JP2010530228A - Cho細胞 - Google Patents
Cho細胞 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010530228A JP2010530228A JP2010512609A JP2010512609A JP2010530228A JP 2010530228 A JP2010530228 A JP 2010530228A JP 2010512609 A JP2010512609 A JP 2010512609A JP 2010512609 A JP2010512609 A JP 2010512609A JP 2010530228 A JP2010530228 A JP 2010530228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cho
- cell
- cells
- nucleic acid
- receptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
- C07K14/72—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for hormones
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/10—Cells modified by introduction of foreign genetic material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P21/00—Preparation of peptides or proteins
- C12P21/02—Preparation of peptides or proteins having a known sequence of two or more amino acids, e.g. glutathione
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/10—Growth factors
- C12N2501/105—Insulin-like growth factors [IGF]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/998—Proteins not provided for elsewhere
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2510/00—Genetically modified cells
- C12N2510/02—Cells for production
Abstract
Description
組換えポリペプチドの作製のための発現系は、最先端技術において周知であり、例えば、Marino, M. H., Biopharm. 2 (1989) 18-33;Goeddel, D.V., et al., Methods Enzymol. 185 (1990) 3-7(非特許文献1);Wurm, F., and Bernard, A., Curr. Opin. Biotechnol. 10 (1999) 156-159(非特許文献2)により記載されている。そのような発現系は、宿主細胞および適切な発現プラスミドを含む。
(a)(i)2個のloxP部位に隣接している選択可能マーカーをコードする発現カセット、
(ii)構成的活性型分裂促進性受容体の発現のための発現カセット
を含む第一の核酸を、CHO細胞にトランスフェクトする工程、
(b)該第一の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程、
(c)CREリコンビナーゼ発現カセットを含む第二の核酸を、工程(b)で選択されたCHO細胞にトランスフェクトする工程、
(d)構成的活性型分裂促進性受容体を有するCHO細胞として、第二の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程。
本発明は構成的活性型分裂促進性受容体を発現しているCHO細胞を含む。
(a)(i)2個のloxP部位(一方は発現カセットの3'位(下流)、他方は5'位(上流))に隣接している選択可能マーカーをコードする核酸を含む発現カセット、
(ii)任意で、トランスフェリンをコードする核酸を含む発現カセット、
(iii)構成的活性型分裂促進性受容体をコードする核酸を含む発現カセット
を含む第一の核酸を、CHO細胞にトランスフェクトする工程、
(b)第一の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程、
(c)CREリコンビナーゼ発現カセットを含む第二の核酸を、工程(b)で選択されたCHO細胞にトランスフェクトする工程、
(d)構成的活性型分裂促進性受容体を有するCHO細胞として、第二の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程。
(a)構成的活性型キメラErbB2V→E/IGF-I分裂促進性受容体を発現しているCHO-K1細胞を準備する工程、
(b)異種ポリペプチドの発現のための発現カセットを含む核酸を該細胞にトランスフェクトする工程、
(c)該異種ポリペプチドを細胞または培養培地から回収する工程。
本発明に係るCHO細胞株は、懸濁培養物中での増殖に順応させられたCHO-K1細胞株(ATCC CCL-61)である親CHO-K1(W)細胞株から開始して、3回の連続的な完全最適クローン選択作戦により作成された。
プラスミド5519-pUCの作成
プラスミド5519-pUCは、構成的活性型分裂促進性受容体(キメラ受容体ErbB2V→E/IGF-IR)のための発現カセット、トランスフェリンの発現のための発現カセット、およびピューロマイシンに対する耐性を付与する選択可能マーカーのための発現カセットを提供する。
−2個のloxP部位に隣接しているピューロマイシン選択可能マーカーを含む核酸(SEQ ID NO:1);この核酸は以後puro-loxPと表記される。
−大腸菌におけるプラスミドの複製および増殖のためのpUC複製開始点、
−ベータ-ラクタマーゼ遺伝子(β-ラクタマーゼ遺伝子)、
−トランスフェリン構造遺伝子、シグナルペプチド、SV40初期プロモーターおよび開始点、ならびにトランスフェリンオープンリーディングフレームのcDNA配列を含む核酸(Yang, F. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 81 (1984) 2752-6)(SEQ ID NO:2)、
−SV40初期プロモーター配列および開始点配列、ならびに変異V659Eを有するErbB2受容体の細胞外ドメインおよび膜貫通ドメイン(アミノ酸(AA)1-682)ならびにIGF-I受容体β-サブユニットの細胞質ドメイン(AA 929-1337)(SEQ ID NO:3)をコードするcDNA配列を含む核酸(Belaus, A., et al., J. Steroid. Biochem. Mol. Biol. 85 (2003) 105-15)。このキメラ受容体はErbB2V→E/IGF-IRと呼ばれる。
;逆方向プライマー:
により、付加的な56bp核酸断片を導入した。得られたPCR産物の再ライゲーションが、Sse38387I制限部位内で起こり、3916bpを含む環状プラスミド4699-pUC-Hygが得られた。
−ハイグロマイシン選択可能マーカー(hyg)を含む核酸
−大腸菌におけるプラスミドの複製および増殖のためのpUC複製開始点、
−ベータ-ラクタマーゼ遺伝子。
プラスミド5519-pUCのCHO-K1細胞へのトランスフェクション
構成的活性型分裂促進性受容体を有するCHO細胞を入手するため、CHO-K1細胞を無血清培地における増殖に順応させた。基本のCHO-K1細胞株は、American Type Culture Collection(ATCC CCL-61)より入手された。このCHO-K1細胞株の誘導および作出は、Kao, F.T. and Puck, T.T., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 60 (1968) 1275-81;およびPuck, T. T., et al., J. Exp. Med. 108 (1958) 945-56により記載されている。
細胞株CHO-K1-5519-1B6の作成
実施例2のトランスフェクトされた細胞を、ProCHO4完全選択培地中で2〜4週間培養した。安定的にトランスフェクトされた細胞クローンを入手するため、二つの選択工程を実施した。
二つの異なる基準を、繁殖のためのクローンを選び出すために使用した。
視覚的に優勢に見えるクローンを、24穴マルチウェルプレート(非組織培養処理;Becton Dickinson、表面積:2.0cm2)に移した。
WST-I細胞増殖アッセイ(Roche Diagnostics GmbH, Germany)を、増殖パラメーターによる付加的なクローンの選択のために実施した。最も高い吸光度を有するクローンを選択し、24穴マルチウェルプレートに移した。
24穴マルチウェルプレート、6穴マルチウェルプレート、そして最後にシェーカーフラスコフォーマットにおけるさらなるクローン選択のため、定義された播種戦略を使用した。従って、3×105細胞/mlをそれぞれの細胞培養容器に播種し、4日後および7〜8日後の細胞密度および生存性をCASY細胞計数器(Scharfe Systems, Reutlingen, Germany)を使用して決定した。37℃で30分間、細胞懸濁物200μlをトリプシン20μlと共にインキュベートすることにより、細胞塊を溶解させた。測定のため、50または100μlの脱凝集した細胞懸濁物を、CASYton緩衝液(Scharfe Systems GmbH, Germany)10mlで希釈し、そのうちの400μl中の全生存可能細胞濃度を、Cell Counter and Analyzer-System CASY(Scharfe System GmbH, Germany)を使用した電子パルス面積分析によりトリプリケートで決定した。150μmキャピラリーを使用した測定の結果は、サイズ分布曲線である。サイズ分布は、三つの型の粒子に分類される:細胞片として3.4〜5μm;死細胞として5〜10μm;生存可能細胞として10〜30μm。
細胞株CHO-K1(PuDL)の作成
フローサイトメトリー(蛍光標示式細胞分取、FACS)による単細胞沈着工程を、細胞株CHO-K1(PuDL)の作成のために使用した。
CREリコンビナーゼ発現プラスミドの細胞株CHO-K1(PuDL)への一過性トランスフェクション
CREリコンビナーゼ発現プラスミドpMC-CREの構築は、Guら(Gu, H., et al. Cell 73 (1993) 1155-1164)により記載されている。それは、pMC1NeopA由来のプロモーター/エンハンサーおよびpA領域と共にCREコーディング部分を含有している。注釈付きのプラスミド地図については、図3を参照のこと。
細胞株CHO-K1 ErbB2V>E/IGF-Iの選択
フローサイトメトリーによる単細胞沈着工程の前に、選択剤を含まないProCHO4完全培地の中で7世代(24日)にわたり実施例5の細胞を培養した。
上記のようなWST-I比色定量アッセイを、機能性核酸puro-loxPの除去の成功の間接的な決定のために使用した。従って、各サブクローンの細胞を、ピューロマイシンを含有していないProCHO4完全培地または5μg/mlピューロマイシンを含有しているProCHO4完全培地に再懸濁させた。各サブクローンの両方の細胞懸濁物を、5枚の96穴マルチウェルプレートに、3×103細胞/100μlの濃度でトリプリケートで播種した。5日間、10μlのWST-I細胞増殖試薬/ウェルを、5μg/mlピューロマイシンを含有しているかまたは含有してない一つのトリプリケートセットに毎日添加した。細胞を37℃/5%CO2で2時間インキュベートし、吸光度を、620nmの参照波長を用いて、450nmで、Tecanリーダ(Spectrafluorplus)を使用して測定した。ピューロマイシン不含培地と比較されたピューロマイシン含有ProCHO4完全培地における細胞増殖の阻害は、調査されたサブクローン31個中17個がピューロマイシン感受性であることを明らかにした。
選択されたサブクローンにおけるピューロマイシンN-アセチルトランスフェラーゼmRNAの検出のため、LightCycler Instrument(Roche Diagnostics GmbH, Germany)を使用したハイブリダイゼーションプローブRT-PCRアッセイを開発した。
RNeasyミニキット(Qiagen, Hilden, Germany)を使用して、6穴マルチウェルプレートにおいて増殖した細胞から全RNAを単離した。その抽出は製造業者のプロトコルに従って実施された。続いて、製造業者のプロトコルに従って、TURBO DNA-free Kit(Ambion Inc., Austin, TX, USA)を使用して、微量の夾雑DNAを除去した。RNA試料の定量化およびRNAの純度を、UVIKON 931分光光度計(Kontron Instruments, Italy)において260nmおよび280nmで吸光度を測定することにより決定した。
製造業者のプロトコルに従って、one-step-RT-PCR LightCycler RNA Hybprobeキット(Roche Diagnostics GmbH, Germany)を使用して、LightCycler装置において、各細胞クローンの単離された全RNAを逆転写し、続いて増幅した。「二次微分最大値法」を個々の試料についてのクロシングポイント(Cp)を決定するために使用した。利用されたプライマー対は、pac-mRNAの457bp断片を増幅する
であった。Hybprobeプローブは、TIB MOLBIOL(Berlin, Germany)において設計され、フルオレセインまたはLightCycler Red 640で標識された。利用されたHybprobeのセットは、3'末端においてフルオレセインで標識された
および5'末端においてLC Red 640色素で標識された
であった。pacLCオリゴヌクレオチドプローブの遊離の3'-ヒドロキシ基はリン酸によりブロッキングされていた。正確な産物増幅を保証するため、PCRの後、全ての試料を、2%(w/w)アガロースゲル電気泳動により分離した。
ErbB2V→E/IGF-IRタンパク質発現の検出
タンパク質抽出およびイムノブロッティング
Complete Mini Protease Inhibitorカクテル(Roche Diagnostics GmbH, Germany)を含有しているRIPA Lysis and Extraction Buffer(Pierce, Rockford, IL, USA)200μlを使用して、6穴マルチウェルプレートにおいて増殖した実施例6において同定された細胞から、全細胞溶解物を入手した。遠心分離による不溶性断片の除去の後、製造業者のプロトコルに従ってMicro BCA Protein Assay Kit(Pierce Inc., USA)を使用して、タンパク質濃度を定量化した。
キメラ受容体の表面発現をフローサイトメトリーにより検出した。1×106細胞を、rhuMab 2C4(Omnitarg(登録商標), F.Hoffmann-La Roche AG, Basle Switzerland)またはアイソタイプ対照としてのヒトIgG(1-4506, Sigma-Aldrich GmbH, Germany)と共にインキュベートした。細胞をフィコエリトリンコンジュゲートヤギ抗ヒトF(ab')2(Caltag Laboratories, Invitrogen Inc., USA)により染色し、FACScan(Becton Dickinson, Mountain View, CA, USA)を使用して発現を決定した。
CHO-K1 ErbB2V>E/IGF-I細胞を使用した免疫グロブリンコンジュゲートの組み換え作製
プラスミドp4928
抗CCR5抗体コンジュゲートの発現および作製のため、例えば、WO 2008/019817に報告されたものと類似の軽鎖および重鎖の発現カセットを、単一発現ベクター上に右回りに置いた。発現ベクターは、選択のためのネオマイシン耐性遺伝子を含んでいた。
−ネオマイシン選択可能マーカー(neo)を含む核酸、
−大腸菌におけるプラスミドの複製および増殖のためのpUC複製開始点、
−ベータ-ラクタマーゼ遺伝子。
細胞培養上清中の免疫グロブリン濃度を、捕獲試薬としてのビオチン化抗ヒトIgG F(ab')2断片、および検出のためのペルオキシダーゼコンジュゲート抗ヒトIgG F(ab')2抗体断片を使用したワンステップサンドイッチELISAにより決定した。
式I:
清浄化された培養上清2mlを、ProCHO4完全培地で3倍希釈した。GE Healthcare製のAkta Explorer 900クロマトグラフィー系を用いた分析的プロテインAクロマトグラフィを使用して、タンパク質濃度の定量化を実施した。プロテインAセファロース(商標)CL-4B(GE Healthcare, Munich, Germany)250μlが充填されたカラムを、2×PBSで平衡化し、2xPBSおよび100mMリン酸緩衝液(pH 5.0)で洗浄し、100mMリン酸緩衝液(pH 2.7)で溶出させた。0.5ml/分の流速および280nmにおけるUV検出を利用した。ProCHO4完全培地で希釈された精製モノクローナル標準抗体を、タンパク質標準曲線の作成のために使用した。
発現され分泌されたポリペプチドを、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)により分離し、クーマシーブルー試薬で染色した。
培養中の細胞密度
実施例4において入手された細胞クローンCHO-K1-5519-1B6-18B3およびCHO-K1-5519-1B6-17C5を、160rpmで、125個のシェーカーフラスコにおいて、1×HT補助剤、6mMグルタミン、および4μg/mlピューロマイシンが補足されたProCHO4培地の中で培養した。参照として、無血清懸濁培養に順応させられたCHO-K1も、ピューロマイシンを使用せず、50ng/ml IGF-Iを添加した点を除き同一の条件で培養した。培養物を、62.5mlの全容量でおよそ2〜3×105細胞/mlで接種した。
Claims (26)
- 構成的活性型分裂促進性受容体を発現していることを特徴とするCHO細胞。
- CHO-K1細胞であることを特徴とする、請求項1記載のCHO細胞。
- キメラErbB2/IGF-I受容体を発現していることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項記載のCHO細胞。
- キメラErbB2V→E/IGF-I受容体を発現していることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 変異V659Eを有するSEQ ID NO:9のアミノ酸1-682およびSEQ ID NO:10のアミノ酸929-1337を含む融合ポリペプチドである構成的活性型分裂促進性受容体を含むことを特徴とする、請求項4記載のCHO細胞。
- SEQ ID NO:3のアミノ酸配列をコードする核酸を含むことを特徴とする、請求項4記載のCHO細胞。
- 懸濁物中で増殖していることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 無血清培地中での増殖に順応していることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 培養中、少なくとも5×106細胞/mlの最大細胞密度にまで増殖することを特徴とする、前記請求項のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 培養中、少なくとも8×106細胞/mlの最大細胞密度にまで増殖することを特徴とする、請求項9記載のCHO細胞。
- 前記最大細胞密度が、60〜70mlの容量で2×105〜3×105細胞/mlの細胞密度から出発して8〜12世代以内に達成されることを特徴とする、請求項9〜10のいずれか一項記載のCHO細胞。
- CHO細胞の培養が流加培養であることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項記載のCHO細胞。
- CHO細胞により達成される細胞密度が、少なくとも5世代にわたり、流加培養としての6世代の培養後に達成される細胞密度の95%以上であることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項記載のCHO細胞。
- CHO細胞により達成される細胞密度が、少なくとも6世代にわたり、流加培養としての6世代の培養後の細胞密度の75%以上であることを特徴とする、請求項13記載のCHO細胞。
- 6世代の培養後の細胞密度が、60〜70mlの容量で2×105〜3×105細胞/mlの細胞密度から出発して達成されることを特徴とする、請求項13〜14のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 細胞株DSM ACC2851。
- 以下の工程を含むことを特徴とする、構成的活性型分裂促進性受容体を有するCHO細胞を入手するための方法:
(a)(i)2個のloxP部位に隣接している選択可能マーカーをコードする発現カセット、
(ii)構成的活性型分裂促進性受容体の発現のための発現カセット
を含む第一の核酸を、CHO細胞にトランスフェクトする工程、
(b)該第一の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程、
(c)CREリコンビナーゼ発現カセットを含む第二の核酸を、工程(b)で選択されたCHO細胞にトランスフェクトする工程、
(d)構成的活性型分裂促進性受容体を有するCHO細胞として、第二の核酸をトランスフェクトされたCHO細胞を選択する工程。 - 工程(b)のトランスフェクトされたCHO細胞が、構成的活性型分裂促進性受容体を有することを特徴とする、請求項17記載の方法。
- 構成的活性型分裂促進性受容体がSEQ ID NO:3のアミノ酸配列を有することを特徴とする、請求項18記載の方法。
- トランスフェクトされたCHO細胞が、第一の核酸に含まれる選択可能マーカーの欠如について工程(d)で選択されることを特徴とする、請求項17記載の方法。
- 工程(d)で選択されるトランスフェクトされたCHO細胞が、第一の核酸の選択可能マーカーによる選択剤の存在下で増殖していないことを特徴とする、請求項17記載の方法。
- 第一の核酸が、トランスフェリンの発現のための発現カセットを含むことを特徴とする、請求項17記載の方法。
- 異種ポリペプチドを発現していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項記載のCHO細胞。
- 以下の工程を含むことを特徴とする、異種ポリペプチドの作製のための方法、
(a)請求項1記載のCHO細胞を準備する工程:
(b)(i)該異種ポリペプチドをコードする核酸を含む第一の発現カセット、
(ii)選択可能マーカーをコードする第二の発現カセット
を含む核酸を該CHO細胞にトランスフェクトする工程、
(c)トランスフェクトされたCHO細胞を、該異種ポリペプチドの発現に適した条件の下で培養する工程、
(d)該発現された異種ポリペプチドを培養培地または細胞から回収する工程。 - CHO細胞にトランスフェクトされる核酸が、異種ポリペプチドをコードする発現カセットを含むことを特徴とする、請求項24記載の方法。
- 異種ポリペプチドが、免疫グロブリン、免疫グロブリン重鎖、免疫グロブリン軽鎖、免疫グロブリン断片、または免疫グロブリンコンジュゲートより選択されることを特徴とする、請求項25記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP07012773 | 2007-06-29 | ||
PCT/EP2008/005134 WO2009003621A1 (en) | 2007-06-29 | 2008-06-25 | Cho cell |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010530228A true JP2010530228A (ja) | 2010-09-09 |
Family
ID=38646571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010512609A Pending JP2010530228A (ja) | 2007-06-29 | 2008-06-25 | Cho細胞 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100178672A1 (ja) |
EP (1) | EP2167650A1 (ja) |
JP (1) | JP2010530228A (ja) |
KR (1) | KR20100017944A (ja) |
CN (1) | CN101688181A (ja) |
AU (1) | AU2008271657A1 (ja) |
BR (1) | BRPI0813005A2 (ja) |
CA (1) | CA2689155A1 (ja) |
IL (1) | IL201637A0 (ja) |
MX (1) | MX2009012467A (ja) |
RU (1) | RU2010102810A (ja) |
TW (1) | TW200909580A (ja) |
WO (1) | WO2009003621A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102467730B1 (ko) * | 2014-08-11 | 2022-11-15 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 진핵생물 세포의 비생산률 증가를 위한 방법 |
CN106554943A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-04-05 | 北京吉尚立德生物科技有限公司 | 一种重组过表达Creb3L1基因的CHO细胞株CHO-Creb3L1 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003507058A (ja) * | 1999-08-25 | 2003-02-25 | イミュネックス・コーポレーション | 改善された細胞培養のための組成物および方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5225538A (en) * | 1989-02-23 | 1993-07-06 | Genentech, Inc. | Lymphocyte homing receptor/immunoglobulin fusion proteins |
JP4648001B2 (ja) * | 2002-08-09 | 2011-03-09 | レコファーマ アーベー | ムチン−免疫グロブリン融合タンパク質 |
-
2008
- 2008-06-25 KR KR1020097027225A patent/KR20100017944A/ko active Search and Examination
- 2008-06-25 RU RU2010102810/10A patent/RU2010102810A/ru not_active Application Discontinuation
- 2008-06-25 BR BRPI0813005-1A2A patent/BRPI0813005A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2008-06-25 US US12/664,694 patent/US20100178672A1/en not_active Abandoned
- 2008-06-25 CA CA002689155A patent/CA2689155A1/en not_active Abandoned
- 2008-06-25 AU AU2008271657A patent/AU2008271657A1/en not_active Abandoned
- 2008-06-25 JP JP2010512609A patent/JP2010530228A/ja active Pending
- 2008-06-25 MX MX2009012467A patent/MX2009012467A/es not_active Application Discontinuation
- 2008-06-25 WO PCT/EP2008/005134 patent/WO2009003621A1/en active Application Filing
- 2008-06-25 EP EP08773641A patent/EP2167650A1/en not_active Withdrawn
- 2008-06-25 CN CN200880021935A patent/CN101688181A/zh active Pending
- 2008-06-27 TW TW097124385A patent/TW200909580A/zh unknown
-
2009
- 2009-10-19 IL IL201637A patent/IL201637A0/en unknown
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003507058A (ja) * | 1999-08-25 | 2003-02-25 | イミュネックス・コーポレーション | 改善された細胞培養のための組成物および方法 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6012019794; Cytotechnology, 1996年, 第22巻, 139-146ページ * |
JPN6012019797; J Steroid Biochem Mol Biol., 2003年, 第85巻, 105-115ページ * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BRPI0813005A2 (pt) | 2014-10-14 |
IL201637A0 (en) | 2011-08-01 |
WO2009003621A1 (en) | 2009-01-08 |
EP2167650A1 (en) | 2010-03-31 |
TW200909580A (en) | 2009-03-01 |
AU2008271657A1 (en) | 2009-01-08 |
MX2009012467A (es) | 2010-03-30 |
CN101688181A (zh) | 2010-03-31 |
US20100178672A1 (en) | 2010-07-15 |
RU2010102810A (ru) | 2011-08-10 |
CA2689155A1 (en) | 2009-01-08 |
KR20100017944A (ko) | 2010-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2624893C (en) | Method for the recombinant expression of a polypeptide | |
KR101280704B1 (ko) | 다수의 핵산으로부터의 단백질 발현 | |
US6306605B1 (en) | Methods for making recombinant cells | |
JP2010530228A (ja) | Cho細胞 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120418 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120712 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120720 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130619 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131216 |