JP2010515881A - 漏出及び温度検出機能を備えた流水式非金属製無電極導電率センサ - Google Patents

漏出及び温度検出機能を備えた流水式非金属製無電極導電率センサ Download PDF

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クオッケンブッシュ、ジョン、ケヴィン
ボワー、ミチェル、エム.
タルティス、ステファン、ビー.
マッキンレイ、ドナルド、エス.
Iii世、ダニエル、ジー. タワー
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インベンシス システムズ インコーポレーテッド
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Abstract

流水式非金属製無電極導電率センサに、流体ループを形成する1次及び2次プロセス流体流路を有する導管を設置する。少なくとも1つの駆動用及び検出用トロイドが、流体ループの導管を取り巻く。駆動用トロイドに電圧を供給すると、流体ループを介して検出用トロイドで電流が誘導され、金属電極をプロセス流体と接触させる必要が無くなる。少なくとも1つの追加の駆動用及び/又は検出用トロイドを流体ループに配置して、誘導を強化する。任意で、1つ以上の検出用コイルを流体ループの外側で導管の周囲に配置し、迷走電気ノイズを相殺する。導管に沿って配置された任意のコンダクタは、その抵抗値の変化を通して流体の漏出を検出する。温度検出装置は、流体流路内に延びる非導電性のホルダ内に支持されているため、流体と物理的に接触しない。任意の筺体にポートを設け、ユーザが導管壁を透過したガスをパージできるようにする。

Description

本発明は、導電率センサ、特に導管を流れるプロセス流体の導電率を検出するように構成された無電極導電率センサに関する。
本願では、様々な出版物、特許文献、特許出願公報を、出典を明記して引用する。本願で引用の出版物、特許文献、特許出願公報に開示の事項は、参照により本発明の開示に援用される。
化学溶液の導電率は、1対の電極に電圧を印加し、これらの電極をその溶液に浸漬することで測定する。この系を流れる電流は、溶液の導電率に比例する。しかしながら、測定対象である溶液が金属電極と化学的に相容れない場合、この技法は最適ではなく、例えば、溶液及び/又は電極の化学的な侵食や汚染を招く。
もう1つの方法は、無電極トロイダル方式で導電率を測定する。この方法では、少なくとも部分的に被検溶液から形成された「コア」を取り囲むドライバ及びセンサトロイダルコイルを用いることにより変圧器を効果的に形成している。トロイドは典型的には、軸方向に貫通する流体流路を有する、絶縁性で透磁性のハウジング内に配置される。流路を流れる溶液に電磁場を誘起する電圧をドライバに供給すると、検出用コイルに電流が誘導される。誘導電流は、測定対象の溶液の導電率に比例する。
このようなトロイダル方式の導電率センサの一例が、Reeseの米国特許第5157332号に開示されている。同様のセンサの商品例が、Invensys Systems社(フォックスボロ、マサチューセッツ州)の871ECTM侵襲型導電率センサとして知られている。図1に図示されるように、そのような無電極導電率センサ20の一部には、ハウジング21内に納められたトロイダルコイル11、12、13が含まれ、ハウジングを測定対象である流体中に浸漬させる。ハウジング21は中央穴部19を規定しており、この中央穴部は、流体がトロイド11、12、13を軸方向にこれらコイルに接触することなく通過することを可能にしている。「コア」の誘導ループは、センサを浸漬させるところのプロセス溶液によって完成する。
測定対象の流体が導管を流れている場合、センサをその流体に浸漬させるのは不可能である又は好ましくない。この場合、ドライバ及びセンサトロイダルコイルをこの溶液が流れるパイプに巻回することができる。このようなセンサの商品例が、871FTTM(Invensys Systems社)として知られている。しかしながら、誘導を引き起こすためには、典型的には、金属ストラップをトロイドの上流側と下流側でパイプの金属部分に取り付けることにより電気ループをコイルの外側で完成させなければならない。しかしながら、この方法には、プロセス流体が金属を侵食する又は別の形で不適合である場合には金属パイプ部を使用できないという欠点がある。
或いは、1つ以上のトロイドをバイパスする2次流路を設けることにより、誘導ループを流体それ自体により完成させてもよい。このような流体ループの一例が、Fieldenの米国特許第2709785号に開示されている。この方法の欠点は、流路が比較的長く流体それ自体の抵抗が高いのに対して断面積が小さいことにより誘導電流に純抵抗が加わり、導電率の測定感度に悪影響を及ぼす傾向がある点である。導電率センサの感度を上げることを目的とした方法には、Ogawaによる米国特許第4740755号に開示のものが含まれる。Ogawaは、「流体流れループの長さと流路の断面積との比が低い値となり、その結果、感度が良好となる」ように計算した寸法を有する流体ループ上のトロイドを開示している(Ogawa、第2欄、42〜47行目)。この方法には、変圧器間での漏出による結合を軽減するために、Ogawaのトロイドを同一平面状で物理的に隔てるように教示しているという欠点がある(Ogawa、第1欄、34〜38行目、第2欄、47〜52行目、第4欄、第49〜55行目)。
上記の腐食及び汚染問題は、金属と不適合のプロセス流体を用いる用途での温度検出も困難にしている。金属と不適合であることにより、従来のような流体流路内への金属製の温度検出装置の設置が不利となる。この問題を回避する方法は、温度検出装置を、流体を流す導管の外壁上に設置し、導管壁を介した熱伝導により温度データを得ることである。しかしながら、腐食性の流体を流す導管はPFA(パーフルオロアルコキシポリマー樹脂)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のポリマー又はこれらの多様な組み合わせ(パーフルオロアルコキシ・ポリテトラフルオロエチレン共重合体等)から作製されることが多い。これらの材料の熱伝導性は比較的不良であり、このような外部からの温度検出法によって得られる精度及び応答時間に悪影響を及ぼす傾向がある。
従って、導管を流れるプロセス流体の温度を測定し、上記の欠点の1つ以上に対処したシステムが必要とされる。
米国特許第5157332号明細書 米国特許第2709785号明細書 米国特許第4740755号明細書
本発明の一態様により、無電極導電率センサは、流入口の下流側で第1支脈と第2支脈とに分岐し、流出口の上流側で再合流して流入口と流出口との間で流体流れループを形成する非導電性導管を含む。駆動用コイル又は検出用コイルとして各自構成される第1及び第2トロイドは、第1及び第2支脈の一方の周囲に配置される。非導電性の細長いホルダが導管内に延び、温度検出装置はホルダ内に支持されているため、下流方向に流れるプロセス流体は温度検出装置の両脇を、温度検出装置に物理的に接触することなく通過する。
無電極導電率センサにおいてプロセス流体の温度を測定するための方法は、プロセス流体を流すための非金属製の導管を流入口から流出口への下流方向に設置することを含む。この導管は流入口の下流側で第1支脈と第2支脈とに分岐し、流出口の上流側で再合流して流入口と流出口との間で流体流れループを形成する。少なくとも1つの第1型トロイドが、第1支脈及び第2支脈の一方の周囲に配置され、少なくとも1つの第2型トロイドが、第1支脈及び第2支脈の一方の周囲に配置される。第1型コイル及び第2型コイルは、駆動用コイル及び検出用コイルから成る群から選択される。非導電性ホルダが導管内に延び、温度検出装置はホルダ内に支持されているため、下流方向に流れるプロセス流体は温度検出装置の両脇を、温度検出装置に物理的に接触することなく通過する。
本発明の上記及びその他の特徴並びに利点は、本発明の様々な態様についての以下の詳細な説明を添付の図面と共に読むことによりすぐに明らかとなる。
従来技術のECセンサの一部の立断面図である。 任意の機構を仮想線で示した、請求の発明の一実施形態の立面図である。 一部を仮想線で示した、図2の実施形態の分解図である。 任意の部位を仮想線で示した、請求の発明の代替の実施形態の部分立断面図である。 図4の実施形態の平面図である。 本発明の一実施形態の配線例の概略図である。 本発明の代替の実施形態の配線例の概略図である。 任意の部位を仮想線で示した、本発明の代替の実施形態の一部切り欠き立面図である。 図8の線9−9に沿った拡大断面図である。 図9の線10−10に沿った代替の実施形態の一部の縮小断面図である。 図10の線11−11に沿った断面図である。 図8の線9−9に沿った本発明の代替の実施形態の断面図である。 図12の線13−13に沿った図12の実施形態の一部の縮小断面図である。 図13の線14−14に沿った図12の実施形態の断面図である。 任意の部位を仮想線で示した、請求の発明の更に別の実施形態の一部切り欠き立面図である。 図15の線16−16に沿った拡大断面図である。 図15の実施形態の一部の拡大立面図である。 本発明の方法の一例のフローチャートである。 本発明の方法の一例のフローチャートである。 図12で図示、説明したように作製したデバイス例についての温度応答試験のグラフである。 図8で図示、説明したように作製したデバイス例についての温度応答試験のグラフである。
以下の詳細な説明において、本明細書の一部を構成する添付の図面を参照する。図面には本発明の具体的な実施形態が図示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるに充分な詳細さでもって説明されており、またその他の実施形態も利用し得ると理解されたい。また、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、構造、手順、システム上の変更を加え得ることも理解されたい。従って、以下の詳細な説明は非限定的であり、本発明の範囲は、付随する請求項及びその同等物によって定義される。説明を判り易くするため、添付の図面に図示の同じような機構は同じような参照番号で示し、図面において代替の実施形態で図示されるような同様の機構は、同様の参照番号で示す。本開示において、「軸方向」という用語は、本願に記載の要素に関連して使用される場合、流路及び/又は流路を流れるプロセス溶液の下流に向かう流れに平行な方向を意味する。用語「横断」は、軸方向に実質的に直交する方向を意味する。
本発明の代表的な実施形態において、測定対象の流体は、PFA(パーフルオロアルコキシポリマー樹脂)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリ塩化ビニル(PVC)又はこれらの組み合わせ(パーフルオロアルコキシ・ポリテトラフルオロエチレン共重合体等)等の非導電性材料から作製された導管内を流れる。トロイダルコイルはこの導管を取り巻いており、流体と物理的に接触することはない。ドライバコイルに電圧を印加すると、導管内を流れる流体に磁場が誘起される。この磁場が、同じくセンサコイルにおいて電流を誘導する。
磁場が伝播する完全ループは、測定トロイダルコイルの上流側で導管の1次流路から分岐し、測定コイルの下流側で導管の1次流路と再合流する2次流路を介して流体それ自体によって形成される。トロイダルコイルは、1次流路、2次流路又はその両方上に配置することができる。
本発明の発明者は、磁場が流体ループを移動しなくてはならない距離によって導電率の測定感度が悪影響を受けやすいことを認識している。これを補うために、本発明の実施形態では、1つ以上の余剰のトロイダルコイルを平行に配線し、磁場誘導を促進している。
特定の実施形態では、流体ループの上流側及び/又は下流側に配置した追加のセンサコイルも含む。これらの追加のセンサコイルをドライバコイルとは逆相に配線し、システム中の迷走電気ノイズを相殺することができる。加えて、漏出検出コンダクタを、導管近くに任意で設置してもよい。このコンダクタは、プロセス流体に敏感な材料から作製され、導管周囲に螺旋状に巻回される又は単純に導管と平行に支持される。次に、コンダクタをオーム計に接続する。オーム計において、既知の基準抵抗値からの変化は(プロセス流体による化学的侵食によって生じる等)、導管に漏れがあることを示す。
ここで図面に戻るが、本発明の実施形態は、図2に図示されるように、導電率センサ200を含む。プロセス流体は、導管202を流入口204から流出口206へと下流方向に流れる。導管はポイント208で分岐して2つの流路である1次流路210と2次流路212とを形成する。導管は次にポイント209で再合流する。1次流路210と2次流路212とが流体流れループ214を形成する。
この実施形態において、トロイド220、222、224は、1次流路210上に位置している。上述のように、これらのトロイド220、222、224は導管210を取り巻き、導管210を流れるプロセス流体とは物理的及び電気的に隔離されている。一実施形態において、中央のトロイド222は検出用トロイドであり、外側のトロイド220、224は駆動用トロイドである。別の実施形態において、中央のトロイド222は駆動用トロイドであり、外側のトロイド220、224は検出用トロイドである。
説明を判り易くするために、外側のトロイド220、224を駆動用トロイドとし、中央のトロイド222を検出用トロイドとするが、以下の説明は、駆動用トロイドと検出用トロイドとを逆にした構成にも適用可能であると理解されたい。余剰分の駆動用トロイド220、224に供給された電流により磁場が形成され、この磁場が、流体ループ(コア)214を流れる電磁場又は電流を誘導する。この誘導は、同じように検出用トロイド222でも電流を誘導し、この電流は、プロセス流体の導電率に比例する。
1次及び2次流路210、212の使用により、誘導ループを、従来技術において一般的に用いられるような金属ストラップではなく流体それ自体で形成することが可能になる。これによりセンサ200は、金属製の取付器具又はコンダクタを侵食する又は別の形で不適合を示す傾向のある流体の導電率を測定することができるようになる。更に、図示されるように、(駆動用トロイド又は検出用トロイドとして)余剰のトロイドを用いることにより感度が上がり、比較的抵抗が高い流体ループ誘導コアに関係する感度への悪影響が相殺される。
任意で、本発明の実施形態は、流体ループ214に沿って1つ以上の追加のトロイド230、232、234(仮想線で図示)を含み得る。便宜上、これらの追加のトロイドを、2次流路212上に配置して示すが、ループ214に沿った実質的にどの場所であってもよい。名目上、駆動用トロイド及び検出用トロイドはどの組み合わせで用いてもよいが、代表的な実施形態において、トロイド230及び234を駆動用トロイドとして、トロイド232を検出用トロイドとして稼動させる。これらの追加のトロイドを、例えば、トロイド220、222及び/又は224のそれぞれと電気的に平行に配線することにより組み合わせて使用し、流体ループ214を介した誘導を更に強化してもよい。
本発明の別の実施形態においては、1つ以上の追加のセンサトロイダルコイル240、242を、流体ループ214の上流側及び/又は下流側に配置することができる。これらのセンサコイル240、242を、もう一方の(ループ上の)検出用コイル222、232等とは逆相に配線することにより、流体ループ214の外側で導管210に存在し得る電気ノイズを効果的に相殺することができる。
次に図3を参照するが、3つのトロイド(例えば、トロイド220、222、224)から成る組を分解図で示す。図示のように、トロイド220、224をケーブル360、364を介して電流源に平行に接続して駆動用トロイドとして機能させることができる。トロイド222をケーブル362により875ECシリーズの分析装置又は870ITECシリーズのトランスミッタ等(Invensys Systems社、フォックスボロ、マサチューセッツ州)の慣用の分析装置に接続し、この分析装置を更に慣用のファクトリオートメーションシステムに連結してもよい。
同じく図示されるように、シールド350、352をトロイド間に散在させることにより、駆動用トロイドによって発生した磁場が互いに及び/又は検出用トロイドと干渉し合わないようにしてもよい。望ましい実施形態において、これらの磁気シールド350、352は、導管302を流れるプロセス流体と物理的及び電気的に隔離された状態のまま、導管を中心として円周方向に延びる。例えば、特定の実施形態において、磁気シールド350、352は、中央に開口部を有する、銅製の座金状の円盤である。アース線351がシールド350、352を互いに及びアースに接続している。
次に図4及び図5を参照するが、上記のどの実施形態も、ハウジング469内に配置することにより、400で図示される閉鎖型導電率測定装置を形成することができる。この実施形態において、駆動用トロイド420、424及び検出用トロイド422はモジュラーコネクタ部470に連結されており、トランスミッタ又はその他のデータ収集/計算装置若しくはシステムへの取り外し可能な接続を円滑にしている。コネクタ部470は、名目上、当業者に既知のいずれのタイプのコネクタであってもよい。テストポート476も図示されており、テストポートは、既知の抵抗値の較正コンダクタ471の両端に連結することができ、較正コンダクタは図示のようにトロイドを貫通するループを形成している。較正コンダクタ471を用いて装置400の較正を行うことができ、その両端を短絡させ(例えば、テストポート476に較正器を差し込んで)、次に流体ループ214にプロセス流体を流さずに装置を運転することにより行う。次にセンサトロイドの出力を、以下にてより詳細に説明するように、コンダクタ471の既知の抵抗値に一致するように較正する。当業者なら、この較正ポート/コンダクタ及び特定の実施形態に関して図示、説明のその他の態様を、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本願に記載の実施形態のいずれにも適用し得ることがわかる。
同じく図示されるように、任意の漏出検出コンダクタ477(仮想線で図示)を設置してもよい。コンダクタ477は、導管402から漏出するプロセス流体と接触する可能性のある位置なら実質的にどこに配置してもよい。図示の実施形態において、コンダクタ477はハウジング469内の使い勝手の良いどの位置に配置してもよい(ハウジングの最下部、つまり漏出したプロセス流体が集まる地点等)。これに加えて又は別案として、コンダクタ477を、仮想線で示したように、導管402に沿って延ばしても又はその周りに螺旋状に巻回してもよい。後者の方法は、ハウジング469を有していない実施形態において特に有用である。
コンダクタ477は、試験対象である特定のプロセス流体に敏感な材料から作製する。例えば、本願に記載の実施形態の多くは、様々なタイプの金属(例えば、アルミニウム)を化学的に侵食する腐食性の酸(例えば、HF、HCl)等のプロセス流体の導電率を測定することを目的としていることから、コンダクタ477をこのような金属から作製することができる。次にコンダクタ477の抵抗を、例えば、テストポート476の端子C、D(図6)を介してモニタし、導管402及び接触しているコンダクタ477からの流体の漏出を示す抵抗値における変化を測定する。例えば、測定抵抗値の上昇は、化学的な侵食と、それに伴うコンダクタ477の断面積の低下により生じる。
更なる選択肢として、必要に応じてコンダクタ477に個別抵抗器478(仮想線で図示)も含めることにより、基準抵抗値をカスタマイズすることもできる。抵抗器478としては、基準抵抗値をプロセス流体に予測される抵抗値より引き上げるようなものが選択される。抵抗が低い漏出プロセス流体との接触により、テストポート476での測定抵抗値が低下し、漏出の存在を示す。この構成は、コンダクタ477を化学的に侵食しないものの、汚染/純度問題等から金属とは不適合であるプロセス流体の測定を行う際に特に有用である。
漏出検出コンダクタ477及び任意の抵抗器478を、本発明の様々な導電率センサ内に組み込んで図示、説明したが、当業者なら、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、独立して及び/又は名目上いずれのタイプの流体センサと組み合わせても使用し得ることがわかる。例えば、漏出検出コンダクタ477及び/又は抵抗器478を、様々な温度検出装置、圧力検出装置、導電率センサ、pHセンサ、ORPセンサ、流量計及びこれらの組み合わせと併用することができる。このような装置の商品例には、83シリーズの渦流量計、I/Aシリーズの圧力トランスミッタ、134シリーズのインテリジェント変位トランスミッタ、I/Aシリーズの温度トランスミッタ、873シリーズの電気化学分析装置、871シリーズの導電率、pH及びORPセンサが含まれ、全てマサチューセッツ州フォックスボロのInvensys Systems社から市販されている。
同じく図示されるように、慣用の抵抗温度検出装置(resistance temperature detector:RTD)等の温度センサ480を、プロセス流体の温度の検出のために導管に物理的に連結し、またコネクタ470に電気的に結合してもよい。
次に図6を参照するが、センサ200(図2)又は400(図4)を、駆動用トロイド(620、624で図示)をコネクタ470の支脈A、Bに接続して配線することができる。検出用トロイド(622で図示)を、コネクタ470の支脈D、Eに接続することができる。任意の磁気シールド350、352を、コネクタの支脈Cに接続することができる。温度センサ又は熱センサ480は、コネクタ470の支脈F、G及びHに接続することができる。
較正コンダクタ471は、テストポート476の端子Aからトロイド620、622、624を通って延び、端子Bに戻る。任意の漏出検出コンダクタ477(仮想線で図示)は、抵抗器478を伴って又は伴うことなく、ポート476の支脈Cから導管に近い漏出接触領域へとトロイドとは離間関係でもって延び、較正器の支脈Dへと戻る。
図7は、図2及び図4に関してこれまでに図示、説明したものと実質的に同じである実施形態の配線概略図であり、主流路210及び任意の2次流路212はそれぞれ1つの駆動用トロイドと2つの検出用トロイドを含む。図示のように、駆動用トロイド720、734はコネクタ470の端子A、Bに接続される。検出用トロイド722、724、730、732は、コネクタ470の支脈D、Eに接続される。銅製の座金350、352、354、356は、トロイド間の磁気シールドとして機能し、コネクタ470の端子Cで接地される。RTD480は熱検出手段として機能し、コネクタ470の端子F、G、Hに接続される。抵抗器478を含み得る任意の漏出検出コンダクタ477(仮想線で図示)は、図示のように、テストポート476の端子C、Dに接続することができる。
本発明の実施形態を説明してきたが、その運転について、以下の表1を参照して説明する。
Figure 2010515881
図示のように、導管の端部204、206を、プロセスフローラインに直列に取り付け(802)、コネクタ470を、上述したようにInvensys Systems社から市販のタイプの分析装置等のデータ収集装置/プロセッサに連結する(804)。次に、例えば、テストポート476に連結した慣用の較正器を用いて、テストポートの端子A、Bを短絡させて上述したように既知の抵抗値の閉誘導ループとすることによりセンサの較正を行う(806)。次に、電流をコネクタ470の端子A、Bに供給して駆動用コイルを互いに平行に作動させ(810)、較正ループに電磁場を誘起し、これにより検出用コイルに電流を誘導する。検出用コイルも同じように互いに平行に配線されているため、コネクタ470の端子D、Eで単一の電流値を捕捉することができる(812)。次に、この捕捉した電流値を慣用のやり方で用いて、測定導電率値を計算する(814)。次に、計算した導電率値を較正ループの既知の導電率に合わせる又はマッピングする(815)。一旦較正したら、テストポート476の端子A、Bを互いに切り離して較正ループを無効にし(816)、プロセス流体を装置に流す(818)。次に、工程810、812、814を繰り返して、プロセス流体についての導電率値を生成する(819)。任意で、漏出検出コンダクタ477及び/又は抵抗器478の基準抵抗値からの逸脱を定期的にチェックすることにより、流れ導管の漏出をモニタしてもよい(820)。上述したように、平行する流体流路を用いることにより、プロセス流体に金属製のコンダクタを接触させる必要性がない、完全な流体の誘導ループが得られる。これにより、金属と不適合なプロセス流体の導電率を測定することが可能になる。加えて、駆動用及び/又は検出用コイルの余剰により、流体ループ内での誘導が増強され、測定の感度及び/又は精度が向上する。
更に、本願においてコネクタ470の使用を図示、説明しているが、本開示を踏まえると、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、実施形態を固定配線とすることにより、例えば、コネクタ470の必要性を排除できることがわかる。
本発明の別の任意の態様には、本願に記載のどの無電極導電率センサとも(例えば、センサ200、400を含む)組み合わせて用い得る温度検出手段が含まれ、無電極導電率センサには、2つしかトロイドを有さない実施形態も含まれる。後述するように、特定の実施形態において、この温度検出手段は、流体流れ導管202内に延ばすように構成された非導電性ホルダを含む。温度検出装置はホルダ内に支持されているため、プロセス流体は温度検出装置の両脇を流れ、温度検出装置それ自体は、流体と物理的に接触しないままである。この態様により、これらの実施形態を、プロセス流体が温度検出装置を構成する金属材料とは不適合である用途で用いることが可能になる。
上記のように、発明者は、温度検出装置をポリマー性の導管の壁の上に配置する又は埋設すると、多くの場合、温度測定が緩慢及び/又は不正確になりすぎることを発見した。このことは、ポリマー封入型のRTDを導管の内側表面上に設置しても同じである。
本発明の発明者は、多くの慣用のポリマーの断熱値は比較的高いにも関わらず、RTDを壁が比較的厚いポリマー製ホルダ内に入れ、このホルダを、プロセス流体がその両脇を通過できるような形で導管内に設置することにより、驚くほど素早く正確な温度応答が得られることを発見した。ホルダの壁の厚みが、名目上、ポリマー製導管の壁ほどに厚くても、このレベルの所望の精度及び応答時間が得られた。
この方法の有効性は、ポリマー製ホルダの比較的厚い壁によって流路の断面が比較的高い割合で閉塞されることを考えると、驚きでもあった。実際、ホルダが流路の断面を事実上、約50%〜60%閉塞しても、流路を詰まらせることなく、望みどおりの素早く正確な結果が得られることが判明した。
次に図8〜図11を参照するが、本発明の温度検出手段の一例が、無電極導電率センサ900と関連して図示、説明されている。センサ900は、上述のセンサ200、400と同様であるが、駆動用コイル及び検出用コイルとして構成されたトロイド220、222の2つしか含んでいない。センサ900は、任意で、仮想線で示しかつ上述したように、追加のトロイド224、230、232、234を幾つ含んでいてもよい。トロイド240、242(図2)も、上述したように流体ループ214の外側に配置することができる。
図示されるように、例示の温度検出手段は、プロセスフロー内へと延びる(例えば、下流方向に向かう流れを実質的に横断する方向)ホルダ902内に支持された検出装置906を含む。ホルダ902は、導管202に対して流体密に封止されており、別の形で検出装置906を取り囲むことによりプロセス流体から検出装置を物理的に隔離し又は検出装置を封入して、プロセス流体による化学的な侵食及び金属汚染から保護している。
ホルダは、いずれの適切な材料から作製してもよい。例えば、PFA(パーフルオロアルコキシポリマー樹脂)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のポリマー又はこれらの組み合わせ(パーフルオロアルコキシ・ポリテトラフルオロエチレン共重合体等)が、一般的に金属と不適合である多くのプロセス流体(フッ化水素酸、塩酸、過酸化水素、硝酸、硫酸、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、水酸化アンモニウム等)との使用に適している。また、ニューハンプシャー州ハドソンのRdF Corporationから入手可能なモデル29348−T01−12又はモデル29348−T10−12RTD等の慣用の温度検出装置を幾つ用いてもよい。
例えば、導管202内の様々な位置への設置を円滑にする(ループ214から離れた位置で温度をモニタするため等)又は余分に温度をモニタするために、ホルダ902は、任意で、導管202から着脱可能であってよい。洗浄又は交換を含む定期的なメンテナンスを円滑に進めるためにも、取り外しの簡便さが望ましい。これに関し、ホルダ902を、導管202の名目上どの位置であっても直線状に嵌り合うようなサイズ及び形状の部分導管の形態のモジュラーアダプタ901内に配置してもよい。従って、アダプタ901は、導管202の2つの部位の接合部に、単に慣用のパイプフランジ若しくはネジ山(図示せず)又は接着剤での接着を含むその他のパイプ接合技法を用いることにより挿入することができる。このようにして、ホルダ及びRTDを、流体ループ214内外の所望の位置に名目上何箇所も簡単に設置することができる。加えて、ホルダ/検出装置の組み合わせを備えた複数のアダプタ901を、導管202に沿った様々な位置で用いることにより、温度のモニタを余分に行うことができる。特定の実施形態において、ホルダ902を、例えば、接着、溶接若しくは別の形での接着により又は一体成型の装置として作製することによりアダプタ901と一体構造に作製し、ホルダとアダプタとの間でのプロセス流体の漏出を防止してもよい。
図9に最もよく図示されるように、ホルダ902は、検出装置906を、流路904の横断面の少なくとも中央の50%(924で図示)内の名目上どこにでも置けるように構成される。しかしながら、特定の実施形態においては、検出装置906を断面の中央25%内へと延ばすことが望ましく、特定の望ましい実施形態においては、検出装置906を、図示のように流路904の断面の中心Cと交差させるのが有利である。
少なくとも中央領域924内に温度検出装置906を延ばすことが、多くの用途において望ましいことが判明したが、これはプロセス流体の流量は流路の中心近くで最も高くなりがちであり、またこの高い流量により、プロセス流体から温度検出装置906への温度伝達が向上する傾向にあるからである。このような中心位置は、導管の壁に作用する外気温度の影響も最小限に抑える。
ホルダ902の壁厚wは、特定のプロセス流体の圧力に対する適切な構造耐力を確保するに十分な厚みであるべきである。この壁厚は、プロセス流体のホルダ902内への浸透を適切に制限するに十分な厚みをもたせるべきでもある。ホルダ902の壁の浸透性は一般に、壁厚wの2乗の上昇の関数として低下する。
本開示を踏まえると、特定の壁厚wの決定は、特定の用途、例えば、特定のプロセス流体、流体速度、流体圧力及びホルダの素材に依存することが明白である。しかしながら、ホルダの壁厚wは、所望のレベルの温度測定精度及び応答時間を依然として維持しつつも、(同じ材料から作製した)慣用の導管202の(例えば、以下の実施例3)典型的な壁厚ほど厚くなり得ることが判明した。アダプタ901の壁厚wも同様の寸法であってよい。このように共通の材料及び壁厚を用いることにより、例えば、ホルダが多くの用途において信頼性の高い運転を確保するに十分な構造的完全性及び不浸透性を有することを名目上確保することにより、構成が簡略化される傾向がある。このような比較的厚い壁厚wが良いというのは、壁厚が上昇するにつれ熱伝導率は低下することや、壁が厚くなると流路904の横断面の比較的高い割合が閉塞されて応答時間に悪影響を与えるとも予測されることから、いささか直感に反する。
次に図12を参照するが、912で図示のホルダの代替の実施形態は、実質的にホルダ902と同じであるが、流路904を完全に横断している(例えば、アダプタ901と実質的に同じであるアダプタ901’の内径全てを横断)。この実施形態は、比較的直径が小さい導管での使用が望ましいが、これは温度検出装置906を差し込む流路904の断面積を最大とし、プロセス流体との接触面積を増やすためである。ホルダ902と同様に、このホルダ912により、温度検出装置906を流路904の横断面の少なくとも中央50%(924)内の名目上どこにでも延ばすことが可能になる。しかしながら、様々な実施形態において、検出装置906は、断面の中央25%内に延ばすことが望ましく、特定の望ましい実施形態においては、検出装置906を、図示のように流路904の断面の中心Cを通して延ばすのが有利である。
次に図15〜図17を参照するが、温度検出装置を、下流方向を横断しない方向で流路内に延ばすこともできる。例えば、ホルダ922は、図示のように、導管202の一部と名目上平行に延びる。このような実施形態において、センサ920は、アダプタ901”内に配置されたホルダ922を含む。アダプタ901”は、流体ループ214の角に設置するように構成されたL字導管又は「T」215の形態で配置される。このようにして、ホルダ922は、流れループ214の一部位内へとその部位と平行に、例えば、中心線Cによって示されるような下流方向と実質的に平行に延びる。上述のホルダ902、912と同様に、ホルダ922も温度検出装置906を支持するため、プロセス流体はその両脇に沿って流れる。加えて、このホルダ922では、比較的長い検出装置及び/又は小さい直径の流れ導管の使用も可能である。例えば、この構成は、図示されるように、温度検出装置906の有効長さよりも小さい断面寸法を有する導管を用いる用途での使用に特に望ましい。
図16に最も良く図示されるように、温度検出装置906は一般に、流路904の中心に配置される(例えば、点線の円924で図示されるような、流路904の横断面の少なくとも中央50%内)。図9を参照して本願にて説明したように、この中央領域924内に温度検出装置906を配置することにより、温度測定の速度と精度が向上する傾向があるが、これは一般に、流路の中心近くでは流れが速く、それに伴って熱伝達効果が高くなり、また導管の壁を介して伝達される外気温度の影響が最小限に抑えられるからである。特定の実施形態においては、検出装置906を断面の中央25%内に設置する及び/又は検出装置906を図示のように流路904の断面の幾何学的中心Cを通るように延ばすことにより、これらの側面を強化することが望ましい。
壁厚wに関して上述したように、ホルダ922の壁厚wは、測定対象である特定のプロセス流体の圧力及び浸透性に対抗するに十分な構造的完全性をホルダ922に付与するに十分な厚みである。更に、この厚みは、横断面(Cで図示)が流路904の面積の約50〜60%を占めるようにとRTD906のサイズ(例えば、直径d)を考え合わせて選択される。例えば、断面が円形のホルダ922を用いる場合、図示されるように、ホルダの断面積Cは、横寸法Dの関数であり、この横寸法Dは、ホルダと検出装置との間の間隙も含めて、壁厚wと温度検出装置906の横寸法dとの関数である。上述の実施形態と同様に、所望のレベルの温度測定精度及び応答時間を依然として維持しつつも、ホルダ922を、慣用のポリマー製導管202と同じ材料、同じ厚さwの壁で作製し得ることが判明した。アダプタ901、901’、901”の壁厚も、導管202及び/又はホルダ902、912、922の壁厚と同じであってよい。
表2は、内径Dが0.354インチの流路内に配置された様々な壁厚wのホルダ及び直径dが0.070インチの温度検出装置によって生じる閉塞割合を示す。
Figure 2010515881
表2は、d=0.070インチのホルダの場合、C=0.0984インチならば、w寸法が0.085インチの断面積が、流体流路の断面積の50%未満であることを示している。
図15に戻るが、本願で開示のどの実施形態においても、トロイド220、222等の繊細な構成部品は、929として仮想線で図示されるような任意の保護筺体内に設置することが望ましい。しかしながら、上述したように、これらの実施形態の多くは、時が経つにつれて導管202等に使用される多様な材料のポリマー構造内へと浸透又は拡散可能なプロセス流体と共に用いられる。プロセス流体が導管の外面に到達する時には、一般に、拡散した成分は十分な低濃度となっており、導管の長さに沿って害を及ぼすことなく消失する。しかしながら、閉じられた空間内にはガスが蓄積され、望ましくない。そのため、筺体929に通気口又はポートを設けて(930、932で図示)、自然又は強制的(例えば、ファンを使用)な換気に用いることができる。流体の種類に応じて、筺体929を大気と通気させる(例えば、拡散ガスが非汚染性である場合)又は慣用のガス再捕捉及び/又は濾過システムにより捕捉することができることに留意されたい。
次に図18A及び18Bを参照するが、本発明の一実施形態に沿った、無電極導電率センサにおいてプロセス流体の温度を測定するための例示的な方法が図示、説明されている。流入口から流出口に向かう下流方向に、プロセス流体を流すための非金属製導管を設置する(930)。導管は、流入口の下流側で第1支脈と第2支脈とに分岐し(932)、流出口の上流側で再合流して(934)流入口と流出口との間で流体流れループを形成する。少なくとも1つの第1型トロイドを第1支脈及び第2支脈の一方の周囲に配置し(936)、少なくとも1つの第2型トロイドを、第1支脈及び第2支脈の一方の周囲に配置し(938)、第1型コイル及び第2型コイルは、駆動用コイル及び検出用コイルから成る群から選択される。非導電性ホルダが導管内に延び(940)、温度検出装置はホルダ内に支持されているため、下流方向に流れるプロセス流体は温度検出装置の両脇を、温度検出装置に物理的に接触することなく通過する(942)。
任意で、温度検出装置を流路の横断面の中央50%、25%及び/又は中心を通過するように延ばす(それぞれ944、946、948)。少なくとも1つの追加のトロイドを、第1支脈及び第2支脈の一方の周囲に(950)、流入口の上流側に(952)及び/又は流出口の下流側に(954)配置することができる。第1型コイルは、前記の第1支脈及び第2支脈のそれぞれにおける2つの第2型コイルの間に配置することができる(956)。
導電体477を導管と漏出接触関係でもって配置してもよく(958)、導電体は、既定の電気抵抗を有し、導電体の抵抗を測定することで漏出を判定するための抵抗値測定手段によって係合可能なポートに連結されている。
システムの様々な構成部品を保護するために、通気口のついた筺体を任意で用いてもよい(960)。
以下の具体例は、本発明の特定の態様を実証することを目的としている。これらの実施例は限定的であると捉えられるべきではないことを理解されたい。これらの実施例は、本発明の実施形態が、プロセス流体の温度を適時に測定するのに効果的であることを実証する。これらの実施例において、RTDによって測定される温度は、約1.5分以内に、最終温度Tの少なくとも90%(又は温度変化ΔTの90%)にうまく到達した。
(実験例1)
図12で図示、上述したようなRTDとホルダとのアセンブリを、PFAから作製した慣用の3/4インチ(外径)の導管202内に取りつけ、温度応答を判定するために試験した。導管の名目上の壁厚は0.062インチ(0.16cm)であり、ホルダの名目上の最低壁厚は0.062インチ(0.16cm)であった。ホルダ912は、導管202と同じ材料(PFA)、同じ壁厚で作製された。ホルダ912は、抵抗が1000オームの3ワイヤ式RTDを支持した。ホルダと導管とを組み合わせたものを、温度94℃の流体浴内に設置した。温度検出装置を分析装置に連結し、記録された温度を、図20に図示されるように、時間の関数としてグラフ上にプロットした。
記録された温度は初期温度である22℃から最終温度Tである92.6℃にわたった。記録された温度は、46秒後に全温度変化ΔTの約90%である84.8℃に達し、ΔTの約98%に55秒後に達し、記録温度は90.8℃であった。
(実験例2)
図9で図示、上述したようなRTDとホルダとのアセンブリを、PFAから作製した慣用の外径1インチ、内径0.840x2インチの導管202内に取りつけ、温度応答を判定するために試験した。導管の名目上の壁厚は0.120インチ(0.30cm)であり、ホルダの名目上の最低壁厚は0.065インチ(0.17cm)であった。ホルダ902は、抵抗が1000オームの3ワイヤ式温度検出装置を支持した。試作品を、温度93℃の流体浴内に設置した。温度検出装置を分析装置に連結し、記録された温度を、図19に図示されるように、時間の関数としてプロットした。
ΔTの90%が、78秒後に記録され(85.54℃)、ΔTの約98%が、83秒後に得られた(90.5℃)。
(実験例3)
図15〜図17で図示、上述したようなRTDとホルダとのアセンブリを、PFAから作製した慣用の外径1/2インチの導管202内に取りつけ、温度応答を判定するために試験した。導管の名目上の壁厚は0.093インチ(0.24cm)であり、ホルダの名目上の最低壁厚は0.062インチ(0.16cm)であった。ホルダ922はPFAから作製され、図17に図示されるように、以下の寸法を有していた。寸法t2は0.070インチ(0.178cm)、t1は0.195インチ(0.495cm)であり、t3は、0.390インチ(0.991cm)の流路904の内径(ID)と液密に係合するようなサイズと形状に構成された。温度検出装置の寸法a2は0.920インチ(2.337cm)であり、ホルダのa1、a3、a4はそれぞれ0.990インチ(2.515cm)、0.245インチ(0.622cm)、0.090インチ(0.229cm)であった。このアセンブリ例では、1分以内にΔTの少なくとも約90%の温度応答が得られる。
上記において、本発明をその具体例を参照して説明してきた。以下の請求項に記載の本発明の広い精神及び範囲から逸脱することなく、様々な改変及び変更を加え得ることは明らかである。従って、本明細書及び図面は、限定的な意味合いではなく一例として見なされる。
ホルダ902、912、922及び温度検出装置906を、本発明の様々な導電率センサ内に組み込んで図示、説明したが、当業者なら、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、独立して及び/又は名目上いずれのタイプの流体センサと組み合わせても使用し得ることがわかる。例えば、ホルダ902、912、922及び温度検出装置906を、様々な圧力検出装置、導電率センサ、pHセンサ、ORPセンサ、流量計及びこれらの組み合わせと併用することができる。このような装置の商品例には、83シリーズの渦流量計、I/Aシリーズの圧力トランスミッタ、134シリーズのインテリジェント変位トランスミッタ、I/Aシリーズの温度トランスミッタ、873シリーズの電気化学分析装置、871シリーズの導電率、pH及びORPセンサが含まれ、全てマサチューセッツ州フォックスボロのInvensys Systems社から市販されている。
(関連出願)
本願は、2005年5月2日に出願の米国仮特許出願第60/676765号「Non−metallic flow through electrodeless conductivity sensor」を優先出願とする2006年2月9日に出願の米国特許出願第11/351856号「Non−metallic flow−through electrodeless conductivity sensor and leak detector」の一部継続出願である。

Claims (34)

  1. 無電極導電率センサであって、
    下流方向でプロセス流体を流すための流路を規定する、流入口と流出口とを有する非導電性導管を備え、
    前記導管が流入口の下流側で第1支脈と第2支脈とに分岐し、前記支脈が前記流出口の上流側で再合流して前記流入口と前記流出口との間で流体流れループを形成し、
    前記第1及び第2支脈の一方の周囲に配置される第1型コイルとして構成された少なくとも1つの第1トロイドと、
    前記第1及び第2支脈の一方の周囲に配置される第2型コイルとして構成された少なくとも1つの第2トロイドを備え、
    前記第1型及び第2型コイルは、駆動用コイル及び検出用コイルから成る群から選択され、
    前記流路内に延びる非導電性の細長いホルダと、
    前記ホルダ内に配置された温度検出装置を備え、ここで下流方向に流れるプロセス流体は前記温度検出装置の両脇を、前記温度検出装置に物理的に接触することなく通過する
    ことを特徴とする無電極導電率センサ。
  2. 前記温度検出装置が、流路の横断面の中央50%を通過する、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  3. 前記温度検出装置が、流路の横断面の中央25%を通過する、
    請求項2に記載の無電極導電率センサ。
  4. 前記温度検出装置が、流路の横断面の中心を通過する、
    請求項3に記載の無電極導電率センサ。
  5. 前記ホルダと前記温度検出装置とが、流路内へと下流方向を実質的に横断して延びる、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  6. 前記ホルダが流路を完全に横断して延びる、
    請求項5に記載の無電極導電率センサ。
  7. 前記ホルダと前記温度検出装置とが、流路内へと下流方向と実質的に平行に延びる、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  8. 前記温度検出装置が、流体流れループの角部に配置される、
    請求項7に記載の無電極導電率センサ。
  9. 前記ホルダが、ポリマー材料から作製される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  10. 前記導管が、ポリマー材料から作製される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  11. 前記ホルダが、導管に沿った複数の離れた位置のいずれか1つにおいて取り外し可能に係合するように構成されたモジュラーアダプタ内に配置される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  12. 前記ホルダが前記アダプタと一体である、
    請求項11に記載の無電極導電率センサ。
  13. 前記第1及び第2トロイドを分析装置に連結するように構成されたコネクタを更に備える、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  14. 前記第1及び第2支脈の同じ側に配置された複数の第1型コイルを備える、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  15. 前記少なくとも1つの第2型コイルが、前記第1及び第2支脈のもう一方に配置される、
    請求項14に記載の無電極導電率センサ。
  16. 第3のトロイドを更に備え、前記第1、第2及び第3トロイドが、前記第1及び第2支脈の同じ側に全て配置される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  17. 2つの第2型コイル間に配置された第1型コイルを備える、
    請求項16に記載の無電極導電率センサ。
  18. 前記第1及び第2支脈のそれぞれにおいて2つの第2型コイル間に配置された第1型コイルを備える、
    請求項17に記載の無電極導電率センサ。
  19. 前記における同型のコイルが、互いに反対の支脈に配置される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  20. 前記における同型のコイルが、互いに電気的に平行に接続される、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  21. 前記流体ループの外側で前記導管の周囲に配置される少なくとも1つの別のトロイドを備える、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  22. 前記少なくとも1つの別のトロイドが、前記第1及び第2支脈に配置された検出用コイルとは電気的に異なる相で接続される、
    請求項21に記載の無電極導電率センサ。
  23. 導管に対して漏出接触関係でもって配置された、既定の電気抵抗を有する導電体を含む流体漏出検出装置と、導電体の両端に連結された端子を有するポートを備え、ポートは、導電体の抵抗を測定するための抵抗値測定手段に連結可能である、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  24. 前記導管の一部が内部を規定する筺体内に配置され、前記筺体が、内部の換気を行うために配置された複数のポートを有する、
    請求項1に記載の無電極導電率センサ。
  25. 無電極導電率センサにおいてプロセス流体の温度を測定するための装置を作製するための方法であって、
    (a)プロセス流体を流すための流路を規定し、流入口と流出口とを有する非金属製導管を設置し、
    (b)導管を流入口の下流側で第1支脈と第2支脈とに分岐させ、
    (c)流出口の上流側で支脈を再合流させて、流入口と流出口との間で流体流れループを形成し、
    (d)第1及び第2支脈の一方の周囲に少なくとも1つの第1型トロイドを配置し、
    (e)前記第1及び第2支脈の一方の周囲に少なくとも1つの第2型トロイドを配置し、ここで第1型及び第2型コイルは、駆動用及び検出用コイルから成る群から選択され、
    (f)非導電性ホルダを前記流路内に延ばし、
    (g)温度検出装置を前記ホルダ内に配置することにより、下流方向に流れるプロセス流体は、温度検出装置の両側を、温度検出装置に物理的に接触することなく通過する
    ことを含む方法。
  26. 温度検出装置を、流路の横断面の中央50%を通して延ばすことを含む、
    請求項25に記載の方法。
  27. 温度検出装置を、流路の横断面の中央25%を通して延ばすことを含む、
    請求項26に記載の方法。
  28. 温度検出装置を、流路の横断面の中心を通して延ばすことを含む、
    請求項27に記載の方法。
  29. 第1及び第2支脈の一方の周囲に少なくとも1つの追加のトロイドを配置することを更に含む、
    請求項25に記載の方法。
  30. 流入口の上流側で導管の周囲に少なくとも1つの追加のトロイドを配置することを更に含む、
    請求項25に記載の方法。
  31. 流出口の下流側で導管の周囲に少なくとも1つの追加のトロイドを配置することを更に含む、
    請求項25に記載の方法。
  32. 前記第1及び第2支脈のそれぞれにおいて2つの第2型コイル間に第1型コイルを配置することを含む、
    請求項25に記載の方法。
  33. 既定の電気抵抗を有する導電体を導管に対して漏出接触関係でもって配置し、ポートを導電体の両端に連結することを含み、ポートは、導電体の抵抗を測定して漏出を判定するための抵抗値測定手段による係合が可能である、
    請求項25に記載の方法。
  34. 導管の一部を、内部を規定する筺体内に配置し、筺体に複数のポートを設け、ポートを通して内部の換気を行うことを含む、
    請求項25に記載の方法。
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