JP2010514761A - Abca1を上昇させる化合物 - Google Patents

Abca1を上昇させる化合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010514761A
JP2010514761A JP2009543991A JP2009543991A JP2010514761A JP 2010514761 A JP2010514761 A JP 2010514761A JP 2009543991 A JP2009543991 A JP 2009543991A JP 2009543991 A JP2009543991 A JP 2009543991A JP 2010514761 A JP2010514761 A JP 2010514761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimethyl
methoxy
tetrahydrochromano
quinoline
quinolin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009543991A
Other languages
English (en)
Inventor
マシュー エーベルマン,
ロバート チャン,
ジェフ ザブロッキ,
ドミトリー コルタン,
メラニー ボーズ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gilead Palo Alto Inc
Original Assignee
Gilead Palo Alto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gilead Palo Alto Inc filed Critical Gilead Palo Alto Inc
Publication of JP2010514761A publication Critical patent/JP2010514761A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D491/00Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/06Antihyperlipidemics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

本発明は、哺乳動物における細胞のATP結合カセット輸送体ABCA1の生産を増加させるために有用な化合物、ならびに冠動脈疾患、異常脂質血症およびメタボリックシンドロームの治療においてそのような化合物を使用する方法を提供する。本発明は、そのような化合物の調製方法、およびそれらを含有する医薬組成物にも関する。一つの実施形態、本発明は、血清HDL−Cレベルを上昇させる化合物で治療することができる哺乳動物における疾患または状態の治療において式Iの化合物を使用するための方法に関し、この方法は、式Iの化合物の治療有効用量をその必要がある哺乳動物に投与することを含む。

Description

(発明の分野)
本発明は、哺乳動物における細胞のATP結合カセット輸送体ABCA1の生産を増加させるために有用な化合物、ならびに冠動脈疾患、異常脂質血症およびメタボリックシンドロームの治療においてそのような化合物を使用する方法に関する。本発明は、そのような化合物の調製方法、およびそれらを含有する医薬組成物にも関する。
(発明の背景)
コレステロールは、高等生物の成長および生育力にとって欠くことができないものである。これは、真核膜の流動性を調節する脂質であり、ならびにプロゲステロンおよびテストステロンなどのようなステロイドホルモンの前駆体である。コレステロールは、食事から得ることができ、または肝臓および腸内で内的に合成することができる。コレステロールは、体液中でリポタンパク質により組織に輸送され、このリポタンパク質は、密度の増加によって分類される。例えば、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)は、肝臓へのおよび肝臓からの、ならびに末梢組織細胞(ここで、LDL受容体はLDLに結合し、細胞へのその侵入を媒介する)へのコレステロールの輸送を担当する。
コレステロールは、哺乳動物における多くの生体プロセスに必須であるが、高い血清LDLコレステロールレベルは、例えば異常脂質血症および冠動脈疾患の発現につながることがある、全身にわたる動脈内でのアテローム斑形成の一因となることは公知であることから望ましくない。逆に、高い高密度リポタンパク質コレステロール(HDL−C)レベルは、人間の臨床データおよび動物モデル系を基に、冠動脈疾患の発現を予防することが判明した。低い高密度リポタンパク質(HDL)は、メタボリックシンドロームおよびインスリン抵抗性のリスク因子およびマーカーでもある。
一般に、過剰なコレステロールは、HDLを伴う経路によって身体から除去される。コレステロールは、2つのプロセスのうちの1つによって−成熟HDLへの輸送、またはアポリポタンパク質A−1(Apo A−I)への能動輸送のいずれかによって−細胞から「排出」される。成熟HDLへの輸送は、能動輸送メカニズムと受動輸送メカニズムの両方を必要とし得る。Apo A−Iへの輸送および原始型HDL(nascent HDL)の発生は、ABCA1によって媒介される。このプロセスにおいて、低脂質のHDL前駆体は、リン脂質およびコレステロール形成性原始型HDLを獲得し、これは、その後、多数の血漿酵素の作用および抹消組織からのコレステロールの獲得によって成熟HDLに変わることができる。HDLコレステロールは、最終的に肝臓に輸送され、そこで再循環されるか、胆汁として排泄される。このプロセスは、「コレステロール逆輸送」と呼ばれることが多い。
動脈内でのアテローム斑形成のリスクを減少させることを目的とする1つの治療法は、血漿脂質およびリポタンパク質レベルを望ましいレベルに調節することに関する。そうした方法としては、食事の変更、ならびに/またはコレステロールの細胞内合成の阻害またはLDL受容体による取り込みの阻害のいずれかによって血漿LDLコレステロールレベルを低下させる薬物、例えば、フィブリン酸の誘導体(クロフィブレート、ゲムフィブロジル、およびフェノフィブレート)、ニコチン酸、およびHMG−CoAレダクターゼ阻害剤(例えば、メビノリン、メバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、ロスバスタチンおよびロバスタチン)での治療が挙げられる。加えて、胆汁酸結合樹脂、例えば、コレスチラミン、コレスチポールおよびプロブコールは、腸取り込みを減少させることおよび肝臓におけるLDL−コレステロールの異化を増加させることによって、LDL−コレステロールレベルを低下させる。ニコチン酸は、十分に定義されていないメカニズムにより、HDLレベルを上昇させ、トリアシルグリセロールレベルを低下させる。
アテローム斑の形成のリスクを減少させるもう1つ方法は、ABCA1遺伝子発現を増加させることにより、組織からのコレステロールの排出率および原始型HDLの形成を増加させることを含む。核ホルモン受容体LXRは、ABCA1発現の重要な生理学的モジュレーターであり、LXR受容体のエフェクターを使用して、ABCA1活性を薬理学的に増加させることができる。ABCA1の調節に加えて、LXRは、過剰なステロール沈着に対する協奏的生理反応を編成するのに役立つ、マクロファージ、肝臓、腸および他の部位において同定されたLXRターゲット遺伝子を少なくとも一部は調節することが明らかになった。これらは、ABC輸送体ファミリーの少なくとも3つの他のメンバーを含む。これらのうちの2つは、シトステロール血症と呼ばれるステロール代謝の別の稀少遺伝性疾患の薬剤として同定された。もう1つは、成熟したおよび成熟過程のHDLへの細胞コレステロールの潜在的輸送体として関係づけられている。
残念なことに、効力のある完全LXRリガンドの全身投与は、脂肪の合成に関与する幾つかの遺伝子産物を誘導するため、血漿トリグリセリド増加および肝臓脂質沈着の原因となる。肝臓において、脂肪生成遺伝子は、LXR活性化により直接、またはステロール調節タンパク質SREBP1cのLXR誘導転写により、大いに誘導される。しかし、マクロファージにおける選択的LXR活性化は、コレステロール逆輸送に関して保護的役割を有し、その上、肝臓における脂質生合成遺伝子誘導という落とし穴を避けることができる。
コレステロール輸送に関与するLXRターゲット遺伝子のサブセットの転写を増加させるが、脂質生合成ターゲット遺伝子のサブセットの転写は増加させない、LXRリガンドとのLXRエンハンサー/プロモーター転写複合体への選択的干渉により、追加の利点を得ることができる。組織選択的および/または固有の部分LXRアゴニストも、マクロファージおよび他の非肝臓組織においてABCA1(および他のターゲット遺伝子)の有益な誘導をもたらすことができ、その上、肝臓においてSREBP1cおよび他の脂質生成遺伝子の誘導を生じさせない、または制限誘導を生じさせる。例えば、非特許文献1および非特許文献2を参照のこと。
動脈内でのアテローム斑形成のリスクを、特にHDL経路による動脈壁からのコレステロールの除去に欠陥のある個体において、減少させることを目的とする代替療法の提供が望まれる。HDLコレステロールレベルは、HDL生産とHDLクリアランスの相対的比率によって決定される定常状態測定値である。多数の酵素およびメカニズムが、生産とクリアランスの両方に寄与する。HDLレベルを上昇させる1つの方法は、ABCA1の発現および原始型HDLの生成を増加させ、その結果、HDL生産を増加させることであろう。従って、コレステロール排出を増加させ、血中HDLコレステロールレベルを上昇させもする、哺乳動物におけるABCA1の発現の刺激因子である化合物の提供が望まれる。これは、冠動脈疾患およびメタボリックシンドロームなどの、低HDLレベルを特徴とする様々な疾患状態および脂質異常血症の治療に有用であろう。
LDLコレステロールレベルを下降させる薬物とHDLコレステロールを増加させる薬物の併用が有益であることも明らかになった;例えば、非特許文献3を参照のこと。従って、ABCA1の発現を刺激する化合物とLDLコレステロールレベルを低下させる化合物の併用物の提供も望まれる。
マクロファージにおける生産上昇は、血漿HDLコレステロールを有意に上昇させずに、および肝臓によるコレステロール生産に影響を及ぼさずに、冠動脈におけるコレステロール沈着を局所的に減少させることが証明されたことにも注目すべきであろう。この場合、ABCA1発現の向上は、HDLコレステロール増加のないときでさえ有益であるので、ABCA1の選択的非肝臓アップレギュレーションは、血漿脂質およびリポタンパク質レベルに対する測定可能な効果がないときに冠動脈に対して有益な効果を有することがある。
Joseph S.B.and Tontonoz,P.(2003)Current Opinion in Pharmacology,3,192−197 Brewer H.B.ら(2004)Arterioscler.Thromb.Vasc.Biol.,24:1755−1760 Marian C.CheungらによるArterioscler.,Thromb.,Vasc.Biol.(2001),21(8),1320−1326
(発明の分野)
本発明の目的は、ABCA1発現を増加させることができる化合物を提供することである。従って、第一の態様において、本発明は、式Iの化合物:
Figure 2010514761
に関し、この式中、
およびRは、独立して、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアルケニル、任意に置換されているヘテロアリール、もしくは任意に置換されているヘテロシクリルであり;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になったとき、5もしくは6員炭素環または複素環を表し;
、RおよびRは、独立して、水素、ヒドロキシル、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアルケニル、任意に置換されているアルキニル、任意に置換されている低級アルコキシ、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリール、任意に置換されているヘテロシクリル、シアノ、ハロ、−SO−NR10、または−C(O)R11であり、ここで、RおよびR10は、独立して、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリール、任意に置換されているヘテロシクリルであり、または連結して、5もしくは6員の任意に置換されている複素環を形成することがあり、ならびにR11は、−OHまたは任意に置換されている低級アルコキシであり;
は、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているシクロアルキル、−C(O)R12、または−S(O)13であり、ここで、R12は、任意に置換されている低級アルキル、低級アルコキシまたは−NR1415であり、ここで、R13、R14およびR15は、独立して、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリール、もしくは任意に置換されているヘテロシクリルであり、またはR14とR15は連結して、5もしくは6員の任意に置換されている複素環を形成することがあり;
は、水素、ヒドロキシル、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアルケニル、任意に置換されているアルキニル、任意に置換されているアルコキシ、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリール、任意に置換されているヘテロシクリル、もしくは−NR1415であり;および
は、水素、シアノ、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているヘテロシクリル、任意に置換されているフェニル、−C(O)R11、−C(O)R14、−SR13、−OR14、−NRS(O)10、−NR14C(O)NR1415、−(O)NR1415、−CHC(O)R11、−S(O)13、−B(OH)、−C(CFOH、−CHP(O)(R11、ハロ、−NHC(O)R14、−N[(CHSO、もしくはS(O)NR10であり;または
とRは互いに連結して、任意に置換されている5もしくは6員複素環またはヘテロアリール環を形成することがあり;
20は、水素、シアノ、ヒドロキシル、ハロ、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアルケニル、任意に置換されているアルキニル、任意に置換されているアルコキシ、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリール、任意に置換されているヘテロシクリル、−NR1415、−C(O)R11、−C(O)R14、−SR14、−OR14、−C(S)R11、−C(S)R14、−NRS(O)10、−NR14C(O)NR1415、−C(O)NR1415、−C(S)NR1415、−CHC(O)R11、−S(O)13、B(OH)、−C(CFOH、−CHP(O)(R11、−NHC(O)CH、−N[(CHSO、または−S(O)NR10であり;
AおよびDは、独立して、5または6員単環式複素環、単環式ヘテロアリール環または単環式アリール環であり;ならびに
Xは、酸素、硫黄、−S(O)−、−S(O)−または−NR16−であり、ここで、R16は、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、−C(O)R12、または−S(O)13である。
第二の態様において、本発明は、血清HDL−Cレベルを上昇させる化合物で治療することができる哺乳動物における疾患または状態の治療において式Iの化合物を使用するための方法に関し、この方法は、式Iの化合物の治療有効用量をその必要がある哺乳動物に投与することを含む。そのような疾患としては、動脈の疾患、特に冠動脈疾患、メタボリックシンドロームおよび糖尿病が挙げられるが、これらに限定されない。
第三の態様において、本発明は、細胞からのコレステロール排出を促進する化合物で治療することができる哺乳動物における疾患または状態の治療において式Iの化合物を使用するための方法に関し、この方法は、式Iの化合物の治療有効用量をその必要がある哺乳動物に投与することを含む。そのような疾患としては、動脈の疾患、特に冠動脈疾患、が挙げられるが、これらに限定されない。
第四の態様において、本発明は、血清HDL−Cレベルを上昇させる化合物で治療することができる哺乳動物における低いHDL−Cを特徴とする疾患または状態の治療において式Iの化合物を使用するための方法に関し、この方法は、式Iの化合物の治療有効用量をその必要がある哺乳動物に投与することを含む。そのような疾患としては、動脈の疾患、特に冠動脈疾患、および糖尿病が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の第五の態様は、式Iの化合物の治療有効量と少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
本発明の第六の態様は、式Iの化合物の調製方法に関する。
現時点で、本発明の好ましい化合物としては、以下のものが挙げられるがこれらに限定されない:
2−(2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aS,6aS)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2−ブロモ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)酢酸;
2−ブロモ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
2−ブロモ−10−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチル;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−[(12aS,6aS)−7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(6aS,12aR)−9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
4−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
2−(4−エトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)酢酸;
3−((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)プロパン酸;
3−((12aR,6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)プロパン酸;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS)−4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−((6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}プロプ−2−エン酸メチル;
(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロプ−2−エナミド;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロパンアミド;
3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル}プロパン酸メチル;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−(4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−(1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aR)−9−フルオロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸;
4−フルオロ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−フルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−フルオロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−エトキシ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸;
10−(1H−1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
アミノ(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メタン−1−チオン;
{[(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]スルホニル}メチルアミン;
3−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチルエチル;
3−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチルエチル;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−10−カルボニトリル;
2−((6aS,12aR)−1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aR,6aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジフルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジクロロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2−クロロ−4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−トリアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イルメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
2−((12aS,6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−フェニル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
1−ブロモ−9−エトキシ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−(1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
アミノ(1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メタン−1−チオン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イルメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−ブロモ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
9−(t−ブチル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
{[(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]スルホニル}メチルアミン;
ジエトキシ[(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]ホスフィノ−1−オン;
[(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]ジエトキシホスフィノ−1−オン;
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンゼンカルボニトリル;
(12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−フェニル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−エチニル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸エチル;
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンゼンスルホンアミド;
[4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)フェニル]メタン−1−オール;
(12aS,6aR)−9−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−2−メトキシベンゼン;
1−(4−フルオロ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
4−フルオロ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS)−4−フルオロ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−フルオロ−9−(2−メトキシフェニル)−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12−オール;
(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)[(4−メチルフェニル)スルホニル]アミン;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸エチル;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンズアミド;
(12aS,6aR)−9−(4−フルオロフェニル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(2−メチル(1,3−チアゾール−4−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−ピラゾール−3−イル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
2−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボン酸エチル;
1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−4−メトキシベンゼン;
3−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチル;
3−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)フェニル]プロパン酸;
(2E)−3−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))フェニル]プロプ−2−エン酸;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−13,13−ジメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロベンゾチアゾロ[6,7−b]クロマノ[3,4−e]ピリジン;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−13,13−ジメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロ−1H−クロマノ[3,4−e]インダゾロ[6,7−b]ピリジン;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−2,13,13−トリメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロベンゾチアゾロ[5,4−b]クロマノ[3,4−e]ピリジン;
(12bS,6aR)−12−メトキシ−6,6−ジメチル−6,13,12b,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]1,2,5−チアジアゾロ[3,4−h]キノリン;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(モルホリノ)メタノン;
((6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(モルホリノ)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルスルホニル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;および
(6aR,12aS)−9−(4−フルオロフェニルスルホニル)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−N,N,7,7−テトラメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
2−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イルスルホニル)酢酸;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−t−ブチル−カルボキシレート−ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−t−ブチル−カルボキシレート−ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(ピペラジン−1−イル)メタノン;
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−4−カルボン酸;
((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−4−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−4−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−N,N−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
((6aS,12aS)−4−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−4−カルボン酸;
2−((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
(6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aS,12aS)−メチル;
6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7,12−トリメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
2−((6aR,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−12−イソプロピル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
2−((6aS,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸;
2−((6aS,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸エチル;
2−((6aR,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸エチル;
(6aR,12aS)−12−ベンジル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1,9−ジメトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
(6aS,12aS)−12−エチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1H−テトラゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−12−シクロヘキシル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−シクロヘキシル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
((6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
(6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1H−テトラゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
3−((6aS,12aR)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)プロパン酸メチル;
3−((6aR,12aR)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)プロパン酸メチル;
(6aR,12aS)−12−プロピル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−プロピル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−12−ブチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−ブチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1,9−ジメトキシ−7,7,12−トリメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;および
1−((6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−2−ヨード−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−2−ヨード−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
((6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
(6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボニトリル;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(4−メチルフェニル)ピラゾリル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(5−クロロベンズイミダゾール−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(6−クロロイミダゾ[5,4−b]ピリジン−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−ピラジン−2−イルピラゾリル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
[1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))ピラゾール−4−イル]−N,N−ジメチルカルボキサミド;
(12aS,6aR)−9−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルピラゾリル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7,11−トリメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イルチオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(トリフルオロメチル)フェニルチオ]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
N−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルチオ)フェニル]アセトアミド;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−(4−ピリジル)(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(4−ヒドロ−1,2,4−トリアゾロ[4,5−a]ピリジン−3−イルチオ)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;および
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル−5−(4−ピリジル)(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン。
定義および一般パラメータ
用語「アルキル」は、1から20個の炭素原子を有するモノラジカル分岐または非分岐飽和炭化水素鎖を指す。この用語は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル、テトラデシルなどのような基によって例示される。
用語「置換アルキル」は、次のものを指す:
1)アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノスルフィニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ホスフェート、第四アミノ、ニトロ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から7個の置換基、例えば1から3個の置換基を有する、上で定義したとおりのアルキル基。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、第四アミノ、シアノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある;または
2)酸素、硫黄および−N(R−(この式中、vは、1もしくは2であり、およびRは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルから選択される)から独立して選択される1から5個の原子もしくは基が割り込んでいる、上で定義したとおりのアルキル基。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、第四アミノ、シアノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある;または
3)上で定義したとおりの置換基1から5個を有し、且つ、上で定義したとおりの原子または基1〜5個が割り込んでもいる、上で定義したとおりのアルキル基。
用語「低級アルキル」は、1から6個の炭素原子を有するモノラジカル分岐または非分岐飽和炭化水素鎖を指す。メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ヘキシルなどのような基がこの用語のよい例となる。
用語「置換低級アルキル」は、置換アルキルについて定義したとおりの置換基1から7個、例えば、置換基1から3個を有する、上で定義したとおりの低級アルキル;または置換アルキルについて定義したとおりの原子1〜5個が割り込んでいる、上で定義したとおりの低級アルキル基;または上で定義したとおりの置換基1から5個を有し、且つ、上で定義したとおりの原子1〜5個が割り込んでもいる、上で定義したとおりの低級アルキル基を指す。
用語「アルキレン」は、例えば、1から20個の炭素原子、例えば1〜10個の炭素原子、さらに例えば1から6個の炭素原子を有する、分岐または非分岐飽和炭化水素鎖のジラジカルを指す。この用語は、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、プロピレン異性体(例えば、−CHCHCH−および−CH(CH)CH−)などのような基によって例示される。
用語「低級アルキレン」は、例えば、1から6個の炭素原子を有する、分岐または非分岐飽和炭化水素鎖のジラジカルを指す。
用語「置換アルキレン」は、次のものを指す:
(1)アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノスルフィニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、第四アミノ、ニトロ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基を有する、上で定義したとおりのアルキレン基。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、第四アミノ、シアノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある;または
(2)酸素、硫黄および−N(R−(この式中、vは、1もしくは2であり、およびRは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、カルボニル、カルボキシエステル、カルボキシアミドおよびスルホニルから選択される)から独立して選択される1から5個の原子もしくは基が割り込んでいる、上で定義したとおりのアルキレン基。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、第四アミノ、シアノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある;または
(3)上で定義したとおりの置換基1から5個を有し、且つ、上で定義したとおりの原子1〜20個が割り込んでもいる、上で定義したとおりのアルキレン基。置換アルキレンの例は、クロロメチレン(−CH(Cl)−)、アミノエチレン(−CH(NH)CH−)、メチルアミノエチレン(−CH(NHMe)CH−)、2−カルボキシプロピレン異性体(−CHCH(COH)CH−)、エトキシエチル(−CHCHO−CHCH−)、エチルメチルアミノエチル(−CHCHN(CH)CHCH−)、1−エトキシ−2−(2−エトキシ−エトキシ)エタン(−CHCHO−CHCH−OCHCH−OCHCH−)などである。
用語「アラルキル」は、アルキレン基に共有結合で連結されたアリール基を指し、この場合のアリールおよびアルキレンは、本明細書中で定義している。「任意に置換されているアラルキル」は、任意に置換されているアルキレン基に共有結合で連結された、任意に置換されているアリール基を指す。このようなアラルキル基は、ベンジル、フェニルエチル、3−(4−メトキシフェニル)プロピルなどによって例示される。
用語「アルコキシ」は、基R−O−を指し、この式中のRは、任意に置換されているアルキルもしくは任意に置換されているシクロアルキルであり、またはRは、基−Y−Zであり、この式中のYは、任意に置換されているアルキレンであり、およびZは、任意に置換されているアルケニル、任意に置換されているアルキニル、もしくは任意に置換されているシクロアルケニルであり、ここでのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニルは、本明細書中で定義するとおりである。好ましいアルコキシ基は、任意に置換されているアルキル−O−であり、ならびに、例として、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、s−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、1,2−ジメチルブトキシ、トリフルオロメトキシなどを含む。
用語「アルキルチオ」は、基R−S−を指し、この式中のRは、アルコキシについて上で定義したとおりである。
用語「アルケニル」は、例えば、2から20個の炭素原子、さらに例えば2から10個の炭素原子、およびさらにいっそう例えば2から6個の炭素原子を有し、且つ、1から6個、例えば1個の二重結合(ビニル)を有する、分岐または非分岐不飽和炭化水素基のモノラジカルを指す。好ましいアルケニル基としては、エテニルまたはビニル(−CH=CH)、1−プロピレンまたはアリル(−CHCH=CH)、イソプロピレン(−C(CH)=CH)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙げられる。アルケニルが窒素原子に付いている場合、その二重結合は、その窒素に対してアルファであり得ない。
用語「低級アルケニル」2から6個の炭素原子を有する、上で定義したとおりのアルケニルを指す。
用語「置換アルケニル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、第四アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノスルフィニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば、1から3個の置換基を有する、上で定義したとおりのアルケニル基を指す。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アルキニル」は、例えば、2から20個の炭素原子、さらに例えば2から10個の炭素原子、およびさらにいっそう例えば2から6個の炭素原子を有し、且つ、少なくとも1個、例えば1〜6個のアセチレン(三重結合)不飽和部位を有する、不飽和炭化水素のモノラジカルを指す。好ましいアルキニル基としては、エチニル、(−C≡CH)、プロパルギル(すなわち、プロプ−1−イン−3−イル、−CHC≡CH)などが挙げられる。アルキニルが窒素に付いている場合、その三重結合は、その窒素に対してアルファであり得ない。
用語「置換アルキニル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、第四アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノスルフィニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば1から3個の置換基を有する、上で定義したとおりのアルキニル基を指す。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アミノカルボニル」は、基−C(O)NRRを指し、この式中のそれぞれのRは、独立して、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルであり、または両方のR基が連結して、複素環基もしくはヘテロアリール基(例えば、モルホリノ)を形成する。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アミノチオカルボニル」または「アミノスルフィニル」は、基−C(S)NRRを指し、この式中のそれぞれのRは、独立して、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルであり、または両方のR基が連結して、複素環基(例えば、モルホリノ)を形成する。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アミノスルホニル」は、基−S(O)NRRを指し、この式中のそれぞれのRは、独立して、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルであり、または両方のR基が連結して、複素環基(例えば、モルホリノ)を形成する。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アシルアミノ」は、基−NRC(O)Rを指し、この式中のそれぞれのRは、独立して、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルである。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アシルオキシ」は、基−O(O)C−アルキル、−O(O)C−シクロアルキル、−O(O)C−アリール、−O(O)C−ヘテロアリール、および−O(O)C−ヘテロシクリルを指す。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アリール」は、単一の環(例えば、フェニル)もしくは多数の環(例えば、ビフェニル)、または縮合(融合)した多数の環(例えば、ナフチルもしくはアントリル)を有する、炭素原子数6から20の芳香族炭素環基を指す。好ましいアリールとしては、フェニル、ナフチルなどが挙げられる。
アリール置換基のその定義による別の拘束が無い限り、そのようなアリール基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、第四アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノチオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば1から3個の置換基で、任意に置換されていることがある。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「アリールオキシ」は、基アリール−O−を指し、この場合のアリール基は、上で定義したとおりであり、同じく上で定義したとおりの任意に置換されているアリール基を包含する。用語「アリールチオ」は、基R−S−を指し、この式中のRは、アリールについて定義したとおりである。
用語「アミノ」は、基−NHを指す。
用語「置換アミノ」は、基−NRRを指し、この式中のそれぞれのRは、水素、アルキル、シクロアルキル、カルボキシアルキル(例えば、ベンジルオキシカルボニル)、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルから成る群より独立して選択されるが、但し、両方のR基が、水素もしくは基−Y−Z(この式中、Yは、任意に置換されているアルキレンであり、およびZは、アルケニル、シクロアルケニルまたはアルキニルである)であることはない。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「第四アミノ」は、基−NRRRを指し、この式中のそれぞれのRは、置換アミノについて定義したとおりである。前記R置換基のうちのいずれか2個が連結して、本明細書中でさらに定義するとおりの複素環基を形成することがある。
用語「カルボキシアルキル」は、基−C(O)O−アルキル、基−C(O)O−シクロアルキルを指し、ここでのアルキルおよびシクロアルキルは、本明細書中で定義するとおりであり、およびアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOHまたは−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「シクロアルキル」は、単一の環または縮合した多数の環を有する、炭素原子数3から20の環状アルキル基を指す。このようなシクロアルキル基としては、例として、単環構造、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチルなど、または多環構造、例えばアダマンタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル、(2,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)、またはアリール基と融合している環状アルキル基、例えばインダン、などが挙げられる。
用語「置換シクロアルキル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノチオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、第四アミノ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、−SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば1から3個の置換基を有する、シクロアルキル基を指す。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。
用語「ハロゲン」または「ハロ」は、フルオロ、ブロモ、クロロおよびヨードを指す。
用語「アシル」は、基−C(O)Rを意味し、この式中のRは、水素、任意に置換されているアルキル、任意に置換されているシクロアルキル、任意に置換されているヘテロシクリル、任意に置換されているアリール、および任意に置換されているヘテロアリールである。
用語「ヘテロアリール」は、1から15個の炭素原子と酸素、窒素および硫黄から選択される1から4個のヘテロ原子とを少なくとも1つの環の中に含む、芳香族基(すなわち不飽和のもの)を指す。
ヘテロアリール置換基のその定義による別の拘束が無い限り、そのようなヘテロアリール基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノチオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、置換アミノ、第四アミノ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば1から3個の置換基で、任意に置換されていることがある。
その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。このようなヘテロアリール基は、単一の環を有することもあり(例えば、ピリジルもしくはフリル)、または縮合した多数の環を有することもある(例えば、インドリジニル、ベンゾチアゾリルもしくはベンゾチエニル)。
ヘテロアリールの例としては、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチルピリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソオキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、テトラゾールなど、ならびにN−アルコキシ−窒素含有ヘテロアリール化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ヘテロアラルキル」は、アルキレン基に共有結合で連結されたヘテロアリール基を指し、ここでのヘテロアリールおよびアルキレンは、本明細書中で定義している。「任意に置換されているヘテロアラルキル」は、任意に置換されているアルキレン基に共有結合で連結された、任意に置換されているヘテロアリール基を指す。このようなヘテロアラルキル基は、3−ピリジルメチル、キノリン−8−イルエチル、4−メトキシチアゾール−2−イルプロピルなどによって例示される。
用語「ヘテロアリールオキシ」は、基ヘテロアリール−O−を指す。
用語「ヘテロシクリル」は、1から40個の炭素原子と窒素、硫黄、リンおよび/または酸素から選択される1から10個のヘテロ原子、例えば1から4個のヘテロ原子とをその環内に有する単一の環または縮合した多数の環を有する、モノラジカル飽和または部分不飽和基を指し、この場合、前記硫黄およびリンは、それぞれ、次の酸化状態であり得る:−S−、−S(O)−、−S(O)2−、ならびに−P−、−P(O)−および−P(O)2−。
複素環式置換基のその定義による別の拘束が無い限り、そのような複素環基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、ホスフェート、チオカルボニル、アミノスルフィニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、第四アミノ、−SOH、−SO−アルキル、−SO−アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−アルキル、SO−アリールおよび−SO−ヘテロアリールから成る群より選択される1から5個の置換基、例えば1から3個の置換基で、任意に置換されていることがある。その定義による別の拘束がない限り、すべての置換基は、アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、第四アミノ、−SOH、および−S(O)R(この式中、Rは、アルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、およびnは、0、1もしくは2である)から選択される1から3個の置換基により、任意にさらに置換されていることがある。複素環基は、単一の環を有することもあり、または縮合した多数の環を有することもある。好ましい複素環としては、テトラヒドロフラニル、モルホリノ、およびピペリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「チオール」は、基−SHを指す。
用語「置換アルキルチオ」は、基−S−置換アルキルを指す。
用語「ヘテロアリールチオール」は、基−S−ヘテロアリールを指し、この場合のヘテロアリール基は、上で定義したとおりであり、これは、同じく上で定義した任意に置換されているヘテロアリール基を包含する。
用語「スルフィニル」は、基−S(O)Rを指し、この式中のRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールである。「置換スルフィニル」は、基−S(O)Rを指し、この式中のRは、本明細書中で定義するとおりの置換アルキル、置換アリール、または置換ヘテロアリールである。
用語「スルホニル」は、基−S(O)Rを指し、この式中のRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールである。「置換スルホニル」は、基−S(O)Rを指し、この式中のRは、本明細書中で定義するとおりの置換アルキル、置換アリール、または置換ヘテロアリールである。
用語「ケト」は、基−C(O)−を指す。用語「チオカルボニル」または「スルフィニル」は、基C(S)−を指す。用語「カルボキシ」は、基−C(O)−OHを指す。
「任意の」または「任意に」は、その後に記述する事象または状況が、発生することもあり、またはしないこともあること、およびその記述が、その事象または状況が発生する事例と、それが発生しない事例とを含むことを意味する。
用語「式Iの化合物」は、開示するとおりの本発明の化合物、ならびにそのような化合物の医薬的に許容される塩、医薬的に許容されるエステルおよびプロドラッグを包含すると解釈する。加えて、本発明の化合物は、1つ以上の不斉中心を有することがあり、本発明の化合物をラセミ混合物としてまたは個々のエナンチオマーもしくはジアステレオ異性体として生じさせることができる。式Iの任意の所与の化合物に関して存在する立体異性体の数は、存在する不斉中心の数に依存する(2個の立体異性体の存在が可能である(この場合のnは、不斉中心の数である))。個々の立体異性体は、どこかの適切な合成段階で中間体のラセミもしくは非ラセミ混合物を分割することにより、または従来の手段による式Iの化合物の分割により、得ることができる。個々の立体異性体(個々のエナンチオマーおよびジアステレオ異性体を含む)ならびに立体異性体のラセミおよび非ラセミ混合物は、本発明の範囲内に包含され、これらのすべては、特に別の指示がない限り、本明細書の構造によって描かれていると解釈する。
「異性体」は、同じ分子式を有する異なる化合物である。
「立体異性体」は、原子の空間配列の点のみが異なる異性体である。
「エナンチオマー」は、互いに重ね合わせることができない鏡像である、一対の立体異性体である。一対のエナンチオマーの1:1の混合物が、「ラセミ」混合物である。用語「(±)」は、適宜、ラセミ混合物を示すために用いる。
「ジアステレオ異性体」は、少なくとも2つの不斉原子を有するが互いに鏡像でない、立体異性体である。
絶対立体化学は、カーン・インゴルド・プレローグ(Cahm−Ingold−Prelog)R−Sシステムに従って指定する。化合物が、純粋なエナンチオマーであるとき、それぞれのキラル炭素におけるその立体化学を、RまたはSのいずれかとして指定することができる。絶対配置がわからない分割化合物は、ナトリウムD線の波長で偏光面を回転させる方向(右旋性または左旋性)に依存して(+)または(−)と表示される。
用語「治療有効量」は、下で定義するような治療を、そのような治療が必要な哺乳動物に投与したとき、果たすために十分である、式Iの化合物の量を指す。治療有効量は、治療する対象および疾患状態、その対象の体重および年齢、その疾患状態の重症度、投与方法などに依存して変わるであろうが、通常の当業者はこれを容易に決定することができる。
用語「治療」または「治療すること」は、以下のことを含む、哺乳動物における疾患の任意の治療を意味する:
(i)疾患を予防すること、すなわち、疾患の臨床症状を発現させないこと;
(ii)疾患を抑制すること、すなわち、臨床症状の発現を停止すること;および/または
(iii)疾患を緩和すること、すなわち、臨床症状の緩解を生じさせること。
多くの場合、本発明の化合物は、アミノおよび/もしくはカルボキシル基またはそれらに類似した基によって、酸性および/または塩性基を形成することができる。用語「医薬的に許容される塩」は、式Iの化合物の生物学的有効性および特性を保持し、且つ、生物学的に、あるいは望ましくないものではない、塩を指す。医薬的に許容される塩基付加塩は、無機および有機塩基から調製することができる。無機塩基から誘導される塩としては、単なる例として、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウムおよびマグネシウム塩が挙げられる。有機塩基から誘導される塩としては、第一、第二および第三アミン、例えば、アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、置換アルキルアミン、ジ(置換アルキル)アミン、トリ(置換アルキル)アミン、アルケニルアミン、ジアルケニルアミン、トリアルケニルアミン、置換アルケニルアミン、ジ(置換アルケニル)アミン、トリ(置換アルケニル)アミン、シクロアルキルアミン、ジ(シクロアルキル)アミン、トリ(シクロアルキル)アミン、置換シクロアルキルアミン、二置換シクロアルキルアミン、三置換シクロアルキルアミン、シクロアルケニルアミン、ジ(シクロアルケニル)アミン、トリ(シクロアルケニル)アミン、置換シクロアルケニルアミン、二置換シクロアルケニルアミン、三置換シクロアルケニルアミン、アリールアミン、ジアリールアミン、トリアリールアミン、ヘテロアリールアミン、ジヘテロアリールアミン、トリヘテロアリールアミン、複素環式アミン、二複素環式アミン、三複素環式アミン、混合ジおよびトリアミン(この場合、前記アミン上の置換基の少なくとも2個は異なり、それらは、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環基などから成る群より選択される)の塩が挙げられるが、これらに限定されない。2または3個の置換基が、アミノ窒素と一緒に、複素環基またはヘテロアリール基を形成しているアミンも挙げられる。
適するアミンの具体的な例としては、単なる例として、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリ(イソ−プロピル)アミン、トリ(n−プロピル)アミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、トロメタミン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、N−アルキルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、N−エチルピペリジンなどが挙げられる。
医薬的に許容される酸付加塩は、無機および有機酸から調製することができる。無機酸から誘導される塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含む。有機酸から誘導される塩は、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエン−スルホン酸、サリチル酸などが挙げられる。
本明細書において用いる場合、「医薬的に許容される担体」は、任意のおよびすべての溶媒、分散媒、コーティング剤、抗菌および抗真菌剤、等張化剤および吸収遅延剤などを含む。医薬活性物質のためのそのような媒質および薬剤の使用は、当該技術分野において周知である。いずれの従来の媒質または薬剤も、その活性成分と不相溶性である場合を除き、本治療組成物におけるその使用が考えられる。補足活性成分もそれらの組成物に組み込むことができる。
高い固有効力を有するアゴニストである化合物は、その生体系が可能な最大効果を誘発する。これらの化合物は、「完全アゴニスト」として知られている。それらは、エフェクタープロセスへのカップリング効率が高い場合、すべての受容体を占有せずとも最大可能効果を惹起することができる。対照的に、「部分アゴニスト」は、応答を惹起するが、生体系が可能な最大応答を惹起することはできない。それらは、低い固有効力だが、妥当な親和性を有し得る。
用語「治療有効量」は、下で定義するような治療を、治療が必要な哺乳動物に投与したとき、果たすために十分である、式Iの化合物の量を指す。治療有効量は、治療する対象および疾患状態、その対象の体重および年齢、その疾患状態の重症度、投与方法などに依存して変わるであろうが、通常の当業者はこれを容易に決定することができる。
用語「冠動脈疾患」は、冠動脈の動脈硬化症がある慢性疾患を意味する。
用語「アテローム性動脈硬化症」は、コレステロール、リポイド材料および脂肪貪食細胞を含有する帯黄色斑の沈着が、大および中型動脈の内膜および内中膜内に形成される、動脈硬化症の一形態を指す。
用語「治療」または「治療すること」は、以下のことを含む、哺乳動物における疾患の任意の治療を意味する:
(i)疾患を予防すること、すなわち、疾患の臨床症状を発現させないこと;
(ii)疾患を抑制すること、すなわち、臨床症状の発現を停止すること;および/または
(iii)疾患を緩和すること、すなわち、臨床症状の緩解を生じさせること。
命名法
本発明の化合物は、次のスキームに従ってナンバリングされる:
Figure 2010514761
式Iの代表化合物を用いて本発明の化合物の命名およびナンバリングを説明する:
Figure 2010514761
式中、AおよびDは、フェニルであり、RおよびRは、メチルであり、Rは、3−メトキシであり、R、R、RおよびRは、水素であり、Rは、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イルであり、これは、2−((12aS,6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールと命名される。上の構造において、BCシス環連結を、描かれているとおり(12aS,6aR)と示すが、これが(12aR,6aS)シス化合物も表すことは、これらの化合物はラセミ体であるので、理解されるであろう。特定のエナンチオマーを意図するときには、その命名規則を例えば(12aS,6aR)と示すであろう。
式Iの化合物の合成
Xが酸素である式Iの化合物は、反応スキームIに示すとおり調製することができる。
反応スキームI
Figure 2010514761
段階1
一般に、式(1)の化合物を、極性溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド中、塩基、好ましくは無機塩基、例えば炭酸カリウムの存在下、室温で、約12〜72時間、好ましくは約48時間、式(1)の化合物と反応させる。その反応が略完了したら、式(3)の生成物を従来の手段によって単離し、さらに精製せずに使用する。
段階2
一般に、式(3)の化合物を、不活性溶媒、例えばアセトニトリル中、触媒量の強酸、例えばトリフルオロ酢酸の存在下で、式(4)の化合物と反応させる。この反応は、室温または約50〜100℃、好ましくは約80℃で、約4〜24時間、好ましくは約12時間行う。反応が略完了したら、従来の手段、例えばシリカゲルまたは中性アルミナでのクロマトグラフィーを用いて式Iの生成物を単離し、それをさらに精製せずに使用することができる。
が、任意に置換されている立体障害の低い低級アルキル、−C(O)R12、またはS(O)12である、式Iの化合物の調製には、従来の加熱が必要である。前のように、一般に、式(3)の化合物を、不活性溶媒、例えばDMF中、触媒量の強酸、例えばトリフルオロ酢酸の存在下で、式(2)の化合物と反応させる。この反応を約50〜100℃、好ましくは約90℃で、約4〜48時間、好ましくは約24時間行い、その後、上で論じたように単離し、精製する。
が、任意に置換されている立体障害置換基、例えばシクロヘキシル基である、式Iの化合物の調製には、マイクロ波照射が有用である。式(2)および(3)の化合物を、前と同じ反応条件に付すが、この反応は、マイクロ波照射を用い、約100〜220℃、好ましくは約180℃で、約5〜60分間、好ましくは約20分間行う。
式(4)の化合物は、購入することができ、または従来の技術を用いて合成することができる。例えば、R20が、任意に置換されているピラゾール基であるとき、式(4)の化合物は、4−ニトロフェニルヒドラジンと適切に置換されたジアルデヒドとを反応させることによって調製することができる。反応物を、極性溶媒、例えばエタノール中、2から4時間、還流させながら加熱する。式(4)の所望の化合物のニトロ類似体が、沈殿するであろう。その後、それを、Pd触媒を用いるメタノールおよびEtOAc中、加圧下での反応により、式(4)の関連アミノ化合物に転化させることができる。
D環に対するさらなる置換
またはR20が、ハロゲン、好ましくはブロモである場合、反応スキームIIに示すように、鈴木カップリングを行うことによってD環をさらに置換することができる。
反応スキームII
Figure 2010514761
上に示したように、Rがブロモである式Iの化合物を、水性溶媒混合物、例えばアセトニトリル/炭酸ナトリウム水溶液中、適切に置換されているボロン酸誘導体と、例えば4−フルオロフェニルボロン酸と反応させる。一般に、この反応は、触媒、例えばジクロロビス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)の存在下、約150℃の温度で、マイクロ波照射装置において照射しながら、約10分から約1時間行う。反応が略完了したら、式Iの生成物を、従来の手段によって、例えば、その粗反応混合物を酢酸エチル/水酸化ナトリウム水溶液間で分配し、有機層を分離し、減圧下で溶媒を除去し、その後、残留物をクロマトグラフィー、好ましくは分取TLCによって、単離することができる。
あるいは、式IのR20ヨード化合物を、構造SHR14を有する適切に置換されているチオ誘導体と反応させて、R20が−SR14である化合物を生成することができる。この反応は、極性溶媒、例えばN,N−ジメチルアセトアミド(DMA)中、カップリング試薬、例えばCuI、塩基、例えばKCO、およびエチレングリコールの存在下で行う。この反応を、マイクロ波照射装置により、約200℃の温度で、約5〜10分間加熱する。その最終生成物を、従来の手段、例えば、濾過、その後の真空下での溶媒除去および分取TLCまたはHPLCによる精製によって、回収することができる。
、RまたはR20部分が、末端カルボン酸基である場合、反応スキームIIIに示すように、D環をさらに置換して、アミノカルボニル連結部分を生じさせることができる。
反応スキームIII
Figure 2010514761
反応スキームIIIにおいて、Rは、末端酸性部分を有するD環置換基として描かれており、およびR8’は、末端酸性基をD環と連結させるRの部分である。式Iのこの酸性化合物を、極性溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中、カップリング試薬、例えばEDCI、および塩基、好ましくは有機塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、室温で、約12〜72時間、好ましくは約48時間、第一または第二アミンと反応させる。反応が略完了したら、従来の手段、例えば、水性処理およびシリカゲルでのクロマトグラフィーによって、式Iの生成物を単離し、それをさらに精製せずに使用することができる。
末端エチルエステルを有する類似化合物を加水分解することによって末端カルボン酸基を容易に獲得できることは、当業者には理解されるであろう。
反応スキームIVに示すように、末端R、RまたはR29シアノ基もさらに置換して、テトラゾール置換基を生じさせることができる。
反応スキームIV
Figure 2010514761
この方法では、式Iのシアノ化合物を、極性溶媒、例えばDMF中で、アジ化ナトリウムおよび臭化亜鉛と反応させる。その反応混合物を、220℃で30分から1時間、マイクロ波照射に付し、その後、室温に冷却する。反応が略完了したら、従来の手段、例えば、水性処理およびシリカゲルでのクロマトグラフィーによって、式Iの生成物を単離し、それをさらに精製せずに使用することができる。
反応スキームVに示すように、末端R、RまたはR20チオ基もさらに置換して、スルホニル置換基を生じさせることができる。
反応スキームV
Figure 2010514761
この方法では、無水クロロホルム中の式IのRチオ化合物の冷却(0℃)溶液を、3−クロロペルオキシ安息香酸と反応させる。一般に、その反応混合物を0℃で5〜10分間攪拌し、その後、氷浴を取り外す。室温での約30分から1時間の攪拌後、反応は略完了し、式Iの生成物を従来の手段によって単離する。一般に、単離および精製は、乾燥硫酸ナトリウム(上部)およびシリカゲル(下部)の層による濾過、その後の水性処理およびシリカゲルでのクロマトグラフィーによって、遂行することができる。
式Iの化合物の形成前に、すなわち、反応スキームIの段階2において式(3)の化合物と反応させる前に式(4)の化合物を修飾することにより、D環に対する上の置換および修飾を行うことができることは、理解されるであろう。この一例を反応スキームVIに提示する。
反応スキームVI
Figure 2010514761
段階1
一般に、式(4)の化合物の酸性変異体、化合物(4a)を、極性溶媒、例えば、DMF中、カップリング試薬、例えばEDCI、および塩基、好ましくは有機塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、室温で、約12〜72時間、好ましくは約48時間、式(5)のアミンと反応させる。反応が略完了したら、式(4b)のアミノカルボキシ置換生成物(式(4)の化合物も)を、従来の手段、例えば水性処理およびシリカゲルでのクロマトグラフィー、によって単離し、それをさらに精製せずに使用することができる。
段階2
その後、式(4a)の化合物を、不活性溶媒、例えばDMF中、触媒量の強酸、例えばトリフルオロ酢酸の存在下で、式(3)の化合物と反応させる。この反応は、室温で、もしくは約50〜100℃、好ましくは約80〜90℃で、またはマイクロ波を照射しながら約150〜240℃、好ましくは約180℃で、約10〜40分間、好ましくは約20分間行う。反応が略完了したら、従来の手段、例えばシリカゲルでのクロマトグラフィーまたは逆相HPLCを用いて式Iの生成物を単離し、それをさらに精製せずに使用することができる。
A環に対するさらなる置換
、RまたはRがハロゲン、好ましくはヨードまたはブロモである場合、ヘック反応を行うことにより、すなわち反応スキームVIIに示すとおり、A環をさらに置換することができる。
反応スキームVII
Figure 2010514761
上に示したように、Rがヨードである式Iの化合物を、不活性溶媒、例えばDMF中、第四塩基、例えば塩化テトラブチルアンモニウム、触媒、例えば二酢酸パラジウム(II)、および第三塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で、ジメチルアクリルアミドと反応させる。その混合物を、約4〜24時間、約60〜100℃の温度に加熱する。反応が略完了したら、従来の手段によって式Iの生成物を単離する。
所望される場合には、その後、従来の還元、例えば、塩化ニッケル/水素化ホウ素ナトリウムの混合物での還元によって、そのアクリルアミド誘導体をN,N−ジメチル−プロパンアミド誘導体に還元することができる。この還元は、一般に、水性溶媒、例えば、メタノール/水中、ほぼ室温で行う。
あるいは、ハロゲン化化合物を所望のR置換基のボロン酸誘導体と反応させることにより、すなわち、反応スキームVIIIに示すとおり、A環をさらに置換することができる。
反応スキームVIII
Figure 2010514761
上に示したように、Rがブロモまたはヨードである式Iの化合物を、適切に置換されたボロン酸誘導体、例えば芳香族ボロン酸または複素環式ボロン酸と、水性溶媒混合物、例えば、ジメトキシエタン(DME)/炭酸ナトリウム水溶液中で反応させる。この反応は、一般に、触媒、例えばジクロロビス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)の存在下、約150℃の温度で、約10分から約1時間、マイクロ波照射装置において照射しながら行う。反応が略完了したら、式Iの生成物を、従来の手段により、例えば、セライトに通して濾過し、酢酸エチル/水酸化リチウム間でその粗反応混合物を分配し、有機層を分離し、減圧下で溶媒を除去し、その後、その残留物をクロマトグラフィー、好ましくは分取TLCまたは逆相HPLCに付すことによって単離する。
有用性、試験および投与
一般的有用性
式Iの化合物は、哺乳動物細胞におけるABCA1の発現を刺激し、それによってコレステロール排出を増加させることができ、血漿中HDLレベルを上昇させることができる。従って、式Iの化合物は、冠動脈疾患、異常脂質血症およびメタボリックシンドロームをはじめとする、ABCA1発現を増加させることによって治療できる状態の治療に有用であり、ならびに哺乳動物における高コレステロール/低HDLレベルに関連した他の状態の治療にも有用であり得る。
試験
上で言及した特許および特許出願に記載されているように、下の実施例に記載するように、ならびに当業者には明らかな方法によって、活性試験を行う。
医薬組成物
式Iの化合物は、医薬組成物の形態で、通常投与される。従って、本発明は、式Iの1つ以上の化合物またはそれらの医薬的に許容される塩もしくはエステル(活性成分として)と、1つ以上の医薬的に許容される賦形剤と、担体(不活性固体希釈剤およびフィラーを含む)と、希釈剤(滅菌水溶液および様々な有機溶媒を含む)と、透過増進剤と、可溶化剤とアジュバントとを含有する、医薬組成物を提供する。式Iの化合物は、単独で投与することができ、または他の治療薬と併用で投与することができる。そのような組成物は、製薬分野では周知の方法で調製することができる(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mace Publishing Co.,Philadelphia,PA 17th ED.(1985)および「Modern Pharmaceutics」,Marcel Dekker,Inc.3rd ED.(G.S.Banker & C.T.Rhodes,Eds.)を参照のこと)。
投与
式Iの化合物は、例えば、参照により取り入れている特許および特許出願に記載されているような、同様の有用性を有する薬剤の公認投与方式(直腸内、口腔内、鼻腔内および経皮経路での投与、動脈内注射による投与、静脈内投与、腹腔内投与、非経口投与、筋肉内投与、皮下投与、経口投与、局所投与、吸入薬として投与、または含浸もしくは被覆された器具(例えば、ステント、すなわち動脈挿入用円筒形ポリマーなど)による投与を含む)のいずれかにより、単回用量または多回用量で投与することができる。
1つの投与方式は、非経口投与、特に、注射によるものである。本発明の新規組成物を注射による投与に取り入れることができる形態としては、エリキシル、マンニトール、デキストロースもしくは滅菌水溶液、およびに類似の医薬用ビヒクルばかりでなく、ごま油、トウモロコシ油、綿実油または落花生油を用いる、水性もしくは油性懸濁液またはエマルジョンが挙げられる。食塩水中の水溶液も従来から注射に使用されているが、本発明の状況ではあまり好ましくない。エタノール、グリセロール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコールおよびこれらに類するもの(ならびにそれらの適する混合物)、シクロデキストリン誘導体、ならびに植物油も利用することができる。例えば、レシチンなどのコーティング剤の使用により、分散液の場合は必要な粒径の維持により、および界面活性剤の使用により、適当な流動性を維持することができる。微生物の作用の防除は、様々な抗菌および抗真菌剤、例えばパラビン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサールなどによって、もたらすことができる。
滅菌注射用溶液は、上に列挙したような様々な他の成分を必要に応じて有する適切な溶媒に必要量の式Iの化合物を添合し、その後、滅菌濾過することによって調製する。一般に、分散液は、塩基性分散媒と上に列挙したものからの必要な他の成分とを含有する滅菌ビヒクルに様々な滅菌活性成分を添合することによって調製する。滅菌注射用溶液を調製するための滅菌粉末の場合、好ましい調製方法は、本活性成分と任意の追加の望ましい成分を兼ね備えた粉末を事前に滅菌濾過したそれらの溶液から生じさせる、真空乾燥および凍結乾燥技法である。
経口投与は、式Iの化合物のもう1つの投与経路である。投与は、カプセルまたは腸溶錠などによるものであり得る。式Iの少なくとも1つの化合物を含む医薬組成物を製造する場合、活性成分を、通常、賦形剤によって希釈し、および/またはカプセル、サッシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得るような担体の中に封入する。賦形剤が、希釈剤としての役割を果たす場合、それは、活性成分のためのビヒクル、担体または媒質として作用する固体、半固体または液体材料(上のとおり)であり得る。従って、前記組成物は、錠剤、ピル、粉末、ロゼンジ、サッシェ、カシェ剤、エリキシル、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、エアロゾル(固体としてのもの、または液体媒質中のもの)、軟膏(例えば、10重量%以下の活性化合物を含有するもの)、ソフトおよびハードゼラチンカプセル、滅菌注射用溶液、ならびに滅菌包装粉末の形態であり得る。
適する賦形剤の一部の例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルジネート、トラガカントゴム、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップおよびメチルセルロースが挙げられる。これらの調合物は、次のものを追加で含むことができる:滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸マグネシウムおよび鉱物油;湿潤剤;乳化および懸濁化剤;保存薬、例えばメチル−およびプロピルヒドロキシ−ベンゾエート;甘味料;ならびに着香剤。
本発明の組成物は、当該技術分野において公知の手順を用いることにより患者に投与した後、活性成分の即時、持続または遅延放出をもたらすように調合することができる。経口投与のための制御放出薬物送達システムとしては、浸透圧ポンプシステムおよび溶解システム(ポリマー被覆レザバーまたは薬物−ポリマーマトリックス製剤を含有するもの)が挙げられる。制御放出システムの例は、米国特許第3,845,770号、同第4,326,525号、同第4,902,514号および同第5,616,345号に与えられている。本発明の方法において用いるためのもう1つの調合物には、経皮送達デバイス(「パッチ」)が利用される。そのような経皮パッチを使用して、制御された量の本発明の化合物の連続的または非連続的注入を生じさせることができる。医薬製剤を送達するための経皮パッチの構成および使用は、当該技術分野において周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号および同第5,001,139号を参照のこと。このようなパッチを、医薬製剤の連続送達、拍動性送達またはオンデマンド送達用に構成することができる。
本組成物は、好ましくは、単位剤形で調合される。用語「単位剤形」は、ヒト対象および他の哺乳動物のためのユニタリー投薬量(unitary dosage)として適する物理的に別個の単位(例えば、錠剤、カプセル、アンプル)を指し、それぞれの単位が、適する医薬用賦形剤と共に望ましい治療効果を生じさせるように計算された所定量の活性材料を含有する。式Iの化合物は、広い用量範囲にわたって有効であり、一般に、医薬的に有効な量で投与される。好ましくは、それぞれの投薬単位は、経口投与のついては10mgから2g、さらに好ましくは10から700mg、の式Iの化合物、および非経口投与については好ましくは10から700mg、さらに好ましくは約50〜200mg、の式Iの化合物を含有する。しかし、実際に投与される式Iの化合物の量は、治療すべき状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物およびその関連活性、個々の患者の年齢、体重および応答、その患者の症状の重症度などをはじめとする、関連した状況に鑑みて、医師により決定されるであろう。
錠剤などの固体組成物の調製については、主活性成分を医薬用賦形剤と混合して、本発明の化合物の均一混合物を含有する固体予備調合組成物を形成する。これらの予備調合組成物を均一混合物と呼ぶとき、それは、活性成分がその組成物全体にわたって均等に分散させており、そのためその組成物を、錠剤、ピルおよびカプセルなどの同等に有効な単位剤形に、容易に細分できることを意味する。
本発明の錠剤またはピルをコーティング、あるいは配合して、長期作用の利点をもたらす剤形を生じさせることができ、または胃の酸性条件から保護することができる。例えば、錠剤またはピルは、内部投薬成分と外部投薬成分とを含むことができ、後者が前者を覆う外皮の形態である。胃の中での崩壊を阻止し、内部成分を無損傷で十二指腸に通すことができる、または放出を遅延させることができる機能を果たす腸溶層によって、前記二成分を離隔することができる。様々な材料をそのような腸溶層またはコーティングに使用することができ、そのような材料としては、多数の高分子酸、および高分子酸とセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースのような材料との混合物が挙げられる。
吸入または吹送用の組成物としては、医薬的に許容される水性もしくは有機溶媒またはそれらの混合物中の溶液および懸濁液、ならびに粉末が挙げられる。前記液体または固体組成物は、上で説明したような、適する医薬的に許容される賦形剤を含有し得る。好ましくは、前記組成物は、局所または全身作用のために経口または鼻呼吸経路によって投与される。好ましくは医薬的に許容される溶媒中の組成物を、不活性ガスの使用によって霧状にすることができる。霧状溶液を噴霧装置から直接吸入することができ、または噴霧装置をフェースマスクテントもしくは間欠的陽圧呼吸機に取り付けることができる。溶液、懸濁液または粉末組成物は、適切な方法で調合物を送達する装置から、好ましくは経口または経鼻投与することができる。
以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を実証するために含めるものである。以下の実施例において開示する技術が、本発明の実施の際によく機能することを本発明者が発見した技術の代表であり、従って、本発明の実施についての好ましい方式を構成するものとみなすことができることは、当業者には理解されるはずである。しかし、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更を、開示する特定の実施形態に対して行うことができ、尚、同様のまたは類似の結果を得ることができることは、本発明の開示に鑑みて、当業者には理解されるはずである。
(実施例1)
式(3)の化合物の調製
A.Aがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rが2−メトキシであり、RおよびRが水素であり、ならびにXが酸素である、式(3)の化合物の調製
Figure 2010514761
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド(7.6g、50mmol)の溶液に、炭酸カリウム(10.4g)、続いて1−ブロモ−3−メチルブト−2−エン(10.0g、67mmol)を添加した。その混合物を室温で48時間攪拌し、酢酸エチルを添加した。十分な1M塩酸を用心深く添加してその塩基を中性にし、有機層を水で3回洗浄し、続いてブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。その混合物を濾過し、減圧下で濾液から溶媒を除去して、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドを得た。
Figure 2010514761
B.R、R、RおよびRを変える、式(3)の化合物の調製
同様に、上の1Aの手順に従って、しかし、2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドの代わりに他の式(1)の化合物を用いて、または1−ブロモ−3−メチルブト−2−エンの代わりに他の式(2)の化合物を用いて、式(3)の以下の化合物を調製した。
2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
5−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−エトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−メチル−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
4−カルボキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−フルオロ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
5−トリフルオロメチルオキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−5−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
4−メトキシ−6−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−5−クロロ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3,5−ジフルオロ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3,5−ジクロロ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
2,3−ビス(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド;
3−ホルミル−4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)安息香酸3−メチルブト−2−エニル;
4−ホルミル−3−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)安息香酸3−メチルブト−2−エニル;
2−(シンナミルオキシ)−6−メトキシベンズアルデヒド;および
2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)−3,6−ジメチルベンズアルデヒド。
C.R、R、R、R、RおよびXを変える、式(3)の化合物の調製
同様に、上の1Aの手順に従って、しかし、2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドの代わりに他の式(1)の化合物を用いて、または1−ブロモ−3−メチルブト−2−エンの代わりに他の式(2)の化合物を用いて、式(3)の以下の化合物を調製する。
5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
5−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−エトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−メチル−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
4−カルボキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−フルオロ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
5−トリフルオロメチルオキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−5−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
4−メトキシ−6−ブロモ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−メトキシ−5−クロロ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3,5−ジフルオロ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3,5−ジクロロ−2−(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
2,3−ビス(3−メチルブト−2−エニルチオ)ベンズアルデヒド;
3−ホルミル−4−(3−メチルブト−2−エニルチオ)安息香酸3−メチルブト−2−エニル;および
4−ホルミル−3−(3−メチルブト−2−エニルチオ)安息香酸3−メチルブト−2−エニル。
D.A、R、R、R、R、RおよびXを変える、式(3)の化合物の調製
同様に、上の1Aの手順に従って、しかし、2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドの代わりに他の式(1)の化合物を用いて、または1−ブロモ−3−メチルブト−2−エンの代わりに他の式(2)の化合物を用いて、式(3)の他の化合物を調製する。
(実施例2)
式(3)の化合物の調製
A.Aがフェニルであり、Rがメチルであり、Rが3−メチルブト−2−エニルであり、Rが2−メトキシであり、RおよびRが水素であり、ならびにXが酸素である、式(3)の化合物の調製
Figure 2010514761
乾燥DMF(50mL)中の2−ヒドロキシ−6−メトキシベンズアルデヒド(4.72g、30.43mmol)の溶液に、臭化ゲラニル(7.5g、33.50mmol)、続いて固体炭酸カリウム(5.5g、39.86mmol)を添加した。その混合物を室温で48時間攪拌した。その懸濁液を、乾燥硫酸ナトリウム(上部)とシリカゲル(下部)の層に通して濾過し、200mLの酢酸エチルで洗浄し、分液漏斗へとデカントした。その混合物を、塩化アンモニウム水溶液、水(2回)、ブラインで順次洗浄し、有機相をNaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、その褐色のゲル物質を、8:2のヘキサン:酢酸エチル溶離剤を使用するシリカゲルによるクロマトグラフィーによって精製して、2−((E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニルオキシ)−6−メトキシメトキシベンズアルデヒドを薄黄色の油として得た。
Figure 2010514761
B.R、R、RおよびRを変える、式(3)の化合物の調製
同様に、上の2Aの手順に従って、しかし、2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドの代わりに他の式(1)の化合物を用いて、または臭化ゲラニルの代わりに他の式(2)の化合物を用いて、式(3)の他の化合物を調製する。
(実施例3)
式(4)の化合物の調製
A.Dがフェニルであり、R、RおよびRが水素であり、ならびにR20が(4−メトキシフェニル)ピラゾール−4−イルである、式(4)の化合物の調製
Figure 2010514761
4−ニトロフェニルヒドラジン(603mg)および2−(4−メチルフェニル)プロパン−1,3−ジアール(639mg)を10mLのエタノールに入れ、還流させながら3時間加熱した。その中間体、4−(4−メチルフェニル)−1−(4−ニトロフェニル)ピラゾール、を濾過によって回収し、それをさらに精製せずに使用した。
その4−ニトロフェニル化合物(363mg)をメタノール(20mL)およびEtOAc(20mL)溶液に溶解し、10mgのPd/C触媒を添加した。その反応混合物をParr装置において50psiの水素下で3時間、振盪させた。その後、その生成物をセライトに通して濾過し、真空下で濃縮して、式(4)の最終生成物、4−[4−(4−メチルフェニル)ピラゾール]フェニルアミンを得た。
B.R20を変える、式(4)の化合物の調製
同様に、上の3Aの手順に従って、しかし、2−(4−メチルフェニル)プロパン−1,3−ジアールの代わりに他のジアルデヒドを用いて、式(4)の他の化合物を調製した:
4−(4−ピラジン−2−イルピラゾリル)フェニルアミン;および
1−(4−アミノフェニル)ピラゾール−4−カルボン酸エチル。
C.R20を変える、式(4)の化合物の調製
同様に、上の3Aの手順に従って、しかし、2−(4−メチルフェニル)プロパン−1,3−ジアールの代わりに他のジアルデヒドを用いて、式(4)の他の化合物を調製した。
(実施例4)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rが3−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
アセトニトリル(15mL)中の5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド(1.1g、5mmol)、2−(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.3g、5mmol)および触媒量のトリフルオロ酢酸の溶液を80℃で12時間加熱した。冷却後、減圧下で溶媒を除去し、その残留物を、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル(150g)でのクロマトグラフィーに付して、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−メトキシ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オールを(シス異性体/トランス異性体の1:1混合物として)得た。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の4Aの手順に従って、しかし、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または2−(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールの代わりに式(4)の他の化合物を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
9−ヨード−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
2−(2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aS,6aS)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2−ブロモ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)酢酸;
2−ブロモ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
2−ブロモ−10−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチル;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−[(12aS,6aS)−7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(6aS,12aR)−9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−カルボン酸;
9−(ジヒドロキシボラメチル)−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−3−カルボン酸;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
4−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
2−(4−エトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)酢酸;
3−((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)プロパン酸;
3−((12aR,6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)プロパン酸;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS)−4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−((6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−(4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−(1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aR)−9−フルオロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸;
4−フルオロ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−フルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−フルオロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−エトキシ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸;
10−(1H−1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
アミノ(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メタン−1−チオン;
{[(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]スルホニル}メチルアミン;
3−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチルエチル;
3−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチルエチル;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−10−カルボニトリル;
2−((6aS,12aR)−1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aR,6aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジフルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジクロロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2−クロロ−4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イルメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
2−((12aS,6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−フェニル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
1−ブロモ−9−エトキシ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−(1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
アミノ(1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メタン−1−チオン;
1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イルメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−ブロモ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
9−(t−ブチル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
{[(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]スルホニル}メチルアミン;
ジエトキシ[(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]ホスフィノ−1−オン;
[(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))メチル]ジエトキシホスフィノ−1−オン;
1−(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−2−メトキシベンゼン;
1−(4−フルオロ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)エタン−1−オン;
4−フルオロ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS)−4−フルオロ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−フルオロ−9−(2−メトキシフェニル)−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12−オール;
(2−クロロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)[(4−メチルフェニル)スルホニル]アミン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(2−メチル(1,3−チアゾール−4−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−ピラゾール−3−イル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
2−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボン酸エチル;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−13,13−ジメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロベンゾチアゾロ[6,7−b]クロマノ[3,4−e]ピリジン;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−13,13−ジメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロ−1H−クロマノ[3,4−e]インダゾロ[6,7−b]ピリジン;
(6aS,12aR)−7−メトキシ−2,13,13−トリメチル−6,13,12a,6a−テトラヒドロベンゾチアゾロ[5,4−b]クロマノ[3,4−e]ピリジン;
(12bS,6aR)−12−メトキシ−6,6−ジメチル−6,13,12b,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]1,2,5−チアジアゾロ[3,4−h]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−メチルチオ−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1−メトキシ−7−フェニル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール;
((7S,12aS,6aR)−1−メトキシ−7−フェニル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−N,N−ジメチルカルボキサミド;
(7S,12aS,6aR)−1−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−7−フェニル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,7R,6aR)−1−メトキシ−7−メチル−7−(4−メチルペント−3−エニル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボニトリル;
(12aS,7R,6aR)−1−メトキシ−7−メチル−7−(4−メチルペント−3−エニル)−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−{[(12aS,7R,6aR)−1−メトキシ−7−メチル−7−(4−メチルペント−3−エニル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル]メチル}−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;および
(12aS,7R,6aR)−1−メトキシ−7−メチル−7−(4−メチルペント−3−エニル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチル;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
(6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aS,12aS)−メチル;
(6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1H−テトラゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
((6aR,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
(6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1H−テトラゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
((6aS,12aS)−2−ブロモ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルリン酸ジエチル;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(モルホリノ)メタノン;
((6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(モルホリノ)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−N,N,7,7−テトラメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボキサミド;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−t−ブチル−カルボキシレート−ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−t−ブチル−カルボキシレート−ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(ピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aS,12aS)−4−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aR,12aS)−4−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
((6aS,12aS)−4−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(4−メチルフェニル)ピラゾリル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(5−クロロベンズイミダゾール−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(6−クロロイミダゾ[5,4−b]ピリジン−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−ピラジン−2−イルピラゾリル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸;
(12aS,6aR)−9−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルピラゾリル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;および
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7,11−トリメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の4Aの手順に従って、しかし、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または2−(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールの代わりに式(4)または(4b)の他の化合物を用いて、式Iの以下の化合物を調製する:
2−(2−ブロモ−7,7−ジメチル−(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリン[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aS,6aS)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリン[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−ブロモ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−[(12aS,6aS)−7,7−ジメチル−2−(トリフルオロメトキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−3−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[3,4−e]キノリノ[3,2−c]チアン−2−カルボン酸3−メチルブト−2−エニル;
7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−3−カルボン酸;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
4−((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
4−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
2−(4−エトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−[7,7−ジメチル−4−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリン[3,2−c]チアン−9−イル)酢酸;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS)−4,7,7−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
2−((6aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
4−エトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
1−(4−エトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)エタン−1−オン;
1−(1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)エタン−1−オン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(トリフルオロメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
(6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aS)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(6aS,12aR)−9−フルオロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
4−フルオロ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−カルボキサミド;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(4−フルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))プロパン−2−オール;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエトキシ)−7,12−ジヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チイン;
9−エトキシ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12−ジヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チイン;
((6aS,12aR)−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルエチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−9−フルオロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−9−エトキシ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チイン−9−カルボン酸;
10−(1H−1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イルオキシ))トリフルオロメタン;
アミノ(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))メタン−1−チオン;
{[(4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))メチル]スルホニル}メチルアミン;
3−(4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)安息香酸メチルエチル;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チイン−10−カルボニトリル;
2−((6aS,12aR)−1−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((12aR,6aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジフルオロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2,4−ジクロロ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−(2−クロロ−4,7,7−トリメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
2−((6aS,12aR)−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H,12aH,6aH−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン−9−イル)−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3,4−テトラアゾール−5−イルメチル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,3−チアジアゾール−4−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン;および
1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロ−6H−ベンゾ[e]キノリノ[3,2−c]チアン。
D.A、D、R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の3Aの手順に従って、しかし、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または2−(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールの代わりに式(4)もしくは(4b)の他の化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例5)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rが2−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が−C(O)NH(CHOHであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
上に示したように、無水DMF(10mL)中の6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド(220mg、1.0mmol)および4−(1,3−オキサゾリン−2−イル)フェニルアミン(162mg、1.0mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(57mg、0.5mmol)を添加した。その反応混合物を80℃で2時間攪拌し、2時間の時点で略完了した。冷却後、この反応混合物を酢酸エチル(30mL)に吸収させ、分液漏斗へとデカントした。有機相を、水(30mL)、飽和塩化アンモニウム(30mL)、ブラインで順次洗浄し、NaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、その粗混合物を、勾配溶離剤(水中2.5から97.5%のアセトニトリル)を使用する逆相HPLCによって精製して、所望の材料((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−N−(2−ヒドロキシエチル)カルボキサミド)を白色の固体として得た。
Figure 2010514761
MS mz(M+H):383.06。
B.R20を変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の5Aの手順に従って、しかし、6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または4−(1,3−オキサゾリン−2−イル)フェニルアミンの代わりに式(4)もしくは(4b)の他の化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例6)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、R、RおよびRがメチルであり、Rが2−メトキシであり、R、R、RおよびRが水素であり、R20が−C(O)OCHであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
無水DMF(10mL)中の6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド(220mg、1.0mmol)および4−(メチルアミノ)安息香酸メチル(165mg、1.0mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(57mg、0.5mmol)を添加した。その反応混合物を90℃で約24時間攪拌し、24時間の時点で略完了した。冷却後、この反応混合物を酢酸エチル(30mL)に吸収させ、分液漏斗へとデカントした。有機相を、水(30mL)、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(30mL)、塩化アンモニウム(30mL)、ブラインで順次洗浄し、NaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、その得られた黄色ゲルを、8:2のヘキサン:酢酸エチル溶離剤を使用するシリカゲルによるクロマトグラフィーによって精製して、320mg(87%)の所望のジアステレオマー(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7,12−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチルおよび(12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7,12−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチルを薄黄色固体(5.5/1 シス/トランス)として得た。勾配溶離剤(水中2.5から97.5%のアセトニトリル)を使用する逆相HPLCによって、所望の生成物(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7,12−トリメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸メチルをオフホワイトの固体として得た。
Figure 2010514761
MS mz(M+H):367.96。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の6Aの手順に従って、しかし、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または4−(メチルアミノ)安息香酸メチルの代わりに式(4)もしくは(4b)の他の化合物を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
2−((6aR,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸;
2−((6aS,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸;
2−((6aS,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸エチル;
2−((6aR,12aS)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)酢酸エチル;
(6aS,12aS)−12−ベンジル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1,9−ジメトキシ−7,7−ジメチル−−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−12−ベンジル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1,9−ジメトキシ−7,7−ジメチル−−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−12−エチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−エチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
3−((6aS,12aR)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)プロピオン酸メチル;
3−((6aR,12aR)−6a,7−ジヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−12(12aH)−イル)プロピオン酸メチル;
(6aR,12aS)−12−プロピル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−プロピル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aR,12aS)−12−ブチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−12−ブチル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1,9−ジメトキシ−7,7,12−トリメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;および
(6aS,12aS)−3−(ベンジルオキシ)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−9−メトキシ−7,7,12−トリメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン。
C.A、D、R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の6Aの手順に従って、しかし、5−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、または4−(メチルアミノ)安息香酸メチルの代わりに式(4)の他の化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例7)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rがシクロヘキシルであり、Rが2−メトキシであり、R、R、R、RおよびR20が水素であり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
上に示すように、攪拌棒を装備した3mLのBiotage反応バイアルに、6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒド(220mg、1.0mmol)、無水DMF(2mL)中のシクロヘキシルフェニルアミン(167mg、0.95mmol)、およびトリフルオロ酢酸(57mg、0.5mmol)を入れた。その反応バイアルに蓋をし、180℃で30分間、Personal Chemistryマイクロ波照射に付した。冷却後、この反応混合物を酢酸エチル(30mL)に吸収させ、分液漏斗へとデカントした。有機相を、水(30mL)、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(30mL)、塩化アンモニウム(30mL)、ブラインで順次洗浄し、NaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、その得られた黄色ゲルを、ジクロロメタン溶離剤を使用するシリカゲルによるクロマトグラフィーによって精製して、所望のシス異性体(12aS,6aR)−12−シクロヘキシル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンおよびトランス異性体を得た。
シス異性体(12aS,6aR)−12−シクロヘキシル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンについてのH NMR
Figure 2010514761
Ms mz(M+H):377.9
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の7Aの手順に従って、しかし、6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、またはシクロヘキシルフェニルアミンの代わりに式(4)の他の化合物を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−12−イソプロピル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;および
(6aS,12aS)−12−シクロヘキシル−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン。
C.A、D、R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の7Aの手順に従って、しかし、6−メトキシ−2−(3−メチルブト−2−エニルオキシ)ベンズアルデヒドの代わりに他の式(3)の化合物を用いて、またはシクロヘキシルフェニルアミンの代わりに式(4)の他の化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例8)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が5−メチルベンズイミダゾール−2−イルチオであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
攪拌棒を装備した5mLのBiotageバイアルに、(12aS,6aR)−9−ヨード−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン(50mg)、2−メルカプト−5−メチルベンズイミダゾール(20mg)、KCO(32mg)、エチレングリコール(14μL)、CuI(23mg)およびN,N−ジメチルアセトアミド(3mL)を添加した。そのバイアルを、10分間、200℃での化学マイクロ波照射装置(a chemistry microwave)(Emrys Optimizer)における照射に付し、その後、冷却し、濾過した。減圧下で溶媒を除去した後、その残留物を、酢酸エチル/へキサン(30%)で溶離する分取薄層クロマトグラフィーに付した。溶媒を蒸発させることにより、(12aS,6aR)−9−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン(10.7mg、収率20%)を得た。
Figure 2010514761
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の8Aの手順に従って、しかし、(12aS,6aR)−9−ヨード−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンの代わりに他の式Iの化合物を用いて、または2−メルカプト−5−メチルベンズイミダゾールの代わりに他のメルカプト誘導体を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
N−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルチオ)フェニル]アセトアミド;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−(4−ピリジル)(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−(4−ヒドロ−1,2,4−トリアゾロ[4,5−a]ピリジン−3−イルチオ)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;および
(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル−5−(4−ピリジル)(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)―7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の8Aの手順に従って、しかし、(12aS,6aR)−9−ヨード−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンの代わりに他の式Iの化合物を用いて、または2−メルカプト−5−メチルベンズイミダゾールの代わりに他のメルカプト誘導体を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例9)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
攪拌棒を装備した5mLのBiotageバイアルに、(12aS,6aR)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン(37mg、0.1mmol)、4−フルオロフェニル−ボロン酸(17mg、0.12mmol)、125μLの2N 炭酸ナトリウム水溶液、およびアセトニトリル/水(1.5mL/1mL)を添加した。その混合物を窒素下、室温で2分間攪拌し、その後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(3.5mg、0.005mmol)を添加し、そのバイアルを封止した。そのバイアルを15分間、150℃の温度での化学マイクロ波照射装置(Emrys Optimizer)における照射に付し、その後、冷却し、セライトに通して濾過し、酢酸エチル(50mL)で洗浄した。濾液を0.5Nの水酸化ナトリウム水溶液(30mL)、続いて飽和塩化アンモニウム、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を除去した後、残留物をアセトン(50mL)に溶解し、その後、酢酸エチル/ヘキサン(9:1)で溶離する分取薄層クロマトグラフィーに付した。溶媒を蒸発させることによって、(12aS,6aR)−9−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンを得た。MS 390.06(M+H)。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の9Aの手順に従って、しかし、(12aS,6aR)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンの代わりに他の式Iの化合物を用いて、または4−フルオロフェニル−ボロン酸の代わりに他のボロン酸誘導体を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンゼンカルボニトリル;
(12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−フェニル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
(12aS,6aR)−9−エチニル−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))安息香酸エチル;
4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))ベンゼンスルホンアミド;
[4−((12aS,6aS)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)フェニル]メタン−1−オール;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸エチル;
4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンズアミド;
(12aS,6aR)−9−(4−フルオロフェニル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−4−メトキシベンゼン;
3−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)安息香酸メチル;
3−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)フェニル]プロパン酸;および
(2E)−3−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))フェニル]プロプ−2−エン酸。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の9Aの手順に従って、しかし、(12aS,6aR)−9−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンの代わりに他の式Iの化合物を用いて、または4−フルオロフェニル−ボロン酸の代わりに他のボロン酸誘導体を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例9)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
実施例4において説明したとおり調製した2.68gの1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸エチルを、30mL THF、30mLのメタノール、30mLのHOの溶液に添加した。この溶液に、1.3gのLiOH・HOを添加した。その反応物を室温で週末にわたって攪拌した。その後、溶媒を除去し、溶液を滴定して固体を生じさせ、それを濾過によって回収し、洗浄して生成物、1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸、を得た。
B.RおよびRがメチルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
同様に、上の10Aの手順に従って、しかし、1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸エチルの代わりに他の式Iの化合物を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;および
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−4−カルボン酸。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の10Aの手順に従って、しかし、1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸エチルの代わりに他の式Iの化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例11)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
70mgの実施例10Aにおいて調製した1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸を、以下のものといっしょに5mLのジクロロメタンに入れた:
EDC・HCL 39.7mg;
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・HO 31.7mg;および
MeNH・HCl 16.9mg。
その反応混合物を室温で一晩攪拌し、その後、1NのHClで処理し、NaSOで乾燥させ、その後、濃縮して、生成物、[1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))ピラゾール−4−イル]−N,N−ジメチルカルボキサミド、を黄色の油として得た。1H NMRにより、最終生成物が所期のものであることを確認した。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の11Aの手順に従って、しかし、1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸の代わりに他の式Iの化合物を用いて、またはジメチルアミンの代わりに他のアミン誘導体を用いて、式Iの以下の化合物を調製した:
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−1−フルオロ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);
1−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−フルオロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)1−5−メチル−1H−ピラゾール−4−((1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン);
2−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−4−カルボン酸;
2−((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(4−エタンスルホニルピペラジン−1−イル)メタノン);および
2−((6aR,12aS)−1−メトキシ−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)オキサゾール−(4−(1,1−ジオン−1,4−チアザペルヒドロイン−イル)メタノン)。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の11Aの手順に従って、しかし、1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸の代わりに他の式Iの化合物を用いて、またはジメチルアミンの代わりに他のアミン誘導体を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例12)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rが2−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が2−ニトロフェニルであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
攪拌棒を装備した5mLのBiotageマイクロ波反応バイアルに、3−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンゼンカルボニトリル(40mg、0.1mmol)、アジ化ナトリウム(20mg、0.3mmol)、臭化亜鉛(46mg、0.2mmol)およびDMF(2.0mL)を入れた。その反応混合物に蓋をし、220℃で1時間、Personal Chemistryマイクロ波照射装置における照射に付した。その反応混合物を室温に冷却し、3mLの水を添加した。その後、セライトの層に通してそれを濾過し、酢酸エチル(3×10mL)で洗浄し、併せた有機相を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(30mL)、塩化アンモニウム(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、薄黄色の固体9−(3−(2H−1,2,3,4−テトラアゾール−5−イル)フェニル)(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンを得た。MS:m/z(M+H)439.9。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の12Aの手順に従って、しかし、3−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ベンゼンカルボニトリルの代わりに他の式Iの化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例13)
式Iの化合物の調製
A.AおよびDがフェニルであり、RおよびRがメチルであり、Rが2−メトキシであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が2−ニトロフェニルであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
上に示したように、無水クロロホルム(5mL)中の(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−メチルチオ−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン(106mg、0.31mmol)の冷却(0℃)溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(208mg、1.2mmol)を添加した。得られた反応混合物を0℃で5分間攪拌し、その後、氷浴を取り外した。室温で約30分の攪拌後、反応は略完了した。その混合物を乾燥硫酸ナトリウム(上部)とシリカゲル(下部)の層に通して濾過し、50mLの酢酸エチルで洗浄し、分液漏斗へとデカントした。有機相を水酸化リチウム水溶液(1N、5mL)、飽和塩化アンモニウム(3×10mL)、水、ブラインで順次洗浄し、NaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、そのほぼ純粋な黄色の固体を、5%MeOH/CHCl溶離剤を使用するシリカゲルによるクロマトグラフィーによって精製して、(12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(メチルスルホニル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリンを白色の固体として得た。
Figure 2010514761
MS mz(M+H):374.1。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の13Aの手順に従って、式Iの以下のスルホキシド化合物を調製した:
2−((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イルスルホニル)酢酸;および
(6aR,12aS)−9−(4−フルオロフェニルスルホニル)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン。
C.A、D、R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の13Aの手順に従って、式Iの他のスルホキシド化合物を調製する。
(実施例14)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが3−ジメチルアクリルアミドであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−ヨード−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オール(2.2g、3.95mmol)の溶液に、塩化テトラブチルアンモニウム(660mg、4mmol)、ジメチルアクリルアミド(309μL)、トリエチルアミン(1.4mL、10mmol)、続いて二酢酸パラジウム(87mg、0.39mmol)を添加した。その混合物を80℃で12時間加熱し、冷却し、酢酸エチルを添加した。有機層を1M塩酸水溶液、水、飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を除去し、残留物を、酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムでのクロマトグラフィーに付して、(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロプ−2−エナミドを得た。NMRは、提案構造に満足なものであった。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の14Aの手順に従って、しかし4−ジメチルアクリルアミドの代わりにプロプ−2−エン酸メチルを用いて、(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}プロプ−2−エン酸メチルを調製した。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の14Aの手順に従って、しかし、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(2−ヨード−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))プロパン−2−オールの代わりに他の式Iの化合物を用いて、またはジメチルアクリルアミドの代わりに、末端炭素−炭素二重結合を有する他の化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例15)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rが3−ジメチルプロパンアミドであり、R、R、R、RおよびRが水素であり、R20が1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロメタノールであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
室温でメタノール/水(6mL;5/1)中の(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロプ−2−エナミド(100mg、0.19mmol)の溶液に、塩化ニッケル・6水和物(227mg、1.0mmol)、続いて水素化ホウ素ナトリウム(18mg、0.5mmol)を少しずつ添加した。その混合物を1時間、室温で攪拌した。減圧下で溶媒を除去し、酢酸エチルで希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、続いて水、最後にブラインで洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、少しばかりのシリカゲルに通して、3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロパンアミドを得た。NMR満足。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の15Aの手順に従って、しかし
(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロプ−2−エナミド
の代わりに、
(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}プロプ−2−エン酸メチル
を用いて、
3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル}プロパン酸メチル
を調製した。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の15Aの手順に従って、しかし
(2E)−3−{7,7−ジメチル−9−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル](7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−2−イル)}−N,N−ジメチルプロプ−2−エナミド
の代わりに、不飽和炭素−炭素二重結合を有する他の式Iの化合物を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例16)
式Iの化合物の調製
A.RおよびRがメチルであり、Rがピラゾール−4−イルであり、Rが5−メトキシであり、R、R、RおよびRが水素であり、R20がオキサゾール−5−イルであり、ならびにXが酸素である、式Iの化合物の調製
Figure 2010514761
上に示したように、攪拌棒を装備した3mLのBiotage反応バイアルに、(12aS,6aR)−2−ブロモ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,3−オキサゾール−5−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン(22mg、0.05mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ピラゾール−4−イル−1,3,2−ジオキサボロラン(19mg、0.1mmol)、2M重炭酸ナトリウム水溶液(60μL、0.12mmol)、DME/水/エタノール(7:3:2)の混合物(2mL)およびジクロロ−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(3mg、0.04mmol)を入れた。その反応バイアルに蓋をし、140℃で20分間のPersonal Chemistryマイクロ波照に付した。冷却後、この反応混合物を酢酸エチル(10mL)に吸収させ、セライトの層に通して濾過し、酢酸エチル(2×10mL)で洗浄し、分液漏斗へとデカントした。有機相を水酸化リチウム(0.1N、20mL)、塩化アンモニウム飽和水溶液(30mL)、ブラインで順次洗浄し、NaSOで乾燥させた。その溶液を真空下、回転蒸発で濃縮した。その後、その得られた混合物を、19:1のジクロロメタン:メタノール溶離剤を使用するシリカゲルによるクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物、(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン、を薄黄色の固体として得た。
Figure 2010514761
MS mz(M+H):428.9。
B.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の16Aの手順に従って、しかし(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリンの代わりに式Iの他の化合物を用いて、または4,4,5,5−テトラメチル−2−ピラゾール−4−イル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに他のジオキサボロラン誘導体を用いて、式Iの以下の化合物を調製した。
(6aS,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボン酸(6aR,12aS)−メチル;
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−9−(オキサゾール−5−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン;
(6a,7,12,12a−テトラヒドロ−1−メトキシ−7,7−ジメチル−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルホスホン酸ジエチル;
((6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−イル)メチルホスホン酸ジエチル;および
(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリン−9−カルボニトリル。
C.R、R、R、R、R、R、R、R、R20およびXを変える、式Iの化合物の調製
同様に、上の16Aの手順に従って、しかし(6aR,12aS)−6a,7,12,12a−テトラヒドロ−4−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(オキサゾール−5−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−6H−クロメノ[4,3−b]キノリンの代わりに式Iの他の化合物を用いて、または4,4,5,5−テトラメチル−2−ピラゾール−4−イル−1,3,2−ジオキサボロランの代わりに他のジオキサボロラン誘導体を用いて、式Iの他の化合物を調製する。
(実施例17)
上の手順に示したとおり調製した式Iの幾つかの化合物をNMRおよび質量分析によって特性付けした。例えば:
2−((6aS,12aR)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
Figure 2010514761
2−((12aS,6aS)−2−ブロモ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール;
Figure 2010514761
(実施例18)
mRNAアッセイ
本発明の化合物によるABCA1 mRNA発現レベルの修飾を、以下のアッセイで判定した。
QuantiGene(登録商標)分岐DNAアッセイを製造業者の説示どおりに用いて、THP−1細胞におけるABC1の誘導を測定した。THP1の培養物を18〜20時間、DMEM/10%FBS中で亜集密まで増殖させ、その後、DMEM/BSAならびにDMSO中10および3μMの濃度の試験化合物で置換した。細胞の化合物での処理後、それらの細胞を37℃の溶解バッファで20分間、溶解した。細胞溶解産物およびABCA1特異的プローブ(カリフォルニア州、フリーモントのGenospectra,Inc.)ミックスを96ウエル捕捉プレートに添加し、53℃で16〜18時間、ハイブリダイズした。そのシグナルを、QuantiGene(登録商標)アッセイに備わっている増幅因子および標識プローブを使用して増幅し、その後、発光アルカリンホスファターゼ基質、ジオキシタンを添加した。Victor Vプレートリーダーで発光を定量した。
段階1
ターゲットプローブの存在下で細胞を溶解してmRNAを放出させる。その後、溶解細胞からのターゲットmRHAをハイブリダイゼーションによって捕捉し、Capture Plateに移した。
段階2
bDNA AmplifierとLabel Probeのハイブリダイゼーションによって、シグナル増幅を行った。
段階3
化学発光物質の添加により、サンプル中に存在するmRNAの量に比例してQuantiGene(登録商標)シグナルが得られた。
本発明の化合物は、このアッセイにおいて、DMSO対照に比べて増加したABCA1遺伝子発現を明示した。表1は、10μMの濃度で試験したときの本発明の様々な化合物についてのDMSOに対するABCA1発現の相対増加倍率を提示するものである。
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
Figure 2010514761
(実施例19)
インビボマウスモデル
インビトロでABCA1遺伝子発現を誘導する化合物のインビトロ活性を確認するために、および許容されるバイオアベイラビリティ、PKおよび脂質生成活性についてさらにプロファイルするために、最初に化合物を単回用量5時間マウスモデルにおいてスクリーニングした。0.75%カルボキシメチルセルロース/0.1% Tween 80中の懸濁液として化合物を調製し、ビヒクル対照群共に、雄マウスに1〜200mpkの用量で胃管栄養法によって投与した。投薬直前に食餌を除去し、マウスを1時間の時点で眼窩後方から瀉血して、おおよそのピーク血漿中薬物レベルを測定し、剖検(5時間)の時点で心臓穿刺により、5時間薬物レベルを測定した。
EDTA血漿を遠心分離により血液サンプルから分離し、LC−MSによる血漿中薬物レベルの測定に使用した。分画遠心分離によって充填血液細胞から新たに初代血液単核細胞(PBMC)を単離した。肝臓サンプルは、RNALater(Qiagen)中で保存し、全腸管は、食塩水中ですすぎ、液体Nで急速冷凍した。Tissuelyzer(Qiagen)およびRNAeasy RNA精製キット(Qiagen)とDNAse処理剤(Qiagen)を使用して、個々のマウスからの肝臓、腸およびPBMCからRNAを単離した。
それぞれのRNAサンプルからcDNAを作製し、マウスmABCA1、mSREBP1c、mFASN(脂肪酸シンターゼ)およびmCYc(シクロフィリンA)の発現レベルを決定するために使用した。外注遺伝子特異的プライマー−プローブセットを使用して四重Taqman qPCRアッセイを用いて4つすべての遺伝子を同時に測定した。データをmCYCに正規化し、遺伝子発現をビヒクル治療群を基準にして表示した(倍率)。ABCA1を誘導し、1時間および5時間、両方の時点で許容される血漿濃度を達成する化合物を、このモデルにおいてさらなる濃度で分析して、用量応答情報を得た。
本発明の化合物は、このアッセイにおいてABCA1の発現を誘導した。
(実施例20)
コレステロール排出
細胞からのコレステロールの排出を刺激する本発明の化合物の能力を以下のアッセイで判定した。
Smithら、J.Biol.Chem.,271:30647−30655(1996)に記載されているように、RAW 264.7細胞にコレステロールを負荷する。簡単に言うと、48ウエル皿にプレーティングした半集密細胞を、4.5g/Lのグルコースと、0.1g/Lのピルビン酸ナトリウムと、0.584g/Lのグルタミンと、10%ウシ胎仔血清と、50μg/mLのアセチル化低密度リポタンパク質(AcLDL)と、0.5μCi/mLの[H]−コレステロールとを補足した0.2mLのDMEM中でインキュベートする。18時間後、1%BSAを含有するPBSで細胞を2回洗浄し、DMEM/1%BSA中で一晩(16〜18時間)インキュベートして、コレステロールプールを平衡させる。その後、細胞をPBS/BSAで4回すすぎ、1時間、37℃でDMEM/BSAと共にインキュベートする。アルブミンのみを含有する(対照)、アルブミン+HDL培地(40μg タンパク質/mL)を含有する、またはアルブミン+アポA−I(20μg/mL、メイン州、ケネバンクのBiodesign International)を含有する排出培地(DMEM/BSA)を添加し、細胞を4、24または48時間、インキュベートする。
培地を除去し、細胞層を洗浄し、細胞を抽出することによって、コレステロール排出を測定する。0.5mLの0.2M NaOH中での可溶化(Smithら、J.Biol.Chem.,271:30647−30655(1996))またはFrancisら、J.Clin.Invest.,96,78−87(1995)に記載されているようなヘキサン:イソプロパノール(3:2 v/v)中での抽出の後、シンチレーションカウンティングによって細胞の放射活性を測定する。培地に残存する標識リン脂質も液体シンチレーションカウンティングによって判定する。コレステロールの排出は、細胞および培地から回収された全トリチウム化脂質カウントに対する培地中のトリチウム化脂質カウントの百分率(cpm培地/cpm(培地+溶解産物)×100)として表示する。
THP−1細胞においてもコレステロール排出を判定した。記載されている方法(Kritharidesら、Thrombo Vasc Biol 18,1589−1599,1998を参照のこと)を用いて、THP−1細胞の複製培養物を48ウエル皿にプレーティングする。500,000細胞/ウエルの初期密度で細胞をプレーティングする。PMA(100ng/mL)の添加後、培養物を48時間、37℃でインキュベートした。培地を吸引し、2mg/mLのFAFAと、50μg/mLのアセチル化LDLと、3μCi/mLの放射標識コレステロールとを含有するRPMI−1640培地で置換する。一晩のインキュベーションの後、その培地を吸引し、それらのウエルをPBSで入念に洗浄する。2mg/mLのFAFAを含有する0.2mLのRPMI−1640培地をそれぞれのウエルに添加する。対象となる化合物を10μMの最終濃度まで添加する。4時間後、アポリポタンパク質A1(10μg/mL)を一部のウエルに添加し、それらの培養物を24時間、インキュベートする。培地を回収し、放射活性についてアッセイする。0.2mLの2M NaOHを添加し、溶解細胞をカウントすることによって、細胞層中の放射活性の量を突きとめる。上で説明したとおりコレステロール排出率を計算する。
(実施例21)
ABCA1発現とHDLレベルとの関係を、以下のインビボアッセイで判定する。
インビトロでABCA1発現を増加させ、且つ、インビボで薬理活性であり、利用可能である候補化合物を、0.75%カルボキシメチルセルロース/0.1% Tween 80中、胃管栄養法により、または他の医薬的に許容される調合物および投与経路により、毎日、所定の投薬量で、週齢7〜12週の雄C57B1/6マウスに投与する。最後の注射の5時間後、空腹時EDTA−血漿および適切な組織を分析のために回収する。Superose 6/30カラムを使用するFPLCおよび溶離物中のコレステロールのオンライン検出によって、血漿リポタンパク質レベルおよびHDLコレステロールを測定する。ABCA1、SREBP1c、FASNおよび他の関連遺伝子の発現のインビボ変化を、組織RNAから作製したcDNAのqPCRによって、さらに確認する。
脂質生成を誘導し、トリアシルグリセロール生産および保存を増加させる候補化合物のインビボ効力を、qPCRによる肝臓SREBP1c遺伝子発現、および血漿および組織トリアシルグリセロール濃度の測定によって評価する。
ABCA1発現とHDLレベルとの相関関係がこのアッセイにおいて観察された。

Claims (15)

  1. 式Iの構造を有する化合物:
    Figure 2010514761
    (式中、
    およびRは、独立して、任意に置換されている低級アルキルであり;
    およびRは、水素であり;
    は、水素または任意に置換されている低級アルコキシであり;
    は、水素または任意に置換されている低級アルキルであり;
    およびRは、水素であり;
    20は、任意に置換されているヘテロアリールまたは−SR14であり、ここでR14は、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているヘテロアリールまたは任意に置換されているヘテロシクリルであり;
    AおよびDは、独立して、5または6員単環式複素環、単環式ヘテロアリールまたは単環式アリール環であり;ならびに
    Xは、酸素、硫黄、−S(O)−、−S(O)−または−NR16−であり、ここでR16は、水素、任意に置換されている低級アルキル、任意に置換されているアリール、−C(O)R12、または−S(O)13である)。
  2. AおよびDが両方ともフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  3. Xが酸素である、請求項2に記載の化合物。
  4. 20が、任意に置換されているヘテロアリールである、請求項3に記載の化合物。
  5. (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(4−メチルフェニル)ピラゾリル]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−9−(5−クロロベンズイミダゾール−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−9−(6−クロロイミダゾ[5,4−b]ピリジン−2−イル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−ピラジン−2−イルピラゾリル)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸エチル;
    1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−カルボン酸;
    [1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル(7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル))ピラゾール−4−イル]−N,N−ジメチルカルボキサミド;
    (12aS,6aR)−9−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルピラゾリル)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    4−{[1−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イル)ピラゾール−4−イル]カルボニル}−1,4−チアザペルヒドロイン−1,1−ジオン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7,11−トリメチル−9−(3−メチル(1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]1,3,4−チアジアゾリン−6−イル))−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン
    から成る群より選択される、請求項4に記載の化合物。
  6. 20が、−SR14である、請求項3に記載の化合物。
  7. 1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−メチルベンズイミダゾール−2−イルチオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−[4−(トリフルオロメチル)フェニルチオ]−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    N−[4−((12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン−9−イルチオ)フェニル]アセトアミド;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(5−(4−ピリジル)(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;
    (12aS,6aR)−9−(4−ヒドロ−1,2,4−トリアゾロ[4,5−a]ピリジン−3−イルチオ)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン;および
    (12aS,6aR)−1−メトキシ−7,7−ジメチル−9−(4−メチル−5−(4−ピリジル)(1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ)−7,12,12a,6a−テトラヒドロクロマノ[4,3−b]キノリン
    から成る群より選択される、請求項6に記載の化合物。
  8. 12a,6aの環の連結が、シスである、請求項1に記載の化合物。
  9. 12a,6aの環の連結が、トランスである、請求項1に記載の化合物。
  10. 12a,6aの環の連結が、単一のエナンチオマーを生じさせる、請求項1に記載の化合物。
  11. ABCA−1発現を増加させることができる薬剤での治療によって緩和することができる哺乳動物における疾患状態または病状を治療する方法であって、請求項1に記載の化合物の治療有効用量を、該治療を必要とする哺乳動物に投与することを含む、方法。
  12. 前記疾患状態または病状が、冠動脈疾患またはアテローム性動脈硬化症である、請求項11に記載の方法。
  13. 哺乳動物における血清HDLコレステロールレベルを上昇させる方法であって、請求項1に記載の化合物の治療有効用量を、該血清HDLコレステロールレベルを上昇させる必要のある哺乳動物に投与することを含む、方法。
  14. 哺乳動物における細胞からのコレステロール排出を促進する方法であって、請求項1に記載の化合物の治療有効用量を、該コレステロール排出の促進を必要とする哺乳動物に投与することを含む、方法。
  15. 少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤と治療有効量の請求項1に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
JP2009543991A 2006-12-27 2006-12-27 Abca1を上昇させる化合物 Withdrawn JP2010514761A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US2006/049478 WO2008079139A1 (en) 2006-12-27 2006-12-27 Abca1 elevating compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010514761A true JP2010514761A (ja) 2010-05-06

Family

ID=38445839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009543991A Withdrawn JP2010514761A (ja) 2006-12-27 2006-12-27 Abca1を上昇させる化合物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2125825A1 (ja)
JP (1) JP2010514761A (ja)
CA (1) CA2672428A1 (ja)
WO (1) WO2008079139A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113121467B (zh) * 2021-04-20 2022-03-29 河北师范大学 一种苯并噻唑衍生物及其医药用途
US11939328B2 (en) 2021-10-14 2024-03-26 Incyte Corporation Quinoline compounds as inhibitors of KRAS

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428040A (en) * 1993-08-31 1995-06-27 The Du Pont Merck Pharmaceutical Company Carbocyclic fused-ring quinolinecarboxylic acids useful as immunosuppressive agents
US7420059B2 (en) * 2003-11-20 2008-09-02 Bristol-Myers Squibb Company HMG-CoA reductase inhibitors and method
EP1789420A2 (en) * 2004-09-07 2007-05-30 Wyeth, A Corporation of the State of Delaware 6H-[1]BENZOPYRANO[4,3-b]QUINOLINES AND THEIR USE AS ESTROGENIC AGENTS
CA2613703A1 (en) * 2005-06-28 2007-01-04 Cv Therapeutics, Inc. Abca1 elevating compounds

Also Published As

Publication number Publication date
CA2672428A1 (en) 2008-07-03
WO2008079139A1 (en) 2008-07-03
EP2125825A1 (en) 2009-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7432276B2 (en) ABCA1 elevating compounds
US6548548B2 (en) ABCA-1 elevating compounds
US7662819B2 (en) Pteridinone derivatives for use as stearoyl CoA desaturase inhibitors
JP2020200308A (ja) Nash/nafldおよび関連疾患治療のための組合せ
Li et al. Design, synthesis, and cholesterol-lowering efficacy for prodrugs of berberrubine
JP2010523674A (ja) ステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害剤としての使用のための3−ヒドロキナゾリン−4−オン誘導体
US7579504B2 (en) ABCA1 elevating compounds
JP2010505881A (ja) ステアロイルCoAデサチュラーゼインヒビターとして使用するための二環式窒素含有複素環式化合物
KR102562576B1 (ko) 유기 화합물
KR20100132999A (ko) 스테아로일 CoA 불포화 효소 억제제로서 사용하기 위한 트리아졸로피리디논 유도체
JP2012505881A (ja) ステアロイル−CoAデサチュラーゼの阻害剤として使用するための3−ヒドロキナゾリン−4−オン誘導体
JP2010523590A (ja) Aldh−2阻害剤としてのキナゾリノン誘導体
JP2010514761A (ja) Abca1を上昇させる化合物
AU2017382217B2 (en) Diaryl purine derivatives with improved bioavailability
US20100267752A1 (en) 3-HYDROQUINAZOLIN-4-ONE DERIVATIVES FOR USE AS STEAROYL CoA DESATURASE INHIBITORS
US20220064169A1 (en) Novel compounds
TW201717950A (zh) 用於治療疾病的雜芳基碳化腈
TW202140004A (zh) 用於治療nafld/nash及相關疾病之組合
TWI531369B (zh) 阿朴啡生物鹼衍生物用於製備促進ampk活性的藥物之用途

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100302