JP2010514355A - インデックスポイントを用いるマルチユーザのメディアコンテンツアクセスをサポートするためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

インデックスポイントを用いて、より柔軟なマルチユーザのメディアコンテンツアクセスを提供するためのシステムおよび方法が提供される。複数のカスタムのインデックスポイントが、マルチユーザまたはマルチルームのメディアシステムにおいて維持される。資産を視聴する要求を受信した後、要求された資産内の現在の視聴位置と関連づけられ得るインデックスポイントのリストがユーザに提示される。インデックスポイントの選択を受信した後、資産は、インデックスポイントによって参照される視聴位置においてアクセスされ、そしてインデックスポイントは、資産を介するユーザの進行に基づいて、アップデートされる。ユーザは、インデックスポイントの関連性をより容易に識別するために、カスタムの名前および説明をインデックスポイントに割り当て、そしてインデックスポイントのまわりでキャッシュされたビデオとともに提示され得る。

Description

本発明は、概してマルチユーザのメディアシステムに関し、特に、記録されたメディア資産をサポートするマルチユーザのメディアシステムに関する。

（発明の背景）
今日のメディアシステムは、視聴者にメディアコンテンツの大きな配列を提供する。放送テレビジョンコンテンツ、ペイパービュー（ＰＰＶ）コンテンツ、オンデマンドコンテンツ（例えば、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）コンテンツ）、およびデジタル音楽はすべて、適切なユーザ機器を用いて視聴者の自宅でアクセスされ得る。さらに、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）などの記録機器は、視聴者がユーザの余暇に後でアクセスしたり、または再生したりするために、前記のコンテンツの様々なタイプを記録することを可能にする。

ユーザが後の時間の再生に対してメディアコンテンツを記録することを可能にすることに加えて、今日のメディアシステムの一部は、ユーザが最後に止めたところから、ユーザがコンテンツの視聴を再開することを可能にする。例えば、ユーザ機器は、ユーザが資産を視聴することを停止した後、資産内のユーザの現在の視聴位置に対する指示またはインデックスを保存し得る。このように、ユーザは後の時間に適正な視聴位置から資産を再開し得る。

しかしながら、最近の住宅内のメディアシステムは、マルチユーザアクセスのために設計され得るか、または複数のユーザ機器デバイスを含むマルチルーム（ｍｕｌｔｉ−ｒｏｏｍ）システムである。例えば、家族の各員は、自宅のシングルユーザ機器デバイスまたは複数のネットワーク化されたユーザ機器デバイスを介してメディアコンテンツにアクセスし得る。複数のネットワーク化されたユーザ機器デバイスは、「マスタ」のユーザ機器デバイスまたはローカルのメディアサーバに接続され得る。マスタユーザ機器デバイスまたはローカルメディアサーバは、すべてのネットワーク化されたユーザ機器デバイスに対して、ローカルコンテンツをキャッシュし、そして記録されたコンテンツにアクセスし得る。

従って、インデックスポイントがメディアシステム内の任意のユーザ機器デバイスにおいてアクセスされ、アップデートされ得るように、２人以上のユーザに対して、および／または２つ以上のユーザ機器デバイスをわたってインデックスポイントを維持するインデックスポイント管理システムを提供することが望ましい。マルチルームまたはマルチユーザのメディアシステムにおいて、個人的なユーザインデックスポイントを作り出し、管理するための向上されたユーザインターフェイスを有するロバストなインデックスポイント管理システムを提供することもまた望ましい。向上されたインデックスポイント管理システムは、より柔軟なインデックスポイント管理スキームを実装し得、それにより、複数のインデックスポイントが、単一のコンテンツ選択またはメディア資産に対して維持され得る。

（発明の概要）
本発明の原理に従った、向上されたインデックスポイントの管理サポートを有する相互作用型メディアガイダンスアプリケーションが提供される。向上されたインデックスポイントの管理サポートに関連して、ユーザは、個人的なインデックスポイントをメディア資産またはコンテンツ選択へと確立し得る。本明細書中で用いられるときに、メディア資産またはコンテンツ選択は、ユーザの機器によってインデックスを付けられることが可能な任意のメディアコンテンツを表している。一般にインデックスを付けられる資産の例は、記録されたコンテンツ（例えば、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）または他のストレージデバイスに記録されたコンテンツ）、オンデマンドコンテンツ（例えば、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）コンテンツ）、ペイパービューコンテンツ、ＤＶＤコンテンツ、およびデジタル音楽を含む。さらに、インデックスを付けられる資産は、プレイリスト、またはコンテンツの規定されたリストを含み得る。メディアコンテンツのプレイリストを提供するためのシステムおよび方法は、２００５年１２月２９日に出願された、Ｒａｄｌｏｆｆの米国特許出願第１１／３２４，１９１号と、２００６年３月２日に出願された、Ｒａｄｌｏｆｆらの米国特許第１１／３６６，８６３号とにおいてより詳細に記載される。これら両出願の全体は、参考として本明細書中に援用される。

ユーザ機器デバイスが、メディア資産を視聴する要求を受信した後、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、要求された資産と関連づけられた利用可能なインデックスポイントのリストにアクセスし得る。利用可能なインデックスポイントのリスト内の各インデックスポイントは、資産内において現在の視聴位置を参照し得る。相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは次いで、ユーザに利用可能なインデックスポイントのリストを提示し得る。要求された資産にアクセスするために、ユーザは、利用可能なインデックスポイントのうちの１つを選択するか、または新しいインデックスポイントを作り出し得る。

一部の実施形態において、資産内の現在の視聴位置は、資産のスタートからの視聴する時間によって表される。例えば、インデックスポイントは、資産のスタートから０時間、２８分、および１３秒（００：２８：１３）の現在の視聴位置を参照し得る。他の表現もまた用いられ得る。例えば、資産のプレイリストに対して、その特定の資産内の資産番号および現在の視聴位置は、インデックスポイントによって参照され得る。あるいは、プレイリスト上の始めからの合計経過時間は、インデックスポイントによる指示であり得る。他の実施形態において、フレーム番号、ユーザアプリケーションの状態データ、または任意の他の適切な情報が、ユーザの資産内の視聴の進行または現在の位置を見失わないようにするために、インデックスポイントによって参照され得る。インデックスポイントを用いたユーザの資産アクセスの後、インデックスポイントは、ユーザが資産を通して進行するにつれてアップデートされる。

一部の実施形態において、ユーザは、カスタムの識別子をインデックスポイントと関連づけ得る。例えば、ユーザは、後のアクセスに対するインデックスポイントの識別に役立つように、ユーザの名前、ハンドルネームまたはニックネーム、あるいは短い説明的なラベルをインデックスポイントと関連づけ得る。相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、本発明の一部の実施形態に従った、インデックスポイントのリスト画面内にインデックスポイント識別子を表示するように構成される。

インデックスポイントは、システムの各ユーザに対してか、または各ユーザ機器デバイスに対してか、またはその両方に対して維持され得る。さらに、デフォルトのインデックスポイントは、各ユーザがデフォルトのインデックスポイントによって参照される位置において、追加的または代替的に資産にアクセスし得るように規定され得る。一部の実施形態において、タイムアウト時間が期限切れになり、カスタムのインデックスポイントのユーザ選択が受信されなかった後、デフォルトのインデックスポイントが用いられる。

インデックスポイントの識別にさらに役立つために、一部の実施形態において、現在のインデックスポイントのまわりのキャッシュされた資産のビデオが、視覚的なインデックスポイントのリスト画面内に提示され得る。このキャッシュされたビデオは、視聴位置がインデックスポイントによって参照される前のビデオの一部分（例えば、ループフレームまたは単にシングルフレーム）か、または視聴位置がインデックスポイントによって参照された後の事前にデコードされたビデオの一部分か、または位置がインデックスポイントによって参照される前と参照された後との両方のビデオの一部分に対応し得る。ビデオは、インデックスポイントと関連づけられた位置をユーザに思い出させることに役立つように連続的にループされ、そしてユーザに提示され得る。

インデックスポイントを用いたユーザの資産アクセスの後、ユーザの視聴の進行が監視され、インデックスポイントは、それに応じてアップデートされる。一部の実施形態において、インデックスポイントは、ユーザが資産を通して進行するにつれて連続的にアップデートされる（または定期的に、例えば、５秒ごとにアップデートされる）。他の実施形態において、インデックスポイントは、ユーザが資産を停止したり、一時停止したり、またはさもなければ資産から同調を外したり（例えば、別の資産を視聴するために）した後だけアップデートされる。ユーザは次いで、後の時間にインデックスポイントに再度アクセスすることにより、インデックスポイントによって参照される新しい位置において資産を再開し得る。

本発明の上記および他の特徴の特質および様々な利点は、添付の図面とともに理解される以下の詳細な説明の考察においてより明白となる。
図１は、本発明の一実施形態に従った、例示的な相互作用型メディアシステムの図である。 図２は、本発明の一実施形態に従った、例示的なマルチユーザまたはマルチルームのメディアシステムの図である。 図３Ａおよび図３Ｂは、本発明の一実施形態に従った、例示的なインデックスポイントの時間線表およびウィンドウを示す。 図３Ａおよび図３Ｂは、本発明の一実施形態に従った、例示的なインデックスポイントの時間線表およびウィンドウを示す。 図４は、本発明の一実施形態に従った、特定の資産に対する例示的なインデックスポイントのレコードを示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図５〜図１２は、本発明の様々な実施形態に従った、例示的なインデックスポイント管理の表示画面を示す。 図１３は、本発明の一実施形態に従った、メディア資産にアクセスするための例示的なプロセスを示す。 図１４は、本発明の一実施形態に従った、インデックスポイントのまわりのキャッシュされたビデオを提示するための例示的なプロセスを示す。 図１５Ａおよび図１５Ｂは、本発明の一実施形態に従った、メディアシステム内の任意のユーザデバイスからインデックスポイントを要求するための例示的なプロセスを示す。 図１５Ａおよび図１５Ｂは、本発明の一実施形態に従った、メディアシステム内の任意のユーザデバイスからインデックスポイントを要求するための例示的なプロセスを示す。

（好適な実施形態の詳細な説明）
図１は、本発明の一実施形態に従った、例示的な相互作用型メディアシステム１００を示す。ユーザ機器１０２は、通信経路１５０を介してコンテンツソース１３０から信号の形態においてコンテンツを受信する。任意の適切な数のユーザは、コンテンツソース１３０およびデータソース１４０に連結されたユーザ機器（例えば、ユーザ機器１０２）を有し得る。しかしながら、図の明快さのために、シングルユーザだけのユーザ機器が示される。さらに、実際には、コンテンツソース１３０の数多くのインスタンスが存在し得るけれども、明快さのために、１つのインスタンスだけが図１に示されている。

コンテンツソース１３０は、任意の適切なコンテンツソース（例えば、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星放送配給施設、テレビジョン放送施設、オンデマンドサーバ（例えば、ビデオオンデマンド（「ＶＯＤ」）サーバ）、インターネットまたはネットワークメディア／ウェブサーバ、あるいは受動型または相互作用型のメディアコンテンツをユーザ機器１０２に自主放送または配給するための任意の他の適切な施設またはシステムなど）であり得る。コンテンツソース１３０によってユーザ機器１０２に提供され得るメディアコンテンツは、放送番組、放送シリーズ、ＶＯＤプログラム、デジタル音楽、ニュース、相互作用型アプリケーション（例えば、インタラクティブゲーム）、インターネットリソースおよびウェブサービス（例えば、ウェブサイト、ニュースグループ、およびチャットルーム）、およびユーザ機器１０２を用いて、表示されたり、提示されたり、記録されたり、相互作用されたりすることが可能な任意の他のメディアコンテンツを含む。

コンテンツソース１３０は、任意の他の適切な有線経路または無線経路を含む、任意の適切な通信経路１５０を介してユーザ機器１０２に信号を送信するように構成され得る。図１の例において通信経路１５０だけが示されるけれども、実際の実装においては、数多くの通信経路が、ユーザ機器１０２とコンテンツソース１３０とを接続し得る。信号は、放送、マルチキャスト、ユニキャスト、または任意の他の適切な伝送ストリームとして送信され得る。コンテンツソース１３０はまた、例えば、新しい信号を生成することか、またはオンデマンドコンテンツを提供するためにユーザ機器１０２と通信することなどの、コンテンツソースによって送信される信号上に操作を実行するための制御回路網１３２を含み得る。

ユーザ機器１０２は、データソース１４０および／またはコンテンツソース１３０のうちの１つ以上のインスタンスから、相互作用型のアプリケーションデータを受信し得る。データソース１４０は、コンテンツの特定のタイプに対してか、またはユーザ機器１０２上で作動する特定アプリケーションに対してデータを提供し得る。例えば、１つのデータソース１４２は、相互作用型のメディアガイダンスアプリケーションに対してデータを提供し得、別のデータソース１４２は、例えば、相互作用型のホームショッピングアプリケーションに対してデータを提供し得る。一部の実施形態において、データソース１４０は、クライアントサーバモデルを用いて、ユーザ機器１０２上で作動するアプリケーションにデータを提供し得る。１つのデータソースあたり１つのサーバ、すべてのソースに対して１つのサーバが存在し得るか、または一部の実施形態において、単一のサーバが、ユーザ機器１０２と様々なデータソース１４０との間のプロキシとして通信し得る。

コンテンツソース１３０およびデータソース１４０は、別個の要素として図１に示される。実際には、それらの機能性は、単一のメカニズムへと組み合わされ、単一の施設における単一のシステムまたは複数の施設における複数のシステムから提供され得る。例えば、コンテンツソース１３０およびデータソース１４２は、放送テレビジョンコンテンツと、関連する放送テレビジョンデータ（視聴率情報、番組データ、または他の適切な情報を含む）とをユーザ機器１０２に提供するように組み合わされ得る。

ユーザ機器１０２は、相互作用型メディア経験を提供するための適切な任意の機器を含み得る。例えば、ユーザ機器１０２は、テレビジョンカード（ＰＣＴＶ）を有するパーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器を含み得る。ユーザ機器１０２はまた、テレビジョンおよびセットトップボックス、記録デバイス、ビデオプレーヤ、ユーザ入力デバイス（例えば、リモコン、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、および／または音声認識／検証モジュール）、または完全な相互作用型の経験を提供するための適切な任意の他のデバイスなどのテレビジョン機器を含み得る。例えば、ユーザ機器１０２は、Ｍｏｔｏｒｏｌａ，Ｉｎｃ．によって提供されるＤＣＴ２０００、２５００、５１００、６２０８または６４１２セットトップボックスを含み得る。ユーザ機器１０２はまた、ディスプレイを統合されたかまたは取り付けられた様々なモバイル通信デバイス（例えば、ＰＤＡ、ラップトップコンピュータ、セルラ電話など）を含み得る。

図１の例において、ユーザ機器１０２は、少なくとも制御回路網１１０と、ディスプレイデバイス１０４と、相互作用型のメディアガイダンスアプリケーション１０６と、記録デバイス１１２と、ユーザ入力デバイス１０８とを含み、それらのすべては、別個のデバイスとしてか、または単一の統合されたデバイスとして実装され得る。相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６に加えて、他の相互作用型アプリケーションが、ユーザ機器１０２上に実装され得る。これらの相互作用型アプリケーションは、通信経路１５０を介してコンテンツソース１３０によって伝送されたコンテンツをディスプレイデバイス１０４に表示し、相互作用型アプリケーション機能を提供し得る。

ディスプレイデバイス１０４は、人物が感知可能なメディアを提示することができる任意の適切なデバイス（例えば、テレビジョンモニタ、コンピュータモニタ、ＬＣＤまたはプラズマディスプレイ、ビデオプロジェクションデバイス、ホログラフィックプロジェクタ、バーチャルリアリティーシミュレータなど）であり得る。ディスプレイデバイス１０４はまた、オーディオおよび他の感覚的な出力を提供するように構成され得る。

制御回路網１１０は、入力デバイス１０８からユーザ入力を受信し、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６の命令を実行し、任意の他の相互作用型アプリケーションの命令を実行し、そしてディスプレイデバイス１０４に、メディアコンテンツと、相互作用型アプリケーションの表示画面と、オーバーレイとを表示するように命令するように適合される。制御回路網１１０は、１つ以上のチューナ（例えば、アナログまたはデジタルチューナ）と、エンコーダおよびデコーダ（例えば、ＭＰＥＧエンコーダおよびデコーダ）と、プロセッサ（例えば、ＭｏｔｏｒｏｌａまたはＭＩＰＳのファミリープロセッサ）と、メモリ（すなわち、ＲＡＭおよびハードディスク）と、通信回路網（例えば、ケーブルモデムおよびＡＴＳＣ２５６ＱＡＭレシーバ回路網）と、入力／出力回路網（例えば、グラフィック回路網）と、ユーザ機器１０２（例えば、記録デバイス１１２）の様々なデバイスへの接続と、アナログまたはデジタルメディアコンテンツを提供するための任意の他の適切な構成要素（テレビジョンのプログラミング、相互作用型のメディアアプリケーションおよびゲーム、デジタル音楽、および他の相互作用型機能を含む）とを含み得る。制御回路網１１０は、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６の命令をメモリから実行するように構成され得、該メモリは、任意のタイプのストレージデバイスであり、メモリ、ハードディスク、および／または光ドライブを含み得る。一実施形態において、制御回路網１１０は、ユーザ機器１０２のデバイスのうちの１つの一部分（例えば、ディスプレイ１０４または任意の他のデバイス（例えば、セットトップボックス、テレビジョン、および／またはビデオプレーヤ）の一部分）として含まれ得る。

制御回路網１１０はまた、データソース１４０またはコンテンツソース１３０からのデータおよび資産を格納するための記録デバイス１１２に接続され得る。記録デバイス１１２は、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）、ファイルシステム、またはゲームシステムを含む任意のメディアストレージまたは記録デバイスを含み得る。記録デバイス１１２上に格納されるデータおよび資産は、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６による使用のためのデータ（例えば、メディアコンテンツ情報、インデックスポイント情報、または任意の他の適切な情報）、およびユーザ機器１０２によってアクセス可能な任意のメディアコンテンツを含み得る。

図１の例示的な実施形態において、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、ユーザ機器１０２の内部であるけれども、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、外部に実装されるか、またはユーザ機器１０２の外部に部分的に実装され得る。例えば、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、コンテンツソース１３０において実装され得、そしてクライアントサーバまたは分散型アーキテクチャを用いて作動し得、そこでは、アプリケーションの一部が、クライアントプロセスの形態においてユーザ機器１０２上にローカルに実装され、そしてアプリケーションの一部が、サーバプロセスの形態においてリモートの位置において実装される。相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６はまた、アクセス可能な任意の適切なサーバ、コンピュータ機器、またはセットトップボックス上に実装され得、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、別の相互作用型アプリケーションと統合されるか、またはスタンドアロンのアプリケーション、サブプロセス、またはクラス（例えば、ＯＣＡＰ環境における）として実装される。

少なくとも一部の実施形態において、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、ソフトウェアにおいて実装される。しかしながら、ソフトウェアおよび／またはハードウェアの実装が、他の実施形態において用いられ得る。これらの配列は単に例示である。所望に応じて、相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６を実装するための他の適切な技術が用いられ得る。

相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６は、ユーザ機器１０２のユーザに対してインデックスポイントを格納し、そして維持し得る。相互作用型メディアガイダンスアプリケーション１０６はまた、図５〜図１２に示される表示画面およびオーバーレイなどの様々なインデックスポイント管理の表示画面およびオーバーレイをディスプレイデバイス１０４上に表示し得る。ユーザのインデックスポイント情報は、メディアシステム１００内のユーザ機器１０２（例えば、メモリ１１２のデータベース内）か、あるいは適切なコンテンツまたはデータソース（例えば、データソース１４２）において格納され、そして維持され得る。インデックスポイントがユーザ機器１０２からリモートに格納される場合には、インデックスポイント情報は、要求に応じてかまたは定期的にリモートから検索され得る。例えば、ユーザ機器１０２がインデックスを付けられた資産に対するユーザ要求を受信するときには、ユーザ機器１０２は、リモートのサーバまたはデータソースから要求された資産に対するすべての利用可能なインデックスポイントのリストを要求し得る。一部の実施形態において、インデックスポイントは、多様な位置におけるユーザによって（例えば、ユーザログインまたは認証プロセスの後）共有され得るか、またはインデックスポイントは、インデックスポイントを作り出したユーザ機器デバイス、ホームネットワーク、またはユーザによってのみアクセスされ得る。

一部の実施形態において、ローカルなメディアサーバは、１つ以上のユーザ機器デバイスと同じ場所に配置される。例えば、図２は、本発明の一実施形態に従った、例示的なマルチユーザまたはマルチルームのシステム２００を示す。システム２００は、単一の位置または施設（例えば、ユーザの自宅）、あるいは複数の位置または施設（例えば、ユーザの一次の住居、二次の住居、および避暑用の別荘）において配置され得る。システム２００は、ユーザ機器デバイス２１０のＮ個のインスタンスを含み得、ここで、Ｎは任意の正の数字である。ユーザ機器デバイス２１０は、ユーザ機器１０２（図１）に関して記載された、すべての構成要素、機能、およびネットワーク接続を含み得る。

ユーザ機器デバイス２１０は、通信経路２１６を介してローカルメディアサーバ２３０に接続され得る。通信経路２１６は、衛星経路（電話バックリンク（ｂａｃｋｌｉｎｋ）を有する）、光ファイバ経路、ケーブル経路、イーサネット（登録商標）ネットワーク、ＤＯＣＳＩＳケーブルモデムネットワーク、または任意の他の適切な有線経路または無線経路またはネットワークを含み得る。一部の非常に重要な特定の通信ネットワークは、Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｏｖｅｒ Ｃｏａｘ Ａｌｌｉａｎｃｅ（ＭＯＣＡ）（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｍｏｃａｌｌｉａｎｃｅ．ｏｒｇ）によって規定されたネットワークを含むケーブル／同軸ケーブルネットワークを介するインターネットプロトコル、およびＤｉｇｉｔａｌ Ｌｉｖｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｌｌｉａｎｃｅ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｄｌｎａ．ｏｒｇ）によって規定されたネットワークを含むそのようなネットワーク上で作動するアプリケーションおよびサービスを含んでいる。ユーザ機器デバイス２１０はまた、同じ通信経路または異なる経路を介して互いに接続され得る。例えば、ユーザ機器デバイス２１０は、ケーブル経路を介してローカルメディアサーバ２３０に接続され得る一方で、ユーザ機器デバイスは、光ファイバ経路を介して互いに接続され得る。

ローカルメディアサーバ２３０は、資産を記録し、そして格納された資産にアクセスすることが可能な、任意のメディアサーバ、コンテンツ集合体（ａｇｇｒｅｇａｔｏｒ）、またはユーザ機器デバイスを含み得る。例えば、ローカルメディアサーバ２３０は、Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ ＡｔｌａｎｔａによるＥｘｐｌｏｒｅｒ８３００ ＤＶＲサーバ、またはＭｏｔｏｒｏｌａのＷｈｏｌｅ Ｈｏｍｅ Ｍｅｄｉａ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ（ＷＨＭＳ）の一部分としてのＤＣＴ６４００シリーズ高精細度ネットワーク型セットトップボックス、またはパーソナルコンピュータ（例えば、チューナカードまたはＯｐｅｎ Ｃａｂｌｅ Ｕｎｉｄｉｒｅｔｉｏｎａｌ Ｒｅｃｅｉｖｅｒ（ＯＣＵＲ）カード、およびオプションで作動する、ワシントン州ＲｅｄｍｏｎｄのＭｉｃｒｏｓｏｆｔ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによるＭｅｄｉａＣｅｎｔｅｒソフトウェアを装備される）を含み得る。ローカルメディアサーバ２３０がセットトップボックスである場合には、それは、マスタ／スレーブ配列におけるマスタセットトップボックスとして構成され得る。例えば、一部の実施形態において、ユーザ機器デバイス２１０は、記録された資産に直接的なアクセスを有しないことがあり得るけれども、ローカルメディアサーバ２３０を介して記録デバイス２６０上の記録された資産を検索する必要がある。この配列において、ローカルメディアサーバ２３０は、ユーザ機器デバイス２１０のために資産の要求を処理する。

ローカルメディアサーバ２３０は、少なくとも制御回路網２３２と、ディスプレイデバイス２４０と、記録デバイス２６０と、ユーザ入力デバイス２２０とを含み得る。それらがネットワークのブラックボックスのストレージデバイスとして役に立つときには、ローカルメディアサーバには、例えば、表示がないことがしばしばあり得る。ローカルメディアサーバ２３０はまた、メディアコンテンツを一方のフォーマットおよび／または資産のタイプから別のフォーマットおよび／または資産のタイプに変換するために、オーディオおよび／またはビデオのエンコーディングまたはトランスコーディング（ｔｒａｎｓｃｏｄｉｎｇ）回路網（図示されない）を含み得る。制御回路網２３２は、制御回路網１１０（図１）のように、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションなどのアプリケーションを実行し得る。一部の実施形態において、制御回路網２３２は、メモリ（例えば、ＲＡＭ、ＲＯＭ、およびメモリのハイブリッドタイプ）からアプリケーション命令を実行する。ローカルメディアサーバ２３０はまた、１つ以上の取り付けられたかまたは統合された、記録デバイス２６０などの記録またはストレージデバイスを含み得る。記録デバイス２６０は、メディア資産を記録または格納するための、１つ以上のデジタルビデオレコーダ、ハードドライブ、光ドライブ、メディアプレーヤ、ゲームシステム、または任意の他の適切なデバイスを含み得る。メディアサーバ２３０は、例えば、ＭｉｃｒｏｓｏｆｔのＭｅｄｉａ Ｃｅｎｔｅｒ Ｅｄｉｔｉｏｎ（ＭＣＥ）ソフトウェアを実行するＰＣＴＶであり得、そのような例において、ユーザ機器デバイス２１０のうちの１つ以上は、ＸＢＯＸ３６０ゲームマシン（これもまた、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの製品）であり得る。記録デバイス２６０上に格納されたメディア資産の一部またはすべては、インデックスを付けられることが可能であり得る。例えば、記録デバイス２６０は、要求の際に、ユーザ機器デバイス２１０によってアクセス可能な、複数の記録されたテレビジョン番組、長編映画、ならびに相互作用型アプリケーションおよびゲームを含み得る。

資産はまた、リモートのメディアサーバからローカルのメディアサーバ２３０に対してアクセスされ、そしてキャッシュされ得る。例えば、ユーザ機器デバイスがリモートのオンデマンドまたはペイパービューのサーバからオンデマンドまたはペイパービューの資産を要求した後、ローカルメディアサーバ２３０は、要求された資産の一部分またはすべてをキャッシュし得る。インデックスポイントは次いで、資産に割り当てられ得る。ユーザが資産を視聴するときに、ローカルメディアサーバ２３０は、要求された資産を介してユーザの進行を監視し、ユーザの視聴の進行を追跡するために、進行に応じてインデックスポイントを前進させ得る。同様に、インデックスポイントは、リスタートするか、またはさもなければ資産の提示と相互作用し得る。ゲーム資産の場合において、インデックスポイントは、ゲームおよび他のゲーム属性（例えば、プレーヤのヘルス（ｈｅａｌｔｈ）、武器、キル（ｋｉｌｌ）、スコア、およびランク）内のレベルおよび／または位置に対応し得る。

一部の実施形態において、ユーザ機器デバイス２１０は、様々な能力を有し得る。例えば、ユーザ機器デバイスは、様々なタイプのコンテンツを表示し、様々なプラットホーム上の様々なタイプのソフトウェアを作動するように構成され得る。例えば、ユーザ機器デバイス２１０は、セットトップボックス、メディアサーバ、パーソナルコンピュータ、および様々なモバイル通信デバイス（例えば、セルラ電話およびＰＤＡ）を含み得る。各ユーザ機器デバイスは、データを受信するための様々なバンド幅の能力を有し得る。例えば、無線のユーザ機器デバイスは、有線（例えば、ケーブル）経路を介してローカルメディアサーバ２３０に接続されたユーザ機器デバイスよりも低いデータレートでローカルメディアサーバ２３０からデータを受信し得る。さらに、無線機器は、高精細度のコンテンツを表示するように構成されないことがあり得る一方で、他のユーザ機器デバイスは、高精細度ディスプレイのサポートを有し得る。

インデックスポイント管理をサポートし、そして図２のシステム２００またはシステム１００（図１）内の任意のユーザ機器デバイスからアクセスするために、単一の資産の複数のフォーマットが利用可能であり得る。例えば、特定の資産の、高精細度、標準精細度、およびＨ．２６４フォーマットのすべてが、記録デバイス２６０またはコンテンツソース１３０（図１）上で利用可能であり得る。要求するユーザ機器デバイスの能力に依存して、資産の適切なバージョンは、インデックスポイントが異なる資産のフォーマット（例えば、高精細度および標準精細度の資産）をわたる変更ではなかった後に、自動的にアクセスされ得、インデックスポイント管理システムは、インデックスポイントと関連づけられる資産の任意のフォーマットを介してユーザが進行するときに、同様な様態でインデックスポイントをアップデートし得る。

一部の実施形態において、ユーザ機器デバイス２１０は、各インデックスポイントのまわりの要求された資産の短いビデオクリップ（または１つ以上の個々のフレーム）をキャッシュする。例えば、ユーザが資産の提示を停止するか、または一時停止するときには、ユーザ機器デバイスは、インデックス停止ポイント前のビデオの前の１５秒をキャッシュし得る。ユーザ機器デバイスは、インデックス停止ポイント後のコンテンツを事前デコードおよびキャッシュし得る。一部の実施形態において、インデックス停止ポイント前のビデオの一部分および後のビデオの一部分は、両方ともキャッシュされる。このビデオは次いで、インデックスポイントと関連づけられる。ユーザは、資産におけるどの位置をインデックスポイントが参照するかをユーザに思い出させることに役立つように、インデックスポイントのリスト画面（例えば、図９の表示画面９００）においてキャッシュされたビデオを閲覧し得る。

ユーザは、ユーザ入力デバイス２２０を用いて、ローカルメディアサーバ２３０と相互作用し得る。ユーザ入力デバイス２２０は例えば、リモコン、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、および／または音声認識／検証モジュールを含み得る。ユーザ入力デバイス２２０は、任意の適切な通信経路を介して制御回路網２３２に接続され得、その通信経路は、ＦｉｒｅＷｉｒｅ（ＩＥＥＥ１３９４）、赤外線、または光接続を含み得る。ユーザ入力デバイス２２０を用いて、ユーザは、制御回路網２３２に対して、相互作用型アプリケーション画面と、オーバーレイと、メディア資産とを、ディスプレイデバイス２４０上に表示するように指示し得る。さらにまたは代替案として、２１０、ユーザは、メディアサーバ２３０上またはユーザ機器デバイス２１０上でローカルに生成されたアプリケーション画面と、オーバーレイと、メディア資産とを、ユーザ機器デバイス２１０にローカルに表示されるようになし得る。

図３Ａおよび図３Ｂは、本発明の一実施形態に従った、例示的なインデックスポイントの時間線表を示す。時間線表３００は、プレイリスト内のいくつかのユーザインデックスポイント３０２、３０４、３０６、および３０８を示す。プレイリストは、プレイリストによって確立された順序で提示されたり、表示されたり、アクセスされたりする４つの資産を規定する。プレイリストは、例えば、放送テレビジョン番組、デジタル音楽、記録されたコンテンツ、オンデマンドコンテンツ、および相互作用型アプリケーションおよびゲームを含む、コンテンツの同質または異質のタイプを含み得る。図３Ａの例において、資産１は、３０分の持続時間を有し、資産２は、４５分の持続時間を有し、資産３は、１５分の持続時間を有し、資産４は、３０分の持続時間を有する。資産１から資産４のそれぞれは、指定された期間に提示されたり、表示されたり、アクセスされたりする。一般に、この期間は、資産の長さに対応するけれども、常にそういうわけではない。例えば、プレイリストに含まれる一部の資産（例えば、ゲームまたはウェブアクセスのセッション）は、持続時間または資産の長さと関連づけられないことがあり得る。これらの資産に対して、ユーザは、プレイリストにおいて資産のアクセスまたは提示の持続時間を指定し得るか、またはシステムは、デフォルトの持続時間（例えば、３０分）を自動的に提供し得る。

時間線表３００は、個々の資産区分によってプレイリストの時間線表を示すけれども、プレイリストと関連づけられたインデックスポイントが、プレイリスト内であり得るか、またはそうではないことがあり得る。例えば、インデックスポイント３０６は、適切な資産番号（すなわち、図３Ａの例においては２）およびその資産内の経過時間の量によって表され得る。さらにまたは代替案として、インデックスポイント３０６は、プレイリストのスタートからの合計経過時間によって表され得る。例えば、インデックスポイント３０６が、資産２内に１８分と２１秒である場合には、インデックスポイント３０６は、プレイリストの資産番号にその資産内の経過時間を続ける（例えば、「２−００：１８：２１」）ことによってか、またはプレイリスト内の合計経過時間（例えば、「００：４８：２１」）か、またはそれらの両方（例えば、「００：４８：２１、２−００：１８：２１」）によって表され得る。

４つのインデックスポイントだけが図３Ａにおいて示されるけれども、任意の数のユーザのための任意の数のインデックスポイントが、単一の資産に対して維持され得る。図４に関して以下でさらに詳細に記載されるように、インデックスポイントは、特定のユーザ、特定のユーザ機器デバイス、またはそれらの両方と関連づけられ得る。例えば、図３Ａのユーザ機器デバイス「Ａ」は、プレイリスト時間線表３００において２つのユーザインデックスポイント（すなわち、インデックスポイント３０２および３０６）を有する。図３Ａは、４つの資産のプレイリストと関連づけられたインデックスポイントの時間線表を示すけれども、任意の数の資産が、プレイリストにおいて規定され得る。さらに、複数のインデックスポイントが、個々の資産と関連づけられ得る（資産のプレイリストとは対照的である）。

上記されたように、ビデオ（または１つ以上のフレーム）の少なくとも一部分は、ユーザがインデックスポイントと関連づけられた資産を停止したり、一時停止したり、またはさもなければその資産から同調を外したりした後、各インデックスポイントのまわりでキャッシュ（そしてオプションで圧縮、および／または暗号化）され得る。このビデオは次いで、資産におけるどの位置をインデックスポイントが参照するかをユーザに思い出させることに役立つように、図９の画面９００または図１０の表示画面１０００においてユーザに提示され得る。インデックスポイントのリストを有するビデオ（または１つ以上のフレーム）の一部分の表示を容易にするために、一部の実施形態において、ユーザ機器、ローカルメディアサーバ、または他の適切なストレージデバイスは、図３Ｂに示されるようなスライド式のビデオキャッシュウィンドウ３１０およびインクリメント式のビデオキャッシュウィンドウ３２０のうちの１つ以上を維持し得る。一部の実施形態において、資産は、それが再生されるときに連続的に事前にデコードされる。例えば、スライド式ウィンドウ３１０は、これから視聴されるビデオの１５分の事前にデコードされた部分と、すでに提示されたビデオの１５分のキャッシュされた部分とを含む。ユーザインデックスポイントは、スライド式ウィンドウの中心に留まり得る。スライド式ウィンドウの後ろのビデオは、捨てられ得る（または、低いストレージスペース条件がビデオを捨てることを要求するまで、キャッシュされ得る）。ウィンドウ３１０のサイズは、任意の適切なサイズであり得、ユーザ機器またはローカルメディアサーバ上のストレージ空間条件によって保証されるときに、その場で動的に調整され得る。

ビデオセグメントは、インクリメント式ベースでも同じくキャッシュされ得る。例えば、インクリメント式のビデオキャッシュウィンドウ３２０は、３０分のセグメント（または、任意の他の適切なセグメントサイズ）内でビデオにアクセスし、そしてデコードし得る。新しいビデオのセグメントは、ユーザのインデックスポイントが、インクリメント式のビデオキャッシュウィンドウ３２０の最後（または、最後からある所定の距離）であるときだけ、アクセスされ、そしてデコードされ得る。インクリメント式のデコード化およびキャッシュ化は、資産のタイプ、エンコード化のタイプ、用いられた圧縮および／または暗号化、ならびにシステムの処理パワーなどの因子に依存して、いくつかのシステム上のよりよい性能をもたらし得る。

図４は、例示的な資産に対するインデックスポイントレコード４００を示す。それぞれの資産は、資産と関連づけられた複数のインデックスポイントを有し得る。レコード４００の例において、インデックスポイントは、リレーショナルデータベースのテーブル内の行によって表されているけれども、任意の適切なデータ構造またはストレージメカニズムが他の実施形態において用いられ得る。レコードまたは他のデータ構造は、ローカルメディアサーバ２３０においてか、またはユーザ機器デバイス２１０（両方とも図２）のうちの１つ以上において格納され得る。

一部の実施形態において、記録された資産に対するインデックスポイントレコードは、同じユーザ機器デバイス、記録デバイス、サーバ、または実際に記録された資産が格納される他のデバイス上に格納される。例えば、ローカルメディアサーバ２３０（図２）が、システム２００（図２）内ですべての記録された資産を保持する場合には、記録された資産に対するすべてのインデックスポイントレコードは、すべてローカルメディアサーバにおいて格納され得る。他の実施形態において、記録された資産は、システム２００（図２）内の２つ以上のデバイスにおいて格納され得る。これらの実施形態において、インデックスポイントレコードは、レコードと関連づけられた資産が格納されるデバイスと同じデバイス上に配置され得るか、またはすべてのインデックスポイントレコードは、主として単一のデバイス上に格納され得る。例えば、すべてのインデックスポイントレコードが、ローカルメディアサーバ２３０（図２）上に格納される場合には、ローカルメディアサーバ２３０（図２）は、コンテンツのアクセスを監視し、そしてインデックスポイントレコードをアップデートする責任があり得る。

インデックスポイントレコード４００は、特定の資産に対する６つのインデックスポイントを示す。これらの６つのインデックスポイントは、特定の資産に対してシステム２００（図２）内で利用可能なすべてのインデックスポイントを表し得る。各インデックスポイントは、特定のユーザ機器かまたは特定のユーザ、あるいはユーザ機器デバイスと特定のユーザとの両方と関連づけられ得る。インデックスポイントレコード４００は、ユーザ機器デバイスの列４０２と、ユーザの列４０４と、インデックスポインタの列４０６と、インデックス位置の列４０８と、名前の列４１０とを含む。

ユーザ機器デバイスの列４０２は、インデックスポイントを作り出した（または、最後にアクセスされた）ユーザ機器デバイスの識別を含む。ユーザ機器デバイスの識別は、一意の名前、ユニットアドレス、ネットワークアドレス、または任意の他の適切な識別子の形態をとり得る。一部の実施形態において、ユーザ機器の列４０２において識別されたユーザ機器デバイスは、実際の資産が格納されるデバイスであり得る。このように、インデックスポイントにアクセスする他のデバイスは、どこで実際の資産にアクセスすればよいかを知り得る。

ユーザの列４０４は、インデックスポイントを作り出した（または、最後にアクセスされた）ユーザの識別を含む。ユーザは例えば、名前、ログインＩＤ（例えば、ユーザの名前）、または一意の名前によって識別され得る。列４０４におけるユーザの識別は、ユーザ機器の列４０２にリストにされたユーザ機器デバイスにわたって一意であるか、またはシステム２００（図２）またはシステム１００（図１）内のすべてのユーザ機器デバイスにわたって一意であり得る。

インデックスポインタの列４０６は、インデックスポイントに対する参照またはポインタを含む。例えば、図４に示されたように、インデックスポインタの列４０６は一意の数字の識別子を含んでいる。これらの識別子は、特定の資産に対するキャッシュされたビデオ、グラフィック、またはフレームを保持するメモリまたはストレージ場所を一意に参照するために用いられ得る。ポインタはまた、ＵＲＬまたは他のキャッシュされたビデオまたはフレーム、およびリモートのストレージデバイスへのオフセット（例えば、タイムコード、フレーム番号、メモリ指示）を含み得る。一部の実施形態において、インデックスポインタの列４０６は、インデックスポイントレコード４００に含められない。そのような実施形態において、各インデックスポイントは、ユーザ機器識別子とユーザ識別子との組み合わせによって一意に識別され得る。このアプローチは、各ユーザが一資産あたり１つのインデックスポイントだけを作り出し得る、本発明の実施形態において実行可能である。しかしながら、一部の実施形態において、単一のユーザは、所与の資産に対して複数のインデックスポイントを作り出し得、その場合には、レコード４００のインデックスポインタが、インデックスポイントを一意に識別するために役立ち得る。資産内の複数のインデックスポイントが有用であり得る例は、腹筋トレーニングへのインデックス、および腿筋トレーニングへのインデックスが格納される、資産が運動プログラム（ビデオまたはアプリケーション）の例である。これらのインデックスは、いくつかの点でブックマークのようになる。

インデックス位置の列４０８は、資産内の位置（例えば、時間、分、および秒の数字）を含む。この列の値は、インデックスポイントと関連づけられる現在の視聴位置を反映する。上記されたように、現在の視聴位置は、資産のスタートからの経過時間によって（この値は、ほとんどの資産に対して好ましくは用いられ得るけれども）表される必要がない。現在の視聴位置はまた、フレーム番号、または資産内の現在の視聴位置を決定するために用いられ得る任意の他の指示ポイントによって与えられ得る。

最後に、名前の列４１０は、ユーザのインデックスポイントによって作り出されたカスタムの名前、ラベル、または短い説明を含む。名前の列４１０における名前は、インデックスポイントの識別に役立つように、インデックスポイントのリスト表示画面（図７の表示画面７００など）において表示され得る。一部の実施形態において、名前の列４１０の情報は、メディアガイダンスアプリケーションによって自動的に占有され得る。例えば、インデックスポイントが、認識されたユーザ（例えば、システムにログインしたユーザ）によって作り出される場合には、ユーザの名前（またはニックネーム）が、インデックスポイントに対するデフォルトの名前であり得る。ユーザは次いで、任意の望ましいカスタムの名前、ラベル、または説明をインデックスポイントと関連づけるために、デフォルトの名前を編集し得る。上記されたように一部の実施形態において、システムは、デフォルトのインデックスポイントをさらに維持し得る。デフォルトのインデックスポイントは、命名されないことがあり得、それらは、ＮＵＬＬ、「０」、または空白のエントリを名前の列４１０に含め得る。

図４の例において、インデックスポイント列４１２は、インデックスポイントレコード４００と関連づけられた資産に対するデフォルトのインデックスポイントに対応し得る。一資産あたり１つのデフォルトのインデックスポイント、一ユーザ機器デバイスあたり１つのデフォルトのインデックスポイント、または一資産あたり複数のデフォルトのインデックスポイントが存在し得る。デフォルトのインデックスポイントは、タイムアウト期間が経過し、そしてインデックスポイントのユーザ選択が受信されなかった後に、用いられ得る。インデックスポイント列４１２は、インデックスポイントが、ユーザ機器「Ａ」においてユーザ「１」によって作り出された（または、最後にアクセスされた）ことを示す。列はまた、インデックスポイントと関連づけられた視聴位置が、０時間、１３分、および１４秒であり、カスタムの名前が、インデックスポイントに割り当てられていないことを示す。インデックスポイント列４１４は、資産に対する別のインデックスポイントに対応する。このインデックスポイントは、ユーザ「１」によって作り出され（または、最後にアクセスされ）、このインデックスポイントは、０時間、５６分、および４９秒であり、ユーザは、カスタムのラベル、名前、または説明「ＲｏｃｋＳｔａｒ」をインデックスポイントと関連づけている。

図５は、本発明の一実施形態に従った、例示的な相互作用型メディアガイダンスアプリケーションのメニュー表示画面５００を示す。ユーザは、入力デバイス１０８（図１）を介して適切なコマンドを発行した（例えば、リモコンにおける「ガイド」または「メニュー」ボタンを押した）後、メニュー表示画面５００によって提示され得る。メニュー表示画面５００は、インデックスポイントオプション５０４を含む、いくつかのユーザ選択可能なオプションを含んでいる。ユーザは、メニュー表示画面５００内に提示された任意のユーザ選択可能なオプションについて、ハイライト領域またはカーソルを移動するために入力デバイス１０８（図１）を用い得る。インデックスポイントオプション５０４がハイライトされるか、または選択された後、インデックスポイントオプションの説明が、詳細エリア５０２内に現れ得る。例えば、詳細エリア５０２は、ユーザがインデックスポイントオプション５０４の選択を介してユーザインデックスポイントにアクセスし、そして管理し得ることをユーザに知らせ得る。インデックスポイントオプション５０４を選択した後、表示画面６００（図６）が、ユーザに提示され得る。

図６は、本発明の一実施形態に従った、進行中の表示画面６００を示す。表示画面６００は、少なくとも１つの関連づけられたインデックスポイントを有する利用可能な資産のリストを含んでいる。表示画面６００は、番組シリーズの記録された挿話（例えば、リスト６０４）と、オンデマンドまたはペイパービューサービスを介してアクセスされた長編映画（例えば、リスト６０６）と、プレイリスト（例えば、リスト６０８）と、そしてインデックスを付けられることが可能な他のコンテンツ（例えば、相互作用型アプリケーションおよび現在の視聴位置６１２および日付６１４）とに対するリストを含み得る。日付６１４は、インデックスポイントが最後にアクセスされた日付か、または挿話的なコンテンツの場合においては、資産が放送された日付に対応し得る。詳細エリア６０２は、選択されたインデックスポイントか、または資産か、または任意の他の適切な情報について追加的な情報を提示し得る。プレイリスト資産に対して、リストはまた、プレイリスト内の資産番号を含み得る。例えば、プレイリストのリスト６０８は、資産番号６１２を含む。プレイリストと関連づけられた現在の視聴位置は、資産内の経過時間またはプレイリストのスタートからの経過時間に対応し得る。

資産が一般に複数のインデックスポイントと関連づけられるので、一部の実施形態において、表示画面６００内のリストは、特定の資産に対する第一のインデックスポイントまたはデフォルトのインデックスポイントに対応する。資産が複数のインデックスポイントと関連づけられることを示すために、付加情報アイコン６１０が、資産リストにおいて提示され得る。表示画面６００内の付加情報アイコン６１０を有する任意のリストを選択した後、インデックスポイント詳細表示画面７００（図７）などのインデックスポイント詳細画面が、ユーザに提示され得る。付加情報アイコン６１０を有しないリストを選択した後、リスト内に表示された現在の視聴位置からスタートする資産が、ユーザに対して自動的に提示され得る。

一部の実施形態において、表示画面６００内のインデックスポイントリストは、ユーザがユーザ機器デバイスにログイン（例えば、ユーザの名前およびパスワードを用いる）した後、提示される。一旦ログインされると、ユーザは、ユーザによって作り出されたインデックスポイントによってのみ提示され得る。このように、ユーザは、ユーザ自身のインデックスポイントによって提示され得る。ユーザはまた、所望に応じて、他のユーザがユーザのインデックスポイントにアクセスするかまたは修正するように許可を確立し得る。認証モジュール（相互作用型メディアガイダンスアプリケーションの一部分であり得る）は、すべてのログイン要求を有効にし、そしてすべてのインデックスポイント許可を強制し得る。

図７は、本発明の一実施形態に従った、例示的なインデックスポイント詳細の表示画面７００を示す。表示画面７００は、特定の資産と関連づけられたすべての利用可能なインデックスポイントをリストにし得る。例えば、リスト６０４（図６）を選択した後、表示画面７００がユーザに表示され得る。インデックスポイントのリスト７０２などの表示画面７００内の各インデックスポイントリストは、インデックスポイント名と、ラベルまたは（利用可能な場合には）説明と、現在の視聴位置７０４と、日付７０６とを含み得る。日付７０６は、インデックスポイントが最後にアクセスされた日付を示し得る。表示画面７００内に表示される情報は、レコード４００（図４）などのインデックスポイントのデータレコードから引き出され得る。

現在再生中の表示画面６００（図６）に戻るために、ユーザは、後戻りアイコン７０８を選択し得る。インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置において、選択された資産の視聴をスタートするために、ユーザは、インデックスポイントをハイライトし、そして再開アイコン７１０を選択し得る。インデックスポイントをリセットするか、または再スタートさせる（例えば、００：００：００に後戻る）ために、ユーザは、リセットアイコン７１２を選択し得る。インデックスポイントを削除するか、または除去するために、ユーザは削除アイコン７１４を選択し得る。インデックスポイントをリセットするか、または削除した後、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、資産と関連づけられたインデックスポイントレコードへの適切な変更を行い得る。

一部の共通のインデックスポイントのアクションアイコンは、表示画面７００内に表示されるけれども、他のインデックスポイントのアクションと関連づけられた他のアイコンもまた表示され得る。例えば、早送りまたは巻戻しのアクションが規定され得る。早送りまたは巻戻しのアクションアイコンを選択した後、インデックスポイントと関連づけられる現在の視聴位置は、それに応じて変更され得る。これらの追加のアクションに対するアイコンは、所望に応じて、アクションアイコン７０８、７１０、７１２、および／または７１４の近くで表示され得る。

一部の実施形態において、特定の資産に対するインデックスポイントはまた、ユーザ機器デバイスによってグループ化され得る。例えば、図８は、本発明の一実施形態に従った、すべてのデバイスのインデックスポイントのリスト表示画面８００を示す。この実施形態において、システム２００（図２）またはシステム１００（図１）内の各ユーザ機器デバイスは、それ自身のインデックスポイントを各資産に対して維持し得る。例えば、リスト８０２は、ＭｏｔｏｒｏｌａのＤＣＴ５１００セットトップボックスに対するインデックスポイントを表している。このインデックスポイントは、現在の視聴位置８０４および日付８０６と関連づけられる。日付８０６は、インデックスポイントが最後にアクセスされた日付を表し得る。マルチルームメディアシステム内の任意のユーザは、データレコード４００（図４）などの中央で格納されたインデックスポイントデータレコードにアクセスすることによって、別のユーザ機器デバイスにおいて作り出されたインデックスポイントにアクセスし得る。例えば、ユーザは、１つのユーザ機器デバイスからインデックスポイントを作り出し、そして別のユーザ機器デバイスからそのインデックスポイントにアクセスすることを望み得る。

表示画面８００内の各リストはまた、ユーザ機器デバイスの識別（例えば、ラベル８０８）と、位置の識別８１０（例えば、「Ｂｅｎの部屋（Ｂｅｎ’ｓ Ｒｏｏｍ）」）とを含み得る。識別ラベルは、ユーザが、資産にアクセスすることを再開するための所望のインデックスポイントを識別することに役立ち得る。一部の実施形態において、ユーザ機器ラベル８０８および位置ラベル８１０は、ユーザが新しいユーザ機器デバイスからインデックスポイントにアクセスした後、自動的にアップデートされ得る。このように、ユーザ機器ラベル８０８および位置ラベル８１０は、インデックスポイントにアクセスするための最も新しいユーザ機器デバイスを常に反映し得る。他の実施形態において、ラベル８０８および８１０は、インデックスポイントを作り出したユーザ機器デバイスに対応し得、どのユーザ機器デバイスがこのインデックスポイントに最後にアクセスしたかにかかわらず、静的のままであり得る。表示画面７００（図７）に類似して、表示画面８００はまた、インデックスポイントのリストエリアの下にインデックスポイントのアクションアイコンを含み得る。

しばしば、ユーザは、どのインデックスポイントにユーザが最後にアクセスしたかを識別できないことがあり得る。このことは、インデックスポイントのリストにおいて、インデックスポイント名または説明的なラベルと、現在の視聴位置の指示と、最後のアクセスの日付とを提示するにもかかわらず真実であり得る。一部の実施形態において、インデックスポイントの識別にさらに役立つために、ユーザがインデックスポイントリストをハイライトしたか、または選択した後、短いビデオクリップ（例えば、スライド式のビデオキャッシュウィンドウ３１０および／またはインクリメント式のビデオキャッシュウィンドウ３２０（両方とも図３）を用いてキャッシュされたビデオの一部分）がユーザに提示され得る。ビデオクリップは、インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置のまわりかまたは近くのビデオの一部分を含み得る。例えば、現在の視聴位置の１５秒前および現在の視聴位置の１５秒後を含む３０秒のビデオが、ループされ、そしてユーザに提示され得る。

図９は、そのようなビデオウィンドウを有する例示的な表示画面９００を示す。表示画面９００は、表示画面７００（図７）のように、特定の資産と関連づけられたすべてのインデックスポイントのリストを含み得る。インデックスポイントに対するリスト（例えば、リスト９０４）をハイライトした後、ビデオウィンドウ９０２は、インデックスポイントの識別に役立つように、ユーザにループするビデオを提示し得る。ユーザが異なるインデックスポイントに対する別のリストにカーソルまたはハイライト領域を移動した後、ビデオウィンドウ９０２において提示されるビデオは、新しく選択されたインデックスポイントと関連づけられた新しいビデオクリップに自動的に変わり得る。ビデオクリップは、所望に応じて、任意の適切な長さであり得、連続的にループするかまたは繰り返し得る。

１つのビデオウィンドウ９０２だけが図９の例において示されるけれども、複数のビデオウィンドウ、またはセルも同じく表示され得ることが、明らかに理解される。例えば、表示画面９００は、図１０の表示画面１０００に示されるように、単一の表示内に同時に提示された複数のビデオウィンドウまたはセルを有するビデオのモザイク（ｍｏｓａｉｃ）画面を含み得る。各ビデオウィンドウまたはセル（例えば、セル１００２）は、名前エリア１００４において識別される資産と関連づけられた異なるインデックスポイントに対応し得る。ユーザは、選択されたビデオウィンドウに対応する視聴位置において資産にアクセスするために、任意のビデオウィンドウまたはセルを選択し得る。一部の実施形態において、詳細なインデックスポイント情報が、各ビデオウィンドウまたはセルの横かまたは近くに表示される。例えば、詳細情報１００８は、インデックスポイントと関連づけられたカスタムの名前またはラベルと、現在の視聴位置と、インデックスポイントが最後にアクセスされた（または作り出された）日付とを含み得る。名前エリア１００４で識別されたコンテンツと関連づけられたインデックスポイントよりも多くのビデオセルを視聴するために、ユーザは、さらなるアイコン１００６を選択し得る。

４つのビデオウィンドウだけが図１０の例において示されるけれども、任意の適切な数のビデオウィンドウが、単一の表示画面において同時に提示され得る（例えば、２つのウィンドウ、６つのウィンドウ、８つのウィンドウ、または１０個のウィンドウ）。各ビデオウィンドウは、資産と関連づけられた異なるインデックスポイントのまわりかまたは近くのビデオを含み得る。ビデオモザイク表示および画面と、ビデオリッチ（ｖｉｄｅｏ−ｒｉｃｈ）なナビゲーションとをサポートするためのシステムおよび方法の例については、２００６年３月３０日に出願された米国特許出願第１１／３９５，３８０号と、２００６年８月２４日に出願された米国特許出願第１１／５１０，２４７号と、２００６年８月２４日に出願された米国特許出願第１１／５１０，３６３号とを見られたい。これら出願のすべての内容全体は、これによって参考として本明細書中に援用される。

図１１は、本発明の一実施形態に従った、例示的なさらなる情報表示画面１１００を示す。インデックスを付けられた資産を視聴する間、ユーザは、資産またはインデックスポイントについてのさらなる情報を閲覧することを望み得る。例えば、ユーザは、オーバーレイ１１２２によって提示されるように、リモコンの「情報（Ｉｎｆｏ）」ボタンを押し得る。オーバーレイ１１２２が表示される間、メインウィンドウ１１２０内の資産は、一時停止され得るか、または再生を続け得る。オーバーレイ１１２２は、資産の名前と、資産の説明と、視聴率情報と、チャネル情報と、任意の他の適切な情報とを含み得る。加えて、さらなる情報オーバーレイ１１２２は、インデックスポイント名の指示（例えば、名前１１０２）と、インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置の指示（例えば、視聴位置１１１６）とを含み得る。ユーザは、アイコン１１０８、１１１０を用いて、共通のインデックスポイント管理機能を実行し得る。

例えば、現在再生中の表示画面６００（図６）に戻るために、ユーザは、後戻りアイコン１１０８を選択し得る。資産を視聴することを再開するために、ユーザは、再開アイコン１１１０を選択し得る。インデックスポイントをリセットするか、または再スタートさせる（例えば、００：００：００に後戻る）ために、ユーザは、リセットアイコン１１１２を選択し得る。インデックスポイントを削除するか、または除去するために、ユーザは、削除アイコン１１１４を選択し得る。インデックスポイントをリセットするか、または削除した後、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、資産と関連づけられたインデックスポイントレコード（例えば、図４のレコード４００）への適切な変更を行い得る。図７に関して上記されたように、他のアクションアイコン（例えば、早送りまたは巻戻し）もまた提供され得る。

図１２は、インデックスポイントのペアリング（ｐａｉｒｉｎｇ）を有する例示的な表示画面１２００を示す。これまでに論じられた単一のインデックスポイントは、「視聴−終了（ｗａｔｃｈｅｄ ｔｏ）」というインデックスポイントであった。しかしながら、一部の実施形態において、インデックスポイントは、「視聴−開始（ｗａｔｃｈｅｄ ｆｒｏｍ）」および「視聴−終了」のペアリングにおいてグループ化され得る。表示画面１２００は、タイトルエリア１２０２にリストにされた資産に対するインデックスポイントのペアリング表示の例を示す。例えば、ユーザが、資産をその始めから例えば、時間００：０５：３６まで視聴し、次いで、資産を後の時間に早送りする場合に、システムは、ペアになっていない「視聴−終了」のインデックスを００：０５：３６において作り出し得る。このインデックスポイントまたはそのまわりのビデオのビデオループまたは１つ以上のフレームは、格納され、そしてビデオセル１２０４において提示され得る。ユーザが次いで、資産の早送りを停止し、標準スピード再生を、例えば、時間００：１０：３３に再開し、それから、少し後の時間（例えば、時間００：２５：０９）において資産を停止するかまたは一時停止する場合に、システムは、ユーザが、視聴を再開した（例えば、時間００：１０：３３）位置において「視聴−開始」のインデックスと、視聴を一時停止／停止させた位置（例えば、時間００：２５：０９）を示す「視聴−終了」のインデックスとの両方を作り出し得る。これらのインデックスポイントまたはそれらのまわりのビデオのビデオループまたは１つ以上のフレームもまた、格納され、そしてセル１２０６および１２０８などのビデオセルにおいて提示され得る。

一部の実施形態において、これらの「視聴−終了」および「視聴−開始」のインデックスポイントは、グラフィカルユーザインターフェイス（例えば、リンクのグラフィカルな線による）においてペアにされたように示される。例えば、ペアのハイライト１２１０が、ビデオセル１２０６および１２０８を取り囲むことにより、これらのセルがペアになることを示し得る。さらに、インジケータ１２１８は、これらの２つのインデックスがプログレスバー１２１４においてペアになることを示し得る。ユーザは、入力デバイス１０８（図１）を用いて、インデックスポイントとインデックスポイントのペアとの間をナビゲートし得る。例えば、ユーザは、表示画面１２００内に表示された異なるインデックスポイントを選択するか、またはハイライトするために、リモコンデバイス上の左矢印キーまたは右矢印キーを押し得る。「ここから再開する」機能は、選択されたインデックスに対応する適切な位置において資産の視聴をスタートするために、これらのインデックスのいずれにも適用可能であり得る。単一の資産は、視聴−終了のインデックスと、視聴−開始のインデックスとの複数のそのようなペア、シングルユーザから、あるいは複数のユーザおよび／または複数のデバイスからのそのようなペアを有し得る。当業者によって認識され得るように、様々な特権レベルに基づいて、これらのインデックスを通してかまたは通り過ぎて視聴するかに依存して、様々な規則が、これらのインデックスのアップデートに適用される。

これらの実施形態の一部において、資産は、トランスポートバーまたはプログレスバー（例えば、プログレスバー１２１４）を用いて、グラフィカルに描かれる。視聴−終了のポイントと、視聴−開始のポイントと、ペアリングとは、資産の進行、視聴エリア、およびスキップされたエリアにおいてオーバーレイされ得る。さらに、マーカ（例えば、マーカ１２１６）は、トランスポートバーまたはプログレスバーの上、下、または内に現われ得る。マーカは、インデックスポイントのタイプを示し得る（例えば、「視聴−終了」（「ＷＴ」）または「視聴−開始」または（「ＷＦ」））。ペアになるマーカは、それらをペアになっていないマーカと区別するために、同じ色で表示され得る。一部の実施形態において、トランスポートバーの上で、各インデックスポイントに対応するビデオループまたはグラフィックが、インデックスポイントにおいてか、またはそれを取り囲んで表示され得、場面の視覚的な指示を提供する。図１２の例において示されるように、セル１２０４、１２０６、および１２０８は、それらの対応するインデックスポイントの上に位置決めされる。ラベル１２１２は、各セルと関連づけられ得、視聴位置および視聴された日付を示し得る。タイトルエリア１２０２内にリストされた資産と関連づけられるさらなるインデックスポイントのペアを閲覧するために、ユーザは、さらなるアイコン１２２０を選択し得る。一部の実施形態において、複数の資産に対するインデックスのペアが、同じ表示画面内に表示され得る。

図１３は、本発明の一実施形態に従った、メディアコンテンツにアクセスするための例示的なプロセス１３００を示す。ステップ１３０２において、要求が、資産を視聴するために受信される。例えば、ユーザは、資産を要求するために、ユーザ入力デバイス１０８（図１）または２２０（図２）の適切なボタンまたはキーを押し得る。ユーザはまた、資産のプレイリストを要求し得る。ステップ１３０４において、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、要求された資産と関連づけられるインデックスポイントが存在するか否かを決定する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、レコード４００などのインデックスポイントレコードが、資産に対して存在するか否かを決定（例えば、データベースをクエリすることによって）し得、新しいインデックスポイントが、資産に対してステップ１３１０において作り出され得る。新しいインデックスポイントを作り出すために、レコード４００（図４）に類似する新しいレコードが、資産に対して作り出され、インデックスポイントのデータベースまたはデータソースにおいて格納され得る。

要求された資産が少なくとも１つのインデックスポイントと関連づけられる場合には、ステップ１３０６において、利用可能なインデックスポイントのリストが、ユーザに提示され得る。例えば、表示画面７００（図７）または表示画面８００（図８）が、表示され得る。ユーザに利用可能なインデックスポイントのリストを提示した後、インデックスポイントのうちの１つのユーザ選択が、ステップ１３０８において受信され得る。資産は次いで、ステップ１３１２において、選択されたインデックスポイントの現在の視聴位置においてユーザ機器上に提示され得る。新しいインデックスポイントが、ステップ１３１０において作り出される場合には、資産は、ステップ１３１２において資産の最初から提示され得る。最後に、ステップ１３１４において、メディアガイダンスアプリケーションは、資産を介してユーザの進行を監視し、それに応じてインデックスポイントをアップデートし得る。

実際には、プロセス１３００において示された１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされたり、任意の適切な順序で実行されたり、並列（例えば、同時または実質的に同時）に実行されたり、または除去されたりされ得る。

図１４は、インデックスポイントをアップデートし、インデックスポイントに基づいた位置における資産のビデオをキャッシュするための、例示的なプロセス１４００を示す。ステップ１４０２において、資産を停止するか、または一時停止する要求が受信される。例えば、ユーザは、資産を変えるかまたは資産から同調を外すか、あるいは相互作用型メディアガイダンスアプリケーションの表示画面に戻り得（例えば、図の資産メニュー表示画面５００）、相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ１４０４において、資産がインデックスポイントと関連づけられるか否かを決定し得る。例えば、インデックスポイントのデータベースは、レコード４００（図４）などのインデックスポイントレコードが資産に対して存在するか否かを決定するためにクエリされ得る。インデックスポイントが資産と関連づけられない場合には、新しいインデックスポイントが、ステップ１４０６において、資産に対して作り出され得る。例えば、レコード４００（図４）に類似する新しいレコードが作り出され得る。インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置は、ユーザが資産を停止または一時停止させた、資産におけるポイントであり得る。

ステップ１４０６において、新しいインデックスポイントを作り出した後か、またはステップ１４０４において、資産がインデックスポイントと関連づけられる決定が行われる場合には、資産のビデオが、ステップ１４０８においてキャッシュされ得る。例えば、一部の実施形態において、インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置の前方のビデオの一部分は、ユーザ機器に事前にデコードされ、そしてキャッシュされる。他の実施形態において、インデックスポイントの後方の以前に提示されたビデオは、ユーザ機器にキャッシュされるか、またはインデックスポイントの前方と、インデックスポイントの後方との両方のビデオの一部分がキャッシュされ得る。一部の実施形態において、ビデオは、通常の資産のデコードプロセスの一部分として、ユーザ機器にすでにキャッシュされ得る。例えば、スライド式のビデオキャッシュウィンドウ３１０および／またはインクリメント式のビデオキャッシュウィンドウ３２０（両方とも図３）は、資産デコードプロセスに用いられ得る。

次いで、ステップ１４１０において、利用可能なインデックスポイントのリストが、キャッシュされたビデオの少なくとも一部分とともに同時にユーザに対して提示される。例えば、表示画面９００（図９）は、選択されたインデックスポイントのリストを有するビデオウィンドウを示す。このビデオは、ユーザがインデックスポイントの実際の視聴位置を変更することなく、ユーザがどのインデックスポイントに最後にアクセスしたかを決定することに役立ち得る。ユーザが資産の提示を再開することを望む場合には、インデックスポイントのユーザ選択が、ステップ１４１２において受信され、ステップ１４１４において選択されたインデックスポイントにおいて、資産が提示される。

実際には、プロセス１４００において示された１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされたり、任意の適切な順序で実行されたり、並列（例えば、同時または実質的に同時）に実行されたり、または除去されたりされ得る。

図１５Ａおよび図１５Ｂは、ユーザ機器からインデックスポイントを要求するための例示的なプロセス１５００を示す。一部の実施形態において、インデックスポイント（およびそれらに関連づけられる資産）が、様々なユーザ機器（例えば、セルラ電話、セットトップボックス、パーソナルコンピュータ、およびＰＤＡ）からアクセスされ得るので、インデックスポイント管理システムは、要求デバイス上のディスプレイに対してサポートされたメディアフォーマットを配置することを試みる。ステップ１５０２において、インデックスポイントに対する要求が、ユーザ機器から受信され得る。例えば、ユーザ機器デバイス２１０のうちの１つのユーザは、表示画面７００（図７）などのインデックスポイントのリスト画面からインデックスポイントを選択し得る。インデックスポイントに対するユーザ要求を受信した後、ステップ１５０４において、インデックスポイントと関連づけられた資産の位置が決定される。例えば、インデックスポイントのデータレコード４００のユーザ機器の列４０２（両方とも図４）は、資産のソースを識別し得る。資産のソースは、リモートメディアサーバまたはローカルメディアサーバ、ユーザ機器デバイス、あるいは任意の他のストレージ場所を含み得る。

資産がローカルに格納されない場合には、ステップ１５０６において、資産のストレージデバイスが捜し出される。例えば、資産は、オンデマンドサーバまたはペイパービューサーバなどのリモートメディアサーバ上に格納され得る。資産のストレージデバイスが捜し出された後か、または資産がローカルに利用可能であると決定が行われた後、ステップ１５０８において、資産のフォーマットおよび／または資産のタイプが決定され得る。資産のタイプは、例えば、ビデオ、オーディオ、相互作用型メディア、アプリケーション、ゲーム、およびインターネットコンテンツを含み得る。ビデオに対する資産のフォーマットは、例えば、高精細度（ＨＤ）ビデオ、標準精細度（ＳＤ）ビデオ、およびＨ．２６４ビデオを含み得る。

ステップ１５１０において、メディアガイダンスアプリケーションは、要求されたインデックスポイントと関連づけられた資産のタイプおよび／またはフォーマットが、要求デバイスによってサポートされるか否かを決定し得る。例えば、高精細度の資産は、すべてのデバイスによってサポートされないことがあり得る。資産のフォーマットおよび／またはタイプがサポートされない場合には、ステップ１５１２において、メディアガイダンスアプリケーションは、資産のサポートされたタイプおよび／またはフォーマットが利用可能であるか否かを決定し得る。例えば、一方のデータソース（例えば、図１のデータソース１４２）が高精細度のコンテンツを提供し得、一方で別のデータソースが標準精細度のコンテンツを提供し得る。相互作用型メディアガイダンスアプリケーションは、ローカルに格納されたか、またはリモートサーバから利用可能な、サポートされたフォーマットに対して利用可能なデータソースおよび記録デバイスを検索し得る。

ステップ１５１２において、サポートされた資産のタイプまたはフォーマットが利用可能でない場合には、一部の実施形態において、サポートされていないタイプまたはフォーマットの変換が、ステップ１５１４において試みられ得る。ローカルメディアサーバ２３０（図２）またはユーザ機器デバイス２１０（図２）は、エンコーディングを利用するか、またはサポートされていないフォーマットから資産のサポートされたフォーマットを作り出すために、アクセスし得る。例えば、要求デバイスが、Ｈ．２６４ビデオおよび特定のビットレートだけをサポートすることが可能なセルラ電話である場合には、資産の高精細度または標準精細度フォーマットは、Ｈ．２６４互換のバージョンに変換され得る。ステップ１５１４において、資産をサポートされたバージョンに変換した後か、またはステップ１５１２において、資産のサポートされたフォーマットが利用可能であるとの決定が行われた後か、またはステップ１５１０において、要求された資産が要求デバイスによってサポートされるとの決定が行われた後、例示的なプロセス１５００は、図１５Ｂに継続し得る。

図１５Ｂにおけるステップ１５１６において、要求デバイスは、インデックスポイントのレコードがローカルに格納されるか否かを決定し得る。例えば、要求デバイスは、取り付けられたストレージまたは記録デバイスを有するユーザ機器デバイス２１０（図２）のうちの１つであり得る。インデックスポイントのレコードがローカルに格納される場合には、ステップ１５２０において、視聴位置のインデックスポイントが読み取られる。例えば、インデックスポイントレコード４００（図４）がアクセスされ得、位置の列４０８（図４）における、要求されたインデックスポイントに対応するエントリが読み取られ得る。インデックスポイントのレコードが、ローカルに格納され（例えば、インデックスポイント情報は、図２のメディアサーバ２３０などのローカルメディアサーバまたはリモートメディアサーバ上に主として格納される）ない場合には、ステップ１５１８において、インデックスポイントのレコードストレージデバイスが、ステップ１５２０において、インデックスポイントのレコードにアクセスする前に捜し出され得る。

インデックスポイントと関連づけられた現在の視聴位置が、ステップ１５２０において読み取られた後、ステップ１５２２において、資産は、現在の視聴位置からスタートするように提示され得る。しかしながら、用語「視聴位置」は、視覚的に視られないデジタルオーディオ資産内の位置を含む。例えば、オーディオクリップのスタートからの経過時間は、記録され、そしてユーザが、最後に再生を終了させた位置においてデジタルオーディオ資産を提示するために用いられ得る。

ステップ１５２４において、資産は、資産が一時停止されたり、停止されたり、または同調を外されたりするまで提示され得る。一部の実施形態において、資産が一時停止されたり、停止されたり、または同調を外されたりした後、インデックスポイントの視聴位置情報は、新しい視聴位置（すなわち、一時停止または停止ポイント）を反映するようにアップデートされる。他の実施形態において、インデックスポイントと関連づけられた視聴位置は、連続的か、または規則的な定期ベース（例えば、５秒ごと）でアップデートされる。視聴位置をアップデートするために、インデックスポイントレコード４００（図４）内の列は、アップデートされるか、または変更され得る。例えば、位置の列４０６（図４）における１つ以上のエントリが、アップデートされ得る。ｍｕｔｅｘおよびセマフォなどの共有データベースのアクセス制御が、当業者に理解されるように、この環境に存在し得る二重アクセスの危険を防止するために用いられ得る。

ステップ１５２８において、新しいインデックスポイントの視聴位置のまわりかまたはその近くのビデオが、キャッシュされ得る。例えば、ループするビデオの１５秒のクリップは、要求デバイスまたはローカルメディアサーバ（例えば、図２のローカルメディアサーバ２３０）に格納され得る。このビデオクリップは次いで、インデックスポイントリストの画面またはインデックスポイントリストのビデオモザイク画面（例えば、表示画面９００（図９））において提示され得る。

実際には、プロセス１５００において示された１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされたり、並列（例えば、同時または実質的に同時）に実行されたり、または除去されたりされ得る。

上記された本発明の実施形態は、制限することではなく、説明目的のために提示され、そして本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。

Claims (31)

1. 複数のインデックスポイントと関連づけられた資産にアクセスするための方法であって、該方法は、
   資産と関連づけられた複数のインデックスポイントのうちの１つのユーザ選択を受信することであって、各インデックスポイントは、該資産内の視聴位置を表す、ことと、
   該選択されたインデックスポイントと関連づけられた該視聴位置において該資産にアクセスすることと、
   該資産内の該ユーザの視聴の進行を反映するために、該選択されたインデックスポイントと関連づけられた該視聴位置をアップデートすることと
   を包含する、方法。
2. 前記資産にアクセスした後、前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記視聴位置において該資産を表示することをさらに包含する、請求項１に記載の方法。
3. 前記複数のインデックスポイントのうちの１つの前記ユーザ選択を受信することに応答して、視聴位置のインデックスポイントのデータベースにアクセスすることをさらに包含する、請求項１に記載の方法。
4. 視聴位置のインデックスポイントのデータベースにアクセスすることは、前記ユーザから遠隔のメディアサーバ上のデータベースにアクセスすることを包含する、請求項３に記載の方法。
5. 前記視聴位置をアップデートすることに応答して、前記資産のビデオの一部分をキャッシュすることをさらに包含し、該キャッシュされたビデオの部分は、該アップデートされた視聴位置に基づく、請求項１に記載の方法。
6. 前記資産のビデオの一部分をキャッシュすることは、前記アップデートされた視聴位置の前のビデオの一部分をキャッシュすることを包含する、請求項５に記載の方法。
7. 前記資産のビデオの一部分をキャッシュすることは、前記アップデートされた視聴位置の後のビデオの一部分をキャッシュすることを包含する、請求項５に記載の方法。
8. 前記複数のインデックスポイントのリストと同時に、前記キャッシュされたビデオの部分を提示することをさらに包含する、請求項５に記載の方法。
9. 前記複数のインデックスポイントの前記リストと同時に、前記キャッシュされたビデオを提示することは、該キャッシュされたビデオをループすることを包含する、請求項８に記載の方法。
10. 前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記視聴位置をアップデートすることは、参照またはポインタを該アップデートされた視聴位置に保存することを包含する、請求項１に記載の方法。
11. 前記選択されたインデックスポイントに対するカスタムの名前または説明のユーザ指示を受信することと、
    該カスタムの名前または説明を該選択されたインデックスポイントと関連づけることと
    をさらに包含する、請求項１に記載の方法。
12. 前記ユーザにインデックスポイントのリストを提示することであって、該インデックスポイントのリスト化は、前記資産と関連づけられた前記複数のインデックスポイントと、前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記カスタムの名前とをリストすることをさらに包含する、請求項１１に記載の方法。
13. 前記資産は、記録された資産と、オンデマンドの資産と、ペイパービューの資産と、デジタルオーディオとからなるグループから選択される、請求項１に記載の方法。
14. 複数のインデックスポイントを用いて、資産にアクセスするためのシステムであって、該システムは、
    資産と関連づけられた複数のインデックスポイントを格納するためのメモリであって、各インデックスポイントは、該資産内の視聴位置を表す、メモリと、
    制御回路網であって、該制御回路網は、
    該複数のインデックスポイントのうちの１つのユーザ選択を受信し、
    該選択されたインデックスポイントと関連づけられた該視聴位置において該資産にアクセスし、
    該資産内の該ユーザの視聴の進行を反映するために、該選択されたインデックスポイントと関連づけられた該視聴位置をアップデートするように構成される、
    制御回路網と
    を備える、システム。
15. 前記制御回路網は、前記資産にアクセスした後に、前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記視聴位置において該資産を表示するようにさらに構成される、請求項１４に記載のシステム。
16. 前記制御回路網は、前記複数のインデックスポイントのうちの１つの前記ユーザ選択を受信することに応答して、視聴位置のインデックスポイントのデータベースにアクセスするようにさらに構成される、請求項１４に記載のシステム。
17. 前記制御回路網は、前記ユーザから遠隔のメディアサーバ上のインデックスのデータベースにアクセスするように構成される、請求項１６に記載のシステム。
18. 前記制御回路網は、前記視聴位置をアップデートすることに応答して、前記資産のビデオの一部分をキャッシュするようにさらに構成され、該キャッシュされたビデオの部分は、該アップデートされた視聴位置に基づく、請求項１４に記載のシステム。
19. 前記制御回路網は、前記アップデートされた視聴位置の前のビデオの一部分をキャッシュするように構成される、請求項１８に記載のシステム。
20. 前記制御回路網は、前記アップデートされた視聴位置の後のビデオの一部分をキャッシュするように構成される、請求項１８に記載のシステム。
21. 前記制御回路網は、前記複数のインデックスポイントのリストと同時に前記キャッシュされたビデオの部分を提示するようにさらに構成される、請求項１８に記載のシステム。
22. 前記制御回路網は、前記キャッシュされたビデオをループするようにさらに構成される、請求項２１に記載のシステム。
23. 前記制御回路網は、前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記視聴位置をアップデートするように構成され、参照またはポインタを該アップデートされた視聴位置に保存する、請求項１４に記載のシステム。
24. 前記制御回路網は、
    前記選択されたインデックスポイントに対するカスタムの名前または説明のユーザ指示を受信し、
    該カスタムの名前または説明を該選択されたインデックスポイントと関連づけるように
    さらに構成される、請求項１４に記載のシステム。
25. 前記制御回路網は、前記ユーザにインデックスポイントのリストを提示するように構成され、該インデックスポイントのリスト化は、前記資産と関連づけられた前記複数のインデックスポイントと、前記選択されたインデックスポイントと関連づけられた前記カスタムの名前とをリストする、請求項２４に記載のシステム。
26. 前記資産は、記録された資産と、オンデマンドの資産と、ペイパービューの資産と、デジタルオーディオとからなるグループから選択される、請求項１４に記載のシステム。
27. 資産にインデックスを付けるための方法であって、該方法は、
    該資産の第一の部分をスキップすることと、
    該スキップされた部分の最後に実質的に対応する第一のポイントから、該第一のポイントより後の第二のポイントまで資産を再生することと、
    該第一のポイントに対応する、再生−開始のインデックスと、該第二のポイントに対応する、再生−終了のインデックスとを格納することと
    を包含する、方法。
28. 前記再生−開始のインデックスと、前記再生−終了のインデックスとの間の関係を描くことを包含する、請求項２７に記載の方法。
29. 前記資産の第一の部分をスキップすることは、該第一の部分を介して早送りすることを包含する、請求項２７に記載の方法。
30. 前記再生−開始のインデックスを格納することは、前記第一のポイントのまわりの１つ以上のビデオフレームを格納することを包含し、前記再生−終了のインデックスを格納することは、前記第二のポイントのまわりの１つ以上のビデオフレームを格納することを包含する、請求項２７に記載の方法。
31. 前記第一のポイントのまわりの前記１つ以上のビデオフレームと、前記第二のポイントのまわりの前記１つ以上のビデオフレームとを同じ表示画面において表示することをさらに包含する、請求項３０に記載の方法。

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