JP2010534095A - 歯の交換部の設計方法、設計された歯の交換部の処理方法、歯の交換部、およびコンピュータが読み取れる媒体 - Google Patents

歯の交換部の設計方法、設計された歯の交換部の処理方法、歯の交換部、およびコンピュータが読み取れる媒体 Download PDF

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Abstract

本発明は、残存歯部に装着することを目的とした歯の交換部の設計方法に関連し、歯の交換部(2)および残存歯部(3)の間に間隔(1)が設けられ、続くステップでは1つ以上のアンダーカット(4)が歯の交換部に存在するかという検査が行われる。さらに本発明は、ひとつのまたは複数のアンダーカットを有する設計された歯の交換部処理方法に関連し、歯の交換部および残存歯部の間に間隔が設けられ、かつひとつまたは複数のアンダーカットが歯の交換部から除去されるように間隔の形は修正される。また本発明は、間隔の設置または修正に起因するアンダーカットの形成を回避する方法に関連する。さらに本発明は、間隔を備える歯の交換部に関連し、歯の交換部の間隔は、第一および第二間隔領域および中間移行領域を備え、前記移行領域にはアンダーカットが存在しない。また本発明は、コンピュータが読み取れる適当な媒体に関連する。

Description

本発明は、歯の交換部の設計方法、設計された歯の交換部の処理方法、歯の交換部、およびコンピュータが読み取れる媒体に関連する。
従来技術から、歯科処理後に患者の口内で直接行われる光学式走査により、または患者の口内の状態を示す模型を光学的に走査することにより残存歯領域の寸法を測定することが知られている。光学式走査から得られたデータにより、残存歯部内の添窩(アンダーカット)を検出することもできる。
さらに、歯の交換部模型のデジタルモデリングを行うことが従来技術より知られている。したがって歯の交換部は高精度で設計できるため、歯の交換部の製作後の追加的な処理は必要ない。このようなモデリングプロセスにおいて、残存歯部の走査データを考慮する必要がある。
本発明の目的は、歯の交換部の設計方法、設計された歯の交換部の処理方法、歯の交換部、およびコンピュータが読み取れる媒体を提供することであり、その結果歯の交換部のモデリングは、歯の交換部を容易に製作することができるような高い柔軟性で行われる。
この目的は、請求項1、16または26による方法、請求項27による歯の交換部、および請求項29によるコンピュータが読み取れる媒体により達成される。
好ましい実施形態は、従属する請求項に開示される。
ひとつの方法によると、歯の交換部は残存歯部に装着することができるように設計される。歯の交換部および残存歯部の間に間隔が設けられ、間隔を設定した後1つ以上のアンダーカットが歯の交換部に存在するかどうかを検査される。
アンダーカットの検査によって、例えば3軸フライス盤によって妥当な価格にて設計されたアンダーカットのない歯の交換部を作ることができるため、歯の交換部を容易に作ることが可能となる。アンダーカットが発見されるような場合は、3+1軸、4軸または5軸フライス盤によって製作することができるが、これはさらに高価なものとなる。
歯の交換部のアンダーカットは、残存歯部の形に起因するものであり得るが、また間隔の設定に起因するものでもある。
間隔が設けられた歯の交換部の設計プロセス中、間隔は柔軟な方法により選択することができる。なぜなら設計ステップに続いて行われる歯の交換部のアンダーカット検査のステップにより、間隔の設定に起因したひとつ、または複数のアンダーカットを発見することができるということが保証されているからである。
間隔の設定後のアンダーカットの有無に関する歯の交換部の検査によって、どんな場合でも間隔に起因するアンダーカットが発見されることが可能となる。また残存歯部の形に起因するアンダーカットは、前記最初に述べたアンダーカットと共に発見され得るため、間隔の設定より前の歯の交換部の追加的な検査は(可能ではあるが)不要である。したがって歯の交換部は、時間をほとんど消費せず設計することができる。設けられた間隔は、歯の交換部および残存歯部の適合を向上させる作用がある。
次の検査ステップは、間隔の設定後、または間隔の変更または改良後に自動的に実行されることが好ましい。
設けられた間隔は、少なくとも2、3、4、またはそれ以上の間隔領域備えることができる。好ましい実施形態によると、二つの隣接する間隔領域の間に移行領域を設けることができ、それぞれの移行領域は、全ての隣接する間隔領域の間に設けられることが好ましい。
隣接する間隔領域の間のひとつの移行領域および/または複数の移行領域は、様々な位置にて、異なる長さおよび/または同じ長さ、および/または異なる形および/または同じ形とすることができる。移行領域の長さは、移行領域の二つの端を測定して得られる。作られる歯の交換部のアンダーカットを回避するためおよび/または歯の交換部に最もよく適合することを保証するため例えば、移行領域の長さは、それぞれの歯の残根の外周に沿って(外周は歯の軸の周囲に延在する)異なる値となることがある。例えば移行領域の様々な長さは、外周に沿って互いに連続的に併せることが好ましく、その結果急に変化するエリアが形成されない。このようなエリアは、例えば歯の交換部への機械的な挿入を導く場合がある。ひとつおよび/または複数の移行領域が示す追加的なパラメータは、それぞれの移行領域の端、および/またはひとつまたは複数の移行領域の位置の間隔差であり得る。またこれらパラメータは、ひとつまたは複数の移行領域様々な位置にて異なる値、および/または同じ値となることがある。
例えばひとつおよび/または複数のアンダーカットを除去するためになされる変形および/または修正が最低限となるように、設けられた間隔の変形または修正、および/または、ひとつまたは複数の移行領域の変形または修正が行われることが好ましい。
二つ以上の間隔領域を有する間隔を設けることにより、例えば残存歯部および歯の交換部の間の異なる領域にて変化するように間隔全体の厚さを設計することが可能となる。これにより歯の交換部の設計について特に高い柔軟性を持つことができる。例えば二つの間隔領域の間に設けられた既存の移行領域は、間隔のさらに多様な形を設けるよう作用することができる。好ましい実施形態によると、準備ラインの領域の厚さは、残留間隔領域またはそれらの部分よりも小さい。
間隔の二つ以上の間隔領域は異なる厚さとすることができる。
間隔は、様々な間隔要素により構成されることができ、前記間隔要素は、例えば複数の層の形で設けられる。層は、例えばいわゆるセメント層および残根塗料層とすることができる。いわゆるセメント層は、歯の交換部の残存歯部への最適な接着を提供するために歯科用セメントのための空間を備えることができ、かついわゆる残根塗料層は、他の材料または歯科用セメントのための空間を提供することができる追加的な層とすることができる。
様々な間隔領域の補助、または異なる間隔要素の使用の補助により、残存歯部および歯の交換部について最適かつ柔軟な方法にて間隔を設計することができる。
そのうえ開示された方法は、間隔が設けられる前に、前記ひとつのまたは複数のアンダーカットが歯の交換部に存在するかどうかの検査を可能とする。存在するひとつまたは複数のアンダーカットを取り除くことができる。
間隔の設定より前に、ひとつ、または複数のアンダーカットが歯の交換部に既に存在するかという検査により、例えば間隔によりアンダーカットが形成されないということを調べることがでるが、間隔の設定より前に問題のアンダーカットが既に存在しているということも調べることができる。したがって、間隔が設けられる前のこのようなアンダーカットを含むひとつ、または複数のアンダーカットを歯の交換部から除去することが可能となる。さらに間隔の設定に起因するアンダーカットを除去することが可能となる。
ひとつのまたは複数のアンダーカットが存在する場合、修正されるべき間隔が自動的に示されることが好都合に可能である。特に好都合であるのは、自動表示を用いて歯の交換部のアンダーカットがないように間隔が自動的に修正されることが可能である。
間隔修正の必要性の前記自動表示を用いることにより、アンダーカットがない歯の交換部が設計されることが保証される。さらに歯の交換部にアンダーカットがないように間隔が設けられることが自動的に示される場合、歯の交換部においてアンダーカットの原因とならない間隔を見つけるための間隔についての様々な修正を行う必要がないため、歯の交換部をより時間のかからない方法にて設計することができる。
設けられた任意の間隔なしでも歯の交換部にアンダーカットがないという場合がある。
さらに、口腔の残存歯部の光学走査または残存歯部の模型の光学走査により得られたデータを使用する方法は、好都合に歯の交換部の内部形状を決定することができる。歯の交換部の内部形状は、残存歯部に面した歯の交換部の部分である。
他の好ましい実施形態によると、既存のアンダーカットは示される。これは、例えばグレースケール値、シェード、擬似カラー、数値または等高線などによりディスプレイまたはプリントアウトなどにて視覚的に示すことができる。またひとつまたは複数のアンダーカットを示すためのデータは、データ記録に記憶することができる。グレースケール値、シェード、擬似カラー、数値または等高線による視覚的な表示は、残存歯部の間隔、間隔を有する歯の交換部の表示、または残存歯部に間隔を有する歯の交換部の透明な表示を備えることができる。さらに実際に存在するひとつまたは複数のある種のアンダーカットを示す光学的信号または音響信号を生成することができる。このような信号はアンダーカットの位置に独立して作られる。
アンダーカットの存在を示すことにより、使用者が例えば歯の交換部のどの部分にアンダーカットが発生しているのか、および前記アンダーカットはどのような寸法なのかということを容易に認識することができる。さらに、光学的信号または音響信号は、設計された歯の交換部にアンダーカットが存在するということに対する使用者の注目を引くことができる。これは特にアンダーカットが例えば表示されない裏側に位置しているため問題の表示においてアンダーカットが容易に見ることができない場合に好都合である。
歯の交換部が設計される際にひとつまたは複数のコンピュータによって生成されたひとつまたは複数のデータ記録は、歯の交換部を示すことができる。歯の交換部のひとつまたは複数のデータ記録は、歯の交換部の特徴、残存歯部の特徴、または間隔の特徴を備えることができる。さらに、ひとつまたは複数のデータ記録は、歯の交換部を作るために使用される材料の情報、またはどの材料が間隔によって設けられた空間に導入されるべきかということを示す情報を備えることができる。
このようなデータ記録により使用者は、歯の交換部、設けられた間隔、または残存歯部の情報に容易かつ迅速にアクセスすることができる。さらに、歯の交換部はこのようなデータ記録を利用して作られることができる(フライス加工または他の任意な早いプロトタイプ法によって)。
また続くステップの検査は、少なくとも二つの異なる位置において異なる厚みを有する間隔が設けられた場合に、特に準備限界から離れた部分における間隔の寸法が準備限界に近い部分より大きい場合にのみ行うことができる(すなわち他の場合には行われない)。まさにこの種の間隔は、例えばアンダーカットの形成をもたらす。
他の方法に従い、既に設計された歯の交換部が処理される。歯の交換部は、ひとつまたは複数のアンダーカットを有することができ、かつ歯の交換部および歯の交換部が装着可能な残存歯部の間に間隔が設けられる。ひとつまたは複数のアンダーカットを歯の交換部から除くために、間隔の形を修正することができる。
設計された歯の交換部の処理により、歯の交換部自体、または設定された間隔、または前記双方の要素は、またその後に修正することができる。したがって、設定された間隔に最もフィットする歯の交換部を作成することができる。
ひとつまたは複数の間隔領域を選択することにより、かつ、その後選択したひとつまたは複数のエリアを修正することにより、間隔の形を修正することが可能である。またひとつまたは複数の間隔要素またはそれらの部品を選択することにより、かつその後選択した間隔要素または間隔要素部品を修正することにより、間隔を処理つまり修正することができる。
前記ひとつおよび/または前記複数のエリアにおける間隔の形を異なるようにおよび/または同一に修正することができる。複数の選択されたエリアにおいて間隔の形が例えば異なるように修正された場合、アンダーカットを回避することができ、かつ歯の交換部の最適な適合は、例えばこのように完成される。
例えば全体の厚さ、または選択した間隔領域の厚さを大きくするまたは減らすことにより間隔の形を修正することができる。
間隔の形のこの多様な選択および修正に基づいて、歯の交換部および残存歯部に最適に適合された間隔を設けることが可能である。
さらに、境界パラメータに関して好ましく自動的に間隔の形を修正することが好都合である。例えば境界パラメータは、準備ラインの長さまたは厚さ、歯の交換部の安定性、またはセメントの粒の大きさとすることができる。
間隔の形の自動修正は、設計工程、および既に設計された歯の交換部の処理における時間の消費を減少することができる。境界パラメータを取り入れることにより、歯の交換部および設定された間隔が所定の基準を満たすことをさらに保証することができる。
さらに間隔は、2、3、4またはそれ以上の間隔領域を備えることができ、かつ好ましくは間隔領域の間のひとつ、または複数の移行領域寸法および/または形を修正することができる。好ましくは準備ラインに対して寸法を修正することができ、例えば最小の長さよりも短くならないような寸法にしなければならない。準備ラインの最小の長さは、0.2mm〜0.3mmが好ましい。アンダーカットを回避するために移行領域の形を修正することができる。
設けられた間隔の二つ以上の間隔領域により、例えば前記二つ以上の間隔領域において異なる厚さを有するように間隔を設計することができ、歯の交換部および残存歯部に対して間隔の最適な形を得ることができる。隣接する間隔領域は、それらの間に移行領域を設けることができ、移行領域の構成は寸法および/または形を修正することにより変化させることができる。
隣接する間隔領域の間の移行領域を、多様な位置において異なる、および/または同じ長さ、および/または異なる、および/または同じ形を有するように修正することができる。移行領域長さは、移行領域の二つの端の間を測定して得ることができる。例えば、移行領域の長さは、歯の残根それぞれの外周に沿って異なる値を有することができ、歯の交換部のアンダーカットを回避することができ、かつ例えば歯の交換部の最適な適合を保証することができる。
さらに、間隔の形の修正についてのひとつまたは複数の提案が自動的になされ、かつ好ましくはこれらの提案のひとつが選択され、および自動的に実行される。
間隔の形の修正のひとつ、または複数の自動提案がなされ、かつひとつ、または複数の提案は、自動的に実行されることが可能であるということにより、使用者自身が設けられた間隔を修正する必要はないが、使用者は自動提案を利用することができ、歯の交換部の設計または設計された歯の交換部の処理に必要な時間を減少させることができる。提案は使用者が選択することができ、または所定の基準(例えば安定性または歯の交換部の壁の厚さ)に基づいて提案が自動的に選択されることも可能である。
間隔の形の修正後、ひとつまたは複数のアンダーカットが歯の交換部に存在するかという検査が自動的に行われることが可能である。
したがってひとつまたは複数のアンダーカットを有する既に設計された歯の交換部が処理される場合に、歯の交換部にアンダーカットがないように間隔の形が修正されるということが保証される。使用者によって気付かれることなく、かつ使用者がこの検査について認識する必要性がなく自動検査を行うことができる。使用者は、ひとつまたは複数のアンダーカットが自動検査中に発見されたことを知ることができる。使用者は、自動検査の全ての結果についての情報を得ることができる。
他の方法によると、歯の交換部および残存歯部の間の間隔を設けるステップ、または修正するステップを含むことにより残存歯部に装着されることを意図した歯の交換部を設計することができ、間隔の設定または修正によって歯の交換部においてアンダーカットが形成されないように前記間隔の設定、または修正を実行することができる。この目的を達成するために、間隔の設定/修正によりアンダーカットが形成されないことを保証するのに適した計測が行われる。
アンダーカットがない残存歯部がある場合、間隔は、例えば残存歯部の表面に平行に延在するように設けられる、または修正されることが可能である。したがって間隔は、同様にアンダーカットが存在しない。
間隔が、例えば各残存歯部の表面に平行に延在する表面を有する複数の間隔領域を有するよう意図された場合、歯の交換部の挿入方向が例えば基礎面に垂直の場合に、1つまたは複数の移行領域が挿入方向に平行に1つまたは複数の移行領域の端を通り準備ラインへ延在する仮想平面を超えて突出しないように、1つまたは複数の移行領域の形のみが選ばれるという方法が考えられる。例えば、移行領域の表面が歯の交換部の挿入方向に対し2°〜3°の角度を形成するようにひとつまたは複数の移行領域の形を選ぶことができる。
間隔が修正される場合、例えば(平らなまたは湾曲した)表面またはラインの形で限界を予め決めることができ、さもなければアンダーカットが形成されるため、それを越えて歯の交換部の表面が修正工程中に動かされてはならない。
さらに、歯の交換部が属する残存歯部に装着する目的の歯の交換部は前記歯の交換部および前記残存歯部の間に間隔が設けられるという方法により設けられる。歯の交換部の間隔は、第一および第二間隔領域および中間移行領域を備え、前記移行領域はアンダーカットがない。移行領域が設けられない場合、歯の交換部はアンダーカットを有する場合がある。また歯の交換部の間隔は3、4、またはそれ以上の間隔領域および中間移行領域を備えることができ、前記移行領域はアンダーカットがない。
また本発明は、コンピュータに入力された場合、上記の方法のひとつ、または下記の方法のひとつのどれを実行するかという指示を備えるコンピュータが読み取れるデータ記憶媒体に関連する。
歯の交換部は、インレー、オーバーレー、アンレー、小さい歯冠、歯冠、第一の歯冠、第二の歯冠、ブリッジ、フレーム、義歯(入れ歯)、アバットメント、またはインプラント等とすることができる。
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。
残存歯部に装着された間隔を有する歯の交換部の断面図を示す。 移行領域がある/ない、間隔を有する歯の交換部の断面図を示す。 間隔のあり得る境界パラメータを示す。 様々な間隔領域における間隔の移行領域の寸法および形を示す。 アンダーカットの視覚的表示を示す。 準備ラインおよび移行領域の2つのラインの側面を示す。
図1は、間隔1を有する歯の交換部2の概略断面図を示す。示された間隔1は、二つの間隔領域1a、1cおよび移行領域1bを備える。間隔1は、1、2、3、4、5、またはそれ以上の間隔領域を備えることができ、かつ移行領域もまたそれぞれの間隔領域の間に設けられることが可能である。歯の交換部2を残存歯部3に保持することを保証するために、間隔1を例えば歯科用セメントにて充填することができる。間隔の厚さは各間隔領域内では一定であるが、例えば5%、10%または20%などの所定の許容範囲内で変化することも可能である。間隔は、(公称)厚さを10μm、15μm、20μm、25μmまたは30μmとすることができる。
図2aは、間隔が二つの間隔領域1a、1cおよび移行領域1bを備えている歯の交換部の概略断面図を示す。残存歯部3の形、および移行領域1bの位置に応じて、アンダーカット4が設けられた間隔1を通じて歯の交換部2に形成される場合がある。しかし、間隔1にもかかわらず歯の交換部2にアンダーカット4が形成されない可能性もある(移行領域1bの左部分参照)。
間隔1は、二つの間隔要素a、bからなる。間隔要素aはセメント間隙に対応し、かつ間隔要素bは、残根バーニッシュ層に対応する。準備限界領域において、間隔要素aのみが存在し、間隔要素bは存在しない。間隔要素bは、間隔領域1cおよび移行領域1bにおいて,一定厚さの厚さを有し、その厚さは準備限界に向かって減少する(この場合においては、一例としてゼロに減少する)。
また図2bは、間隔1が二つの間隔領域1a,1cを備える歯の交換部2の概略断面図を示す。しかし移行領域は存在しない。これは歯の交換部2にひとつまたは複数のアンダーカット5を導く場合がある。この図は、特に様々な間隔領域に異なる厚さの間隔1を設けることにより、残存歯部3自体にアンダーカットがない場合でもアンダーカット5が歯の交換部2に形成される場合があることを明らかに示している。歯の交換部2のアンダーカット5が移行領域により減少する、または除去されることがあるということは正しい。しかしこれは具体的には移行領域を規定する各パラメータ、例えば移行領域の長さ、各移行領域端における間隔の差、または移行領域の位置に依存する(図3参照)。
図3は、例えば間隔1の設置の自動表示の場合に考慮される、あり得る境界パラメータ6a−6gを示す。準備ライン(または準備限界と呼ばれる)の長さ6aは、歯の交換部2および残存歯部3との間に正確かつぴったりあてはまる密閉を得るために、通常あらかじめ決定されている準備ラインの最小の長さは与えられる。準備ラインはこの最小の長さよりも短くなってはならない。準備ライン領域の間隔の厚さ6bは、使用される歯科用セメントの粒の直径から決定されうる。それぞれの移行領域1bの端にて測定される間隔の差6cは、ここに示す二つの間隔領域1a,1cの間の厚さの差を規定するために使用することができる。さらに、移行領域1bの長さ6dは、変化させることができ、それによりアンダーカットを回避することができる。例えば様々な角度6e−6eおよび6f−6fを選択することにより、移行領域1bの様々な形を得ることができる。角度6eおよび6fが同じ大きさの場合、移行領域の形は、断面図では直線ライン形状となる。しかし、角度6eおよび6fをまた異なる大きさとすることができる。断面図で見る場合、移行領域は、直線形、湾曲した形(歯の交換部の凹状または凸状の部分)または任意形状となり得る。間隔領域1cにおける間隔の厚さは、符号6gで示される。
図4は間隔1の移行領域1bにおける様々な形7a−7c、および様々な寸法8a,8bを示す。移行領域の寸法を変えることにより、例えば残存歯部および移行領域面の間の角度を維持し、または変えながら(図4参照)、設けられた間隔1を通じるアンダーカットの形成を回避することができる。移行領域の寸法8a,8bは、例えば移行領域および間隔要素のひとつの仮想ラインにより形成された角度を維持しながら、変更することができる。例えば移行領域の長さ6dがあらかじめ決められている場合、設けられた間隔1による歯の交換部のアンダーカットを回避するために移行領域1bの形7a−7cを変更することができる。
図5は、歯の交換部2のアンダーカットの例示的な描写9を示す。図5の左部分は、間に設けられた間隔を有する残存歯部に取り付けられた歯の交換部を示し、前記歯の交換部はアンダーカットを有する。図5の右部分は、このようなアンダーカットがどのように視覚的に表されるかを示す。アンダーカットは、等高線10に基づいて例示的に示される。示された例において、異なる領域は、アンダーカットの様々な形状を示し、さらにアルファベットの表示領域によって示される。しかし、様々な等高線領域はまた擬似カラーまたはグレースケール値またはシェードまたは数値などを有することができる。また様々な描写モードの組み合わせを使用することができる。
図6aは、準備ライン14および移行領域12,13の二つのラインの輪郭を、取り付ける歯の交換部2を有する残存歯部3周囲の円柱の外周面11に例示的に転写する図である。図6bは、平面に開いた円柱の外周面上のそれぞれの曲線の輪郭を示す。また例えば、アンダーカットが発生する円柱領域の外周面に記録することも可能である。
方法を実行する場合、例えば間隔を伴った歯の交換部を設けることができる。設計された歯の交換部は、残存歯部に装着されることを目的とし、かつ例えば図2aに示されるように、歯の交換部はアンダーカット4を有する場合がある。歯の交換部2が、アンダーカットの存在の可能性についての検査された場合に、このアンダーカット4は発見され得る。
アンダーカットの存在可能性についての設計された歯の交換部の検査は、設計された例えば歯の交換部の軸について異なる方向から示された歯の交換部についてのひとつのまたは複数の既存のデータ記録によって実施されることができる。異なる方向から歯の交換部の様々な描写を得ることができ、かつまた異なる構成にひとつまたは複数のアンダーカットが存在しない場合、または存在する場合がある。例えば基礎面に垂直(図中の波線参照;平面は歯が歯茎に入る部分)に、例えば、検査方向が10°,20°または30°の場合、アンダーカットはひとつも見えないが、検査方向が0°の場合、ひとつのまたは複数のアンダーカットが見える。
検査方向は、例えば歯の交換部の残存歯部への既知の挿入方向から与えられる場合があり、かつ前記挿入方向は例えば使用されたフライスカッターの方向に依存する場合がある。また歯の交換部の残存歯部への挿入方向は、既存のアンダーカットに従って選択することができる。
設計された歯の交換部の検査により発見されたひとつまたは複数のアンダーカットは、図5に例として示されるように図式的に表すことができる。例えば存在するアンダーカットを除去するために、間隔の形を修正することができるが、また間隔の形を修正するための1つ以上の提案をすることが可能である。これらの提案のひとつが選択され、その後自動的に実行される。
ひとつまたは複数方法を実行するために、コンピュータを設けることができる。
1 間隔
1a 間隔領域
1b 移行領域
1c 間隔領域
2 歯の交換部
3 残存歯部
4 アンダーカット
5 アンダーカット
6a 準備ラインの長さ
6b 準備ライン領域の間隔の厚さ
6c 間隔の差
6d 移行領域1bの長さ
6e 角度
6f 角度
6g 間隔領域1cの間隔の厚さ
a 間隔要素
b 間隔要素

Claims (29)

  1. 残存歯部(3)に装着する目的の歯の交換部(2)の設計方法において、前記方法が、
    前記歯の交換部および前記残存歯部の間に間隔(1)を設けるステップを備え、
    その後に続く1つ以上のアンダーカット(4,5)が歯の交換部に存在するかという検査のステップによって特徴付けられる
    歯の交換部(2)の設計方法。
  2. 前記間隔が、2、3、4またはそれ以上の間隔領域(1a,1c)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 二つの隣接する間隔領域の間に移行領域(1b)が設けられ、それぞれの移行領域は全ての前記隣接する間隔領域の間に好ましく設けられていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 隣接する間隔領域の間の前記移行領域および/または複数の移行領域が様々な位置において、異なるおよび/または同じ長さ、および/または異なるおよび/または同じ形を有することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 少なくとも二つの間隔領域が異なる厚さを有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記間隔が様々な間隔要素から構成され、前記間隔要素は例えば複数の層であり、かつ2、3、4、またはそれ以上の間隔要素が好ましく設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記間隔が設けられる前に、ひとつまたは複数のアンダーカットが前記歯の交換部に存在するかの検査が行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ひとつまたは複数のアンダーカットが取り除かれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ひとつまたは複数のアンダーカットが存在する場合に、アンダーカットが存在しないように、前記間隔をどのように修正することができるかということを自動的に示すこと特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記自動表示の前記補助により、前記歯の交換部にアンダーカットが存在しないように前記間隔が自動的に修正されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 任意の間隔を設けることなく、前記歯の交換部にアンダーカットが存在しないことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 口腔の前記残存歯部または前記残存歯部の模型の光学的走査により得られたデータを使用して前記歯の交換部の内部形状が決定されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ひとつまたは複数のアンダーカットが示されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ひとつまたは複数のアンダーカットを、グレースケール値、カラーグレード、擬似カラー、ハッチング、数値、文字、等高線のうち1つ以上の手段によって示すことができることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記歯の交換部を示したひとつまたは複数のデータ記録がひとつまたは複数のコンピュータによって生成されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. ひとつまたは複数のアンダーカット(4,5)を有する設計された歯の交換部(2)の処理方法において、前記歯の交換部および前記歯の交換部を装着するための残存歯部(3)の間に間隔(1)が設けられ、
    前記ひとつまたは複数のアンダーカットが前記歯の交換部から除去されるように前記間隔の形が修正されることを特徴とする、設計された歯の交換部(2)の処理方法。
  17. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法が実行される請求項16に記載の方法。
  18. ひとつまたは複数の前記間隔の領域を選択することによりかつ、その後前記ひとつまたは複数の領域を修正することにより、前記間隔の前記形が修正されることを特徴とする請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記ひとつおよび/また複数の領域において、前記間隔の前記形が異なるようにおよび/または同じように修正されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記間隔の厚さを増やす、または減らすことにより前記間隔の前記形が修正されることを特徴とする請求項16〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記間隔の前記形が境界パラメータ(6a−6d,6e−6e,6f−6f,6g)に関して好ましく自動的に修正されることを特徴とする請求項16〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記間隔が2、3、4、またはそれ以上の間隔領域(1a,1c)を備え、間隔領域の間のひとつまたは複数の移行領域(1b)の前記寸法(8a,8b)および/または前記形(7a−7c)が修正されることが可能であることを特徴とする請求項16〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 様々な位置において、異なるおよび/または同じ長さ、および/または、異なるおよび/または同じ形を有するように、隣接する間隔領域の間の前記移行領域が修正されることが可能であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記間隔の前記形の修正のためのひとつまたは複数の提案が自動的に作成され、および、これら提案のうちひとつが好ましく選択されかつ自動的に実行されることを特徴とする請求項16〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記間隔の前記形の各修正後に、ひとつまたは複数のアンダーカットが前記歯の交換部に存在するかの検査が自動的に行われることを特徴とする請求項16〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 残存歯部(3)に装着することを目的とした歯の交換部(2)の設計方法であって、前記方法は、
    前記歯の交換部および前記残存歯部の間の間隔(1)を設ける、または修正するステップを備え、前記間隔の前記設定または修正によって歯の交換部にアンダーカットを形成しないようにするために、前記間隔の前記設定または修正が単に実行されることが可能である、歯の交換部(2)の設計方法。
  27. 残存歯部(3)に装着する目的の歯の交換部(2)であって、前記歯の交換部は、間隔(1)を備え、
    前記歯の交換部の前記間隔が第一および第二間隔領域(1a,1c)および中間移行領域(1b)を備え、前記移行領域にアンダーカットが存在しないことを特徴とする歯の交換部。
  28. 移行領域が設けられない場合、アンダーカット(4,5)が存在する場合があることを特徴とする請求項27に記載の歯の交換部。
  29. 請求項1〜26のいずれか一項に記載のひとつまたは複数の前記方法を実行するためのひとつまたは複数のコンピュータへの指示を有するコンピュータが読み取れる媒体。
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