JP2010521117A - トンネルダイレクトリンク設定無線ネットワークにおけるピア電源節約モード - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークにおけるピア電源節約モード(PPSM)に関するプロトコル及びこのための装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例によると、TDLSリンクを設定したいずれか一つのステイションが電源節約モード(PSM)に進入するために、電源管理ビットが設定されているフレームを相手方ステイション(ピアSTA)に送信することができる。この場合、電源管理モードに進入したステイションは、PPSMクライアントモードで動作する。それに反し、自分のピアステイション(ピアSTA)がPPSMクライアントモードで動作すると、該当ステイションは、PPSM APモードで動作する、或いは自分もPPSMクライアントモードに切り替えることができる。PPSM APモードで動作するSTAは、PPSMクライアントモードで動作するSTAのためにデータをバッファリングしており、ピアトラフィック指示フレームなどを用いてバッファリングしているデータがあるとの情報を相手方ステイションに知らせる。PPSM APモードで動作するSTAからPPSMクライアントモードで動作するSTAへのダイレクトリンクを介したデータの送信は、原則的にU-APSDにともなう手順が適用されることができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、無線LAN(Wireless Local Access Network、WLAN)に関し、より詳しくは、トンネルダイレクトリンク設定(Tunneled Direct Link Setup;TDLS)無線ネットワークにおけるピア電源節約モード(Peer Power Save Mode;PPSM)に関する。
情報通信技術の発展とともに多様な無線通信技術が開発されている。このうち、無線LAN(WLAN)は、無線周波数技術に基づいて個人携帯用情報端末機(Personal Digital Assistant;PDA)、ラップトップコンピュータ、携帯型マルチメディアプレイヤ(PMP)などのような携帯型端末機を用いて家庭や企業または航空機などのような特定サービス提供地域で無線でインターネットに接続することができるようにする技術である。
最近では増加するWLANの可用性のおかげで、ラップトップコンピュータ使用者のような携帯端末使用者は、増加された移動性を有して自分の仕事を処理することができる。例えば、使用者が自分のラップトップコンピュータを自分の机からミーティングに参加するために会議室に持って行くことができて、相変らずデータを処理するために自分のローカル網に接続することができ、有線連結に拘らずローカル網に存在するゲートウェイや一つ以上のモデムを介してインターネットに接続することができる。これと同様に、ビジネス出張者は、共通的に自分のイメールに接続して読んでいないイメールがあるかどうかチェックする、或いはイメールを読んで送るために携帯用端末機を使用する。
初期の無線LAN技術は、2.4GHz周波数を使用して周波数ホッピング、帯域拡散、赤外線通信などによって1〜2Mbpsの速度をサポートすることである。最近では無線通信技術の発展によって直交周波数分割多重(Orthogonal frequency Division Multiplex;OFDM)技術などを無線LANに適用して最大54Mbpsの速度をサポートすることができるようにしている。この他、IEEE 802.11ではサービス品質(Quality of Service;QoS)の向上、アクセスポイント(AP)プロトコル互換、保安強化(Security Enhancement)、無線資源測定(Radio Resource Measurement)、車両環境のための無線接続(Wireless Accessin Vehicular Environment)、迅速なローミング、メッシュネットワーク、外部ネットワークとの相互作用(Inter-working with External Network)、無線ネットワーク管理(Wireless Network Management)などのための無線通信技術を開発して実用化する、或いは現在も開発中にある。
IEEE 802.11で基本サービスセット(Basic Service Set;BSS)は、成功裏に同期したSTAの集合を表す。また、基本サービス領域(Basic Service Area;BSA)は、BSSを構成するメンバーを含んでいる領域をいう。BSAは、無線媒体の電波特性に従って変えられることができるため、境界が多少不明確である。BSSは、基本的に独立BSS(Independent BSS;IBSS)とインフラストラクチャBSSの二つの構成に分類することができ、前者は、自分が含まれているネットワークを形成するものであって、分散システム(Distribution System;DS)への接続が許容されないBSSをいい、後者は、一つ以上のアクセスポイント(AP)と分散システムなどを含むものであって、一般的にステイション間の通信を含んだ全ての通信過程でAPが用いられるBSSをいう。
初期のWLAN通信手順によると、インフラストラクチャBSSでは非APステイション(Non−AP STA)間にデータを直接送信することを許容しないと共に、データの送信のためには必ずAPを経由することを要求した。反面、最近には無線通信の効率向上のためにNon-AP STA間のダイレクトリンク設定(Direct Link Setup;DLS)を支援している。これによると、サービス品質(QoS)をサポートするBSS、即ち、サービス品質ステイション(QSTA)とサービス品質アクセスポイント(QAP)とで構成されたサービス品質基本サービスセット(QBSS)では、非APステイション(Non−AP STA)は、ダイレクトリンクを設定して、QAPを経由することなくダイレクトリンクを介して直接通信することができる。
前述したように、既存のDLS設定手順は、BSSがQBSSであることを前提とする。QBSSではNon-AP STAとAPの両方がQoSをサポートする。ところが、現在商用化されている無線LAN環境(例えば、IEEE 802.11a/b/gなどにともなう無線LAN環境)では、たとえNon-AP STAがQSTAであるとしても、APは、QoSが支援できないレガシ(Legacy)APが大部分である。その結果、現在商用化されている無線ラン環境ではQSTAであるとしてもDLSサービスを用いることができない限界がある。
トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)は、このような限界を克服するために新たに提案された無線通信プロトコルである。TDLSは、QoSを支援しないが、現在商用化されたIEEE 802.11a/b/gなどの無線LAN環境でもQSTAがダイレクトリンクが設定できるようにするものである。従って、TDLSは、レガシAPが管理するBSSでもQSTAがダイレクトリンクが設定できるようにするための全ての手順を規定する。また、以下、TDLS手順をサポートする無線ネットワークをTDLS無線ネットワークという。
一方、BSSを構成するNon-AP STAは、二つの電源管理モード、即ち、アクティブモード(AM)及び電源節約モード(Power Save Mode;PSM)のうち一つのモードで動作する。Non-AP STAは、使用者に帰属される携帯用装置であることが一般的であるため、電源が效率的に管理できるようにPSMをサポートすることは必然的であるということができる。この場合、PSMで動作するSTAにもデータや管理フレームなどが送信されることができるようにすべきであり、これは前記STAが他のNon-AP STA(以下、「ピア(Peer)STA」という)とダイレクトリンクを設定している場合にも同様である。このために、既存の無線通信ネットワークではQAPがPSMで動作するQSTAのために一時的にデータをバッファリングし、また、バッファリングされたデータをQSTAに送信する手順に関して規定している。
Non-AP STAがPSMで動作することを許容して、また、PSMで動作するNon-AP STAにフレームの送信が保障できるようにする無線通信プロトコルは、TDLS無線ネットワークでも必要である。但し、TDLS無線ネットワークではAPがQoSを支援しないレガシAPであるため、QAPを前提とし、また、QAPがPSMで動作するSTAのためにデータをバッファリングするようにし、また、バッファリングされているフレームの送信のためにQAPとPSMで動作するSTA間の通信手順を規律する無線通信プロトコルは、TDLS無線ネットワークでそのまま適用されることができない。
従って、本発明の目的は、TDLS無線ネットワークでもNon-AP STAがPSMで動作することを支援して、また、TDLSリンクのピアSTAがPSMで動作するSTAのためにバッファリングしているデータなどの送信が保障できるSTAの動作手順、TDLS無線ネットワークにおける通信手順、及びこれをサポートする装置を提供することである。
本発明の他の目的は、TDLS無線ネットワークでPSMで動作するNon-AP STAが既設定されたダイレクトリンクを介してフレームを受信することができるようにするためのSTAの動作手順、TDLS無線ネットワークにおける通信手順、及びこれをサポートする装置を提供することである。
前記の課題を解決するために、本発明の実施例では、ピア電源節約モード(Peer Power Save Mode;PPSM)に関して新たに定義する。PPSMは、TDLSをサポートするSTA(Non−AP STA)によって使えられることができる。TDLS無線ネットワークのPPSM下でTDLSリンクを設定している一対のSTAは、各々二つのうちいずれか一つのモードで動作し、その一つはPPSMクライアントモードであり、他の一つはPPSM APモードである。
TDLSリンクの相手方、即ち、ピアSTAがPPSM APモードをサポートする端末である場合、該当STAは、前記TDLSリンクにそのままとどまりながらPPSMクライアントモードに進入することができる。ここでSTAが「TDLSリンクにそのままとどまる」ということは、前記STAがTDLSリンクを介したフレームの受信を中止させないでPSMモードに進入することを意味する。従って、PPSMクライアントモードで動作するSTAは、フレームの受信経路をAP経路に変更することなくPSMモードに進入することができ、PSMからAMに切り替えた以後にダイレクト経路に受信経路を変更する手続きを経ることなく、TDLSリンクを介してピアSTAがバッファリングしているフレームを受信することができる。
STAがPPSMクライアントモードに進入する方法は多様であり、そのうちの一つの方法は、電源管理情報を用いることである。例えば、PPSMクライアントモードに進入しようとするSTAは、電源管理情報がPSMモードを指示する値、例えば、電源管理ビットが「1」に設定されているフレームを前記ピアSTAに送信してPSMに進入することができる。
STAは、他のSTAとのTDLS設定手順でPPSMと関連した情報、例えば、自分がPPSMクライアントモード、及び/または、PPSM APモードをサポートするか否かなどを相手方STAに知らせることができる。例えば、STAは、TDLS設定要求フレーム、及び/または、TDLS設定応答フレームを用いて、PPSMと関連した端末の能力値情報を知らせることができる。より具体的に、TDLS設定要求フレームやTDLS設定応答フレームでSTAの能力値情報を特定するための情報要素を用いることができ、例えば、前記情報要素は、QoS情報要素であってもよく、または拡張能力値情報要素であってもよい。
PPSM APモードで動作するSTAは、PPSMクライアントモードで動作するピアSTAのために前記ピアSTAに送信されるフレームを一時的にバッファリングする。本発明の実施例によると、PPSM APモードで動作するSTAがバッファリングしているフレームをPPSMクライアントモードで動作するピアSTAの送信は、原則的に既存のU-APSD(不定期自動電源節約配信;Unscheduled-Automatic Power Save Delivery)に規定されている手順に従って行われることができる。但し、PPSM APモードで動作するSTAもNon-AP STAであり、また、PSMで動作するピアSTAにはPPSM APモードで動作するSTAが送信するフレームのあるとの事実を直接前記ピアSTAに知らせることができないため、レガシAPを介してこのような事実を知らせることができる新たな手順が要求される。
より具体的に、所定のACに該当するデータがバックログされており、また、新たなトラフィックが到着する以前にPPSM指示ウィンドウの期間の間に前記ACに対して何らのサービス期間(SP)も発生しない場合、PPSM APモードで動作するSTA(STA in PPSM APモード)は、該当ACでデータがバックログされているとの事実をAPを介してPPSMクライアントモードで動作するSTA(STA in PPSMクライアントモード)に知らせる。このような事実を知らせるために、例えば、ピアトラフィック指示フレームが用いられることができ、前記ピアトラフィック指示フレームはユニキャストで送信されることができる。
ピアトラフィック指示フレームは、各AC別にバックログされたデータがあるか否か、及び/または、バックログされたデータのある場合にはその量がどのくらいであるかなどを知らせるためのものであって、本発明の実施例で始めて定義する新たな類型のTDLSフレームである。このようなピアトラフィック指示フレームは、前述したバックログデータに関する情報以外にPPSM指示ウィンドウ情報も共に含むことができる。前記PPSM指示ウィンドウ情報は、同じピアSTAに連続的に送信されるピアトラフィック指示フレーム間の最小間隔を指示するための情報の一例であり、その名称は例示に過ぎない。従って、PPSM指示ウィンドウ情報は、他の名称を使えてもよい。このようなPPSM指示ウィンドウ情報は、例えば、ビーコン間隔(Beacon Interval)の倍数の形態で表示されることができる。
このように、本発明の実施形態に係るPPSMによると、STA in PPSM APモードにデータがバッファリングされているとの事実をピアSTA(STA in PPSMクライアントモード)に知らせるために、ピアトラフィック指示フレームなどのようなTDLSフレームをレガシAPを介して前記ピアSTAに送信する。また、本発明の実施例では、STA in PPSMクライアントモードにピアトラフィック指示フレームが連続的に送信される回数を最小化するためにPPSM指示ウィンドウ情報を用いる。
また、連続的な単方向トラフィックストリームのために送信されるピアトラフィック指示フレームの個数をリターントラフィック(return traffic)無しに縮めるために、データMPDUの受信される時であるサービス間隔が発生した後、新たなサービス周期がピアPSM指示ウィンドウ内で始められることができる。
本発明の実施例ではTDLS無線ネットワークにおけるピア電源節約モード(PPSM)を新たに定義する。PPSMを用いると、TDLSリンクを設定したSTAは、TDLSリンクとピアSTAをそのまま維持することによってデータ受信経路をAP経路に変更することなくPSMに進入することができる。また、STA in PPSM APモードは、ピアSTA in PSMのためにフレームを一時的にバッファリングして、レガシAPを介してその事実を前記ピアSTAに知らせて、また、バッファリングしているフレームを前記レガシAPを経由することなくバッファリングしているフレームをダイレクト経路を介して前記ピアSTAに送信することができる。従って、本発明の実施例によると、TDLS無線ネットワークでSTAがPSMで動作するのを效果的にサポートすることができる。
TDLS手順と関連した媒体アクセス制御(MAC)フレームのフォーマットを示すブロック図である。 TDLSフレームの類型とこれに該当する値の一例を示す図である。 TDLS設定手順を示すメッセージ流れ図である。 TDLS設定要求フレームに含まれることができる情報の一例を示す図表である。 TDLS設定要求フレームとTDLS設定応答フレームに含まれることができるQoS能力値情報要素のフォーマットを示すブロック図である。 図5のQoS情報フィールドのフォーマットを示すブロック図である。 TDLS設定要求フレームとTDLS設定応答フレームに含まれることができる拡張能力値情報要素のフォーマットを示すブロック図である。 TDLS設定応答フレームに含まれることができる情報の一例を示す図表である。 TDLS解除過程を示すメッセージ流れ図である。 TDLSリンクを設定したSTAのうちいずれか一つのSTAを電源節約モードに切り替えるための過程を示すメッセージ流れ図である。 TDLSリンクを設定して電源節約モードで動作しているSTAが電源節約モードを解除してアクティブモードに切り替えるための過程を示すメッセージ流れ図である。 本発明の第1の実施例に従ってTDLS経路を用いて第1のSTA(STA1)が第2のSTA(STA2)にデータを送信する手順を示すメッセージ流れ図である。 本発明の第2の実施例に従ってDLS経路を用いて第1のSTA(STA1)が第2のSTA(STA2)にデータを送信する手順を示すメッセージ流れ図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態が適用されることができるTDLS無線ネットワークでは、たとえレガシAPに結合しているNon−AP STAであるとしても相互間にダイレクトリンクであるTDLSリンクを設定して、また、設定されたTDLSリンクを解除することができる。いずれか一つのSTAが、相手方STAとTDLSリンクを設定する、或いは解除するためには、このための管理作用フレーム、例えば、TDLSフレームをレガシAPを介してやりとりすることができるべきである。然しながら、レガシAPは、二つのNon-AP STAがTDLSリンクの設定に直接的に関与できない問題がない。
このような問題を解決するための一つの方法は、TDLSフレームをデータフレームの形態にカプセル化させてレガシAPを経由して相手方STAに送信するのである。これによると、レガシAPは、但し、Non−AP STA間の通信を中継する機能だけを遂行して、TDLSリンクの設定や管理、解除などの手順に全く関与しない。後述する本発明の実施形態は、このようにTDLSリンクの設定、解除、及び管理のためにデータフレームの形態にカプセル化されたTDLSフレームをやり取りするTDLS無線ネットワークに有用に適用されることができる。
TDLS無線ネットワークを構成する装置のうち、Non-AP STAは、IEEE 802.11標準の規定に従う媒体アクセス制御と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェースを含む任意の装置である。Non-AP STAは、APでない無線装置(Wireless Device)であって、各々無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、使用者装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、または移動加入者ユニットなどと呼ばれることがある。
Non-AP STAは、プロセッサと送受信機を含み、また、一般的に使用者インターフェースとディスプレー手段などをさらに含むことができる。プロセッサは、無線ネットワークを介して送信するフレームを生成する、或いは前記無線ネットワークを介して受信されたフレームを処理するように考案された機能ユニットであって、ステイションを制御して使用者により入力され、また、使用者のための多様な信号処理機能を遂行する。また、送受信機は、前記プロセッサと機能的に連結されており、ステイションのために無線ネットワークを介してフレームを送受信するように考案されたユニットである。
また、Non-AP STAは、後述するTDLS無線ネットワークにおけるPPSMをサポートする。これによると、相手方Non-AP STAとTDLSリンクを設定したNon-AP STAは、電源管理と関連して二つのモードのうちいずれか一つのモードで動作することができる。最初のモードは、PPSM APモードであって、STA in PPSM APモードは、電源節約モードで動作しているピアNon-AP STAのために、一時的にデータをバッファリングしており、後述したような所定のメッセージ送信手順に従ってバッファリングしているデータをTDLSリンクを介してピアNon-AP STAに送信する。2度目のモードは、PPSMクライアントモードであって、STA in PPSMクライアントモードは、既設定されたTDLSリンクを解除することなくPSMに進入することができる。また、STA in PPSMクライアントモードは、後述する所定のメッセージ送信手順に従ってピアSTA in PPSM APモードにバッファリングされているデータをダイレクトリンクを介して受信することができる。
また、APは、無線局機能を有して、また、結合された無線局のために無線媒体を経由して分配システム(DS)に対する接続を提供する機能個体である。本発明の実施例によると、前記APは、サービス品質(QoS)を支援しないレガシAPであることがある。このようなAPは、集中制御器、基地局(BS)、ノードB、またはサイト制御器などの名称とも呼ばれることがある。
図1は、TDLS無線ネットワークで第1のNon-AP STAがレガシAPを経由して相手方Non-AP STA(または(ピアSTA))とやり取りする媒体アクセス制御(MAC)フレーム(以下、「TDLSフレーム」という)のフォーマットを示すブロック図である。図1を参照すると、TDLSフレームは、MACヘッダフィールド、論理リンク制御(Logical Link Control;LLC)/サブネットワーク接続プロトコル(Sub-Network Access Protocol;SNAP)フィールド、リモートフレーム類型フィールド、TDLSパケット類型フィールド、情報フィールド、及びエラー訂正フィールド(Cyclic Redundancy Code;CRC)を含む。また、TDLSフレームは、プロトコルバージョンフィールドをさらに含むことができる。
MACヘッダフィールドにはほぼ全ての類型のフレームに共通される情報が含まれる。例えば、MACヘッダフィールドは、フレーム制御フィールド、持続時間/IDフィールド、複数の住所フィールド(Address1、Address2、Address3、Address4)、シーケンス制御フィールド、及び/または、QoS制御フィールドなどを含むことができる。
このうち、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールド、フレームの機能を識別するためのタイプとサブタイプフィールド、後続する現在のMSDUやMMPDUの追加フラグメントが存在するかを指示するための追加フラグメントフィールド、再送信されるフレームであるかを指示するためのリトライフィールド、電源節約モードで動作するかを指示するための電源管理フィールドなどを含む。フレーム制御フィールドの電源管理フィールドは、一連のフレーム交換を成功裏に完了した以後にSTAが動作するモードを指示する。例えば、電源管理フィールドが「0」に設定されると、前記フレームの送信STAは、アクティブモードで動作することを表すが、前記電源管理フィールドが「1」に設定されると、送信STAは、ピア電源節約モードで動作することを表す。
また、サービス品質制御フィールドは、フレームの属するトラフィックカテゴリ(TC)またはトラフィックストリーム(TS)とフレームタイプとサブタイプに従って変えられるフレームに対する多様な他のサービス品質関連情報を識別するためのものである。このようなサービス品質制御フィールドは、フレームのサブタイプフィールドのQoSサブフィールドが「1」に設定されている全てのTDLSフレームに存在することができる。各サービス品質制御フィールドは、5個のサブフィールドを含み、これらのサブフィールドの使用例と複数の可能なレイアウトは、表1に示されている。
Figure 2010521117
次に、図1を参照すると、LLC/SNAPフィールドは、LLC/SNAPヘッダを含む。また、リモートフレーム類型フィールドは、TDLSフレームであることを指示する値(例えば、「2」)に設定されることができる。プロトコルバージョンフィールドは、送/受信メッセージのプロトコルバージョンを指示するための値に設定されることができる。
TDLSパケット類型フィールドは、TDLSフレームの類型を特定するための値に設定される。TDLSフレームの類型とこれに該当する値の一例は、図2に示されている。図2を参照すると、TDLSフレームにはTDLS設定要求フレーム、TDLS設定応答フレーム、TDLS設定確認フレーム、TDLSRx切り替え要求(TDLS Rx Switch Request)フレーム、TDLSRx切り替え応答(TDLS Rx Switch Response)フレームなどが含まれる。また、本発明の実施例ではSTA in PPSM APモードがSTA in PPSMクラアイントモードに送信するデータがバッファリングされているとの事実を知らせるためのフレーム類型を新たに定義し、このような新たな類型のフレームは、ピアトラフィック指示フレームであることがある。然しながら、前記新たな類型のフレームの名称は、ここに限定することではなく、例えば、TDLSトラフィック指示メッセージ(TDLS TIM)フレームなどと呼ばれることもある。ピアトラフィック指示フレームの具体的な用途に対しては後述する。
また、TDLSフレームの情報フィールドには各TDLSフレームの類型に従って個別的に特定される多様な情報が含まれ、含まれる情報は、各TDLS類型に従って差がある。また、エラー訂正フィールド(CRC)には該当フレームのエラー訂正のための付加情報が含まれる。
図3は、二つのNon-AP STA(以下、単純に「STA」という)とレガシAPを含むTDLS無線ネットワークにおけるTDLS設定手順を示すメッセージ流れ図である。
図3を参照すると、第2のSTAとダイレクトリンクを設定しようとする第1のSTAは、ダイレクトリンクの設定を要求するためのフレーム、例えば、TDLS設定要求フレームをAPを経由して第2のSTAに送信する(S11)。TDLS設定要求フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLS設定要求を指示する値に設定されることができる。従って、段階S11ではTDLS設定要求がデータフレームの形態にカプセル化されて送信される。従って、APは、受信されるフレームがTDLS設定要求フレームであると、これを受信STAである第2のSTAのために伝達する機能を遂行する。
図4は、TDLS設定要求フレームの情報フィールド(図1のTDLSフレームで情報フィールド)に含まれる情報を示す。図4を参照すると、TDLS設定要求フレームの情報フィールドは、リンク識別子情報、結合要求フレーム本体情報(Association Request Frame Body)、ダイアログトークン情報などと第1のSTAのQoS能力値情報(QoS Capabilities Information)を含む。また、TDLS設定要求フレームの情報フィールドは、能力値情報または拡張能力値情報(Extended Capabilities Information)をさらに含むこともできる。
図5は、QoS能力値情報のフォーマットを示すブロック図である。QoS能力値情報は、これを送信する第1のSTAがサポートするQoS能力値を知らせるために使用されるものである。本発明の実施例によると、QoS能力値情報要素は、PPSMに進入する第1のSTAまたは第2のSTAが自分のサポートするトリガ可能なアクセスカテゴリ(Trigger-enabled Access category)、及び/または、配信可能なアクセスカテゴリ(Delivery-enabled Access category)をピアQSTAに知らせるために使用される。図5を参照すると、QoS能力値情報は、要素IDフィールド、長さIDフィールド、及びQoS情報フィールドを含む。
図6は、図5に示されたQoS情報フィールドのフォーマットの一例を示すブロック図である。図6を参照すると、QoS情報フィールドは、AC_VO U-APSDフラグビット、AC_VI U-APSDフラグビット、AC_BK U-APSDフラグビット、AC_BE U-APSDフラグビット、Q-Ackビット、最大サービスピリオド長さ(Max Sp Length)ビット、追加データ承認(More Data Ack)ビットを含む。このようなQoS情報フィールドに含まれる情報は、これを送信するSTAのトリガ可能なアクセスカテゴリ、及び/または、配信可能なアクセスカテゴリを表す。
QoS情報フィールドで任意のアクセスカテゴリに対するU-APSDフラグビットを「1」に設定する場合、該当アクセスカテゴリ(AC)は、トリガ可能なアクセスカテゴリまたは配信可能なアクセスカテゴリに設定されるようになる。一方、QoS情報フィールドで任意のアクセスカテゴリに対するU-APSDフラグビットを「0」に設定する場合、該当アクセスカテゴリ(AC)のデータフレームは、U-APSD手順でない通常的なメッセージ送信手順に従って伝えられる。即ち、サービスピリオド(SP)の間に、アクティブモードまたはPPSM APモードにあるSTAがPS-Pollと関係なくデータの送信が許容されず、PSMまたはPPSMクライアントモードにあるSTAがPS-Pollを送った場合にのみPPSM APモードにあるSTAがデータフレームを送信する。
図7は、TDLS設定要求フレームに含まれることができる一つの情報要素として、拡張能力値情報要素(Extended Capabilities Information Element)のフォーマットを示すブロック図である。本発明の実施例によると、拡張能力値情報は、第1または第2のSTAがピア電源節約モードAPモード、及び/または、ピア電源節約クライアントモードをサポートするかを表すためのものである。STAがピアPSM APモード、及び/または、ピアPSAクライアントモードをサポートするか否かは、拡張能力値情報要素でないSTAの能力値を表すための他の情報要素(例えば、能力値情報要素や、前述したQoS能力値情報要素)に含まれることができる。図7を参照すると、拡張能力値情報は、要素IDフィールド、長さIDフィールド、及び能力値フィールドを含み、ここで能力値フィールドに該当STAがサポートするPPSM関連モード情報が含まれる。
次に、図3を参照すると、TDLS設定要求フレームを受信した第2のSTAは、これに対する応答としてTDLS設定応答フレームもAPを経由して第1のSTAに送信する(S12)。この場合、TDLS設定応答フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLS設定応答(TDLS Setup Response)を指示する値に設定される。従って、TDLS設定応答は、データフレームの形態にカプセル化されてAPを経由して第1のSTAに送信される。
図8は、TDLS設定応答フレームの情報フィールド(図1のTDLSフレームで情報フィールド)に含まれる情報を示す。図8を参照すると、TDLS設定応答フレームの情報フィールドは、リンク識別子情報、状態コード情報、結合要求フレーム本体情報、ダイアログトークン情報などと第1のSTAのQoS能力値情報を含む。QoS能力値情報のフォーマットは、図4と同一であるため、これに対する説明は省略する。また、TDLS設定応答フレームの情報フィールドは、TDLS設定応答フレームの情報フィールドと同様に、これを送信するSTAがピアPSM APモード、及び/または、ピアPSMクライアントモードをサポートするかを指示するための情報要素、例えば、拡張能力値情報要素をさらに含むこともできる。
次に、図3を参照すると、第1のSTAは、受信されたTDLS設定応答フレームに対するTDLS設定確認フレームをAPを経由して第2のSTAに送信する(S13)。TDLS設定確認フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLS設定確認(TDLS Setup Confirm)を指示する値に設定されるものであって、やはりデータフレームの形態にカプセル化されてAPを経由して送信される。TDLS設定手順では管理作用フレームがAPの直接的な関与無しにデータフレームの形態にカプセル化されて送信されるため、送信途中に損失される可能性が高い。従って、TDLS設定手順ではピアSTA(第2のSTA)からのTDLS設定応答フレームに対して、開始STA(第1のSTA)がTDLS設定確認フレームを送信するようにしている。
このように、第1のSTAと第2のSTAとの間にTDLS設定要求フレーム、TDLS設定応答フレーム、及びTDLS設定確認フレームの交換が行われると、第1のSTAと第2のSTAとの間にTDLSリンクが設定完了される。二つのSTA間にTDLSリンクが設定されると、第1のSTAと第2のSTAとは、APを経由せずにTDLSリンク経路を介してデータやその他の管理フレームなどをやり取りすることができる。もちろん、第1のSTAと第2のSTAとはAP経路を介しても通信をすることができる。
また、本発明の実施例によると、TDLSリンクを設定したいずれか一つのSTAは、PSMに進入することができる。この場合、前記STAは、PPSMクライアントモードをサポートするSTAであり、ピアSTAは、PPSM APモードをサポートするSTAである。また、いずれか一つのSTAがPSMで進入しようとする場合、前記STAは、データ受信経路をAP経路に切り替える、或いはTDLSリンクのダイレクトRx経路(Direct Rx Path)を介したデータの受信は中止するが、TDLSリンクは、そのまま維持することもできる。後者の場合、前記STAは、電源管理ビットを設定したフレームをピアSTAに送信した後にPPSMクライアントモードに進入することができる。
次に、お互いにTDLSリンクを設定した第1のSTAと第2のSTAとを含むTDLS無線ネットワークにおけるTDLS解除(TDLS Tear down)手順に対して説明する。図9は、本発明の一実施例に係るTDLS解除過程を示すメッセージ流れ図である。
図9を参照すると、TDLSを解除しようとするSTA、例えば、第1のSTA(STA1)は、TDLS解除要求フレームをAPを経由して第2のSTA(STA2)に送信する(S21)。この場合、TDLS解除要求フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLS解除要求(TDLS Tear down Request)を指示する値に設定されるものである。このようなTDLS解除要求フレームもデータフレームの形態にカプセル化されてAPを経由して送信される。また、TDLS解除要求フレームを受信した第2のSTAは、これに対する応答としてTDLS解除応答フレームをやはりAPを経由して第1のSTAに送信する(S22)。この場合、TDLS解除応答フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLS解除応答を指示する値に設定されるものである。このように、TDLSを設定した二つのQSTA間にTDLS解除要求フレームとTDLS解除応答フレームとの交換が行われると、TDLS解除過程を終了する。
次に、TDLSリンクを設定した一対のSTAのうちいずれか一つのSTAがPSMに進入する過程に対して説明する。TDLSリンクを設定したSTAは、データ受信経路をAP経路に切り替えてPSMに進入することもできるが、以下、データ受信経路をTDLSリンク経路にそのまま維持するPPSMに対して説明する。
本発明の実施形態の適用されるTDLS無線ネットワークではPPSMクライアントモードをサポートする第1のSTAは、TDLSリンクを設定した以後にもPSMで進入して動作することができる。また、この場合、TDLSリンクの相手方である第2のSTAがPPSM APモードをサポートするSTAである場合には、PSMにある第1のSTAへのデータ送信のためにTDLSリンク経路を使用することができる。このように、TDLSリンクを設定しているいずれか一つのSTAがPPSMクライアントモードに動作して、また、他の一つのSTAがPPSM APモードで動作して、PPSM APモードで動作するSTAがPPSMクライアントモードで動作するSTAのために、データをバッファリングしており、所定の手順に従ってTDLSリンク経路を介してPPSMクライアントモードで動作するSTAのためにバッファリングしているデータを送信するサービスをTDLS無線ネットワークにおけるピア電源節約モード(PPSM)という。
本発明の一実施例によると、電源節約モードに進入しようとする第1のSTAは、TDLSリンクの相手方である第2のSTAがPPSM APモードをサポートする場合、ピアPSMクライアントモードに進入することができる。第1のSTAがPPSMクライアントモードに進入することができる方法は、多様にある。例えば、第1のQSTAは、電源管理情報(例えば、電源管理ビット)がPSMを指示する値(例えば、「1」)に設定されたフレームを第2のSTAに送信することによって、第1のSTAは、PPSMクライアントモードに進入することができる。この場合、前記電源管理ビットを含むフレームが第2のSTAに送信される経路には特別な制限はなく、例えば、TDLSリンクやAPを経由して送信されることができる。
第2のSTAのTDLSリンクの相手方、例えば、第1のSTAがPPSMクラアイントモードで進入した場合、前記第2のSTAは、前記第1のSTAに送信されるデータ、例えば、MSDUは、APに送信せずに自分のメモリなどに一時的にバッファリングして、所定のメッセージ送信プロトコル(例えば、U-APSD手順)に従って、バッファリングしているデータをTDLSリンク経路を介して第1のSTAに送信する。このように、PPSMクライアントモードで動作するSTAのために送信するデータをバッファリングして、TDLSリンク経路を介してバッファリングされたデータを送信するSTAをPPSM APモードで動作するSTAという。前述したように、PPSM APモードをサポートするNon-AP STAは、TDLS設定要求フレームまたはTDLS設定応答フレームの拡張能力値情報フィールドを使用して、自分がPPSM APモードをサポートするかどうかをTDLSリンクの相手方に知らせることができる。
第2のSTAのピアSTAである第1のSTAがピアPSMクライアントモードにある場合、第2のSTAは、ピアPSM APモードで動作する、或いは自分もピアPSMクライアントモードに進入することもできる。後者の場合、前記第2のSTAは、前記ピアSTAによって開始されたサービス期間(SP)の間に電源管理ビットが設定されているフレームを前記ピアSTAに送信することによって、ピアPSMクライアントモードに進入することができる。ここでサービス期間(SP)は、APを介して送信されたピアトラフィック指示フレームによって指示されたフレームの送信以後に始められることができる。
また、ピアトラフィック指示フレームを送信するピアPSMクライアントモードのSTAは、ピアPSM APモードに切り替え、前記ピアトラフィック指示フレームによって開始されたサービス期間(SP)が終了される時までピアPSM APモードで動作する。
このように、TDLSリンクを設定しているいずれか一つのSTA(図3の例ではSTA1)がPSMで進入して、また、他のSTA(図3の例ではSTA2)がAMを維持すると、前記第1のSTAと第2のSTAは、各々PPSMクライアントモード及びPPSM APモードの状態となる。TDLS無線ネットワークでPPSMクライアントモードの状態にあるSTAは、PPSM APモードのピアSTAからMSDU(MACサービスデータユニット)またはMMPDU(MAC管理プロトコルデータユニット)を受信するために、次の通り動作することもできる。
a)PPSMクライアントモードにある第1のSTAがスケジュールされないサービスピリオド(SP)を開始する場合、前記第2のSTAは、PPSM APモードにあるピアSTAにトリガフレームを送信する。もし、一つまたはその以上のアクセスカテゴリ(AC)では配信可能が支援されない場合、第1のSTAは、前記第2のSTAにPS-Pollフレームを送ることによって、前記アクセスカテゴリに属するMSDUまたはMMPDUを獲得することができる。
b)PPSMクライアントモードにある第1のSTAは、自分に送信されるデータフレーム中からEOSP(サービス期間終了)が「1」に設定されたデータフレームを受信する時まで覚めている。
c)PPSMクライアントモードにある第1のSTAは、伝達の支援されるアクセスカテゴリに属しないユニキャストデータフレームまたは管理フレームで追加データサブフィールドが「1」に設定されていると、追加PS-Pollフレームを送信することもできる。PPSMクライアントモードにある第1のSTAは、伝達の支援されるアクセスカテゴリに属するユニキャストデータフレームまたは管理フレームで追加データサブフィールドが「1」に設定されていると、追加トリガフレームを送信することもできる。
図10は、本発明の他の実施例に従って、TDLSを設定したSTAのうちいずれか一つのSTA、例えば、第1のSTA(STA1)がPSMに進入するための過程を示すメッセージ流れ図である。
図10を参照すると、PSMで進入しようとする第1のSTA(STA1)は、TDLSRx切り替え要求フレームをAPを経由して第2のSTA(QSTA2)に送信する(S31)。この場合、TDLSRx切り替え要求フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLSRx切り替え要求(TDLS Rx Switch Request)を指示する値に設定されるものであることがある。TDLSRx切り替え要求フレームには切り替えようとする受信経路を指示する情報、例えば、経路要素(Path Element)を含むことができる。また、この場合にも、前述した実施例と同様に、TDLSRx切り替え要求フレームに含まれる電源節約モードビットが「1」に設定されることができる。
一般的に、PSMモードに切り替えようとするSTAが送信するTDLSRx切り替え要求フレームの経路要素に設定される値は「AP経路」を表す値であることがある。この値は、後述する本発明の実施例に従ってSTA1が電源節約モードでもTDLSリンクを介してデータを受信しようとする場合に適用することができる。然しながら、本発明の実施例はここに限定することではなく、電源節約モードの状態でもTDLSリンク経路を介してデータを受信しようとする場合には前記経路要素を「TDLSリンク経路」と設定されるようにすることもできる。以下、前者の場合に対してのみ説明する。
次に、TDLSRx切り替え要求フレームを受信した第2のSTAは、これに対する応答としてTDLSRx切り替え応答フレームをやはりAPを経由して第1のSTAに送信する(S32)。この場合、TDLSRx切り替え応答フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLSRx切り替え要求を指示する値に設定されるものであることがある。また、TDLSRx切り替え応答フレームにも経路要素が含まれることができる。
このように、TDLSを設定した二つのSTA間にTDLSRx切り替え要求フレームとTDLSRx切り替え応答フレームの交換が行われると、第1のSTAは、電源節約モードに進入することができる(S33)。
次に、本発明の実施例に適用されることができる手順であって、TDLSリンクを設定したSTAのうちいずれか一つがPSM(電源節約モード)でアクティブモード(Active Mode)に切り替える過程に対して説明する。図11は、TDLSを設定したSTAがPSMモードでアクティブモードに切り替えるための過程を示すメッセージ流れ図である。
図11を参照すると、電源節約モードでアクティブモードに切り替えようとする第1のSTA(STA1)は、まず、自分の電源管理モードを電源節約モードでアクティブモードに切り替える(S41)。次に、第1のSTA(STA1)は、TDLSRx切り替え要求フレームをAPを経由して第2のSTA(STA2)に送信する(S42)。この場合、TDLSRx切り替え要求フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLSRx切り替え要求を指示する値に設定されるものであることがある。また、TDLSRx切り替え要求フレームの経路要素に設定される値は、一般的に「TDLSリンク経路」を表す値が含まれるが、ここに限定することではない。
次に、TDLSRx切り替え要求フレームを受信した第2のSTAは、これに対する応答としてTDLSRx切り替え応答フレームをやはりAPを経由して第1のSTAに送信する(S43)。この場合、TDLSRx切り替え応答フレームは、図1のTDLSフレームでTDLSパケット類型フィールドがTDLSRx切り替え応答を指示する値に設定されるものであることがある。また、TDLSRx切り替え応答フレームにも経路要素を含むことができる。
次に、本発明の一実施例に従ってPPSM APモードの第1のSTAがPPSMクライアントモードの第2のSTAにTDLSリンク経路を介してデータを送信する手順を説明する。本発明の実施例によると、TDLS TIMブロードキャストフレームを用い、このようなフレームの名称は例示に過ぎず、本実施例がここに限定することではない。例えば、前記フレームの名称は、ピアトラフィック指示(Peer Traffic Indication)フレームであってもよい。
図12は、本発明の第1の実施例に従ってTDLS無線ネットワークでTDLSリンクを設定している第1のSTA(STA1)がピアSTAである第2のSTA(STA2)にTDLSリンク経路を介してデータを送信する手順を示すメッセージ流れ図である。本実施例では第2のSTAが現在PPSMクライアントモードに動作していると仮定する。前述した第2のSTAは、電源管理ビットが「1」に設定されたフレームを第1のSTAに送信することによってPPSMクライアントモードに進入することができる。また、第1のSTAは、AMを維持しながらPPSM APモードで動作する、或いはPSMモードに進入することもできる。以下、前者の場合に対してのみ説明する。
まず、第1のSTAは、第2のSTAに送信するデータのあるとの事実を知らせるためのトラフィックバッファリング指示メッセージ(Traffic Buffering Indication Message)を第2のSTAに送信する(S51)。前記トラフィックバッファリング指示メッセージの形態は、何らの制限がない。例えば、前記トラフィックバッファリング指示メッセージは、図2に示したように、新たな類型のTDLS管理活動フレーム(例えば、TDLS Type Value「9」を有するピアトラフィック指示フレーム、又はTDLS TIM放送フレームなどであり、その名称には特別な制限がない)である、或いは現在知られている類型のTDLS管理活動フレームにこのような情報が含められたフィールドが追加された形態であってもよい。
表2は、本発明の実施例に係るピアトラフィック指示フレームに含まれる情報の一例が開示されている。ピアトラフィック指示フレームは、ピアPSMクライアントモードのSTAのために、該当STA(即ち、ピアPSM APモードのSTA)がバッファリングしているデータに関する情報、即ち、該当STAの電源節約バッファ状態を指示する。このような電源節約バッファの状態はAC別に表示されることができる。
Figure 2010521117
表2を参照すると、ピアトラフィック指示フレームは、リンク識別子、AC別にバックログされたデータがあるかどうかを指示するための情報(AC0 backlogged、AC1 backlogged、AC2 backlogged、AC3 backlogged)、及びピアPSM指示ウィンドウを含む。
また、トラフィックバッファリング指示メッセージは、他のTDLS管理活動フレームと同様に、データフレームの形態にカプセル化されてAPを経由して第2のSTAに送信されることができるが、これに限定することではない。例えば、第1のSTAがAPに送信するフレームフォーマットとAPが第2のSTAに送信するフレームフォーマットが異なることがある。より具体的に、後述する第2の実施例の通り、第1のSTAが所定のフレーム形態にAPに第2のSTAに送信するデータのあるとの事実を知らせ、また、APがビーコンフレームなどに含まれるトラフィック指示メッセージ(TIM)やこれと類似のメッセージを用いて第2のSTAに第1のSTAが送信するデータのあるとの事実を知らせることもできる。
このような本発明の実施例は、電源節約モードにあるステイションにデータフレームを送信するための既存の手順とは異なる。即ち、既存のデータフレームの送信手順によると、第1のSTAが送信するデータフレームのある場合、該当データフレームをまずAPに送信した。また、APは、第2のSTAに受信するデータフレームがあるとの事実をビーコンフレームなどに含まれているTIMを用いて知らせ、第2のSTAは、APからデータを受信した。然しながら、本発明の実施例では、送信するデータフレームのある第1のSTAは、自分が該当データフレームを直接格納しており、これをAPに送信しない。また、APは、第2のSTAに受信するデータフレームがあるとの事実を知らせ、また、データを送信することではなく、第1のSTAが送信するデータフレームがあるとの事実のみを知らせる、或いはそのような用途のTDLSフレームを伝達する(即ち、データフレームの形態にカプセル化された形態にTDLSフレームを中継する)。
次に、図12を参照すると、トラフィックバッファリング指示メッセージ(例えば、ピアトラフィック指示フレームまたはTDLS TIM放送フレーム)を受信して第1のSTAから受信するデータがあるとの事実を知るようになる第2のSTA(QSTA2)は、該当データの送信を要求するメッセージ、即ち、フレーム送信要求メッセージを第1のSTAに送信する(S52)。前記フレーム送信要求メッセージを送信する経路には特別な制限がない。例えば、前記フレーム送信要求メッセージは、図12に示したように、第2のSTAがTDLSリンクを介して第1のSTAに直接送信される、或いはAPを介して送信されることもできる。後者の場合、前記フレーム送信要求メッセージは、他のTDLSフレームと同様に、データフレームの形態にカプセル化されて送信されることもできる。
第2のSTAが第1のSTAに送信するフレーム送信要求メッセージは、例えば、トリガフレームまたはPS−Poll(電源節約ポール)フレームであってもよく、または、図12に示したように、前記フレーム送信要求メッセージは、電源管理ビットを「0」(アクティブモードを指示する値)に設定したナルデータフレーム(Null Data Frame)であってもよい。また、前記フレーム送信要求メッセージには第2のSTAが第1のSTAからデータフレームの送信を受けることを希望する送信経路に対する情報がさらに含まれる、或いは前記フレーム送信要求メッセージの自体をTDLSリンクを介してデータフレームの送信を受けることを所望することと予め約束しておくこともできる。
このように、第2のSTAからフレーム送信要求メッセージを受信した第1のSTAは、TDLSリンクを介してバッファリングしているデータフレームを順次第2のSTAに送信する(S53)。この場合、もし、送信するデータがさらに残っていると、第1のSTAは、サービス期間終了(EOSP)フィールドが「0」に設定されたデータフレームをTDLSリンクを介して第2のSTAに送信する。また、バッファリングしているデータフレームを全て送信した以後、またはバッファリングしているデータフレーム中から最後のデータフレームを送信する時、サービス期間終了(EOSP)フィールドの値を「1」に設定したデータフレームを送信する。これは第2のSTAにこれ以上追加に送信するデータフレームのないとの事実を知らせることによって、第2のSTAが再び電源節約モードに進入することを許容するためである。この場合、サービス期間終了(EOSP)フィールドが「1」に設定されたメッセージを受信した第2のSTAは、既存の手順(図10に示された手順)に従って、再び電源節約モードに進入する、或いは第1のSTAにそのような事実を知らせずに直ちに電源節約モードに進入する、或いは電源管理ビットが「1」に設定されたフレームを送信した後にPPSMクライアントモードに進入することもできる。
図13は、本発明の第2の実施例に従ってTDLS経路を介して第1のSTA(STA1)が第2のSTA(STA2)にデータを送信する手順を示すメッセージ流れ図である。本実施例でも、第1のSTAは、PPSM APモードに動作して、第2のSTAは、PPSMクライアントモードに動作していると仮定する。
図13を参照すると、まず、第1のSTAは、第2のSTAに送信するデータのあるとの事実を知らせるためのトラフィックバッファリング指示メッセージ、例えば、ピアトラフィック指示フレームまたはTDLS TIMブロードキャストフレームをAPに送信する(S61)。前記トラフィックバッファリング指示メッセージの形態は、何らの制限がない。また、トラフィックバッファリング指示メッセージは、他のTDLS管理活動フレームと同様に、データフレームの形態にカプセル化されてAPに送信される、或いは一般管理活動フレームの形態に送信されることができる。
また、第1のSTAからトラフィックバッファリング指示メッセージを受信したAPは、周期的にビーコンフレーム(Beacon frame)を送信する(S62)。前記ビーコンフレームは、APで他のSTA(例えば、第1のSTA及び第2のSTAなどのようにAPに接続している非AP STA)のためにブロードキャスティングされることができる。このようなビーコンフレームは、例えば、TIM間隔または配信トラフィック指示メッセージ(DTIM)間隔に送信されることができる。また、APは、前記ビーコンフレームと同じDTIM間隔または相異する間隔に、または前記ビーコンフレームに含ませる、或いは前記ビーコンフレームとは別個に受信されたトラフィックバッファリング指示メッセージ(ピアトラフィック指示フレームまたはTDLS TIMブロードキャストフレーム)を送信する(S63)。この場合、前記トラフィックバッファリング指示メッセージは、データフレームの形態にカプセル化された形態がそのまま中継だけされる形態に送信されることもできる。
このような本発明の実施例は、電源節約モードにあるステイションにデータフレームを送信するための既存の手順とは異なる。即ち、既存のデータフレームの送信手順によると、第1のSTAが送信するデータフレームのある場合、該当データフレームをまずAPに送信した。また、APは、第2のSTAに受信するデータフレームがあるとの事実をビーコンフレームなどに含まれているTIMを用いて知らせた。然しながら、本発明の実施例では、送信するデータフレームのある第1のSTAは、自分が該当データフレームを直接格納しており、これをAPに送信しない。また、APは、第2のSTAに単純に受信するデータフレームがあるとの事実を知らせることではなく、第1のSTAが送信するデータフレームのあるとの事実を知らせる。
次に、受信されるトラフィックバッファリング指示メッセージを介して第1のSTAから受信するメッセージがあるとの事実を知る第2のSTAは、第1のSTAにデータフレームの送信を要求するフレーム送信要求メッセージを第1のSTAに送信する(S64)。前記フレーム送信要求メッセージは、図示したように、第2のSTAがTDLSリンクを介して第1のSTAに送信する、或いは第1のSTAと第2のSTAとの間に設定されている送信経路がAP経路である場合にはAPを介して送信されることもできる。後者の場合、前記フレーム送信要求メッセージは、他のTDLSフレームと同様に、データフレームの形態にカプセル化されて送信されることもできる。
第2のSTAが第1のSTAに送信するフレーム送信要求メッセージは、例えば、トリガフレームまたは電源節約-ポールフレームであってもよい。また、前記フレーム送信要求メッセージは、電源管理ビットを「0」(アクティブモードを指示する値)に設定したナルデータフレームであってもよい。また、前記フレーム送信要求メッセージには第2のSTAが第1のSTAからデータフレームの送信を受けることを希望する送信経路に対する情報がさらに含まれる、或いは前記フレーム送信要求メッセージ自体をTDLSリンクを介してデータフレームの送信を受けることを所望することと予め約束しておくこともできる。
このように、第2のSTAからフレーム送信要求メッセージを受信した第1のSTAは、TDLSリンク経路を介してバッファリングしているデータフレームを順次第2のSTAに送信する(S65)。この場合、さらに送信するデータがあると、送信されるデータフレームのEOSPが「0」に設定されることができる。また、実施例に応じてはバッファリングしているデータフレームを全て送信した以後にまたは図面に示したように、バッファリングしているデータフレーム中から最後のデータフレームを送信する時、サービス期間終了(EOSP)フィールドの値を「1」に設定するようにすることもできる。これは第2のSTAにこれ以上追加に送信するデータフレームのないとの事実を知らせることによって、第2のSTAが再び電源節約モードに進入することを許容するためである。
この場合、サービス期間終了(EOSP)フィールドが「1」に設定されたメッセージを受信した第2のSTAは既存の手順に従って、再び電源節約モードに進入する、或いは第1のSTAにそのような事実を知らせずに電源節約モードに進入することもできる。本実施例によると、第2のSTAは、電源管理ビットを「1」(電源節約モードを指示する値)に設定したナルデータフレームを第1のSTAに送信して、電源節約モードに進入するとの事実を第1のSTAに知らせることもできる(S66)。
以上、説明した通り、本発明の実施例によると、PPSMクライアントモードにある第2のSTAがPPSM APモードの第1のSTAからデータフレームを受けるために、原則的に前記第1のSTAと第2のSTAは、各々U-APSD手順に従って動作する。例えば、第2のSTAは、トリガフレームまたはPS-Pollフレームまたは電源管理ビットを「0」に設定したナルデータフレームを前記第1のSTAに送信する。このようなPS-Pollフレームまたはナルデータフレームは、PPSMクライアントモードのSTAがTDLSリンクを介して直接データを受けることを希望するということを知らせるデータ送信のトリガフレームとして使用される。また、このようなトリガフレームを受信したPPSM APモードのピアSTAは、サービス期間(SP)を始めるようになる。もし、サービス期間が既に進行中であれば、追加的にサービス期間を生成する必要はない。
このような本発明の実施例によると、トリガフレームなどを送る前に、前記ピアSTAは、PPSMクライアントモードのSTAにトリガ可能なアクセスカテゴリを設定しなければならない。なぜなら、トリガ可能なアクセスカテゴリに設定したアクセスカテゴリ(AC)に対してのみ、トリガフレームを該当ACに送信してサービス期間を開始することができるためである。
サービス期間の間に、前記ピアSTA(アクティブモードにあるSTA)は、保管されたデータフレームをTDLSリンクを使用してPPSMクライアントモードのSTAに送信する。この場合、PPSM APモードのSTAからPPSMクライアントモードのSTAにデータフレームを送信する場合、追加的なPS-Pollを使用する必要がない。なぜなら、ピアSTAは、PPSMクライアントモードのSTAがサービス期間の間にはアクティブモードにあるとのことを知っているためである。従って、このような場合にはCSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避)方式を使用してPPSMクライアントモードのSTAにデータフレームを送信するようになる。
ピアSTAがPPSMクライアントモードのSTAに保管されたデータフレームの送信を終えた後、前記PPSMクライアントモードのSTAは、再び電源節約モードに切り替えることができる。このために、QoS制御フィールドのEOSPビットを「1」に設定したナルデータフレームを送信して、サービス期間が終わったとのことを知らせる。
ピアSTAが保管されたデータフレームがTDLSリンクを介してPSMクライアントモードのSTAに伝達する時、配信可能なアクセスカテゴリが設定されていなければならない。前記配信可能なアクセスカテゴリが意味するものは、次の通りである。配信可能なアクセスカテゴリに設定されたACに対して、サービス期間の間にTDLSリンクを介してデータの送信が可能である。もし、配信可能なアクセスカテゴリに設定されていないアクセスカテゴリのデータの場合には、通常的なデータ送信手順(電源節約モードにおける通常的なデータフレームの送信手順)に従ってデータフレームを送信する。これによると、PSMのSTAからPS-Pollフレームを受信した場合、ピアSTAは、一つのデータフレームを前記PSMのSTAに送信する。
このような本発明の実施例によると、PPSMクライアントモードであるSTAが相手方であるPPSM APモードのピアSTAにトリガ可能なアクセスカテゴリと配信可能なアクセスカテゴリに関する情報を知らせる必要がある。本発明の実施例によると、このようなトリガ可能なアクセスカテゴリと配信可能なアクセスカテゴリに関する情報は、TDLS設定要求フレームとTDLS設定応答フレームのQoS能力値情報要素に含まれる。より具体的に、前記QoS能力値情報要素のQoS情報フィールドにこのようなトリガ可能なアクセスカテゴリと配信可能なアクセスカテゴリに関する情報が含まれることができ、ここに対しては前述したため、これに対する詳細な説明は省略する。
本発明の一実施例によると、ピアPSM APモードのSTAでピアPSMクライアントモードのSTAのためにバッファリングしているトラフィック(MPDU等)を処理する手順は、ほぼ既存のU-APSD(Unscheduled-Automatic Power Save Delivery)プロトコルにともなうAPで処理する手順と同一である。既存のU-APSDプロトコルにともなうAPにおける処理手順は、IEEE P802.11-REVma/D9.0((Oct.2006)(Revision of IEEE Std 802.11〜1999)、“Draft Standard for Information Technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements、Part 11:wireless LAN medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications)に詳細に記述されており、本明細書ではこれに対する詳細な説明は省略する。このような説明の省略は、単に記載上の便宜のためのことであり、前記IEEE P802.11-REVma/D9.0(Oct.2006)文書に記述されている内容は、本明細書にそのまま結合されることができる。
但し、本発明の実施例に係るピアPSM APモードのSTAにおける処理手順は、既存のU-APSDプロトコルにともなうAPにおける処理手順と次のような点で差がある。即ち、いずれか一つのACでバックログされ、また、新たなトラフィックの到着以前にピアPSM指示ウィンドウの期間の間に前記ACに対して一つのサービス期間も発生しない場合、ピアPSM APモードのSTAは、APを介してピアPSMクライアントモードのSTAにピアトラフィック指示フレームを送信する。前記ピアトラフィック指示フレームは、バックログされているACを指示する情報を含んでおり、ユニキャストフレームの形態にAPを介してピアPSMクライアントモードのSTAに送信されることができる。
また、ピアPSM APモードのSTAでバッファリングされているトラフィック(MPDU等)と関連したピアPSMクライアントモードのSTAにおける手順は、ほぼ既存のU-APSD(Unscheduled-Automatic Power Save Delivery)プロトコルにともなう非AP STAで処理する手順と同一である。既存のU-APSDプロトコルにともなう非AP STAにおける処理手順もIEEE P802.11-REVma/D9.0((Oct.2006)(Revision of IEEE Std 802.11〜1999)、“Draft Standard for Information Technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements、Part 11:wireless LAN medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications)に詳細に記述されており、この文書に記述されている内容は、本明細書にそのまま結合されることができる。
但し、本発明の実施例に係るピアPSMクライアントモードのSTAにおける処理手順は、既存のU-APSDプロトコルにともなう非AP STAにおける処理手順と次のような点で差がある。即ち、ピアPSM APモードのSTAにトラフィックがバッファリングされているとの指示情報は、ピアPSM APモードのSTAから受信されたピアトラフィック指示フレームから獲得することができる。また、回答トラフィック(Return Traffic)無しに連続的に送信される一方向のトラフィックストリーム(Uni-directional Traffic Stream)のために送信されるピアトラフィック指示フレームの数を減少させるために、データMPDUの受信される間であるサービス間隔が発生した以後ピアPSM指示ウィンドウ内に新たなサービス期間が始められることができる。
ピアPSMクライアントモードのSTAは、U-APSDを用いることができるように次の二つの方法を用いてピアPSM APモードのSTAを構成することができる。一つの方法は、ピアPSMクライアントモードのSTAは、TDLS設定要求フレーム、及び/または、TDLS設定応答フレームに含まれるQoS能力値情報要素のQoS情報サブフィールドの個別的なU-APSDフラグビットを設定する方法である。他の方法は、ピアPSMクライアントモードのSTAがAC毎にADDTS(ADDトラフィックストリーム)をピアPSM APモードのSTAに送ることによって、一つまたはその以上のACをトリガ可能(Trigger-enabled)に指定し、また、一つまたはその以上のACを配信可能(Delivery-enabled)に指定することである。
いずれか一つのSTAのピアがピアPSMクライアントモードにある場合、前記STAは、ピアPSM APモードにある、或いは自分もピアPSMクライアントモードに切り替えることを選択することができる。後者の場合、前記STAは、前記ピアSTAによって開始されたサービス期間の間にピアPSMクライアントモードのSTAに電源管理ビットが設定されているフレームを送信することができる。(SPはAPを介して送られたフレームがピアトラフィック指示フレームにより指示された後始められることができる。)ピアトラフィック指示フレームを送信するピアPSMクライアントモードのSTAは、ピアトラフィック指示フレームにより初期化されるSPの終了までピアPSM APモードに切り替えることができる。
以上、詳細に説明した本発明の実施形態は、単に本発明の技術思想を示すための例示であり、前記実施形態によって本発明の技術思想が限定されると解釈されてはならない。本発明の保護範囲は、本発明の特許請求の範囲によって特定される。

Claims (31)

  1. トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークにおける通信方法において、
    アクセスポイントを介して開始ステイションからピアステイションにTDLS設定要求メッセージを送信し、
    前記アクセスポイントを介して前記ピアステイションから前記開始ステイションに「成功」の状態コードとTDLS設定応答メッセージを送信し、
    前記TDLS設定応答メッセージを受信したことを確認するためのTDLS設定確認メッセージを、前記アクセスポイントを介して前記開始ステイションから前記ピアステイションに送信することによってTDLSリンクを設定し、
    前記開始ステイション及び前記ピアステイションのうちいずれか一つである第1のステイションによって、前記開始ステイション及び前記ピアステイションのうち他の一つである第2のステイションに通知することによってTDLSリンクにとどまったまま、電源節約モード(PSM)に進入する、
    ことを有する通信方法。
  2. 前記第1のステイションは、電力管理ビットセットを含むフレームを送信することによって、前記第1のステイションがPSMに進入することを前記第2のステイションに通知する、請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第2のステイションが前記第1のステイションのためのトラフィックをバッファリングし、
    前記第2のステイションから前記第1のステイションに前記TDLSリンクを介して前記バッファリングされたトラフィックを送信することをさらに有する、請求項1に記載の通信方法。
  4. 前記バッファリングされたトラフィックを送信する前に前記第2のステイションから前記第1のステイションに指示フレームを送信することをさらに有し、
    前記指示フレームは、前記トラフィックが前記アクセスポイントを介して前記第2のステイションにバッファリングされたものであることを指示する、請求項3に記載の通信方法。
  5. 前記指示フレームは、複数のフィールドを含み、各フィールドは、アクセスカテゴリ(AC)毎に電源節約バッファ状態を指示する、請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記指示フレームは、指示ウィンドウフィールドをさらに含み、前記指示ウィンドウフィールドは、前記第1のステイションに送られる連続的な指示フレーム間の最小間隔を指示する、請求項5に記載の通信方法。
  7. アクセスカテゴリがバックログされ、前記指示ウィンドウの期間の間に前記アクセスカテゴリに関するいかなるサービス期間も発生しない時、前記第2のステイションは、前記バックログされたアクセスカテゴリを指示する前記指示フレームを前記第1のステイションに送信する、請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記第2のステイションは、前記バッファリングされたトラフィックを普通のU-APSD手順を用いて前記第1のステイションに送信する、請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記第1のステイションは、前記QoS情報サブフィールドに個別的なU-APSDビットを設定することによって前記第2のステイションが前記U-APSD手順を使用するように構成し、前記QoS情報フィールドは、前記QoS能力値要素に含まれて、前記QoS能力値要素は、前記TDLS設定要求フレームや前記TDLS設定応答フレーム内で運ばれる、請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記第1のステイションがアクセスカテゴリ毎にADDTS要求フレームを前記第2のステイションに送信して、一つまたはその以上のアクセスカテゴリをトリが可能に指定して、一つまたはその以上のアクセスカテゴリを配信可能に指定することによって、前記第2のステイションが前記U-APSD手順を使用するようにする、請求項8に記載の通信方法。
  11. 前記第2のステイションとなる前記開始ステイションまたは前記ピアステイションは、前記TDLS設定要求メッセージまたは前記TDLS設定応答フレームに含まれるピアPSM APモードをサポートするための自分の能力値情報を送信する、請求項1に記載の通信方法。
  12. 前記TDLS設定要求フレームまたは前記TDLS設定応答フレームの拡張能力値情報フィールドは、前記能力値情報を含む、請求項11に記載の通信方法。
  13. 前記第1のステイションは、ピアPSMクライアントモードを支援して、前記第2のステイションは、ピアPSM APモードを支援し、
    前記第2のステイションでバッファリングされたトラフィックに関する前記第1のステイションの動作は、通常のU-APSD STAと同一であり、前記第1のステイションに対してバッファリングされたトラフィックに関する前記第2のステイションの遂行は、通常のU-APSD APと同じである、請求項11に記載の通信方法。
  14. 前記第2のステイションは、活性モードに維持される、或いは前記TDLSリンクにとどまったまま電源管理ビットセットを含むフレームを送信することによってPSMに進入する、請求項1に記載の通信方法。
  15. 前記第2のステイションが電源節約モードに進入して、前記第1のステイションまたは前記第2のステイションが他のステイションのためのトラフィックがバッファリングされていることを指示する指示フレームを他のステイションに送信する場合、前記第1のステイションまたは前記第2のステイションを、アクティブモードに切り替えて、前記指示フレームにより始められたサービス期間の終了時まで前記アクティブモードを維持する、請求項14に記載の通信方法。
  16. PSMをサポートするステイションのためのトンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークにおける通信方法において、
    アクセスポイントを介してピアステイションと通信することによって前記ピアステイションとTDLSリンクを設定し、
    前記TDLSリンクにとどまったまま電源管理ビットセットを含むフレームを前記ピアステイションに送信することによって電源節約モードに進入する、
    ことを有する通信方法。
  17. 前記ピアステイションにトラフィックがバッファリングされていることを指示する指示フレームを前記アクセスポイントを介して前記ピアステイションから受信し、
    前記ピアステイションにバッファリングされたトラフィックを前記TDLSリンクを介して前記ピアステイションから受信することをさらに有する、請求項16に記載の通信方法。
  18. 前記ピアステイションにバッファリングされた前記トラフィックは、U-APSD手順を用いて前記ピアステイションから受信される、請求項17に記載の通信方法。
  19. 前記ピアステイションは、
    前記ピアステイションに送信される前記TDLS設定要求フレームや前記TDLS設定応答フレームにより運ばれる前記QoS能力値要素の前記QoS情報サブフィールドに含まれる個別的U-APSDビットを設定する、或いは、
    一つまたはその以上のアクセスカテゴリをトリガ可能に指定して、ADDTS要求フレームをアクセスカテゴリ毎に前記ピアステイションに送ることによって一つまたはその以上のアクセスカテゴリを配信可能に指定することによって、
    前記U-APSD手順を使用するように構成される、請求項18に記載の通信方法。
  20. トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークにおける通信方法において、
    アクセスポイントを介してピアステイションと通信することによって前記ピアステイションとTDLSリンクを設定し、
    電源管理ビットセットを含むフレームを前記ピアステイションから受信する場合、前記ピアステイションのためのトラフィックをバッファリングし、
    前記TDLSリンクを介して前記ピアステイションに前記バッファリングされたトラフィックを送信する、
    ことを有する通信方法。
  21. 前記バッファリングされたトラフィックを送信する前に指示フレームを前記アクセスポイントを介して前記ピアステイションに送信することをさらに有し、
    前記指示フレームは、前記ピアステイションのための前記トラフィックがバッファリングされていることを指示する、請求項20に記載の通信方法。
  22. 前記指示フレームは、複数のフィールドを含み、各フィールドは、アクセスカテゴリ(AC)毎に前記電源節約バッファ状態を指示する、請求項21に記載の通信方法。
  23. 前記指示フレームは、指示ウィンドウフィールドをさらに含み、前記指示ウィンドウフィールドは、前記ピアステイションに送られる連続的な指示フレーム間の最小間隔を指示する、請求項22に記載の通信方法。
  24. アクセスカテゴリがバックログされ、前記指示ウィンドウの期間の間に前記アクセスカテゴリに関するいかなるサービス期間も発生しない時、前記バックログされるアクセスカテゴリを指示する前記指示フレームが前記ピアステイションに送られる、請求項23に記載の通信方法。
  25. 前記バッファリングされたトラフィックは、通常のU-APSDを用いて前記ピアステイションに送信される、請求項24に記載の通信方法。
  26. 前記TDLSリンクにとどまったまま電源管理ビットセットを含むフレームを送信することによって電源節約モードに進入することをさらに有する、請求項20に記載の通信方法。
  27. 前記ピアステイションがバッファリングされていることを指示する指示フレームを前記ピアステイションに送信し、
    アクティブモードに切り替えて、前記指示フレームにより初期化されたサービス期間の終了時まで前記アクティブモードを維持することをさらに有する、請求項26に記載の通信方法。
  28. トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークで無線通信のためのステイションであって、
    フレームを生成して処理するように構成されるプロセッサと、
    前記プロセッサと遂行可能に連結して、前記プロセッサのために前記フレームを送信して受信するように構成される送受信機と、を有し、
    前記ステイションは、電源節約モードを支援して、また、アクセスポイントを介してピアステイションと通信することによって、前記ピアステイションとTDLSリンクを設定するように構成され、前記TDLSリンクにとどまったまま前記ピアステイションに電源管理ビットセットを含むフレームを送信することによって前記電源節約モードに進入する、ステイション。
  29. 前記ステイションは、ピア電源節約クライアントモードをサポートする、請求項28に記載のステイション。
  30. トンネルダイレクトリンク設定(TDLS)無線ネットワークで無線通信のためのステイションであって、
    フレームを生成して処理するように構成されるプロセッサと、
    前記プロセッサと遂行可能に連結して、前記プロセッサのために前記フレームを送信して受信するように構成される送受信機と、を有し、
    前記ステイションは、また、アクセスポイントを介してピアステイションと通信することによって前記ピアステイションとTDLSリンクを設定して、電源管理ビットセットを含むフレームを前記ピアステイションから受信する場合、前記ピアステイションのためのトラフィックをローカル的にバッファリングして、前記バッファリングされたトラフィックを前記TDLSリンクを介して前記ピアステイションに送信するように構成される、ステイション。
  31. 前記ステイションは、ピア電源節約APモードをサポートする、請求項30に記載のステイション。
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