JP2010520689A - 時分割複信通信システムにおけるランダムアクセス - Google Patents

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Abstract

移動端末が、時分割複信モードで動作する基地局を含むセルラ通信システムにおいて運用される。移動端末は、基地局からのダウンリンク送信を検出し、これから、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最後部が移動端末において検出可能になる将来の時点を決定する。アップリンク・ランダムアクセスが、将来の時点の前の時点に開始される。将来の時点の前の時点は、将来の時点の固定時間前であることが可能である。移動端末がセルの境界の近くに存在しない場合に、基地局は結果的に、部分的なアップリンク・ランダム送信を受信してもよいが、このことは、性能に不利な影響を与えない。
【選択図】図3

Description

本発明は、時分割複信移動通信システムに関し、特に、時分割複信通信システムにおけるランダムアクセスの手続きに関し、さらに特に、時分割複信通信システムにおけるランダムアクセス手続きの一部としての利用のためのガード期間に関する。
近代的なセルラ無線通信システムにおいて、無線ネットワークは、端末の挙動を厳密に制御する。周波数、タイミング、およびパワーのようなアップリンク送信のパラメータは、(例えば、ユニバーサル移動通信システム−「UMTS:Universal Mobile Telecommunication System」のようなシステムにおける)NodeB、または、他のタイプの基地局(BS:base station)から、移動端末(例えば、UMTS(3G)タイプのシステムにおけるユーザ機器−「UE:User Equipment」、および、GSM(Global System for Mobile communication)タイプのシステムにおける移動局−「MS:Mobile Station」)への、ダウンリンク制御メッセージを介して制御される。
アップリンクタイミングは特に重要である。近代的なデジタル無線システムは、タイムスロットまたはフレームを利用する。このようなシステムにおける無線インタフェースの共有は、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)の構成要素を含み、連続するタイムスロットおよび/またはフレームが、異なるユーザに割り当てられる。異なるユーザからの連続するアップリンクパケット間でのいかなる重複も防止するために、厳密なアップリンクタイミング制御が必要である。
数キロから数十キロまで及びうるセル半径を有するセルラネットワークでは、無線信号の移動時間(すなわち、送信機アンテナと受信機アンテナとの間の伝搬遅延)を考慮に入れる必要がある。すなわち、UEからの無線伝搬経路を介する追加の時間遅延によって、NodeBでのパケットの到着時間が遅延することになる。経験される追加的な遅延の量は、NodeBとUEとの間の距離dに依存する。(アップリンク方向とダウンリンク方向の双方における)UEタイミングは、ダウンリンク制御信号に基づいており、この制御信号は自身で、同じ伝搬遅延によって遅延する。アップリンクにおける全体のタイミング不一致Δtは、伝搬遅延d/cの2倍になり、但しcは光速である。従って、値Δtは、無線を介する往復遅延(RTD:round−trip delay)を表す。
時分割複信方式(TDD:Time Division Duplexing)を用いる通信システムでは、NodeBおよびUEにおける無線送受信機は、同時に送信する、および受信することが不可能である。すなわち、送受信機は、送信の開始前に完全に受信動作を終了する必要があり、逆に、全送信動作は、受信の開始前に終了させられる必要がある。どの時点においても、アップリンク信号とダウンリンク信号とが、NodeBまたはUEのアンテナにおいて重なり合ってはならない。
動作中に、UEは、NodeBと同期している必要がある。しかし、起動の後に、または長い待機もしくは休止時間の後に、UEは、アップリンクにおいて同期していない。UEがダウンリンク(制御)信号から得ることが可能な、アップリンクの周波数評価値およびパワー評価値とは異なって、アップリンクについてのタイミング評価を行なうことは困難である。なぜならば、NodeBとUEとの間の往復伝搬遅延が未知だからである。従って、トラフィックを開始する前に、UEは、ネットワークへのランダムアクセス(RA:random access)の手続きを実行する必要がある。アップリンクのタイミングがまだ時間的に揃っていない(time aligned)ので、大きなガード期間が必要である。ガード期間は少なくとも、最大の全体のタイミングの不一致Δtmaxと同じ長さである必要があり、この最大の全体のタイミングの不一致Δtmaxは、最も離れたユーザ、すなわち、NodeBから最大距離にあるセル半径の境界にいるユーザによって決定される。これによって、結果的に相当なオーバーヘッドが生じることになる。なぜならば、ガード期間は送信のために用いることが不可能だからである。15キロまでのセルサイズについては、少なくとも100μsのガード期間が必要である。30キロまでのセルサイズについては、少なくとも200μsのガード期間が必要である。
未知の往復遅延のために、従来の解決策は、RAウィンドウにおいて大きなガード時間を必要とする。RA手続きはまれに(起動時、および、UL同期が失われた場合に)用いられるが、待ち時間の要件を保ちながら最も遠いユーザをサポートするために、このオーバーヘッドが各フレームに含まれる必要がある。より大きなセルサイズについては、NodeBにより受信されるパワーを保存するために、より長いガード時間と同様に、より長いプリアンブルが必要である。これによって、オーバーヘッドがさらに増加する。
従って、このように大きなリソースのオーバーヘッドを必要としない、改善されたRAの手続きが必要である。
「含む」(“comprises”)または「含んでいる」(“comprising”)という用語は、本明細書で使用される場合には、記述される特徴、整数、ステップまたは構成要素の存在を特定するために用いられることが強調される。しかし、これら用語の使用は、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、構成要素またはその集合の存在、または追加を排除しない。
本発明の1つの観点に従って、前述または他の目標が、時分割複信モードで動作する基地局を含むセルラ通信システムにおける、移動端末の運用に影響を与える方法および装置において達成される。本発明と一致する実施形態のある観点において、移動端末は、基地局からのダウンリンク送信を検出し、これから、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最後部が移動端末において検出可能になる将来の時点を決定する。移動端末は、将来の時点の前の時点に、アップリンク・ランダムアクセス送信を開始する。
将来の時点の前の時点は、将来の時点の固定時間前である。幾つかの実施形態において、固定時間は、基地局と移動端末との間の最大可能往復遅延に対応する。
幾つかの実施形態において、アップリンク・ランダムアクセス送信は、本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、サイクリックプレフィックスは、本体の最後の部分を含む。
本発明と一致する実施形態の他の観点において、方法および装置は、セルラ通信システムにおける時分割複信モードでの基地局の動作に影響を与える。このような動作は、1つ以上の移動端末に宛てられたダウンリンク送信の直後に開始するランダムアクセスウィンドウの間に、1つ以上の移動端末の1つから、アップリック・ランダムアクセス送信の少なくとも一部分を受信する工程を含み、ランダムアクセスウィンドウの時間TRA_windowは、以下の関係を満たす。
Figure 2010520689
但し、TPRはアップリンク・ランダムアクセス送信の時間であり、RTDmaxは、基地局と、1つ以上の移動端末のうちのいずれかと、の間の最大可能往復遅延である。
幾つかの実施形態において、TRA_windowは、以下を満たす、
Figure 2010520689
但し、TUDはアップリンク−ダウンリンク切り替え時間である。
幾つかの実施形態において、アップリンク・ランダムアクセス送信は、プリアンブル本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、プリアンブル本体はTPRE_BODYの時間を有し、サイクリックプレフィックスはTCPの時間を有し、TPR=TCP+TPRE_BODYである。
サイクリックプレフィックスの存在は、周波数ドメインにおいて実行される処理を可能にする。従って、幾つかの実施形態は、アップリンク・ランダムアクセス送信の受信された少なくとも一部分の周波数ドメイン表示部を生成するように構成されたロジックと、アップリンク・ランダムアクセス送信の受信された少なくとも一部分の周波数ドメイン表示部と、既知のプリアンブル・シーケンスの周波数ドメイン表示部とを乗算することによって、周波数ドメイン信号を生成するように構成されたロジックと、周波数ドメイン信号からタイムドメイン信号を生成するように構成されたロジックと、を含む。さらに、タイムドメイン信号の1つ以上の要素と閾値とを比較することによって、アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかを確認する比較器が提供される。アップリンク・ランダムアクセスの一部分のみが既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、閾値は、ランダムアクセス・プリアンブルの存在を示すために調整可能である。
他の観点において、相関を、もっぱらタイムドメインで実行することが可能である。従って、幾つかの代替的な実施形態は、アップリンク・ランダムアクセス送信の受信された少なくとも一部分と、既知のプリアンプル・シーケンスと、の間の相関の最大相関度を示す相関値を生成するスライディング相関器を含む。相関値と閾値とを比較することによって、アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかについて確認される。
幾つかの実施形態の更に他の観点において、アップリンク・ランダムアクセス送信の一部分のみが、既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、閾値は、ランダムアクセス・プリアンブルの存在を示すために調整される。
本発明の目的および効果は、図面と関連して以下の詳細な記載を読みことによって理解される。
3G LTEシステムのような通信システムに適した例示的な無線フレームである。 従来の手続きの利用から生じうるランダムアクセス送信と、必然的に生じるランダムアクセスウィンドウと、を示すタイミングチャートである。 本明細書で記載する革新的な技術を利用することにより結果的に達成可能な、例示的なランダムアクセス送信と、はるかに短いランダムアクセスウィンドウと、を示すタイミングチャートである。 2つのグラフを示しており、第1のグラフは、NodeBとUEとの間の距離の関数として示される、固定のタイミングアドバンスによって受信されるプリアンブル・エネルギーのグラフであり、第2のグラフは、距離の関数として示される、固定のタイミングアドバンスを適用せずに受信されるプリアンブル・エネルギーのグラフである。 サイクリックプレフィックス(CP)を有する例示的な信号を示す。 本発明の幾つかの実施形態のある観点に従った、どのようにFFTウィンドウがRAウィンドウの開始時に直ぐに開始するのかを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に一致するある観点に従った、固定のタイミングアドバンスがアップリンクRA送信に適用された場合の、例示的な拡張NodeBでの可能な状況を示すタイミングチャートである。 移動端末における、本発明の様々な観点を実行するために適合された例示的な送受信機装置のブロック図である。 基地局における、本発明の様々な観点を実行するために適合された例示的な送受信機装置のブロック図である。 本発明の実施形態に一致する観点に従った、移動端末によって実行される例示的なステップ/工程のフローチャートである。 本発明の実施形態に一致する観点に従った、基地局によって実行される例示的なステップ/工程のフローチャートである。
ここで、図面を参照しながら本発明の様々な特徴を記載することにする。図面では、同様の部分は、同様の参照記号で示される。
ここで、本発明の様々な観点を、複数の例示的な実施形態と関連してより詳細に記載することにする。本発明の理解を促すために、本発明の多くの観点が、コンピュータシステムの要素によって、または、プログラムされた命令を実行することが可能な他のハードウェアによって実行される一連のアクションの観点から記載する。それぞれの実施形態では、様々なアクションが、特殊回路(例えば、特別な機能を実行するために相互接続された離散論理ゲート)によって、1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令によって、または、その双方の組み合わせによって、実行可能であることが認識される。さらに、本発明は、固体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、または(無線周波数搬送波、可聴周波数搬送波、または光周波数搬送波のような)搬送波のような、プロセッサに本明細書で記載する技術を実行させるコンピュータ命令の適切な集合を含むいずれの形態のコンピュータ読取りが可能な媒体においても、完全に実現されるものと追加的に見なされうる。従って、本発明の様々な観点が、複数の異なる形態において実現されてもよく、このような形態全てが、本発明の範囲内にあるものと見なされる。本発明の様々な観点のそれぞれについて、本明細書では、いずれのこのような形態の実施形態も、記載されたアクションを実行する「ように構成されたロジック」(“logic configured to”)、または代替的に、記載されたアクションを実行する「ロジック」(“logic that”)として示されうる。
従来のTDDシステムでは、ランダムアクセス(RA)プリアンブルの、UEのアップリンク送信は、UEがNodeBのダウンリンク送信を完全に受信して後に開始する。このように、NodeBにおけるTDD送受信機は、送信モード(ダウンリンク)から受信モード(アップリンク)へと切り替えるための時間を有し、往復遅延(RTD)が最小である最も近いUEからさえも全RAプリアンブルを受信するのに間に合うように準備が整っている。しかし、本明細書で請求する発明の主題の発明者は、確実なRA検出が行なわれるために、NodeBが全プリアンブルを受信する必要はないと考えている。特に、近傍のUEについては、確実なRA検出のためには、短縮されたプリアンブルで十分である。従って、本明細書と一致する実施形態の1つの観点は、ダウンリンク送信がまだ起きている間にUEにプリアンブルを送信させる、UEでのプリアンブル送信のための固定のタイミングアドバンス(TA:timing advance)を適用することを含む。タイミングアドバンス値は、好適に、最大RTDに近い、または最大RYDよりも小さい。このことはTDDシステムで実施されるので、プリアンブルの早期の送信は、どのアップリンク送信にも干渉しない。この早期の送信を行なうUEは、必然的に、自身の受信機を停止させる必要がある。しかし、ランダムアクセスの手続きを実行しているUEは、まだ、NodeBと通信していない。従って、UEは、RAウィンドウに正に先行するDL送信の最終部の受信をスキップし、どんな有害な結果も被ることなく、TAによってプリアンブルの送信を開始することが可能である。
NodeBの近傍にあるUEにより送信されるプリアンブルは、NodeBに到着するのが早過ぎる、すなわち、NodeBはまだ送信中である。結果として、NodeBの受信機が受信に切り替わる場合には、プリアンブルの一部が失われてしまっている。しかし、適切なディメンジョニング(dimensioning)によって、プリアンブルの残っている部分は、確実なRA検出を提供するために満足な、十分なエネルギーをまだ有している。このことは、最も影響を及ぼしたUE(すなわちNodeBに最も近傍のUE)からのプリアンブルが最少量の減衰を経験するため、特にそうである。当業者は、プリアンブルがシーケンスであるため、部分的なプリアンブルのみの受信にも関わらず、どの特定の情報も失われないことが容易に理解するであろう。プリアンブルの存在または不在は、受信される、到着するシーケンスのどんな部分も、既知のシーケンスに対して相関させることによって得られうる1ビットの情報を表示する。相関結果が閾値を超える場合には、その存在が示される。さらに、異なるプリアンブル・シーケンスを、良好な相互相関の特性によって用いることが可能であり、これにより衝突の確率が低減される。
さらに、送信にサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を適用するシステム(例えば、3GPP LTEのようなシステム)では、プリアンブルの最初の部分が検出において全く用いられず、どの性能の低下も経験されない。TAは、未知のRTDに因る、タイミングの不確実性に対処するので、どの追加のガード期間も、このためにRAウィンドウ内で予約される必要がない。
ここで、本発明に一致する実施形態のこれら観点、および他の観点をより詳細に検討することにする。
以前に述べたように、アップリンクでのタイミングのずれは、伝搬遅延に起因する。この遅延は、電波がNodeBからUEへと、および、UEからNodeBへと移動するために掛かる時間である。
TDDシステムでは、UEは受信されたパケットの最後尾より前に送信を開始出来ないため、TA手続きがかなり制限される。しかし、UEはまだネットワークと通信してないので、この制限はランダムアクセスの間は不必要である。UEは、最初に、ダウンリンク・ブロードキャストチャネル(BCH:downlink broadcast channel)からネットワーク情報を得ることが可能であり、その後、適切なRAウィンドウを待ち、プリアンブルを送信する。UEは、自身がプリアンブルの送信を開始する前に、RAウィンドウに正に先行するダウンリンク送信が終了するまで待つ必要はない。
非限定的な例を検討するために、3G LTEシステムの物理層は、10msの時間を有する汎用無線フレームを含む。図1は、TDDモードでの利用のために提案される1つのこのようなフレーム100を示す。各フレームは(0〜19まで番号が付された)20スロットを有し、各スロットは、通常の0.5msの時間を有する。サブフレームは、2つの隣接したスロットで構成され、従って1msの時間を有する。10msの無線フレームごとに10個のサブフレームが存在する。例えば、6:4のTDD UL/DLの不均衡が選択されている、すなわち、10msの無線フレームごとに、6個のDLスロット、および、4個のULスロットである。最初のULスロットは、RA送信のために予約されてもよい。
図2は、従来の手続きの利用から生じうる例示的なランダムアクセス送信と、必然的に生じるランダムアクセスウィンドウと、を示すタイミングチャートである。図では、送受信機のそれぞれ(NodeB、UEおよびUE)について、送信される信号が時間軸の上に、受信される信号が時間軸の下に示されている。本例において、UEは、NodeBから最大距離のところにあり、関連する伝搬遅延は最大である(2TI=RTDmax)。当然のことながら、何が最大距離を構成するかは、全て事例において同一ではない可能性がある。例えば、UEと第1NodeBとの間の距離が一定量に達する、または一定量を超える場合には、UEが第1NodeBから他のNodeBへと引き渡されることが見込まれるように、システムを設計することが可能である。従って、この距離は、UEが第1NodeBからであってもよく、第1NodeBと通信することがまだ見込まれうる最大距離であろう。他の状況では、最大距離は、信号がNodeBとUEとの間で失われた地点に対応することもある(例えば、通話を引き渡すことが可能であろう隣接する基地局が存在しない場合)。本明細書が記載する進歩的な観点は、何がNodeBとUEとの間の最大距離を構成するかによって、制限されない。
ここで例の検討に戻るが、他の端末UEはNodeBにより近く、従って、関連する伝搬遅延(T2)がかなり小さい。それぞれのUEは、完全なダウンリンク送信(DL1)が受信されるまで待機し、その後、自身のそれぞれのプリアンブルPR1およびPR2を送信するために、送信モードを切り替える。近傍のユニットUEのプリアンブル(PR2)は、ダウンリンク送信の終了後に、2・T2の時点に、NodeBに到着する。遠く離れたユニットUE1のプリアンブル(PR1)は、はるかに遅く、ダウンリンク送信の終了後に、2・T1の時点に到着する。プリアンブルと後続のUL(トラフィック)スロットとの干渉(重なり合い)の如何なる可能性も回避するために、十分なガード期間(GP:guard period)がRAウィンドウに含まれる必要がある。すなわち、RAウィンドウ長(TRA_window)は、プリアンブル長(TPR)と最大往復遅延の双方をカバーする必要がある。従って、以下のようになる。
Figure 2010520689
図3は、比較可能なタイミングチャートであり、ここでは、本明細書で記載する画期的な技術を用いることにより結果的に達成可能な、例示的なランダムアクセス送信と、はるかに短いランダムアクセスウィンドウと、を示している。1つの観点において、ランダムアクセス・プリアンブルの各UEの送信は、セル内で起こりうる最大RTDに対応する固定量の分だけ時間が早められる(time advanced)(TA)。本例では、UEがセルの境界にあると想定されるので、RTDmax=2Tである。この早期の送信のために、UEのプリアンブル(PR1)は、NodeBが自身のダウンリンク送信(DL1)を完了した直後に、NodeBに到着し受信される。
対照的に、近傍のUEのプリアンブル(PR2)は、非常に早期に(すなわち、NodeBがまだDL1を送信している間に)受信される。この早期の到着は、セルの境界にない他のUE(図示せず)から発せられる他のプリアンブルについても当てはまる。NodeBは自身の送信が終了した場合にのみ受信を開始できるので、NodeBは、プリアンブルの最初の部分を受け損なう。しかし、このことがプリアンブル検出において有害な影響を有するということにはならない。なぜならば、UEの、NodeBへのより近い距離によって、伝搬の減衰も同様により低くなるからである。従って、遠く離れたUEからの信号よりも大きな信号対騒音比(SNR)を有する、より近いUEからのプリアンブルが受信される。さらに、検出器により受信される全プリアンブル・エネルギーは、より離れたUEから受信される、完全な検出されたプリアンブルについてよりも、より近いUEの部分的なプリアンブルについて大きい。この比較が、図4に示されている。図4は、NodeBとUEとの間の距離の関数として示された、固定のタイミングアドバンスによって受信されるプリアンブル・エネルギーの(シミュレーションから獲得される)グラフ401を示し、さらに、距離の関数として示される、固定のタイミングアドバンスを適用せずに受信されるプリアンブル・エネルギーの(シミュレーションから獲得される)グラフ403を示す。各例において、以下のパラメータ、すなわち、1msのプリアンブル長、24dBmの、UEでの送信パワー、200μsの固定のタイミングアドバンスが適用可能であった。より短い距離については、タイミングアドバンス無しでの全プリアンブル・エネルギーは、タイミングアドバンスが適用される場合よりも幾らか大きいということは真実である(近距離では、20%のプリアンブル・エネルギーが失われる。例えば、NodeBとUEとの間の送信距離が2.5kmの場合の、固定のタイミングアドバンスによって受信されるエネルギー(405)、および固定のタイミングアドバンス無しで受信されるエネルギー(407)を参照されたい)。しかし、より重要なことは、短縮されたプリアンブルのプリアンブル・エネルギーが常に、最も遠い(30kmにおける)UEの完全なプリアンブルから受信されるエネルギーよりも大きいことである。
最善の結果を保証するために、開ループパワー制御が適用されるべきである。すなわち、UEは、セル内での自身の位置に依存しない全パワーで、プリアンブルを送信するべきである。
上記の記載から、固定のタイミングアドバンスの使用がRTDタイミングの不確実性に対処し、結果として、ガード期間が省略されることを可能にする。このことは、従来の技術に必要なRAウィンドウと比較して、RAウィンドウの時間TRA_windowを低減することを促進するために利用することが可能である。代替的に、固定のタイミングアドバンスの利用は、プリアンブル長TPRが(従来の技術によって調整されうるプリアンブル長に比較して)増加することを許容し、このことはより大きなカバレージを提供する。
TDD構成のために、幾つかの例において早く到着し過ぎるプリアンブルの一部は、他のアップリンク送信に干渉しない(FDDでは干渉することが予想される、従ってこの構想は適用可能ではない)。しかし、UEの、プリアンブルの早期のUL送信は、進行中のダウンリンク送信の、他のUEの受信に干渉する可能性がある。しかし、UE対UEの干渉は異なるUE間での見通し外(NLOS:non−line−of−sight)状況のために非常に弱い影響を及ぼすことを、シミュレーションが示したので、このことは、あまり問題をもたらさないと考えられる。早期のプリアンブルの送信は、UEが非常に密集しているホットスポットエリアでは、幾らか影響を及ぼすこともある。しかし、RA手続きが非常にまれに実行されることに注意する必要がある。従って、近傍の端末への影響はわずかである。
上記の考察は、RTDのみに起因するGPを検討してきた。実際には、ガード期間は、(すなわち、無線送受信機が自身のTXおよびRXチェーン(chain)を再調整するための)UL−DLおよびDL−UL切り替え時間を説明するために、および、BS間の干渉(すなわち、NodeBが送信から受信に変わる場合にまだ伝送中であることもある、1つ以上の離れたNodeBからのDL送信)を組み込むために、必要とされることもある。このようなGPは、本発明の様々な観点の考察を単に容易にするために考察から外された。しかし、当業者は、GPも上記に記載する構想に含まれうることが容易に分かるであろう。
本発明と一致する実施形態の観点をさらに示すために、ここで、LTE TDDのようなシステムにおいて利用可能な例示的な実施形態を記載することにする。LTE TDDのようなシステムの無線インタフェースは、1msの時間を有するサブレームを利用する(例えば、図1を参照)。従って、RAウィンドウは1msとなる。LTE TDD(および同様のシステム)では、周波数ドメインにおいてUL信号を処理することが有利である。受信された信号の周期特性を保持するために、サイクリックプレフィックス(CP)がプリアンブルに含まれる。図5は、サイクリックプレフィックス(CP)を有する従来のシーケンス500の例である。CPに含まれる情報は、送信されるシーケンスの本体の最後の部分にある情報のレプリカ(replica)である。CPを用いる従来のRA実施形態では、CPの長さは、典型的にGPの長さと同じであるように選択される。LTEの汎用フレームの構造を例に挙げると、典型的な値は、図に示すように、CP=GP=100μs、および、Tpr=800μSである。(ほんの0.675msの時間を有する代替的なフレームの構造も、LTE TDDのために提案されていることに注意されたい、このことは、RA手続きのために用いられるより短いプリアンブルを必要とする。)
しかし、様々な発明の構成が適用される場合に、GPが無く、かつ、CPを含むプリアンブルがRAウィンドウ全体を占めてもよいことを想起されたい。RAウィンドウが、CPおよびGPを備えたプリアンブルを含む必要がある従来の方法と比較して、本発明は、設計者が、より大きなCP、またはより大きなプリアンブル本体を選択することを可能にする。必要とされるCPの長さは、マルチパスによる最大RTDおよび最大rms遅延、Tcp=RTDmax+Tds(但し、Tdsは、最大rms遅延スプレッドσから得られる遅延スプレッド値を表す)にやはり対応する。NodeBが、RAウィンドウの開始後に、CPの遅延の後に自身の高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)検出ウィンドウを開始する従来の技術とは異なって、本発明の観点は、RAウィンドウが開始した場合に直ぐに開始するFFTウィンドウを有する。これは、図6のタイミングチャートに示されている。最も早く到着するプリアンブル601、または、最も遅く到着するプリアンブル603を考察するかどうかに関係なく、CPの存在は完全な情報がFFTウィンドウ605内に位置していることを保証し、これにより、どの性能低下も経験されない。
設計者は、GPのための余地を残す必要がないので、設計者は、幾らか設計トレードオフを行なうゆとりがある。例えば、1msのRAウィンドウ(および、従って1msのプリアンブル長)を想定すると、800μsのプリアンブル本体と、200μSのCP長とを実装することが可能であろう。従来のシステム(例えば、LTE TDDシステム)におけるような同じプリアンブル本体によって、CPは、ここでは、従来の方法によるCPの長さの2倍である。このことは、受信機が、2倍のRTDmaxに対処することを可能にする。他の長さも選択可能であり、例えば、100μsのCPを保ち、しかし、より良いSNR性能を実現するために、900μsまでプリアンブル本体を増やすことが可能である。
ここで、DL−ULおよびUL−DL切り替えのためのガード期間を考慮した実施形態について記載する。従来のシステムでは、これらガード期間は、未知の往復遅延を考慮に入れる最初の0.1msのガード期間TGTのような、プリアンブルの幾つかの他の部分を犠牲にして成り立つ。結果的に、サポート可能な最大セル半径が縮小されるであろう。
しかし、本発明と一致する実施形態のある観点において、固定のタイミングアドバンスが以前に記載したように適用される場合に、状況は、図7のタイミングチャートに示されるものに改善される。図7は、例示的な拡張NodeB(“eNodeB”)における可能な状況を示している。FFTウィンドウがサブフレームの境界で開始し、その時間は、実現されるシステムのタイプに依存する(例えば、汎用TDDシステムまたは「gTDD:general TDD」のために0.8ms)。固定のタイミングアドバンスのために、CP長TCPが、以下のように増やされていることに注意されたい。

CP=サブフレームの時間(例えば、1ms)−TPRE_BODY−TUD

但し、TUDはUL−DL切り替え時間である。さらに、効果的なガード期間が、同じ量まで増やされている。およそ数マイクロ秒のTUDによって、タイミングアドバンスの構想は、RA手続きの最大セルサイズを大いに(ほぼ2倍に)改善した。(従来のgTDDシステムにおけるように)プリアンブル・シーケンスの時間がTPRE_BODY=800μsに保持される場合に、30キロまでのセルサイズをサポートするであろう、約200μsのガード期間が実現される。代替的または追加的に、プリアンブル・エネルギーEを増やすために、(TGPを犠牲にして)プリアンブル・シーケンス長TPRE_BODYを増やすことが可能であろう。以下の条件が満たされる限り、いかなる数の最適化も可能である。

CP+TPRE_BODY+TUD=サブフレームの時間(例えば、1ms).
このような大きなタイミングアドバンスが、先行するULサブフレームとの衝突を引き起こすであろうFDD動作とは異なって、TDDモードでは、DLサブフレームのみがRAウィンドウに先行することに再度注意されたい。なぜならば、TCP>TDUであり、RAプリアンブル送信のCPが、近傍のUEのDL性能に影響を与える可能性がある典型的な例だからである。しかし、先に言及したように、近傍のUEへの伝搬状況は、ほとんどの場合にNLOSであり、RAプリアンブルの送信は非常にまれである。従って、1つのUEの他のUEへの干渉は、それほど頻繁に起こらないであろう。このような干渉に対する追加的な保護のために、最後のDLサブフレーム(例えば、図1に示すサブフレーム101)をさらに省略することによって、TDU(ダウンリンクからアップリンクへの切り替え時間)を増やすことが可能であろう。
様々な観点が、LTEのために提供された代替的なTDD(aTDD)のフレーム構造において同様に適用可能である。このフレーム構造は、ほんの0.8msの時間を有するサブフレームを含む。従って、アップリンク・パイロットタイムスロット(UpPTS:Uplink Pilot Time slot)のフィールドが、0.8msのRAウィンドウを形成するために、最初のULサブフレーム(例えば、図1に示すサブフレーム103)と結合可能である。このような実施形態において、サイクリックプレフィックス長TCP、およびプリアンブル・シーケンス長TPRE_BODYの様々な最適化が、以下の条件が満たされる限り可能である。
Figure 2010520689
この構成によって、aTDDシステムのRA性能は、gTDDおよびFDDにおいて獲得されるRA性能に近づくことが可能である。
図8aは、移動端末(例えばUE)における、本発明の様々な観点を実行するために適合された例示的な送受信機装置800のブロック図であり、図8bは、基地局(例えば、NodeB、eNodeB)における、本発明の様々な観点を実行するために適合された例示的な送受信機装置850のブロック図である。
最初に図8aを検討するが、送受信機装置800は、データパケットを受信し、ダウンコンバートするためのフロントエンドの受信機(FE RX)801を含む。フロントエンドの受信機801は、受信された信号を復調する検出器803へと、ベースバンド信号を供給する。検出器803により生成されるデータは、その後、さらなる処理のための他の構成要素(図示せず)へと供給される。
送受信機800はさらに、フロントエンドの送信機(FE TX)805を含む。送信されるデータは、制御ユニット809により制御される送信バッファ807に格納される。制御ユニット809は、任意の時点での自身の動作を決定するために、状態情報(例えば、ランダムアクセスの手続きを実行する必要性についての情報)を用いる。この動作は、以下でさらに詳細に記載する。
制御ユニット809が、送信が行なわれるべきであることを決定する場合に、フロントエンドの送信機805が起動され、データ(例えば、アップリンク・ランダムアクセス・プリアンブル)が、送信バッファ807から変調器811へと送られる。変調されたベースバンド信号は、その後、フロントエンドの送信機805へと送られ、このフロントエンドの送信機805は、変調されたベースバンド信号を、送信機の搬送波周波数にアップコンバートする。生成される無線信号は、その後、アンテナ813を通じて意図される受信者(例えば、NodeB)へと送信される。送信の終了後に、フロントエンドの送信機805は停止される。
制御ユニット809はさらに、フロントエンドの受信機801の動作を制御し、送受信機装置の適切な受信操作のために必要であるような様々な動作をスケジューリングする。このような動作は発明の範囲を超えており、従って、本明細書では詳細に記載しない。
制御ユニット809は、ここで図9を参照しながら検討する例示的なステップ/工程を実行してもよい。本発明と関係ない様々な他のタスクの他に、ランダムアクセス動作が実行されるべきかどうかについて確認するための判定が行なわれる(決定ブロック901)。この決定は、例えば、制御ユニット809へと提供される状態情報に基づいて行なうことが可能である。ランダムアクセス動作を実行する必要がない場合には(決定ブロック901から出る「NO」の経路)、移動端末は、自身の他のタスクを続ける(図示せず)。
ランダムアクセス動作が実行される必要がある場合には(決定ブロック901から出る「YES」の経路)、制御ユニット809は、基地局からのダウンリンク送信を検出し、これから、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最後部が移動端末において検出可能になる将来の時点を決定する(ステップ903)。この点において、UEが、典型的に、ダウンリンク・ブロードキャスト制御チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)上で、ランダムアクセスウィンドウが置かれたフレームの前のフレームで、1つ以上のバーストを受信することが理解される。これらのBCCH検出から、UEは、(UEの視点から)ランダムアクセスウィンドウのタイミングの定める(locate)(または、言い換えれば、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最終部が移動端末において検出可能になる将来の時点の定める)ことが可能である。ランダムアクセスウィンドウは繰り返され、いずれのフレームでも起こる。従って、UEがランダムアクセス動作を実行しようと意図するフレームでは、UEは、通常、ダウンリンク検出を全く行なわないが、代わりに、ランダムアクセスイベントが起こるのを待つために、自身の以前に決定したタイミング情報を用いる。
将来の時点を決定すると、制御ユニット809はその後、移動端末に、将来の時点の前の時点に、アップリンク・ランダムアクセス送信を開始させる(すなわち、タイミングアドバンスがアップリンク・ランダムアクセス送信に適用される)(ステップ905)。
ここで、考察は、図8b示される基地局の実施形態を参照する。送受信機装置850は、データパケットを受信し、ダウンコンバートするためのフロントエンドの受信機(FE RX)851を含む。フロントエンドの受信機851は、受信された信号を復調する検出器853へと、ベースバンド信号を供給する。検出器853により生成されるデータは、その後、さらなる処理のための他の構成要素(図示せず)へと供給される。
送受信機850はさらに、フロントエンドの送信機(FE TX)855を含む。送信されるデータは、制御ユニット859により制御される送信バッファ857に格納される。制御ユニット859は、任意の時点での自身の動作を決定するために、状態情報(例えば、ランダムアクセスの手続きが開始する時間であることを示す情報)を用いる。この動作は、以下でさらに詳細に記載する。
制御ユニット859が、送信が行なわれるべきであることを決定する場合に、フロントエンドの送信機855が起動され、データが、送信バッファ857から変調器861へと送られる。変調されたベースバンド信号は、その後、フロントエンドの送信機855へと送られ、フロントエンドの送信機855は、変調されたベースバンド信号を、送信機の搬送波周波数にアップコンバートする。生成された無線信号は、その後、アンテナ863を通じて意図される受信者(例えば、1つ以上のUE)へと送信される。送信の終了後に、フロントエンドの送信機855は停止される。
制御ユニット859はさらに、フロントエンドの受信機851の動作を制御し、送受信機装置の適切な受信操作のために必要であるような様々な動作をスケジューリングする。このような動作は発明の範囲を超えており、従って、本明細書では詳細に記載しない。
制御ユニット809は、ここで図10を参照しながら検討する例示的なステップ/工程を実行してもよい。
本発明と関係ない様々な他のタスクの他に、ランダムアクセスウィンドウが起こる時間が来たかどうかについて確認するための判定が行なわれる(決定ブロック1001)。そうでない場合には(決定ブロック1001から出る「NO」の経路)、基地局は、自身の他のタスクを続ける(図示せず)。
ランダムアクセスウィンドウが起こる時間である場合には(決定ブロック1001から出る「YES」の経路)、フロントエンドの受信機851および検出器853が、どんなアップリンク・ランダムアクセス送信の部分が到着しても検出するために作動される(ステップ1003)。タイミングアドバンスのために、完全なRAプリアンブルが、最も遠い移動端末からのみ受信されることを想起されたい。すなわち、全ての他の移動端末について、RAプリアンブルの幾つかの部分は、受信されるためには到着するのが早過ぎて、結果的に失われる。関連することは、ランダムアクセスウィンドウの時間TRA_windowが、以下の関係を満たすことである。
Figure 2010520689
但し、TPRはアップリンク・ランダムアクセス送信の時間であり、RTDmaxは基地局と、1つ以上の移動端末のうちのいずれかと、の間の最大可能往復遅延である。
制御ユニット859は、その後、基地局に、どんなに多くのアップリンク・ランダムアクセス送信が受信されたとしても処理させる(ステップ1005)。この処理は、本明細書ではより詳細に記載する必要がない既知の技術に従って実行することが可能である。サイクリックプレフィックスが用いられる場合に、このような検出は、例えば、PCT/SE2007/050037号に記載されるようなFFTを用いて周波数ドメインにおいて信号を処理することによって、実行可能である。アップリンク・ランダムアクセス送信の受信された部分の周波数ドメイン表示部が生成される。周波数ドメイン信号は、受信されたアップリンク・ランダムアクセス送信の部分の周波数ドメイン表示部と、既知のプリアンブル・シーケンスの周波数ドメイン表示部とを乗算することによって生成される。タイムドメイン信号は、周波数ドメイン信号から(例えば、逆高速フーリエ変換−「IFFT:Inverse Fast Fourier Transform」を用いて)生成される。アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかは、タイムドメイン信号の1つ以上の要素と閾値とを比較することによって確認される。アップリンク・ランダムアクセスの一部分のみが既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、閾値は、ランダムアクセス・プリアンブルの存在を示すために調整されてもよい。
代替的に、プリアンブル検出は、タイムドメインにおいてスライディング相関器を用いて実行することが可能である。このような実施形態において、十分な一致が見られたか否かを決定するために、相関器の出力が閾値と比較される。閾値を低いレベルに設定すると、結果的に誤警報率(false alarm rate)が高くなり、閾値を高いレベルに設定すると、結果的に誤拒否率(false rejection rate)(または検出失敗)が高くなる。移動システムでは、適切な閾値THは、SNRに依存する。すなわち、以下の式に従って、SNRが高ければ高いほど、閾値が低くなる。
Figure 2010520689
但し、σは、相関器の出力における評価された騒音分散である。閾値は通常全シーケンス長に基づくので、本発明の実施形態での利用のために、パラメータaは従来選択されるものと異なってもよい。本例では、シーケンスの一部のみが検出されてもよく、従って、検出失敗の確率を低減するために、値aがより小さくてもよい。
本発明を、特定の実施形態を参照しながら記述してきた。しかし、当業者は、本明細書に記載する実施形態の形態以外の特定の形態において、本発明を実現することが可能であることが容易に分かるであろう。記載する実施形態は、単に例示するものであり、決して制限するものとして見なされないものとする。
例えば、上記の実施形態の全てが、基地局と移動端末との間の最大可能RTDに対応するタイミングアドバンスを採用する。しかし、本発明の幾つかの利益は、固定のタイミングアドバンスの量がより小さい数の場合でもまだ獲得することが可能であり、これにより、さらに一般的には、移動端末は、ダウンリンク送信の最終部が移動端末において検出可能になる時点の前の時点において、アップリンク・ランダムアクセス送信を開始する。
さらに、固定のサイズのダウンリンク送信を想定すると(例えば、図3のDL1)、ダウンリンク送信の予想される終りの、固定時間前の時点においてアップリンクRA送信を開始することは、ダウンリンク送信が最初に検出される最初の時点から固定時間である時点において、アップリンクRA送信を開始することと等しい。
従って、本発明の範囲は、上記の記載よりもむしろ添付の特許請求の範囲に記載の請求項によって与えられており、請求項の範囲内に収まる変形例および均等物の全てが、本明細書に含まれるものとする。

Claims (22)

  1. 時分割複信モードで動作する基地局を含むセルラ通信システムにおいて移動端末を運用する方法であって、前記方法は、
    前記基地局からのダウンリンク送信を検出し、これから、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最後部が前記移動端末において検出可能になる、将来の時点を決定する工程と、
    前記将来の時点の前の時点にアップリンク・ランダムアクセス送信を開始する工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記将来の時点の前の前記時点は、前記将来の時点の固定時間前である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記固定時間は、前記基地局と前記移動端末との間の最大可能往復遅延に対応する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信は、本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、前記サイクリックプレフィックスは、前記本体の最後の部分を含む、請求項1に記載の方法。
  5. セルラ通信システムにおいて時分割複信モードで基地局を運用する方法であって、前記方法は、
    1つ以上の移動端末に宛てられたダウンリンク送信の直後に開始するランダムアクセスウィンドウの間に、前記1つ以上の移動端末の1つから、アップリック・ランダムアクセス送信の少なくとも一部分を受信する工程を含み、
    前記ランダムアクセスウィンドウの時間TRA_windowは、以下の関係を満たす、
    Figure 2010520689
    但し、TPRは前記アップリンク・ランダムアクセス送信の時間であり、RTDmaxは、前記基地局と、前記1つ以上の移動端末のうちのいずれかと、の間の最大可能往復遅延である、
    方法。
  6. RA_windowは、以下を満たす、
    Figure 2010520689
    但し、TUDはアップリンク−ダウンリンク切り替え時間である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信は、プリアンブル本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、
    前記プリアンブル本体は、TPRE_BODYの時間を有し、
    前記サイクリックプレフィックスは、TCPの時間を有し、
    PR=TCP+TPRE_BODYである、
    請求項5に記載の方法。
  8. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分の周波数ドメイン表示部を生成する工程と、
    前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分の前記周波数ドメイン表示部と、既知のプリアンブル・シーケンスの周波数ドメイン表示部とを乗算することによって、周波数ドメイン信号を生成する工程と、
    前記周波数ドメイン信号からタイムドメイン信号を生成する工程と、
    前記タイムドメイン信号の1つ以上の要素と閾値とを比較することによって、前記アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかを確認する工程と、
    を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の一部分のみが前記既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、前記閾値は、前記ランダムアクセス・プリアンブルの前記存在を示すために調整される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分と、既知のプリアンプル・シーケンスと、の間の最大相関度を示す相関値を生成するためにスライディング相関器を用いる工程と、
    前記相関値と閾値とを比較することによって、前記アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかを確認する工程と、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  11. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の一部分のみが前記既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、前記閾値は、前記ランダムアクセス・プリアンブルの前記存在を示すために調整される、請求項10に記載の方法。
  12. 時分割複信モードで動作する基地局を含むセルラ通信システムと相互作用する移動端末における装置であって、前記装置は、
    前記基地局からのダウンリンク送信を検出し、これから、ランダムアクセスウィンドウの直前のダウンリンク送信の最後部が前記移動端末において検出可能になる、将来の時点を決定するように構成されたロジックと、
    前記将来の時点の前の時点に、アップリンク・ランダムアクセス送信を開始するように構成されたロジックと、
    を含む、装置。
  13. 前記将来の時点の前の前記時点は、前記将来の時点の固定時間前である、請求項12に記載の装置。
  14. 前記固定時間は、前記基地局と前記移動端末との間の最大可能往復遅延に対応する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信は、本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、前記サイクリックプレフィックスは、前記本体の最後の部分を含む、請求項12に記載の装置。
  16. セルラ通信システムにおいて時分割複信モードで動作する基地局における装置であって、前記装置は、
    1つ以上の移動端末に宛てられたダウンリンク送信を実行するように構成されたロジックと、
    前記ダウンリンク送信の直後に開始するランダムアクセスウィンドウの間に、前記1つ以上の移動端末の1つから、アップリック・ランダムアクセス送信の少なくとも一部分を受信するように構成されたロジックと、
    を含み、
    前記ランダムアクセスウィンドウの時間TRA_windowは、以下の関係を満たす、
    Figure 2010520689
    但し、TPRは前記アップリンク・ランダムアクセス送信の時間であり、RTDmaxは、前記基地局と、前記1つ以上の移動端末のうちのいずれかと、の間の最大可能往復遅延である、
    装置。
  17. RA_windowは、以下を満たす、
    Figure 2010520689
    但しTUDは、アップリンク−ダウンリンク切り替え時間である、
    請求項16に記載の装置。
  18. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信は、プリアンブル本体と、サイクリックプレフィックスと、を含み、
    前記プリアンブル本体は、TPRE_BODYの時間を有し、
    前記サイクリックプレフィックスは、TCPの時間を有し、
    PR=TCP+TPRE_BODYである、
    請求項16に記載の装置。
  19. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分の周波数ドメイン表示部を生成するように構成されたロジックと、
    前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分の前記周波数ドメイン表示部と、既知のプリアンブル・シーケンスの周波数ドメイン表示部とを乗算することによって、周波数ドメイン信号を生成するように構成されたロジックと、
    前記周波数ドメイン信号からタイムドメイン信号を生成するように構成されたロジックと、
    前記タイムドメイン信号の1つ以上の要素と閾値とを比較することによって、前記アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかを確認する比較器と、
    を含む、請求項18に記載の装置。
  20. 前記アップリンク・ランダムアクセスの一部分のみが前記既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、前記閾値は、前記ランダムアクセス・プリアンブルの前記存在を示すために調整される、請求項19に記載の装置。
  21. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の前記受信された少なくとも一部分と、既知のプリアンプル・シーケンスと、の間の最大相関度を示す相関値を生成するスライディング相関器と、
    前記相関値と閾値とを比較することによって、前記アップリンク・ランダムアクセス送信がランダムアクセス・プリアンブルを表示したかどうかを確認する比較器と、
    を含む、請求項16に記載の装置。
  22. 前記アップリンク・ランダムアクセス送信の一部分のみが、前記既知のプリアンブル・シーケンスの対応する部分に一致する場合に、前記閾値は、前記ランダムアクセス・プリアンブルの前記存在を示すために調整される、請求項21に記載の装置。
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