JP2010511769A - 成形物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

第1の物品から成形物品を切断する工程を含む成形物品の製造方法であって、前記成形物品が前記第1の物品から切断される時に前記成形物品の横断面が変形され、所望の横断面を有する成形物品を得るために、前記第1の物品の横断面が、切断工程中の変形を相殺するような形状とされる。成形物品及び成形物品を含む組成物についてもまた記載されている。

Description

本発明は、成形物品の製造の分野におけるものであり、特に、成形物品の製造方法に関する。本発明はまた、成形物品及びそれらを含有する組成物、特に洗剤組成物に関する。
長い間、洗浄組成物の審美性を改善するために、その洗浄組成物に着色粒子が組み込まれてきた。従来は、これらの審美性粒子は、例えばPCT国際公開特許WO97/33965に記載されるような着色された洗剤粒子である。それらはまた、米国特許第6,747,000号に記載されているようなヌードルの形態であってもよい。
PCT国際公開特許WO97/33965 米国特許第6,747,000号
本発明は、消費者製品、特に洗浄組成物において使用するための改善された審美性粒子を提供しようとするものである。しかしながら、複雑な横断面を有する成形粒子を製造することは、技術的に困難な課題である。プロセスは効率的で審美性粒子を高速で生産できなければならないが、その審美性粒子は、良好で確かな形状を有し、最終用途の技術的要件を満たさなければならない。例えば、それらは、洗濯プロセスのような洗浄プロセス中に溶解する一方で、壊れることなく取扱い及び貯蔵に耐えるほど十分に頑丈であることが要求される場合がある。このような粒子は典型的に小さく、例えば最大の横断面が8mm未満、通常6mm又は5mm又は4mm未満であるため、これらの技術的課題を深刻にする。
本発明によると、第1の物品から成形物品を切断する工程を含む成形物品の製造方法が提供されるが、成形物品が第1の物品から切断される時に、成形物品の横断面は変形され、所望の横断面を有する成形物品を得るために、第1の物品の横断面は、それが切断工程中の変形を相殺するような形状とされる。本発明はまた、前記製造方法によって得ることのできる成形物品及びそれらを含む洗剤組成物も提供する。本方法は、比較的複雑であってもよく、その形状を通して所望の形状が達成される、種々の形状を有する成形物品を調製するための効率的な信頼性の高い手段を提供することが見出された。
本発明の別の態様では、成形物品を製造するための組成物が提供される。組成物は典型的には石鹸を含む。本明細書で使用するのに好ましい組成物は、60重量%〜99重量%の、C〜C20脂肪酸の石鹸を含む。典型的には、組成物は、0.1重量%〜20重量%の水を含んでもよい。好ましい組成物はまた、無機塩、例えば0.05重量%〜5重量%の無機塩、好ましくは塩化ナトリウムを含む。好ましい組成物はまた、グリセリン、典型的には0.01重量%〜10重量%のグリセリンを含む。こうした石鹸含有組成物は、典型的には5重量%未満の遊離脂肪酸類を含むことになる。こうした組成物は極めて満足できる成形粒子を提供し、例えば、切断中の低い変形性と、良好な溶解性と、壊れやすさとの間の優れたバランスを提供することが見出された。組成物中のグリセリンの存在は、それがまた、着色剤が組み込まれた場合に組成物の着色性を改善する場合があるため、特に有利である場合がある。
本発明の別の態様では、テーパー付ブレードホルダーを用いて第1の物品から成形物品を切断する工程を含む、成形物品の製造方法が提供される。好ましくは、このブレードは、テンション装着されている。驚くべきことに、テーパー付ブレードホルダーの使用により、成形物品の切断後の変形の問題が軽減されることが見出された。
本発明の好ましい実施形態では、第1の物品の横断面は、成形物品の所望の横断面に対して、切断方向において、より大きい。本発明の更に好ましい実施形態では、本方法は第1の物品を押出成形によって形成する工程を含む。好ましくは、成形物品は、押出成形されながら第1の物品から切断される。
定義
本明細書で使用する時、用語「切断方向」とは、ブレードが成形物品を形成しながら第1の物品を通って移動する方向を指す。「切断平面」とは、切断方向に平行な平面を指す。「成形物品の長さ」とは、切断平面に垂直な方向における成形物品の長さを指し、押出成形される場合には、好ましくは切断工程の前に押出される物品の長さを指す。本明細書で使用する時、用語「横断面」とは、切断平面と平行である、(後述するような)成形物品又は第1の物品のいずれかの面の形状を指す。
成形物品及び第1の物品
第1の物品とは、そこから更なる物品が切断されてよい、材料のあらゆる塊を表す。成形物品とは、第1の物品から切断されたあらゆる物品を表す。
本発明の成形物品を形成するための本発明による方法は、バッチ又は連続プロセスであってよく、連続プロセスはより速い生産速度が達成できるため好ましい。
本発明の第1の物品は、典型的には押出成形によって形成されてよい。典型的には、押出成形は、所定の長さの押出成形材料を形成するように、材料の塊がダイ又はオリフィスを押し通されるあらゆるプロセスを意味すると理解される。本発明の場合には、押出成形は通常、スクリュー押出成形機のような市販の押出成形機を用いて実行される。市販のスクリュー押出成形機は、典型的には、押出成形の前に材料を貯蔵するための1つ以上のフィーダー又はホッパーと、1つ以上のスクリューを格納するバレルと、それを通して材料が押出されるダイとを含む。スクリューが回転され、材料が典型的には、バレルを通って引き込まれながら加熱され及び/又は混練され及び/又は圧縮される。典型的には、材料は通常、1つ以上のフィーダーから最も遠いバレルの端部に位置する1つ以上のダイを押し通される。2つ以上のダイを使用すると、一度に生産することのできる第1の物品の数が増え、したがって形成物品の数が増えるので、好ましい。本発明の好ましい実施形態では、押出成形機のダイは50以上のオリフィス、好ましくは100以上のオリフィス、更により好ましく200以上のオリフィスを含む。この1つ以上のダイのオリフィスの形状が、そこから押出される物品の横断面及び/又は形状を決定することになる。スクリューの構成は典型的には、その材料がどのくらい変形性があるか、及び材料がどの温度において適切に圧縮され押出されるのに十分なだけ移動可能であるかに応じて選択される。本発明の特定の実施形態では、押出品の温度は典型的には、70℃〜130℃、又は80℃〜120℃、又は更には90℃〜110℃であってよい。スクリューの構成は、逆流、剪断、圧縮、加熱、及びこれらの組み合わせの様々な量と共に選択することが可能である。本発明で使用するのに好適な市販のスクリュー押出成形機としては、ウェンガー(Wenger)により製造されるTX−85二軸押出成形機(Twin Screw Extruder)が挙げられるが、これに限定されない。
第1の物品を形成するために押出成形が使用される場合、第1の物品が押出されている時にその第1の物品から成形物品が切断されるのが好ましい。このことは、所定の長さの材料(複数)が形成されその時は保存されて後で切断されるのとは対照的に、材料がダイを出る時に直ちに切断されて成形物品を形成することを意味するものと理解される。典型的には、第1の物品(押出品)は、成形物品の所望の長さに等しい長さの押出品が押出された時に切断されることになる。
典型的には、ブレードをダイと面一に走らせることによって成形物品が第1の物品から切断されることになる。好ましくは、ブレードは、それが確実に可能な限りダイの面上に接近して走るようにするために、ダイの表面に対接してテンション装着される。言うまでもなく、本発明の他の実施形態においては、材料は押出された長さの材料へと形成されて後で切断されてもよいということが理解される。
成形物品は、あらゆる好ましい横断面を有していてよい。特に好ましい成形物品の横断面は環状であり、他の好ましい横断面としては、アルファベットのいずれかの文字、星形、三角形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、例えば動物、鳥、又は他の生き物の形を包含する非幾何学形状、漫画、花、月、円板、十字架、及びいずれかの他の所望の形状が挙げられる。特定の実施形態では、成形物品はもちろん非環状であってもよい。本発明の好ましい実施形態では、成形物品は、0.05mm〜1mm、好ましくは0.1mm〜0.75mm、最も好ましくは0.2mm〜0.5mmの押出された長さ(すなわち、成形物品の長さ)を有する。特定の実施形態では、成形物品の長さは一般に、切断工程が行われる前に押出された材料の長さと等しい。
第1の物品が押出成形によって形成される本発明の好ましい実施形態では、所望の横断面を有する成形物品を得るために、ダイのオリフィスが切断工程中の変形を相殺するような形状とされているのが好ましい。
上述のように、本発明の好ましい実施形態では、第1の物品の横断面は、成形物品の所望の横断面に対して、切断方向においてより大きい。第1の物品が押出成形によって形成される本発明の実施形態においては、組成物がオリフィスを通って押出されるそのオリフィスは、オリフィスの最も大きな横断面が切断方向と実質的に平行となるように配向されるのが好ましい。
本発明の更なる実施形態では、成形物品の長さとその最大横断面との比は、約1:1〜約1:100、又は更には約1:5〜約1:50、又は更には約1:10〜約1:20である。
ダイのオリフィスの形状は、所望の成形物品の形状、変形又は切断との相殺性に応じて変わることになる。本発明の一実施形態では、第1の物品の切断方向における横断面の直径の、成形物品の切断方向における横断面の直径に対する比率は、1よりも大きい。好ましくは、その比は5:1〜101:100、又は更には3:1〜11:10、又は更には1.5:1〜1.05:1である。
特に好ましい実施形態では、所望の成形物品は円形環を含み、楕円環オリフィスを使用して楕円形管形状の第1の物品を形成し、そこからほぼ円環形状の物品が切断される。本発明の特に好ましい実施形態では、少なくとも1つの楕円形オリフィスを有するダイが使用される。好ましくは、前記楕円形オリフィスは、最大直径が2mm〜8mm、好ましくは3mm〜7mmであり、最小直径が1mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmである。特に好ましい実施形態では、楕円形オリフィスは、楕円形環状オリフィスを形成するようにそのオリフィス内に挿入された楕円形中央ピンを有する。好ましくは、前記楕円形中央ピンは、最大直径が0.5mm〜7.5mm、好ましくは2.5mm〜5mmであり、最小直径が0.25mm〜3.5mm、好ましくは0.5mm〜2mmである。所望の成形物品を得るために必要とされるダイオリフィスの詳細な形状は、押出品の組成、押出品の粘度、切断スピード、及び成形物品の長さを包含する多くの要因によって決まる。
本明細書で使用する時、ブレードという用語は、当該技術分野におけるその通常の意味を有するものと理解され、成形物品を第1の物品から切断する、切り裂く、又は一般に除去するために使用してよいあらゆる手段を包含し、典型的には、ナイフが挙げられる。本明細書で使用するための特に好ましいブレードは、回転式カッターに取り付けられたものである。回転式カッターは、軸を有する装置に固着された多数の個々のブレードを含む。この装置は、ブレードが回転方向に対してほぼ垂直な角度をなすように整列された状態で、軸の周りで回転される。したがって、短い時間に一箇所を多数のブレードが通り過ぎるようにすることができ、膨大な数の成形物品が次々に第1の物品から切断されることを可能にする。典型的には、本発明において回転式カッターが使用される場合、それらは2枚以上のブレード、好ましくは5枚以上のブレード、より好ましくは10枚以上のブレード、最も好ましくは15枚以上のブレードを含んでもよい。典型的には、回転式カッターは、1分当たり1000回転(rpm)以上、好ましくは2000rpm以上、更により好ましくは3000rpm以上で回転される。本発明の特に好ましい実施形態では、回転式カッターは押出成形機のダイに直接隣接して配置されてもよく、この場合第1の物品が押出されている時にその第1の物品から成形物品を切断する。好ましくは、回転式カッターはブレードが押出成形機のダイと面一になるように配置され、更により好ましくはそれらはダイに対接してテンション装着されている。特に好ましい回転式カッター及びブレードは、ウェンガー(Wenger)又はデ・ソーザ(de Souza)製のもののように市販されている。
本発明の好ましい実施形態では、切断平面に対するブレードの角度は45°以下、又は更には25°以下、又は更には15°以下である。より低いブレード角を用いることによって、切断工程中の成形物品の変形がより少なくなることが見出された。
本発明の好ましい実施形態では、1枚以上のブレードが、ブレードホルダーによって保持されてもよい。特に好ましいブレードホルダーは、テーパー付ブレードホルダーである。テーパー付ブレードホルダーは、成形物品が第1の物品から切断された時点で成形物品を変形しないように設計された、いずれかのブレードホルダーを意味するものと理解される。本明細書で使用するための好ましいテーパー付ブレードホルダーは、ブレードの一部を覆い、ブレードの覆われていない部分と切り立ったエッジを形成しない。特に、好ましいテーパー付ブレードホルダーは、ブレードの上面を90°未満、好ましくは45°未満、更により好ましくは30°未満、最も好ましくは20°未満の角度で遮る上面を有する。テーパー付ブレードホルダーは、ブレードホルダー面のブレードに対する角度が、ブレード先端からの距離が増加するに従って指数関数的に増加するように、凹状に湾曲した上面を有していてもよい。
組成物
典型的には、成形物品及び第1の物品は実質的に同じ組成物を含むことになる。好ましくは、当該組成物は、洗剤組成物、好ましくは洗濯洗剤組成物で使用するのに好適な、少なくとも1つの構成成分を含む。洗剤組成物で使用するのに好適な構成成分のうちの少なくとも1つは、石鹸であることが特に好ましい。石鹸は、当該技術分野におけるその通常の意味を有するものと理解される。本発明において使用するための特に好ましい石鹸は、C〜C20脂肪酸の石鹸である。
本明細書で使用するのに好ましい組成物は、60重量%〜99重量%、又は更には70重量%〜95重量%、又は更には80重量%〜90重量%の、C〜C20脂肪酸の石鹸を含む。典型的には、組成物は、0.1重量%〜20重量%、又は更には1重量%〜15重量%、又は更には5重量%〜10重量%の水を含んでもよい。好ましい組成物はまた、無機塩、例えば、0.05重量%〜5重量%、又は更には0.1重量%〜3重量%、又は更には0.5重量%〜2重量%、又は更には0.65重量%〜1重量%の無機塩、好ましくは塩化ナトリウムを含む。好ましい組成物はまた、グリセリン、典型的には0.01重量%〜10重量%、又は更には1重量%〜5重量%、又は更には2重量%〜4重量%のグリセリンを含む。こうした石鹸含有組成物は典型的には、5重量%未満、又は更には1重量%未満、又は更には0重量%の遊離脂肪酸を含む。こうした組成物は、極めて満足できる形状の粒子を提供することが見出されており、例えば、切断時の低い変形性、良好な溶解性、及び壊れやすさの間の優れたバランスを提供する。組成物中のグリセリンの存在は、それがまた着色剤が組み込まれる場合に組成物の着色を改善する場合があるため、特に有利である場合がある。
〜C20脂肪酸の石鹸の特に好ましい組成物は、1重量%〜2重量%のC脂肪酸、1重量%〜2重量%のC10脂肪酸、8重量%〜12重量%のC12脂肪酸、4重量%〜6重量%のC14脂肪酸、0重量%〜のC15脂肪酸、0.2重量%〜2重量%のC16’脂肪酸(’は炭素鎖中に存在する炭素二重結合の数を表す)、25重量%〜35重量%のC16脂肪酸、4重量%〜8重量%のC18”脂肪酸、30重量%〜35重量%のC18’脂肪酸、及び6重量%〜10重量%のC18脂肪酸を含む。脂肪酸石鹸の好ましい原料は、牛脂、ココヤシ油、及びパーム油石鹸である。
本発明の目的には必須ではないが、以下に例示されている添加剤の非限定的なリストは、当該組成物中で使用するのに適しており、例えば、洗浄性能を補助若しくは向上させるために、洗浄すべき基材の処理のために、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように洗浄組成物の審美性を変化させるために、本発明の特定の実施形態に組み込むのが望ましい場合がある。添加剤は、組成物から成形物品が作製されるその組成物の一部として組み込まれても、又は本発明のプロセスによって形成される成形物品を含む洗剤組成物の一部として組み込まれてもよい。本発明の方法によって得ることのできる成形物品は、あらゆる消費者製品において使用されてよいが、典型的にはいずれかの洗浄組成物、特に洗濯洗剤への組み込み用、及び液体、ゲル、粒子、錠剤等などのいずれかの物理的形態の食器洗い用洗剤向けである。これらの追加の添加剤構成成分の厳密な性質及びそれらの組み込み濃度は、組成物の物理的形態及び組成物が使用されるべき洗浄操作の性質によって決まることになる。適切な添加剤物質としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、追加の酵素及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、香料、構造伸縮性付与剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、向水性物質、加工助剤、溶媒、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。下記の開示に加え、このような他の添加剤の好適な例及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812 B1号、及び同第6,326,348 B1号に記載されており、これらは参照により組み込まれる。しかしながら、1つ以上の添加剤が存在する場合、その1つ以上の添加剤は、以下に詳細に記載されているように存在してよい。
添加剤
漂白剤−本発明の洗浄組成物は、1以上の漂白剤を含んでよい。漂白触媒以外の適切な漂白剤としては、他の光漂白剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。一般的に、漂白剤が使用される場合、本発明の組成物は、標記洗浄組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更に約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。好適な漂白剤の例としては、次のものが挙げられる:
(1)他の光漂白剤、例えばビタミンK3;
(2)予備形成過酸類:好適な予備形成過酸類としては、過カルボン酸類及び塩類、過炭酸類及び塩類、ペルイミド酸類及び塩類、ペルオキシ一硫酸類及び塩類(例えば、オキソン(登録商標))、並びにこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるが、これらに限定されない。適切な過カルボン酸としては、化学式R−(C=O)O−O−Mを有する疎水性及び親水性過酸が挙げられる(式中、Rはアルキル基であり、所望により、分枝状でおり、過酸が疎水性の場合には、6〜14個の炭素原子、又は8〜12個の炭素原子を有し、過酸が親水性の場合には、6個未満の炭素原子、又は更には4個未満の炭素原子を有し、Mは、対イオン(例えば、ナトリウム、カリウム又は水素)である;
(3)アルカリ金属塩類、例えば過ホウ酸塩(通常は、一又は四水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、及びこれらの混合物のナトリウム塩類を含む、過酸化水素供給源(例えば、無機過水和物塩類)。発明の1つの態様では、無機過水和物塩は、過ホウ酸塩、過炭酸塩、及びこれらの混合物のナトリウム塩類からなる群から選択される。無機過水和物塩(用いた場合)は、典型的には、全組成物の0.05〜40重量%、又は1〜30重量%の量で存在し、典型的には、当該組成物中へ結晶固形物(コーティングされていてもよい)として組み込まれる。好適なコーティングとしては、無機塩(アルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩若しくはホウ酸塩、又はこれらの混合物など)、又は有機物質(水溶性若しくは分散性ポリマー、ワックス、油又は脂肪石鹸など)が挙げられる;及び、
(4)R−(C=O)−Lを有する漂白活性化剤類(式中、Rはアルキル基であり、所望により分枝状であり、漂白活性化剤が疎水性の場合には、6〜14個の炭素原子、又は8〜12個の炭素原子を有し、漂白活性化剤が親水性の場合、6個未満の炭素原子、又は更に4個未満の炭素原子を有し、Lは脱離基である)。好適な脱離基の例は、安息香酸及びその誘導体(特に、ベンゼンスルホネート)である。好適な漂白活性化剤類としては、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸又はその塩類、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。適切な漂白活性剤は、PCT国際公開特許WO98/17767にも開示されている。いかなる好適な漂白活性化剤も使用してよいが、発明の1つの態様では、標記洗浄組成物は、NOBS、TAED又はこれらの混合物を含んでもよい。
過酸及び/又は漂白活性化剤(存在する場合)は、一般に、組成物を基準にして、約0.1〜約60重量%、約0.5〜約40重量%、又は更に約0.6〜約10重量%の量で、組成物中に存在する。1以上の疎水性過酸類又はその前駆体を、1以上の親水性過酸又はその前駆体と組み合わせて使用してもよい。
過酸化水素供給源及び過酸又は漂白活性化剤の量は、有効酸素(過酸化物供給源より供給される)対過酸のモル比が、1:1〜35:1、又は更に2:1〜10:1となるように選択されてよい。
界面活性剤−本発明による洗浄組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでよく、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択されてよい。界面活性剤(存在する場合)は、典型的には、標記組成物の約0.1重量%〜約60重量%、約1重量%〜約50重量%、又は更に約5重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
ビルダー類−本発明の洗剤組成物は、1以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含んでよい。ビルダーを使用する場合、標記組成物は、典型的には、標記組成物の少なくとも約1重量%、約5重量%〜約60重量%、又は更に約10重量%〜約40重量%のビルダーを含む。
ビルダー類には、ポリホスフェートのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属の炭酸塩、アルミノケイ酸塩ビルダーポリカルボキシレート化合物、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸及びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の様々なアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩、並びに、例えばメリト酸、コハク酸、クエン酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキシレート、並びにこれらの可溶性塩が挙げられるが、これらに限定されない。
キレート剤−本明細書の洗浄組成物は、キレート剤を含有してもよい。好適なキレート剤としては、銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、標記組成物は、標記組成物の約0.005重量%〜約15重量%、又は更に約3.0重量%〜約10重量%のキレート剤を含んでよい。
移染防止剤−本発明の洗浄組成物はまた、1以上の移染防止剤を含んでもよい。好適なポリマー移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。標記組成物中に存在する場合、染料移行防止剤は、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は更に約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
蛍光増白剤−本発明の洗浄組成物はまた、好ましくは蛍光増白剤のような洗浄される物品の色合いを変え得る追加の構成成分を含有する。洗濯洗剤組成物に使用するのに好適ないずれかの蛍光増白剤は、本発明の組成物に使用されてもよい。最も一般的に使用される蛍光増白剤としては、ジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体、及びビスフェニル−ジスチリル誘導体の分類に属するものが挙げられる。蛍光増白剤のジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体タイプの例としては、以下のもののナトリウム塩が挙げられる:
4,4’ビス−(2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネート、
4,4’−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2.2’−ジスルホネート、
4,4’−ビス−(2−アニリノ−4(N−メチル−N−2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネート、
4,4’−ビス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)スチルベン−2,2’−ジスルホネート、
4,4’−ビス−(2−アニリノ−4(1−メチル−2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホネート及び、
2−(スチルビル−4”−ナプト−1.,2’:4,5)−1,2,3−トリゾール−2”−スルホネート。
好ましい蛍光増白剤は、チバ−ガイギー(Ciba-Geigy AG)(スイス、バーゼル(Basel))から入手可能なチノパール(Tinopal)(登録商標)DMS及びチノパール(Tinopal)CBSである。チノパール(Tinopal)(登録商標)DMSは、4,4’−ビス−(2−モルホリノ−4アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベンジスルホネートの二ナトリウム塩である。チノパール(Tinopal)(登録商標)CBSは、2,2’−ビス−(フェニル−スチリル)ジスルホネートの二ナトリウム塩である。
次の構造の蛍光増白剤も好ましい。
Figure 2010511769
式中、R1及びR2は、それらが結合している窒素原子と共に、非置換又はC1〜C4アルキル−置換モルホリノ、ピペリジン、又はピロリジン環、好ましくはモルホリノ環を形成する(パラマウント・ミネラルズ・アンド・ケミカルズ(Paramount Minerals and Chemicals)(インド、ムンバイ(Mumbai))によって供給されるパラホワイト(Parawhite)KXとして市販されている)。
本発明に使用されるのに好適な他の蛍光剤としては、1−3−ジアリールピラゾリン及び7−アルキルアミノクマリンが挙げられる。
好適な蛍光増白剤の濃度としては、約0.01重量%、0.05重量%、約0.1重量%、更には約0.2重量%のより低い濃度から、0.5重量%又は更には0.75重量%までのより高い濃度までが挙げられる。
布地色相剤−洗剤組成物中に配合した場合、前記洗剤組成物を含む洗浄溶液に布地を接触させると、前記布地に付着し、可視光線の吸収を通して前記布地の色合いを変化させることのできる染料又は顔料。蛍光増白剤は、少なくともいくらかの可視光線を放出する。対照的に、布地色相剤は、可視光スペクトルの少なくとも一部を吸収するため、表面の色合いを変える。好適な布地色相剤は、染料及び染料−粘土共役体を含み、顔料を含んでいてもよい。適切な染料としては、小分子染料及びポリマー染料が挙げられる。好適な小分子染料としては、例えばPCT国際公開特許WO2005/03274、PCT国際公開特許WO2005/03275、PCT国際公開特許WO2005/03276、及び同時係属欧州出願番号6116780.5(2006年7月7日出願)に記載されているダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット及びベーシックレッド、又はこれらの混合物の色指数(C.I.)分類に入る染料からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
分散剤−本発明の組成物はまた分散剤も含むことができる。好適な水溶性有機物質類としては、ホモポリマー又はコポリマーの酸類又はそれらの塩類が挙げられ、それらのうちのポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
酵素−細菌性アルカリ性エンドグルカナーゼに加えて、洗浄組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果を提供する1以上の他の酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、他のセルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクテートリアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい実施形態において、本発明の組成物は更に、洗浄及び白色化性能を更に改善するためにリパーゼを含む。典型的な組み合わせは、例えば、プロテアーゼ及びリパーゼをアミラーゼと共に含んでよい酵素反応混液である。上述の追加酵素は、洗浄組成物に存在する場合、組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、又は更には約0.001重量%〜約0.5重量%の酵素タンパク質の濃度で存在してよい。
酵素安定剤−種々の技法によって、洗剤で使用する酵素類を安定化させることができる。本明細書で採用される酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、更に安定性を改善するために、可逆性蛋白質分解酵素抑制剤(ホウ素化合物など)を添加することができる。
触媒金属錯体−本出願人らの洗浄組成物は、触媒金属錯体を含むことができる。金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンの陽イオンのような、限定された漂白触媒活性の遷移金属陽イオン、亜鉛又はアルミニウムの陽イオンのような、漂白触媒活性をほとんど又は全く有さない補助金属陽イオン、並びに触媒金属及び補助金属の陽イオンに対して限定された安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びそれらの水溶性の塩類を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示される。
必要に応じて、本明細書の組成物は、マンガン化合物を用いて触媒され得る。このような化合物及び使用濃度は当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されるマンガン系触媒が挙げられる。
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は既知であり、例えば、米国特許第5,597,936号、米国特許第5,595,967号に記載される。このようなコバルト触媒は、例えば米国特許第5,597,936号及び米国特許第5,595,967号に教示されているような、既知の手順によって容易に調製される。
本明細書の組成物はまた、配位子の遷移金属錯体(例えば、ビスピドン(bispidone)(PCT国際公開特許WO05/042532 A1)及び/又は大多環状剛性配位子(「MRL」と略される)を適切に含んでもよい。実際問題として、限定するためではないが、本明細書の組成物及び工程は、水性洗浄媒体において、少なくとも1億分の1のオーダーの活性MRL種を提供するように調整することができ、典型的には、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、又は更に約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄溶液中に提供する。
本遷移金属漂白触媒における好適な遷移金属としては、例えばマンガン、鉄及びクロムが挙げられる。好適なMRLとしては、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが挙げられる。
好適な遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、PCT国際公開特許WO00/32601、及び米国特許第6,225,464号にて教示される手順によって容易に調製される。
溶媒−好適な溶媒としては、水及び他の溶媒(例えば、親油性流体)が挙げられる。好適な親油性流体の例としては、シロキサン類、その他のシリコーン類、炭化水素類、グリコールエーテル類、例えばグリセリンエーテル類などのグリセリン誘導体類、ペルフルオロ化アミン類、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒類、低揮発性の非フッ素化有機溶媒類、ジオール溶媒類、環境に優しいその他の溶媒類、並びにこれらの混合物が挙げられる。
柔軟化システム−本発明の組成物は、所望により洗浄物を柔軟化するために、粘土のような柔軟化剤を、並びに所望により凝集剤及び酵素もまた、含んでよい。
着色剤−本発明の組成物は、着色剤、好ましくは染料又は顔料を含んでよい。詳細には、好ましい染料は、洗濯サイクル中に酸化によって消失されるものである。染料が貯蔵中に分解しないことを確実にするために、染料は40℃までの温度で安定であることが好ましい。組成物中での染料の安定性は、組成物の水分含有量を確実にできるだけ低くすることによって向上させることができる。可能ならば、染料又は顔料は、織物繊維に結合したり織物繊維と反応したりするべきではない。着色剤が織物繊維と反応してしまう場合、織物に付与される色は、洗濯液中に存在する酸化剤との反応によって消失されるべきである。これは、特に数回の洗浄を通した織物の着色を回避するためである。特に、好ましい染料としては、BASFからのベイスアシッド(Basacid)(登録商標)グリーン970及びアルビオン(Albion)からのモナストラール(Monastral)ブルーが挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2010511769
Figure 2010511769
(実施例1)
石鹸1及び石鹸2を3:1の重量比で、各スクリューが主に搬送スクリューを有するが、幾つかの混練要素及び逆転要素(reverse elements)を有するウェンガー(Wenger)TX−85二軸スクリュー押出成形機(スクリュー直径85mmであり、長さ対直径の比が19.5であり、押出成形機そのものが750kg/時の押出し速度を有する)中に供給することによって、混合組成物を作製する。次いでモンストラール(Monastral)ブルー染料(アルビオン(Albion)により供給)の流れを、組み合わされた最終組成物が1重量%のモンストラールブルー染料を含むように混合組成物に添加する。201個のオリフィスを含み、各オリフィスが、楕円形環状オリフィスを形成するように3.1mm〜1.2mmの楕円形のピンを中に挿入された5.0mm〜2.7mmの楕円形の穴を含むダイに、押出成形機を嵌着する。各オリフィスから0.2mm押出される毎に、回転式カッターを使用して石鹸押出品を切断する。回転式カッターは15枚のブレードを有し、各ブレードは幅が4.45cm、長さが3.44cm、厚さが0.025mmである。この回転式カッターは2000rpmで回転する。ダイの環状オリフィスは、それらの大きい方の直径がブレードの切断方向と一致するように配置される。一旦形成されたなら、円形石鹸環は所望により回転式冷却機を用いて23℃の空気で冷却され、次いで所望により大きさによって分類される。このプロセスによって形成される成形物品は、ほぼ円形の環である。
(実施例2)
この場合には混合組成物を形成するために50重量%の石鹸3と50重量%の石鹸4の重量比が使用されたことを除いて、実施例1と同じ方法を使用する。この場合も円形の石鹸環が楕円形環状オリフィスを用いて得られる。

Claims (10)

  1. 第1の物品から成形物品を切断する工程を含む成形物品の製造方法であって、
    前記成形物品が前記第1の物品から切断される時に前記成形物品の横断面が変形され、
    所望の横断面を有する成形物品を得るために、前記第1の物品の横断面が、前記切断工程中の変形を相殺するような形状とされる、方法。
  2. 前記第1の物品の横断面が、前記成形物品の所望の横断面に対して、切断方向においてより大きい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の物品を押出成形によって形成する工程を含み、好ましくは前記第1の物品が押出されている時に前記成形物品が前記第1の物品から切断される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記成形物品の長さと、前記切断平面におけるその最大の横断面との比が、1:1〜1:100である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記成形物品が、テーパー付ブレードを使用して前記第1の物品から切断される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記成形物品が、前記切断平面に対して45°未満の角度でブレードを使用して前記第1の物品から切断される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 好ましくは洗剤組成物中で使用するのに好適な成形物品を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法によって得ることのできる成形物品。
  8. 前記成形物品が石鹸を含む、請求項7に記載の成形物品。
  9. 前記成形物品が実質的に環状である、請求項7又は8に記載の成形物品。
  10. 好ましくは洗剤組成物の総重量に基づいて0.1重量%〜10重量%の量で、請求項7〜9のいずれか一項に記載の成形物品を含む洗剤組成物。
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