JP2010511476A - 多室容器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、薬液を収容するように適合された多室容器(1)に言及する。第1の室(2)は、第1の長さ拡張部(L1)を有する第1の剥離可能シール(6)と第2の長さ拡張部(L2)を有する第2の剥離可能シール(7)とによって画成されている。第2の室(3)は、第1の剥離可能シール(6)と第3の長さ拡張部(L3)を有する第3の剥離可能シール(8)とによって画成されている。第3の室(4)は、第2および第3の剥離可能シール(7、8)によって画成されている。第1、第2および第3の剥離可能シール(6、7、8)は結合され、L1>L2+L3である。第3の室(4)は、容器の内側側部縁と第3の剥離可能シール(8)との間に第1の角度αを備えて、10°<α<80°の範囲であり、第1の室(2)は、第1および第2の剥離可能シール(6、7)の間に第2の角度βを備えて、20°<β<130°の範囲である。

Description

本発明は、薬液で満たされるように適合された多室容器の分野に関する。薬液用多室容器は、薬液の第1の単一溶液および第2の単一溶液を保存し混合するように構成されており、第1および第2の単一溶液は、容器の別々の室に収容され、使用前に最終薬液に混合される。室は、剥離可能シールによって分離されており、この剥離可能シールは、第1および第2の単一溶液を混合するために、且つ、多室容器の出口ポートから最終薬液を送出するために、容器を操作することによって破れるように配置されている。
薬液用の多室容器は、頻繁に使用されている。特に、薬液が1つまたは複数の単一溶液の混合液であり、これらの単一溶液が殺菌または保存中に不相溶であり、したがって別個に保たれなければならない場合に使用される。たとえば、グルコースを含む単一溶液は、グルコースの分解を触媒する物質から分離されなければならず、且つ、グルコース分子をさらに安定させるために所定のpHで保たれなければならない。別の例では、重炭酸塩またはリン酸塩を含む単一溶液は、沈殿を避けるために、カルシウムまたはマグネシウムを含む単一溶液から分離して保たれなければならない。また別の例では、稀釈剤および薬剤は、互いに分離して維持される必要がある。さらに別の例では、pHが高い単一溶液は、pHが低い単一溶液から分離して維持される必要がある。
患者へ送出される薬液は、常に生体適合性を有していなければならない。また、患者へ送出される薬剤は、常に正確な濃度でなければならない。この理由のため、複数の単一溶液は、出口から患者へ送出される前に常に安全に混合されることが非常に重要である。上記に例示された単一溶液の1つが混合されずに送出されてしまうと、患者にとって有害であることがある。
薬液の複数の単一溶液を多室容器の異なる室に分けて保つ必要性は、栄養補給、アフェレーシス療法、非経口投与、または、腎臓治療のために、たとえば、血液透析、血液透析濾過、血液濾過または腹膜透析のために、化学療法または薬物療法における殺菌または非殺菌薬液を投与するための容器の分野では認識されている。
可撓性のある多室溶液容器の一例は、特許文献1から公知である。特許文献1には、薬剤を保存するための複数のチャンバとこれらのチャンバを互いに分離する仕切シールを有する容器本体と、薬剤がチャンバから排出されるのを可能にするために容器本体に取り付けられた出口と、を備える医療用容器であって、仕切りシールは、薬液を患者へ移送するときにチャンバが互いに連通することができるように、開封可能である医療用容器が開示されている。容器本体は、複数のチャンバを出口から分離し且つ開封可能である排出制御シールを備え、仕切シールを開けるのに必要な力は、排出制御シールを開けるのに必要な力よりも小さい。
米国特許出願公開第2004/0134802号明細書
本発明の目的は、薬液を保存し混合するための可撓性のある多室溶液容器を提供することであり、容器は、少なくとも、第1の剥離可能シールによって分離された第1および第2の室を備え、第1の単一溶液は第1の室に収容され、第2の単一溶液は第2の室に収容され、薬液が送出される状態になる前に第1および第2の単一溶液が混合される確実性が向上される。
本発明の別の目的は、実質的に第1または第2の単一溶液の一方のみを患者に送出し難くなっている可撓性のある多室溶液容器を提供することである。
このような多室容器は、薬液を患者へ移送するときまで、容器の別々の室に別々の単一溶液の形態で維持される薬液を収容するように適合されている。移送時に、単一溶液は混合され、最終薬液が多室容器の出口ポートから患者へ送出される。
本明細書で使用される「薬液」という概念は、送出用の薬液が患者へ送出される前に稀釈される濃縮液であるという可能性、および、送出用の薬液が、患者へ直接送出することができるように既に適切な濃度であるという可能性の両方を含む。「薬液」という概念はまた、患者へ送出する最終薬液が得られる前に送出用の薬液が他の成分と混合されるものであるという可能性も含む。
本発明の一例の実施形態は、第1、第2および第3の室を備える可撓性のある多室容器である。第3の室は、空であるか、または、主として空である。主として空とは、薬液のいずれの成分も収容しないが、任意に、殺菌目的に十分である一定量の液体を収容してもよいことを意味する。あるいは、第3の室は、第1および/または第2の単一溶液のいずれかと混合される前に患者へ送出することができる第3の単一溶液で満たされている。
第3の室は、第2の剥離可能シールによって第1の室から分離されており、第3の剥離可能シールによって第2の室から分離されている。第1、第2および第3の剥離可能シールは、1点で結合されている。第3の室には、混合された薬液の出口用のポートが設けられている。本発明の一実施形態において、第3の室は、容器の1つの隅を含む。本発明の代替の実施形態において、第3の室は、容器の2つの隅を含む。
より具体的には、本発明の一例の実施形態は、第1のフィルムシートと第1のフィルムシート上に重ねられた第2のフィルムシートとを備えて、略矩形の容器を形成する。フィルムシートは、これらの側部縁に沿って溶接され、4つの内側側部縁を提供する。第1の室は、内側側部縁の少なくとも1つによって、且つ、第1の長さ拡張部L1を有する第1の剥離可能シールおよび第2の長さ拡張部L2を有する第2の剥離可能シールによって、画成されている。第2の室は、内側側部縁の少なくとも1つ、および、第1の剥離可能シールおよび第3の長さ拡張部L3を有する第3の剥離可能シールによって、画成されている。第3の室は、内側側部縁の少なくとも2つ、および、第2および第3の剥離可能シールによって、画成されている。第3の室は、内側側部縁の1つと第3の剥離可能シールとの間に第1の角度αを備え、この角度αは、10°から80°の間の範囲であり、すなわち、10°≦α≦80°である。第1の室は、第1および第2の剥離可能シールの間に第2の角度βを備え、この角度βは、20°から130°の間の範囲であり、すなわち、20°≦β≦130°である。なお、αが10°から40°の間の範囲である場合、すなわち、10°≦α≦40°である場合、βは、β≧67xe-0.03αである。第2の剥離可能シールは、第3の剥離可能シールに対して角度γで配設され、この角度γは、160°から200°の間の範囲であり、すなわち、160°≦γ≦200°である。第1の剥離可能シールの第1の長さ拡張部L1は、第2および第3の剥離可能シールの長さ拡張部L2およびL3以上であり、すなわち、L1≧L2+L3である。第2および第3の剥離可能シールのそれぞれの長さ拡張部L2およびL3は、それぞれの第2および第3の剥離可能シールの長さ拡張部の5%以上であり、すなわち、L2≧0.05(L2+L3)、および、L3≧0.05(L2+L3)である。
本発明によれば、第1または第2の室のいずれかの収容物に圧力をかけるように容器を手動操作すると、第1の剥離可能シールが破から、第1および第2の単一溶液の混合液をさらに操作すると、第2および第3の剥離可能シールがほぼ同時に破かれる。
あるいは、本発明によれば、手動操作によってかけられた圧力により、第1、第2および第3の剥離可能シールがほぼ同時に破かれる。
本願発明者は、剥離可能シールの長さは、これの強度に反比例することを発見した。これは、長い剥離可能シールが短い剥離可能シールよりも弱いことを意味する。したがって、第2および第3の剥離可能シールに比較して第1の剥離可能シールが長いほど第1の剥離可能シールが先に開封される可能性が高まる。容器の設計により、液体からの圧力が第1、第2および第3の剥離可能シールが結合されている点へ向けて集中するように提供される。1つまたは複数の剥離可能シールが破れ、したがって開封されると、開封圧力がそれぞれの剥離可能シールに沿って伝播し、各剥離可能シールが完全に開封されるか、または、それぞれの長さ拡張部に沿ってさらに開封される。
より具体的には、第1の単一溶液を収容する第1の室が操作されるかまたはこの室に圧力がかけられると、溶液は、第1、第2および第3の剥離可能シールが結合されている点へ向けられる。溶液に集められた圧力は、第1および/または第2の剥離可能シールが開封されるように第1および第2の剥離可能シールに圧力をかけ、その後、開封圧力は、第3の剥離可能シールに向けて伝播し、これも開封する。同時に、開封圧力は、第1および第2の剥離可能シールに沿って伝播し、シールが結合されている点から離れる方向にそれぞれの長さ拡張部に沿ってさらにそれらを開封する。
代わりに、第2の単一溶液を収容する第2の室が操作されるかまたはこの室に圧力がかけられると、溶液は、第1、第2および第3の剥離可能シールが結合されている点へ向けられる。溶液に集められた圧力は、第1および/または第3の剥離可能シールが開封されるように第1および第3の剥離可能シールに圧力をかけ、その後、開封圧力は、第2の剥離可能シールに向けて伝播し、これも開封する。同時に、開封圧力は、第1および第3の剥離可能シールに沿って伝播し、シールが結合されている点から離れる方向にそれぞれの長さ拡張部に沿ってさらにそれらを開封する。
本発明の一例の実施形態において、第2および第3の剥離可能シールは、ほぼ等しい強度を有する。
本発明の一例の実施形態において、第1の剥離可能シールは、第2および第3の剥離可能シールとほぼ等しい強度を有する。
本発明の一例の実施形態において、第2および第3の剥離可能シールは、第1の剥離可能シールに対して強度が大きい。大きい強度は、第2および第3の剥離可能シールの幅が、第1の剥離可能シールの幅よりも広いことにる。あるいは、大きい強度は、第1の剥離可能シールに使用されるものよりも、ヒートシール時間が長く、またはヒートシール圧力が高いことによる。
第1、第2および第3の剥離可能シールが開いており、第1および第2の室が流体連通している場合、第1および第2の単一溶液の混合は、第3の室のポートを通る出口の前で起こる。
この構成により、実質的に、第1および第2の単一溶液の一方のみを患者へ送出し難くする。
このようにして、本発明は、最終薬液が送出される状態になる前に第1および第2の単一溶液が混合される確実性が向上される多室容器を提供する。
本発明の一実施形態によれば、可撓性のある多室溶液容器は、略矩形であり、第1のメインシートとこの第1のメインシート上に重ねられた第2のメインシートとを備え、この薬液容器は、第1、第2、第3および第4の縁部分によって少なくとも実質的に画成され、第1の下部縁部分は上記第2の上部縁部分の反対側に位置し、上記第3の左縁部分は上記第4の右縁部分の反対側に位置し、上記第3の室は、容器の1つの隅を含んで配設される。より具体的には、第3の室は、たとえば第3の縁部分から結合点へ向けて延出する第2の剥離可能シール、および、第1の縁部分から結合点へ向けて延出する第3の剥離可能シールによって画成され、第2および第3の剥離可能シールは、角度γ下で互いに結合している。第1の剥離可能シールは、第2および第3の剥離可能シールが結合されている点から第2の縁部分点へ向けて延出して配設され、第1の剥離可能シールの一方の側部に第1のチャンバを画成し、第1の剥離可能シールの他方の側部に第2のチャンバを画成する。
一例の実施形態において、第1の縁部分は、第2の縁部分と実質的に同一の長さを有する。同様に、本発明の一実施形態によれば、第3の縁部分は、第4の縁部分と実質的に同一の長さを有する。本発明の一実施形態によれば、第3および第4の縁部分は、第1および第2の縁部分よりも長い。本発明のさらなる実施形態によれば、第3および第4の縁部分は、第1および第2の縁部分と実質的に同一の長さを有する。
本発明の一例の実施形態において、上記第1および第2のシートは、少なくとも上記第1および第2の縁部分に沿って、互いに溶接されている。第1および第2のシートをこのような溶接を用いて封止することにより、溶液容器を簡単な方法で製造することができる。なお、さらなる実施形態によれば、第1および第2のシートは、第3および第4の縁部分に沿っても一緒に溶接される。あるいは、溶液容器が管状材料から作られることも可能である。この場合、上記第1の縁部分から第4の縁部分のすべてに沿って溶液容器を封止する必要はない。溶液容器が管から形成される場合には、第1および第2のシートは、したがって、上記縁部分の2つに沿って互いに既に接続されている。したがって、この場合、上記第3および第4の縁部分に沿って第1および第2のシートの間に厳密な境界はないが、これは、この場合、第1および第2のシートは実際に同一管状片の部分を形成するからである。
本発明の一例の実施形態において、第2の剥離可能シールの長さ拡張部L2は、第3の剥離可能シールの長さ拡張部L3にほぼ等しい。
「剥離可能シール」という用語は、流体圧力を加えることによって破断され得る低強度剥離可能(破ることができる)シールを表す。溶液保存容器において、剥離可能シールは、液体および/または内部の空気で容器を手で圧搾することにより、破れるのに十分な圧力が与えられ、それによってシールが開封される強度であることが好ましい。
本発明の他の目的、特徴、利点および好適な実施形態は、添付の図面とともに参照される下記の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかになる。下記の説明において、説明を通して同一または類似の部品に、同一の符号が与えられている。
本発明による、略矩形形状を有する可撓性のある薬液多室容器の一例の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aのA−Aに沿った断面図である。 剥離可能シールが破られた後の図1aのA−Aに沿った断面図である。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 図1aに示す実施形態のように、第3の室が容器の1つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 第3の室が容器の2つの隅を含む可撓性のある薬液多室容器のさらなる代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 同一の容器に選択的に接続可能にするために下部部分に2つの出口ポートが設けられた可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。 同一の容器に選択的に接続可能にするために下部部分に2つの出口ポートが設けられた可撓性のある薬液多室容器の代替の実施形態の平面図を概略的に例示する。
図1aは、本発明による薬液用の多室容器1の一例の実施形態を示す。容器1は、4つの内側側部縁によって画成された略矩形形態を有するものとして示されている。容器1は、第1の室2と、第2の室3と、第3の室4と、を備える。第1の室2は第1の単一溶液を収容し、第2の室3は第2の単一溶液を収容する。第3の室4は、空であるかまたは主として空である。あるいは、第3の室4は、第1および/または第2の単一溶液のいずれかと混合される前に患者に直接送出することができる第3の単一溶液で満たされている。
第1、第2および第3の室2、3、4は、第1、第2および第3の剥離可能シール6、7、8および内側側部縁の少なくとも1つの少なくとも一部によって画成されている。より具体的には、第1の室2は、第1の剥離可能シール6および容器1の内側側部縁のうちの3つの少なくとも一部によって画成されている。第2の室3は、第1の剥離可能シール6および容器1の内側側部縁のうちの2つの一部によって画成されている。第3の室4は、第2および第3の剥離可能シール7、8および内側側部縁のうちの2つの少なくとも一部によって画成されている。第1、第2および第3の剥離可能シール6、7、8は、点9で結合されている。
第1の剥離可能シール6は第1の長さ拡張部L1を有し、第2の剥離可能シール7は第2の長さ拡張部L2を有し、第3の剥離可能シール8は第3の長さ拡張部L3を有する。図1aに例示されるように、第3の室4は、第2および第3の剥離可能シール7、8および容器1の1つの隅によって画成されている。第3の室4は、容器の内側側部縁と第3の剥離可能シール8との間に第1の角度α=10°を備える。第1の室2は、第1の剥離可能シール6と第2の剥離可能シール7との間に第2の角度β=130°を備える。第2および第3の剥離可能シール7、8は、直線に配設され、すなわち、互いに対して角度γ=180°で配設されている。
図1aにおいて、第1の長さ拡張部L1は、おおよそL2+L3の2倍の長さであるものとして示されている。第2の長さ拡張部L2は、おおよそ第3の長さ拡張部L3と等しいものとして示されている。
第1の剥離可能シール6は、第1の幅W1を有するものとして示されている。第2の剥離可能シール7は、第2の幅W2を有するものとして示されている。第3の剥離可能シール8は、第3の幅W3を有するものとして示されている。図1の実施形態において、第1、第2および第3の幅W1、W2、W3は、おおよそ等しいものとして示されている。
容器1の上部部分には、穴11a、11b、11cとして示された懸架構成が設けられている。容器1の下部部分は、薬液流体を排出するためのポート5aを有する。さらに、容器1の上部部分は、第1の単一溶液を第1の室3内に導入するためのポート5bを有し、下部部分は、第2の単一溶液を第2の室3内に導入するためのポート5cを有する。すべてのポート5a、5b、5cは、任意に、最終薬液を送出する前に個々の処方箋にしたがって補充の薬剤を導入するために使用されてもよい。
容器1の下部部分には、湾曲した溶接部16が設けられている。このタイプの湾曲した溶接部は、バッグに収容された薬液を排出するのに有利であるが、必須ではない。
図1bは、第1、第2および第3の剥離可能シール6、7、8が閉じている場合の、図1aのA−Aに沿った断面を示す。図1cは、第1、第2および第3の剥離可能シール6、7、8が破られ出口室10aが画成された場合の、図1aのA−Aに沿った断面を示す。第1および第2の単一溶液の混合は、出口室10a内で起こる。混合された溶液の上部液位は、参照符号10bによって示されている。
多室容器の薬液が患者へ送出されるときには、図1aに示す多室容器は、容器1の上部部分の穴11a、11b、11cの形態の懸架構成によって懸架される。容器1は、ベッドサイドポール、または、容器1に収容された薬液の投与をモニタする機械に配設された懸架装置12から懸架されてもよい。
好ましくは、容器1を懸架する前に、容器1は、第1、第2および第3の剥離可能シール6、7、8が完全にまたは部分的に破れるように操作される。好適な開口手順は、上部側から、すなわち、出口ポート5aを含む側とは反対側から、容器を丸め、これによって、第1または第2のチャンバの溶液の体積を利用して、第1および/または第2および第3の剥離可能シールを破るのに十分な圧力をかける。
次に、輸液チューブ13が、薬液の出口のために、および、薬液を輸液チューブ13から患者へ送出するために、ポート5aに接続されてもよい。出口ポート5aは、弁部材、剥離可能シールまたは破断可能ピン等の開口手段(図示せず)によって、最終薬液を送出するために開けることができる。剥離可能シール6、7、8を開く前に輸液チューブ13がポートに接続されても、溶液は送出されない。本発明は、混合された溶液のみが輸液チューブ13を通って送出される確実性を向上させる。
以下の図面では、対応する構成には対応する参照符号が使用される。さらに、図1aと比較して、違いのみが説明される。
図2は、第1の角度α=80°および第2の角度β=20°である本発明の一実施形態を例示する。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも長いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3の約2倍の長さであるものとして示されている。
図3は、第1の角度α=45°、第2の角度β=80°、および、第3の角度γ=160°である本発明の一実施形態を例示する。第2および第3の拡張部L2、L3は、ほぼ等しい長さであるものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍半長いものとして示されている。
図4は、第1の角度α=10°、第2の角度β=80°、および、第3の角度γ=200°である本発明の一実施形態を例示する。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2とほぼ等しいものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約2倍半長いものとして示されている。
図5は、第2および第3の剥離可能シール7、8が、U字形のような湾曲形状を有し、第1の角度αが、湾曲形状に対する仮想接線(第3の剥離可能シール8が容器1の内側側部縁と結合する位置からの接線)と容器1の内側側部縁との間の角度として示され、第2の角度βが、湾曲形状に対する仮想接線(第1および第3の剥離可能シール6、8が結合する位置からの接線)と第1の剥離可能シール6との間の角度として示される本発明の一実施形態を例示する。第1の角度α=15°、第2の角度β=80°、および、第3の角度γ=180°である。第2の長さ拡張部L2は、第3の長さ拡張部L3よりも長いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍長いものとして示されている。
図6は、第2および第3の剥離可能シール7、8が、逆U字形のような湾曲形状を有し、第1の角度αが、湾曲形状に対する仮想接線(第3の剥離可能シール8が容器1の内側側部縁と結合する位置からの接線)と容器1の内側側部縁との間の角度として示され、第2の角度βが、湾曲形状に対する仮想接線(第1および第3の剥離可能シール6、8が結合する位置からの接線)と第1の剥離可能シール6との間の角度として示される本発明の一実施形態を例示する。第1の角度α=50°、第2の角度β=82°、および、第3の角度γ=180°である。第2および第3の拡張部L2、L3は、ほぼ等しい長さであるものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍長いものとして示されている。
図7は、第2および第3の剥離可能シール7、8が、逆S字形のような湾曲形状を有し、第1の角度αが、湾曲線に対する仮想接線(第3の剥離可能シール8が容器1の内側側部縁と結合する位置からの接線)と容器1の内側側部縁との間の角度として示され、第2の角度βが、湾曲形状に対する仮想接線(第1および第3の剥離可能シール6、8が結合する位置からの接線)と第1の剥離可能シール6との間の角度として示され、第1の角度α=40°、第2の角度β=28°、および、第3の角度γ=180°である本発明の一実施形態を例示する。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも短いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍長いものとして示されている。
図8は、第1の角度α=45°、第2の角度β=75°、および、第3の角度γ=180°である本発明の一実施形態を例示する。さらに、この実施形態は、第1の剥離可能シール6に接続され且つこれの拡張部として配設される永久シール14を備える。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも短いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍長いものとして示されている。
図9は、第1の角度α=80°、第2の角度β=130°、および、第3の角度γ=180°である本発明の一実施形態を例示する。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも長いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3にほぼ等しい長さであるものとして示されている。
図10は、第1の角度α=52.5°、および、第2の角度β=46.5°である本発明の一実施形態を例示する。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも短いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約5倍長いものとして示されている。
図11は、本発明の好適な一実施形態を例示する。この実施形態において、第1の角度α=60°、および、第2の角度β=40°である。第2および第3の剥離可能シール7、8は、直線に配設されており、すなわち、角度γ=180°を有する。第2および第3の剥離可能シール7、8は、幅W2、W3で設けられており、これらは、第1の剥離可能シール6の幅W1の2倍の広さである。第2および第3の剥離可能シール7、8の幅W2、W3が第1の剥離可能シール6の幅W1よりも広いことは、第2および第3の剥離可能シール7、8の方が強度があることを意味する。したがって、第2および第3の剥離可能シール7、8の前に第1の剥離可能シール6が開封されるという傾向が高まる。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2とほぼ等しい長さであるものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3よりも約3倍長いものとして示されている。
図12もまた、本発明の好適な一実施形態を例示する。この実施形態において、第1の角度α=23°、および、第2の角度β=70°である。他の構成は、図11に関連して記載された構成に対応する。
図13は、第1の角度αが、容器の内側(下部)側部縁に平行である仮想線15と第3の剥離可能シール8との間に画成される本発明の一実施形態を例示する。この実施形態において、α=30°、β=70°、および、γ=180°である。第3の長さ拡張部L3は、第2の長さ拡張部L2よりも長いものとして示されている。第1の長さ拡張部L1は、L2+L3にほぼ等しい長さであるものとして示されている。
図14は、第1の角度α=27°、および、第2の角度β=75°である本発明の一実施形態を例示する。この実施形態において、容器1の下部部分には、薬液流体を排出するための2つの出口ポート5aが設けられている。第3の室4に配設された2つの出口ポート5aを有することによって、同一の容器1に、選択的な接続が与えられてもよい。より具体的には、2つの異なるタイプのコネクタが設けられてもよい。出口ポート5aの一方には、たとえば、ルアタイプのコネクタが設けられてもよく、出口ポート5aの一方には、破断可能ピンを備えるコネクタが設けられてもよい。このようなコネクタは、図面には示されていない。図14に示す他の構成は、図1aに関連して記載された構成に対応する。
図15は、第1の角度α=27°、および、第2の角度β=89°である本発明の一実施形態を例示する。図15に示す他の構成は、図14に関連して記載された構成に対応する。多室容器1は、たとえば、栄養のための薬液流体、または、慢性および急性の血液透析治療、および、腹膜透析治療に使用するための薬液流体等の幅広い薬液流体を収容するようnに適合されている。
本発明による多室容器は、典型的に、0.3〜10リットルの薬液を収容するのに十分に大きく構成されている。大量の薬液は、たとえば、持続的腹膜透析等の夜間治療等の長く続く治療を行う場合、または、集中治療に関連したときに、特に関心事である。
本発明の一例の実施形態において、図11に示す多室容器1は、総容量2リットルの薬液を収容する。第1の室2は、100〜400mlの第1の単一溶液を収容し、第2の室3は、1600〜1900mlの第2の単一溶液を収容する。
本発明の一例の実施形態において、図12に示す多室容器1は、総容量5リットルの薬液を収容する。第1の室2は、4000〜4800mlの第1の単一溶液を収容し、第2の室3は、200〜1000mlの第2の単一溶液を収容する。
本発明の一例の実施形態において、第3の室3は、殺菌目的のために、水または生理食塩水を収容している。第3の室に水または生理食塩水を収容することによって、多室容器の殺菌は、より低い温度で、すなわち、約摂氏185度の代わりに、約摂氏120度で確実にされてもよい。
本発明は、第1および第2の室に、それぞれ薬液を収容するものとして上記に開示されている。代替の実施形態において、第1の室2は、代わりに、たとえば第2の室3の薬液等の溶液によって溶解される粉末または顆粒の形態の医薬成分を備える。第2の室3の薬液を使用して粉末形態の医薬成分を溶解する場合には、第1および/または第3の剥離可能シール6、8は、第2の室3の溶液を操作して剥離可能シール6、8に圧力をかけてこれらを破ることによって破られ、その後、第2の剥離可能シール7を破る。
本発明の一例の実施形態において、多室容器は、たとえば非PVCフィルムなどの可塑性の剥離可能フィルムから作られている。
多室容器1のフィルム材料に酸素バリア性が十分に高くない材料が選ばれた場合には、多室容器1は、フィルム材料の酸素バリア性が十分に高いオーバーラップ(overwrap)(図示せず)に入れられてもよい。
薬液は、薬液がさらに稀釈されることなく出口ポート5aから患者へ送出されるのに適切である濃度である。あるいは、薬液は、薬液が出口ポート5aから患者へ送出される前に稀釈されるような濃縮状態である。
本発明の一例の実施形態において、第4の剥離可能シール(図示せず)が、第3の室4に、第2および第3の剥離可能シール7、8と出口ポート5aとの間に配設される。
上記には、ほぼ矩形または正方形であり、4つの側部縁または隅が設けられている多室容器1が開示されている。しかし、本発明は、たとえば、3つまたは5つまたはそれ以上の側部縁または隅を有する容器にも適用可能である。
本発明は、記載された実施形態に限定されず、下記の特許請求の範囲の範囲内で変形、変更されてもよい。

Claims (18)

  1. 薬液を収容するように適合された可撓性のある多室容器(1)であって、
    第1のフィルムシートと、
    前記第1のフィルムシート上に重ねられ且つこれに接続されて複数の内側側部縁を形成する第2のフィルムシートと、
    前記内側側部縁の少なくとも1つの少なくとも一部と第1の長さ拡張部(L1)を有する第1の剥離可能シール(6)と第2の長さ拡張部(L2)を有する第2の剥離可能シール(7)とによって画成された第1の室(2)と、
    前記内側側部縁の少なくとも1つの少なくとも一部と前記第1の剥離可能シール(6)と第3の長さ拡張部(L3)を有する第3の剥離可能シール(8)とによって画成された第2の室(3)と、
    前記内側側部縁の少なくとも2つの少なくとも一部と第2および第3の剥離可能シール(7、8)とによって画成された第3の室(4)と、
    を備え、
    前記第1、第2および第3の剥離可能シール(6、7、8)は結合されている多室容器(1)において、
    前記第3の室(4)は、前記内側側部縁の少なくとも1つと前記第3の剥離可能シール(8)との間に第1の角度αを備えて、10°≦α≦80°の範囲であり、
    前記第1の室(2)は、前記第1および第2の剥離可能シール(6、7)の間に第2の角度βを備えて、20°≦β≦130°の範囲であり、
    10°≦α≦40°のときには、βは、≧67xe-0.03αであり、
    前記第2の剥離可能シール(7)は、前記第3の剥離可能シール(8)に対して角度γを有して配設され、160°≦γ≦200°の範囲であり、
    L1≧L2+L3、
    L2≧0.05(L2+L3)、
    L3≧0.05(L2+L3)、
    であることを特徴とする多室容器(1)。
  2. γ=180°である請求項1記載の多室容器(1)。
  3. 40°≦α≦80°であり、30°≦β≦130°である請求項1または2に記載の多室容器(1)。
  4. 50°≦α≦70°であり、40°≦β≦60°である請求項1または2に記載の多室容器(1)。
  5. α=60°であり、β=40°である請求項2記載の多室容器(1)。
  6. α=23°であり、β=70°である請求項2記載の多室容器(1)。
  7. α=27°であり、β=75°である請求項2記載の多室容器(1)。
  8. α=27°であり、β=89°である請求項2記載の多室容器(1)。
  9. L1=3(L2+L3)である請求項1乃至8のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  10. 前記第2の長さ拡張部(L2)は、前記第3の長さ拡張部(L3)にほぼ等しい請求項1乃至9のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  11. 前記第1、第2、第3の剥離可能シール(6、7、8)は、強度がほぼ等しい請求項1乃至10のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  12. 前記第2および第3の剥離可能シール(7、8)は、前記第1の剥離可能シール(6)に対して強度が大きい請求項1乃至11のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  13. 前記大きい強度は、前記第2および第3の剥離可能シール(7、8)の幅(W2、W3)が、前記第1の剥離可能シール(6)の幅(W1)よりも広いことによる請求項12記載の多室容器(1)。
  14. 前記大きい強度は、前記第1の剥離可能シール(6)に使用されるものよりも、ヒートシール時間が長く、且つヒートシール圧力が高いことによる請求項12記載の多室容器(1)。
  15. 前記第3の室(4)は、少なくとも1つの出口ポート(5a)を備える請求項1乃至14のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  16. 前記多室容器(1)は、300ml〜10リットルの薬液を収容することができるように十分に大きい請求項1乃至15のいずれか1項に記載の多室容器(1)。
  17. 前記第1の室(2)は、100〜400mlの第1の単一溶液を収容し、前記第2の室(3)は、1600〜1900mlの第2の単一溶液を収容する請求項16記載の多室容器(1)。
  18. 前記第1の室(2)は、200〜1000mlの第1の単一溶液を収容し、前記第2の室(3)は、4000〜4800mlの第2の単一溶液を収容する請求項16記載の多室容器(1)。
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