JP2010530531A - 電気化学的データ排除法 - Google Patents
電気化学的データ排除法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010530531A JP2010530531A JP2010512764A JP2010512764A JP2010530531A JP 2010530531 A JP2010530531 A JP 2010530531A JP 2010512764 A JP2010512764 A JP 2010512764A JP 2010512764 A JP2010512764 A JP 2010512764A JP 2010530531 A JP2010530531 A JP 2010530531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- acceptable
- dependent behavior
- measurements
- measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/145—Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
- A61B5/14546—Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring analytes not otherwise provided for, e.g. ions, cytochromes
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/28—Electrolytic cell components
- G01N27/30—Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
- G01N27/327—Biochemical electrodes, e.g. electrical or mechanical details for in vitro measurements
- G01N27/3271—Amperometric enzyme electrodes for analytes in body fluids, e.g. glucose in blood
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/15—Devices for taking samples of blood
- A61B5/150007—Details
- A61B5/150015—Source of blood
- A61B5/150022—Source of blood for capillary blood or interstitial fluid
Abstract
【選択図】なし
Description
本発明は、試料中の被分析物の濃度を決定する方法であって、
a)(i)少なくとも2つの電極を有する電気化学セルに該試料を接触させること、および(ii)該セルから、電気化学的パラメータの3以上の測定値の少なくとも1つの群を取得すること、を含む電気化学的試験を行う工程であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される工程と、
b)前記3以上の測定値の少なくとも1つの群から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を導出する工程と、
c)測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
d)前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
e)任意に、上記の工程を繰り返す工程と、
f)許容できる試験(単数または複数)から取得された測定値から、該被分析物の濃度を決定する工程と、
を含む方法を提供する。
− 電気化学セルから取得される電気化学的パラメータの3以上の測定値の少なくとも1つの群を表す測定値データを受け取る工程であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される工程と、
− 該測定値データから、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を導出する工程と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
− 前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
を含む方法を該データ処理装置に実行するよう命令するコード手段を含む、プログラムも提供する。
− 少なくとも2つの電極を有する電気化学セルと、
− 該セルに電圧を選択的に印加するべく配置された電圧源と、
− 該セルについての電気化学的パラメータの測定値を取得するべく配置された測定回路と、
− 該測定回路により取得された3以上の測定値の少なくとも1つの群から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を算出するべく配置された算出装置であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される算出装置と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較するべく配置されたコンパレータと、
を含む電気化学的装置を提供する。
本発明の方法は、試料を電気化学セルに接触させ、電気化学的パラメータの3以上の測定値の少なくとも1つの群を取得する電気化学的試験を行うことを伴う。
3以上の測定値の少なくとも1つの群が取得されると、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値が導出される。
測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値は、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較され、試験が許容できるかどうかをその時点で判定される。当該単一の値が所定の許容できる範囲内にあれば試験は許容できるものである。分析を実行可能とするべく、測定パラメータの時間依存的挙動(単一の値を通じて表現される)と、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲との両方が数学的にパラメータ化されねばならない。このパラメータ化の正確な性質は、測定パラメータについて単一の値が必要とされること以外には、特に制限されない。
以上より、本発明の方法が1つの比較工程のみを伴うものでなければならない理由は存在しないことが理解されよう。本発明においては、3以上の測定値の少なくとも1つの群(例えば、異なる群)からそれぞれ取得される、2以上の単一の値が生成される可能性が十分にある。その場合、本発明の方法は、1つの単一の値を、対応する許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較することに加えて、少なくとも更にもう1つの比較、つまり少なくとも更にもう1つの単一の値とそれに対応する許容できる時間依存的挙動の所定の範囲との間の比較を含み得る。従って、システムの時間依存的挙動を示す「単一の値」を用いることで意味するところは、3以上の測定値(すなわち、少なくとも3つの値)の少なくとも1つの群が単一の値に変換され、次いでそれが許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較されるということである。
b2)前記3以上の測定値の少なくとも1つの群から更なる単一の値を導出する工程と、
c2)前記更なる単一の値を、許容できる時間依存的挙動の更なる所定の範囲と比較する工程と、
d2)前記更なる比較の結果に基づいて試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
g)なお更なる単一の値を導出し、それを、許容できる時間依存的挙動のなお更なる所定の範囲と比較し、それにより試験が許容できるかどうかを判定することにより、任意に前記工程を繰り返す工程と、
を付加的に含む方法も提供する。
− (i)少なくとも2つの電極を有する電気化学セルに試料を接触させること、および(ii)該セルから、電気化学的パラメータの3以上の測定値の2つの群を取得することを含む電気化学的試験を行う工程であって、第1の測定値群は、第1の印加電位において取得され、第2の測定値群は、第2の印加電位において取得される工程と、
− 前記の3以上の測定値の第1の群から、第1の印加電位における測定パラメータの時間依存的挙動を示す第1の単一の値を導出する工程と、
− 第1の比較工程において、前記第1の単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の第1の範囲と比較する工程と、
− 第1の比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
− 前記の3以上の測定値の第2の群から、第2の印加電位における測定パラメータの時間依存的挙動を示す第2の単一の値を導出する工程と、
− 第2の比較工程において、前記第2の単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の第2の範囲と比較する工程と、
− 前記第2の比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
− 任意に、上記の工程を繰り返す工程と、
− 許容できるとされた試験(単数または複数)から取得された測定値から、被分析物の濃度を決定する工程であって、該許容できる試験は、第1および第2の判定工程の両方により許容できると判定された試験である工程と、
を含む方法が提供される。
許容できる時間依存的挙動の所定の範囲は、様々な電気化学的理論から導かれる計算法を参照して取得され得る。例えば、Electrochemical Methods:Fundamentals and Applications(A.J.BardおよびL.R.Faulkner著、John Wiley&Sons社刊、ニューヨーク、第二版、2001年、5章175頁)およびJournal of Electroanalytical Chemistry(271号、1987年、417−423頁)によれば、所与の実験時点および印加電位においてミクロバンド電極(microband electrode)で観測されるアンペロメトリック電流について、簡単な理論的な式が存在する。このような式は、例えば、異なる時点において取得される2つのアンペロメトリック電流の比を推定するために用いられ得る。本発明の1実施形態は、生理学的試料からコレステロールやトリグリセリド等の被分析物の濃度を検出する方法であるが、当該実施形態では、1μm〜100μmの幅を有するミクロバンド電極がセル内で用いられる。アンペロメトリック電流、Ct1およびCt2、の測定は、2つの時点t1およびt2において、一定の酸化または還元電位にて行われる。t1とt2との間の時間として好都合であるのは、例えば0.1秒〜10秒である。酸化反応について、上記文献は、時点tにおけるアンペロメトリック電流は、
− (i)少なくとも2つの電極を有する電気化学セルに該試料を接触させること、および(ii)該セルから、電気化学的パラメータの2以上の測定値を異なる時点において取得することを含む電気化学的試験を行う工程と、
− 該測定値から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す情報を導出する工程と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
− 前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
− 任意に、上記の工程を繰り返す工程と、
− 許容できる試験(単数または複数)から取得された測定値から該被分析物の濃度を決定する工程と、
を含む方法を提供する。
電極のうちの1つは、50μm未満の少なくとも1つの寸法を有する作用電極であることが好ましい。該方法は、例えば、電位差が電気化学セルに印加されているときに、異なる時点において電流の2以上の測定値を取得することを含み得る。該方法は、2つの異なる時点t1およびt2において取得された測定パラメータの比(パラメータ(t1)/パラメータ(t2))を、許容できる比の所定の範囲と比較することを含むことが好ましい。
− 電気化学セルから異なる時点に取得される電気化学的パラメータの2以上の測定値を表す測定値データを受け取る工程と、
− 該測定値データから、測定パラメータの時間依存的挙動を示す情報を導出する工程と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
− 前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
を含む方法を該データ処理装置に実行するよう命令するコード手段を含むプログラムである。
− 少なくとも2つの電極を有する電気化学セルと、
− 該セルに電圧を選択的に印加するべく配置された電圧源と、
− 該セルについての電気化学的パラメータの測定値を取得するべく配置された測定回路と、
− 該測定回路により異なる時点に取得された2以上の測定値から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す情報を算出するべく配置された算出装置と、
− 該情報を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較するべく配置されたコンパレータと、
を含む電気化学的装置である。
図1に示され、PCT/GB06/004848(WO2007/072013として公開)に詳細に記載される種類の、4つの電気化学セルがストリップ〔S〕に含められた装置を用いた。各電気化学セルは、炭素作用電極およびAg/AgCl擬似参照電極を有していた。各セルの体積は、約0.6μlであった。コレステロールおよびトリグリセリド濃度試験を行うために試薬混合物を2つのセルに挿入した。
0.1M TRIS緩衝液(pH9.0)
50mM MgSO4
5%w/v グリシン
1%w/v ミオイノシトール
3.5%w/v CHAPS
3.5%w/v デオキシビッグCHAPS(DeoxyBigCHAPS)
80mM Ru(NH3)6Cl3
8.8mM チオニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(TNAD)
4.2mg/ml プチダレドキシン・レダクダーゼ(PdR)
3.3mg/ml コレステロール・エステラーゼ(ChE)
22mg/ml コレステロール・デヒドロゲナーゼ(ChDH)
0.1M HEPBS緩衝液(pH9)
10mM NH4Cl
10%w/v グリセリン
1%w/v エクトイン
1%w/v CHAPS
80mM Ru(NH3)6Cl3
18mM チオニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(TNAD)
6.5mg/ml ジアフォラーゼ
45mg/ml グリセロール・デヒドロゲナーゼ
100mg/ml リパーゼ
試料をストリップにアプライした後、試薬を試料に取り込ませて試薬と試料とを反応させるためにウェットアップ期間を経過させた。本明細書で用いる場合、ウェットアップ期間は、試料のストリップへのアプライと電気化学的摂動の適用との間の時間である。
t=98秒で酸化電位を印加し、トリグリセリド試験の試薬混合物を含むセルに対して電流データを測定した以外は、上記実施例1に記載したのと全く同様にして一連の試験を行った。
実施例3
実験の詳細は全て、実施例1と同様である。しかしながら、本実施例では、コンパレータの要求を、以下に示す通りに変更した。
A) 酸化電位の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流の、1.3秒後のノイズ平均化電流に対する比(比ox)が、0.980<比ox<1.042という基準を満たすことがコンパレータにより要求された。還元電位の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流の、1.3秒後のノイズ平均化電流に対する比(比red)が、0.950<比red<1.100という基準を満たすことがコンパレータにより更に要求された。還元電流の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流(電流red)が、−6000nA<電流red<−3480nAという基準を満たすことがコンパレータにより更に要求された。
B) A)に示した2つの別個の比を用いる代替として、これらの比の積が、0.9850<比ox×比red<1.100という基準を満たすことがコンパレータにより要求された。
実験の詳細は全て、実施例2と同様である。しかしながら、本実施例では、コンパレータの要求を、以下に示す通りに変更した。
A) 酸化電位の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流の、1.3秒後のノイズ平均化電流に対する比(比ox)が、1.012<比ox<1.045という基準を満たすことがコンパレータにより要求された。還元電位の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流の、1.3秒後のノイズ平均化電流に対する比(比red)が、比red<1.069という基準比を満たすことがコンパレータにより更に要求された。還元電流の印加開始から1秒後のノイズ平均化電流(電流red)が、−5700nA<電流red<−2550nAという基準を満たすことがコンパレータにより更に要求された。
B) A)に示した2つの別個の比を用いる代替として、これらの比の積が、0.9850<比ox×比red<1.100という基準を満たすことがコンパレータにより要求された。
試験データは、実施例1についてと同様であるが、比の決定を異なる方法で完了した。具体的には、100データポイントにフィットさせるための線形回帰を用いなかった。その代わりに、1秒および1.3秒での電流(酸化電流および還元電流の両方について)が、1.0秒および1.3秒に最も近いそれぞれ10のデータポイントを平均化することにより決定した。次いでこれらの平均化された電流を用いて電流の比を算出した。
実験データは、実施例1についてと同様であるが、許容できる限度内にデータが入るか否かの判定は、理論との比較によって完了した。
実験プロトコルは、以下の詳細を除いて、実施例1について示したものと同様であった。
− 用いた試料は、ボランティアの指にピンを刺す(「指穿刺」)ことで直接得られた血液試料であった。
− 98秒間のウェットアップ期間が割り当てられた。
− 98秒時に、Ag/AgClに対して+0.15Vで1.3秒間酸化を行い、続いてAg/Ag/Clに対して−0.45Vで1.3秒間還元を行った。
実施例3〜7からのデータを、これらの実施例の各々での各被分析物濃度における測定値の精度(%CV)を評価することにより、更なる分析を行った。精度は、式
実験データは、実施例1についてと同様であるが、比の決定を統計解析により完了した。先ず、酸化電流データ(電流ox)データを分析して、いずれのデータが第1と第3の四分位数間に入るかを判定した。これら百分位数での電流値を、四分位範囲(すなわち、電流第1四分位−電流第3四分位)を算出するために用いた。次いで、等価標準偏差(eqvSD)を、四分位範囲を21/2で除したものとして算出した。これは、異常な外れ値を除外する、データの統計的分散の第1の指標である。
Claims (18)
- 試料中の被分析物の濃度を決定する方法であって、
a)(i)少なくとも2つの電極を有する電気化学セルに該試料を接触させること、および(ii)該セルから、電気化学的パラメータの3以上の測定値の少なくとも1つの群を取得すること、を含む電気化学的試験を行う工程であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される工程と、
b)前記3以上の測定値の少なくとも1つの群から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を導出する工程と、
c)測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
d)前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
e)任意に、上記の工程を繰り返す工程と、
f)許容できる試験(単数または複数)から取得された測定値から、該被分析物の濃度を決定する工程と、
を含む、方法。 - 前記電極の少なくとも1つが、微小電極又はミクロバンド電極である、請求項1記載の方法。
- 前記電極の1つが、50μm未満の少なくとも1つの寸法を有する作用電極である、請求項1又は2記載の方法。
- 前記3以上の測定値の少なくとも1つの群が、5秒以下の期間にわたって取得される、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記試料が、1μl以下の容量を有する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
- 電位差が電気化学セルに印加されているときに、異なる時点において電流の3以上の測定値の少なくとも1つの群を取得することを含む、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記許容できる時間依存的挙動の所定の範囲が、コットレルの式に実質的に従う挙動に対応しない、請求項6記載の方法。
- 前記許容できる時間依存的挙動の所定の範囲が、経験的又は理論的に取得される、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
- − 少なくとも2つの中間的値が、前記3以上の測定値の少なくとも1つの群から算出され、
− 前記測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値が、前記少なくとも2つの中間的値から導出される、先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 各中間的値が、
− 2以上の測定値を平均すること、又は
− 数学的回帰法を用いて2以上の測定値をフィッティングし、所定の時点における前記回帰フィットの値から前記中間的値を導出すること
により取得される、請求項9記載の方法。 - 前記単一の値が、2つの中間的値の比である、請求項9又は10記載の方法。
- 工程d)の直後に、
b2)前記3以上の測定値の少なくとも1つの群から更なる単一の値を導出する工程と、
c2)前記更なる単一の値を、許容できる時間依存的挙動の更なる所定の範囲と比較する工程と、
d2)前記更なる比較の結果に基づいて試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
g)なお更なる単一の値を導出し、それを、許容できる時間依存的挙動のなお更なる所定の範囲と比較し、それにより試験が許容できるかどうかを判定することにより、工程b2)、c2)、及びd2)を任意に1回以上繰り返す工程と、
を更に含み、
工程f)では、工程d)および工程d2)、ならびに工程g)に従って行われる任意のなお更なる判定工程において許容できると判定された場合にのみ、試験は許容できると見なされる、
先行する請求項のいずれか一つに記載の方法。 - − 工程b)において取得される単一の値が、任意には酸化電位である第1の電位が前記セルに印加されているときに測定される電流の時間依存的挙動を示し、
− 前記単一の値が、前記第1の電位が前記セルに印加されているときに取得される測定値から算出される2つの中間的値の比であり、かつ
− 工程b2)において取得される更なる単一の値が、任意には還元電位である第2の電位が前記セルに印加されているときに測定される電流の時間依存的挙動を示す、
請求項12記載の方法。 - 前記更なる単一の値が、前記第2の電位が前記セルに印加されているときに取得される測定値から算出される2つの中間的値の比である、請求項13記載の方法。
- 前記更なる単一の値が、前記第2の電位が前記セルに印加されているときに取得される3以上の測定値の少なくとも1つの群の平均値である、請求項13記載の方法。
- 試料中の被分析物の濃度を決定するための試験が許容できるかどうかを確立するコンピュータプログラムであって、1以上のデータ処理装置により実行されたときに、
− 電気化学セルから取得される電気化学的パラメータの3以上の測定値の少なくとも1つの群を表す測定値データを受け取る工程であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される工程と、
− 該測定値データから、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を導出する工程と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較する工程と、
− 前記比較の結果に基づいて、試験が許容できるかどうかを判定する工程と、
を含む方法を該データ処理装置に実行するよう命令するコード手段を含む、プログラム。 - − 少なくとも2つの電極を有する電気化学セルと、
− 該セルに電圧を選択的に印加するべく配置された電圧源と、
− 該セルについての電気化学的パラメータの測定値を取得するべく配置された測定回路と、
− 該測定回路により取得された3以上の測定値の少なくとも1つの群から、測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を算出するべく配置された算出装置であって、少なくとも1つの群のそれぞれにおける各測定値が異なる時点に取得される算出装置と、
− 測定パラメータの時間依存的挙動を示す単一の値を、許容できる時間依存的挙動の所定の範囲と比較するべく配置されたコンパレータと、
を含む電気化学的装置。 - 実質的に、前述の実施例のいずれか1つに関して明細書に記載されたものである、請求項1記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB0711780.7 | 2007-06-18 | ||
GBGB0711780.7A GB0711780D0 (en) | 2007-06-18 | 2007-06-18 | Electrochemical data rejection methodology |
PCT/GB2008/002074 WO2008155539A1 (en) | 2007-06-18 | 2008-06-18 | Electrochemical data rejection methodology |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010530531A true JP2010530531A (ja) | 2010-09-09 |
JP5346019B2 JP5346019B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=38332313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010512764A Expired - Fee Related JP5346019B2 (ja) | 2007-06-18 | 2008-06-18 | 電気化学的データ排除法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110000795A1 (ja) |
EP (1) | EP2160596A1 (ja) |
JP (1) | JP5346019B2 (ja) |
GB (1) | GB0711780D0 (ja) |
WO (1) | WO2008155539A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014521984A (ja) * | 2011-08-16 | 2014-08-28 | インストゥルメンテーション ラボラトリー カンパニー | 試料処理量を増やすための補間センサデータの外挿 |
JP2014521982A (ja) * | 2011-08-16 | 2014-08-28 | インストゥルメンテーション ラボラトリー カンパニー | 試料処理量を高めるための内挿センサデータの外挿 |
WO2021014695A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 株式会社日立ハイテク | 分析装置及び分析方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104764791B (zh) * | 2015-03-27 | 2017-07-18 | 云南中烟工业有限责任公司 | 一种实时在线分析电子烟烟雾中重金属的装置与方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05502727A (ja) * | 1989-12-15 | 1993-05-13 | ベーリンガー マンハイム コーポレーション | バイオセンサシステム及びこれに用いられる方法 |
JPH08502589A (ja) * | 1993-06-08 | 1996-03-19 | ベーリンガー マンハイム コーポレーション | 誤表示防止フェールセーフ機能付バイオセンシングメータ |
WO2004113910A1 (en) * | 2003-06-20 | 2004-12-29 | Roche Diagnostics Gmbh | Devices and methods relating to electrochemical biosensors |
WO2007013915A1 (en) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Bayer Healthcare Llc | Gated amperometry |
JP4256588B2 (ja) * | 1998-05-20 | 2009-04-22 | アークレイ株式会社 | 統計的手法を用いた電気化学的測定方法および測定装置 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6088608A (en) * | 1997-10-20 | 2000-07-11 | Alfred E. Mann Foundation | Electrochemical sensor and integrity tests therefor |
US6475372B1 (en) * | 2000-02-02 | 2002-11-05 | Lifescan, Inc. | Electrochemical methods and devices for use in the determination of hematocrit corrected analyte concentrations |
US7276146B2 (en) * | 2001-11-16 | 2007-10-02 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Electrodes, methods, apparatuses comprising micro-electrode arrays |
US6616819B1 (en) * | 1999-11-04 | 2003-09-09 | Therasense, Inc. | Small volume in vitro analyte sensor and methods |
US6925391B1 (en) * | 1999-11-23 | 2005-08-02 | University Of Cincinnati | Methods and apparatus for detecting artifactual output from a chemical analyzer |
US7022219B2 (en) * | 2001-08-22 | 2006-04-04 | Instrumentation Laboratory Company | Automated system for continuously and automatically calibrating electrochemical sensors |
US20030116447A1 (en) * | 2001-11-16 | 2003-06-26 | Surridge Nigel A. | Electrodes, methods, apparatuses comprising micro-electrode arrays |
US6743635B2 (en) * | 2002-04-25 | 2004-06-01 | Home Diagnostics, Inc. | System and methods for blood glucose sensing |
US7537684B2 (en) * | 2002-07-25 | 2009-05-26 | Arkray, Inc. | Sample analyzing method and sample analyzing device |
US7299082B2 (en) * | 2003-10-31 | 2007-11-20 | Abbott Diabetes Care, Inc. | Method of calibrating an analyte-measurement device, and associated methods, devices and systems |
GB0414546D0 (en) | 2004-06-29 | 2004-08-04 | Oxford Biosensors Ltd | Electrode for electrochemical sensor |
GB2417323A (en) | 2004-08-17 | 2006-02-22 | Oxford Biosensors Ltd | A method of operating an electrochemical sensor by applying a time variable potential between the electrodes. |
US7344626B2 (en) * | 2005-04-15 | 2008-03-18 | Agamatrix, Inc. | Method and apparatus for detection of abnormal traces during electrochemical analyte detection |
US8066866B2 (en) * | 2005-10-17 | 2011-11-29 | Lifescan, Inc. | Methods for measuring physiological fluids |
GB0526051D0 (en) | 2005-12-21 | 2006-02-01 | Oxford Biosensors Ltd | Cholesterol sensor |
US7887682B2 (en) * | 2006-03-29 | 2011-02-15 | Abbott Diabetes Care Inc. | Analyte sensors and methods of use |
-
2007
- 2007-06-18 GB GBGB0711780.7A patent/GB0711780D0/en not_active Ceased
-
2008
- 2008-06-18 EP EP08762398A patent/EP2160596A1/en not_active Withdrawn
- 2008-06-18 JP JP2010512764A patent/JP5346019B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2008-06-18 WO PCT/GB2008/002074 patent/WO2008155539A1/en active Application Filing
-
2009
- 2009-12-15 US US12/638,323 patent/US20110000795A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05502727A (ja) * | 1989-12-15 | 1993-05-13 | ベーリンガー マンハイム コーポレーション | バイオセンサシステム及びこれに用いられる方法 |
JPH08502589A (ja) * | 1993-06-08 | 1996-03-19 | ベーリンガー マンハイム コーポレーション | 誤表示防止フェールセーフ機能付バイオセンシングメータ |
JP4256588B2 (ja) * | 1998-05-20 | 2009-04-22 | アークレイ株式会社 | 統計的手法を用いた電気化学的測定方法および測定装置 |
WO2004113910A1 (en) * | 2003-06-20 | 2004-12-29 | Roche Diagnostics Gmbh | Devices and methods relating to electrochemical biosensors |
WO2007013915A1 (en) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Bayer Healthcare Llc | Gated amperometry |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014521984A (ja) * | 2011-08-16 | 2014-08-28 | インストゥルメンテーション ラボラトリー カンパニー | 試料処理量を増やすための補間センサデータの外挿 |
JP2014521982A (ja) * | 2011-08-16 | 2014-08-28 | インストゥルメンテーション ラボラトリー カンパニー | 試料処理量を高めるための内挿センサデータの外挿 |
JP2016186504A (ja) * | 2011-08-16 | 2016-10-27 | インストゥルメンテーション ラボラトリー カンパニー | 試料処理量を高めるための内挿センサデータの外挿 |
US9910966B2 (en) | 2011-08-16 | 2018-03-06 | Instruments Laboratory Company | System and method of increasing sample throughput |
WO2021014695A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 株式会社日立ハイテク | 分析装置及び分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2160596A1 (en) | 2010-03-10 |
WO2008155539A1 (en) | 2008-12-24 |
JP5346019B2 (ja) | 2013-11-20 |
GB0711780D0 (en) | 2007-07-25 |
US20110000795A1 (en) | 2011-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101518313B1 (ko) | 분석대상물 농도의 판별을 위한 방법 | |
KR101256133B1 (ko) | 전기화학적 분석대상물 검출 동안에 비정상적인 경로의검출을 위한 방법 및 장치 | |
KR101360064B1 (ko) | 시스템 저항 성분의 측정에 기초한 분석대상물 측정에서의에러 검출 | |
US8758594B2 (en) | Analyte determination method and analyte meter | |
JP5373948B2 (ja) | バイオセンサ用異常出力検出システム | |
EP1869453B1 (en) | Determination of partial fill in electrochemical strips | |
JP5738770B2 (ja) | 信号調整を持つバイオセンサシステム | |
KR101929058B1 (ko) | 바이오센서를 위한 언더필 관리 시스템 | |
RU2606769C2 (ru) | Способ и система измерения уровня глюкозы | |
JP2005509161A (ja) | 器具 | |
JP2012511160A5 (ja) | ||
JP5346019B2 (ja) | 電気化学的データ排除法 | |
JP6789246B2 (ja) | 改善されたバイオセンサシステム検体測定 | |
JP5837602B2 (ja) | キャパシタンスを使用してコントロールサンプルと試験流体を識別するシステムおよび方法 | |
AU2011205161B2 (en) | Analyte determination method and analyte meter |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120925 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130815 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |