JP2010510861A - 3次元外観を与えるパターンが印刷された基材 - Google Patents

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Abstract

本開示の態様には、基材表面例えば不織ウェブ又は布地、プラスチックフィルム、及びそれらの積層体上のパターンであって、基材表面に3次元外観を表示させるパターンが含まれる。いくつかの実施形態においては、基材表面の3次元外観は、織布の糸を示す突出部及びくぼみに類似している。パターンの形成は、例えばエンボス加工による基材の変形ではなくて、基材表面への印刷によって行なう。パターンの実施形態には、基材表面上に配置された複数の繰り返し形状又はマクロ単位が含まれる。

Description

本開示は、フィルム及び布地などの基材に関し、より詳細には、3次元外観を与えるようにパターンが印刷されたフィルム及び布地に関する。
不織布ウェブ又は布地、プラスチックフィルムなどの基材が、当該技術分野において知られており、これらは強度及び流体取り扱い特性などを、多くの製品、例えば消費財(例えば、吸収性物品)、商品(例えば、医療品)、及びこのような物品に対するパッケージなどに有用にする種々の特性を有している。一例では、幼児及び他の失禁症状のある個人によって着用される吸収性物品、例えばおむつ及び失禁用ブリーフは、排出尿及び他の身体滲出物を収容して封じ込めるように構成されている。これらの物品は、基材、例えば不織布及び織布及び/又はプラスチックフィルムの多数の層によって構成されている場合がある。より詳細には、このような吸収性物品は、内部の身体側トップシートと、外部の衣類側バックシートと、その中間に配置された吸収性コアとを有するシャーシを含んでいる場合がある。このような物品のトップシート及び/又はバックシートはしばしば、不織ウェブ、プラスチックフィルム、及び/又はそれらの積層体から構成されている。このような吸収性物品のトップシート及びバックシートは、排出された物質を吸収及び/又は封じ込めるように、また滲出物を着用者の皮膚及び着用者の衣類並びに寝具から隔離するように機能することが可能である。これらの基材は、実質的に滑らかで、平坦でかつ美的に魅力がない場合が一般的である。これらの基材を、それらに特定の外観を与えるように変更する取り組みが行なわれている。例えば、このような基材を、より柔らかい、キルトでできた、及び/又は布地様外観を示すように変更することが可能である。例えば、布地様外観を伴うフィルム/不織布積層体を含むことが可能なバックシートを有するおむつを提供することが望ましい場合がある。ニット生地又は織布は、人に容易に分かる3次元外観を有している。こうして不織布及び/又はプラスチックフィルムはしばしば、より布地様外観を積層体の可視面に与える物理的又は実3次元パターンが得られるように変更される。基材に実3次元外観をもたらす既知の方法の非限定的な例としては、エンボス加工及びハイドロモールディングが挙げられる。実3次元パターンをもたらす基材の物理的な変更によって、顕著な3次元の質感も基材に与えられる。何ら理論に拘束されることを意図するものではないが、人例えば介護者は、基材の表面上に明るいゾーン及び暗いゾーンが見えれば、実3次元パターン又は質感(例えば、エンボス加工された基材の表面に存在する山及び谷を含む場合がある)の存在に気が付く場合があることが考えられる。山が受け取る光は谷よりも多いため、人には、山は谷よりも明るく見える場合がある。加えて、山は、谷を更に暗くする傾向がある影を落とす場合がある。
エンボス加工又はハイドロモールディングによって、基材に所望の3次元外観をもたらす場合があるが、このようなプロセスに付随する不利な点が存在する。基材は少なくとも部分プラスチック特性を有している場合があるが、このような基材をエンボス加工すると、基材のサイズを小さくすることによって3次元パターンの形成が何らかの形で補償されなくてはならないという意味で、基材を「縮ませる」場合がある。その結果、特定の使用に対して、平坦な材料を用いた場合に本来必要とされたであろう量よりも大きな量の材料が必要とされる場合がある。加えて、特に基材が比較的低い坪量としてエンボス加工されたときに、エンボス加工又はハイドロモールディングが基材を弱めるように作用する場合がある。こうして、比較的高い坪量を伴う基材が、エンボス加工のときに必要とされる場合がある。更に、これらのプロセスでは多くの場合、製造業者に、機器例えばエンボス加工ローラ又はハイドロモールディングドラム又はベルトを得るための著しい設備投資が要求される。このような著しい設備投資のため、製造業者がその機器を交換することは、それを望むたびに、大幅なコスト高になる可能性があり、また製造業者がその基材上に多くの3次元パターンを与えることを妨げることにもなる場合がある。
印刷物には、種々のグラフィックス例えばデザイン、文字、アイコンなどを表示して物品をより美的に魅力的なものにするために印刷された基材を含む物品が豊富に存在する。このようなデザイン、文字、及びアイコンは、デザイン、文字、及びアイコンそれ自体に3次元外観を与えるために印刷され得る。しかし基材上にこれらのデザイン、文字、及び/又はアイコンを印刷することは、基材自体の外観を変えない場合がある。その結果、基材を見る人が、基材自体が3次元であることを知覚しない、及び/又は思わない場合もある。当該技術分野においては、実3次元パターン又は質感を含むと共に、グラフィックスを含むように印刷された基材も知られている。
以下で詳細に説明するように、本開示の態様には、必ずしも基材自体を物理的に変更することなく、知覚3次元外観を基材に与えるように基材を印刷することが含まれる。
本開示の態様には、不織ウェブ又は布地、プラスチックフィルム、及びそれらの積層体などの基材上に繰り返しパターンを印刷して、この基材に、基材の可視面に3次元外観を表示させることが可能な知覚3次元パターンを与えることが含まれる。いくつかの実施形態においては、基材表面の3次元外観は、織布内の糸を示す突出部及びくぼみと類似している。パターンの形成は、エンボス加工又はハイドロモールディングなどによって基材を変えるか又は変形させることではなく、基材表面への印刷によって行なう。
1つの形態においては、着用者の胴体下部領域の周囲に着用されるように構成された使い捨て吸収性物品は、第1の腰部領域と、第2の腰部領域と、第1の腰部領域と第2の腰部領域との中間に配置された股領域と、股領域内に配置された吸収性コアと、基材と、を含むシャーシを含み、基材は、第1の表面と第1の表面の反対側に配置された第2の表面とを有するシートであって、第1の表面上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンを含むシートを含み、マクロ単位は、L1のL値を規定する第1の色ゾーンと、L2のL値を規定する第2の色ゾーンと、L3のL値を規定する第3の色ゾーンと、を含み、L1>L2>L3、3≦(L1−L3)、及び2≦(L1−L2)≦10である。
別の形態においては、着用者の胴体下部領域の周囲に着用されるように構成された使い捨て吸収性物品は、第1の腰部領域と、第2の腰部領域と、第1の腰部領域と第2の腰部領域との中間に配置された股領域と、股領域内に配置された吸収性コアと、基材と、を含むシャーシを含み、前記基材は、第1の表面と第1の表面の反対側に配置された第2の表面とを有するシートであって、第1の表面上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンを含むシートを含み、マクロ単位は、少なくとも、L1のL値を規定する第1の色ゾーンと、L2のL値を規定する第2の色ゾーンと、L3のL値を規定する第3の色ゾーンと、L4のL値を規定する第4の色ゾーンとを含み、L1>L2>L3>L4、2≦(L1−L2)≦10、2≦(L2−L3)、及び2≦(L3−L4)である。
更に別の態様においては、基材が、第1の表面と第1の表面の反対側に配置された第2の表面とを有するシートと、第1の表面上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンとを含み、マクロ単位は、L1のL値を規定する第1の色ゾーンと、L2のL値を規定する第2の色ゾーンと、L3のL値を規定する第3の色ゾーンとを含み、L1>L2>L3、3≦(L1−L3)、及び2≦(L1−L2)≦10である。
更に別の態様においては、基材が、第1の表面と第1の表面の反対側に配置された第2の表面とを有するシートと、第1の表面上に配置されたマクロ単位の繰り返しパターンとを含み、マクロ単位は、少なくとも、L1のL値を規定する第1の色ゾーンと、L2のL値を規定する第2の色ゾーンと、L3のL値を規定する第3の色ゾーンと、L4のL値を規定する第4の色ゾーンとを含み、L1>L2>L3>L4、2≦(L1−L2)≦10、2≦(L2−L3)、及び2≦(L3−L4)である。
基材の表面上に印刷される繰り返しパターンの一実施形態の平面図。 4つの色ゾーンを有するマクロ単位の一実施形態。 CIELAB色スケールと共に用いる3つの軸(すなわち、L、a、及びb)の図。 基材上にパターンをどのように印刷し得るかの一例。 図5を横断方向に見た平面図。 図5を機械方向に見た平面図。 図1のパターンからの単一のマクロ単位の詳細図。 異なるサイズ及び異なる数の着色ゾーンを有する複数の略円形状のマクロ単位。 異なるサイズ及び異なる数の着色ゾーンを有する複数の略正方形状のマクロ単位。 隣接するマクロ単位間の距離を推定するために用いられる印刷点矩形を伴う複数のマクロ単位を例示。 4辺を有する矩形形状を規定する外側周囲を有する基材の印刷領域の実施形態を例示。 円形状を規定する外側周囲を有する基材の印刷領域の実施形態を例示。 三角形状を規定する外側周囲を有する基材の印刷領域の実施形態を例示。 本開示によるパターンが配置された1又は複数の基材を用いても良い使い捨て失禁用吸収性物品の平面図。 種々の基材に加えても良いパターンの第1の例。 種々の基材に加えても良いパターンの第2の例。 種々の基材に加えても良いパターンの第3の例。 種々の基材に加えても良いパターンの第4の例。
本開示を理解する上で、以下の用語が有用であり得る。
「吸収性物品」は、本明細書においては、主な機能が、汚れ及び排泄物を吸収及び保持することである消費者製品を指すために用いられる。
「無生物表面に対する吸収性物品」は、本明細書においては、主な機能が汚れ及び排泄物を吸収及び保持することである消費者製品であって、その汚れ及び排泄物が、固体又は液体の場合があり無生物表面例えば床、物体、家具などから取り除かれるものである消費者製品を指すために用いられる。無生物表面に対する吸収性物品の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。ダスティングシート例えばスウィファー(SWIFFER)クリーニングシート、予め濡らした拭き取り布又はパッド例えばスウィファーウェット(SWIFFER WET)の予め濡らした布地、ペーパータオル例えばバウンティ(BOUNTY)ペーパータオル、ドライヤシート例えばバウンス(BOUNCE)ドライヤシート及びドライクリーニング布地例えばドライエル(DRYEL)クリーニング布地(すべて、プロクター&ギャンブル社(Procter&Gamble Comapny)から販売される)。
「生物表面に対する吸収性物品」は、本明細書においては、主な機能が身体滲出物を吸収して封じ込めることである消費者製品、より具体的には、ユーザーの身体に接して又は近接して配置されて、身体から排出される種々の滲出物を吸収して封じ込めるデバイスを指すために用いられる。失禁用吸収性物品の非限定的な例としては、おむつ例えばパンパース(PAMPERS)おむつ、トレーニング及びプルオンパンツ例えばパンパースフィーリンラーン(PAMPERS FEEL'N LEARN)及びイージアップス(EASY UPS)、成人失禁用ブリーフ及び下着例えばアテンズ(ATTENDS)成人失禁用衣類、婦人用衛生衣類例えばパンティライナー、吸収性インサートなど例えばオールウェイズ(ALWAYS)及びタンパックス(TAMPAX)、トイレットペーパー例えばチャーミン(CHARMIN)トイレットペーパー、ティッシュペーパー例えばパフス(PUFFS)ティッシュペーパー、顔拭き取り布又は布地例えばオレイデイリーフェイシャル(OLAY DAILY FACIAL)拭き取り布又は布地、トイレトレーニング拭き取り布例えばカンドュー(KANDOO)予め濡らした拭き取り布(すべて、プロクター&ギャンブル社から販売)が挙げられる。
「消費者製品」は、本明細書においては、一般的にパッケージ形態で販売されて消費者によって種々の小売店から購入され得る、大きな工業規模(すなわち、数十万の単位)で製造及び販売される製品を指すために用いられる。
用語「実サイズ」又は「実寸法」は、本明細書においては、当該技術分野において知られる任意の好適な手段又はツールによって測定され、メートル、センチメートル、又はミリメートルで表現される少なくとも1つの寸法における物体の物理的寸法を指すために用いられる。
用語「知覚サイズ」又は「知覚寸法」は、本明細書においては、人と物体との距離に依存して、20−20の視力(正常又は補正)を有する人によって知覚されるときの物体の相対的なサイズを指すために用いられる。例えば、2つの物体が、実サイズは同じだが、人又は観察者から異なる距離に配置されている場合、観察者に最も近い物体の知覚サイズは、更に遠い物体の知覚寸法よりも大きい。
本明細書で使用するとき、用語「おむつ」とは、一般的に、幼児、よちよち歩きの幼児及び失禁症状のある人によって、その着用者の胴体下部周囲に着用される吸収性物品を指す。
本明細書では、用語「使い捨て」は、洗濯、又は他の方法で吸収性物品として修復若しくは再使用することを一般に意図しない吸収性物品を説明するために使用される(例えば、その物品を、1回の使用後に廃棄することを意図し、またリサイクルするか、堆肥化するか、そうでなければ環境に適応した方法で処分するように構成されても良い)。
本明細書で使用するとき、「配置されている」という用語は、ある要素(1つ又は複数)が、特定の場所若しくは位置に他の要素と共にマクロ単一構造体として、又は別の要素に結合している別個の要素として形成されている(結合され位置する)ことを意味する際に用いる。
本明細書で使用するとき、「結合されている」という用語は、ある要素を別の要素に直接取り付けることによって、その要素がその別の要素に直接取り付けられる構成、及びある要素を中間部材(1つ又は複数)に取り付けてから、その中間部材を別の要素に取り付けることによって、その要素がその別の要素に間接的に取り付けられる構成を包含する。
用語「マクロ単位」又は「マクロセル」は、本明細書においては、基材の表面上の要素であって、その全体形状が、基材を自然日光条件で人の目から約30cmの距離に保持し、その人によって容易に見ること及び/又は気付くことができる要素を記述するために用いられる。マクロ単位又はセルは、複数のマイクロ単位であって、全体形状が、基材を自然日光条件で人の目から約30cmの距離に保持し、その人によって容易に見ること及び/又は気付くことができないマイクロ単位から形成されていても良い。
用語「基材」は、本明細書においては、材料として、主に2次元(すなわち、XY平面)であり、厚さ(Z方向)がその長さ(X方向)及び幅(Y方向)と比べて比較的小さい(すなわち、1/10以下である)材料を記述するために用いられる。基材の非限定的な例としては、単独で用いても良いし、1又は複数のウェブ、層、フィルム、及び/又は箔に積層しても良いウェブ又は層又は繊維性材料、フィルム及び箔例えばプラスチックフィルム又は金属製の箔が挙げられる。
用語「CIELAB色スケール又は空間」は、本明細書においては、RGB及びCMYKを包含する色空間を指し、また一般的に、人間の目が見ることができる可視スペクトルを記述する。CIELAB空間においては、色を3つのパラメーターL、a、及びbによって規定しても良く、Lは相対輝度を表わし、aは相対的な赤色度−緑色度を表わし、bは相対的な黄色度−青色度を表わす。
用語「色」は、本明細書において参照される場合、任意の原色、すなわち、白色、黒色、赤色、青色、スミレ色、オレンジ色、黄色、緑色、及び藍色と共に、それらの任意のずれ又はそれらの組み合わせ(CIELAB色空間又はスケールにおける)を含む。
用語「背景色」は、本明細書においては、基材の色を指す。
用語「白色」は、本明細書においては、L値が少なくとも90であり、a値が0±3に等しく、b値が0±3に等しい色(国際照明委員会、1976L、a、b色スケール、すなわちCIELABの用語を使って)を指す。
用語「繰り返しパターン」は、本明細書においては、実質的に同じ全体形状を有する少なくとも約10個のマクロ単位を含み得るパターンを指すために用いられる。
用語「実3次元パターン又は質感を伴う基材」は、本明細書においては、実質的に平坦な基材ではなく、そのトポグラフィの顕著な変動を示すパターンを有する基材を指すために用いられる。人は、この実3次元パターンを見ることができる場合がある。人は、基材上のパターンを横切るように指を通過させることによって3次元パターントポグラフィに気が付き及び/又は感じることが可能である。
用語「知覚3次元パターン又は質感を伴う基材」は、本明細書においては、トポグラフィの顕著な変動は示さないがそれにもかかわらず観察者によって3次元であると知覚されるパターンを有する基材を指すために用いられる。人は、この知覚3次元パターンを見ることができる場合があるが、基材上のパターンを横切るように指を通過させることによって3次元パターントポグラフィに気が付き及び/又は感じることができない場合がある。
本明細書で使用する場合、「伸長性」という用語は、約400gm/cmの荷重におけるヒステリシス試験の上向き曲線上で、少なくとも105%伸びた長さまで伸長できる材料を指す。「非伸長性」という用語は、約400gm/cmの荷重におけるヒステリシス試験の上向き曲線上で、少なくとも5%まで伸長できない材料を指す。
本明細書で使用する場合、「弾性」又は「エラストマーの」という用語は、バイアス力を加えると、破裂又は破断することなく、弛緩した元の長さの少なくとも約110%、好ましくは125%の長さまで伸長でき(すなわち、元の長さを10%、好ましくは25%上回る長さまで伸長でき)、加えた力を除くと、その伸びの少なくとも約40%まで回復し、好ましくはその伸びの少なくとも60%まで回復し、最も好ましくはその伸びの少なくとも約80%まで回復するあらゆる材料を指す。例えば、100mmの初期長を有する材料は、少なくとも110mmまで延伸でき、力を除くと、106mmまで収縮することになる(40%の回復率)。本明細書において、「非弾性」という用語は、上記の「弾性」の定義に当てはまらないあらゆる材料を指す。
本明細書で使用する場合、「延伸性がある」という用語は、バイアス力を加えると、破裂又は破断することなく、弛緩した元の長さの少なくとも110%、好ましくは125%の長さまで伸長でき(すなわち、元の長さを10%、好ましくは25%上回る長さまで伸長でき)、加えた力を除くと、その伸びの約40%未満、好ましくは約20%未満、より好ましくは約10%未満というわずかな回復を見せるあらゆる材料を指す。
用語「可撓性」は、本明細書においては、材料が、外部から印加された力がある場合に順応するか又は変形する傾向がある場合があることを意味する。本明細書に記載する布地剛性試験の下で測定した場合、可撓性シート材料は、ピーク負荷が約9.81N(1000g)を下回る場合がある。
用語「硬い」は、本明細書においては、材料が、外部から印加された力がある場合に変形に耐える傾向がある場合があることを意味する。本明細書に記載する布地剛性試験の下で測定した場合、剛性材料は、ピーク負荷が9.81N(1000g)を超える場合がある。
本明細書において本発明の実用性を限定することを意図するものではないが、その用途の簡単な記載は、本発明を説明するのに役立つと考えられる。印刷物には、実3次元パターンを含むように変更された基材が豊富に存在する。これらの実3次元パターンは、とりわけ、基材に対する消費者の魅力を増加させるものと考えられる。しかし、基材を実3次元パターンを与えるために変更することには、多くの不利が伴う。例えばコスト(材料及び機器における)、基材特性(例えば、強度)の悪化、及び製品傾向に応答してパターン形状又はデザインを変更する能力の制限である。印刷物には、基材を消費者に対してより美的に魅力あるものにし得るグラフィックス例えばデザイン、文字、アイコンなどを含む基材が豊富に存在する。しかし、グラフィックス自体は3次元のように見える場合があるが、基材上に印刷されたグラフィックスを見ている人、例えば消費者は、基材自体が3次元であると知覚すること及び/又は思うことがない場合がある。基材を含む物品に対する消費者の魅力は、基材上に物理的に形成された実3次元繰り返しパターンではなくて、基材上に印刷され得る知覚3次元繰り返しパターンを基材に与えることによって改善される場合があることが分かる。他にも利益があるが、基材上に知覚3次元パターンを印刷することによって、基材の製造コストが低減されること、基材の機械的特性が変更されない場合があること、及び製造業者がパターンデザイン、形状、及び/又は色の変更を望む場合に製造業者がより多くの選択肢及び適応性を有し得ることが考えられる。
本開示の態様には、不織ウェブ又は不織布、プラスチックフィルム、及びそれらの積層体などの基材上に繰り返しパターンを印刷して、この基材に、基材の可視面に3次元外観を表示させる場合がある知覚3次元パターンを与えることが含まれる。いくつかの実施形態においては、基材表面の3次元外観は、織布内の糸を示す突出部及びくぼみと類似している。パターンの形成は、例えばエンボス加工又はハイドロモールディングによって基材を変える又は変形させることではなく、基材表面への印刷によって行なう。後でより詳細に述べるように、パターンの実施形態には、基材表面上に配置された複数の繰り返し形状又はマクロ単位が含まれる。各マクロ単位は3つ以上の色ゾーンを有する。いくつかの実施形態においては、印刷色によってすべての色ゾーンを規定する。他の実施形態においては、基材色又は背景色によって1つの色ゾーンを規定して、色ゾーンの残りの部分を基材上に印刷しても良い。色ゾーンは、異なるレベルのコントラストを有し、色ゾーンは、最も暗いものから最も明るいものまで遷移する。また色ゾーンは、異なる形状及びサイズを有する場合があり、異なる形状及びサイズのマクロ単位を規定する場合がある。マクロ単位は、繰り返しパターンを形成するように並べられたときに、基材表面上のより明るい及びより暗い領域を規定する。より明るい及びより暗い領域によって、基材表面から突出している隆起領域の頂点で光が明るく輝く外観がもたらされる。加えて、隆起領域は、他の領域例えば基材の谷に影を落としているように見える。こうして、パターンによって、基材に知覚3次元布地様外観をもたらす3次元表面特性を有する外観が、基材に与えられる。
パターンの種々の特徴及びパラメーターは、知覚3次元外観を基材表面だけでなく個々のマクロ単位に与えるように変えることができる。後でより詳細に述べるように、個々のマクロ単位のサイズ、個々のマクロ単位におけるゾーンの数、及び色ゾーン間のコントラストレベルを、所望の3次元外観が得られるように、基材サイズ及び基材を見るべき距離に基づいて変えても良い。一例では、ある特定の視距離に対して個々のマクロ単位のサイズを大きくしたときにマクロ単位が3次元的に見えるようにするために、個々のマクロ単位が付加的な色ゾーンを必要としても良い。別の例では、ある特定のマクロ単位サイズに対して視距離を増したときにマクロ単位が3次元的に見えるようにするために、より少ない色ゾーンが必要である場合がある。
前述したように、本開示によるパターンは、基材上に印刷された色ゾーンを有することが可能である。こうして、知覚繰り返しパターンを形成するマクロ単位の色ゾーン間のコントラストレベルを、種々の仕方で実現することができる。一例では、マクロ単位を、異なるレベルの暗さを有する複数のインクを用いて印刷する。より詳細には、第1のインクを用いて第1の色ゾーンを印刷しても良く、また第1のインクよりも明るい(すなわち、より高いL値を有する)第2のインクを用いて第2の色ゾーンを印刷しても良い。別の例では、マクロ単位を単一のインクを用いて印刷し、第1のゾーンの印刷は、第2のゾーンの場合よりも厚いインクコーティング又はより多いインクコーティングを用いて行なう。こうして、第1のゾーンは第2のゾーンよりも暗く見える。更に別の例では、第1のゾーンが第2のゾーンよりも暗くなることを、両方のゾーンを同じインクを用いて印刷するが、第1のゾーンを第2のゾーンよりも高いドット又は高いマイクロ単位密度を用いて印刷することによって、実現しても良い。コントラストレベルに加えて、マクロ単位及び色ゾーンのサイズ及び形状を変えて、所望の外観を実現しても良い。例えば、いくつかの実施形態においては、色ゾーンの印刷を、結果として生じるマクロ単位が非対称形状となるように行なう。マクロ単位が非対称形状を有することによって、基材が3次元的に見えかつそのように知覚されるようにすることを、パターンに並べられた複数の隆起領域を有することによって行なっても良いことが考えられる。いくつかの実施形態においては、マクロ単位及び色ゾーンは、基材表面上に形成された隆起領域に光が基材表面に対して比較的小さい鋭角で衝突したときの実3次元パターンに対する光の効果をシミュレートするように、サイズ取りして成形する。加えて、隆起領域は、基材表面の他の領域上に比較的長い影を落とすように見えても良い。本明細書では、比較的暗い印刷色と比較して基材背景色は比較的高いL値を有するという観点で多くのパターン実施形態について説明しているが、いくつかの実施形態においては、基材背景色は比較的暗くても良く(すなわち、低いL値を有していても良く)、印刷色は比較的明るくても良い(すなわち、印刷色は背景色よりも大きなL値を有していても良い)ことを理解されたい。
印刷を、像が基材例えば紙、ポリオレフィンフィルム、又は不織布上に再現される工業プロセスであると特徴付けても良い。種々のクラスの印刷プロセスが存在しており、孔版及びスクリーン印刷、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、及び電子印刷などを挙げることが可能である。ステンシル及びスクリーン印刷を、Tシャツ、標識、旗、掲示板などを印刷するために用いても良い。凸版印刷の例として活版印刷及びフレキソ印刷を挙げても良い。平版印刷の例として、オフセットリトグラフィ、スクリーンレスリトグラフィ、コロタイプ印刷、及び水なし印刷を挙げても良い。加えて、凹版印刷の例として、グラビア、スチールダイ、及び銅版画を挙げても良い。電子印刷の例として、静電気、磁気写真、イオン又は電子付着、及びインクジェット印刷を挙げても良い。種々のタイプの印刷プロセスを用いて、本明細書に開示したパターンを形成しても良いことを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態においては、フレキソ印刷を用いることが好ましい場合がある。特に、フレキソ印刷では、ゴム又はプラスチックから形成された印刷板上に像をわずかに隆起させたものを用いても良い。インク付けされたプレートを、像を基材に移す円筒上で回転させる。フレキソ印刷は、高速乾燥インクを用いる比較的高速の印刷プロセスであり得る。加えて、フレキソ印刷は、多くのタイプの吸収剤及び非吸収性材料上に、連続パターンを印刷するために用いることができる。他の実施形態ではグラビア印刷を用いても良い。より詳細には、グラビア印刷では、金属プレートの表面上での像エッチングを用いる。エッチング領域にインクを充填して、プレートを、像を基材に移す円筒上で回転させる。更に他の実施形態では、インクジェット印刷を用いても良い。インクジェットは、インクの液滴を小さい開口部から媒体上の指定位置に直接噴出して像を形成するノンインパクト・ドットマトリックス印刷技術である。インクジェット技術の2つの例として、熱気泡又はインクジェット及び圧電式が挙げられる。熱気泡では熱を用いてインクを塗布し、圧電式では結晶及び電荷を用いてインクを塗布する。
前述した種々のタイプの印刷プロセスに加えて、種々のタイプのインク又はインクシステム、例えば溶媒ベース、水ベース、及びUV硬化のインクを種々のタイプの基材に塗布して、開示したパターンを形成しても良いことを理解されたい。インクシステム間の主な違いは、インクを乾燥又は硬化させるために用いる方法である。例えば、溶媒ベース、及び水ベースのインクは蒸発によって乾燥させる一方で、UV硬化のインクは化学反応によって硬化させる。インクには、種々の機能を担う、溶媒、着色剤、樹脂、添加剤、及び(紫外線インクの場合のみ)UV硬化化合物などの成分が含まれていても良い。
図1に、基材表面に3次元外観を与えるために基材104の表面102上に配置しても良いパターン100の一例を示す。図1に示すように、パターン100には、基材表面102上に配置された複数の繰り返し形状又はマクロ単位106が含まれている。以下、より詳細に述べるように、各マクロ単位106は、異なるレベルのコントラストを有する3つ以上の色ゾーン108を有していても良く、色ゾーン108は、最も暗いものから最も明るいものまで遷移する。前述したように、基材背景色によって1つの色ゾーンを規定して、色ゾーンの残りの部分を印刷しても良い。あるいは、印刷色によってすべての色ゾーンを規定しても良い。図1に示すように、色ゾーン108によって、基材表面102上のより明るい領域110及びより暗い領域112が規定されている。より明るい領域110によって、基材表面から突出する隆起領域から光が強烈に反射される(すなわち、明るく輝いていると知覚される)外観が与えられる。加えて、より暗い領域112によって、隆起領域が基材の他の領域(すなわち、谷部分)に影を落としている外観が与えられる。こうして、本パターンによって、人によって知覚され得る3次元の表面特性を有する基材外観が与えられる。
後でより詳細に述べるように、本明細書で開示されるパターン、例えば図1に示すパターン100を、種々の物品中に組み込んでも良い基材上に印刷して、所望の知覚3次元又は布地様外観をもたらしても良い。例えば、パターンを、多くの物品において用いられる不織布、フィルム、箔及び/又はそれらの積層体上に配置しても良い。このような物品の非限定的な例としては、無生物表面用の吸収性物品、生物表面用の吸収性物品、及びパッケージが挙げられる。本発明の範囲を限定することを意味するものではないが、パターンを、生物表面用の吸収性物品(例えばおむつ)を製造するために用いられる不織布、フィルム、及び/又はそれらの積層体上に配置しても良い。この実施形態においては、パターンを、吸収性物品の外部及び/又は内部層として用いられる基材上に配置して、この層に知覚3次元布地様外観を与えても良い。他の例では、医療品、例えば外科のガウン、ドレープ、フェースマスク、ヘッドカバー、靴カバー、創傷包帯、包帯、及び滅菌ラップにおいて、開示したパターンを伴う基材を用いて、医療品が知覚3次元布地様外観を示すようにしても良い。更に他の例では、種々のタイプの製品を保持するために用いられるパッケージングを、知覚3次元パターン又は質感をパッケージに与えるパターンが配置された基材を用いて構成しても良い。場合によっては、可撓性であり及び/又は可撓性を示す基材上にこのようなパターンを印刷することが好ましい場合があり、その結果、特定の形状(例えば人の身体又はパッケージ)に基材が適合することが可能になる。このような可撓性基材シート材料のいくつかは、本明細書に記載する布地剛性試験の下で測定した場合に、ピーク負荷が約9.81N(1000g)未満であっても良く、他の材料は、ピーク負荷が約2.45N(250g)未満であっても良く、更に他の材料は、ピーク負荷が約0.09N(10g)未満であっても良い。種々の材料から構成され、種々の坪量を有する種々のタイプの不織布、フィルム、及び/又は積層体を用いても良いことを理解されたい。不織布の例として、ポリプロピレン(すなわち、PP)、ポリエチレン(すなわち、PE)、又はこれらのコポリマーであって、坪量が5グラム/平方メートル〜60グラム/平方メートルのものを挙げても良い。加えて、フィルム基材の例として、PP、PE、又はこれらのコポリマー、通気性及び非通気性フィルムであって、坪量が5グラム/平方メートル〜50グラム/平方メートルのものを挙げても良い。
本開示によるパターンの実施形態は、パターンが印刷される基材表面に知覚3次元又は布地様外観を与えるために変化しても良い種々の特性を有することを理解されたい。このような特性には、次のうちの少なくとも1つが含まれていても良い:各マクロ単位における色ゾーンの数、隣接する色ゾーン間のコントラストレベル、マクロ単位サイズ、隣接するマクロ単位間の最大距離、及びそれらの任意の組み合わせ。前述したように、図1に、基材表面に知覚3次元及び/又は布地様外観を与えるために用いても良い知覚3次元繰り返しパターン100の一実施形態を示す。繰り返しパターン100はマクロ単位106の配列によって規定され、各マクロ単位106は、少なくとも3つの色ゾーン108を有している。図2に、第1の色ゾーン114、第2の色ゾーン116、第3の色ゾーン118、及び第4の色ゾーン120を含むマクロ単位106の一実施形態を示す。図2に示す実施形態において、第1の色ゾーン114は基材背景色に対応し、一方で第2色ゾーン116、第3の色ゾーン118、及び第4の色ゾーン120は基材上に印刷される。しかし前述したように、すべての色ゾーンを基材上に印刷しても良い。以下、より詳細に述べるように、色ゾーンは、異なるコントラストレベルを有している。より詳細には、第4の色ゾーン120は第3の色ゾーン118よりも暗く、第3の色ゾーン118は第2の色ゾーン116よりも暗く、第2の色ゾーン116は第1の色ゾーン114よりも暗い。ゾーン間の異なるコントラストレベルによって、マクロ単位に、比較的明るい第1の色ゾーン114上で光が明るく輝いて比較的暗い第4の色ゾーン120上に影が落とされる外観が与えられる。第2の色ゾーン116及び第3の色ゾーン118によって、第1の色ゾーン114と第4の色ゾーン120との間の比較的滑らかな遷移が実現されている。明るい領域及び暗い斜線領域の外観によって、各マクロ単位に3次元性の知覚外観が与えられている。そしてまた、基材上にパターンに並べられた複数のマクロ単位によって、基材表面に3次元性の知覚外観が与えられている。
前述したように、色ゾーン間のコントラストレベルは変化しても良い。以下、どのように色ゾーン間のコントラストレベルを定量化できるのかについて説明する。特に、マクロ単位のゾーン間のコントラストレベルは、CIELAB色スケールに基づいてL値で規定する。CIELABは、人間の目に見える色を記述するために用いられる従来の色モデルである。図3は、CIELAB色スケールと共に用いられる3つの軸(それぞれ、ある特定の色のL、a、及びb値に対する)の図である。CIELAB色スケールに従って色を規定した場合、Lは明るさを表し(0=黒色、100=白色)、a及びbは独立にそれぞれ2つの色軸を表し、aは赤色/緑色軸(+a=赤色、−a=緑色)を表し、bは黄色/青色軸(+b=黄色、−b=青色)を表す。Lに対する最大値は100であり、これは完全拡散反射面を表し、Lに対する最小値はゼロであり、これは黒色を表す。a及びb軸には、特定の数値限定はない。CIELAB色スケールは、概略的な均一の色スケールであり、色空間内でプロットされた点の差は、プロットされた色の間の視覚的な差に対応する。第1の色に対するL、a、及びb値(すなわち、L1、a1、b1)及び第2の色に対するL、a、及びb値(すなわち、L2、a2、b2)に基づいて、色の差(すなわち、ΔE)を以下の式を用いて計算することができる。
ΔE=(ΔL*2+Δa*2+Δb*1/21/2
ここで、ΔL=L−L
Δa=a−a 及び
Δb=b−b
本明細書で説明するマクロ単位の色ゾーン間のコントラストレベルは、Δa及びΔbの値に構わずにΔLによって規定しても良いことを理解されたい。こうして、本開示によるパターン実施形態は、異なるΔa及びΔb値を有していても良い。いくつかの実施形態においては、印刷ゾーン及び基材の色はa及びb値がほぼ同じであっても良く、Δa及びΔbは比較的低い値である(例えば、Δa=±5、及びΔb=±5である)。このような実施形態においては、個々のゾーンだけでなく基材の色の差を、色のL値の差(すなわち、ΔL)によって見積もることもできる。他の実施形態においては、a=b=0であり、L軸は、黒色から白色までのグレーの無彩色スケールを表わす。色ゾーンに対するL値は、種々の仕方で求めても良い。例えば、色ゾーンのL値を、比較的知られているL値のインクを用いて求めても良い。あるいは、マクロ単位上のL値を、パターンが形成されるときに生成される電子ファイルから求めても良い。このような場合、L値を、選択された領域のL値を与えることができるソフトウェアが備わったコンピュータを用いて得ても良い。このようなソフトウェアの非限定的な例は、アドビ・フォトショップ(Adobe Photoshop)(登録商標)であり得る。別の実施形態においては、マクロ単位上の種々の色ゾーンのL値を、印刷された基材から直接測定することができる。以下に、色ゾーンのL値を測定するための手順を示す。
マクロ単位に所望の知覚3次元外観を与えるために、色ゾーン間のΔL値に制約がある場合があることを理解されたい。例えば、マクロ単位の最も暗い色ゾーンと最も明るい色ゾーンとの間のΔL値が小さすぎる場合、人間の目が、最も明るいゾーンと最も暗い色ゾーンとの間だけでなくそれらの間の任意の色ゾーン間の異なるコントラストレベルを識別することは比較的難しい。こうして、マクロ単位は、わずかなコントラスト遷移もない1つの色のように見える場合があり、したがって、3次元であるとは人に知覚されない場合がある。当業者であれば理解するように、基材によって、比較的高いL値(すなわち、比較的明るい)の背景色が規定されるとき、また背景色とマクロ単位の最も暗い色ゾーンとの間のΔL値が小さすぎる場合には、マクロ単位は、観察者によって識別可能でない場合がある。また、基材によって、比較的低いL値(すなわち、比較的暗い)の背景色が規定されるとき、また背景色とマクロ単位の最も明るい色ゾーンとの間のΔL値が小さすぎる場合には、結果として生じるマクロ単位は、観察者によって識別可能でない場合があることも理解される。別の例では、最も高いL値を有するゾーン(すなわち、最も明るいゾーン)から比較的より暗い隣接する色ゾーンへ遷移するときには、2つの色ゾーン間のΔL値が非常に大きくて、2つの色ゾーン間のコントラストレベルに滑らかなコントラスト遷移が生じ得ない場合がある。その結果、マクロ単位は3次元とは知覚されない場合がある。
以下のガイドラインに、各マクロ単位が3つの色ゾーンを有するパターン実施形態におけるゾーン間のΔLの制限を示す。このようなパターン実施形態は、L1のL値を伴う第1の色ゾーンと、L2のLを伴う第2の色ゾーンと、L3のL値を伴う第3の色ゾーンとを有していても良い(尚、L1>L2>L3)。このようなパターン実施形態においては、L1とL3との間の差は3以上でなければならず、一方で、L1とL2との間の差は2以上かつ10以下でなければならない。言い換えれば、3以下の色ゾーンを伴うマクロ単位を有するパターン実施形態が、L1、L2、及びL3(L1>L2>L3)のL値を規定する場合、Lに対する以下の制限を適用する場合がある。
3≦(L1−L3) 及び
2≦(L1−L2)≦10
以下のガイドラインに、各マクロ単位が、最も高いL値(最も明るい)から最も低いL(最も暗い)まで次第に変動する3つを超える隣接する色ゾーンを有するパターン実施形態におけるゾーン間のΔLの制限を示す。このような実施形態においては、最も明るいゾーンと2番目に暗いゾーンとの間のΔL値は、2〜10(2と10を含む)であっても良い。以後の隣接するゾーン間のΔLは、少なくとも2(2を含む)であっても良い。言い換えれば、N個の色ゾーン(Nは整数)を伴うマクロ単位を有するパターン実施形態であって、N>3であり、ゾーンによって、L、L、L、LのL値が規定される場合(ここで、L>L>L>…>L)、Lに対する以下の制限を適用する場合がある。
2≦(L−L)≦10
2≦(L−L) 及び

2≦(LN−1−LN)
一例では、マクロ単位は4つの色ゾーンを有している(例えば、L1のL 値を伴う第1の色ゾーン、L2のLを伴う第2の色ゾーン、L3のLを伴う第3の色ゾーン、及びL4のL値を伴う第4の色ゾーン、及びL1>L2>L3>L4)。このようなパターン実施形態においては、L1とL2との間の差は2以上かつ10以下であっても良く、一方で、L2とL3との間の差は2以上であっても良い。加えて、L3とL4との間の差は、2以上であっても良い。
種々の基材特徴は、印刷された色ゾーンのL値に影響を及ぼす場合があることを認識すべきである。例えば、基材の表面上にパターンを印刷したときに、基材厚さ及び/又は基材色によって、印刷された色ゾーンを形成するために用いられるインクのL値が「希釈される」場合がある。このような例では、比較的より高いL値を伴うインクを用いて、色ゾーン間のL値に対するすでに開示した制限の範囲に入る色ゾーンを有するパターンを形成しても良い。
前述したように、パターンを構成するマクロ単位は、少なくとも3つの色ゾーンを有する。マクロ単位は、後述するように3つを超える色ゾーンを有していても良いことを認識すべきである。いくつかの実施形態においては、すべての色ゾーンを基材上に印刷する。他の実施形態においては、基材背景色によって色ゾーンの1つを規定し、基材上に印刷される色によってゾーンの残りの部分を規定する。色ゾーンのL値は、比較的高い値(最も明るい)から比較的低い値(最も暗い)までの範囲である。前述したように、色ゾーンは、異なる形状及びサイズを有して、異なる形状及びサイズのマクロ単位を規定しても良い。図4〜6に、パターン100を基材上にどのように印刷することが可能か、一例を示す。図4におけるパターンは、一連の「+」形状によって概略的に表されている。本説明に対する基準系を与えるために、図4において、基材104を長手軸及び横軸を伴って示す。長手軸は、基材の機械方向(すなわち、MD)と言われる場合があるものにも対応し、横軸は、基材の横断方向(すなわち、CD)と言われる場合があるものに対応する。図4〜6に示すように、印刷装置122によって各マクロ単位の所望の印刷着色ゾーンを印刷しながら、基材104へのパターン100の印刷を、印刷装置122に対して示される長手方向(例えば前述で参照される方向)に基材を移動させる。印刷しながら、基材に対して印刷装置を移動させることが可能なことを理解されたい。例えば、各マクロ単位の所望の印刷着色ゾーンを印刷しながら、基材に対する横方向において印刷装を前後に移動することが可能である。
多くのパターン実施形態において多くのマクロ単位形状を用いることができ、したがって多くのマクロ単位サイズ又は領域を用いても良いことを認識すべきである。本開示では、マクロ単位の基本寸法(Updと言う)によってマクロ単位サイズを特徴付け、このマクロ単位の基本寸法は、以下の説明によって定義する。図7は、繰り返しパターン100からの例示的な単一のマクロ単位106の詳細な拡大図である。図7に示すマクロ単位の実基本寸法は変化する場合があることを理解されたい。図7に示すように、マクロ単位106は、第1の長手方向の印刷点124と第2の長手方向の印刷点126とを含み、それらの間の距離(すなわち、Dlong)を規定している。マクロ単位106のうち、距離(すなわち、Dlong)の外側の長手方向に印刷される部分はない。またマクロ単位106は、第1の横方向の印刷点128と第2の横方向の印刷点130とを含み、それらの間の距離(すなわち、Dlat)を規定している。マクロ単位106のうち、距離(すなわち、Dlat)の外側の横方向に印刷される部分はない。言い換えれば、距離Dlongは、長手方向におけるマクロ単位の印刷ゾーンの最大の長さを表しており、距離Dlatは、横方向におけるマクロ単位の印刷ゾーンの最大の長さを表している。こうして、実基本寸法(すなわち、Upd)を、Dlong及びDlatの最小値であると定義しても良い。例えば、マクロ単位のDlongが4mmであり、Dlatが1.5mmである場合、マクロ単位の基本寸法は1.5mmであると言う。Dlong及びDlatが等しいときには、基本寸法は、Dlong及びDlatのいずれかによって表される距離として定義しても良い。例えば、マクロ単位のDlongが1.5mmであり、Dlatが1.5mmである場合、基本寸法は1.5mmであると言う。一実施形態においては、マクロ単位の実基本寸法Updは少なくとも1.5mmである。
前述したように、知覚3次元外観を示すためにマクロ単位が明暗の色ゾーン間の比較的滑らかな遷移を示すために、マクロ単位の実サイズと、人がマクロ単位を見る距離と、各マクロ単位における色ゾーンの数との間には関係がある。何ら理論に拘束されることを意図するものではないが、人が比較的近い視距離(すなわち、30cmを下回る)から繰り返しパターンを見たときには、この人の目はマクロ単位の具体的な詳細(例えば、個々の色ゾーン)をより容易に検出することができるものと考えられる。また同じ比較的近い視距離から、人の目が、比較的大きなマクロ単位と比べて比較的小さいマクロ単位を含む繰り返しパターンの具体的な詳細に気が付くことは、容易にはできない場合があることも考えられる。こうして、明暗のゾーン間の滑らかな遷移を得るためには、比較的近い距離から見たときに、繰り返しパターンを構成する比較的小さいマクロ単位は、比較的大きなマクロ単位が必要とする場合があるほどの多くの色ゾーンを必要としない場合があることも考えられる。加えて、人が比較的遠い視距離(すなわち、30cmを超える)から繰り返しパターンを見たときには、人の目が、マクロ単位の具体的な詳細(例えば、個々の色ゾーン)に、容易に気が付かない場合があることが考えられる。加えて、比較的遠い視距離から、人の目が、比較的大きなマクロ単位の具体的な詳細に、比較的近い視距離から気が付いたであろう場合と同じように容易には気が付かない場合がある。こうして、明暗のゾーン間の滑らかな遷移を得るためには、比較的遠い距離から見たときに、比較的大きなマクロ単位は多くの色ゾーンを必要としない場合があることが考えられる。
前述の説明は、種々の距離から図8及び9に示す複数のマクロ単位を見ることによって例示しても良い。参考のために、マクロ単位を行及び列で並べる。行は、各マクロ単位におけるゾーンの数に対応して、3〜7の範囲であり、列は、マクロ単位の実基本寸法の変動に対応して、比較的大きな値(左の列)〜比較的小さい値(右の列)の範囲である。人とデバイス又は物体との間の「相互作用の距離」に応じて、この「相互作用の距離」からマクロ単位が3次元と知覚されるように、繰り返しパターンのマクロ単位を規定するパラメーターのいくつかを調整しても良いことが考えられる。当然のことながら、人々は、種々の距離から種々のデバイス又は物体と「相互作用」し、結果としてそれらを見る。一例として、生物表面に対する吸収性物品のユーザーは、20cm〜1m(物品をそのパッケージから取り出す〜実際に用いる)の距離からこの物品を見る(並びにこの物品と相互に作用する)場合がある。人が、店舗の通路を歩いて棚に配置された製品を見る場合には、もっと長い距離からこれらの製品を見る場合がある。図8及び9は、これらのパラメーター(例えば色ゾーンの数、マクロ単位の実基本寸法、並びにマクロ単位の知覚される基本寸法)と知覚3次元効果との間の関係を、読者が理解するのに役立ち得ると考える。図8及び9に示すマクロ単位106は、単に説明を目的としたものであることに注意されたい。前述した説明を踏まえて、推定された相互作用の距離に基づいてどのように多くのゾーンをマクロ単位に含めても良いかを決めることが望ましい場合がある。推定された相互作用の距離は、特定の基材をどのように、またどこに塗布して良いのかなどの多くの要因に基づき得る。例えば、これまでのところ開示したパターンを、介護者が比較的近い距離から見ることが可能なおむつの外部カバーに適用する場合、比較的小さい相互作用の距離を推定することが望ましい場合がある。他の応用例では、例えば印刷パターンをパッケージに適用して、店舗の棚に表示されるパッケージの外表面上にそれが見えるようにする場合には、比較的大きな相互作用の距離を推定することが望ましい場合がある。
以下のガイドラインを用いて、マクロ単位実サイズ及び相互作用の距離に基づいて各マクロ単位に対する色ゾーンの数を求めることができる。前述したように、マクロ単位サイズは、マクロ単位の実基本寸法Updを特徴とすることができる。特に、下表1に、実基本寸法(すなわち、Upd)に基づいたマクロ単位当たりに必要となるゾーンの数(すなわち、Nzone)に対するガイドラインを与える。なお相互作用の距離(すなわち、Idist)は30cmを想定している。
Figure 2010510861
上表1を用いて、30cmの距離から見たときに、実基本寸法が1.5mmであるマクロ単位、少なくとも3つの色ゾーンを必要とする場合がある。別の例では、30cmの距離から見たときに、実基本寸法が5mmであるマクロ単位は、少なくとも5つの色ゾーンを必要とする場合がある。表1に与えた最大のUpd値は28mmであるが、もっと大きいUpd値を実現しても良く、したがって、更なるゾーンを必要としても良いことを理解されたい。
前述したように、相互作用の距離が大きくなるにつれて、特定のマクロ単位の基本寸法に対して必要となるゾーンの数が減る。上表1に与えたNzone値は、30cmの相互作用の距離(Idist)に基づいている。必要となるゾーンの数と相互作用の距離との間に逆転した関係が存在することを想定して、他のNzone値を、いろいろな相互作用の距離に対して計算しても良い。言い換えれば、以下の等式によって表されるように、表1に示したNzone値に、30cmと所望の相互作用の距離との比を乗じて、所望の相互作用の距離に対する色ゾーンの数を調整することが、Nzone値が3以上である限りは可能である。
zone=(表1のNzone(30cm)/(Idist)、及びNzone≧3
特定のパターンに対する相互作用の距離が60cmである例においては、実基本寸法(Upd)が11mmであるマクロ単位に対して必要となるゾーンの数(Nzone)を、以下のように計算することができる。
zone=(6ゾーン)(30cm)/(60cm)=3ゾーン
こうして、60cmの距離から見たときに、実基本寸法が11mmであるマクロ単位は、知覚3次元効果を実現するのに3ゾーンのみを必要とする場合がある。特定のパターンに対する相互作用の距離が60cmである別の例においては、基本寸法が2.5mmのマクロ単位に対して必要となるゾーンの数(Nzone)を、以下のように計算することができる。
zone=(4ゾーン)(30cm)/(60cm)=2ゾーン
しかし、上述したように、Nzoneは3以上が望ましい場合がある。こうして、60cmの距離から見たときに、マクロ単位の実基本寸法が2.5mmであるパターンも、少なくとも3つの色ゾーンを必要とする場合がある。
前述したように、パターンの隣接するマクロ単位間の距離は、基材表面が知覚3次元及び/又は布地様外観を示すか否かについて、影響を及ぼす場合がある。例えば、隣接するマクロ単位間の距離が大きすぎる場合には、人間の目は、全体としてのパターンではなく個々のマクロ単位に集中しがちである場合があり、したがって、マクロ単位及び/又は基材表面は、知覚3次元外観を示さない場合がある。パターンの隣接するマクロ単位間の距離(Udist)を、隣接するマクロ単位の周りに描かれた印刷点の矩形又は正方形間の最短間隔を測定することによって推定しても良い。図10に示すように、各マクロ単位106は、印刷点矩形132によって包囲されている。各印刷点矩形132は、2本の長手方向に延伸する辺(Slong1、Slong2)と2本の横方向に延伸する辺(Slat1、Slat2)とによって規定される。長手方向に延伸する辺(Slong1、Slong2)はまた、マクロ単位の第1の横方向の印刷点128及び第2の横方向の印刷点130に、それぞれ接線的に関係づけられる。同様に、横方向に延伸する辺(Slong1、Slong2)はまた、マクロ単位の第1の長手方向の印刷点及び第2の長手方向の印刷点に、それぞれ接線的に関係づけられる。
繰り返しパターンにおける隣接するマクロ単位106間の最大距離の決定を補助するために、図11〜13に例示する以下の手順及び実施例について述べる。パターン100における隣接するマクロ単位106間の最大距離を決定するために、パターンが配置された基材104を、理論上の矩形又は正方形134内に配置する。この理論上の矩形又は正方形134は、基材104の印刷される周縁部を含むできるだけ小さい矩形又は正方形を規定しなければならない。次に矩形の辺の実長を測定して、矩形の最も長い辺の長さを求める。次に、隣接するマクロ単位間の最大距離を、アスペクト比にこの理論上の矩形のより長い辺の実長を乗じることによって計算する。一例として、基材の印刷される周縁部によって、正方形に収まる形状が規定される場合には、正方形の任意の辺の実長を用いても良い。この説明を行なうために、アスペクト比を0.1とすることができる。以下に与える実施例において、種々の形状を有する基材か又は基材の形状以外の形状を有する印刷された周縁部かを伴う前述の手順を用いて、隣接するマクロ単位間の最大距離をどのように計算して良いかを例示する。
図11に、4辺を有する矩形形状を規定する外側周囲を有する基材104の実施形態を例示する。マクロ単位の繰り返しパターン100(「+」形状の並びによって概略的に表される)を、実質的に基材全体104に渡って印刷する。基材の外側周囲によって矩形形状が規定されているため、基材全体を含むことができる、可能な限り小さい理論上の矩形又は正方形134が、基材の外側周囲のサイズ及び形状にマッチする。前述の手順を用いて、理論上の矩形134の辺の実長を測定して、最も長い辺の実長を求める。次に、最も長い辺の実長に0.1を乗じて、マクロ単位間の最大距離を計算する。一例では、矩形には、実長が10cmである2辺と実長が15cmである2辺とが含まれる。こうして、直接隣接する連続したマクロ単位間の最大距離を、15cmに0.1を乗じることによって計算する(1.5cmに相当する)。
図12に、円形状を規定する外側周囲を有する繰り返しパターン100(「+」形状の並びによって概略的に表される)が印刷された基材104の別の実施形態を例示する。基材の外側周囲によって円形状が規定されているため、当業者であれば理解するように、正方形には、円の直径の実長にマッチする辺の実長を有する基材を含むことができる。前述の手順を用いて、理論上の正方形134の辺の実長を測定する。次に辺の実長に0.1を乗じて、マクロ単位間の最大距離を計算することができる。一例では、正方形には、実長が5cmである4辺が含まれる。こうして、マクロ単位間の許容される最大距離を、5cmに0.1を乗じることによって計算する(0.5cmに相当する)。
図13に、3辺を有する三角形状を規定する外側周囲を有する基材104の更に別の実施形態を例示する。次に基材104を、可能な限り小さい理論上の矩形134内に配置する。前述の手順を用いて、矩形の辺の実長134を測定して、最も長い辺の実長を求める。それから、この場合もやはり、最も長い辺の実長に0.1を乗じて、マクロ単位間の最大距離を計算する。一例では、矩形には、長さが4cmの2辺と長さが8cmの2辺が含まれる。こうして、マクロ単位間の許容される最大値を、8cmに0.1を乗じることによって計算する(0.8cmに相当する)。
前述の説明は、パターンの直接隣接する連続したマクロ単位間の最大距離を求めることに関しているが、いくつかのパターン実施形態においては、隣接するマクロ単位は互いに接触していても良いことを理解されたい。パターン内の隣接する連続したマクロ単位間の実際の距離だけでなく、基材表面上に現れるマクロ単位の数も、基材表面が知覚3次元であり得るか否かについて影響を及ぼす場合がある。何ら特定の理論に拘束されることを意図するものではないが、いくつかの実施形態においては、目に見える少なくとも10、20、又は50個のマクロ単位を基材上に有することが好ましい場合がある。
種々の実施形態のパターンを、マクロ単位及び/又は基材表面に知覚3次元外観を表示させる種々のタイプの基材表面上に配置しても良いことを理解されたい。前述したように、基材表面の知覚3次元外観を織布内の糸を示す突出部及びくぼみと類似させて、基材表面に布地様外観を与えるようにすることができる。パターンを、基材の表面上に色ゾーンを印刷することによって形成する。前述したように、パターンの実施形態には、複数の繰り返し形状又はマクロ単位(各マクロ単位は3つ以上の色ゾーンを有する)が含まれる。いくつかの実施形態においては、印刷色によってすべての色ゾーンを規定する。他の実施形態においては、基材色によって1つの色ゾーンを規定しても良い。前述の説明に基づいて、種々のガイドラインを適用してパターンパラメーターを選択し、パターンが配置される3次元の基材表面の知覚外観を強調しても良い。特に、推定された相互作用の距離、マクロ単位当たりの色ゾーンの数、色ゾーン間のコントラスト度合い(すなわち、ΔL)、マクロ単位サイズ(すなわち、本明細書において実基本寸法によって特徴付けられる)、及び隣接するマクロ単位間の距離を前述のガイドラインに基づいて選択して、基材の知覚3次元外観を強調しても良い。
付加的なパターン特徴によって、基材表面の知覚3次元外観を更に強調しても良いことが認識されるべきである。例えば、いくつかのパターンに、実サイズ、形状、最大距離、L、a、及び/又はb値が互いにわずかに異なるマクロ単位によって形成される異常性又はある程度のランダム性があっても良い。哲学理論に拘束されることを意図するものではないが、繰り返し形状に「完全」性が見出されることは事実上はめったにないと考えられる。言い換えれば、人間の脳は、完全な繰り返しパターンを、「自然」なものではなくて「人工的」なものに分類すると考えられる。その結果、基材が繰り返しパターンを有し、そのパターンには複数のマクロ単位が、少なくとも一部のマクロ単位が互いにわずかに異なるように含まれている場合には、人はその基材を、3次元というだけでなく、より自然であると知覚するものと考えられる。一実施形態においては、マクロ単位上に存在するこのわずかな程度のランダム性又は異常性が、織布の不完全性(例えば特定の領域に、より大きい糸又はより小さい糸がある結果)と類似していても良い。場合によっては、パターン異常を、基材上に意図的に印刷しても良い。別の例では、基材が、異なる実サイズ及び/又は形状のマクロ単位を有する複数のパターンを含んでいても良い。「ランダムパターン」又は「ランダムな繰り返しパターン」によって、複数のマクロ単位を有するパターンであって、パターンを形成する少なくとも一部のマクロ単位(例えば、少なくとも2個、少なくとも5個、少なくとも10個、又はすべてのマクロ単位でさえある)が、マクロ単位の実基本寸法、形状、マクロ単位間の最大距離、マクロ単位の色ゾーンのL、a、及び/又はb値のうちの少なくとも1つから選択されるパラメーターにおいて互いに異なっているパターンを意味する。
一実施形態においては、基材が、知覚3次元パターンと基材上に印刷される少なくとも文字グラフィックスとを含んでいても良い。一実施形態においては、文字グラフィックスの実基本寸法は、パターンを構成するマクロ単位の実基本寸法よりも少なくとも2倍、5倍、又は10倍大きい。何ら理論に拘束されることを意図するものではないが、繰り返しパターン内にこのような文字グラフィックスが存在することによって、観察者が(意識して又は無意識に)パターンを知覚することができる一方で、観察者の注意が文字グラフィックスに向けられるものと考えられる。ある意味では、文字グラフィックスは観察者の注意を「そらし」て、観察者が、基材上のパターンの存在を認識する一方で、繰り返しパターンに細心の注意を払わなくても良いことに役立つ。
いくつかの実施形態においては、印刷された基材を付加的な基材で覆って、全体的な外観を向上させても良い。例えば、印刷された基材を、不透明度が80%を下回る付加的な基材で覆っても良く、付加的な基材によって、隣接する色ゾーン間の遷移が緩和される。付加的な基材によって、積層体がより柔らかい外観を示すと共に、より柔らかい感触をもたらしても良く、その結果、視覚及び触覚の刺激が組み合わさっても良い。
基材表面の知覚3次元外観を更に強調する場合がある別の特徴として、別のパターンを形成するように結合可能であるように見える2つ以上のパターンを含めても良い。加えて、基材の物理特性(例えば折り目)を印刷パターンと組み合わせて、基材表面の知覚3次元外観を強調しても良い。別のシナリオにおいては、基材は、異なる3次元特徴(例えば異なる質感)を表わす複数のパターンを含んでいても良い。一例では、基材に、異なる衣類様の特徴(畝織りカフ、カラー、及び/又は織られたエッジ又は継ぎ目など)を表す異なるパターンを用いて印刷しても良い。
パターンが印刷された基材を用いて所望の知覚3次元外観を与える場合がある多くの異なる製品について、前述した。具体的な説明を行なう目的で、図14に、前述の開示によるパターン100が配置された1又は複数の基材を含む場合があるおむつ138の形態の使い捨て吸収性物品136の一例を示す。特に、図14は、シャーシ140を含むおむつ138の一実施形態の平面図であって、シャーシ140は平坦な、折り畳まれていない状態で示され、着用者に面するおむつ138の部分が観察者の方を向いている図である。図14において、シャーシ構造の一部を切り取って、おむつの実施形態の構造及びおむつの実施形態に含まれている場合がある種々の特徴をより明瞭に示している。
図14に示すように、おむつ138はシャーシ140を含んでおり、シャーシ140は、第1の耳部142、第2の耳部144、第3の耳部146、及び第4の耳部148を有している。現在の説明に対する基準系を与えるために、シャーシに長手軸150及び横軸152をを付して示す。シャーシ140は、第1の腰部領域154、第2の腰部領域156、及び第1の腰部領域と第2の腰部領域との中間に配置される股領域158を有するとして示している。おむつの周囲は、一対の長手方向に延伸する側端部160、162、第1の腰部領域154に隣接して横方向に延伸する第1の外縁164、及び第2の腰部領域156に隣接して横方向に延伸する第2の外縁166によって規定されている。
図14に示すように、シャーシ140は内部の身体側表面168と外部の衣類側表面170とを含む。図14において、シャーシ構造の一部を切り取って、おむつの構造及びおむつに含まれている場合がある種々の特徴をより明瞭に示している。図14に示すように、おむつ138のシャーシ140は、トップシート174及びバックシート176を含む外部の被覆層172を含んでいても良い。吸収性コア178が、トップシート174の一部とバックシート176との間に配置されていても良い。後でより詳細に述べるように、領域のうちの任意の1又は複数が、伸縮性であっても良く、また本明細書で説明したようにエラストマー材料又は積層体を含んでいても良い。こうして、おむつ138は、装着したらすぐに具体的な着用者の解剖学的構造に適合するように、また着用中に着用者の解剖学的構造との調整を維持するように構成することが可能である。
場合によっては、図14に示したようなおむつ、すなわちバックシート、トップシート、及び/又は3次元又は布地様外観を示すパターンが配置されたサイドパネル若しくは耳部を含むおむつを提供することが望ましい場合がある。このような構成要素に伸縮性があるときには、収縮状態又は伸長状態において3次元的に見えるようにパターンを印刷しても良い。図15〜18に、種々のおむつ構成要素、例えばバックシート、トップシート、吸収性コア成分、締着具要素、及び/又は耳部若しくはサイドパネルに適用しても良いパターンの種々の例を示す。
以下に、種々のおむつ及びシャーシ実施形態を伴う種々の構造的な変形のいくつかについて説明する。
前述したように、おむつ138のシャーシ140は、例えば図14に示すバックシート176を含んでいても良い。いくつかの実施形態においては、バックシートは、シャーシ内に吸収されて保持される滲出物が、おむつに接触し得る物品、例えばベッドシーツ及び下着などを汚すことがないように構成されている。バックシートのいくつかの実施形態は流体透過性であっても良く、一方で、他の実施形態は、液体(例えば、尿)に対して不透過性であっても良く、薄いプラスチックフィルムを含んでいる。いくつかの実施形態においては、プラスチックフィルムには、厚さが約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の熱可塑性フィルムが含まれる。いくつかのバックシートフィルムには、インディアナ州テレホート(Terre Haute)のトレデガーインダストリーズ社(Tredegar Industries Inc.)によって製造され、商標名X15306、X10962、及びX10964で販売されるものが含まれていても良い。適切なバックシート材として、おむつから蒸気を逃がすものの、滲出物がバックシートを通り抜けることは防ぐ通気性材料を挙げることも可能である。代表的な通気性材料としては、織布ウェブ、不織ウェブ、フィルムコーティング不織ウェブなどの複合材料、並びにエスポアール(ESPOIR)NOの呼称で日本の三井東圧株式会社(Mitsui Toatsu Co.)により製造されているミクロ孔質フィルム及びエグザイア(EXXAIRE)の名称でテキサス州ベイシティー(Bay City,テキサス州)のエクソンケミカル社(EXXON Chemical Co.)により製造されているようなミクロ孔質フィルムなどの材料を挙げることができる。ポリマーブレンドを含む適した通気性複合材料は、名称ハイトレル(HYTREL)ブレンドP18−3097として、クロペイ社(Clopay Corporation)(オハイオ州シンシナティ(Cincinnati,OH))から入手可能である。そのような通気性複合材料は、PCT出願第WO95/16746号明細書(E.I.デュポンの名義で1995年6月22日公開)及び米国特許第5,865,823号明細書(クロ(Curro)、1999年2月2日発行)により詳細に説明されている。なお両方とも、本明細書において参考とし
て組み入れられる。不織ウェブ及び有孔の成形フィルムを含む他の通気性バックシートが、米国特許第5,571,096号明細書(ドブルン(Dobrin)ら、1996年11月5日発行)及び米国特許第6,573,423号明細書(ハーレイン(Herrlein)ら、2003年6月3日発行)に記載され、尚、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。
バックシート176、又はその任意の部分が、1又は複数の方向に伸縮性であっても良い。一実施形態では、バックシートは構造的弾性様フィルム(「SELF」)ウェブを含んでもよい。SELFウェブの実施形態が、以下の文献により完全に記載されている:米国特許第5,518,801号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャペル(Chappell)ら、1996年5月21日発行)、米国特許第5,723,087号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料」(チャペルら、1998年3月3日発行)、米国特許第5,691,035号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料」(チャペルら、1997年11月25日発行)、米国特許第5,891,544号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料」(チャペルら、1999年4月6日発行)、米国特許第5,916,663号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料」(チャペルら、1999年6月29日発行)、及び米国特許第6,027,483号明細書、発明の名称「弾力性様の挙動を示すウェブ材料」(チャペルら、2000年2月22日発行)。これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。代替の実施形態では、バックシート26は、エラストマーフィルム、発泡体、ストランド、不織布、又はこれらの材料若しくは他の好適な材料と不織布若しくは合成フィルムとの組み合わせを含んでも良い。更なる実施形態には、伸張不織材料、延伸性がある不織布と組み合わせたエラストマーフィルム、延伸性があるフィルムと組み合わせたエラストマー不織布、及び/又はそれらの組み合わせを含む、バックシートが含まれる。このようなバックシート実施形態に関する詳細は、本明細書において参考として組み入れられる以下の文献により完全に記載されている:米国非仮出願の発明の名称「吸収性物品用の2軸伸縮性外部カバー(Biaxially Stretchable Outer Cover for an Absorbent Article)」(2006年11月15日に出願)、速達便番号EV916939625US明細書、また代理人名簿番号10643及び米国出願第11/599,829号明細書
により更に特定される、米国非仮出願号、発明の名称「固定システムを伴う使い捨て着用可能物品(Disposable Wearable Articles with Anchoring Systems)」(2006年11月15日に出願)、速達便番号EV916939648US明細書、また代理人名簿番号10628Q及び米国出願第11/599,851号明細書により更に特定される、米国非仮出願、発明の名称「固定されたコアアセンブリを有する吸収性物品(Absorbent Article having an Anchored Core Assembly)」(2006年11月15日に出願)、速達便番号EV916939634US明細書、又は更に特定される代理人名簿番号10432MQ明細書及び米国出願第11/599,862号明細書。
バックシート176は、トップシート174、吸収性コア178、及び/又はおむつ138の他の要素と、種々の仕方で結合しても良い。例えば、バックシートを、粘着剤の均一な連続層;粘着剤の模様付き層;又は粘着剤の別個のライン、らせん、若しくはスポットからなるアレイ、と接続しても良い。一実施形態では、本明細書において参考として組み入れられる、米国特許第4,573,986号明細書の発明の名称「使い捨て排泄物閉じ込め衣類(disposable Waste-Containment Garment)」(ミネトラ(Minetola)ら、1986年3月4日発行)に開示されているような粘着剤の細糸の開放パターンネットワークを用いる。他の実施形態では、粘着性細糸のいくつかの線を巻いてらせん状パターンにしたものを用い、これは、米国特許第3,911,173号明細書(スプレーグジュニア(Sprague,Jr)、1975年10月7日発行)に説明されている。本明細書において参考として組み入れられる、米国特許第4,785,996号明細書(ジーカー(Ziecker)ら、1988年11月22日発行)、及び米国特許第4,842,666号明細書(ウェレンニクズ(Werenicz)、1989年6月27日発行)に示される装置及び方法によって例示されている。粘着剤には、H.B.フラー社(Fuller Company)(ミネソタ州セントポール(St.Paul))によって製造され、HL−1620及びHL−1358−XZPとして販売されるものを含んでも良い。いくつかの実施形態においては、バックシートを、加熱接合、加圧接合、超音波接合、動的機械的接合、又は他の任意の好適な取り付け手段又はそれらの組み合わせを用いて接続する。
トップシート174は、バックシート176、吸収性コア178、及び/又はおむつ138の他の要素に、種々の仕方で結合しても良い。例えば、バックシート176をおむつ138の他の要素に結合することについて前述した方法で、トップシート174を接続しても良い。一実施形態においては、トップシート174及びバックシート176をシャーシの外縁に沿って互いに直接結合する。別の実施形態においては、トップシート及びバックシートを、互いに直接結合する箇所もあるし、互いに間接的に結合する箇所もある。他のトップシート及びバックシート接続構成が、米国仮出願第60/811,700号明細書、発明の名称「多機能閉じ込め部材を有する吸収性物品(Absorbent Article Having a Multifunctional Containment Member)」(2006年6月7日出願)に、より詳細に記載され、尚、この文献は、本明細書において参考として組み入れられる。
トップシート140は、従順で、ソフトな感じで、及び着用者の皮膚に非刺激性となるように構成され得る。更に、すべて又は少なくとも一部のトップシート140を液体透過性にして、液体が容易に浸透できるようにしても良い。トップシートは、広範囲にわたる材料から製造しても良く、例えば、多孔質発泡体、網状発泡体、有孔の不織若しくはプラスチックフィルム、又は織ウェブ若しくは不織ウェブであって、天然繊維(例えば木繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル若しくはポリプロピレン繊維)、若しくは天然繊維と合成繊維との組み合わせからなる織ウェブ又は不織ウェブなどである。吸収剤アセンブリに繊維が含まれる場合、繊維はスパンボンド、カード、ウェットレイド、メルトブローン、水流交絡、又は当該技術分野で知られるように別の方法で処理されていても良い。ステープル長ポリプロピレン繊維のウェブを含むトップシートの一例が、インターナショナルペーパー社(International Paper Company)(マサチューセッツ州ウォルポール(Walpole))の一部門であるベラテック社(Veratec,Inc.)によってP−8の呼称で製造されている。
成形フィルムトップシートの例が、米国特許第3,929,135号明細書の発明の名称「先細の毛管を有する吸収性構造(Absorptive Structures Having Tapered Capillaries)」(トンプソン(Thompson)、1975年12月30日発行)、米国特許第4,324,246号明細書の発明の名称「着色耐性のあるトップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having A Stain Resistant Topsheet)」(マレーン(Mullane)ら、1982年4月13日発行)、米国特許第4,342,314号明細書の発明の名称「繊維様特性を示す弾性プラスチックウェブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber-Like Properties)」(ラデル(Radel)らに(1982年8月3日発行)、米国特許第4,463,045号明細書の発明の名称「非光沢の可視表面及び布地様触感を示す巨視的に拡張された3次元プラスチックウェブ(Macroscopically Expanded Three-Dimensional Plastic Web Exhibiting Non-Glossy Visible Surface and Cloth-Like Tactile Impression)」(アール(Ahr)ら、1984年7月31日発行)、及び米国特許第5,006,394号明細書の発明の名称「多層高分子フィルム(Multilayer Polymeric Film)」(ベアード(Baird)、1991年4月9日発行)に記載され、本明細書において参考として組み入れられる。他のトップシートが、米国特許第4,609,518号明細書及び同第4,629,643号明細書(それぞれクロら、1986年9月2日及び1986年12月16日発行)に従い作製することが可能で、その両方を参照により本明細書に組み込む。このような成形フィルムは、プロクター&ギャンブル社(オハイオ州シンシナティ)から「ドライウィーブ(DRI-WEAVE)」として、またトレデガー社(Tredegar Corporation)(インディアナ州テレホート)から、「クリフ(CLIFF)−T」として販売されている。
いくつかの実施形態においては、吸収性コアに含まれる液体から着用者の皮膚を隔離するように、トップシート174を疎水性材料から形成するか又は疎水性になるように処理する。トップシートが親水性素材から作られている場合、液体がトップシートを通って更に迅速に移動するように、トップシートの少なくとも上面を処理して疎水性にするのが好ましい。これにより、身体滲出物が、トップシートを通過して引き込まれて吸収性コアに吸収されるよりも、トップシートから流出する可能性が低減する。トップシートは、これを界面活性剤で処理するか、あるいは界面活性剤をトップシートに組み入れることによって親水性を付与することが可能である。トップシートを界面活性剤で処置するための好適な方法としては、トップシート素材に界面活性剤を噴霧すること、及び前記素材を界面活性剤中に浸漬することが挙げられる。このような処理及び親水性のより詳細な説明が、本明細書において参考として組み入れられる、米国特許第4,988,344号明細書の発明の名称「多層吸収層を伴う吸収性物品(Absorbent Articles with Multiple Layer Absorbent Layers)」(レイジング(Reising)ら、1991年1月29日発行)、及び米国特許第4,988,345号明細書の発明の名称「急速な捕捉吸収性コアを伴う吸収性物品(Absorbent Articles with Rapid Acquiring Absorbent Cores)」(レイジング、1991年1月29日発行)に含まれている。トップシートに界面活性剤を取り入れるためのいくつかの方法のより詳細な説明を、アジズ(Aziz)らの名義の米国法定発明登録第H1670号明細書(1997年7月1日公開)に見出すことができ、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。
いくつかの実施形態においては、トップシート174は疎水性の有孔ウェブ又はフィルムを含んでいても良い。これは、製造プロセスから親水性処理工程を省き、及び/又は、例えば以下に記載するように、スコッチガード(SCOTCHGUARD)(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン化合物又は疎水性ローション組成物による疎水性処理をトップシートに施すことによって実施することが可能である。このような実施形態においては、開口部は、尿のような液体が著しい抵抗を伴うことなく浸透できるように、十分に大きくても良い。種々の有孔のトップシートのより詳細な説明を、本明細書において参考として組み入れられる、米国特許第5,342,338号明細書の発明の名称「低粘性糞便材料に対する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article for Low-Viscosity Fecal Material)」(ロー(Roe)、1994年8月30日発行)、米国特許第5,941,864号明細書の発明の名称「糞便収納が改善された使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article having Improved Fecal Storage)」(ロー、1999年8月24日発行)、米国特許第6,010,491号明細書の発明の名称「粘稠な流体体外排泄物マネージメント物品(Viscous Fluid Bodily Waste Management Article)」(ローら、2000年1月4日発行)、及び米国特許第6,414,215号明細書の発明の名称「低−粘性糞便材料を収納する能力を有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article having Capacity to Store Low-Viscosity Fecal Material)」(ロー、2002年7月2日発行)に見出すことができる。
トップシート174の任意の部分に、ローションをコーティングしても良く、トップシートとして、例えば、本明細書に参考として組み入れられる米国特許第5,607,760号明細書の発明の名称「皮膚軟化剤及びポリオールポリエステル固定化剤を含むローショントップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having A Lotioned Topsheet Containing an Emollient and a Polyol Polyester Immobilizing Agent)」(ロー、1997年3月4日発行)、米国特許第5,609,587号明細書の発明の名称「液状ポリオールポリエステル皮膚軟化剤及び固定化剤を含むローショントップシートを有するおむつ(Diaper Having A Lotion Topsheet Comprising A Liquid Polyol Polyester Emollient And An Immobilizing Agent)」(ロー、1997年3月11日発行)、米国特許第5,635,191号明細書の発明の名称「ポリシロキサン皮膚軟化剤を含むローショントップシートを有するおむつ(Diaper Having A Lotioned Topsheet Containing A Polysiloxane Emollient)」(ローら、1997年6月3日発行)、米国特許第5,643,588号明細書の発明の名称「ローショントップシートを有するおむつ(Diaper Having A Lotioned Topsheet)」(ローら、1997年7月1日発行)、及び米国特許第6,498,284号明細書の発明の名称「有孔最上部シート上にスキンケア組成物を伴う使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article with a Skin Care Composition on an Apertured Top Sheet)」(ロー、2002年12月24日発行)に記載されるものを挙げることが可能である。ローションは、単独で又は上に記載された疎水化処理剤のような別の薬剤と組み合わせて作用することが可能である。またトップシートは、抗菌剤を含んでもいても良いし、抗菌剤で処理しても良く、そのいくつか
の例が、PCT公開第WO95/24173号明細書の名称「臭気制御のためにトップシート中に抗菌剤を含有する吸収性物品(Absorbent Articles Containing Antibacterial Agents in the Topsheet For Odor Control)」(テレサジョンソン(Theresa Johnson)、1995年9月14日公開)に開示され、この文献は本明細書において参考として組み入れられる。更に、トップシート、バックシート、又はトップシート若しくはバックシートの任意の部分には、より布に近い外観を持たせるためにエンボス加工及び/又はつや消し加工を施してもよい。
吸収性物品の実施形態にはまた、排泄物を受け入れて含有するためのポケット、排泄物のための空隙を提供するスペーサ、物品内での排泄物の移動を制限するためのバリア、おむつ内に堆積された排泄物質を受容して封じ込める区画若しくは空隙など、又はそれらのあらゆる組み合わせが含まれてもよい。吸収性製品に使用されるポケット及びスペーサの例が、米国特許第5,514,121号明細書の名称「排除性スペーサを有するおむつ(Diaper Having Expulsive Spacer)」(ロー(Roe)ら、1996年5月7日発行)、米国特許第5,171,236号明細書の名称「コアスペーサを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having Core Spacers)」(ドレイヤー(Dreier)ら、1992年12月15日発行)、米国特許第5,397,318号明細書の名称「ポケットカフを有する吸収性物品(Absorbent Article Having A Pocket Cuff)」(ドレイヤー(Dreier)、1995年3月14日発行)、米国特許第5,540,671号明細書の名称「頂き部を含むポケットカフを有する吸収性物品」(ドレイヤー(Dreier)、1996年7月30日発行)、PCT出願第WO93/25172号明細書の名称「衛生吸収性物品に使用されるスペーサ前記スペーサを有する使い捨て吸収性物品(Spacers For Use In Hygienic Absorbent Articles And Disposable Absorbent Articles Having Such Spacer)」(1993年12月3日公開)、米国特許第5,306,266号明細書の名称「使い捨て吸収性物品に使用される可撓性スペーサ(Flexible Spacers For Use In Disposable Absorbent Articles)」(フリーランド(Freeland)、1994年4月26日発行)に記載され、これらの文献はすべて、本明細書において参考として組み入れられる。コンパートメント又は空隙の例が、米国特許第4,968,312号明細書の発明の名称「使い捨て糞便区分おむつ(Disposable Fecal Compartmenting Diaper)」(カーン(Khan)、1990年11月6日発行)、米国特許第4,990,147号明細書の発明の名称「排泄物隔離様の弾力性ライナーを伴う吸収性物品(Absorbent Article With Elastic Liner For Waste Material Isolation)」(フリーランド、1991年2月5日発行)、米国特許第5,62,840号明細書の発明の名称「使い捨ておむつ(Disposable Diapers)」(ホルト(Holt)ら、1991年11月5日発行)、米国特許第6,482,191号明細書の発明の名称「細長いスリット開口部を伴う伸縮性を持たせたトップシート(Elasticated Topsheet with an Elongate Slit Opening)」(ロー(Roe)ら、2002年11月19日発行)、及び米国特許第5,269,755号明細書の発明の名称「使い捨て吸収性物品用の3等分トップシート及びこのような3等分トップシートを有する使い捨て吸収性物品(Trisection Topsheets For Disposable Absorbent Articles And Disposable Absorbent Articles Having Such Trisection Topsheets)」(フリーランド(Freeland)ら、1993年12月14日発行)に記載され、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。好適な横断方向バリアの例が、ドレイヤー(Dreier)らの名前で1996年9月10日に発行された「複数の有効高さ横断方向隔壁を有する吸収性物品(Absorbent Article Having Multiple Effective Height Transverse Partition)」という名称の米国特許5,554,142号明細書、フリーランド(Freeland)らの名前で1994年7月7日に公開の「直立横断方向隔壁を有する吸収性物品(Absorbent Article Having An Upstanding Transverse Partition)」という名称のPCT国際公開特許WO94/14,395号の明細書、及び1997年8月5日にロー(Roe)らに対して発行された「角直立横断方向隔壁を有する吸収性物
品(Absorbent Article Having Angular Upstanding Transverse Partition)」という名称の米国特許第5,653,703号明細書に記載されている。上記参照の全てをこれによって本明細書に参考として組み入れる。前述した空隙、ポケット、及びバリアに加えて、又はその代わりに、吸収性物品の実施形態には、粘稠な流体体外排泄物、例えば柔らかすぎる糞便を効果的に及び効率的に受け入れ、収納し、及び/又は固定化することができる排泄物マネージメント要素を含めても良く、これは、例えば米国特許第6,010,491号明細書(ローら、2000年1月4日発行)に記載され、尚、この文献は、本明細書において参考として組み入れる。
吸収性コア178には、一般に圧縮可能かつ快適で、着用者の皮膚に刺激を与えず、尿及び他の身体滲出物などの液体を吸収及び保持可能な吸収性材料を含めても良い。また吸収性コア178は、多種多様なサイズと形状(例えば、長方形、砂時計形、「T」字形、非対称形など)で製造することができる。吸収性コア26は、使い捨ておむつ及び他の吸収性物品に一般に使用される、広範な種類の液体吸収性材料を含むことができる。一例では、吸収性コアには粉砕木材パルプ(一般的にエアフェルトと言われる)が含まれている。他の好適な吸収性材料としては、縮みセルロース詰め物;コフォームを含むメルトブローポリマー;化学的に剛化、変性又は架橋されたセルロース繊維;ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ;吸収性フォーム;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル材料;又は他の任意の既知の吸収性材料若しくは材料の組み合わせが挙げられる。
吸収性コア178の構成及び構造は変えても良いことを理解されたい(例えば、吸収性コア又は他の吸収剤構造は、種々のキャリパーゾーン、親水性の勾配、超吸収性の勾配、又はより低い平均密度及びより低い平均坪量捕捉ゾーンを有していても良いし、1又は複数の層又は構造を含んでも良い)。
代表的な吸収性構造が、4,610,678号明細書の「高密度吸収性構造物(High-Density Absorbent Structures)」(ワイズマン(Weisman)ら、1986年9月9日発行)、米国特許第4,673,402号明細書の「二層芯を有する吸収材物品(Absorbent Articles With Dual-Layered Cores)」(ワイズマンら、1987年6月16日発行)、米国特許第4,834,735号明細書の「低密度及び低坪量の獲得帯を有する高密度吸収性部材(High Density Absorbent Members Having Lower Density and Lower Basis Weight Acquisition Zones)」(アルメニ(Alemany)ら、1989年5月30日発行)、米国特許第4,888,231号明細書の「ダスティング層を有する吸収性コア(Absorbent Articles With Dual-Layered Cores)」(オーグスダッド(Angstadt)、1989年12月19日発行)、米国特許第5,137,537号明細書の「個別化されたポリカルボン酸架橋木材パルプセルロース繊維を含有する吸収性構造(Absorbent Structure Containing Indivisualized,Polycarboxylic Acid Crosslinked Wood Pulp Cellulose Fibers)」(ヘロン(Herron)ら、1992年8月11日発行)、米国特許第5,147,345号明細書の「失禁管理用吸収体(High Efficiency Absorbent Articles For Incontinence Management)」(ヤング(Youn)ら、1992年9月15日発行)、米国特許第5,342,338号明細書の「低粘度排泄物用使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article For Low-Viscosity Fecal Material)」(ロー(Roe)、1994年8月30日発行)、米国特許第5,260,345号明細書の「水性体液の泡状吸収剤、及びこのような材料を含んだ吸収性物品(Absorbent Foam Materials For Aqueous Body Fluids and Absorbent Articles Containing Such Materials)」(ダスマライス(DesMarais)ら、1993年11月9日発行)、米国特許第5,387,207号明細書の「水性体液吸収用薄型吸収発泡材(Thin-Until-Wet Absorbent Foam Materials For Aqueous Body Fluids And Process For Making Same)」(ダイアー(Dyer)ら、1995年2月7日発行)、米国特許第5,650,222号「非常に高い水対油比を有する高不連続相エマルジョンから製造された液体用の吸収性発泡材料(Absorbent Foam Materials For Aqueous Fluids Made From high Internal Phase Emulsions Having Very High Water-to-Oil Ratios)」(ダスマライスら、1997年7月22日発行)に記載されている。
また吸収性コア178は多層状構造を有していても良い。種々のタイプの多層吸収性コアのより詳細な説明は、米国特許第5,669,894号明細書の発明の名称「良好な濡れ保全性及び比較的高い濃度のヒドロゲル形成吸収性ポリマーを有する体液用吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids having Good Wet Integrity and Relatively High Concentrations of Hydrogel-forming Absorbent Po)」(ゴールドマン(Goldman)ら、1997年9月23日発行)、米国特許第6,441,266号明細書の発明の名称「ヒドロゲル形成吸収性ポリマーを用いた体液用吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids using Hydrogel-forming Absorbent Polymer)」(ダイアー(Dyer)ら、2002年8月26日発行)、米国特許第5,562,646号明細書の発明の名称「良好な濡れ保全性と高い多孔性を有する比較的高い濃度のヒドロゲル−形成吸収性ポリマーとを有する体液用吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids having Good Wet Integrity and Relatively High Concentrations of Hydrogel-forming Absorbent Polymer having High Porosity」(ゴールドマンら、1996年10月10日発行)、欧州特許第EP0565606B1号明細書(1995年3月8日公開)、米国特許公開第2004/0162536A1号明細書(2004年8月19日公開)、米国特許公開第2004/0167486A1号明細書(2004年8月26日公開)、及びPCT公開第WO2006/015141号明細書(2006年2月9日公開)に見出すことができ、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。いくつかの実施形態においては、吸収性物品は、伸縮性の吸収性コアを含んでいる。このような構成においては、吸収性コアを、シャーシの他の材料と共に長手方向及び/又は横方向に延伸するように構成しても良い。また吸収性コアを、シャーシのその他の構成要素と種々の方法で接続することができる。例えば、おむつに、「浮遊コア」構成又は「バケット」構成を含めても良く、おむつに、着用者上で物品を動かす傾向がある力を集めるように構成することが可能な固定システムを含める。またこのような固定システムは、身体の種々の部分に接触することによって、それ自体を着用者の身体に固定するように構成することもできる。このようにして、固定システムは、集めた移動力と固定から得られる保持力との平衡を保つことができる。集めた移動力と得られる保持力との平衡を保つことにより、固定システムは、少なくとも、使い捨て着用可能吸収性物品を着用者の所定の場所に保持することに役立つことができる。種々の浮遊及び/又はバケットコア構成のより詳細な説明は、米国仮出願第60/811,700号明細書の発明の名称「多機能閉じ込め部材を有する吸収性物品(Absorbent Article Having a Multifunctional Containment Member」(2006年6月7日出願)、米国非仮出願の発明の名称「固定システムを伴う使い捨て着用可能物品(Disposable Wearable Articles with Anchoring Systems)」(2006年11月15日出願)、速達便番号EV916939648US、また代理人名簿番号10628Q及び米国出願第11/599,851号明細書によって更に特定され、及び米国非仮出願、発明の名称「固定されたコアアセンブリを有する吸収性物品」(2006年11月15日出願)、速達便番号EV916939634US、また代理人名簿番号10432MQ及び米国出願第11/599,862号によって更に特定され、尚、これらの文献はすべて、本明細書において参考として組み入れられる。
またおむつ138は、例えば図14に示す少なくとも1つの弾力性ウエスト機構180を含んでも良く、弾力性ウエスト機構180は、フィッティング及び排泄物閉じ込めを改善する場合がある。弾力性ウエスト機構180は、弾力的に膨張及び収縮して着用者の腰部に動的に適合するように構成することが可能である。弾力性ウエスト機構180は、吸収性コア178から少なくとも長手方向に外側に延伸しても良く、またおむつ138の第1及び/又は第2の外縁164、166の少なくとも一部を概ね形成しても良い。加えて、弾力性ウエスト機構は横方向に延伸して耳部を含んでも良い。弾力性ウエスト機構180又はその任意の構成要素は、おむつに取り付けられた1又は複数の別個の要素を含み得る一方で、弾力性ウエスト機構は、おむつの他の要素、例えばバックシート176、トップシート174、又は両方のバックシート及びトップシートの両方の延長部分として構成されても良い。加えて、弾力性ウエスト機構180は、シャーシ140の外部の衣類側表面170、内部の身体側表面168、又は内部及び外部の面する表面との間に配置しても良い。
弾力性ウエスト機構180は多くの異なる形体で構成されても良く、例えば、米国特許第4,515,595号明細書、(キエビット(Kievit)ら、1985年5月7日発行)、米国特許第4,710,189号明細書(ラッシュ(Lasch)、1987年12月1日発行)、米国特許第5,151,092号明細書(ブエル(Buell)、1992年9月9日発行)、及び米国特許第5,221,274号明細書(ブエル、1993年6月22日発行)に記載され、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。他のウエスト機構として、ウエストキャップ機構、例えば、米国特許第5,026,364号、(ロバートソン(Robertson)、1991年6月25日発行)及び米国特許第4,816,025号、(フォアマン(Foreman)、1989年3月28日発行)が挙げられ。両方とも、本明細書において参考として組み入れられる。
図14に示す第1の耳部142及び第2の耳部144と共に第3の耳部146及び第4の耳部148は、シャーシ140と一体形成されているとして例示しているが、他の実施形態では、シャーシと接続される別個の要素である耳部が含まれていても良いことが認識されるべきである。いくつかの実施形態においては、耳部は伸縮性であるように構成され、いくつかの実施形態においては、弾力的に伸縮性の耳部を有することが好ましい場合がある。後でより詳細に述べるように、耳部は、互いに及び/又はシャーシ上の他の締着具要素と取り外し可能に接続するように構成された1又は複数の締着具要素150を含んでも良い。伸縮性耳部のより詳細な説明は、米国特許第4,857,067号明細書の発明の名称「シャーリングを付けた耳部を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having Shirred Ears)」(ウッド(Wood)ら、1989年8月15日発行)、米国特許第5,151,092号明細書(ブエルら、1992年9月29日発行)、米国特許第5,674,216号(ブエルら、1997年10月7日発行)、米国特許第6,677,258号明細書(キャロル(Carroll)ら、2004年1月13日発行)、米国特許第4,381,781号明細書(シアラファ(Sciaraffa)ら、1983年5月3日発行)、米国特許第5,580,411号明細書の発明の名称「吸収性物品用のサイドパネルを製造するためのゼロ・スクラップ方法(Zero Scrap Method For Manufacturing Side Panels For Absorbent Articles)」(ニース(Nease)ら、1996年12月3日発行)、及び米国特許第6,004,306号明細書の発明の名称「多指向性の伸張性サイドパネルを伴う吸収性物品(Absorbent Article With Multi-Directional Extensible Side Panels)」(ロブレス(Robles)ら、1999年12月21日発行)に見出すことができ、これらはすべて、本明細書において参考として組み入れられる。また耳部には、伸張ゾーン又は要素の種々の幾何学的形状及び、例えば米国特許公開第2005/0215972A1号(2005年9月29日公開)、及び米国特許公開第2005/0215973A1号(2005年9月29日公開)に述べられているものを含めても良く、尚、これらの文献はすべて、本明細書において参考として組み入れられる。
図14に示すように、おむつ138は、液体及び他の身体滲出物の閉じ込めを改善する場合があるレッグカフ182を含んでいても良い。特に、弾力性のガスケッティングレッグカフは、着用者の大腿部の周囲に封止効果をもたらして漏れを防止することができる。おむつを着用したときにレッグカフが着用者の大腿部と接触して配置されても良く、その接触の程度及び接触圧力は、1つには、着用者の身体上でのおむつの向きによって決まり得ることを認識すべきである。レッグカフ182はおむつ102上に種々の仕方で配置され得る。例えば、レッグカフ182は、シャーシ138の外部の衣類側表面170、内部の身体側表面168、又は内部及び外部の側表面との間に配置しても良い。またレッグカフ32はまた、レッグバンド、サイドフラップ、バリアカフ、又は伸縮性カフと呼んでもよい。米国特許第3,860,003号明細書(本明細書に参考として組み入れられる)には、伸縮性を持たせたレッグカフ(ガスケッティングカフ)をもたらすためにサイドフラップ及び1又は複数の弾力性部材を有する収縮性の脚開口部をもたらす使い捨ておむつが記載されている。本明細書に参考として組み入れられている米国特許第4,808,178号明細書及び同第4,909,803号明細書、(アジズら、1989年2月28日及び1990年3月20日にそれぞれ発行)の双方に、脚領域の閉じ込めを向上させる「立ち上がった」伸縮性を持たせたフラップ(バリアカフ)を有する使い捨ておむつが記載されている。本明細書に参考として組み入れられている米国特許第4,695,278号及び同第4,795,454号(それぞれ、ローソン(Lawson)に1987年9月22日発行、及び(ドラグー(Dragoo)に1989年1月3日発行)の双方には、ガスケッティングカフ及びバリアカフを含むデュアルカフを有する使い捨ておむつが記載されている。いくつかの実施形態では、以上に記載されたように、レッグカフのすべて又は一部分をローションで処理することが望ましい場合がある。レッグカフ以外に、おむつは、バリアカフの中心から離れて位置する1又は複数の弾力性ストランドを伴う弾力性のガスケッティングカフを含むこともできる。排泄物閉じ込めを改善するために、レッグカフを、疎水性表面コーティング、例えば米国特許公開第20060189956A1号明細書の発明の名称「吸収性物品で用いる疎水性表面コーティングされた軽量の不織布積層体(Hydrophobic Surface Coated Light-Weight Nonwoven Laminates for Use in Absorbent Articles)」(2006年8月24日公開)に記載されるもので処理しても良く、尚、この文献は、本明細書において参考として組み入れられる。
おむつ138をパンツタイプおむつの形態で提供しても良いし、又は別の方法として、おむつ138に再密閉可能な締着装置を設けても良く、この締着装置は、着用者の所定の位置におむつを固定することに役立つように締着具要素を種々の箇所に含んでいても良い。例えば、締着具要素を、第1及び第2の耳部に配置しても良く、また第2の腰部領域に配置された1又は複数の対応する締着要素に取り外し可能に接続するように構成しても良い。
種々のタイプの締着要素を、おむつと共に用いても良いことを理解すべきである。一例では、締着要素は、フック&ループ締着具、例えば3M又はベルクロインダストリーズ(Velcro Industries)から販売されるものを含む。他の例では、締着要素は、粘着剤及び/又はタップタブを含んでおり、一方で他のものは、マクロ締着具又はフック(例えば、マクロ(MACRO)又は「ボタン様」の締着具)として構成される。いくつかの代表的な締着要素及び装置が1974年11月19日にブエルに対して発行された「使い捨ておむつ用テープ締着装置(Tape Fastening System for Disposable Diaper)」という名称の米国特許第3,848,594号明細書、1987年5月5日にヒロツ(Hirotsu)らに対して発行された「吸収性物品」という名称の米国特許第B1 4,662,875号明細書、1989年7月11日にスクリプス(Scripps)に対して発行された「改良された締着具を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having An Improved Fastening Device)」という名称の米国特許第4,846,815号明細書、1990年1月16日にネステガード(Nestegard)に対して発行された「改良されたホック締着具部分を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper With Improved Hook Fastener Portion)」という名称の米国特許第4,894,060号明細書、1990年8月7日にバトレル(Battrell)に対して発行された「感圧性接着剤締着具とその製造方法(Pressure-Sensitive Adhesive Fastener And Method of Making Same)」という名称の米国特許第4,946,527号明細書、1992年9月9日にブエルに対して発行された米国特許第5,151,092号明細書、及び1993年6月22日にブエルに対して発行された米国特許第5,221,274号に開示され、尚、これらの文献はすべて、本明細書において参考として組み入れられる。締着装置及び/又は締着要素の更なる例が、米国特許6,251,097号明細書、同第6,432,098号明細書、2005年9月30日に出願された「急な開口を防ぐマクロ締着具(Anti-Pop Open Macrofasteners)」という名称の米国特許出願第11/240,943号明細書、2005年9月30日に出願された「複数の嵌合配向を有する締着装置(A Fastening System Having Multiple Engagement Orientations)」という名称の米国特許出願第11/240,838号明細書で論じられている。他の締着装置が、米国特許第5,595,567号明細書(キング(King)ら、1997年1月21日発行)及び米国特許第5,624,427号明細書(バーグマン(Bergman)ら、1997年4月29日発行)(両方とも発明の名称は「再締着可能な締着装置用の不織布メス型部材(Nonwoven Female Component For Refastenable Fastening Device)」)により詳細に記載されている。更に他の締着装置が、米国特許第5,735,840号明細書及び同第5,928,212号明細書(両方ともクライン(Kline)に対して発行され、発明の名称は「一体型バックシートランディングゾーンを伴う使い捨ておむつ(Disposable Diaper With Integral Backsheet Landing Zone)」)に記載され、尚、両文献とも、本明細書において参考に組み入れられる。また締着装置は、米国特許第4,963,140号明細書(ロバートソンら、1990年10月16日発行)に開示されているような物品を使い捨て構成で保持するための手段を、もたらすことが可能であり、尚、この文献は、本明細書において参考として組み入れられる。
本開示によるおむつ138は、シャーシ140全体又はシャーシの一部、例えば耳部142,144,146、148、股領域158、及び/又は腰部領域154、156が伸張できるようにする種々のタイプの前述した材料を用いて構成することができることを理解されたい。シャーシ全体又はシャーシの一部を、長手方向、横方向、又は両方(すなわち、2軸伸張)で伸張するように構成できることを理解されたい。いくつかの実施形態においては、シャーシは、長手方向の伸張領域、横方向の伸張領域、及び/又は2軸の伸張領域を含んでいても良い。例えば、いくつかの実施形態においては、股領域158の全長を、長手方向及び/又は横方向に伸張するように構成する。他の実施形態においては、股領域158の対向する端部領域は、シャーシ140のうちの長手方向及び/又は横方向に伸縮できる部分のみである。更に他の実施形態においては、股領域の中央又は近位領域は、シャーシ140のうち長手方向及び/又は横方向に伸縮できる部分のみである。このような例示的構成において、股領域又はそのサブ領域は、シャーシ140の残りの部分のそれとは異なる材料を含んでいても良く、異なる処理(例えば、セルフィング(SELFing)、機械的リングローリング)、又はそれらの組み合わせが施してあっても良い。構造的な弾性様フィルム(「セルフ(SELF)」)材料を開示する参考文献については、前述している。またシャーシは、「ゼロ歪み」伸張積層体を用いて構成しても良い。ゼロひずみストレッチラミネートは、エラストマーと不織布の両方がピンと張ってない状態でエラストマーを不織布に接着することにより製造される。ゼロ歪み積層体のより詳細な説明を、以下の文献に見出すことができる。米国特許第5,156,793号、発明の名称「ゼロ歪み伸長積層体ウェブを、種々の程度の弾性を付与するために、非均一の仕方で漸増式に伸長するための方法(Method for Incrementally Stretching Zero Strain Stretch Laminate Web in a Non-uniform Manner to Impart a Varying Degree of Elasticity Thereto)」(ブエルら、1992年10月20日発行)。なおこの文献は、本明細書において参照により取り入れられている。別の例では、シャーシを、弾性体を伸長すること及び伸長した弾性体を織布に結合することが含まれる場合がある「ライブ伸張」を用いて構成しても良い。結合した後、伸長した弾性体は解放され、それによって弾性体が収縮する結果、「波形化」不織布が得られる。「ライブ伸張」のより詳細な説明を、米国特許第4,720,415号明細書(ヴァンダーウィーレン(Vander Wielen)ら、1988年1月19日発行)及び米国特許第7,028,735号明細書(シュナイダー(Schneider)ら、2006年4月18日発行)の文献に見出すことができ、尚、これらの文献は、本明細書において参考として組み入れられる。
前述したように、基材の可視面に3次元外観を表示させる場合がある知覚3次元パターンを基材に与えるために、種々の繰り返しパターンを種々のタイプの基材上に印刷することができる。下表に、異なる基材上に印刷された異なるパターン(種々の数のゾーンを伴うマクロ単位を有する)から測定されたLデータを示す。
下表1〜12を参照して、L1は、色ゾーン1で測定したLに対応し、L2は、ゾーン2で測定したL値に対応し、L3は、ゾーン3で測定したL値に対応し、L4は、色ゾーン4で測定したLに対応し、L5は、色ゾーン5で測定したLに対応し、及びL6は、色ゾーン6で測定したLに対応する。表1〜12に示すL値は、後述するL測定手順に従って測定した。更に、表1〜12におけるΔLの値を、以下のように定義する。
ΔL 12=L1−L
ΔL 13=L1−L
ΔL 23=L2−L
ΔL 34=L3−L
ΔL 45=L4−L5 及び
ΔL 56=L5−L
試験サンプル1
試験サンプル1は、不織布基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する1.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織布基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンが不織布基材上に印刷されている。試験サンプル1の不織布基材は、27gsmのカードされたポリプロピレンである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが1.5mmで3つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル2
試験サンプル2は、不織フィルム積層体基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する1.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンが不織フィルム基材上に印刷されている。具体的には、マクロ単位は、フィルム基材に接着された不織布上に印刷されている。試験サンプル2の不織フィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムに接着された27gsmのカードされたポリプロピレン不織布を含む。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが1.5mmで3つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル3
試験サンプル3は、フィルム基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する1.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンがフィルム基材上に印刷されている。試験サンプル3のフィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが1.5mmで3つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
表1〜3のデータによって例示されるように、試験サンプル1、2、及び3のマクロ単位は、前述した以下の基準に含まれるL値を伴うゾーンを有している。
L1>L2>L3
3≦(L1−L3) 及び
2≦(L1−L2)≦10
試験サンプル4
試験サンプル4は、不織布基材上に印刷されて5つの色ゾーンを有する3.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織布基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの4つの色ゾーンが不織布基材上に印刷されている。試験サンプル4の不織布基材は、27gsmのカードされたポリプロピレンである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが3.5mmで5つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル5
試験サンプル5は、不織フィルム積層体基材上に印刷されて5つの色ゾーンを有する3.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの4つの色ゾーンが不織フィルム基材上に印刷されている。具体的には、マクロ単位は、フィルム基材に接着された不織布上に印刷されている。試験サンプル5の不織フィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムに接着された27gsmのカードされたポリプロピレン不織布である。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが3.5mmで5つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル6
試験サンプル6は、フィルム基材上に印刷されて5つの色ゾーンを有する3.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの4つの色ゾーンがフィルム基材上に印刷されている。試験サンプル6のフィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが3.5mmで5つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
表4〜6のデータによって例示されるように、試験サンプル4、5、及び6のマクロ単位は、前述した以下の基準に含まれるL値を伴うゾーンを有している。
L1>L2>L3>L4>L5
2≦(L1−L2)≦10
2≦(L2−L3)
2≦(L3−L4) 及び
2≦(L4−L5)
試験サンプル7
試験サンプル7は、不織布基材上に印刷されて6つの色ゾーンを有する7.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織布基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの5つの色ゾーンが不織布基材上に印刷されている。試験サンプル7の不織布基材は、27gsmのカードされたポリプロピレンである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが7.5mmで6つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル8
試験サンプル8は、不織フィルム積層体基材上に印刷されて6つの色ゾーンを有する7.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、不織フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、その他の5つの色ゾーンが不織フィルム基材上に印刷されている。具体的には、マクロ単位は、フィルム基材に接着された不織布上に印刷されている。試験サンプル8の不織フィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムに接着された27gsmのカードされたポリプロピレン不織布である。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが7.5mmで6つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
試験サンプル9
試験サンプル9は、フィルム基材上に印刷されて6つの色ゾーンを有する7.5mm直径の円形状のマクロ単位を含んでおり、フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、その他の5つの色ゾーンがフィルム基材上に印刷されている。試験サンプル9のフィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)フィルムである。参考までに、円形状は概ね、図8に示す円形状のマクロ単位であって、Updが7.5mmで6つの色ゾーンを有するものによって表される。
Figure 2010510861
表7〜9のデータによって例示されるように、試験サンプル7、8、及び9のマクロ単位は、前述した以下の基準に含まれるL値を伴うゾーンを有している。
L1>L2>L3>L4>L5
2≦(L1−L2)≦10
2≦(L2−L3)
2≦(L3−L4)
2≦(L4−L5) 及び
2≦(L5−L6)
試験サンプル10
試験サンプル10は、不織布基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する、図16に示すパターンによって概ね表されるマクロ単位の繰り返しパターンを含んでおり、不織布基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンが不織布基材上に印刷されている。試験サンプル10の不織布基材は、15gsmのスパンボンドされた純粋なポリプロピレンである。
Figure 2010510861
試験サンプル11
試験サンプル11は、不織布基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する、図17に示すパターンによって概ね表されるマクロ単位の繰り返しパターンを含んでおり、不織布基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンが不織布基材上に印刷されている。試験サンプル11の不織布基材は、15gsmのスパンボンドされた純粋なポリプロピレンである。
Figure 2010510861
試験サンプル12
試験サンプル12は、フィルム基材上に印刷されて3つの色ゾーンを有する、図18に示すパターンによって概ね表されるマクロ単位の繰り返しパターンを含んでおり、フィルム基材の色によって最も明るい色ゾーンが規定され、残りの2つの色ゾーンがフィルム基材上に印刷されている。試験サンプル12のフィルム基材は、18gsmのポリプロピレン/ポリエチレンフィルムである。
Figure 2010510861
表10〜12のデータによって例示されるように、試験サンプル10、11、及び12のマクロ単位は、前述した以下の基準に含まれるL値を伴うゾーンを有している。
L1>L2>L3
3≦(L1−L3) 及び
2≦(L1−L2)≦10
測定手順
色測定を、16ビット色深度において4800dpiが可能な市販のフラット・ベッド・スキャナ、例えばエプソン・パーフェクション(Epson Perfection)V500フォト・スキャナ(エプソン(Epson)アメリカ(America)、カリフォルニア州ロングビーチ(Long Beach))を用いて行なう。各スキャンをパントン(Pantone)標準に対して較正し、測定を、アドビ・フォトショップCS3拡張版(アドビ・システムズ社(Adobe Systems,Inc)、カリフォルニア州サンノゼ(San Jose))を用いて行なう。サンプルを常に、基材の印刷側上で測定する。例えば、積層体が不織布及びフィルムからなり、印刷物がフィルム上にあってフィルムと不織布との間に挟まれる場合、フィルム上の印刷物を測定する前に不織布を取り除く。
スキャンの較正は、パントン・フォーミュラ・ガイド−アンコーテッド・ペーパー(Pantone Formula Guide-Uncoated Papers)(パントン、カールスタット(Carlstadt)、ニュージャージー州)からのパントン・プロセス色基準を用いて行なう。CIEL値を、各色、すなわち、プロセス黄色U、プロセスマゼンタU、プロセスシアンU、プロセス黒色U、及び白色未コーティングペーパに対するパントン標準に対して測定する。三刺激色を、ASTM方法E1164−07(物体色評価に対する分光学的データ得るための標準実施要項)に従って、ハンター・ラボ・ユニバーサル・ソフトウェア(HunterLab Universal Software)バージョン4.10を含むハンターラブスキャン(Hunter Labscan)XE(ハンターラブ(HunterLab)、レストン(Reston)、バージニア州)を用いて、以下の設定の下で測定した:スケールCIELAB、0/45標準モード(StdMode)、エリアビュー1.27cm(0.50インチ)、ポートサイズ1.78cm(0.70インチ)、UVフィルタ公称値。測定の間、前記標準を、ハンターラブによって提供される白色校正プレートを用いて裏打ちする。各色を少なくとも3部で測定して平均化しなければならない。
サンプルを、印刷側をセンサの方に向けた状態でスキャナ上に配置する。パントン標準もスキャナ上に、サンプル及び標準が両方とも同じ像内に取り込まれるように配置する。
スキャンを、基本寸法が3mmを上回る物体に対しては、1200dpi及び8ビット色深度で収集してフォトショップに取り込み、基本寸法が3mmを下回る物体に対しては、2400dpi及び8ビット色深度で行なう。フォトショップ内では、像をLab、8ビット像に変換する(注:このバージョンのフォトショップでは、LはLabと不正確に示される)。「レベル」命令を用いて、像のLチャネルを調整して、パントン標準上の黄色、マゼンタ、シアン、黒色、及び白色のそれぞれに対して2単位以内に読み出すようにする。L値を、カラーサンプラーツール(Color Sampler Tool)を用いて、11×11の平均サンプルサイズを用いて測定する。
サンプルの測定時、印刷された物体が最初に特定される。次に、最も明るいゾーン(すなわち、最も高いL値)を、カラーサンプラーツールによって測定する。そして最も暗いゾーンを、カラーサンプラーツールによって測定する。最後に、測定を、これら2つのゾーン間の各中間ゾーンにおいて、最も明るいから最も暗いまでの線状経路に沿って行なう。10個の別個の物体についての測定を少なくとも1組、各サンプルに対して行なう。
布地剛性試験
本明細書の目的に対する布地剛性試験は、本明細書において参考として組み入れられている、ASTM D 4032−94に記載されているように、円形曲げによる布地剛性試験を修正したものである。本明細書の目的に対する布地剛性試験は、以下のように行なわれる。
試験方法の概要
プッシャーボールによって材料見本をプラットフォーム内の開口部に強制的に通す。布地を開口部に押し通すために必要な最大の力が、材料の剛性(曲げに対する抵抗)の表示である。
装置
・円形曲げ剛性テスター、以下の部品を有する。
・プラットフォーム、102mm×102mm×6mmの滑らかに研磨されたクロムメッキの鋼鉄プレートであり、38.1mm直径の開口部を有する。開口部の重ね縁部は、4.75ミリメートルの深さに対して45度角でなければならない。
・プッシャーボール、開口部と同心に搭載された6mm直径の鋼鉄球状ボールであり、すべての側面において16mmのクリアランスを有する。プッシャーボールプランジャの底部は、開口部プレートの最上部の3mm上方に設定しなければならない。この位置から、下方ストローク長は57mmである。
・力測定ゲージ、ダイアル又はデジタルタイプのダイアルゲージであって、異なる能力における最大の読み取りポインタは4.45N(1lbf)〜222.4N(50lbf)、4.90N(0.5kgf)〜245.2N(25kgf)、又は5〜200Nの範囲であり、100目盛り(最小)を有するゲージ;又はデジタルゲージであって、最大読み取り値の「保持」機構と、444.8N(100lbf)、490.3N(50kgf)、又は500Nの能力を有し、1000目盛(最小)を有するゲージ。
・作動装置、手動又はニューマチック。
・試料マーキング・テンプレート、102mm×102mm。
・ストップウォッチ、ストローク速度のチェック用。
試験試料の数及び調製
試料マーキング・テンプレートを用いて、前述のマークを明記し、試験すべき各材料見本の少しずつずらした領域から5つの試験試料を切り取る。当然のことながら、特定の見本(又は材料が製品に取り込まれた状態でのみ利用可能である場合には特定の製品)からすべての試料を得ることは、現実的でも可能でもない場合がある。このような場合には、試料を複数の製品又は見本から取ることが容認できる。接合、封止、継ぎ目などを伴う試料は回避すべきである。各試料を平らに置いて、正方形102mm×102mmを形成する。試料の取り扱いは最小限かつエッジ部分に保って、剛性特性への影響を避けなければならない。
コンディショニング
試料を8時間以上、23℃及び50%相対湿度で保存する。
手順
・テスターを、平坦面上でダイアルを目の高さに合わせた状態で設定する。
・結果がダイアルゲージ力の15〜100%又はデジタルゲージ力の1.5〜100%の範囲に収まる能力を伴うゲージを選択する。
・フルストローク長に対してテスタープッシャーボール速度制御をチェックする。
・ニューマチック作動装置−作動装置に対する空気圧制御を324kPaに設定する。ストップウォッチを用いて、無負荷条件下で1.7±0.15秒のプランジャ速度となるようにニューマチックを調整する。
・手動の作動装置−ストップウォッチを用いて、1.7±0.3秒のプランジャ速度を設定及び確認する。
・試料を、プッシャーボール下方の開口部プラットフォームの中心に置く。
・プッシャーボール下で3.2mmのクリアランスでは、サンプル厚さの影響で試料を容易に入れることができない場合には、クリアランスを最大で6.3mmまで増やしても良い。記録する際、結果は、標準でない場合には、プッシャーボール・クリアランスを示さなければならない。
・ゲージゼロをチェックして、必要に応じて調整する。
・最大の力読み取り値のスイッチを設定する。
・フルストローク長に対してプッシャーボールを作動させる。試験中は、試料に触ることを避ける。
・最も近いゲージ目盛りに対する最大の力読み取り値を記録する。
・すべての試料を試験するまで前述の指示のように続ける。
計算
個々の試料読み取り値を平均して、最も近いゲージ増分に四捨五入する。
記録
平均の力をゲージ単位で記録する。
剛性布地試験の終わり
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく限定されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図している。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることは当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (9)

  1. 着用者の胴体下部領域の周囲に着用されるように構成された使い捨て吸収性物品であって、
    第1の腰部領域と、第2の腰部領域と、第1の腰部領域と第2の腰部領域との中間に配置された股領域と、股領域内に配置された吸収性コアと、基材と、を含むシャーシを含み、
    前記基材は、第1の表面と第1の表面の反対側に配置された第2の表面とを有するシートであって、第1の表面上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンを含むシートを含み、
    マクロ単位は、L1のL値を規定する第1の色ゾーンと、L2のL値を規定する第2の色ゾーンと、L3のL値を規定する第3の色ゾーンと、を含み、
    L1>L2>L3、3≦(L1−L3)、及び2≦(L1−L2)≦10である使い捨て吸収性物品。
  2. 各マクロ単位は、距離Dlatで分離された第1の横方向の印刷点と第2の横方向の印刷点とを含み、各マクロ単位は、距離Dlongで分離された第1の長手方向の点と第2の長手方向の点とを含み、マクロ単位は、Dlong及びDlatの最小値によって規定される1.5mm以上である基本寸法Updを含む、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  3. マクロ単位の繰り返しパターンによって、最小の理論上の正方形又は矩形が包囲することができる外側周囲が規定され、
    各マクロ単位は、印刷点の矩形又は正方形によって包囲され得、
    隣接するマクロ単位の、印刷点の矩形又は正方形の間の最大距離が、0.1x(前記最小の理論上の正方形又は矩形の最も長い辺の長さ)によって規定される、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 前記基材はバックシートを含み、第1の表面は衣類側表面を含む、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 前記基材はトップシートを含み、第1の表面は身体側表面を含む、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  6. 前記基材が、吸収性コアカバー、捕捉層、耳部、及び締着要素から成る群から選択される少なくとも1つのおむつ構成要素を含む、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  7. 前記基材は、不織布と、不織布上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンと、を含む請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  8. 前記基材は、プラスチックフィルムと、プラスチックフィルム上に印刷されたマクロ単位の繰り返しパターンと、を含む請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  9. 前記基材は、プラスチックフィルム上に印刷された不織布を更に含む、請求項8に記載の使い捨て吸収性物品。
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