JP2010514510A - 液体衣料用仕上げ合成剤を洗濯機に送るための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
洗濯動作の過程において、衣類用洗濯機内で浸された衣類に液体衣料用仕上げ合成剤を送る及び移すための方法及び装置は、従来の方法で洗濯機を作動させて、洗浄サイクルとすすぎサイクルとを行うことを含む。液体衣料用仕上げ合成剤は、すすぎサイクルの完了後ではあるが脱水サイクルの前に、湿った衣類のある洗濯機内に投入される。液体衣料用仕上げ合成剤及び湿った衣類は、その液体衣料用仕上げ合成剤が、すすぎサイクルの完了の際に衣類中に含まれている水と接触することにより、有効な量の液体衣料用仕上げ合成剤が衣類に移動され得るように、共に回転される。脱水サイクルが開始され、その後、衣類は乾燥のために洗濯機から取り出される。
Description
[関連出願]
本出願は、共通して開示された発明の主題のすべてについて、米国特許法第119条(e)に従って、2006年12月29日に出願された米国仮出願第60/882,685からの優先権を主張するものである。本出願による開示の一部を形成するために、米国仮出願第60/882,685は、その全体につき参照によって明示的に本明細書に組み込まれる。
[発明の分野]
本発明は、衣類用洗濯機内において衣服のための液体衣料用仕上げ合成剤を送るための方法及び装置に関する。
[発明の背景]
一般に、市販の衣類用洗濯機には2種類あり、すなわち、トップインタイプ洗濯機とフロントインタイプ洗濯機とがある。このような洗濯機の動作は、どの製造者の製造によるものかによっていくらか異なるが、典型的には、洗浄サイクルに先立って、水が衣類の入った洗濯機に投入され、洗剤が手動あるいは自動のいずれかにより添加される。洗浄サイクルが完了した後に、洗浄水が排出されて、清浄なすすぎ水が加えられる。衣類はすすぎサイクルにおいてすすがれ、そして、すすぎ水は洗濯槽から排出されるが、衣類は水で浸されたままである。脱水サイクル(Spin cycle)は、その衣類から可能な限り多くの水を取り除くために開始され、その後、湿った衣類は、乾燥のために洗濯機から取り出される。
本出願は、共通して開示された発明の主題のすべてについて、米国特許法第119条(e)に従って、2006年12月29日に出願された米国仮出願第60/882,685からの優先権を主張するものである。本出願による開示の一部を形成するために、米国仮出願第60/882,685は、その全体につき参照によって明示的に本明細書に組み込まれる。
[発明の分野]
本発明は、衣類用洗濯機内において衣服のための液体衣料用仕上げ合成剤を送るための方法及び装置に関する。
[発明の背景]
一般に、市販の衣類用洗濯機には2種類あり、すなわち、トップインタイプ洗濯機とフロントインタイプ洗濯機とがある。このような洗濯機の動作は、どの製造者の製造によるものかによっていくらか異なるが、典型的には、洗浄サイクルに先立って、水が衣類の入った洗濯機に投入され、洗剤が手動あるいは自動のいずれかにより添加される。洗浄サイクルが完了した後に、洗浄水が排出されて、清浄なすすぎ水が加えられる。衣類はすすぎサイクルにおいてすすがれ、そして、すすぎ水は洗濯槽から排出されるが、衣類は水で浸されたままである。脱水サイクル(Spin cycle)は、その衣類から可能な限り多くの水を取り除くために開始され、その後、湿った衣類は、乾燥のために洗濯機から取り出される。
柔軟性、香り、光沢、質感・肌触り、静電気抑制、汚れ防止、しわ防止等、様々な特性の1つ以上を衣類に付与することが可能な衣料用仕上げ合成剤が開発されてきた。例えば、オハイオ州シンシナティのプロクター・アンド・ギャンブル社によって「ダウニー」のブランドで販売される液体衣料用柔軟剤のような、市販の液体衣料用仕上げ合成剤は、従来は、フロントインタイプ及びトップインタイプの衣料用洗濯機の何れの場合でもすすぎサイクルの間に投入される。フロントインタイプの洗濯機は、トップインタイプの洗濯機よりもすすぎサイクル中において使用する水が少ないとはいえ、両タイプの洗濯機では、それでもなお、かなり多くの量の水が洗濯機へ投入されることになる。それゆえ、すすぎサイクル中に加えられる液体衣料用仕上げ合成剤は、衣類の繊維の上あるいは中に移動していくように、比較的高い濃度で供給されなければならなかった。濃縮された衣料用仕上げ合成剤にかかる費用に加えて、相当多くの割合のそのような合成剤が、効果的に衣類にまで移動していくことができず、すすぎサイクルの終了時にすすぎ水と共に洗い流されてしまうことが判明している。
[発明の概要]
本発明は、衣類用洗濯機内で、衣料用仕上げ合成剤を濡れた衣類にまで供給する及び移動させるための方法及び装置にかかる。本発明の好ましい実施形態においては、洗濯機は、すすぎサイクルを経て通常の方法で作動される。つまり、すすぎ水は、洗浄サイクルの後に洗濯機へ投入される。その後、すすぎ水は排出され、衣類は水で浸されたままにされる。従来の洗濯機とは異なり、液体衣料用仕上げ合成剤は、すすぎサイクルの完了後ではあるが脱水サイクルの前に、水で浸された衣類がある洗濯機に投入される。液体衣料用仕上げ合成剤及び水で浸された衣類は、ある時間の間、共に回転される。これにより、その液体衣料用仕上げ合成剤が衣類中に含まれている水と接触する。その結果、有効な量の液体衣料用仕上げ合成剤が衣類にまで移動し得る。そして、脱水サイクルが開始され、その後、衣類は乾燥のために洗濯機から取り出される。
[発明の概要]
本発明は、衣類用洗濯機内で、衣料用仕上げ合成剤を濡れた衣類にまで供給する及び移動させるための方法及び装置にかかる。本発明の好ましい実施形態においては、洗濯機は、すすぎサイクルを経て通常の方法で作動される。つまり、すすぎ水は、洗浄サイクルの後に洗濯機へ投入される。その後、すすぎ水は排出され、衣類は水で浸されたままにされる。従来の洗濯機とは異なり、液体衣料用仕上げ合成剤は、すすぎサイクルの完了後ではあるが脱水サイクルの前に、水で浸された衣類がある洗濯機に投入される。液体衣料用仕上げ合成剤及び水で浸された衣類は、ある時間の間、共に回転される。これにより、その液体衣料用仕上げ合成剤が衣類中に含まれている水と接触する。その結果、有効な量の液体衣料用仕上げ合成剤が衣類にまで移動し得る。そして、脱水サイクルが開始され、その後、衣類は乾燥のために洗濯機から取り出される。
[発明の詳細な説明]
本発明の現時点で好ましい実施形態の構成、作用、及び、効果については、添付の図面とともに、以下の説明を考慮することによってさらに明らかとなる。
本発明の現時点で好ましい実施形態の構成、作用、及び、効果については、添付の図面とともに、以下の説明を考慮することによってさらに明らかとなる。
まず図1を参照し、洗濯動作の過程で洗濯機内にある衣類にまで液体衣料用仕上げ合成剤を移動させるという本発明の方法が、ブロック図で概略的に図示される。ボックス10、12、14、及び、16は、従来のトップインタイプあるいはフロントインタイプの洗濯機で行われる洗浄サイクルをひとまとめに示すことを意図するものである。ボックス10、12、及び、14に示される工程は、任意の順序で行われてもよい。つまり、水が最初に洗濯機へ投入され、そして衣類、それに続き洗剤が投入されてもよく、あるいは、水及び洗剤が共に投入され、衣類がそれに続いて投入されてもよい、等である。一般的に、ボックス16で図示されているように、衣類は、洗浄サイクル中に、水と洗剤との組み合わせによって洗濯機で洗われる。本説明のために、用語「衣類」は、衣料品、シーツ、タオル、敷物、及び、布製の他の物品を含むが、これに限定されることなく、一般的に洗濯機で洗浄されるようないかなる物品にも、本質的には適用されるように、広く解釈されることが意図される。
洗浄サイクルが完了すると、ボックス18に示されるように、洗浄水が洗濯槽から排出される。洗浄水は、任意の好適な方法によって、例えば、洗濯槽等のドラムを回転させること等によって、排出されてよいと考えられる。そして、図1のボックス20、22、及び、24に概略的に示されるようにすすぎサイクルが実施される。一般的に、ボックス20に示されるようにすすぎ水が洗濯槽に加えられ、ボックス22に示されるように衣類がすすがれて、その後、すすぎ水が排出される。ボックス24を参照のこと。そのようなすすぎサイクルの変形例としては一般的なものが考えられる。例えば、洗濯機の特定の型に応じて、すすぎサイクルは、洗濯槽のドラムに水を加える、加えられた水で衣類を撹拌する、そして、ドラムを回転させつつ洗濯槽及び衣類から水を取り除く、という、サイクルを複数回有するものとして構成されてもよい。従来の洗濯機及び衣類の洗濯方法では、例えば柔軟剤のような、液体衣料用仕上げ合成剤は、一般的には、すすぎサイクルの終了近くにおいて、ドラムがすすぎ水で満杯となった後、あるいは一定の量のすすぎ水で部分的に満たされた後、であってすすぎ水が排出される前に、洗濯槽のドラムへ投入される。衣料用仕上げ合成剤は、すすぎ水と混合し、ドラム内で撹拌されるにつれて衣類にまで移動される。上述のように、すすぎサイクル中のすすぎ水の中に、例えば柔軟剤のような衣料用仕上げ合成剤を投入することにおいては、そのような合成剤が比較的高濃度であることが要求される。そして、このように投入することが、合成剤が衣料にまで移動する効率に対して悪影響を及ぼす。それに対して、本発明による方法及び装置によれば、液体衣料用仕上げ合成剤を添加することなくすすぎサイクルを進めて完了させ得る。
従来の洗濯機においては、たとえすすぎサイクルが、すすぎ水を排出するためにドラムを回転させることで終了するとしても、それでもなお、ドラムにある衣類は水で濡れている。本発明の方法及び装置では、すすぎサイクルの終了と脱水サイクルの開始前との間に実施される、2つの動作が含まれる。すすぎ水が排出された後であって脱水サイクルが開始される前に、液体衣料用仕上げ合成剤は、洗濯機内で水に浸された衣類と接触されるようになっている。ボックス26を参照のこと。以下に説明されるように、これは、ドラムの内部または他の手段に配置されたノズルから、合成剤を噴霧することで達成される。合成剤が衣類内に含まれている水と接触することにより効果的な量の液体衣料用仕上げ合成剤が衣類に移されるのに十分な時間の間、水に浸された衣類及び液体衣料用仕上げ合成剤は回転される。ボックス28を参照のこと。そして、脱水サイクル30が開始され、脱水サイクルが完了した際に、衣類は洗濯機から取り除かれる。ボックス32を参照のこと。
本発明の方法の実施は、いかなる特定の理論によっても限定されることはないが、合成剤が、洗濯槽において、湿った衣類内に保持された水と接触することによって、液体衣料用仕上げ合成剤内の有効成分は、洗濯機内で衣類にまで移動されることが考えられるだろう。すすぎサイクルに続いて個々の衣類の中に含まれる水の量については、厳密な測定量には限定されない。異なる洗濯機ごとにすすぎサイクルにおいて使用される水量が異なること、すすぎサイクルが、水を取り除くために洗濯機のドラムの回転を伴って終了するかどうかの違い、また、どの程度の回転を伴って終了するかについての違い、異なる素材(綿、合成繊維、等)から作られた衣料品における残留水の程度の違い、及び、他の要因などがあるからである。しかしそうではあるが、そのような個々の衣類は、すすぎサイクルの終了の際にいくらかの量の水を含んでおり、本説明の目的のために「湿った」として特徴付けられている。湿った衣類と接触した後で、液体衣料用仕上げ合成剤は、衣類内に保持された水を介して移動又は移転し、洗濯機内で共に回転されながら、1つの衣類からほかの衣類へと移動される。衣料用仕上げ合成剤は、個々の衣類のそれぞれに含まれる水と接触する必要は無いと思われるが、当該合成剤が衣類上で移動されるために少なくともいくつかの衣類とは接触する必要がある。いくつかの衣類が衣料用仕上げ合成剤を受け取ると、それらの衣類が他の衣類における水と接触することにより、その合成剤が他の衣類へと移動する。図1のボックス28に示される回転サイクルが完了することで、効果的な量の液体衣料用仕上げ合成剤は、以下に説明されるように、衣類に所望の特性を付与するために、衣類の繊維の中あるいは上へ移動された状態になる。
衣類に付与されるべき特定の性質に応じて、様々な種類の有効成分が液体衣料用仕上げ合成剤に用いられてもよい。そのような有効成分は、防しわ剤、抗汚れ剤、抗菌剤、光沢剤、増粘剤、柔軟剤、染料、繊維軟化剤、仕上げ剤、香料、虫よけ剤、殺菌剤、潤い剤(潤滑剤)、防カビ剤、防虫剤、収縮防止剤、及び、サイズ剤、を含んでもよいが、これに限定されることはない。例えば、防腐剤、静電気防止剤、芳香剤、などといった、添加剤や補助剤が合成剤の中に含まれていてもよい。
液体衣料用仕上げ合成剤は、担体(carrier)と、1つ以上の有効成分とを含みうるものであって、各有効成分は、特定の性質または特徴を個々の衣類に付与することが可能なものである。そのような有効成分は、防しわ剤、抗汚れ剤、静電気防止剤、抗菌剤、光沢剤、増粘剤、柔軟剤、染料、繊維軟化剤、仕上げ剤、香料、虫よけ剤、殺菌剤、潤い剤(潤滑剤)、防カビ剤、防虫剤、収縮防止剤、及び、サイズ剤、を含んでもよいが、これに限定されることはない。
担体は水であってもよい。上述の有効成分は、当業者にとって周知である異なる種の化合物を含み得るが、本発明の液体衣料用仕上げ合成剤用に選択される化合物のそれぞれは、熱を加えることなく、溶液、分散、または、乳剤、を形成するために、常温で担体へ添加され得る。
有効成分にかかる1つの特定のタイプは、皮膚に利点をもたらすことが知られている単一の物質あるいは混合物の物質を含んでいてもよい。本発明の方法により、液体衣料用仕上げ合成剤から皮膚の手入れ用有効成分を受領した衣類は、次に、個人がその衣類を着用した際に、該皮膚の手入れ用有効成分を皮膚に移動させる。
皮膚の手入れ用有効成分は、基本的には、人間の皮膚を手入れするためのいかなる公知の化合物も含み得る。そのような化合物は、例えば、虫よけ剤、UV吸収剤、皮膚保湿剤、日焼け剤、しわ除去剤、防臭剤、セルライト除去剤、ビタミン剤、酸化防止剤、ミネラル、脂質改善剤、発毛抑制剤、皮膚軟化剤、植物性成分、などである。皮膚の手入れ用有効成分は、様々な種類の物質から得られる。皮膚の手入れ用有効成分は、例えば、皮膚軟化剤、潤い剤(潤滑剤)、過脂肪剤、天然抽出物であって当該天然抽出物の性質によって皮膚に利点をもたらす天然抽出物、ワイン醸造からの沈殿物、DNA誘導体、動物由来及び植物由来の加水分解タンパク質、加水分解タンパク質誘導体、植物エキス、植物エキス中の皮膚有効成分、などから得られる。
液体衣料用仕上げ合成剤に用いられるのに好適な1つの特定の皮膚の手入れ用有効成分は、コグニス ドイチュランド ゲーエムベーハー ウント コーから、「PLANTATEX」(登録商標)HCCの商標名で市販されている。これは、グリセリル・エステル、乳化剤、及び、水を有するワックス分散剤である。これは、脂質改善剤であるオレイン酸グリセロールのような、皮膚の手入れ用組成物を含む。
液体衣料用仕上げ合成剤は、処理された個々の衣類に周知の利点をもたらすために、さらに、1つ以上の添加物や補助剤を含み得る。その利点とは、例えば、静電気防止特性、良好な芳香、長期の保管寿命、などである。例えば、防腐剤として、当該技術分野で周知のホルムアルデヒド、パラベン、ペンタンジオール、ソルビン酸、その他の化合物群が添加されていてもよい。複数の異なる香料が、衣類に所望の香りを生成するために合成剤に用いられ得る。それらの香料とは、特定のものに限定されないが、例えば、ローズ油、ラベンダー、ライラック、ジャスミン、バニラ、藤、レモン、林檎の花、あるいは、組合せられたものであってもよい。そして、組合せられたものとしては、シトラス、スパイス、アルデヒド、ウッド、オリエンタル、ベビーパウダーなどである。
ここで図2及び図3を参照すると、本発明の方法を実施する際に好適に使用される洗濯機34の1つの実施形態が、概略的に示されている。洗濯機34はハウジング36を備え、該ハウジング36は、一方の側に開口40を有する中空内部38を規定する。扉42が、開口に取付けられており、開いた位置と閉じた位置との間で移動可能である。タブ44が、中空内部38内に配置され、駆動機構48に連結された回転ドラム46を受容する。ドラム46は、孔部50を有していてもよい。孔部50により、以下に説明されるように、回転ドラム46内に投入される水及び他の液体がタブ44に向けて通過することが可能となる。これらの液体は、排水管52を経由しタブ44から排出され得る。排水管52内には、バルブ54と排水モータ56とが取り付けられ得る。
貯留槽58は、ハウジング36の中空内部38内に取付けられている。貯留槽58は、バルブ62を有する冷水管60と、バルブ66を有する温水管64とに連結されている。出口管68の一方の端は、貯留槽58の底部に接続されてもよい。出口管68の他方の端は、回転ドラム46に連結されているディスペンサ(例えばノズル70)に取り付けられている。図3に示されているように、貯留槽58は、仕切室74、76、及び78を有する引出部72を備えていてもよい。仕切室74、76、及び78は、洗濯用添加物、例えば、洗剤、漂白剤、及び、上述の液体衣料用仕上げ合成剤のうちの1つを、それぞれ収容するためのものである。
洗濯機34の動作は、洗濯動作を行うために、図2にて図式的に示されるように、コントローラ80によって制御される。コントローラ80は、駆動機構48と、貯留槽58と、排水管52上のバルブ54及び排出モータ56とに、連結されている。コントローラ80は、図1のボックス10から18に示された洗浄サイクルの間、及び、ボックス20から24に示されたすすぎサイクルの間、従来の方法で洗濯機を作動させる。図1のボックス24で特定されるように、排水サイクルの完了時に水がタブ44から排出された後、コントローラ80は、給水管60及び62の1つまたは両方が機能するように作動して、水を貯留槽58の仕切室78に流入させる。仕切室78には、液体衣料用仕上げ合成剤が配されている。その水の流入によって、合成剤は、仕切室78から、出口管68の中へノズル70に向かって流出する。本発明の好ましい実施形態では、ノズル70は、液体衣料用仕上げ合成剤と水との混合物を、回転ドラム46の底部に沿って置かれている衣類82の上に、図2の点線84で図示されているように飛散させるのに効果的である。衣類82の全体にわたって液体衣料用仕上げ合成剤を移動させることを促進するために、コントローラ80は、選択された期間の間ドラム46を回転させる。ドラム46の回転によって、図1のボックス28で示されるように、衣類82と液体衣料用仕上げ合成剤とは共に回転される。上述のように、液体衣料用仕上げ合成剤を衣類82の全体にわたって移動させることは、すすぎサイクルの完了後の衣類に含まれる水の中で液体合成剤を移動させることによって生じると考えられる。そのような移動の効果を最大限とするために、すすぎサイクルの後に衣類内にある全てのあるいは実質的に全ての水が、ボックス28の回転工程の間中、衣類内に残留していることが好ましい。従って、ドラム46は、例えば、衣類82から水を取り除くためにドラムが150rpmから1200rpmで回転される典型的な脱水サイクルと比較して、この回転のサイクル中は、低速で回転されるのが好ましい。効果的な量の液体衣料用仕上げ合成剤が衣類82に移された後で、ボックス28の回転サイクルが終了され、図1のボックス30で示される脱水サイクルが開始され得る。
図1に示されたボックス26及び28と上記説明とは、液体衣料用仕上げ合成剤を衣類82にまで移動させるために当該合成剤を洗濯機34のドラム46へと投入する工程と、ドラム46内で衣類82を回転させる工程とが、それぞれ別々に、その順で実行されることを意図するものである一方、これらの工程は、同時に、および/または、異なる順で実行され得ることが理解されよう。例えば、液体衣料用仕上げ合成剤が衣類82の上に投入される前に、ドラム46が回転されることも可能である。あるいは、液体衣料用仕上げ合成剤は、ドラム46が回転を始めるのと同時に、ドラム46へ投入されることも可能である。これらの変形例のそれぞれは、本発明の範囲内であると考えられるものである。
本発明は好適な実施形態を参照して説明されてきたが、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変形例とその要素が代替された同等例とが構成され得ることは、当業者によって理解されるべきである。さらには、本発明の実質的な範囲を逸脱することなく、特定の状況あるいは物質を本発明の教示に適用することで、多くの変形例が構成され得る。
例えば、ドラム46内の衣類82の上に、液体衣料用仕上げ合成剤を添付させることは、水が、貯留槽58の仕切室78を通り、出口管68を通過してノズル70の外へと流されることによって達成されるとして、上記で説明されている。しかしながら、液体衣料用仕上げ合成剤は、ドラム46内で衣類82と接触するように、他の手段によって、例えば手動で作動される噴霧装置あるいは代替の自動手段によって、導かれることが考えられる。
それゆえ、本発明は、本発明を実行するために想定された最良の実施形態として開示された実施形態に限定されるものではなく、本発明は、添付の請求項の範囲内に収まる全ての実施形態を含むであろうことを意図するものである。
Claims (12)
- 洗濯動作の過程において、液体衣料用仕上げ合成剤を洗濯機内にある衣類へと移動させる方法であって、
(a)前記洗濯機内へ衣類を投入すること、
(b)洗浄サイクルを実行すること、
(c)前記洗浄サイクルに続いてすすぎサイクルを実行することであって、前記衣類が、該すすぎサイクルの完了時に少なくともいくらかの水を含むようにすすぎサイクルを実行すること、
(d)前記すすぎサイクルの完了に続いて、前記衣類を液体衣料用仕上げ合成剤と接触させること、
(e)前記液体衣料用仕上げ合成剤が前記衣類内に含まれた水と接触することによって、効果的な量の前記液体衣料用仕上げ合成剤が衣類に移動されるように前記衣類を回転させること、及び、
(f)その後に、脱水サイクルを実行すること、を含む方法。 - 請求項1に記載の方法であって、工程(d)及び工程(e)が実質的に同時に行われることを特徴とする、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、工程(d)が行われて、その後、工程(e)が行われることを特徴とする、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、液体衣料用仕上げ合成剤と前記衣類とが接触する前に、前記衣類が回転されることを特徴とする、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、工程(d)は、貯留槽から供給された液体衣料用仕上げ合成剤が、ディスペンサから洗濯機内にある衣類の上へと放出されることを含む、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、工程(e)は、衣類が置かれるドラムが、前記すすぎサイクルの完了の際に前記衣類にある水が実質的に失われることなくその衣類が回転されることが可能な速度にて、回転されることを含む、方法。
- 洗濯機であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されるタブと、
前記タブ内に配置されるドラムであって、洗濯される衣類を収容するドラムと、
前記ドラムに連結されている駆動機構であって、前記タブ内で前記ドラムを回転させるのに効果的である駆動機構と、
洗剤と液体衣料用仕上げ合成剤とを含む貯留槽であって、前記ドラムと連通するディスペンサに連結されている貯留槽と、
前記駆動機構と前記貯留槽とに接続されているコントローラであって、洗浄サイクルと次に続くすすぎサイクルとを実行するために、前記駆動機構と前記貯留槽とを作動させるのに効果的であるコントローラと、
を備え、
該コントローラは、液体衣料用仕上げ合成剤が、前記ディスペンサから放出されて前記ドラム内にある衣類と接触するように、前記すすぎサイクルの完了後に前記貯留槽を作動させ、
該コントローラは、前記液体衣料用仕上げ合成剤が前記すすぎサイクルの完了後に前記衣類に存在する水と接触することによって、効果的な量の前記液体衣料用仕上げ合成剤が前記衣類に移るように、前記ドラムにより、前記液体衣料用仕上げ合成剤と共に前記衣類を回転させ、
該コントローラは、その後に、脱水サイクルを開始するのに効果的である、
ことを特徴とする、洗濯機。 - 請求項7に記載の洗濯機であって、前記コントローラが、前記液体衣料用仕上げ合成剤を前記ディスペンサから前記衣類と接触するように供給させること、および、前記衣類を前記ドラム内で回転させること、を同時に行うことを特徴とする、洗濯機。
- 請求項7に記載の洗濯機であって、前記コントローラが、始めに、前記液体衣料用仕上げ合成剤を前記ディスペンサから前記衣類と接触するように放出させ、その後、前記衣類を前記ドラム内で回転させることを特徴とする、洗濯機。
- 請求項7に記載の洗濯機であって、前記コントローラが、始めに、前記衣類を前記ドラム内で回転させ、その後、前記液体衣料用仕上げ合成剤を前記ディスペンサから放出させることを特徴とする、洗濯機。
- 請求項7に記載の洗濯機であって、前記コントローラが、前記衣類内に存在した水が前記すすぎサイクルの完了の際に実質的に失われることなくその衣類が回転するような速度で、前記ドラムを回転させることを特徴とする、洗濯機。
- 請求項7に記載の洗濯機であって、前記ディスペンサがスプレーノズルであることを特徴とする、洗濯機。
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