JP2010524487A - 質感を有する食品分割片の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原初の食品の質感と同様の質感を有する食品分割片、特に生肉のパティを製造することができる装置を提供する。
【解決手段】 この装置は、塊状の食品を、実質的に一定の流量で送出することができる少なくとも1つのポンプと、ポンプの送り出し出口に連結され、かつ少なくとも1つの分配オリフィス(22a、22b)を有する管状の分配ダクト(2)と、食品分割片を形成するために、分配ダクトの分配オリフィスによって分配された食品に作用する切断/成形手段(61)とを備え、質感を有する食品分割片(P1)を得るように、食品を少なくとも2つの層に切断するために、分配ダクトは、第1内部通路を横断して突き抜けている、平坦な振動刃のような、少なくとも1つの切断手段(310a、310b、320a、320b、410)を有する切断系(3)を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、食品分割片の製造装置、より詳細には、塊状の食品から、質感を有する食品分割片、特に筋肉状の生肉から、パティを製造するための装置に関する。
肉挽き機の出口の格子によって作られる「天使の髪」タイプの紐状構造を有する、連続した挽き肉を供給する肉挽き機と、この肉挽き機の出口で連続した挽き肉を輸送する無限コンベヤベルトと、連続した挽き肉を分割片に切断するための切断手段、分割片の輪郭を成形するために、連続した挽き肉の両側面に同時に作用する側面成形手段、および分割片に所望の厚さを与えるための、側面成形手段と協働する垂直方向成形手段を有する切断/成形デバイスとを備える、挽き肉ステーキなどの挽き肉分割片を製造するための装置は、特許文献1により公知である。
肉挽き機は、通常、ポンプ(例えば羽根ポンプまたはピストンポンプ)を備える、プッシャと呼ばれる流量調整手段と組み合わされている。ポンプの入口にはホッパーが設けられ、送り出し出口には肉挽き機が設けられている。
特許文献2には、詰め物を混入した挽き肉ステーキを製造するための同様の装置が記載されている。この肉挽き機は、その出口に、第1コンベヤおよび第2コンベヤ上にそれぞれ降ろされる下側の連続した挽き肉、および上側の連続した挽き肉を形成するための2つの分配口を備えている。詰め物を、下側の連続した挽き肉の上に降ろし、次に、上側の連続した挽き肉が、下側の連続した挽き肉、およびその上に降ろされた詰め物を覆うようにして、詰め物が詰められた、連続した挽き肉が形成される。次に、この連続した挽き肉は、前述のような切断/成形デバイスに通される。
これらの装置は、挽き肉にされて、肉挽き機の格子の孔から押し出された肉から分割片を製造するためのものである。得られる最終製品は、長手方向を向く挽き肉の紐状体となり、したがって紐状の外観を有する。
ヨーロッパ特許第1397047号公報 ヨーロッパ特許第1509089号公報
本発明は、上述の質感とは異なる質感を有する新製品を得ることができる装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、ポンプに投入された原初の食品の質感と同様の質感を有する最終製品、特に肉の場合には、原初の肉塊の繊維状の外観を維持する最終製品を製造することを可能にする装置を提案するものである。本発明による装置は、筋肉状の肉、おろされた魚、および例えばニンジンなどの塊状の野菜のような、塊状の任意のタイプの食品から、その分割片を製造するために用いることができる。
本発明によれば、出口において、塊状の食品を、実質的に一定の流量で送出することができる少なくとも1つのポンプと、ポンプから出てきた食品を第1内部通路内に受けるように、ポンプの送り出し出口に連結されており、かつ少なくとも1つの分配オリフィスを有する管状の分配ダクトと、食品分割片を形成するために、分配ダクトの分配オリフィスによって分配された食品に作用する切断/成形手段とを備えている、塊状の食品から食品分割片、特に筋肉状の生肉からパティを製造する装置であって、切断/成形手段の出口において、質感を有する食品分割片を得るように、食品を少なくとも2つの層に切断するために、分配ダクトは、食品の流れてくる方向を向く、直線的な切断刃先を有しており、かつ分配ダクトの第1内部通路を横断して突き抜けている少なくとも1つの切断手段を有する切断系を備えていることを特徴とする装置が提供される。
本発明によれば、分配系は、流れてくる肉を、少なくとも2つの層に切断することができる少なくとも1つの切断手段を備えている。分配ダクトは、肉挽きシステムを挿入することなく、ポンプの送り出し出口に直接連結されている。そのために、塊状の食品に対して、原初の塊状の食品の質感に一致する質感を有する、新しい多層タイプ、多帯タイプ、および/または小塊タイプの最終製品が得られる。筋肉状の肉、例えば七面鳥または鶏の胸肉、または牛肉の塊などの塊状の食品の場合には、その最終製品は、原初の肉の繊維状の外観を維持する。前述の切断手段は、例えば往復変位系に連結された平坦な振動刃タイプの刃、円形回転刃、または、超音波発生器、レーザビーム、および/またはウォータージェットに結合された刃などの動的な切断手段である。
本発明の一態様によれば、前述のポンプは、円柱状空洞を有するステータと、この円柱状空洞内に収容されており、かつモータによって回転駆動されるロータすなわちバレルであって、ピストンがマウントされている、円周方向に間隔を置いて配置された1組の穿孔を有するバレルと、バレルの回転中、下方位置と上方位置との間に亘るピストンの往復運動を引き起こすように、ピストンと協働する機械式カムと、円柱状空洞を閉じるカバーと、バレルの孔およびそれに対応するピストンによって形成される少なくとも1つの円柱状空間と連通し、またホッパーと連通するように作られている供給オリフィスと、連続する少なくとも2つの円柱状空間に同時に連通することができる送り出しオリフィスとを備える、ピストンタイプの回転ポンプである。
本発明の別の一態様によれば、食品を一定流量で流すこと、したがって食品を実質的に一定の重量で分割することを確実にするために、このポンプは、全開示が参照用として本明細書に組み込まれている特許文献3に記載されているポンプであって、次のものを備えている。
− 各円柱状空間の下部に通じる少なくとも1つの真空引きチャネルを備えており、ピストンが下方位置にあるときに、そのピストンに対応する円柱状空間を、その底部から、真空引きチャネルを介して真空引きすることができる、円柱状空間を充てんするための円柱状空間の真空引き手段、および/または
− 食品が供給オリフィスを越えて通過する間に、円柱状空間を越えて突き出る食品部分を切断するために、供給オリフィスの下流端に沿って配置された刃を有する切断手段。
フランス国特許公開第2884287号公報
別の一態様によれば、分配ダクトの切断系は、ポンプから来た食品をいくつかの層に切断するために、互いに平行に配置された(例えば水平に)複数の切断手段の第1のセットを備えている。隣接し合う2つの切断手段、例えば隣接し合う2つの平坦な刃の間の間隔は、所望の最終製品に応じて、例えば1〜20mmの範囲であり、好ましくは2〜7mmの範囲である。
別の一態様によれば、切断系は、切断手段の第1のセットによって生成された層の各々を帯状片に切り分けるために、切断手段の第1のセットの下流に、互いに平行に配置された複数の切断手段の第2のセットを備えている。切断手段の第1のセットと切断手段の第2のセットとは、互いに直交して配置されていることが好ましい。各セットにおいて、隣接し合う2つの切断手段の間の距離は、1〜20mmの範囲にあり、好ましくは2〜7mmの範囲にある。
一実施形態によれば、切断系における各切断手段は、平らな振動刃を備えている。
切断手段の第1のセットと第2のセットとのいずれも、第1の変位系によって往復運動するように変位可能な第1の振動刃と、第1の振動刃の間に挿入されており、かつ第2の変位系によって、第1の振動刃の往復運動と逆向きに往復運動するように変位可能な第2の振動刃とを備えていると有利である。
一実施形態によれば、切断/成形手段は、前述の特許文献1および特許文献2に記載されているタイプの切断/成形デバイスによって構成されている。これらの切断/成形デバイスは、分配ダクトからの連続した食品を受けるための成形転送ベルトを備えており、さらに、この成形転送ベルトに沿って、連続した食品を食品分割片に切断するための手段、食品分割片の輪郭を成形するために、連続した食品の両側面に同時に作用する側面成形手段、および食品分割片に所望の厚さを与えるための、側面成形手段と協働する垂直方向成形手段を備えている。
一態様によれば、分配ダクトは、上側の連続した食品、および下側の連続した食品を形成するために、分配ダクトの第1内部通路を2つの第2通路に分離する分離手段の上流に配置された切断手段(水平に振動する平坦な刃のような)を有する切断系を備えている。この装置は、下側の連続した食品を受けるための第1輸送ベルト、上側の連続した食品を受けるために第1輸送ベルトの上方に配置された、連続的に回転する第2輸送ベルト、および必要に応じて、下側の連続した食品の上に詰め物を降ろす(好ましくは横方向から)ための詰め物降下手段を備えていることが好ましい。これにより、第2輸送ベルトは、上側の連続した食品を輸送して、下側の連続した食品および詰め物の上に降ろすことができる。
別の一実施形態によれば、切断/成形手段は、分配ダクトから出てきた食品を薄切りすることができる刃(回転刃であることが好ましい)、およびこの刃によって形成された薄切りの食品を収集するための輸送ベルトを備えており、さらに、この輸送ベルトに沿って、薄切りの食品の輪郭を成形する側面成形手段、および薄切りの食品に所望の厚さを与える垂直方向成形手段を備えていることが好ましい。
別の実施形態によれば、本発明の装置は、いくつかのポンプ、例えば2つのポンプを備えている。各ポンプから出てきた食品を第1内部通路に受けるように、分配ダクトが、各ポンプの送り出し出口に連結されている。これらのポンプは、いくつかの食品を送出するために用いることができる。
本発明は、さらに、a)塊状の食品を、実質的に一定の流量で、分配ダクト内に導入するステップと、b)この食品を、分配ダクト内で、少なくとも2つの層に切断するステップと、c)原初の食品の質感を有する食品分割片を形成するために、食品を、分配ダクトから出た後で、切断および成形するステップとを含むことを特徴とする、塊状の食品から食品分割片を製造する方法、特に筋肉状の生肉からパティを製造する方法にも関する。
一態様によれば、ステップb)において、食品は、例えば1〜20mm、好ましくは2〜7mmの厚さの複数の重なり合った水平連続層を形成するように切断される。この食品の水平連続層の各々は、さらに、1〜20mm、好ましくは2〜7mmの幅の複数の連続帯状片、すなわち1〜400mm2、好ましくは4〜約50mm2の断面を有する連続帯状片を形成するように切断される。
一態様によれば、分配ダクトの出口における食品は、少なくとも1つの連続した食品の形態を呈しており、ステップc)は、この連続した食品を、重なり合った層、または長手方向に延びる帯状片から成る食品分割片を形成するように切断および成形するステップを含んでいる。一実施形態によれば、分配ダクトの出口における食品は、下側の連続した食品、およびこの下側の連続した食品を覆うようにされた上側の連続した食品の形態を呈している。この方法は、詰め物を詰められた、連続した主食品を形成するために、下側の連続した食品が上側の連続した食品によって覆われる前に、下側の連続した食品の上に詰め物を降ろすように構成されたステップを、さらに含んでいる。ステップc)は、連続した主食品を、詰め物を詰められた食品分割片を形成するように切断および成形するステップを含んでいる。
別の一実施形態によれば、ステップc)において、成形後に、横方向に延びた帯状片または小塊からなる食品分割片が形成されるように、分配ダクトから来た食品が、薄切りの食品に切り分けられる。
本発明は、さらに、前述の方法および製造装置を用いて得られる最終製品にも関する。
概略的な添付図面を参照して、本発明の現時点で好ましい特定の実施形態に関する以下の詳細かつ例示的な説明を読むことによって、本発明をよりよく理解し、また他の目的、細部、特徴、および利点が、より明白になると思う。
長手方向に延びる複数の帯状片に薄切りにされ、詰め物を詰められた肉のパティを作るための、本発明の第1の実施形態による、分割片を製造する装置の、ポンプおよび切断/成形デバイスが部分的に示されている平面略図である。 ポンプを省略した図1の装置のII−II面に沿う縦断面図である。 ポンプを省略した図1の装置の斜視図である。 図1〜図3の装置と同様の装置によって得られる最終製品の斜視略図である。 複数の帯状片に薄切りにされ、詰め物を詰められなかった肉のパティを作るための、図1〜図3の装置の第1の代替実施形態の、図2と同様の縦断面図である。 複数の帯状片に薄切りにされ、詰め物を詰められなかった肉のパティを作るための、図1〜図3の装置の第1の代替実施形態の、図3と同様の斜視図である。 複数の層に重ね合わされ、詰め物を詰められた肉のパティを作るための、図1〜図3の装置の第2の代替実施形態の、図2と同様の縦断面図である。 複数の層に重ね合わされ、詰め物を詰められた肉のパティを作るための、図1〜図3の装置の第2の代替実施形態の、図3と同様の斜視図である。 図7および図8の装置によって得られる、詰め物を詰められた多層のパティの斜視略図である。 複数の層に重ね合わされ、詰め物を詰められなかった肉のパティを作るための、図1〜図3の装置の第3の代替実施形態の斜視図である。 複数の小塊から成る肉からパティを作るための、本発明の第2の実施形態による装置の斜視図である。 図11の装置の平面図である。 図12の装置のXIII−XIII面に沿う縦断面図である。 横方向に延びる複数の帯状片に薄切りにされた肉のパティを作るための、図11〜図13の第2の実施形態の一代替実施形態による装置の斜視図である。
図1〜図3には、本発明の第1の実施形態による食品分割片を製造する装置、特に、挽き肉にされていない肉の塊から、帯状または棒状に薄切りにされて、内部詰め物を詰められた肉からパティを製造するようになっている装置が概略的に示されている。
この装置は、図1に概略的かつ部分的に示すように、ポンプ1を備え、ポンプ1の送り出し出口11には、分配ダクト2が連結されている。図2に示すように、分配ダクト2は、ポンプ1によって送り出された肉塊を、その第1内部通路23内に受け取るために、この分配ダクト2をポンプ1の送り出し出口11に連結させている入口オリフィス21を有している。この第1内部通路23は、下側の連続した肉層V’1および上側の連続した肉層V’’1を形成するために、互いに垂直方向にずれた2つの分配オリフィス22a、22bに至る2つの第2通路24aおよび24bに、さらに分割されている。
このポンプは、特許文献3に記載されているタイプのピストンポンプであり、円柱状空洞を画定しているステータ12と、円柱状空洞内に収容され、かつモータによって回転駆動されるロータすなわちバレル13であって、円周方向に間隔を置いて配置され、かつ内部にピストン15がマウントされている1セットの穿孔14を有するバレル13と、バレル13の回転中、下方位置と上方位置との間のピストンの往復運動を引き起こすように、ピストンと協働する機械式カムと、円柱状空洞を閉じるためのカバー(図示せず)と、バレル13の円柱状の穿孔14およびそれに対応するピストンによって形成された少なくとも1つの円柱状空間と連通し、かつ肉塊が載せられる供給ホッパーと連通するようになっている供給オリフィスと、ポンプの送り出し出口11に連結され、かつ連続する少なくとも2つの円柱状空間に同時に連通することができる送り出しオリフィスとを備えている。
空隙なしに、円柱状空間を実質的に一様に充てんするために、また、それによって、ポンプの出口において、塊状の食品の実質的に一定の供給量を得るために、特許文献3に詳細に示されているように、円柱状空間の充てん中に円柱状空間の下部から吸引を行うための、円柱状空間の真空引き手段、および肉塊がポンプの供給オリフィスを越えて通過している際に、円柱状空間を越えて突き出るような大きな肉塊を切断するために、供給オリフィスに設けられた切断手段が、ポンプに設けられている。
図3に明示するように、分配ダクトは、ポンプから入ってきた肉塊を複数の水平な層に切断するために、上下方向に互いに平行に、水平に配置された平坦な複数の第1および第2の振動刃310aおよび310bから成る、振動刃の第1のセット31を有する第1の切断系3を備えている。これらの水平の第1および第2の振動刃は、分配ダクト内で肉塊の流れる方向F(図2)に向かい合っており、かつ実質的に同一の垂直面上に配置された、実質的に一直線の切断刃先311を有している。各振動刃は、第1内部通路の領域において分配ダクトを貫通しており、かつ長手方向−垂直方向面II−IIの両側に対称に配置されている分配ダクト壁の2つの対向し合うスリットを通って変位するように、分配ダクトにスライド可能にマウントされている。
各振動刃は、往復運動によって各振動刃を変位させることができる変位系(図示せず)との組み合わせのための組み合わせ端部312を有している。各振動刃は、分配ダクトのスリットを、実質的に気密状態でスライドする。第1の振動刃310aの各々は、分配ダクトの同一の一方の側において、組み合わせ端部312を介して、第1の変位系(図示せず)に組み合わされ、第2の振動刃310bの各々は、隣接し合う2つの第1の振動刃間に挿入されており、かつ組み合わせ端部312を介して、第2の変位系(図示せず)に組み合わされている。各振動刃を2つの変位系に、このようにマウントし、2つの変位系を適切に制御することによって、第2の振動刃の往復運動と逆向きの、第1の振動刃の往復運動を得ることができる。それによって、肉塊が切断されているときに、振動刃によって肉塊に加えられる横方向負荷を、少なくとも部分的に制限または抑制することができる。
肉塊を垂直の層に切断するために、より厳密には、第1のセット31によって生じた、垂直方向に積み重なった水平な肉の各層を、いくつかの水平な帯または薄片に切り分けるために、第1の切断系3は、水平に振動する振動刃から成る第1のセット31の下流に、第1のセット31に垂直に配置された、複数の第1および第2の振動刃320aおよび320bから成る、振動刃の第2のセット32を備えている。この第2のセットの、垂直方向に延びる平坦な第1および第2の振動刃320aおよび320bは、左右方向に互いに平行に、垂直に配置されており、実質的に一直線の切断刃先321が、肉塊の流れる方向Fに向かい合っており、かつ実質的に同一の垂直面上に配置されている。
垂直に振動する第1および第2の振動刃320aおよび320bは、分配ダクトの長手方向−水平方向面の両側に対称に配置されている、分配ダクト壁の2つの対向し合うスリットを突き抜けることによって、分配ダクトを貫通している。第1の振動刃320aは、組み合わせ端部312を介して第1の変位系に組み合わされている。また第1の振動刃320aは、第1の振動刃320a間に挿入されており、かつ組み合わせ端部312を介して第2の変位系に組み合わされている第2の振動刃320bの往復運動と逆向きの往復運動にしたがって変位する。図示の例においては、第1のセットは、水平に振動する7枚の振動刃を備えており、また第2のセットは、垂直に振動する7枚の振動刃を備えている。
図2に示すように、振動刃の第1のセットおよび第2のセットは、上流部分231aおよび下流部分231c(それらの円形断面は、ポンプの送り出しオリフィスの円形横断面と実質的に一致する)と、振動刃によって貫通される中央部分231b(振動刃が挿入されたときの振動刃の占めるスペースを考慮に入れて、肉が押しつぶされないようにするために、中央部分の横断面は、上流部分および下流部分の横断面より大きい)を含む、第1内部通路の、切断部231と呼ばれる領域に配置されている。
切断部の下流において、第1内部通路は、上流から下流にかけて円形断面から矩形断面に次第に移行する横断面を有する第1の部分232aと、連続した主肉層V1の所望の断面と一致する一定矩形断面を有する第2の部分232bとを備える、成形部と呼ばれる領域を貫いて延びている。この第2の部分232bの下流において、第1内部通路は、同一の矩形断面を有する2つの第2通路24aおよび24bに分割されている。
図1〜図3に示すように、分配ダクト2は、互いに組み合わされた3つの管状の部品、すなわち、ポンプにマウントするためのフランジ211を備えており、かつ第1内部通路の切断部231(231a〜231c)を構成している第1の部品25と、第1内部通路の成形部の第1の部分232aを構成している第2の部品26と、第1内部通路の成形部の第2の部分232bを構成している、一定矩形断面を有する第1の部分27aを備えた、分岐形状の第3の部品27とで形成されている。この第1の部分27aは、上流から下流に向かって広がっていく矩形断面を有し、かつくさび形部品28がマウントされている第2の部分27bに延長している。くさび形部品28は、主面と第3の部品の第2の部分27bの壁との間に2つの第2通路24a、24bを形成するために、二等辺三角形の長手方向断面を有している。
第1内部通路を通る肉層を、第2通路に供給される2つの同一の肉層に確実に分離するために、一定矩形断面を有する、成形部の第2の部分232bにおいて分配ダクト2を突き抜けており、かつ水平に振動する単一の平坦な振動刃410を有する第2の切断系4が、分配ダクト2に設けられている。振動刃410は、第3の部品27の2つの側面スリットを突き抜けており、かつくさび形部品28の頂部に沿って配置されている。振動刃410の切断刃先411は、この頂部のすぐ上流に位置しており、かつ肉層の流れてくる方向に向いている、または図2に示されているように、くさび形部品28の溝内にスライド可能にマウントされており、かつこのくさび形部品28の頂部を構成している。第2の切断系4の振動刃410は、その組み合わせ端部412を介して、往復運動する変位系に組み合わされている。
第2通路24aおよび24bの分配オリフィスから出てきた下側および上側の連続した肉層V’1およびV’’1は、各々、連続薄片が重なり合った層で形成されている。下側の連続した肉層V’1は、第1輸送ベルト51の上面上に降ろされる。他方、上側の連続した肉層V’’1は、第1輸送ベルト51の上方で、第1輸送ベルト51と平行に配置されている第2輸送ベルト52の上面上に降ろされる。第1輸送ベルト51と第2輸送ベルト52とは、実質的に同じ速度で駆動される。
比較的液状のペーストの形態、または図に示すような固形物片の形態の詰め物片Gを、下側の連続した肉層V’1上に等間隔に降ろすために、詰め物ディスペンサ(図示せず)が、分配ダクトの下流に配置されている。詰め物ディスペンサは、例えば特許文献2に記載されているタイプのものであり、第1輸送ベルト51と第2輸送ベルト52との間に詰め物を横方向から送り込むために、詰め物を載置するノッチを形成された転送ホイールを備えている。第2輸送ベルト52の長さは、第1輸送ベルト51の長さより短く、上側の連続した肉層V’’1は、第2輸送ベルト52の下流端において、下側の連続した肉層V’1およびその上に載せられた詰め物片G上に降ろされる。これによって、薄片にされて、詰め物を詰められた、連続した主肉層V1が形成される。
一方では、連続した主肉層V1を、それが形成されるとすぐに処理するために、他方では、連続する2つの詰め物片の間の領域の実質的に中央の位置において分割片に切断するために、連続した主肉層V1は、形成されるにつれて、第1輸送ベルト51と同期して作動する切断/成形デバイス6(図面に部分的かつ概略的に示されている)に向かって移送される。
切断/成形デバイス6は、前述の特許文献1および特許文献2に記載されているタイプのものである。これらの特許文献においては、切断/成形デバイスは、連続した主肉層V1を形成しながら前進させるための、成形転送ベルトと呼ばれる輸送ベルトを備えているが、実際には、その機能を、連続した主肉層V1が形成される第1輸送ベルト51で行うことが有利である。切断/成形デバイス6は、第2輸送ベルト52の下流で、第1輸送ベルト51に沿って、連続した主肉層V1を分割片に切断するための切断手段、分割片の輪郭を成形するために、連続した主肉層V1の両側面に同時に作用する側面成形手段、および分割片に所望の厚さを与えるために、側面成形手段と協働する垂直方向成形手段を備えている。
第1輸送ベルト51と組み合わされた側面成形手段は、第1輸送ベルト51の両側で、その上をじかに対称的に滑るように進む、切れ込みを有する複数の側面成形ブロック61を備えている。各側のこれらの側面成形ブロック61は、第1輸送ベルト51の上方にマウントされた単一の継ぎ目のない留め金構造物に、隣り合って次々と取り付けられている。第1輸送ベルト51上の上流から下流まで、両側の側面成形ブロック61は、互いに接して、切れ込み611によって、それらの内部に成形空間を形成するまで、対向し合って次第に接近し、次に再び離れていく。側面成形ブロック61の各々は、中央先端612の左右にそれぞれ1つの切れ込みを有しており、したがって、各成形空間は、横方向に向かい合う2つの側面成形ブロックからなる対の、長手方向に連続する2つの間に形成される。図においては、長手方向に連続する2つの側面成形ブロック対しか示されていない。
各側面成形ブロック61は、それを、切断手段を形成している横方向レール上にスライド可能にマウントするためのスリット613を、その壁の下部に備えている。詰め物ディスペンサとレールの列との間には、同期がとられている。そのために、連続した主肉層V1の切断は、2つの詰め物片の間の領域の中央において適切に行なわれる。垂直方向成形手段は、成形空間が形成されたときに、その成形空間を上方から閉じ、次いで、2回にわたって(1回目は分割片を所望どおりに圧縮するために、2回目は分割片を、第1輸送ベルト51に続く輸送ベルト上を確実に下流に転送して、包装用トレイに確実に詰めるために)成形空間内に降下するために、側面成形ブロック61と協働する加圧素子で形成されている。
図4は、図1〜図3を参照して説明した装置と同様の装置であるが、水平に振動する7枚の振動刃から成る、振動刃の第1のセット、および垂直に振動する5枚の振動刃から成る、振動刃の第2のセットを備えた装置で得られる最終製品P1を、概略的に示している。この最終製品は、長手方向に配置された帯状片が重ね合わされた層から成る繊維状の構造を有している。もちろん、図4は非常に概略的なものであり、これらの帯状片は互いに接し合っており、1つまたはいくつかの肉塊から作られたものである。標準的な挽き肉ステーキに比して、この最終製品は、原初の肉塊の繊維状の質感を保持している。
図5および図6は、いかなる詰め物も有していないという点で、最終製品P1と異なる最終製品P2を製造するための、図1〜図3に示されている装置の一代替実施形態を示している。分配ダクト102は、入口オリフィス121と、単一の連続した肉層V2を形成するための単一の分配オリフィス122とを備えている。第1内部通路123は、2つの第2通路に分割されていない。分配ダクト102は、前述の実施形態と同様に、振動刃の第1および第2のセット31および32をマウントされている第1の部品25によって形成された切断部231と、成形部とを備えている。成形部の第1の部分232aは、前述の実施形態と同様に、第2の部品26によって構成されており、成形部の第2の部分232bは、この場合には、ただ1つの分配オリフィス122を有する単純な分配吐出口を構成している一定矩形横断面を有する部品128によって構成されている。この装置は、単一の連続した肉層V2を受け取るための、単一の第1輸送ベルト51しか備えていない。この第1輸送ベルト51に沿って、切断/成形デバイス6が配置されている。
図7および図8は、詰め物を詰められた多層の最終製品P3を製造するための、図1〜図3に示されている装置の一代替実施形態を示している。分配ダクト202は、水平に振動する振動刃から成る第1のセット31だけを有する第1の切断系を備えているという点で、図1〜図3の分配ダクトと異なっている。そのために、第2輸送ベルト52の下流端において、下側の連続した肉層V’3と上側の連続した肉層V’’3とから、多層中に詰め物を詰められた、連続した肉層V3が形成される。図9を参照すると、重ね合わされた肉層で形成された、質感を有する最終製品P3が得られる。
図10は、分配ダクト302が、垂直に振動する振動刃のセットを有していない第1の切断系3を備えているという点で、図5および図6の実施形態と異なる別の一代替実施形態を示している。連続した肉層V4から得られる最終製品P4は、最終製品P3のような多層タイプであるが、詰め物を含んでいない。
図示しない別の一代替実施形態における分配ダクトにおいて、前述の第2の部品26が、直接ポンプに連結されており、また前述の第3の部品27およびくさび形状部品28によって構成されている2分配吐出口系が、第2の切断系4を備えている。したがって、この第2の切断系4の振動刃が、ポンプから送り出された肉を2層に切断する働きをし、この2層は、各1層が1つの第2通路を通るように分離される。一例として、この装置を、七面鳥または鶏の胸肉の、詰め物を詰められた分割片をつくるために用いることができる。原初の完全な胸肉は、ポンプ付き供給ホッパーに直接載せられる。
図11〜図13は、第2の実施形態を示し、分配ダクト402は、ピストンポンプ(図示せず)の出口に直接マウントされている管状部品29によって構成されている。この管状部品29は、その内部に、ピストンポンプの出口の断面と一致する一定断面を有する第1内部通路423を形成しており、入口オリフィス421および分配オリフィス422を有している。分配ダクト402は、肉塊を、重なり合った層として配置された長方形または正方形の薄片または帯状片に切断するために、水平に振動する振動刃1310a、1310bから成る第1のセット131、および第1のセットの下流に配置された、垂直に振動する振動刃1320a、1320bから成る第2のセット132で構成された切断系103を装備している。第1のセット131および第2のセット132は、それぞれ前述の第1のセット31および第2のセット32と同様のものであり、各々のセットの2つの振動刃は、互いに逆向きに往復運動するように配置されている。第1のセット131および第2のセット132は、それぞれ例えば13枚の振動刃を備えている。
切断/成形デバイス106は、切断手段として、曲線状の切断刃先162aを有する平坦な刃から成る回転刃162を備えている。この回転刃162は、分配ダクト402の長手方向軸に直角、かつ切断面として働く、分配ダクト402の前面428に平行に配置されている。分配ダクトから出てきた肉を垂直に切断して薄切り肉T5を得るために、モータ163が、曲線状の切断刃先162aを、分配オリフィス422の前方で変位させながら、この刃を、分配ダクト402の軸と平行な軸のまわりに回転駆動する。したがって、回転刃162は、切断系103の出口に形成された連続的な帯状片の塊を、小肉塊に切断することができる。この装置は、小肉塊から成る薄切り肉T5が収集される上面を有する第1輸送ベルト51を備えている。
図11〜図13は、分配ダクト402の出口で、第1輸送ベルト51上にある薄切り肉T5を概略的に示している。小肉塊は全て、垂直方向を向いている。実際には、生肉の塊から得られた分割片の場合には、振動刃の数に応じて、したがって、帯状片のサイズに応じて、切断された後に輸送ベルトに降下した薄切り肉T5は、薄切りによって形成された小肉塊の、任意の方向を向いた集まりをなしている。最終製品P5に、実質的に円形の輪郭および所望の厚さを与えるために、前述の実施形態と同様の側面成形ブロック61および垂直方向成形手段が、第1輸送ベルト51に沿って配置されている。
図14は、代替実施形態を示しており、分配ダクト502の出口において、主に横方向に延びた帯状片から成る薄切り肉T6を得て、次いで、側面成形ブロック61の出口において円形の最終製品P6を得るために、分配ダクト502は、水平に振動する振動刃から成る第1のセット131しか備えていない。
以上、いくつかの特定の実施形態に関連付けて本発明が説明したが、本発明は、いかなる意味でも、それらの実施形態に限定されるものではなく、上に説明した手段の技術的均等物、ならびに本発明の範囲内にある、それらの組み合わせを包含するものである。
1 ポンプ
2、102、202、302、402、502 分配ダクト
3 第1の切断系
4 第2の切断系
6、106 切断/成形デバイス
11 送り出し出口
12 ステータ
13 バレル
14 穿孔
15 ピストン
21、121、421 入口オリフィス
22a、22b、122、422 分配オリフィス
23、123、423 第1内部通路
24a、24b 第2通路
25 第1の部品
26 第2の部品
27 第3の部品
27a、232a 第1の部分
27b、232b 第2の部分
28 くさび形部品
29 管状部品
31、131 第1のセット
32、132 第2のセット
51 第1輸送ベルト
52 第2輸送ベルト
61 側面成形ブロック
103 切断系
128 一定矩形横断面を有する部品
162 回転刃
162a、311、321、411 切断刃先
163 モータ
211 フランジ
231 切断部
231a 上流部分
231b 中央部分
231c 下流部分
310a、320a 第1の振動刃
310b、320b 第2の振動刃
312、412 組み合わせ端部
410、1310a、1310b、1320a、1320b 振動刃
423 内部通路
428 前面
611 切れ込み
612 中央先端
613 スリット
F 肉塊の流れる方向
G 詰め物
P1、P2、P3、P4、P5、P6 最終製品
T5、T6 薄切り肉
V1 連続した主肉層
V’1、V’3 下側の連続した肉層
V’’1、V’’3 上側の連続した肉層
V2 単一の連続した肉層
V3 詰め物を詰められた、連続した肉層
V4 連続した肉層

Claims (17)

  1. − 出口において、塊状の食品を、実質的に一定の流量で送出することができる少なくとも1つのポンプと、
    − 前記ポンプから出てきた前記食品を第1内部通路内に受けるように、前記ポンプの送り出し出口に連結されており、かつ少なくとも1つの分配オリフィスを有している管状の分配ダクトと、
    − 食品分割片を形成するために、前記分配ダクトの分配オリフィスによって分配された前記食品に作用する切断/成形手段
    とを備えている、塊状の食品から食品分割片を製造する、特に筋肉状の生肉からパティを製造する装置であって、
    前記切断/成形手段(6、106)の出口において、質感を有する食品分割片(P1、P2、P3、P4、P5、P6)を得るように、前記食品を少なくとも2つの層に切断するために、前記分配ダクト(2、102、202、302、402、502)は、前記分配ダクトの第1内部通路(23、123、423)を横断して突き抜けている少なくとも1つの切断手段(310a、310b、320a、320b、410、1310a、1310b、1320a、1320b)を有する切断系(3、103、4)を備えていることを特徴とする装置。
  2. 前記切断系(3、103)は、前記ポンプから来た前記食品をいくつかの層に切断するために、互いに平行に配置された複数の切断手段(310a、310b、1310a、1310b)の第1のセット(31、131)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記切断系(3、103)は、前記切断手段の第1のセット(31、131)によって生成された前記層の各々を帯状片に切り分けるために、前記切断手段の第1のセットの下流に、互いに平行に配置された複数の切断手段(320a、320b、1320a、1320b)の第2のセット(32、132)を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 前記切断系の切断手段の各々は、平坦な振動刃(310a、310b、320a、320b、410、1310a、1310b、1320a、1320b)を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記切断手段の第1のセット(31、131)と第2のセット(32、132)とのいずれも、第1の変位系によって往復運動するように変位可能な第1の振動刃(310a、320a、1310a、1320a)と、この第1の振動刃の間に挿入されており、かつ第2の変位系によって、前記第1の振動刃の往復運動と逆向きに往復運動するように変位可能な第2の振動刃(310b、320b、1310b、1320b)とを備えていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記切断/成形手段(6)は、前記分配ダクトからの、連続した食品を受けるための成形転送ベルト(51)を備えており、さらに、該成形転送ベルト(51)に沿って、前記連続した食品を食品分割片に切断するための手段、この食品分割片の輪郭を成形するために、前記連続した食品の両側面に同時に作用する側面成形手段(61)、および前記食品分割片に所望の厚さを与えるために、前記側面成形手段と協働する垂直方向成形手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記分配ダクト(2、202)は、上側の連続した食品(V’’1、V’’3)および下側の連続した食品(V’1、V’3)を形成するために、該分配ダクトの第1内部通路(23)を2つの第2通路(24a、24b)に分離する分離手段(27、28)の上流に配置された切断手段(410)を有する切断系を備えており、前記装置は、前記下側の連続した食品を受けるための第1輸送ベルト(51)、前記上側の連続した食品を受けるために該第1輸送ベルトの上方に配置された、連続的に回転する第2輸送ベルト(52)、および前記下側の連続した食品の上に詰め物を降ろすための詰め物降下手段を備えており、前記第2輸送ベルトは、前記上側の連続した食品を輸送して、前記下側の連続した食品および詰め物の上に降ろすことができるようになっていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記切断/成形手段は、前記分配ダクト(402、502)から出てきた食品を薄切りすることができる刃(162)、およびこの刃によって形成された薄切りの食品(T5、T6)を収集するための輸送ベルト(51)を備えており、さらに、この輸送ベルトに沿って、前記薄切りの食品の輪郭を成形する側面成形手段(61)、および前記薄切りの食品に所望の厚さを与える垂直方向成形手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
  9. 前記ポンプ(1)は、円柱状空洞を画定しているステータ(12)と、該円柱状空洞内に収容されており、かつモータによって回転駆動されるロータすなわちバレル(13)であって、ピストン(15)がマウントされている、円周方向に間隔を置いて配置された1セットの穿孔(14)を有するバレルと、このバレルの回転中、下方位置と上方位置との間の前記ピストンの往復運動を引き起こすように、前記ピストンと協働する機械式カムと、前記円柱状空洞を閉じるカバーと、前記バレルの穿孔およびそれに対応するピストンによって形成される少なくとも1つの円柱状空間と連通し、またホッパーと連通するように作られている供給オリフィスと、連続する少なくとも2つの円柱状空間に同時に連通することができる送り出しオリフィスとを備える、ピストンタイプの回転ポンプであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記ポンプは、前記円柱状空間を充てんするために該円柱状空間を真空引きする真空引き手段をさらに備えており、この真空引き手段は、各円柱状空間の下部に通じる少なくとも1つの真空引きチャネルを備えており、前記ピストンが下方位置にあるときに、そのピストンに対応する円柱状空間を、その底部から、前記真空引きチャネルを介して真空引きすることができるようになっていることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ポンプは、前記食品が前記供給オリフィスを越えて通過する間に、前記円柱状空間を越えて突き出る食品部分を切断するために、前記供給オリフィスの下流端に沿って配置された刃を有する切断手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
  12. a)塊状の食品を、実質的に一定の流量で、分配ダクト(2、102、202、302、402、502)内に導入するステップと、
    b)前記食品を、前記分配ダクト内で、少なくとも2つの層に切断するステップと、
    c)原初の食品の質感を有する食品分割片(P1〜P6)を形成するために、前記食品を、前記分配ダクトから出た後で、切断および成形するステップ
    とを含むことを特徴とする、塊状の食品から食品分割片を、すなわち、主として筋肉状の生肉からパティを製造する方法。
  13. 前記ステップb)において、前記食品を、複数の重なり合った水平連続層を形成するように切断することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ステップb)において、前記食品の水平連続層の各々を、複数の連続帯状片を形成するように切断することを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記分配ダクト(2、102、202、302)の出口における食品は、少なくとも1つの連続した食品(V1〜V4)の形態を呈しており、前記ステップc)は、該連続した食品を、重なり合った層(P3、P4)または長手方向に延びる帯状片(P1、P2)から成る食品分割片を形成するように切断および成形するステップを含むことを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記分配ダクト(2、202)の出口における食品は、下側の連続した食品(V’1、V’3)、および該下側の連続した食品を覆うようにされた上側の連続した食品(V’’1、V’’3)の形態を呈しており、前記方法は、詰め物を詰められた、連続した主食品(V1、V3)を形成するために、前記下側の連続した食品が前記上側の連続した食品によって覆われる前に、前記下側の連続した食品の上に詰め物(G)を降ろすように構成されたステップをさらに含み、前記ステップc)は、前記連続した主食品を、前記詰め物を詰められた食品分割片(P1、P3)を形成するように切断および成形するステップを含むことを特徴とする、請求項12〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記ステップc)において、成形後に、横方向に延びた帯状片または小塊からなる食品分割片が形成されるように、前記分配ダクト(402、502)から来た食品を、薄切りの食品(T5、T6)に切り分けることを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
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WO2021153316A1 (ja) * 2020-01-27 2021-08-05 日本水産株式会社 麺状体集合体及びその製造方法
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