JP2010508304A - ホスホリパーゼ酵素阻害剤の半固体製剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、細胞質PLAなどのホスホリパーゼ酵素の阻害剤の半固体製剤、それを含む組成物、およびその製造方法を対象とする。一局面において、本発明は、a)薬学的な有効量の、式I(式中、R、R、R、R、R、R、X、X、n、nおよびnは本明細書で示すように定義される)を有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩、ならびに、b)増粘剤、可溶化剤、希釈剤および安定剤を含む担体または賦形剤系、を含む薬学的組成物を提供する。

Description

関連出願への相互参照
この出願は、2006年10月31日に出願された、米国仮出願第60/855,571号(これは、その全体が参考として本明細書に援用される)の利益を主張する。
発明の分野
本発明は、細胞質PLAなどのホスホリパーゼ酵素の阻害剤の半固体製剤、それを含む組成物、およびその製造方法を対象とする。
ロイコトリエンおよびプロスタグランジンは炎症の重要な仲介物であり、それぞれ様々な仕方で炎症反応の進行に影響を及ぼす。ロイコトリエンは、好中球などの炎症細胞を炎症部位へ動員し、これらの細胞が管外遊出するのを促進し、組織に損傷を与えるスーパーオキシドおよびプロテアーゼの放出を刺激する。ロイコトリエンはまた、ぜんそく患者を悩ます過敏性において病態生理学的な役割も果たす(例えば、非特許文献1を参照されたい)。プロスタグランジンは、血流を増大させ、したがって、白血球の炎症部位への浸潤を増進させることによって、炎症を増進させる。プロスタグランジンは、刺激により誘発される疼痛反応も促進する。
プロスタグランジンおよびロイコトリエンは不安定であり、細胞内で貯蔵されないが、その代わり、刺激に応答してアラキドン酸から合成される[非特許文献2]。プロスタグランジンは、COX−1およびCOX−2酵素の作用によってアラキドン酸から生成される。アラキドン酸は、ロイコトリエンの生成をもたらす、別個の酵素経路のための基質でもある。
これら2つの別個の炎症経路に供給されるアラキドン酸は、ホスホリパーゼA酵素(以下PLA)によって、膜リン脂質のsn−2位から放出される。PLAにより触媒作用をうける反応は、脂質媒介生合成のプロセスならびに炎症性プロスタグランジンおよびロイコトリエンの生成における律速段階であると考えられる。PLAのリン脂質基質が、sn−1位にエーテル結合を有するホスファチジルコリンのクラスである場合、生成するリゾリン脂質は、炎症の別の強力な媒介物である血小板活性化因子の直接の前駆体(以下、PAFと称する)である[非特許文献3]。
ほとんどの抗炎症療法は、これらの別個の経路からプロスタグランジンかまたはロイコトリエンが生成するのを防止するのに集中しているが、抗炎症療法のすべてがそうというわけではない。例えば、イブプロフェン、アスピリンおよびインドメタシンはすべてNSAIDであり、これらは、COX−1/COX−2阻害によりプロスタグランジンの生成を阻害するが、その他の経路におけるアラキドン酸からのロイコトリエンの炎症発生には影響を及ぼさない。逆に、ジロートン(zileuton)は、プロスタグランジンの生成に影響を及ぼすことなく、アラキドン酸のロイコトリエンへの転換の経路だけを阻害する。広く用いられているこれらの抗炎症剤のどれも、PAFの生成に影響を及ぼすことはない。
したがって、PLAの活性の直接阻害は、治療薬のための有用な機序である、すなわち、炎症反応を妨げることが示唆されている[例えば、非特許文献4を参照されたい]。
配列決定されており最終的には細胞から分泌される分泌シグナルの存在を特徴とするPLA酵素のあるファミリーは、配列決定されており、構造的に定義されている。この分泌PLAは約14kDの分子量を有しており、活性のために必要な7つのジスルフィド結合を含む。これらのPLAは、哺乳動物の膵臓、ハチ毒および様々なヘビ毒の中に大量に見られる[例えば、上記に引用したChangらの文献13〜15、および非特許文献5を参照されたい]。しかし、膵酵素は消化機能を助けると考えられており、したがって、その生成が密に調節されなければならない炎症性媒介物の生成において、これは重要でないはずである。
第1のヒト非膵PLAの一次構造は決定されている。この非膵PLAは血小板、滑液および脾臓の中に見られ、これもまた分泌される酵素である。この酵素は上記ファミリーのメンバーである[非特許文献6、非特許文献7、および非特許文献8を参照されたい]。しかし、この酵素が、プロスタグランジン、ロイコトリエンおよびPAFの合成において重要であるということは疑わしい。その理由は、非膵PLAは調節するのが困難な細胞外タンパクであり、これらの化合物のための生合成経路における次の酵素が細胞内タンパク質であるからである。さらに、PLAは、細胞内タンパク質に対して作用するはずの細胞質ゾルタンパク質であるプロテインキナーゼCおよびGタンパク質によって調節されるという証拠がある[非特許文献9]。高い還元電位がジスルフィド結合を還元し酵素を不活性化させるので、非膵PLAが、細胞質ゾル内において機能するのは不可能のようである。
マウスのPLAは、マウスのマクロファージ細胞系において特定されており、RAW264.7と表されている。還元性条件に抗する2モル/分/mgという比活性度は、約60kDの分子と関係していることが報告されている。しかし、このタンパク質は、等質になるまでは精製されていない[非特許文献10を参照されたい]。ホスホリパーゼ酵素、特にPLAの機能に関する情報のために、上記した文献を参照により本明細書に組み込む。
細胞質ゾルのホスホリパーゼAα(以下「cPLAα」)も特定されており、クローン化されている。特許文献1および特許文献2を参照されたい。これらのその全体を参照により本明細書に組み込む。これらの特許の酵素は、その天然源から精製されるか、あるいは精製された形で作製される細胞内PLA酵素であり、これは、細胞内で機能して炎症性刺激に応答するアラキドン酸を生成する。
いくつかのホスホリパーゼ酵素の特定に加えて、炎症状態を治療するのに(特に、プロスタグランジン、ロイコトリエンおよびPAFの生成の阻害がどれも望ましい結果である場合に)その阻害剤を使用できる特異的ホスホリパーゼ酵素の作用の化学的阻害剤を特定するのに努力が費やされている。そうした阻害剤は、例えば、特許文献3および米国特許出願番号11/442199(2006年5月26日出願)に開示されている。そのそれぞれの全体を参照により本明細書に組み込む。
米国特許第5,322,776号明細書 米国特許第5,354,677号明細書 米国特許第6,797,708号明細書
B.Samuelsonら、Science(1987年)237:1171〜76頁 W.L.Smith、Biochem.J.(1989年)259:315〜324頁 S.I.Wasserman、Hospital Practice(1988年)15:49〜58頁 J.Changら、Biochem.Pharmacol.(1987年)36:2429〜2436頁 E.A.Dennis、DrugDevel.Res.(1987年)10:205〜220頁 J.J.Seilhamerら、J.Biol.Chem.(1989年)264:5335〜5338頁 R.M.Kramerら、J.Biol.Chem.(1989年)264:5768〜5775頁 A.Kandoら、Biochem.Biophys.Res.Comm.(1989年)163:42〜48頁 R.BurchおよびJ.Axelrod、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.(1989年)84:6374〜6378頁 C.C.Leslieら、Biochem.Biophys.Acta.(1988年)963:476〜492頁
医薬品としてのこれらの化合物の重要さを考えると、改善されたバイオアベイラビリティーを有するものを含む化合物の送達に効果的な製剤が非常に重要であり、そうした新規の製剤が依然として必要であることは分かる。
本発明は、
a)薬学的な有効量の、式Iを有する活性薬理作用物質(active pharmacological agent)または薬学的に受容可能なその塩、
Figure 2010508304
(式中、R、R、R、R、R、R、X、X、n、nおよびnは本明細書で示すように定義される)、ならびに
b)増粘剤(viscosity builder)、可溶化剤、希釈剤および安定剤を含む担体または賦形剤系
を含む薬学的組成物を提供する。
一部の実施形態において、本発明は、
a)薬学的な有効量の、式IIを有する活性薬理作用物質および薬学的に受容可能なその塩、
Figure 2010508304
(式中、R、R、R、R、X、n、n、nおよびnは本明細書で示すように定義される)、ならびに
b)増粘剤、可溶化剤、希釈剤および安定剤を含む担体または賦形剤系
を含む薬学的組成物も提供する。
本発明は、本発明の薬学的組成物および剤形を調製するための方法ならびにその方法による生成物をさらに提供する。
異なるpHでの本発明による製剤の溶解プロファイルを示すグラフである。 本発明による製剤のシミュレートされた給餌状態および絶食状態の媒体における溶解プロファイルを示すグラフである。
一局面において、本発明は、薬学的組成物を提供し、この組成物は、
a)薬学的な有効量の、式Iを有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩:
Figure 2010508304
[式中、
Rは、式−(CH−A、−(CH−S−Aおよび−(CH−O−Aから選択され、ただし、Aは次の部分
Figure 2010508304
(式中、
Dは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−CFまたは−(CH1〜3−CFであり、
BおよびCは、独立に、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニルおよびピロリル基から選択され、そのそれぞれは、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NOから独立に選択される1〜3個、好ましくは1〜2個の置換基によって、あるいは、O、NおよびSから選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5員または6員の複素環または芳香族複素環によって任意選択で置換されている)
から選択され、
nは0〜3の整数であり、
は1〜3の整数であり、
は0〜4の整数であり、
は0〜3の整数であり、
は0〜2の整数であり、
は、化学結合、−S−、−O−、−S(O)−、−S(O)−、−NH−、−C=C−、
Figure 2010508304
から選択され、
は、C〜Cアルキル、C〜Cフッ化アルキル、C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロピラニル、カンホリル、アダマンチル、−CN、−N(C〜Cアルキル)、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ナフチル、モルホリニル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピペリジニル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、チアゾリジニル、チオモルホリニル、テトラゾリル、インドリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾフラニル、イミダゾリジン−2−チオニル、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オニル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾリル、2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ピペラジン−2−オニルおよびピロリル基から選択され、そのそれぞれは、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−SO(C〜Cアルキル)、−SONH、−SONH(C〜Cアルキル)、−SON(C〜Cアルキル)、−COOH、−CH−COOH、−CH−N(C〜Cアルキル)、−CH−N(C〜Cアルキル)、−CH−NH、ピリジニル、2−メチル−チアゾリル、モルホリノ、1−クロロ−2−メチル−プロピル、C〜Cチオアルキル、フェニル(1つまたは複数の(例えば、1〜5個、1〜4個、1〜3個もしくは1〜2個の)ハロゲン)、ジアルキルアミノ、−CNまたは−OCFで任意選択でさらに置換されている)、ベンジルオキシ、−(C〜Cアルキル)C(O)CH、−(C〜Cアルキル)OCH、−C(O)NHまたは
Figure 2010508304
から独立に選択される1〜3個、好ましくは1〜2個の置換基によって任意選択で置換されており、
は、−O−、−CH−、−S−、−SO−、−SO−、−NH−、−C(O)−、
Figure 2010508304
から選択され、
は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニルおよびピロリル基から選択される環部分であり、その環部分は式−(CHn4−COHまたは薬学的に受容可能な酸模擬体(mimic)または模倣体(mimetic)で置換されており、かつまた、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)および−NOから独立に選択される1個または2個の追加の置換基によって任意選択で置換されており、
は、H、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)および−NOから選択され、
は、H、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、−C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−NH−C(O)−N(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−O−(C〜Cアルキル)、−SO−C〜Cアルキル、−S−C〜Cシクロアルキル、−S−CH−C〜Cシクロアルキル、−SO−C〜Cシクロアルキル、−SO−CH−C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル、−CH−C〜Cシクロアルキル、−O−C〜Cシクロアルキル、−O−CH−C〜Cシクロアルキル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジニル(piperidinyl)、ピペリジニル(piperizinyl)、フラニル、チエニル、イミダゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピラゾロニル、ピラゾリル、オキサゾリルおよびイソオキサゾリルから選択され、これらのR基のそれぞれの環は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−SO(C〜Cアルキル)、−SONH(C〜Cアルキル)、−SON(C〜Cアルキル)および−OCFの群から選択される1〜3個の置換基によって任意選択でそれぞれ置換されており、
各R5は独立にHまたはC1〜3アルキルであり、
はHまたはC1〜6アルキルである]ならびに、
b)
i)組成物の約15重量%〜約25重量%の増粘剤、
ii)組成物の約5重量%〜約15重量%の可溶化剤、
iii)組成物の約10重量%〜約50重量%の希釈剤、および
iv)組成物の約1重量%〜約10重量%の安定剤、
を含む担体または賦形剤系、
を含む。
一部の局面において、本発明は、薬学的組成物を提供し、ここで、
は、必要に応じて置換されたフェニルであり、そして
Rは、
Figure 2010508304
であり、ここで、BおよびCは、フェニルである。
一局面において、本発明は、薬学的組成物を提供し、この薬学的組成物は、
a)薬学的な有効量の、式IIを有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩
Figure 2010508304
(式中、
は1または2であり、
は1または2であり、
は1または2であり、
は、0、1または2であり、
は、O、−CH−またはSOであり、
各Rは独立にHまたはC1〜3アルキルであり、
はHまたはC1〜6アルキルであり、
は、−OH、ベンジルオキシ、−CH、−CF、−OCF、−C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CHO、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって任意選択で置換されたフェニルからなる群より選択され、
は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって置換されたフェニルからなる群より選択され、
Qは、OH、ジアルキルアミノ、
Figure 2010508304
であり、
20は、H、C1〜3アルキルおよび−CO(C1〜3アルキル)からなる群より選択され、
30は、ジアルキルアミノ、−CNおよび−OCFからなる群より選択され、
ただし、
i)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、RがHである場合、Rは塩素であることはできず、
ii)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、XがOまたは−CH−であり、RがHである場合、RはCHであることはできず、
iii)各RがHであり、RがHである場合、RとRは同時にフッ素であることはできず、
iv)各RがHであり、RがHであり、XがOである場合、RとRは同時に塩素であることはできず、
v)各RがHであり、RがHであり、XがOであり、RがNOである場合、Rはフッ素であることはできず、
vi)各RがHであり、RがHであり、XがSOであり、RがHである場合、Rはフッ素または塩素であることはできない)ならびに
b)
i)組成物の約15重量%〜約25重量%の増粘剤、
ii)組成物の約5重量%〜約15重量%の可溶化剤、
iii)組成物の約10重量%〜約50重量%の希釈剤、および
iv)組成物の約1重量%〜約10重量%の安定剤、
を含む担体または賦形剤系、
を含む。
いくつかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、式IIIを有するか、またはその薬学的に受容可能なその塩
Figure 2010508304
(式中、
は1または2であり、
は1または2であり、
は1または2であり、
はHまたはCHであり、
はHまたはC1〜6アルキルであり、
は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、−OCH、ハロゲン、−COCH、−COOCH、ジメチルアミノ、ジエチルアミノおよび−CNからなる群より選択される)
である。
いくつかの他の実施形態では、式Iまたは式IIの化合物は、4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に受容可能なその塩である。
の定義におけるC〜Cフッ化アルキル基は、これらに限定されないが、−CF、トリフルオロメチル基が末端に位置する1〜6個の炭素原子のアルキル鎖、−CFCF等を含む任意の量のフッ素置換を有する1〜6個の炭素原子の任意のアルキル基であってよいことを理解されよう。
本明細書で用いる「複素環(の)」または「ヘテロシクリル」という用語は、単環式の場合1〜4個の環ヘテロ原子、二環式の場合1〜8個の環ヘテロ原子または三環式の場合1〜10個の環ヘテロ原子を有する飽和もしくは部分的に不飽和(非芳香族)の単環式、二環式、三環式または他の多環式環系を指し、前記ヘテロ原子のそれぞれは、独立に、O、NおよびS(およびそのモノおよびジオキシド、例えばN→O−、S(O)、SOから選択される。環ヘテロ原子または環炭素は、その複素環が他の部分と結合する点として作用することができる。いずれの原子も、例えば1つまたは複数の置換基で置換されていてよい。ヘテロシクリル基は、例えば、これらに限定されないが、テトラヒドロピラニル、ピペリジル(ピペリジノ)、ピペラジニル、モルホリニル(モルホリノ)、チオモルホリニル、ピロリニルおよびピロリジニルを含むことができる。
「複素環式芳香族(の)」という用語は、単環式の場合1〜4個の環ヘテロ原子、二環式の場合1〜8個の環ヘテロ原子または三環式の場合1〜10個の環ヘテロ原子を有する芳香族単環式、二環式、三環式もしくは他の多環式炭化水素基を指し、前記ヘテロ原子のそれぞれは、独立に、O、NおよびS(およびそのモノおよびジオキシド、例えばN→O−、S(O)、SO)から選択される。どの炭素も、例えば1つまたは複数の置換基で置換されていてよい。芳香族複素環は、例えば、これらに限定されないが、ピリジニル、チオフェニル(チエニル)、フリル(フラニル)、イミダゾリル、インドリル、イソキノリル、キノリルおよびピロリルを含むことができる。
本発明の化合物において有用な薬学的に受容可能な酸模擬体または模倣体には、Rが:
Figure 2010508304
Figure 2010508304
(式中、
は、−CF、−CH、フェニルおよびベンジルから選択され、そのフェニルまたはベンジル基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−CF、ハロゲン、−OHおよび−COOHから選択される1〜3個の基で任意選択で置換されており、Rは、−CF、−CH、−NH、フェニルおよびベンジルから選択され、そのフェニルまたはベンジル基は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−CF、ハロゲン、−OHおよび−COOHから選択される1〜3個の基で任意選択で置換されており、Rは−CFおよびC〜Cアルキルから選択される)
から選択されるものが含まれる。
当業者は、上記の活性薬理作用物質の薬学的な有効量を容易に認識し得る。一般的に、活性薬理作用物質は、組成物の約0.1重量%〜約25重量%の量で組成物中に存在する。
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の組成物を含む単位剤形を提供する。「単位剤形」という用語は、ヒト対象および他の哺乳動物への単位投薬量として適している物理的に離散した単位を指し、各単位は、適切な薬剤用賦形剤と合わせて、所望の治療効果をもたらすように計算された所定量の活性材料を含む。したがって、本発明の単位剤形製剤は、カプセル剤、ゲル剤、経口液剤などを含む従来から使用されている任意の形態を含む。いくつかの実施形態では、単位剤形はカプセル剤である。
理解されるように、カプセル剤、錠剤または他の剤形などの単位剤形は、通常薬学的有効量の活性薬理作用物質を含む。理解されるように、薬理作用物質は、広い投薬範囲にわたって有効であり、一般に薬学的有効量で投与される。しかし、実際に投与される量は通常、治療を施される状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、患者の症状の重篤度などを含む関連する状況に応じて、医師によって決定されることを理解されよう。
一般に、薬学的有効量は、重量ベースで約1mg〜約125mgの活性薬理作用物質である。したがって、本発明の単位剤形は、様々な用量、例えば5、10、25、50、75および100mgその他の概略用量の活性薬理作用物質を含むことができる。したがって、本発明は、約3mg〜約7mgの活性薬理作用物質、約8mg〜約12mgの活性薬理作用物質、約13mg〜約19mgの活性薬理作用物質、約20mg〜約30mgの活性薬理作用物質、約31mg〜約60mgの活性薬理作用物質、約61mg〜約80mgの活性薬理作用物質、および約81mg〜約110mgの活性薬理作用物質を含む本発明の薬学的組成物を含む剤形を含む。1つの好ましい実施形態は、100mgの薬理学的に活性な薬剤を含む500mgカプセル剤(すなわち、薬学的組成物に対して20%の薬理学的に活性な薬剤を含む500mgの本発明の組成物)である。
一般に、本発明の組成物は、1種または複数の増粘剤(viscosity builder)、すなわち組成物の粘度を増大させる化合物を含む。一般に、その増粘剤は組成物の約15重量%〜約25重量%の量で存在する。当該分野で知られている適切な任意の増粘剤を用いることができる。いくつかの実施形態では、増粘剤は、PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物から選択される。いくつかの実施形態では、増粘剤はPEG1000を含むかまたはそれからなる。
一般に、本発明の組成物は1種または複数の可溶化剤を含む。一般に、その可溶化剤は組成物の約5重量%〜約15重量%の量で存在する。可溶化剤には、例えば界面活性剤が含まれる。当該分野で知られている適切な任意の可溶化剤を用いることができる。いくつかの実施形態では、可溶化剤はポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物から選択される。いくつかの実施形態では、可溶化剤はポリソルベート80を含むかまたはそれからなる。
一般に、本発明の組成物は希釈剤を含む。一般に、その希釈剤は組成物の約10重量%〜約50重量%の量で存在する。希釈剤としては、適切な任意の希釈剤および/または溶媒またはその組合せを用いることができる。いくつかの実施形態では、希釈剤はPEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物から選択される。いくつかの他の実施形態では、希釈剤はPEG400を含むかまたはそれからなる。
一般に、本発明の組成物は1種または複数の安定剤を含む。一般に、その安定剤は組成物の約1重量%〜約10重量%の量で存在する。当該分野で知られている適切な任意の安定剤を用いることができる。安定剤には、例えば分散剤が含まれる。いくつかの実施形態では、安定剤はポリビニルピロリドン(PVP)およびその混合物から選択される。いくつかの実施形態では、PVPはPVP−K−17、PVP−K−12およびその混合物から選択される。いくつかの他の実施形態では、安定剤はPVP−K−17である。
本発明のいくつかの実施形態では、薬学的組成物は薬理学的に活性な薬剤および担体または賦形剤系を含み、
i)その増粘剤はPEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択され、
ii)その可溶化剤はポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択され、
iii)その希釈剤はPEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択され、
v)その安定剤はポリビニルピロリドンである。
いくつかの他の実施形態では、薬学的組成物は薬理学的に活性な薬剤、ならびに
i)組成物の約15重量%〜約25重量%の量のPEG1000、
ii)組成物の約5重量%〜約15重量%の量のポリソルベート80、
iii)組成物の約10重量%〜約50重量%の量のPEG400、および
iv)組成物の約1重量%〜約10重量%の量のPVP K−17
を含む担体または賦形剤系を含む。
1つの特定の実施形態では、本発明は、
a)組成物の約20重量%の活性薬理作用物質4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に許容されるその塩、ならびに
b)
i)組成物の約20重量%の量のPEG1000、
ii)組成物の約10重量%の量のポリソルベート80、
iii)組成物の約40重量%の量のPEG400、および
iv)約10重量%の量のPVP K−17
を含む担体または賦形剤系を含む薬学的組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、約100mgの活性薬理作用物質を含む上記薬学的組成物を含む単位剤形を提供する。上記に論じたが、当業者によく知られているように他の用量で単位剤形にすることができる。
得られる薬学的組成物が半固体という特性を有しているため、カプセル剤などの単位剤形は、薬学的組成物を患者に投与するのによく適している。本発明は、特にカプセル単位剤形により投与するための薬学的組成物を調製する方法も含む。
いくつかの実施形態では、本発明は、
(1)増粘剤、可溶化剤および希釈剤を混合して第1の均一溶液を作製するステップと、
(2)安定剤を徐々に加えて溶解させて第2の均一溶液を形成するステップと、
(3)薬理学的に活性な薬剤を、冷却した前記第2の均一溶液に徐々に加えるステップと、
(4)薬理学的に活性な薬剤が溶解するまで十分に加熱しながら混合し、第3の均一溶液を作製するステップ
を含む、上記した薬学的組成物を調製する方法を提供する。
混合と溶解を容易にするために、増粘剤、可溶化剤および希釈剤を、混合しながら、例えば約90℃〜約100℃、例えば約95℃まで加熱することができる。いくつかの実施形態では、温度を95±5℃に保持する。
得られた第1の均一溶液が加熱されたら、薬学的に活性な薬剤を加える前に、第2の均一溶液を冷却することができる(例えば、約80℃〜約90℃または約85℃に)。いくつかの実施形態では、温度を85±5℃に保持する。
上記に論じたように、得られる生成物はカプセル剤によって投与するのに適している。したがって、薬学的組成物を調製するための方法は、第2の均一溶液の少なくとも一部を1つまたは複数の単位投与カプセル剤形中にカプセル化するステップをさらに含むことができる。当業者は、適切な任意のカプセル化技術を用いることができることを理解されよう。
いくつかの実施形態では、その取扱いを向上させ、カプセル化材料の溶融または溶解を防止するため、カプセル化する前に、第3の均一溶液を好ましくは約40℃まで冷却する。
当業者は、上記に概要を示したステップ、およびその成分のそれぞれの相対量の簡単な改変により、所望のサイズ、強度および組成物の最終生成物が得られることを理解されよう。したがって、上記の方法は、本明細書で示す薬学的組成物のどれを作製するためにも用いることができる。
具体的には、この方法は、薬学的有効量の活性薬理作用物質が組成物の約0.1〜約20重量%であるそうした薬学的組成物を作製するのに有用である。
この方法は、増粘剤がPEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される、例えば増粘剤がPEG1000であるそうした薬学的組成物を作製するのにも有用である。
この方法は、可溶化剤が、ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される、例えば可溶化剤がポリソルベート80であるそうした薬学的組成物を作製するのにも有用である。
この方法は、希釈剤がPEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される、例えば希釈剤がPEG400であるそうした薬学的組成物を作製するのにも有用である。
この方法は、安定剤がポリビニルピロリドンである、例えば安定剤がポリビニルピロリドン12(PVP−K−12)、ポリビニルピロリドン17(PVP−K−17)およびその混合物から選択されるそうした薬学的組成物を作製するのにも有用である。
この方法は薬理学的に活性な薬剤、ならびに
i)その増粘剤がPEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択され、
ii)その可溶化剤がポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択され、
iii)その希釈剤がPEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択され、
iv)その安定剤がポリビニルピロリドンである
担体または賦形剤系を含む薬学的組成物を作製するのにも有用である。
例えば、この方法は薬理学的に活性な薬剤、ならびに
i)組成物の約15重量%〜約25重量%の量のPEG1000、
ii)組成物の約5重量%〜約15重量%の量のポリソルベート80、
iii)組成物の約10重量%〜約50重量%の量のPEG400、および
iv)組成物の約1重量%〜約10重量%の量のPVP K−17
を含む担体または賦形剤系を含む薬学的組成物を作製するのにも有用である。
上記したように、この方法は、様々なサイズの単位剤形を作製するのに用いることができる。一般に、その剤形は約1mg〜約125mgの活性薬理作用物質を含む。典型的な単位剤形は約5、10、25、50、75または100mgの活性薬剤を含む。したがって、本発明は、約3mg〜約7mgの活性薬理作用物質、約8mg〜約12mgの活性薬理作用物質、約13mg〜約19mgの活性薬理作用物質、約20mg〜約30mgの活性薬理作用物質、約31mg〜約60mgの活性薬理作用物質、約61mg〜約80mgの活性薬理作用物質、約81mg〜約110mgの活性薬理作用物質を含む本発明の薬学的組成物を含む剤形を含む。1つの実施形態は、100mgの薬理学的に活性な薬剤(すなわち、薬学的組成物の20重量%)を含む500mgカプセル剤である。
一実施形態では、本発明は、
a)組成物の20重量%の活性薬理作用物質4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に許容されるその塩、ならびに
b)
i)組成物の約20重量%の量のPEG1000、
ii)組成物の約10重量%の量のポリソルベート80、
iii)組成物の約40重量%の量のPEG400、および
iv)組成物の約10重量%の量のPVP K−17
を含む担体または賦形剤系
を含む好ましい薬学的組成物を調製するための方法であって、
(1)PEG1000、ポリソルベート80およびPEG400を混合して第1の均一溶液を作製するステップと、
(2)PVP K−17を徐々に加えて溶解させて第2の均一溶液を形成するステップと、
(3)薬理学的に活性な薬剤をその第2の均一溶液に徐々に加えるステップと、
(4)薬理学的に活性な薬剤が溶解するまで十分に加熱しながら混合し、第3の均一溶液を作製するステップ
を含む方法を提供する。
本明細書で説明する他の実施形態と同様に、この方法は、以下の追加のステップ、すなわち
PEG1000、ポリソルベート80およびPEG400を、第1の均一溶液を生成するのに十分な温度(例えば、約90℃〜約100℃)まで加熱するステップと、
薬理学的に活性な薬剤を第2の均一溶液に徐々に加える前に、その第2の均一溶液を冷却する(例えば、約80℃〜約90℃に)ステップと、
第3の均一溶液の少なくとも一部を1つまたは複数の単位投与カプセル剤形中にカプセル化するステップと、
カプセル化の前に第3の均一溶液を冷却する(例えば、約40℃に)ステップ
の1つまたは複数をさらに含むことができる。
本発明はさらに、本明細書で説明する方法のいずれかによって作製された任意の生成物を含む。
本明細書で用いる「薬学的有効量」または「治療有効量」という用語は、有意義な患者の利益、すなわち、炎症状態もしくは疼痛などの生理学的応答または状態の治療、治癒、防止、阻害または改善、あるいは、そうした状態の治療、治癒、防止、阻害または改善の速度の増大を示すのに十分である薬学的組成物または方法の各活性成分の合計量を意味する。単独投与される個別活性成分に適用する場合、この用語はその成分だけを指す。組み合わせたものに適用する場合、この用語は、組み合わせて、逐次的に投与しても同時に投与しても治療効果をもたらす活性成分の合わせた量を指す。
「薬学的に許容される」という用語は、活性成分の生物活性の効能を妨げない非毒性材料を意味する。
「組成物の重量%」、および本明細書で開示する組成物の成分のそれぞれについて示される重量パーセントという用語は、錠剤コーティング物またはカプセルなどのカプセル化材料などの表面被覆物をすべて除いて、各成分が、組成物の重量をベースにして最終薬学的組成物中に含まれる割合を指す。
本明細書で用いるGELUCIREは、モノ−、ジ−およびトリグリセリドと脂肪酸のポリエチレングリコール(PEG)エステルとの混合物から誘導される媒体のファミリーを指す。例えばグリセロールと長鎖脂肪酸のPEG1500エステルの混合物である。Gelucireは、その親水性−親油性バランス(HLB1−18)および融点(33℃〜65℃)範囲に応じた広い範囲の特性を有するものを入手することができる。末尾の数字はそれぞれその融点およびHLBを指す。Gelucire44/14およびGelucire50/13はGattefosseから入手できるそうした化合物の例である。
本発明の製剤のいくつかの成分は複数の機能を有することができることを理解されよう。例えば、所与の成分は、希釈剤としても可溶化剤としても作用することができる。いくつかのそうした場合において、その特性が複数の機能性を可能にするとしても、所与の成分のその機能は単一であると考えることができる。
本明細書の製剤および賦形剤系はまた、アスコルビン酸などの酸化防止剤または酸化防止剤の混合物を含むこともできる。使用できる他の酸化防止剤には、アスコルビン酸ナトリウムおよびパルミチン酸アスコルビルが含まれる。それらは任意選択で、ある量のアスコルビン酸と併用してよい。酸化防止剤の範囲の例は、おおよそ、最大で約15重量%、例えば約0.05重量%〜約15重量%、約0.5重量%〜約15重量%または約0.5重量%〜約5重量%である。いくつかの実施形態では、製剤は酸化防止剤を実質的に含まない。
本発明の薬学的組成物の関連で使用するのに適している、他の多くの様々な増粘剤、可溶化剤、希釈剤、安定剤、賦形剤、剤形等は当該分野で周知であり、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy、20th edition、Alfonoso R.Gennaro (ed.)、Lippincott Williams & Wilkins、Baltimore、MD(2000年)に記載されている。その全体を参照により本明細書に組み込む。
本明細書で提示した材料、方法および例は例示的なものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。すべての出版物、特許出願、特許および本明細書で言及した他の文献のその全体を参照により本明細書に組み込む。
A.式Iまたは式IIの化合物の調製
式Iおよび式IIの化合物は、当業者に知られている標準的な合成の方法および手順を用いることによって、市販されている出発原料、文献で知られている化合物または容易に調製される中間体から、下記のスキームに概説される手順にしたがって好都合に調製することができる。有機分子の調製ならびに官能基の転換および操作のための標準的な合成の方法および手順は、この分野での関連する科学文献または標準的な教科書から容易に得ることができる。典型的かまたは好ましい工程条件(すなわち、反応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力等)が与えられている場合、別段の言及のない限り、他の工程条件も用いることができることを理解されよう。最適反応条件は使用する具体的な反応物または溶媒によって変えることができるが、当業者は、所定の最適化手法によってそうした条件を決めることができる。当業者は、本発明の化合物の生成を最適化するために、提示された合成ステップの性状および順番を変えることができることを理解されよう。
化合物の調製は、様々な化学基の保護および脱保護を含む。当業者は、保護および脱保護の必要性、適切な保護基の選択を容易に判断することができる。保護基の化学は、例えばGreeneらのProtective Groups in Organic Synthesis、4th Ed.、Wiley & Sons、2006年に記載されている。このすべてを参照により本明細書に組み込む。
式Iまたは式IIの化合物の例およびその合成方法は、米国特許第6797708号、同第6891065号および同第6984735号、ならびに米国特許出願番号10/930534(2004年8月31日出願)、10/948004(2004年9月23日出願)、10/989840(2004年11月16日出願)、11/014657(2004年12月16日出願)、11/064241(2005年2月23日出願)、11/088568(2005年3月24日出願)、11/140390(2005年5月27日出願)、11/207072(2005年8月18日出願)および11/442199(2006年5月26日出願)に見ることができる。これらのそれぞれのすべてを参照により本明細書に組み込む。
式Iおよび式IIの化合物の例には、これらに限定されないが、
Figure 2010508304
Figure 2010508304
Figure 2010508304
Figure 2010508304
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Figure 2010508304
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Figure 2010508304
Figure 2010508304
Figure 2010508304
Figure 2010508304
が含まれる。
B.100mg用量カプセル剤の調製
100mg用量の4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸を含む、本発明による500mg単位投与カプセル剤を表1に記載のようにして調製した。
Figure 2010508304
上記薬学的組成物を、カプセルにより投与するために以下のようにして調製した。
1.PEG1000(7.5g)、PEG400(20g)、ポリソルベート80(5g)を、温度制御を備えた適切な混合容器に加えた。
2.混合しながら、均一な溶液が得られるまで容器を95±5℃まで加熱した。
3.PVP K−17(5g)を徐々に加えて溶解させた。
4.容器を85±5℃まで冷却した。
5.4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸(5g)を、薬物が溶解するまで85±5℃で攪拌しながら、ステップ4からの溶液中に徐々に加えて、均一溶液を得た。
6.混合しながら、得られた溶液を40±5℃まで冷却した。
7.ステップ6からの0.500gの最終溶液をサイズ#0のカプセル中にカプセル化した。
適切なカプセル化技術および装置はどれも用いることができる。得られたカプセル剤は約500mgカプセル剤であり、これは約100mgの薬理作用物質を送達する。本明細書の開示にしたがって、他の適切な用量およびカプセルサイズのものを作製することができる。具体的には、当業者は、同様の方法によって、10、25、50および75mg単位などの剤形を作製することができることを容易に理解されよう。
C.溶解試験
4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸の溶解度を室温で水、酸性および塩基性条件で測定した。遊離酸の固有溶解度はHPLC検出限界の31ng/mLより小さく、アニオンは110ng/mLの溶解度を有していた。
溶解試験を、上記の手順により作製した100mgストレングス(strength)カプセル剤について実施した。カプセル剤を、pH1(0.1N HCl)、pH6.8(50mMリン酸ナトリウム緩衝液)およびpH4.5(mM酢酸ナトリウム緩衝液)を有する900mLの水溶液に入れた。各溶液のUV吸収を種々の時間点(1mm経路長、237nm)で測定し、%溶解を、その波長での標準的応答と比較して算出した。図1に示すように、pH1において、実質的に溶解しなかったが、pH4.5およびpH6.8において、カプセル剤はわずかにより可溶性になった。
次いで、腸内での給餌および絶食条件をシミュレートするために、溶解試験を、絶食状態をシミュレートした腸液(FSSIF:0.029M KHPO、5mMタウロコール酸ナトリウム、1.5mMレシチン、0.22M KCl、NaOHでpHを6.8に調節)および給餌状態をシミュレートした腸液(FeSSIF:0.144M酢酸、15mMタウロコール酸ナトリウム、4mMレシチン、0.19M KCl、NaOHでpHを5.0に調節)中で、上記の手順により作製した100mgストレングスカプセル剤について実施した。図2に示すように、シミュレートした給餌媒体内での溶解が増大した先の結果と比較して、シミュレートした給餌媒体および絶食媒体における溶解速度に、感知可能な増大が存在した。
D.インビボでのイヌ曝露試験
イヌにおいて、本発明による4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸を含む製剤を約12mg/kgでの高脂給餌/絶食試験で試験した。給餌状態をシミュレートするために、3匹のメスのビーグル犬に、経口での経管栄養法により30分間高脂肪食餌を給餌し、続いて上記表1に示した100mg用量カプセル剤を投与した。0、0.5、1、2、3、4、6、8、12および24時間で血液試料を抜き取った。次いで、4時間目の血液抜き取り後に、日常食品供給の2/3をイヌに給餌した。血液試料を氷上に保存し、5℃で遠心分離し、血漿を集めて−70℃で保存した。血漿試料をLC/MS/MSで分析して試料中の4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸を測定した。
絶食状態をシミュレートするために、投与前に終夜絶食させた同じ3匹のメスのビーグル犬で上記手順を繰り返し、次いで4時間目の血液抜き取り後に給餌した。給餌試験と絶食試験の両方の結果を表2にまとめる(報告した結果は3匹の試験動物からのデータの平均である)。
Figure 2010508304
ラットのカラギーナン誘発足浮腫(CPE)試験からのデータによれば、4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸の最少有効曝露は1360ng時間/mlであった。表2のデータは、本発明による製剤が、絶食状態で有効曝露の約7倍、給餌状態で有効曝露の約15倍の曝露をもたらすことを示している。これらの曝露は、IV製剤(15% 4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸、10% EtOH、75% Solutol HS−15、注射用殺菌水で2mg/mLに希釈)と比較して、5.0および10.3の%バイオアベイラビリティーに読み替えられる。
これらに限定されないが、特許出願、特許および他の文献を含む、本明細書で言及したすべての出版物のその全体を参照により本明細書に組み込む。
本明細書で提示した材料、方法および例は例示的なものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。

Claims (70)

  1. a)薬学的な有効量の、式Iを有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩:
    Figure 2010508304
    [式中、
    Rは、式−(CH−A、−(CH−S−Aおよび−(CH−O−Aから選択され、ただし、Aは次の部分
    Figure 2010508304
    (式中、
    Dは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、−CF、または−(CH1〜3−CFであり、
    BおよびCは、独立に、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニルおよびピロリル基から選択され、そのそれぞれは、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、−C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NOから独立に選択される1〜3個の置換基、あるいは、O、NおよびSから選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5員または6員の複素環または芳香族複素環によって任意選択で置換されている)
    から選択され、
    nは0〜3の整数であり、
    は1〜3の整数であり、
    は0〜4の整数であり、
    は0〜3の整数であり、
    は0〜2の整数であり、
    は、化学結合、−S−、−O−、−S(O)−、−S(O)−、−NH−、−C=C−、
    Figure 2010508304
    から選択され、
    は、C〜Cアルキル、C〜Cフッ化アルキル、C〜Cシクロアルキル、テトラヒドロピラニル、カンホリル、アダマンチル、−CN、−N(C〜Cアルキル)、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニル、ナフチル、モルホリニル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピペリジニル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、チアゾリジニル、チオモルホリニル、テトラゾリル、インドリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾフラニル、イミダゾリジン−2−チオニル、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オニル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾリル、2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ピペラジン−2−オニルおよびピロリル基から選択され、そのそれぞれは、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−SO(C〜Cアルキル)、−SONH、−SONH(C〜Cアルキル)、−SON(C〜Cアルキル)、−COOH、−CH−COOH、−CH−NH(C〜Cアルキル)、−CH−N(C〜Cアルキル)、−CH−NH、ピリジニル、2−メチル−チアゾリル、モルホリノ、1−クロロ−2−メチル−プロピル、C〜Cチオアルキル、フェニル(1つまたは複数のハロゲン、ジアルキルアミノ、−CNまたは−OCFで任意選択でさらに置換されている)、ベンジルオキシ、−(C〜Cアルキル)C(O)CH、−(C〜Cアルキル)OCH、−C(O)NHまたは
    Figure 2010508304
    から独立に選択される1〜3個の置換基によって任意選択で置換されており、
    は、−O−、−CH−、−S−、−SO−、−SO−、−NH−、−C(O)−、
    Figure 2010508304
    から選択され、
    は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、フリル、チエニルおよびピロリル基から選択される環部分であり、その環部分は式−(CHn4−COHの基または薬学的に受容可能な酸模擬体もしくは模倣体で置換されており、かつまた、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、−C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)および−NOから独立に選択される1個または2個の追加の置換基によって任意選択で置換されており、
    は、H、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)および−NOから選択され、
    は、H、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OCF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルキル、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−NH−C(O)−N(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−O−(C〜Cアルキル)、−SO−C〜Cアルキル、−S−C〜Cシクロアルキル、−S−CH−C〜Cシクロアルキル、−SO−C〜Cシクロアルキル、−SO−CH−C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル、−CH−C〜Cシクロアルキル、−O−C〜Cシクロアルキル、−O−CH−C〜Cシクロアルキル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジニル、ピペリジニル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピラゾロニル、ピラゾリル、オキサゾリルおよびイソオキサゾリルから選択され、これらのR基のそれぞれの環は、ハロゲン、−CN、−CHO、−CF、−OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−NH、−N(C〜Cアルキル)、−NH(C〜Cアルキル)、−NH−C(O)−(C〜Cアルキル)、−NO、−SO(C〜Cアルキル)、−SONH(C〜Cアルキル)、−SON(C〜Cアルキル)および−OCFの群から選択される1〜3個の置換基によって任意選択でそれぞれ置換されており、
    各R5は独立にHまたはC1〜3アルキルであり、
    はHまたはC1〜6アルキルである]、ならびに
    b)
    i)組成物の約15〜約25重量%の増粘剤、
    ii)該組成物の約5〜約15重量%の可溶化剤、
    iii)該組成物の約10〜約50重量%の希釈剤および
    iv)該組成物の約1〜約10重量%の安定剤
    を含む担体または賦形剤系
    を含む、薬学的組成物。
  2. が任意選択で置換されたフェニルであり、
    Rが、
    Figure 2010508304
    であり、BおよびCはフェニルである、請求項1に記載の薬学的組成物。
  3. 前記活性薬理作用物質の前記薬学的有効量が、前記組成物の約0.1〜約25重量%である、請求項1に記載の薬学的組成物。
  4. 前記増粘剤が、PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の薬学的組成物。
  5. 前記増粘剤がPEG1000を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
  6. 前記可溶化剤が、ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の薬学的組成物。
  7. 前記可溶化剤がポリソルベート80を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
  8. 前記希釈剤が、PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の薬学的組成物。
  9. 前記希釈剤がPEG400を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
  10. 前記安定剤がポリビニルピロリドンである、請求項1に記載の薬学的組成物。
  11. 前記安定剤が、ポリビニルピロリドン12、ポリビニルピロリドン17およびその混合物から選択される、請求項1に記載の薬学的組成物。
  12. 前記担体または賦形剤系が、
    i)PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される前記増粘剤、
    ii)ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される前記可溶化剤、
    iii)PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される前記希釈剤、および
    iv)ポリビニルピロリドンである前記安定剤
    を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
  13. 前記担体または賦形剤系が、
    i)前記組成物の約15重量%〜約25重量%の量のPEG1000、
    ii)該組成物の約5重量%〜約15重量%の量のポリソルベート80、
    iii)該組成物の約10重量%〜約50重量%の量のPEG400、および
    iv)該組成物の約1重量%〜約10重量%の量のPVP K−17
    を含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
  14. a)薬学的な有効量の、式IIを有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩:
    Figure 2010508304
    (式中、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は、0、1または2であり、
    は、O、−CH−またはSOであり、
    各Rは独立にHまたはC1〜3アルキルであり、
    はHまたはC1〜6アルキルであり、
    は、−OH、ベンジルオキシ、−CH、−CF、−OCF、C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CHO、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって任意選択で置換されたフェニルからなる群より選択され、
    は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって置換されたフェニルからなる群より選択され、
    Qは、OH、ジアルキルアミノ、
    Figure 2010508304
    であり、
    20は、H、C1〜3アルキルおよび−CO(C1〜3アルキル)からなる群より選択され、
    30は、ジアルキルアミノ、−CNおよび−OCFからなる群より選択され、
    ただし、
    i)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、RがHである場合、Rは塩素であることはできず、
    ii)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、XがOまたは−CH−であり、RがHである場合、RはCHであることはできず、
    iii)各RがHであり、RがHである場合、RとRは同時にフッ素であることはできず、
    iv)各RがHであり、RがHであり、XがOである場合、RとRは同時に塩素であることはできず、
    v)各RがHであり、RがHであり、XがOであり、RがNOである場合、Rはフッ素であることはできず、
    vi)各RがHであり、RがHであり、XがSOであり、RがHである場合、Rはフッ素または塩素であることはできない)、ならびに
    b)
    i)組成物の約15〜約25重量%の増粘剤、
    ii)該組成物の約5〜約15重量%の可溶化剤、
    iii)該組成物の約10〜約50重量%の希釈剤、および
    iv)該組成物の約1〜約10重量%の安定剤
    を含む担体または賦形剤系
    を含む薬学的組成物。
  15. 式IIの化合物が、式IIIを有するかまたは薬学的に受容可能なその塩
    Figure 2010508304
    (式中、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    はHまたはCHであり、
    は、HまたはC1〜6アルキルであり、
    は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、−OCH、ハロゲン、−COCH、−COOCH、ジメチルアミノ、ジエチルアミノおよび−CNからなる群より選択される)
    である、請求項14に記載の薬学的組成物。
  16. 式IIの化合物が、4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に受容可能なその塩である、請求項14に記載の薬学的組成物。
  17. 前記活性薬理作用物質の前記薬学的有効量が前記組成物の約0.1〜約25重量%である、請求項14に記載の薬学的組成物。
  18. 前記増粘剤が、PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される、請求項14に記載の薬学的組成物。
  19. 前記増粘剤がPEG1000を含む、請求項14に記載の薬学的組成物。
  20. 前記可溶化剤が、ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される、請求項14に記載の薬学的組成物。
  21. 前記可溶化剤がポリソルベート80を含む、請求項14に記載の薬学的組成物。
  22. 前記希釈剤が、PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される、請求項14に記載の薬学的組成物。
  23. 前記希釈剤がPEG400を含む、請求項14に記載の薬学的組成物。
  24. 前記安定剤がポリビニルピロリドンである、請求項14に記載の薬学的組成物。
  25. 前記安定剤が、ポリビニルピロリドン12、ポリビニルピロリドン17およびその混合物から選択される、請求項14に記載の薬学的組成物。
  26. 前記担体または賦形剤系が、
    i)PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される増粘剤、
    ii)ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される可溶化剤、
    iii)PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される希釈剤、および
    iv)ポリビニルピロリドンを含む安定剤
    を含む、請求項14に記載の薬学的組成物。
  27. 前記担体または賦形剤系が、
    i)前記組成物の約15重量%〜約25重量%の量のPEG1000、
    ii)該組成物の約5重量%〜約15重量%の量のポリソルベート80、
    iii)該組成物の約10重量%〜約50重量%の量のPEG400、および
    iv)該組成物の約1重量%〜約10重量%の量のPVP K−17
    を含む、請求項14に記載の薬学的組成物。
  28. 前記組成物が約1mg〜約125mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  29. 前記組成物が約3mg〜約7mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  30. 前記組成物が約8mg〜約12mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  31. 前記組成物が約13mg〜約19mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  32. 前記組成物が約20mg〜約30mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  33. 前記組成物が約31mg〜約60mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  34. 前記組成物が約61mg〜約80mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  35. 前記組成物が約81mg〜約110mgの活性薬理作用物質を含む、請求項14に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  36. a)組成物の約20重量%の量の4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に許容されるその塩を含む活性薬理作用物質、ならびに
    b)
    i)該組成物の約20重量%の量のPEG1000、
    ii)該組成物の約10重量%の量のポリソルベート80、
    iii)該組成物の約40重量%の量のPEG400、および
    iv)該組成物の約10重量%の量のPVP K−17
    を含む担体または賦形剤系
    を含む薬学的組成物。
  37. 前記組成物が約100mgの前記活性薬理作用物質を含む、請求項36に記載の薬学的組成物を含む剤形。
  38. a)薬学的な有効量の、式IIを有する活性薬理作用物質または薬学的に受容可能なその塩:
    Figure 2010508304
    (式中、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は、0、1または2であり、
    は、O、−CH−またはSOであり、
    各Rは独立にHまたはC1〜3アルキルであり、
    はHまたはC1〜6アルキルであり、
    は、−OH、ベンジルオキシ、−CH、−CF、−OCF、C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CHO、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって任意選択で置換されたフェニルからなる群より選択され、
    は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、C1〜3アルコキシ、ハロゲン、−CO(C1〜3アルキル)、−CO(OC1〜3アルキル)、キノリン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、−CH−Q、および1〜3個の独立に選択されるR30基によって置換されたフェニルからなる群より選択され、
    Qは、OH、ジアルキルアミノ、
    Figure 2010508304
    であり、
    20は、H、C1〜3アルキルおよび−CO(C1〜3アルキル)からなる群より選択され、
    30は、ジアルキルアミノ、−CNおよび−OCFからなる群より選択され、
    ただし、
    i)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、RがHである場合、Rは塩素であることはできず、
    ii)各RがHであり、RがHであり、nが0であり、XがOまたは−CH−であり、RがHである場合、RはCHであることはできず、
    iii)各RがHであり、RがHである場合、RとRは同時にフッ素であることはできず、
    iv)各RがHであり、RがHであり、XがOである場合、RとRは同時に塩素であることはできず、
    v)各RがHであり、RがHであり、XがOであり、RがNOである場合、Rはフッ素であることはできず、
    vi)各RがHであり、RがHであり、XがSOであり、RがHである場合、Rはフッ素または塩素であることはできない)、ならびに
    b)
    i)組成物の約15重量%〜約25重量%を構成する増粘剤、
    ii)該組成物の約5重量%〜約15重量%を構成する可溶化剤、
    iii)該組成物の約10重量%〜約50重量%を構成する希釈剤、および
    iv)該組成物の約1重量%〜約10重量%を構成する安定剤
    を含む担体または賦形剤系
    を含む薬学的組成物を調製する方法であって、該方法は、
    (1)該増粘剤、該可溶化剤および該希釈剤を混合して第1の均一溶液を形成させるステップと、
    (2)分散剤を徐々に加え、溶解させて第2の均一溶液を形成させるステップと、
    (3)薬理学的に活性な薬剤を該第2の均一溶液に徐々に加えるステップと、
    (4)該薬理学的に活性な薬剤が溶解するまで十分加熱しながら混合し、第3の均一溶液を生成するステップと
    を含む方法。
  39. ステップ(1)が、前記増粘剤、前記可溶化剤および前記希釈剤を、前記第1の均一溶液を形成させるのに十分な温度まで加熱するステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記増粘剤、可溶化剤および希釈剤の混合を、約90℃〜約100℃の温度で実施する、請求項39に記載の方法。
  41. ステップ(3)において前記薬理学的に活性な薬剤を前記第2の均一溶液に徐々に加える前に、ステップ(2)からの該第2の均一溶液を冷却するステップをさらに含む、請求項39に記載の方法。
  42. 前記第2の均一溶液を約80℃〜約90℃まで冷却する、請求項41に記載の方法。
  43. ステップ(4)における前記薬理学的に活性な薬剤の前記混合を、約80℃〜約90℃の温度で実施する、請求項38に記載の方法。
  44. 前記第3の均一溶液の少なくとも一部を、1つまたは複数の単位投与カプセル剤形中にカプセル化することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  45. カプセル化する前に、前記第3の均一溶液を冷却する、請求項44に記載の方法。
  46. 前記第3の均一溶液を約40℃まで冷却する、請求項45に記載の方法。
  47. 前記活性薬理作用物質の前記薬学的有効量が前記組成物の約0.1重量%〜約25重量%である、請求項38に記載の方法。
  48. 前記増粘剤が、PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される、請求項38に記載の方法。
  49. 前記増粘剤がPEG1000を含む、請求項38に記載の方法。
  50. 前記可溶化剤が、ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される、請求項38に記載の方法。
  51. 前記可溶化剤がポリソルベート80を含む、請求項38に記載の方法。
  52. 前記希釈剤が、PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される、請求項38に記載の方法。
  53. 前記希釈剤がPEG400を含む、請求項38に記載の方法。
  54. 前記安定剤がポリビニルピロリドンを含む、請求項38に記載の方法。
  55. 前記安定剤が、ポリビニルピロリドン12、ポリビニルピロリドン17およびその混合物から選択される、請求項38に記載の方法。
  56. 前記担体または賦形剤系が、
    i)PEG1000、PEG1500、Gelucire44/14、Gelucire50/13およびその混合物からなる群より選択される増粘剤、
    ii)ポリソルベート80、ポリオキシル40水素化ヒマシ油、ポリオキシル35ヒマシ油およびその混合物からなる群より選択される可溶化剤、
    iii)PEG400、プロピレングリコール、プロピレンカーボネート、トリアセチンおよびその混合物からなる群より選択される希釈剤、および
    v)ポリビニルピロリドンを含む安定剤
    を含む、請求項38に記載の方法。
  57. 前記担体または賦形剤系を含む前記薬学的組成物が、
    i)該組成物の約15重量%〜約25重量%の量のPEG1000、
    ii)該組成物の約5重量%〜約15重量%の量のポリソルベート80、
    iii)該組成物の約10重量%〜約50重量%の量のPEG400、および
    iv)該組成物の約1重量%〜約10重量%の量のPVP K−17
    を含む、請求項38に記載の方法。
  58. 式IIの前記活性薬理作用物質が、式IIIを有するかまたは薬学的に受容可能なその塩
    Figure 2010508304
    (式中、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    は1または2であり、
    はHまたはCHであり、
    はHまたはC1〜6アルキルであり、
    は、H、−OH、−NO、−CF、−OCF、−OCH、ハロゲン、−COCH、−COOCH、ジメチルアミノ、ジエチルアミノおよび−CNからなる群より選択される)
    である、請求項38に記載の方法。
  59. 前記活性薬理作用物質が4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に許容されるその塩を含む、請求項38に記載の方法。
  60. a)組成物の約20重量%の量の4−(3−{5−クロロ−1−(ジフェニルメチル)−2−[2−({[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]スルホニル}アミノ)エチル]−1H−インドール−3−イル}プロピル)安息香酸または薬学的に許容されるその塩を含む薬理学的に活性な薬剤、ならびに
    b)
    i)該組成物の約20重量%の量のPEG1000、
    ii)該組成物の約10重量%の量のポリソルベート80、
    iii)該組成物の約40重量%の量のPEG400、および
    iv)該組成物の約10重量%の量のPVP K−17
    を含む担体または賦形剤系
    を含む薬学的組成物を調製する方法であって、
    (1)該PEG1000、該ポリソルベート80および該PEG400を混合して第1の均一溶液を生成させるステップと、
    (2)PVP K−17を徐々に加え、溶解させて第2の均一溶液を形成させるステップと、
    (3)該薬理学的に活性な薬剤を該第2の均一溶液に徐々に加えるステップと、
    (4)該薬理学的に活性な薬剤が溶解するまで十分加熱しながら混合し、第3の均一溶液が生成するステップと
    を含む方法。
  61. ステップ(1)が、前記PEG1000、前記ポリソルベート80および前記PEG400を、前記第1の均一溶液を形成させるのに十分な温度まで加熱するステップをさらに含む、請求項60に記載の方法。
  62. 前記PEG1000、前記ポリソルベート80および前記PEG400の前記混合を、約90℃〜約100℃の温度で実施する、請求項61に記載の方法。
  63. ステップ(3)において前記薬理学的に活性な薬剤を前記第2の均一溶液に徐々に加える前に、ステップ(2)からの該第2の均一溶液を冷却するステップをさらに含む、請求項61に記載の方法。
  64. 前記第2の均一溶液を約80℃〜約90℃まで冷却する、請求項63に記載の方法。
  65. ステップ(4)における前記薬理学的に活性な薬剤の前記混合を、約80℃〜約90℃の温度で実施する、請求項60に記載の方法。
  66. 前記第3の均一溶液の少なくとも一部を、1つまたは複数の単位投与カプセル剤形中にカプセル化することをさらに含む、請求項64に記載の方法。
  67. カプセル化する前に、前記第3の均一溶液を冷却する、請求項66に記載の方法。
  68. 前記第3の均一溶液を約40℃まで冷却する、請求項67に記載の方法。
  69. 前記カプセル化された第3の均一溶液が約100mgの前記活性薬理作用物質を含む、請求項60に記載の方法。
  70. 請求項38から69のいずれか一項に記載の方法によって作製される生成物。
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