JP2008521721A - 単位量の2層液体洗剤用包装容器 - Google Patents

単位量の2層液体洗剤用包装容器 Download PDF

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Abstract

単位用量の液体洗剤用包装容器であって、a)区画を備えた水不溶性で化学的に不活性な包装容器と、b)前記区画に収容されている2層液体洗剤組成物を含んでなる包装容器。前記2層液体洗剤組成物は、(i)界面活性剤と、(ii)洗剤酵素及び酵素安定剤と、(iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2層を形成するのに十分な量の電解質と、(iV)水とを含んでなる。

Description

本発明は、例えば洗濯機に洗濯洗剤を供給する際に使用するための単位用量の包装容器に関する。より詳細には、本発明は2層液体洗剤組成物を含んでなる単位用量の液体洗剤用包装容器に関する。
洗剤組成物は長い間バルクの形態で提供されてきたが、最近では単位用量の洗剤という形態に関心が高まってきている。単位用量の形態には、例えば、消費者用洗濯機の1回の洗濯工程、又は自動食器洗い機の1回の食器洗い工程など、一般に1回の洗浄操作に必要な量の洗剤を含んでなる。単位用量の形態は、用量が予め計量されているため、より短い時間で簡単に面倒なく使用できることから、一部の消費者に好まれている。単位用量の形態は、顆粒又は錠剤の形態などの固体洗剤組成物、及びゲルタイプの組成物などの液体洗剤組成物の両方について開示されている。液体洗剤組成物の単位用量の形態は、液体洗剤をバルク形態でこれまで使用してきた消費者から要望のあることが多い。
液体を収容する水溶性の単位用量包装容器も既知である。例えば、ケネディ(Kennedy)の米国特許第4,973,416号、ディクラー(Dickler)らの米国特許第6,037,319号、ハク(Haq)の米国特許第4,416,791号、及びリチャードソン(Richardson)の米国特許第4,115,292号を参照されたい。包装容器は、比較的多量の水など、様々な量を収容してよい。例えば、PCT国際公開特許WO94/14941、欧州特許第518,689号、PCT国際公開特許WO97/27743、及び日本特許第06/340,899号を参照されたい。液体洗濯洗剤を2層で収容する別の水溶性単位用量包装容器は、PCT国際公開特許WO03/52040及び同WO03/52043で開示されている。2層液体洗剤製品は、興味深い製品外観を備えている。
2つの層を有する別の液体洗剤又は洗浄組成物は、例えばボトル又は水不溶性包装容器などに包装する欧州特許第166,422号、欧州特許第175,485号、英国特許第1,247,189号、米国特許第6,440,924号、及び米国特許第4,348,292号にも開示されている。2層製品は、水性界面活性剤溶液に添加すると水相から界面活性剤を分離させる電解質を使用することによって形成させることが多い。ただし、このような2層製品を形成するのに典型的に必要である高い電解質濃度は、他の洗剤成分、とりわけ単位用量形態のサイズを減少させるために一般に比較的濃縮された洗剤組成物を提供することが望ましい単位用量製品中の他洗剤成分に悪影響を及ぼすことが多い。このような悪影響は洗剤製品の保存時に特に問題となり、結果として望ましくない構成成分の沈殿及び/又は液体洗剤製品の変色が生じる可能性がある。更に、水溶性包装容器を使用した単位用量の製品では、電解質及び洗剤成分安定剤が包装容器の水溶性に大きく影響する可能性があり、水溶性を低下させて洗浄サイクル中に包装容器が溶解しなかったり、溶解性を向上させて収容されている洗剤を早く放出してしまったりする可能性がある。それ故に、単位用量の洗剤製品の更なる改良が望まれている。
したがって、本発明では、改良型の単位用量の液体洗剤用包装容器、とりわけ2層液体洗剤組成物を収容する単位用量の液体洗剤用包装容器を提供する。
より詳細には、ある実施形態では、本発明は、a)区画を備えた水不溶性で化学的に不活性な包装容器と、b)前記区画に収容されている2層液体洗剤組成物を含んでなる単位用量の液体洗剤用包装容器に関する。前記2層液体洗剤組成物は、(i)界面活性剤と、(ii)洗剤酵素及び酵素安定剤と、(iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記洗剤酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2層を形成するのに十分な量の電解質と、(iV)水とを含んでなる。
別の実施形態では、本発明は、a)第1区画、第2区画、及び第3区画を備えた水不溶性で化学的に不活性な包装容器と、b)第1区画に収容されている2層液体洗剤組成物と、c)第2区画に収容されている漂白剤組成物、およびd)第3区画に収容されているすすぎ添加剤から成る単位用量の液体洗剤用包装容器に関するものである。2層液体洗剤組成物は、(i)界面活性剤と、(ii)洗剤酵素及び酵素安定剤と、(iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記洗剤酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2層を形成するのに十分な量のクエン酸を含んでなる電解質と、(iV)水と少なくとも1つのアルコールを含んでなる液体キャリアを含んでなる。
本発明による単位用量の包装容器は、洗濯洗剤又は自動食器洗い機用洗剤などの液体洗剤の単位用量を簡単に提供するのに有用であり、また2層液体洗剤製品は興味深い製品外観をもたらす。加えて、本発明の洗剤用包装容器は、洗浄性酵素成分の使用を可能にする一方で、製品の稠度と色調においても共に良好な保存安定性を示す。
図面に示す様々な実施形態については、以下の「発明を実施するための最良の形態」で十分に説明し、実際に例証するが、請求項に限定することを意図したものではない。
1つの実施形態において、本発明は、a)区画を備えた水不溶性で化学的に不活性な包装容器と、b)前記区画に収容されている2層液体洗剤組成物から成る1回用量分の液体洗剤用包装容器に関する。2層液体洗剤組成物は、(i)界面活性剤と、(ii)洗剤酵素及び酵素安定剤と、(iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記洗剤酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2層を形成するのに十分な量の電解質と、(iV)水とを含んでなる。
本発明の単位用量の包装容器に使用するのに好適ないくつかの包装容器の実施形態を図1〜4に示す。図1では、包装容器1には、2層液体洗剤組成物を収容可能な区画2が備わっている。図2〜4では、本発明による単位用量の包装容器に使用するのに好適な別の包装容器を開示する。特に、包装容器には、所望であれば、追加の添加剤を収容するための2つ又は3つあるいはそれ以上の区画が備わっていてもよい。例えば、図2に示すように、包装容器10には、2層液体洗剤組成物を収容するように適合させ第1区画12、及び漂白剤などの追加の洗浄添加剤、又は柔軟仕上げ剤などのすすぎ添加剤を収容可能な第2区画14が備わっている。図3に示すように、単位用量の包装容器20は、2層液体洗剤組成物並びに第2及び第3の添加剤物質をそれぞれ収容する3つ区画22、24、及び26から形成させてもよい。これは、第2及び/又は第3の添加剤物質が、液体洗剤組成物及び/又は添加剤物質と互いに適合しない場合、あるいはこれらの物質を洗浄工程の異なるサイクル又は段階で分与することを意図した場合に有用であり、1回又は複数のサイクルにおいてこれらの物質を洗浄機器に添加するまで、望ましくは別々に包装してもよい。例えば、区画22は、洗浄性酵素成分を含んでなる2層液体洗剤組成物を収容でき、同時に区画26には漂白剤組成物、区画24には柔軟仕上げ剤を収容することができる。洗浄サイクル中に各区画から区画22及び26の組成物を分与することができるが、これらは包装容器から分与されるまで別々に保持される。包装容器は、所望であれば4つ以上の区画を備えてもよい。単位用量の包装容器には、好ましくは以下に詳細に記載する単位用量の包装容器の取り扱い、とりわけ単位用量の包装容器のディスペンサーへの着脱を容易にする伸長部分8(図1)、18(図2)、28(図3)が備わっている。図4は、上面壁30を備えた図3の単位用量の包装容器の側面図である。単位用量の包装容器の区画は、各物質を充填した後、いずれか好適な方法で上部壁30によって被覆及び密封される。好ましくは、上部壁30は破裂可能なフィルム又は箔である。上部壁30は、包装容器の区画の枠部分29に接着剤及び/又はヒートシール及び/又はその他の当該技術分野において既知のシール方法で接着されてもよい。
包装容器自体は、取り付けて使用するディスペンサーと連動して機能するように、サイズ設定及び構成されることができる。包装容器の各区画は好適に水不溶性材料から形成され、これらの区画は可撓性であってもよいし、剛性であってもよいし、あるいは可撓性と剛性の区画を共に備えていてもよい。区画は、望ましい構造に熱形成又は射出成型可能な従来のあらゆるポリマー材料から作製されてよい。単位用量の包装容器の形成に使用可能な材料の非限定例としては、ポリエチレン及び/又はポリプロピレンポリマー及びコポリマー、ポリスチレン及びポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)などのポリオレフィン材料を含んでなる。ポリマー材には、特に水温が沸点に近づく食器洗い機及び/又は欧州製洗濯機で単位用量の包装容器を使用予定の場合、良好な熱安定性を備えたものを選択する必要がある。また、包装容器の材料は、各区画に収容する添加剤中に存在するどの化学物質に対しても不活性である必要がある。1つの実施形態において、包装容器には、ポリプロピレン又はポリエチレンなどの非水溶性プラスチックから形成された一体型熱形成タブが備わっている。穿刺可能又は破裂可能なプラスチック又は金属、例えば、プラスチックフィルムやアルミ箔などの薄い層でタブを封止することができる。
単位用量の包装容器は、例えば洗濯又は食器洗い工程などでディスペンサーと共に使用するように適合させる。特定の実施形態において、単位用量の包装容器は、洗濯工程において洗濯システム(すなわち洗濯機)でディスペンサーと共に使用するように適合されている。本明細書で開示したような単位用量の包装容器と共に使用する様々なディスペンサーが既知である。これらの例は、米国特許公表番号2004/0088796号、同時係属、同一出願人による申請番号10/777,512号及び10/777,240号、並びにケース番号9851で識別される申請に記載されている。
2層液体洗剤組成物を収容するための包装容器の区画は、所望の洗浄工程に有効な洗剤量を提供するのに十分なサイズであると考えられる。1つの実施形態において、区画は、約5g〜約100gの2層液体洗剤組成物を収容するのに十分なサイズである。より具体的な実施形態において、区画は、約5g〜約90g、より厳密には約15g〜約80gの2層液体洗剤組成物を収容するのに十分なサイズである。2つ又はそれ以上の区画を備えた包装容器の実施形態において、追加の区画は、それぞれ収容する添加剤物質の有効量を提供するのに十分なサイズである。一般に、これらの追加区画は、各添加剤物質を約5g〜約100g収容するのに十分なサイズであろう。
液体洗剤組成物には、望ましい洗浄特性を与えるのに十分な量の界面活性剤が含まれている。ある実施形態では、液体洗剤組成物には、界面活性剤が約5重量%〜約70重量%、より厳密には約15重量%〜約50重量%含まれている。界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双性イオン性および/または両性界面活性剤を含んでなってもよい。より具体的な実施形態では、洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤またはこれらの混合物を含んでなる。
アニオン性界面活性剤
本明細書で有用な好適なアニオン性界面活性剤は、液体洗剤製品で典型的に用いられるいかなる種類の従来のアニオン性界面活性剤を含んでなってもよい。これらとしては、アルコキシル化または非アルコキシル化アルキルサルフェート物質に加えてアルキルベンゼンスルホン酸およびそれらの塩が挙げられる。
代表的なアニオン性界面活性剤は、C10〜16アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくは、C11〜14アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩である。好ましくは、アルキル基は直鎖であり、そのような直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、「LAS」として既知である。アルキルベンゼンスルホネート、特にLASは、当該技術分野において周知である。そのような界面活性剤およびそれらの調製は、例えば、米国特許第2,220,099号および同第2,477,383号に記載されている。特に好ましいものは、アルキル基の炭素原子の平均数が約11〜14の直鎖線状アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびカリウムである。ナトリウムC11〜C14、例えば、C12、LASはそのような界面活性剤の具体的な例である。
他の代表的な種類のアニオン性界面活性剤はエトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を含んでなる。また、アルキルエーテルサルフェートまたはアルキルポリエトキシレートサルフェートとして周知のそのような物質は、式:R’−O−(CO)−SOM(式中、R’はC〜C20アルキル基であり、nは1〜20であり、Mは塩生成カチオンである)に該当するようなものである。具体的な実施形態において、R’はC10〜C18アルキルであり、nは約1〜15であり、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム、またはアルカノールアンモニウムである。より具体的な実施形態において、R’はC12〜C16であり、nは約1〜6であり、Mはナトリウムである。
アルキルエーテルサルフェートは、一般に、種々のR’鎖長および種々のエトキシル化度を含む混合物の形態で使用する。しばしばそのような混合物は、必然的にいくつかの非エトキシル化アルキルサルフェート物質、すなわち、上記エトキシル化アルキルサルフェート式(式中、n=0である)の界面活性剤も含んでなるであろう。非エトキシル化アルキルサルフェートも本発明の組成物に別途加え、存在してよい任意のアニオン性界面活性剤成分としてまたは成分に使用してよい。非アルコキシラート化、例えば非エトキシル化、アルキルエーテルサルフェートの具体例は、高級C〜C20脂肪族アルコールの硫酸化により製造されるものである。従来の一級アルキルサルフェート界面活性剤は一般式ROSO (式中、Rは直鎖または分枝鎖であってよい典型的に線状C〜C20ヒドロカルビル基であり、Mは水溶性化カチオンである)を有する。具体的な実施形態において、RはC10〜C15アルキルであり、Mはアルカリ金属であり、より具体的には、RはC12〜C14であり、Mはナトリウムである。
本明細書で有用なアニオン性界面活性剤の具体的な非限定例としては、a)C11〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、b)C10〜C20一級、分枝鎖およびランダムアルキルサルフェート(AS)、c)式(I)および(II):
Figure 2008521721
(式中、式(I)および(II)中のMは電気的中性を与える水素またはカチオンであり、および界面活性剤と関連づけられるか補助剤と関連づけられる全てのM単位は熟練工により分離された形態または化合物が使用されている系の相対的なpHに依存し水素原子かカチオンのいずれかであり、ナトリウム、カリウム、アンモニウムおよびこれらの混合物を包含する好ましいカチオンの非限定例としては化合物が使用され、xは少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、yは少なくとも約8、好ましくは少なくとも約9の整数である)を有するC10〜C182級(2、3)アルキルサルフェート、d)C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AES)(式中、好ましくはxは1〜30である)、e)好ましくは1〜5のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート、f)米国特許第6,020,303号および同第6,060,443号で説明されたような中鎖分枝状アルキルサルフェート、g)米国特許第6,008,181号および同第6,020,303号で説明されたような中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェート、h)WO99/05,243、WO99/05,242、WO99/05,244、WO99/05,082、WO99/05,084、WO99/05,241、WO99/07,656、WO00/23,549、およびWO00/23,548で説明されたような変性されたアルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、i)メチルエステルスルホネート(MES)、およびj)α−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。
非イオン性界面活性剤
本明細書で有用な好適な非イオン性界面活性剤は、液体洗剤製品で典型的に使用される従来の種類のいかなる非イオン性界面活性剤を含んでなってもよい。これらとしては、アルコキシル化脂肪族アルコール類及びアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。本明細書の液体洗剤製品に用いるのに好適なものは、通常液体である非イオン性界面活性剤である。
本明細書に用いるのに適した非イオン性界面活性剤としてはアルコールアルコキシラート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシラートは一般式:R(C2mO)OH(式中、RはC〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約2〜12の範囲である)に相当する物質である。好ましくは、Rは、第一級または第2級でもよいアルキル基であり、約9〜15個の炭素原子、より好ましくは約10〜14個の炭素原子を含有する。実施形態の1つでは、アルコキシル化脂肪族アルコール類はまた、分子当り約2〜12のエチレンオキシド部分、より好ましくは分子当り約3〜10のエチレンオキシド部分を含んでなるエトキシ化物質である。
本明細書の液体洗剤組成物に有用なアルコキシル化脂肪アルコール物質はしばしば約3〜17の範囲の親水性−親油性バランス(HLB)を有している。より好ましくは、この物質のHLBは、約6〜15、最も好ましくは約8〜15の範囲である。アルコキシル化脂肪族アルコール非イオン性界面活性剤はシェルケミカル社(Shell Chemical Company)による商標名ネオドール(Neodol)およびドバノール(Dobanol)のもとに市販されている。
本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の他の好適な種類は、アミンオキシド界面活性剤を含んでなる。アミンオキシド類は、しばしば当該技術分野において「半極性」非イオン性物質と呼ばれる物質である。アミンオキシド類は、式:R(EO)(PO)(BO)N(O)(CHR’).qHOを有する。この式中、Rは、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖であることができる相対的に長鎖のヒドロカルビル部分であり、8〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含有することができ、より好ましくはC12〜C16第一級アルキルである。R’は短鎖部分で、好ましくは水素、メチルおよび−CHOHから選択する。x+y+zが0と異なる場合、EOはエチレンオキシ、POはプロピレンオキシ、BOはブチレンオキシである。アミンオキシド界面活性剤は、C12〜14アルキルジメチルアミンオキシドとして例示される。
非イオン性界面活性剤の非限定例としては、a)シェル(Shell)からのネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC12〜C18アルキルエトキシレート、b)C〜C12アルキルフェノールアルコキシラート(式中、アルコキシラート単位はエチレンオキシおよびプロピレンオキシ単位の混合物である)、c)バスフ(BASF)からのプルロニック(登録商標)などのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーを有するC12〜C18アルコールおよびC〜C12アルキルフェノール縮合体、d)米国特許第6,150,322号で説明されたようなC14〜C22中鎖分枝状アルコール、BA、e)米国特許第6,153,577号、同第6,020、303号および同第6,093,856号で説明されたようなC14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシラート、BAE(式中、xは1〜30である)、f)米国特許第4,565,647号(レナード(Llenado)、1986年1月26日発行)で説明されたアルキル多糖、具体的には米国特許第4,483,780号および同第4,483、779号で説明されたアルキルポリグリコシド、g)米国特許第5,332,528号、WO92/06,162、WO93/19,146、WO93/19,038、およびWO94/09,099で説明されたポリヒドロキシ脂肪酸アミド、およびh)米国特許第6,482,994号およびWO01/42,408で説明されたエーテル末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。
アニオン性/非イオン性の組合せ
本明細書の液体洗剤組成物において、洗浄性界面活性剤構成成分は、アニオン性及び非イオン性界面活性剤物質の混合物を含んでいてよい。この場合、アニオン性と非イオン性との重量比は、典型的には10:90〜90:10、より典型的には30:70〜70:30の範囲である。
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤は、当該技術分野において周知であり、これらの非限定例としては四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、それらは26までの炭素原子を有することができる。追加の例としては、a)米国特許第6,136,769号で説明されたようなアルコキシラート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、b)米国特許第6,004,922号で説明されたようなジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、c)PCT国際公開特許WO98/35,002、PCT国際公開特許WO98/35,003、PCT国際公開特許WO98/35,004、PCT国際公開特許WO98/35,005、及びPCT国際公開特許WO98/35,006で説明されたようなポリアミンカチオン性界面活性剤、d)米国特許第4,228,042号、米国特許第4,239,660号、米国特許第4,260、529号、及び米国特許第6,022,844号で説明されたようなカチオン性エステル界面活性剤、並びにe)米国特許第6,221,825号及びPCT国際公開特許WO00/47,708で説明されたようなアミノ界面活性剤、具体的にはアミドプロピルジメチルアミン(APA)が挙げられる。
双極性界面活性剤
双極性界面活性剤の非限定的な例としては、2級および三級アミン類の誘導体、複素環式2級および三級アミン類の誘導体、あるいは四級アンモニウム化合物や四級ホスホニウム化合物または三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双極性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19段38行〜22段48行を参照のこと;アルキルジメチルベタインおよびココジメチルアミドプロピルベタイン、C〜C18(好ましくはC12〜C18)アミンオキシド並びにスルホおよびヒドロキシベタインを含めたベタイン、例えば、アルキル基がC〜C18、好ましくはC10〜C14であることができるN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートが挙げられる。
両性界面活性剤
両性界面活性剤の非限定的な例としては、2級又は三級アミン類の脂肪族誘導体、あるいは複素環式2級及び三級アミン類の脂肪族誘導体が挙げられ、ここで、脂肪族基は直鎖であってもよいし、分枝鎖であってもよい。脂肪族置換基のうち1つは、少なくとも約8個の炭素原子、通常は約8〜約18個の炭素原子を含有し、そして少なくとも1つが、アニオン性水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。両性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の19段18行〜35行を参照のこと。
本明細書の液体洗剤組成物は、クリーニング性能及び/又は布地ケア効果をもたらす1つ以上の洗剤又は洗浄性酵素を含んでなる。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及び既知のアミラーゼ、又はそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい酵素の組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、及び/又はセルロースなどの従来の洗浄性酵素の1以上、又はこれらの混合物と、アミラーゼとの組み合わせを含んでなる。洗浄性酵素は、米国特許第6,579,839号でより詳細に記載されている。
液体洗剤組成物は、バチルス(例えば、サブチリス、レンタス、リケニフォルミス、アミロリケファシエンス(BPN、BPN’)、アルカロフィルス(alcalophilus))由来のサブチリシンを含むプロテアーゼ、例えば、エスペラーゼ(Esperase)(登録商標)、アルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)、エバラーゼ(Everlase)(登録商標)、及びサビナーゼ(Savinase)(登録商標)(ノボザイムズ(Novozymes))、BLAP及び変異型(ヘンケル(Henkel))などの代表的な酵素を1つ以上含んでなってもよい。プロテアーゼ類については、欧州特許第130756号、PCT国際公開特許WO91/06637、同WO95/10591、及び同WO99/20276にさらに開示されている。アミラーゼ類(α及び/又はβ)としては、PCT国際公開特許WO94/02597及び同WO96/23873に記載されているものが挙げられる。市販用の例は、プラフェクトOx Am(Purafect Ox Am)(登録商標)(ジェネンコア(Genencor))、並びにターマミル(Termamyl)(登録商標)、ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)、及びデュラミル(Duramyl)(登録商標)(ノボザイムズ(Novozymes))である。セルラーゼ類としては、細菌又は真菌性セルラーゼ、例えばフミコラ・インソレンス(Humicola insolens)によりつくられた、特にDSM1800、例えば8.3E−20g(50Kda)及び7.1E−20g(”43kD)(ケアザイム(Carezyme)(登録商標))が挙げられる。同じく好適なセルラーゼ類は、トリコデルマ・ロンギプラチアタム(Trichoderma longibrachiatum)からのEGIIIセルラーゼである。好適なリパーゼ類としては、シュードモナス及びクロモバクテリウム属によりつくられたたもの、特に、例えばノボザイムズ(Novozymes)から入手可能なリポラーゼ(Lipolase)(登録商標)、リポラーゼ・ウルトラ(Lipolase Ultra)(登録商標)、リポプライム(Lipoprime)(登録商標)、及びリペックス(Lipex)(登録商標)が挙げられる。クチナーゼ類[EC3.1.1.50]およびエステラーゼ類も好適である。カルボヒドラーゼ類としては、マンナナーゼ(米国特許第6,060,299号)、ペクターテ(pectate)・リアーゼ(PCT国際公開特許WO99/27083)、シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ(PCT国際公開特許WO96/33267)、キシログルカナーゼ(PCT国際公開特許WO99/02663)が挙げられる。洗剤組成物における性能を最適化するためにタンパク質及び/又は遺伝工学技術を介して野生型酵素を変性させることは、一般的な方法である。
液体洗剤組成物中の洗剤酵素の量は、洗浄を向上させるのに有効な量である。1つの実施形態において、洗剤酵素は、純粋な酵素として組成物の約0.001重量%〜約5重量%、より厳密には約0.01重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.005重量%〜約0.1重量%の量で含まれている。
液体洗剤組成物は、酵素安定剤を更に含んでなる。酵素は、例えば、カルシウム及び/又はマグネシウム化合物、ホウ素化合物(ホウ酸、ホウ砂、置換されたホウ酸、及び芳香族ホウ酸エステルなど)、ペプチド及びペプチド誘導体、ポリオール、低分子量カルボン酸塩及びその塩(ホルメートなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属の塩など)、比較的疎水性の有機化合物(例えば、特定のエステル、ジアルキルグリコールエーテル、アルコール、又はアルコールアルコキシラート)、好ましくはカルシウムイオン源に加えてアルキルエーテルカルボキシレート、ベンズアミジン次亜塩素酸塩、低脂肪族アルコール及びカルボン酸、N,N−ビス(カルボキシメチル)セリン塩、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステルコポリマー及びポリエチレングリコール(PEG)、リグニン化合物、ポリアミドオリゴマー、グリコール酸又はその塩、ポリヘキサメチレンビグアニド又はN,N−ビス−3−アミノ−プロピル−ドデシルアミン又は塩、及びその混合物などのあらゆる周知の安定剤系を使用することにより安定化できる。液体マトリックスでは、タンパク質分解酵素による別の酵素の分解は、プロテアーゼ可逆阻害物質により防止することができる。1つの実施形態において、酵素安定剤は、ホウ素化合物、ホルメート(format)化合物、又はこれらの混合物を含んでなる。酵素安定剤は、洗剤酵素の活性を実質的に維持するのに十分な量で使用する。特定の実施形態において、組成物は約0.001重量%〜約5重量%、より厳密には約0.01重量%〜約2重量%の酵素安定剤を含んでなる。
本発明の単位用量の包装容器に使用する液体洗剤組成物は、組成物中で2層を形成するのに十分な量の電解質を含んでなる。第1層は界面活性剤の大部分を含んでなり、一方の第2層は洗剤酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる。「大部分」という用語は、組成物の約70重量%超、より厳密には組成物の約80重量%超、もっと具体的には組成物の約90重量%超を意味するものとする。別の実施形態では、第1層は界面活性剤の約95重量%超を含んでなり、一方の第2層は洗剤酵素及び酵素安定剤の約95重量%超を含んでなる。別の特定の実施形態では、電解質は、洗剤組成物中で約1重量%〜約20重量%、より厳密には約2重量%〜約10重量%の量で使用されている。
電解質は、記載したような液体洗剤組成物中で2層を形成するいずれか好適な物質を含んでなってもよい。ある実施形態では、電解質は有機酸であり、より厳密にはモノ−又はカルボン酸化合物である。より具体的な実施形態では、電解質はクエン酸である。更に電解質は、組成物に添加する前、又はその場で中和させてもよい有機酸電解質にカチオンを提供する好適な中和剤としては、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、又はイソプロピルアミンなどのアルカノールアミン、及び例えば水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、及びこれらの組み合わせなどの水酸化物が挙げられる。特定の実施形態では、液体洗剤組成物中に1つ以上のアルカノールアミン及び1つ以上の水酸化物の組み合わせが使用されている。別の実施形態では、電解質(例えばクエン酸)は1つ以上の水酸化物と予混合し、その他の洗剤成分(とりわけ界面活性剤)と混合させた後、1つ以上のアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン)を添加する。
液体洗剤組成物は水を更に含んでなる。一般に組成物に用いられる水の量は、単位用量の包装容器のサイズを減少させるために比較的少量であるが、組成物の構成成分を可溶化、懸濁、及び/又は分散するために、水だけでも、追加の溶媒を加えても、十分な量の水が必要である。例えば、組成物は、約1重量%〜約50重量%、より厳密には約2重量%〜約30重量%の水を含んでなってもよい。別の種類の水混和溶液、例えばアルカノール、ジオール、及び3つ以上のヒドロキシ基を有するその他のポリオールなどのアルコール、エーテル、アミンなどを共溶媒又は安定剤として使用してもよい。例えば、組成物は、このような水混和液を約1重量%〜約40重量%、より厳密には約1重量%〜約25重量%含んでなってもよい。
一般に、界面活性剤含有層は、密度が低いため、酵素及び酵素安定剤含有層の上に形成され、その結果、洗剤組成物中に2層が形成される。ある実施形態では、大部分の水は下の酵素含有層に含まれ、共溶媒を含んでなる場合、共溶媒は一般に2層間に比較的均等に分配される。驚いたことに、2層組成物は保存時でも良好な製品安定性をもたらす。つまり、酵素活性が低温でも実質的に維持され、よって製品の透明度が維持される。組成物の着色も維持され、特に時間が経過しても実質的に黒化しない。保存時に良好な酵素活性を示す従来製品でも、あるケースでは酵素安定剤を含んでなることで、時間経過により構成成分の沈殿及び/又は黒化を呈する傾向にあることが多く、一方で時間経過による構成成分の沈殿及び変色を防止した製品では、酵素活性が著しく低下することが多いことから、この保存時の作用の組み合わせは有用である。単位用量の包装容器中で洗剤組成物が2層を形成しているにもかかわらず、水で従来の活性濃度に希釈すると、組成物は容易に単相に変化する。
洗剤組成物の2層の密度差は、2層間に第3層又は可溶性固体物質が懸濁するほど大きくてもよい。例えば、ある実施形態では、ポリエチレングリコール4000などの固体可溶性物質、又は別の機能性洗剤成分が含有されているポリエチレングリコール4000を使用して形成させた粒子が、洗剤組成物の2層間で懸濁してもよい。これにより、増粘剤を使用せずに、懸濁した斑点や球体などとして、機能性洗剤成分及び/又は美的構成成分を送達する視覚的に区別可能な方法が提供される。好適な固体粒子は、例えば、前香料粒子、ビルダー粒子、漂白触媒粒子などの機能性構成成分を含んでなってもよい。ポリエチレングリコール4000に染料を添加して製造した着色粒子を使用して、斑点をもたらしてもよい。別の好適な3層の実施形態が、PCT国際公開特許WO02/057402に開示されている。
ある実施形態では、液体洗剤組成物の2層は色が異なっている。一般に、各層は染料を取り込む性質が異なるため、容易に色の異なる2層を提供できる。
本発明の洗剤組成物は、任意の数のその他の任意成分を含んでなってもよい。これらとしては、洗浄性ビルダー、キレート化剤、再付着防止剤、分散剤、汚れ放出剤、ヒドロトロープ、相安定剤、pH調整剤、香料、着色剤(染料及び/又は蛍光増白剤など)、抑泡剤、汚れ懸濁剤、スメクタイト粘土、構造剤、転染抑止剤、及びその他の布地ケア有益剤など、従来の洗浄用、特に洗濯用、洗剤組成物成分が挙げられる。多様な任意の洗剤組成物成分が存在する場合、その洗剤組成物成分は、組成物又は洗浄作業に所望の寄与をもたらすように従来から使用されている濃度で用いるべきである。しばしば、そのような任意の洗剤組成物成分の総量は組成物の重量で約0.01%〜約50%、より好ましくは約1%〜約30%である。使用可能ないくつかの任意成分について、以下に更に詳細に記載する。
また、本明細書の洗剤組成物は、本明細書の組成物を洗濯/漂白に使用する際に発生するカルシウム又はその他のイオンによる水の硬度の影響を打ち消すように働く有機洗剤ビルダー物質を任意に含んでなってもよい。こうした物質の例としては、アルカリ金属、クエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、カルボキシメチルコハク酸塩、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、及びポリアセチルカルボン酸塩が挙げられる。具体例としては、オキシジコハク酸、メリト酸、ベンゼンポリカルボン酸、C10〜C22脂肪酸、及びクエン酸のナトリウム、カリウム、及びリチウム塩が挙げられる。その他の例は、モンサント(Monsanto)からデクエスト(Dequest)の商標名で市販されているような有機ホスホン酸塩系の金属イオン封鎖剤、及びアルカンヒドロキシホスホン酸塩である。他の好適な有機ビルダーとしては、より高分子量のポリマー及びビルダーの特性を有することが既知であるコポリマーが挙げられる。例えば、このような物質としては、BASFからソカラン(Sokalan)の商標で市販されているものなど、適切なポリアクリル酸、ポリマレイン酸、及びポリアクリル/ポリマレイン酸コポリマー、並びにこれらの塩が挙げられる。有機ビルダー物質は、使用する場合、一般に組成物の約0.1重量%〜10重量%で含有させるであろう。ある実施形態では、電解質はクエン酸塩を含んでなるが、このクエン酸塩も組成物中でビルダーとして機能する。
キレート化剤は、水槽中の重金属混入又は水の硬度(カルシウム及びマグネシウムイオンなど)による有害反応を、金属イオンと結合することにより抑制する。多座配位子はいずれもキレート化剤として好適である。例えば、好適なキレート化剤としては、カルボン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、多官能置換された芳香族化合物、ポリアミン、生分解性化合物、これらのキレート化剤のアルカリ金属、アンモニウム又は置換されたアンモニウム塩、又は錯体、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限らない。あるケースでは、キレート化剤は、所望の製剤の性能及び効果を向上させる場合がある。好適なキレート化剤及び使用濃度の例は、米国特許第3,812,044号、同第4,704,233号、同第5,292,446号、同第5,445,747号、同第5,531,915号、同第5,545,352号、同第5,576,282号、同第5,641,739号、同第5,703,031号、同第5,705,464号、同第5,710,115号、同第5,710,115号、同第5,712,242号、同第5,721,205号、同第5,728,671号、同第5,747,440号、同第5,780,419号、同第5,879,409号、同第5,929,010号、同第5,929,018号、同第5,958,866号、同第5,965,514号、同第5,972,038号、同第6,172,021号、及び同第6,503,876号に記載されている。
本発明の組成物は、ヒドロトロープを含んでなってもよい。ヒドロトロープは、一般に、特定の僅かに可溶性の有機化合物の溶解度、好ましくは水溶性を上昇させる能力をもつ化合物を意味する。代表的なヒドロトープとしては、アルキルアリールスルホン酸塩又はアルキルアリールスルホン酸が挙げられる。好ましいアルキルアリールスルホネート類としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムキシレンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムトルエンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムクメンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム置換又は非置換ナフタレンスルホネート類、並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましいアルキルアリールスルホン酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、置換型又は非置換型ナフタレンスルホン酸及びこれらの混合物が挙げられる。より好ましくは、クメンスルホネート又はp−トルエンスルホネート又はこれらの混合物を使用する。
本明細書の洗剤組成物は、本明細書の水性洗剤組成物のpHを最適なレベルで調整又は維持するように働く低濃度の物質を任意に含んでなってもよい。本発明の組成物のpHは、約7.0〜約8.5、より好ましくは約7.5〜約8.5の範囲である必要がある。必要に応じてNaOHなどの物質を添加して、組成物のpHを調整してもよい。
また、洗剤組成物は、例えば、触媒金属錯体、活性化過酸素源、漂白活性化剤、漂白ブースタ、光漂白剤、遊離基反応開始剤、及びヒオ岩塩漂白剤(hyohalite bleaches)から成る群から選択される物質を含んでなってもよい。好適な触媒金属錯体の例としては、米国特許第5,576,282号に開示のMnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(PFのようなマンガン系触媒、式[Co(NHOAc]Ty(式中、「OAc」はアセテート部分を表し、「Ty」はアニオンである)を有するコバルトペンタアミンアセテート塩のような、米国特許第5,597,936号に開示のコバルト系触媒;「MRL」と略されるマクロ多環式リジッドリガンド(macropolycyclic rigid ligand)の遷移金属錯体が挙げられるが、これらに限らない。MRLにおける適した金属としては、様々な酸化状態にある、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Cr、V、Mo、W、Pd、及びRuが挙げられる。好適なMRLの例としては、ジクロロ−5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)、ジクロロ−5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート、及びジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)が挙げられる。適した遷移金属MRLは、例えばPCT国際公開特許WO 00/332601及び米国特許第6,225,464号に教示されているような既知の手順によって容易に調製される。驚いたことに、本発明の組成物は、このような触媒、とりわけマンガン触媒が含有されている洗剤組成物中でしばしば発生する特異な黒化の影響を受けにくい。
適した活性過酸素源としては、予備形成させた(preformed)過酸、漂白活性化剤と組み合わせた過酸化水素源、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限らない。好ましい実施形態では、予備形成させた過酸は包装容器の別の区画に収容されており、洗浄工程を実施するまで、本明細書で記載するような洗剤組成物とは混合されない。予備形成させた好適な過酸類としては、ペルカルボン酸類及び塩類、過炭酸類及び塩類、ペルイミド酸類及び塩類、ペルオキシ一硫酸類並びに塩類及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物が挙げられるがこれらに限らない。適した過酸化水素供給源としては、過ホウ酸塩化合物、過炭酸塩化合物、過リン酸塩化合物及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物が挙げられるがこれらに限らない。活性過酸素源の適した種類及び濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812B1号及び同第6,326,348B1号に記載されており、これらは参考として組み込まれている。
適した漂白活性化剤としては、テトラアセチルエチレンジアミン、オクタノイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ベンゾイルバレロラクタム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネートなどの、過加水分解性(perhydrolyzable)エステル及び過加水分解性イミドが挙げられるが、これらに限らない。好適な漂白促進剤としては、米国特許第5,817,614号に記載のものが挙げられるが、これらに限らない。
実質的な問題として、限定という意図ではないが、明細書における組成物及び洗浄方法は、水性洗浄内に少なくとも約0.01ppm(1億分の1)相当の触媒金属錯体をもたらすよう調整できる。存在する場合、過酸化水素源は、一般に組成物の約1重量%〜約30重量%のレベルである。存在する場合、過酸又は漂白活性化剤は、一般に漂白剤組成物の約0.1重量%〜約60重量%含まれる。実質的な問題として、また限定する意図はないが、明細書における組成物及び洗浄方法は、水性洗浄において少なくとも約0.01ppm(1億分の1)相当の漂白ブースターをもたらすよう調整できる。
洗剤組成物は、香料、香料デリバリーシステム、又はこれらの混合物を含んでなってもよい。本明細書で使用する時、用語「香料」は、いずれかの臭気物質を示すために使用する。好適な香料としては、1つ以上の芳香族化学物質、天然由来の油、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限らない。このような芳香族化学物質及び精油の化学的部類としては、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、ケトン類が挙げられるが、これらに限らない。適した香料デリバリーシステムとしては、これらに限定されないが、香料を装填したシクロデキストリン、アミンに援助されたデリバリーシステム、ポリマーに援助された香料システム、反応性/前香料システム、及び無機キャリアシステムが挙げられる。香料を装填したシクロデキストリンデリバリーシステムは、シクロデキストリン型物質−シクロデキストリンの大部分は、α−、β−、及び/若しくはγ−シクロデキストリンであってもよいし、又は単にβ−シクロデキストリンであってもよい−と錯体化した香料物質又はブレンドを含む。シクロデキストリン及びシクロデキストリンデリバリーシステムを生成するための方法は、米国特許第3,812,011号、同第4,317,881号、同第4,418,144号、及び同第5,552,378号に更に記載されている。製品に使用する香料、香料デリバリーシステム、及びこれらの混合物の濃度は所望の香料の臭気レベルによって異なるが、流体製品で使用する場合、このような香料、香料デリバリーシステム、及びこれらの混合物は一般に流体製品の約0.01重量%〜約10.0重量%で含有されている。
本明細書の液体洗剤組成物の各層は、水溶液の形態、あるいは成分の均一な分散又は懸濁液の形態であり、成分の一部は通常は固体の形態であってもよく、常態が液体の構成成分と混合されている。各層の粘度は一応相安定で、典型的に約0.1〜0.6Pa・s(100〜600cps)、より好ましくは約0.15〜0.4Pa・s(150〜400cps)の範囲をである。本発明の目的のため、粘度は#21スピンドルを使用したブルックフィールド(Brookfield)LVDV−II+の粘度計で測定する。
本明細書の液体洗剤組成物は、任意の都合のよい順番でそれらの構成成分を組み合わせ、成分の添加時に混合(例えば攪拌)するか、及び/又は、生じた成分の組合せを混合することにより、調製可能である。混合後に組成物を放置すると、2層液体洗剤組成物が形成される。ある特定の調製方法において、液体マトリックスは、界面活性剤成分の少なくとも大部分、好ましくはほぼすべて、及びいずれかの共溶媒、並びに任意にいずれかの有機中和剤及びその他の任意液体成分を含有して形成され、その液体成分は該液体の組み合わせに剪断攪拌を付与することによって完全に混合される。例えば、機械的攪拌器での高速攪拌は有用に用いてよい。剪断攪拌を維持しながら、残りのほぼすべての液体成分及び任意の固体形態成分を加えてよい。混合物の攪拌を継続し、必要ならその時点で増大し、液相中に不溶性固相粒子の溶液または均一分散を形成する。固体形態物質の一部又はすべてを撹拌中の混合物に添加した後、酵素安定剤及び酵素は混合される。このように、酵素成分は好ましくは水性液体マトリックスに最後に添加される。酵素成分をプロセスの初期で添加する別の方法を適宜使用してもよいが、好ましくは酵素安定剤の添加後である。
以上で記載した組成物調製法の変形として、1つ以上の固形成分を攪拌混合物に1つ以上の液体成分の微量成分部分と予混合した粒子の溶液またはスラリーとして添加してよい。混合完了後、組成物を攪拌せずに放置すると、2層が相安定的に形成される。
上記のように調製した本発明の組成物は、洗浄、好ましくは布地の洗濯に使用するための水性洗浄溶液の形成に使用することができる。一般に、前記の水性洗濯溶液を形成するため、好ましくは従来の布地洗濯自動洗濯機の水に前記組成物の有効量を添加する。上記のように形成させた水性洗浄溶液は、次に、好ましくは攪拌下で、それにより洗濯する布地と接触させる。
水性洗浄溶液(洗濯溶液など)を形成するため、水に添加する本明細書の液体洗剤組成物の有効量は、水性洗浄溶液に提供される本明細書の洗剤組成物の約500〜3,000ppmを形成するのに十分な量を含んでなってもよい。
この実施例では、本発明のある実施形態に従った2層液体洗剤組成物の調製について説明する。特に記載のない限り、この実施例では、記載全体を通じて、割合及びパーセンテージは重量に基づくものである。
以下の構成成分は、本明細書で記載する方法に従って組み合わされ、混合されている。
Figure 2008521721
表中:DTPA −ジエチレントリアミン五酢酸、ナトリウム塩
混合後、組成物を放置すると、2つの明らかな層が形成される。上層は、測定結果から、組成物の容量で77%、組成物の73.8重量%含有されており、密度は約1.06である。酵素及びH NMR分析より、上層は、界面活性剤、モノエタノールアミン、共溶媒、増白剤、及びポリマーを含んでなっている。下層は、測定結果から、組成物の容量で23%、組成物の重量で26.2%含有されており、密度は約1.26である。酵素及びH NMR分析より、下層は、クエン酸塩、モノエタノールアミン、酵素の約97重量%、ホウ酸塩安定剤の大部分、水の大部分、及び共溶媒の一部を含んでなる。2層組成物は、低温でも良好な酵素安定性及び透明度を示す。前記組成物は、小型で重質な液体洗剤組成物をもたらし、組成物:追加の水を53:47の割合で混合して、希釈した組成物中の合計水分含有量が約54重量%になるように従来の活性濃度に希釈すると、単層の重質な液体組成物を得ることができる。各層は染料を取り込む性質が異なるため、層間でかなりの色の違いが見られる。加えて、上層は下層より比較的粘稠なレオロジーを有するが、いずれの層も許容可能なレオロジーを示す。また、ジクロロ(4,11−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカン)マンガン漂白触媒を含んでなる同様の組成物は、時間が経過しても黒化しない。従って、このような組成物も良好な色調安定性を示す。
上記の2層液体洗剤組成物は、2つの追加区画を備えた包装容器の第1区画に収容するのに有用である。第2区画には、以下のような漂白剤組成物を収容する。
Figure 2008521721
表中:PAP − 6−フタルイミドペルオキシヘキサン酸
安定剤は、修飾テレフタレート/プロピレングリコールコポリマーである。
TMBA − 3,4,5−トリメトキシ安息香酸
第3区画には、以下の構成を有する酸すすぎ剤を収容する。
Figure 2008521721
このようにして得られた単位用量の包装容器は、洗濯用添加剤を洗濯機に投入する簡単で便利な方法を提供する。更に、2層液体洗剤組成物は良好な安定性を示すため、消費者にとって信頼性のある製品をもたらす。
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。
本発明の特定の実施形態を説明及び記載してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲内で扱うものとする。
「発明を実施するための最良の形態」では、請求項で定義する本発明の様々な実施形態について記載しているが、以下の図面を見ることで更に完全に理解されるであろう。
本発明のある実施形態に従った単位用量の包装容器の平面図。 本発明の別の実施形態に従った単位用量の包装容器の平面図。 本発明の別の実施形態に従った単位用量の包装容器の平面図。 図3の単位用量の包装容器の側面図。

Claims (20)

  1. 単位用量の液体洗剤用包装容器であって、
    a)区画を備えた水不溶性で化学的に不活性な包装容器と、
    b)前記区画に収容されている2層液体洗剤組成物と
    を含んでなり、
    前記2層液体洗剤組成物が、
    (i)界面活性剤と、
    (ii)洗剤酵素及び酵素安定剤と、
    (iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2つの層を形成するのに十分な量の電解質と、
    (iv)水と
    を含んでなる、包装容器。
  2. 前記非水溶性で化学的に不活性な包装容器が、ポリオレフィンポリマーを含んでなる材料から形成される、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  3. 前記ポリオレフィンが、ポリプロピレンを含んでなる、請求項2に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  4. 前記非水溶性で化学的に不活性な包装容器が、追加の洗濯用添加剤を収容する少なくとも1つの追加区画を備える、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  5. 前記追加区画が、すすぎ添加剤を収容する、請求項4に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  6. 前記非水溶性で化学的に不活性な包装容器が、漂白剤組成物を収容する一つの追加区画、及びすすぎ添加剤を収容するもう一つの追加区画の2つの追加区画を備える、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  7. 前記2層液体洗剤組成物が、
    (i)約5重量%〜約70重量%の界面活性剤と、
    (ii)約0.001重量%〜約5重量%の洗剤酵素、及び約0.001重量%〜約5重量%の酵素安定剤と、
    (iii)約1重量%〜約20重量%の電解質と、
    (iv)約1重量%〜約50重量%の水と
    を含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  8. 前記2層液体洗剤組成物が、
    (i)約15重量%〜約50重量%の界面活性剤と、
    (ii)約0.01重量%〜約3重量%の洗剤酵素、及び約0.01重量%〜約2重量%の酵素安定剤と、
    (iii)約2重量%〜約10重量%の電解質と、
    (iv)約2重量%〜約30重量%の水と
    を含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  9. 前記2層液体洗剤組成物が、約1%〜約25%の水混和性共溶媒を更に含んでなる、請求項8に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  10. 前記水混和性共溶媒が、アルカノール、ジオール、3つ以上のヒドロキシ基を有するポリオール、又はこれらの混合物を含んでなる、請求項9に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  11. 前記電解質が、クエン酸を含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  12. 前記2層液体洗剤組成物が、中和剤を更に含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  13. 前記中和剤が、水酸化物、アルカノールアミン、又はこれらの混合物を含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  14. 前記酵素安定剤が、ホウ素化合物、ホルメート、又はこれらの混合物を含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  15. 前記2層液体洗剤組成物が、マンガン漂白触媒を更に含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  16. 前記2層液体洗剤組成物が、少なくとも1つの染料を更に含んでなり、前記2層への前記染料の吸収が異なるため、前記2層の色が相互に異なっている、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  17. 前記2層液体洗剤組成物が、キレート化剤を更に含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  18. 前記2層液体洗剤組成物が、洗剤ビルダー、キレート化剤、再付着防止剤、分散剤、汚れ放出剤、ヒドロトロープ、相安定剤、pH調整剤、香料、染料、増白剤、抑泡剤、及び起泡剤から成る群から選択される1つ以上の洗濯洗剤成分を更に含んでなる、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  19. 前記区画が、約5g〜約100gの2層液体洗剤組成物を収容している、請求項1に記載の単位用量の洗剤用包装容器。
  20. 単位用量の液体洗剤用包装容器であって、
    a)第1区画、第2区画、及び第3区画を備えた非水溶性で化学的に不活性な包装容器と、
    b)第1区画に収容されている前記2層液体洗剤組成物であって、
    (i)界面活性剤、
    (ii)洗剤酵素及び酵素安定剤、
    (iii)前記界面活性剤の大部分を含んでなる第1層、および前記酵素及び酵素安定剤の大部分を含んでなる第2層という2層を形成するのに十分な量の、クエン酸を含んでなる電解質、ならびに
    (iv)水及び少なくとも1つのアルコールを含んでなる液体キャリア
    を含んでなる、2層液体洗剤組成物と、
    c)第2区画に収容されている漂白剤組成物と、
    d)第3区画に収容されているすすぎ添加剤と
    を含んでなる、包装容器。
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