JP2010526508A - スライディング旋回装置 - Google Patents

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Abstract

旋回部材を使用角度で旋回させると旋回に連動して使用位置にスライディング移動して、使用状態にセッティングされるようにする旋回装置が開示される。このために、旋回構造によってなされる旋回動作とスライディング構造によってなされるスライディング動作を連動させるためのリンクが具備される。特に、スライディング構造は、支持部材とスライディング部材との間の結合に適用されて、このスライディング部材と旋回部材に旋回構造が適用されて、二つの部材を旋回可能に結合する。そして、リンクは支持部材とスライディング部材を連結して使用者の旋回力によって旋回部材がスライディング部材で旋回動作することによってそれに連動して、スライディング部材を支持部材から所望の方向と距離でスライディングするようにする。その結果、旋回部材は旋回と同時にそれに連動してスライディング移動するようになる。

Description

本発明は、旋回部材を使用角度で旋回させると旋回と同時に使用位置にスライディング移動して、使用状態でセッティングされるようにする装置に関するものである。より詳細には、スライディング構造と旋回構造をリンクによって複合的に連結させて、旋回部材が旋回と連動してスライディング動作が遂行されるようにすることで、旋回時旋回部材の角が回転時にそれと近接した支持部材と干渉することなく旋回部材を方向転換と同時に所望の距離に移動させて、一度に所望の方向と使用位置で簡便に移動させることができるスライディング旋回装置に関するものである。
携帯型端末機、例えば、携帯電話の形態は継続的に進化している。フリップタイプ、バータイプ、フォルダタイプに引き続きスライドタイプの携帯電話が製品化されて発売開始されて広く使用されている。
最近になって携帯電話にカメラ機能と動画視聴機能が統合されながら、携帯電話の覆いに設けられた液晶画面を通じて動画や画像の横方向または縦方向に見るための目的または円滑なカメラ撮影のための目的で覆いを自由に回転させることができる機能が要求されている。例えば、最近には携帯電話でDMB(Digital Multimedia Broadcasting)サービスなどの動画サービスの支援が強化されることによって、動画視聴に好適な横表示を支援する製品が発売開始されている。このために、携帯電話には覆いを本体で旋回させて横表示ができる旋回メカニズムが具備されている。特に、旋回メカニズムは、フォルダタイプやスライドタイプの携帯電話に適用されて、本体上の覆い部分を本体で旋回させる構造を取っている。
このような従来のフォルダタイプ携帯電話の覆い旋回メカニズムは、本体と覆いを開放軸構造に加えて旋回軸構造で結合させて、旋回軸に対して覆いを本体から旋回させることができる構造である。このようなフォルダタイプの旋回構造は、直径が小さな軸上結合をなすことで覆いを支える力が基本的にあまり大きくないために、外力によって損傷され易いという弱みがある。ひいては、旋回部材が旋回軸のみによって結合されていて、旋回メカニズムが覆いを旋回させた位置で安定的に支持する構造を提供することができないことで、止まり位置で外部の弱い衝撃にも動くか、または搖れる弊害がある。さらに、使用が続くと旋回軸構造の構成要素の間に遊びが大きくなって覆いをしっかり保持することができずに揺れ動く現象が現われる。
このような旋回軸構造から起因する根源的な問題を解消するために、旋回メカニズムは覆いを本体に開閉可能に結合された覆い支持板部とこの覆い支持板部から旋回可能に結合された旋回部材の2板構造で構成して、覆い支持板部と旋回部材の旋回軸構造に加えて覆い支持板部が旋回部材の一側面を支持する構造を提供している。しかし、このような構造において旋回部材を旋回させる時、旋回部材の側面を支持する覆い支持板部の支持面に旋回部材の角が旋回時に干渉を起こさないように旋回部材の両側縁を、回転半径を考慮して完全な曲線で製作するか、または旋回部材を覆い支持板部と反対方向に引っぱって支持面から離れた状態で旋回させなければならない。そのため、前者の場合一般的に全体的な形態がほぼ長方形状で角のみが曲線処理された携帯電話の一般的な形態のデザイン設計にとっての障害になっている。一方、後者の場合には旋回のために移動と回転の二つの動作が使用者の力によって遂行されなければならないので操作が煩わしくて非常に苦労する。また、旋回部材を横方向に旋回させると縦方向で覆い支持板部の支持面に一面が密着されていた旋回部材は、旋回部材の回転中心から横方向と縦方向の距離の差に対応する程度支持面から浮かぶようになって、それによって支持力が安定的ではない。したがって、より安定的な支持のためには、旋回部材を横方向に旋回させた後に旋回部材を支持面に向けてまた移動させて密着させてくれる必要がある。
一方、スライドタイプ携帯電話の場合には、スライディングメカニズムと別個で旋回メカニズムが構成されていて、本体で覆いを旋回させることにおいて、覆いに隠された本体上のキーパッド部分が露出するように、先ず覆いを本体からスライディングさせて上に位置移動させた後、その状態で覆いを旋回させるようになる。だから上のフォルダタイプでも指摘したところのように二つの動作を順次にしなければならないので煩わしいだけでなく、操作に非常に苦労する。これはさらに便利なことを要求する需要者の要求に応じることができない大きい要因となっている。また、旋回された状態で覆いは、旋回軸のみによって支持されているので、外部の弱い衝撃にも回るか、または搖れる問題点がある。
以上説明した従来の旋回装置では、使用者の旋回操作によって回転中心を支点にして一定角度で旋回するだけで、それによって位置を自動で補正するか、または調整することはできなかった。したがって、旋回時干渉を避けるために旋回部材の位置を補正するか、操作が便利な位置に移動させるためには使用者が別に旋回部材を移動させる動作を取らなければならない煩わしさがある。
したがって、上記のようなことを考慮して本発明の目的は、旋回部材が旋回と連動してスライディング動作が遂行されるようにすることで、旋回部材を方向転換と同時に距離移動させて所望の方向と使用位置で便利に移動させることができるスライディング旋回装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、使用者が旋回部材を旋回させると、旋回動作と連動して旋回部材の一側面を支持する支持部材の支持面から旋回部材が離れながら旋回し、旋回部材の角が回転時に旋回部材を支持する支持部材に干渉されないで、円滑に回転するようにするスライディング旋回装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の一側面によると、支持部材と、前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、前記スライディング部材に旋回可能に結合される旋回部材と、一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として、前記旋回部材が結合された端部が旋回されながら前記旋回部材の位置を移動させるリンクを含むスライディング旋回装置が提供される。
前記目的を達成するための本発明の他の側面によると、支持部材と、前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、貫通孔が形成される旋回部材と、一端が前記貫通孔を貫通して前記スライディング部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて、前記旋回部材の貫通孔周辺にかかって前記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として、前記旋回部材に結合された旋回端が旋回されながら前記旋回部材の位置を一方向に移動させるリンクを含むスライディング旋回装置が提供される。
前記リンクは、前記旋回部材が縦方向に位置する時、前記旋回部材の旋回中心から前記旋回部材の位置移動の目的地側に偏向されて、前記旋回部材の旋回中心を通る垂直中心線を基準に前記旋回部材の旋回方向の中間領域に位置されることを特徴とするスライディング旋回装置が望ましい。
前記旋回部材は、横と縦の比が異なる長方形であって、縦方向の第1位置と横方向の第2位置の間を旋回動作とスライディング動作が連動しながら往復して、前記第1位置では前記旋回中心で前記リンクの旋回端を引き継ぐ線分と前記旋回端で前記支持部材に結合された前記リンクの固定端を引き継ぐ線分は鈍角をなして、前記旋回部材の前記第1位置から第2位置への旋回動作によって前記鈍角は次第にその角度が減る動作を遂行する。
前記目的を達成するための本発明のまた他の側面によると、支持部材と、前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、貫通孔が形成される旋回部材と、一端が前記貫通孔を貫通して前記スライディング部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて、前記旋回部材の貫通孔周辺にかかって前記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として、前記旋回部材に結合された旋回端が前記旋回部材の旋回方向と反対方向に旋回され、前記旋回部材の位置を一方向に移動させながら方向を切り替えて、その反対方向に移動させるリンクを含むスライディング旋回装置が提供される。
前記旋回部材は、横と縦の比が異なる長方形で、縦方向の第1位置と横方向の第2位置の間を旋回動作とスライディング動作が連動しながら往復して、前記リンクは、前記旋回部材が第1位置にある時前記旋回部材の旋回中心から前記旋回部材の位置移動の目的地の側に偏向されて配置されるが、前記リンクの旋回端が前記旋回部材の旋回中心を通る垂直中心線と平行で、前記支持部材の結合支点を通過する垂直線に対して前記リンクの旋回方向の反対方向に越えて位置することを特徴とする。
前記目的を達成するための本発明のまた他の側面によると、支持部材と、前記支持部材にスライディング可能に結合されて、貫通孔が形成されるスライディング部材と、一端が前記貫通孔を貫通して下記旋回部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて前記スライディング部材の貫通孔周辺にかかって下記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、前記回転板の一端に結合されて前記回転板と一体で回転しながらスライディングする旋回部材と、一端は前記回転板に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として、前記回転板に結合された旋回端が前記旋回部材の旋回方向と反対方向に旋回され、前記スライディング部材の位置を一方向にスライディング移動させながら方向を切り替えて、その反対方向にスライディング移動させるリンクを含むスライディング旋回装置が提供される。
以上で説明したように、本発明によるスライディング旋回装置は、支持部材で旋回される旋回部材が旋回と連動してスライディング動作が遂行されるようにすることで、旋回部材を方向転換と同時に距離移動させて所望の方向と使用位置で便利に移動させることができる。
また、使用者が旋回部材を旋回させると、旋回動作と連動して旋回部材の一側面を支持する支持部材の支持面から旋回部材が離れながら旋回し、旋回部材の角が回転時に旋回部材を支持する支持部材に干渉されないで円滑に回転することができる効果がある。
本発明を携帯電話、エルシデ−モニター、ピデ−エイ(PDA)などの電子応用機器に適用することで、支持部で画面が構成された旋回部を簡単に旋回さえさせると、旋回に連動してスライディングがなされ、使用に好適な使用位置へ簡便に移動調節することができる効果がある。
また、本装置は、スプリングを利用して少ない作動力で手軽く旋回動作とスライディング動作を具現することができるし、ひいては軸上結合ではなく板上の旋回結合構造を採択することで結合構造が安定的で耐久性がすぐれる。また、本発明は旋回構造とスライディング構造を連結させて旋回動作に連動してスライディング動作が複合的に遂行されるので、このような運動方式を必要とする応用分野に広く適用されることができる。特に、携帯電話に応用する場合、ディスプレイ画面の横表示への旋回動作によって所望の高さへの移動が共になされて使用の便利さと安全性を増進させることができる長所もある。
本発明の実施例に関する詳しい説明は、添付した図面を参照して行われるものであり、図面で対応される部分を指定する番号は同じである。
図1は、本発明によるスライディング旋回装置の第1実施例を示した組み立て斜視図である。
図2は、図1に示された本装置の分離斜視図である。
図3は、図2の下方向から見て示した分離斜視図である。
図4は、図2で一部分を組立てて示した部分抜粋組み立て斜視図である。
図5は、図1ないし図4に示された本装置の構造が携帯電話に適用された例として、本装置の動作方法を示した使用状態斜視図である。
図6は、図5での内部動作メカニズムの動作過程を示した図面である。
図7は、旋回動作時旋回部材とリンクの運動軌跡を示した図面である。
図8は、本発明によるスライディング旋回装置の第2実施例を示した組み立て斜視図である。
図9は、図8で支持部材を除去して内部構造が現われるようにした部分抜粋組み立て斜視図である。
図10は、図8に示された本装置の分離斜視図である。
図11は、図10の下方向から見て示した分離斜視図である。
図12は、図8ないし図11に示された本装置の動作方法を示した使用状態斜視図である。
図13は、図12での内部動作メカニズムの動作過程を示した図面である。
図14は、旋回動作時旋回部材とリンクの運動軌跡を示した図面である。
図15は、本発明の第2実施例の構造が携帯電話に適用された例を示した図面である。
図16は、本発明によるスライディング旋回装置の第3実施例を示した組み立て斜視図である。
図17は、図16に示された本装置の分離斜視図である。
図18は、図17の下方向から見て示した分離斜視図である。
図19は、図16で一部分を分離して示した組み立て斜視図である。
図20は、図16ないし図19に示された本装置の動作方法を示した使用状態斜視図である。
図21は、図20の動作メカニズムを平面的に示した図面である。
図22は、本発明によるスライディング旋回装置の第4実施例を示した組み立て斜視図である。
図23は、図22に示された本装置の分離斜視図である。
図24は、図23の下方向から見て示した分離斜視図である。
図25は、図22ないし図24に示された本装置の動作方法を示した使用状態図である。
図26及び図27は、本発明で支持部材に形成された通路の多様な実施例を示した図面である。
以下では添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例に関して詳しく説明する。
図1は、本発明によるスライディング旋回装置の第1実施例を示した組み立て斜視図であり、図2は図1に示された本装置の分離斜視図である。また、図3は図2の下方向から見て示した分離斜視図であり、図4は図2で一部分を組立てて示した部分抜粋組み立て斜視図である。
本装置は、支持部材10から旋回部材20が旋回時にそれと連動して、一定距離スライディング移動するように旋回構造と併せてスライディング構造が複合的に連結されて構成されている。
このために、旋回部材20は図示したようにスライディング部材30を媒介にして支持部材10に結合される。すなわち、スライディング部材30が支持部材10にスライディング可能に結合されて、このスライディング可能なスライディング部材30に再び旋回部材20が旋回可能に結合される。そして、旋回部材30と支持部材10をリンク40で連結して旋回部材20の旋回動作に連動してスライディング部材30のスライディング動作がなされるように3個の部材10、20、30を連結させている。
支持部材10とスライディング部材30は、スライディング構造でスライディング可能に結合されるが、その一方法として支持部材10に直線のガイドホール12を形成して、このガイドホール12にスライディング部材30の結合顎32を結合させて、結合顎32がガイドホール12に沿ってスライディングすることによって支持部材10からスライディング部材30が滑走するように構成されることができる。望ましくは、本実施例で例示したところのようにガイドホール12と結合顎32は、支持部材10とスライディング部材30に左右一対で構成される。特に、左右一対のガイドホール12は、支持部材10に一体で形成されるか、またはそれではなければ図示したところのように別途の支持板14に形成されて支持板14を支持部材10に結合して構成されることができる。
この他にもスライディング構造はガイドバー(図示せず)と、このガイドバーに挟まれる案内孔(図示せず)の結合によるスライディング構造など、支持部材とスライディング部材が滑走することができる構造なら多様に適用されることができる。
スライディング部材30と旋回部材20の旋回結合構造についてよく見れば、旋回部材20には貫通孔22が形成されていて、この貫通孔22に係止突起52を有する回転板50を挟んでスライディング部材30に結合する。すなわち、回転板50を貫通孔22に挟んで、その係止突起52は旋回部材20の貫通孔22周辺にかかるようにして、貫通孔22を通過した回転板50の一端がスライディング部材30と結合するようにする。より望ましい一結合方法としては、回転板50に複数のボルト孔54を穿孔して、このボルト孔54にボルト60を挟んでボルト孔54と連結されるスライディング部材30の締結孔34にボルト60を締結することで達成されることができる。上記の回転板50の係止突起52は円形をなすことが望ましく、この係止突起52は貫通孔22を通過することができずに旋回部材20にかかるようになり、回転板50の軸板部56が貫通孔22を通過してスライディング部材30に密着して結合される。それによって、スライディング部材30に旋回部材20が旋回可能に結合されるものである。この時、スライディング部材30と旋回部材20との間には、二つの部材の回転時摩擦と摩耗を減少させて円滑な旋回動作がなされるように潤滑材70が介されることが望ましい。この潤滑材70は環形として回転板50の軸板部56に挟まれて、その材質としてはプラスチックや金属が適している。
本装置でリンク40は、外力による旋回部材20の旋回力をスライディング部材30に伝達してスライディング部材30のスライディング直進力で提供する一番重要な構成である。このリンク40は、一端が支持部材10に回転可能に結合されて、他端が旋回部材20に回転可能に結合される。具体的に、リンク40は直線バー(bar)形態でその両端にピン孔ら42-1、42-2を具備して、一端のピン孔42-1に結合ピン44-1を挿入して、支持部材10に固定される支持板14にその一端が回転可能に結合されて、他端のピン孔42-2にも結合ピン44-2を挿入して旋回部材20にその他端が回転可能に結合される。このような結合によってリンク40は、支持部材10に結合された一端を軸にして旋回部材20に結合された他端が旋回するので、以下支持部材10に結合された一端を固定端と称して、旋回部材20に結合された他端を旋回端と称する。リンク40は旋回装置の旋回中心から見る時スライディング移動方向側に位置されて、リンクの両回転中心(両ピン孔の中心)を連結すると鈍角三角形をなすように配置される。この時、旋回中心でリンクの旋回端を引き継ぐ線分と旋回端でリンクの固定端を引き継ぐ線分が鈍角をなすことが望ましい。リンク40の長さと動作角度は旋回部材20が所望の角度で回転すると所望の移動距離に到逹するように設計される。例えば、旋回部材20が90度回転すると90度回転に連動して出発地から目的地までの移動距離をスライディング移動するようにリンク40の距離と動作角度が設定される。また、リンク40は旋回部材20の旋回中心(Cr)を通り過ぎる垂直中心線(Lv)を基準にして回転方向側に偏向されて位置される。
上記のようなリンク40は、作動力に抵抗しながら旋回部材20に直進力を提供することができる堅固な金属やプラスチックで構成される。望ましくは、リンク40は薄板のバー(bar)形態で構成されて、支持板14にはリンク40を収容してリンク40の安定的な動作を保障することができる空間を形成するリンク収容溝16が設けられた方が良い。
本実施例で支持部材10は、前板部10-1とこの前板部10-1の一端で連結された後板部10-3で形成されて、この前板部10-1は高さを低く、そして後板部10-3は高さを高くして、前板部10-1と重ならない後板部10-3の一定部分が露出するようにする。そして、前板部10-1と後板部10-3が重なりあった区間には旋回部材20が進入することができる収納空間10-5が設けられる。そして、前板部10-1と後板部10-3を連結する連結部10-7の内側に旋回部材20の一側面が支持される。よって、旋回部材20が縦方向に位置(第1位置)する場合、旋回部材20は、支持部材10の後板部10-3と重ねられて支持部材10の収納空間10-5に畳み込まれた状態になり、その時旋回部材20の下端が連結部10-7の内側面(支持面)に密着されて旋回部材20が支持部材10からすり抜けて来るか、または動かないようになる。この状態で旋回部材20を旋回させると収納空間10-5からすり抜けて来ながら90度まで旋回して後板部10-3とおおよそ直交する横方向に位置(第2位置)するようになる。このような旋回動作時、旋回部材20の下端を支持する連結部10-7の内側面によって旋回部材20の下端が干渉されるが、本装置では旋回部材20を旋回させるとそれによって漸次的にスライディング上昇しながら旋回されて、旋回部材20の下端角の湾曲点が連結部10-7の内側面(支持面)にかかることを防止すると同時に、旋回に続いて旋回部材20がスライディング上昇して旋回終着地で操作位置に到逹するようにする。その結果として、旋回部材20は旋回と同時に上昇して支持部材10の収納空間10-5から脱して使用が可能な状態、すなわち横方向に露出するようになる。
本装置は、また旋回動作とスライディング動作を円滑に誘導するためにスプリング80が装着される。スプリング80は、支持部材10とスライディング部材30との間に設置されて上記のような旋回及びスライディング動作での作動力を倍加させる。このためにスプリング80の一端が支持部材10に結合されて他端がスライディング部材30に結合される。スプリング80はその両端の結合位置がスライディング方向を基準にする時、上下対角線に位置してスライディング部材30に復元力が適切に作用できるように配置されることが望ましい。このように設置されたスプリング80は、スライディング部材30の滑走距離のおおよそ半分程度までは圧縮され、半分程度を越すと圧縮力が復元力に変わりながら滑走を助ける。すなわち、外力による旋回部材20の旋回運動の進行過程で伸長状態から圧縮状態を経て再び伸長状態に転換されて、圧縮状態から伸長状態に転換される間に得られる復元力をスライディング部材30に提供してスライディング部材30のスライディング運動と旋回部材20の旋回運動を完成する。このようなスプリング80の助力によって使用者は苦労せずに目的地まで手軽く旋回及びスライディング動作を達成することができるようになる。このようなスプリング80としては、例示したところのようにリンク式スプリングを利用することが望ましい。このリンク式スプリング80は、一端82はスライディング部材30の穴36に回転可能に連結されて、他端84は支持部材10の穴18に回転可能に連結される。
本発明で使用されるスプリング80は、例示したリンク式スプリング以外にもトーションスプリング、コイルスプリング、板など多様なスプリングらが代替適用されることができる。
また、例示した支持部材10の連結部10-7の支持面は、旋回部材20が旋回する時他の構成要素の干渉部位であることもある。本発明は、旋回部材20が旋回によって干渉部位の反対側にスライディング移動するので、回転時このような干渉部位との干渉を解消することができ、さらには旋回と同時に所望の使用位置に移動させることができる。
図5は、図1ないし図4に示された本装置の構造が応用機器中の一つである携帯電話に適用された例として本装置の動作方法を示した使用状態斜視図であり、図6は図5での内部動作メカニズムの動作過程を示した図面である。また、図7は旋回動作時に旋回部材とリンクの運動軌跡を示した図面である。特に、図7で丸点はリンク旋回端の移動軌跡を示して、四角点は旋回部材の旋回中心の移動軌跡を示す。この図面を参照して、本発明の第1実施例の構造が適用された携帯電話での動作原理について詳細に説明する。
本発明の第1実施例は、図5で見るところのようにキーが多いクォティ(QWERTY)文字のキーを有する携帯電話1に有用に適用されることができる。この場合、クォティ文字のキー3を旋回部材20に構成して、液晶画面5を支持部材10の前板部10-1に構成することを想定することができる。そうすると、支持部材10は携帯電話1の胴体をなすようになって、旋回部材20はキーパッドになる。これとは反対に、例示しなかったが支持部材10の前板部10-1に一般的なキーパッドを構成して、旋回部材20に液晶画面を構成することもできる。例示された実施例では支持部材が胴体で、そして旋回部材がキーパッドで使用されるので、以下の説明で胴体とキーパッドの参照番号は、それぞれ対応される支持部材と旋回部材の番号をそのまま使用する。
このような携帯電話応用機器で非使用時に図6の(I)でのようにキーパッド20は、胴体10の収納空間10-5に畳み込んだ状態で存在するようになる。この状態でキーパッド20を使おうとする場合、使用者は手で胴体10から露出したキーパッド20の上部をA方向に押せば良い。そうすると、キーパッド20は回転板50を軸にして旋回するようになるが、このキーパッド20の旋回によってリンク40の旋回端とキーパッド20の結合支点(Lpm)は、キーパッド20側で見れば図6の(II)で見るところのように回転しながら下降するようになる。しかし、リンク40の固定端が胴体10に固定されてキーパッド20は下降することができないために、キーパッド20の結合支点(Lpm)の下側での位置変動はキーパッド20を上昇させる結果をもたらすようになる。この時、結合支点(Lpm)は、リンク20側から見ればキーパッド20の90度旋回によって水平方向の振幅内で運動するので、リンク40はその固定端の結合支点(Lpf)を中心にその旋回端の結合支点(Lpm)がその範囲で往復するようになる。その結果、キーパッド20が縦方向(第1位置)で90度回転して横方向(第2位置)に位置されれば、図6の(III)のように旋回中心(Cr)の上側にあったリンク40とキーパッド20の結合位置(Lpm)は、旋回中心(Cr)の下方へ移されながらスライディングしたその垂直移動距離程度キーパッド20が上昇して位置するようになる。よって、キーパッド20の旋回中心は、旋回スタート位置(Cr1)から旋回終了位置(Cr2)の垂直距離(d)程度移動するようになる。その結果、キーパッド20は胴体10で90度旋回と同時に垂直距離d程度上昇して横方向に位置するようになる。
上記のように旋回と連動してスライディング移動して、キーパッド20は胴体10から使用が可能な状態で露出するようになって、使用者は横方向に位置されたキーパッド20を利用して相手に電話をかけるか、または文字を入力すると良い。
通話が終わった後にはキーパッド20を広げた時と反対にして胴体10に畳み込んで保管するようになる。
図8は、本発明によるスライディング旋回装置の第2実施例を示した組み立て斜視図であり、図9は図8で支持部材を除去して内部構造が現われるようにした部分抜粋組み立て斜視図である。また、図10は、図8に示された本装置の分離斜視図であり、図11は図10の下方向から見て示した分離斜視図である。
本第2実施例によるスライディング旋回装置は、縦方向に位置(第1位置)している旋回部材20aの旋回によって旋回部材20aの角(湾曲点)が支持部材10aの支持面11aに干渉されないように、その距離程度旋回部材20aを支持面の反対方向にスライディング移動させてから、この湾曲点を過ぎるとスライディング方向が転換されて、旋回部材20aの続く旋回動作によって支持面11aへ向けてスライディングし、旋回部材20aが横方向の位置(第2位置)に来た時支持面に支持されるようにする旋回に連動される一連のスライディング動作を具現する装置を提示する。この時、旋回部材20aは横と縦の比が異なる長方形部材で構成されて、90度旋回によって横方向と縦方向が切り替えるようになって、それと連動しながらスライディングがなされて所望の高さで調節される。旋回部材20aの所望の高さへの移動は、必ず支持面11aに支持されるようにしないこともあって、任意の位置までのスライディング移動を保障することができる。このような本装置のメカニズムに対してより詳細に説明すると次のようである。
図示したように、本装置は支持部材10aにスライディング部材30aがスライディング可能に結合される。このために支持部材10aとスライディング部材30aの対応部位にはガイドレール12aとこのガイドレール12aにかみ合ってそれに沿って滑走する案内顎32aが設けられている。このようなスライディング構造は、左右一対で構成されることが望ましくて、例示したところのように支持部材10aの一面には、左右一対のガイドレール12aが、そしてスライディング部材30aには左右一対の案内顎32aが具備されている。より望ましくは、左右一対のガイドレール12aは、支持板14aに形成されて支持部材10aに固定されることができる。そして、案内顎32aらはスライディング部材30aの板体部36aの両測縁からガイドレール12aへ向けて折り曲げられてそれらにそれぞれかみ合うようになっている。
また、支持部材10aの支持板14aが固定される一面には、滑走方向の両端(上端及び下端)に係止突起ら16a-1、16a-3が形成されて、ガイドレール12aに結合された案内顎32aがガイドレール12aから離脱しないようになっている。すなわち、案内顎32aは、滑走方向の末端で係止突起ら16a-1、16a-3にかかって離脱が防止されて、結果的に支持部材10aとスライディング部材30aが分離されることを防止する。両端の係止突起16a-1、16a-3のうち一つは支持面11aが設けられた支持部16a-1が代わりをすることができる。この場合、支持部16a-1の内面は、旋回部材20aの一面が密着されて旋回部材20aが支持される支持面11aになる。ひいては、案内顎32aは板体部36aから一定区間のみに形成して、滑走距離を調整することもできる。
スライディング部材30aに旋回部材20aを旋回可能に結合する旋回構造は、前の実施例と同じく旋回部材20aに貫通孔22aを形成して、係止突起52aが形成された回転板50aを挟んでスライディング部材30aに結合してなされる。この時、貫通孔22aに環形潤滑材72aを介して回転板50aとスライディング部材30aとの間で発生する摩擦及び摩耗を低減させて、旋回部材20aとスライディング部材30aの接触部位にも潤滑材70aを介して円滑な旋回動作を誘導した方が良い。
また、本装置は、旋回部材20aの旋回に連動して、すなわち旋回動作に従属してスライディング動作がなされるようにするリンク40aを具備する。本装置でリンク40aは、旋回部材20aを支持部材10aに拘束させて、旋回によって直進運動が発生するようにする核心的な構成要素である。このようなリンク40aは、一端が支持部材10aに回転可能に結合されて、他端が旋回部材20aに回転可能に結合される。具体的に、リンク40aはその両端にピン孔ら42a-1、42a-3を具備して、一端のピン孔42a-1に結合ピン44a-1を挿入して、支持部材10aの支持板14aにその一端が回転可能に結合されて、他端のピン孔42a-3にも結合ピン44a-2を挿入して、旋回部材20aにその他端が回転可能に結合される。
リンク40aは旋回部材20aが縦方向(第1位置)で存在する時旋回中心(Cr')を通り過ぎる垂直中心線(Lv')を基準にして旋回方向側に偏向されて位置されて、旋回中心(Cr')とリンク40aの両端部(両結合ピン(44a-1、44a-2)の中心)を連結すると、リンク40aの旋回端40a-3側が鈍角である三角形をなすように配置される。特に、リンク40aは旋回部材20aが第1位置にある時旋回部材20aの旋回中心(Cr')から旋回部材20aの位置移動の目的地側に偏向されて配置される。そして、リンク40aの旋回端側結合支点は旋回部材20aの旋回中心(Cr')を通る垂直中心線(Lv)と平行で、支持部材10aの結合支点を通過する垂直線に対してリンク40aの旋回方向の反対方向に越えて位置する。これによって、リンク40aはその両端の結合位置と旋回角を通じて、本発明で旋回部材20aの縦方向から横方向への旋回運動時初期に旋回部材20aの角が支持面11aにかからないように支持面から遠くなる方向(支持面の反対方向)にスライディング移動させる第1スライディング動作と、旋回部材20aの角が支持面11aを通り過ぎれば、この第1スライディング動作を終えて支持面11aへ向けてスライディング移動させる第2スライディング動作を具現するように構成される。リンク40aのこのような第1及び第2スライディング動作らによって縦方向から横方向に転換時にも旋回部材20aを支持面11aに安定するように支持させて支持することができるが、このような運動を具現するためのリンク40aの運動軌跡に対しては、図12ないし図14を参照して詳細に後述する。
このような結合構造によってリンク40aは、旋回部材20aの旋回によって支持部材10aに結合された一端(固定端)を支点に旋回部材20aに結合された他端(旋回端)が一定角度で旋回するようになる。リンク40aの距離と動作角度は、旋回部材20aが所定角度で回転すると所望の移動距離に到逹するように設計される。本実施例ではスライディング部材30aで旋回部材20aが旋回動作時90度の動作角度で停止するようにするためにスライディング部材30aには、リンク40aの回転角を拘束する弧形の旋回角制限孔38aが形成されている。また、リンク40aは、初期動作が円滑になされるように直線バー(bar)形態でおおよそリンクの中間部位からその旋回端がリンク40aの旋回反対方向側に折り曲げられている。
本装置にはまた旋回動作及びスライディング動作の作動力を倍加させるために支持部材10aと旋回部材20aとの間にスプリング80aが装着される。このスプリング80aによって、外力による旋回部材20aの旋回運動の進行過程で伸長状態から圧縮状態を経て再び伸長状態に転換されて、圧縮状態から伸長状態に転換される間に得られる復元力を旋回部材20aに提供して旋回運動とスライディング運動を完成する。このようなスプリング80aは、その両端の結合位置がおおよそ水平方向に位置して、スライディング方向が変わっても常時旋回部材20aに弾性を作用できるように配置されることが望ましい。勿論、スプリング80aは、第1実施例で既に説明したところのように多様な種類のスプリングが適用されることができる。
図12は、図8ないし図11に示された本装置の動作方法を示した使用状態斜視図であり、図13は図12での内部動作メカニズムの動作過程を示した図面であり、図14は旋回動作時に旋回部材とリンクの運動軌跡を示した図面である。特に、図14で丸点はリンク旋回端の移動軌跡を示して、四角点は旋回部材の旋回中心の移動軌跡を示す。これから、この図面を参照して本発明の第2実施例動作原理に対して詳細に説明する。
図12の(I)及び図13の(I)でのように旋回部材20aが縦方向に位置する状態で、使用者が旋回部材20aをA方向に回転させるとスライディング部材30aに回転板50aで結合された旋回部材20aが回転板50aを軸にして回転しながらリンク40aは支持部材10aに結合された固定端40a-1の結合支点(Lpf')を中心にして旋回部材20aに結合された旋回端40a-3の結合支点(Lpm')が回転するようになる。その結果、図14で見るところのようにリンク40aは旋回端40a-3の結合支点(Lpm')が運動開始支点から最高点(Tp)に到逹する距離(d1)程度上昇するようになる。これはすなわち、旋回端40a-3が結合された旋回部材20aが支持面11aから上昇する結果をもたらすので、旋回部材20aは支持面11aから離れる方向に旋回部材20aと結合されたスライディング部材30aの案内顎32aが支持部材10aのガイドレール12aに沿って第1スライディング運動をするようになる。ここで、最高点(Tp)までの上昇距離(d1)は、旋回部材20aの角(湾曲点)が支持面11aにかからない高さまでのスライディング距離で設定される。本発明では、このような第1スライディング運動を具現するため、すなわち旋回部材20aの縦方向から横方向への旋回運動初期旋回部材20aの角が支持面11aにかからないように支持面11aから離れる方向にスライディングさせる第1スライディング動作を誘導するために、旋回部材20aが縦方向に位置する時を基準とする時旋回端40a-3の結合位置は、図14で見るところのように旋回部材20aの旋回中心(Cr')を通る垂直中心線(Cv')に平行な垂直基準線(Fv')に対してリンク40aの旋回方向の反対方向に所定角度(θ)かたよって位置するようになる。このように旋回反対方向にかたよった旋回端40a-3の結合位置が、それが垂直基準線(Fv')となす角度(θ)程度旋回して垂直基準線(Fv')上に到逹すると最高点(Tp)に至るようになって、結果的に旋回部材20aは上昇距離d1程度上方へスライディング移動するようになる。
上記のようにリンク40aの旋回端40a-3が最高点(Tp)まで上昇した後には継続的な旋回部材20aの旋回動作によって最高点(Tp)を基点にしてリンク40aの旋回端40a-3は、図14で見るところのように下降するようになる。このリンク40aの旋回端40a-3の下降は、旋回部材20aを下降させて支持面11aに向けてスライディング移動するようにする。その結果、本装置で旋回部材20aが90度旋回しながらスライディングして、実際移動した開始から終着位置までの距離(以下、‘実移動距離'と称する)は、リンク40aの下降距離d2から上昇距離d1を引いて残った距離dに相応する。このように実移動距離dを計算して、所望の高さで旋回部材20aを旋回動作に連動させて、スライディング移動させることができる。すなわち、本実施例でのように縦方向から横方向に90度旋回時に旋回中心(Cr')から旋回部材20aの横と縦の長さの差を実移動距離dで設定すると、旋回部材20aは図12の(III)と図13の(III)でのように縦方向で90度旋回して、横方向に位置された時にも支持面11aに支持される状態を維持するようになる。
図15は、本発明の第2実施例の構造が応用機器中の一つである携帯電話に適用された例を示した図面である。
上記に詳細に説明した本発明の第2実施例の構造は、一例で図15でのようにフォルダ型携帯電話に適用されることができる。すなわち、フォルダ型携帯電話1bの覆い3b部分に第2実施例の旋回装置の構造を適用して本体5bで覆い3bを開いた後、覆い3bの支持部材10bから画面7bが構成された旋回部材20bを旋回させて縦表示と横表示の機能を付与することができる。
このような携帯電話1bへの応用によって覆い3bの支持部材10bの支持面11bに支持されて安定的に結合された旋回部材20bを使用者が旋回させるだけで、旋回部材20bが支持面11bから上昇して離れながら旋回して湾曲点を越せば下降し、支持部材10bの支持面11bに支持されるようにすることで、縦表示から横表示に転換時に二つのモードですべて安定的な使用状態を確保することができるようにしてくれる。このように縦表示と横表示の転換時に液晶画面7bが構成された旋回部材20bが支持部材10bの支持面11bに支持されるので、動画の視聴において旋回構造による構造的な問題によって誘発されることができる振動や震えなどからより安全になることができる。
図16は本発明によるスライディング旋回装置の第3実施例を示した組み立て斜視図であり、図17は図16に示された本装置の分離斜視図である。また、図18は、図17の下方向から見て示した分離斜視図であり、図19は図16で一部分のみを分離して示した組み立て斜視図である。この図16ないし図19を参照して本発明の第3実施例に対して詳しく説明する。
本第3実施例によるスライディング旋回装置も上で既に説明した第2実施例と類似な動作メカニズムを有する。具体的に説明すると、縦方向に位置(第1位置)している旋回部材20bの旋回によって旋回部材20bの角(湾曲点)が支持部材10bの支持面11bに干渉されないように旋回部材20bを支持面の反対方向に干渉を避けることができる距離程度スライディング上昇させながら旋回がなされて、湾曲点を過ぎるとスライディング方向が転換されて、旋回部材20bの続く旋回動作によって支持面11bへ向けてスライディング下降して、旋回部材20bが横方向の位置(第2位置)に来た時、旋回部材20bの底面が支持面11bに支持されるようにする旋回に連動する一連のスライディング動作を遂行する。このような動作を具現するための本装置のメカニズムに対してより詳細に説明すると次のようである。
図示したように、本装置は、フォルダ型携帯電話でのように本体90bに結合されて、本体90bで折られるか、またはひろがる支持部材10bにスライディング部材30bがスライディング可能に結合される。このために支持部材10bの内部には左右両側に一対のガイドレール12b-1、12b-3が設けられているし、この一対のガイドレール12b-1、12b-3にスライディング部材30bの両側が挟まれてそれによって滑走するようになる。このように簡単なスライディング構造によってスライディング部材30bは、支持部材10bでスライディングがなされるようになって、この支持部材10bでスライディングするスライディング部材30bに再び旋回部材20bが結合されて、旋回部材20bは結果的に支持部材10bに対してスライディングと旋回動作が可能になる。
スライディング部材30bに旋回部材20bを旋回可能に結合する旋回構造は、スライディング部材30bに貫通孔38bを形成して、この貫通孔38bで係止突起52bが形成された回転板50bを挟んで旋回部材20bに結合してなされる。この時、支持部材10bの内部に位置するスライディング部材30bの貫通孔38bを貫通した回転板50bの一端が旋回部材20bに到逹するように支持部材10bには通路18bが設けられている。この通路18bは、スライディング部材30bの滑走距離を考慮して、それに好適な長さで形成される。このように支持部材10bの内部でスライディング部材30bの貫通孔38bと支持部材10bの通路18bを通過した回転板50bの一端は、旋回部材20bに密着されてボルト60bとして締結されて結合される。このボルト60bの締結のために、旋回部材20bにはボルト孔24bが形成されていて、それと対応される回転板50bの一端には、締結孔54bが形成されている。その結果、旋回部材20bが旋回すると回転板50bがそれと共に旋回するようになる。
回転板50bは、支持部材10bの内側に位置したその係止突起52b部分からその旋回軸線と直交する方向に連結部58bが延長されている。この連結部58bは、支持部材10bに回転可能に結合されたリンク40bの一端に連結される。
リンク40bは、旋回部材20bを支持部材10bに拘束させて旋回によって直進運動が発生するようにする核心的な構成要素である。このようなリンク40bは、支持部材10bに回転可能に結合された支点から離れた一端が旋回部材20bに回転可能に結合される。具体的に、リンク40bは、軸孔42bが形成されて、支持部材10bに具備された軸ピン13bが挟まれて回転可能に結合されて、この軸孔42bから離れた両端には結合ピンら44b-1、44b-3が具備されて、一側結合ピン44b-1は回転板50bの連結部58bに形成されたピン孔59bに挟まれて他側結合ピン44b-3は、スプリング80bのピン孔82bに挟まれて結合される。このように本実施例では、リンク40bの一端には回転板50bが、そして他端にはスプリング80bが結合されていて、旋回部材20bの旋回によるリンク40bの旋回によってスプリング80bが圧縮されてから復元されながらリンク40bに作動力を提供して、旋回部材20bの旋回運動力を倍加させる。
リンク40bは、第2実施例と同様に旋回部材20bが縦方向(第1位置)で存在する時、旋回部材20bの旋回中心を通り過ぎる垂直中心線(Lv")を基準にして、旋回部材の旋回方向側に偏向されて位置されて、特に、リンク40bの軸孔42bは、垂直中心線(Lv")上に位置して、連結部58b側結合支点は、垂直中心線(Lv")に対して旋回部材20bの旋回方向側、すなわち、リンク40bの旋回反対方向側にかたよって位置する。このように、リンク40bは、その両端の結合位置と旋回角を通じて、本発明で旋回部材20bの縦方向から横方向への旋回運動時に初期に旋回部材20bの角が支持面11bにかからないように支持面から遠くなる方向(支持面の反対方向)にスライディング移動させる第1スライディング動作と、旋回部材20bの角が支持面11bを通り過ぎれば、この第1スライディング動作を終えて支持面11bを向けてスライディング移動させる第2スライディング動作を具現するように構成される。
このような結合構造によってリンク40bは、旋回部材20bの旋回によって支持部材10bに結合された支点を軸に回転板50bに結合された一端(旋回端)が一定角度で旋回するようになる。リンク40bは初期動作が円滑になされるように直線バー(bar)形態で、おおよそリンク40bの中間部位からその旋回端がリンク40bの旋回反対方向側に折り曲げられることが望ましい。
図20は、図16ないし図19に示された本装置の動作方法を示した使用状態斜視図であり、図21は図20の動作メカニズムを平面的に示した図面である。この図面を参照して、本発明の第3実施例の動作原理に対して詳細に説明する。
図20の(I)でのように、本体90bに折り畳まれて(重ねられて)いる状態で支持部材10bを持ち上げれば、図20の(II)で見るところのようにその旋回軸92bを軸にして旋回して本体90bと支持部材10bは、一側面を突き合わせた状態で開かれるようになる。
このように、本体90bで支持部材10bを開いた状態で使用者は旋回部材20bを手で握って旋回させるようになる。すなわち、図20の(II)と図21の(I)でのように旋回部材20bが縦方向に位置する状態で、使用者が旋回部材20bをA方向に回転させると旋回部材20bと回転板50bが一体で回転しながら回転板50bに連結されたリンク40bも旋回するようになる。リンク40bは支持部材10bに結合された結合支点を軸にして、その旋回端が回転するようになる。その結果、リンク40bは図20の(III)と図21の(II)でのように旋回端が運動開始支点で最高点に到逹する距離d1'程度上昇するようになる。これは、すなわち、旋回端が結合された回転板50bを上昇させて、回転板50bが挟まれたスライディング部材30bが支持部材10bのガイドレール12b-1、12b-3に沿って上昇するようにして、それにしたがってスライディング部材30bと回転板50bによって結合された旋回部材20bも支持面11bから離れる方向にスライディング上昇するようになる(第1スライディング運動)。
上記のようにリンク40bの旋回端が最高点まで上昇した後には、継続的な旋回部材20bの旋回動作によって最高点を基点にしてリンク40bの旋回端は、下降するようになる。このリンク40bの旋回端の下降は、それと連結された回転板50bを下降させて、回転板50bが結合されたスライディング部材30bが支持面11bを向けてスライディング移動するようにする(第2スライディング運動)。
このようにして図20の(IV)と図21の(III)で見るところのように旋回部材20bが縦方向で90度旋回して横方向に位置された時には支持面11bに支持される状態を維持するようになる。
図22は、本発明によるスライディング旋回装置の第4実施例を示した組み立て斜視図であり、図23は、図22に示された本装置の分離斜視図であり、図24は図23の下方向から見て示した分離斜視図である。また、図25は図22ないし図24に示された本装置の動作方法を示した使用状態図である。
本第4実施例によるスライディング旋回装置は、構成及び動作メカニズムにおいて前に説明した第3実施例とほとんど類似である。但し、本第4実施例では、第3実施例でスライディング部材を除去して、支持部材10cの通路18cに挟まれる回転板50cの挿入部51cを通路18cの幅よりすこし小さく形成して、ぎゅっと挟まれるようにすることで通路18cの幅方向では搖れないで、その長さ方向(滑走方向)だけで移動するようにして、旋回部材20cのスライディング滑走を案内する。勿論、回転板50cは、その挿入部51cが円形であるので、通路18cでスライディングと共に回転が可能である。このように、本第4実施例では通路18cに回転板50cを挟めば回転板50cの顎部52cがかかりながら円形挿入部51cが通路18cに挟まれて通路18cに沿って滑走するようにすることで、直線滑走を案内するスライディング構造を完成している。ここで、通路18cは、スライディング方向に沿って形成された長孔として、その両端が塞がれた構造で提供される。
回転板50cの連結部58cにはリンク40cが結合されて、このリンク40cの結合構造及び動作は前の第3実施例で既に説明したところのようである。すなわち、リンク40cは、軸孔42cが形成されて支持部材10cに具備された軸ピン13cが挟まれて回転可能に結合されて、この軸孔42cから離れた両端には結合ピンら44c-1、44c-3が具備されて、一側結合ピン44c-1は回転板50cの連結部58cに形成されたピン孔59cに挟まれて、他側結合ピン44c-3はスプリング80cのピン孔82cに挟まれて結合される。このように本実施例ではリンク40cの一端には回転板50cが、そして他端にはスプリング80cが結合されていて、旋回部材20cの旋回によるリンク40cの旋回によってスプリング80cが圧縮されてから復元されながらリンク40cに作動力を提供して旋回部材20cの旋回運動力を倍加させる。
このようなリンク40cは、第3実施例で既に説明したところと同一な結合構造及び動作によって旋回部材20cの縦方向から横方向への旋回運動時初期に旋回部材20cの角が支持面11cにかからないように支持面から遠くなる方向(支持面の反対方向)にスライディング移動させる第1スライディング動作と、旋回部材20cの角が支持面11cを通り過ぎれば、この第1スライディング動作を終えて支持面11cを向けてスライディング移動させる第2スライディング動作を具現するように構成される。これに対する詳しい説明は第3実施例を参照してほしい。
図26及び図27は、上の支持部材にスライディング方向に形成された通路の多様な実施例であり、通路18c'は前の例示したところのようにスライディング方向に平行な直線ですこし変形して、図26でのようにスライディング方向に平行な直線ですこし傾斜させて斜線で形成するか、または図27で見るところのようにもうすこし柔らかい動作を誘導するために、図26の斜線の通路を曲線化して曲線型の通路18c"で形象化することができる。このように、通路をスライディング方向に平行な直線で斜めに形成すると、それに沿って移動する回転板が停止状態で旋回時に柔らかくて円滑な動作ができるようにする。
ここで開示される実施例は、さまざまに実施可能な例のうちで当業者の理解を助けるために一番望ましい例を選定して提示したものであるだけで、本発明の技術的思想が必ずこの実施例のみによって限定されるか、または制限されるものではなくて、本発明の技術的思想を脱しない範囲内で多様な変化と変更ができることはもちろん、均等な他の実施例が可能である。例えば、本装置で旋回構造とリンクは直線方向のスライディング運動を提供することができたら、どのような構造ないし方式のスライディング構造とも組み合わされることができる。また、本装置の適用対象を、携帯電話を例にして説明したが、これに限定されないで、支持体と旋回体を有して、これらの間に旋回運動と直線運動が必要な応用機器なら広く適用されることができる。

Claims (25)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、
    前記スライディング部材に旋回可能に結合される旋回部材と、
    一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として前記旋回部材が結合された端部が旋回されながら前記旋回部材の位置を移動させるリンクを含むスライディング旋回装置。
  2. 前記旋回部材には貫通孔が形成されて、係止突起がある回転板を具備して、前記貫通孔に前記回転板を挟んで前記回転板の一端を前記スライディング部材に結合させて、前記旋回部材と前記スライディング部材はお互いに旋回可能に結合されることを特徴とする請求項1に記載のスライディング旋回装置。
  3. 前記旋回部材と前記スライディング部材との間には、旋回摩擦を減少させるために潤滑材が前記回転板に挟まれて介されることを特徴とする請求項2に記載のスライディング旋回装置。
  4. 前記旋回部材が縦方向に位置する時前記リンクは、前記旋回部材の旋回中心から前記旋回部材の位置移動の目的地の側に偏向されて配置されて、前記旋回部材の旋回中心と前記リンクの両端は鈍角三角形をなすことを特徴とする請求項1に記載のスライディング旋回装置。
  5. 支持部材と、
    前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、
    貫通孔が形成される旋回部材と、
    一端が前記貫通孔を貫通して前記スライディング部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて、前記旋回部材の貫通孔周辺にかかって前記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、
    一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として前記旋回部材に結合された旋回端が旋回されながら前記旋回部材の位置を一方向に移動させるリンクを含むスライディング旋回装置。
  6. 前記リンクは、前記旋回部材が縦方向に位置する時前記旋回部材の旋回中心から前記旋回部材の位置移動の目的地側に偏向されて、前記旋回部材の旋回中心を通る垂直中心線を基準に前記旋回部材の旋回方向の中間領域に位置されることを特徴とする請求項5に記載のスライディング旋回装置。
  7. 前記旋回部材は、横と縦の比が異なる長方形であって、縦方向の第1位置と横方向の第2位置の間を旋回動作とスライディング動作が連動しながら往復して、
    前記第1位置では前記旋回中心で前記リンクの旋回端を引き継ぐ線分と前記旋回端で前記支持部材に結合された前記リンクの固定端を引き継ぐ線分は鈍角をなして、前記旋回部材の前記第1位置から第2位置への旋回動作によって前記鈍角は次第にその角度が減ることを特徴とする請求項5または6に記載のスライディング旋回装置。
  8. 前記支持部材は前板部とそれから離されて後板部を連結部で連結して、前記前板部と前記後板部との間に収納空間を設けて、前記旋回部材と前記スライディング部材が位置されるようにして、前記連結部の内側面は前記旋回部材の一側面を支持する支持面を形成することを特徴とする請求項7に記載のスライディング旋回装置。
  9. 前記支持部材と前記スライディング部材との間に設置されて外力による前記旋回運動の進行過程で伸長状態から圧縮状態を経て再び伸長状態に転換されて、圧縮状態から伸長状態に転換される間に得られる復元力を前記スライディング部材に提供して前記スライディング部材のスライディング運動と前記旋回部材の旋回運動を完成するスプリングがさらに具備されることを特徴とする請求項5に記載のスライディング旋回装置。
  10. 前記支持部材にはその両側に一対のガイドホールが設けられて、それと対応される前記スライディング部材には前記ガイドホールにかみ合ってそれに沿って滑走する結合顎らが設けられることを特徴とする請求項9に記載のスライディング旋回装置。
  11. 支持部材と、
    前記支持部材にスライディング可能に結合されるスライディング部材と、
    貫通孔が形成される旋回部材と、
    一端が前記貫通孔を貫通して前記スライディング部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて前記旋回部材の貫通孔周辺にかかって前記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、
    一端は前記旋回部材に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として前記旋回部材に結合された旋回端が前記旋回部材の旋回方向と反対方向に旋回されながら前記旋回部材の位置を一方向に移動させながら方向を切り替えて、その反対方向に移動させるリンクを含むスライディング旋回装置。
  12. 前記スライディング部材には前記旋回部材が90度範囲内で旋回運動をするように前記リンクの旋回端の回転を制限する弧形の旋回角制限孔が形成されて、前記リンク旋回端は結合ピンとして前記スライディング部材に形成された旋回角制限孔を貫通して前記旋回部材に結合されることを特徴とする請求項11に記載のスライディング旋回装置。
  13. 前記支持部材と前記旋回部材との間に設置されて、外力による前記旋回運動の進行過程で伸長状態から圧縮状態を経て再び伸長状態に転換されて、圧縮状態から伸長状態に転換される間に得られる復元力を前記旋回部材に提供して旋回運動とスライディング運動を完成するスプリングがさらに具備されることを特徴とする請求項11に記載のスライディング旋回装置。
  14. 前記支持部材にはその両側に一対のガイドレールが設けられて、それと対応される前記スライディング部材には前記ガイドレールにかみ合ってそれに沿って滑走する案内顎が設けられることを特徴とする請求項13に記載のスライディング旋回装置。
  15. 前記回転板と前記旋回部材との間に、そして前記旋回部材と前記スライディング部材の接触部位にはそれぞれ潤滑材が介されていることを特徴とする請求項14に記載のスライディング旋回装置。
  16. 支持部材と、
    前記支持部材にスライディング可能に結合されて、貫通孔が形成されるスライディング部材と、
    一端が前記貫通孔を貫通して下記旋回部材に結合されて、他端には係止突起が設けられて前記スライディング部材の貫通孔周辺にかかって下記旋回部材と前記スライディング部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、
    前記回転板の一端に結合されて前記回転板と一体で回転しながらスライディングする旋回部材と、
    一端は前記回転板に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として前記回転板に結合された旋回端が前記旋回部材の旋回方向と反対方向に旋回されながら前記スライディング部材の位置を一方向にスライディング移動させながら方向を切り替えて、その反対方向にスライディング移動させるリンクを含むスライディング旋回装置。
  17. 下記旋回部材のスライディング方向に通路が形成された支持部材と、
    一端には前記通路を貫通して下記旋回部材に結合される円形挿入部が形成されて、他端には係止突起が設けられて前記支持部材の通路周辺にかかって下記旋回部材と前記支持部材をお互いに旋回可能に結合する回転板と、
    前記回転板の一端に結合されて前記回転板と一体で回転しながらスライディングする旋回部材と、
    一端は前記回転板に回転可能に結合されて、他端は前記支持部材に回転可能に結合されて、前記旋回部材の旋回によって前記支持部材に結合された頂点を支点として前記回転板に結合された旋回端が前記旋回部材の旋回方向と反対方向に旋回されながら前記旋回部材の位置を一方向にスライディング移動させながら方向を切り替えて、その反対方向にスライディング移動させるリンクを含むスライディング旋回装置。
  18. 前記回転板の円形挿入部の直径は、前記通路の幅よりすこし小さく、前記通路の幅方向への搖れが防止され、前記通路に沿って通路縦方向にスライディング運動することを特徴とする請求項17に記載のスライディング旋回装置。
  19. 前記通路は、前記スライディング方向に平行な直線、及び前記スライディング方向に平行な直線ですこし傾いた斜線または曲線のうちいずれか一つで形成されることを特徴とする請求項17または18に記載のスライディング旋回装置。
  20. 前記回転板は係止突起から延長された連結部を具備して、前記リンクの旋回端とリンク結合されることを特徴とする請求項16または17に記載のスライディング旋回装置。
  21. 前記リンクは、前記支持部材に結合された旋回中心支点で前記回転板に連結される方向の反対方向にさらに延長されて、この延長部分と前記支持部材との間にスプリングを設置して、前記リンクの旋回動作によって前記スプリングが伸長状態から圧縮状態を経て再び伸長状態に転換されて、圧縮状態から伸長状態に転換される間に得られる復元力を前記リンクに提供することを特徴とする請求項20に記載のスライディング旋回装置。
  22. 前記旋回部材は、横と縦の比が異なる長方形で、縦方向の第1位置と横方向の第2位置の間を旋回動作とスライディング動作が連動しながら往復して、
    前記リンクは、前記旋回部材が第1位置にある時前記旋回部材の旋回中心から前記旋回部材の位置移動の目的地の側に偏向されて配置されるが、前記リンクの旋回端が前記旋回部材の旋回中心を通る垂直中心線と平行で、前記支持部材の結合支点を通過する垂直線に対して前記リンクの旋回方向の反対方向に越えて位置することを特徴とする請求項11、16及び17のうちいずれか一つに記載のスライディング旋回装置。
  23. 前記リンクは、前記第1位置で前記旋回部材の旋回中心を通る垂直中心線に対して前記旋回部材の旋回方向と反対方向の中間領域内に位置されて、前記旋回部材の旋回中心と前記リンクの固定端及び旋回端を3個の頂点にする三角形は、前記旋回端の角が鈍角である鈍角三角形をなすことを特徴とする請求項22に記載のスライディング旋回装置。
  24. 前記リンクは直線バー(bar)形態でその旋回端側が前記リンクの旋回方向と反対方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項23に記載のスライディング旋回装置。
  25. 前記スライディング旋回装置は、携帯電話、PDA、LCDモニターのうちでいずれか一つに適用された電子装置であることを特徴とする請求項1、5、11、16及び17のうちいずれか一つに記載のスライディング旋回装置。
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