JP2010533031A - 喉頭挙上筋リハビリテーションの方法及び装置 - Google Patents

喉頭挙上筋リハビリテーションの方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010533031A
JP2010533031A JP2010516064A JP2010516064A JP2010533031A JP 2010533031 A JP2010533031 A JP 2010533031A JP 2010516064 A JP2010516064 A JP 2010516064A JP 2010516064 A JP2010516064 A JP 2010516064A JP 2010533031 A JP2010533031 A JP 2010533031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
laryngeal elevation
microseconds
seconds
muscle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010516064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5153872B2 (ja
Inventor
ラッセル エイ. キャンベル、
ロンダ ポランスキー、
パトリック リー マッカドゥー、
Original Assignee
アンプケア エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンプケア エルエルシー filed Critical アンプケア エルエルシー
Publication of JP2010533031A publication Critical patent/JP2010533031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5153872B2 publication Critical patent/JP5153872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/3601Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation of respiratory organs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/02Details
    • A61N1/04Electrodes
    • A61N1/0404Electrodes for external use
    • A61N1/0472Structure-related aspects
    • A61N1/0484Garment electrodes worn by the patient

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

本発明は低下した喉頭挙上を処置する方法に関する。本発明はさらに、喉頭挙上筋群を処置するべく顎下筋の電気刺激と組み合わせた神経装具装置の使用に関する。本発明はまた、喉頭挙上筋群を処置するべく顎下筋の電気刺激と組み合わせて神経装具装置を使用した筋再教育及びリハビリテーションに関する。

Description

本発明は一般に、低下した喉頭挙上を治療する方法に関する。本発明は詳しくは、喉頭挙上筋群を処置するべく顎下筋の電気刺激と組み合わせた神経装具装置の使用に関する。本発明はまた、喉頭挙上筋群を刺激するべく顎下筋の電気刺激と組み合わせて神経装具装置を使用した筋再教育及びリハビリテーションに関する。
嚥下障害の人は、飲み込むことが困難である。また、飲み込みの間に痛みを感じる。嚥下障害の人が通常遭遇する機能異常は、喉頭挙上の低下である。喉頭挙上は、咽頭・食道括約筋の延伸及び喉頭蓋の閉止補助の点で重要である。喉頭挙上の低下は、喉頭挙上筋群の萎縮に起因する場合が多い。
数年にわたり、嚥下障害処置に対する神経筋電気刺激(neuromuscular electrical stimulation(NMES))の使用がますます興味を引いている。嚥下障害のNMES処置に対する研究が行われている。以前の研究には、動物の開いた神経(open nerves)の刺激を含む方法の研究に焦点を当てるものがある。パラメータが嚥下反射を開始させるべく調整された電気刺激の使用に焦点が当てられている研究もある。
睡眠時無呼吸の研究において、電気刺激が喉頭筋群を改善して無呼吸症状の発現を低下させ得るという仮定をする研究者もいる。しかしながら、喉頭挙上筋群の再教育、リハビリテーション、又は再生を促進する電気刺激と装具又は神経装具とを組み合わせることについては公表されている研究が存在しない。
既存の研究は必ずしも、喉頭挙上低下の治療処置に対する最善のオプションとはなっていない。顎下領域及び咽頭領域を中心とする嚥下リハビリテーション等の処置に対するかかる技術の評価が示すところによれば、特定のパラメータ及び使用は様々であり、研究結果は一貫していない。
研究者が直面する困難の1つに、喉頭挙上の低下を克服する処置と治療との適切なバランスを見出すことがある。処置及び治療の主要な目的は、患者に対して非侵襲性であること、当該筋の非活動性萎縮の防止、可動域の増大、筋機能の再教育、痙縮の一時的な低下、及び局所血液循環の増大を含む。
本明細書に記載の本発明は、上述の問題、欠陥、及び目的を対象とする。
米国特許第6,484,053(B2) 国際公開第2007/005582(A1)号パンフレット
実施例は、喉頭挙上筋群の筋リハビリテーションの方法である。当該方法は、患者を喉頭挙上筋群を挙上する神経装具装置に配置することと、十分な電気入力を使用して十分な時間顎下領域に電気刺激のプロトコルを適用することとを含む。
他実施例は、喉頭挙上筋群の非侵襲性処置の方法である。当該方法は、患者に補綴神経装具装置をフィットさせることと、患者の顎下領域に少なくとも1対の電極を適用することとを含む。ひとたび配置されると、当該電極を介して所定電流の反復パルスが送られる。患者の顎下領域筋の刺激が所定時間行われる。
本発明の他実施例は、患者の喉頭挙上筋群を再教育する方法である。当該方法は、患者を神経装具装置内に配置することを含む。神経装具装置は、当該装具装置内の患者の頸椎に整合する。当該方法は、患者の顎下領域に少なくとも1つの経皮的電気筋刺激電極を適用することを含む。患者の顎下領域を神経装具装置に配置することで、当該電極の電気信号効率が増大する。ひとたび配置されると、十分な電流を有するプロトコルが適用される。当該電流は十分な時間適用される。当該電流は、十分な周波数、十分なパルス幅、十分な振幅、十分なランプ周期、及び十分な波形をさらに含む。
本発明の他実施例は、喉頭挙上筋群の筋リハビリテーションの方法である。当該方法は、処置するべく神経装具装置内に患者をフィットさせることを含む。神経装具装置は、処置するべく患者の顎下領域をサポートする。当該方法は、神経装具装置によって複数の経皮的電気筋刺激電極を患者の顎下に整合させる。当該電極が適用かつ配置されて、喉頭挙上筋群を刺激する。所定電気入力による所定時間患者への所定パルス電流を有するプロトコルの適用が達成される。
本発明の他実施例は取外し可能電極である。当該電極は、パッドと、当該パッドに取付けられて顎下筋繊維に整合するべく配向された一連の導電要素と、当該導電要素及び当該パッドに取付けられた保護絶縁カバーと、当該パッドから延びて当該一連の導電要素と電気的に接続される電気リードとを含む。
好ましい実施例に関する以下の詳細な説明を当該実施例を示す図面と併せて読むことにより、本発明の多くの目的及び利点が明らかとなる。
顎下電極が配置された神経装具装置の斜視図である。 神経装具装置の側面図である。 神経装具装置の上面図である。 神経装具装置の斜視図である。 リードが取付けられた1セットの本発明の電極の上面図である。 本発明の電極の図5の6−6線に沿った分解断面図である。 患者の顎下領域に取付けられた1セットの本発明の電極の底面図である。
概要
本発明の方法及び装置の主要な目的は、NMESを使用して喉頭挙上を改善するための筋の再教育、再生、及びリハビリテーションである。原理は、嚥下中の喉頭及び舌根の引上げ可動域の改善が気道保護に影響することにある。舌骨喉頭複合体の前方動は、嚥下機能の改善に必須である。
多くの筋及び筋群に対する筋電気刺激が実施及び理解されている。筋電気刺激は、特定の筋又は筋群及び多くの場合は補助筋に対して当該刺激への反応を強制する。本発明の電気刺激は、喉頭挙上筋群の筋の再教育、再生、及びリハビリテーションを対象とする。これにより、喉頭挙上が促進されて嚥下反射が開始されるが、かかるレベルを意図するものでもかかるレベルにとどまるものでもない。
喉頭挙上を促進する電気刺激を使用するためには、正しい筋が運動する必要がある。一対の顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、及び顎二腹筋群の前腹が、嚥下中の舌骨の前方及び上方の動きを主に担う。この舌骨及び喉頭挙上の動きが、嚥下中の気道保護において重要となる。喉頭の前方/上方動により、食物塊の経路から気道を安全に隔離することができる。喉頭挙上を強調かつ長引かせるべく使用される技術は、間接的な嚥下障害処置として使用されている。かかる技術は、舌骨、喉頭、及び輪状咽頭領域の解剖学的関係に基づく。
喉頭挙上筋群の電気刺激と組み合わせて神経装具装置又は装具を使用することにより当該筋の分離が大きくなるので、当該電極の適切な配置及び導通が可能となる。また、神経装具装置は、喉頭挙上を改善する一方で、中枢神経系の障害及び損傷に関連した複雑さを低減する。さらに、神経装具装置により、患者は適切な解剖学的位置に配置されて、最も効率的な電気刺激処置を受ける。神経装具装置はまた、当該電極と接触する湿分及び唾液の悪影響を回避する。末梢神経系が無傷であれば、本発明の方法及び装置のプロトコルは、様々な神経筋及び筋骨格の問題の臨床的処置における補助として使用することができる。本発明及び神経装具装置の電極に使用される神経筋電気刺激(NMES)は、動きの強度及び可動域の増大を示し、上位運動ニューロン破壊又は非活動性萎縮に起因する弱い収縮を容易にして筋再教育をする。
図1は、本発明の第1の好ましい実施例を示す。装置10は、神経装具装置12及び電極14、16である。異なる神経装具装置12又は異なる電極14、16を使用することにより、装置10の異なるバリエーションを作ることができる。
図1及び図5において、電極14、16は、電気リード18、20と伴って示される。また、図1及び図5は、導電要素22、24を示す。電気リード18、20は、導電要素22、24に電流を与える。図5に示されるように、電気リード18、20は、電源26に電気的に接続される。電気リード18、20は別個の線として示されるが、1つのケーブルに組み合わせられてもよい。電流は、電源26によって供給及び調整される。
好ましくは、電源26は、本明細書に記載のプロトコルパラメータを与えることができる筋刺激器である。周知の電源26は、Compex Technologies, Inc.製のStaodyne EMS +2(登録商標)である。他の周知の電源26は、EASYMED Instrument Co. Ltd製のIntelliSTIM BE-28E(登録商標);Empi, Inc.製のRespond Select(登録商標);BioMedical Life Systems, Inc.製のBioStim NMS+(登録商標);及びMettler Electronics Corporation製のSYS*STIM 26(登録商標)を含む。しかし、本明細書に記載された本発明の方法のプロトコル要件に実質的に適合する任意の単数又は複数の電源26を使用してよい。
図6は、電極の図5の6−6線に沿った分解断面図である。図6は、電極14、16をサブコンポーネントとして示す。図示の導電要素22、24は、保護絶縁カバー28、29とパッド30、31との間に配置される。保護絶縁カバー28、29は、非導電性かつ電気的に絶縁性である任意の材料で合ってよい。好ましくは、保護絶縁カバー28、29は、柔らかい材料から作られて保護のためのクッションを与える。導電要素22、24はパッド30、31に取付けられる。導電要素22、24は、一連の小ファイバ32、34からなる。好ましくは、小ファイバ32、34はシルバーカーボンから作られる。好ましくは、小ファイバ32、34は、電極14、16が患者40に適用された場合にパッド30、31上で顎下領域48の筋繊維と平行に配向される。好ましくは、パッド30、31は、導電要素22、24が最小電気損失で電流を送ることができる材料から作られる。好ましい実施例では、ゲルパッドがパッド30、31として使用された。
パッド30は、パッド第1側面36、37及びパッド第2側面38、39を有する。導電要素22、24は、パッド第1側面36、37に取付けられる。パッド第2側面38、39は、好ましくは本質的に粘着性であり、図2及び図7に示されるように患者40に張り付く。しかし、パッド第2側面38、39は、粘着性物質でコーティングされてもよい。
電極14、16は、図1、5、及び7において幾何学形状セグメントとして示される。電極14、16の幾何学形状セグメントは、顎下領域48上に電極14、16を快適に配置できるように設計される。また、顎下領域48の筋繊維に関して小ファイバ32、34が適切に配向するように設計される。各セグメントは、弓状部46、47により接続された長さxの第1レッグ42、43及び長さyの第2レッグ44、45を有する。長さ「x」及び長さ「y」は、異なったサイズの患者40の必要性を満たすべく異なるサイズで作られる。好ましい実施例では、長さ「x」は約3.7センチメートルの長さである。好ましい実施例では、長さ「y」は約4.4センチメートルの長さである。第1レッグ42、43は、第1レッグ第1端42a、43a及び第1レッグ第2端42b、43bを有する。第2レッグ44、45は、第1レッグ第1端44a、45a及び第1レッグ第2端44b、45bを有する。図5に示されるように、第1レッグ第1端42a、43aは第2レッグ第1端44a、45aに接続される。弓状部46、47は、第1レッグ第2端42b、43bと第2レッグ第2端44b、45bとを接続する。
電極14、16は互いに鏡像として示されており、各々は患者40の顎下領域48の1/2を実質的に覆うサイズである。図7は、患者40の顎下領域48上に配置された電極14、16を示す。電極14、16のみが図1及び図5−7に示される。電極14、16は好ましくは、二相波形を有する対で使用される。しかし、1つの電極14又は16が、一形態のマニュアルプローブと組み合わせて使用されてもよい。
電極14、16は、神経装具装置12と組み合わせて使用される。図1に示されるように、電極14、16は装具装置12の顎パッド5上に配置される。神経装具装置12は、喉頭挙上筋群を適切に挙上する任意の装具又は神経装具であってよい。好ましい神経装具装置12は、ケンタッキー州ブランデンバーグに本社があるRestorative Medical Incorporatedが以前「ESP(嚥下強化姿勢(Enhanced Swallow Posture))のREST-EZZZ(登録商標)」として市販していた装置である。神経装具装置12を選択する最低限の基準は、喉頭挙上筋群が適切に配置されること及び電極14、16との干渉が存在しないことである。ひとたび図2に示されるように適切に配置されれば、神経装具装置12は、電極14、16の最適な接触箇所と整合した適切な姿勢を維持しながら、前方及び上方の舌骨動を容易にする。さらに、神経装具装置12は、顎下領域48の筋群と電極14、16との良好な接触を可能とする。良好な接触は、患者40が顎62を神経装具装置12上に置くことで達成される。神経装具装置12は、顎下領域48の筋群との接触を改善する。
図1−4は、好ましい神経装具装置12を示す。神経装具装置12は、顎パッド50、顎パッドサポート構造物52、胸パッド54、胸パッドサポート構造物56、接続サポート構造物58、及び保持ストラップ60を有する。顎パッド50は、顎下領域48に取付けられた電極14、16と干渉せずに患者40の顎62を快適にサポートするよう設計される。
図2を参照すると、神経装具装置12を患者40の首64から離して保持しつつ顎62をサポートするエルゴノミックデザインの神経装具装置12が示される。神経装具装置12によって顎62をサポートする支点を与えるべく、患者40の胸66が使用される。首64の後ろまわりの保持ストラップ60が示される。この配置において、神経装具装置12は処置位置に保持される。図2に示されるように、ひとたび配置されると、患者40の喉頭挙上筋群が処置に適切な位置となる。
患者40は図2に示されるように人間である。しかし、本発明の方法は、顎下領域48を有する任意の動物に適用可能である。動物という語の用法では、顎下領域48を有するすべての人類及び非人類を含むことが意図される。
図2及び図7は、本発明の方法の好ましい実施例を示す。特に、電極14、16が患者40の顎下領域48に取付けられる。図7に示されるように、電極14、16の第2レッグ44、45は、前方配置箇所68と後方配置箇所70との間の線にそ沿って配置される。電極14、16の独特の形状により、小ファイバ32、34を顎下領域48の筋繊維と適切に整合させることができる。電極14、16の配置は好ましくは非侵襲性である。
電極14、16が配置されて、神経装具装置12は患者40の顎62上に配置される。神経装具装置12の顎パッド50は、患者40の顎下領域48を適切な位置まで快適に上昇させる。当該適切な位置において、患者40の喉頭挙上筋群が、最大限の再教育及びリハビリテーションのための位置となる。顎パッド50を、初期処置及びその後の処置のために電極14、16を整合させるべく使用してよい。これにより、電極14、16を顎下領域48上に確実に又は反復して配置することができる。
患者の処置のために適切なプロトコルが使用される。適切なプロトコルの適用には、所定の又は十分な電気入力による所定の又は十分な時間の、電極14、16を介して送られる所定の又は十分なパルス電流が使用される。所定の又は十分な電力は、十分な電圧、十分な周波数、十分なパルス幅、十分な振幅、十分なランプ周期、及び十分な波形を含む。所定であること又は十分であることは、患者40の必要性及び患者40にとって許容できるものに依存する。十分な周波数の適用により、顎下領域48の筋には、滑らかな強直性収縮が痙攣を引き起こすことなく与えられる。
典型的には、所定の又は十分なプロトコルは1日2回約15分の処置を必要とする。プロトコルのデューティーサイクルは、約5秒がオンかつ約25秒がオフで始まる。ひとたび患者40が処置に耐えられるようになれば、デューティーサイクルは約5秒がオンかつ約15秒がオフとなるように変更される。最大のデューティーサイクルは、約1:1の比、又は約5秒がオンかつ約5秒がオフである。
好ましいプロトコル周波数は、約30ヘルツ(30パルス/秒)である。プロトコルパルス幅は、約240マイクロ秒から約260マイクロ秒の間である。好ましい初期試用パルス幅は約250マイクロ秒である。しかし、患者40が当該処置を痛いと思い知覚及び運動の漸増をそれでも活性化できるのであれば、パルス幅を約40マイクロ秒から約60マイクロ秒の間まで下げてもよい。パルス幅が約40から約60マイクロ秒まで下げられた場合、アンペア数を2倍にするのが好ましい。プロトコルアンペア数は好ましくは、約10ミリアンペアから約80ミリアンペアである。しかし、アンペア数は、最大の筋刺激のためのパルス幅に拘束される。振幅は、約250マイクロ秒のパルス幅に対しては約10ミリアンペアから約40ミリアンペアである。振幅は、約50マイクロ秒のパルス幅に対しては約30ミリアンペアから約80ミリアンペアである。プロトコルはパルス電流を使用する。一の臨床試験では、振幅は、11ミリボルトから100ミリボルトの幅の入力電圧に対して14ミリアンペアから35ミリアンペアの幅を有していた。平均は18.72ミリアンペア及び46.04ミリボルトであった。プロトコルランプ又は強度上昇は約0.4秒である。プロトコル波形は好ましくは、電極14、16の複数対が使用される場合対称的な二相波形である。
前方顎二腹筋及び顎舌骨筋を刺激するべく、電流は皮膚/腹膜層及び広頸筋を通して流れる必要がある。電流は、これらの層を通って前方顎二腹筋及び顎舌骨筋群まで流れ、オトガイ舌骨及び舌骨舌筋のような他の筋群の中へオーバフローする。この領域を刺激する利点は、これらが舌骨舌筋を介して舌の降下を自発的に補助することと、喉頭の前方/上方動を補助する顎二腹筋、顎舌骨筋、及びオトガイ舌骨筋を収縮させることとにある。
これらの好ましいプロトコルパラメータを使用する目的は、嚥下反射を誘発することなく喉頭挙上筋群を再教育することにある。この目的を達成するべく、下顎骨の下方境界から出ている前方顎二腹筋が刺激される。前方顎二腹筋は、舌骨上の筋のうち最も表層だからである。舌骨の角における前方顎二腹筋の挿入が、舌骨を挙上して前方に引く作用をする。刺激は、下顎骨の顎舌骨線から出る顎舌骨へオーバフローし、その舌骨本体における挿入が舌骨を挙上して前方に引く作用をする。刺激は、舌骨から出る舌骨舌筋へオーバフローし、その舌側における挿入が舌を降下させる。刺激は、顎を降下させて舌骨を挙上かつ突出させるオトガイ舌骨へオーバフローしてもよい。オトガイ舌骨の起点は下顎骨体の後部の下方オトガイ棘にあり、舌骨への挿入部となっている。
約30ヘルツのパルス周波数を使用して、痙攣を生じさせることなく最小限の筋疲労で強直性筋収縮を生じさせる。強直性とは、単収縮/収縮筋に特徴付けられる状態である。約250マイクロ秒のパルス幅を使用して、電流の浸透深さを増大させる。筋の強直を達成するためには、250マイクロ秒の初期試用が推奨される。パルス幅が大きいほど、電流の浸透が深くなり、収縮を起こすのに必要な強度が低くなる。パルス幅が小さいほど、電流の浸透が浅くなり、収縮を起こすのに必要な強度が高くなる。表1に与えられる強度・持続時間曲線は、第1に知覚神経が活性化され、第2に運動神経が活性化され、第3に疼痛神経が活性化される。
Figure 2010533031
振幅が高いほど、活性化される筋運動単位数が増大する。好ましい振幅は患者により異なるが、患者40に快適な運動/強直反応を誘発するのに十分なのは10ミリアンペアから100ミリアンペアである。ランプアップ時間又はランプ時間は、出力刺激が各筋収縮に対する最大強度に到達するまでにかかる時間の長さである。ランプ時間は処置の快適性を促進する。典型的には、0.4秒のランプ時間が、通常の漸増を再現するべく使用可能であり、患者40の快適性に対して提案される。
デューティーサイクルは患者40の疲労率に影響する。患者40によっては、筋再教育のための初期処置に、デューティーサイクルの長いオン/オフ時間が必要となり得る。典型的には、約1:3すなわち約5秒がオンかつ約15秒がオフのデューティーサイクルによれば患者40への疲労が少ない。しかし、約1:5すなわち約5秒がオンかつ約25秒がオフのデューティーサイクルから処置を開始することが推奨される。最大のデューティーサイクルは約1:1すなわち約5秒がオンかつ約5秒がオフである。
好ましい波形は対称二相波形である。対称二相波形は両電極14及び16を効率的に刺激する。電極14、16のサイズ及び配置は、頚動脈洞を回避しながら患者40に所望の反応を与えるように選択する必要がある。神経装具装置12には、プロトコルパラメータに適合可能であり、かつ、製造業者が掲載する禁忌に従う限りにおいて、「筋再教育」として分類された電力筋刺激器である任意の電源26が使用できる。
神経装具装置12は、患者40の顎下領域48を、喉頭挙上筋が嚥下動作を含まずに刺激される位置に配置する。この動きによって、非活動性萎縮の反転をもたらすパターンが促進されるとともに、改善された姿勢により呼吸能力並びに栄養補給及び水分補給能力を高めることができる。神経装具装置12は、顎下領域48を快適に取り囲み、悪い姿勢に由来する痛みを低下させる装具として使用することができる。さらなる利点は、本発明の方法が、患者としての生活の質を高めることができることにある。これにより、患者は、自分の見当識及び認知の程度を高めることのできる活動に参加することができる。好ましくは、神経装具装置12は正確かつ容易な適用/取外しを可能とするべくカスタマイズすることができる。重い手袋を使用してヒートガンを小さな円運動で動かすことにより、神経装具装置12を再成形して、顎パッドサポート構造物52又は胸パッドサポート構造物56の角度を変更することができる。これにより、全体の高さを長く又は短くすることができる。
他施設前向き臨床試験治験では、本発明の原理が実環境の設定に適用された。貧弱な又は低減した喉頭挙上に部分的に起因して嚥下障害を示す長期介護患者について、以下に示すプロトコルが使用された。各処置の時間は、1日に2回の15分のセッション、合計30分の治療時間を含んでいた。このプロトコルは1週間に5回達成された。
評価対象患者は、テキサスの複数の長期介護施設からのものであった。グループ1には、神経筋電気刺激(Neuromuscular Electrical Stimulation(NMES))プロトコル及び従来の治療を少なくとも20治療日受けた患者が含まれた(59名の患者)。グループ2には、任意のNMESモダリティの訓練に先立って行われていたであろう従来の嚥下障害治療のみを受けた患者、又は当該NMES治療プロトコルを拒否した患者が含まれた(46名の患者)。
合計105名の患者が、訓練を受けた有資格の音声言語病理学者が行う修正バリウム嚥下検査(Modified Barium Swallow Study(MBSS))により評価された。当該患者は、食餌の変更を要する程度までの吸引又は吸引の危険性のある一次的又は二次的機能不全としての喉頭挙上障害を有していた。蛍光透視法を使用した嚥下障害初期診断後の食餌を定めるべく嚥下重篤度スケールが確立された。少なくとも20日の従来嚥下障害治療に耐えることができる一方でNMESの確立したプロトコルも使用した患者の部分集合が、当該プロトコルを無事に完了した患者として分析に含められた。従来嚥下障害治療のみを受けた合計46名の患者について対比が行われた。当該患者のチャートをレビューして、かかる患者が、MBSSにより診断された喉頭挙上の低下を有する嚥下障害を示したことがわかった。かかるチャートが、改善された嚥下重篤度スケールであった患者の数に対して評価された。重篤度スケールを表2に示す。
Figure 2010533031
検査結果は、有望なものであった。嚥下重篤度スケールは、少なくとも20日のNMESプロトコルを受けたNMESのサブグループにおいて2.25レベルから3.6レベルまで改善した。嚥下重篤度スケールは、従来治療グループにおいて2.52レベルから2.60レベルまで改善した。患者のチャートをレビューすることにより、従来治療グループにおける患者のすべてが少なくとも20日の期間を達成できたわけではないことがわかった。NMESサブグループの治療訪問数の平均は、37.71訪問であった(範囲:20−91)。従来検査グループの治療日数の平均は、19日であった(範囲:8−44)。本検査において、少なくとも20日のNMESプロトコルを受けた患者の59%に食餌改善があり、当該患者の41%は食餌改善が見られなかった。なお、4名の患者は、治療開始前にすでに高い嚥下評価にあったので(薄い液体による機械的に柔らかいもの)、大きな改善の余地はなかった。本検査の従来治療群では、患者の10%が食餌改善が見られるまでの改善を達成し、患者の80%が食餌改善が見られるまでは改善されず、患者の10%が能力の低下を示した。本検査期間中に著しい有害事象はなかった。NMES及び従来方法の双方の治療を拒絶した患者もいた。いずれの治療群にも起因しない進行中の内科的疾患により、解放されて病院へ戻った患者もいた。かかる患者のほとんどは、NMES治療プロトコルの20日の包括解析基準(intent to treat criteria)を満たさなかった。
本臨床試験の結果により、喉頭挙上低減に一部起因した嚥下障害を示して喉頭挙上に対して従来の治療法の補助としてNMESを受ける患者に、NMESプロトコルを受けなかった患者よりも高いパーセンテージの食餌改善及び嚥下機能改善が見られた。また、本検査の当該プロトコルを使用する4,200よりも多くの治療訪問があった。これにより、喉頭挙上障害とともに咽頭嚥下障害を処置することを含むことが安全な補助であることが示される。また、数週間にわたるNMES治療の継続的な進展があったことから、音声処置も進展していたこと(約2−3月)が明らかである。これは、従来治療のみについては著しい進展がなかったことから、治療からの早期の解放(4−6週)にたとえられる。
したがって、本発明の装置及び方法は、上述の及び上述に内在する目的及び利点を達成するのに十分に適していることがわかる。本装置及び本方法の現在好ましい実施例が本開示を目的として記載されたが、当業者は本装置の部品の配置及び構成並びに本方法のステップに多くの変更を与えることができる。かかる変更のすべては、添付の請求項の範囲及び要旨に包含される。
特許請求の範囲は、喉頭挙上筋群の筋リハビリテーションのための方法であって、患者を喉頭挙上筋群の挙上を目的として神経装具装置内に配置することと、十分な電気入力を使用して十分な時間当該患者の顎下領域に電気刺激のプロトコルを適用することとを含む方法である。

Claims (32)

  1. 喉頭挙上筋群の筋リハビリテーションのための方法であって、
    前記喉頭挙上筋群を挙上するための神経装具装置を患者に配置するステップと、
    前記患者の顎下領域に少なくとも1つの経皮的電極を取付けるステップと、
    前記喉頭挙上筋群を刺激するべく十分な電気入力を使用して所定の時間前記顎下領域に十分な電気刺激を適用するステップと
    を含む方法。
  2. 前記経皮的電極を患者の前記顎下領域上に反復適用するべく前記患者の前記喉頭挙上筋群を正しい位置に置くように前記神経装具装置を使用して電気刺激を反復するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記患者の頸椎領域を適切に整合させて前記電極と前記患者の前記顎下領域との接触箇所を強制的に大きくすることによって前記経皮的電極の有効性を増大させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記十分な電気刺激が約30パルス/秒の周波数を有することによって、前記喉頭挙上筋群に痙攣を引き起こすことなく前記喉頭挙上筋群に滑らかな強直収縮を生じさせる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記十分な電気刺激は約240マイクロ秒から約260マイクロ秒のパルス幅を有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記十分な電気刺激は約10ミリアンペアから約40ミリアンペアのアンペア数を有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記十分な電気刺激は、約5秒がオンかつ約25秒がオフのデューティーサイクル比を有し、前記電気刺激は前記時間が約15分で1日に2回適用される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記十分な電気刺激は、約5秒がオンかつ約15秒がオフのデューティーサイクル比を有し、前記電気刺激は前記時間が約15分で1日に2回適用される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記電気刺激が約10ミリアンペアから約40ミリアンペアのアンペア数で約240マイクロ秒から約260マイクロ秒のパルス幅を有する場合に前記患者の疼痛感覚を評価するステップをさらに含み、
    前記評価が肯定の場合は前記パルス幅を前記アンペア数が約30ミリアンペアから約80ミリアンペアで約40マイクロ秒から約60マイクロ秒となるように下方調整する、請求項1に記載の方法。
  10. 喉頭挙上筋を再教育する方法であって、
    神経装具装置を患者に固定するステップであって、前記神経装具装置が前記患者の顎下領域を挙上してあらわにすることにより、前記顎下領域内に含まれる前記喉頭挙上筋を隔離するステップと、
    前記患者の前記顎下領域に少なくとも1つの電極を取付けるステップと、
    前記顎下領域に反復して電気刺激を適用するステップにより、前記喉頭挙上筋を嚥下を目的として再教育するステップと
    を含む方法。
  11. 前記固定するステップは、
    前記神経装具装置に接続されるストラップを有する前記神経装具装置上に前記患者の顎をサポートするステップと、
    前記ストラップを前記患者の上頸部の後ろに巻付けるステップと
    をさらに含み、
    前記ストラップが前記神経装具に接続されて前記サポートするステップが完了する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記電極を取付けるステップの前に、前記電極を前記喉頭挙上筋の複数の繊維に整合させるステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記取付けるステップは、前記電極を前記顎下領域の前記喉頭挙上筋の複数の繊維の近くに配置するステップをさらに含み、前記電極は、前記複数の繊維と平行に配向された一連の導電要素を有する、請求項10に記載の方法。
  14. 前記電気刺激を適用するステップは、約15分間電流を適用することを含むデューティーサイクルを有する、請求項10に記載の方法。
  15. 前記デューティーサイクルは約5秒がオンかつ約25秒がオフである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記デューティーサイクルは約5秒がオンかつ約15秒がオフである、請求項17に記載の方法。
  17. 前記電気刺激を適用するステップは、
    痙攣を引き起こすことなしに前記喉頭挙上筋に滑らかな強直収縮を生じさせる約30パルス/秒の周波数と、
    約240マイクロ秒から約260マイクロ秒のパルス幅と、
    約10ミリアンペアから約40ミリアンペアのアンペア数と、
    患者40に快適な運動/強直反応を誘発する約10ミリアンペアから約40ミリアンペアの振幅と、
    約0.4秒のランプ周期と、
    対称二相波形を有する波形と
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  18. 患者の喉頭及び舌の可動域を改善する方法であって、
    前記患者の筋群であって前記患者の喉頭及び舌の移動を制御する筋群を延ばす神経装具装置を前記患者に配置するステップと、
    前記筋群に外部から少なくとも1つの経皮的電気筋刺激電極を適用するステップと、
    前記筋群に反復して前記患者の喉頭及び舌に嚥下動を強制的に生じさせる電気刺激を前記筋群に適用するステップと
    を含む方法。
  19. 前記電気刺激が約30パルス/秒の周波数を有することによって、前記喉頭挙上筋群に痙攣を引き起こすことなく前記喉頭挙上筋群に滑らかな強直収縮を生じさせる、請求項1に記載の方法。
  20. 前記電気刺激は、約240マイクロ秒から約260マイクロ秒のパルス幅を有する、請求項18に記載の方法。
  21. 前記電気刺激は、約10ミリアンペアから約40ミリアンペアのアンペア数を有する、請求項18に記載の方法。
  22. 前記電気刺激は、約5秒がオンかつ約25秒がオフのデューティーサイクル比を有し、前記電気刺激は前記時間が約15分で1日に2回適用される、請求項18に記載の方法。
  23. 前記電気刺激は、約5秒がオンかつ約15秒がオフのデューティーサイクル比を有し、前記電気刺激は前記時間が約15分で1日に2回適用される、請求項18に記載の方法。
  24. 前記電気刺激が約10ミリアンペアから約40ミリアンペアのアンペア数で約240マイクロ秒から約260マイクロ秒のパルス幅を有する場合に前記患者の疼痛感覚を評価するステップをさらに含み、
    前記評価が肯定の場合は前記パルス幅を前記アンペア数が約30ミリアンペアから約80ミリアンペアで約40マイクロ秒から約60マイクロ秒となるように下方調整する、請求項18に記載の方法。
  25. 患者の喉頭挙上筋群の萎縮を防止する方法であって、
    前記喉頭挙上筋群を使用した最適な嚥下にとって適切な解剖学的位置に前記患者を整合させるステップと、
    前記患者を前記適切な解剖学的位置にてサポートする神経装具装置を前記患者に取付けるステップと、
    前記喉頭挙上筋群に少なくとも1つの電極を適用するステップと、
    電気刺激を適用することによって前記喉頭挙上筋群を強制的に収縮させるステップと
    を含む方法。
  26. 電気刺激パッドをサポートすることができる顎サポート、胸サポート、前記顎サポートと前記胸サポートとを接続する接続サポート構造物を含むサポート構造物、及び前記接続サポート構造物に取付けられた保持ストラップを含むサポート構造物と、
    パッド、前記パッドに取付けられて患者の顎下領域の一連の筋と平行に配向された一連の導電要素、前記導電要素及び前記パッドに取付けられた保護絶縁カバー、並びに前記一連の導電要素に接続されて前記パッドから延びる電気リードを含む、前記患者の前記顎下領域にフィットされる取外し可能電極と
    を含む喉頭挙上筋群処置アセンブリ。
  27. 電気刺激パッドをサポートできる顎サポートと、
    胸サポートと、
    前記顎サポートを前記胸サポートに接続する接続サポート構造物と、
    前記接続サポート構造物に取付けられた保持ストラップと
    を含む喉頭挙上筋群を処置する神経装具装置。
  28. パッドと、
    前記パッドに取り付けられて患者の顎下領域の一連の筋と平行に配向された一連の導電要素と、
    前記導電要素及び前記パッドに取付けられた保護絶縁カバーと、
    前記一連の伝導要素に接続されて前記パッドから延びる電気リードと
    を含む取外し可能電極。
  29. 前記パッドの少なくとも1つの側面は粘着性である、請求項28に記載の取外し可能電極。
  30. 前記パッドは、
    第1長さ、第1端、及び第2端を有する第1レッグと、
    第2長さ、第1端及び第2端を有する第2レッグと、
    前記第1レッグの第2端と前記第2レッグの第2端とを接続する弓状部と
    をさらに含み、
    前記第1レッグの前記第1端と前記第2レッグの前記第1端とが接続される、請求項28に記載の取外し可能電極。
  31. 前記第1長さは約3.7センチメートルの長さであり、前記第2長さは4.4センチメートルの長さである、請求項30に記載の取外し可能電極。
  32. 前記患者の顎下領域の半分にフィットする形状である、請求項31に記載の取外し可能電極。
JP2010516064A 2007-07-11 2008-07-11 喉頭挙上筋リハビリテーションの方法及び装置 Active JP5153872B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/827,484 US7885713B2 (en) 2007-07-11 2007-07-11 Method and apparatus for laryngeal elevator musculature rehabilitation
US11/827,484 2007-07-11
PCT/US2008/008533 WO2009009128A1 (en) 2007-07-11 2008-07-11 Method and apparatus for laryngeal elevator musculature rehabilitation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010533031A true JP2010533031A (ja) 2010-10-21
JP5153872B2 JP5153872B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=40228946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010516064A Active JP5153872B2 (ja) 2007-07-11 2008-07-11 喉頭挙上筋リハビリテーションの方法及び装置

Country Status (8)

Country Link
US (2) US7885713B2 (ja)
EP (1) EP2178435B1 (ja)
JP (1) JP5153872B2 (ja)
AU (1) AU2008275601B2 (ja)
CA (1) CA2693778C (ja)
ES (1) ES2759370T3 (ja)
MX (1) MX369946B (ja)
WO (1) WO2009009128A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239575A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Hitohiko Tada 電極パッド及びこれを備えた気道確保装置
JP2020031721A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社タニタ 嚥下機能判定装置
JP2020054528A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 医療法人ライフサポート 嚥下運動補助装具
DE212021000551U1 (de) 2021-07-02 2023-10-30 Dis Co., Ltd. EMS-Bewegungsgerät mit einer Kinnstützauflage
WO2024048709A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 計芳 鈴木 嚥下機能回復装置および嚥下機能回復システム
JP7495133B2 (ja) 2021-09-03 2024-06-04 学校法人北里研究所 嚥下筋力測定器

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2847786C (en) 2005-05-03 2017-07-04 Ruth E. Martin An oral device and kit for use in association therewith
US7885713B2 (en) 2007-07-11 2011-02-08 Ampcare, Llc Method and apparatus for laryngeal elevator musculature rehabilitation
SE532029C2 (sv) * 2008-02-18 2009-10-06 Ann-Christine Krook Anordning för förhindrande av snarkning
CN105126210B (zh) 2008-04-15 2018-06-12 特鲁德尔医学国际公司 吞咽空气脉冲疗法口器及其使用方法
US9409013B2 (en) 2009-10-20 2016-08-09 Nyxoah SA Method for controlling energy delivery as a function of degree of coupling
US20110282248A1 (en) 2010-03-04 2011-11-17 Martin Ruth E Portable high frequency air pulse delivery device
GB2479066B (en) * 2011-04-15 2012-04-11 Muthana T Hassan Chin and neck support device
US20130046153A1 (en) 2011-08-16 2013-02-21 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Systematic distillation of status data relating to regimen compliance
CA2850436C (en) * 2011-09-30 2021-06-22 Adi Mashiach Apparatus and method for controlling energy delivery as a function of degree of coupling
JP6469025B2 (ja) 2013-03-15 2019-02-13 トゥルーデル メディカル インターナショナル 口腔マウスピース及びその使用方法
US9757560B2 (en) 2013-11-19 2017-09-12 The Cleveland Clinic Foundation System and method for treating obstructive sleep apnea
US10582932B2 (en) 2014-08-11 2020-03-10 The Medical College Of Wisconsin Swallow exerciser
US10238945B2 (en) * 2015-04-18 2019-03-26 Thomas Val Balent Head position training device providing instant feedback
US20180001107A1 (en) 2016-07-01 2018-01-04 Btl Holdings Limited Aesthetic method of biological structure treatment by magnetic field
EP3337578A2 (en) * 2015-08-19 2018-06-27 Numan, Demir A swallowing exercise apparatus
US11247039B2 (en) 2016-05-03 2022-02-15 Btl Healthcare Technologies A.S. Device including RF source of energy and vacuum system
US11534619B2 (en) 2016-05-10 2022-12-27 Btl Medical Solutions A.S. Aesthetic method of biological structure treatment by magnetic field
US10583287B2 (en) 2016-05-23 2020-03-10 Btl Medical Technologies S.R.O. Systems and methods for tissue treatment
US10556122B1 (en) 2016-07-01 2020-02-11 Btl Medical Technologies S.R.O. Aesthetic method of biological structure treatment by magnetic field
JP2020531111A (ja) * 2017-08-22 2020-11-05 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド 喉頭の神経を監視するための反射を誘発するためのシステムおよび方法
CN113286630B (zh) 2019-04-11 2024-08-02 比特乐医疗方案股份有限公司 通过射频和磁能对生物结构进行美容治疗的方法和装置
EP3962585B1 (en) 2019-05-02 2024-05-22 XII Medical, Inc. Systems to improve sleep disordered breathing using closed-loop feedback
WO2021076188A1 (en) 2019-10-15 2021-04-22 Enhale Medical, Inc. Biased neuromodulation lead and method of using same
CA3173876A1 (en) 2020-05-04 2021-11-11 Tomas SCHWARZ Device and method for unattended treatment of a patient
US11878167B2 (en) 2020-05-04 2024-01-23 Btl Healthcare Technologies A.S. Device and method for unattended treatment of a patient
US11691010B2 (en) 2021-01-13 2023-07-04 Xii Medical, Inc. Systems and methods for improving sleep disordered breathing
EP4415812A1 (en) 2021-10-13 2024-08-21 BTL Medical Solutions a.s. Devices for aesthetic treatment of biological structures by radiofrequency and magnetic energy
US11896816B2 (en) 2021-11-03 2024-02-13 Btl Healthcare Technologies A.S. Device and method for unattended treatment of a patient

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151747A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Tohoku Univ 表面刺激用電気刺激装置及びそれを用いた頸部電極装着具

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US648053A (en) * 1899-08-21 1900-04-24 James A Ramsey School-desk.
US3025858A (en) * 1956-10-19 1962-03-20 Relaxacizor Inc Ambulatory electrical muscle stimulating device
US3746004A (en) * 1971-06-14 1973-07-17 B Jankelson Disposable electrodes for electrical stimulation of muscles and nerves of the head
US4167190A (en) 1977-10-21 1979-09-11 Medtronic, Inc. Pulse dosage control unit for tissue stimulation system
US4390023A (en) 1981-04-30 1983-06-28 Medtronic, Inc. Patterned electrical tissue stimulator
US4366815A (en) * 1981-06-04 1983-01-04 Broomes Edward L C Anti-snoring apparatus
US4411268A (en) 1982-02-10 1983-10-25 Medtronic, Inc. Muscle stimulator
US4519400A (en) 1983-04-01 1985-05-28 Biosonics, Inc. Method for stimulating salivation
US4700697A (en) * 1985-05-09 1987-10-20 Mundell Robert D Cervical appliance to ameliorate sleep apneas
US4907602A (en) 1985-10-18 1990-03-13 The Mount Sinai School Of Medicine Of The City Of New York Device for controlling the glottic opening
US5016647A (en) 1985-10-18 1991-05-21 Mount Sinai School Of Medicine Of The City University Of New York Method for controlling the glottic opening
US4782824A (en) * 1987-07-23 1988-11-08 Davies Gerald G External airway support
US5265624A (en) * 1990-09-06 1993-11-30 Edentec Stimulation collar
US5133354A (en) 1990-11-08 1992-07-28 Medtronic, Inc. Method and apparatus for improving muscle tone
US5501646A (en) * 1994-08-26 1996-03-26 W. G. Miller Associates Jaw, face and neck muscle exercise apparatus
US5507718A (en) * 1994-11-10 1996-04-16 Kabat; Herman Method and apparatus for applying neck traction
US5891185A (en) 1995-10-27 1999-04-06 Esd Limited Liability Company Method and apparatus for treating oropharyngeal disorders with electrical stimulation
US7280873B2 (en) 1995-10-27 2007-10-09 Esd, Llc Treatment of oropharyngeal disorders by application of neuromuscular electrical stimulation
US7039468B2 (en) 1995-10-27 2006-05-02 Esd Limited Liability Company Method and apparatus for treating oropharyngeal disorders with electrical stimulation
US6198970B1 (en) 1995-10-27 2001-03-06 Esd Limited Liability Company Method and apparatus for treating oropharyngeal respiratory and oral motor neuromuscular disorders with electrical stimulation
US5725564A (en) 1995-10-27 1998-03-10 Esd Limited Liability Company Method and apparatus for treating dysphagia with electrical stimulation
US6668834B1 (en) * 1996-11-01 2003-12-30 Bashir Zikria Anti-snoring apparatus
WO1999020339A1 (en) * 1997-10-17 1999-04-29 Respironics, Inc. Muscle stimulating device and method for diagnosing and treating a breathing disorder
US6484053B2 (en) * 2000-11-29 2002-11-19 Pairash Thajchayapong Method and apparatus for treating poor laryngeal-elevation disorder with sequential-high voltage electrical stimulation
AUPR586801A0 (en) * 2001-06-22 2001-07-19 Geddes, Ian Soil control mechanism
US6978787B1 (en) * 2002-04-03 2005-12-27 Michael Broniatowski Method and system for dynamic vocal fold closure with neuro-electrical stimulation
JP5361378B2 (ja) * 2005-07-01 2013-12-04 ザ・ユーエスエー・アズ・リプリゼンティド・バイ・ザ・セクレタリー・デパートメント・オブ・ヘルス・アンド・ヒューマン・サーヴィスィズ 影響を受けた部分に代わる代替部位への刺激を介して運動制御を回復させるためのシステム
JP5085059B2 (ja) * 2006-06-28 2012-11-28 株式会社バンダイナムコゲームス 画像生成システム、プログラム及び情報記憶媒体
US7885713B2 (en) 2007-07-11 2011-02-08 Ampcare, Llc Method and apparatus for laryngeal elevator musculature rehabilitation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151747A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Tohoku Univ 表面刺激用電気刺激装置及びそれを用いた頸部電極装着具

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239575A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Hitohiko Tada 電極パッド及びこれを備えた気道確保装置
JP2020031721A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社タニタ 嚥下機能判定装置
JP7189526B2 (ja) 2018-08-27 2022-12-14 株式会社タニタ 嚥下機能判定装置
JP2020054528A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 医療法人ライフサポート 嚥下運動補助装具
DE212021000551U1 (de) 2021-07-02 2023-10-30 Dis Co., Ltd. EMS-Bewegungsgerät mit einer Kinnstützauflage
JP7495133B2 (ja) 2021-09-03 2024-06-04 学校法人北里研究所 嚥下筋力測定器
WO2024048709A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 計芳 鈴木 嚥下機能回復装置および嚥下機能回復システム

Also Published As

Publication number Publication date
AU2008275601B2 (en) 2012-03-29
US9031659B2 (en) 2015-05-12
CA2693778A1 (en) 2009-01-15
US20090018611A1 (en) 2009-01-15
CA2693778C (en) 2014-09-23
JP5153872B2 (ja) 2013-02-27
EP2178435B1 (en) 2019-10-16
US7885713B2 (en) 2011-02-08
EP2178435A1 (en) 2010-04-28
ES2759370T3 (es) 2020-05-08
US20110190848A1 (en) 2011-08-04
WO2009009128A1 (en) 2009-01-15
MX2010000417A (es) 2010-06-25
EP2178435A4 (en) 2013-01-23
MX369946B (es) 2019-11-27
AU2008275601A1 (en) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5153872B2 (ja) 喉頭挙上筋リハビリテーションの方法及び装置
JP6971007B2 (ja) 口腔筋肉トレーニング装置
Mushahwar et al. New functional electrical stimulation approaches to standing and walking
Karamian et al. The role of electrical stimulation for rehabilitation and regeneration after spinal cord injury
US7844340B2 (en) Devices and methods for transcutaneous electrical neural stimulation
Lyons et al. An investigation of the effect of electrode size and electrode location on comfort during stimulation of the gastrocnemius muscle
US7725193B1 (en) Intramuscular stimulation therapy using surface-applied localized electrical stimulation
JP2018064952A (ja) 失禁を治療又は軽減するための装置
JP4395754B2 (ja) 上気道および嚥下筋群の筋肉内刺激のための方法およびデバイス
JP2021534877A (ja) 神経根麻痺、馬尾症候群、及び上肢機能の回復のための非侵襲性脊髄刺激
JP4934805B2 (ja) 口腔、咽頭、喉頭機能障害予防治療用電気刺激装置
CN111770773A (zh) 使用通过表面电极施加的电刺激引起吞咽
WO2018033111A1 (en) Non-invasive device and method for stimulating vulvar tissues and pelvic floor muscles for treating and improving dysfunction or disorders and probe unit used therefor
Villar Ortega et al. High-frequency transcutaneous cervical electrical stimulation: A pilot study
RU2578860C1 (ru) Способ лечения поражений спинного мозга
RU2729932C1 (ru) Способ восстановления функциональных возможностей мышц человека в условиях снижения двигательной активности у лиц пожилого возраста и больных с хронической сердечной недостаточностью
AU2012203808A1 (en) Method and apparatus for laryngeal elevator musculature rehabilitation
Bochkezanian Electrotherapeutic techniques
KR102054554B1 (ko) 멀티 기능성 전기자극장치
García González Exploration of peripheral electrical stimulation adapted as a modulation tool for reciprocal inhibition through the activation of afferent fibers during gait
RU2165271C2 (ru) Способ повышения неспецифических резервов адаптации организма
AU2011266852B2 (en) Incontinence treatment
Guo et al. Functional Electrical Stimulation
Gritsenko Plasticity after damage to peripheral and central nervous system
AU2011266852A1 (en) Incontinence treatment

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5153872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250