JP2010506211A - 3次元内部逆投影システムおよび当該システムを使用する方法 - Google Patents

3次元内部逆投影システムおよび当該システムを使用する方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 (レーザーなどの)コヒーレント光源から、3次元投影面(16)の内面(17)へ、コヒーレント光線を投影する投影システム(100)を開示する。これにより小型で低電力のレーザー光画像が形成され、当該レーザー光画像を適切に構成された前記3次元投影面の外側から観察者が観察することが可能になる。この3次元投影面により、より正確で興味深く有用な3次元物体の画像投影が、当該3次元投影面上で可能になる。このような表面上で表現できるものの例としては、天体、地球などの惑星、および解剖学的器官などがある。3次元投影画面に望ましい画像を作成するには、特殊な幾何学的補正および空間的補正が任意選択で適用される。また、有用で娯楽性のある情報も、任意選択で動的な画像および動画として前記投影画面に表示できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、3次元表示システムおよび当該システムを使用する方法に関する。より具体的には、実質的に包囲体積を画成する3次元表面にコヒーレント光画像を逆投影するシステムおよび方法とに関する。
本願は、本願発明者らにより2006年10月6日付で出願された米国仮出願第60/850,298号「System and Method for Displaying Computer Controlled Laser Driven Coherent Images Over a Substantially Spherical or Other Three Dimensional Surface(実質的に球形の表面上または他の3次元表面上に、コンピュータ制御されたレーザー駆動コヒーレント画像を表示するシステムおよび方法)」に対して利益を主張するものである。当該米国仮出願は参照により本明細書に組み込むものとする。
ヒトは、一般に、実物または想像上のものを視覚的に表現した画像または投影を観察ことを有益または娯楽的であると感じる。そのため、このような視覚表示を楽しみ、またはその有益性を享受することができるよう、静止画像や動画などの視覚表現を表面上または画面上に表示する技術がこれまで開発されてきた。教育および娯楽の目的で使用されている一般的な図示法の1つに、種々の陸地や水域を人々が観察できるよう、地球表面を図示するものがある。地球の図示は、写真、イラストレーションその他の視覚的手段の形態で行うことができる。地球、月、惑星、解剖学的構造、または他の3次元物体は、球形その他の3次元シェル(外郭構造)または地球儀に塗料や絵の具を使って描画することにより作成され、より写実的に表現されてきた。図書館、オフィス、および家庭における標準的な形態は、南北軸の回りを回転する伝統的な回転地球儀の地球地図である。医療機関および講義室・教室では、解剖学的特徴または器官(脳など)の構造について医師および学生がより明確な理解を得られるよう、それらの器官を描画表現したものが有益に利用されている。しかしながら、通常このような表現は芸術家が描いたものであり、望ましいレベルまたは必要なレベルの細部を有さない場合がある。また、このような3次元立体模型では、リアルタイムで物体画像の表示を可能にする動的な特徴が欠落している。さらに、このような表現に対し、望ましい特徴または層(レイヤー)を選択的に追加または削除することは困難または不可能である。
Google Earth(Google Inc.、米国カリフォルニア州Mountain View)などの製品では、地球表面が比較的写実的または動的に表現されてきている。この製品などは、コンピュータのモニター画面に地球の写真画像を描画し、何らかの地上高度から、地形に垂直に若しくは何らかの角度を成して地球を見ていると利用者が感じるようにしているただし、その画像は、利用者のコンピュータモニターが使用する、一般に平坦で若しくは実質的に2次元のディスプレイ表面に表示される。これは、元来3次元(例えば、球形)である物体を平坦な2次元投影面に図示する際の一般的な欠点である。
視覚投影表示技術の例としては、白色材料または反射性材料の平坦なシートに適切な画像を投影するものなどがある。これらは一般に「投影画面」と呼ばれている。前記画面に光を当てるこの技術は、窓や扉のない適切な壁でも実施でき、一般的な映画投影、家庭でのスライドショー、屋外の壁を使った表示などの基礎となっている。このような表示の作用原理は、前記投影画面または表面上に、画像(静止画像または動画)を方向付け集束させることである。次に、その画像は、前記投影画面へ画像を投影する装置と同じ側の投影画面上で観察者に見える態様で、前記画面または表面上から反射される。この技術の欠点の1つに、(映写機やスライドプロジェクターなどの)プロジェクター装置およびその画面が、双方間の光集束および照準を必要とする2つの異なる(通常大型の)機器である点がある。また、このようなシステムにおいて、プロジェクターおよびそれを見る者である観客は(光が当たる)投影画面と同じ側に位置するため、前記観客は、前記プロジェクターと前記投影画面との間に位置する。この場合、前記プロジェクターに後方から照らされた観客の影が前記投影画面に生じてしまい、いわゆる「down, in front!(前の人、しゃがんで!)」という苦情が前部座席の観客へ上がらないよう、特別な配慮が必要である。これらのシステムでは、前記プロジェクター装置からの入射光が前記投影画面の前面で反射され、前記プロジェクター(光源)も鑑賞者も前記投影画面の同じ(前部)側に位置するため、画像は前記画面に前面投影されていると言える。
視覚投影表示技術の別の例としては、テレビ受像機、コンピュータモニター、および同様な装置などがある。その場合、画像は、画面上で反射される代わりに画面の「後部」面から投影され、画面材料により散乱され、当該画面を通過して見る者の目へと移動する。このような画面は、画面上の画像を見る鑑賞者側とは反対側にあるプロジェクターまたは光源による「逆投影」を通じて照らされる。そのため、これらのシステムでは、前記プロジェクターから前記画面へと投影される光経路に鑑賞者自身が干渉するおそれはない。
現在の逆投影システムでは、通常、投影光を散乱させて画面上に画像を形成することができる画面に、コンピュータ制御された着色光を投影する。現行のシステムでは光集束が必要とされ、一般に、コンピュータモニターまたはテレビ受像機画面など、平面または略平面へと投影が行われる。先行技術の一部には、平坦でない画面への逆投影もあるが、これらの先行システムは、そのプロジェクターで使用する光がコヒーレントでないため、明瞭性および集束性が限られてしまうという問題を抱えていた。また、これらの先行システムでは、プロジェクターに面する画面側に設置しなければならない機構が大きすぎ、従来の逆投影システムの投影画面に表示可能な立体角を制限してしまっていたため、3次元投影画面を実質的にカバーする範囲を有していなかった。また一般に先行システムは、動的な画像と、より複雑で面白く若しくは有用な画像とを生成することができず、多くの場合、静止画像または準静止画像を画面に提供できるだけであった。また、現時点で利用可能なコヒーレント光投影システムは、一般に、投影面上でコヒーレント光源を走査するだけで、後述する用途のための適切な変調用構成要素を含まない。さらに、現行のシステムは過剰な電力を供給する機構および冷却機構を必要とするため、後述するようにその応用は実用的でも、望ましくも、可能でもない。
現行のシステムのいくつかは、投影画面の内側に取り付けた凸面鏡に画像を投影すると謳っており、その凸面鏡は、プロジェクターに面した所定の位置に設けられる。このアプローチでは、画面に対する画像距離が変化することと、凸面鏡構造とにより、延在する投影画面にわたり適切な集束を達成することはできない。また、このタイプの既存システムでは、ミラーおよび光学設定を調整しなければ画面のサイズを変更できないが、その調整は不可能および/または非現実的であり、あるいは費用効果が低い。また、投影画面上で変位可能な立体角は前記凸面鏡により制限され、投影された画像を損ない見る者の気が散る影を作ってしまう。
他の現行のシステムでは、可変焦点距離を実現して、それに対応する画像プロジェクター−3次元画面間距離に合わせるよう試みているが、それにはカスタム光学部品を使用しなければならない。この方法では、比較的近距離において妥当な集束性で画像が表示され、前記影が排除される。しかし、このタイプの投影システムには多くの制限があり、それらはいまだ克服されていない。例えば、このシステムを使って、球形画面または実質的に包囲された他の3次元画面を、真に集束した明瞭な画像で実質的にカバーすることは不可能である。さらに、画面サイズ、距離、または形状を修正する場合は、レンズを適切に機能させるため、前記修正に対応してレンズをカスタム修正しなければならない。そのようなカスタムレンズ設計は利用不可能および/または非実用的で、あるいは費用効果が低く、これらのシステムにより可変焦点距離による3次元画面投影カバー率のニーズに応えることはできない。
上述したシステムは、一般にUHPランプ(超高圧水銀ランプ)など従来の非コヒーレント光源を使用する。従来の非コヒーレントプロジェクターシステムでは、明瞭で鮮明な集束画像が投影面に形成されるよう入射光線を選点する必要があり、集束画像は、一般に前記プロジェクターから所与の距離にある1平面上で形成される。
その他の既存システムでは、高価で扱いにくい膨張式バルーンに光ファイバー繋留部で光を投影し、この光ファイバー繋留部が走査型偏向器モジュールおよび投影ヘッドに光および電力を運ぶ。このシステムの制限には、望ましくないサイズ、コスト、安全上の懸念、信頼性、効率などがある。これらのシステムでは、可視光領域で非常に大量のレーザーエネルギーをもたらす混合ガスレーザーが使用される。その結果、非常に高電力の入力と、それによる過熱を防ぐだけの冷却能力とが必要になる。また、これらのシステムでは、位相あたり45Aブレーカーで動作する三相電源220ボルトの回路が必要である。さらに、このシステムの放電電流は非常に大きく、所有および維持に極めてコストがかかる。
イオンレーザーの所有コストは、1年あたり数万ドルにもなる。また、混合ガスレーザーは非常に大量の熱を発するため、絶え間なく冷却水を供給しなければならない。混合ガスイオンレーザーは、水および高電圧を同じユニットで合わせるため、その利用者を感電という多大な危険にさらすことにもなる。
さらに、このシステムは非常にかさばり、おおよそ9.5立方フィートのスペースをとり、200ポンドを超える重量にもなる。イオンレーザー管は、摂取し若しくは吸い込んだ場合に癌を誘発する酸化ベリリウムを含むため、この種の装置の取り扱いには細心の注意が必要である。
これらのタイプのレーザーは、現在、商業用のレーザーショー使用されており、高出力であることからこのような表示用途に好まれている。競技場などの大型マルチメディアディスプレイでは、観察者(観客)の安全を確実に守るよう細心の配慮が必要とされる。このシステムの内部機構の配置場所は、このような機器を扱うため適切な訓練を受けた者以外、立ち入り禁止にする必要がある。
特に、焦点合わせ、ミラーアセンブリの扱いづらさ、カスタム光学部品要件、コスト高で非実用的な光源冷却、および気が散る原因となる表示面上の影の難題を解決して先行技術の制約を克服できる3次元逆投影表示システムが必要とされている。
本発明の種々の実施形態は画像投影システムを対象としており、この画像投影システムは、電磁スペクトルの可視部におけるコヒーレント光を発するように構成されたコヒーレント光源と、前記コヒーレント光源から前記コヒーレント光を受け入れ、画像を表す制御されたコヒーレント光出力を提供するマイクロディスプレイアレイと、前記マイクロディスプレイアレイの前記コヒーレント光出力に作用し、作用を受けたコヒーレント光出力を伝搬させて投影画面へ投影する光学レンズアセンブリと、包囲体積を実質的に画成する3次元構成を有する投影画面であって、前記光学レンズアセンブリからの前記コヒーレント光出力は前記包囲体積を通過し、前記投影画面の内面に入射するものである、投影画面とを有し、前記投影画面は、内面と、外面と、これらの間にある組成物とを有するように構成され、前記投影画面および前記組成物は、前記光学レンズアセンブリから前記コヒーレント光出力を受け、且つ当該コヒーレント光出力対応し、前記包囲体積の外側から観察可能な可視画像を提示するように構成および配置されている。
他の実施形態は、投影画面の内面に画像を投影する方法を対象としており、この方法は、コヒーレント光源から電磁スペクトルの可視部におけるコヒーレント光を生成する工程と、マイクロディスプレイ機器への入力として前記コヒーレント光を提供する工程と、前記マイクロディスプレイ機器を制御して、当該マイクロディスプレイ機器の出力として前記画像を表現するコヒーレント光を達成する工程と、前記マイクロディスプレイ機器の前記出力を、前記投影画面により少なくとも一部画成された体積内部に実質的に配置された光学レンズアセンブリへコヒーレント光入力として提供する工程と、前記光学レンズアセンブリ内で当該光学レンズアセンブリの前記コヒーレント光入力に作用して、当該光学レンズアセンブリから外側へ向かって前記投影画面の前記内面上にコヒーレント光出力を投影することにより、前記投影画面の外側から観察可能な可視画像を形成する工程とを含む。
上記のとおり、3次元投影面に投影を行い若しくはこれを照らして、静止画像または動画を視覚表示できると有用である。現行のシステムでは、集束、歪み、干渉などの制限により、上記のような画像を効果的に投影して球形の投影面を実質的にカバーすることはできない。
本開示では、新規性のある投影システムと、球体など実質的に包囲された3次元非不透明(不透明ではない)投影面の内面へ向けて後部投影源からコヒーレント光を投影する前記投影システムの操作方法とについて説明している。投影面は、その内面に投影された光を拡散させ、散乱させ、または通過させて、前記球形の投影画面の外面を見ている鑑賞者が投影された画像を鑑賞できるようにする。画像は、静止画像または動画を処理および格納する機器に連結された投影機器から投影され、あるいは別の格納源またはスチールカメラやビデオカメラなどの画像センサからダウンロードされる。画像は、さらにLAN、WAN、またはインターネットなどのネットワーク経由で送信元から送信先へ送信することもできる。
本明細書で説明し請求の範囲に記載するシステムは、1つには、従来の非コヒーレント光投影機器(UHPランプ、放電灯(アークランプ)、白熱灯、発光ダイオード(LED)など)の代わりにコヒーレント光投影機器を使用するため、従来の3次元画像投影システムに伴う問題がない。従来の非コヒーレントプロジェクターでは、明瞭で鮮明な(集束された)画像が投影面に形成されるよう入射光線を選点する必要があり、集束画像は、一般に前記プロジェクターから所与の距離にある1平面上のみで形成される。これにより、従来の非コヒーレントプロジェクターは、実質的に平面状の若しくは平坦な投影面に集束画像を投影するのみに制限されてしまっている。これと対照的に、コヒーレント光源は、本質的にコヒーレント光源からいかなる距離においても明瞭さと集束性(集束は不要であるが)が保たれる鮮明な画像を形成する。したがって、コヒーレント光プロジェクターは、90度を超える広角レンズと組み合せると、実質的に球形で実質的に包囲された投影画面上で、半球より広い立体角をカバーする明瞭で鮮明な画像を形成することが可能になる。また、コヒーレント光プロジェクターは、従来の非コヒーレント画像プロジェクターと比べて色域が広く、電力消費が少なく、平均寿命が長い、より高解像度の画像を提供することができる。
本発明の実施形態の一部では、高度にコリメートされたコヒーレント光を放射してマイクロディスプレイを照らすことのできる垂直共振器型面発光レーザー(vertical cavity surface emitting laser:VCSEL)、または光学的または電気的に励起させた垂直外部共振器型面発光レーザー(vertical extended cavity surface emitting diode laser:VECSEL)を少なくとも1つ使用する。レーザー光は、非コヒーレント光よりはるかに方向性があり、他タイプの光より発光量が多く光線の散乱が少ない。レーザーはコヒーレント光の一般的な光源であり、通常、xvYCC対応で、ヒトの可視色範囲を実質的に表示することができる。VCSELまたはVECSELのレーザー光源でマイクロディスプレイに光を当てると、超高解像度のフルカラーコヒーレント画像が形成され、高度な集束性を有したコヒーレント光の特性が保持される。これにより、コヒーレント光源を使わないシステムと比べ、表示システム内の光学部品の数を減らし部品コストを下げることができる。一部の実施形態では、十分小型で消費エネルギーも十分少ないためレーザー光源の能動冷却が不要な低電力レーザー光源が、コヒーレント光の生成に使用される。一部の実施形態において、低電力レーザー光源は、動作中に約1ワット(W)未満のエネルギーしか必要としない。他の実施形態において、低電力レーザー光源は、動作中に約0.25ワット(W)未満のエネルギーしか必要としない。
本システムには、使用するコヒーレント光のコヒーレンス度を調整する構成要素を含めることができる。位相または強度の変動に影響されたコヒーレント波面の干渉に起因するであろうスペックルが過度に存在する場合は、直列式コヒーレンス度調整要素を使用すると、投影画像中のスペックルを低減することができる。コヒーレント光の拡散を制御するそのような要素の一例は、光線経路に直列に配置可能な拡散フィルターである。
その光学部品は、おおよそ180度以上の立体角にわたり画像を投影して、地球投影シェル(外郭構造)の内面にわたり実質的に球形をカバーできるよう構成される。一部の実施形態では、適切なレンズを使うと、ほぼ360度の立体角にわたり入射コヒーレント光を広げるレンズを使用することが可能である。これは、特定の非対称な形状を投影する場合、非常に有用である。実質的に包囲された投影シェルの任意の内面へ向かう態様で光学部品を配置すると、完全な集束カバー率から光学部品に相当する値を差し引いたカバー率が実現され、実質的に包囲されたいかなる投影シェルも、サイズまたは対称性にかかわらずカバーすることができる。これにより、カスタム光学部品および扱いにくいミラーを使用しないで済む。また、影のないモジュール式画面システムが実現でき、効率および安全性も大幅に向上する。
本システムは、主に実物または抽象物を表すインテリジェントな可視画像を生成することを目的としている。その画像は、カラーまたは単色にできる。着色光は、特徴的な各波長成分で対応したカラー画像を生成する。光波長は、「電磁スペクトル」に含まれる一定範囲の波長として知られている電磁場の振動を表す。異なる色の光は、一般に異なる色に対応した特徴的な波長を含み、その中で紫色および青色は、より短い波長(およびより高い電磁場振動周波数)を有し、オレンジ色および赤色は、より長い特徴的波長(およびより低い電磁場振動周波数)を有する。その点に関して、本システムは、可視光を生成および投影する能力を有する。可視光は、電磁スペクトルに含まれる特徴的な可視部を有する光であり、波長約380nm〜780nmの光を含み、波長約400nm〜700nmの光を含む場合もある。
VCSELは、半導体レーザーダイオードの一種で、一般に、装置頂面に対し実質的に垂直に当該装置からレーザー光線を出射する。VCSELへの取り組みは1970年代後半に始まり、VCSEL装置は、光ファイバーによるデータ送信用途で使用されている。VECSELは、VCSELと同様な小型の半導体レーザーである。2つの高反射性ミラーがレーザー構造に組み込まれて光空洞を形成しているVCSELと異なり、VECSELでは、一部反射性のミラーがチップ外側(チップの外側であっても励起レーザーハウジングの内側)に追加され、光線をさらに強化する。VECSELは外部冷却を必要とせず、4つのAA乾電池を使って5ワットの電力で2時間動作することができる。超高性能(ultra high performance:UHP)ランプでは外部ファンが必要とされ、同程度のVECSEL電源よりはるかに多くの電力が使用される。本発明は、一部の実施形態で、VECSELコヒーレント光源を使用してコヒーレント投影画像を生成する。
VECSEL装置は、ほぼ100%の光出力を20,000時間提供できるが、それと比べ混合ガスイオンレーザーのレーザー管寿命は2,000〜5,000時間で、UHPランプの寿命はおおよそ2,000時間である。したがって、これらの構成要素の交換は頻繁でコスト高でもある。イオンレーザーの交換用レーザー管コストは約$8,000〜$10,000、また交換用放電灯コストは$500にもなる。VECSELは、レーザーがオンになるとほぼ同時に光出力が最大出力で利用可能になる「瞬時オン」光源でもある。
また、VECSEL光源は他タイプの光源より容易に量産できるため、他の光源より経済的に生産可能である。VECSELは、モノリシックな(一体型の)アレイ形態で製造されるため、低コストの電力スケーリング、スペックル軽減、および冗長性が可能になる。すべての構成要素はウエハーで生産され、ウエハーレベルで完全に試験され、また容易な公差でライン組み立てされる。そのコストは、混合ガスイオンレーザーより著しく少なく、1年あたり百万レーザーアレイチップを超える率で、UHPランプより廉価に生産できる。最先端のGaAsウエハー製造施設では、1年あたり数百万のVECSELアレイチップを生産できる。VECSELアレイチップは、非常に明るく高度にコリメートされ偏波されたコヒーレント光を発することにより、液晶オンシリコン(Liquid Crystal On Silicon:LCOS)などの回折型、反射型、または透過型のマイクロディスプレイで非常に高いコントラストを提供する。液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、Digital Light Processor:DLP)、およびグレーティングライトバルブ(grating light valve:GLV)を使うと、コスト高の偏波フィルターが不要になる。
現行の投影画面および投影面の大半は平坦または実質的に平面状であるが、球形その他の3次元投影画面にも画像を投影できると有用である。例えば、実質的に球形の投影画面内または他の3次元投影画面内から、広角レンズを通じて当該画面上に動的な画像(動画像)を投影すると、教育的で実用的かつ娯楽性のある潜在的価値を生み出せる。ある場合においては、コヒーレント光源から球形の投影画面の内面へと地球表面の画像を投影することができる。一般に、地球、または星、惑星、月など他の天体は、実質的に球形である。そのため、これら天体表面の画像を球形画面の内面に投影し、鑑賞者がその画面の外面を見て画像を鑑賞できる態様にすると、平坦な画面への投影と比べ、鑑賞対象物をより正確に表示することができる。
地図の中心点から他の任意の点への直線が当該2点間で最短距離になるよう設計された地球地図の投影法は、一般に、正距方位図法と呼ばれる。これにより、単一の平坦な地図で、地球面上の距離および方向を表せるようになる。このタイプの地図投影は、航法および防衛上の目的で使用されている。
実質的に球形または3次元の投影面を地球の画像投影に使うと、本「地球」投影面により、地球画像に他の可視データを階層化することが可能になる。例えば、階層化した画像を表示し、これに地球温暖化、プレートテクトニクス、気象、デモグラフィック(人口統計)、政治、経済などのデータといった種々のアクティブな力でラベル付けすることができる。過去および現在の国、州、および政治的境界などの歴史的データ、タイムゾーン、グリッドおよびベクトルデータ、また有名な行路なども表示できる。これにより当該システムは、教育的、実用的、または娯楽的な情報について時間的および空間的双方の動的表示を提供できる。また当該システムは、デジタル音楽および地球に関しより詳しく科学的に説明した教育用チュートリアルに合わせ、カラーアニメーションのライトショーを表示するよう構成することもできる。
図1は、逆投影システム100の例示的な実施形態を例示したもので、この逆投影システム100は、ほぼ完全な球形のカバー率、具体的には約180度若しくはそれ以上のカバー率を備えたコヒーレント光プロジェクターを含む。この逆投影システム内部の投影表面は、投影面を通過してくる光により、鑑賞者が前記投影面上の画像を見られるよう、非不透明である(不透明ではない)ことが意図されている。すなわち、観察者は、投影画面16の外側に位置して、裏から照らされたこの投影画面を見ることになる。この場合、球形の投影画面16は、地球表面などの物体の画像を描くため使用される。入射レーザー(またはコヒーレント)光画像12は、凸型180度広角レンズ(一般に「魚眼レンズ」と呼ばれる)14の入射(入力)側に投影または放射される。レンズ14は、入射画像12からの光線を屈折させ、前記球形の投影画面16内面全体に入射しこれをカバーする態様で、光線18を広げる。当該球形の投影画面16については、以下でさらに詳述する。
一部の実施形態において、レンズ14はガラス、水晶、または電磁スペクトルのうち可視範囲の光線(可視光)を搬送するようなっている他の光学材料でできている。レンズ14は、画面16の内面へ向かって外側へ入射光線を広げる広角レンズの作用を提供するよう設計されたものであれば、単レンズであっても複合レンズセットであってもよい。レンズ14は、光学的または化学的な添加剤でコーティング加工および浸漬加工が施され、前記入射光12を広げ18として方向転換させる性能が強化されている。レンズ14の単純な例は、当該レンズ下のレーザープロジェクター(図示せず)で生成される入射レーザー画像12、または他のレンズ、ミラー、または光学部品により当該レンズ14に到達する入射レーザー画像12を入力として受ける後部(入力または入射)側を有するものである。前記入射画像12は、静止画像であっても動画(ビデオストリームなど)であってもよい。レンズ14の中を通過する個々の光線は、当該レンズ14の凸型形状により、元の方向から偏向し、レンズ14のサイズと形状と曲率と組成、および入射画像12に含まれる光の波長に応じて方向転換する。前記レンズ14は、前記球形の投影画面16の内面17へ向かって実質的に360度の領域に光を送れる180度レンズなど、半球形の一部またはその派生形態であってよい。
なお、投影画面16内部には、当該画面16の内側の厚みに沿って、前記内面17に入射する光を散乱させる散乱素子が含まれている。この散乱は、ビーズ、気泡、粉じん、グリッター、削りくず材(shavings)、線維などの散乱粒子を意図的に含めることにより実現できる。また、この散乱は、前記投影画面16の前記内面17にコーティングその他の機械的または化学的な処理を施してもたらすこともできる。つや消しを使っても、前記画面16の前記内面17からの入射光線を散乱させ、光線が複数方向へ向きを変えられるようにできる。光は、前記投影画面16内側の散乱部を通過した後、当該画面16の光透過性の外側部分19を通過するこれは、一般的なガラス、アクリル、結晶、または他の透明または実質的に透明な層を前記画面16の外面19に使用することにより実現できる。本発明では、投影画面16の厚み全体にわたり、前記内面17部分について上述したつや消し要素または散乱要素が含まれている場合も、それに適すよう投影画面16を構築することが可能である。すなわち、材料16の材料は、必ずしも積層材料または勾配を付けた材料で構成する必要はなく、均一な散乱材料でも構成できる。最後に、上記の散乱材料、処理、つや消しは、前記投影画面16の前記外面19またはその付近に適用することができる。
一部の実施形態において、前記画面は、ガラス、高分子材料、プラスチック、アクリルなどから形成され、その材料内にはマイクロビーズが加えられる。それらのマイクロビーズは、前記画面の内面に入射した光線が、当該画面の外面へ送られる前に当該画面内で拡散するよう、選択された屈折率や一定の屈折率範囲などの光特性を有する。他の実施形態において、前記画面の内面は、入射光を拡散させる微細凹凸(テクスチャー)を表面に有するよう、機械的に、化学的に、または他の方法で処理またはコーティングされる。例えば、入来光を散乱および拡散させて種々の角度からよく見えるようにするため、前記画面の内面には、機械的に擦過、こすり、刻みを付け、ディンプル加工し、または隆起した微細な特徴を設けることができる。内部の投影面も、望ましい光特性を画面にもたらすよう、コーティングし、あるいは第2の層または複数の層でラミネート加工できる。前記画面16の外面は、滑らかにし、コーティングし、または微細凹凸加工して、グレア(映り込み)を軽減し、コントラストを高めて全体的な美的印象を高めることができる。
本発明では、「樽型歪曲」とも呼ばれ一般に広角レンズで生じる画像の歪みに対処している。この歪みは、前記入来画像12が、通常、湾曲した画像、球形の画像、または3次元画面でなく、テレビ受像機やコンピュータモニターの画面のような平坦な投影画面用に形成されることに起因する。図1の光線18で示したように画像が広がる場合、画像の縁部および中心が空間的な変換を経るため、光線は、歪みのない画像12の元の構成から偏向されてしまう。したがって、正確な画像を画面16上に形成するには、レンズ14により画面16で生じる画像の歪みとは逆の態様または相補的な態様で前記入来画像12を事前歪曲し、レンズ14による歪みと前記事前歪曲とが相殺しあい、前記画面16の内面17で正確な画像がもたらされるようにすればよい。この事前歪曲は、前記レンズ14/シェル16の組み合わせ用に構成されたプロセッサにより実現可能であり、またこのような種々の組み合わせに対応して保守技術者またはエンドユーザーが大幅または軽微な調整を行えるようプログラム可能である。
本発明の実施形態によれば、画面本体は、従来の平坦な(一般に2次元の)画面ではなく3次元に成形される。一部の例では、これにより内部で逆投影する画像の表示面に、実質的に球形かそれと同様な高度に湾曲した表面を形成するよう、投影画面の一部または全部の実質的または厳密な曲率を提供することができる。前記画面の形成は、成形、曲げ、吹き込み成形、成形、押し出し加工、あるいはシート材料の処理による前記画面16の本体成形を含め、いくつかの方法で可能である。前記画面16は、投影源に面した内面17と、鑑賞者が投影画像を目にする外面19とを有する。この画面は、裏から(内側から)光を当てることにより、その内面17から外面19へ向かって外方へ光が通過してこられるようにする光特性で設計されている。ただし、この画面は完全に透明ではないため、当該投影システムの内部構成要素が透けて見えることにより鑑賞者の気が散ることはなく、また投影画像は当該画面により適切に表示および拡散される。そのため、前記投影画面は、一定範囲の角度から鑑賞可能にするため、その内面に到達する入射光を散乱および拡散させることにより、実質的に全方向、特に投影画面16外側の実質的にすべての方向を含む複数の方向へ、当該画面の所与の任意点へ向かって、前記入射光に対応した光を送出するよう設計することができる。
本発明は、例示的な一実施形態において、惑星(地球などの)表面を地球儀形状の投影面に映し出す完全にインタラクティブなデジタル逆投影を提供し、その場合、前記地球儀は、地球に伴う移動態様(回転など)の一部または全部を表示する。地球大気など他の態様も、同じ投影面に図示できる。地球の正距方位画像は、コンピュータによりコンピュータ可読送信元からマイクロディスプレイへと提供され、そのマイクロディスプレイは、コヒーレント光源により照らされる。前記マイクロディスプレイおよび前記コンピュータは、マイクロディスプレイで望ましい画像処理を実現するよう直接的または間接的に連結可能である。当該システムは、約180度の視野(field of view:FOV)を伴う光学素子により送信されるコヒーレントな可視信号または画像を生成する。前記光学素子は、上述のとおり実質的に球形の投影シェルの外縁部に取り付けられ、前記投影シェルの内面へ向かって前記コヒーレントな可視信号または画像を送出し、これにより前記投影シェルの外面を見ている観察者は、前記可視信号または画像を見ることができる。
この3次元投影の画面またはシェルは、ガラス、高分子材料、プラスチック、アクリルなどで形成できる。このシェルの内面は、コヒーレント光を拡散または散乱させる表面テクスチャーを有するよう、機械的に、化学的に、または他の方法で処理またはコーティングできる。このシェルは、入来コヒーレント光を散乱および拡散させて種々の角度からよく見えるようにするため、機械的に擦過、こすり、刻みを付け、またはディンプル加工してよく、あるいは光を拡散または散乱させる高分子を有してよい。内部の投影面も、望ましい光特性を前記シェルにもたらすよう、コーティングし、あるいは第2の層または複数の層でラミネート加工できる。このシェルの外側は、滑らかにし、コーティングし、または微細凹凸加工して、グレア(映り込み)を軽減し、コントラストを高めることができる。このシェルは、鑑賞者に与える全体的な印象を高めるよう、薄い色合いをカスタムで付けることが可能である。
一部の実施形態において、本システムは装飾的な包囲体として作用するハウジングまたはケースも有し、これは、計算機能または音声データおよびコヒーレントな視覚データの出力を提供する種々の光学部品および電気部品を収納および保護する。前記ハウジングは、配電および電圧サージ防止用のマニホールドと、種々の電気構成要素から生じる過剰な熱を除去する空気循環システムとをさらに有する。前記ハウジングは、ストリーミングデータ、標準的な電気系統、ユーザーインターフェース、および音声入出力への接続部を取り付けるための表面も提供する。これは、MP3「ドック」の形態で実施できる。一部の場合には、前記ハウジングが前記投影シェルを支持し、前記地球儀の物理寸法を画成する。
図2は、コヒーレント光画像を3次元画面に投影するシステム200の例示的な概略図を例示したものである。一般に、1若しくはそれ以上の記憶装置がメモリモジュールに連結され、デジタル画像(JPG、GIF、TIFF、PlCTなど)、デジタルフィルム(MPKG、AVI、MOV、ポッドキャストなど)、サウンドファイル(MP3、WAV、FLACなど)、および当該システムに関係したデータなどの選択画像またはマルチメディアデジタル情報を格納およびリリースするようなっている。これらのメモリモジュールは、コヒーレント光源への出力を動作可能に制御するようなっている処理ユニット、および/または上記のとおり広角レンズを通じて投影画面にコヒーレント光画像を供給するマイクロディスプレイに連結される。一部の実施形態において、本システムは、地球などの天体画像を生成することを目的としており、格納されたファイルには、地球を描いた画像、フィルム、アニメーション、またはシミュレーション結果が含まれる。
投影システム200は、容積211を実質的に収容および画成する3次元投影面上での表示用にコヒーレント画像210を供給する。この3次元(球体の一部)投影面は、当該システム200の種々の電気的・機械的構成要素を収容および保護するハウジング212と、音声データおよびコヒーレントな視覚データの出力とに連結される。前記ハウジング212は、ストリーミングデータ21、標準的な電気系統22、ユーザーインターフェース接続23、および音声接続の入出力24への接続部を取り付けるための表面も提供する。前記ハウジング212は、さらに、冷却ファン213と、空気循環口214と、電池215または他の電源と、配電用マニホールド220とを取り付けるための表面も提供する。
投影システム200には、電子データ、命令、または信号を処理する1若しくはそれ以上の機器も含まれる。その一例は、当該システムの別の部分から受電し、受電用の接続部および冷却手段を含むプロセッサ230である。このプロセッサ230は、本システムの論理演算の大半またはすべてを制御し、通常、プリント基板上または他タイプの適切なマザーボード232上に設けられている。プロセッサ230は非常に多機能で、その一部は、本3次元画面にコヒーレント光画像を適切に投影する際使用される画像処理および他の数値演算および論理演算に関して、他所でより詳しく説明している。前記プロセッサは、受信した情報およびデータに演算を行い、当該システムからの投影画像および/または音を形成するため送信すべき信号に対応した出力を提供することができる。プロセッサ230で行われる演算の1タイプは、前記投影面へ画像を投影するレンズによる幾何学的歪み(糸巻き型歪曲など)に合わせて補正を行う上記の事前歪曲である。当業者に知られている他の処理演算としては、例えば形式変換、増幅、展開、復号化、および他の信号処理演算などがある。
マザーボード232と(直接または間接に)結合された他の構成要素には、メモリ機器240と、ネットワーク接続機器241と、入力機器242とが含まれる。前記メモリ機器240は、その内部に格納された命令およびデータに前記プロセッサ230がアクセスできるようにする。このメモリ機器240は、記憶媒体を物理的または機械的に移動することなく格納データへのアクセスを原則的に任意(ランダムな)順序で可能にする集積回路の形態をとるランダムアクセスメモリ(RAM)243と、光ディスクに対しデータの読み取りおよび書き込が可能な光学ドライブ244と、データの保持に使用される永久的な記憶装置であるハードドライブ245と、電気的に消去および再プログラムが可能なメモリカード上に保持される不揮発性コンピュータメモリの形態をとるフラッシュメモリ246との形態であってよい。
前記ネットワーク接続機器241は、インターネット、人工衛星送信、または有線/無線のネットワーク経由でリモート(遠隔)システムと通信する他の手段により広域ネットワーク(WAN)へのリンクを提供するため使用される。本システム200およびその前記構成要素では、データおよび信号を搬送する種々のコネクタおよびプロトコルを使用でき、その例としては、イーサネット(登録商標)コネクタ付きのTCP/IP、USB接続、FireWire IEEE接続、WiFi 802.11、Bluetooth、その他現在公知の若しくは今後利用可能になるものなどがある。
前記入力装置242は、本システム200の視覚データおよび音声データの入出力を制御する能力を利用者にもたらす。入力装置242の例としては、一体型タッチスクリーン、マウス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、ジョイスティック、クリックホイール、遠隔制御装置(リモコン)などがある(これに限定されるものではない)。ユーザーインターフェース装置のさらに別の例は、本明細書の他所で説明しており、これらは当業者に現在公知の若しくは今後利用可能になるものである。一般に、前記3次元投影面に表示されるコンテンツは、入力装置242を介して利用者が選択する。
プロセッサ230は、前記メモリ240からデータを受信し、そのデータを処理し若しくは処理することなく、コヒーレント投影画像に伴う音の生成用に、少なくとも1つの任意選択の音声スピーカーへ前記データを送信する。プロセッサ230からの出力は、他所で説明するように、コヒーレント光源260、マイクロディスプレイ270、および広角レンズやレンズアレイなどの光学素子280である。
前記コヒーレント光源260は、着色光(赤色、緑色、および青色のコヒーレント光など)261をマイクロディスプレイ270へ方向付ける。前記マイクロディスプレイ270にコヒーレント光を当てると、フルカラー高解像度のコヒーレント画像210が形成される。このコヒーレント画像210を受け取る光学素子またはアセンブリ280は、透明な材料でできた成形部品から成り、前記コヒーレント画像210が出力投影角度内に含まれるよう成形された対向しあう表面を具備している。この角度は、前記3次元投影面を実質的にカバーするもので、おおよそ180度に等しく若しくはそれ以上で、一部の実施形態ではほぼ360度または実質的に360度のカバー率をもたらす。前記3次元投影面は、前記光学レンズ素子またはアセンブリ280を受容する上で十分大きく実質的に包囲された任意の3次元空間から成ってよい。
前記マイクロディスプレイ270から出射されるコヒーレント画像は、光学レンズ素子280へと方向付けられる。いくつかの基本タイプのレンズまたはレンズ構成要素は、本発明の種々の実施形態においてレンズ素子またはアセンブリ280の一部として使用することができ、説明する価値がある。レンズの倍率はミリメートルで測定され、焦点距離として知られている。焦点距離は、レンズの焦点面と光心との間の距離である。また広角レンズのタイプには、一般に短焦点レンズおよびレトロフォーカスレンズの2つがあり、これらを個別に、または他の光学素子と組み合わせて使用すると、各目的に適したレンズアセンブリ280を構築することができる。
魚眼レンズは、大きな立体角をカバーする非常に広視野のものなど、広い視野を有したレンズタイプである。約180度もの魚眼レンズ角度は「樽型歪曲」として知られた歪みを生じ、その場合、光軸からの距離が増加するに伴い画像倍率が低下する。写真撮影の文脈では、実質的に半球状の視野をカバーまたは捕捉できる魚眼レンズにより、フィルムなどの2次元写真媒体に半球状の風景が投影される結果、このタイプの歪みが生じる。このため、写真の中心点から放射状に広がる直線以外の直線を伴った物体の画像はゆがんで見え、写真の中心点から放射状に広がる線は直線的のままであるか歪みが少ない傾向がある。本発明の実施形態の一部または全部では、本明細書の他所でより詳しく説明するように、このタイプのレンズが正距方位図法での画像投影に適している。なお、これと均等な光学機器は、アナログかデジタルかにかかわらず、また電子制御か機械制御かこれらの組み合わせかにかかわらず、レンズアセンブリ280として同じまたは実質的に同じ機能を実現するものであれば、本開示およびそれに付随した請求項に含まれる。
マイクロディスプレイ270は、小型の物理寸法を有したディスプレイで、手元での操作用途に適している。本願の場合、マイクロディスプレイの画面サイズ(対角線インチ数)は、通常、約5インチ未満で、場合により2インチ未満、または1.5インチ未満であるが、これらの寸法は、本説明、または当業者に明確に理解されるであろう他の実施形態を限定するよう意図したものではない。前記マイクロディスプレイ270の厳密な作用は、前記レンズ素子またはアセンブリ280へ送達されるコヒーレント光を制御することである。これと同じまたは均等な機能は、当業者に公知のとおり、「ライトバルブ(光弁)」または「光変調器」を使っても実現される。本実施形態の一部または全部に適したマイクロディスプレイ270タイプの3つの具体例としては、考慮する個々の実施形態および用途に応じて「反射型」マイクロディスプレイ、「透過型」マイクロディスプレイ、および「回折型」マイクロディスプレイがある。
本文脈でコヒーレント光源を使うと、前記システムは、非コヒーレント光源(放電灯など)の場合と比べ、より小型化が可能な小型マイクロディスプレイで動作できる。この小型マイクロディスプレイでは、電気的または光学的な措置によりその機能を実施できる。
本システムの一部の実施形態では、コヒーレント光源の出力で、マイクロディスプレイの面積に実質的に等しい断面積、それよりやや大きい断面積、またはそれよりやや小さい断面積がカバーされる。
他の実施形態では、レンズシステム、あるいは(拡大縮小率などについて)特別に選択されたレンズ構成要素または光学素子のアレイまたは集合体が、光源からのコヒーレント光をマイクロディスプレイ表面に、より均等に分布させるよう、光源とマイクロディスプレイとの間に設けられる。いくつかの特定の実施形態では、これによりマイクロディスプレイ表面積の実質的な(半分以上など)割合にわたり実質的に均一な光強度がもたらされる。さらに他の実施形態では、回折素子などの光学素子が、マイクロディスプレイへの入射光をさらに集束させ若しくは強化するよう、光源出力と直列に配置される。
本発明のさらに他の実施形態では、コヒーレント光源とマイクロディスプレイとの間に走査型機器を設け、当該マイクロディスプレイの表面上でコヒーレント光が走査されるようにする。特定の例において、この走査は、前記走査型機器が決定する態様で、ラスタパターンまたはデカルト座標系のXYグリッドパターンで行われる。
上記のとおり、当該投影システム200は、ネットワーク経由で外部の情報源に連結することができる。そのような情報源の例としては、画像リポジトリ(静止画像および動画を含む)、ライブカメラ供給源、全国・局地・地域・地球全体の気象観測システム、経済市場データ源、環境センサおよびバイオメトリックセンサを含むセンサ、人工衛星カメラ源、航空カメラ源、交通監視システム、図書館(ライブラリ)、または成形面での表示用に情報を受信できる他の情報源がある。そのデータは、現在の(リアルタイムの)情報、履歴(過去の)情報、または予測される(将来の)情報を表示するよう制御できる。
プロセッサ230は、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーションなどのコンピュータシステムの一部であってよく、実際、PCまたは必要に応じ修正したPCであってよく、中央処理装置(CPU)、グラフィックプロセッサ、またはこの目的に適した他の処理装置に実装可能である。またプロセッサ230は、種々の実施形態において、投影画面に投影される画像の制御といった当該システムの制御を利用者側から可能にするユーザーインターフェース制御パッドを含む制御装置から入力を受信できる。
利用者との双方向性(インタラクティビティ)は、少なくとも1つの入力装置を使ってローカルまたはリモートに達成できる。入力装置は、入力周辺機器またはユーザーインターフェース周辺機器と呼ばれることもある。周辺機器は、端末コンピュータに追加されてその能力を拡張する。用語「周辺機器」は、一般に何らかの形態のコンピュータバス接続を介し若しくはホストと無線通信するシステムに外部接続された装置に使用される。ただし、前記利用者入力装置242は、前記ハウジング212に物理的に取り付けてよく、その下層にあるコンピュータと配線接続または一体化してもよい。その例としては、本明細書で説明するように、タッチスクリーンおよびマルチタッチスクリーンなどがある。
図3は、マイクロ画像アレイ(微小画像アレイ)から光を選択可能に反射する例示的な反射型マイクロディスプレイ310を例示したものである。反射型マイクロディスプレイの例としては、LCoS、GLV、およびDLPのマイクロディスプレイなどがある。グレーティングライトバルブ(GLV)は、反射型デジタルマイクロ電気機械システム(micro−electromechanical system:MEMS)技術を採用しており、その装置の一部を物理的に移動させることにより、当該装置の表面を照らす光の経路を修正するGLV内の画素は、「オフ」状態の表面では光を反射し、「オン」状態の表面では光を回折させる。コヒーレント光源320が赤色、緑色、および青色のコヒーレント光を方向付け、コヒーレント光線330をマイクロディスプレイ310へ向かって投影すると、そのコヒーレント光線330は、反射されたコヒーレント光330の特性を実質的に維持しながら、フルカラーのコヒーレント画像340として、マイクロディスプレイ310面により散乱、回折、または反射される。「DLP」マイクロディスプレイは、シリコンまたは他の同様な材料で作製された反射型MEMSディスプレイで、微小なミラー素子のアレイから構成されている。各画素ミラーは、電圧により個別に制御可能で、1つの配向から別の配向へと「パタパタ動かす」することができる。この特徴により、光を光経路に入れ、またはそこから外す切り替えが可能になる。LCoSマイクロディスプレイでは、シリコンウエハー処理および液晶製造から作製した素子を使ったハイブリッド技術を採用している。これは、個々のミラーの代わりに液晶を使用した反射型ディスプレイである。液晶は、高反射性アルミニウム層でコーティングされたシリコンチップの表面に直接塗布される。これらのマイクロディスプレイは、1若しくはそれ以上のマイクロディスプレイパネルとして操作することができる。
図4は、コヒーレント光410を選択可能に通過可能にする例示的な透過型マイクロディスプレイ400を例示したものである。そのコヒーレント光源420は、赤色、緑色、および青色の励起されたコヒーレント光を透過型マイクロディスプレイ430へ方向付ける。すると、その光は、フルカラーコヒーレント画像440として、コヒーレント光の特性を維持しながら、前記透過型マイクロディスプレイ430を通過する。マイクロディスプレイは、単一または複数のマイクロディスプレイパネルで操作することもできる。「HTPS」マイクロディスプレイは、制御電圧により各画素の通過光を変化させる透過型液晶マイクロディスプレイである。
図5は、地球の画像およびその関連情報を表示する目的で本発明を使用したハンドヘルドコンピュータのマルチタッチ入力装置500の例示的な設計を例示したものである。この設計の変形形態の1つでは、インターフェース画面または制御パッド510が当該システムのハウジング520に機械的に連結されている。このシステムのハウジング520は、前記インターフェース画面510と相互作用するコンピュータ装置を収容および保護している。前記制御パッド510は、その表面に、「ホーム」アイコン530、「サテライト(人工衛星)」アイコン540、または「天気」アイコン550などのアイコンを表示する能力を有する。これらのアイコン等560は、利用者の指、スタイラス、またはワンドでこれらに触れ、またはこれらを押すことにより、利用者コマンドを受け取る。制御パッド510下の特殊な裏打ち素材は、利用者の手、スタイラス、ワンド、または他の入力機器からの圧力、電気信号、または磁気信号に反応して、当該マルチタッチ入力装置500のユーザーインターフェースの特定機能に対応したグリッド上の一定位置を作動させる。
一部の実施形態では、利用者が前記制御パッド510上の作動制御を使って、成形された投影面上で投影画像の配向を制御する。一実施形態では、前記制御パッド510に、利用者が使用するための特殊なハードウェアが含まれる。別の実施形態では、当該システムを制御するソフトウェアが前記制御パッドに含まれ、さらに他の実施形態では、当該システムを制御するハードウェアおよびソフトウェアの双方が制御パッド510に含まれる。前記制御パッド510は、当該システムとともに設計されたソフトウェアで歪み、コントラスト、輝度、色、音量を調整することにより、画像を補正または調整するよう使用することもできる。
制御パッド510は、当該システムをオンおよびオフにするなどの機能を実行するにも使用できる。また、投影画面への表示用に選択されるデータと、その形態とを制御するため使用することもできる。例えば、前記インターフェースは、地球の表示に示される種々のデータ層(雲の覆いなど)をオンまたはオフにするため使用される。
地球表示にオーバーレイされるグリッドは、例えば地球表面に緯線および経線を表すよう、投影画像に含め若しくは追加することができる。前記制御パッド510をソフトウェアと併用すると、画像をパン(平行移動)し、または地球表面上で選択した位置を拡大縮小することもできる。これにより、利用者は、地球儀の一定位置へナビゲートし、その投影画面上の画像の外観を制御できる。
図6は、コンピュータ制御3次元メディア投影システム600の主な構成要素の別の例示的な実施形態を例示したものである。その3次元投影画面610に表示されるコンテンツは、入力装置620を介して利用者が選択する。ここで、プロセッサまたはCPU 612は、メモリ623から受信されたデータを無線ビデオ信号送信ユニット624へ送信し、当該無線ビデオ信号送信ユニット624は、無線ビデオアダプタ625と互換性のある無線信号650を送信する。これにより、前記CPU 612は、音声信号増幅器626と、コヒーレント光源628と、マイクロディスプレイ629とへ高レートで音声およびビデオを無線ストリーム配信することができる。前記音声信号増幅器626は、少なくとも1つのラウドスピーカー627の駆動に適したレベルまで、低出力の音声信号を増幅する。これにより、主なコンピュータ構成要素630が主な出力構成要素640から分離される。前記主なコンピュータ構成要素630は、ハウジング633に収容および保護される。同様に、前記主な出力構成要素640は、ハウジング633と共通のものでよいハウジング634により保護される。前記ハウジング633、634は、1若しくはそれ以上の冷却ファン655と、1若しくはそれ以上の空気循環口656とを、必要に応じて取り付ける面をさらに提供する。前記ハウジング633、634は、1若しくはそれ以上の電池660を取り付ける面をさらに提供する。一実施形態において、前記主なコンピュータ構成要素630は、上述のとおり、タッチ命令またはマルチタッチ命令を受信するよう構成された一体型の平坦な表示画面を伴うハンドヘルドのものであってよい。携帯電話およびWiFi 802.11などの無線ネットワークからストリーミングデータを受信するようネットワークコネクタ617を構成すると、当該システムを高度に携帯型のものにすることができる。
図7は、地球の画像が、いかにネットワーク経由で収集され、実質的にリアルタイムで本発明の投影装置へ配信されるかを概念的に例示したものである。地球の画像710は、軌道上にある人工衛星720に取り付けられたビデオ機器および/またはカメラ機器で取得される。その画像データ730は、地上の衛星アンテナ740に受信される。このデータはコンパイルされ、広域ネットワーク760に連結された専用ホストコンピュータ750に提供される。広域ネットワーク760は、安全なネットワークであってよく、一部の実施形態ではスター構成であってよい。次に、前記データはパーソナルエリアネットワーク(personal area network:PAN)770に読み出される。変調復調器(modulator−demodulator device:modem(モデム))771は、容易に送信でき、デコード(復号化)すると元のデータを再現できる信号を生成する。データは、次いでケーブル772で、または無線ルータ774を経由して無線772で、地球儀プロジェクター775へ転送することができる。前記PANの構成要素は、製造中、前記地球儀に直接一体化することができる。
図8は、本発明の構成要素へ、またそれらの構成要素間で、実質的にリアルタイムで、データがいかに転送可能かを概念的に例示したものである。リモート端末コンピュータ801は、当該リモート端末コンピュータ801に連結された衛星アンテナ802に情報を送信する。その情報804は、次に前記衛星アンテナ802により(1つまたは複数の)人工衛星803へ送信され、前記衛星アンテナ802から地上へ向かってリダイレクトされる805。次に、そのデータ807を第2の衛星アンテナ806が受信機808に送信すると、上述のとおり、そこでネットワーク接続を介して地球儀投影機810に情報809が提供される。
図9および10は、実質的に球形の投影シェルの内面へと入射コヒーレント画像を広げる種々の例示的なレンズまたはレンズアセンブリを使って取得可能なカバー率を例示したものである。
図9を参照すると、このチャートの右側の数値は、広角レンズを度単位の視野出力とともに表している。このチャートの左側の数値は、これらのレンズで実現される半球より大きいカバー率を表している。例えば、このチャートの360度と示された外縁部とA軸が交わる位置にレンズを取り付けた場合、出力角度が112.5度のレンズは、225度の内部投影面立体角をカバーできる。この数値は、前者の数値を2で乗算し、または値112.5をこのチャート左側の対称位置(値が225の位置)へ直接移すことにより達成される。ただし、112.5度のレンズは、最高292.5度の球形部分カバー率をもたらすよう、A軸に沿った位置に取り付けられることができる。これは、度単位のレンズ出力に値180を加算することで決定される。したがって、この単純な実施形態において、292.5度は、A軸に沿って取り付けた112.5度のレンズを使って実現可能なほぼ最大の球形部分カバー率である。この方法を使用すると、最高180度までの任意のレンズ出力角度について、半球より大きいカバー率の輪郭を決定することができる。
図10を参照すると、本発明において投影面が球形でそのほぼ南極に広角レンズが位置する場合に実現される球形部分カバー率の立体角を図示することにより、180度を超えるレンズの例が2つ示されている。ここでは、どちらの例も(200度および220度のレンズ)180度を超える半球のほぼ全範囲かつ360度より若干小さい値を有し、A軸に沿って配置された場合レンズ口径に制限されており、180度レンズの半球部分より大きいカバー率と実質的に同じカバー率をもたらしている。また、脳形状の画面といった3次元画面に投影される場合は、後述するように、光の一部が下向きの角度で反射されるため、より大きなカバー率が取られ、より写実的な画像が画面に投影される。
図11は、本発明の使用に適した地球形状と同様な球形物体について、正距方位図法を使う実用性を例示したものである。図11(a)は、地球の正距方位画像を示しており、その中心点1101は北極を表しており、外径(外縁部)1102は南極を表している。経線1103は前記中心から放射状に広がり、緯線1104は、互いに等間隔で離間されている。この正距方位グリッドでは、前記経線1103が前記中心点1101から放射状に広がるにつれ、前記経線1103間の距離は徐々に増加し、前記緯線1104は互いに等間隔で離間され、赤道1105はこの画像を二等分する。図11(c)のように球体に投影すると、結果として地球が良好に表現される。これは、コヒーレント光画像が球形の投影画面の内面に投影された場合に、この投影画面を外側から見ている鑑賞者に見える外観を示したものである。図11に示した例は、前記正距方位画像の内側の半分(地球の北半球)と、画像の外側の半分(地球の南半球)とをもたらしている。
図11(b)を参照すると、図11(a)と同様な正距方位画像が球体1111に投影されており、北極1112はレンズ1113から最長距離にある。この球体1111の前記北極1112から下の各点は、前記レンズ1113により近くなる。この球体1111表面から前記レンズ1113までの距離は、開口度1114に来るまで徐々に減少する。この例において、レンズ1113でカバーされる角度1115は90度の角度に対応し、したがって投影角度1116の内側の半分である合計180度に相当する。この角度の外側の境界値は、赤道1114に対応する。さらに補正ソフトウェアを使用すると、球体1111、開口度1118、およびレンズ1113に関する真の南1117に前記南極を配置することができる。従来の方法で平坦な投影画面に地球表面を投影すると、必ず不正確なアーチファクトまたは歪みが生じてしまう。本システムでは、そのようなアーチファクトおよび歪みが軽減または排除される。
図11(d)は、前記赤道1121から遠く離れた領域のサイズが誇張され、その形状がゆがんでしまうメルカトル図法を例示したものである。例えば、グリーンランド1122は南米1123とおおよそ同じ大きさとして表されているが、実際には、南米1123の面積のほうがグリーンランド1122の面積より約8倍大きい。そのため、地球表面およびそれと同様な実質的に球形の物体をマップするには、球形の地球投影画面が良好な方法である。
図12は、投影画像が、いかにフィルターまたはスクリーンを使ってトリミング(切り取り)し、望ましい出力を実現できるか例示したものである。広角レンズ1201の出力は、このレンズ1201と直列にフィルター1202を配置してトリミングすることができる。前記フィルター1202は、前記レンズ1201から出射する光の不要な部分をブロック(遮光)して、望ましい光波1203だけが出射できるようにする。これにより成形された投影領域が照らされ、特にコヒーレント光画像を使った場合は、ブロック(遮光)フィルタースクリーンの縁部にほとんど回折が生じない。そのため、投影面の特定領域に光を当てながら、他領域には光が当たらないようにできる。
一部の実施形態では、外面または投影画面の厚みに色合いを付け、または他の凹凸が付いた外観を提供することが望ましい。例えば、投影画面または投影シェルに薄い色合いまたは色相を付けると、見る者に快感を与え若しくは役立つ場合がある。また、美的または実用的な目的で若干量の厚みを投影画面に与えることが望ましい場合もある。一部の場合には、地球形状のアクリル製またはガラス製の投影シェルに厚みのある薄い青みがかった色合いを付けると、惑星大気のような外観が生まれる。
図13は、投影面内にカスタムで(青みなどがかった)薄い色合いを使って、大気、海、皮膚、または3次元物体の別のコーティングを表した場合を例示したものである。逆投影されるシェル1310の厚さ1320は、地球大気の望ましい部分の厚さに相似的にほぼ等しい。青みがかった薄い色合いを、内面1330、外面1340、または内面および外面の中間1350に集中させるか、あるいは全体にわたり均等1360に分布させると、望ましい効果を実現できる。
図14〜16は、投影面の内面にコヒーレント光画像を投影するよう設計されたシステムが、いかに個人用プラネタリウムまたは視覚的環境(仮想環境など)として使用されるかを例示したもので、鑑賞者が3次元空間の外側にいた上記の場合と対照的に、鑑賞者はこのプラネタリウムの空間内にいる。システム1410は、包囲体または部屋1420の内部に配置してオンにすると、集束コヒーレント光画像1510を発し、天井、壁、および場合により床もコヒーレント光で満たす図12で説明したブロックマスク(遮光マスク)またはフィルターをカスタマイズして使用すると、窓1430および出入口1440、または観客がショーを鑑賞するため着座する他の領域を含む表面に、特定の光線が投影されないようにできる。
本システムでは、家庭、劇場、オフィス、または他の包囲体(閉構造)の内部空間を照らし、その機能を強化する多数の用途が開発可能である。例えば、本システムに考えられる応用タイプの1つは、利用者本人が体験できないこと、または体験したくないことを利用者に体験させるというものである。身体障害者が森の散策を体験したい場合、または実際には参加できないが自動車または自転車のレースをシミュレートしたい場合などが考えられる。その利用者は、森やイベント開催地で以前に格納された画像(および任意選択で音)を、本投影システムにより当該利用者本人の部屋の内面(内壁)へ送信させて、その体験を仮想的に楽むことができる。また、科学的な目的で、洞窟や火山など通常劣悪な環境の内部を、身に危険が及ぶことなく体験することも可能である。カメラおよび任意選択のマイクロホン(マイク)により、環境から画像および任意選択で音を捉え、その情報を本投影システムに取り込んで利用者にプレゼンテーションすることもできる。一部の実施形態では、ツールドフランス(Tour de France)の自転車レースコースなど遠隔地からの情報を、例えばレースに参加している1台の自転車または車両に取り付けたカメラおよび任意選択のマイクから実質的にリアルタイムで送信し、そのイベントを利用者がほぼリアルタイムで体験できるようにもできる。それと同じ効果を編集し、各用途に適した最良の方法により後でブロードキャスト(放送)することも可能である。図16は、本システムを使って、いかに部屋の景観を高め、その部屋の中にいる利用者に仮想体験を提供するか例示したものである。プロジェクター1620から部屋1610の内部に投影されている画像は、山の景色である。本発明では、この概念を研究実験およびビデオゲームの体験に拡張し、任意選択でネットワークを介して他者とインタラクティブに実施することを企図している。
上述したとおり、本発明は、種々の3次元投影面に集束コヒーレント光画像を提供することができる。一部の場合、これらの投影面は、大きな曲率、深さ(奥行き)、または場合により角度を成したファセット(切子面)を有する。これは、実質的に2次元または平坦な(テレビ受像機やコンピュータモニターなどの)画面に投影を行う本逆投影システムと異なり、わずかに湾曲しているがそれを除けば2次元でありこれまでかなりの期間使用されてきた陰極線管(ブラウン管)(cathode ray tube:CRT)画面後部への投影とも異なる。これら従来の(テレビ受像機やコンピュータモニターなどの)画面は完全に3次元ではなく、本明細書で説明する投影面と同じ体験(効果)を提供することはできない。本発明では、高度に湾曲した3次元投影画面により、カップ、ドーム、ボールおよびそのような他のシェルなど、実質的に3次元の包囲体積で球形部分がカバーされる。なお、それらのシェルは必ずしも中空内部を有する必要はなく、一部の実施形態では同じ効果(作用)を実現する立体(中身の詰まった)形状を含んでよい。本実施形態の多くでは、180度(半球)を超える立体角投影を提供するよう、投影画面が十分な球形部分をカバーする。さらに他の実施形態では、カバー率が少なくとも270度の立体角まで拡張する。さらに他の実施形態では、カバー率が約300度を超える立体角まで拡張する。
図17は、本発明で使用できる3次元投影面として例示的で可能性のある形状をいくつか例示したものである。3次元投影シェルは、例えば球体、円筒形1710、四角錐1720、または20面体1730の立体形状に構築することができる。これらの形状は、特に種々の形状の多面体マップを作製する場合に有用である。このような品は、娯楽目的または教育目的での使用が想像されるであろう。なお、3次元投影面の範囲は、対称的または幾何学的な物体に限定されず、本明細書で説明した投影コヒーレント光線からアクセス可能なものであれば、ほぼいかなる有界体積、有機的な形状、または生理学的モデルであってもよいことに注意すべきである。
図18は、従来の平坦なマップよりはるかに写実的で、かつ固体のシェルまたは球体に描かれた従来の静止「地球儀」地図より多くの情報および娯楽を提供できる態様で、本発明の実施形態内のシェルに地球を投影する方法を例示したものである。この投影では、娯楽、実用、または教育の目的で、利用者に情報を提供することができる。この情報には、気象、デモグラフィック(人口統計)、政治、天然資源、野生生物、力場、電流、経済、軍事、技術、医療、アレルギーレベル、疾患の広がり、勾配、等高線に関するデータ、または我々の住む地球に関する他の自然データまたは社会データを含めることができる。また、表示する情報および画像として、昼夜の経過を図示するための照明レベルを含めること可能で、これは地球儀の一部を日光で照らし、他の部分を暗くすることで示すことができる。
図19は月面の例示的な投影を例示したもので、明るい領域と暗い領域を設けてこの天体の状態の一部を3次元で再現している。
本明細書で逆投影に使用されるシェルは、必要に応じて他のサイズおよび形状の他のシェルと交換されるモジュールであってよい。例えば、地球表面を投影する実質的に球形のシェルを、立方体のシェルまたは別の3次元物体を表したシェルと交換することもできる。一部の実施形態において、投影面は、心臓、脳、肺、腎臓など、実際の若しくは理想的な解剖学的部位に似せたものとなる。そして、当該器官の挙動および構造に関する静止画像または動画を、前記投影面の内側に投影することができる。必要に応じ、投影シェル間で切り替えられるよう、コンピュータ制御の画像処理で調整が行われる。フランジや磁気取り付け部材など、同様な機械的嵌合面を使用すると、モジュール式の投影シェルを共通の基部に自在に連結することができる。このようにすると、同じ投影システムを使用しながら投影シェルおよび投影画像(映像)を交換することにより、太陽系および人体をカバーする教育用ユニットが可能になる。このシステムを使うと、建築、手術、および教育への応用も可能である。
図20は、本明細書で説明する投影システムに脳形状の投影シェルを取り付ける例示的な概念を例示したものである。本明細書で説明する投影画面は、種々の方法で、当該投影システムの残りの部分に連結できることに注意すべきである。クリップ、ネジ、バネ、バレル取り付け部材、ドエルピン、ねじ式留め具、および投影画面または投影シェルをその下層のシステムに固定するため使用される他の機械的な連結部材および固定部材を含め、機械的な固定部材が可能である。また、投影画面を取り付けるための磁気連結部材を使うと、前記投影画面は、適切な挿入部材または嵌合部材を、それに対応した表面へと受容し、または当該システムのハウジングまたはそれと同様な要素に搭載することができる。修理用または異なる物体の表示用に投影画面を交換できるよう意図された実施形態の場合、当該投影画面および当該システムの残りの部分の連結は、利用者が1つの画面を取り外し、別の画面を取り付けられよう作製可能である。その一例では、小さい地球儀と、それより大きい地球儀とを交互に付け替えることができる。大小どちらの地球儀でも、コヒーレント光源は、焦点距離または画面への距離の問題に影響されないため、良好な集束画像が提供可能である。
本開示は、その好適な実施形態により限定されるよう意図されたものではなく、他の実施形態も本開示およびその範囲内に包含される。その例としては、成形された投影画面の外郭が厳密に球形状ではなく、立方形、矩形、角錐形、またはそれ以外の形状で投影画像に対応した実用性または新規性のための実施形態などがある。
本開示では、他の多数の実施形態、変更形態、および拡張形態が、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれるよう意図されている。これには、本明細書で説明するシステムの機械、論理、または電子的な実施を生業とする当業者にとっては明白であろう実施態様の細部および特徴が含まれる。これには、娯楽、教育、商業、軍事、天文、航法、医療、または本システムを使用できる他の目的のものかどうかに無関係な、上記のようなシステムの使用も含まれる。
図1は、3次元内部逆投影シェルの断面を例示的に表現した図で、例示的な光線経路と、当該シェル内外の組成物の機能的描写とを含めている。 図2は、例示的なコヒーレント光投影システムの構成要素セットの相互接続を示した例示的なブロック図である。 図3は、本システムにおいて、コヒーレント光信号を反射するマイクロディスプレイモジュールを使用した例を示した図である。 図4は、本システムにおいて、コヒーレント光信号を透過変調させるマイクロディスプレイモジュールを使用した例を示した図である。 図5は、本投影システムとインタラクトするための例示的なユーザーインターフェースを例示した図である。 図6は、無線通信能力を備えた別の例示的なコヒーレント光投影システムの構成要素セットの相互接続を示した例示的なブロック図である。 図7は、本投影システムで使用する画像およびデータを捕捉および送信する構成要素の例示的な構成を例示した図である。 図8は、本投影システムで使用するデータを送信する構成要素の例示的な構成を例示した図である。 図9は、例示的な広角投影レンズからの例示的な光線経路を示した図である。 図10は、球体内側の半球より大きい部分をカバーする例示的な光線経路を示した図である。 図11は、実質的に球形の物体の画像を本投影面に投影するため正距方位図法を使用した例を示した図である。 図12は、広角投影レンズに使用する例示的なマスクをいくつか例示した図である。 図13は、本投影面に使用する例示的なコーティング層および薄く着色した層をいくつか例示した図である。 図14は、部屋などの包囲された空間内で例示的な投影システムを使用する例を示した図である。 図15は、図14の例示的なシステムを、部屋などの包囲された空間内面に画像を投影して使用する例を示した図である。 図16は、図14のシステムについて別の例示的な使用を例示した図である。 図17は、例示的な幾何学的3次元投影面をいくつか例示した図である。 図18は、本開示で使用する投影面上で見られる可能性のある、地球の画像の概念的かつ例示的な外観を例示した図である。 図19は、本開示で使用する投影面上で見られる可能性のある、月の画像の概念的かつ例示的な外観を例示した図である。 図20は、本開示で使用する解剖学的(脳)形状の投影面について概念的な使用を例示した図である。

Claims (42)

  1. 画像投影システムであって、
    電磁スペクトルの可視部におけるコヒーレント光を発するように構成されたコヒーレント光源と、
    前記コヒーレント光源から前記コヒーレント光を受け入れて画像を表す制御されたコヒーレント光出力を提供するマイクロディスプレイアレイと、
    前記マイクロディスプレイアレイの前記コヒーレント光出力に作用し、作用を受けたコヒーレント光出力を伝搬させて投影画面へ投影する光学レンズアセンブリと、
    包囲体積を実質的に画成する3次元構成を有する投影画面であって、前記光学レンズアセンブリからの前記コヒーレント光出力は前記包囲体積を通過し、前記投影画面の内面に入射するものである、投影画面と
    を有し、
    前記投影画面は、内面と、外面と、これらの間にある組成物とを有するように構成され、
    前記投影画面および前記組成物は、前記光学レンズアセンブリから前記コヒーレント光出力を受け、且つ当該コヒーレント光出力に対応し、前記包囲体積の外側から観察可能な可視画像を提示するように構成および配置されているものである
    画像投影システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    プロセッサを有し、当該プロセッサは前記画像を表すデータを受信し、対応する出力を前記コヒーレント光源に提供することにより前記コヒーレント光源により発せられる複数の光線を制御できるようにするものである。
  3. 請求項2記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    デジタルデータ記憶装置を有し、当該デジタルデータ記憶装置はデジタル情報を格納し、当該デジタル情報を前記プロセッサに提供するものである。
  4. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面は、半透明であり散乱性のシェルを有し、当該シェルは、その内面に入射するコヒーレント光線を散乱させつつ通過させることにより、前記散乱された光線が前記シェルの外面を通過するようなっているものである。
  5. 請求項1記載のシステムにおいて、前記光学レンズアセンブリは広角レンズを有し、当該広角レンズは、その中心軸から離れる方向へ複数の入射光線を伝搬させるものである。
  6. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面の前記内面と前記外面との間の組成物は光を散乱させる特徴を含み、これにより入射光線は複数の方向へ散乱され、さらに全般的に前記包囲体積の外側、および前記投影画面の外面を越えて伝搬されるものである。
  7. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面の前記内面は、入射光線を複数の方向へ散乱させ、さらに前記散乱された光線が前記包囲体積の外側、および前記投影画面の外面を越えて伝播するを可能とするように処理されているものである。
  8. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面の前記外面は、前記包囲体積の外側の複数の方向へ入射光線を散乱させるように処理されているものである。
  9. 請求項1記載のシステムにおいて、前記プロセッサはコンピュータ中央処理装置を有し、当該コンピュータ中央処理装置は、当該システムを画像投影において使用している間にオペレーティングシステムソフトウェアを動作させるようなっているものである。
  10. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    可聴信号を生成するための音声処理および音声信号出力を有するものである。
  11. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    当該システムの外部にある送信元からデータを少なくとも受信するためのデータ通信機器を有するものである。
  12. 請求項11記載のシステムにおいて、前記データ通信機器は、ネットワーク通信プロトコルを使ってネットワーク経由で情報を受信するように構成されているものである。
  13. 請求項12記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    前記ネットワーク経由で指定されたデータ源にアクセスするように構成されているものである。
  14. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面は高度に3次元のシェルを有し、当該高度に3次元のシェルは、その外面を観察しているエンドユーザーにより、当該システムの他の構成要素に取り付けられるように構成されているものである。
  15. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面および前記光学レンズ機器は、前記投影画面の前記内面に少なくとも半球形の投影立体角を提供するように構成および配置されているものである。
  16. 請求項15記載のシステムにおいて、前記投影画面および前記光学レンズ機器は、前記投影画面の前記内面に少なくとも270度の立体角の投影を提供するように構成および配置されているものである。
  17. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    複数の投影画面を受容するように構成および配置されており、前記複数の投影画面は、当該システムに交換可能に組み込むことができ、それにより種々のサイズおよび形状の投影画面を提供するものである。
  18. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画像は、前記投影画面の半球より大きい立体角に表示され、当該表示には前記光学レンズアセンブリの位置の実質的に対極側にあり、前記投影画面の実質的に中心対称軸にある前記投影画面の極への投影が含まれるものである。
  19. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    当該システムの演算および出力を制御するための前記プロセッサに連結されたユーザーインターフェース機器を有するものである。
  20. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    解剖学的3次元物体表現を、当該解剖学的3次元物体に対応する形状の3次元投影画面に投影するように構成および配置されているものである。
  21. 請求項20記載のシステムにおいて、前記実質的に球形の3次元物体は天体を有し、当該天体表現が投影される前記投影画面は実質的に球形の地球儀である。
  22. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    実質的に球形の3次元物体の実質的な正距方位表現を、当該物体に対応した実質的に球形の投影画面の内面に投影するように構成および配置されているものである。
  23. 請求項1記載のシステムにおいて、前記投影画面は所定の視覚効果をもたらすため非不透明な着色を含むものである。
  24. 請求項1記載のシステムにおいて、前記光学レンズアセンブリは、前記投影画面の開孔内に実質的に配置され、前記コヒーレント光源からのコヒーレント光を前記投影画面により画成される前記包囲体積内へと通過させるものである。
  25. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    成形マスクを有し、当該成形マスクは、前記光学レンズアセンブリからのコヒーレント光出力の一部を選択的に通過させ、且つ前記光の別の一部を選択的に遮光するものである。
  26. 請求項1記載のシステムにおいて、前記コヒーレント光源は、垂直外部共振器型面発光レーザー(Vertical External Cavity Surface−Emitting−Laser:VECSEL)を有し、当該VECSELは、電磁スペクトルの少なくとも1つの可視部でコヒーレント光を発するように構成されているものである。
  27. 請求項1記載のシステムにおいて、前記コヒーレント光源は、垂直共振器型面発光レーザー(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)を有し、当該VCSELは、電磁スペクトルの少なくとも1つの可視部でコヒーレント光を発するように構成されているものである。
  28. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    当該システムのハウジングに連結された取り付け部材を有し、当該取り付け部材には、複数の異なる投影画面を着脱自在に連結できるものである。
  29. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    前記コヒーレント光源と前記マイクロディスプレイとの間に配置された光学素子を有し、当該光学素子は前記コヒーレント光を前記マイクロディスプレイの表面の実質的な部分に分布させるものである。
  30. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    前記コヒーレント光源と前記マイクロディスプレイとの間に配置された光学素子を有し、当該光学素子は前記光のコヒーレンス度に作用して前記画像中のスペックルを軽減するものである。
  31. 請求項1記載のシステムにおいて、前記光学レンズアセンブリは、中心軸を画成するレトロフォーカスレンズを少なくとも1つ有し、当該レトロフォーカスレンズは、その中心軸から離れる方向へ複数の入射光線を伝搬させるものである。
  32. 請求項1記載のシステムにおいて、前記コヒーレント光源は、固体のコヒーレント光源を有するものである。
  33. 請求項1記載のシステムにおいて、前記コヒーレント光源は、半導体ベースのコヒーレント光源を有するものである。
  34. 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    プロセッサを有し、当該プロセッサは、前記画像を表すデータを受信し、当該データに対応する出力を前記マイクロディスプレイに提供することにより、その結果生じる前記マイクロディスプレイの出力を制御するものである。
  35. 請求項34記載のシステムにおいて、このシステムは、さらに、
    デジタルデータ記憶装置を有し、当該デジタルデータ記憶装置は、デジタル情報を格納し、当該デジタル情報を前記マイクロディスプレイに提供するものである。
  36. 投影画面の内面に画像を投影するための方法であって、
    コヒーレント光源から電磁スペクトルの可視部におけるコヒーレント光を生成する工程と、
    マイクロディスプレイ機器への入力として前記コヒーレント光を提供する工程と、
    前記マイクロディスプレイ機器を制御して、当該マイクロディスプレイ機器の出力として前記画像を表現するコヒーレント光を達成する工程と、
    前記マイクロディスプレイ機器の前記出力を、前記投影画面により少なくとも一部画成された体積内部に実質的に配置された光学レンズアセンブリへコヒーレント光入力として提供する工程と、
    前記光学レンズアセンブリ内で当該光学レンズアセンブリの前記コヒーレント光入力を修正し、当該光学レンズアセンブリから外側へ向かって前記投影画面の前記内面上にコヒーレント光出力を投影することにより、前記投影画面の外側から観察可能な可視画像を形成する工程と
    を有する方法。
  37. 請求項36記載の方法において、この方法は、さらに、
    プロセッサにより前記画像のアスペクトを補正して前記画像に影響を与える幾何学的歪みを実質的に補正する工程を有するものである。
  38. 請求項36記載の方法において、この方法は、さらに、
    正距方位変換を適用して、前記投影画面に地球表面の表現の投影を達成する工程を有するものである。
  39. 請求項36記載の方法において、前記コヒーレント光を生成する工程は、低電力レーザー光源からレーザー光を生成する工程を有するものである。
  40. 請求項36記載の方法において、この方法は、さらに、
    前記投影画面内に前記コヒーレント光の画像を散乱させて、前記内部体積の外側の観察者から前記画像を観察可能する工程を有するものである。
  41. 請求項36記載の方法において、この方法は、さらに、
    有限な厚さおよび構造を伴う着色されたシェルを提供し、前記内部体積の外側にいる観察者により観察可能な前記画像の見掛けの色を修正する工程を有するものである。
  42. 請求項36記載の方法において、この方法は、さらに、
    第1の3次元投影画面を、当該第1の3次元投影画面と異なる形状を有する第2の3次元投影画面と交換する工程を有するものである。
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