JP2010533806A - 電子機械式ロックおよびそのキー - Google Patents

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Abstract

電子機械式ロックおよびその作動方法が開示されている。この方法は、発電機による機械的動力から電力を発生するステップ(702)と、電力により外部ソースからデータを読み出すステップ(703)と、電力によりデータと所定の基準とを照合するステップ(706)と、電力を発電機に供給するステップ(708)と、データと所定の基準とが一致することを条件に、ロックを、ロックされた状態から機械的に開放可能な状態に、機械的にセットするステップ(710)とを備える。

Description

本発明は、電子機械式ロック、そのキーおよびその作動方法に関する。
従来の機械式ロック(錠)は、種々のタイプの電子機械式ロックにとって替わられつつある。これら電子機械式ロックは、外部電源と、ロック内部のバッテリーと、キー(鍵)内部のバッテリー、またはロックのユーザーが(機械的動力および電力を含む)パワーを供給するようになっているタイプにするようロック内で電力を発生するための手段とを必要とする。
しかしながら、電子機械式ロックを狭いスペースに嵌合したり、信頼できるようにするには電子機械式ロックを更に改善する必要がある。
本発明は、特許請求の範囲の独立請求項に記載されている。
以下、添付図面を参照し、単なる例により、本発明の実施形態について説明する。
キーの一実施形態を示す。 キーの種々の位置を示す。 キーの種々の位置を示す。
キー従動子およびその位置の一実施形態を示す。 キー従動子およびその位置の一実施形態を示す。 キー従動子およびその位置の一実施形態を示す。
ユーザーがパワーを供給する電子機械式ロックの一実施形態を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。 その作動を示す。
電子機械式ロック内の作動のタイミングおよび順序を示す。 電子機械式ロック内の作動のタイミングおよび順序を示す。
ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式制御の一実施形態を示す。
ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。 ロッキング機構の電子制御および機械式リセットの一実施形態を示す。
電子機械式ロックを作動させるための方法を示す。
次の実施形態は、例である。本明細書では、いくつかの箇所で「ある」、「1つの」または「一部の」実施形態について言及するが、このことは、同じ実施形態についていちいち言及すること、または単一の実施形態だけに特徴事項が適用されることを必ずしも意味するものではない。別の実施形態の単一特徴事項を組み合わせて別の実施形態とすることも可能である。
図3Aを参照し、電子機械式ロック300の構造について説明する。このロック300は、外部ソースからデータを読み出し、この読み出したデータと所定の基準とを照合するようになっている電子回路326を備える。電子回路326は、1つ以上の集積回路、例えばアプリケーション特定集積回路(ASIC)から構成できる。別個のロジック部品から構成された回路またはソフトウェアを有するプロセッサから、別の実施形態を実現することも可能である。これら異なる実施形態のハイブリッドも実現可能である。このような実現方法を選択する際に、当業者であれば、例えばデバイスの電力消費量と、製造コストと、製造量との必要な組み合わせを検討するであろう。
外部ソースは、データを記憶するようになっている電子回路とすることができる。この電子回路は、例えばマキシムインテグレーティッドプロダクツ社のiButton(登録商標)(www.ibutton.com)とすることができ、かかる電子回路は、1−Wire(登録商標)プロトコルで読み出すことができる。この電子回路は、例えば1つのキーに設置できるが、別の適当なデバイスまたは物体内に設けてもよい。必要条件は、ロック300の電子回路326が外部電子回路からのデータを読み出しできることだけである。外部電子回路からロック300の電子回路326へのデータの転送は、任意の適当な有線または無線通信技術によって行うことができる。ユーザーがパワーを供給するタイプのロックでは、発生されるエネルギー量により、使用される技術が限定され得る。外部ソースとして、磁気ストライプ技術またはスマートカード技術を使用することもできる。無線技術として、例えばRFID技術またはモバイル電話(携帯電話)技術を使用できる。外部ソースは、トランスポンダ、RFタグまたはデータを記憶できる他の任意の適当な電子回路タイプのものにすることができる。
外部ソースから読み出されたデータと所定の基準とを照合することにより、データは認証のために使用される。この認証は、米国国家安全保障局(NSA)によって設計された、SHA−1(安全ハッシュアルゴリズム)を用いて実行できる。このSHA−1では、(メッセージとして知られる)所定の入力データシーケンスから、(メッセージダイジェストとして知られる)短縮されたデジタル表示が計算される。このメッセージダイジェストは、メッセージに対して高度な確率でユニークとなっている。所定のアルゴリズムに対し、所定のメッセージダイジェストに対応するメッセージを見つけたり、同一のメッセージダイジェストを生成する2つの異なるメッセージを探すことは、計算上、実現不能であるので、SHA−1は、「安全」であると称されている。メッセージを探す試みを行っても、極めて高い確率で異なるメッセージダイジェストが生じることになる。セキュリティを高めたい場合、SHAファミリー内の他のハッシュ関数(SHA−224、SHA−256、SHA−384およびSHA−512)(各々は、より長いダイジェストを有し、全体はSHA−2として知られる)も使用できる。当然ながら、外部ソースから読み出されたデータを認証するのに、任意の適当な認証技術も使用できる。どの認証技術を選択するかは、ロック300の所望するセキュリティレベルだけでなく、可能な場合には(特にユーザーがパワーを供給する電子機械式ロック内の)認証のための許容される電気消費量によっても決まる。
ロック300は、機械的動力から電力を発生するようになっている発電機330も含む。このロック300は、ユーザーがパワー(動力および電力を含む)供給するようになっているタイプのものである。例えばユーザーは、ロック300を作動させるのに必要な機械的動力および電力のすべてを発生する。発電機330は、例えば永久磁石式発電機とすることができる。発電機330の出力電力は、回転速度、電子回路のターミナル抵抗およびターミナル電圧、および発電機330の定数によって決まる。この発電機330は、例えば発電機として使用されるファウルハーバー(Faulhaber)社のモータ0816N008Sによって構成できる。発電機なる用語は、機械的動力から電力を発生できる任意の発電機/モータを意味する。
ロック300は、機械的動力を発電機330に伝えると共に、発電後、機械的動力によりこの発電機330から係合を解除するようになっている動力伝達機構も含む。この動力伝達機構は、ユーザーから機械的動力を受け、この機械的動力を発電機330に伝えることができる任意の機構とすることができる。本願の図は、キー挿入から機械的動力を受けることができる、かかる動力伝達機構を示す。しかしながら、この動力伝達機構は、ハンドルまたはノブの回転から、キーに類似する移動物体の挿入から、または他の任意の機械的システムの運動から、機械的動力を受けるように構成できる。
動力伝達機構は、ロックをロックしている間、スタート位置に復帰し、発電機330をロックされた状態に機械的にリセットし、発電機330と再係合するように構成できる。
発電機330は、更に動力伝達機構との係合が解除された後に、電力を供給するようになっている。この発電機330は、データと所定の基準とが一致することを条件に、電子回路326から電子制御を受け、ロックをロックされた状態から機械的に開放自在な状態に機械的にセットするようにも構成されている。発電機330はデータと所定の基準とが一致しないことを条件に、電子回路326から他の電子制御を受け、ロック300をロックされた状態に機械的にセットするようにも構成できる。このような構成は、発電された電力を使用して、発電機330をアクチュエータとして閉位置に駆動し、ロック300の不正な操作をより困難にするように実施できる。
実際に発電機330は、ロック300を操作するのに必要な電力を発生させ、かつ発電された電力およびロック300のアクチュエータとして作動する。「アクチュエータ」とは、ロックされた状態から機械的に開放可能な状態にロックを機械的に設定できるデバイスを意味する。このアクチュエータについては、本願と同時に出願された別の出願第EP07112673.4号に、より詳細に記載されている。かかる解決手段により、ロック300を最も小さくできるスペースに嵌合することが可能となっている。その理由は、2つのデバイス(発電機とアクチュエータ)の代わりに、(発電機とアクチュエータとを組み合わせた1つのデバイスしか必要でないからである。更に、発電と作動のために同じデバイスを使用しているので、発電中に不作動状態となり得るデバイスをウォームアップし、解放している。必要な場合に、発電兼作動デバイスの作動表面を解放するのに必要な回数だけ発電サイクルを繰り返すことができる。デバイスを別個にした場合、アクチュエータの不作動状態となった表面を解放することは困難となる。一体化した解決手段により、ロック300がほとんど使用されない場合、または低温もしくは湿気のある環境にある場合に、作動の信頼性が高くなっている。
ロック300は、更に動力伝達機構と発電機330とを係合させ、機械的動力を発電機330に伝え、発電後、機械的動力により動力伝達機構と発電機330との係合を解除するようになっているクラッチ334を含むことができる。クラッチとは、係合したり、係合を解除できる、回転運動伝達機構を意味する。これらクラッチは2本の回転シャフトを有するデバイスで有効である。本ケースでは、一方のシャフトは動力伝達機構に属し、他方のシャフトは発電機330に属す。このクラッチ334は乾式クラッチ、すなわち流体に浸漬されていないクラッチとすることができる。
クラッチ334はロックを機械的に開放可能な状態に設定するよう、クラッチ334を切った(係合を解除した)後に、発電機330によって移動されるようになっているメインホイール338を含むことができる。
クラッチ334は、クラッチ334が切られている間、張力を与え、更にクラッチ334が再係合される間、メインホイール338をリセットするようにクラッチ334のための機械的動力を供給するようになっているスプリング344も含むことができる。
このクラッチ334は、切られたときに発電機330によりメインホイール338を限られた所定の距離だけ移動させるようにすることができる。
メインホイール338は、開口部を含むことができ、クラッチ334を係合したり、解除を解除する間、この開口部内で移動するようになっているピンを更に含むことができる。これらピンおよび開口部は、発電機330がメインホイール338を移動させることができる所定の限られた距離を、この開口部内のピンの位置が決定するように構成できる。これについては、図5A〜5Fおよび6A〜6Iを参照し、より詳細に説明する。このクラッチ334は、切られたときにメインホイール338を限られた距離だけ移動するようにできる。このようなタイプのクラッチ334を使用することにより、開放および閉鎖サイクルの後で、メインホイール338を同じ位置に維持することが可能となっている。その後、図5A〜5Fにおいて、クラッチ334は、1)クラッチ334が切られたときに、メインホイール338を開放位置まで自由に回転できるようにすること、および2)クラッチ334が再係合されたときに、メインホイール338を閉位置に復帰させるよう、発電機330のシャフトの軸方向の運動をするように構成されており、図6A〜6Hでは、クラッチ334は、1)クラッチが切られたときにメインホイール338を開放位置まで自由に回転することを可能にすること、および2)クラッチが再係合されたときにメインホイール338を閉位置まで復帰させるよう、発電機330のシャフトに対して直角な運動するように構成されている。
動力伝達機構は、ロック300内に挿入されたキーと結合するようになっているキー従動子200を含むことができる。このキー従動子200は、(動力伝達機構を切る)アクチュエータの作動を可能にするための機械的動力を供給するようになっているスウィングレバー206を含むことができる。このキー従動子200については、同時に出願された別出願第EP07112676.7号に、より詳細に記載されている。
このキー従動子200は、
第1の挿入フェーズ中に機械的動力を発電機330に伝え、
第2の挿入フェーズ中にアクチュエータ330の作動を機械的にイネーブルし、
第3の挿入フェーズ中にデータと所定の基準とが一致することを条件に、電子回路326にアクチュエータ330を電子制御させ、ロック300を機械的に開放可能な状態にセットするよう、キーの挿入に対するロック300のタイミングを定めるように構成できる。
このタイプのタイミングでは、機械的動力により、ロック300のできるだけ多くの回数の作動を実行し、絶対に必要なときに限り、作動用に(ユーザーが発生した電力を消費する。
図1Aを参照し、キー100の構造について説明する。更に図1Bおよび1Cは、ロック300内のキー100の種々の位置を示す。
電子機械式ロック300のためのキー100は、キー100を挿入している間にロック300のキー従動子200と係合し、ロック300のユーザーが発生した機械式動力をロック300の発電機330に機械式に伝えるようになっている第1の形状部118を含む。
キー100は、このキー100を挿入中に電力を発生し、ロック300の電子回路がロック300の外部のソースからデータを読み出し、このデータと所定の基準とを照合するための遅延を行うように構成された、第1形状部118と第2形状部110との間に位置するギャップ114も含む。
このキー100は、データと所定の基準とが一致することを条件に、キー100の挿入中にキー従動子200と係合し、ロック300のアクチュエータ330の作動を機械的に可能にすると共に、電子回路326にアクチュエータ330を電子的に制御させ、ロック300を機械的に開放可能な状態にセットするようになっている第2形状部110も含む。
このキー100は、ユーザーによるキー100の取り外しフェーズ中に、キー従動子200と係合し、キー従動子200をスタート位置に復帰させ、アクチュエータ330をロックされた状態に機械的にリセットするようになっている第3の形状部116も含むことができる。
このキー100はデータを記憶するようになっている電子回路106も含むことができる。前に説明したように、この回路106は、例えばiBotton(登録商標)とすることができる。
キー100は、ロックのロックシリンダ120と係合し、ロックシリンダ120と共にキー100の挿入位置からロック開放位置へ回転できるように構成できる。キー挿入位置だけでしかキー100をロック300から抜くことができないよう、ロック300と係合するようになっている第4の形状104、例えば回転位置の形状も含むことができる。これに対応し、ロック300はキー100の挿入位置からロック300の開放位置まで回転自在に構成できるロックシリンダ120を備え、このロック300は、キー100の挿入位置だけでしかキー100を抜くことができないように構成することができる。
このキー100は、他の種々の部品も含むことができる。図1Aに示されるように、このキー100は、キーグリップ101および(例えばバー形状をした)キー本体102も含むことができる。更にこのキー100は、スライド接点108およびキー本体102に接続されたキー電子回路106も含むことができる。この電子回路106は上記のように、(ロック300の電子回路326によって読み出された)データを記憶するための電子回路を含むことができる。キー本体102は、位置決め制御をより良好にするための軸方向ガイドも有することができる。
図1Bでは、キー100はゼロ位置に示されている。このゼロ位置では、キー通路形状部122を通してキー100をロック300に挿入したり、抜き取りできる。
図1Cでは、キー100は、ゼロ位置から外れており、このゼロ位置から外れた位置において、キー本体102とロックのキー通路形状部122は、キー100の抜き取りを防止する。
図2A、2Bおよび2Cを参照し、キー従動子200および電子機械式ロック内のキー従動子の位置について説明する。
キー従動子200は、図2Aに説明した回転式キー従動子とすることができるが、実施のために他の形状も適す。この回転式キー従動子200は、シャフト208を中心として回転し得る。図2Aのキー従動子200は、ある意味では、2つの歯車を有するギアホイールであり、キー100は一致する歯車を有するので、当業者であれば、キー100およびその従動子200を構成するのに、この原理を適用できよう。
キー従動子200は、第1の挿入フェーズ中にキー100と係合するようになっている第1の爪202を含むことができる。
キー従動子200は、第2の挿入フェーズ中および第3の挿入フェーズ中にキー100と係合するようになっている第2の爪204も含むことができる。
このキー従動子200は、スウィングレバー206も含むことができる。
図2Bは、ロック300内にキー100が挿入されているときのキー従動子200の位置および機能を示す。
図3Bおよび3Cは、キー100の第1の形状部118による機械的動力の受け入れを更に示している。
図3Dは、キーのギャップ114により可能となる作動を更に示す。
図3Eおよび3Fは、キー100の第2の形状部110によるアクチュエータの作動を更に示す。
図3G、3Hおよび3Iは、キーの第2の形状部110により、位置スイッチ328が操作された後の作動を更に示す。
図2Cは、ロック300からキー100が抜かれた後のキー従動子200の位置および機能を示す。キー従動子200は、スプリングによりギャップ114の位置へ復帰し、よって位置スイッチ328は、不作動状態とされ、アクチュエータ330はリセットされる。その後に、キー100の第3の形状部116は、キー従動子200をそのホーム位置へ復帰させることができる。図3Jは、これら動作を更に示す。このキー従動子200は、キー100の取り外しフェーズ中に、スタート位置に復帰し、アクチュエータ330をロックされた状態に機械的にリセットするようにもできる。
図3Aは、ロック300の他の多くの可能なコンポーネントを示す。ロック300は、キー通路122、306、電気接点302、支持体342、駆動ピン316、ロッキングピン318、レバー320、アーム314、スプリング322、324、344、スレッシュホールドデバイス332、クラッチ334、メインホイール338、ストッパー340、位置スイッチ328、ロックシリンダ320およびクラッチ開放器336を更に含むことができる。更にこのロックは、ボルト機構321へ結合できる。クラッチ334が閉じられていることを条件に、スレッシュホールドデバイス332が移動している間、発電機330はメインホイール338を介して回転できる。
支持体342は、データが所定の基準に一致していることを条件に、例えばデータが認証されたことを条件に、電力により支点位置へ移動するように構成できる。この支持体342は、キーがロック300から抜かれると、機械的動力により、支点位置からリセットされるように構成できる。この機械的動力は、例えばスプリング344により発生できる。
ロッキングピン318は、係合状態のときにロック300をロック状態に保持するように構成でき、係合が解除(開放)されると、ロック300を機械的に開放可能な状態に保持するように構成できる。ロッキングピン318は、ロックからキーが取り出されると、機械的動力により係合するように構成できる。この機械的動力は、例えばスプリング322によって発生できる。これについては図3Jを参照して後に説明する。ロッキングピン318は、係合中にこのロッキングピン318がロックシリンダ120を静止状態に保持するようにロック状態となり、更に係合が解除されると、ロッキングピン318が機械的動力によって回転可能なロックシリンダ120を解放するよう、ロックシリンダを機械的に開放可能な状態にするように構成できる。第3クラスのレバーでは、入力する力は出力される負荷よりも大きくなるが、この入力する力は、負荷よりも短い距離移動するだけである。すなわちロッキングピン318は、ロックシリンダ120の壁内に充分深く進入するので、ロッキングピン318は、かかるレバー320により、所定位置にあるロックシリンダ120をロックされた状態に強固に保持できる。このロッキングピン318のために、ロックシリンダ120内にキャビティ310を形成できる。
レバー320は、機械的動力を受けると共に、支持体342が支点位置にあることを条件に、ロッキングピン318との係合を機械的に解除するための機械的動力を出力するように構成できる。
駆動ピン316は、レバー320に機械的動力を入力するように構成できる。レバー320は、キーの挿入から生じる機械的動力を受けるように構成できる。図3Aに示されるように、レバー320は、第3のクラスのレバーとし得る。すなわち、支点をレバー320の左側の端部に設け、レバー320の中間に機械的動力を入力し、レバー320の右側端部から機械的動力を出力するようなレバーとすることができる。
レバー320とロッキングピン318との間のカップリング321は、別の支点として作動でき、データが所定の基準と一致しないことを条件に、例えば支持体342が支点位置まで移動されないことを条件に、ロックされた位置に静止状態に留まる。
図3Bは、ロック300内の第1の爪202に対してキー300の第1の形状部118が挿入されたときのロック状態を示す。キー電子回路106は、電気接点302とスライド接点108との間で一方の電気接続がなされ、キー本体302とロックフレーム300との間に別の電気接続がなされるように、電子回路326に接続できる。
図3Cでは、ロック300内のスレッシュホールド位置にキー100が挿入され、キー100の第1の形状部118はまだ第1の爪202に接触状態にある。スレッシュホールドデバイス332は、スウィングレバー206が掛かっている。キー100がロック内に更に深く挿入されると、スレッシュホールドデバイス332は、作動状態となり、スプリングによってホーム位置へ復帰する。スレッシュホールドデバイス332が移動している際、発電機330によって電子回路326への電力が発生される。このスレッシュホールドデバイス332は、本願出願人による別の特許出願第EP05112272.9号およびPCT/FI/2006/050543号に、より詳細に示されている。
図3Dでは、キー100はロック300内に移動し続ける。第2の爪204は、キー100のギャップ114内にあるので、キー従動子202は移動しない。すなわち発電と通信のために遅延が行われる。十分な電圧レベルに達した後に、電子回路326は電気接点302、108を介してキーの電子回路106と通信し、キー100を認証する。
図3Eでは、キーの第2の形状部110により、第2の爪204は前方に押されている。スウィングレバー206およびクラッチ開放器330によってクラッチ334を開放することにより、アクチュエータの作動が可能となる。同時に出願された別の欧州特許出願第EP07112677.5号には、クラッチ334がより詳細に記載されている。
図3Fでは、発電フェーズが終了する前に、アクチュエータイネーブル動作がスタートされる。すなわちロック330内に過度に速くキー100が挿入されることがあるが、かかる場合、クラッチ334はストッパー340に抗してホームポジションに復帰するときにしか開放(係合を解除)できないので、アクチュエータの動作が不可能とされ、ロック300を開けることはできない。
図5Aおよび5Bでは、クラッチ334は閉じており、メインホイール338の回転は形状部504、506によってブロックされる。メインホイール338は、発電機330によっては回転できず、支持体342は、レバー320の下にセットされていない。キー100のユーザーが駆動ピン316を押し下げた場合でも、ロッキングピン318は閉位置に維持される。
図3Gでは、クラッチ334は開けられ、キーの第2の爪204および第2形状部110の端部により、位置スイッチ328が作動される。電子回路326は、位置スイッチ328が次のように作動されるときに、発電機330を電動モータとして制御する。すなわちキー100が認証された場合、発電機330は図5Eおよび5Fに示されるように開方向に駆動され、キー100が認証されない場合、キー100は図5Cおよび5Dに示されるように閉位置に維持される。
図3Hにおいて、メインホイール338は閉位置に維持される。支持体342は、レバー320の下にはない。アーム314、駆動ピン316およびレバー320は、キーの第1の形状部118によって下方に押されるが、ロッキングピン318はスプリング322により閉位置に維持され、ロック300をかけることはできない。図示するように、キー100が認証されない場合、レバー320は支持体342(従って支点)を失う。ロック300の機構は、不正な操作に対して安全なままである。
図3Iでは、電子回路326によりメインホイール338は開放位置へ駆動される。支持体342はレバー320の下にセットされている。アーム314および駆動ピン316は、キー100の第1の形状部118により押し下げられ、ロッキングピン318は駆動ピン316によりレバー326を介して押し下げられる。この結果、ロック300は機械的に開放可能な状態にあり、キー100を回転することによりボルト機構312を移動できる。キー100を回転すると、ロックシリンダ120はキー従動子200の第2の爪204に対する支持体となり、よってロックシリンダ120はその回転中にこの位置を維持する。キー100は、ロック300から抜き出す前に、図1Bに示されるように、ゼロ位置へ復帰しなければならない。
この開放は図5Cおよび5Dにも示されている。クラッチ334が開放され、メインホイール338の回転が形状部504、506により可能となる。図5Eおよび5Fに更に示されるように、メインホイール338は、発電機330によりストッパー508まで回転され、支持体342はレバー320の下にセットされ、アーム314、駆動ピン316およびレバー320を介して、キー100のユーザーによりロッキングピン318を開放できる。
図3Jでは、キー100の抜き取りが進行中である。ロッキングピン318はスプリング322によって閉位置まで復帰する。駆動ピン316およびアーム314は、スプリング324により初期位置へ復帰する。レバー320は、駆動ピン316およびロッキングピン318と共に初期位置へ復帰する。クラッチ334はスプリング344によって閉じられ、メインホイール338はリセットされる。第2の爪204は、クラッチ開放器336によりギャップ114内に戻る。ロック300からキー100が抜かれると、キー100の第3の形状部116および第2の爪240は、図3Bおよび2Cに示されるようにキー従動子200をスタート位置に戻す。
図4Aは、キー100がロック300内に所定の速度で挿入されたときのロックの機能の順序を示す。キー100の挿入から直線状の機械的動力が受け取られ、この受け取られた直線状の機械的動力の一部から、電力が発生される。充分な電圧が発生されると、ロックの電子回路326のプロセッサがスタートし、電圧が充分なレベルよりも低下すると、プロセッサは停止する。発電された電力によりキー100が認証される。アクチュエータは機械的動力によりイネーブルされる。キー100が必要な深さだけ挿入された後に、位置スイッチ328が作動される。このとき、アクチュエータは発電された電力によって制御され、ロック機構は機械的動力によって更に作動される。位置スイッチ328が作動される前に電圧が十分なレベルより低下するよう、キー100の挿入速度が低速である場合、アクチュエータ330は駆動されず、ロック300はロックされた状態のままである。キー100が過度に高速で挿入された場合、キー認証プロセスがレディ状態となる前に位置スイッチ328が作動され、ロック300は閉状態に維持される。最終的に、回転機械的動力が受けとられ、この動力はボルト機構312を作動するのに使用される。
図4Bは、キー100がロック300から抜かれるときのロック機能を示す。キー100の抜き取りから直線状の機械的動力が受け取られる。この受け取られた機械的動力により、ロック機構が操作され、位置スイッチ328が不作動とされた後にアクチュエータはリセットされる。この直後、キー従動子200は機械的動力によりスタート位置へ復帰する。
次に図6A、6B、6C、6D、6E、6F、6Gおよび6Hを参照し、あるクラッチを示す。このクラッチは、発電機330のシャフトの軸方向に移動して係合したり切られたりするようになっている、図5A〜5Fのクラッチと異なり、発電機330のシャフトと直角方向に移動して係合したり、係合を解除するようになっている。
図6Aのクラッチは、アーム600、スライド602、ピン604、開口部606、スプリング608、609、612およびギア本体610を備え、図3A〜3Jに示された動力伝達機構となるように構成できる。スライド602は、ギア本体610に結合されており、これらはスレッシュホールドデバイス332により回転される。ピン604は、ストッパー340に対向しており、一方、スレッシュホールドデバイス332はホーム位置にある。クラッチが係合すると、スライド602のピン604はスプリング608、608により、外側方向に押される。これらピン604とマインホイール338の開口部606とは、図6A〜6Dに示されるような、係合したり/係合を解除したりする機構を構成している。図6Aおよび6Bでは、メインホイール338は発電機330により、開放位置へは回転できず、支持体342はレバー320の下方にはセットされていない。駆動ピン316がキー100のユーザーによって押し下げられても、ロッキングピン318は閉位置に維持される。
図6Cおよび6Dでは、アーム600と共にピン600を押すことにより、スライド602は内側へ押され、このスライドはスウィングレバー206によって回転される。メインホイール338の回転は、ピン604および開口部606により可能となる。
図6Eおよび6Fに更に示されるように、メインホイール338は発電機330によりストッパー508まで回転され、支持体342はレバー320の下方にセットされており、アーム142、駆動ピン316およびレバー320を介してキー100のユーザーによりロッキングピン318を開けることができる。その後、キー100が抜かれ、スウィングレバー206が復帰されると、開放状態がリセットされる。アーム600は、スプリング612により復帰され、スライド602は、スプリング608、609により閉じられ、外側に押され、開口部606およびピン604によりメインホイールがリセットされる。図6Aおよび6Bには、係合したクラッチ位置が示されている。
図6Gおよび6Hでは、(スレッシュホールドデバイスにより)ストッパー340に抗してピン604が復帰される前に、クラッチの係合を解除すること(クラッチを切ること)が試みられる。ストッパー340とピン604との間で、アーム600が移動される。スライド604は移動されず、支持体342はレバー320のもとでは回転できない。
図6Iは、クラッチ5A〜5Fおよび6A〜6Hを使用するときのメインホイール338内の支持体342の位置およびロック300の作動を示す。機械的動力を受けて、作動準備状態となったとき、支持体342は機械的動力を使用することにより、スレッシュホールド位置まで時計回り方向に回転される。動力を受ける角度A1は、例えば90〜330度とすることができ、この場合、280度である。スレッシュホールド位置を通過した後に、支持体342はスレッシュホールドデバイス332により反時計方向に回転され、電力が発生され、支持体はホーム位置に復帰される。図5C、5D、6Cおよび6Dに示されるように、クラッチが開けられた(係合が解除された)場合、支持体342は発電機330によりホーム位置から開位置まで自由に回転できる。駆動角A2は、例えば90〜15度とすることができ、この場合、40度となっている。動力を受ける角度A1および駆動角A2は、電子回路に対し、十分な電力を発生し、駆動角A2だけ駆動するように定めることができる。最小駆動角度を定めるときに、不正な操作に対するロックのセキュリティを検討することもできる。発電機330によって駆動されたときにしか支持体342が開放位置まで進まないよう角度A1およびA2を定めることもできる。
次に、図7を参照し、電子機械式ロックを作動させるための方法について説明する。複数の作動の間、または作動中に、本願で説明していない別の機能を実行してもよい。この方法は700でスタートする。
702において、発電機により機械的動力から電力が発生される。704において、電力により外部ソースからデータが読み出され、706において電力によりデータと所定の条件とが照合される。714に示されるように702における発電は、少なくとも部分的に704と並行して、可能な場合には706とも並行して続行できる。
708では、発電機に対して電力が供給される。
710では、データと所定の条件とが一致することを条件に、発電機により、ロックは、ロックされた状態から機械的に開放可能な状態に機械的にセットされる。
この方法は、2つのフェーズすなわち発電機による発電フェーズ714と、発電機による作動フェーズ718とに分割される。これら2つのフェーズ714と718との間で係合解除ポイントが生じ得る。動力伝達機構は、発電機がアクチュエータとして作動できるように、発電機との係合を解除できる。
この方法は712で終了する。
この方法は、前に説明した電子機械式ロックおよびキーの種々の実施形態によって働きを高めることができる。
当業者であれば、技術が進歩するにつれ、本発明の原理を種々の方法で実施できることは明らかとなる。本発明およびその実施形態は、これまで説明した例だけに限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々の変更が可能である。

Claims (15)

  1. 機械的動力から電力を発生するようになっている発電機と、
    外部からデータを読み出し、このデータと所定の基準とを照合するようになっている、電力が給電される電子回路と、
    前記機械的動力を前記発電機に伝え、発電後、前記機械的動力により前記発電機との係合を解除するようになっている動力伝達機構とを備え、
    前記発電機は、更に前記動力伝達機構との係合が解除された後に電力が供給され、前記データと前記所定の基準とが一致することを条件に前記電子回路からの電子制御を受け、前記ロックを、ロックされた状態から機械的に開放自在な状態に機械的にセットするようになっている、電子機械式ロック。
  2. 前記ロックは、前記動力伝達機構と前記発電機とを係合し、前記機械的動力を前記発電機に伝えると共に、前記発電後、前記機械的動力により前記動力伝達機構と前記発電機との係合を解除するようになっているクラッチを更に含む、請求項1に記載のロック。
  3. 前記クラッチは、更に前記発電機のシャフトに対して軸方向の運動により、係合したり、係合を解除するようになっている、請求項2に記載のロック。
  4. 前記クラッチは、更に前記発電機のシャフトに対して直角方向の運動により、係合したり、係合が解除されるようになっている、請求項2に記載のロック。
  5. 前記クラッチは、前記クラッチの係合が解除された後に前記発電機によって移動し、前記ロックを機械的に開放可能な状態にセットするようになっているメインホイールを含む、請求項2に記載のロック。
  6. 前記クラッチは、このクラッチの係合が解除されている間、張力を生じさせ、クラッチが再係合される間、クラッチがメインホイールをリセットするための機械的動力を供給するようになっているスプリングを含む、請求項5に記載のロック。
  7. 前記クラッチは、係合が解除されているときに前記発電機によりメインホイールを限られた所定の距離だけ移動させるように構成されている、請求項5に記載のロック。
  8. 前記メインホイールは、開口部を含み、前記クラッチは更にピンを含み、このピンは、クラッチと係合しているとき、および係合が解除されている間、前記開口部内で移動するようになっている、請求項5に記載のロック。
  9. 前記発電機が前記メインホイールを移動させることができる限られた所定の距離を、前記開口部内のピンの位置が決定できるよう、前記ピンおよび開口部が構成されている、請求項8に記載のロック。
  10. 前記発電機は、更に前記データと前記所定の基準とが一致しないことを条件に、前記電子回路から別の電子制御を受け、前記ロックを、ロックされた状態に機械的にセットするようになっている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のロック。
  11. 前記動力伝達機構は、ロックがロックされている間、更にスタート位置まで復帰し、前記発電機を前記ロックされた状態に機械的にリセットし、前記発電機と再係合するようになっている、請求項1〜10のいずれか1項に記載のロック
  12. 前記動力伝達機構は、前記ロック内に挿入されたキーと結合するようになっているキー従動子を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載のロック。
  13. 前記キー従動子は、前記動力伝達機構の係合を解除するための機械的動力を供給するようになっているスウィングレバーを含む、請求項12に記載のロック。
  14. 発電機により、機械的動力から電力を発生するステップと、
    前記電力により外部ソースからデータを読み出すステップと、
    前記電力により前記データと所定の基準とを照合するステップと、
    前記電力を前記発電機に供給するステップと、
    前記データと前記所定の基準とが一致することを条件に、前記発電機により、ロックされた状態から機械的に開放可能な状態に前記ロックを機械的にセットするステップとを備える、電子機械式ロックを操作するための方法。
  15. 機械的動力から電力を発生するための発電手段と、
    前記機械的動力を前記発電手段に伝えるための伝達手段と、
    外部ソースからデータを読み出すための手段と、
    前記データと所定の基準とを照合するための照合手段と、
    電力を発電後に、前記発電手段と前記動力伝達手段との係合を解除するための手段とを備え、
    前記係合を解除するための前記手段が前記伝達手段と前記発電手段との係合を解除した後に、前記データと前記所定の基準とが一致することを条件に、前記電力が前記発電手段に供給され、この発電手段は、前記照合手段からの電子制御を受け、前記ロックを、ロックされた状態から機械的に開放可能な状態に機械的にセットするようになっている、電子機械式ロック。
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