JP2010518414A - 売場用装置のためのモーションセンサ構造、自動ディスプレイ装置、及び自動ディスプレイ装置の内容を更新する方法 - Google Patents
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Abstract
本発明の自動売場用広告装置は、少なくとも1つのモーションセンサ又は検知機能、装置付近で人物の存在を検知する自動装置上のセンサに応じて電力使用量を管理する電源管理機能、及び迅速にプログラム制御可能且つ再プログラム制御可能なオペレーティングシステムを備える。センサに接続された制御回路により、装置は映像情報を表示したり、音声を再生したり、及び/又は照明効果を作り出したりすることができる。この装置はさらに、センサの人物検知の結果の少なくとも一部に基づいて異なる電力モードで動作する。このディスプレイ装置は、メモリカード又はハンドヘルドコンピュータの接続、及びその接続による映像ファイルの転送を通して更新される。
Description
本発明は、自動売場用装置に関し、詳細には、人物の存在を検知した時に自動的に情報を表示する棚用自動ディスプレイ装置のためのモーションセンサ構造、及び棚用自動ディスプレイ装置に表示される内容情報を更新するための方法に関する。
尚、本発明は、米国特許出願第11/735,317号(出願日:2007年4月13日)と、米国特許出願第11/735,170号(出願日:2007年4月13日)と、米国特許出願第11/735,118号(出願日:2007年4月13日)の優先権の利益を主張するものである。各出願は、米国仮特許出願第60/792,230号(出願日:2006年4月14日)、米国仮特許出願第60/888,040号(出願日:2007年2月2日)の優先権を主張するものである。これら出願は、その内容全体を参照することにより本出願に組み込むものとする。
棚用ディスプレイ装置としては、スーパーマーケットの売場用(Point of purchase)の棚上に配置するように設計された装置が公表されている。このようなディスプレイ装置の例としては、Vestcom Internatonal社によって公表された「Shelf Cast」や、P.O.P. Broadcasting Co.社による「Shelf Ads」が挙げられる。
従来の装置は幾つかの欠点を有している。これら装置の動作は極めて単純すぎるものである。特に、これら装置は、すぐ近くの人物の存在や動作を正確に検知するという機能を持たなかったり、装置の動作を開始するために人が行動する必要があったりする。これら装置の消費電力は、電力節約用のソフトウェアが存在しないために使用上最適なものではない場合もある。さらに、これら装置は、内容を配信するためのネットワークシステムに費用を投じない限り、内容情報を容易に更新することができない。
したがって、従来技術において、上記不利益を解消可能な、売場用装置用の改良されたモーションセンサ構造、改良された売場用装置、売場用装置に表示される内容情報を更新するための改良された方法の少なくとも1つが必要であることは、十分認識されていない。
本発明の主な目的は、上述した不利益の少なくとも1つを解消する自動売場用装置を実現することである。
本発明のその他の目的は、改良された自動売場用装置を提供することであり、改良された自動売場用装置とは、動作及び人物の存在認識の両方に関して略自動化されていること、外部の電源やネットワークに依存しないこと、電力管理機能を内蔵することを併用したものである。
本発明の好適な実施形態は、単独で動作する映像ディスプレイ装置に関し、棚に取付け可能である。この映像ディスプレイ装置は、改良された動作検知及び起動特性、使用中及び非起動時の電力を管理する電力管理機能、並びに容易にプログラム及び再プログラム可能なオペレーティングシステムを備える自動広告ディスプレイを提供する。
本発明の好適な実施形態の上記及びその他の目的、特性や利点は、付随の図面の誘導とともに下記の記述により明らかなものとなる。図面において、同類の参照符号は同一の要素を示すこととする。
以下、付随の図面に例証される本発明の幾つかの好適な実施形態により、詳細を参照する。可能な限り、図面及び記述内には同一又は類似の参照符号が使用され、同一又は同等の部品又は工程を参照することとする。図面は簡素化されており、縮尺も正確ではない。利便性と明瞭性のみを目的として、方法を示す用語(例えば、上部、底部、上下、上方、真上及び下方等)が図面に対して使用される場合がある。上記及び類似の方向用語は、いかなる点においても本発明の範囲を制限すると解釈されるべきものではない。用語「接続する」「連結する」やこれらの屈折形態素を備える類似の用語は、必ずしも直接及び隣接した接続を意味する訳ではなく、中間部材や装置を介した接続も含まれる。
まず図1及び図2A乃至2Fを参照すると、自動ディスプレイユニット(100)が設置されている。ディスプレイユニット(100)はハウジング(110)を含む。ハウジング(110)は、電子部品と電力供給装置の内部取付けを支持するとともに、LCDディスプレイ(液晶ディスプレイ)等の映像ディスプレイ部材(120)及びボタン(130)を支持する役目を有する。ディスプレイ部材(120)は、無機LCDディスプレイであってもよく、任意の他の有効な映像ディスプレイ装置であってもよい。他の映像ディスプレイ装置としては、有機LCDディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイ、又は本明細書に記載する特定の目的に適した将来開発される可能性のある他種の画像ディスプレイを含む。
タッチスクリーンディスプレイが、本明細書に記載される電源管理システムと整合性を保つ方法で一体化されてもよい。このように、タッチスクリーンディスプレイを動作する又はタッチスクリーン起動モードを動作するために、僅かに改造がなされる可能性がある。しかしながら、このような改造物は、本発明の教示内容を逸脱するものではなく、本発明のその他の実施形態とする。
ボタン(130)は、任意種類の有効且つ好適な物理的に作動する起動スイッチ、又は容量性もしくは抵抗性のタッチスクリーン型のディスプレイ装置であってもよい。このタッチスクリーン型ディスプレイ装置とは、スクリーンの一部を押すことによって、ユーザによる選択が可能な装置である。1つのボタン(130)の代わりに、その他の実施形態では複数のボタン又はスイッチを使用してもよい。複数のボタン又はスイッチを使用する場合には、それらスイッチは異なる各機能を備えて実装することが可能である。例えば、あるスイッチは「ティザー」広告を動作してもよい。「ティザー」広告とは、消費者の注意をディスプレイに即時に引きつけることを意図して作られた短時間の映像である。その他のスイッチは「通常」広告又はより長時間の広告を提供してもよい。長時間の広告は、操作者が望むユニット設計やプログラミングに基づき、2、3秒から数分の継続時間内にしてもよい。広告継続時間のより好ましい範囲は、15〜45秒である。その他のスイッチは、「詳細情報」又は一連の追加概要もしくは消費者用情報事項(例えば栄養情報、クーポンの有用性又は追加的詳細)を提供してもよい。
棚上のディスプレイ装置を固定するための固定装置(140)が設置されてもよい。装置(140)に限らず、棚、ディスプレイ端部又はその他固定位置の上にディスプレイユニット(100)を安全に維持するために、任意の一般に入手可能な必須又は安全機構が採用されてもよい。これにより、ディスプレイユニット(100)が、モーションセンサ動作と消費者によるディスプレイ部材(120)鑑賞の両方に都合がよい形式に位置付けられる。その他の実施形態では、再配置且つロック可能な柄部材(図示せず)により、ディスプレイ装置(100)が再配置され、扱い難い場所にも適応するようになる。
図3は、自動ディスプレイ装置(100)内部の様々な電子部品のブロック図である。この図は、ディスプレイ装置(100)内部の電子部品を全て包括して示すことを意図したものではなく、単に、本明細書に記載された方法でディスプレイユニット(100)を動作するのに利用する格納ソフトウェア及びハードウェアの説明に役立つように図示したものにすぎない。追加的なプロセッサが存在してもよく、RAMもしくはROMメモリ装置(8)、NAND/NOR両方を含むフラッシュタイプメモリ、マスクROM、ハードドライブ、又は制御及び動作情報、動画及び音声データを保存するためのその他の記憶媒体(8)が挙げられる。
さらに、ディスプレイ装置(100)は、多数の運用指向プログラムを含んでもよい。このプログラムは、LCD(液晶ディスプレイ)を動作し、消費者による入力を受け取り、そして動作及びトリガデータを探知するためのプログラムである。これらプログラムは、好ましくは電力管理ソフトウェアプログラムを含む。この電力管理ソフトウェアプログラムにより、外部電力供給装置を使用せずに、ディスプレイユニット(100)が長期間動作することが可能となる。このような管理ソフトウェアは、ユニット(100)が広告メッセージを配信しない時に使用するための低スタンバイ電流設定を含む。同様に、管理ソフトウェアは、所定量の「ON」起動が短時間内に生じた場合にはユニットをスタンバイ状態に維持するという混雑店用のオーバーライド機構を含む。
マイクロコントローラーユニット(MCU)(310)は、ファームウェア制御のソフトウェア部材のうち少なくとも幾つかを用いて、装置の通常動作を制御する。例えば、MCU(310)は、LCMディスプレイ(120)上の映像再生、スピーカー(330)を経由する音響出力、不揮発性メモリ(例えばNANDフラッシュメモリ(340))への映像内容ファイル及びプログラミングデータの読み込み/書き込み操作、コンピュータから装置にファイルをダウンロードするためのコンピュータインターフェース(例えばUSBインターフェース(350))、並びに装置とフラッシュメモリカード間でファイルを転送するためのメモリインターフェース(例えばSDカードスロット(360))を制御する。さらに、節電機能を有するウェイクアップIC(集積回路)(370)も存在する。ウェイクアップIC(370)は、モーションセンサ(381)と(382)を順番に制御し、MCU(310)と情報のやり取りを行う。図中、各部品とMCU(310)との間には別々の矢印が示されているが、2つ以上の部品が共通のデータバスを経由してMCU(310)と通信してもよい。MCU(310)は、任意の好適なマイクロコントローラーユニットであってよい。MCU(310)は、好ましくは、広範囲の用途を目的として、1つのチップ上に配された高度一体化システムであってもよく、CPU、メモリ及びI/Oコントローラ、SD/MMCメモリインターフェース、USBミニホスト/装置、カラーSTN−LCD及びTFT−LCDインターフェース並びに内蔵SRAM及びROMを含む。共通のシステム周辺機器の完全な1セットを設置することにより、好適なマイクロコントローラーユニットは、システム全体にかかる費用を最小限化するとともに追加部品を設定する必要性を除去する一方、本明細書に記載された機能の高速性能化も提供する。
典型的な概略図としては、ディスプレイ装置のための電子機器及び電気回路の実施内容が、仮出願第60/888,040号(出願日:2007年2月2日)の図4A乃至4Fに示されているが、これらに限定されない。典型的な部品表としては、実施内容が仮出願第60/888,040号(出願日:2007年2月2日)の図5に示されているが、これらに限定されない。仮出願の図4A乃至4Fのいずれか1つの電気回路は、他の図面の電気回路に関わらず修正されてもよい。図4A乃至4Fの電子機器及び電気回路は、好ましくは1つのプリント基板上に取り付けられるが、これに限定されない。
USBインターフェイス(350)は、外部からアクセス可能な接続ポート(USB形式)であってもよく、内部接続ポート(同様にUSBタイプの接続ポート)であってもよい。どちらの状態であっても、現地保守要員は、物理的にディスプレイ装置(例えばミニUSB接続を介して)に接続可能であり、これにより新しいプログラム情報をダウンロードしたり、データの報告項目をアップロードしたり、その他操作によりディスプレイユニット(100)を制御したりすることができる。
ある実施形態においては、USBインターフェース(350)は内部に配される。これにより、ハウジング(110)が流線型外観を備えることが可能となり、子供やがらくたが存在する混雑した消費者環境における機能破壊からUSBインターフェース(350)を保護することができる。
MCU(310)は好ましくは複数のボタンに応答して動作する。メインボタン(130)、「上選択」ボタン及び「下選択」ボタンが存在してもよい。メインボタン(130)は好ましくは、ノーマルオープン型の瞬時的に押圧するボタンであってもよい。このボタンは、押されると映像メッセージを再生する等の動作を開始する。「上選択」ボタン及び「下選択」ボタンは、例えば、LCMディスプレイ(120)に表示されるメニューから情報を見つける又は項目を選択するために使用されてもよい。これについては、SDカードスロット(360)を経由して映像を装置へ転送することについて以下に詳説している。また、ノーマルオープン型の瞬時的に押圧するリセットボタンが存在してもよい。このリセットボタンは、押されると電子機器をリセットする。リセットボタンが存在するが、装置は周期的(例えば24時間ごと)に自動的にリセットされてもよい。メインボタン(130)は、図2A乃至2Fに示す如く、好ましくは装置の前面に配される。一方、その他のボタンは装置の裏面や底面に配されてもよい。
ディスプレイ装置(100)のリセットボタンが押されると、ディスプレイ装置ユニットがリセットされる。そして、このユニット自身が、ソフトウェア及び外部部品を用いて、自動的に24時間ごとにリセットする。リセットボタンが手動で又は自動的に押される時はいつも、NANDフラッシュメモリは、消去されずに通常の動作状態に戻る。
装置が長期間動作していない場合には、好ましくは、装置はスリープ(電力節約)モードとなる。装置は、ウェイクアップIC(370)によって起動されない限り又はメインボタンAを押されない限り、スリープモードを維持することになる。動作がセンサ(381)又はセンサ(382)のどちらかによって検知されると、ウェイクアップIC(370)は装置をスリープモードから解除する。センサのどちらかが動作を検知したことにより装置がスリープモードから解除されると、幾つかの所定動作が実施されてもよい。この所定動作としては、例えば、LCMディスプレイ(120)上のティザー映像の再生が挙げられる。これらセンサは、好ましくは、光学センサ、赤外線(IR)、高周波数(RF)又は物理的なセンシング装置の少なくとも1つである。
2つのモーション(CDS)センサ(381)と(382)は、選択範囲内のどの場所においても動作を検知可能である。この範囲は、例えば、6フィートから12フィートのどこであってもよい。好ましくは、図4Aと4Bに示される如く、これらセンサは90度の向きに離れて位置付けられる。これにより、消費者がどちらの方向から接近してきたとしても店の通路の両方向に範囲が及ぶ。しかしながら、この角度は45〜150度の任意の角度であってもよい(ディスプレイ(100)のハウジングが図4Aと4Bに示されているが、これは単にモーションセンサ(381)と(382)の概略方向を提供しているにすぎず、適切な縮尺や次元で記載されたものではなく、勿論図1及び図2A乃至2Fに示されるような外形輪郭等を含むものではない。)。これらセンサは、センサの角度と範囲が変動可能となるように移動可能であってもよい。これにより、装置が任意の位置において最適に機能するように調節されることが可能となる。装置は、一般的な幅を有さない通路又は通路のエンドキャップ(通路の端部:end cap)上に配されてもよい。また、動作を検知するのに適した任意の配置に任意の数のセンサが利用されてもよい。例えば、第3のモーションセンサが、図4Aと4Bに示される2つのモーションセンサの真ん中に追加されてもよい。このような配置は通路のエンドキャップの位置において有用であり、これにより装置付近180度の範囲のどの場所においても接近してくる人物を検知することができる。
操作上の代替物としては、モーションセンサ(381)と(382)が、頭上に配される店用照明によってもたらされる周辺光の変動を受け取る又は観察するモーション単一センサであることにより、これらモーションセンサが影のみを検知してもよい。結果として、この種のセンサを用いると、ディスプレイ装置(100)は通過する人物の影を検知するのみであり、信号を作り出して対応する跳ね返り信号を検知する必要があるIR又はRFセンシング装置と比べて、消費電力の点で高性能である。
センサは、異なる方法で設定されてもよい。好適な実施形態によるモーションセンサ組立体(500)の一例は、図5に示されている。センサ組立体(500)は、検出範囲内の光を制限する及び鮮明にするための集束レンズ(510)を含み、これにより電力を節約する。センサ組立体はまた、ブラインドハウジング(520)と低費用の可視光線受信部材(530)を含む。好ましくは、可視光線受信部材(530)は低消費電力のものを使用する。この可視光線受信部材(530)は、部品自体が受信した可視光線を測定し、その情報を図3の実施形態のウェイクアップIC(370)又は他の実施形態の他の集積回路に提供する。可視光線受信部材(530)は、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタ、硫化カドミウム(CdS)セルセンサ、又は光を検知するその他任意の好適な光学系受信機であってもよい。
レンズ(510)は、可視光線受信部材(530)に向かう光を集光する凸レンズ部材を含む。この機構は、レンズを備えずに単独で使用される可視光線受信部材の検出感度及び範囲を向上させ、この範囲は僅か1〜4フィートから15フィート程度まで大きくてもよい。さらに、このレンズ構造(510)は、店用照明等の周辺光の影響を受けにくい。この理由は、レンズ構造(510)は通過する光をより正確に分解するからである。ブラインドハウジング(520)(又はその他の実施形態における異なるブラインド)は、外光(分析されるべきではない光)が可視光線受信部材(530)に到達することを防ぐ。これにより、レンズ(510)からの集束光のみが、可視光線受信部材(530)に集中することが可能となる。
図示していないが、代替のセンサ組立体は、様々な異なる及び/又は追加の集束レンズ、標的領域を定義する「ブラインド」、又はセンサの作動を制御するためのその他装置を採用してもよく、これにより、ディスプレイ装置(100)の不注意な起動を避けることになる。このような標的領域を定義する「ブラインド」又はレンズを用いることにより、ディスプレイハウジング(110)の前面近傍の所定領域内における検知起動を制限することが可能となる。したがって、使用上、ディスプレイ装置(100)は、消費者用商品の売場近傍に設置され、潜在的には、全ての製品カテゴリーにおいて設置されることも可能である。センサは、商品やカテゴリーに潜在的に関心を抱く消費者の近辺で変則的に動作可能であることが好ましい。
図3に示すディスプレイ装置において、ウェイクアップIC(370)は可視光線受信部材(530)からの光量を受け取り、特定の時間内に変動が存在したかどうかを計算する。好ましくは、可視光線受信部材は、特定の方法によりウェイクアップIC(370)に配線される。特定の方法とは、可視光線受信部材(530)が0ボルトから5ボルトの範囲(又は他の既知の電圧もしくは電流)の出力を有する方法である。幾つかの実施形態は、ウェイクアップIC(370)を含まなくてもよく、この機能は異なるIC又は異なる電気回路によって実行される。光の大幅な変化は、人物が検知されたことを意味し、この検知は、映像や音声の再生及び/又は照明効果の発生等の動作の引き金(トリガ)となる。
モーションセンサの光感受性は、ソフトウェア処理で補助することにより検知感度が向上する。これは、単に人物が装置の範囲内に来たかどうかではなく、人物が買い物客となりそうであるか又は初めて装置の範囲内に来た他の人物であるかを検知する等である。例えば、商品を仕入れている又は通路で働いており、絶えず連続して装置の範囲内にいる人物に対しては、装置を連続して始動させないことが好ましい。この目標を達成するためには、装置内のソフトウェアが、センサが探知した間隔に基づきセンサ信号を処理してもよい。この検知間隔が十分に大きい場合には、人物が装置の範囲内に入ってきたと見なし、装置のスイッチが入るべきであるとしてもよい。連続する検知の間隔が小さい場合又は短時間に繰返し検知される場合には、その人物は装置がスリープモードを解除するべき人物ではないと見なし、いずれかのセンサが動作を検知したにも関わらず装置のスイッチは入らないべきであるとしてもよい。さらに、センサ信号に対して上記論理が適用されることにより、間隔基準が必ずしも同じである必要はなく、装置動作中に動的に調整されてもよい。例えば、装置はソフトウェアを経由してプログラムされ、装置がスリープモードから解除された時を決定するために用いられる最適な間隔又はその他の基準を知ることとなる。
ディスプレイ装置(100)の電子部材は、外部AC電源よりも、内部又は補助電源からの電力を受信することが好ましい。特に、複数の標準規格で安価なアルカリタイプのバッテリが使用されてもよい。これらバッテリは小さくはAAサイズ大きくはDサイズのものまでの範囲のアルカリ電池であってもよい。しかしながら、リチウムイオン電池から、小型カメラ用電池、太陽電池又は燃料電池までいかなる好適な電源を用いてもよく、本発明の様々な実施形態におけるディスプレイユニット(100)の部品に電源が供給される。
電源管理は、ディスプレイ装置(100)内で、消費者の要求に基づき変更可能である。本発明は、ハウジング(100)の全体の大きさや形状のための様々な電源供給の依頼や要求に容易に適応可能である。この結果AA電池やD電池が使用される一方、これら電池の使用は本明細書の開示内容をなんら制限するものではない。後に説明するが、音声装置、好ましくは小型スピーカー(330)形式の装置は、広告や促進資料に関する音声波動を、指令に基づいて誘発対象である消費者に対し提供する。
モーションセンサが動作を感知した時、ディスプレイ装置(100)は、好ましくは変換ソフトウェアによって指定されたティザー映像を再生する。ティザー映像再生中にボタン(130)が押されると、ティザー映像は再生を停止しインフォマティブ映像が割り込んで再生を開始する。
ディスプレイ(100)上のボタン(130)が押されると、パーソナルコンピュータ変換ソフトウェアによって指定されたインフォマティブ映像が再生されることになる。インフォマティブ映像が再生している間に任意のボタンが押されても、映像を中断しない。進行中のインフォマティブ映像が再生を停止すると、その後、押圧されていたボタンが次のインフォマティブ映像を再生することが可能となる。
この装置は3つの異なるモードで動作する。ここで議論されているように、電力管理ソフトウェアは好ましくは3モードでの操作を可能にする。
第1モードは「グリーンモード」で、電力チップがセミスリープモードで装置を操作する。グリーンモードでは、電力は(好ましくは)モーションセンサにのみ供給される。そして、動作検知により操作が始動する。好適なモーションセンサ組立体(380)に関して、電源からの電流の引き込みはわずか15マイクロアンペアであり、これによってディスプレイ装置が始動するまで電力を節約する。しかし、IR超音波センサ及び任意の電気センサのような他のモーションセンサが大きな電流負荷を有する実施形態もある。グリーンモードでは、消費者を初めて検知するとすぐに「ティザー」映像が表示される。複数の又は長時間にわたる消費者の活動を検知するとすぐに、ディスプレイ装置(100)が「通常」広告又は完全な広告を表示してもよく、場合によっては映像の詳細についての「情報一式」すら表示される。
第2モードは「操作モード」で、この間、装置は完全に動作中で使用可能であり、ディスプレイ装置のあらゆる操作が映像の表示を始動させる。指令コマンドがグリーンモード又はスリープモードいずれかの状態から通常の操作モードへと装置を駆動させてもよい。電流負荷は比較的大きくなる。なぜなら、この電流負荷はLCDディスプレイ(120、カラースクリーンで約100ミリアンペア)、スピーカ(330)、メモリ(340)、及び他の電気機器に必要な量を含むからである。それにもかかわらず、好適な実施形態では電子機器は操作モードでもわずか200ミリアンペア以下しか用いない。
最後に、第3モードは「完全なスリープモード」で、この間、ディスプレイ装置(100)を起動させるには、ボタン及びタッチスクリーンに触れる必要がある。このモードにおいては、モーションセンサですら動作していないので、節電量は最大である。第3モードはバッテリ電源供給装置に機能する電圧センサによって始動されてもよい。このバッテリ電源供給装置はバッテリ寿命において非常に低い電圧測定値しか残されていないことを探知するものである。この装置はその後、グリーンモード又は操作モードからスリープモードに強制的に突入する。センサが完全なスリープモードでは動作しないため、この装置はセンサの範囲内に人がいるにもかかわらず、自動的には起動しない。
表示される映像は映像用に記憶されたビットマップファイル群であってもよく、対応するウェーブオーディオファイルは音声の生成のために用いられてもよい。さらに、データを報告し且つ追跡する機能を有するソフトウェアがあってもよく、そのソフトウェア内で特定数の動作が追跡され、プロモーション映像又はビットマップファイルの特定のセグメントに相互リンクされる。その結果、追加の詳細及びデータがサービスプロバイダによってダウンロードされ、ライセンスカスタマーに提供される。タッチスクリーンディスプレイがディスプレイ装置で用いられる場合、ビジュアルディスプレイ上の消費者が関心を示した点について、そのタッチスクリーンの一部分が同様に追跡され、報告される。
ある好適な実施形態において、ユニット(100)に提供されるデータ記録及び転送モードは、装置の更新又は交換の際に、ユニットの使用を記録し、その記録を別の装置に転送するよう設計されている。このデータは広告の印象度を測定し、成果を最大限化するための起動タイミング(ファームウェア操作)に加えて、広告メッセージを調節するために用いられることもある。もしくは、このデータは、使用時間、交換時間(残量)、有効性、使用中の電圧レベルなどに関連してサポートスタッフにバッテリ交換の忠告を行うために用いられる。
ディスプレイ装置によって表示される内容の更新は、フラッシュメモリを接続するか又はメモリカードを物理的に交換することによって行われる。メモリの実際の更新が記憶位置で行われる場合、別の特定のメモリモジュールを用いることで、更新が可能になる又は既存のメモリを上書きする前に特定の更新コードを受信すること及び検査することも可能となる。このことは、装置又はソフトウェアが信頼できない又は使用できる制御装置が新しいシステムを更新することが困難な状況下において、以前のプログラミングを保護するという機能を果たす。
ディスプレイ上の映像の内容情報をインストール又は更新する2つの方法が図6Aに示されている。映像ファイルはディスプレイ装置に直接転送されるわけではない。このような方法には、ディスプレイ装置がある方法でネットワーク接続され、ネットワーク機能を備えることを必要とするという欠点がある。さらに、この方法は、装置が映像ファイルを受信し、処理するための十分なハードウェア及びソフトウェアを備えていることも必要とする。その代わりとして、映像ファイルがパーソナルコンピュータにインポートされ、その後映像ファイルは、パーソナルコンピュータにインストールされて動作するソフトウェアプログラムによって変換される。これにより、AVI映像ファイルなどの様々なフォーマットの映像ファイルが、これら種類の映像ファイルを処理可能なディスプレイ装置がなくとも、ディスプレイ装置によって表示される内容情報に用いられることが可能となる。
ユーザはコンピュータのソフトウェアを用いて、ディスプレイ装置で実行される全ての映像内容及び特性を備える1つのファイルを作成しエクスポートする。エクスポートファイルは、例えば複数の様々なファームウェアなどのプログラミングファイルを備えることもある。ファームウェアは、例えば、ディスプレイ装置のボタンによって実行される特性や機能を制御することも可能で、これによりモーションセンサを制御するとともにモーションセンサの起動にかかる遅延時間を最大限に設定する。このように、ディスプレイ装置の特性及び能力は、変化及び改善することが可能である。
典型的なPC変換ソフトウェアの機能に関し、以下記載する。この実施形態はほんの一例であり、PC変換ソフトウェアはここに記載されている以外の機能を果たしてもよい。
この変換ソフトウェアがロードされて起動する際、図7で示されるインポートウィンドウ(700)が自動的に表示される。このインポートウィンドウ(700)により、ユーザはインポートするためのインフォマティブなAVI映像ファイルを選択することが可能となる。各ボタンで選択されたファイル名は、ボタンが押される際にどのAVIファイルが配置されるかを特定する。ユーザは各ボタンに使用したいディレクトリ及びファイル名を直接入力するか、又はファイルのアイコンを選択してインポート用の正しいファイルのためのハードドライブを閲覧することができる。複製したファイル名は、ユーザが希望すれば複数のボックスに挿入可能である。しかしながら、ディスプレイ装置のフラッシュメモリは複製ファイルを自動的に一度記憶するだけで、図7に記載されているようにメモリを保存してその映像を繰り返し再生する。
インポートウィンドウ(700)の「代替」アイコンを押すと、ウィンドウの外観が変化し、ボタンごとに2つの追加の代替映像ファイルが公開される。図8のウィンドウ(800)を参照されたい。ボタンを押すたびに1つの映像が再生される。入力された全ての映像ファイルはウィンドウ(800)に示される順序で再生される。例えば、ボタンAを1度、2度、3度押すと、それぞれ「インポートする映像名を入力」、「代替映像1」、「代替映像2」と再生される。4度目にボタンAを押すとその順序を繰り返して再生する。
ファイル名がウィンドウ(800)上の全ての箇所に書き込まれない場合、含まれるファイルだけが再生される。例えば、2つの映像ファイルだけがボタンAに入力されると、ボタンAを押すたびに入力された2つの映像ファイルが1つずつ交互に再生される。
「代替を非表示にする」アイコンを押すと、ウィンドウ(700)で示される、ボタンごとに1つの映像ファイルがある選択肢に戻ることが可能である。「次へ」アイコンを押すと、選択された映像ファイルに進む。
ウィンドウは、図9のティザーウィンドウ(900)に変化し、インポート用のティザーファイルを表示する。このウィンドウでユーザはインポート用のティザーAVI映像ファイルを選択することができる。選択されたファイル名は、モーションセンサが起動中にどのAVIファイルが再生されるのかを特定する。ユーザは使用したいディレクトリ及びファイル名を直接入力するか、又はファイルのアイコンを選択してインポート用の正しいファイルのためのハードドライブを閲覧することができる。複製ファイルがインフォマティブ又はティザーチャートにおいて用いられた場合、ディスプレイ装置のフラッシュメモリは自動的に複製ファイルを一度記憶するだけで、メモリを保存して入力された映像を繰り返し再生する。
「ティザーを使用しない」ボックスをチェックすると、このボックスはティザーウィンドウ(900)に入力された全ての映像名を自動的に削除し、操作中のモーションセンサの電源を切断する。「代替」アイコンを押すと、図10のウィンドウ(1000)が現れて、モーションセンサによって始動された追加の代替映像ファイルが公開される。モーションセンサが起動するたびに、ディスプレイ装置は1つの映像を再生する。入力された全ての映像ファイルはウィンドウ(1000)に示される順序で再生される。例えば、モーションセンサが1度、2度、3度と動作を検知すると、それぞれ「インポートする映像名を入力」、「代替映像1」、「代替映像2」「代替映像3」と再生される。4度目にモーションセンサが動作を検知すると、この順序で繰り返し再生される。
ファイル名がウィンドウ(1000)の全ての箇所に書き込まれない場合、含まれるファイルのみが再生される。例えば、2つの映像ファイルのみが入力されると、動作が検知されるたびに入力された2つの映像ファイルが1つずつ交互に再生される。
「全てに用いられるエンディング映像」の領域は、上に入力された全てのティザー映像のあとに再生されるAVIファイルを示す。この機能は、1つの共通のティザーエンディングが全てのティザー映像に用いられる場合には、フラッシュメモリを保存するために使用される。「全てに用いられるエンディング映像」を入力しない場合、この機能は操作中には用いられない。
「代替を非表示にする」アイコンを押すと、1つの映像ファイルのティザーウィンドウ(900)に戻ることができる。「次へ」アイコンを押すと、選択された映像ファイル名に進む。「戻る」アイコンは1つ前のメニュースクリーンに戻る。
上述したように、ディスプレイ装置は好ましくはスリープモードを有する。スリープモードの典型的な特徴は以下の通りである。動作検知器が事前に規定されたY回、又はX*Y+20秒以上始動すると、モーションセンサ(及びティザー映像の再生)は事前に規定されたX分間切断される。ディスプレイ装置のボタンAはこの間、作動し続ける。このような設定は、販売員がこの装置の前(在庫棚等)に配される際に発生する小売業者の問題を回避するために意図されている。
静止画像又はスクリーンセーバは、図11内のウィンドウ(1100)を用いるスリープモードになるとディスプレイ上に現れる。静止画像ファイルは1フレームのAVIファイルとしてインポートされ(1フレームとしてフラッシュ内に記憶され)、1秒当たり10フレームで5秒間繰り返される。スクリーンセーバはフレーム数の少ないAVIファイルとしてインポートされる。ユーザは機能に対して使用したいディレクトリ及びファイル名を直接入力することができる。
「デフォルト選択」ボックスにチェックをすると、事前にプログラミングされたデフォルト画像が1秒当たり10フレームで5秒間、この機能のために表示される。「次へ」を押すと、選択された映像ファイル名に進む。「戻る」を押すと、1つ前のメニュースクリーンに戻る。90秒にZ回以上ボタンを押すと、ディスプレイ装置一式は60秒間再作動しない。動作検知器もボタンも、この運転停止期間には起動しない。
ウィンドウは変化し、図12の「タイミング選択」メニュー(1200)を表示する。このメニューにより、ディスプレイ装置が動作中に使用する幾つかのタイミング等の設定をカスタマイズすることが可能となる。
典型的な設定メニューが図13に示されている。音声レベル設定は高音、中音又は低音のどの最大音量が操作中に用いられるかを選択する。これらの音量は電気出力段階(EP stage)の後で調整可能な外部抵抗器により選択される。
動作検知器の起動にかかる遅延時間の設定は、モーションセンサが始動後にシャットダウンされる間にかかる秒数を示すものである。このシャットダウンの間、モーションセンサ及びティザー映像は起動しない。ただボタンを押すことでインフォマティブ映像を再生できる。
動作検知器のスリープモード設定とは、動作検知器が3分間以内にY回以上始動すると、モーションセンサ(及びティザー映像再生装置)がX分間切断されることを言う。動作検知器&ボタンスリープモード設定とは、押圧ボタンを90秒間にZ回以上押すと、ディスプレイ装置一式が60秒間再稼動しないことを言う。
節電モードの際、モーションセンサは消費者の存在を検知するために0.1秒間稼動し、その後1秒間停止する。動作検知器が稼動すると(消費者を察知すると)、ティザー映像が表示される。上記の稼動及び停止の回数は出発点に過ぎず、コード公開の前にサンプリングすることによってその後点検され最終的に決定される。ユーザが上記メニュー上の各設定の横にある三角形のアイコンを選択すると、ドロップダウンメニューが現れて各設定に対して以下のオプションを提供する。
「時間選択」メニュースクリーンに表示される値は、元のデフォルト初期値として用いられる。「デフォルトとして設定」ボックスをチェックして「終了」アイコンを選択すると、全ての設定に前回用いられていた値が新しいデフォルト初期値となる。
「戻る」ボタンを押すと、1つ前のメニュースクリーンに戻る。「次へ」を押すと、図14のウィンドウ(1400)に進む。このウィンドウはユーザに9桁の「フィルム番号」を入力するよう促す。「フィルム番号」とは、このデータファイルが用いられる広告の掲載場所を識別するものである。内部では、データファイルはこのフィルム番号でディスプレイ装置によって認識される。同様に、エクスポートされたファイル名も、入力された桁数のフィルム番号である「123456789」を有する「Film123456789.RAR」となる(ファイル拡張TBD)。各フィルム番号はウィンドウ(1400)に入力された9桁の記載内容と関連付けられる。この9桁の記載内容は、正しいデータファイルの映像が特定の広告の掲載場所にダウンロードされていることを確認する二次的なチェックとして機能する。フィルム番号の各桁及び記載内容には、数字又は大文字のどちらを入力してもよい。このプログラムは入力の際に自動的に小文字を大文字に変換することができる。
「戻る」を押すと、1つ前のメニュースクリーンに戻る。「終了」を押すと、圧縮状態のデータファイルを作成しエクスポートする。適切な圧縮アルゴリズムが用いられ、このアルゴリズムはPC変換ソフトウェアからエクスポートされたデータファイルのサイズを最小限化する。例えば、WinZipを用いることもあれば、WinZipと比較して高圧縮が可能なWinRARを用いることもある。エクスポートファイルは処理しやすいように1GB未満のサイズとされることが好ましい。
エクスポートファイルはさらに、ディスプレイ装置用の望ましい映像内容のファイルを全て備える。当然のことながら、エクスポートされたファイルに含まれる異なる映像ファイルが多く存在する。このような映像ファイルは、例えば、複数の異なる製品に対応可能である。好ましくは、エクスポートファイルの中に含まれるティザー映像も存在し、この映像は上述したように表示される。エクスポートファイルは、広告の掲載場所のような売り場広告産業において広く利用されているコンテンツ開発サイクルに対応するよう容易に作成可能である。とりわけ、エクスポートファイルは小売業者又は広告代理店の社員によって作成されることもある。
エクスポートファイルは以下の2つの方法のうち1つでディスプレイ装置上にインストール可能である。まず、フラッシュメモリカードを各々の広告サイクルに関して作成する。このフラッシュメモリカードは、ディスプレイ装置への要望どおりに個々に転送するために、メモリ内に分割されたデータファイル全てを有する。ファイルの数及び長さはフラッシュメモリカードの容量によってのみ制限される。現在では4GBの容量までが容易に利用可能である。フラッシュメモリカードは、エクスポートファイルの製造に用いられるコンピュータとは異なる場所に作成されてもよい。例えば、エクスポートファイル内のデータファイルはまとめてZIP形式に圧縮され、このZIPファイルはe-mail等の適切な手段を用いて他の場所へと転送可能である。フラッシュメモリカードは、好ましくはそれぞれにラベルを貼って適切に梱包される。これは、内容物をディスプレイ装置へ転送することを担当する現地の保守要員が、容易に識別及び使用し易くするためである。ラベルはロゴ又は他の識別情報、内容物の名前やサイクル#(番号記号)を含んでもかまわない。
現地の保守要員はフラッシュメモリカードをディスプレイ装置のメモリカードスロットに挿入することでデータを転送する。現地の保守要員は、ボタン又はスクリーン上のプロンプトを用いて特定のディスプレイ装置一式に転送する所望のファイルを選択する。例えば、フラッシュメモリカードは様々な製品の映像ファイルを含んでいてもかまわない。現地の保守要員はディスプレイ装置が設置される製品に気を配り、適切な映像ファイルを転送する。当然のことながら、フラッシュメモリカードはディスプレイ装置の機能を改善するファームウェアを備え、これも同様に転送される。
セキュリティ対策が実行されることにより、認可されたディスプレイ装置によってのみファイルが転送され再生されることが保証されてもよい。そのようなセキュリティ対策は、他の装置によるファイルの使用を防ぐために映像カードの暗号化を備えることもある。
メモリカードがディスプレイ装置に挿入されると、ディスプレイ装置はメモリカードがセキュリティのハンドシェイクプロトコルを有していることを確認する。ディスプレイ装置はメモリにセキュリティのハンドシェイクプロトコルが入っていないメモリカードとは通信しない。セキュリティプロトコルが確認されると、セキュリティプロトコルは、ディスプレイ装置にインストールされたバッテリが新しいかどうか測定するために自動的にバッテリのチェックを行う。これは、ディスプレイ装置内に偶然残っている使い古しのバッテリを除去するためである。
測定されたバッテリ電圧が2.8Volts +/-0.1V を越える場合、図28に示されるようなスクリーンが3秒間、ディスプレイ装置のスクリーンに浮かび上がる。バッテリ電圧が2.8Volts +/-0.1Vを下回る場合、図29のようなスクリーンが現れる。次に進むために「入力」を押すと(ボタンA)、ディスプレイ装置のスクリーンは図30に示されるようなスクリーンへ変化する。
各メモリカードは「サイクル#」と「年」を有する番号など、複数桁番号のメモリカード名を有する(すなわち、上記のように、07及び06がそれぞれサイクル番号及び年を表す)。メモリカード名は図30に示されるようにディスプレイ装置のスクリーンに表示される。
ディスプレイ装置のスクリーンは自動的に5つのデータファイルを表示する。各データファイルはメモリカード上にあるフィルム番号とリンクされた記載内容を表示している。これらデータファイルはフィルム番号順に表示される。
ディスプレイ装置のボタンを用いてフィルム番号を入力すると、メモリカードから正しいデータファイルが転送される。「上選択」ボタンを押すと、ディスプレイはフィルム番号の一覧表をスクロールアップする。「下選択」ボタンを押すと、ディスプレイはフィルム番号の一覧表をスクロールダウンする。ボタンAを押すと、この装置は選択されたフィルム番号を入力し、次のスクリーンへと移動する。
ファイル番号が選択されるとすぐに図31に示されるようなスクリーンが現れて、転送されるフィルム#を確認する。「下選択」ボタンを押すと、1つ前のスクリーンに戻る。「入力」を押すと、フィルム#の転送を確認して転送へと進み、図32に示されているように、多くのデータが転送されるにつれて右方向に移動する画面下のプログレスバーを備えるウィンドウが表示される。
転送が完了すると、図33で示されるようなウィンドウが表示される。ディスプレイ装置はメモリカードが取り除かれるまで通常の動作を再開しない。
あるいは、フラッシュメモリカードの代わりに、エクスポートファイルは、他のコンピュータ環境に転送可能であるとともに、そのコンピュータ環境から富士通のPCモデル#P1510Dのような適切なハンドヘルド装置又は実地用に最適化されたコンピュータ装置にも転送可能である。エクスポートファイルは他のコンピュータ環境で所望の通り記憶され、管理されることが可能である。例えば、他のコンピュータ環境が様々な集中型の作業指令処理を利用することにより様々な広告やエクスポートファイルが更新されてもよく、これにより、ディスプレイ装置が、対応する広告サイクル内の他広告と同時に現地で公開されるよう制御されてもよい。また、現地の保守要員が所望の日時にファイルをディスプレイ装置に転送できるように、ハンドヘルドコンピュータは集中型の作業指令処理と同期してもよい。
当然のことながら、ある簡略化された実施形態では、エクスポートファイルを作成するパーソナルコンピュータはファイルをディスプレイ装置に転送するために用いられるコンピュータと同一である。しかしながら、異なるコンピュータが用いられるのが好ましく、その結果、転送用コンピュータが大量の映像インポート及びその処理機能を必要とせずに持ち運びしやすくなり、さらにエクスポートファイルの生成に用いられるコンピュータが高度な携帯用コンピュータを上回る処理機能を持ってもよい。
パーソナルコンピュータでの転送過程の概観が図6Bに示されている。携帯用ハンドヘルドコンピュータはソフトウェアプログラムを備える。このソフトウェアプログラムがコンピュータによって実行されると、ファイルをディスプレイ装置へ転送するUSBドライバのソフトウェアと同様に、選択したファイルはユーザの管理下で転送されることが可能である。ソフトウェアとUSBドライバのソフトウェアはエクスポートファイルに備わっているか、又はハンドヘルドコンピュータに別々に送信される。ソフトウェアは自動的に又は手動で送信されてもよい。
ファイルを転送するために、現地の保守要員は転送ソフトウェアを起動させ、ハンドヘルドコンピュータをUSBケーブル付のディスプレイ装置のUSBポート(150)に接続する。セキュリティのハンドシェイクはUSBを介して実行され、接続を確立する。転送の間は、ユーザインターフェイスを有するウィンドウがハンドヘルドコンピュータ上に現れる。その後、現地の保守要員はハンドヘルドコンピュータを操作して特定の広告の掲載場所用の所望のファイルをディスプレイ装置へ転送する。ハンドヘルドコンピュータの転送ソフトウェアは圧縮データファイルを解凍し、非圧縮ファイルを自己解凍ファイルとしてディスプレイ装置へ転送する。ディスプレイ装置は新しいデータファイルを受信し、古いデータファイルと新しいデータファイルを置き換える。UIウィンドウはトラブルシューティングに関するコメント、転送のプログレスバー及び転送成功のメッセージを提供する。
転送ソフトウェアの典型的な実施形態が以下に記載されるが、これらに制限されない。ソフトウェアは実行される際に、自動的に以下のステップを開始し、データファイルをディスプレイ装置へ転送する。
ソフトウェアはまずディスプレイ装置がUSBケーブルを用いてハンドヘルドパーソナルコンピュータとしっかりと接続されていることを確認する。もしUSBがしっかりと接続されていれば、その旨の表示が現れ、転送処理へと進む。
USBの接続が上手くいかない場合、トラブルシューティング処理が開始される。コンピュータはユーザにディスプレイ装置とハンドヘルドコンピュータの接続を確認するよう注意を促し、USBコードの両端がディスプレイ装置及びハンドヘルドコンピュータのUSBソケットに十分に挿入されていることを確認する。図15のウィンドウ(1500)にはある実施例が示されている。ユーザがウィンドウ(1500)の「再確認する」を押すと、ソフトウェアは接続が正常に行われているかどうか確認する。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常であると表示される。接続が正常でない場合は、図16で示される実施例のスクリーン(1600)のような別のトラブルシューティングのスクリーンが現れる。
ユーザがウィンドウ(1600)の「再確認する」を押すと、ソフトウェアは接続が正常かどうか再確認する。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常であると表示される。接続が正常でない場合は、図17で示されるスクリーン(1700)のような別のトラブルシューティングのスクリーンが現れる。ユーザがウィンドウ(1700)の「再確認する」を押すと、ソフトウェアは接続が正常かどうか再確認する。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常であると表示される。接続が正常でない場合は、図18で示されるスクリーン(1800)のような別のトラブルシューティングのスクリーンが現れる。ユーザがスクリーン(1800)の「再確認」を押すと、ソフトウェアは接続が正常かどうか再確認する。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常なウィンドウであると表示される。接続が正常でない場合は、図19で示されるスクリーン(1900)のような別のトラブルシューティングのスクリーンが現れる。ユーザがスクリーン(1900)の「再確認」を押すと、ソフトウェアは接続が正常かどうか再確認する。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常であると表示される。接続が正常でない場合は、図20で示されるスクリーン(2000)のような別のスクリーンが現れる。
ユーザがスクリーン(2000)の「再確認」を押すと、ソフトウェアは接続が正常かどうか最後の確認をする。正常な接続の場合、続けてUSBの接続が正常であると表示される。接続が正常でない場合は、トラブルシューティング処理が図16のスクリーン(1600)から再度開始される。
USBの接続に成功すると、セキュリティのハンドシェイクプロトコルが実行され、ディスプレイ装置に接続されたUSBデバイスが転送ソフトウェアを備えるハンドヘルドコンピュータであることを確認する。別のUSBデバイスがディスプレイ装置に接続されている場合、USBデバイスが転送ソフトウェアの適切なセキュリティのハンドシェイクを有して初めて通信又はアクセスが許可される。いったんセキュリティのシェイクハンドプロトコルが確立されると、ディスプレイ装置のスクリーンは停止し、バッテリの寿命を節約する。セキュリティのハンドシェイクを持たない別のUSBデバイスがディスプレイ装置に接続されている場合、通常の操作は中断することなく続けられる(図21参照)。
次に、バッテリのチェックは自動的に行われ、ディスプレイ装置にインストールされたバッテリが新しいかどうか測定される。これは、ディスプレイ装置内に偶然残っている使い古しのバッテリを除去するためである。測定されたバッテリ電圧が2.8Volts +/-0.1V を上回る場合、図22に示されるスクリーン(2200)のような「バッテリチェックOK」スクリーンが現れる。
測定されたバッテリ電圧が2.8Volts +/-0.1V を下回る場合、図23に示される「バッテリ交換」スクリーン(2300)が現れる。現地の保守要員は「OK」アイコンを押して、ディスプレイ装置上のバッテリ交換を続ける。
ディスプレイ装置のバッテリが「OK」の場合、ディスプレイ装置上のフラッシュメモリの内容は消去される。転送ソフトウェアはハンドヘルドコンピュータ内の圧縮データファイルを解凍し、ディスプレイ装置のフラッシュメモリに転送する。ウィンドウの外観も図24のように変化し、多くのデータが転送されるにつれて右に移動するプログレスバーが画面下に現れる。転送が完了すると、ウィンドウは図25のように変化する。
ディスプレイ装置のフラッシュメモリが空である場合、図26に示されるスクリーン(2600)が現れる。セキュリティのハンドシェイクを備えたハンドヘルドコンピュータ又はメモリカードがフラッシュメモリをプログラムするために用いられるまでは、スクリーン(2600)はそのままである。
ディスプレイ装置のフラッシュメモリがメモリカード又はハンドヘルドコンピュータ(USBを介して)のどちらかによってプログラムされると、図27に示されるスクリーン(2700)が現れる。参考までに、メモリ内の複数桁の「フィルム番号」及び「記載内容」は、スクリーン(2700)に示す如く、起動スクリーンの下部に「123456789」及び「TIDEFRESH」と現れる。この起動スクリーンは、(i)ディスプレイ装置の任意のボタンが押されるまで、(ii)セキュリティのハンドシェイクを備えるハンドヘルドコンピュータが接続されるまで、(iii)セキュリティのハンドシェイクを備えるメモリカードが接続されるまで、又は(iv)起動後60秒が経過するまで、そのままである。もし(i)又は(iv)が発生すると、ディスプレイ装置は通常の動作を再開する。
ハンドヘルドコンピュータの転送ソフトウェアは、PC転送ソフトウェアが有するのと同じスリープモード特性も備えており、このスリープモードは図11乃至図12に関して先に議論されている。転送ソフトウェアはさらにPC変換ソフトウェアに備わっているスピーカ音量設定及びAGC機能を有しており、これらは請求項13に関して先に議論されている。
他の便利性が存在する一方で、この実施形態の2つの特筆すべき利点は以下の通りである。最初の利点は、極端に低い電力使用量、又は逆に非常に効率の良い電力消費管理である。内部電力使用モード及び好適な電力消費方法が先に議論された一方で、本装置が主電源又はバックアップのどちらかとして、中央電力(AC)供給装置から操作されるよう容易に調整可能であることは当業者も認めるであろう。
本発明の好適な実施形態における2番目の利点は、フィールド、又はオペレーショナル・ソフトウェアもしくはハードウェアを更新するために、いかなる外部インフラも必要としないことである。つまり、電力で制御しているため、装置ごとの基準に応じた個別の更新が可能となり、小売店の外部のベーストランスミッタに連結された非常に高価な無線転送及びモニタリングシステムを必要としない。余談だが、装置の後ろカバーは鍵を掛けておくのが望ましく、これにより高価な電池やUSBポートを守るとともに本体の損傷を抑える。
添付の図に関連して本発明の好適な実施形態の少なくとも1つを記載してきたが、本発明はそれら実施形態に厳密に制限されるものではないこと、さらに添付の請求項に定義される本発明の精神と範囲から逸脱することなく、様々な変化、修正、及び翻案が当業者によりもたらされることを理解されたい。
Claims (62)
- 動作を検知するとともに自動売場用装置を起動するためのモーションセンサ構造であって、
前記装置近傍において人物の存在を測定する少なくとも1つのモーションセンサと、
前記少なくとも1つのモーションセンサに接続する制御回路とを備え、
前記制御回路が、映像情報を表示する、音声を再生する及び/又は照明効果を作り出すという機能を前記ディスプレイ装置に与え、
前記制御回路によって、前記装置が、前記少なくとも1つのモーションセンサによる人物存在の測定結果の少なくとも一部に基づいて異なる電力モードで動作することを特徴とするモーションセンサ構造。 - 前記少なくとも1つのモーションセンサが2つ以上の可視光線受信センサを備えることを特徴とする請求項1記載のモーションセンサ構造。
- 前記2つ以上の可視光線受信センサが、角度を設けて離れて配されることにより選択範囲内のどの場所においても動作を検知可能であることを特徴とする請求項2記載のモーションセンサ構造。
- 前記2つ以上の可視光線受信センサが、角度を設けて配されることにより前記自動ディスプレイ装置がスーパーマーケットの棚上に配された時に動作を検知可能であることを特徴とする請求項3記載のモーションセンサ構造。
- 前記2つ以上の可視光線受信センサが、任意の場所で最適に機能するために移動可能且つ調節可能であることを特徴とする請求項2記載のモーションセンサ構造。
- 前記少なくとも1つのモーションセンサが、周辺光の変化を検知するモーション単一センサを備えることを特徴とする請求項1記載のモーションセンサ構造。
- 前記少なくとも1つのモーションセンサが、前記センサ範囲内の光を制限する及び鮮明にする集束レンズを含むことを特徴とする請求項6記載のモーションセンサ構造。
- 前記少なくとも1つのモーションセンサが、標的領域を定義するブラインドを含むことを特徴とする請求項7記載のモーションセンサ構造。
- 前記制御回路が、前記装置によって実行されたソフトウェアに応答することにより、前記少なくとも1つのモーションセンサによって検知される人物検出の精度を向上させることを特徴とする請求項1記載のモーションセンサ構造。
- 前記少なくとも1つのセンサが検知する間隔に基づき、前記制御回路が前記少なくとも1つのセンサからの信号を処理することを特徴とする請求項9記載のモーションセンサ構造。
- 前記検知する間隔が十分に大きい場合には、人物が前記装置の範囲内にいると見なすことを特徴とする請求項10記載のモーションセンサ構造。
- 前記連続する検知の間隔が小さい場合又は短時間に繰返し検知される場合には、消費者が前記装置の範囲内にいないと見なすことを特徴とする請求項11記載のモーションセンサ構造。
- 前記少なくとも1つのセンサによる検知間隔に応じて、前記制御が前記装置を低電源モードから解除することを特徴とする請求項10記載のモーションセンサ構造。
- 前記間隔基準が動的に調整可能であることを特徴とする請求項10記載のモーションセンサ構造。
- 前記装置が、最適な検知間隔を知るためにソフトウェアを通じてプログラム化されていることを特徴とする請求項14記載のモーションセンサ構造。
- 前記レンズと組み合わせて、フォトレジスタ、フォトダイオード、フォトトランジスタ又は硫化カドミウム(CdS)セルをさらに備えることを特徴とする請求項7記載のモーションセンサ構造。
- 前記装置が映像情報を表示する自動ディスプレイ装置であって、
前記少なくとも1つのモーションセンサが人物の存在を検知した時に、前記自動ディスプレイ装置が映像ファイルを再生することを特徴とする請求項1記載のモーションセンサ構造。 - 電子映像ディスプレイと、
不揮発性メモリと、
前記電子映像ディスプレイと前記不揮発性メモリを制御するマイクロコントローラーユニットと、
前記ディスプレイ装置近傍において人物の存在を測定する少なくとも1つのモーションセンサと、
ソフトウェア又はファームウェアとを備え、
前記ソフトウェア又はファームウェアによって、前記ディスプレイ装置が、前記電子映像ディスプレイ上に映像情報を表示するとともに前記少なくとも1つのモーションセンサによる人物存在の測定結果の少なくとも一部に基づいて異なる電力モードで動作することを特徴とする自動ディスプレイ装置。 - 前記装置がメモリーカードインターフェースをさらに備え、
前記メモリーカードインターフェースが、メモリーカードを受け入れるとともに該メモリーカードの内容を読み込むように設定されることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。 - 前記ソフトウェア又はファームウェアによって、前記メモリーカードインターフェースが映像、画像及び/又は音声ファイル情報を前記メモリーカードから読み取るとともに、前記装置が前記映像情報を表示することを特徴とする請求項19記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置がボタン又はスイッチをさらに備え、
前記ボタン又はスイッチによって、ユーザが映像、音声及び画像ファイルを選択してメモリーカードから自動ディスプレイ装置に転送することが可能となることを特徴とする請求項20記載の自動ディスプレイ装置。 - 前記装置がコンピュータインターフェースをさらに備えることにより、機械的接続、光学的接続又はRF接続を通じて、コンピュータからのデータを受信することを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記コンピュータインターフェースがUSBコンピュータインターフェースを備えることにより、映像、音声及び/又は画像ファイルを転送することを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記ソフトウェア又はファームウェアによって、前記コンピュータインターフェースが前記コンピュータから映像、画像及び/又は音声ファイルの情報を読み取るとともに、前記装置が前記映像情報を表示することを特徴とする請求項22記載の自動ディスプレイ装置。
- 少なくとも1つのスイッチ又はボタンをさらに備え、
前記ディスプレイ装置の動作が、前記少なくとも1つのスイッチ又はボタンの起動に応答することを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。 - 前記装置が内部電源と少なくとも1つの動作用の低電源モードをさらに備えることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記少なくとも1つのモーションセンサが長時間人物の存在を測定しない時には、前記装置が前記動作用の低電源モードとなることを特徴とする請求項26記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が、前記少なくとも1つのモーションセンサと前記マイクロプロセッサ制御ユニットとに通信するウェイクアップ集積回路をさらに備えることを特徴とする請求項27記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記少なくとも1つのモーションセンサのいずれかが人物の存在を検知した時には、前記ウェイクアップ集積回路が、装置を低電源モードから解除することを特徴とする請求項28記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が前記低電源モードから解除される時には、幾つかの所定動作が実行されることを特徴とする請求項29記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記幾つかの所定動作が、ティザー映像の再生を備えることを特徴とする請求項30記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記複数のボタン及びスイッチのうち1つが前記ティザー映像の再生中に押圧され、インフォマティブ映像の再生が開始することを特徴とする請求項31記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が製造された後に、前記映像、画像及び/又は音声が前記装置に転送されることを特徴とする請求項32記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記映像、画像及び/又は音声ファイルの情報が、前記装置に転送される広告最新情報に含まれることを特徴とする請求項20記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が、周囲騒音レベルを測定するとともに該測定結果に応じて音声出力音量を調節する自動ゲイン制御機構をさらに備えることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が、ユーザが選択可能な複数の音声出力量をさらに備えることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 前記装置が、ディスプレイタッチスクリーンをさらに備え、
前記ディスプレイ装置の動作が、前記タッチスクリーンの起動に応答することを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。 - 前記装置が、連続的又はランダムな照明効果パターンをさらに備え、
前記照明効果パターンが、自動的に発生するか、前記少なくとも1つのモーションセンサ又は前記少なくとも1つのスイッチもしくはボタンの起動に応答するかのいずれかであることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。 - 前記ソフトウェア又はファームウェアが、コンピュータ又はメモリーカードから更新可能であることを特徴とする請求項18記載の自動ディスプレイ装置。
- 更新ボタン又はスイッチをさらに備え、
前記更新ボタン又はスイッチ起動時には、オペレーティングシステムのデータ転送用の不揮発性メモリを解除することを特徴とする請求項39記載の自動ディスプレイ装置。 - 自動ディスプレイ装置上に表示されるべき内容を更新するための更新方法であって、
映像ファイルを作成し、
前記映像ファイルをメモリーカード又はハンドヘルドコンピュータに保存し、
前記メモリーカード又はハンドヘルドコンピュータを前記自動ディスプレイシステムに接続し、
前記接続を通じて、前記映像ファイルを前記自動ディスプレイシステムに転送することを特徴とする更新方法。 - 前記映像ファイルが1つのエクスポートファイルに含まれ、
前記1つのエクスポートファイルは、前記映像ファイルに関連する再生機構をさらに備えることを特徴とする請求項41記載の更新方法。 - 前記映像ファイルの1つがティザー映像ファイルとして指定されており、
前記映像ファイルの少なくとも1つが、前記自動ディスプレイ装置の消費者の動作に応答して再生されるインフォマティブ映像として指定されていることを特徴とする請求項42記載の更新方法。 - 前記1つのエクスポートファイルが集中型の作業指令処理に組み込まれることを特徴とする請求項42記載の更新方法。
- 前記1つのエクスポートファイルがプログラムファイルをさらに備え、
前記プログラムファイルは、前記自動ディスプレイ装置上に転送及びインストールされた時には、前記自動ディスプレイ装置の動作の少なくとも一部を制御することを特徴とする請求項42記載の更新方法。 - 前記プログラムファイルが、前記自動ディスプレイ装置の起動時間の遅延を最大に設定することを特徴とする請求項45記載の更新方法。
- 複数のエクスポートファイルが1つのメモリーカード又はハンドヘルドコンピュータに保存されることを特徴とする請求項41記載の更新方法。
- 前記映像ファイルがハンドヘルドコンピュータに保存され、
前記ハンドヘルドコンピュータ内のソフトウェアは、ユーザが転送処理を制御可能なユーザインターフェースを含む転送処理を実施することを特徴とする請求項47記載の更新方法。 - 前記ユーザインターフェースによって、ユーザは、
自動ディスプレイ装置がスリープモードの時の表示用画像と、
1以上のティザー映像ファイルと、
1以上のインフォマティブ映像ファイルを選択可能であって、
前記選択された画像又はファイルが、前記自動ディスプレイ装置に転送されることを特徴とする請求項48記載の更新方法。 - 前記ユーザインターフェースによって、前記ユーザが、前記自動ディスプレイ装置動作中に使用する多様な設定をすることが可能であることを特徴とする請求項49記載の更新方法。
- 前記ユーザインターフェースが、転送された映像ファイルの二次的なチェックを含むことを特徴とする請求項50記載の更新方法。
- 前記転送された映像ファイルの前記二次チェックが、広告の掲載場所又は広告サイクルに対応することを特徴とする請求項51記載の更新方法。
- 前記映像ファイルがメモリーカードに保存され、
前記メモリーカードが前記自動ディスプレイ装置に接続される場合、前記自動ディスプレイ装置内のソフトウェアが、前記自動ディスプレイ装置の表示を利用するユーザインターフェースを含む転送処理を実施することを特徴とする請求項47記載の更新方法。 - 前記転送処理が前記自動ディスプレイ装置のバッテリを点検するための注意喚起機構を備えることを特徴とする請求項53記載の更新方法。
- 前記転送処理が前記自動ディスプレイ装置の前記ディスプレイに前記複数のエクスポートファイルを表示し、
前記ユーザが前記複数の転送用のエクスポートファイルの少なくとも1つを選択することを特徴とする請求項54記載の更新方法。 - 前記転送処理がセキュリティーハンドシェークを備えることを特徴とする請求項53記載の更新方法。
- 前記ディスプレイ装置がどのように使用又は起動されたかを示すデータが、転送処理の一部として、ディスプレイ装置からメモリーカード又はハンドヘルドコンピュータに転送されることを特徴とする請求項56記載の更新方法。
- 前記少なくとも1つのエクスポートファイルが圧縮されていることを特徴とする請求項42記載の更新方法。
- 前記多様な設定が、
ティザー映像を停止する機能と、
押圧ボタン及び/又はモーションセンサ起動に基づき、スリープモード又はソフトウェア非再生モードがどのように発生するかの調節と、
映像ファイル再生の順序の調節と、
予めプログラム化された又は転送された画像ファイルが前記静止画像用に使用されるか否かの選択と、
再生音量の高中低の選択を含むことを特徴とする請求項50記載の更新方法。 - 前記映像ファイルが映像に付随する音声を含み、
前記映像ファイルが表示された時に、前記ディスプレイ装置がヒアリング用に前記音声を作り出すことを特徴とする請求項41記載の更新方法。 - 前記プログラミング論理が、前記ディスプレイ装置上の照明効果パターンのタイミングを指定することを特徴とする請求項45記載の更新方法。
- 前記照明効果パターンのタイミングが、発光ダイオード(LED)の点滅パターンを備えることを特徴とする請求項61記載の更新方法。
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