のうちハウジングGの内部空間に対向する内面にしたがって延在方向Rに沿って移動するように構成されており、第2シール要素9は延在方向Rに沿って壁部30を経て誘導される。第2シール要素9には、壁部30での第2シール要素9のシールアタッチメント用として円周方向のシールリング24が設けられており、このシールリング24は、第2シール要素9のうち延在方向Rに交差する溝部において第2シール要素9の周方向に延在している。
第2シール要素9は、第2シール要素9から延在方向Rに沿って中間壁部8の方向へと突出するスリーブ16によって第1シール要素6に連結されており、このスリーブ16は、中間壁部8のうち挿通口Dと同一平面上にある開口部18を通じて第2チャンバー5内へと誘導されており、第1シール要素6から第2シール要素9の方向に突出するボルト17がスリーブ16内を移動可能に誘導される。
スリーブ16の延在方向Rに関する長さは、第1シール要素6が中間壁部8の方向へと移動する間にスリーブ16に当接し、またこれによりバルブピンVが第2清掃位置へと移動する際に第2シール要素9を共に移動させるような長さに設定されており、これにより第1シール要素6が底部3から中間壁部8に当接する際に、第2シール要素9がハウジングGの上部15に到達する。
バルブピンVを第2清掃位置から通気位置へと復帰させるためには、ハウジングGのうち第3チャンバー7に割り当てられた流入口23を通じて第3チャンバー7のみに流体が充填されなければならない。このため、第3チャンバー7に割り当てられた流入口23は、この流入口23を通じて導入された流体が第2シール要素9のうちハウジングGの上部に対向する面を加圧し、これにより第2シール要素9が中間壁部8に当接するまで中間壁部8に向けて延在方向Rに沿って移動するように配置されている。これに関し、スリーブ16は第1シール要素6を底部3の方向に押圧し、これによりバルブピンVは通気位置へと共に移動する。スリーブ16のこの動作の後、第1及び第2チャンバー4,5は再び類似の大きさの容量に設定される。第2チャンバー5が再び加圧される際、上述のようにバルブピンVは再び第1清掃位置へと移動する。
本発明では、「射出成形材料を充填可能な射出成形型(F)の空洞部(I)を、射出成形型(F)の通気開口(O)を介して通気するための通気装置であって、挿通口(D)を有するハウジング(G)を備え、このハウジング(G)は、前記空洞部(I)内に射出成形材料が導入される際に、前記射出成形型(F)の通気開口(O)から排出された前記空洞部(I)の空気が、当該ハウジング(G)の前記挿通口(D)を通じて前記射出成形型(F)まわりの外部空気(A)へと排気されるように構成され、所定の延在方向(R)に沿って長尺状に延在するとともに、その延在方向(R)に沿って移動可能となるように前記ハウジング(G)に設けられたバルブピン(V)を備え、前記バルブピン(V)は、前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)から流出した空気が前記挿通口(D)を通り前記バルブピン(V)に沿って前記外部空気(A)へ排気されるように、前記挿通口(D)に配置された通気位置から前記空洞部(I)に向かう第1清掃位置へと移動される構成とされ、これにより前記挿通口(D)に流入した射出成形材料が前記バルブピン(V)によって前記挿通口(D)外へと運搬され、前記バルブピン(V)は、前記第1清掃位置から第2清掃位置へと前記空洞部(I)から離間して移動するように構成され、前記バルブピン(V)に固着している射出成形材料は、前記ハウジング(G)に設けられた除去要素(S)によって前記バルブピン(V)から除去され、前記バルブピン(V)は、その延在方向(R)に沿って、主要部(10)と前記主要部(10)に関する縮小断面を有する自由端部(11)とに分割された構成であることを特徴とする通気装置」という態様(態様1)を採り得る。
また本発明では、「請求項2または前記態様1に記載の通気装置であって、前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記バルブピン(V)は、前記挿通口(D)外に突出してその延在方向(R)に沿って離間し、その自由端部(11)が前記通気開口(O)内に配置されることを特徴とする通気装置」という態様(態様2)を採り得る。
また本発明では、「請求項2、前記態様1から2のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記自由端部(11)は、前記バルブピン(V)の通気位置において前記空洞部(I)内に延在しないことを特徴とする通気装置」という態様(態様3)を採り得る。
また本発明では、「請求項2から3、前記態様1から3のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記バルブピン(V)の前記自由端部(11)は、その第1清掃位置において前記挿通口(D)外に突出してその延在方向(R)に沿って離間し、完全に前記空洞部(I)に配置されることを特徴とする通気装置」という態様(態様4)を採り得る。
また本発明では、「請求項2から4、前記態様1から4のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記バルブピン(V)の前記主要部(10)は、前記バルブピン(V)の動作の間に前記挿通口(D)を通って第1清掃位置へと移動する少なくとも1つの部位を備え、この少なくとも1つの部位が前記挿通口(D)に一致する断面積を有することを特徴とする通気装置」という態様(態様5)を採り得る。
また本発明では、「請求項7に記載の通気装置であって、前記挿通口(D)に連通し前記延在方向(R)と交差して延在する流出口(20)が前記底部(3)に設けられ、前記流出口(20)は、前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では前記空洞部(I)外で終わりとなることを特徴とする通気装置」という態様(態様6)を採り得る。
また本発明では、「請求項2から7、前記態様1から6のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記バルブピン(V)は、当該バルブピン(V)の端部(11)に固着している射出成形材料を除去する第2清掃位置への移動の間に、前記端部(11)が前記除去要素(S)を完全に通過するように移動する構成であることを特徴とする通気装置」という態様(態様7)を採り得る。
また本発明では、「請求項1から9、前記態様1から7のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記ハウジング(G)の第1及び第2チャンバー(4,5)は、流体の充填が可能とされ、また前記ハウジング(G)を前記延在方向(R)に沿ってスライドしつつ誘導される第1シール要素(6)によって互いに分離されることを特徴とする通気装置」という態様(態様8)を採り得る。
また本発明では、「前記態様8に記載の通気装置であって、前記バルブピン(V)は、前記第1シール要素(6)に保持されていることを特徴とする通気装置」という態様(態様9)を採り得る。
また本発明では、「前記態様9に記載の通気装置であって、前記第1シール要素(6)は、バルブピンが通気位置にある場合に前記第2チャンバー(5)に流体が充填されると、前記延在方向(R)に沿って前記底部(3)に向けて移動し、前記バルブピン(V)がその第1清掃位置へと共に移動することを特徴とする通気装置」という態様(態様10)を採り得る。
また本発明では、「前記態様8から10のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、前記ハウジング(G)の第3チャンバー(7)が中間壁部(8)によって前記第2壁部(5)と分離され、前記第3チャンバー(7)では第2シール要素(9)が前記延在方向(R)に沿ってスライドしつつ誘導されることを特徴とする通気装置」という態様(態様11)を採り得る。

また本発明では、「請求項8、11又は請求項10に記載の通気装置であって、前記第1シール要素(6)は、バルブピン(V)が第1清掃位置にある場合に前記第1チャンバー(4)に流体が充填されると、前記中間壁部(8)に向けて前記延在方向(R)に沿って移動し、前記バルブピン(V)がその第2清掃位置へと共に移動することを特徴とする通気装置」という態様(態様12)を採り得る。
また本発明では、「前記態様8ないし請求項11に記載の通気装置であって、前記第2シール要素(9)は、バルブピン(V)が第2清掃位置にある場合に前記第3チャンバー(7)に流体が充填されると、前記上部(15)から前記中間壁部(8)に向けて移動され、前記第1シール要素(6)は、前記2つのシール要素(6,9)間の連結によって前記中間壁部(8)から前記底部(3)に向けて移動され、これにより前記バルブピン(V)がその通気位置へと共に移動することを特徴とする通気装置」という態様(態様13)を採り得る。
また本発明では、「特に請求項1から14、前記態様1から13のうちのいずれか一項に記載の通気装置(1)を用いることによって、射出成形材料を充填可能な射出成形型(F)の通気開口(O)を介して前記射出成形型(F)の空洞部(I)を通気するための方法であって、前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)に前記挿通口(D)を連通させるべく、挿通口(D)を有する前記通気装置(1)のハウジング(G)を前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)に配置し、これにより前記通気開口(O)から排気される空気を、前記挿通口(D)を通じて前記射出成形型(F)まわりの外部空間(A)に流出可能とするステップと、通気位置にバルブピン(V)を配置し、これにより前記通気開口(O)を通じて前記空洞部(I)からの空気の流出を可能とし、また射出成形材料が前記空洞部(I)に導入される際に、前記挿通口(O)を通じて前記バルブピン(V)に沿って前記外部空間(A)へと空気の排気を可能とするステップと、前記空洞部(I)が射出成形材料で充填された後に、前記バルブピン(V)をその第1清掃位置に移動させ、これにより前記挿通口(D)に流入した射出成形材料をバルブピン(V)によって前記挿通口(D)外へと運搬するステップと、前記バルブピン(V)を第2清掃位置に移動させ、前記バルブピン(V)に固着している射出成形材料を除去要素(S)によって除去するステップと、を含むことを特徴とする方法」という態様(態様14)を採り得る。
また本発明では、「前記態様14に記載の方法であって、前記通気装置(1)を介して前記空洞部(1)を排気することを特徴とする方法。」という態様(態様15)を採り得る。
1 通気装置
2 内部空間
3 底部
4 (第1)チャンバー
5 (第2)チャンバー
6 第1シール要素
7 (第3)チャンバー
8 中間壁部
9 第2シール要素
10 主要部
11 (平坦自由)端部
15 上部
16 スリーブ
17 ボルト
18 開口部
20 流出口
21,22,23 流入口
24 シールリング
25 シールリング
30 壁部
A 外部空間
D 挿通口
F 射出成形型
G ハウジング
I 空洞部
O 通気開口
R 延在方向
S 除去要素
V バルブピン

Claims (29)

  1. 射出成形材料を充填可能な射出成形型(F)の空洞部(I)を、射出成形型(F)の通気開口(O)を介して通気するための通気装置であって、
    挿通口(D)を有するハウジング(G)を備え、このハウジング(G)は、前記空洞部(I)内に射出成形材料が導入される際に、前記射出成形型(F)の通気開口(O)から排出された前記空洞部(I)の空気が、当該ハウジング(G)の前記挿通口(D)を通じて前記射出成形型(F)まわりの外部空気(A)へと排気されるように構成され、
    所定の延在方向(R)に沿って長尺状に延在するとともに、その延在方向(R)に沿って移動可能となるように前記ハウジング(G)に設けられたバルブピン(V)を備え、
    前記バルブピン(V)は、前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)から流出した空気が前記挿通口(D)を通り前記バルブピン(V)に沿って前記外部空気(A)へ排気されるように、前記挿通口(D)に配置された通気位置から前記空洞部(I)に向かう第1清掃位置へと移動される構成とされ、これにより前記挿通口(D)に流入した射出成形材料が前記バルブピン(V)によって前記挿通口(D)外へと運搬され、
    前記バルブピン(V)は、前記第1清掃位置から第2清掃位置へと前記空洞部(I)から離間して移動するように構成され、前記バルブピン(V)に固着している射出成形材料は、前記ハウジング(G)に設けられた除去要素(S)によって前記バルブピン(V)から除去されることを特徴とする通気装置。
  2. 請求項1に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)は、その延在方向(R)に沿って、主要部(10)と前記主要部(10)に関する縮小断面を有する自由端部(11)とに分割された構成であることを特徴とする通気装置。
  3. 請求項2に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)の通気位置において、前記自由端部(11)が前記挿通口(D)に配設されることを特徴とする通気装置。
  4. 請求項2または3に記載の通気装置であって、
    前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記バルブピン(V)は、前記挿通口(D)外に突出してその延在方向(R)に沿って離間し、その自由端部(11)が前記通気開口(O)内に配置されることを特徴とする通気装置。
  5. 請求項2から4のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記自由端部(11)は、前記バルブピン(V)の通気位置において前記空洞部(I)内に延在しないことを特徴とする通気装置。
  6. 請求項4または5に記載の通気装置であって、
    前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記バルブピン(V)は、その通気位置において、前記自由端部(11)が前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)に隣接して配置されることを特徴とする通気装置。
  7. 請求項2から6のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では、前記バルブピン(V)の前記自由端部(11)は、その第1清掃位置において前記挿通口(D)外に突出してその延在方向(R)に沿って離間し、完全に前記空洞部(I)に配置されることを特徴とする通気装置。
  8. 請求項2から7のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記バルブピンの前記主要部(10)は、前記バルブピン(V)の第1清掃位置において、前記挿通口(D)を通って止まることを特徴とする通気装置。
  9. 請求項2から8のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)の前記主要部(10)は、前記バルブピン(V)の動作の間に前記挿通口(D)を通って第1清掃位置へと移動する少なくとも1つの部位を備え、この少なくとも1つの部位が前記挿通口(D)に一致する断面積を有することを特徴とする通気装置。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記ハウジング(G)が当該通気装置(1)の内部空間(2)を規定することを特徴とする通気装置。
  11. 請求項10に記載の通気装置であって、
    前記ハウジング(G)の前記内部空間(2)には、前記挿通口(D)から所定距離を隔てた位置に前記延在方向(R)に沿って延在する除去要素(S)が設けられていることを特徴とする通気装置。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記挿通口(D)は前記ハウジング(G)の底部(3)に設けられており、前記ハウジング(G)の一部がその底部を介して前記射出成形型(F)に取り付け可能とされることを特徴とする通気装置。
  13. 請求項12に記載の通気装置であって、
    前記挿通口(D)に連通し前記延在方向(R)と交差して延在する流出口(20)が前記底部(3)に設けられ、前記流出口(20)は、前記通気装置(1)が前記射出成形型(F)に配置された状態では前記空洞部(I)外で終わりとなることを特徴とする通気装置。
  14. 請求項2から13のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)は、当該バルブピン(V)の端部(11)に固着している射出成形材料を除去する第2清掃位置への移動の間に、前記端部(11)が前記除去要素(S)を完全に通過するように移動する構成であることを特徴とする通気装置。
  15. 請求項1から14のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記除去要素(S)は、前記バルブピン(V)の延在方向(R)と交差する方向に調整可能となるように前記ハウジング(G)に設けられていることを特徴とする通気装置。
  16. 請求項1から15のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記通気装置(1)は、前記挿通口(D)が当該通気装置(1)の前記通気開口(O)に隣接して配置されるように、前記射出成形型(F)に設けられる構成であることを特徴とする通気装置。
  17. 請求項1から16のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記ハウジング(G)の第1及び第2チャンバー(4,5)は、流体の充填が可能とされ、また前記ハウジング(G)を前記延在方向(R)に沿ってスライドしつつ誘導される第1シール要素(6)によって互いに分離されることを特徴とする通気装置。
  18. 請求項17に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)は、前記第1シール要素(6)に保持されていることを特徴とする通気装置。
  19. 請求項18に記載の通気装置であって、
    前記第1シール要素(6)は、バルブピンが通気位置にある場合に前記第2チャンバー(5)に流体が充填されると、前記延在方向(R)に沿って前記底部(3)に向けて移動し、前記バルブピン(V)がその第1清掃位置へと共に移動することを特徴とする通気装置。
  20. 請求項17から19のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記ハウジング(G)の第3チャンバー(7)が中間壁部(8)によって前記第2壁部(5)と分離され、前記第3チャンバー(7)では第2シール要素(9)が前記延在方向(R)に沿ってスライドしつつ誘導されることを特徴とする通気装置。
  21. 請求項20に記載の通気装置であって、
    前記第2シール要素(9)は、前記バルブピン(V)の通気位置において、前記中間壁部(8)に配置されることを特徴とする通気装置。
  22. 請求項17、20又は21に記載の通気装置であって、
    前記第1シール要素(6)は、バルブピン(V)が第1清掃位置にある場合に前記第1チャンバー(4)に流体が充填されると、前記中間壁部(8)に向けて前記延在方向(R)に沿って移動し、前記バルブピン(V)がその第2清掃位置へと共に移動することを特徴とする通気装置。
  23. 請求項17、又は20から22のいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記第2シール要素(9)が前記第1シール要素(6)に連結されており、バルブピン(V)が第1清掃位置にある場合に前記第1チャンバー(4)に流体が充填されて、前記第1シール要素(6)が前記延在方向(R)に沿って前記中間壁部(8)に向けて移動する際、前記第2シール要素(9)は、前記ハウジング(G)のうち前記中間壁部(8)に対向する上部(15)に向けて前記延在方向(R)に沿って移動することを特徴とする通気装置。
  24. 請求項17ないし23に記載の通気装置であって、
    前記第2シール要素(9)は、バルブピン(V)が第2清掃位置にある場合に前記第3チャンバー(7)に流体が充填されると、前記上部(15)から前記中間壁部(8)に向けて移動され、前記第1シール要素(6)は、前記2つのシール要素(6,9)間の連結によって前記中間壁部(8)から前記底部(3)に向けて移動され、これにより前記バルブピン(V)がその通気位置へと共に移動することを特徴とする通気装置。
  25. 請求項23又は24に記載の通気装置であって、
    前記2つのシール要素(6,9)間の連結は、前記第2シール要素(9)から前記第1シール要素(6)に向けて突出するスリーブ(16)と、前記スリーブ(16)内を誘導されるボルト(17)とによって形成され、前記ボルト(17)は、前記第2シール要素(9)に向けて前記第1シール要素(6)外へと突出し、これにより前記スリーブ(16)が前記中間壁部(8)の開口部(18)内を誘導されることを特徴とする通気装置。
  26. 請求項1から25のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記バルブピン(V)は最大径が2ミリメートルであることを特徴とする通気装置。
    する通気装置。
  27. 請求項13、又は請求項13に従属の請求項14から26のうちのいずれか一項に記載の通気装置であって、
    前記流出口(20)は、前記空洞部(I)の排気のためのポンプに連結された構成であることを特徴とする通気装置。
  28. 特に請求項1から27のうちのいずれか一項に記載の通気装置(1)を用いることによって、射出成形材料を充填可能な射出成形型(F)の通気開口(O)を介して前記射出成形型(F)の空洞部(I)を通気するための方法であって、
    前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)に前記挿通口(D)を連通させるべく、挿通口(D)を有する前記通気装置(1)のハウジング(G)を前記射出成形型(F)の前記通気開口(O)に配置し、これにより前記通気開口(O)から排気される空気を、前記挿通口(D)を通じて前記射出成形型(F)まわりの外部空間(A)に流出可能とするステップと、
    通気位置にバルブピン(V)を配置し、これにより前記通気開口(O)を通じて前記空洞部(I)からの空気の流出を可能とし、また射出成形材料が前記空洞部(I)に導入される際に、前記挿通口(O)を通じて前記バルブピン(V)に沿って前記外部空間(A)へと空気の排気を可能とするステップと、
    前記空洞部(I)が射出成形材料で充填された後に、前記バルブピン(V)をその第1清掃位置に移動させ、これにより前記挿通口(D)に流入した射出成形材料をバルブピン(V)によって前記挿通口(D)外へと運搬するステップと、
    前記バルブピン(V)を第2清掃位置に移動させ、前記バルブピン(V)に固着している射出成形材料を除去要素(S)によって除去するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  29. 請求項28に記載の方法であって、
    前記通気装置(1)を介して前記空洞部(1)を排気することを特徴とする方法。
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