JP2010506027A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 組成物を精製するための方法であって、該組成物が、
   (i) 架橋された分散剤を含む封入剤と顔料とを含む封入された顔料、
   (ii) 液体媒体、及び、
   (iii) 遊離した分散剤
   を含み、
   該方法が、架橋前の分散剤の重量平均分子量の3〜30倍の分子量カットオフを有する膜を使用し、組成物より少なくとも一部の遊離した分散剤を除去する工程を含むが、ただし、以下の条件(a)、（b）及び(c)：
   (a) 顔料は、二酸化ケイ素ではないこと、
   (b) 架橋分散剤は、架橋したポリエチレンイミンではないこと、及び、
   (c) 架橋分散剤は、ビス‐エテン,1,1’‐［メチレンビス（スルホニル）］で架橋された分散剤ではないこと、
   の少なくとも１つが満たされていることを特徴とする前記方法。
2. 顔料が、二酸化ケイ素ではない、請求項1に記載の方法。
3. 膜が、架橋前に分散剤の重量平均分子量の5〜20倍の分子量カットオフを有する、請求項1又は2に記載の方法。
4. 膜が、1,000,000以下の分子量カットオフ及び0.3ミクロン以下の細孔径を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
5. 封入された顔料のd90体積平均粒径が50nm〜200nmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
6. 膜の分子量カットオフが50,000〜1,000,000である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
7. 分散剤が、架橋前に、高分子である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
8. 分散剤が、架橋前に、5,000〜100,000の重量平均分子量を有する、請求項7に記載の方法。
9. 遊離した分散剤の大部分又は全部が、膜を使用して除去される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
10. 膜が、ポリエーテルスルホン若しくはポリスルホン材料であるか、又は、ポリエーテルスルホン若しくはポリスルホン材料を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
11. さらに、請求項1〜10のいずれか1項に記載された以外の方法により組成物を予め精製してから、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法により組成物から少なくとも一部の遊離した分散剤を除去する工程を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
12. (i) 架橋された分散剤を含む封入剤と顔料とを含む封入された顔料、
    (ii) 液体媒体、及び、
    (iii) 遊離した分散剤
    を含む組成物であり、該組成物が、封入された顔料以外の全ての成分の重量に基づき5,000重量ppm未満の遊離した分散剤を含むが、ただし、以下の条件(a)、（b）及び(c)：
    (a) 顔料は、二酸化ケイ素ではないこと、
    (b) 架橋分散剤は、架橋したポリエチレンイミンではないこと、及び、
    (c) 架橋分散剤は、ビス‐エテン,1,1’‐［メチレンビス（スルホニル）］で架橋された分散剤ではないこと、
    の少なくとも１つが満たされていることを特徴とする前記組成物。
13. 顔料が、二酸化ケイ素でない、請求項12に記載の組成物。
14. 請求項12又は13に記載した方法により得られる組成物を含み、25℃で測定した時、50mPa.s未満の粘度を有することを特徴とするインク。
15. 請求項14に記載のインクで印刷された基板。
16. チャンバとインクとを含むカートリッジであって、該インクが該チャンバ内にあり、該インクが請求項14に記載されているカートリッジ。