JP2010521681A - イオントラップ質量分析計システムを操作するための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、イオントラップ質量分析計システムを操作するための方法に関する。
イオントラップ質量分析計を使用した複雑な混合物の分析は、典型的には、標的前駆イオンの質量分解、フラグメントイオンの発生、およびこれらのフラグメントイオンの質量走査の実行を伴う。複雑な混合物の分析の効率性および正確性を改良する継続的必要性が存在する。
本発明の実施形態の側面に従って、イオントラップを有する質量分析計システムを操作する方法が提供される。本方法は、a)第1の群の前駆イオンを処理し、イオントラップ内にトラップされる第1の複数のフラグメントイオンを取得することと、b)第1の群の前駆イオンおよび第1の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つ内の第1の選択された特徴を符号化するために、第1の符号化操作を適用することであって、第1の複数のフラグメントイオンは、第1の選択された特徴を有し、他のイオンは、第1の選択された特徴を欠くように、第1の符号化操作は、他のイオンには適用されずに、第1の群の前駆イオンおよび第1の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つに適用される、ことと、c)第1の複数のフラグメントイオンおよび他のイオンをイオントラップから排出することと、d)第1の複数のフラグメントイオンおよび他のイオンを検出することと、e)第1の選択された特徴に基づいて、検出される第1の複数のフラグメントイオンと、第1の群の前駆イオンとを相関させ、第1の複数のフラグメントイオンと、検出される他のイオンとを区別することと、を包含する。
図1を参照すると、概略図において、Hager and LeBlanc in Rapid Communications of Mass Spectrometry System 2003、17、1056−1064に記載のような線形イオントラップ質量分析計システム10が示される。質量分析計システムの操作の際、イオン源11からのイオンは、オリフィス板14およびスキマー16を通して、真空チャンバ12内に入り得る。線形イオントラップ質量分析計システム10は、ロッドセットQ0後のオリフィス板IQ1、Q1とQ2との間のIQ2、Q2とQ3との間のIQ3とともに、4つの細長いセットのロッドQ0、Q1、Q2、およびQ3を備える。付加的セットの短く太いロッドQ1aは、オリフィス板IQ1と細長いロッドセットQ1との間に提供される。
線形イオントラップ質量分析計システムは、線形イオントラップQ3への流入に先立って、前駆イオンを質量選択し、フラグメント化することができる。例えば、イオン源11からのイオンは、Q1によって質量分析され、Q2における衝突活性化を介してフラグメント化され得る。イオン源11からのイオン流がQ3の上流で質量分解可能であるという事実は、各「充填」ステップのための分解Q1質量フィルタの設定を単純に変更することによって、連続的「充填」ステップを使用して、異種イオンをQ3に流入させることが可能であることを意味する。さらに、Q1は、それぞれ独特の同位体パターンを有するように、前駆イオンを選択可能である。
デューティサイクル増幅率は、複数の生成イオン質量スペクトルを取得するために必要な時間と、前駆同位体符号化によって、単一複合スペクトルの質量スペクトルを取得するために必要な時間とを比較することによって、推測可能である。10msの充填時間と、1000amu/秒または10,000amu/秒で1500amu質量範囲を走査するQ3LITとを仮定する場合、表1の結果が取得され得る。いずれの走査速度でも、複合生成イオン発生および復号化アプローチを使用する効果は、2つの検体の分析に対し約1.8倍、3つの検体の分析に対し2.6倍を上回って、4つの検体の分析に対し3.5倍を上回って、デューティサイクルをほぼ向上させることができる。1000amu/秒から10,000amu/秒の10倍の走査速度または増加率の効果は、符号化された前駆イオンに基づく複合生成イオン質量スペクトルの分析のデューティサイクル向上を大幅に薄弱化しない。Q3LITからフラグメントを排出することの増幅率は、実質的に同時に、検体数の増加に伴って上昇する。
前駆イオン情報を結果として生じるフラグメントイオン内に符号化するための他の技術が存在する。1セットのフラグメントイオンを別のものから区別する方法の1つは、質量スペクトルピーク幅の差異によるものである。別のものと異なるピーク幅を有する1セットのフラグメントイオンを符号化するための技術は、イオントラップ内への流入後の異なる冷却時間を可能にすることである。第1の前駆イオンからのフラグメントイオンセットがQ3LIT内に流入され、約50ms間冷却される走査機能を検討する。次に、第2の前駆イオンからのフラグメントイオンは、Q3LIT内に流入し、走査プロセスの間でさえ、イオントラップに最も新しく添加されたイオンを冷却するための十分な時間がないように、すべてのイオンがすぐに走査される。結果として生じる複合生成イオン質量スペクトルは、狭および広ピークの混合を伴うイオンを有するであろう。冷却されたフラグメントイオン、すなわち、第1の前駆イオンから流入されたものは、続いて流入されたフラグメントイオンは、十分に冷却されないため、2回目に流入されたものよりも狭いピーク幅を有するであろう。この場合、(前述のように)フラグメントイオンがすべて単同位体であるように、狭伝送窓を使用して、高分解能で、両方の前駆イオンから12C同位体を選択することが可能である。これによって、任意のピーク幅差異を区別することが容易となり得る。
Claims (23)
- イオントラップを有する質量分析計システムを操作する方法であって、
a)第1の群の前駆イオンを処理し、前記イオントラップ内にトラップされる第1の複数のフラグメントイオンを取得することと、
b)前記第1の群の前駆イオンおよび前記第1の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つ内の第1の選択された特徴を符号化するために、第1の符号化操作を適用することであって、前記第1の複数のフラグメントイオンは、前記第1の選択された特徴を有し、前記他のイオンは、前記第1の選択された特徴を欠くように、前記第1の符号化操作は、他のイオンには適用されずに、前記前記第1の群の前駆イオンおよび前記第1の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つに適用される、ことと、
c)前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記他のイオンを前記イオントラップから排出することと、
d)前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記他のイオンを検出することと、
e)前記第1の選択された特徴に基づいて、検出される前記第1の複数のフラグメントイオンと、前記第1の群の前駆イオンとを相関させ、前記第1の複数のフラグメントイオンと、検出される前記他のイオンとを区別することと、
を包含する、方法。 - a)第2の群の前駆イオンを処理し、前記第1の複数のフラグメントイオンとともに、前記イオントラップ内にトラップされる第2の複数のフラグメントイオンを取得することをさらに包含し、
b)前記第2の群の前駆イオンおよび前記第2の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つ内の第2の選択された特徴を符号化するために、第2の符号化操作を適用することであって、前記第2の複数のフラグメントイオンは、前記第2の選択された特徴を有し、前記第2の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンは、前記第2の選択された特徴を欠くように、前記第2の符号化操作は、前記第2の群の前駆イオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオン以外のイオンには適用されずに、前記前記第2の群の前駆イオンおよび前記第2の複数のフラグメントのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことをさらに包含し、
c)前記第2の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含し、
d)前記第2の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを検出することを包含し、
e)前記第2の選択された特徴に基づいて、検出される前記第2の複数のフラグメントイオンと、前記第2の群の前駆イオンとを相関させ、前記第2の複数のフラグメントイオンと、検出される前記第2の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンとを区別することをさらに包含し、請求項1に記載の方法。 - 前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することは、前記第1の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出する時間と実質的に重複する、請求項2に記載の方法。
- c)は、ある走査速度における走査時間の間に生じ、
前記走査時間は、前記走査速度において、前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから別々に走査するために必要とされる合計走査時間の3分の2未満である、請求項3に記載の方法。 - a)第3の群の前駆イオンを処理し、前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオンとともに、前記イオントラップ内にトラップされる第3の複数のフラグメントイオンを取得することをさらに包含し、
b)前記第3の群の前駆イオンおよび前記第3の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つ内の第3の選択された特徴を符号化するために、第3の符号化操作を適用することであって、前記第3の複数のフラグメントイオンは、前記第3の選択された特徴を有し、前記第3の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンは、前記第3の選択された特徴を欠くように、前記第3の符号化操作は、前記第3の群の前駆イオンおよび前記第3の複数のフラグメント以外のイオンには適用されずに、前記第3の群の前駆イオンおよび前記第3の複数のフラグメントのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことをさらに包含し、
c)前記第3の複数のフラグメントイオンおよび前記第3の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含し、
d)前記第3の複数のフラグメントおよび前記第3の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを検出することを包含し、
e)前記第3の選択された特徴に基づいて、検出される前記第3の複数のフラグメントイオンと、前記第3の群の前駆イオンとを相関させ、前記第3の複数のフラグメントイオンと、検出される前記第3の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンとを区別することを包含する、請求項2に記載の方法。 - c)は、実質的に同時に、前記第1の複数のフラグメントイオン、前記第2の複数のフラグメントイオン、および前記第3の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含する、請求項5に記載の方法。
- c)は、ある走査速度における走査時間の間に生じ、
前記走査時間は、前記走査速度において、前記第1の複数のフラグメントイオン、前記第2の複数のフラグメントイオン、および前記第3の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから別々に走査するために必要とされる合計走査時間の半分未満である、請求項6に記載の方法。 - a)iii)第4の群の前駆イオンを処理し、前記第1の複数のフラグメントイオン、前記第2の複数のフラグメントイオン、および前記第3の複数のフラグメントイオンとともに、前記イオントラップ内にトラップされる第4の複数のフラグメントイオンを取得することをさらに包含し、
b)前記第4の群の前駆イオンおよび前記第4の複数のフラグメントのうちの少なくとも1つ内の第4の選択された特徴を符号化するための第4の符号化操作を適用することであって、前記第4の複数のフラグメントイオンは、前記第4の選択された特徴を有し、前記第4の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンは、前記第4の選択された特徴を欠くように、前記第4の符号化操作は、前記第4の群の前駆イオンおよび前記第4の複数のフラグメント以外のイオンには適用されずに、前記第4の群の前駆イオンおよび前記第4の複数のフラグメントのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことをさらに包含し、
c)前記第4の複数のフラグメントイオンおよび前記第4の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含し、
d)前記第4の複数のフラグメントイオンおよび前記第4の複数のフラグメントイオン以外のフラグメントイオンを検出することを包含し、
e)前記第4の選択された特徴に基づいて、検出される前記第4の複数のフラグメントイオンと、前記第4の群の前駆イオンとを相関させ、前記第4の複数のフラグメントイオンと、検出される前記他のイオンとを区別することを包含する、請求項5に記載の方法。 - c)実質的に同時に、前記第1の複数のフラグメントイオン、前記第2の複数のフラグメントイオン、前記第3の複数のフラグメントイオン、および前記第4の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含する、請求項8に記載の方法。
- c)は、ある走査速度における走査時間の間に生じ、
前記走査時間は、前記走査速度において、前記第1の複数のフラグメントイオン、前記第2の複数のフラグメントイオン、前記第3の複数のフラグメントイオン、および前記第4の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから別々に走査するために必要とされる合計走査時間の3分の1未満である、請求項9に記載の方法。 - 前記第1の選択された特徴は、第1の同位体パターンであり、
前記第2の選択された特徴は、前記第1の同位体パターンと異なる第2の同位体パターンであり、
d)検出されるイオンに基づいて、質量スペクトルを提供することを包含し、
e)i)前記第1の同位体パターンの質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第1の複数のフラグメントを区別することと、ii)前記第2の同位体パターンの質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第2の複数のフラグメントを区別することと、を包含する、請求項2に記載の方法。 - 前記第1の群の前駆イオンおよび前記第2の群の前駆イオンはそれぞれ、複数の同位体の初期分布から開始し、
前記第1の符号化操作は、前記第1の群の前駆イオンを処理し、前記第1の同位体パターンを前記複数の同位体の第1の分布として提供することを包含し、
前記第2の符号化操作は、前記第2の群の前駆イオンを処理し、前記第2の同位体パターンを前記複数の同位体の第2の分布として提供し、前記複数の同位体の前記第2の分布は、前記複数の同位体の前記第1の分布と異なることを包含する、請求項11に記載の方法。 - 前記第1の符号化操作は、狭伝送窓を使用して、高分解能で前記第1の群の前駆イオンを質量選択し、前記第1の群の前駆イオンの同位体をフィルタリングし、前記第1の同位体パターンを提供することを包含し、
前記第2の符号化操作は、広伝送窓を使用して、低分解能で前記第2の群の前駆イオンを質量選択し、前記第2の群の前駆イオンの同位体を留保し、前記第2の同位体パターンを提供することを包含し、
前記広伝送窓は、前記狭伝送窓よりも広い、請求項11に記載の方法。 - 前記第1の符号化操作は、狭ノッチを有する第1のノッチ波形を前記第1の群の前駆イオンに適用し、前記第1の群の前駆イオンの同位体をフィルタリングし、前記第1の同位体パターンを提供することを包含し、
前記第2の符号化操作は、広ノッチを有する第2のノッチ波形を前記第2の群の前駆イオンに適用し、前記第2の群の前駆イオンの同位体を留保し、前記第2の同位体パターンを提供することを包含し、
前記広ノッチは、前記狭ノッチよりも広い、請求項12に記載の方法。 - 前記第1の選択された特徴は、第1の同位体パターンであり、
前記第2の選択された特徴は、前記第1の同位体パターンと異なる第2の同位体パターンであり、
前記第3の選択された特徴は、前記第1の同位体パターンおよび前記第2の選択された特徴と異なる第3の同位体パターンであり、
d)検出されるイオンに基づいて、質量スペクトルを提供することを包含し、
e)i)前記第1の同位体パターンの質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第1の複数のフラグメントを区別することと、ii)前記第2の同位体パターンの質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第2の複数のフラグメントを区別することと、iii)前記第3の同位体パターンの質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第3の複数のフラグメントを区別することと、を包含する、請求項2に記載の方法。 - 前記第1の群の前駆イオン、前記第2の群の前駆イオン、および前記第3の群の前駆イオンはそれぞれ、複数の同位体の初期分布を備え、
前記第1の符号化操作は、前記第1の群の前駆イオンを処理し、前記第1の同位体パターンを前記複数の同位体の第1の分布として提供することを包含し、
前記第2の符号化操作は、前記第2の群の前駆イオンを処理し、前記第2の同位体パターンを前記複数の同位体の第2の分布として提供し、前記複数の同位体の前記第2の分布は、前記複数の同位体の前記第1の分布と異なることを包含し、
前記第3の符号化操作は、前記第3の群の前駆イオンを処理し、前記第3の同位体パターンを前記複数の同位体の第3の分布として提供し、前記複数の同位体の前記第3の分布は、前記複数の同位体の前記第1の分布および前記複数の同位体の前記第2の分布と異なることを包含する、請求項15に記載の方法。 - a)前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップに流入させる前に、前記イオントラップ中の前記第1の複数のフラグメントイオンをトラップすることをさらに包含し、
前記第1の符号化操作は、前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップに流入させる前に、冷却期間の間、前記イオントラップ中の前記第1の複数のフラグメントイオンを冷却することを包含し、
前記第2の符号化操作は、前記第2の複数のフラグメントイオンの実質的に冷却することが生じる前に、前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することを包含し、
d)検出されるイオンに基づいて、質量スペクトルを提供することを包含し、
e)i)前記第1の選択された特徴の質量スペクトルピークの質量スペクトルを検索し、前記第1の複数のフラグメントイオンと、前記第2の複数のフラグメントイオンとを区別することを包含し、前記第1の選択された特徴は、検出される前記第2の複数のフラグメントイオンの質量スペクトルピークよりも実質的に狭い、前記第1の複数のフラグメントイオンの前記質量スペクトルピークを備える、請求項2に記載の方法。 - c)前記第2の複数のフラグメントイオンが前記冷却トラップに流入された後、最短期間内に、前記第1の複数のフラグメントイオンおよび前記第2の複数のフラグメントイオンを前記イオントラップから排出することをさらに包含し、
前記第1の複数のフラグメントイオンの前記質量スペクトルピークが、区別可能なように、検出される前記第2の複数のフラグメントイオンの前記質量スペクトルピークよりも実質的に狭くなるように、前記冷却期間および前記最短期間を選択することをさらに包含する、請求項17に記載の方法。 - 前記冷却期間は、少なくとも40msであって、前記最短期間は、10ms未満である、請求項18に記載の方法。
- 前記冷却期間は、前記最短期間の少なくとも4倍である、請求項18に記載の方法。
- a)i)フラグメント化のために、前記第1の群の前駆イオンを質量選択的に伝送し、前記イオントラップ内にトラップされる前記第1の複数のフラグメントイオンを発生させることと、ii)フラグメント化のために、前記第2の群の前駆イオンを質量選択的に伝送し、前記イオントラップ内にトラップされる前記第2の複数のフラグメントイオンを発生させることと、をさらに包含する、請求項17に記載の方法。
- 狭伝送窓を使用して、高分解能で前記第1の群の前駆イオンおよび前記第2の群の前駆イオンを質量選択し、同位体をフィルタリングし、より狭い範囲の同位体を提供し、検出される前記第1の複数のフラグメントイオンの前記質量スペクトルピークおよび前記第2の群の前駆イオンの前記質量スペクトルピークの両方を狭めることをさらに包含する、請求項21に記載の方法。
- 前記イオントラップは、線形イオントラップである、請求項1に記載の方法。
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